JP2018190146A - プリントシステム、印刷指示装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プルプリントシステムにおいて、印刷出力を実行する画像形成装置の印刷可否状態を容易に知得することが可能な技術を提供する。【解決手段】プルプリントシステムは、ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と、当該印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と、当該文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置とを備える。印刷指示装置は、文書格納装置への一時保存を伴う印刷指示に関する印刷指示操作がユーザによって行われる際に、当該少なくとも1つの画像形成装置(文書格納装置とは異なる装置)の印刷可否に関する状態情報を取得し、当該状態情報に基づいて当該少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態をクライアントプリンタ欄330に表示する。【選択図】図6
Description
本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像形成装置を備えるプリントシステムおよびそれに関連する技術に関する。
コンピュータから送信したプリントデータに基づいて、直ちに画像形成装置に印刷出力を実行させるのではなく、ユーザが画像形成装置にログインした後に印刷出力させる技術が存在する。このような技術は、プルプリント技術(ないし認証プリント技術)と称される(特許文献1参照)。これによれば、ユーザがコンピュータの存在位置から画像形成装置の存在位置に移動した後に当該画像形成装置によって印刷出力が行われるので、画像形成装置の排紙トレイ等に出力された印刷出力物が他人に見られてしまうこと等を防止することが可能である。
また、プルプリントシステムの中には、複数のMFPで構成されるシステムが存在する。このようなシステムは、ユビキタスプリントシステムなどとも称される。具体的には、ユーザは、印刷指示装置(クライアントコンピュータ等)を操作して、印刷対象文書に関するデータ(プリントデータ)を文書格納装置(複数のMFPのうちの文書格納装置(あるいはサーバ)等)に送信する。換言すれば、ユーザのプルプリントジョブ(認証プリントジョブとも称する)に係るプリントデータが印刷指示装置から文書格納装置に送信され、当該プリントデータが文書格納装置に一旦格納(保存)される。この時点では、当該プリントデータに基づく印刷出力処理は未だ行われない。その後、ユーザが、複数のMFPの中から印刷出力を行わせたいMFP(印刷出力装置とも称する)を選択し、当該印刷出力装置の操作入力部等を用いたユーザ認証操作を経て、文書格納装置から印刷データが取得(プル)され印刷出力装置による印刷出力(プリント)が行われる。このようなシステムによれば、複数のMFPのいずれにおいても印刷対象文書を印刷出力することが可能である。
ところで、ユーザが情報処理装置上にて或るアプリケーション(たとえば、ワードプロセッサ(文書作成ソフトウエア)等)を動作させている際に、当該アプリケーションのメニューコマンドの中から「印刷」を選択すると、これに応じて印刷設定画面が表示される。
この際、予め指定したプリンタの印刷可否状態を情報処理装置が取得し、当該情報処理装置に表示された印刷設定画面等において、当該プリンタの印刷可否状態をユーザに提示する(画面上に表示する)ことが可能である。ユーザは、プリンタの印刷可否状態を知得することによって、適切な対応策(印刷出力に使用するプリンタを変更すること等)を講じることが可能である。
ここにおいて、上述のようなプルプリントシステム(ユビキタスプリントシステム等)は、事後的に任意のMFPでのプリントが可能となるように一旦文書格納装置に文書(詳細には文書データ等)が格納される場合のみならず、(プルプリント以外の)単純な通常のプリントが行われる場合(直ぐにプリントさせたい場合等)にも利用されることが多い。これは、ユーザは、プルプリント用のプリンタドライバと通常プリント用のプリンタドライバとの2つのドライバを使い分けることを煩わしく感じ、全ての印刷出力をプルプリント用のプリンタドライバのみで行うことが多い、との事情等に起因する。
しかしながら、上述のようなプルプリントシステム用の従来のプリンタドライバにおいては、「文書格納装置」が使用対象装置(プリンタ)として予め形式的に指定される。その場合、(形式的に指定された)「文書格納装置」の印刷可否状態が、使用対象装置(プリンタ)の印刷可否状態として表示される。換言すれば、実際に印刷出力を実行する画像形成装置の印刷可否状態は表示されない。それ故、プルプリントシステムにおいては文書格納装置以外の画像形成装置で印刷出力が行われることも多いにもかかわらず、ユーザは、実際に印刷出力を実行する画像形成装置の印刷可否状態を直ちには知得できない。特に、ユーザが直ぐに印刷出力物を得たい場合であっても、ユーザは印刷出力に使用したい画像形成装置の状態を直ちには知得することができない。
そこで、本発明は、プルプリントシステムにおいて、印刷出力を実行する画像形成装置の印刷可否状態を容易に知得することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、プリントシステムであって、ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と、前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と、前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置と、を備え、前記印刷指示装置は、前記文書格納装置への一時保存を伴う前記印刷指示に関する印刷指示操作が前記ユーザによって行われる際に、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態情報を取得する取得手段と、前記状態情報に基づいて、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係るプリントシステムにおいて、前記表示手段は、前記印刷指示の送出先装置を指定する装置指定欄と、前記装置指定欄にて前記文書格納装置が前記送出先装置として指定される場合、前記文書格納装置以外の少なくとも1つの装置に関する前記状態情報を表示する別装置情報表示欄と、を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係るプリントシステムにおいて、前記取得手段は、前記文書格納装置を介して、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する前記状態情報を取得することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係るプリントシステムにおいて、前記取得手段は、前記文書格納装置に対して第1の状態問合せを送信し、前記文書格納装置は、前記第1の状態問合せに基づき前記少なくとも1つの画像形成装置に対して第2の状態問合せを送信し、前記第2の状態問合せに応答して前記少なくとも1つの画像形成装置から受信した応答情報を前記印刷指示装置に送信し、前記取得手段は、前記文書格納装置から送信されてきた前記応答情報に基づき、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する前記状態情報を取得することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1または請求項2の発明に係るプリントシステムにおいて、前記取得手段は、印刷可否に関する前記状態情報の送信要求を前記少なくとも1つの画像形成装置に対して直接送信し、当該送信要求に応答して前記少なくとも1つの画像形成装置に対してから直接送信されてきた前記状態情報を取得することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうちの全ての装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、印刷不可状態を有する装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