JP6589343B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびそれに関連する技術に関する。
近年、ネットワーク上に設けられたクラウドサーバを複数のユーザで利用する技術が存在する(特許文献1)。
たとえば、特許文献1には、ドキュメントをドキュメントサーバにアップロードしたアップロードユーザのみならず、他のユーザもが、当該ドキュメントサーバを利用し、当該ドキュメントサーバ内のドキュメントを参照等できることが記載されている。
特開2014−120018号公報
ところで、このような複数のユーザでクラウドサーバを利用する技術において、管理者等が、特定の設定内容(自身の所望の設定内容)を、各ユーザによって付与され且つクラウドサーバへのファイルのアップロード処理を伴うジョブ(たとえばスキャンジョブ)に設定したいと考えることがある。
たとえば、クラウドサーバにアップロードされるファイルのファイル容量を低減するため、比較的低い解像度のファイル(スキャンデータファイル)が生成されてクラウドサーバにアップロードされるような設定内容を、各ユーザからのジョブ(スキャンジョブ)に設定したいと管理者等が考えることがある。
また、管理者等が、自身の所望の設定内容を、各ユーザによって付与され且つクラウドサーバからのファイルのダウンロード処理を伴うジョブ(たとえば印刷ジョブ)に設定したいと考えることもある。
たとえば、用紙の無駄を防止しコスト低減等を図るため、クラウドサーバ内のファイル(印刷対象ファイル)が両面で印刷されるような設定内容を、各ユーザからのジョブ(印刷ジョブ)に設定したいと管理者等が考えることがある。
しかしながら、当該アップロード処理あるいはダウンロード処理を伴うジョブに関する設定処理を制御することは容易ではない。たとえば、従来のクラウドサーバは、その内部領域においてファイルの属性等を管理することはあっても、当該内部領域へのファイルのアップロード処理あるいは当該内部領域からのファイルのダウンロード処理を伴うジョブに関する設定処理を制御することは行わない。そのため、当該クラウドサーバは、各ユーザによって付与され且つ当該アップロード処理あるいはダウンロード処理を伴うジョブに管理者等の所望の設定内容を設定することができない。
そこで、本発明は、複数のユーザのうちの一のユーザによって付与され且つクラウドサーバへのファイルのアップロード処理とクラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理を伴うジョブに、管理者等の所望の設定内容を設定することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、クラウドサーバと通信可能な情報処理装置であって、前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込む読込手段と、前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定する設定制御手段と、を備え、前記共通設定ファイルは、前記クラウドサーバの格納領域におけるディレクトリのうちその内部ファイルに関するジョブに対して前記共通設定内容を適用すべきディレクトリである適用対象ディレクトリを規定し、前記情報処理装置は、前記特定のジョブにおける前記アクセス処理のアクセス先のディレクトリであるアクセス対象ディレクトリが、前記共通設定ファイルにおいて前記適用対象ディレクトリとして規定されているか否かを判定する判定手段、をさらに備え、前記設定制御手段は、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る情報処理装置において、前記共通設定ファイル内のデータは、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、前記判定手段は、前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名として前記共通設定ファイル内のデータに含まれているか否かを判定し、前記共通設定ファイル内のデータに前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が含まれている旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る情報処理装置において、前記共通設定ファイルのファイル名は、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、前記判定手段は、前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含むか否か、を判定し、前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含む旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記クラウドサーバは、前記複数のユーザによってその内部ファイルが共有される共有ディレクトリを有し、前記判定手段は、前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリであるか否かをも判定し、前記設定制御手段は、前記特定のジョブの前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリである旨が判定されることをも条件として、前記共通設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする。
請求項5の発明は、クラウドサーバと通信可能な情報処理装置であって、前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込む読込手段と、前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定する設定制御手段と、を備え、前記設定制御手段は、前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る情報処理装置において、前記読込手段は、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在しない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を取得し、前記設定制御手段は、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5の発明に係る情報処理装置において、前記読込手段は、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定される場合、前記共通設定ファイルを読み込むとともに、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を取得し、前記設定制御手段は、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容をも利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4の発明に係る情報処理装置において、前記読込手段は、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリではない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を取得し、前記設定制御手段は、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6ないし請求項8のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記設定制御手段は、前記情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの前記個別設定内容と、前記情報処理装置と通信可能な別の情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの個別設定内容とが互いに異なる場合、前記情報処理装置と前記別の情報処理装置とのうちのいずれか一方の情報処理装置における個別設定内容を他方の情報処理装置における個別設定内容に変更することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記情報処理装置は、画像形成装置であり、前記特定のジョブは、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記情報処理装置は、画像形成装置とは別に設けられた外部端末であり、前記特定のジョブは、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とする。
請求項12の発明は、クラウドサーバと通信可能な情報処理装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込むステップと、b)前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記共通設定ファイルは、前記クラウドサーバの格納領域におけるディレクトリのうちその内部ファイルに関するジョブに対して前記共通設定内容を適用すべきディレクトリである適用対象ディレクトリを規定し、前記プログラムは、c)前記特定のジョブにおける前記アクセス処理のアクセス先のディレクトリであるアクセス対象ディレクトリが、前記共通設定ファイルにおいて前記適用対象ディレクトリとして規定されているか否かを判定するステップ、を前記コンピュータにさらに実行させ、前記ステップb)においては、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12の発明に係るプログラムにおいて、前記共通設定ファイル内のデータは、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、前記ステップc)は、c−1)前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名として前記共通設定ファイル内のデータに含まれているか否かを判定するステップと、c−2)前記共通設定ファイル内のデータに前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が含まれている旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項12の発明に係るプログラムにおいて、前記共通設定ファイルのファイル名は、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、前記ステップc)は、c−3)前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含むか否か、を判定するステップと、c−4)前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含む旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項12ないし請求項14のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記クラウドサーバは、前記複数のユーザによってその内部ファイルが共有される共有ディレクトリを有し、前記ステップc)においては、前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリであるか否か、もが判定され、前記ステップb)においては、前記特定のジョブの前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリである旨が判定されることをも条件として、前記共通設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定させることを特徴とする。
