JP2004215009A - 画像データ送信システム、画像読取装置、及びプログラム - Google Patents

画像データ送信システム、画像読取装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プッシュスキャン機能を利用しようとしたユーザの原稿が、プルスキャン機能を利用して取得されることのないようにする。
【解決手段】スキャンモードキーが押下される(S801)と、コンピュータから送信される全ての読取指令を拒否する全端末読取指令拒否モードにMFP2を設定する(S802)。その後、ユーザにより画像データを送信するコンピュータなどが選択され(S803)、スキャン開始キーが押下される(S805)と、選択されたコンピュータから送信される読取指令のみを受け付け、それ以外のコンピュータから送信される読取指令を拒否する選択端末読取指令受付モードにMFP2を設定する。その後、画像データがMFP2からコンピュータへ送信され(S810)、MFP2がコンピュータから画像データの取り込みの終了の通知を受ける(S811)と、コンピュータから送信される全ての読取指令を受け付ける全端末読取指令受付モードにMFP2を設定する。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プルスキャン機能及びプッシュスキャン機能を有する画像読取装置にて原稿を読み取り、読み取った画像の画像データを端末装置へ送信する画像データ送信システム、画像読取装置、及びプログラムに関し、特に、プッシュスキャン機能を利用しようとしたユーザの原稿が、プルスキャン機能を利用して取得されることのない画像データ送信システム、画像読取装置、及びプログラムに関する。
ここで、プルスキャン機能とは、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき画像読取装置が原稿の読み取りを開始して、読み取った原稿の画像データを当該端末装置に対して送信する機能をいう。
プッシュスキャン機能とは、画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信する機能をいう。或いは、画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った原稿の画像データをユーザによって指定された端末装置に対して送信する機能をいう。
【0002】
【従来の技術】
近年、原稿を読み取るスキャナ機能を備えた複合機能周辺機器(Multifunction Peripheral:MFP)と、複数台のパーソナルコンピュータとを、ネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN))を介して接続し、MFPのスキャナ機能を利用してパーソナルコンピュータへ送信する画像データ送信システムが構築されている。そして、上記プルスキャン機能とプッシュスキャン機能の2通りで、MFPで読み取った原稿の画像データをパーソナルコンピュータへ送信することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−111963号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、MFPのプルスキャン機能を利用して原稿の読み取りを行おうとしたユーザAが原稿をMFPにセットして、ユーザAが使用しているパーソナルコンピュータに戻るまでに、ユーザBがMFPのプッシュスキャン機能を利用して原稿の読み取りを行おうとして、ユーザAがセットした原稿を取り除いてユーザBが原稿をセットする。そのタイミングでユーザAがプルスキャン機能を利用すると、ユーザBがセットした原稿の画像データがユーザAの使用しているパーソナルコンピュータへ送信されることが考えられる。また、ユーザBの原稿をユーザCがプルスキャン機能を利用して悪戯で取得することも考えられる。
【0005】
そこで、本発明は、画像読取装置がプルスキャン機能とプッシュスキャン機能とを備えている場合であっても、プッシュスキャン機能を利用しようとしたユーザの原稿が、プルスキャン機能を利用して取得されることのない画像データ送信システム、画像読取装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、及び効果】
請求項1に記載の画像データ送信システムは、ネットワークに接続された画像読取装置にて原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像データ送信システムにおいて、前記画像読取装置は、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えており、前記画像読取装置は、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作が行われた後は、前記端末装置から送信される読取指令を拒否することを特徴とする。
【0007】
請求項9に記載の画像読取装置は、ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置において、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えており、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作が行われた後は、前記端末装置から送信される読取指令を拒否することを特徴とする。
【0008】
請求項11に記載のプログラムは、ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置であり、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えた画像読取装置であるコンピュータを、当該コンピュータにおけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作が行われた後は、前記端末装置から送信される読取指令を拒否するように機能させることを特徴とする。
【0009】
請求項1、9、11によると、プルスキャン機能とプッシュスキャン機能との両機能を有する画像読取装置において、プッシュスキャン機能の利用に関する操作が行われると、端末装置からの読取指令が拒否されるため、画像読取装置のプッシュスキャン機能を利用して画像データを読み取るために当該画像読取装置にセットされた原稿がプルスキャン機能を利用してその内容が取得されることを防ぐことができる。
【0010】
請求項2に記載の画像データ送信システムは、ネットワークに接続された画像読取装置にて原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像データ送信システムにおいて、前記画像読取装置は、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して前記端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザによって指定された前記端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えており、前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われた後、又は、画像データを送信する端末装置が指定された後、指定された端末装置以外の端末装置から送信される読取指令を拒否することを特徴とする。
【0011】
請求項10に記載の画像読取装置は、ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置において、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して前記端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザによって指定された前記端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えており、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われた後、又は、画像データを送信する端末装置が指定された後、指定された端末装置以外の端末装置からの読取指令を拒否することを特徴とする。
【0012】
請求項12に記載のプログラムは、ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置であり、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して前記端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザによって指定された前記端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えた画像読取装置であるコンピュータを、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われた後、又は、画像データを送信する端末装置が指定された後、指定された端末装置以外の端末装置からの読取指令を拒否するように機能させることを特徴とする。
【0013】
請求項2、10、12によると、プルスキャン機能とプッシュスキャン機能との両機能を有する画像読取装置において、プッシュスキャン機能の利用時における原稿の読み取りの開始に関する操作が行われると、又は、画像データを送信する端末装置が指定されると、通知が行われた端末装置以外の端末装置からの読取指令が拒否されるため、画像読取装置のプッシュスキャン機能を利用して画像データを読み取るために当該画像読取装置にセットされた原稿がプルスキャン機能を利用してその内容が取得されることを防ぐことができる。
【0014】
請求項3に記載の画像データ送信システムは、請求項2に記載の画像データ送信システムにおいて、前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作が行われた後、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われるまで、又は、画像データを送信する端末装置が指定されるまで、端末装置から送信される全ての読取指令を拒否することを特徴とする。
【0015】
請求項3によると、プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作が行われた後、プッシュスキャン機能の利用時における通知が行われるまで、又は、画像データを送信する端末装置が指定されるまで、全ての端末装置からの読取指令を拒否するため、より確実に原稿の内容が他人に取得されることを防ぐことができる。
【0016】
請求項4に記載の画像データ送信システムは、請求項3に記載の画像データ送信システムにおいて、前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作が行われた後、所定の時間が経過しても、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作、又は、画像データを送信する端末装置の指定がされない場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする。
【0017】
請求項4によると、プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作が行われた後所定の時間がプッシュスキャン機能の利用時における原稿の読み取りの開始に関する操作、又は、画像データを送信する端末装置の指定がされない場合には、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けるので、永遠に端末装置からの読取指令を拒否する事態を回避することができる。
【0018】
請求項5に記載の画像データ送信システムは、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像データ送信システムにおいて、前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記通知が行われた後所定時間当該通知が行われた端末装置から送信される読取指令がない場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする。