係るプリントシステムにおいて、前記複数の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記複数の画像形成装置は、複数のグループに分類され、前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ以外のグループに属する画像形成装置については、印刷可否に関する前記状態情報を表示せず、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係るプリントシステムにおいて、前記表示手段は、前記ユーザの所属グループ内の前記文書格納装置を除く前記ユーザの所属グループ内の全ての画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10の発明に係るプリントシステムにおいて、前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置であり且つ印刷不可状態を有する画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10の発明に係るプリントシステムにおいて、前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の一部の画像形成装置であり且つ前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13の発明に係るプリントシステムにおいて、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1から請求項14のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記文書格納装置も、画像形成装置であることを特徴とする。
請求項16の発明は、ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置であって、前記文書格納装置への一時保存を伴う前記印刷指示に関する印刷指示操作が前記ユーザによって行われる際に、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態情報を取得する取得手段と、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態を前記状態情報に基づいて表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
請求項17の発明は、ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記文書格納装置への一時保存を伴う前記印刷指示に関する印刷指示操作が前記ユーザによって行われる際に、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態情報を取得するステップと、b)前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態を前記状態情報に基づいて表示するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態は、前記印刷指示操作に用いられる印刷指示画面にて表示され、前記印刷指示画面は、前記印刷指示の送出先装置を指定する装置指定欄と、前記装置指定欄にて前記文書格納装置が前記送出先装置として指定される場合、前記文書格納装置以外の少なくとも1つの装置に関する前記状態情報を表示する別装置情報表示欄と、を有することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項17または請求項18の発明に係るプログラムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうちの全ての装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項17または請求項18の発明に係るプログラムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、印刷不可状態を有する装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項17または請求項18の発明に係るプログラムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項21の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項17または請求項18の発明に係るプログラムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記複数の画像形成装置は、複数のグループに分類され、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ以外のグループに属する画像形成装置については、印刷可否に関する前記状態情報は表示されず、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項23の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記ユーザの所属グループ内の前記文書格納装置を除く前記ユーザの所属グループ内の全ての画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項25の発明は、請求項23の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置であり且つ印刷不可状態を有する画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項26の発明は、請求項23の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の一部の画像形成装置であり且つ前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とする。
請求項27の発明は、請求項26の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とする。
請求項1から請求項27に記載の発明によれば、印刷出力を実行する画像形成装置の印刷可否状態を容易に知得することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係るプリントシステム1を示す図である。このプリントシステム1は、図1に示されるように、複数のMFP10(ここでは8台のMFP10a1,10b1,10c1,10d1,10a2,10b2,10c2,10d2)と情報処理装置(印刷指示装置)50とを備える。
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係るプリントシステム1を示す図である。このプリントシステム1は、図1に示されるように、複数のMFP10(ここでは8台のMFP10a1,10b1,10c1,10d1,10a2,10b2,10c2,10d2)と情報処理装置(印刷指示装置)50とを備える。
また、このプリントシステム1は、複数のグループ(ここでは2つのグループG1,G2)に分類される。換言すれば、プリントシステム1は、複数のサブシステム(ここでは2つのサブシステムG1,G2)を備える。たとえば、当該複数のグループ(サブシステム)は、或る会社内の複数の部署のそれぞれに対応して構成される。より詳細には、グループG1は、第1の部署に対応して構成され、グループG2は、第2の部署に対応して構成される。なお、プリントシステム1を構成する多数のMFP10(10a1,10b1,...)のそれぞれは、複数のグループのいずれかに属する。
当該複数のグループ(複数のサブシステム)のぞれぞれには、少なくとも1つのMFP10(たとえば、複数のMFPで構成されるMFP群)が設けられる。各MFPは、後述するように、プルプリントの対象文書を印刷出力する印刷出力装置(画像形成装置)として機能することが可能である。また、当該複数のグループ(複数のサブシステム)のぞれぞれには、文書データ(詳細には、プルプリントの対象文書(印刷待機文書)の文書データ)を自装置内に格納することが可能な文書格納装置STが設けられる。たとえば、各グループ内の複数のMFPのうちの1つのMFPが、印刷出力装置として機能するのみならず文書格納装置STとしても機能するように構成される。
