JP2008242850A - 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008242850A
JP2008242850A JP2007082778A JP2007082778A JP2008242850A JP 2008242850 A JP2008242850 A JP 2008242850A JP 2007082778 A JP2007082778 A JP 2007082778A JP 2007082778 A JP2007082778 A JP 2007082778A JP 2008242850 A JP2008242850 A JP 2008242850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
circuit
data
image processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007082778A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoshikawa
隆 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007082778A priority Critical patent/JP2008242850A/ja
Publication of JP2008242850A publication Critical patent/JP2008242850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】リコンフィギュラブル回路を使用して画像処理を行う際、処理対象となる画像データの特徴が多種に渡っても、画像特徴に適した画像処理を効率よく行う画像処理装置、画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理すべき画像データより画像特徴とその画像特徴を有する領域とを判定する画像特徴判定回路240と、回路データをリコンフィギュラブル回路に設定するリコンフィギュラブル回路制御部260と、処理の実行を制御する制御手段とを備えている。リコンフィギュラブル回路制御部260は、画像特徴判定回路240によって判定された画像特徴に応じた回路データをリコンフィギュラブル回路230に設定し、制御手段は、リコンフィギュラブル回路制御部260で設定された回路データに基づいて再構成されたリコンフィギュラブル回路230による前記判定された領域の画像データに対する画像処理の実行を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法に関し、特に装置内部の回路が書き換え可能なリコンフィギュラブル回路を用いた複写機、ファクシミリ装置及びそれら複数の機能を併せ持つ複合機等の画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法に関する。
輪郭抽出、ディザ処理、変倍、圧縮などの画像処理では、大量の画像データが処理対象となり、多くの処理時間を要する場合が多い。これらの処理は、専用のプロセッサを用いれば高速に処理できるが、処理の数だけプロセッサを必要とするため、回路規模が大きくなるという問題があった。
この問題の解決方法として、外部から回路再構成のためのデータ(回路データ)を送り込み、回路を再構成することが可能なプロセッサがある(例えば非特許文献1参照)。このプロセッサはリコンフィギュアラブルデバイスと呼ばれることがある。
また、印刷のための画像処理に装置内部の回路が書き換え可能なリコンフィギュラブル回路を用い、かつその回路データをネットワークを介して転送できるようにすることによって、印刷処理を高速化し、かつ回路規模の小規模化した印刷装置がある(例えば特許文献1参照)。この印刷装置では、印刷データを送信する端末(例えばパーソナルコンピュータ)が、印刷装置に搭載されているリコンフィギュアブル回路の回路データを送信することができ、さらに、回路データを送信する端末は印刷データを送信する端末と別であってもよいこととされている。
このような従来装置においては、リコンフィギュラブル回路を用いた画像処理を実施する場合、画像処理機能が決定されれば回路データは一意に決まるが、処理対象となる画像データの特徴が多種に亘っても一つの回路データで処理する場合が多い。例えば、写真画像も文字画像もビットマップということで、同じ処理アルゴリズムを用いて処理する場合が多い。
画像データには、例えば写真のように自然画像のものもあれば、文字主体のものもあるが、写真画像は滑らかさが求められ、文字画像では解像度が求められるなど処理を変えて行うことが望まれる。例えば文字であれば、エッジ強調処理を行い、文字の内側では濃度を上げ、文字の外側で濃度を下げることで見やすさを向上させる手法が採られることがある。このような画像処理アルゴリズムの違いに関係する特徴としては、写真/文字の他に、カラー/白黒、階調の違いなどがある。
特開2005−182748号公報 榊原泰徳、外1名,「DAPDNAのデバイス・アーキテクチャ」,Design Wave Magazine,CQ出版株式会社,2004年8月,p.12−17
