JP3951916B2 - 画像データ送受信システム、画像データ生成装置、端末装置、及びプログラム - Google Patents

画像データ送受信システム、画像データ生成装置、端末装置、及びプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データ生成装置において画像データを生成し、生成した画像データをユーザによって選択された端末装置へ送信する画像データ送受信システム、画像データ生成装置、端末装置、及びプログラムに関し、特に、画像データを端末装置へ送信する際の端末装置の指定を簡単に行うことが可能な画像データ送受信システム、画像データ生成装置、端末装置、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スキャナ機能など複数の機能を備えた多機能周辺装置と、当該多機能周辺装置にLAN(Local Area Network)を介して接続された複数の端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ)とを備えたネットワークシステムが構築されることがある。そして、例えば、多機能周辺装置のスキャナ機能を利用して読み取った原稿の画像データをユーザによって指定された端末装置へ送信することが既に行われている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−92121号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、多機能周辺装置のスキャナ機能を利用して読み取った原稿の画像データを端末装置へ送信する場合、送信先のアドレスを知った上で、そのアドレスをユーザ自ら手入力する必要があり、ユーザにとって煩わしいものであった。
【0005】
そこで、本発明は、画像データ生成装置で生成した画像データを端末装置へ送信する際の端末装置の指定を簡単に行うことができる画像データ送受信システム、画像データ生成装置、端末装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像データ送受信システムは、画像データを生成する画像データ生成装置から送信された画像データを、端末装置が受信する画像データ送受信システムにおいて、前記端末装置は、前記画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトを稼動できることを条件として、前記画像データ生成装置が画像データを当該端末装置に送信する際に用いる識別情報を格納したパケットを前記画像データ生成装置に送信するパケット送信手段と、前記画像データ生成装置からの通知を受け付ける通知受付手段と、前記画像データ生成装置から送信された画像データを受信する画像データ受信手段と、前記通知受付手段で通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備え、前記画像データ生成装置は、画像データを生成する画像データ生成手段と、前記パケット送信手段により送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケット受信手段によって受信されたパケットの送信元である端末装置の中から、前記画像データ生成手段によって生成される画像データの送信先となる端末装置を選択する送信先選択手段と、前記送信先選択手段により選択された前記端末装置から受信したパケットに格納された識別情報に基づいて、その端末装置に送信する画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトの通知を、その端末装置に対して実行するアプリケーション通知手段と、前記アプリケーション通知手段によりアプリケーションソフトの通知を行った端末装置に対して、前記画像データ生成手段により生成された画像データを送信する画像データ送信手段と、を備えたことことを特徴とする。
【0007】
請求項に記載の画像データ生成装置は、画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトを稼動できることを条件として、所定の識別情報を格納したパケットを送信するパケット送信手段と、アプリケーションソフトの通知を受け付ける通知受付手段と、画像データを受信する画像データ受信手段と、前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備える端末装置に、画像データを送信する画像データ生成装置であって、画像データを生成する画像データ生成手段と、前記パケット送信手段により送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケット受信手段によって受信されたパケットの送信元である端末装置の中から、前記画像データ生成手段によって生成される画像データの送信先となる端末装置を選択する送信先選択手段と、前記送信先選択手段により選択された前記端末装置から受信したパケットに格納された前記所定の識別情報を用いて、その端末装置に送信する画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトの通知を、その端末装置に対して実行するアプリケーション通知手段と、前記アプリケーション通知手段によりアプリケーションソフトの通知を行った端末装置の前記画像データ受信手段に対して、前記画像データ生成手段により生成された画像データを送信する画像データ送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の端末装置は、所定の識別情報を格納したパケットを受信した際に、パケットの送信元の中から画像データの送信先を選択し、その送信先に対して、画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトに関する通知を、前記所定の識別情報を用いて実行する画像データ生成装置と通信可能な端末装置であって、画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトが稼動できることを条件として、前記所定の識別情報を格納したパケットを前記画像データ生成装置に送信するパケット送信手段と、前記画像データ生成装置からの前記通知を受け付ける通知受付手段と、前記画像データ生成装置から送信された画像データを受信する画像データ受信手段と、前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項10に記載のプログラムは、画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトを稼動できることを条件として、所定の識別情報を格納したパケットを送信するパケット送信手段と、アプリケーションソフトの通知を受け付ける通知受付手段と、画像データを受信する画像データ受信手段と、前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備える端末装置に、画像データを送信する画像データ生成装置に備えられたコンピュータを、以下の手段として機能させる。つまり、画像データを生成する画像データ生成手段、前記パケット送信手段により送信されたパケットを受信するパケット受信手段、前記パケット受信手段によって受信されたパ ケットの送信元である端末装置の中から、前記画像データ生成手段によって生成される画像データの送信先となる端末装置を選択する送信先選択手段、前記送信先選択手段により選択された前記端末装置から受信したパケットに格納された前記所定の識別情報を用いて、その端末装置に送信する画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトの通知を、その端末装置に対して実行するアプリケーション通知手段、及び、前記アプリケーション通知手段によりアプリケーションソフトの通知を行った端末装置の前記画像データ受信手段に対して、前記画像データ生成手段により生成された画像データを送信する画像データ送信手段、として機能させることを特徴とする。
【0010】
請求項11に記載のプログラムは、所定の識別情報を格納したパケットを受信した際に、パケットの送信元の中から画像データの送信先を選択し、その送信先に対して、画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトに関する通知を、前記所定の識別情報を用いて実行する画像データ生成装置と通信可能な端末装置に備えられたコンピュータを、以下の手段として機能させる。つまり、画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトが稼動できることを条件として、前記所定の識別情報を格納したパケットを前記画像データ生成装置に送信するパケット送信手段、前記画像データ生成装置からの前記通知を受け付ける通知受付手段、前記画像データ生成装置から送信された画像データを受信する画像データ受信手段、及び、前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段、として機能させることを特徴とする。
【0011】
請求項1及び8〜11のそれぞれによると、端末装置から画像データ生成装置へ、画像データ生成装置が画像データを当該端末装置に送信する際に用いる識別情報を格納したパケットが送信され、画像データ生成装置では端末装置から受信したパケットの送信元である端末装置の中から画像データの送信先となる端末装置を選択するので、画像データ生成装置で生成した画像データを端末装置へ送信する際の端末装置の指定を簡単に行うことが可能になる。
【0012】
請求項2に記載の画像データ送受信システムは、請求項1に記載の画像送受信システムにおいて、前記画像データ生成装置は、入力照合情報を入力する照合情報入力手段と、前記送信先選択手段により選択された前記端末装置に対応する登録照合情報と前記照合情報入力手段により入力された前記入力照合情報とが一致するか否かを判断する照合情報判断手段と、前記照合情報判断手段により前記登録照合情報と前記入力照合情報とが一致すると判断されると、前記画像データ送信手段による前記画像データの送信を許可し、前記照合情報判断手段により前記登録照合情報と前記入力照合情報とが一致しないと判断されると、前記画像データ送信手段による前記画像データの送信を禁止する送信制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2によると、画像データを送信する送信先の端末装置に対応する登録照合情報と一致する入力照合情報を照合情報入力手段で入力しないと、画像データが画像データ生成装置から端末装置へ送信されないため、画像データを他のユーザの端末装置へ送信する悪戯や、端末装置の選択の間違いにより希望しない端末装置への画像データの送信を効果的に防止することができる。
【0014】
請求項3に記載の画像データ送受信システムは、請求項2に記載の画像データ送受信システムにおいて、前記端末装置は、前記パケット送信手段により送信される前記パケットに前記登録照合情報を付加する登録照合情報付加手段をさらに備え、前記画像データ生成装置は、前記パケット受信手段により受信された前記パケットから前記登録照合情報を取得する登録照合情報取得手段と、前記登録照合情報取得手段により取得された登録照合情報と当該登録照合情報が付加されたパケットを送信した端末装置の識別情報とを関連付ける関連付け手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項3によると、端末装置が画像データ生成装置に対して送信する識別情報と登録照合情報とを同じパケットに格納して送信するので、通信の負荷を軽減することができる。