【0019】
請求項5によると、プッシュスキャン機能の利用時における通知が行われた後所定時間内に当該通知が行われた端末装置から読取指令がない場合には端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けるので、通知が行われた端末装置から読取指令がない場合に永遠に通知がされた端末装置以外の端末装置からの読取指令を拒否する事態を回避することができる。
【0020】
請求項6に記載の画像データ送信システムは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像データ送信システムにおいて、前記原稿の読み取りが終了した場合、又は、前記画像データの送信が正常に完了したことを確認した場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする。
【0021】
請求項6によると、原稿の読み取りが終了した後、又は、画像データの送信が正常に終了した後、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けるので、いつまでも端末装置からの読取指令を拒否する事態を回避することができる。
【0022】
請求項7に記載の画像データ送信システムは、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像データ送信システムにおいて、前記プッシュスキャン機能の利用がキャンセルされた場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする。
【0023】
請求項7によると、プッシュスキャン機能の利用がキャンセルされた後、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けるので、画像読取装置のプルスキャン機能を効率良く利用することが可能になる。
【0024】
請求項8に記載の画像データ送信システムは、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像データ送信システムにおいて、前記画像読取装置は、前記読取指令を拒否した端末装置に対して、その旨を通知することを特徴とする。
【0025】
請求項8によると、読取指令が拒否された端末装置にその旨が通知されるので、当該端末装置を使用しているユーザは、画像読取装置で原稿の読取を実行できなかったことを把握することが可能になる。
【0026】
尚、請求項11、12に記載のプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などのリムーバブル型記録媒体に記録して配布可能である他、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における画像データ送信システムについて図面を参照しつつ説明する。
【0028】
まず、本発明の実施の形態における画像データ送信システムのシステム構成について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、画像データ送信システムのシステム構成の一例を示す図である。図2は、図1の画像データ送信システムを構成する装置の装置構成の一例を示す図である。
【0029】
画像データ送信システム1は、図1に一例を示すように、MFP2と、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cと、を備えている。そして、MFP2、及びパーソナルコンピュータ5a、5b、5cは、夫々、LAN6のLANケーブルに接続されている。また、パーソナルコンピュータ3とMFP2とはUSB(Universal Serial Bus)インターフェースで接続され、パーソナルコンピュータ4とMFP2とはパラレル(Parallel)インターフェースで接続されている。
【0030】
図1のMFP2は、図2(a)に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、NVRAM24と、操作パネル25と、読取部26と、印字部27と、ネットワークインターフェース(ネットワークI/F)28aと、USBインターフェース(USB I/F)28bと、パラレルインターフェース(パラレルI/F)28cと、FAXモデム28dとを備えている。
【0031】
CPU(Central Processing Unit)21は、各種演算処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。
本実施の形態におけるCPU21は、電源投入時などに、自機器(MFP2)に接続されているパーソナルコンピュータ及び当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフトなどの登録情報をNVRAM24の後述する登録情報データベース(図3参照)に格納する登録情報格納処理を自機器に実行させるための登録情報格納処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した登録情報格納処理プログラムに沿って登録情報格納処理(図6参照)を実行する。
また、CPU21は、電源投入時などに、登録情報データベース(図3参照)に格納されたパーソナルコンピュータ及び当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフトなどの登録情報を当該登録情報データベースから削除する登録情報削除処理を自機器に実行させるための登録情報削除処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した登録情報削除処理プログラムに沿って登録情報削除処理(図7参照)を実行する。
さらに、CPU21は、電源投入時などに、自機器にセットされた原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データをパーソナルコンピュータへ送信する画像データ送信処理を自機器に実行させるための画像データ送信処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した画像データ送信処理プログラムに沿って画像データ送信処理(図8参照)を実行する。
また、CPU21は、電源投入時などに、ユーザの指示に従って画像の読み取りを中止する読取キャンセル処理を自機器に実行させるための読取キャンセル処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した読取キャンセル処理プログラムに沿って読取キャンセル処理(図9参照)を実行する。
【0032】
ROM(Read Only Memory)22は、読み出し専用の記憶装置であって、MFP2の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM22には、システムプログラムや、上記登録情報格納処理プログラム、上記登録情報削除処理プログラム、上記画像データ送信処理プログラム、上記読取キャンセル処理プログラムなど、各種プログラムが格納されている。
【0033】
RAM(Random Access Memory)23は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM22と同様にMFP2の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM23には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。
【0034】
NVRAM(Non Volatile Random Access Memory)24は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にも記憶したデータを記憶し続けることが可能な記憶装置である。このNVRAM24には、図3に例を示す自機器(MFP2)に接続されたパーソナルコンピュータや当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフトなどの登録情報を格納する登録情報データベースが記憶されている。
【0035】
ここで、登録情報データベースについて図3を参照しつつ説明する。図3は登録情報データベースの例を示す図である。登録情報データベースは、図3に一例を示すように、MFP2に接続されているパーソナルコンピュータの名称又はパーソナルコンピュータが接続されているインターフェースの名称(送信先)、当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフト、当該パーソナルコンピュータのIPアドレス、当該パーソナルコンピュータに関するポート番号、情報を保持する時間に関連したタイムアウト値(時間が経過する度に徐々に減算されていく値)からなる。
【0036】
操作パネル25は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置と、外部からの入力操作を行う入力装置とを備えており、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成され、表示面に入力装置としての操作部を構成するタッチパネルなどを備えるものである。この操作パネル25の表示部には、図4に一例を示す選択画面(この選択画面には、画像データを送信する送信先のパーソナルコンピュータを選択するための端末装置選択群及び画像データを処理するアプリケーションソフトを選択するためのアプリケーションソフト選択群が含まれている。)が表示される。そして、この選択画面を利用して画像データを送信する送信先の端末装置を選択するとともに、画像データを処理するアプリケーションソフトを選択する。また、操作パネル25には、プッシュスキャン機能の利用を開始する操作(プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作に相当)を行うためのスキャンモードキー、プッシュスキャン機能の利用時における原稿の読み取りの開始に関する操作を行うためのスキャン開始キー、画像の読み取りを中止する操作を行うためのキャンセルキーなどがある。
【0037】
ここで、選択画面について図4を参照しつつ説明する。図4は、選択画面の例を示す図である。
【0038】
選択画面は、図4に一例を示すように、画面左側に画像データを処理するアプリケーションソフトを選択するためのアプリケーションソフト選択群が表示され、画面右側に画像データを送信する端末装置を選択するための端末装置選択群が表示されており、先にアプリケーションソフト選択群から選択するようになっている。
アプリケーションソフト選択群の表示は、登録情報データベースに格納されているアプリケーションソフトの名称になる。
端末装置選択群の表示は、登録情報データベースに格納されている送信先の名称になる。そして、アプリケーションソフト選択群でアプリケーションソフトが選択されると、選択されたアプリケーションソフトに関して、登録情報データベースに登録されている端末装置のみが端末装置選択群に表示されることになる(図3、図4(a)、(b)参照)。
但し、端末装置選択群の表示は、MFP2にネットワーク接続されているパーソナルコンピュータに関してはパーソナルコンピュータの名称となり、MFP2にローカル接続されているパーソナルコンピュータに関してはMFP2とパーソナルコンピュータとを接続するインターフェースの名称となる。また、端末装置選択群では、パーソナルコンピュータの名称かインターフェースの名称かを明確に区別できるように、図4の場合、インターフェースの名称を“<>”で囲っている。
尚、画面の表示方法については、図4に示したように、端末装置選択群とアプリケーションソフト選択群とを一度に表示する方法でも良いし、個別に表示する方法でも良い。
【0039】
読取部26は、原稿配置位置に配置された原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを生成するスキャナ機能を提供するものである。ここで、原稿配置位置に配置された原稿を読み取る方式としては、例えば、フラットベッド(原稿固定走査)方式と、ADF(オートドキュメントフィーダー)(原稿移動走査)方式とがあり、その読み取り方式に対応した機構を備えている。フラットベッド方式に基づいて原稿を読み取る場合は、原稿を読取平面に1枚ずつ配置して、1ラインずつ光を照射することによって読み取りを行い、ADF方式に基づいて原稿を読み取る場合は、1又は複数の原稿を順次搬送しながら光を照射することによって読み取りを行う。尚、ここでは、ADF方式に基づいた原稿読み取りを行うものとする。また、ADF方式に基づいた原稿読み取りを行う際には、全ての原稿を読み取ったか否かを判断するためのセンサを備える。