しかしながら、画像処理開始前に画像の特徴を判定しない場合、実施する画像処理アルゴリズムは、画像の特徴に固有な処理を含み、処理中に画像の特徴を判定しながら処理内容を変えることになるため回路規模が大きくなるという問題がある。リコンフィギュラブル回路では、特に設定できる回路規模の制約が大きいため、必要な処理を効率よく行うことが望ましい。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、リコンフィギュラブル回路を使用して画像処理を行う際、処理対象となる画像データの特徴が多種に渡っても、画像特徴に適した画像処理を効率よく行う画像処理装置、画像処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、設定された回路データに応じて処理回路を再構成可能なリコンフィギュラブル回路を備えた画像処理装置において、画像処理すべき画像データから画像特徴と該画像特徴を有する領域とを判定する画像特徴判定手段と、回路データをリコンフィギュラブル回路に設定するリコンフィギュラブル回路制御手段と、処理の実行を制御する制御手段とを備え、前記リコンフィギュラブル回路制御手段は、前記画像特徴判定手段によって判定された画像特徴に応じた回路データを前記リコンフィギュラブル回路に設定し、前記制御手段は、前記リコンフィギュラブル回路制御手段で設定された回路データに基づいて再構成されたリコンフィギュラブル回路による前記判定された領域の画像データに対する画像処理の実行を制御することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記画像特徴判定手段は、前記リコンフィギュラブル回路で構成したことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2記載の画像処理装置において、前記画像特徴判定手段が判定した領域が複数ある場合、前記制御手段は、同種の画像特徴を有する領域を連続して処理すべく、処理順序を制御することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3記載の画像処理装置において、前記画像特徴判定手段は、画像特徴と該画像特徴を有する領域とを判定する際、該領域と該領域の画像特徴とを対応付けたテーブルを作成し、前記制御手段は、前記テーブルを参照して、同種の画像特徴を有する領域用の回路データを選択的にリコンフィギュラブル回路に入力するように制御することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4記載の画像処理装置において、前記回路データを複数保持する回路データ保持手段を設け、前記リコンフィギュラブル回路制御手段は、前記回路データ保持手段が保持する回路データの中から選択してリコンフィギュラブル回路に設定することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記回路データをネットワークを介して取得することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、該画像処理装置の要求に従って回路データをネットワークを介して送信する回路情報サーバとを備えた画像処理システムであることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、設定された回路データに応じて処理回路を再構成可能なリコンフィギュラブル回路を用いて画像の処理を行う画像処理方法において、画像処理すべき画像データから画像特徴と該画像特徴を有する領域とを判定する画像特徴判定ステップと、前記回路データをリコンフィギュラブル回路に設定するリコンフィギュラブル回路制御ステップと、前記リコンフィギュラブル回路が前記設定された回路データにより再構成された処理回路で前記判定された領域の画像データを処理する処理ステップとを有することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8記載の画像処理方法において、前記画像特徴判定ステップは、リコンフィギュラブル回路で実行することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項8または9記載の画像処理方法において、前記画像特徴判定ステップで判定した領域が複数ある場合、同種の画像特徴の領域を連続して処理すべく、前記領域の処理順序を制御する実行順序制御ステップを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、リコンフィギュラブル回路の回路規模を不要に増大させずに、画像特徴に適した画像処理を効率よく行うことができる画像処理装置、画像処理システムを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の画像処理システムを構成する回路情報サーバ100および画像処理装置200の要部構成を示すブロック図である。回路情報サーバ100および画像処理装置200は共にLAN300(ローカルエリアネットワーク)に接続されている。なお同図では画像処理装置200が一つ示してあるが、同一LAN内に複数接続されていてもよい。また、回路情報サーバ100および画像処理装置200は共に図示しないCPUを内蔵して、ソフトウエアで各部の実行の順序や開始時期の制御を行う制御部を備えている。更に、本実施例では、回路情報サーバ100および画像処理装置200で画像処理システムを構成しているが、画像処理装置200内の後述する回路データ保持部220に回路情報サーバ100が保存する回路データや後述する機能名リスト等を保持すれば、回路情報サーバ100もLAN300も必要としない画像処理装置200が実現でき、より効率よい処理が可能となる。