【0016】
請求項4に記載の画像データ送受信システムは、請求項3に記載の画像データ送受信システムにおいて、前記端末装置は、前記登録照合情報を暗号化する登録照合情報暗号化手段をさらに備え、前記登録照合情報付加手段は、前記登録照合情報暗号化手段により暗号化された登録照合情報を前記パケットに付加し、前記画像データ生成装置は、前記登録照合情報暗号化手段により行われる暗号化処理と実質的に同一の暗号化処理に基づいて、前記照合情報入力手段により入力された前記入力照合情報を暗号化する入力照合情報暗号化手段をさらに備え、前記登録照合情報取得手段は、前記パケットから前記暗号化された登録照合情報を取得し、前記照合情報判断手段は、前記登録照合情報取得手段により取得された前記暗号化された登録照合情報と前記入力照合情報暗号化手段により暗号化された入力照合情報とが一致するか否かを判断することを特徴とする。
【0017】
請求項4によると、端末装置から画像データ生成装置へ登録照合情報を暗号化して送信するので、登録照合情報が他人に知られることを効果的に回避することが可能になる。これとともに、一般に暗号化された情報を復号化するよりも実質的に同じ暗号化処理に基づいて情報を暗号化する方が容易であることを踏まえれば、登録照合情報を暗号化した暗号化処理と実質的に同じ暗号化処理で入力照合情報を暗号化して両者の一致を判断しているため、暗号化された登録照合情報を復号化して入力照合情報との一致を判断するものに比べ、実施が容易になるという利点がある。
【0018】
請求項5に記載の画像データ送受信システムは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムにおいて、前記パケット送信手段は、前記パケットを所定時間毎に送信し、前記画像データ生成装置は、前記送信先選択手段における選択対象となる夫々の端末装置に関して、前記パケット受信手段によって前記パケットが所定期間受信されていないかを判断し、前記パケットが所定期間受信されていないと判断された端末装置を前記選択対象となる端末装置から削除する端末装置削除手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項5によると、送信先選択手段による選択対象となる端末装置が、画像データ生成装置がパケットを所定期間内に受信したもののみになるので、ユーザによる画像データを送信する端末装置の選択が容易になる。
【0020】
請求項6に記載の画像データ送受信システムは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムにおいて、前記端末装置は、前記画像データ生成装置から受信した画像データを処理するためのアプリケーションソフトを複数備えており、前記パケット送信手段は、前記アプリケーションソフトごとに、そのアプリケーションソフトと前記識別情報とを対応付けたパケットを送信することを特徴とする。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
請求項に記載の画像データ送受信システムは、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムにおいて、前記パケット送信手段は、前記画像データ生成装置がネットワークに参加したことを検出した際に、前記パケットの送信を実行することを特徴とする。
【0025】
請求項によると、端末装置は、画像データ生成装置のネットワーク参加に基づいて、パケット送信手段によるパケットの送信を実行するので、画像データ生成装置がネットワークに参加していないのに、パケット送信してしまうという無駄な処理を無くすことが可能になる。
【0026】
尚、請求項1、及び請求項1に記載のプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などのリムーバブル型記録媒体に記録して配布可能である他、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における画像データ送受信システムについて図面を参照しつつ説明する。
【0028】
まず、本発明の実施の形態における画像データ送受信システムのシステム構成について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、画像データ送受信システムのシステム構成の一例を示す図である。図2は、図1の画像データ送受信システムを構成する一部の装置の装置構成の一例を示す図である。
【0029】
画像データ送受信システム1は、図1に一例を示すように、スキャナ2と、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cと、ハブ6、7a、7b、7cとを備えている。スキャナ2はハブ6を介してローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)8のLANケーブルに接続され、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cは、夫々、ハブ7a、7b、7cを介してLAN8のLANケーブルに接続されている。また、パーソナルコンピュータ3とスキャナ2とはUSB(Universal Serial Bus)インターフェースで接続され、パーソナルコンピュータ4とスキャナ2とはパラレル(Parallel)インターフェースで接続されている。
【0030】
図1のスキャナ2は、図2(a)に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、NVRAM24と、操作パネル25と、読取部26と、ネットワークインターフェース(ネットワークI/F)27と、USBインターフェース(USB I/F)28と、パラレルインターフェース(パラレルI/F)29とを備えている。
【0031】
CPU(Central Processing Unit)21は、各種演算処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。
本実施の形態におけるCPU21は、電源投入時などに、自機器(スキャナ2)に接続されているパーソナルコンピュータ及び当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフトなどの情報、並びに自機器に付与された登録照合情報などの登録情報をNVRAM24の後述する登録情報データベース(図3参照)に格納する登録情報格納処理を自機器に実行させるための登録情報格納処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した登録情報格納処理プログラムに沿って登録情報格納処理(図6参照)を実行する。
また、CPU21は、電源投入時などに、登録情報データベース(図3参照)に格納されたパーソナルコンピュータ及び当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフトなどの情報、並びに登録照合情報などの登録情報を当該登録情報データベースから削除する登録情報削除処理を自機器に実行させるための登録情報削除処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した登録情報削除処理プログラムに沿って登録情報削除処理(図7参照)を実行する。
さらに、CPU21は、ユーザによる画像の読み取りに関するキー操作(スキャン操作)に応じ、ユーザにより選択されたパーソナルコンピュータに対してユーザにより選択されたアプリケーションソフトを通知するとともに、自機器にセットされた原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データをユーザにより選択されたパーソナルコンピュータへ送信する画像データ処理を自機器に実行させるための画像データ処理プログラムをROM22から読み出し、読み出した画像データ処理プログラムに沿って画像データ処理(図8参照)を実行する。
【0032】
ROM(Read Only Memory)22は、読み出し専用の記憶装置であって、スキャナ2の主記憶装置の一部を構成するものである。このROM22には、システムプログラムや、上記登録情報格納処理プログラム、上記登録情報削除処理プログラム、上記画像データ処理プログラムなど、各種プログラムが格納されている。
【0033】
RAM(Random Access Memory)23は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM22と同様にスキャナ2の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM23には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。
【0034】
NVRAM(Non Volatile Random Access Memory)24は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にも記憶したデータを記憶し続けることが可能な記憶装置である。このNVRAM24には、図3に例を示す自機器(スキャナ2)に接続されたパーソナルコンピュータや当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフトなどの情報、並びに暗号化された登録照合情報などの登録情報を格納する登録情報データベース(記憶手段)が記憶されている。
【0035】
ここで、登録情報データベースについて図3を参照しつつ説明する。図3は登録情報データベースの例を示す図である。登録情報データベースは、図3(a)、(b)に例を示すように、スキャナ2に接続されているパーソナルコンピュータの名称又はパーソナルコンピュータが接続されているインターフェースの名称(送信先)、当該パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションソフト、当該パーソナルコンピュータのIPアドレス、当該パーソナルコンピュータに関するポート番号、情報を保持する時間に関連したタイムアウト値(時間が経過する度に徐々に減算されていく値)、当該パーソナルコンピュータに付与された登録照合情報であって暗号化されたものからなる。
【0036】
操作パネル25は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置と、外部からの入力操作を行う入力装置とを備えており、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成され、表示面に入力装置としての操作部を構成するタッチパネルなどを備えるものである。この操作パネル25の表示部には、ユーザによる操作パネル25の操作部の所定の操作により、図4に例を示す選択画面(この選択画面には、画像データを送信する送信先の端末装置を選択するための端末装置選択群及び画像データを処理するアプリケーションソフトを選択するためのアプリケーションソフト選択群が含まれている。)が表示される。そして、この選択画面を利用して画像データを送信する送信先の端末装置を選択する(送信先選択手段)とともに、画像データを処理するアプリケーションソフトを選択する。また、操作パネル25の操作部は、ユーザが入力照合情報(登録照合情報と比較され、両者が一致する場合にスキャナ2からユーザにより選択されたパーソナルコンピュータへの画像データの送信が許可される。)を入力するのに利用される(照合情報入力手段)。
