JPH1098609A - 画像入力方法及びその装置 - Google Patents

画像入力方法及びその装置

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JPH1098609A
JPH1098609A JP8249932A JP24993296A JPH1098609A JP H1098609 A JPH1098609 A JP H1098609A JP 8249932 A JP8249932 A JP 8249932A JP 24993296 A JP24993296 A JP 24993296A JP H1098609 A JPH1098609 A JP H1098609A
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Masami Kato
政美 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々のサイズの原稿や原稿の一部を、簡単な
操作で最適なサイズで登録することができる画像入力処
理方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 スキャナ11により原稿画像を読取って
表示部15に表示し、その表示された画像の中の登録し
たい領域が指示されると、領域取得処理部13はその指
示された領域に基づく切出し位置情報16を作成する。
また解像度決定処理部14は、その指示された領域だけ
を読み取るための最適な解像度を決定する。これら位置
情報16及び解像度情報17に従ってスキャナ11が原
稿画像を読取り、解像度変換を行って画像データを出力
し、この画像データが記憶装置に登録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を入力し
て登録する画像入力方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より図2で示すような画像データを
入出力できる情報端末が提案されている。図2におい
て、22はスキャナで、コンテンツ情報として掲示した
い画像データを読み取って入力するのに使用される。2
3はプリンタ部で、LBPやインクジェット・プリンタ
等のプリンタエンジンを備え、画像データの印刷に使用
される。21はCRTや液晶ディスプレイ等で構成され
た表示部で、画像データ等の表示を行う。更に、この表
示部21にはタッチパネルが組み込まれており、オペレ
ータは表示画面に表示されたソフトスイッチをタッチす
ることにより、登録されている各種画像データの閲覧や
データの登録、印刷等の動作を指示することができる。
24はコントローラで、当該装置全体の動作や通信制
御、データの蓄積及び管理等を制御している。
【0003】図3は、従来の画像データ端末の表示部2
1への表示例を示す図である。
【0004】31は画像表示領域を示し、この表示領域
31に、画像情報として登録されている画像データが表
示される。32はページめくり用縮小画像表示領域を示
し、画像表示領域31に表示する画像の縮小画像が、ブ
ック形式で表示されている。この縮小表示領域32は、
実際の本を模写した画像で表現され、オペレータが当該
領域32を指等でタッチすることで、指でページをめく
るような操作で、複数頁の画像データを閲覧することが
できる。このページめくりによる検索後、所望の頁が見
つかると、その頁の画像データを画像表示領域31に詳
細に表示する。33は動作指示領域を示し、この操作指
示領域33に設けられた各種操作ボタンをタッチするこ
とにより、スキャナにより読取った原稿画像データを登
録したり、或いは表示領域31に表示している画像を印
刷する等の動作を指示することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな端末装置で画像データを登録する際、スキャナ22
により、定型サイズの原稿画像をそのまま読み取って入
力して、例えば登録や表示を行うため、原稿画像の一部
だけを登録することができなかった。又、オペレータが
原稿画像の一部を切り取って登録しようとした場合は、
表示領域31に表示される画像が小さくなってしまい、
画像が判読しずらくなり、また表示上、美しくない等の
欠点があった。このような不具合を解決するために、従
来は予め登録したい部分領域だけを複写機などで所望の
サイズに拡大或は縮小コピーし、そのコピーした原稿を
スキャナ22にセットして登録する等の方法がとられて
いた。このため倍率の決定は試行錯誤により行われるこ
とになり、オペレータにとって煩わしい作業を伴うとい
う問題があった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、様々のサイズの原稿や原稿の一部を、簡単な操作で
最適なサイズで登録することができる画像入力処理方法
及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明の目的は、原稿に記入されたマーカ
領域を検出し、その領域を最適なサイズに拡大して登録
できる画像入力処理方法及びその装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の目的は、原稿サイズに応じて、そ
の原稿画像を拡大して登録できる画像入力処理方法及び
その装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、原稿画像の所望の領
域を指定するだけで、その領域の画像が最適なサイズに
拡大されて登録できる画像入力処理方法及びその装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像入力装置は以下のような構成を備える。
即ち、原稿画像を入力して登録する画像入力装置であっ
て、原稿画像を入力する画像入力手段と、少なくとも前
記画像入力手段によって入力された画像全体を表示可能
なサイズの表示画面を有し、前記画像入力手段により入
力された画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表
示された画像の内の指示された領域を取得する領域取得
手段と、前記領域取得手段により取得された領域と前記
表示画面のサイズとに基づいて、前記画像入力手段によ
り入力する前記原稿画像の解像度を決定する解像度決定
手段と、前記領域取得手段により取得された領域と前記
解像度決定手段により決定された解像度とに従って前記
画像入力手段より原稿画像を入力して登録するように制
御する制御手段とを有する。
【0011】また上記目的を達成するために本発明の画
像入力方法は以下のような工程を備える。即ち、原稿画
像を入力して登録する画像入力方法であって、原稿画像
を入力する画像入力工程と、少なくとも前記画像入力工
程によって入力された画像全体を表示可能なサイズの表
示画面を有する表示部に、前記画像入力工程により入力
された画像を表示する表示工程と、前記表示工程により
表示された画像の内の指示された領域を取得する領域取
得工程と、前記領域取得工程により取得された領域と前
記表示画面のサイズとに基づいて、前記画像入力工程に
より入力する前記原稿画像の解像度を決定する解像度決
定工程と、前記領域取得工程により取得された領域と前
記解像度決定工程により決定された解像度とに従って前
記画像入力工程より原稿画像を入力して登録するように
制御する制御工程とを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]以下、添付図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態1の画像入力
装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0014】図1において、11はスキャナで、同一原
稿を再読み込みが可能な構造(いわゆるフラットベット
タイプやRDF機能を有する構造)を有し、CCD等の
撮像素子により読み取った画像信号(アナログデータ)
に対してシェーディング補正等を行った後、更にA/D
変換を行ってディジタル画像データの形式で出力する機
能を有する。12は画像表示処理部であり、スキャナ1
1より出力されるデジタル画像データを入力し、CRT
や液晶ディスプレイ等の表示部15に表示する。13は
領域取得処理部であり、画像表示処理部12により表示
部に表示された画像を基に、マウスやタッチパネル等の
ポインティングデバイスにより指示された、実際に登録
される画像データの領域情報(座標)を取得し、その情
報を切出し位置情報16としてスキャナ11に出力して
いる。14は解像度決定処理部であり、領域取得処理部
13で得られた画像領域のサイズに基づいて、登録画像
表示領域に最適なサイズに収めるための、スキャナ11