請求項16の発明は、クラウドサーバと通信可能な情報処理装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込むステップと、b)前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)においては、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在しない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が取得され、前記ステップb)においては、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項16の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)においては、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定される場合、前記共通設定ファイルが読み込まれるとともに、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が取得され、前記ステップb)においては、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容もが利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項15の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)においては、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリではない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が取得され、前記ステップb)においては、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項17ないし請求項19のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、d)前記情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの前記個別設定内容と、前記情報処理装置と通信可能な別の情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの個別設定内容とが互いに異なる場合、前記情報処理装置と前記別の情報処理装置とのうちのいずれか一方の情報処理装置における個別設定内容を他方の情報処理装置における個別設定内容に変更するステップ、を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項12ないし請求項20のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記情報処理装置は、画像形成装置であり、前記特定のジョブは、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項12ないし請求項20のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記情報処理装置は、画像形成装置とは別に設けられた外部端末であり、前記特定のジョブは、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とする。
請求項1ないし請求項22に記載の発明によれば、クラウドサーバへのファイルのアップロード処理とクラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルがクラウドサーバから読み込まれる。そして、当該アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が当該複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容が、当該共通設定ファイルに定められている当該共通設定内容を利用して設定される。したがって、複数のユーザのうちの一のユーザによって付与され且つクラウドサーバへのファイルのアップロード処理とクラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理を伴うジョブに、管理者等の所望の設定内容を設定することが可能である。
情報処理システムを示す図である。 画像形成装置(MFP)の機能ブロックを示す図である。 クラウドサーバ内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。 クラウドサーバ内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。 ログイン画面を示す図である。 格納ファイル表示画面を示す図である。 機能選択画面を示す図である。 印刷設定画面(印刷共通設定画面)を示す図である。 スキャン設定画面(スキャン共通設定画面)を示す図である。 共通設定ファイルを示す図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 格納先選択画面を示す図である。 クラウドサーバ内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。 印刷設定画面(印刷個別設定画面)を示す図である。 スキャン設定画面(スキャン個別設定画面)を示す図である。 印刷対象ファイル選択画面を示す図である。 変形例に係るクラウドサーバ内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造の概念を示す概念図である。 変形例に係る情報処理システムを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成概要>
図1は、本発明に係る情報処理システム1(1A)を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1(1A)は、画像形成装置10(10a,10b)とクラウドサーバ90とを備える。ここでは、情報処理装置として画像形成装置10を例示する。
本システム1(1A)において、各画像形成装置10a,10bとクラウドサーバ90とは、ネットワーク108を介して互いに接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。
クラウドサーバ90は、画像形成装置10とは異なる外部装置(外部サーバ)である。クラウドサーバ90は、ネットワーク上に設けられた格納領域(オンラインストレージ)を顧客に対して貸し出すクラウドサービスを提供するサーバである。ここでは、クラウドサーバ90は、或る顧客(企業)C1に対して所定の格納領域(C1社用ストレージ)を提供している。また、クラウドサーバ90(詳細にはC1社用ストレージ)は、当該クラウドサーバ90を利用し得る複数のユーザ(たとえば企業C1社の従業員のユーザU1〜U10)に対してディレクトリ内のファイルを共有可能な共有ディレクトリD10(D11,D12)を有している(図3参照)。また、クラウドサーバ90(詳細にはC1社用ストレージ)は、当該複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1)のみ利用可能(アクセス可能)な(非共有の)個人ディレクトリD20も有している。なお、クラウドサーバ90内のディレクトリの属性は、種々の方法を用いて管理者等によって設定される。たとえば、管理者は、クラウドサーバ90を利用するためのアプリケーションを用いて、新規ディレクトリをクラウドサーバ90内に作成し、当該新規ディレクトリの属性(「共有」、「非共有」の属性)を設定する。当該新規ディレクトリを共有ディレクトリD10として設定した場合、その後、管理者は、ユーザを指定し、指定されたユーザ(たとえばユーザU1〜U10)に対して共有ディレクトリD11へのアクセスを許可する。
<2.画像形成装置の構成>
図2は、画像形成装置10(10a,10b)の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6、およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データファイル(スキャンデータファイルないしスキャン画像ファイルとも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン画像を形成する画像形成部であるとも表現される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。印刷出力部3は、印刷媒体上に画像(印刷画像)を形成する画像形成部であるとも表現される。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえばクラウドサーバ90)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介してMFP10にインストールされてもよく、あるいはネットワーク108等を介してMFP10にインストールされてもよい。
コントローラ9は、当該プログラム等の実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と格納処理部14と判定部15と読込部16と設定制御部17とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(クラウドサーバ90等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対するユーザからの操作入力の受付動作等を制御する制御部である。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等をタッチパネル25に表示させる。
格納処理部14は、共通設定ファイルF10(図4参照)(次述)を当該クラウドサーバ90に格納(登録)する動作等を制御する処理部である。共通設定ファイルF10は、「アクセス処理」(次述)を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容が定められたファイルである。当該「アクセス処理」は、クラウドサーバ90へのファイルのアップロード処理とクラウドサーバ90からのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理である。
判定部15は、クラウドサーバ90における当該共通設定ファイルF10の存否を判定する動作等を制御する処理部である。また、判定部15は、アクセス対象ディレクトリ(次述)が共有ディレクトリD10であるか否か、をも判定する。当該アクセス対象ディレクトリは、複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1)によって付与された特定のジョブにおけるアクセス処理(たとえばスキャンジョブにおけるアップロード処理)のアクセス先のディレクトリである。
読込部16は、クラウドサーバ90内の共通設定ファイルF10(詳細には共通設定ファイルF10内のデータ)を読み込む動作等を制御する処理部である。