ここでは、グループG1には、4台のMFP10(10a1,10b1,10c1,10d1)が設けられ、当該MFP10a1,10b1,10c1,10d1のうちのMFP10a1が、グループG1における文書格納装置STとして機能する。また、グループG2には、4台のMFP10(10a2,10b2,10c2,10d2)が設けられ、当該MFP10a2,10b2,10c2,10d2のうちのMFP10a2が、グループG2における文書格納装置STとして機能する。
なお、文書格納装置ST以外の印刷出力装置(プリンタ)をクライアントプリンタ(CL機)とも称するものとする。また、文書格納装置STを単にST機とも称するものとする。
また、各グループG1,G2(各サブシステム)は、自グループ内のMFP10の装置情報(およびシステムにおけるツリー構成情報等)を管理する管理装置をそれぞれ有する。たとえば、自グループ内のいずれかのMFPが当該管理装置として機能する。当該管理装置は、自グループ内の他のMFP(印刷出力装置および文書格納装置)との間で、および他グループの各管理装置等との間で、装置情報(およびツリー構成情報)等を授受することによって、システム構成情報(グループ構成情報等)を管理する。
このプリントシステム1は、プルプリントシステムとして構成される。また、このプリントシステム1は、複数のMFPを備えており、上述したようなユビキタスプリントシステム(単にユビキタスシステムとも称する)でもある。
具体的には、ユーザ(U1等)は、クライアントコンピュータ等の情報処理装置50(印刷指示装置とも称する)を操作して、文書の印刷指示を付与する。印刷指示装置50は、ユーザから付与された印刷指示に基づいて、印刷対象文書に関する文書データ(プリントデータ)を文書格納装置ST(複数のMFPのうちの一のMFP(あるいはサーバ)等)に送信する。換言すれば、ユーザのプルプリントジョブ(認証プリントジョブとも称する)に係るプリントデータが印刷指示装置から文書格納装置STに送信され、当該プリントデータが文書格納装置STに一旦格納される。この時点では、当該プリントデータに基づく印刷出力処理は未だ行われない。その後、ユーザが、複数のMFPの中から印刷出力を行わせたいMFP(印刷出力装置とも称する)を選択し、当該印刷出力装置の操作入力部等を用いたユーザ認証操作(ログイン操作)を経て、文書格納装置STからプリントデータ(文書データ)が取得(プル)され印刷出力装置による印刷出力(プリント)が行われる。このようなシステムによれば、複数のMFPのいずれにおいても印刷対象文書を印刷出力することが可能である。当該プリントシステム1は、文書データを印刷出力させる装置に任意性が存在する(複数のMFPのうち当該一のMFP以外でも印刷出力させることが可能である)ことから、上述のように「ユビキタスプリントシステム」などとも称される。
また、各MFP10と印刷指示装置50とは、ネットワーク(通信ネットワーク)を介して互いに接続される。また、複数のMFP10も、ネットワーク(通信ネットワーク)を介して互いに接続される。当該ネットワークは、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、当該ネットワークに対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。たとえば、MFP10はネットワークに対して有線接続され、印刷指示装置50はネットワークに対して無線接続される。
なお、ここでは、グループ内の或るMFPが当該グループに関する文書格納装置STとしても機能する態様を例示するが、これに限定されず、MFPとは別の装置(たとえばサーバコンピュータ)が、各グループの文書格納装置STとして設けられても良い。なお、サーバを有しないユビキタスプリントシステムは、サーバレスユビキタスプリントシステムとも称され、サーバを有するユビキタスプリントシステムは、サーバ有りユビキタスプリントシステムとも称される。
<1−2.MFPの構成>
図2は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の機能ブロックを示す図である。なお、MFP10は、印刷出力装置あるいは画像形成装置とも称される。
図2は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の機能ブロックを示す図である。なお、MFP10は、印刷出力装置あるいは画像形成装置とも称される。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ送信機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(印刷指示装置50、他のMFP10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
また、文書格納装置STとして機能するMFP10(ここではMFP10a1,10a2)の格納部5は、ユーザからの印刷指示に基づく文書データ(詳細には、プルプリントの対象文書(印刷待機文書)の文書データ)を一旦格納することが可能である。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13とユーザ認証部14と印刷制御部15とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(印刷指示装置50、他のMFP10等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対するユーザからの操作入力の受付動作等を制御する制御部である。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等をタッチパネル25に表示する。たとえば、表示制御部13は、ユーザによる自装置の利用に際して、文書データのリスト(文書リスト)(詳細には、文書リスト画面(不図示))をタッチパネル25に表示する。なお、ユーザは、文書リストを用いることによって、文書格納装置STに格納されている1または複数の印刷待機文書の中から1以上の印刷対象文書を指定(選択)することが可能である。
ユーザ認証部14は、ユーザ認証処理(ログイン処理)を実行する処理部である。
印刷制御部15は、印刷動作を制御する処理部である。たとえば、印刷制御部15は、印刷指示装置50を利用してユーザによって付与された印刷指示に基づく文書を、印刷出力部3を用いて印刷することが可能である。より詳細には、印刷制御部15は、当該文書の文書データを文書格納装置STから取得し、取得した当該文書データに基づいて当該文書を印刷出力することが可能である。
<1−3.印刷指示装置50の構成>
図3は、印刷指示装置50の概略構成を示す機能ブロック図である。印刷指示装置50は、いわゆるパーソナルコンピュータ(たとえば、ノートパソコン(携帯型コンピュータ))等によって構成される。
図3は、印刷指示装置50の概略構成を示す機能ブロック図である。印刷指示装置50は、いわゆるパーソナルコンピュータ(たとえば、ノートパソコン(携帯型コンピュータ))等によって構成される。
印刷指示装置50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ(制御部)59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、印刷指示装置50は、所望の相手先(MFP10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、ハードディスクドライブ(HDD)および/または半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部55には、複数のグループに関する複数の文書格納装置STのうち、当該情報処理装置(印刷指示装置)50のユーザによるユビキタスプリントで利用される文書格納装置ST(文書データの格納先として予め設定された装置(格納先装置とも称する))の装置識別情報(たとえばIPアドレス)が格納(登録)されている。換言すれば、複数のグループG,G2,...のうち、当該ユーザの所属するグループ(たとえばG1)の文書格納装置STの装置識別情報が、格納部55に格納されている。また、格納部55には、文書格納装置STの装置識別情報のみならず、プリントシステム1内の複数のMFPの装置識別情報等も格納されている。