【0040】
印字部27は、モノクロあるいはカラーによる文字または画像の印刷機能を提供するものである。
【0041】
ネットワークインターフェース28aは、MFP2をLAN6に接続し、MFP2とLAN6の先に接続されているパーソナルコンピュータ5a、5b、5cなどの各装置との間の通信を可能にするものである。USBインターフェース28bは、MFP2をパーソナルコンピュータ3に接続し、パーソナルコンピュータ3との通信を可能にするものである。パラレルインターフェース28cは、MFP2をパーソナルコンピュータ4に接続し、パーソナルコンピュータ4との通信を可能にするものである。FAXモデム28dは、MFP2を電話回線に接続し、MFP2と電話回線の先に接続されている装置との間の通信を可能にするものである。
【0042】
図1のパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cは、図2(b)に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、操作部35と、表示部36と、インターフェース37とを備えている。
【0043】
CPU31は、各種演算処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。
本実施の形態におけるCPU31は、電源投入時などに、自機器の名称(例えば、ユーザにより決められた名称)、自機器のIPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、自機器にインストールされているアプリケーションソフトなどの情報をMFP2へ送信する登録情報送信処理を自機器に実行させるための登録情報送信処理プログラムをHDD34から読み出し、読み出した登録情報送信処理プログラムに沿って登録情報送信処理(図5参照)を実行する。
また、CPU31は、ユーザにより選択されたアプリケーションソフトにてMFP2から送られてくる画像データを処理する画像データ処理を自機器に実行させるためのプルスキャン用の画像データ処理プログラムをHDD34から読み出し、読み出したプルスキャン用の画像データ処理プログラムに沿ってプルスキャン用の画像データ処理(図10参照)を実行する。
さらに、CPU31は、MFP2から通知されたアプリケーションソフトにてMFP2から送られてくる画像データを処理する画像データ処理を自機器に実行させるためのプッシュスキャン用の画像データ処理プログラムをHDD34から読み出し、読み出したプッシュスキャン用の画像データ処理プログラムに沿ってプッシュスキャン用の画像データ処理(図11参照)を実行する。
【0044】
ROM32は、読み出し専用の記憶装置であって、パーソナルコンピュータの主記憶装置の一部を構成するものである。このROM32には、システムプログラムなど、各種プログラムが格納されている。
【0045】
RAM33は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM32と同様にパーソナルコンピュータの主記憶装置の一部を構成するものである。RAM33には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。
【0046】
HDD(Hard Disk Drive)34は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置である。このHDD34には、自機器の名称やIPアドレスなどの他、上記登録情報送信処理プログラム、上記プルスキャン用の画像データ処理プログラム、上記プッシュスキャン用の画像データ処理プログラム、各種アプリケーションソフトなどが記憶されている。
【0047】
操作部35は、パーソナルコンピュータの入力装置を構成するものである。この操作部35は、所定数の入力キーを並べてなるキーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどで構成されている。表示部36は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置であり、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成される。尚、液晶表示器には、STN方式やDSTN方式などの単純マトリックス方式のものや、TFTなどのアクティブマトリックス方式のものなどがある。
【0048】
インターフェース37は、パーソナルコンピュータ3の場合、MFP2のUSBインターフェース28bに接続され、パーソナルコンピュータ3とMFP2との間の通信を可能にするものである。また、パーソナルコンピュータ4の場合、MFP2のパラレルインターフェース28cに接続され、パーソナルコンピュータ4とMFP2との間の通信を可能にするものである。また、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cの場合、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cをLAN6に接続し、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cとLAN6の先に接続されているMFP2などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0049】
以下、画像データ送信システム1において行われる登録情報送信処理について図5を参照しつつ説明する。図5は、画像データ送信システム1を構成するパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cが行う登録情報送信処理の動作フローを示すフローチャートである。図5の登録情報送信処理の実行は、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cの電源投入時などに、パーソナルコンピュータのCPU31によってHDD34から登録情報送信処理プログラムが読み出されて開始される。
【0050】
ステップS101において、パーソナルコンピュータのCPU31は、自機器に電子メールに画像データを添付して送信するアプリケーションソフト(以下、適宜、Scan to Email用のアプリケーションソフトと言う。)がHDD34にインストールされているか否かを判定する。Scan to Email用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定された場合には(S101:YES)、ステップS102の処理へ移行する。一方、Scan to Email用のアプリケーションソフトがインストールされていないと判定された場合には(S101:NO)、ステップS103の処理へ移行する。
【0051】
ステップS101の判定ステップでScan to Email用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定されると(S101:YES)、ステップS102において、CPU31は、Scan to Email用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称(登録情報データベースの送信先に格納される内容:送信先の名称)>:<Scan to Email用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3とパラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>が含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2に対して作成したScan to Email用の登録情報を送信する。そして、ステップS103の処理へ移行する。
【0052】
ステップS103において、CPU31は、自機器に画像データを編集するアプリケーションソフト(以下、適宜、Scan to Image用のアプリケーションソフトと言う。)がHDD34にインストールされているか否かを判定する。Scan to Image用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定された場合には(S103:YES)、ステップS104の処理へ移行する。一方、Scanto Image用のアプリケーションソフトがインストールされていないと判定された場合には(S103:NO)、ステップS105の処理へ移行する。
【0053】
ステップS103の判定ステップでScan to Image用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定されると(S103:YES)、ステップS104において、CPU31は、Scan to Image用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to Image用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3とパラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>が含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2に対して作成したScan to Image用の登録情報を送信する。そして、ステップS105の処理へ移行する。
【0054】
ステップS105において、CPU31は、自機器に画像データを解析して文字の認識を行うアプリケーションソフト(以下、適宜、Scan to OCR用のアプリケーションソフトと言う。)がHDD34にインストールされているか否かを判定する。Scan to OCR用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定された場合には(S105:YES)、ステップS106の処理へ移行する。一方、Scan to OCR用のアプリケーションソフトがインストールされていないと判定された場合には(S105:NO)、ステップS107の処理へ移行する。
【0055】
ステップS105の判定ステップでScan to OCR用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定されると(S105:YES)、ステップS106において、CPU31は、Scan to OCR用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to OCR用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3とパラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>が含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2に対して作成したScan to OCR用の登録情報を送信する。そして、ステップS107の処理へ移行する。
【0056】
ステップS107において、CPU31は、一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過していないと判定された場合には(S107:NO)、ステップS107の処理に戻って、一定時間経過するのを監視する。一方、一定時間経過したと判定された場合には(S107:YES)、ステップS101の処理に戻って、上述したステップS101からステップS107の処理を繰り返す。
【0057】
以下、画像データ送信システム1において行われる登録情報格納処理について図6を参照しつつ説明する。図6は、画像データ送信システム1を構成するMFP2が行う登録情報格納処理の動作フローを示すフローチャートである。図6の登録情報格納処理の実行は、MFP2の電源投入時などに、MFP2のCPU21によってROM22から登録情報格納処理プログラムが読み出されて開始される。
【0058】