<回路情報サーバ>
回路情報サーバ100はLAN300に接続されている。ネットワークインタフェース110はLAN300に接続された画像処理装置200との通信を行い、画像処理装置200から送信された各種コマンドを受信し、コマンドの解釈と実行を行う。
画像処理回路データ保存部120は、画像処理装置200内のリコンフィギュラブル回路230へ画像処理用の回路を設定するための回路データを複数保存する。回路データ管理部130は、画像処理回路データ保存部120に保存されている各画像処理機能の回路データに対応する機能名をリストで保存する。このリストは利用者が操作画面で画像処理機能を選択するときに使用され、画像処理装置200が回路データの取得要求を発行する際、利用者によって選択された画像処理機能名が送信され、それを受信し、対応する回路データを取り出し画像処理装置200へ送信する。
回路情報サーバ100は、ネットワーク接続機能を持ち、ネットワークを介して送信されたコマンドを解釈して応答を返すものであれば汎用のPC(パーソナルコンピュータ)で実現してもよい。
<画像処理装置>
画像処理装置200はLAN300に接続されている。ネットワークインタフェース210は、LAN300に接続された回路情報サーバ100を始め各機器(例えば印刷要求を発するパーソナルコンピュータ)との通信を行い、各種コマンドの生成、送信と、応答の受信を行う。
スキャナ部270は、原稿を光学的に読み取りデジタルデータとして画像データ保持部250へ一時記憶する。画像特徴判定回路240は、画像データ保持部250に保持された画像データの画像特徴を判定し、結果を処理結果保持部280に出力する。ここで画像特徴とは、写真/文字/網点などである。
回路データ保持部220は、回路情報サーバ100から送信された画像処理のための回路データを保持する。そして、リコンフィギュラブル回路制御部260が、回路データ保持部220に保存された回路データをリコンフィギュラブル回路230内(図示せず)に設定し、画像処理が実現できるようになる。
リコンフィギュラブル回路230は、回路データが設定されたら画像データ保持部250に記憶された画像データに対して設定された回路データに対応した所定の画像処理を実行する。画像処理結果は再度画像データ保持部250に記憶される。
画像保存部290は、画像データ保持部250に保存され、画像処理が施された画像データを画像保存部290内のハードディスク(図示せず)に保存する。画像保存部290に保存された画像データは、ネットワークを介して参照できるものである。
なお操作部295は、利用者が複写等の操作をするためのボタンやディスプレイ(タッチパネル)などを備えている。なお、このようなオプションの機能名リストや対応する回路データを画像処理装置200に持たせてもよい。
次に本実施例の処理の概要を説明する。
画像処理装置200の具体的な処理の例として、スキャナで原稿を読み取り、画像データの保存を行う画像読み取り機能を適用して説明する。
画像読み取り保存の機能においては、基本的にはスキャナで光学的に読み取り、電子化した画像を加工せずに保存するが、本実施例では保存時にオプション機能が選択できる。また、本実施例では画像特徴として写真画像か文字画像かの違いによって処理内容を変える例を説明する。なお画像が写真画像か文字画像かを判定する方法は従来から数多く提案されており、例えば特許第3118469号公報などでは、網点画像にも対応して写真画像か文字画像かの判断が行えるようになっている。
図2は、読み取られる原稿画像の例を示す図である。同図において、画像(写真など)は中央左の丸と四角で、文字は横線で表している。
図3は、保存時に選択するオプションと使用する回路データとの例を示しており、回路情報サーバ100側がこのようなオプションを用意し、画像処理装置200側で利用者が選択するようになっている。各保存オプションの機能を実行するため、画像特徴毎に異なる回路データが用意される。
例えば、「文字写真分離保存」は保存時に読み取った画像データが文字か写真か網点かを判定して保存方式を変える処理である。例えば写真領域ならJPEGで保存し、文字領域ならJPEG以外、例えばMMRで保存する。分離された画像領域は全て矩形として扱う。また、全体画像として表示する場合は、XML(Extensible Markup Language)などの言語で領域の配置を記述すればよい。
「可読サムネイル作成」は読み取った画像の縮小画像を作成する。図2の原稿画像に対する処理結果を図4に示す。写真領域においては通常の縮小方式を採用するが、文字領域においては縮小しても読むことのできるよう、見出し等の大きな文字のみを縮小対象として領域に展開するものである。
「スタンプ印字」は読み取った画像に何らかの画像を合成するものである。図2の原稿画像に対する処理結果を図5に示す。同図に示すように、「社外秘」などを1箇所あるいは数箇所合成するが、文字領域においては元の文字が読めるように薄く、写真領域においては元の色との区別がつきやすい色にするとよい。その場合は、それぞれ異なるアルゴリズムが要求される。
次に、本実施例における処理の流れを画像処理装置200に着目して説明する。
図6は、上で説明した画像読み取り保存機能を実行するための画像処理装置200のフローチャートであり、回路情報サーバ100とのコマンドでのやり取りも含んでいる。