操作部56は、印刷指示装置50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。操作入力部56aは、たとえば、ユーザからの印刷指示等を受け付ける。
図3のコントローラ(制御部)59は、印刷指示装置50に内蔵され、印刷指示装置50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラム(プリンタドライバ等)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて印刷指示装置50にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされて印刷指示装置50にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ59は、当該プログラム等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と取得部64と設定制御部65とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作等を制御する制御部である。入力制御部62は、たとえば、操作入力部56a等と協働して、ユーザからの印刷指示等を受け付ける。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における各種情報の表示動作を制御する処理部である。表示制御部63は、表示部56bと協働して、各MFPの印刷印刷可否に関する状態を表示する。
取得部64は、各MFPの印刷可否に関する状態情報を取得する処理部である。特に、取得部64は、文書格納装置STへの一時保存を伴う印刷指示に関する印刷指示操作がユーザによって行われる際に、文書格納装置STの印刷可否に関する状態情報と各MFP(CL機等)の印刷可否に関する状態情報とを取得する。
設定制御部65は、ユーザからの指示に基づいて、印刷設定に関する各種の設定値を変更する処理部である。たとえば、設定制御部65は、プリンタドライバにて表示される設定画面を利用した利用設定変更指示に基づき、或る設定項目(「印刷部数」等)の設定値を、デフォルト値(「1」部)から別の値(「20」部)へと変更する。これにより、印刷指示に含まれる印刷設定内容が変更される。
<1−4.プルプリントシステムにおける動作概要>
つぎに、このプリントシステム(ユビキタスプリントシステム)1における動作について説明する。
つぎに、このプリントシステム(ユビキタスプリントシステム)1における動作について説明する。
図4および図5は、ユビキタスプリントシステム1の基本動作を示す概念図である。ここでは、プリントシステム1におけるプルプリント動作(ユビキタスプリント動作)について説明する。
まず、ユーザ(ユーザU1)は、自身の情報処理装置(印刷指示装置)50を用いて所定の文書格納装置ST(格納先装置)(たとえば、グループG1のMFP10a1)に文書データ410を格納させる。
具体的には、ユーザU1は、印刷指示装置50において、プリンタドライバの操作画面(後述する印刷設定画面310(図6参照)等)を用いて文書データ410の格納指示を付与する。当該印刷指示装置50は、ユーザU1による当該格納指示に応答して、自装置50において文書データ410の格納先として予め設定された文書格納装置ST(格納先装置)に当該文書データ410を送信する。ここでは、MFP10a1が文書データ410の格納先装置として予め設定されており、文書データ410は、印刷指示装置50からMFP10a1に送信される(図4参照)。そして、文書格納装置10a1は、印刷指示装置50から受信された文書データ410を自装置10a1内に格納する(図4参照)。
その後、ユーザU1は、所望のMFP10(たとえばMFP10c1あるいはMFP10d1等)の載置場所へと移動し(図5参照)、当該MFP10にログインし、当該MFP10を用いて所望の文書データ410を印刷出力させる。
具体的には、ユーザU1のログイン後において、MFP10の操作パネル部にユーザU1向けの文書リスト(詳細には、文書リスト画面)が表示される。そして、ユーザU1は、文書リスト画面内の文書リスト(ユーザU1向けの文書リスト)に列挙された1または複数の文書(文書格納装置Asに格納されている1または複数の印刷待機文書)の中からタッチ操作等によって印刷対象文書を指定する。より詳細には、所望の1つまたは複数の文書欄をタッチすることによって、タッチされた文書欄が反転表示されるとともに、当該タッチされた文書欄に対応する文書が印刷対象文書として選択(仮選択)される。そして、OKボタン(あるいはスタートキー(ハードウエアキー等))が押下されることによって、印刷対象文書の指定(選択)が確定される。
当該文書リストを用いて所望の文書がユーザU1によって指定(選択)されると、当該MFP10は、所望の文書に対応する文書データ410を文書格納装置STから受信して取得する。より詳細には、当該MFP10(10c1等)は、文書データの送信要求を文書格納装置ST(10a1)に対して送信し、当該送信要求に応答して当該文書格納装置STから送信されてきた文書データを受信する。そして、当該MFP10は、当該文書データ410に基づく印刷出力動作を実行する。
プリントシステム1においては、このような動作が行われる。これにより、ユーザU1は、所望の時期に且つ所望の場所で(複数のMFPのうちの所望のMFPから)受け取ることが可能である。なお、グループG1に属するユーザU1は、当該グループG1に属するMFPを印刷出力装置として利用することが可能であるとともに、別のグループG2に属するMFP(10b2,10c2等)をも印刷出力装置として利用することが可能である。このように、ユーザU1は、複数のグループのうちのいずれのグループに属するMFPからでも印刷出力物を受け取ることが可能である。
<1−5.印刷指示操作>
図6は、ユーザの印刷指示操作に用いられる印刷設定画面(印刷指示画面とも称する)310を示す図である。また、図7は、印刷指示装置50における印刷指示操作に関する動作を示すフローチャートであり、図8は、図6の印刷設定画面310が印刷指示装置50に表示される際における各装置(印刷指示装置50、ST機、各CL機)の動作を示すタイミングチャートである。
図6は、ユーザの印刷指示操作に用いられる印刷設定画面(印刷指示画面とも称する)310を示す図である。また、図7は、印刷指示装置50における印刷指示操作に関する動作を示すフローチャートであり、図8は、図6の印刷設定画面310が印刷指示装置50に表示される際における各装置(印刷指示装置50、ST機、各CL機)の動作を示すタイミングチャートである。
以下では、これらの図を参照しながら、ユーザU1による印刷指示操作等について説明する。
まず、ユーザU1が印刷指示装置50上にて或るアプリケーション(たとえば、ワードプロセッサ(文書作成ソフトウエア)等)を動作させている際に、当該アプリケーションのメニューコマンドの中から「印刷」(印刷コマンド)を選択する(ステップS11)。この選択操作に応じて、アプリケーションは、プリンタドライバを呼び出す。具体的には、印刷指示装置50のOS(オペレーティングシステム)にてデフォルトプリンタとして予め指定されたプリンタ(たとえば、MFP10a1)のプリンタドライバ(ユビキタスプリント用のプリンタドライバ)が呼び出される。また、当該プリンタドライバは、当該プリンタを当該プリンタドライバにおける代表プリンタとして設定するとともに、印刷設定画面310を表示する(図6参照)。図6は、当該プリンタドライバによる印刷設定画面310を示す図である。
印刷設定画面310(図6参照)は、使用対象プリンタ欄321とクライアントプリンタ欄(別装置情報表示欄とも称される)330と設定領域350とを有している。
設定領域350は、各種の印刷設定項目(「部数」および「両面印刷/片面印刷」等)に関する設定操作(設定変更操作)、および印刷プレビューの実行指示操作、および印刷処理の開始指示操作等を行うための領域である。
使用対象プリンタ欄321は、「使用対象プリンタ」を指定する指定欄(表示欄)である。使用対象プリンタ欄321は、印刷指示の送出先装置を指定する装置指定欄(指示先装置指定欄)である、とも表現される。プルプリント指示(文書格納装置STへの一時保存を伴う印刷指示)が付与される場合、この使用対象プリンタ欄(指示先装置指定欄)321には、文書格納装置STが指定印刷指示の送出先装置として指定(「使用対象プリンタ」として(形式的に)指定)される。
