JP2550516B2 - 浮上型磁気ヘツド - Google Patents

浮上型磁気ヘツド

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JP2550516B2
JP2550516B2 JP59275366A JP27536684A JP2550516B2 JP 2550516 B2 JP2550516 B2 JP 2550516B2 JP 59275366 A JP59275366 A JP 59275366A JP 27536684 A JP27536684 A JP 27536684A JP 2550516 B2 JP2550516 B2 JP 2550516B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気ディスク装置に使用する浮上型の磁
気ヘッドの改良に係り、さらに詳細にはスライダ構造を
改良してヘッドの走行性を向上させた磁気ヘッドに関す
るものである。
〔従来の技術〕
最近、この種の磁気ディスク装置は、記録密度を高め
るために磁気記録媒体と磁気ヘッドとの間隔、すなわち
ヘッド浮上高さを非常に低くすることが要求されてい
る。このヘッドの低浮上化において浮上高さを安定に保
つためには、磁気ヘッドと磁気記録媒体との面接触を防
ぐ必要があり、ヘッド浮上面および記録媒体表面を鏡面
にしなければならない。しかし、鏡面仕上げされたヘッ
ド浮上面と記録媒体表面とが接触すると、接触面積が大
きくなるため摩擦が大きく、ヘッド走行性が悪くなると
いう欠点がある。これはCSS方式の磁気ディスク装置に
とって、知命的な欠陥になり得る恐れがある。
そこで、かかるヘッド浮上面と記録媒体表面との間の
摩擦を小さくするために、磁気記録媒体の表面、もしく
は磁気ヘッドのスライダの浮上面に潤滑剤を塗布するこ
とが試みられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、ヘッド浮上面,記録媒体表面を潤滑層にす
る構成では、繰り返し摺動に耐えるため潤滑剤層を厚く
する、従って潤滑剤の量を多くしなければならない。し
かし、塗布量が多いと磁気ヘッドと磁気記録媒体とがく
っつく、いわゆる吸着現象が発生する。また、潤滑剤の
塗布むらがあると、磁気ヘッドが部分的に吸着されステ
ィックスリップ現象を起こし、当該ヘッドの跳ね返りで
ヘッドおよび記録媒体面に損傷する問題がある。
従って、この潤滑層構成によっても良好なヘッド走行
を行うことは困難であった。
この発明は、以上のような状況から磁気ヘッドの低浮
上の安定性を向上するため、磁気記録媒体面との接触摩
擦を低減したスライダを持つ磁気ヘッドの提供を目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、以上のような問題点を解決するために、
浮上型磁気ヘッドの一部を構成するスライダのテーパ部
が形成された空気流入側端部において該テーパ部のテー
パ面から浮上面に連続するように設けられ磁気記録媒体
の面粗さより大きくかつヘッド浮上高さより低い突起を
設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
前記スライダ浮上面の空気流入端部に設けられた小さ
な突起は、起動時のヘッド浮上前における記録媒体面と
の接触面積を大幅に減少して摩擦を小さくする結果、ヘ
ッド走行を良好にすることができる。
〔実施例〕
第1図,第2図および第3図は、この発明の一実施例
による浮上型のフェライト磁気ヘッドの斜視図,正面図
および要部拡大断面図を示す。これらの図において、浮
上型フェライト磁気ヘッドは、磁気ディスク1に対し記
録再生を行うヘッド本体2と、これを安定浮上させるた
めのスライダ3とを一体的に接合した構成を有する。ヘ
ッド本体2はコイル2とヨーク22を有する。スライダ3
は、磁気ヘッドのヨークを兼ねており、磁気ディスクに
対向する浮上面(斜線部)3Aに空気の流れ方向に沿った
平行な3本のレール31,32,33を有する。ここまでの構成
は、従前のヘッド構造と変わらないが、本発明に従って
前記スライダ浮上面における両側レール31と33のテーパ
部が形成された空気流入側端部、すなわちヘッド本体の
反対側端部において小さな突起34がそれぞれ設けられて
いる。
この突起34の高さhは、例えば第3図に詳細を示すよ
うに前記磁気ディスク1の面粗さRmax=0.02μm、スラ
イダの空気流入端の浮上高さ0.6μmの場合(磁気ディ
スクの平常回転時)で、0.04〜0.1μmに設定される。
つまり、空気流入側のヘッド浮上高さの1/5程度に抑え
るのが望ましい。これよりも高くすると、記録再生中に
突起が記録媒体面と誤って接触したり、浮上姿勢バラン