画像処理装置200が、複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能など様々な機能を一体にした複合機であるとし、本実施例の画像読み取り機能の選択を最初に行うところから説明する。なお、ここで使用する原稿の例は、図2で説明したものとは異なり、1回のスキャンで読み取るページ全体が写真のみの場合とする。
利用者によって選択された画像読み取り保存機能を受信する(ステップ201)。画像読み取り保存機能の選択を受信すると、読み取る画像データに対する保存オプションを利用者が選択できるように回路情報サーバ100へ、保存オプションのリストの取得要求を送信し(ステップ202)、保存オプションリストを回路情報サーバ100から受信して(ステップ203)、受信したリストを操作画面に表示する(ステップ204)。
図7は、画像処理装置200における操作画面の表示例を示す図である。表示画面は画像処理装置200の操作部295に配設されており、タッチパネルで構成されている。利用者は画像処理機能名の上を触れることで選択ができるようになっている。ここで利用者がOKボタンを押すことで保存オプションが確定する(ステップ205)。ここでは文字写真分離保存が選択されたとする。その後、利用者によって操作部295のスタートキーが押し下げされたことを検知すると、画像読み取り開始を指示する(ステップ206)。
スキャナ部270は、原稿台あるいはドキュメントフィーダーに置かれた原稿をスキャンし、画像データを画像データ保持部250のメモリに保存する(ステップ210)。続いて、画像データ保持部250のメモリ内の画像データについて画像特徴判定回路240で画像特徴判定処理を実行する(ステップ211)。画像特徴判定処理は、文字認識処理で文字画像が存在する領域を探したり、複写機で写真部分を特定したりする処理と同様の処理である。ここでは文字/写真/網点の判定が実行され、判定結果が“写真画像”だとして、回路情報サーバ100に保存オプション機能の回路データの取得要求を行い(ステップ212)、該当する回路データを取得する(ステップ213)。ここでは“写真画像”用の文字写真分離保存回路データが取得される。
次に、リコンフィギュラブル回路制御部260は、リコンフィギュラブル回路230に保存オプション機能用の回路データを設定し(ステップ214)、リコンフィギュラブル回路230は、画像データ保持部250のメモリ内の画像データに対して、保存オプション機能を実行する(ステップ215)。そして最後に、画像データ保持部250のメモリ内の保存オプション機能が実行された画像データを画像保存部290に保存する(ステップ216)。
なおこの例では、スキャンされた1ページ分の画像データ全体をメモリに保存し、順次各ステップを実行したが、1ページをいくつかの領域に分割してパイプライン処理を行ってもよい。また、図3に示す保存オプション機能によっては複数の画像を保存するが、それらは一つのメモリに連続して置かれ、インデックス情報を参照しながら対応するメモリ領域に保存していく。
次に、図面を参照して実施例2を詳細に説明する。なお、各図面において同一または相当する部分には同一の符号を付しており、それらに関する重複した説明は適宜、簡略化または省略する。
図8は、実施例2にかかる画像処理システムを構成する回路情報サーバ100および画像処理装置200の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、回路情報サーバ100および画像処理装置200は、共にLAN300(ローカルエリアネットワーク)に接続されている。なお、実施例1と同様に、画像処理装置200は同一LANに複数接続してあってもよい。また、回路情報サーバ100および画像処理装置200は共に図示しないCPUを内蔵して、ソフトウエアで各部の実行の順序や開始時期の制御を行う制御部を備えている。更に、本実施例では、回路情報サーバ100および画像処理装置200で画像処理システムを構成しているが、画像処理装置200内の回路データ保持部220に回路情報サーバ100が保存する回路データ等を保持すれば、回路情報サーバ100もLAN300も必要としない画像処理装置200が実現でき、より効率よい処理が可能となる。
回路情報サーバ100の構成で実施例1と異なる点は、画像特徴判定回路データ保存部150を有し、画像処理装置200内のリコンフィギュラブル回路230へ画像特徴判定用の回路等を設定するための回路データを複数保存する点である。
同様に、画像処理装置200の構成で実施例1と異なる点は、画像特徴判定回路(240)が専用のものとして存在せず、リコンフィギュラブル回路230において、画像特徴判定を実行する点である。
次に、実施例2における処理の流れについて説明する。
図9は、本実施例における画像読み取り保存機能を実行するための画像処理装置200のフローチャートであり、回路情報サーバ100とのコマンドでのやり取りを含む。
実施例1の場合と同様に、本実施例の画像読み取り機能の選択を行うところから説明する。また、ここで使用する原稿の例も、実施例1で使用した原稿と同様に、1回のスキャンで読み取るページ全体が写真のみの場合とする。
利用者はまず、利用者によって選択された画像読み取り保存機能を受信する(ステップ201)。画像読み取り保存機能が選択されたら、読み取る画像データに対する保存オプションを利用者が選択できるように回路情報サーバ100へ、保存オプションのリストの取得要求を送信し(ステップ202)、保存オプションリストを回路情報サーバ100から受信して(ステップ203)、受信したリストを操作画面に表示する(ステップ204)。ここで利用者がOKボタンを押すことで保存オプションが確定する(ステップ205)。ここでは、文字写真分離保存が選択されたとする。その後、利用者によって操作部295のスタートキーが押し下げされたことを検知すると、画像読み取り開始を指示する(ステップ206)。