なお、プルプリント指示以外の印刷指示(通常の印刷指示)においては、ユーザが使用したいプリンタ(ユーザによる使用希望プリンタ)が使用対象プリンタ欄321にて指定(直接的に指定)される。
なお、プルプリント指示以外の印刷指示(通常の印刷指示)においては、ユーザが使用したいプリンタ(ユーザによる使用希望プリンタ)が使用対象プリンタ欄321にて指定(直接的に指定)される。
クライアントプリンタ欄330は、使用対象プリンタ欄321にて指定された送出先装置と連携する印刷出力装置(連携装置あるいはクライアントプリンタなどとも称する)が存在する場合に、当該連携装置に関する情報を表示する表示欄である。後述するように、使用対象プリンタ欄321にて文書格納装置STが印刷指示の送出先装置として指定される場合、クライアントプリンタ欄330には、文書格納装置ST以外の少なくとも1つの装置に関する状態情報(印刷可否情報等)が表示される。
ここでは、プルプリント指示がデフォルト印刷指示として付与され易いように、使用対象プリンタ欄321欄においては、ユーザU1のプルプリント指示の送出先装置(文書格納装置ST)が印刷指示の送出先装置として予め指定されているものとする。具体的には、ユーザU1の所属グループG1の文書格納装置ST(MFP10a1)が使用対象プリンタ欄321においてデフォルトプリンタとして指定されているものとする。
なお、図6においては、既に各欄321,330において、プリンタの印刷可否に関する状態情報(「オンライン」(印刷可能状態)/「オフライン」(印刷不可状態))が既に表示されているが、実際には当該状態情報はユーザU1の「印刷」コマンドの選択操作直後においては(ステップS11の実行時点では)未だ表示されていないものとする。
次のステップS12〜S17(図7参照)において、印刷指示装置50は、文書格納装置STを経由して複数のMFP(CL機)の印刷可否に関する状態情報を取得し、当該状態情報をクライアントプリンタ欄330にて表示する。
具体的には、まず、ステップS12において、印刷指示装置50(プリンタドライバ)は、代表プリンタ(デフォルトプリンタ)(ここではMFP10a1(ST機))に対して状態問合せQ1を送信する(図8も参照)。
そして、図8に示すように、代表プリンタである文書格納装置ST(MFP10a1)は、印刷指示装置50からの当該状態問合せQ1を受信する(ステップS31(図8参照))と、当該状態問合せQ1に応答して自装置(ST機)の状態を取得する(ステップS32)とともに、当該自装置(ST機)の印刷可否に関する状態情報を印刷指示装置50に送信する(ステップS33)。
さらに、文書格納装置ST(MFP10a1)は、他の装置(同一グループG1の各CL機(10b1,10c1,10d1)および他グループG2の各CL機(10b2,10c2,10d2))に対して更なる状態問合せQ2を送信する(ステップS34)(図8参照)。この状態問合せQ2の送信先装置は、グループ構成リストLG(不図示)を参照して決定されればよい。グループ構成リストLGには、管理装置によって管理される装置構成情報(グループ構成情報)が記憶されている。より具体的には、各装置の所属グループ、当該各装置のIPアドレス(宛先情報)、および当該各装置の装置種別(ST機、CL機等)などを含む装置構成情報が記憶されている。文書格納装置STは、同一グループ内の管理装置から、当該グループ構成リストLGを適宜のタイミング(たとえば、一定周期、あるいは、状態問合せQ1の受信タイミング等)で取得する。
なお、各状態問合せQ1,Q2の送受信には、たとえばSNMP(Simple Network Management Protocol )などのプロトコルが用いられ得る。
各CL機は、状態問合せQ2を印刷指示装置50から受信すると、自装置(各CL機自身)の状態(印刷可否状態)を取得する(ステップS35)とともに、当該自装置(各CL機)の印刷可否に関する状態情報を文書格納装置ST(MFP10a1)に送信する(ステップS36)。
そして、当該文書格納装置STは、各CL機から各状態情報を受信する(ステップS36)と、受信した当該各状態情報を印刷指示装置50に送信する(ステップS38)。換言すれば、文書格納装置STは、状態問合せQ2に応答して各CL機から送信されてきた応答情報を印刷指示装置50に送信(転送)する。
印刷指示装置50は、文書格納装置STから送信されてきた応答情報に基づき、各CL機の印刷可否に関する状態情報を取得する。
このようにして、各CL機の状態情報は、文書格納装置STを介して印刷指示装置50へと送信される。
以下では、ステップS13以後の印刷指示装置50の動作等について説明する。
ステップS12にて状態問合せQ1を送信した後に(ステップS13の待機ループにて)応答を待機していた印刷指示装置50は、代表プリンタ(ST機)からの応答の存在を認識すると、ステップS13(図7)の待機ループを脱出して、ステップS14に進む。
ステップS14では、ST機からの当該応答内容がST機自身の状態情報であるか或いはCL機の状態情報であるか、が判定される。
当該応答内容がST機自身の状態情報であると判定されると、ステップS15に進む。ステップS15では、当該状態情報に基づいて、ST機(代表プリンタ)の状態が示される。たとえば、ST機が「オンライン」である旨(あるいは「オフライン」である旨)が使用対象プリンタ欄321(図6参照)に表示される。なお、図6では、ST機が「オンライン」である旨が、文字列「オンライン」と図形(緑色チェックマーク)とによって示されている。
一方、当該応答内容が各CL機の状態情報であると判定されると、ステップS16に進む。ステップS16では、当該状態情報に基づいて、各CL機の状態が示される。たとえば、クライアントプリンタ欄330(図6参照)において、MFP10b1(CL機)が「オンライン」である旨が表示される。また、MFP10c1(CL機)が「オフライン(トナー切れ)」である旨が表示される。さらに、他のCL機についても同様にして、各CL機の状態が示される(図8も参照)。
なお、ここでは、図6に示されるように、CL機が「オンライン」である旨が文字列「オンライン」と図形(緑色チェックマーク)とによって示されており、CL機が「オフライン」である旨が文字列「オフライン」と図形(赤色×印)とによって示されている。また、クライアントプリンタ欄330において全てのCL機に関する情報が一度に表示できない場合には、スクロールバー336を操作することによって、他のCL機に関する状態も閲覧することが可能である。
このようにして、印刷指示装置50は、(ST機が集約し)当該STから受信した応答情報に基づいて、ST機自身の状態およびプリントシステム1内の全てのCL機の状態を印刷指示装置50の表示部56bに表示することが可能である。
ステップS17において、ST機から受信すべき全ての情報が受信(取得)されたと判定されると、ステップS18に進む。一方、ST機から受信すべき情報が未だ残っている場合には、ステップS17からステップS13に戻り、応答情報の受信動作が続行される。
ステップS18においては、使用対象プリンタ欄321のプリンタを変更する変更操作(使用対象プリンタの指定変更操作)が行われたか否かが判定される。なお、このプリプリント用のプリンタドライバでは、プリプリント用のST機の他に、当該プリプリント用のST機の提供元メーカと同じメーカのプリンタ等も使用対象プリンタとして使用対象プリンタ欄321にて指定され得るものとする。
使用対象プリンタ欄321のプリンタを変更する変更操作が行われた旨がステップS18にて判定されると、再びステップS12に戻り、ステップS13〜S17の処理が実行される。
たとえば、初期状態にて使用対象プリンタがST機以外のプリンタに設定されていた場合において使用対象プリンタが当該ST機以外のプリンタから当該ST機に変更されたときには、上記と同様の動作が実行される。換言すれば、使用対象プリンタ(デフォルトプリンタ)として別のプリンタが設定されていた状況で使用対象プリンタとしてST機が選択された場合にも、当該同様の動作(クライアントプリンタ欄330におけるCL機の状態表示動作(ステップS16)を含む動作)が行われる。