設定制御部17は、当該複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1)からの当該特定のジョブ(たとえばスキャンジョブ)の設定内容を、共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容を利用して設定する動作等を制御する処理部である。
<3.動作>
この情報処理システム1(1A)においては、アクセス処理を伴うジョブに関してクラウドサーバ90の複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき設定内容(共通設定内容)が定められた共通設定ファイルF10が、当該クラウドサーバ90に事前に格納(登録)される。その後、当該複数のユーザのうちの一のユーザ(たとえばユーザU1)によって当該アクセス処理を伴う特定のジョブの実行指示が付与されると、クラウドサーバ90内の当該共通設定ファイルF10がMFP10に読み込まれる。そして、当該共通設定ファイルF10に定められている当該共通設定内容が利用されて、当該ユーザU1からの当該特定のジョブの設定内容が設定される。
<共通設定ファイルの事前登録>
管理者U100は、MFP10のタッチパネル25を用いて、アクセス処理を伴うジョブ(印刷ジョブ、スキャンジョブ等)に関する所望の設定内容を、各ユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定すべき設定内容(共通設定内容)として事前に指定(規定)する。そして、当該共通設定内容が定められた共通設定ファイルF10がクラウドサーバ90内に格納される。
図3は、共通設定ファイルF10がクラウドサーバ90内に格納される前における、クラウドサーバ90内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。ここでは、クラウドサーバ90(詳細にはC1社用ストレージ)は、複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に対してディレクトリ内のファイルを共有可能な共有ディレクトリD10(D11,D12)を有している。また、クラウドサーバ90(C1社用ストレージ)は、当該複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1)のみ利用可能な(非共有の)個人ディレクトリD20をも有している。
図4は、共通設定ファイルF10がクラウドサーバ90内に格納された後における、クラウドサーバ90内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。後述のように、管理者U100によって共通設定内容が指定されると、図4に示すように、共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)がクラウドサーバ90(詳細には共通設定用ディレクトリD30)内に格納(登録)される。
管理者U100によって共通設定内容が指定され、共通設定ファイルF10がクラウドサーバ90に格納される動作等について、以下に説明する。
図5は、MFP10へのログイン画面200(201)を示す図である。管理者U100は、MFP10のタッチパネル25に表示された当該ログイン画面200(201)への操作入力によって管理者用のユーザID(「administraror」)およびパスワードを入力し、MFP10にログインする。
その後、いくつかの画面遷移を経て、格納ファイル表示画面210(図6参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。この格納ファイル表示画面210には、クラウドサーバ90内のディレクトリの一覧が表示される。そして、当該一覧の中から共通設定内容を適用すべきディレクトリが操作者(ここでは管理者U100)によって選択されると、選択されたディレクトリ内のファイルが当該格納ファイル表示画面210内に表示される。ここでは、クラウドサーバ90内のディレクトリD11,D12,D20のうち共有ディレクトリD11が選択される。換言すれば、管理者U100は、クラウドサーバ90の格納領域におけるディレクトリ(D11,D12,D20)のうちその内部ファイルに関するジョブに対して共通設定内容を適用すべきディレクトリ(適用対象ディレクトリ)として、当該共有ディレクトリD11を選択する。なお、当該内部ファイルには、ディレクトリ内に格納済のファイルのみならず、アップロード処理によってディレクトリ内にアップロードされるファイルも含まれる。そして、当該共有ディレクトリD11が選択されると、当該共有ディレクトリD11内のファイル(「ABC.pdf」)が当該格納ファイル表示画面210に表示される。
また、格納ファイル表示画面210には、共通設定ボタン310が設けられている。当該共通設定ボタン310が管理者U100によって押下されると、機能選択画面220(図7参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。図7に示すように、この機能選択画面220には、印刷機能に関する設定内容の事前登録を行うための印刷設定ボタン321と、スキャン機能に関する設定内容の事前登録を行うためのスキャン設定ボタン322とが設けられている。
たとえば、機能選択画面220において当該印刷設定ボタン321が管理者U100によって押下されると、印刷設定画面(印刷共通設定画面)230(図8参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。この印刷共通設定画面230において、管理者U100は、共有ディレクトリD11へのアクセス処理を伴うジョブ(ここでは共有ディレクトリD11からのファイルのダウンロード処理を伴う印刷ジョブ)に関して所望の設定内容を指定(規定)する。印刷ジョブに関して指定された当該所望の設定内容は、共有ディレクトリD11へのアクセス処理を伴うジョブ(印刷ジョブ)に関して複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき共通設定内容として登録される。換言すれば、共有ディレクトリD11からのファイルのダウンロード処理を伴う印刷ジョブの依頼元ユーザがユーザU1〜U10のいずれであるかに依拠せずに、当該共通設定内容が、当該依頼元ユーザからの印刷ジョブの設定内容として設定される。
当該印刷共通設定画面230においては、図8に示すように、4つの設定項目(「片面/両面」、「カラー」、「ページ割付」、「給紙トレイ」)について、印刷ジョブに関する共通設定内容を指定することが可能である。ここでは、当該4つの設定項目のうち設定項目「片面/両面」および「カラー」について共通設定内容が管理者U100によって指定されている。たとえば、片面印刷による用紙の無駄を防止しコスト低減等を図りたいと管理者U100が考える場合、当該管理者U100は、この印刷共通設定画面230において、設定項目「片面/両面」の共通設定内容として設定内容「両面」を指定する(図8参照)。また、インク代等のコスト低減を図りたいと管理者U100が考える場合、当該管理者U100は、この印刷共通設定画面230において、設定項目「カラー」の共通設定内容として設定内容「グレースケール」を指定する(図8参照)。ここでは、残りの設定項目(「ページ割付」、「給紙トレイ」)については、共通設定内容が指定されていない(未指定である)。なお、共通設定内容が指定されていない設定項目(未指定項目)については、当該未指定項目の初期設定内容(デフォルト設定内容)のままで当該印刷ジョブが実行される。たとえば、共通設定内容が指定されていない設定項目「給紙トレイ」については、当該設定項目「給紙トレイ」の初期設定内容(たとえば「トレイ1」)でスキャンジョブが実行される。
そして、印刷共通設定画面230内のOKボタン331が押下されると、機能選択画面220(図7参照)がMFP10のタッチパネル25に再び表示される。
また、機能選択画面220においてスキャン設定ボタン322が管理者U100によって押下されると、スキャン設定画面(スキャン共通設定画面)240(図9参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。このスキャン共通設定画面240において、管理者U100は、共有ディレクトリD11へのアクセス処理を伴うジョブ(ここでは共有ディレクトリD11へのスキャンデータファイルのアップロード処理を伴うスキャンジョブ)に関して所望の設定内容を指定する。スキャンジョブに関して指定された当該所望の設定内容は、共有ディレクトリD11へのアクセス処理を伴うジョブ(スキャンジョブ)に関して複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき共通設定内容として規定される。換言すれば、共有ディレクトリD11へのスキャンデータファイルのアップロード処理を伴うスキャンジョブの依頼元ユーザがユーザU1〜U10のいずれであるかに依拠せずに、当該共通設定内容が、当該依頼元ユーザからのスキャンジョブの設定内容として設定される。
当該スキャン共通設定画面240においては、図9に示すように、4つの設定項目(「解像度」、「原稿画質」、「ファイル形式」、「パスワード」)について、スキャンジョブに関する共通設定内容を指定することが可能である。ここでは、当該4つの設定項目のうち設定項目「解像度」および「パスワード」について、管理者U100によって共通設定内容が指定されている。たとえば、クラウドサーバ90にアップロードされるファイルのファイル容量を低減したいと考える場合、管理者U100は、このスキャン共通設定画面240において、比較的低い解像度の設定内容「200×200dpi」を設定項目「解像度」の共通設定内容として指定する(図9参照)。また、クラウドサーバ90にて複数のユーザに共有されるファイルに関してセキュリティの低下を抑制したいと考える場合、管理者U100は、このスキャン共通設定画面240において、設定項目「パスワード」の共通設定内容として所定のパスワード(複数のユーザ用に予め取り決められたパスワード)「12345」を指定する(図9参照)。ここでは、残りの設定項目(「原稿画質」、「ファイル形式」)については、共通設定内容が指定されていない(未指定である)。なお、未指定項目(共通設定内容が指定されていない設定項目)については、当該未指定項目の初期設定内容(デフォルト設定内容)のままで当該スキャンジョブ実行される。たとえば、共通設定内容が指定されていない設定項目「ファイル形式」については、当該設定項目「ファイル形式」の初期設定内容(たとえば「PDF」形式)でスキャンジョブが実行される。
そして、スキャン共通設定画面240内のOKボタン341が押下されると、機能選択画面220(図7参照)がMFP10のタッチパネル25に再び表示される。
その後、当該機能選択画面220においてOKボタン323が管理者U100によって押下されると、印刷ジョブおよびスキャンジョブに関する共通設定内容が定められた共通設定ファイルF10が生成され、クラウドサーバ90に格納(登録)される。具体的には、クラウドサーバ90内に共通設定用ディレクトリD30が生成されるとともに、共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)が当該共通設定用ディレクトリD30内に生成される(図4参照)。なお、ここでは、クラウドサーバ90内に共通設定用ディレクトリD30が生成され、当該共通設定用ディレクトリD30内に共通設定ファイルF10が格納される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、(クラウドサーバ90内に共通設定用ディレクトリD30が生成されず、)クラウドサーバ90の直下(共有ディレクトリ等と同一階層)に共通設定ファイルF10が格納されてもよい。