ステップS201において、MFP2のCPU21は、ネットワークインターフェース28aを介して登録情報(Scan to Email用の登録情報、Scan to Image用の登録情報、Scan to OCR用の登録情報の少なくともいずれか)を受信したか否かを判定する。ネットワークインターフェース28aを介して登録情報を受信したと判定された場合には(S201:YES)、ステップS202の処理へ移行する。一方、ネットワークインターフェース28aを介して登録情報を受信していないと判定された場合には(S201:NO)、ステップS205の処理へ移行する。
【0059】
ステップS201の判定ステップでネットワークインターフェース28aを介して登録情報を受信したと判定されると(S201:YES)、ステップS202において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている図3に一例を示す登録情報データベースに、受信した登録情報に関する情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報、IPアドレス、ポート番号)が既に格納されているか否かを判定する。登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が既に格納されていると判定された場合には(S202:YES)、ステップS203の処理へ移行する。一方、登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が格納されていないと判定された場合には(S202:NO)、ステップS204の処理へ移行する。
【0060】
ステップS202の判定ステップで登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が既に格納されていると判定されると(S202:YES)、ステップS203において、CPU21は、登録情報データベースの受信した登録情報に関する情報のタイムアウト値を受信した登録情報に含まれるタイムアウト値に更新する。そして、ステップS205の処理へ移行する。
【0061】
ステップS202の判定ステップで登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が格納されていないと判定されると(S202:NO)、ステップS204において、CPU21は、登録情報データベースに受信した登録情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報、IPアドレス、ポート番号、タイムアウト値)を追加する。そして、ステップS205の処理へ移行する。
【0062】
ステップS205において、CPU21は、USBインターフェース28bを介して登録情報を受信したか否かを判定する。USBインターフェース28bを介して登録情報を受信したと判定された場合には(S205:YES)、ステップS206の処理へ移行する。一方、USBインターフェース28bを介して登録情報を受信していないと判定された場合には(S205:NO)、ステップS209の処理へ移行する。
【0063】
ステップS205の判定ステップでUSBインターフェース28bを介して登録情報を受信したと判定されると(S205:YES)、ステップS206において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている図3に一例を示す登録情報データベースに、受信した登録情報に関する情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報など)が既に格納されているか否かを判定する。登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が既に格納されていると判定された場合には(S206:YES)、ステップS207の処理へ移行する。一方、登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が格納されていないと判定された場合には(S206:NO)、ステップS208の処理へ移行する。
【0064】
ステップS206の判定ステップで登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が既に格納されていると判定されると(S206:YES)、ステップS207において、CPU21は、登録情報データベースの受信した登録情報に関するタイムアウト値を受信した登録情報に含まれるタイムアウト値に更新する。そして、ステップS209の処理へ移行する。
【0065】
ステップS206の判定ステップで登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が格納されていないと判定されると(S206:NO)、ステップS208において、CPU21は、登録情報データベースに、送信先をUSBとして受信した登録情報(アプリケーションソフトの情報、タイムアウト値)を追加する。そして、ステップS209の処理へ移行する。尚、登録情報データベースの送信先をUSBとするため、登録情報に含まれるパーソナルコンピュータの名称が登録情報データベースに登録されないことになる。
【0066】
ステップS209において、CPU21は、パラレルインターフェース28cを介して登録情報を受信したか否かを判定する。パラレルインターフェース28cを介して登録情報を受信したと判定された場合には(S209:YES)、ステップS210の処理へ移行する。一方、パラレルインターフェース28cを介して登録情報を受信していないと判定された場合には(S209:NO)、ステップS201の処理へ戻る。
【0067】
ステップS209の判定ステップでパラレルインターフェース28cを介して登録情報を受信したと判定されると(S209:YES)、ステップS210において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている図3に一例を示す登録情報データベースに、受信した登録情報に関する情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報など)が既に格納されているか否かを判定する。登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が既に格納されていると判定された場合には(S210:YES)、ステップS211の処理へ移行する。一方、登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が格納されていないと判定された場合には(S210:NO)、ステップS212の処理へ移行する。
【0068】
ステップS210の判定ステップで登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が既に格納されていると判定されると(S210:YES)、ステップS211において、CPU21は、登録情報データベースの受信した登録情報に関する情報のタイムアウト値を受信した登録情報に含まれるタイムアウト値に更新する。そして、ステップS201の処理へ戻る。
【0069】
ステップS210の判定ステップで登録情報データベースに受信した登録情報に関する情報が格納されていないと判定されると(S210:NO)、ステップS212において、CPU21は、登録情報データベースに送信先をParallelとして受信した登録情報(アプリケーションソフトの情報、タイムアウト値)を追加する。そして、ステップS201の処理へ戻る。尚、登録情報データベースの送信先をParallelとするため、登録情報に含まれるパーソナルコンピュータの名称が登録情報データベースに登録されないことになる。
【0070】
以下、画像データ送信システム1において行われる登録情報削除処理について図7を参照しつつ説明する。図7は、画像データ送信システム1を構成するMFP2が行う登録情報削除処理の動作フローを示すフローチャートである。図7の登録情報削除処理の実行は、MFP2の電源投入時などに、MFP2のCPU21によってROM22から登録情報削除処理プログラムが読み出されて開始される。
【0071】
ステップS301において、MFP2のCPU21は、図3に一例を示す登録情報データベースにおいて、タイムアウトした登録情報(タイムアウト値が0に到達した登録情報)があるか否かを判定する。タイムアウトした登録情報があると判定された場合には(S301:YES)、ステップS302の処理へ移行する。一方、タイムアウトした登録情報がないと判定された場合には(S302:NO)、ステップS301の処理へ戻る。
【0072】
ステップS302において、CPU21は、タイムアウトした登録情報を登録情報データベースから削除する。そして、ステップS301の処理へ戻る。
【0073】
以下、画像データ送信システム1において行われる画像データ送信処理について図8を参照しつつ説明する。図8は、画像データ送信システム1を構成するMFP2が行う画像データ送信処理の動作フローを示すフローチャートである。図8の画像データ送信処理の実行は、MFP2の電源投入時などに、MFP2のCPU21によってROM22から画像データ送信処理プログラムが読み出されて開始される。
【0074】
ステップS401において、MFP2のCPU21は、操作パネル25のスキャンモードキーがユーザにより押下されたか否かを判定する。操作パネル25のスキャンモードキーがユーザにより押下されていないと判定された場合には(S401:NO)、ステップS410の処理へ移行する。一方、スキャンモードキーがユーザにより押下されたと判定された場合には(S401:YES)、ステップS402の処理へ移行する。
【0075】
ステップS401の判定ステップで操作パネル25のスキャンモードキーが押下されたと判定されると(S401:YES)、ステップS402において、MFP2は、CPU21に制御されて、プッシュスキャン機能を利用するプッシュスキャンモードへ移行する。そして、ステップS403の処理へ移行する。
【0076】
ステップS403において、CPU21は、MFP2を、パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令(セットされた原稿の画像の読み取りを行う指令:スキャン要求)を拒否する全端末読取指令拒否モードに設定する。そして、ステップS404の処理へ移行する。
【0077】
ステップS404において、CPU21は、NVRAN24に記憶されている登録情報データベースにアクセスし、登録情報データベースに基づいて、図4に一例を示す選択画面を表示する。そして、CPU21は、ユーザにより選択画面のアプリケーションソフト選択群を利用して画像データを処理するアプリケーションソフトが選択されたか否かを判定する。アプリケーションソフトが選択されていないと判定された場合には(S404:NO)、ステップS404の処理へ戻り、ユーザによるアプリケーションソフトの選択を監視する、一方、アプリケーションソフトが選択されたと判定された場合には(S404:YES)、ステップS405の処理へ移行する。
【0078】
ステップS405において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている登録情報データベースに基づいて、選択画面の端末装置選択群に、ユーザによって選択されたアプリケーションソフトに関連した送信先のみを表示する。例えば、登録情報データベースが図3に示すものであり、図4(a)の選択画面のアプリケーションソフト選択群でScan to Emailが選択されると、選択画面の端末装置選択群に表示される送信先は、図4(b)に示すように、PC1と<USB>になる。
そして、CPU21は、選択画面の端末装置選択群を利用してユーザにより画像データを送信する送信先が選択されたか否かを判定する。送信先が選択されていないと判定された場合には(S405:NO)、ステップS405の処理へ戻り、ユーザによる送信先の選択を監視する。一方、送信先が選択されたと判定された場合には(S405:YES)、ステップS406の処理へ移行する。
【0079】
ステップS406において、CPU21は、ユーザにより選択された送信先のパーソナルコンピュータに対して、当該パーソナルコンピュータの登録情報データベースに格納されているIPアドレス、或いは、当該パーソナルコンピュータが接続されているUSB又はパラレルを利用して、ユーザにより選択されたアプリケーションソフトを通知する。そして、ステップS407の処理へ移行する。
【0080】