スが崩れたりして浮上安定性を損ねるおそれがある。な
お、ヘッド本体が在る空気流出側のヘッド浮上高さ(規
格を表す実質的ヘッド浮上高さ)は、前記0.6μmより
も小さく約0.2μmである。前記したような突起34は、
磁気ディスクと対向する面に3本のレールを形成後、所
定のマスクを用いて突起形成領域以外をイオンエッチン
グすることで容易に得ることができる。
さて、このような構成の磁気ヘッドによればスライダ
3は、突起34をもって記録媒体1と接触することになる
ので、接触面積が非常に小さなものとなる。従って、浮
上過程における磁気ヘッドの磁気ディスク面に対する摺
動摩擦は非常に小さく、良好なヘッド走行が可能とな
る。しかも突起34は、テーパ部が形成された空気流入側
端部にのみ設けるので、浮上時に空気流出側端部よりも
数倍高く浮上するこの位置では誤って磁気ディスクと接
触する確率が空気流出側端部よりも極めて小さい。また
CSS方式を行う場合、スタート時はディスクの回転に伴
う空気流によって先ず始めにスライダ浮上面の空気流入
側端部がディスク面から離れ次第に空気流出側端部まで
離れていって完全浮上に至り、ストップ時は空気流の漸
減停止によって先ず始めに空気流出側端部がディスク面
に接触し次第に空気流入側端部まで接触していって完全
接触に至る動作を為すので、この空気流入側端部の方が
空気流出側端部よりもディスク面に対する接触時間は短
く、従ってこの位置に在る突起は磨耗が少ない利点があ
る。
以上、この発明の一実施例につき説明したが、次のよ
うな変形も可能である。
すなわち、第4図はこの発明を薄膜ヘッド構造の磁気
ヘッドに適用した場合の縦断面図を示す。この図におい
て、スライダ4はアルチック(Al2O3・TiC)材よりな
り、浮上面4Aの空気流入側端部には突起41が設けられて
いる。また薄膜磁気ヘッド本体5は、保護膜51と薄膜磁
気コア52と薄膜コイル53よりなる。
また、第5図は突起の最も好ましい形状を示す拡大断
面図であり、この例ではスライダ浮上面の空気流入端テ
ーパ部を含めた形で突起61を構成している。具体的に
は、突起61の流入端テーパ部のテーパ面から浮上面に連
続して段差のない形状とされている。この流入端に段差
のない突起構造では、記録媒体に近い部分を流れる速い
空気も滑らかに通過させることができる、つまり空気抵
抗が小さいので浮上特性の影響が少ない。また製造面に
おいても突起のパターンが流入端テーパ部に跨がって連
続した形状であるため、該パターンの位置精度を緩やか
にすることができ製作容易である。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、この発明は、スライ
ダの浮上面に浮上高さより小さい高さの突起を設けたも
のであり、磁気記録媒体に対する接触摩擦を小さくでき
良好なヘッド走行が得られ、従って低浮上化に際しての
低浮上安定性に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図および第3図は、この発明の一実施例に
よる浮上型磁気ヘッドの斜視図,正面図および要部拡大
断面図、第4図はこの発明の最も好ましい形状による浮
上型磁気ヘッドの縦断面図、第5図はこの発明における
突起の変形例を示す要部拡大断面図である。 1:磁気記録媒体、2:ヘッド本体、3および4:スライダ、
3Aおよび4A:スライダ浮上面、5:薄膜磁気ヘッド本体、3
1〜33:レール、34,41および61:突起。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライダの浮上面に突起を設けた浮上型の
    磁気ヘッド構成において、 前記突起はスライダのテーパ部が形成された空気流入側
    端部において該テーパ部のテーパ面から浮上面に連続す
    るように設けられ磁気記録媒体の面粗さより大きくかつ
    浮上高さより低い突起であることを特徴とする浮上型磁
    気ヘッド。
  2. 【請求項2】前記突起を有するスライダが、ヘッドの片
    方のヨークを兼ねるフェライト材料よりなることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の浮上型磁気ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】前記突起を有するスライダがアルチック材
    料よりなり、またヘッド本体が薄膜プロセスで製造され
    た薄膜磁気ヘッドよりなることを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載の浮上型磁気ヘッド。
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