あるいは逆に、初期状態にて使用対象プリンタがST機に設定されていた場合において、ST機からST機以外のプリンタへと使用対象プリンタが変更されたときには、ステップS13〜S17において、当該使用対象プリンタ(ST機以外の当該プリンタ)の状態情報が使用対象プリンタ欄321に表示される(ステップS15)一方で、クライアントプリンタ欄330には何れのプリンタの状態情報も表示されない(ステップS16での表示は行われない)。
一方、当該変更操作が行われていない旨が判定される場合には、ステップS18からステップS19に進む。ステップS19では、その他の処理要求の存否が判定される。その他の処理要求が存在する場合には、当該処理要求に対する処理が実行される(ステップS20)。たとえば、印刷設定画面310の設定領域350内のユーザインターフェイス(ラジオボタン、ドロップダウンリスト等)に対する操作に応じて、各種の印刷設定項目(「部数」および「両面印刷/片面印刷」等)に関する設定内容(設定値)を変更する処理(設定変更処理)が実行される。また、印刷プレビューボタンの押下操作に応じて印刷プレビュー処理が実行され、および印刷OKボタンの押下操作に応じて印刷指示が文書格納装置STに送信される。
ステップS21では、印刷設定画面310の終了要求(表示終了要求)が受け付けられたか否かが判定される。当該終了要求(印刷OKボタンの押下操作あるいはキャンセルボタンの押下操作に基づく終了要求等)が受け付けられていない場合には、ステップS18に戻る。一方、当該終了要求が受け付けられると、図7の処理は終了する。
以上のようにして、印刷指示装置50は、使用対象プリンタ欄321にて指定されたプリンタ(10a1)からのデータに基づく印刷が可能なCL機(プリントシステム1内の全てのグループG1,G2の全てのCL機)(MFP10b1,10c1,10d1,10b2,10c2,10d2)の印刷可否状態を取得する。そして、印刷指示装置50は、印刷設定画面310において、当該各CL機の印刷可否状態をユーザに提示する(画面上に表示する)ことが可能である。より詳細には、使用対象プリンタ欄(別装置情報表示欄)321にて文書格納装置STが印刷指示の送出先装置として指定される場合、クライアントプリンタ欄330には、(文書格納装置STに関する状態情報のみならず、)文書格納装置ST以外のMFP(CL機)に関する状態情報(印刷可否情報等)が表示される。したがって、プルプリントシステムにおいて、ユーザU1は、実際に印刷出力を実行させたいMFP(各CL機等)の印刷可否状態を容易に知得することが可能である。ひいては、適切な対応策(印刷出力に使用するプリンタを変更すること等)を講じることも可能である。
なお、上記においては、他グループのST機が状態問合せQ2の送信対象から除外されているが、これに限定されず、他グループのST機に対しても状態問合せQ2が送信されてもよい。換言すれば、印刷指示装置50は、各グループのCL機のみならず、全てのグループの文書格納装置ST(10a2等)の状態をも取得するようにしてもよい。また、印刷指示装置50は、各グループのCL機のみならず、全てのグループの文書格納装置STの状態(印刷可否状態)を表示するようにしてもよい。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態においては、印刷指示装置50は、複数のMFP(詳細には、複数のCL機(クライアントプリンタ))のうちの全ての装置について、印刷可否に関する状態情報を表示しているが、これに限定されない。
たとえば、プリントシステム1内の文書格納装置ST以外の全てのMFP(全てのCL機)のうちの一部のMFP(CL機)のみに関して、その印刷可否に関する状態情報が表示されてもよい。より詳細には、印刷指示装置50は、複数のMFP(CL機)のうち印刷不可状態を有する装置についてのみ、印刷可否に関する状態情報(すなわち「印刷不可状態」の情報)を表示するようにしてもよい。第2実施形態では、このような態様について説明する。
図9は、第2実施形態に係る印刷設定画面310(312)を示す図である。第1実施形態に係る印刷設定画面310(311)(図6)と比較すると判るように、図9の印刷設定画面312は、クライアントプリンタ欄330において、使用不可のプリンタ10c1のみに関する状態情報(「オフライン(トナー切れ)」)が表示されている。使用可能なプリンタの状態情報は、クライアントプリンタ欄330には表示されていない。
図10は、第2実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。第2実施形態においては、第1実施形態と基本的には同様の動作(図7も参照)が行われる。ただし、図8のタイミングチャートとも比較すると判るように、図10のタイミングチャートでは、ステップS16(図7参照)の動作が異なる。
図10に示されるように、印刷指示装置50は、各CL機の状態情報を文書格納装置STを介して受信すると、第2実施形態のステップS16(S16Bとも称する)においては、当該各CL機の状態が「オフライン」(印刷不可)であることを条件に、当該各CL機の状態情報をクライアントプリンタ欄330に表示する。
たとえば、MFP10b1が印刷可能状態(「オンライン」)を有する場合には、印刷指示装置50は、クライアントプリンタ欄330内において当該MFP10b1の状態表示欄を設けない。同様に、MFP10d1が印刷可能状態(「オンライン」)を有する場合には、当該MFP10d1の状態表示欄は、クライアントプリンタ欄330には設けられない。一方、MFP10c1が印刷不可状態(「オフライン」)を有する場合には、印刷指示装置50は、当該MFP10c1の状態表示欄をクライアントプリンタ欄330内設け、当該MFP10c1の状態情報(「オフライン(トナー切れ)」)を表示する。このようにして、複数のMFPのうち印刷不可状態を有するMFPについてのみ、印刷可否に関する状態情報(すなわち「印刷不可状態」の情報)が表示される。
このような動作によれば、印刷指示装置50は、使用対象プリンタ欄321にて指定されたプリンタ(10a1)からのデータに基づく印刷が可能なCL機(MFP10b1,10c1,10d1,10b2,10c2,10d2等)の印刷可否状態を取得する。そして、印刷指示装置50は、印刷設定画面310において、複数のCL機のうち印刷不可状態を有するCL機についてのみ、印刷可否に関する状態情報(すなわち「印刷不可状態」の情報)を表示する。これによれば、クライアントプリンタ欄330内の表示数(表示プリンタ数)が抑制される(絞り込まれる)ので、ユーザU1は、印刷不可状態を有するCL機を容易に知得することが可能である。ここにおいて、ユーザは、プルプリントシステムを構成する複数のMFP(特に近くのMFP等)を既に知っていることが多い。そのため、当該複数のMFPのうち印刷不可状態のMFPのみが効率的にユーザに報知されることによれば、結果的に、ユーザU1は、実際に印刷出力を実行させたい画像形成装置(各CL機等)の印刷可否状態を容易に知得することが可能である。
なお、上記第2実施形態においては、図10に示すように、文書格納装置STは、状態問合せQ2に対する各MFP(CL機)からの応答情報(状態情報)を受信すると、当該応答情報を印刷指示装置50に対して常に送信(転送)しているが、これに限定されない。
たとえば、図11に示すように、文書格納装置STは、各MFPからの応答情報が「印刷不可状態」である場合にのみ、印刷指示装置50に対して当該応答情報(印刷可否状態)を送信(転送)するようにしてもよい。換言すれば、各MFP(CL機)からの応答情報に基づく判定結果に応じて、印刷指示装置50に対する当該応答情報の転送の是非が決定されるようにしてもよい。詳細には、当該応答情報に対応するCL機が「印刷不可状態」であると判定される場合にのみ、当該応答情報が印刷指示装置50に転送されるようにしてもよい。
より詳細には、複数のMFPのうち印刷不可状態(「オフライン」)を有するMFP10c1から文書格納装置STへと、当該印刷不可状態を有する旨の応答情報が状態問合せQ2に応答して送信(返信)される場合には、文書格納装置STは、当該MFP10c1に関する当該印刷不可情報を印刷指示装置50に送信(転送)する。一方、複数のMFPのうち印刷可能状態(「オンライン」)を有するMFP10b1,10d1等から文書格納装置STへと、当該印刷可能状態を有する旨の応答情報が状態問合せQ2に応答して送信(返信)される場合には、文書格納装置STは、MFP10b1,10d1等に関する当該印刷可否情報(印刷可能情報)を印刷指示装置50には送信(転送)しない。