での読み取り解像度を決定して、その解像度情報17を
スキャナ11に通知する。
【0015】具体的には、まず、領域取得処理部13
は、オペレータにより指示された登録対象画像領域の座
標値を、スキャナ11によりプリスキャンされた画像か
ら抽出する。その抽出処理の結果に基づいて、登録用画
像データの読込みに必要なパラメータを算出し、その算
出したパラメータに従って切出し位置情報16をスキャ
ナ11に出力する。これによりスキャナ11は、その画
像を登録するための画像読取りスキャンを行い、その読
取った画像が登録画像として登録される。
【0016】図4は、本実施の形態の画像入力装置の構
成を示すブロック図である。
【0017】図4において、41はマイクロプロセッサ
(MPU)で、メモリ42(ROM/RAM)に記憶さ
れた制御プログラムに従って装置全体の制御を司る。4
2はROM及びRAMを含むメモリで、マイクロプロセ
ッサ(MPU)41の動作に必要な制御プログラムを格
納しており、またワークエリアとして使用され各種デー
タを一時的に保存している。43は、例えばハードディ
スク等の大容量記憶装置で構成され、MPU41の動作
を制御する制御プログラムや各種データを格納してお
り、また本実施の形態の画像データの登録先としても使
用される。44は通信制御部であり、例えばISDNや
PSTN等の公衆網或いはLAN等を介して接続された
他の機器との通信プロトコル制御等を行う。45,46
はそれぞれマウス入力部(キーボードも含む)、タッチ
パネル入力部であり、操作者により表示部15で指示さ
れる座標情報や指示情報を入力する。この指定には通常
はタッチパネルが使用され、より高精度の座標データが
必要な場合等にはマウスが使用される。
【0018】47は表示制御部で、CRTや液晶ディス
プレイ等で構成される表示部15への画像表示を制御し
ており、MPU41の指示に従って、その指示された画
像データを表示部15に高速に表示するように制御して
いる。48は画像メモリで、スキャナ11から入力され
る画像データや、プリンタ52に出力される画像データ
などの一次格納として使用される。この画像メモリ48
は、複数のポートからアクセス可能な共有メモリ構造に
より構成されている。49は画像処理部で、例えばディ
ジタルシグナル・プロセッサ(DSP)等により実現さ
れ、画像メモリ48に格納されている画像データに対し
高速な画像信号処理を行うことができる。この画像処理
部49は、画像メモリ48のメモリ空間に設けられたイ
ンターフェース領域を介して、MPU41及び画像入出
力制御部50との間でコマンドや応答信号のやり取りを
行う。画像入出力制御部50は、スキャナ11、プリン
タ52の動作制御、スキャナ11よりの画像データの入
力制御、プリンタ52への画像データの出力制御、及び
MPU41、画像処理部49との間でのコマンドや応答
信号の送受を制御している。バス53は、MPU41と
前述の各ユニット同士を接続し、MPU41と各ユニッ
ト間及び各ユニット間でのデータ転送や制御に使用され
る。
【0019】尚、図4の構成と図1の構成とを比較する
と、図1の画像表示処理部12はMPU41、画像処理
部49などにより実現され、領域取得処理部13は、M
PU41に加えてマウス入力部45、タッチパネル入力
部46及び画像入出力制御部50等により実現される。
更に解像度決定処理部14は、MPU41、画像入出力
制御部50等により実現される。
【0020】次に本実施の形態の画像入力装置の動作を
図5に示すフローチャートに従って詳細に説明する。
尚、このフローチャートで示された処理を実行する制御
プログラムはメモリ42に記憶されており、MPU41
の制御の下に実行されるものとする。
【0021】まずステップS1において、MPU41は
画像メモリ48を介して、画像入出力制御部50に、ス
キャナ11における読み取りパラメータの初期化コマン
ドを送出する。このコマンドに従って画像入出力制御部
50は、スキャナ11に対して原稿画像をプリスキャン
するための読み取りパラメータを送出する。尚、このプ
リスキャン時では、スキャナ11は読取り対象の原稿画
像の全領域を走査(スキャン)して読み取るものとす
る。
【0022】次にステップS2に進み、MPU41は、
スキャナ11によるプリスキャンを行うために、画像入
出力制御部50に対して画像の読み取り開始を指示す
る。これによりスキャナ11が原稿画像をプリスキャン
する。このプリスキャンによりラスタ順に読み取られた
画像データは、スキャナ11より出力され、画像入出力
制御部50の制御の下に画像メモリ48に順次蓄積され
る。こうして読み取られて画像メモリ48に記憶された
画像データは、予め決められた単位データ量毎に表示制
御部47へ順次出力され、このプリスキャンによる読み
取りと同時に表示部15の画像表示領域に表示される
(ステップS3)。
【0023】ステップS4では、スキャナ11により原
稿画像の全てを読取って、その画像データの全画素に対
する処理が終了したかどうかを調べ、終了していない時
はステップS2に戻って前述の動作を実行するが、終了
した時はステップS5に進み、オペレータは表示部15
の画像表示領域に表示された原稿画像を参照して、その
原稿画像の中の登録したい画像領域を、タッチパネル入
力部46或いはマウス入力部45を使用して指示する。
これによりMPU41は、タッチパネル入力部46或い
はマウス入力部45から得られる情報を基に、オペレー
タが指示した画像領域を示す座標値を取得する。次にス
テップS6に進み、MPU41はステップS5における
画像領域を示す座標データに基づいて、その指示された
画像領域を表示するために最適な、スキャナ11におけ
る読取り解像度を算出する。そしてステップS7に進
み、画像入出力制御部50に対してステップS5、ステ
ップS6で得られたパラメータ(切出し位置情報16及
び読取り解像度情報17)を出力する。これにより、ス
キャナ11における読取り解像度、及びスキャナ11に
より原稿画像を読取る領域が決定され、これら情報に従
って解像度及び読取り領域が変更された画像データがス
キャナ11からバス53に出力される。
【0024】次に、図6を参照して、図5のステップS
5及びS6におけるパラメータ算出処理の具体例を説明
する。
【0025】図6(A)(B)において、61はスキャ
ナ11の読み取り枠(原稿枠)を示し、63は表示部1
5の画像表示領域を表している。図6(A)(B)にお
ける主走査及び副走査方向の画素数x1、y2は共通であ
る。従って、通常の読み込み動作では、スキャナ11は
原稿枠内に置かれた画像を全て読み取り、そのまま表示
する。
【0026】本実施の形態では、原稿画像の内、62で
示す原稿の一部領域を高解像度で部分読み取りし、画像
表示領域63に最適な大きさの画像サイズ64で表示で
きるようにして登録するものである。この場合、オペレ
ータはタッチパネル入力部46或いはマウス入力部45
により、その領域62の始点座標(xs,ys)、終点座
標(xe,ye)を指示する。これら指示された座標値か
ら、MPU41は領域のサイズ情報、x2=xe−ys,
y2=ye−ysを求める。こうして求められた領域のサ
イズ情報から、登録したい画像の読み取りに最適な解像
度を決定する。
【0027】これには、まずスキャナ11の初期読み取
り解像度をd1とする。次に主走査及び副走査方向の拡
大倍率、x1/x2、y1/y2をそれぞれ算出する。これ
ら2つの値のうち小さい方の値を、読み取り時の拡大倍
率として設定する。
【0028】即ち、図6の例では、x1/x2を選択す
る。従って、スキャナ11における原稿画像の読み取り
時の解像度はd1×(x1/x2)となる。つまり、スキ
ャナ11によりプリスキャンされた画像を参照して指示
された領域情報から、登録のための画像スキャン時のパ
ラメータとして、 主走査・副走査スタート位置:(xs,ys) 主走査・副走査終了位置 :(xe,ye) 読み取り解像度 :d1×(x1/x2) を設定値として画像入出力制御部50に指示する(ステ
ップS7)。
【0029】これによりスキャナ11は、原稿画像の中
の指示された領域62だけを走査し、その走査により読
取った画像データを、d1×(x1/x2)倍して出力す
る。これにより図6(B)で示すように、画像表示領域
63に略一致する大きさの画像64が得られることにな
る。
【0030】次にステップS8に進み、今度は実際に原
稿画像を読み取って登録するための原稿画像の読み取り
を開始する。こうして読み取られた画像データは一旦画
像メモリ48に記憶され、予め決められた単位データ量
毎に画像表示制御部47に順次出力される。これによ
り、原稿画像の読み取りと同時に、表示部15の画像表
示領域63に、その読取った画像データが表示される
(ステップS9)。こうしてスキャナ11による原稿画
