JP3646488B2 - データ処理制御装置及びデータ処理制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ処理制御装置及びデータ処理制御方法に関し、特にデータ処理効率の向上を図ったデータ処理制御装置及びデータ処理効率の向上を図ったデータ処理制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スキャナは写真や絵などの画像データを読み取ってディジタルデータに変換する装置である。スキャナで読み込まれた写真や絵は、ファイルとして格納された後、パソコン等でグラフィックス・ソフト等を用いて加工処理される。
【0003】
このような業務の流れに対して、スキャナからパソコンへデータを転送する際の処理時間は重要であり、できる限り高速で入手できることが望ましい。
一方、スキャナからパソコンへ転送されるデータの形式としては、ローラスター(Raw Raster) データ形式や圧縮データ形式などがある。ローラスターデータは、スキャナから読み取られた走査直後のデータである。
【0004】
圧縮データは、例えばMMR(Modified Modified READ code)圧縮データなどで、これはスキャナから読み取った後に2次元符号化を行って圧縮したデータである。
【0005】
ここで、データを転送する際には、いずれかのデータ形式をユーザが任意に指定できる場合であっても、どちらが高速であるかは明確ではないので、ユーザの混乱を招くといった場合があった。
【0006】
画像データ転送の高速化に関する従来技術としては、例えば特開平6−292024号公報では、画像データを転送する前に画像データを圧縮し、圧縮後のデータサイズと元の画像データのサイズとを比較し、比較結果により他の圧縮方法に切り替えて転送時間を短縮化している。
【0007】
また、特開平7−298071号公報では、画像データの転送データの圧縮タイプをオペレータに指定させるファクシミリが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記で説明した特開平6−292024号公報に記載の従来技術では、画像データ圧縮後のサイズを比較してから圧縮方法を決定して、プリンタ等の画像出力装置へ転送するといった画像出力に対する構成であるために、画像入力時には応用できないといった問題があった。
【0009】
また、特開平7−298071号公報に記載の従来技術では、オペレータが転送先の圧縮タイプを知っていて、なおかつ最適な圧縮タイプを知っていることを前提としているため、一般のユーザが操作するには不便であるといった問題があった。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、画像入力時のデータ処理効率を向上させたデータ処理制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、画像入力時のデータ処理効率を向上させたデータ処理制御方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、画像読み取り装置で読み取ったデータを転送する制御を行うデータ処理制御装置において、前記画像読み取り装置が前記データを転送する時間と、転送された前記データを前記画像読み取り装置以外で圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、前記画像読み取り装置が前記データを圧縮処理する時間と、前記画像読み取り装置が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報にもとづいて決定する処理時間決定手段と、前記処理時間にもとづいて、前記画像読み取り装置から転送される転送データの形式を決定する転送データ決定手段と、前記画像読み取り装置を制御して、前記転送データ決定手段で決定された前記転送データを転送させる画像読み取り装置制御手段と、前記画像読み取り装置から転送された前記転送データを受信する転送データ受信手段と、を有することを特徴とするデータ処理制御装置を提供する。
【0012】
ここで、処理時間決定手段は、画像読み取り装置がデータを転送する時間と、転送されたデータを画像読み取り装置以外で圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、画像読み取り装置がデータを読み取る時間と、画像読み取り装置がデータを圧縮処理する時間と、画像読み取り装置が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報にもとづいて決定する。転送データ決定手段は、処理時間にもとづいて、画像読み取り装置から転送される転送データの形式を決定する。画像読み取り装置制御手段は、画像読み取り装置を制御して、転送データ決定手段で決定された転送データを転送させる。転送データ受信手段は、画像読み取り装置から転送された転送データを受信する。
【0013】