【0037】
ここで、選択画面について図4を参照しつつ説明する。図4は、選択画面の例を示す図である。
【0038】
選択画面は、図4(a)、(b)の例では、画面左側に画像データを処理するアプリケーションソフトを選択するためのアプリケーションソフト選択群が表示され、画面右側に画像データを送信する端末装置を選択するための端末装置選択群が表示されており、はじめに、アプリケーションソフト選択群から選択するようになっている。これは、図3(a)に例を示す登録情報データベースのように、アプリケーションソフトの数(Scan to Email、Scan to Image、Scan to OCRの計3つ)が、送信先の数(PC1、PC2、PC3、USB、Parallelの計5つ)より少ない場合の選択画面の例である。
アプリケーションソフト選択群の表示は、登録情報データベースに格納されているアプリケーションソフトの名称になる。
端末装置選択群の表示は、登録情報データベースに格納されている送信先の名称になる。そして、アプリケーションソフト選択群でアプリケーションソフトが選択されると、選択されたアプリケーションソフトに関して、登録情報データベースに登録されている端末装置のみが端末装置選択群に表示されることになる(図3(a)、図4(a)、(b)参照)。
但し、端末装置選択群の表示は、スキャナ2にネットワーク接続されているパーソナルコンピュータに関してはパーソナルコンピュータの名称となり、スキャナ2にローカル接続されているパーソナルコンピュータに関してはスキャナ2とパーソナルコンピュータとを接続するインターフェースの名称となる。また、端末装置選択群では、パーソナルコンピュータの名称かインターフェースの名称かを明確に区別できるように、図4の場合、インターフェースの名称を“<>”で囲っている。
【0039】
選択画面は、図4(c)、(d)の例では、画面左側に端末装置選択群が表示され、画面右側にアプリケーションソフト選択群が表示されており、はじめに、端末装置選択群から選択するように構成されている。これは、図3(b)に例を示す登録情報データベースのように、送信先の数(PC3、USBの計2つ)がアプリケーションソフトの数(Scan to Email、Scan to Image、Scan to OCRの計3つ)より少ない場合の選択画面の例である。
端末装置選択群で端末装置が選択されると、選択された端末装置に関して、登録情報データベースに登録されているアプリケーションソフトのみがアプリケーションソフト選択群に表示されることになる(図3(b)、図4(c)、(d)参照)。
尚、これら以外は、図4(a)、(b)の端末装置選択群及びアプリケーションソフト選択群と実質的に同じである。
また、画面の表示方法については、図4に示したように、端末装置選択群とアプリケーションソフト選択群とを一度に表示する方法でも良いし、個別に表示する方法でも良い。
【0040】
読取部26は、セットされた原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを生成するスキャナ機能を提供するものである(画像データ生成手段)。
【0041】
ネットワークインターフェース27は、スキャナ2をハブ6を介してLAN8に接続し、プリンタ2とLAN8の先に接続されているパーソナルコンピュータ5a、5b、5cなどの各装置との間の通信を可能にするものである。USBインターフェース28は、スキャナ2をパーソナルコンピュータ3に接続し、パーソナルコンピュータ3との通信を可能にするものである。パラレルインターフェース29は、スキャナ2をパーソナルコンピュータ4に接続し、パーソナルコンピュータ4との通信を可能にするものである。
【0042】
図1のパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cは、図2(b)に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、操作部35と、表示部36と、インターフェース37とを備えている。
【0043】
CPU31は、各種演算処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。
本実施の形態におけるCPU31は、電源投入時などに、自機器の名称(例えば、ユーザにより決められた名称)、自機器のIPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、自機器にインストールされているアプリケーションソフトなどの情報、並びに自機器に付与された登録照合情報(暗号化処理が行われて暗号化されている。)などの登録情報をスキャナ2へ送信する登録情報送信処理を自機器に実行させるための登録情報送信処理プログラムをHDD34から読み出し、読み出した登録情報送信処理プログラムに沿って登録情報送信処理(図5参照)を実行する。
また、CPU31は、スキャナ2から通知されたアプリケーションソフトにてスキャナ2から送られてくる画像データを処理する画像データ処理を自機器に実行させるための画像データ処理プログラムをHDD34から読み出し、読み出した画像データ処理プログラムに沿って画像データ処理(図9参照)を実行する。
【0044】
ROM32は、読み出し専用の記憶装置であって、パーソナルコンピュータの主記憶装置の一部を構成するものである。このROM32には、システムプログラムなど各種プログラムが格納されている。
【0045】
RAM33は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM32と同様にパーソナルコンピュータの主記憶装置の一部を構成するものである。
RAM33には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがある。
【0046】
HDD(Hard Disk Drive)34は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置である。このHDD34には、自機器の名称やIPアドレス、登録照合情報などの他、上記登録情報送信処理プログラム、上記画像データ処理プログラム、上記各種アプリケーションソフトなど、が記憶されている。
【0047】
操作部35は、パーソナルコンピュータの入力装置を構成するものである。この操作部35は、所定数の入力キーを並べてなるキーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどで構成されている。表示部36は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置であり、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成される。尚、液晶表示器には、STN方式やDSTN方式などの単純マトリックス方式のものや、TFTなどのアクティブマトリックス方式のものなどがある。
【0048】
インターフェース37は、パーソナルコンピュータ3の場合、スキャナ2のUSBインターフェース28に接続され、パーソナルコンピュータ3とスキャナ2との間の通信を可能にするものである。また、パーソナルコンピュータ4の場合、スキャナ2のパラレルインターフェース29に接続され、パーソナルコンピュータ4とスキャナ2との間の通信を可能にするものである。また、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cの場合、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cをハブ7a、7b、7cを介してLAN8に接続し、パーソナルコンピュータ5a、5b、5cとLAN8の先に接続されているスキャナ2などの各装置との間の通信を可能にするものである。
【0049】
以下、画像データ送受信システム1において行われる登録情報送信処理について図5を参照しつつ説明する。図5は、画像データ送受信システム1を構成するパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cが行う登録情報送信処理の動作フローを示すフローチャートである。図5の登録情報送信処理の実行は、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cの電源投入時などに、パーソナルコンピュータのCPU31によってHDD34から上述した登録情報送信処理プログラムが読み出されて開始される。
【0050】
ステップS101において、CPU31は、自機器に電子メールに画像データを添付して送信するアプリケーションソフト(以下、適宜、Scan to Email用のアプリケーションソフトと言う。)がHDD34にインストールされているか否かを判定する。Scan to Email用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定された場合には(S101:YES)、ステップS102の処理へ移行する。一方、Scan to Email用のアプリケーションソフトがインストールされていないと判定された場合には(S101:NO)、ステップS105の処理へ移行する。
【0051】
ステップS101の判定ステップでScan to Email用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定されると(S101:YES)、ステップS102において、CPU31は、登録照合情報をスキャナ2に送信する登録情報に付加するか否かを判定する。登録照合情報を付加すると判定された場合には(S102:YES)、ステップS103の処理へ移行する。一方、登録照合情報を付加しないと判定された場合には(S102:NO)、ステップS104の処理へ移行する。尚、例えば、登録照合情報を付加するか否かの判定は、ユーザが予め登録照合情報を付加するか否かを指定し、この指定があるか否かにより行う。
【0052】
ステップS102の判定ステップで登録照合情報を付加すると判定されると(S102:YES)、ステップS103において、CPU31は、登録照合情報を暗号化し、暗号化した登録照合情報を付加したScan to Email用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称(登録情報データベースに格納される送信先)>:<Scan to Email用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>:<暗号化された登録照合情報>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3と、パラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>は含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、作成した登録情報をパケットに格納して、スキャナ2に送信する。そして、ステップS105の処理へ移行する。尚、このステップS103の処理で登録照合情報を暗号化するCPU31が、登録照合情報暗号化手段に相当する。また、暗号化された登録照合情報を登録情報に付加するCPU31が、登録照合情報付加手段に相当する。さらに、登録情報を格納したパケットを送信するCPU31が、パケット送信手段に相当する。