図10は、共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)を示す図である。図10に示すように、この共通設定ファイルF10は、印刷ジョブに関する共通設定内容とスキャンジョブに関する共通設定内容との少なくとも一方を規定している。また、この共通設定ファイルF10は、適用対象ディレクトリ(クラウドサーバ90の格納領域におけるディレクトリのうちその内部ファイルに関するジョブに対して共通設定内容を適用すべきディレクトリ)を規定している。
具体的には、図10に示すように、共通設定ファイルF10内のデータは、所定のページ記述言語(例えばHTML(HyperText Markup Language))によって記述されている。当該共通設定ファイルF10内のデータには、適用対象ディレクトリのディレクトリ名(ここでは共有ディレクトリD11のディレクトリ名「共有ディレクトリD11」)が記述されている。また、当該共通設定ファイルF10内のデータには、当該適用対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11)に対応する共通設定内容もが規定されている。なお、ここでは、共有ディレクトリD12についても共通設定内容が管理者U100によって指定(規定)されており、共通設定ファイルF10内のデータには、当該共有ディレクトリD12のディレクトリ名「共有ディレクトリD12」も含まれている。また、当該共通設定ファイルF10内のデータには、当該適用対象ディレクトリD12に対応する共通設定内容もが含まれている。このように、共通設定ファイルF10内のデータには、複数の適用対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11,D12)が規定されており、且つ、当該複数の適用対象ディレクトリにそれぞれ対応する複数の共通設定内容が別個に規定されている。
このようにして、管理者U100は、アクセス処理を伴うジョブ(印刷ジョブおよびスキャンジョブ)に関して複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき共通設定内容を予め指定(規定)しておく。換言すれば、管理者U100は、自身の所望の設定内容を各ユーザ間の「共通ルール」として予め規定しておき、当該「共通ルール」を用いて各ユーザからのジョブに関する設定処理を管理(運用)する。たとえば、クラウドサーバ90(共有ディレクトリD11)にアップロードされるファイルは、比較的低い解像度(200×200dpi)で生成されるべき旨を「共通ルール」として規定しておく。そして、この「共通ルール」が、当該複数のユーザのうちの一のユーザによって付与される特定のジョブ(たとえばスキャンジョブ)に適用される。
その後、アクセス処理を伴う特定のジョブ(ここではスキャンジョブあるいは印刷ジョブ)が当該複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザによって付与されると、MFP10においては、以下のような動作が行われる。ここでは、ユーザU1が、MFP10aを用いてスキャンジョブの実行指示を付与してスキャンデータファイルを共有ディレクトリD11に格納し、その後、ユーザU2が、MFP10bを用いて、当該スキャンデータファイルに関する印刷ジョブの実行指示を付与する状況を例示する。
<スキャンジョブ>
まず、スキャンジョブの実行指示が、ユーザU1〜U10のうちのユーザU1によって付与された際にMFP10(10a)において行われる処理等について、図11を参照しながら説明する。図11は、MFP10(10a)の動作を示すフローチャートである。なお、このスキャンジョブにおいては、原稿のスキャン処理とスキャンデータファイルの生成処理と格納先ディレクトリへのスキャンデータファイルのアップロード処理とが一連の処理として行われる。
ステップS11においては、MFP10(10a)(判定部15)は、アクセス処理を伴う特定のジョブ(ここではスキャンジョブ)の実行が付与されたか否か、を判定する。
具体的には、ユーザU1は、MFP10aのタッチパネル25に表示されたログイン画面200において自身のユーザIDおよびパスワードを入力し、MFP10aにログインする。そして、メニュー画面(不図示)等において、スキャンジョブを行うためのボタンを選択する。
その後、ユーザU1は、スキャン処理によって生成されるスキャンデータファイルの格納先を選択する。図12は、スキャンデータファイルの格納先を選択するための格納先選択画面250を示す図である。図12に示すように、当該格納先選択画面250には、クラウドサーバ90内のディレクトリの一覧が表示されている。たとえば、ユーザU1がクラウドサーバ90内の共有ディレクトリD11にスキャンデータファイルを格納したいと考える場合、ユーザU1は、当該格納先選択画面250において、複数のディレクトリの中から当該共有ディレクトリD11を選択する(図12参照)。そして、当該共有ディレクトリD11が選択された状態で、スタートボタン(スキャン実行開始ボタン)401が押下されると、MFP10(判定部15)は、ファイルのアップロード処理を伴うスキャンジョブの実行指示が付与された旨を判定する(ステップS11)。当該スキャンジョブの実行指示が付与されると、当該共有ディレクトリD11が、スキャンジョブにおけるアップロード処理のアクセス先(アップロード先)のディレクトリ(アクセス対象ディレクトリ)として決定される。そして、処理はステップS12へと進む。
ステップS12においては、MFP10(判定部15)は、アクセス処理のアクセス対象ディレクトリが共有ディレクトリD10であるか否か、を判定する。具体的には、MFP10(判定部15)は、格納先選択画面250にてユーザU1によって選択されたディレクトリ(被選択ディレクトリ)の属性が「共有」であるか否か、を判定する。そして、当該ディレクトリの属性が「共有」である場合、アクセス対象ディレクトリ(被選択ディレクトリ)は共有ディレクトリD10である旨を判定する。当該アクセス対象ディレクトリが共有ディレクトリD10である旨が判定されると、処理はステップS13へと進む。一方、アクセス対象ディレクトリが共有ディレクトリD10ではない(たとえばアクセス対象ディレクトリが個人ディレクトリD20である)旨が判定されると、処理はステップS21へと進む。ここでは、当該スキャンジョブにおけるスキャンデータファイルのアップロード処理のアクセス対象ディレクトリは共有ディレクトリD11であり、アクセス対象ディレクトリが共有ディレクトリD10である旨が判定される。そして、処理はステップS13へと進む。なお、ステップS21〜S23の処理については後述する。
ステップS13においては、MFP10(判定部15)は、クラウドサーバ90(詳細にはクラウドサーバ90内の共通設定用ディレクトリD30(図4参照))における共通設定ファイルF10の存否を判定する。クラウドサーバ90内に共通設定ファイルF10が存在する旨が判定されると、処理はステップS14へと進む。一方、クラウドサーバ90内に共通設定ファイルF10が存在しない旨が判定されると、処理はステップS21へと進む。ここでは、クラウドサーバ90内に共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)が存在する旨が判定され、処理はステップS14へと進む。
ステップS14においては、MFP10(読込部16)は、クラウドサーバ90(共通設定用ディレクトリD30)内の当該共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)をMFP10に読み込む。具体的には、MFP10(読込部16)は、当該共通設定ファイルF10内のデータをMFP10に読み込む。そして、処理はステップS15へと進む。
ステップS15においては、MFP10(判定部15)は、アクセス処理のアクセス対象ディレクトリが、共通設定ファイルF10において共通設定内容の適用対象ディレクトリとして規定されているか否か、を判定する。
具体的には、MFP10(判定部15)は、アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が適用対象ディレクトリのディレクトリ名として共通設定ファイルF10内のデータに含まれているか否か、を判定する。アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が適用対象ディレクトリのディレクトリ名として共通設定ファイルF10内のデータに含まれている旨が判定される場合、判定部15は、共通設定ファイルF10においてアクセス対象ディレクトリが適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定する。そして、処理はステップS16へと進む。ここでは、共有ディレクトリD11を適用対象ディレクトリとして共通設定内容が規定されており、当該共有ディレクトリD11のディレクトリ名「共有ディレクトリD11」が共通設定ファイルF10内のデータに記述されている(図10も参照)。また、ユーザU1によって付与されたスキャンジョブにおけるアップロード処理のアクセス対象ディレクトリも共有ディレクトリD11である。そのため、共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)においてアクセス対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11)が適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定され、処理はステップS16へと進む。なお、共通設定ファイルF10においてアクセス対象ディレクトリが適用対象ディレクトリとして規定されていない旨が判定されると、処理はステップS21へと進む。
ステップS16においては、MFP10(設定制御部17)は、当該ユーザU1によって付与されたスキャンジョブの設定内容を、当該共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容を利用して設定する。
具体的には、MFP10(設定制御部17)は、共通設定ファイルF10において適用対象ディレクトリとして規定されているアクセス対象ディレクトリ(ここでは共有ディレクトリD11)に対応する共通設定内容を利用して、当該ユーザU1によるスキャンジョブの設定内容を設定する。より具体的には、共有ディレクトリD11を適用対象ディレクトリとして各ユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき共通設定内容が、当該ユーザU1によるスキャンジョブの設定内容として設定される。より詳細には、スキャンジョブに関して管理者U100によって事前に指定(規定)されていた設定項目「解像度」の共通設定内容「200×200dpi」が、当該ユーザU1によるスキャンジョブにおける設定項目「解像度」の設定内容として(自動的に)設定される(図9も参照)。また、スキャンジョブに関して管理者U100によって事前に指定(規定)されていた設定項目「パスワード」の共通設定内容「12345」が、当該ユーザU1によるスキャンジョブにおける設定項目「パスワード」の設定内容として(自動的に)設定される(図9も参照)。
このようにして、クラウドサーバ90(詳細には共有ディレクトリD11)へのファイルのアップロード処理を伴うスキャンジョブに関して各ユーザに共通して設定されるべき共通設定内容が、ユーザU1によって付与された特定のジョブ(スキャンジョブ)の設定内容として設定される。
ステップS17においては、当該スキャンジョブが実行される。具体的には、画像読取部2によってスキャン処理が行われ、当該スキャン処理によってスキャンデータファイルが生成される。そして、当該スキャンデータファイルが、共有ディレクトリD11にアップロードされる。