その後直ちに画像処理装置200は、選択された保存オプション機能をパラメータとして画像特徴判定回路データ取得要求を回路情報サーバ100へ送信する(ステップ207)。回路情報サーバ100は、保存オプション機能が必要とする画像特徴判定回路を特定して、その回路データを送信し、これを画像処理装置200が取得する(ステップ208)。ここではステップ205で文字写真分離保存が指定されたため、文字/写真/網点の判定を行う回路データが取得される。そして、リコンフィギュラブル回路制御部260は、取得した回路データをリコンフィギュラブル回路230に設定する(ステップ209)。
一方、スキャナ部270は、原稿台あるいはドキュメントフィーダーに置かれた原稿をスキャンし、画像データを画像データ保持部250のメモリに保存する(ステップ210)。続いて、画像データ保持部250のメモリ内の画像データについてリコンフィギュラブル回路230を用いて画像特徴判定処理を実行する(ステップ211)。実施例1では、この処理を画像特徴判定回路240が行っていたが、本実施例では取得した回路データを用いて再構成されたリコンフィギュラブル回路230で行う点が特徴である。ここでは文字/写真/網点の判定が実行され、判定結果が“写真画像”であるとする。
次に、画像処理装置200は、保存オプション機能の回路データの取得要求を行い(ステップ212)、該当する回路データを取得する(ステップ213)。ここでは“写真画像”用の文字写真分離保存回路データが取得される。この取得した回路データを用いて、再度リコンフィギュラブル回路に保存オプション機能用の回路データを設定する(ステップ214)。そして、画像データ保持部250のメモリ内の画像データに対して保存オプション機能を実行し、画像データ保持部250のメモリに処理結果を保存する(ステップ215)。さらに画像データ保持部250のメモリ内の保存オプション機能が処理された画像データを画像保存部290に保存して(ステップ216)処理を終了する。
実施例1および実施例2では、1回のスキャンで読み取る原稿ページ全体が文字のみ、あるいは写真のみの場合であったが、実際にはページ内には文字と写真が混在している場合が多い。1ページの原稿画像の画像特徴を判定した結果は、例えば図10に示すように文字領域および写真領域に分割される。この例は網点として検出される領域がなかった場合であり、網点用の処理の回路データは一切送受信されず、その回路を用いて処理もされない。
図11は、図10に示した各領域を画像データ保持部250のメモリ上に配置した例を示し、図12は各領域の情報を保持する管理テーブルの例を示している。文字領域には文字領域用の保存処理を、写真領域には写真領域用の保存処理を行う必要があるが、管理テーブルには領域ごとに領域種別が入っているので、メモリ上では領域IDの順序で配置されている。
図12において、開始アドレスはこの領域の画像データが格納されている先頭番地を表し、幅ドット、縦ドットはそれぞれ領域の横、縦の大きさをドットで表している。なお、画像データ保持部250はメモリ(RAM)である必要はなく、磁気ディスクのような記憶装置でもよい。その場合は、アドレスではなくファイル名やサーフェース、トラック、セクタなどになる。
本実施例では、回路データの設定回数および回路情報サーバ100からの回路データの取得回数を低減させるための処理の例を説明する。勿論、回路データ等を画像処理装置200に保持しておけば、回路情報サーバ100から回路データを取得する必要がなく効率的である。
次に、本実施例における処理の流れを説明する。
図13および図14は、読み取ったページ画像を領域に分割して保存オプション機能を領域単位で実行する際の処理フローを示している。本実施例の処理では、回路情報サーバ100から回路データの取得回数を減らすため、画像特徴毎の保存オプション機能回路データを最初に全て取得し、それを一時記憶しておく。なお、本実施例での機能構成は、実施例2で説明した図8の構成と同じである。
以下、図面を参照して処理の流れを説明する。なお、各図面において同一または相当する部分には同一の符号を付しており、それらに関する重複した説明は適宜、簡略化または省略する。また、図13については、ステップ201からステップ210までの処理は図9の処理フローと同一であるので、詳細な説明は省略するが、利用者により、画像処理装置200の機能のうち画像読み取り機能および保存オプションが選択され、リコンフィギュラブル回路230に画像特徴判定回路が設定済みである。さらに、読み取りの開始が指示されて、原稿スキャンが終了したところまでがステップ210である。
以下、図14を参照して処理の続きを説明する。リコンフィギュラブル回路230は、スキャンされてメモリに格納されている画像データの像域分離(特徴判定と領域分割)を行う(ステップ501)。このステップでは、前述した管理テーブルが作成される。そして、全ての画像種別の保存オプション機能回路データ取得要求を行い(ステップ502)、保存オプション機能回路データを取得する(ステップ503)。取得した保存オプション機能回路データは、回路データ保持部220に保持しておく。
以降は、図12で説明した管理テーブルを参照して領域ごとに処理を行う。