【0053】
ステップS102の判定ステップで登録照合情報を付加しないと判定されると(S102:NO)、ステップS104において、CPU31は、Scan to Email用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to Email用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3と、パラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>は含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、作成した登録情報をパケットに格納して、スキャナ2に送信する。そして、ステップS105の処理へ移行する。尚、このステップS104の処理で登録情報を格納したパケットを送信するCPU31が、パケット送信手段に相当する。
【0054】
ステップS105において、CPU31は、自機器に画像データを編集するアプリケーションソフト(以下、適宜、Scan to Image用のアプリケーションソフトと言う。)がインストールされているか否かを判定する。Scan to Image用のアプリケーションソフトがHDD34にインストールされていると判定された場合には(S105:YES)、ステップS106の処理へ移行する。一方、Scan to Image用のアプリケーションソフトがインストールされていないと判定された場合には(S105:NO)、ステップS109の処理へ移行する。
【0055】
ステップS105の判定ステップでScan to Image用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定されると(S105:YES)、ステップS106において、CPU31は、登録照合情報をスキャナ2に送信する登録情報に付加するか否かを判定する。登録照合情報を付加すると判定された場合には(S106:YES)、ステップS107の処理へ移行する。一方、登録照合情報を付加しないと判定された場合には(S106:NO)、ステップS108の処理へ移行する。
【0056】
ステップS106の判定ステップで登録照合情報を付加すると判定されると(S106:YES)、ステップS107において、CPU31は、登録照合情報を暗号化し、暗号化した登録照合情報を付加したScan to Image用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to Image用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>:<暗号化された登録照合情報>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3と、パラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>は含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、作成した登録情報をパケットに格納して、スキャナ2に送信する。そして、ステップS109の処理へ移行する。尚、このステップS107の処理で登録照合情報を暗号化するCPU31が、登録照合情報暗号化手段に相当する。また、暗号化された登録照合情報を登録情報に付加するCPU31が、登録照合情報付加手段に相当する。さらに、登録情報を格納したパケットを送信するCPU31が、パケット送信手段に相当する。
【0057】
ステップS106の判定ステップで登録照合情報を付加しないと判定されると(S106:NO)、ステップS108において、CPU31は、Scan to Image用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to Image用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3と、パラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>は含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、作成した登録情報をパケットに格納して、スキャナ2に送信する。そして、ステップS109の処理へ移行する。尚、このステップS108の処理で登録情報を格納したパケットを送信するCPU31が、パケット送信手段に相当する。
【0058】
ステップS109において、CPU31は、自機器に画像データを解析して文字の認識を行うアプリケーションソフト(以下、適宜、Scan to OCR用のアプリケーションソフトと言う。)がHDD34にインストールされているか否かを判定する。Scan to OCR用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定された場合には(S109:YES)、ステップS110の処理へ移行する。一方、Scan to OCR用のアプリケーションソフトがインストールされていないと判定された場合には(S109:NO)、ステップS113の処理へ移行する。
【0059】
ステップS109の判定ステップでScan to OCR用のアプリケーションソフトがインストールされていると判定されると(S109:YES)、ステップS110において、CPU31は、登録照合情報をスキャナ2に送信する登録情報に付加するか否かを判定する。登録照合情報を付加すると判定された場合には(S110:YES)、ステップS111の処理へ移行する。一方、登録照合情報を付加しないと判定された場合には(S110:NO)、ステップS112の処理へ移行する。
【0060】
ステップS110の判定ステップで登録照合情報を付加すると判定されると(S110:YES)、ステップS111において、CPU31は、登録照合情報を暗号化し、暗号化した登録照合情報を付加したScan to OCR用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to OCR用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>:<暗号化された登録照合情報>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3と、パラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>は含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、作成した登録情報をパケットに格納して、スキャナ2に送信する。そして、ステップS113の処理へ移行する。尚、このステップS111の処理で登録照合情報を暗号化するCPU31が、登録照合情報暗号化手段に相当する。また、暗号化された登録照合情報を登録情報に付加するCPU31が、登録照合情報付加手段に相当する。さらに、登録情報を格納したパケットを送信するCPU31が、パケット送信手段に相当する。
【0061】
ステップS110の判定ステップで登録照合情報を付加しないと判定されると(S110:NO)、ステップS112において、CPU31は、Scan to OCR用の登録情報(<自機器のIPアドレス>:<ポート番号>:<自機器の名称>:<Scan to OCR用のアプリケーションソフトを指す情報>:<タイムアウト値>)を作成する。但し、USBを介して接続されたパーソナルコンピュータ3と、パラレルを介して接続されたパーソナルコンピュータ4については、<自機器のIPアドレス>及び<ポート番号>は含まれていない登録情報を作成する。そして、パーソナルコンピュータは、CPU31に制御されて、作成した登録情報をパケットに格納して、スキャナ2に送信する。そして、ステップS113の処理へ移行する。尚、このステップS112の処理で登録情報を格納したパケットを送信するCPU31が、パケット送信手段に相当する。
【0062】
ステップS113において、CPU31は、一定時間経過したか否かを判定する。一定時間経過していないと判定された場合には(S113:NO)、ステップS113の処理に戻って、一定時間経過するのを監視する。一方、一定時間経過したと判定された場合には(S113:YES)、ステップS101の処理に戻って、上述したステップS101からステップS113の処理を繰り返す。
【0063】
以下、画像データ送受信システム1において行われる登録情報格納処理について図6を参照しつつ説明する。図6は、画像データ送受信システム1を構成するスキャナ2が行う登録情報格納処理の動作フローを示すフローチャートである。
図6の登録情報格納処理の実行は、スキャナ2の電源投入時などに、スキャナ2のCPU21によってROM22から上述した登録情報格納処理プログラムが読み出されて開始される。
【0064】
ステップS201において、スキャナ2のCPU21は、ネットワークインターフェース27を介して登録情報(Scan to Email用の登録情報、Scan to Image用の登録情報、Scan to OCR用の登録情報の少なくともいずれか)を格納したパケットを受信したか否かを判定する。ネットワークインターフェース27を介してパケットを受信したと判定された場合には(S201:YES)、ステップS202の処理へ移行する。一方、ネットワークインターフェース27を介してパケットを受信していないと判定された場合には(S201:NO)、ステップS205の処理へ移行する。尚、このステップS201でパケットを受信するCPU21が、パケット受信手段に相当する。
【0065】
ステップS201の判定ステップでネットワークインターフェース27を介してパケットを受信したと判定されると(S201:YES)、ステップS202において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている図3に例を示す登録情報データベースに、受信したパケットに格納された登録情報に関する情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報、IPアドレス、ポート番号、暗号化された登録照合情報:暗号化された登録照合情報はない場合がある。)が既に格納されているか否かを判定する。登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が既に格納されていると判定された場合には(S202:YES)、ステップS203の処理へ移行する。一方、登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が格納されていないと判定された場合には(S202:NO)、ステップS204の処理へ移行する。
【0066】
ステップS202の判定ステップで登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が既に格納されていると判定されると(S202:YES)、ステップS203において、CPU21は、登録情報データベースの受信した登録情報に関する情報のタイムアウト値を受信した登録情報に含まれるタイムアウト値に更新する。そして、ステップS205の処理へ移行する。