また、画像読み取り装置で読み取ったデータを転送する制御を行うデータ処理制御方法において、前記画像読み取り装置が前記データを転送する時間と、転送された前記データを前記画像読み取り装置以外で圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、前記画像読み取り装置が前記データを圧縮処理する時間と、前記画像読み取り装置が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報にもとづいて決定し、前記処理時間にもとづいて、前記画像読み取り装置から転送される転送データの形式を決定し、前記画像読み取り装置を制御して、決定された前記転送データを転送させ、前記画像読み取り装置から転送された前記転送データを受信することを特徴とするデータ処理制御方法を提供する。
【0014】
ここで、第1の処理時間または第2の処理時間のどちらが速いかをデータ転送情報にもとづいて決定する。そして、処理時間の速い方のデータを転送するように画像読み取り装置を制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のデータ処理制御装置10の原理図である。データ処理制御装置10はデータ処理効率の向上を図ったデータ転送を実行する。
【0016】
処理時間決定手段11は、画像読み取り装置20がデータを読み取る時間と、画像読み取り装置20がデータを転送する時間と、転送されたデータを画像読み取り装置20以外で(すなわち、データ処理制御装置10内部で)圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、画像読み取り装置20がデータを読み取る時間と、画像読み取り装置20がデータを圧縮処理する時間と、画像読み取り装置20が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報11−1にもとづいて決定する。
【0017】
転送データ決定手段12は、処理時間にもとづいて、画像読み取り装置20から転送される転送データの形式を決定する。
画像読み取り装置制御手段13は、画像読み取り装置20を制御して、転送データ決定手段12で決定された転送データを転送させる。
【0018】
転送データ受信手段14は、画像読み取り装置20から転送された転送データを受信する。
次に動作を説明する。図2は本発明のデータ処理制御装置10の動作手順を示すフローチャートである。
〔S1〕処理時間決定手段11は、第1の処理時間と第2の処理時間のどちらが速いかをデータ処理情報11−1にもとづいて決定する。
〔S2〕転送データ決定手段12は、処理時間決定手段11で決定された処理時間にもとづいて、画像読み取り装置20から転送される転送データの形式を決定する。
〔S3〕画像読み取り装置制御手段13は、画像読み取り装置20を制御して、転送データ決定手段12で決定された転送データを転送させる。
〔S4〕転送データ受信手段13は、画像読み取り装置20から転送された転送データを受信する。
【0019】
次にデータ処理制御装置10の具体的な構成及び動作について説明する。図3はデータ処理制御装置10の詳細構成を示す図である。なお、以降の説明では、画像読み取り装置20はスキャナ20、スキャナ20で読み取られた非圧縮データをローラスターデータ21、圧縮されたデータをMMRデータ22とする。
【0020】
操作指示入出力手段18は、キーボード10aからの操作指示入力やCRT10bへの操作画面の表示を行う。
処理時間決定手段11は、第1の処理時間と第2の処理時間のどちらが速いかをデータ処理情報11−1にもとづいて決定する。第1の処理時間、第2の処理時間については後述する。
【0021】
転送データ決定手段12は、この処理時間にもとづいて、スキャナ20で走査処理されたローラスターデータ21またはローラスターデータ21を圧縮したMMRデータ22のどちらを転送させるかを決定する。
【0022】
スキャナデバイス制御手段13は、転送データ決定手段12で決定されたローラスターデータ21またはMMRデータ22のいずれかをスキャナ20を制御して出力させる。
【0023】
転送データ受信手段14は、スキャナ20から出力されたローラスターデータ21またはMMRデータ22のいずれかを受信する
データ圧縮手段15は受信した転送データがローラスターデータ21の場合には、ローラスターデータ21を圧縮してMMRデータ22を作成する。
【0024】
ファイル作成手段16は、受信した転送データから画像ファイルを作成する。そして、ファイル登録手段17は画像ファイルをデータベース10cへ登録する。
【0025】
次に動作について説明する。図4はデータ処理制御装置10の全体動作手順を示すフローチャートである。
〔S10〕ユーザはCRT10bでメニューを目視確認し、キーボード10aやマウス等から操作指示を入力する。ユーザからの指示は操作指示入出力手段18が受け付け、指示内容に応じてメニューの内容を更新する。
【0026】