ステップS407において、CPU21は、操作パネル25のスキャン開始キーがユーザにより押下されたか否かを判定する。操作パネル25のスキャン開始キーがユーザにより押下されていないと判定された場合には(S407:NO)、ステップS407の処理へ戻って、ユーザによる操作パネル25のスキャン開始キーの押下を監視する。一方、スキャン開始キーがユーザにより押下されたと判定された場合には(S407:YES)、ステップS408の処理へ移行する。
【0081】
ステップS408において、CPU21は、MFP2を、ユーザによって端末装置選択群から選択されたパーソナルコンピュータから送信される読取指令のみを受け付け、当該選択されたパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータから送信される読取指令を拒否する選択端末読取指令受付モードに設定する。そして、ステップS409の処理へ移行する。
【0082】
ステップS409において、CPU21は、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータに対して、当該パーソナルコンピュータの登録情報データベースに格納されているIPアドレス、或いは、当該パーソナルコンピュータが接続されているUSB又はパラレルを利用して、読取指令の送出をリクエストする。そして、ステップS410の処理へ移行する。尚、この読取指令送出のリクエストは、MFP2が選択されたパーソナルコンピュータに対して原稿の読み取りの開始に関する通知にもなっている。
【0083】
ステップS410において、CPU21は、パーソナルコンピュータから読取指令(この読取指令には、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータから送信される読取指令(プッシュスキャン機能に基づく読取指令)、及び、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータから送信される読取指令(プルスキャン機能に基づく読取指令)がある。図10及び図11参照)があったか否かを判定する。読取指令があったと判定された場合には(S410:YES)、ステップS411の処理へ移行する。一方、読取指令がなかったと判定された場合には(S410:NO)、ステップS419の処理へ移行する。
【0084】
ステップS410の判定ステップで読取指令があったと判定されると(S410:YES)、ステップS411において、CPU21は、読取指令を許可できるか否かを判定する。後述する全端末読取指令受付モードであるため、無条件で許可できる場合、或いは、選択端末読取指令受付モードではあるが、ステップS405でユーザによって選択されたパーソナルコンピュータからの読取指令であるため、読取指令を許可できると判定された場合には(S411:YES)、ステップS413の処理へ移行する。一方、全端末読取指令拒否モードであるため、読取指令を許可できない場合、或いは、選択端末読取指令受付モードにてステップS405でユーザによって選択されたパーソナルコンピュータ以外からの読取指令であるため、読取指令を許可できないと判定された場合には(S411:NO)、ステップS412の処理へ移行する。
【0085】
ステップS412において、MFP2は、CPU21に制御されて、読取指令に応じて原稿の読み取りを開始することなく、読取指令を行ったパーソナルコンピュータに対して、読取指令を拒否する旨の通知(読取指令に応じて原稿の読み取りを行わない旨の通知)を行う。そして、ステップS410の処理へ戻って、パーソナルコンピュータから送信される読取指令を監視する。
【0086】
ステップS413において、MFP2は、CPU21に制御されて、読取指令を行ったパーソナルコンピュータに対して、当該パーソナルコンピュータの登録情報データベースに格納されているIPアドレス、或いは、当該パーソナルコンピュータが接続されているUSB又はパラレルを利用して、読取指令を受け付ける旨の通知(読取指令に応じて原稿の読み取りを行う旨の通知)を行う。そして、ステップS414の処理へ移行する。
【0087】
ステップS414において、読取部26は、CPU21に制御されて、セットされた原稿の読み取りを開始する(スキャン動作開始)。そして、ステップS415の処理へ移行する。
【0088】
ステップS415において、CPU21は、ユーザにより選択された送信先のパーソナルコンピュータに対して、当該パーソナルコンピュータの登録情報データベースに格納されているIPアドレス、或いは、当該パーソナルコンピュータが接続されているUSB又はパラレルを利用して、読取部26で読み取った原稿の画像データを送信する。そして、ステップS416の処理へ移行する。
【0089】
ステップS416において、CPU21は、ADF形式の原稿配置位置(複数枚原稿を差し込む差込み口)に設けられたセンサによって、原稿配置位置にセットされた原稿が残っているか否かを判断することで、セットされた全ての原稿の読み取り(スキャン)が終了したか否かを判定する。スキャンが終了していないと判定された場合には(S416:NO)、ステップS415の処理へ戻る。一方、スキャンが終了したと判定された場合には(S416:YES)、ステップS417の処理へ移行する。
【0090】
ステップS417で、MFP2は、CPU21に制御されて、スキャンが終了した旨をパーソナルコンピュータに通知する。そして、ステップS418の処理へ移行する。
【0091】
ステップS418において、CPU21は、画像データの送信対象であったパーソナルコンピュータから終了確認(後述する図10、図11の処理でパーソナルコンピュータによって送信される全ての画像データを取り込んだ旨を示す終了確認)があったか否かを判定する。終了確認がないと判定された場合には(S418:NO)、ステップS418の処理へ戻って、終了確認の受信を監視する。一方、終了確認があったと判定された場合には(S418:YES)、ステップS421の処理へ移行する。
【0092】
ステップS410の判定ステップで読取指令がなかったと判定されると(S410:NO)、ステップS419において、CPU21は、ステップS409で読取指令送出をリクエストしてから予め定められた時間経過(タイムアウト経過)したか否かを判定する。予め定められた時間経過していない、或いは、ステップS419にて読取指令送出をリクエストしていないと判定された場合には(S419:NO)、ステップS401の処理へ戻る。一方、ステップS409で読取指令送出をリクエストしてから予め定められた時間経過したと判定された場合には(S419:YES)、ステップS420の処理へ移行する。
【0093】
ステップS419の判定ステップで所定時間経過したと判定されると(S419:YES)、又は、後述する図9の読取キャンセル処理でユーザによりキャンセルキーが押下されたことが読取キャンセル処理を起動しているタスクから通知されると、ステップS420において、MFP2は、CPU21に制御されて、画像の読み取りに関する処理(スキャン処理)を中断する。そして、ステップS421の処理へ移行する。
【0094】
ステップS421において、CPU21は、選択端末読取指令受付モードを抜けて、MFP2を、パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付ける全端末読取指令受付モードに設定する。そして、ステップS401の処理に戻る。
【0095】
ここで、プルスキャン機能が利用される場合のMFP2の動作の概略を説明する。MFP2が全端末読取指令拒否モード、或いは、選択端末読取指令受付モードである場合には、図10を参照しつつ後述するプルスキャン機能用の画像データ処理を行うパーソナルコンピュータが送信する読取指令を拒否し(原稿の読み取りを開始せずに)、その旨を通知する。
一方、MFP2が全端末読取指令受付モードである場合には、図10を参照しつつ後述するプルスキャン機能用の画像データ処理を行うパーソナルコンピュータが送信する読取指令を受け付け、読取指令を行ったパーソナルコンピュータに対して、読取指令の受け付けた旨を通知する(読取指令の受付の通知)。そして、MFP2は、CPU21に制御されて、原稿配置位置にセットされた原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを、読取指令を行ったパーソナルコンピュータに対して、送信する。
【0096】
以下、画像データ送信システム1において行われる読取キャンセル処理について図9を参照しつつ説明する。図9は、画像データ送信システム1を構成するMFP2が行う読取キャンセル処理の動作フローを示すフローチャートである。図9の読取キャンセル処理の実行は、MFP2の電源投入時などに、MFP2のCPU21によってROM22から読取キャンセル処理プログラムが読み出されて開始される。
【0097】
ステップS501において、MFP2のCPU21は、ユーザがプッシュスキャン機能などの利用をキャンセルするために、操作パネル25のキャンセルキーがユーザにより押下されたか否かを判定する。ユーザによりキャンセルキーが押下されていないと判定された場合には(S501:NO)、ステップS501の処理へ戻って、ユーザによる操作パネル25のキャンセルキーの押下を監視する。一方、ユーザによりキャンセルキーが押下されたと判定された場合には(S501:YES)、ステップS502の処理へ移行する。
【0098】
ステップS502において、CPU21は、図8を参照しつつ説明した画像データ送信処理を起動しているタスクに対して、ユーザによりキャンセルキーが押下された旨の通知を行う。そして、ステップS501の処理へ戻って、ユーザによる操作パネル25のキャンセルキーの押下を監視する。尚、キャンセルキーの押下が図8の処理を起動しているタスクに通知されると、スキャン処理が中断され(S420)、MFP2はパーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付ける全端末読取指令受付モードに移行する(S421)。
【0099】
以下、画像データ送信システム1において行われる画像データ処理について図10を参照しつつ説明する。図10は、画像データ送信システム1を構成するパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cが行うMFP2のプルスキャン機能利用時の画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。図10のプルスキャン機能利用時の画像データ処理の実行は、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cの電源投入時などに、パーソナルコンピュータのCPU31によってHDD34からプルスキャン用の画像データ処理プログラムが読み出されて開始される。
【0100】
ステップS601において、パーソナルコンピュータのCPU31は、ユーザにより操作部35を利用してスキャン開始ボタンが押下されたか否かを判定する。スキャン開始ボタンがユーザにより押下されていないと判定された場合には(S601:NO)、ステップS601の処理へ戻って、ユーザによるスキャン開始ボタンの押下を監視する。一方、スキャン開始ボタンが押下されたと判定された場合には(S601:YES)、ステップS602の処理へ移行する。
【0101】
ステップS602において、CPU31は、操作部35を利用してユーザにより設定された画像読み取り時の動作設定(カラー/モノクロ指定、解像度、スキャン範囲、明るさ、コントラストなど)を取り込む。そして、ステップS603の処理へ移行する。
【0102】
ステップS603において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2に対して、セットされた原稿の読み取りを開始するように読取指令を送出する。そして、ステップS604の処理へ移行する。但し、MFP2に対して読取指令を送出するのに併せて、ステップS602で取り込んだ動作設定をMFP2に対して送出する。
【0103】
ステップS604において、CPU31は、MFP2から、読取指令に対する応答(MFP2が全端末読取指令受付モードに設定されている際に、読取指令を受信すると、MFP2が読取指令を行ったパーソナルコンピュータに対して行う読取指令の受付の通知、MFP2が全端末読取指令拒否モード或いは選択端末読取指令受付モードに設定されている際に、読取指令を受信すると、MFP2が読取指令を行ったパーソナルコンピュータに対して行う読取指令の拒否の通知:図8参照)があったか否かを判定する。読取指令に対する応答があったと判定された場合には(S604:YES)、ステップS605の処理へ移行する。一方、読取指令に対する応答がなかったと判定された場合には(S604:NO)、ステップS611の処理へ移行する。