まず、処理対象領域(最初はID1)の保存オプション機能回路データをリコンフィギュラブル回路230に設定する(ステップ504)。
リコンフィギュラブル回路230に設定された回路の実行対象となる画像の領域を管理テーブルに基づいて決定し(ステップ505)、画像データ保持部250の領域データに対して保存オプション処理を実行し、処理結果を再び画像データ保持部250のメモリに保存する(ステップ506)。なお、図には示さないが、このステップ506では、処理が終了した領域は、管理テーブルの領域IDの先頭に「*」などを付して重複処理を避けるようにしている。
次に、他に未処理の領域がこの領域の画像特徴(種別)と同一であれば(ステップ507がY)、リコンフィギュラブル回路230の内容を変更する必要がないため、その領域を管理テーブルから探して、ステップ505から処理を繰り返す。画像特徴が異なれば(ステップ507がN)、この領域が最後かのチェックを行い、未処理の領域があれば(ステップ508がN)、ステップ504から繰り返し、最後であれば画像データ保持部250のメモリ上の画像データを画像保存部290に保存し(ステップ509)終了となる。
本実施例では、領域種別が同じ領域の保存オプション処理を連続して処理するため、リコンフィギュラブル回路へ保存オプション機能回路データの設定回数を低減することができる。また画像特徴毎の保存オプション機能回路データを取得し利用した後でも、それを一時記憶しておくので、保存オプション機能回路データの取得回数を低減することができる。従って、リコンフィギュラブル回路を用いた画像処理を効率よく行うことができる。
本発明の画像処理システムを構成する回路情報サーバおよび画像処理装置の要部構成を示すブロック図である。 読み取られる原稿画像の例を示す図である 保存時に選択するオプションと使用する回路データの例を示す図である。 図2の原稿画像に対する可読サムネイル作成処理の結果を示す図である。 図2の原稿画像に対するスタンプ印字処理の結果を示す図である。 画像読み取り保存機能を実行するための画像処理装置のフローチャートである。 画像処理装置における操作画面の表示例を示す図である。 実施例2にかかる画像処理システムを構成する回路情報サーバおよび画像処理装置の要部構成を示すブロック図である。 実施例2における画像読み取り保存機能を実行するための画像処理装置のフローチャートである。 1ページの原稿画像の画像特徴を判定した結果の例を示す図である。 図10に示した各領域を画像データ保持部のメモリ上に配置した例を示す図である。 各領域の情報を保持する管理テーブルの例を示す図である。 読み取ったページ画像を領域に分割して保存オプション機能を領域単位で実行する際のフローチャートである。 読み取ったページ画像を領域に分割して保存オプション機能を領域単位で実行する際のフローチャートである。
符号の説明
100 回路情報サーバ
110 ネットワークインタフェース
120 画像処理回路データ保存部
130 回路データ管理部
150 画像特徴判定回路データ保存部
200 画像処理装置
210 ネットワークインタフェース
220 回路データ保持部
230 リコンフィギュラブル回路
240 画像特徴判定回路
250 画像データ保持部
260 リコンフィギュラブル回路制御部
270 スキャナ部
280 処理結果保持部
290 画像保存部
295 操作部
300 LAN

Claims (10)

  1. 設定された回路データに応じて処理回路を再構成可能なリコンフィギュラブル回路を備えた画像処理装置において、画像処理すべき画像データから画像特徴と該画像特徴を有する領域とを判定する画像特徴判定手段と、回路データをリコンフィギュラブル回路に設定するリコンフィギュラブル回路制御手段と、処理の実行を制御する制御手段とを備え、前記リコンフィギュラブル回路制御手段は、前記画像特徴判定手段によって判定された画像特徴に応じた回路データを前記リコンフィギュラブル回路に設定し、前記制御手段は、前記リコンフィギュラブル回路制御手段で設定された回路データに基づいて再構成されたリコンフィギュラブル回路による前記判定された領域の画像データに対する画像処理の実行を制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像特徴判定手段は、前記リコンフィギュラブル回路で構成したことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像特徴判定手段が判定した領域が複数ある場合、前記制御手段は、同種の画像特徴を有する領域を連続して処理すべく、処理順序を制御することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像特徴判定手段は、画像特徴と該画像特徴を有する領域とを判定する際、該領域と該領域の画像特徴とを対応付けたテーブルを作成し、前記制御手段は、前記テーブルを参照して、同種の画像特徴を有する領域用の回路データを選択的にリコンフィギュラブル回路に入力するように制御することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 請求項1、2、3または4記載の画像処理装置において、前記回路データを複数保持する回路データ保持手段を設け、前記リコンフィギュラブル回路制御手段は、前記回路データ保持手段が保持する回路データの中から選択してリコンフィギュラブル回路に設定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記回路データをネットワークを介して取得することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、該画像処理装置の要求に従って回路データをネットワークを介して送信する回路情報サーバとを備えたことを特徴とする画像処理システム。