図13は、当該スキャンデータファイルが共有ディレクトリD11にアップロードされた後における、クラウドサーバ90内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。図13に示すように、共有ディレクトリD11内にファイル名「DEF.pdf」のスキャンデータファイルが(新たに)格納されている。スキャンジョブにおける設定項目「解像度」の共通設定内容に基づき、このスキャンデータファイル(「DEF.pdf」)の解像度は「200×200dpi」である。また、スキャンジョブにおける設定項目「パスワード」の共通設定内容に基づき、当該スキャンデータファイルにはパスワード「12345」が設定(付加)されている。
このように、クラウドサーバ90へのファイルのアップロード処理を伴うジョブ(スキャンジョブ)に関して複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき共通設定内容が定められた共通設定ファイルF10が、当該クラウドサーバ90に予め格納される。その後、アップロード処理を伴うスキャンジョブが当該複数のユーザのうちの一のユーザ(たとえばユーザU1等)によって付与されると、クラウドサーバ90内の当該共通設定ファイルF10が読み込まれる。そして、当該共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容が利用されて、当該ユーザU1によって付与された当該ジョブ(スキャンジョブ)の設定内容が(自動的に)設定される。したがって、複数のユーザのうちの一のユーザによって付与され且つクラウドサーバ90へのファイルのアップロード処理を伴うジョブに、管理者U100の所望の設定内容を設定することが可能である。
具体的には、クラウドサーバ90にアップロードされるファイルのファイル容量を低減したいと考える場合、管理者U100は、比較的低い解像度の設定内容「200×200dpi」を設定項目「解像度」の共通設定内容として指定する。そして、複数のユーザ(U1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1等)によってスキャンジョブが付与されると、解像度「200×200dpi」のスキャンデータファイルが(自動的に)生成されてクラウドサーバ90にアップロードされる。したがって、クラウドサーバ90にアップロードされるファイルの解像度を「200×200dpi」にすべき旨の「共通のルール」が当該スキャンジョブに(自動的に)適用されるので、クラウドサーバ90にアップロードされるファイルのファイル容量を低減することが可能である。
また、クラウドサーバ90にて複数のユーザに共有されるファイルに関してセキュリティの低下を抑制したいと考える場合、管理者U100は、設定項目「パスワード」の共通設定内容として所定のパスワード(複数のユーザ用に予め取り決められたパスワード)「12345」を指定する。そして、複数のユーザ(U1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1等)によってスキャンジョブが付与されると、スキャンデータファイルに当該パスワード「12345」が(自動的に)設定される。したがって、クラウドサーバ90(詳細には共有ディレクトリD11)にアップロードされるファイルにパスワードを付加すべき旨の「共通のルール」が当該スキャンジョブに(自動的に)適用されるので、クラウドサーバ90にて複数のユーザに共有されるファイルに関してセキュリティの低下を抑制することが可能である。
なお、ステップS12,S13,S15の処理のうちのいずれかにおいて「NO」と判定される場合、処理はステップS21〜S23へと進む。当該ステップS21〜S23においては、以下のような処理が行われる。
具体的には、ステップS21においては、MFP10(10a)(判定部15)は、個別設定内容(次述)がMFP10(10a)に登録されているか否か、を判定する。この個別設定内容は、アクセス処理を伴う特定のジョブ(ここではアップロード処理を伴うスキャンジョブ)に関してその依頼元ユーザ(依頼元ユーザである個別ユーザ)向けの設定内容として予め指定された設定内容である。換言すれば、当該個別設定内容は、アクセス処理を伴うジョブに関して個々の依頼元ユーザに依拠して設定され得る設定内容である。
ここにおいて、個別設定内容は、次のようにして各ユーザ(たとえばユーザU1)によってMFP10(10a)に事前に(ステップS11の動作の前に)登録される。
具体的には、ユーザU1は、MFP10(10a)のタッチパネル25に表示されたログイン画面200において自身の(管理者用ではない)ユーザIDおよびパスワードを入力し、MFP10(10a)にログインする。その後、いくつかの画面遷移を経て、格納ファイル表示画面がMFP10(10a)のタッチパネル25に表示される(図6も参照)。ただし、ユーザU1(管理者ではないユーザ)のログイン中に表示される格納ファイル表示画面においては、共通設定ボタン310(図6参照)の代わりに個別設定ボタン(不図示)が表示される。
たとえば、共有ディレクトリD11がユーザU1によって選択され、当該個別設定ボタンがユーザU1によって押下されると、機能選択画面220(図7参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。そして、上述の共通設定内容の指定方法と同様の方法によって、ユーザU1は、共有ディレクトリD11を個別設定内容の適用対象ディレクトリとして、各ジョブ(スキャンジョブおよび印刷ジョブ)に関する設定内容の指定(規定)を行う。
たとえば、機能選択画面220において印刷設定ボタン321がユーザU1によって押下されると、印刷設定画面(印刷個別設定画面)260(図14参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。当該印刷個別設定画面260において、ユーザU1は、共有ディレクトリD11へのファイルのダウンロード処理を伴う印刷ジョブに関するユーザU1自身向けの個別設定内容を指定(規定)する。ここでは、図14に示すように、設定項目「カラー」における個別設定内容として設定内容「フルカラー」が指定され、設定項目「ページ割付」における個別設定内容として設定内容「2in1」が指定され、設定項目「給紙トレイ」における個別設定内容として設定内容「トレイ3」が指定されている。ここでは、残りの設定項目(「片面/両面」)については、個別設定内容は指定されていない。なお、個別設定内容が指定されていない設定項目(未指定項目)については、当該未指定項目の初期設定内容(デフォルト設定内容)のままで当該印刷ジョブが実行される。
また、機能選択画面220においてスキャン設定ボタン322がユーザU1によって押下されると、スキャン設定画面(スキャン個別設定画面)270(図15参照)がMFP10のタッチパネル25に表示される。当該スキャン個別設定画面270において、ユーザU1は、共有ディレクトリD11へのファイルのアップロード処理を伴うスキャンジョブに関するユーザU1自身向けの個別設定内容を指定(規定)する。ここでは、図15に示すように、設定項目「解像度」における個別設定内容として設定内容「200×200dpi」が指定され、設定項目「原稿画質」における個別設定内容として設定内容「写真」が指定され、設定項目「ファイル形式」における個別設定内容として設定内容「JPEG」が指定されている。ここでは、残りの設定項目(「パスワード」)については、個別設定内容は指定されていない。なお、未指定項目については、当該未指定項目の初期設定内容(デフォルト設定内容)のままで当該スキャンジョブが実行される。
そして、各ジョブ(印刷ジョブおよびスキャンジョブ)に関する個別設定内容の指定がユーザU1によって行われ、機能選択画面220(図7参照)内のOKボタン323が押下されると、当該ユーザU1向けの個別設定内容がMFP10(10a)に登録される。
このようにして、各ユーザは、クラウドサーバ90へのアクセス処理を伴うジョブ(印刷ジョブあるいはスキャンジョブ)に関する自身向けの個別設定内容をMFP10(10a)に予め登録(格納)しておく。
なお、ここでは、ユーザU1は、MFP10aにおける自身向けの個別設定内容と同じ内容の個別設定内容をMFP10bにも登録(格納)している。換言すれば、各MFP10(10a,10b)におけるユーザU1向けの個別設定内容は同一である。ただし、MFP10aにおけるユーザU1向けの個別設定内容とMFP10bにおけるユーザU1向けの個別設定内容とが、互いに異なることも考えられる。たとえば、ユーザU1が、MFP10bにおける自身向けの個別設定内容とは異なる個別設定内容(たとえば最新の個別設定内容)をMFP10aに(のみ)登録することも考えられる。MFP10aにおけるユーザU1向けの個別設定内容とMFP10bにおけるユーザU1向けの個別設定内容とが互いに異なる場合、MFP10aとMFP10bとのうちのいずれか一方のMFP10における個別設定内容が他方のMFP10における個別設定内容に変更されるようにしてもよい。たとえば、MFP10bにおけるユーザU1向けの個別設定内容(最新ではない個別設定内容)が、MFP10aにおけるユーザU1向けの個別設定内容(最新の個別設定内容)に変更(更新)されるようにしてもよい。
再び図11を参照する。
ジョブ(たとえばスキャンジョブ)の依頼元ユーザであるユーザU1向けの個別設定内容がMFP10(ここではMFP10a)に登録されている旨がステップS21において判定されると、MFP10(読込部16)は、MFP10におけるユーザU1向けの個別設定内容を取得する(ステップS22)。そして、処理はステップS23へと進む。
ステップS23においては、MFP10(設定制御部17)は、当該ユーザU1によって付与されたジョブ(ここではスキャンジョブ)の設定内容を、当該ユーザU1向けの個別設定内容を利用して設定する。具体的には、当該ユーザU1向けの個別設定内容が、当該ユーザU1によるスキャンジョブの設定内容として設定される。そして、当該ユーザU1向けの個別設定内容が設定された当該ジョブ(スキャンジョブ)がMFP10(10a)において実行される(ステップS17)。
<印刷ジョブ>
つぎに、クラウドサーバ90からのファイルのダウンロード処理を伴う印刷ジョブの実行指示がユーザU1〜U10のうちのユーザU2によって付与された際にMFP10(10b)にて行われる処理等について、図11を参照しながら説明する。ここでは、当該ユーザU2が、共有ディレクトリD11内のスキャンデータファイル(「DEF.pdf」(ユーザU1からのスキャンジョブの実行指示に基づき生成されたスキャンデータファイル))をMFP10bを用いて印刷する状況を例示する。なお、この印刷ジョブにおいては、クラウドサーバ90からのファイルのダウンロード処理と当該ファイルの印刷処理とが一連の処理として行われる。
具体的には、ユーザU2は、MFP10(10b)にログインし、メニュー画面(不図示)等において、印刷ジョブを行うためのボタンを選択する。
その後、ユーザU2は、印刷ジョブの印刷対象ファイルを選択し、印刷ジョブの実行指示を付与する。図16は、印刷対象ファイルを選択するための印刷対象ファイル選択画面280を示す図である。たとえば、当該印刷対象ファイル選択画面280においてクラウドサーバ90内の共有ディレクトリD11がユーザU2によって選択されると、当該共有ディレクトリD11内のファイルの一覧が表示される。ここでは、図16に示すように、共有ディレクトリD11内の2つのファイル(「ABC.pdf」、「DEF.pdf」)が当該印刷対象ファイル選択画面280に表示されている。当該2つのファイルの中から印刷対象ファイル(ここでは「DEF.pdf」)がユーザU2によって選択され、スタートボタン(印刷実行開始ボタン)401が押下されると、印刷ジョブの実行指示が付与された旨が判定される(ステップS11)。当該印刷ジョブの実行指示が付与されると、共有ディレクトリD11が、当該印刷ジョブにおけるダウンロード処理のアクセス先(ダウンロード元)のディレクトリ(アクセス対象ディレクトリ)として決定される。