また、ユーザはスキャナ20が原稿を読み取る際に必要な読み取り属性のパラメータを指定する。このパラメータには読み取り解像度、読み取り原稿サイズ、読み取り画像タイプなどがある。
【0027】
読み取り解像度とは、スキャナ20が原稿を読み取る際の解像度のことである。読み取り原稿サイズとは、スキャナ20が読み取る原稿がA4なのかB4なのかといった原稿サイズのことである。読み取り画像タイプとは、スキャナ20が読み取る原稿が文字なのか写真なのかといった画像タイプのことである。
【0028】
なお、読み取った原稿をスキャナ20からデータ処理制御装置10まで転送する際の転送データタイプ(ローラスターデータ21あるいはMMRデータ22)は、ユーザは指定しなくてもよい。
〔S11〕ファイル作成手段16は、操作指示入出力手段18から読み取りの指示を受けると、読み取り指示時の読み取り属性のパラメータを確認する。そして、転送データタイプが指定されていない場合には、処理時間決定手段11にどちらの転送データの処理時間が速いかを決定させる指示を送る。
〔S12〕処理時間決定手段11は、読み取り属性のパラメータと、スキャナ20の機種タイプを参照し、処理時間の速さを求める。そして、転送データ決定手段12は、処理時間の速い方の転送データとして、ローラスターデータ21にするのか、あるいはMMRデータ22にするのかを決定する。
〔S13〕スキャナデバイス制御手段13は、ファイル作成手段16からの指示にもとづきスキャナ20を制御する。
〔S14〕転送データ受信手段14は、スキャナ20からの転送データを受信する。
〔S15〕ファイル作成手段16は、スキャナ20から受信した転送データがローラスターデータ21か、MMRデータ22なのかを判断する。ローラスターデータ21の場合はステップS16へ、MMRデータ22の場合はステップS17へ行く。
〔S16〕データ圧縮手段15はローラスターデータ21をMMRデータ22に圧縮する。
〔S17〕ファイル作成手段16は、TIFFファイル等の画像ファイルを作成する。
〔S18〕ファイル登録手段17は、作成した画像ファイルをデータベース10cに登録する。
【0029】
次にファイル作成手段16について説明する。図5はファイル作成手段16の動作手順を示すフローチャートである。
〔S20〕操作指示入出力手段18からの読み取り属性のパラメータを待つ。
〔S21〕読み取り属性に転送データタイプがあるかどうかを判断する。あればステップS24へ、なければステップS22へ行く。
〔S22〕処理時間決定手段11に処理時間を算出させる。
〔S23〕転送データ決定手段12は、処理時間にもとづいて決定された転送データタイプの通知を受けて、読み取り解像度、読み取り原稿サイズ、読み取り画像タイプ、転送データタイプ、のパラメータからなる読み取り属性を生成する。
〔S24〕スキャナデバイス制御手段13へ読み取り開始の指示を出す。
〔S25〕受信した転送データタイプがMMRデータ22かどうかを判断する。MMRデータ22の場合はステップS26へ、ローラスターデータ21の場合はステップS27へ行く。
〔S26〕MMRデータ22を入手する。
〔S27〕データ圧縮手段15へローラスターデータ21のMMR圧縮を依頼する。
〔S28〕MMRデータ22をTIFFファイルフォーマットに加工する。
〔S29〕ファイル登録手段17にTIFFファイルの登録指示を出す。
【0030】
次に処理時間決定手段11が含むデータ処理情報11−1について説明する。図6、図7はMMR有効属性テ−ブルである。MMR有効属性テ−ブルは、処理時間決定手段11がデータ処理情報11−1として管理保存しているものである。また、図6のMMR有効属性テ−ブル11−1aは、処理速度が遅いデータ処理制御装置10が有する場合で、図7のMMR有効属性テ−ブル11−1bは、処理速度が速いデータ処理制御装置10が有する場合である。
【0031】
また処理時間決定手段11は、スキャナ20が走査する時間A、スキャナ20がMMR圧縮する時間B、スキャナ20からデータ処理制御装置10間の通信時間C、データ処理制御装置10がMMR圧縮する時間D、に対して次式で処理時間を算出する。
【0032】
【数1】
第2の処理時間=(A+B+C)<(A+C+D)=第1の処理時間…(1)
そして、式(1)を満たす項目をMMR有効属性テ−ブルに登録する。MMR有効属性テ−ブル11−1aは、項目としてスキャナタイプ11a、MMR有効解像度11b、MMR有効原稿サイズ11c及びMMR有効画像タイプ11dがある。
【0033】
スキャナタイプ11aはスキャナの機種のタイプである。MMR有効解像度11bはスキャナがMMR圧縮する際の解像度を示す。MMR有効原稿サイズ11cはスキャナがMMR圧縮する際の原稿のサイズを示す。MMR有効画像タイプ11dはスキャナがMMR圧縮する際の画像タイプを示す。
【0034】
ここで、スキャナ20での走査時に、MMR有効属性テ−ブル11−1aの各行の項目がすべて一致した場合には、転送データ決定手段12は転送データタイプとしてローラスターデータ21ではなく、MMRデータ22と決定する。