像の読み取りが、原稿画像の全画素に対して終了したか
どうかを判断し、表示が終了するとステップS10から
ステップS11に進み、その画像メモリ48に記憶され
た画像データを、その画像データの管理情報等と共に記
憶装置43である、例えばハードディスクや磁気メモリ
などに登録する。尚、この登録に際して、画像データ
は、例えばHTML(Hyper Text MarkupLanguage)形式
で記述されたファイルのリンクデータとして登録され
る。このHTMLで記述した場合、例えば不定形原稿を
読み込んだ場合のセンタリング処理等も容易に実現する
ことが可能である。
【0031】こうして記憶装置43に登録された画像デ
ータは、自端末で閲覧することはもちろん、例えば自端
末がサーバ機能を有するOS上で動作しているような場
合等は、通信回線を介して他の端末から当該端末内に登
録された画像データを参照することも可能である。
【0032】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、オペレータによる簡単な指示操作で、原稿画像中の
任意の画像領域を指示し、その指示された画像領域を、
画像表示領域のサイズに最適なサイズに変更して表示で
き、更にその表示した画像データを登録することが可能
になる。
【0033】[実施の形態2]次に本発明に係る実施の
形態2について説明する。
【0034】図7は、本発明の実施の形態2の画像入力
装置の機能構成を示す機能ブロック図で、前述の図1の
構成と共通する部分は同じ番号で示し、その説明を省略
している。尚、この実施の形態2の画像入力装置の構成
もまた図4のブロック図と同様であるため、その説明を
省略する。
【0035】図において、75は拡大倍率決定処理部
で、領域取得処理部13で得られた領域情報と、原稿画
像の原稿サイズとから、登録画像の表示領域に最適な大
きさに納まるような原稿画像の拡大倍率を決定する。7
6は画像切り出し・拡大処理部で、画像メモリ48に蓄
積されている画像データから、領域取得処理部13で取
得された領域情報に従って、実際に登録する画像領域を
画像メモリ48に記憶されている画像データから切り出
し、更に拡大倍率決定処理部75で得られた拡大倍率に
従って、その切り出した画像データを拡大処理する。
【0036】具体的には、まず、スキャナ11による原
稿画像のスキャンにより読取った画像データを画像メモ
リ48に格納する。こうして画像メモリ48に格納され
た画像データは、画像表示処理部12の制御の下に表示
部15に表示される。オペレータは、この表示された画
像を見ながら、その原稿画像の中の登録したい画像領域
を、例えばマウス入力部45或はタッチパネル入力部4
6を用いて指示する。このオペレータの指示操作に従っ
て、領域取得処理部13は、その指示された領域情報を
取得して切出し位置情報16として画像切出し拡大処理
部76に出力する。これとともに、拡大倍率決定処理部
75は、原稿の位置やサイズを判定し、この領域データ
の処理結果から画像表示領域に最適な拡大倍率を算出し
て拡大倍率情報18として画像切出し拡大処理部76に
通知する。画像切出し拡大処理部76は、切出し位置情
報16に基づいて、画像メモリ48に蓄積された画像デ
ータから登録したい原稿画像部分を切り出し、拡大倍率
情報18に応じて、その切り出した画像データの拡大処
理を行った後、その拡大した画像データを登録データと
して記憶装置43に登録する。
【0037】尚、拡大倍率決定処理部75及び画像切出
し拡大処理部76の機能は、図4のMPU41及び画像
入出力制御部50等により実現されている。
【0038】次に本実施の形態2の画像入力装置の動作
を図8のフローチャートに従って詳細に説明する。尚、
このフローチャートで示された処理を実行する制御プロ
グラムはメモリ42に記憶されており、MPU41の制
御の下に実行されるものとする。
【0039】まずステップS21において、MPU41
は画像メモリ48のインターフェース領域を介して画像
入出力制御部50に読み取りパラメータの初期化コマン
ドを送出する。このコマンドに従い、画像入出力制御部
50はスキャナ11に対して読み取りパラメータを送出
する。次にステップS22にすすみ、MPU41は画像
入出力制御部50に対し画像の読み取り開始を指示す
る。これによりスキャナ11による原稿画像の読取りが
開始され、スキャナ11よりのラスタ順に読み取られた
画像データは、画像メモリ48に送られて順次蓄積され
る(ステップS23)。こうして読み取られて画像メモ
リ48に記憶された画像データは、予め決められたデー
タ単位毎に表示制御部47へ順次転送されて表示部15
に表示される。これにより、原稿画像の読み取りと同時
に、その読取った画像(プリスキャン画像)が表示部1
5の画像表示領域に表示される(S24)。以上の処理
を、原稿画像の全ての画素(原稿画像全体)に対して行
う。尚、このプリスキャンにおける原稿画像の読み取り
は、スキャナ11の読み取り枠の全領域に対して行われ
る。
【0040】こうして原稿画像の全ての画素の処理が終
了するとステップS26に進み、オペレータは表示部1
5の画像表示領域に表示された原稿画像全体を参照しな
がら、実際に登録したい画像領域をタッチパネル入力部
46或いはマウス入力部45を使用して指示する。MP
U41は、これらタッチパネル入力部46或いはマウス
入力部45から得られる座標情報を基に、ステップS2
6で、オペレータが指示した画像領域の座標を取得す
る。次にステップS27に進み、MPU41は、その領
域情報(切出し位置情報16)と、画像メモリ48に格
納されている画像データのサイズとに基づいて、その指
示された画像領域を、表示(登録)用画像として最適な
サイズに変換するための拡大倍率を算出する。
【0041】この拡大倍率算出の具体例を、前述の図6
を参照して説明する。
【0042】61はスキャナ11による読み取り枠全体
を示し、63は表示部15の画像表示領域で、ここでは
スキャナ11にセットされた原稿サイズに対応してい
る。本実施の形態2では、62で示すように、原稿画像
の一部領域62を拡大して、元の原稿サイズにまで拡大
して画像表示領域63に最適な大きさで表示して登録す
る。ここでオペレータは、タッチパネル入力部46或い
はマウス入力部45により、登録したい画像領域62の
始点座標(xs,ys)、終点座標(xe,ye)を指示す
る。こうして指示された座標値から、MPU41は領域
62のx(主走査)方向の長さx2=xe−ys,y(副
走査)方向の長さy2=ye−ysを求める。こうように
して、領域62のサイズと元の原稿サイズとから、登録
画像の拡大変換に必要な拡大倍率を決定する。
【0043】まず主走査、副走査方向の拡大倍率、x1
/x2、y1/y2を算出する。これら2つの値のうち小
さい値を、実際の拡大倍率として決定する。
【0044】図6の例では、x1/x2を選択する。従っ
て、拡大倍率は“x1/x2”となる。
【0045】こうしてステップS28に進み、画像切出
し拡大処理部は、画像メモリ48に蓄積された画像デー
タから、領域情報に基づいて指示された画像領域に相当
する画像データを読み出す。次にステップS29に進
み、その読み出した画像データに対して、ステップS2
7で得られた拡大倍率に従って拡大処理する。こうして
拡大された画像データは、再び画像メモリ48に蓄積さ
れる。この画像メモリ48に蓄積された画像データは、
予め決められたデータ単位で表示制御部44に順次送ら
れて表示部15に表示される。これにより表示部15の
画像表示領域63に登録画像が表示される(ステップS
30)。こうして、領域情報に従って画像メモリ48か
ら読み出した画像でデータに対する拡大処理が終了する
とステップS32に進み、その画像データは管理情報等
と共に記憶装置43であるハードディスクなどに登録さ
れる。なお、この画像データは、前述の実施の形態1と
同様に、例えばHTML形式で記述されたファイルのリ
ンクデータとして登録され、また登録された画像データ
は自端末で閲覧することはもちろん、例えば自端末がサ
ーバ機能を有するOS上で動作しているような場合、通
信回線を介して他の端末から当該端末内に登録された画
像データを参照することも可能である。
【0046】以上説明したように本実施の形態2によれ
ば、任意の構造を有する原稿画像から、簡単な指示操作
で、その原稿中の指定された画像領域を表示領域のサイ
ズに最適な大きさに拡大して表示するとともに、その画
像データ部分を登録することが可能になる。
【0047】[実施の形態3]次に本発明に係る実施の
形態3について説明する。
【0048】図9は、本発明の実施の形態3の画像入力
装置の機能を説明する機能ブロック図で、前述した図面
の構成と共通する部分は同じ番号で示し、その説明を省
略している。尚、この実施の形態3の画像入力装置の構