【0104】
ステップS604における判定ステップで読取指令に対する応答があったと判定されると(S604:YES)、ステップS605において、CPU31は、読取指令に対する応答が読取指令の受付の通知であるか否かを判定する。読取指令に対する応答が読取指令の受付の通知であると判定された場合には(S605:YES)、ステップS606の処理へ移行する。一方、読取指令に対する応答が読取指令の受付の通知でない、つまり、読取指令の拒否の通知であると判定された場合には(S605:NO)、ステップS610の処理へ移行する。
【0105】
ステップS605の判定ステップで読取指令に対する応答が読取指令の受付の通知であると判定されると(S605:YES)、ステップS606において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2からMFP2が読み取った画像データを取り込む。そして、ステップS607の処理へ移行する。
【0106】
ステップS607において、CPU31は、前述のステップS417によってMFP2から送出されるスキャン終了の通知を受けたか否かによって、全ての画像データを取り込んだか否かを判定する。全ての画像データを取り込んでいないと判定された場合には(S607:NO)、ステップS606の処理へ戻る。一方、全ての画像データの取り込みが終了したと判定された場合には(S607:YES)、ステップS608の処理へ移行する。
【0107】
ステップS608において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、画像データを正常に受信し終えた旨(終了確認)をMFP2に対して通知する。そして、ステップS609の処理へ移行する。
【0108】
ステップS609において、表示部36は、CPU31に制御されて、ステップS606の処理でMFP2から取り込んだ画像データを表示する。そして、ステップS601の処理へ戻って、ユーザによるスキャン開始ボタンの押下を監視する。尚、ユーザによりScan to Email用のアプリケーションソフト、scan to Image用のアプリケーションソフト、Scan to OCR用のアプリケーションソフトなどが指定されると、その指定されたアプリケーションソフトにてMFP2から取り込んだ画像データを処理する。
【0109】
ステップS605の判定ステップで読取指令に対する応答が読取指令の受付の通知でない、つまり、読取指令の拒否の通知であると判定されると(S605:NO)、ステップS610において、表示部36は、CPU31に制御されて、読取指令が拒否された旨(MFP2から画像データを取り込むことができない旨)をユーザに通知すべく、読取指令が拒否された旨のメッセージを表示する。そして、ステップS613の処理へ移行する。
【0110】
ステップS604の判定ステップでMFP2から読取指令に対する応答がないと判定されると(S604:NO)、ステップS611において、CPU31は、ステップS603でMFP2に対して読取指令を送出してから予め定められた時間経過(タイムアウト経過)したか否かを判定する。予め定められた時間経過していないと判定された場合には(S611:NO)、ステップS604の処理へ戻って、MFP2からの応答を監視する。一方、予め定められた時間経過したと判定された場合には(S611:YES)、ステップS612の処理へ移行する。
【0111】
ステップS611の判定ステップで予め定められた時間が経過したと判定されると(S611:YES)、ステップS612において、表示部36は、CPU31に制御されて、MFP2から予め定められた時間応答がない旨(MFP2から画像データを取り込むことができない旨)をユーザに通知すべく、MFP2から予め定められた時間応答がない旨のメッセージを表示する。そして、ステップS613の処理へ移行する。
【0112】
ステップS613において、CPU31は、ユーザがエラー通知(読取指令の拒否、或いは、MFP2からの応答がないこと)を認識したか否かをユーザによるキー操作により判定する。ユーザがエラー通知を認識していないと判定された場合には(S613:NO)、ユーザによるエラー通知の認識を監視する。一方、ユーザがエラー通知を認識したと判定された場合には(S613:YES)、ステップS601の処理へ戻って、ユーザによるスキャン開始ボタンの押下を監視する。
【0113】
以下、画像データ送信システム1において行われる画像データ処理について図11を参照しつつ説明する。図11は、画像データ送信システム1を構成するパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cが行うMFP2のプッシュスキャン機能利用時の画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。図11のプッシュスキャン機能利用時の画像データ処理の実行は、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cの電源投入時などに、パーソナルコンピュータのCPU31によってHDD34からプッシュスキャン用の画像データ処理プログラムが読み出されて開始される。
【0114】
ステップS701において、パーソナルコンピュータのCPU31は、MFP2から、アプリケーションソフト選択群でユーザによって選択されたアプリケーションソフトの通知(図8参照)を受け取ったか否かを判定する。アプリケーションソフトの通知を受け取っていないと判定された場合には(S701:NO)、ステップS701の処理に戻って、アプリケーションソフトの通知を監視する。一方、アプリケーションソフトの通知を受け取ったと判定された場合には(S701:YES)、ステップS702の処理へ移行する。
【0115】
ステップS701の判定ステップでアプリケーションソフトの通知があったと判定されると(S701:YES)、ステップS702において、CPU31は、MFP2から読取指令送出のリクエスト(図8を参照しつつ説明した画像データ送信処理で行われる読取指令送出のリクエスト)があったか否かを判定する。MFP2から読取指令送出のリクエストがないと判定された場合には(S702:NO)、ステップS702の処理へ戻って、読取指令送出のリクエストを監視する。一方、MFP2から読取指令送出のリクエストがあったと判定された場合には(S702:YES)、ステップS703の処理へ移行する。
【0116】
ステップS702の判定ステップで読取指令送出のリクエストがあったと判定されると(S702:YES)、ステップS703において、CPU31は、自機器(パーソナルコンピュータ)のスキャナドライバに設定された最新の動作設定(カラー/モノクロ指定、解像度、スキャン範囲、明るさ、コントラストなど)を取り込む。そして、ステップS704の処理へ移行する。
【0117】
ステップS704において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2に対して、セットされた原稿の読み取りを開始するように読取指令を送出する。そして、ステップS705の処理へ移行する。但し、MFP2に対して読取指令を送出するのに併せて、ステップS703で取り込んだ動作設定をMFP2に対して送出する。
【0118】
ステップS705において、CPU31は、読取指令に対する応答(図8を参照しつつ説明した画像データ送信処理で行われる読取指令の受付の通知)がMFP2からあったか否かを判定する。読取指令に対する応答があったと判定された場合には(S705:YES)、ステップS706の処理へ移行する。一方、読取指令に対する応答がなかったと判定された場合には(S705:NO)、ステップS710の処理へ移行する。
【0119】
ステップS705での判定ステップで読取指令に対する応答があったと判定されると(S705:YES)、ステップS706において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2からMFP2が読み取った画像データを取り込む。そして、ステップS707の処理へ移行する。
【0120】
ステップS707において、CPU31は、前述のステップS417によってMFP2から送出されるスキャン終了の通知を受けたか否かによって、全ての画像データを取り込んだか否かを判定する。全ての画像データを取り込んでいないと判定された場合には(S707:NO)、ステップS706の処理へ戻る。一方、全ての画像データの読取が終了したと判定された場合には(S707:YES)、ステップS708の処理へ移行する。
【0121】
ステップS708において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、画像データを正常に受信し終えた旨(終了確認)をMFP2に対して通知する。そして、ステップS709の処理へ移行する。
【0122】
ステップS709において、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、MFP2から通知されたアプリケーションソフトにてMFP2から取り込んだ画像データを処理する。そして、ステップS701の処理へ戻って、アプリケーションソフトの通知を監視する。
【0123】
ステップS705の判定ステップで読取指令に対する応答がないと判定されると(S705:NO)、ステップS710において、CPU31は、ステップS704でMFP2に対して読取指令を送出してから予め定められた時間経過(タイムアウト経過)したか否かを判定する。予め定められた時間経過していないと判定された場合には(S710:NO)、ステップS705の処理へ戻って、読取指令に対するMFP2の応答を監視する。一方、予め定められた時間経過したと判定された場合には(S710:YES)、ステップS711の処理へ移行する。
【0124】
ステップS710の判定ステップで予め定められた時間が経過したと判定されると(S710:YES)、ステップS711において、表示部35は、CPU31に制御されて、MFP2から予め定められた時間応答がない旨(MFP2から画像データを取り込むことができない旨)をユーザに通知すべく、MFP2から予め定められた時間応答がない旨のメッセージを表示する。そして、ステップS712の処理へ移行する。
【0125】
ステップS712において、CPU31は、ユーザがエラー通知(MFPからの応答がないこと)を認識したか否かをユーザによるキー操作により判定する。ユーザがエラー通知を認識していないと判定された場合には(S712:NO)、ステップS712の処理に戻って、ユーザによるエラー通知の認識を監視する。一方、ユーザがエラー通知を認識したと判定された場合には(S712:YES)、ステップS701の処理へ戻って、アプリケーションソフトの通知を監視する。
【0126】
以下、画像データ送信システム1が行う処理の動作シーケンス例について図12を参照しつつ説明する。図12は、画像データ送信システム1の動作シーケンスの一例を示すシーケンス図である。
【0127】
MFP2にて、操作パネル25のスキャンモードキーが押下され(S801:図8のS401のYESに相当)、MFP2は、プッシュスキャンモードへ移行する(図8のS402に相当)とともに、パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を拒否する全端末読取指令拒否モードに設定される(S802:図8のS403に相当)。
【0128】
MFP2の操作パネル25の表示部に表示される選択画面のアプリケーションソフト選択群からユーザによって画像データを処理するアプリケーションソフトが選択されるとともに、端末装置選択群からユーザによって画像データを送信するパーソナルコンピュータが選択される(S803:図8のS404のYES及びS405のYESに相当)。
【0129】
MFP2は、ユーザにより選択されたパーソナルコンピュータに対して、ユーザによって選択されたアプリケーションソフトを通知し(S804:図8のS406に相当)、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータはMFP2からユーザによって選択されたアプリケーションソフトの通知を受け取る(図11のS701のYESに相当)。
【0130】