【0035】
例えば、スキャナタイプ11aがタイプA、MMR有効解像度11bが400、MMR有効原稿サイズ11cがA4、MMR有効画像タイプ11dが文字、といった4つの条件が揃った場合には、転送データをMMRデータ22と決定する。なお、MMR有効属性テ−ブル11−1bの場合も同様なので説明は省略する。
【0036】
また、処理時間決定手段11は、データ処理制御装置10の演算処理能力、またはデータ処理制御装置10が持つデータベース10cやメモリ容量などのような記憶領域、をデータ処理情報11−1に加えてもよい。
【0037】
次に転送データ決定手段12の動作について説明する。図8は転送データ決定手段12の動作手順を示すフローチャートである。
〔S30〕転送データタイプをローラスターデータ21に仮決定する。
〔S31〕すべてのMMR有効属性条件に関してステップS32からステップS35までの手順を繰り返す。
〔S32〕指定解像度はMMR有効解像度11bかどうかを判断する。MMR有効解像度11bの場合はステップS33へ、そうでなければステップS36へ行く。
〔S33〕指定原稿サイズはMMR有効原稿サイズ11cかどうかを判断する。MMR有効原稿サイズ11cの場合はステップS34へ、そうでなければステップS36へ行く。
〔S34〕指定画像タイプはMMR有効画像タイプ11dかどうかを判断する。MMR有効画像タイプ11dの場合はステップS35へ、そうでなければステップS36へ行く。
〔S35〕転送データタイプをMMRデータ22に決定する。
〔S36〕MMR有効属性テ−ブルの次の行に移り、ステップS32からステップS35までの手順を繰り返す。
【0038】
次に処理時間について説明する。図9、図10は処理時間を示す図である。図9はスキャナ20の圧縮処理時間が、データ処理制御装置10が含むデータ圧縮手段15の圧縮処理時間よりも遅い場合である。図10はスキャナ20からデータ処理制御装置10間の通信時間に対し、MMRデータ22の場合の通信時間よりもローラスターデータ21の場合の通信時間の方が遅い場合である。
【0039】
スキャナ20で圧縮した際の処理時間テ−ブル1aは、スキャナ20が走査する走査時間1a−1、スキャナ20がMMR圧縮する圧縮時間1a−2、スキャナ20からデータ処理制御装置10間の通信時間1a−3からなる。
【0040】
データ処理制御装置10で圧縮した際の処理時間テ−ブル2aは、スキャナ20が走査する走査時間2a−1、スキャナ20からデータ処理制御装置10間の通信時間2a−3、データ処理制御装置10がMMR圧縮する圧縮時間2a−2、からなる。
【0041】
ここでは、スキャナ20の圧縮処理時間1a−2がデータ処理制御装置10のデータ圧縮手段15の圧縮処理時間2a−2よりも遅い場合である。すなわち、スキャナ20で圧縮した際の処理時間t0よりもデータ処理制御装置10で圧縮した際の処理時間t1の方が速くなる。したがって、この場合はスキャナ20から転送される転送データはローラスターデータ21となる。
【0042】
また、スキャナ20で圧縮した際の処理時間テ−ブル1bは、スキャナ20が走査する走査時間1b−1、スキャナ20がMMR圧縮する圧縮時間1b−2、スキャナ20からデータ処理制御装置10間の通信時間1b−3からなる。
【0043】
データ処理制御装置10で圧縮した際の処理時間テ−ブル2bは、スキャナ20が走査する走査時間2b−1、スキャナ20からデータ処理制御装置10間の通信時間2b−3、データ処理制御装置10がMMR圧縮する圧縮時間2b−2、からなる。
【0044】
ここでは、スキャナ20からデータ処理制御装置10間のMMRデータ22の場合の通信時間1b−3に対し、MMRデータ22の場合の通信時間よりもローラスターデータ21の場合の通信時間2b−3の方が遅い場合である。すなわち、スキャナ20で圧縮した際の処理時間t2よりもデータ処理制御装置10で圧縮した際の処理時間t3の方が遅くなる。したがって、この場合はスキャナ20から転送される転送データはMMRデータ22となる。
【0045】
以上説明したように、本発明のデータ処理制御装置10は、スキャナ20からローラスターデータ21またはMMRデータ22を転送する際に、どちらの処理時間が速いのかをデータ処理情報11−1にもとづいて決定し、処理時間の速いデータをスキャナ20から出力させる構成としたので、データ処理効率を向上させることが可能になる。また、どちらのデータが高速であるかが明確となるので、操作性を向上させることが可能になる。
【0046】
なお、上記の説明では、あらかじめ標準の文字原稿、写真原稿、文字、写真混合原稿をもとに平均処理時間を計測し、MMR有効属性テ−ブルを作成したが、処理速度やスキャナタイプなどから動的に算出してもよい。
【0047】
また、スキャナ20が圧縮機能を利用できる条件が読み取り属性に依存する場合は、利用可能条件をMMR有効属性として登録しておくことで、容易に本発明を適用できる。
【0048】
次に本発明のデータ処理制御方法について説明する。図11は本発明のデータ処理制御方法の処理手順を示すフローチャートである。