そして、印刷指示装置50は、文書格納装置STを経由して送信されてきた応答情報のみ(印刷不可状態に関する情報のみ)(印刷不可状態を有するプリンタのみの情報)をクライアントプリンタ欄330に表示する(図9参照)。詳細には、印刷指示装置50は、当該応答情報(印刷不可状態)の送信元装置(発信元装置)である特定のプリンタ(10c1)のみをクライアントプリンタ欄330に表示するとともに、当該特定のプリンタのみの印刷可否状態(詳細には、印刷不可情報)をクライアントプリンタ欄330内の対応部分に表示する。
このようにして、複数のMFPのうち印刷不可状態を有する装置についてのみ、印刷可否に関する状態情報(すなわち「印刷不可状態」の情報)が表示されてもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。以下では、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。以下では、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
第3実施形態では、プリントシステム1内の全てのMFPのうち、ユーザU1による使用頻度に基づいて決定された一部のMFPについてのみ、印刷可否に関する状態情報が印刷指示装置50にて表示される態様について説明する。
図12は、第3実施形態に係る印刷設定画面310(313)を示す図である。図12の印刷設定画面313のクライアントプリンタ欄330においては、よく使うプリンタ10b1のみに関する状態情報(「オンライン」)が表示される。あまり使わないプリンタの状態情報は、クライアントプリンタ欄330には表示されない。
図14は、第3実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。第3実施形態においては、第1実施形態および第2実施形態と基本的には同様の動作(図7も参照)が行われる。ただし、図14のタイミングチャートでは、ステップS31,S34,S36,S38,S16の動作が異なる。
具体的には、印刷指示装置50は、文書格納装置STに対して状態問合せQ1を送信する際にユーザU1のユーザIDをも送信する(ステップS31)。また、文書格納装置STは、各MFPに状態問合せQ2を送信する際にユーザU1の当該ユーザIDをも送信する(ステップS34)。ユーザIDとともに送信される状態問合せQ2は、問合せ先装置(各CL機)の使用回数(ユーザU1による使用回数)に関する問合せ(要求)でもある。
各MFP(CL機)は、自装置のユーザU1による使用回数を自装置の格納部5(図2参照)から取得し、当該使用回数を文書格納装置STを経由して印刷指示装置50に送信する(ステップS36,S38)。なお、ここでは、各MFPは、各ユーザ(ログインユーザ)による使用回数をカウント(計数)し、当該使用回数(たとえば所定期間内の使用回数)を自装置(各MFP)の格納部5内のデータテーブル510(図13)に格納しているものとする。図13は、或るMFP10(たとえば10c1)における各ユーザの使用回数を格納(記憶)したデータテーブル510を示す図である。ユーザID「USER0002」のユーザU1の当該MFPの使用回数は「14」である旨が、データテーブル510に基づいて取得される。
印刷指示装置50は、各MFPから送信されてきた使用回数のうち最も多い使用回数に対応するMFP(最多使用MFPとも称する)を、「よく使用するMFP」(高頻度使用MFPとも称する)として特定する。たとえば、ユーザU1によるMFP10b1の使用回数が「60」回であり、ユーザU1によるMFP10c1の使用回数が「14」回であり、ユーザU1によるMFP10d1の使用回数が「5」回であり、ユーザU1によるその他のMFP10の使用回数がいずれも「0」回である場合には、最も多い使用回数「60」回に対応するMFP10b1が「よく使用するMFP」として特定される。
そして、印刷指示装置50は、最多使用MFP(10b1)のみの状態情報(たとえば、「オンライン」(印刷可能状態))をクライアントプリンタ欄330に表示する(図12参照)。
なお、上記第3実施形態においては、図14に示すように、文書格納装置STは、状態問合せQ2に対する各MFPからの応答情報(状態情報)を受信すると、その都度、印刷指示装置50に対して当該応答情報を送信(転送)しているが、これに限定されない。
たとえば、図15に示すように、文書格納装置STは、各MFP(CL機)からの応答情報を一旦集約し、最も多く使用されているMFP(最多使用MFP)を特定した後、複数のMFPのうち当該最多使用MFP(最多使用CL機)のみに関する情報(状態情報を含む)を印刷指示装置50に対して送信するようにしてもよい。換言すれば、文書格納装置STは、各MFPからの応答情報に基づく集計処理を行った後に、印刷指示装置50に対して当該集計処理の結果を送信するようにしてもよい。
より詳細には、文書格納装置STは、状態問合せQ2に応じて各MFPから送信されてくる応答情報に基づいて、複数のMFPのうち、ユーザU1による使用回数が最も多いMFP(最多使用MFP)(たとえば10b1)を決定する。そして、文書格納装置STは、最多使用MFP(10b1)のみの情報(状態情報を含む)を印刷指示装置50に送信する。
また、印刷指示装置50は、文書格納装置STからの状態に基づき、最多使用MFP(10b1)のみの情報(状態情報を含む)をクライアントプリンタ欄330に表示する(図12参照)。詳細には、印刷指示装置50は、ユーザU1の最多使用MFP(10b1)のみをクライアントプリンタ欄330に表示するとともに、当該最多使用MFPのみの印刷可否状態をクライアントプリンタ欄330内の対応部分に表示する。
このようにして、複数のMFPのうち、ユーザU1による使用頻度に基づいて決定された一部のMFP(詳細には最多使用MFP)についてのみ、印刷可否に関する状態情報が印刷指示装置50にて表示されるようにしてもよい。
なお、上記第3実施形態等においては、使用頻度に基づいて決定された一部のMFPとして、最多使用MFPが例示されているが、これに限定されない。
たとえば、使用頻度順で上位所定数(たとえば2つ)のMFPが当該一部のMFPとして決定されるようにしてもよい。具体的には、ユーザU1による使用回数が最も多いMFP(10b1)とユーザU1による使用回数がその次に多い(第2位の)MFP(10c1)との2つのMFPのみに関する状態情報が、クライアントプリンタ欄330に表示されるようにしてもよい。
あるいは、最多使用MFP(10b1)が基本的に表示される技術において、仮に当該最多使用MFPが印刷不可状態を有する場合には、次順位(第2位)以後の使用頻度を有し且つ印刷可能状態を有するMFPが、当該一部のMFPとして決定されるようにしてもよい。換言すれば、印刷可能状態を有する1以上のMFPのうちの一のMFPが使用頻度順に当該一部のMFPとして決定されてもよい。これによれば、ユーザU1の使用履歴に基づき、印刷可能状態を有するCL機のうちユーザU1による使用回数が比較的多いCL機から順にその状態情報(特に印刷可能状態)が表示される。そのため、ユーザU1は、よく使用するMFP(換言すれば、自分が使用したいMFP)の中から、現在使用可能なMFPを効率的に見出すことが可能である。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第1実施形態等の変形例である。以下では、第1実施形態等との相違点を中心に説明する。
第4実施形態は、第1実施形態等の変形例である。以下では、第1実施形態等との相違点を中心に説明する。
図16は、第4実施形態に係る印刷設定画面を示す図である。
第4実施形態では、図16に示されるように、複数のCL機のうち、ユーザU1の所属グループ(たとえばG1)内のCL機(10b1,10c1,10d1)についてのみ、印刷可否に関する状態情報が表示される。換言すれば、複数のグループG1,G2のうちユーザU1の所属グループと同一グループG1内のCL機についてのみ、印刷可否に関する状態情報が表示される。なお、図16においては、複数のCL機のうち、ユーザU1の所属グループG1の3つのCL機(10b1,10c1,10d1)についてのみ、印刷可否に関する状態情報がクライアントプリンタ欄330に表示される。他のグループG2のCL機(10b1,10c1,10d1)および当該他のグループG2の文書格納装置ST(10a2)に関する状態情報は、クライアントプリンタ欄330には表示されない。このように、ユーザU1の所属グループG1内のST機を除く(ユーザU1の所属グループG1内の)全てのMFP(端的に言えば、ユーザU1の所属グループG1内のみの全てのCL機)について、印刷可否に関する状態情報が表示される。