【0067】
ステップS202の判定ステップで登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が格納されていないと判定されると(S202:NO)、ステップS204において、CPU21は、受信したパケットから登録情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの名称、IPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、暗号化された登録照合情報:暗号化された登録照合情報はない場合がある。)を取り出し、取り出した登録情報を登録情報データベースに追加する。これによって、パケットを送信したパーソナルコンピュータのIPアドレス(スキャナ2からパーソナルコンピュータへ画像データを送信する際に利用される当該パーソナルコンピュータの識別情報)と当該パーソナルコンピュータに付与された登録照合情報であって暗号化されたものとが関連付けられて、登録情報データベースに登録されることになる。そして、ステップS205の処理へ移行する。尚、ステップS204の処理を実行するCPU21が、登録照合情報取得手段と関連付け手段に相当する。
【0068】
ステップS205において、CPU21は、USBインターフェース28を介して登録情報を格納したパケットを受信したか否かを判定する。USBインターフェース28を介してパケットを受信したと判定された場合には(S205:YES)、ステップS206の処理へ移行する。一方、USBインターフェース28を介してパケットを受信していないと判定された場合には(S205:NO)、ステップS209の処理へ移行する。尚、このステップS205でパケットを受信するCPU21が、パケット受信手段に相当する。
【0069】
ステップS205の判定ステップでUSBインターフェース28を介してパケットを受信したと判定されると(S205:YES)、ステップS206において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている図3に例を示す登録情報データベースに、受信したパケットに格納された登録情報に関する情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報、IPアドレス、ポート番号、暗号化された登録照合情報:暗号化された登録照合情報はない場合がある。)が既に格納されているか否かを判定する。登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が既に格納されていると判定された場合には(S206:YES)、ステップS207の処理へ移行する。一方、登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が格納されていないと判定された場合には(S206:NO)、ステップS208の処理へ移行する。
【0070】
ステップS206の判定ステップで登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が既に格納されていると判定されると(S206:YES)、ステップS207において、CPU21は、登録情報データベースの受信した登録情報に関する情報のタイムアウト値を受信した登録情報に含まれるタイムアウト値に更新する。そして、ステップS209の処理へ移行する。
【0071】
ステップS206の判定ステップで登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が格納されていないと判定されると(S206:NO)、ステップS208において、CPU21は、受信したパケットから登録情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの名称、IPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、暗号化された登録照合情報:暗号化された登録照合情報はない場合がある。)を取り出す。そして、CPU21は、送信先をUSBとし、取り出した登録情報に含まれるアプリケーションソフトの名称、IPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、及びある場合には、暗号化された登録照合情報を登録情報データベースに追加する。これによって、パケットを送信したパーソナルコンピュータのIPアドレスと当該パーソナルコンピュータに付与された登録照合情報であって暗号化されたものとが関連付けられて、登録情報データベースに登録されることになる。そして、ステップS209の処理へ移行する。尚、登録情報データベースの送信先をUSBとするため、登録情報に含まれるパーソナルコンピュータの名称が登録情報データベースに登録されないことになる。
また、ステップS208の処理を実行するCPU21が、登録照合情報取得手段と関連付け手段に相当する。
【0072】
ステップS209において、CPU21は、パラレルインターフェース29を介して登録情報を格納したパケットを受信したか否かを判定する。パラレルインターフェース29を介してパケットを受信したと判定された場合には(S209:YES)、ステップS210の処理へ移行する。一方、パラレルインターフェース29を介してパケットを受信していないと判定された場合には(S209:NO)、ステップS201の処理へ戻る。尚、このステップS209でパケットを受信するCPU21が、パケット受信手段に相当する。
【0073】
ステップS209の判定ステップでパラレルインターフェース29を介してパケットを受信したと判定されると(S209:YES)、ステップS210において、CPU21は、NVRAM24に記憶されている図3に例を示す登録情報データベースに、受信したパケットに格納された登録情報に関する情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの情報、IPアドレス、ポート番号、暗号化された登録照合情報:暗号化された登録照合情報はない場合がある。)が既に格納されているか否かを判定する。登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が既に格納されていると判定された場合には(S210:YES)、ステップS211の処理へ移行する。一方、登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が格納されていないと判定された場合には(S210:NO)、ステップS212の処理へ移行する。
【0074】
ステップS210の判定ステップで登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が既に格納されていると判定されると(S210:YES)、ステップS211において、CPU21は、登録情報データベースの受信した登録情報に関する情報のタイムアウト値を受信した登録情報に含まれるタイムアウト値に更新する。そして、ステップS201の処理へ戻る。
【0075】
ステップS210の判定ステップで登録情報データベースに受信したパケットに格納された登録情報に関する情報が格納されていないと判定されると(S210:NO)、ステップS212において、CPU21は、受信したパケットから登録情報(送信先の名称、アプリケーションソフトの名称、IPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、暗号化された登録照合情報:暗号化された登録照合情報はない場合がある。)を取り出す。そして、CPU21は、送信先をParallelとし、取り出した登録情報に含まれるアプリケーションソフトの名称、IPアドレス、ポート番号、タイムアウト値、及びある場合には暗号化された登録照合情報を登録情報データベースに追加する。これによって、パケットを送信したパーソナルコンピュータのIPアドレスと当該パーソナルコンピュータに付与された登録照合情報であって暗号化されたものとが関連付けられて、登録情報データベースに登録されることになる。そして、ステップS201の処理へ移行する。尚、登録情報データベースの送信先をParalellとするため、登録情報に含まれるパーソナルコンピュータの名称が登録情報データベースに登録されないことになる。また、ステップS212の処理を実行するCPU21が、登録照合情報取得手段と関連付け手段に相当する。
【0076】
以下、画像データ送受信システム1において行われる登録情報削除処理について図7を参照しつつ説明する。図7は、画像データ送受信システム1を構成するスキャナ2が行う登録情報削除処理の動作フローを示すフローチャートである。
図7の登録情報削除処理の実行は、スキャナ2の電源投入時などに、スキャナ2のCPU21によってROM22から上述した登録情報削除処理プログラムが読み出されて開始される。
【0077】
ステップS301において、スキャナ2のCPU21は、図3に例を示す登録情報データベースにおいて、タイムアウトした登録情報(タイムアウト値が0に到達した登録情報)があるか否かを判定する。タイムアウトした登録情報があると判定された場合には(S301:YES)、ステップS302の処理へ移行する。一方、タイムアウトした登録情報がないと判定された場合には(S302:NO)、ステップS301の処理へ戻る。
【0078】
ステップS302において、CPU21は、タイムアウトした登録情報を登録情報データベースから削除する。そして、ステップS301の処理へ戻る。
尚、ステップS302でタイムアウトしたIPアドレスや暗号化された登録照合情報などの登録情報(これは、スキャナ2が所定期間パケットを受信しなかったパーソナルコンピュータに関する登録情報)を登録情報データベースから削除するCPU21が、記憶情報消去手段に相当する。また、登録情報データベースに記憶されている送信先が端末装置選択群に送信先として表示されることから、タイムアウトした登録情報(これは、スキャナ2が所定期間パケットを受信しなかったパーソナルコンピュータに関する登録情報)を登録情報データベースから削除するCPU21が、スキャナ2が所定期間パケットを受信しなかった端末装置を選択対象の端末装置から削除する端末装置削除手段に相当する。
【0079】
以下、画像データ送受信システム1において行われる画像データ処理について図8を参照しつつ説明する。図8は、画像データ送受信システム1を構成するスキャナ2が行う画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。図8の画像データの処理の実行は、スキャナ2の操作パネル25に対するユーザの所定のキー操作により、スキャナ2のCPU21によってROM22から上述した画像データ処理プログラムが読み出されて開始される。
【0080】
ステップS401において、スキャナ2のCPU21は、NVRAN24に記憶されている登録情報データベースにアクセスする。そして、ステップS402の処理へ移行する。
【0081】
ステップS402において、CPU21は、登録情報データベースの送信先の数とアプリケーションソフトの数の何れが少ないか判定する。アプリケーションソフトの数が少ないと判定された場合には(S402:アプリ)、ステップS403の処理へ移行する。一方、送信先の数が少ない或いは同じと判定された場合には(S402:送信先)、ステップS407の処理へ移行する。