そして、アクセス処理のアクセス対象ディレクトリ(ここでは共有ディレクトリD11)が共有ディレクトリD10である旨がステップS12において判定されると、クラウドサーバ90における共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)の存否がステップS13にて判定される。その後、クラウドサーバ90内に当該共通設定ファイルF10が存在する旨がステップS13にて判定されると、当該共通設定ファイルF10が読み込まれる(ステップS14)。
共通設定ファイルF10が読み込まれると、アクセス処理のアクセス対象ディレクトリが、共通設定ファイルF10において共通設定内容の適用対象ディレクトリとして規定されているか否か、が判定される(ステップS15)。ここでは、アクセス対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11)が、共通設定ファイルF10(「共通設定.html」)(図10参照)において共通設定内容の適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定され、処理はステップS16へと進む。
ステップS16では、当該共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容が利用されて、当該ユーザU2によって付与された印刷ジョブの設定内容が設定される。具体的には、印刷ジョブに関して管理者U100によって事前に指定(規定)されていた設定項目「片面/両面」の共通設定内容「両面」(図8も参照)が、当該ユーザU2による印刷ジョブにおける設定項目「片面/両面」の設定内容として(自動的に)設定される。また、印刷ジョブに関して管理者U100によって事前に指定(規定)されていた設定項目「カラー」の共通設定内容「グレースケール」(図8も参照)が、当該ユーザU2による印刷ジョブにおける設定項目「カラー」の設定内容として(自動的に)設定される。
このようにして、クラウドサーバ90(詳細には共有ディレクトリD11)からのファイルのダウンロード処理を伴う印刷ジョブに関して各ユーザに共通して設定されるべき共通設定内容が、ユーザU2によって付与された特定のジョブ(印刷ジョブ)の設定内容として設定される。
そして、当該共通設定内容が設定された印刷ジョブが実行される(ステップS17)。具体的には、ユーザU2によって選択された共有ディレクトリD11内の印刷対象ファイル(「DEF.pdf」)が、両面且つグレースケールでMFP10bにて印刷される。ここにおいて、当該印刷対象ファイル(「DEF.pdf」)にはパスワード「12345」が設定(付加)されているため、当該ユーザU2は、当該印刷対象ファイルの印刷に際して当該パスワード「12354」の入力が求められる。当該パスワード「12345」がユーザU2によって入力されると、当該印刷対象ファイルの印刷が実行される。
このように、クラウドサーバ90からのファイルのダウンロード処理を伴うジョブ(印刷ジョブ)が複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU2等)によって付与されると、クラウドサーバ90に予め格納されていた共通設定ファイルF10がMFP10に読み込まれる。そして、共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容が利用されて、当該ユーザU2によって付与された当該印刷ジョブの設定内容が(自動的に)設定される。したがって、複数のユーザのうちの一のユーザによって付与され且つクラウドサーバ90からのファイルのダウンロード処理を伴うジョブに、管理者U100の所望の設定内容を設定することが可能である。
具体的には、用紙等のコスト低減等を図りたいと考える場合、管理者U100は設定項目「片面/両面」の共通設定内容として設定内容「両面」を指定する。そして、複数のユーザ(U1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1等)によって印刷ジョブが付与されると、クラウドサーバ90内のファイルが「両面」で(自動的に)印刷される。したがって、クラウドサーバ90内のファイルを「両面」で印刷すべき旨の「共通のルール」が当該印刷ジョブに(自動的に)適用されるので、用紙等のコスト低減等を図ることが可能である。
また、アクセス処理を伴うジョブに関して複数のユーザ(ユーザU1〜U10)に共通して設定されるべき共通設定内容が、当該複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(ユーザU1等)からの特定のジョブ(スキャンジョブ等)の設定内容として(自動的に)設定される。そのため、たとえば各ユーザは管理者の所望の設定内容(共通設定内容)をMFP10に各自登録しておくことを要しない。したがって、各ユーザごとに当該設定内容を登録する手間を省くことも可能である。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、共通設定ファイルF10において、複数の適用対象ディレクトリ(たとえば共有ディレクトリD11,D12)が規定されるとともに、当該複数の適用対象ディレクトリにそれぞれ対応する複数の共通設定内容が別個に規定される態様を例示したが、これに限定されない。具体的には、共通設定ファイルF10において、1又は複数の適用対象ディレクトリが規定されるとともに、当該1又は複数の適用対象ディレクトリに対応する単一の共通設定内容(全ての適用対象ディレクトリに適用されるべき共通設定内容)が規定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態等では、共有ディレクトリD10(D11,D12)を適用対象ディレクトリとして共通設定内容が指定(規定)される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、クラウドサーバ90自体(詳細には、C1社に割り当てられた格納領域(C1社用ストレージ))を適用対象ディレクトリとして共通設定内容が指定(規定)されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、共通設定ファイルF10内のデータが適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含むようにして、共通設定ファイルF10が適用対象ディレクトリを規定する態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、共通設定ファイルF10のファイル名が適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含むようにして、共通設定ファイルF10が適用対象ディレクトリを規定するようにしてもよい。
図17は、この変形例に係るクラウドサーバ90内のディレクトリおよびファイルに関するツリー構造を示す概念図である。
たとえば、共有ディレクトリD11を適用対象ディレクトリとして共通設定内容が管理者U100によって指定(規定)されると、共通設定ファイルF11(図17参照)がクラウドサーバ90内に格納される。当該共通設定ファイルF11のファイル名(「共通設定_共有ディレクトリD11.html」)は、図17に示すように、適用対象ディレクトリ(ここでは共有ディレクトリD11)のディレクトリ名「共有ディレクトリD11」を含んでいる。換言すれば、共通設定ファイルF11は、適用対象ディレクトリのディレクトリ名をファイル名に含ませることによって、当該適用対象ディレクトリを規定している。同様に、共通設定ファイルF12のファイル名(「共通設定_共有ディレクトリD12.html」)は、適用対象ディレクトリ(共有ディレクトリD12)のディレクトリ名「共有ディレクトリD12」を含んでいる。このように、各共通設定ファイルF10のファイル名には、各適用対象ディレクトリのディレクトリ名がそれぞれ含まれている。換言すれば、各共通設定ファイルF10は、各適用対象ディレクトリに対応するファイル名をそれぞれ有している。
そして、ステップS13(図11参照)においては、共通設定ファイルF10のファイル名が、アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含むか否か、もが判定される。たとえば、共有ディレクトリD11がアクセス処理のアクセス対象ディレクトリとしてユーザU1によって選択される場合、共通設定ファイルF10(F11)のファイル名(「共通設定_共有ディレクトリD11.html」)が、アクセス対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11)のディレクトリ名「共有ディレクトリD11」を含むか否か、が判定される。より詳細には、アクセス対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11)に対応するファイル名(「共通設定_共有ディレクトリD11.html」)の共通設定ファイルF11がクラウドサーバ90内に存在するか否か、が判定される。共通設定ファイルF11のファイル名が、アクセス対象ディレクトリ(共有ディレクトリD11)のディレクトリ名を含む旨が判定されると、共通設定ファイルF11においてアクセス対象ディレクトリD11が適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定され、処理はステップS14へと進む。
そして、ステップS14において当該共通設定ファイルF11が読み込まれ、当該共通設定ファイルF11に定められている共通設定内容が、当該ユーザU1によって付与されたジョブ(たとえばスキャンジョブ)の設定内容として設定される(ステップS16)。
このように、共通設定ファイルF10のファイル名が適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含むようにして、共通設定ファイルF10が適用対象ディレクトリを規定するようにしてもよい。
また、上記実施形態等では、共通設定ファイルF10は、共通設定用ディレクトリD30内に格納される態様を例示したが、これに限定されず、その他のディレクトリに格納されるようにしてもよい。たとえば、複数の共通設定ファイルF10(F11,F12)が、各適用対象ディレクトリ内にそれぞれ格納されるようにしてもよい。具体的には、共通設定ファイルF11が、その適用対象ディレクトリである共有ディレクトリD11内に格納され、且つ、共通設定ファイルF12が、その適用対象ディレクトリである共有ディレクトリD12内に格納されるようにしてもよい。さらに、各共通設定ファイルF10(F11,F12)のファイル名は、適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含むようにしてもよく、あるいは含まないようにしてもよい。
また、上記実施形態等においては、クラウドサーバ90内に共通設定ファイルF10が存在しない旨がステップS13(図11参照)にて判定される場合等に、MFP10に登録されている個別設定内容が取得される(ステップS22)態様を例示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、クラウドサーバ90内に共通設定ファイルF10が存在する旨がステップS13にて判定される場合にも、MFP10に登録されている個別設定内容が取得されるようにしてもよい。