MFP2にて操作パネル25のスキャン開始キーが押下される(S805:図8のS407のYESに相当)と、MFP2は、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータから送信される読取指令のみを受け付け、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータから送信される読取指令を拒否する選択端末読取指令受付モードに設定される(S806:図8のS408に相当)。
【0131】
MFP2はユーザによって選択されたパーソナルコンピュータに対して読取指令の送出をリクエストする(S807:図8のS409に相当)。
【0132】
ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータがこのリクエストを受け取る(図11のS702のYESに相当)と、パーソナルコンピュータは、MFP2に対して、読取指令を送出する(S808:図11のS704に相当)。
【0133】
MFP2はユーザによって選択されたパーソナルコンピュータから読取指令を受け取る(図8のS410のYES及びS411のYESに相当)と、MFP2は、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータに対して、読取指令の受付を通知し(S809:図8のS413に相当)、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータはMFP2から読取指令の受付の通知を受信する(図11のS705のYESに相当)。
【0134】
MFP2は、原稿配置位置にセットされた原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データをユーザにより選択されたパーソナルコンピュータに対して送信する(S810:図8のS414〜S416に相当)とともに、スキャンが終了すると、パーソナルコンピュータにスキャンの終了を通知する(S811:図8のS417に相当)。
【0135】
ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータは、MFP2によって読み取られた原稿の画像データを取り込み(図11のS706)、全ての画像データの取り込みが終了すると(図11のS707のYESに相当)、パーソナルコンピュータは、MFP2に対して、全ての画像データの取り込みが終了した旨(終了確認)の通知を行う(S812:図11のS708の処理に相当)。そして、パーソナルコンピュータはMFP2から通知されたアプリケーションソフトにてMFP2から取り込んだ画像データを処理する(S813:図11のS709に相当)。
【0136】
MFP2はユーザによって選択されたパーソナルコンピュータから終了確認の通知を受け取ると(図8のS418のYESに相当)、MFP2はパーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付ける全端末読取指令受付モードに設定する(S814:図8のS421に相当)。
【0137】
以上説明したように、本実施の形態における画像データ送信システム1によれば、スキャンモードキーが押下されると、パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令が拒否されるため、MFP2のプッシュスキャン機能を利用して画像データを読み取るためにMFP2にセットされた原稿がプルスキャン機能を利用してその内容が取得されることを防ぐことができる。
【0138】
また、スキャン開始キーが押下されると、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータからの読取指令は受け付け、それ以外のパーソナルコンピュータから送信される読取指令は拒否されるため、ユーザによって指定されたパーソナルコンピュータへの画像データの送信を可能にしつつ、ユーザにより指定されたパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータでその内容が取得されることを防ぐことができる。
【0139】
さらに、読取指令送出のリクエストをユーザにより選択されたパーソナルコンピュータに対して行った後予め定められた時間内に当該リクエストが行われたパーソナルコンピュータから読取指令がない場合にはパーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付けるので、リクエストが行われたパーソナルコンピュータから読取指令がない場合に永遠にリクエストがされたパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータからの読取指令を拒否する事態を回避することができる。
【0140】
また、パーソナルコンピュータがMFP2から画像データの取り込みを終了した後(MFP2からパーソナルコンピュータへ画像データの送信が終了した後)、パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付けるので、いつまでもパーソナルコンピュータからの読取指令を拒否する事態を回避することができる。
【0141】
さらに、画像の読み取りがキャンセルされた後、パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付けるので、MFP2のプルスキャン機能を効率良く利用することが可能になる。
【0142】
また、既にMFP2がパーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を拒否し、或いは、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータから送信される読取指令のみ受け付けるモードになっている場合には、プルスキャン機能を利用しようとしたユーザに対して、読取指令が拒否された旨が通知されるので、当該ユーザは、MFP2で原稿の読み取りを実行できなかったことを把握することが可能になる。
【0143】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上記実施の形態では、画像読取装置の例としてMFP2を挙げているが、プッシュスキャン機能及びプルスキャン機能の双方を備えたスキャナなどであってもよい。また、アプリケーションソフトの例として、Scan to Email、Scan to Image、Scan to OCRを例に挙げて説明しているが、画像データをFAX送信するアプリケーションソフト(Scan to FAX)などその他のものであってもよい。
【0144】
また、上記実施の形態では、MFP2はスキャン開始キーが押下されると選択端末読取指令受付モード(ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータから送信される読取指令のみ受け付け、ユーザによって選択されたパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータから送信される読取指令を拒否するモード)に設定される場合であるが、ユーザによって画像データを送信するパーソナルコンピュータが選択されると選択端末読取指令受付モードに設定するようにしても良い。言い換えると、上記実施の形態では、MFP2はスキャンモードキーが押下されてからスキャン開始キーが押下されるまで(S401〜S407)、全端末読取指令拒否モード(パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を拒否するモード)に設定しておく場合であるが、スキャンモードキーが押下されてからユーザによって画像データを送信するパーソナルコンピュータが選択されるまで(S401〜S405)、全端末読取指令拒否モードに設定しておくようにしても良い。
【0145】
さらに、上記実施の形態では、パーソナルコンピュータからMFP2に対して画像データの取り込みが終了した旨(終了確認)の通知があった後(画像データの送信が正常に完了したことを確認した後、S418:YES)に全端末読取指令受付モード(パーソナルコンピュータから送信される全ての読取指令を受け付けるモード)に設定している場合であるが、MFP2で画像データの読み取りが完了した後(S416:YES)に全端末読取指令受付モードに設定するようにしてもよい。尚、この場合には、パーソナルコンピュータがMFP2に対して終了確認の通知を行う必要がなくなる。
【0146】
また、登録データベースは、NVRAM24に記憶されており、MFP2の電源がOFFにされても登録情報を保存できる例を挙げて説明したが、登録データベースをRAM23に記憶させ、MFP2の電源がOFFにされると登録情報が消去される構成であっても良い。
【0147】
さらに、アプリケーションソフトを指す情報を含んだ登録情報を送信するか否かの判断は、アプリケーションソフトがパーソナルコンピュータのHDD34にインストールされているか否かの判断(S101、S103、S105)に基づいて行われる例を挙げて説明したが、ユーザによってそのアプリケーションソフトを利用するか否か選択させ、その選択結果に基づいて、上記アプリケーションソフトを指す情報を含んだ登録情報を送信するか否かを判断しても良い。
【0148】
また、スキャンモードキーが押下された際に(S401:YES)、全端末読取指令拒否モードに設定される(S403)例を挙げて説明したが、この全端末読取指令拒否モードは必須の構成ではなく、適宜当該モードを削除しても良い。その場合、選択端末読取指令受付モードに設定された以降にのみ(ステップS405にて送信先が選択された以降、或いは、ステップS407にてスキャン開始キーが押下された以降)、プルスキャン機能の利用に制限が加えられることとなる。
【0149】
さらに、本実施の形態では、読取指令を受け取った際に(S410:YES)、読取指令を許可できるか否かを判断する(S411)ことによって、読取指令を拒否する構成を説明したが、これに限らず、読取指令自体を受信しないようにすることで、拒否する構成としても良いし、読取指令を待ち行列にいれ、読取指令に対する処理を即座に行うことを拒否する構成としても良い。
【0150】
また、MFP2の操作パネル25に設けられたキャンセルキーが押下された際に(S501:YES)、スキャン処理が中断される(S420)例を挙げて説明したが、コピーキーやFAXキーなどが押されることによってスキャン処理を中断する構成としても良い。
【0151】
また、スキャンモードキーが押下された後(S401:YES)、全端末読取指令拒否モードに設定したものの(S403)、長時間(所定の時間)アプリケーションソフトが選択されなかったり(S404:NO)、送信先が選択されなかったり(S405:NO)する場合は、強制的に、ステップS420へ移行して、スキャン処理を中断し、全端末読取指令受付モード(S421)に設定する構成としても良い。或いは、プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作(スキャンモードキーの押下)が行われた後、所定の時間が経過しても、プッシュスキャン機能の利用時における原稿の読み取り開始に関する操作(スキャン開始キーの押下)がされない場合、全端末読取指令受付モードに設定して、全ての読取指令を受け付けるように構成してもよい。これらによれば、長時間全端末読取指令拒否モードが維持されてしまうという不具合を解消することが可能となる。
【0152】
また、本実施の形態にあるスキャン終了の判断ステップ(S416)は、本実施の形態に示したように、ADF形式の原稿配置位置に配置された全ての原稿を読み取ったか否かに基づいて判断しても良いし、原稿1ページ分をスキャンしたか否かの判断に基づいて行っても良い(この場合、フラットベッド形式でもADF形式でも良い)。
特に、フラットベッド方式に基づく読み取りでは、例えば、ユーザが雑誌などを複数ページ分読み取る場合、読取面に対して被読取媒体を複数回配置する必要性がある。そのため、全てのページについて他の端末装置からの読取指令を拒否したい場合、被読取媒体を配置する度に読取指令を拒否するための操作(例えば、スキャンモードキーの押下。更には、場合によっては、端末装置やアプリケーションソフトの選択する操作も加わる。)が伴ってしまうという面倒さが生じる。そこで、このような場合、予めユーザに何回スキャンを実行するか入力させ、その回数に達するまでは読取指令を拒否するための操作を不要としたり、或いは、ユーザに読取指令の拒否モードを終了して良いか確認して、終了して良い旨が確認されるまでは、読取指令を拒否するための操作を不要とする構成にすることが望ましい。