例えば、図3(a)に例を示す登録情報データベースの場合、アプリケーションソフト(Scan to Email、Scan to Image、Scan to OCR)の数が3つで、送信先(PC1、PC2、PC3、USB、Parallel)の数の5つより少ない(S402:アプリ)ので、ステップS403の処理へ移行する。
また、図3(b)に例を示す登録情報データベースの場合、送信先(PC3、USB)の数が2つで、アプリケーションソフト(Scan to Email、Scan to Image、Scan to OCR)の数の3つより少ない(S402:送信先)ので、ステップS407の処理へ移行する。
【0082】
ステップS402の判定ステップでアプリケーションソフトの数の方が少ないと判定されると(S402:アプリ)、ステップS403において、CPU21は、図4(a)に例を示すように、アプリケーションソフト選択群を画面左側に、端末装置選択群(この段階では端末装置に関する情報は表示されていない。)を画面右側に配置した選択画面を表示する。このアプリケーションソフト選択群に表示されるアプリケーションソフトは登録情報データベースに存在するもののみである。但し、この段階の選択画面では、選択画面左側にあるアプリケーションソフト選択群からのみ選択できるようにCPU21により制御されている。そして、ステップS404の処理へ移行する。
【0083】
ステップS404において、CPU21は、ステップS403の処理で表示した選択画面のアプリケーションソフト選択群を利用してユーザによりアプリケーションソフトが選択されたか否かを判定する。アプリケーションソフトが選択されていないと判定された場合には(S404:NO)、ステップS404の処理へ戻り、ユーザによるアプリケーションソフトの選択を監視する、一方、アプリケーションソフトが選択されたと判定された場合には(S404:YES)、ステップS405の処理へ移行する。
【0084】
ステップS405において、CPU21は、図3に例を示した登録情報データベースに基づいて、選択画面の端末装置選択群に、ユーザによって選択されたアプリケーションソフトに関連した送信先のみを表示する。そして、ステップS406の処理へ移行する。
例えば、登録情報データベースが図3(a)に示すものであり、図4(a)の選択画面のアプリケーションソフト選択群でScan to Emailが選択されると、選択画面の端末装置選択群に表示される送信先は、図4(b)に示すように、PC1と<USB>になる。
【0085】
ステップS406において、CPU21は、ステップS405の処理で表示した選択画面の端末装置選択群を利用してユーザにより送信先が選択されたか否かを判定する。送信先が選択されていないと判定された場合には(S406:NO)、ステップS406の処理へ戻り、ユーザによる送信先の選択を監視する。一方、選択先が選択されたと判定された場合には(S406:YES)、ステップS411の処理へ移行する。
【0086】
ステップS402の判定ステップで送信先の数の方が少ない或いは同じと判定されると(S402:送信先)、ステップS407において、CPU21は、図4(c)に例を示すように、端末装置選択群を画面左側に、アプリケーションソフト選択群(この段階では、アプリケーションソフトに関する情報は表示されていない。)を画面右側に配置した選択画面を表示する。この端末装置選択群に表示される送信先は、登録情報データベースに存在するもののみである。但し、この段階の選択画面では、選択画面左側にある端末装置選択群からのみ選択できるようにCPU21により制御されている。そして、ステップS408の処理へ移行する。
【0087】
ステップS408において、CPU21は、ステップS407の処理で表示した選択画面の端末装置選択群を利用してユーザにより送信先が選択されたか否かを判定する。送信先が選択されていないと判定された場合には(S408:NO)、ステップS408の処理へ戻り、ユーザによる送信先の選択を監視する、一方、送信先が選択されたと判定された場合には(S408:YES)、ステップS409の処理へ移行する。
【0088】
ステップS408の判定ステップで送信先が選択されたと判定されると(S408:YES)、ステップS409において、CPU21は、図3に例を示した登録情報データベースに基づいて、選択画面のアプリケーションソフト選択群に、ユーザによって選択された送信先に関連したアプリケーションソフトのみを表示する。そして、ステップS410の処理へ移行する。
例えば、登録情報データベースが図3(b)に示すものであり、図4(c)の選択画面の端末装置選択群でPC3が選択されると、選択画面のアプリケーションソフト選択群に表示されるアプリケーションソフトは、図4(d)に示すように、Scan to Image、Scan to OCRになる。
【0089】
ステップS410において、CPU21は、ステップS409の処理で表示した選択画面のアプリケーションソフト選択群を利用してユーザによりアプリケーションソフトが選択されたか否かを判定する。アプリケーションソフトが選択されていないと判定された場合には(S410:NO)、ステップS410の処理へ戻り、ユーザによるアプリケーションソフトの選択を監視する。一方、アプリケーションソフトが選択されたと判定された場合には(S410:YES)、ステップS411の処理へ移行する。
【0090】
ステップS411において、CPU21は、ユーザによって選択された送信先に対応する暗号化された登録照合情報が図3に例を示す登録情報データベースにあるか否かを判定する。暗号化された登録照合情報が登録情報データベースにあると判定された場合には(S411:YES)、ステップS412の処理へ移行する。一方、暗号化された登録照合情報がないと判定された場合には(S411:NO)、ステップS415の処理へ移行する。
【0091】
ステップS411の判定ステップで暗号化された登録照合情報があると判定されると(S411:YES)、ステップS412において、スキャナ2は、CPU21に制御されて、ユーザに入力照合情報の入力を要求し、CPU21は、ユーザにより操作パネル25の操作部を利用して入力照合情報が入力されたか否かを判定する。ユーザにより入力照合情報が入力されていないと判定された場合には(S412:NO)、ステップS412の処理に戻って、ユーザによる入力照合情報の入力を監視する。一方、ユーザにより入力照合情報が入力されたと判定された場合には(S412:YES)、ステップS413の処理へ移行する。
【0092】
ステップS412の判定ステップで入力照合情報が入力されたと判定されると(S412:YES)、ステップS413において、CPU21は、入力された入力照合情報を、登録照合情報を暗号化した暗号化処理と実質的に同じ暗号化処理に基づいて、暗号化する。そして、ステップS414の処理へ移行する。尚、このステップS413で入力照合情報を暗号化するCPU21が、入力照合情報暗号化手段に相当する。
【0093】
ステップS414において、CPU21は、ステップS413の処理で暗号化された入力照合情報と、選択された送信先に対応する登録情報データベースに記憶されている暗号化された登録照合情報とが、一致するか否かを判定する。両者が一致すると判定された場合には(S414:YES)、ステップS415の処理へ移行する。つまり、以降の処理で読み取った原稿の画像データを選択された送信先に送信することを許可する。一方、両者が一致しないと判定された場合には(S414:NO)、画像データ処理を終了する。つまり、画像データを選択された送信先に送信することを拒否する。尚、ステップS414の処理で暗号化された入力照合情報と暗号化された登録照合情報とが一致するかを判定するCPU21が、照合情報判断手段に相当する。また、両者が一致しない場合に画像データ処理を終了し、両者が一致する場合に画像データ処理を継続するCPU21が、送信制御手段に相当する。
【0094】
ステップS415において、CPU21は、ユーザにより端末装置選択群から選択された送信先のパーソナルコンピュータに対して、当該パーソナルコンピュータの登録情報データベースに格納されているIPアドレス、或いは、当該パーソナルコンピュータが接続されているUSB又はパラレルを利用して、ユーザによりアプリケーションソフト選択群から選択されたアプリケーションソフトを通知する。そして、ステップS416の処理へ移行する。
【0095】
ステップS416において、読取部26は、CPU21に制御されて、セットされた原稿の読み取りを行う。そして、ステップS417の処理へ移行する。
【0096】
ステップS417において、CPU21は、ユーザにより端末装置選択群を利用して選択された送信先のパーソナルコンピュータに対して、当該パーソナルコンピュータの登録情報データベースに格納されているIPアドレス、或いは、当該パーソナルコンピュータが接続されているUSB又はパラレルを利用して、読取部26で読み取った原稿の画像データを送信し、画像データ処理を終了する。
尚、このステップS417の処理を実行するCPU21が、画像データ送信手段に相当する。
【0097】
以下、画像データ送受信システム1において行われる画像データ処理について図9を参照しつつ説明する。図9は、画像データ送受信システム1を構成するパーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cが行う画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。図9の画像データ処理の実行は、パーソナルコンピュータ3、4、5a、5b、5cの電源投入時などに、パーソナルコンピュータのCPU31によってHDD34から上述した画像データ処理プログラムが読み出されて開始される。
【0098】
ステップS501において、CPU31は、スキャナ2からアプリケーションソフトの通知を受け取ったか否かを判定する。アプリケーションソフトの通知を受け取っていないと判定された場合には(S501:NO)、ステップS501の処理へ戻って、アプリケーションソフトの通知を監視する。一方、アプリケーションソフトの通知を受信したと判定された場合には(S501:YES)、ステップS502の処理へ移行する。
【0099】
ステップS502において、CPU31は、スキャナ2から画像データを受信したか否かを判定する。画像データを受信していないと判定された場合には(S502:NO)、ステップS502の処理へ戻って、画像データの受信を監視する。そして、ステップS503の処理へ移行する。尚、このステップS502で画像データを受信するCPU21の処理が画像データ受信手段に相当する。
【0100】
ステップS503において、CPU31は、スキャナ2から受信した画像データを、スキャナ2から通知を受けたアプリケーションソフトにて処理する。そして、ステップS501の処理へ戻る。
【0101】
以上説明したように、本実施の形態における画像データ送受信システム1によれば、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ、スキャナ2が画像データを当該パーソナルコンピュータに送信する際に用いるIPアドレスを格納したパケットを送信し、スキャナ2ではパーソナルコンピュータから受信したパケットの送信元であるパーソナルコンピュータの中から画像データの送信先となるパーソナルコンピュータを選択するので、スキャナ2で生成した画像データをパーソナルコンピュータへ送信する際のパーソナルコンピュータの指定を簡単に行うことが可能になる。
【0102】