具体的には、ステップS11〜S15の後、ステップS16の前において、ステップS21,S22と同様の処理がそれぞれ行われる。より詳細には、ステップS15の後において、ジョブの実行指示を付与したユーザ(たとえばユーザU1)向けの個別設定内容がMFP10に登録されているか否か、が判定され、当該ユーザU1向けの個別設定内容がMFP10に登録されている場合、当該個別設定内容が取得される。
そして、ステップS14にて読み込まれた共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容のみならず、当該ユーザU1向けの個別設定内容もが利用されて、当該ユーザU1によって付与されたジョブ(たとえばスキャンジョブ)の設定内容が設定される。
具体的には、ユーザU1によってスキャンジョブの実行指示が付与された場合、まず、共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容(複数のユーザに共通して設定されるべき設定内容)が、当該ユーザU1からのスキャンジョブの設定内容として設定される。詳細には、スキャンジョブにおける4つの設定項目のうち、共通設定内容が予め指定されている設定項目(「解像度」、「パスワード」)について、当該共通設定内容が(そのまま)設定される(図9も参照)。
そして、ユーザU1向けの個別設定内容もが、当該ユーザU1からのスキャンジョブの設定内容として設定される。具体的には、スキャンジョブに関する4つの設定項目のうち、当該ユーザU1向けの個別設定内容が予め指定されている設定項目について、当該個別設定内容が設定される(図15も参照)。ただし、当該4つの設定項目のうち、共通設定内容と個別設定内容との双方が重複して指定されている設定項目(「解像度」)については、共通設定内容が優先的に設定される。すなわち、当該4つの設定項目のうち、ユーザU1向けの個別設定内容が予め指定されており且つ共通設定内容が予め指定されていない設定項目について、当該個別設定内容が設定される。
詳細には、ユーザU1向けの個別設定内容が予め指定されている3つの設定項目(「解像度」、「原稿画質」、「ファイル形式」)のうち共通設定内容が予め指定されていない項目(「原稿画質」、「ファイル形式」)の設定内容が、当該スキャンジョブの設定内容として設定される。換言すれば、当該3つの設定項目(「解像度」、「原稿画質」、「ファイル形式」)のうち共通設定内容が予め指定されている項目(「解像度」)の設定内容は、当該スキャンジョブの設定内容として設定されない。
このように、クラウドサーバ90内に共通設定ファイルF10が存在する旨が判定される場合にも、MFP10に登録されている個別設定内容が取得され、共通設定内容と個別設定内容とに関する設定処理が行われるようにしてもよい。
また、上記実施形態等では、MFP10が情報処理装置として用いられる態様を例示したが、これに限定されず、外部端末50が情報処理装置として用いられてもよい。
図18は、この変形例に係る情報処理システム1(1B)を示す図である。図18に示すように、MFP10(10a)と外部端末50とクラウドサーバ90とは、ネットワーク108を介して互いに接続される。外部端末50は、MFP10とは別に設けられた装置である。ここでは、外部端末50として、パーソナルコンピュータを例示する。ただし、これに限定されず、外部端末50は、スマートフォンなどであってもよい。また、外部端末50は、携帯式の装置(携帯情報端末等)(携帯端末)であってもよく、あるいは、据置型の装置であってもよい。
この情報処理システム1(1B)において、外部端末50が、上記実施形態等におけるMFP10の動作と同様の動作を行うようにしてもよい。
具体的には、複数のユーザ(ユーザU1〜U10)のうちの一のユーザ(たとえばユーザU1)が、自身の外部端末50を用いてアクセス処理(アップロード処理あるいはダウンロード処理)を伴うジョブの実行指示を付与すると、当該外部端末50において、上記実施形態と同様に図11の各処理がそれぞれ行われる。
たとえば、ユーザU1が、自身の外部端末50を用いて、クラウドサーバ90(詳細には共有ディレクトリD11)内のファイルをダウンロードしてMFP10aにて印刷する印刷ジョブの実行指示を付与すると、当該外部端末50において、上記実施形態と同様に図11の各処理がそれぞれ行われる。
具体的には、ステップS11〜S15を経て、共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容が当該印刷ジョブの設定内容として設定され(ステップS16)、当該印刷ジョブがMFP10aにて実行される(ステップS17)。たとえば、設定項目「カラー」について共通設定内容「グレースケール」が管理者U100によって事前に指定されている場合、外部端末50は、当該共通設定内容を利用して当該印刷ジョブの設定内容を設定する。そして、当該印刷ジョブが外部端末50からMFP10(10a)に送信され、MFP10aにおいて、当該共通設定内容に基づき、共有ディレクトリD11内のファイルがグレースケールで印刷される。
また、ユーザU1が、自身の外部端末50を用いてMFP10aを遠隔操作し、スキャンデータファイル(MFP10aにおけるスキャン処理によって生成されたファイル)をクラウドサーバ90にアップロードするスキャンジョブの実行指示を付与した場合にも、当該外部端末50において、上記実施形態と同様に図11の各処理がそれぞれ行われる。
具体的には、ステップS11〜S15を経て、共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容が当該スキャンジョブの設定内容として設定され(ステップS16)、当該スキャンジョブがMFP10aにて実行される(ステップS17)。たとえば、設定項目「解像度」について共通設定内容「200×200dpi」が管理者U100によって事前に指定されている場合、外部端末50は、当該共通設定内容を利用して当該スキャンジョブの設定内容を設定する。そして、当該スキャンジョブが外部端末50からMFP10(10a)に送信され、MFP10(10a)において当該スキャンジョブが実行される。詳細には、当該共通設定内容に基づき解像度「200×200dpi」のスキャンデータファイルがMFP10aにて生成され、当該スキャンデータファイルが共有ディレクトリD11に格納される。
また、ユーザU1が、自身の外部端末50を用いて、クラウドサーバ90(詳細には共有ディレクトリD11)にファイルをアップロードするジョブ(アップロードジョブとも称される)の実行指示を付与した場合にも、当該外部端末50において、上記実施形態と同様に図11の各処理がそれぞれ行われる。
具体的には、ステップS11〜S15を経て、共通設定ファイルF10に定められている共通設定内容が当該アップロードジョブの設定内容として設定され(ステップS16)、当該共通設定内容が設定されたファイルが共有ディレクトリD11にアップロードされる(ステップS17)。たとえば、設定項目「パスワード」について共通設定内容「12345」が管理者U100によって事前に指定されている場合、外部端末50は、当該共通設定内容を利用して当該アップロードジョブの設定内容を設定する。そして、パスワード「12345」が設定されたファイルが、外部端末50からクラウドサーバ90内の共有ディレクトリD11にアップロードされる。
このように、外部端末50が情報処理装置として用いられてもよい。
また、上記実施形態等においては、共通設定ファイルF10は、情報処理装置として用いられる装置(たとえばMFP10)によってクラウドサーバ90に格納される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、MFP10が情報処理装置として用いられる場合に、共通設定ファイルF10が、外部端末50(情報処理装置として用いられていない装置)によってクラウドサーバ90に格納されるようにしてもよい。逆に、外部端末50が情報処理装置として用いられる場合に、共通設定ファイルF10が、MFP10(情報処理装置として用いられていない装置)によってクラウドサーバ90に格納されるようにしてもよい。
1 情報処理システム
10 MFP(画像形成装置)
50 外部端末
90 クラウドサーバ
200,201 ログイン画面
210 格納ファイル表示画面
220 機能選択画面
230 印刷共通設定画面
240 スキャン共通設定画面
250 格納先選択画面
260 印刷個別設定画面
270 スキャン個別設定画面
280 印刷対象ファイル選択画面

Claims (22)

  1. クラウドサーバと通信可能な情報処理装置であって、
    前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込む読込手段と、
    前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定する設定制御手段と、
    を備え、
    前記共通設定ファイルは、前記クラウドサーバの格納領域におけるディレクトリのうちその内部ファイルに関するジョブに対して前記共通設定内容を適用すべきディレクトリである適用対象ディレクトリを規定し、
    前記情報処理装置は、
    前記特定のジョブにおける前記アクセス処理のアクセス先のディレクトリであるアクセス対象ディレクトリが、前記共通設定ファイルにおいて前記適用対象ディレクトリとして規定されているか否かを判定する判定手段、
    をさらに備え、
    前記設定制御手段は、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記共通設定ファイル内のデータは、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、
    前記判定手段は、
    前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名として前記共通設定ファイル内のデータに含まれているか否かを判定し、
    前記共通設定ファイル内のデータに前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が含まれている旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記共通設定ファイルのファイル名は、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、
    前記判定手段は、
    前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含むか否か、を判定し、
    前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含む旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記クラウドサーバは、前記複数のユーザによってその内部ファイルが共有される共有ディレクトリを有し、
    前記判定手段は、前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリであるか否かをも判定し、
    前記設定制御手段は、前記特定のジョブの前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリである旨が判定されることをも条件として、前記共通設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする情報処理装置。
  5. クラウドサーバと通信可能な情報処理装置であって、
    前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込む読込手段と、
    前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定する設定制御手段と、