  8. 設定された回路データに応じて処理回路を再構成可能なリコンフィギュラブル回路を用いて画像の処理を行う画像処理方法において、画像処理すべき画像データから画像特徴と該画像特徴を有する領域とを判定する画像特徴判定ステップと、前記回路データをリコンフィギュラブル回路に設定するリコンフィギュラブル回路制御ステップと、前記リコンフィギュラブル回路が前記設定された回路データにより再構成された処理回路で前記判定された領域の画像データを処理する処理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記画像特徴判定ステップは、リコンフィギュラブル回路で実行することを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 前記画像特徴判定ステップで判定した領域が複数ある場合、同種の画像特徴の領域を連続して処理すべく、前記領域の処理順序を制御する実行順序制御ステップを設けたことを特徴とする請求項8または9記載の画像処理方法。
JP2007082778A 2007-03-27 2007-03-27 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法 Pending JP2008242850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007082778A JP2008242850A (ja) 2007-03-27 2007-03-27 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007082778A JP2008242850A (ja) 2007-03-27 2007-03-27 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008242850A true JP2008242850A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39914110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007082778A Pending JP2008242850A (ja) 2007-03-27 2007-03-27 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008242850A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010257342A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法
JP2012234337A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像データ処理装置及びプログラム
WO2015156236A1 (en) * 2014-04-08 2015-10-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method of controlling the same
JP2016042223A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置およびプログラム
JP2017060073A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置
JP2019193189A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Necソリューションイノベータ株式会社 回路再構成装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2019208152A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
US10776183B2 (en) 2016-11-10 2020-09-15 Fujitsu Limited Information processing apparatus and information processing method

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010257342A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法
US8599444B2 (en) 2009-04-27 2013-12-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for controlling the same
JP2012234337A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像データ処理装置及びプログラム