成もまた前述の図4のブロック図と同様であるため、そ
の説明を省略する。
【0049】図において、92はマーカ領域検出処理部
で、スキャナ11により読取った画像データに基づい
て、原稿画像内のマーカで囲まれた閉領域を検出し、そ
の閉領域を示す座標データを切出し位置情報16として
スキャナ11及び解像度決定処理部14に出力する。解
像度決定処理部14は、マーカ領域検出処理部92で得
られた原稿サイズと閉領域のサイズとから、表示部15
に表示される登録画像の表示領域に、その読取った原稿
画像が最適なサイズで納まるように、スキャナ11にお
ける読み取り解像度を決定して読取り解像度情報17と
してスキャナ11に出力する。
【0050】具体的には、まず、スキャナ11によるプ
リスキャン動作により読取られた原稿画像データ(全原
稿画像)を入力し、マーカ領域検出処理部92は、その
原稿画像にマークされたマーカ領域を検出する。これに
よりマーカに基づく切出し位置情報16が求められ、更
に解像度決定処理部14において、その検出結果に応じ
て、登録用画像データの読み込みに必要な解像度が決定
される。スキャナ11は、これら算出及び決定されたパ
ラメータ(切出し位置情報及び解像度情報)に従って、
実際に原稿画像を走査して、その切出し部分に該当する
エリアのみを読取り、解像度変換を行って登録データ作
成のための画像データを出力する。こうしてスキャナ1
1より読み取られて出力された画像データは画像メモリ
48に記憶されるとともに、登録データとして記憶装置
43に登録される。
【0051】次に本実施の形態3の画像入力装置の動作
を図10に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。。尚、このフローチャートで示された処理を実行す
る制御プログラムはメモリ42に記憶されており、MP
U41の制御の下に実行されるものとする。
【0052】まずステップS41において、MPU41
は画像メモリ48を介して画像入出力制御部50に読み
取りパラメータの初期化コマンドを送出する。画像入出
力制御部50は、この初期化コマンドに従って、スキャ
ナ11に対してプリスキャンのための読み取りパラメー
タを送出する。尚、プリスキャン時は、スキャナ11は
原稿画像の全領域をスキャンして読み取る。次にステッ
プS42で、MPU41は画像入出力制御部50に対し
画像の読み取り開始の指示を行う。これによりスキャン
11においてプリ原稿のスキャンが行なわれ、そのプリ
スキャンによりラスタ順に読み取られた画像データが画
像メモリ48に送られて順次蓄積される。次にステップ
S43に進み、その画像メモリ48に蓄積された画像デ
ータに対して、順次、画像処理部49による、マーカ領
域を検出するための処理が行われる。
【0053】尚、原稿画像の内のマーカ領域の検出に関
しては、例えば(「色マークの指定による文書画像から
の領域およびキーワードの抽出法」西村 他、画像電子
学会誌第17巻5号p328〜p336)等、従来より
様々な手法が提案されているが、本実施の形態では簡単
なマーカ領域検出処理の一例について説明する。
【0054】図11は、本実施の形態において、スキャ
ナにより読取った原稿枠内111の所望の領域112の
位置及びサイズを検出する例を説明する図である。
【0055】図において、113は領域112を取り出
すために記入されたマーカエリアを示し、このマーカエ
リアは予め決められた特定の色を有する蛍光ペン等によ
り記される。114は副走査方向のマーカ色の射影分布
を示し、色空間上で予め決められた範囲のマーカ色の画
素値のみを、各走査線単位に積分した値の分布で表和さ
れている。同様に、115は主走査方向のマーカ色に対
する射影分布を表し、副走査方向の画素単位で積算した
値の分布で表わされている。これらの分布から116及
び117に示す様に、副走査方向及び主走査方向の切出
し領域を決定する。このようにして、副走査方向の切出
し領域116から原稿の副走査方向の走査開始位置及び
副走査方向のライン数を求め、同様に主走査方向の切出
し領域117から主走査方向の走査開始位置及び主走査
方向の画素数を求める。
【0056】以上の値が、ステップS43で、画像処理
部49に搭載されたDSP等により演算される。このよ
うなマーカ領域の検出処理が、原稿画像の全ての画素に
対して行われると、画像処理部49はMPU41に対し
てマーカ領域の検出結果を通知する。
【0057】次にステップS45に進み、MPU41は
マーカ領域の検出結果に基づいて、表示及び登録用画像
に最適な読み取り範囲及び読み取り解像度を算出する。
そしてステップS46に進み、MPU41は、画像メモ
リ48を介して画像入出力制御部50に対してステップ
S45で得られた読取りパラメータを指示する。尚、こ
の読取りパラメータの取得は、前述の実施の形態1にお
いて、図6を参照して説明した方法と同様である。
【0058】次にステップS47に進み、スキャナ11
により原稿の読み取りを開始する。こうしてスキャナ1
1により読取られた画像データは、予め決められたデー
タ単位毎に表示制御部47へ順次送られて表示部15に
表示される(ステップS48)。これにより、原稿画像
のマーカにより指示された画像の読み取りと同時に、表
示部15の画像表示領域63に、そのマーカにより指示
された領域内の画像が表示される。この原稿画像のマー
カで指示された領域の読み取り処理が、その指示された
領域内の全画素に対して終了するとステップS49から
ステップS50に進み、その読取って表示している画像
データが、管理情報等と共に記憶装置43であるハード
ディスクなどに登録される。尚、この画像データは、例
えばHTMLで登録され、この登録された画像データは
自端末で閲覧することはもちろん、例えば自端末がサー
バ機能を有するOS上で動作しているような場合、通信
回線を介して他の端末から当該端末内に登録された画像
データを参照することも可能である。
【0059】以上説明したように本実施の形態3によれ
ば、原稿画像の切り出したい領域をマーカで指示するだ
けで、所望の画像領域を最適なサイズ及び解像度で登録
することができる。
【0060】[実施の形態4]図12は、本発明の実施
の形態4の画像入力装置の機能構成を示す機能ブロック
図で、前述した図面の構成と共通する部分は同じ番号で
示し、その説明を省略している。尚、この実施の形態4
の画像入力装置の構成もまた前述の図4のブロック図と
同様であるため、その説明を省略する。
【0061】マーカ領域検出処理部92は、スキャナ1
1によるプリスキャンにより読み取られた画像データか
らマーカで囲まれた閉領域を検出し、拡大倍率決定処理
部75は、マーカ領域検出処理部92で得られたマーカ
領域のサイズから、表示部15の表示用画像領域63
に、最適な大きさに納まる拡大倍率を決定する。画像切
り出し・拡大処理部76は、画像メモリ48に蓄積され
ている画像データから、マーカ領域検出処理部92によ
る検出結果に従って、原稿画像内のマーカにより指示さ
れた画像領域を切り出し、更に拡大倍率決定処理部75
で得られた拡大倍率に従って、その切り出した画像デー
タを拡大処理する。
【0062】具体的には、まず、スキャナ11によりプ
リスキャンを行い、そのプリスキャンにより読取った画
像データを画像メモリ48に格納する。このプリスキャ
ン動作により読取った画像データに対して、マーカ領域
検出処理部92によるマーカ領域の検出処理が実行さ
れ、そのマーカにより指示された切り出し領域の位置や
サイズを判定する。次に、このマーカ領域の検出結果に
従って、画像メモリ48に蓄積された画像データから、
そのマーカにより指示された領域の画像データを切り出
し、表示部15の表示用画像領域63に合わせた最適な
サイズに拡大処理を行う。
【0063】次に本実施の形態4の画像入力装置の動作
について図13に示すフローチャートを参照して説明す
る。。尚、このフローチャートで示された処理を実行す
る制御プログラムはメモリ42に記憶されており、MP
U41の制御の下に実行されるものとする。
【0064】まずステップS61において、MPU41
は画像メモリ48のインターフェース領域を介して画像
入出力制御部50に読み取りパラメータの初期化コマン
ドを送出する。画像入出力制御部50は、このコマンド
に従ってスキャナ11に対して読み取りパラメータを送
出する。次にステップS62に進み、MPU41は画像
入出力制御部50に対し画像の読み取り開始の指示を行
う。こうしてスキャナ11によりラスタ順に読み取られ
た画像データ(プリスキャン画像)は、画像メモリ48
に順次蓄積される(ステップS63)。これと同時に、
画像メモリ48に蓄積された画像データに対し順次、画
像処理部49によるマーカ領域検出のための処理が行わ
れる(ステップS64)。尚、このマーカ領域の検出処
理は、前述の実施の形態3で説明したので省略する。