    を備え、
    前記設定制御手段は、前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記読込手段は、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在しない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を取得し、
    前記設定制御手段は、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記読込手段は、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定される場合、前記共通設定ファイルを読み込むとともに、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を取得し、
    前記設定制御手段は、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容をも利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記読込手段は、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリではない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を取得し、
    前記設定制御手段は、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容を利用して前記特定のジョブの設定内容を設定することを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記設定制御手段は、前記情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの前記個別設定内容と、前記情報処理装置と通信可能な別の情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの個別設定内容とが互いに異なる場合、前記情報処理装置と前記別の情報処理装置とのうちのいずれか一方の情報処理装置における個別設定内容を他方の情報処理装置における個別設定内容に変更することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記情報処理装置は、画像形成装置であり、
    前記特定のジョブは、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記情報処理装置は、画像形成装置とは別に設けられた外部端末であり、
    前記特定のジョブは、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とする情報処理装置。
  12. クラウドサーバと通信可能な情報処理装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込むステップと、
    b)前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記共通設定ファイルは、前記クラウドサーバの格納領域におけるディレクトリのうちその内部ファイルに関するジョブに対して前記共通設定内容を適用すべきディレクトリである適用対象ディレクトリを規定し、
    前記プログラムは、
    c)前記特定のジョブにおける前記アクセス処理のアクセス先のディレクトリであるアクセス対象ディレクトリが、前記共通設定ファイルにおいて前記適用対象ディレクトリとして規定されているか否かを判定するステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記ステップb)においては、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムにおいて、
    前記共通設定ファイル内のデータは、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、
    前記ステップc)は、
    c−1)前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名として前記共通設定ファイル内のデータに含まれているか否かを判定するステップと、
    c−2)前記共通設定ファイル内のデータに前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名が含まれている旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12に記載のプログラムにおいて、
    前記共通設定ファイルのファイル名は、前記適用対象ディレクトリのディレクトリ名を含み、
    前記ステップc)は、
    c−3)前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含むか否か、を判定するステップと、
    c−4)前記共通設定ファイルのファイル名が前記アクセス対象ディレクトリのディレクトリ名を含む旨が判定される場合に、前記共通設定ファイルにおいて前記アクセス対象ディレクトリが前記適用対象ディレクトリとして規定されている旨を判定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  15. 請求項12ないし請求項14のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記クラウドサーバは、前記複数のユーザによってその内部ファイルが共有される共有ディレクトリを有し、
    前記ステップc)においては、前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリであるか否か、もが判定され、
    前記ステップb)においては、前記特定のジョブの前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリである旨が判定されることをも条件として、前記共通設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定させることを特徴とするプログラム。
  16. クラウドサーバと通信可能な情報処理装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記クラウドサーバへのファイルのアップロード処理と前記クラウドサーバからのファイルのダウンロード処理とのいずれかの処理であるアクセス処理を伴うジョブに関してその依頼元ユーザが複数のユーザのいずれであるかに依拠せずに共通して設定されるべき共通設定内容、が定められた共通設定ファイルであって前記クラウドサーバに格納されている共通設定ファイルを、前記クラウドサーバから前記情報処理装置に読み込むステップと、
    b)前記アクセス処理を伴う特定のジョブであってその実行指示が前記複数のユーザのうちの一のユーザによって付与された特定のジョブの設定内容を、前記共通設定ファイルに定められている前記共通設定内容を利用して設定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定されることを条件として、前記共通設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)においては、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在しない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が取得され、
    前記ステップb)においては、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項16に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)においては、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記クラウドサーバ内に前記共通設定ファイルが存在する旨が判定される場合、前記共通設定ファイルが読み込まれるとともに、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が取得され、
    前記ステップb)においては、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容もが利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項15に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)においては、前記アクセス処理を伴う前記特定のジョブに関してその依頼元ユーザ向けの設定内容として予め指定された個別設定内容が前記情報処理装置に登録されており且つ前記アクセス対象ディレクトリが前記共有ディレクトリではない旨が判定される場合、前記特定のジョブの依頼元ユーザである前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が取得され、
    前記ステップb)においては、前記一のユーザ向けの前記個別設定内容が利用されて前記特定のジョブの設定内容が設定されることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項17ないし請求項19のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    d)前記情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの前記個別設定内容と、前記情報処理装置と通信可能な別の情報処理装置に登録されている前記一のユーザ向けの個別設定内容とが互いに異なる場合、前記情報処理装置と前記別の情報処理装置とのうちのいずれか一方の情報処理装置における個別設定内容を他方の情報処理装置における個別設定内容に変更するステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項12ないし請求項20のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記情報処理装置は、画像形成装置であり、
    前記特定のジョブは、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記画像形成装置を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とするプログラム。
  22. 請求項12ないし請求項20のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記情報処理装置は、画像形成装置とは別に設けられた外部端末であり、
    前記特定のジョブは、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記クラウドサーバ内のファイルをダウンロードして前記画像形成装置にて印刷する印刷ジョブと、前記外部端末を用いて付与された実行指示に基づき、前記画像形成装置にて実行されたスキャン処理によって生成されたスキャンデータファイルを前記クラウドサーバにアップロードするスキャンジョブとのうちのいずれか一方を含むことを特徴とするプログラム。
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