この場合、前者の構成については、ステップS401〜ステップS407の間にスキャン回数をユーザに入力させる処理ステップを追加するとともに、ステップS416とステップS417の間に入力されたスキャン回数となったか否かを判断する判断ステップを追加して、当該ステップによって入力されたスキャン回数に達したと判断された場合は、ステップS417へ移行する一方、当該判断ステップによって入力されたスキャン回数に達してないと判断された場合には、ステップS407に戻りスキャンキーの押下を監視する構成となる。
また、後者の構成については、ステップS416とステップS417の間にユーザによってスキャン終了が指示されたか否かを判断するステップを追加して、当該判断ステップによってスキャン終了の指示が確認された場合は、ステップS417へ移行する一方、スキャン終了の指示が確認されない場合は、ステップS407に戻りスキャンキーの押下を監視する構成となる。
この構成によれば、ユーザにかかる操作負荷を軽減させることができる他に、読み取りを行っている最中に他の端末装置からの読取指令があっても、確実にその読取指令を拒否することが可能となる。
【0153】
また、パーソナルコンピュータが原稿を全て受信したか否かの判断(S707)は、MFP2からの終了通知を受信したか否かに基づいて行ったが、MFP2から所定時間データを受信しなくなったか否かに基づいて行っても良い。さらに、前述したMFP2にてスキャン回数をユーザに入力させる場合においては、1枚目の画像データをMFP2から受信する前に、何枚分の画像データが送信されるかの情報をMFP2から受信しておき、その枚数分の画像データが受信されたか否かに基づいて行っても良い。
【0154】
また、上述した内容をMFP2やパーソナルコンピュータなどに実行させる各プログラムを、コンピュータが読み取り可能なCD−ROMなどの各種記録媒体に記録するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像データ送信システムのシステム構成を示す図である。
【図2】図1に示した画像データ送信システムを構成する装置の装置構成を示す図である。
【図3】図1に示した画像データ送信システムのMFPに記憶される登録情報データベースの例を示す図である。
【図4】図1に示した画像データ送信システムのMFPに表示される選択画面の例である。
【図5】図1の画像データ送信システムのパーソナルコンピュータが実行する登録情報送信処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図6】図1の画像データ送信システムのMFPが実行する登録情報格納処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図7】図1の画像データ送信システムのMFPが実行する登録情報削除処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図8】図1の画像データ送信システムのMFPが実行する画像データ送信処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図9】図1の画像データ送信システムのMFPが実行する読取キャンセル処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図10】図1の画像データ送信システムのパーソナルコンピュータが実行するプルスキャン機能用の画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図11】図1の画像データ送信システムのパーソナルコンピュータが実行するプッシュスキャン機能用の画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図12】図1の画像データ送信システムの動作シーケンスの一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 画像データ送信システム
2 MFP
3、4、5a、5b、5c パーソナルコンピュータ
6 LAN
21、31 CPU
22、32 ROM
23、33 RAM
24 NVRAM
25 操作パネル
26 読取部
27 印字部
28a ネットワークインターフェース
28b USBインターフェース
28c パラレルインターフェース
29d FAXモデム
34 HDD
35 操作部
36 表示部
37 インターフェース

Claims (12)

  1. ネットワークに接続された画像読取装置にて原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像データ送信システムにおいて、
    前記画像読取装置は、
    端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、
    当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、
    を備えており、
    前記画像読取装置は、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作が行われた後は、前記端末装置から送信される読取指令を拒否することを特徴とする画像データ送信システム。
  2. ネットワークに接続された画像読取装置にて原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像データ送信システムにおいて、
    前記画像読取装置は、
    端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、
    当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して前記端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザによって指定された前記端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、
    を備えており、
    前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われた後、又は、画像データを送信する端末装置が指定された後、指定された端末装置以外の端末装置から送信される読取指令を拒否することを特徴とする画像データ送信システム。
  3. 前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作が行われた後、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われるまで、又は、画像データを送信する端末装置が指定されるまで、端末装置から送信される全ての読取指令を拒否することを特徴とする請求項2に記載の画像データ送信システム。
  4. 前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用の開始に関する操作が行われた後、所定の時間が経過しても、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作、又は、画像データを送信する端末装置の指定がされない場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする請求項3に記載の画像データ送信システム。
  5. 前記画像読取装置は、前記プッシュスキャン機能の利用時における前記通知が行われた後所定時間当該通知が行われた端末装置から送信される読取指令がない場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像データ送信システム。
  6. 前記原稿の読み取りが終了した場合、又は、前記画像データの送信が正常に完了したことを確認した場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像データ送信システム。
  7. 前記プッシュスキャン機能の利用がキャンセルされた場合、端末装置から送信される全ての読取指令を受け付けることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像データ送信システム。
  8. 前記画像読取装置は、前記読取指令を拒否した端末装置に対して、その旨を通知することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像データ送信システム。
  9. ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置において、
    端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、
    当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、
    を備えており、
    当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作が行われた後は、前記端末装置から送信される読取指令を拒否することを特徴とする画像読取装置。
  10. ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置において、
    端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、
    当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して前記端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザによって指定された前記端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、
    を備えており、
    前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われた後、又は、画像データを送信する端末装置が指定された後、指定された端末装置以外の端末装置からの読取指令を拒否することを特徴とする画像読取装置。
  11. ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置であり、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザにより指定された端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えた画像読取装置であるコンピュータを、
    当該コンピュータにおけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作が行われた後は、前記端末装置から送信される読取指令を拒否するように機能させることを特徴とするプログラム。
  12. ネットワークに接続され、原稿を読み取り、読み取った前記原稿の画像データを前記ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも1つに送信する画像読取装置であり、端末装置におけるユーザによる原稿の読み取りに関する操作に従って当該端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データを当該端末装置に対して送信するプルスキャン機能と、当該画像読取装置におけるユーザによる原稿の読み取りの開始に関する操作に従ってユーザにより指定された端末装置に対して原稿の読み取りの開始に関する通知を行い、当該通知に応答して前記端末装置から送信される読取指令に基づき原稿の読み取りを開始して、読み取った前記原稿の画像データをユーザによって指定された前記端末装置に対して送信するプッシュスキャン機能と、を備えた画像読取装置であるコンピュータを、
    前記プッシュスキャン機能の利用時における前記原稿の読み取りの開始に関する操作が行われた後、又は、画像データを送信する端末装置が指定された後、指定された端末装置以外の端末装置からの読取指令を拒否するように機能させることを特徴とするプログラム。
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