【0065】次にステップS66に進み、MPU41は
マーカ領域を検出した結果から、切り出し領域の位置情
報と、画像表示領域63に最適なサイズの画像を表示す
るための拡大倍率を算出する(ステップS67)。この
拡大倍率は、マーカ領域の開始座標とマーカ領域のサイ
ズとを基に、前述の実施の形態2と同様にして算出され
る。
【0066】次にステップS68に進み、マーカ領域の
検出結果に基づいて、画像メモリ48に蓄積されている
画像データの中から、そのマーカにより指示された画像
データを取り出す。次にステップS69に進み、ステッ
プS67の拡大倍率算出処理で得られた倍率に従って、
ステップS68で読み出した画像データを拡大処理す
る。こうして拡大処理された画像データは、再び画像メ
モリ48に格納される。そしてステップS70に進み、
この画像メモリ48に蓄積された画像データは、予め決
められたデータ単位毎に表示制御部47へ順次出力され
て表示部15に表示され、読み取りと同時に表示部15
の画像表示領域63に表示される。この拡大処理が、切
り出した画像データの全画素に対して終了するとステッ
プS71からステップS72に進み、その画像データを
管理情報等と共に記憶装置43であるハードディスクな
どに登録する。ここでも、画像データは、例えばHTM
L形式で記述されたファイルのリンクデータとして登録
され、この登録された画像データは自端末で閲覧するこ
とが可能であるが、例えば自端末がサーバ機能を有する
OS上で動作しているような場合、通信回線を介して他
の端末から当該端末内に登録された画像データを参照す
ることも可能である。
【0067】以上説明したように本実施の形態4によれ
ば、原稿画像の登録したい領域をマーカで指示するだけ
で、その領域を表示領域のサイズに最適な大きさに拡大
して登録することができる。
【0068】[実施の形態5]図14は、本発明の実施
の形態5の画像入力装置の機能構成を示す機能ブロック
図で、前述した図面の構成と共通する部分は同じ番号で
示し、その説明を省略している。尚、この実施の形態4
の画像入力装置の構成もまた前述の図4のブロック図と
同様であるため、その説明を省略する。
【0069】原稿検知処理部82は、スキャナ11によ
るプリスキャンにより読み取られた画像データから、そ
の原稿の位置及びサイズを検出し、スキャナ11に原稿
位置情報19を出力し、サイズ情報を解像度決定処理部
14に出力している。解像度決定処理部14は、原稿検
知処理部82で得られた原稿サイズから、画像の登録に
最適なサイズ(画像表示領域63に合わせたサイズ)に
収まるようにスキャナ11における読取り解像度を決定
してスキャナ11に通知する。
【0070】具体的には、まず、スキャナ11によりプ
リスキャンを行い、そのプリスキャンにより読取った画
像データを基に、その原稿画像の位置及びサイズを検出
する。こうして検出された原稿サイズ及び原稿位置に応
じてスキャナ11における読取りパラメータを求める。
次にその求めたパラメータに従ってスキャナ11におい
て原稿画像の読取りを行い、その読取った画像データを
登録画像データとして登録する。
【0071】次に本実施の形態5の画像入力装置の動作
について図15に示すフローチャートを参照して説明す
る。。尚、このフローチャートで示された処理を実行す
る制御プログラムはメモリ42に記憶されており、MP
U41の制御の下に実行されるものとする。
【0072】まずステップS81において、MPU41
は画像メモリ48のインターフェース領域を介して画像
入出力制御部50に読み取りパラメータの初期化コマン
ドを送出する。画像入出力制御部50は、このコマンド
に従ってスキャナ11に対して読み取りパラメータを送
出する。次にステップS82に進み、MPU41は画像
入出力制御部50に対し画像の読み取り開始の指示を行
う。こうしてスキャナ11によりラスタ順に読み取られ
た画像データ(プリスキャン画像)は、画像メモリ48
に順次蓄積される。これと同時に、画像メモリ48に蓄
積される画像データに対し順次、画像処理部49による
原稿検知のための処理が行われる(ステップS83)。
【0073】ここでこのステップS83における原稿検
知処理を図16を参照して説明する。
【0074】図16は、スキャナ11の原稿枠201内
に置かれた小さな原稿202の位置及びサイズを検出す
る場合を説明する図である。
【0075】203は、原稿202の主走査方向の濃度
信号に対する射影分布を示す図で、主走査方向のライン
単位に画素値を積分した値の分布を示している。204
は、同様に原稿202の副走査方向の濃度信号に対する
射影分布を示し、副走査方向に画素単位で画素値を積分
した値の分布を示している。これら主走査及び副走査方
向の射影分布203,204を閾値処理した結果を20
5,206のそれぞれで示す。副走査方向の射影分布2
05から、原稿202の副走査方向の開始(ライン)位
置及び副走査方向のライン数を判定できる。また、主走
査方向の射影分布206から、主走査方向の原稿202
の先頭位置及び主走査方向の画素数が決定される。
【0076】尚、この処理は、画像処理部49に搭載さ
れたDSPを用いて演算される。また、原稿202がカ
ラー原稿の場合は、読取った画像データから濃度信号を
抽出し、その後、その濃度信号に基づいて上述の処理を
実行する。こうしてプリスキャンにより読取った画像デ
ータに対する処理が終了すると、画像処理部49は画像
メモリ48のインターフェース領域を介してMPU41
に原稿検知結果を通知する。
【0077】こうして主走査及び副走査方向の原稿開始
位置と各方向のライン数及び画素数が求まるとステップ
S85に進み、MPU41は、その原稿検知結果に基づ
いて、次にスキャナ11が原稿画像を読取って画像表示
領域63に表示するのに最適な、読取り範囲及び読取り
解像度(読取りパラメータ)を決定する。こうしてステ
ップS86に進み、その求めた読取りパラメータを、画
像メモリ48を介して画像入出力制御部50に対して通
知する。
【0078】尚、この読取りパラメータの算出処理は、
図6を参照して前述したように、主走査方向の拡大倍率
x1/x2,副走査方向の拡大倍率y1/y2を算出し、こ
れら2つの値の内の小さい値を読取り時の拡大倍率とし
て設定する。従って、スキャナ11による実際に登録画
像を読み取る時の解像度は、d1×(x1/x2)とな
る。なお、ここでd1はスキャナ11の初期(プリスキ
ャン時)読取り解像度である。
【0079】こうして、画像入出力制御部50に読取り
パラメータが設定されるとステップS87に進み、その
読取りパラメータに基づいてスキャナ11により原稿の
読取りが行われ、読取られた画像データは画像メモリ4
8に格納されるとともに、予め定められた単位毎に表示
制御部47に送られて、読み取りと同時に表示部15の
画像表示領域63に表示される(ステップS88)。こ
の原稿画像の読取りが原稿画像の全画素に対して終了す
るとステップS89からステップS90に進み、その新
たな読取りパラメータの下にスキャナ11で読取った画
像データを、管理情報等と共に記憶装置43であるハー
ドディスクなどに登録する。ここでも、画像データは、
例えばHTML形式で記述されたファイルのリンクデー
タとして登録され、この登録された画像データは自端末
で閲覧することが可能であるが、例えば自端末がサーバ
機能を有するOS上で動作しているような場合、通信回
線を介して他の端末から当該端末内に登録された画像デ
ータを参照することも可能である。
【0080】以上説明したように本実施の形態5によれ
ば、任意のサイズの原稿から、オペレータの手を煩わす
ことなく、表示部の表示サイズに最適な解像度で高精細
に原稿を読取って登録することができる。
【0081】[実施の形態6]次に本発明に係る実施の
形態6について説明する。
【0082】図17は、本発明の実施の形態6の画像入
力装置の機能構成を示す機能ブロック図で、前述の図1
の構成と共通する部分は同じ番号で示し、その説明を省
略している。尚、この実施の形態2の画像入力装置の構
成もまた図4のブロック図と同様であるため、その説明
を省略する。
【0083】図において、拡大倍率決定処理部75は、
原稿検知処理部82で得られた原稿位置情報19から、
登録画像の表示領域に最適な大きさに納まるような原稿
画像の拡大倍率を決定する。画像切り出し・拡大処理部
76は、画像メモリ48に蓄積されている画像データか
ら、原稿検知処理部82で取得された原稿位置情報19
に従って、実際に登録する画像領域を画像メモリ48に
記憶されている画像データから切り出し、更に拡大倍率
決定処理部75で得られた拡大倍率に従って、その切り
出した画像データを拡大処理する。
【0084】具体的には、まず、スキャナ11による原
稿画像のスキャンにより読取った画像データを画像メモ
リ48に格納する。この画像のプリスキャンに伴う原稿