また、画像データを送信する送信先のパーソナルコンピュータに対応する登録照合情報と一致する入力照合情報を入力しないと、画像データがスキャナ2からパーソナルコンピュータへ送信されないように制御されるため、画像データを他のユーザのパーソナルコンピュータへ送信する悪戯や、パーソナルコンピュータの選択の間違いにより希望しないパーソナルコンピュータへの画像データの送信を効果的に防止することができる。
【0103】
さらに、IPアドレスなどと同じパケットで暗号化された登録照合情報を送信するので、通信の負荷を軽減することができる。
【0104】
また、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ登録照合情報を暗号化して送信するので、登録照合情報が他人に知られることを効果的に回避することが可能になる。さらに、一般に暗号化された情報を復号化するよりも実質的に同じ暗号化処理に基づいて情報を暗号化する方が容易であることを踏まえれば、登録照合情報を暗号化した暗号化処理と実質的に同じ暗号化処理で入力照合情報を暗号化して両者の一致を判断しているため、暗号化された登録照合情報を復号化して入力照合情報との一致を判断するものに比べ、実施が容易になるという利点がある。
【0105】
さらに、所定期間パケットを受信しなかった登録情報を登録情報格納ベースから削除するので、NVRAM24の記憶領域を有効活用できると共に、端末装置選択群で表示される送信先がスキャナがパケットを所定期間内に受信したもののみになるので、ユーザによる画像データを送信する送信先の選択が容易になる。
【0106】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上記実施の形態では、画像データ生成装置の例としてスキャナ2を挙げているが、デジタルカメラなどその他のものであってもよい。また、アプリケーションソフトの例として、Scan to Email、Scan to Image、Scan to OCRを例に挙げて説明しているが、画像データをFAX送信するアプリケーションソフト(Scan to FAX)などその他のものであってもよい。
【0107】
また、上記実施の形態では、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ暗号化した登録照合情報を送信し、入力照合情報を暗号化して登録照合情報と一致するか否かを判断している場合であるが、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ登録照合情報(暗号化されていないもの)を送信し、暗号化せずにそのまま、入力照合情報を登録照合情報と一致するか否かを判断するように構成してもよい。
また、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ暗号化された登録照合情報を送信し、暗号化された登録所照合情報を復号化した後に、入力照合情報を復号化された登録照合情報と一致するか否かを判断するように構成しても良い。
さらに、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ登録照合情報を送らずに、スキャナ2で入力照合情報が入力されると入力照合情報をスキャナ2からユーザにより選択されたパーソナルコンピュータへ送信し、パーソナルコンピュータで入力照合情報を登録照合情報と一致するか否かを判断し、一致する場合にスキャナ2に画像データの送信を許可するように構成しても良い。
また、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ登録照合情報を送らずに、スキャナ2で入力照合情報が入力されると入力照合情報を暗号化して、暗号化された入力照合情報をスキャナ2からユーザにより選択されたパーソナルコンピュータへ送信し、パーソナルコンピュータで暗号化された入力照合情報を、入力照合情報が暗号化された暗号化処理と実質的に同じ暗号化処理に従って暗号化された登録照合情報と一致するか否かを判断し、一致する場合にスキャナ2に画像データの送信を許可するように構成しても良い。
さらに、パーソナルコンピュータからスキャナ2へ登録照合情報を送らずに、スキャナ2で入力照合情報が入力されると入力照合情報を暗号化して、暗号化された入力照合情報をスキャナ2からユーザにより選択されたパーソナルコンピュータへ送信し、パーソナルコンピュータで暗号化された入力照合情報を復号化して、復号化した後の入力照合情報を登録照合情報と一致するか否かを判断し、一致する場合にスキャナ2に画像データの送信を許可するように構成しても良い。
【0108】
さらに、登録情報データベースに格納した登録情報をパーソナルコンピュータから削除することができるように構成してもよい。
【0109】
また、登録情報データベースは、NVRAM24に記憶されており、スキャナ2の電源がOFFにされても登録情報を保存できる例を挙げて説明したが、登録情報データベースをRAM23に記憶させ、スキャナ2の電源がOFFにされると登録情報が消去される構成であっても良い。
【0110】
さらに、アプリケーションソフトを指す情報を格納したパケットを送信するか否かの判断は、アプリケーションソフトがパーソナルコンピュータのHDD34にインストールされているか否かの判断(S101、S105、S109)に基づいて行われる例を挙げて説明したが、ユーザによってそのアプリケーションソフトを利用するか否かを選択させ、その選択結果に基づいて、上記アプリケーションソフトを指す情報を格納したパケットを送信するか否かを判断してもよい。
【0111】
また、本実施の形態では、登録情報データベース(図3)中のタイムアウト値を徐々に減算されていき、その値が0になった際に(図7、S301:YES)、登録情報データベースからその登録情報を削除したが、これに限らず、例えば、一週間登録情報を受信していない場合に削除する構成であったり、スキャナ2の電源をOFFにした際に全ての登録情報を削除したりする構成であっても良い。要は、非常に古い登録情報を永遠に記憶し続ける状況を防ぐのが好ましいのである。
【0112】
さらに、図5に示す登録情報送信処理は、パーソナルコンピュータの電源投入時に処理を開始される例を挙げて説明したが、スキャナ2がLAN8に参加したことが確認された際に実行されるようにする構成としてもよい。この場合、スキャナ2に、LAN8に参加した際(LAN8に接続された際)、LAN8上に当該スキャナ2がLAN8に参加した旨のブロードキャストを行わせ、このブロードキャストを受け取ったか否かに基づいて図5に示す登録情報送信処理を実行するか否かを判断すれば良いのである。尚、この場合、常に、ステップS101〜S113の処理を繰り返し実行せずに、当該ブロードキャストを受け取った際に、一度だけ、S101〜S112の処理を実行するように構成してもよい。これにより、パケットの送受信回数を低減させることが可能となる。このような構成によれば、スキャナ2をLAN8に参加させたタイミングに基づいて登録情報の送受信が実行されるため、スキャナ2がLAN8に参加していないのに、パケットを送信してしまうという無駄な処理を無くすことが可能となる。
【0113】
また、上述した内容をスキャン2やパーソナルコンピュータなどに実行させる各プログラムを、コンピュータが読み取り可能なCD−ROMなどの各種記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0114】
【発明の効果】
請求項1及び8〜11のそれぞれによると、端末装置から画像データ生成装置へ、画像データ生成装置が画像データを当該端末装置に送信する際に用いる識別情報を格納したパケットが送信され、画像データ生成装置では端末装置から受信したパケットの送信元である端末装置の中から画像データの送信先となる端末装置を選択するので、画像データ生成装置で生成した画像データを端末装置へ送信する際の端末装置の指定を簡単に行うことが可能になる。
【0115】
請求項2によると、画像データを送信する送信先の端末装置に対応する登録照合情報と一致する入力照合情報を照合情報入力手段で入力しないと、画像データが画像データ生成装置から端末装置へ送信されないため、画像データを他のユーザの端末装置へ送信する悪戯や、端末装置の選択の間違いにより希望しない端末装置への画像データの送信を効果的に防止することができる。
【0116】
請求項3によると、端末装置が画像データ生成装置に対して送信する識別情報と登録照合情報とを同じパケットに格納して送信するので、通信の負荷を軽減することができる。
【0117】
請求項4によると、端末装置から画像データ生成装置へ登録照合情報を暗号化して送信するので、登録照合情報が他人に知られることを効果的に回避することが可能になる。これとともに、一般に暗号化された情報を復号化するよりも実質的に同じ暗号化処理に基づいて情報を暗号化する方が容易であることを踏まえれば、登録照合情報を暗号化した暗号化処理と実質的に同じ暗号化処理で入力照合情報を暗号化して両者の一致を判断しているため、暗号化された登録照合情報を復号化して入力照合情報との一致を判断するものに比べ、実施が容易になるという利点がある。
【0118】
請求項5によると、送信先選択手段による選択対象となる端末装置が、画像データ生成装置がパケットを所定期間内に受信したもののみになるので、ユーザによる画像データを送信する端末装置の選択が容易になる。
【0119】
【0120】
【0121】
請求項によると、端末装置は、画像データ生成装置のネットワーク参加に基づいて、パケット送信手段によるパケットの送信を実行するので、画像データ生成装置がネットワークに参加していないのに、パケット送信してしまうという無駄な処理を無くすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における画像データ送受信システムのシステム構成を示す図である。
【図2】 図1に示した画像データ送受信システムを構成する装置の装置構成を示す図である。
【図3】 図1に示した画像データ送受信システムのスキャナに記憶される登録情報データベースの例を示す図である。
【図4】 図1に示した画像データ送受信システムのスキャナに表示される選択画面の例である。
【図5】 図1の画像データ送受信システムのパーソナルコンピュータが実行する登録情報送信処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図6】 図1の画像データ送受信システムのスキャナが実行する登録情報格納処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図7】 図1の画像データ送受信システムのスキャナが実行する登録情報削除処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図8】 図1の画像データ送受信システムのスキャナが実行する画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。
【図9】 図1の画像データ送受信システムのパーソナルコンピュータが実行する画像データ処理の動作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像データ送受信システム
2 スキャナ
3、4、5a、5b、5c パーソナルコンピュータ
6、7a、7b、7c ハブ
8 LAN
21、31 CPU
22、32 ROM
23、33 RAM
24 NVRAM
25 操作パネル
26 読取部
27 ネットワークインターフェース