〔S40〕画像読み取り装置がデータを読み取る時間と、画像読み取り装置がデータを転送する時間と、転送されたデータを画像読み取り装置以外で圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、画像読み取り装置がデータを読み取る時間と、画像読み取り装置がデータを圧縮処理する時間と、画像読み取り装置が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報にもとづいて決定する。
〔S41〕ステップS40の処理時間にもとづいて、画像読み取り装置から転送される転送データの形式を決定する。
〔S42〕画像読み取り装置を制御して、決定された転送データを転送させる。〔S43〕画像読み取り装置から転送された転送データを受信する。
【0049】
以上説明したように、本発明のデータ処理制御方法は、処理時間の速いデータを画像読み取り装置から転送させるものとした。これにより画像読み取り装置からデータを高速に入手できるので、データ処理効率を向上させることが可能になる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ処理制御装置は、処理時間の速いデータを画像読み取り装置から転送させる構成とした。これにより画像読み取り装置からデータを高速に入手できるので、データ処理効率を向上させることが可能になる。
【0051】
また、本発明のデータ処理制御方法は、処理時間の速いデータを画像読み取り装置から転送させるものとした。これにより画像読み取り装置からデータを高速に入手できるので、データ処理効率を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理制御装置の原理図である。
【図2】本発明のデータ処理制御装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】データ処理制御装置の詳細構成を示す図である。
【図4】データ処理制御装置の全体動作手順を示すフローチャートである。
【図5】ファイル作成手段の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】MMR有効属性テ−ブルである。
【図7】MMR有効属性テ−ブルである。
【図8】転送データ決定手段の動作手順を示すフローチャートである。
【図9】処理時間を示す図である。
【図10】処理時間を示す図である。
【図11】本発明のデータ処理制御方法の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ処理制御装置
11 処理時間決定手段
11−1 データ処理情報
12 転送データ決定手段
13 画像読み取り装置制御手段
14 転送データ受信手段
20 画像読み取り装置
Claims (3)
- 画像読み取り装置で読み取ったデータを転送する制御を行うデータ処理制御装置において、
前記画像読み取り装置が前記データを転送する時間と、転送された前記データを前記画像読み取り装置以外で圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、前記画像読み取り装置が前記データを圧縮処理する時間と、前記画像読み取り装置が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報にもとづいて決定する処理時間決定手段と、
前記処理時間にもとづいて、前記画像読み取り装置から転送される転送データの形式を決定する転送データ決定手段と、
前記画像読み取り装置を制御して、前記転送データ決定手段で決定された前記転送データを転送させる画像読み取り装置制御手段と、
前記画像読み取り装置から転送された前記転送データを受信する転送データ受信手段と、
を有することを特徴とするデータ処理制御装置。 - 前記処理時間決定手段は、前記第2の処理時間が前記第1の処理時間よりも短くなる条件を前記データ処理情報に登録することを特徴とする請求項1記載のデータ処理制御装置。
- 画像読み取り装置で読み取ったデータを転送する制御を行うデータ処理制御方法において、
前記画像読み取り装置が前記データを転送する時間と、転送された前記データを前記画像読み取り装置以外で圧縮処理する時間と、からなる第1の処理時間と、前記画像読み取り装置が前記データを圧縮処理する時間と、前記画像読み取り装置が圧縮処理されたデータを転送する時間と、からなる第2の処理時間と、に対して、どちらの処理時間が速いかをデータ処理情報にもとづいて決定し、
前記処理時間にもとづいて、前記画像読み取り装置から転送される転送データの形式を決定し、
前記画像読み取り装置を制御して、決定された前記転送データを転送させ、
前記画像読み取り装置から転送された前記転送データを受信することを特徴とするデータ処理制御方法。
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