の位置やサイズを判定する。画像切出し処理部76は、
その判定結果に従って、画像メモリ48に格納された画
像データから原稿部分を切出し、表示部15の画像表示
領域63のサイズに合わせたサイズに拡大して表示部1
5に表示する。そして、その拡大した画像データを登録
データとして記憶装置43に登録する。
【0085】尚、拡大倍率決定処理部75及び画像切出
し・拡大処理部76の機能は、図4のMPU41及び画
像入出力制御部50等により実現されている。
【0086】次に本実施の形態6の画像入力装置の動作
を図18のフローチャートに従って詳細に説明する。
尚、このフローチャートで示された処理を実行する制御
プログラムはメモリ42に記憶されており、MPU41
の制御の下に実行されるものとする。
【0087】まずステップS101において、MPU4
1は画像メモリ48のインターフェース領域を介して画
像入出力制御部50に読み取りパラメータの初期化コマ
ンドを送出する。このコマンドに従い、画像入出力制御
部50はスキャナ11に対して読み取りパラメータを送
出する。次にステップS102に進み、MPU41は画
像入出力制御部50に対し画像の読み取り開始を指示す
る。これによりスキャナ11による原稿画像の読取りが
開始され、スキャナ11よりのラスタ順に読み取られた
画像データは、画像メモリ48に送られて順次蓄積され
る(ステップS103)。この原稿画像の読取りととも
に、前述の図15のステップS83と同様にして、その
原稿の検知処理が実行される。以上の処理を、原稿画像
の全ての画素(原稿画像全体)に対して行う。尚、この
プリスキャンにおける原稿画像の読み取りは、スキャナ
11の読み取り枠の全領域に対して行われる。
【0088】こうして原稿画像の全ての画素に対する原
稿の検知処理が終了するとステップS106に進み、原
稿位置の算出処理を実行し、ステップS107で、その
原稿位置に基づいて拡大倍率を算出する。尚、この拡大
倍率の計算は、前述の図6を参照して説明したのと同様
であるため、その説明を省略する。
【0089】こうしてステップS108に進み、画像切
出し拡大処理部76は、画像メモリ48に蓄積された画
像データから、原稿位置情報19に基づいて指示された
画像領域に相当する画像データを読み出す。次にステッ
プS109に進み、その読み出した画像データに対し
て、ステップS1077で得られた拡大倍率に従って拡
大処理する。こうして拡大された画像データは、再び画
像メモリ48に蓄積される。この画像メモリ48に蓄積
された画像データは、予め決められたデータ単位で表示
制御部44に順次送られて表示部15に表示される。こ
れにより表示部15の画像表示領域63に登録画像が表
示される(ステップS110)。こうして、領域情報に
従って画像メモリ48から読み出した画像でデータに対
する拡大処理が終了するとステップS112に進み、そ
の画像データは管理情報等と共に記憶装置43であるハ
ードディスクなどに登録される。なお、この画像データ
は、前述の実施の形態と同様に、例えばHTML形式で
記述されたファイルのリンクデータとして登録され、ま
た登録された画像データは自端末で閲覧することはもち
ろん、例えば自端末がサーバ機能を有するOS上で動作
しているような場合、通信回線を介して他の端末から当
該端末内に登録された画像データを参照することも可能
である。
【0090】以上説明したように本実施の形態6によれ
ば、任意の構造を有する原稿画像から、操作者の手を煩
わすことなく、その原稿の画像領域を表示領域のサイズ
に最適な大きさに拡大して表示するとともに、その拡大
した画像データ部分を登録することが可能になる。
【0091】[他の実施の形態]前述の実施の形態3,
4において、マーカにより指示された領域の検出処理の
方法に関しては、本発明を実施する場合の一例として説
明した方法であり、これに限るわけではなく、従来提案
されている他の方法によっても同様に実現することが可
能である。
【0092】また前述の実施の形態1,2において、変
換後の解像度は主走査、副走査の拡大倍率の小さい値を
用いて求めたが、解像度を主走査、副走査のそれぞれ独
立に決定しても良い。この場合、画像データは変倍され
るが、画像表示領域の枠一杯に画像表示されるため、内
容によっては視認性が向上する。同様に前述の実施の形
態においても、拡大倍率を主走査、副走査独立に決定し
ても同様の効果が得られる。
【0093】また前述の実施の形態では、ポインティン
グデバイスとしてタッチパネル及びマウスを使用した場
合について説明しているが、本発明はこれに限るわけで
はなく、同様の指示操作が行えるものであればどのよう
なものでも良い。
【0094】又、全ての実施の形態はソフトウェアによ
り実現する場合について説明したが、本発明はこれに限
るわけではなく、ハードウェアロジックにより実現する
ことも可能である。この場合、前記実施の形態の特徴に
加え、より高速な画像入力装置を実現することが可能で
ある。更に、上記実施の形態同士を適宜組合わせること
により、原稿サイズとその指定した領域とに関連して、
画像の拡大や読取り解像度の変更を行うことができる。
また画像の入力は、スキャナ等に限らず、例えば画像フ
ァイル等からの画像データであっても良い。
【0095】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0096】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0097】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0098】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0100】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0101】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、例えばキオスク端末等の画像情報ターミナルに適応
される画像入力装置において、原稿中の所望の領域のみ
を、簡単な操作で最適な掲示用画像情報として登録する
ことが可能になる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、様
々のサイズの原稿や原稿の一部を、簡単な操作で最適な
サイズで登録することができる。
【0103】また本発明によれば、原稿に記入されたマ
ーカ領域を検出し、その領域を最適なサイズに拡大して
登録できるという効果がある。
【0104】また本発明によれば、原稿サイズに応じ
て、その原稿画像を拡大して登録できるという効果があ
る。
【0105】更に本発明によれば、原稿画像の所望の領
域を指定するだけで、その領域の画像が最適なサイズに
拡大されて登録できるという効果がある。
【0106】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の画像入力装置の機能構
成を示す機能ブロック図である。
【図2】従来の画像入力装置の外観斜視図である。
【図3】従来の画像入力装置の表示部における表示例を
示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1の画像入力装置の構成例
を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1の画像入力装置の動作を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における部分領域画像と登
録画像を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態2の画像入力装置の機能構
成を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態2の画像入力装置の動作を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態3の画像入力装置の機能構
成を示す機能ブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態3の画像入力装置の動作
を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態におけるマーカ領域の検出処理
の原理を説明する図である。
【図12】本発明の実施の形態4の画像入力装置の機能
構成を示す機能ブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態4の画像入力装置の動作
を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態5の画像入力装置の機能