28 USBインターフェース
29 パラレルインターフェース
34 HDD
35 操作部
36 表示部
37 インターフェース

Claims (11)

  1. 画像データを生成する画像データ生成装置から送信された画像データを、端末装置が受信する画像データ送受信システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトを稼動できることを条件として、前記画像データ生成装置が画像データを当該端末装置に送信する際に用いる識別情報を格納したパケットを前記画像データ生成装置に送信するパケット送信手段と、
    前記画像データ生成装置からの通知を受け付ける通知受付手段と、
    前記画像データ生成装置から送信された画像データを受信する画像データ受信手段と、
    前記通知受付手段で通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備え、
    前記画像データ生成装置は、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記パケット送信手段により送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段によって受信されたパケットの送信元である端末装置の中から、前記画像データ生成手段によって生成される画像データの送信先となる端末装置を選択する送信先選択手段と、
    前記送信先選択手段により選択された前記端末装置から受信したパケットに格納された識別情報に基づいて、その端末装置に送信する画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトの通知を、その端末装置に対して実行するアプリケーション通知手段と、
    前記アプリケーション通知手段によりアプリケーションソフトの通知を行った端末装置に対して、前記画像データ生成手段により生成された画像データを送信する画像データ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする画像データ送受信システム。
  2. 前記画像データ生成装置は、
    入力照合情報を入力する照合情報入力手段と、
    前記送信先選択手段により選択された前記端末装置に対応する登録照合情報と前記照合情報入力手段により入力された前記入力照合情報とが一致するか否かを判断する照合情報判断手段と、
    前記照合情報判断手段により前記登録照合情報と前記入力照合情報とが一致すると判断されると、前記画像データ送信手段による前記画像データの送信を許可し、前記照合情報判断手段により前記登録照合情報と前記入力照合情報とが一致しないと判断されると、前記画像データ送信手段による前記画像データの送信を禁止する送信制御手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像データ送受信システム。
  3. 前記端末装置は、
    前記パケット送信手段により送信される前記パケットに前記登録照合情報を付加する登録照合情報付加手段をさらに備え、
    前記画像データ生成装置は、
    前記パケット受信手段により受信された前記パケットから前記登録照合情報を取得する登録照合情報取得手段と、
    前記登録照合情報取得手段により取得された登録照合情報と当該登録照合情報が付加されたパケットを送信した端末装置の識別情報とを関連付ける関連付け手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像データ送受信システム。
  4. 前記端末装置は、前記登録照合情報を暗号化する登録照合情報暗号化手段をさらに備え、
    前記登録照合情報付加手段は、前記登録照合情報暗号化手段により暗号化された登録照合情報を前記パケットに付加し、
    前記画像データ生成装置は、前記登録照合情報暗号化手段により行われる暗号化処理と実質的に同一の暗号化処理に基づいて、前記照合情報入力手段により入力された前記入力照合情報を暗号化する入力照合情報暗号化手段をさらに備え、
    前記登録照合情報取得手段は、前記パケットから前記暗号化された登録照合情報を取得し、
    前記照合情報判断手段は、前記登録照合情報取得手段により取得された前記暗号化された登録照合情報と前記入力照合情報暗号化手段により暗号化された入力照合情報とが一致するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の画像データ送受信システム。
  5. 前記パケット送信手段は、前記パケットを所定時間毎に送信し、
    前記画像データ生成装置は、
    前記送信先選択手段における選択対象となる夫々の端末装置に関して、前記パケット受信手段によって前記パケットが所定期間受信されていないかを判断し、前記パケットが所定期間受信されていないと判断された端末装置を前記選択対象となる端末装置から削除する端末装置削除手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像データ送受信システム。
  6. 前記端末装置は、
    前記画像データ生成装置から受信した画像データを処理するためのアプリケーションソフトを複数備えており、
    前記パケット送信手段は、前記アプリケーションソフトごとに、そのアプリケーションソフトと前記識別情報とを対応付けたパケットを送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像データ送受信システム。
  7. 前記パケット送信手段は、前記画像データ生成装置がネットワークに参加したことを検出した際に、前記パケットの送信を実行することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像データ送受信システム。
  8. 画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトを稼動できることを条件として、所定の識別情報を格納したパケットを送信するパケット送信手段と、アプリケーションソフトの通知を受け付ける通知受付手段と、画像データを受信する画像データ受信手段と、前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備える端末装置に、画像データを送信する画像データ生成装置であって、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記パケット送信手段により送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段によって受信されたパケットの送信元である端末装置の中から、前記画像データ生成手段によって生成される画像データの送信先となる端末装置を選択する送信先選択手段と、
    前記送信先選択手段により選択された前記端末装置から受信したパケットに格納された前記所定の識別情報を用いて、その端末装置に送信する画像データを処理するために必要 なアプリケーションソフトの通知を、その端末装置に対して実行するアプリケーション通知手段と、
    前記アプリケーション通知手段によりアプリケーションソフトの通知を行った端末装置の前記画像データ受信手段に対して、前記画像データ生成手段により生成された画像データを送信する画像データ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする画像データ生成装置。
  9. 所定の識別情報を格納したパケットを受信した際に、パケットの送信元の中から画像データの送信先を選択し、その送信先に対して、画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトに関する通知を、前記所定の識別情報を用いて実行する画像データ生成装置と通信可能な端末装置であって、
    画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトが稼動できることを条件として、前記所定の識別情報を格納したパケットを前記画像データ生成装置に送信するパケット送信手段と、
    前記画像データ生成装置からの前記通知を受け付ける通知受付手段と、
    前記画像データ生成装置から送信された画像データを受信する画像データ受信手段と、
    前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備えたことを特徴とする端末装置
  10. 画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトを稼動できることを条件として、所定の識別情報を格納したパケットを送信するパケット送信手段と、アプリケーションソフトの通知を受け付ける通知受付手段と、画像データを受信する画像データ受信手段と、前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段と、を備える端末装置に、画像データを送信する画像データ生成装置に備えられたコンピュータを、
    画像データを生成する画像データ生成手段、
    前記パケット送信手段により送信されたパケットを受信するパケット受信手段、
    前記パケット受信手段によって受信されたパケットの送信元である端末装置の中から、前記画像データ生成手段によって生成される画像データの送信先となる端末装置を選択する送信先選択手段、
    前記送信先選択手段により選択された前記端末装置から受信したパケットに格納された前記所定の識別情報を用いて、その端末装置に送信する画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトの通知を、その端末装置に対して実行するアプリケーション通知手段、及び、
    前記アプリケーション通知手段によりアプリケーションソフトの通知を行った端末装置の前記画像データ受信手段に対して、前記画像データ生成手段により生成された画像データを送信する画像データ送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  11. 所定の識別情報を格納したパケットを受信した際に、パケットの送信元の中から画像データの送信先を選択し、その送信先に対して、画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトに関する通知を、前記所定の識別情報を用いて実行する画像データ生成装置と通信可能な端末装置に備えられたコンピュータを、
    画像データおよびその画像データを処理するために必要なアプリケーションソフトが稼動できることを条件として、前記所定の識別情報を格納したパケットを前記画像データ生成装置に送信するパケット送信手段、
    前記画像データ生成装置からの前記通知を受け付ける通知受付手段、
    前記画像データ生成装置から送信された画像データを受信する画像データ受信手段、及び、
    前記通知受付手段で前記通知を受け付け、かつ、その通知を受けたアプリケーションソフトの処理が実行可能な状態となっていることを条件として、通知されたアプリケーションソフトにより、前記画像データ受信手段により受信した画像データの処理を実行する実行手段、
    として機能させるためのプログラム
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