US8761526B2 (en) 2011-04-28 2014-06-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Image data processing apparatus, image data processing method, and computer readable medium
WO2015156236A1 (en) * 2014-04-08 2015-10-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method of controlling the same
JP2015201766A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
JP2016042223A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置およびプログラム
JP2017060073A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置
US10776183B2 (en) 2016-11-10 2020-09-15 Fujitsu Limited Information processing apparatus and information processing method
JP2019193189A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Necソリューションイノベータ株式会社 回路再構成装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7136436B2 (ja) 2018-04-27 2022-09-13 Necソリューションイノベータ株式会社 回路再構成装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2019208152A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008242850A (ja) 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法
JP4757120B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
US20090128859A1 (en) System and method for generating watermarks on electronic documents
JP5372206B2 (ja) 画像処理装置
JP5932313B2 (ja) 印刷装置、印刷プレビューの表示方法及びそのプログラム
US10306085B2 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and recording medium
JP4109920B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体
US8045210B2 (en) Image processing apparatus, image data transfer control method and image data transfer control program
JP2006238443A (ja) 画像出力にウォーターマークを選択的に挿入するシステムおよび方法
JP5173278B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2009032186A (ja) 画像処理装置、その制御方法、ならびにそのプログラムおよび記憶媒体
US8610943B2 (en) Apparatus, method and program for customizing scanning an image
JP2007158613A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びに制御プログラム
JP6589343B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP7022317B2 (ja) 制御プログラム、および情報処理装置
JP2009095006A (ja) 画像形成装置、方法、プログラム
JP4968927B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、並びにプログラム
JP2020017899A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2008213406A (ja) 印刷処理装置、印刷処理方法及びそのプログラム
JP2009289265A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP4248809B2 (ja) 画像処理装置及びイメージデータ変換プログラム、逆変換整形テーブル作成プログラム
JP3882657B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3646488B2 (ja) データ処理制御装置及びデータ処理制御方法
JP2002232682A (ja) 画像データ出力装置および画像データ出力プログラム
JP2021190958A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、およびプログラム