構成を示す機能ブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態5の画像入力装置の動作
を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態における部分領域画像と
登録画像を説明する図である。
【図17】本発明の実施の形態6の画像入力装置の機能
構成を示す機能ブロック図である。
【図18】本発明の実施の形態6の画像入力装置の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 スキャナ 12 画像表示処理部 13 領域取得処理部 14 解像度決定処理部 15 表示部 41 MPU 43 記憶装置 45 マウス入力部 46 タッチパネル入力部 48 画像メモリ 75 拡大倍率決定処理部 76 画像切出し拡大処理部 92 マーカ領域検出処理部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を入力して登録する画像入力装
    置であって、 原稿画像を入力する画像入力手段と、 少なくとも前記画像入力手段によって入力された画像全
    体を表示可能なサイズの表示画面を有し、前記画像入力
    手段により入力された画像を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された画像の内の指示された領域を
    取得する領域取得手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記表示画面
    のサイズとに基づいて、前記画像入力手段により入力す
    る前記原稿画像の解像度を決定する解像度決定手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記解像度決
    定手段により決定された解像度とに従って前記画像入力
    手段より原稿画像を入力して登録するように制御する制
    御手段と、を有することを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を入力して登録する画像入力装
    置であって、 原稿画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像の内の指示され
    た領域を取得する領域取得手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記原稿画像
    のサイズとに基づいて、前記画像入力手段により入力す
    る前記原稿画像の解像度を決定する解像度決定手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記解像度決
    定手段により決定された解像度とに従って前記画像入力
    手段より原稿画像を入力して登録するように制御する制
    御手段と、を有することを特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段は、原稿画像を読取っ
    て電気信号に変換して入力する光電変換素子を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記領域取得手段は、前記表示手段の表
    示画面上で領域を指示する座標入力手段を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記領域取得手段は、前記原稿画像に記
    入されたマーカの位置に基づいて指定された領域を取得
    することを特徴とする請求項2に記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記表示画面のサイズは、登録される画
    像のサイズに対応していることを特徴とする請求項1又
    は4に記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像を入力して登録する画像入力装
    置であって、 原稿画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段より入力された画像データを記憶する
    記憶手段と、 少なくとも前記画像入力手段によって入力された画像全
    体を表示可能なサイズの表示画面を有し、前記記憶手段
    に記憶された画像データに基づく画像を表示する表示手
    段と、 前記表示手段に表示された画像の内の指示された領域を
    取得する領域取得手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記表示画面
    のサイズとに基づいて、前記画像データの拡大率を決定
    する拡大率決定手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記拡大率決
    定手段により決定された拡大率とに従って前記記憶手段
    より前記領域に対応する画像データを読み出して前記拡
    大率に応じて拡大して登録するように制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする画像入力装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を入力して登録する画像入力装
    置であって、 原稿画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段より入力された画像データを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像の内の指示された領域を
    取得する領域取得手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記原稿画像
    のサイズとに基づいて、前記画像データの拡大率を決定
    する拡大率決定手段と、 前記領域取得手段により取得された領域と前記拡大率決
    定手段により決定された拡大率とに従って前記記憶手段
    より前記領域に対応する画像データを読み出して前記拡
    大率に応じて拡大して登録するように制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記領域取得手段は、前記表示手段の表
    示画面上で領域を指示する座標入力手段を含むことを特
    徴とする請求項7に記載の画像入力装置。
  10. 【請求項10】 前記領域取得手段は、前記原稿画像に
    記入されたマーカの位置に基づいて指定された領域を取
    得することを特徴とする請求項8に記載の画像入力装
    置。
  11. 【請求項11】 登録する画像のサイズは、前記表示画
    面のサイズに対応していることを特徴とする請求項6乃
    至10のいずれか1項に記載の画像入力装置。
  12. 【請求項12】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    装置であって、 原稿画像を読取って入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された原稿サイズ及び位置
    を検出する検出手段と、 少なくとも前記画像入力手段によって入力された画像全
    体を表示可能なサイズの表示画面を有し、前記画像入力
    手段により入力された画像を表示する表示手段と、 前記原稿サイズと前記表示画面のサイズとに基づいて、
    前記画像入力手段により入力する前記原稿画像の解像度
    を決定する解像度決定手段と、 前記解像度決定手段により決定された解像度及び前記検
    出手段により検出された位置情報に従って前記画像入力
    手段により原稿画像を読取って入力して登録するように
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像入
    力装置。
  13. 【請求項13】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    装置であって、 原稿画像を読取って入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により読取って入力した画像データを
    記憶する記憶手段と、 前記画像入力手段により入力された原稿サイズ及び位置
    を検出する検出手段と、 前記原稿サイズ及び位置情報に基づいて、前記記憶手段
    に記憶された画像データの切出し位置と拡大率を決定す
    る決定手段と、 前記決定手段により決定された切出し位置と拡大率とに
    従って前記記憶手段より画像データを読み出して登録す
    るように制御する制御手段と、を有することを特徴とす
    る画像入力装置。
  14. 【請求項14】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    方法であって、 原稿画像を入力する画像入力工程と、 少なくとも前記画像入力工程によって入力された画像全
    体を表示可能なサイズの表示画面を有する表示部に、前
    記画像入力工程により入力された画像を表示する表示工
    程と、 前記表示工程により表示された画像の内の指示された領
    域を取得する領域取得工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記表示画面
    のサイズとに基づいて、前記画像入力工程により入力す
    る前記原稿画像の解像度を決定する解像度決定工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記解像度決
    定工程により決定された解像度とに従って前記画像入力
    工程より原稿画像を入力して登録するように制御する制
    御工程と、を有することを特徴とする画像入力方法。
  15. 【請求項15】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    方法であって、 原稿画像を入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程により入力された画像の内の指示され
    た領域を取得する領域取得工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記原稿画像
    のサイズとに基づいて、前記画像入力工程により入力す
    る前記原稿画像の解像度を決定する解像度決定工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記解像度決
    定工程により決定された解像度とに従って前記画像入力
    工程より原稿画像を入力して登録するように制御する制
    御工程と、を有することを特徴とする画像入力方法。
  16. 【請求項16】 前記画像入力工程は、原稿画像を読取
    って電気信号に変換して入力することを特徴とする請求
    項14又は15に記載の画像入力方法。
  17. 【請求項17】 前記領域取得工程では、ポインティン
    グデバイスにより前記表示画面上で領域が指示されるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の画像入力方法。
  18. 【請求項18】 前記領域取得工程では、前記原稿画像
    に記入されたマーカの位置に基づいて指定された領域を
    取得することを特徴とする請求項15に記載の画像入力
    方法。
  19. 【請求項19】 前記表示画面のサイズは、登録される
    画像のサイズに対応していることを特徴とする請求項1
    4又は17に記載の画像入力方法。
  20. 【請求項20】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    方法であって、 原稿画像を入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程より入力された画像データを記憶する
    記憶工程と、 少なくとも前記画像入力工程によって入力された画像全
    体を表示可能なサイズの表示画面を有する表示部に、前
    記記憶工程に記憶された画像データに基づく画像を表示
    する表示工程と、 前記表示工程により表示された画像の内の指示された領
    域を取得する領域取得工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記表示画面
    のサイズとに基づいて、前記画像データの拡大率を決定
    する拡大率決定工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記拡大率決
    定工程により決定された拡大率とに従って前記記憶工程
    より前記領域に対応する画像データを読み出して前記拡
    大率に応じて拡大して登録するように制御する制御工程
    と、を有することを特徴とする画像入力方法。
  21. 【請求項21】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    方法であって、 原稿画像を入力する画像入力工程と、 前記画像入力手段より入力された画像データを記憶する
    記憶工程と、 前記記憶工程により記憶された画像の内の指示された領
    域を取得する領域取得工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記原稿画像
    のサイズとに基づいて、前記画像データの拡大率を決定
    する拡大率決定工程と、 前記領域取得工程により取得された領域と前記拡大率決
    定工程により決定された拡大率とに従って前記記憶工程
    より前記領域に対応する画像データを読み出して前記拡
    大率に応じて拡大して登録するように制御する制御工程
    と、を有することを特徴とする画像入力方法。
  22. 【請求項22】 前記領域取得工程では、前記表示工程
    の表示画面上で領域を指示する座標入力工程を含むこと
    を特徴とする請求項20に記載の画像入力方法。
  23. 【請求項23】 前記領域取得工程では、前記原稿画像
    に記入されたマーカの位置に基づいて指定された領域を
    取得することを特徴とする請求項21に記載の画像入力
    方法。
  24. 【請求項24】 前記表示画面のサイズは、登録される
    画像のサイズに対応していることを特徴とする請求項2
    0乃至23のいずれか1項に記載の画像入力方法。
  25. 【請求項25】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    方法であって、 原稿画像を読取って入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程により入力された原稿サイズ及び位置
    を検出する検出工程と、 少なくとも前記画像入力工程によって入力された画像全
    体を表示可能なサイズの表示画面を有する表示部に、前
    記画像入力工程により入力された画像を表示する表示工
    程と、 前記原稿サイズと前記表示画面のサイズとに基づいて、
    前記画像入力工程により入力される前記原稿画像の解像
    度を決定する解像度決定工程と、 前記解像度決定工程により決定された解像度及び前記検
    出工程により検出された位置情報に従って前記画像入力
    工程により原稿画像を読取って入力して登録するように
    制御する制御工程と、を有することを特徴とする画像入
    力方法。
  26. 【請求項26】 原稿画像を入力して登録する画像入力
    方法であって、 原稿画像を読取って入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程により読取って入力した画像データを
    記憶する記憶工程と、 前記画像入力工程により入力された原稿サイズ及び位置
    を検出する検出工程と、 前記原稿サイズ及び位置情報に基づいて、前記記憶工程
    に記憶された画像データの切出し位置と拡大率を決定す
    る決定工程と、 前記決定工程により決定された切出し位置と拡大率とに
    従って前記記憶工程より画像データを読み出して登録す
    るように制御する制御工程と、を有することを特徴とす
    る画像入力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8139255B2 (en) 2006-06-30 2012-03-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and control program for image reading apparatus for determining output range of image data based on reference-range information of such image data
JP2018037997A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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