具体的には、図8と同様にして、印刷指示装置50が各MFPからの状態情報を受信(ステップS38)した後に、印刷指示装置50が、クライアントプリンタ欄330での表示対象MFPを絞り込むようにすればよい。詳細には、印刷指示装置50が、複数のMFPの中からユーザU1の所属グループG1内のMFP(CL機)のみを当該表示対象MFPとして決定し、表示対象MFPのみに関する状態情報をクライアントプリンタ欄330に表示すればよい。図16に示されるように、チェックボックス339を用いて、クライアントプリンタ欄330での表示対象MFPを同一グループ内のMFPに絞り込むか否かが設定されるようにしてもよい。
あるいは、状態問合せQ1を受信した文書格納装置STは、ユーザU1の所属グループと同一のグループG1内のMFP(10b1,10c1,10d1)のみに対して状態問合せQ2を送信し、状態問合せQ2に対する応答情報を各MFPから受信して印刷指示装置50に送信(転送)すればよい。状態問合せQ2の送信先装置は、グループ構成リストLGに基づいて決定されれば(絞り込まれれば)よい。また、文書格納装置STが状態問合せQ2の送信先をユーザU1の所属グループと同一グループG1内のMFPに絞り込むか否かは、設定画面610(図17参照)等を用いて設定されればよい。設定画面610は、クライアントプリンタ欄330にその状態情報を表示すべきCL機(表示対象装置)を設定する設定画面であり、文書格納装置STのタッチパネル25に表示される。このような設定画面610を用いて、当該表示対象装置をユーザU1の所属グループG1内のCL機に限定するか、あるいは、当該表示対象装置をユーザU1の所属グループG1内のCL機に限定しない(全てのグループG1,G2内の全てのCL機を当該表示対象装置とする)かが、設定されるようにしてもよい。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、第4実施形態は、第1実施形態の変形例として説明したが、これに限定されない。
具体的には、第4実施形態と第2実施形態とが組み合わせられてもよい。詳細には、印刷指示装置50は、複数のCL機のうち、ユーザU1の所属グループG1内のCL機であり且つ印刷不可状態を有するCL機についてのみ、印刷可否に関する状態情報を表示するようにしてもよい。換言すれば、複数のグループのうちユーザU1の所属グループのCL機であって印刷不可状態を有するCL機についてのみ、印刷可否に関する状態情報が表示されてもよい。
あるいは、第4実施形態と第3実施形態とが組み合わせられてもよい。詳細には、印刷指示装置50は、複数のCL機のうち、ユーザU1の所属グループG1内の一部のCL機であり且つユーザU1による使用頻度に基づいて決定された一部のCL機についてのみ、印刷可否に関する状態情報を表示するようにしてもよい。換言すれば、複数のグループのうちユーザU1の所属グループのCL機であってユーザU1による使用頻度に基づいて決定された一部のCL機についてのみ、印刷可否に関する状態情報が表示されてもよい。
また、上記各実施形態等では、プリンタドライバがCL機(クライアントプリンタ)の状態を表示しているが、これに限定されない。たとえば、各種のアプリケーション(ワードプロセッサ等)がCL機(クライアントプリンタ)の状態等を表示するようにしてもよい(図18参照)。換言すれば、アプリケーションとプリンタドライバとが協働して、上記と同様の動作が実行されてもよい。
図18は、アプリケーション(たとえば、ワードプロセッサ(文書作成ソフトウエア)等)内で上述の印刷指示画面310と同様の印刷指示画面710が表示されている様子が示されている。印刷指示画面710は、アプリケーション内での「印刷」コマンドの選択操作に応じて、当該アプリケーションによって表示される画面である。この印刷指示画面710では、印刷指示画面310と同様に、使用対象プリンタ欄321およびクライアントプリンタ欄330等が設けられている。なお、印刷設定の一部(部数設定等)は、印刷指示画面710内の設定領域(印刷指示画面710内でのスクロール操作に応じて表示される設定領域)を用いて行われ得る。また、印刷設定の他の一部(「両面/片面」設定等)は、印刷指示画面710内詳細画面呼出ボタン(不図示)の押下に応じて表示される詳細設定画面(アプリケーションから呼び出されたプリンタドライバによる設定画面)を用いて行われ得る。
また、このような態様では、印刷指示画面710内の使用対象プリンタ欄321において、プリンタドライバの提供元とは異なるメーカのプリンタ等をも使用対象プリンタとして指定すること(ステップS18(図7)参照)が可能である。
また、上記各実施形態等では、状態問合せ(Q1,Q2)が文書格納装置STを介して印刷指示装置50から各CL機へと送信され、当該状態問合せに対する応答情報(印刷可否情報等)が各CL機から文書格納装置STを介して印刷指示装置50へと送信されている。端的に言えば、印刷指示装置50は、文書格納装置STを経由して、複数のMFP(CL機等)の印刷可否に関する状態情報を取得している。しかしながら、本発明は、これに限定されない。たとえば、状態問合せQ0が文書格納装置STを介さずに印刷指示装置50から各CL機へと直接送信され、当該状態問合せQ0に対する応答情報(印刷可否情報等)が各CL機から文書格納装置STを介さずに印刷指示装置50へと直接送信されてもよい。端的に言えば、印刷指示装置50は、文書格納装置STを経由せずに、複数のMFP(CL機)の印刷可否に関する状態情報を、各CL機から直接的に取得してもよい。
また、上記各実施形態等においては、複数のMFP10が複数のグループに分類される態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、複数のMFP10が単一のグループを構成するプリントシステムに本発明が適用されてもよい。
また、上記各実施形態等においては、文書格納装置STの他にさらに複数のMFP10を有するプリントシステムに本発明が適用される態様が示されているが、これに限定されない。たとえば、文書格納装置STの他には単一のMFP10のみを有するプリントシステムに対して本発明が適用されてもよい。
また、上記各実施形態等においては、画像形成装置としてMFPを例示したが、これに限定されず、画像形成装置は単機能プリンタ等であってもよい。
1 プリントシステム(ユビキタスプリントシステム)
10 MFP
10a1,10a2 文書格納装置(ST機)
10b1,10c1,10d1,10b2,10c2,10d2 CL機
50 情報処理装置(印刷指示装置)
310 印刷設定画面
321 使用対象プリンタ欄
330 クライアントプリンタ欄
350 設定領域
510 データテーブル
10 MFP
10a1,10a2 文書格納装置(ST機)
10b1,10c1,10d1,10b2,10c2,10d2 CL機
50 情報処理装置(印刷指示装置)
310 印刷設定画面
321 使用対象プリンタ欄
330 クライアントプリンタ欄
350 設定領域
510 データテーブル
Claims (27)
- プリントシステムであって、
ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と、
前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と、
前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置と、
を備え、
前記印刷指示装置は、
前記文書格納装置への一時保存を伴う前記印刷指示に関する印刷指示操作が前記ユーザによって行われる際に、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態情報を取得する取得手段と、
前記状態情報に基づいて、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態を表示する表示手段と、
を有することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1に記載のプリントシステムにおいて、
前記表示手段は、
前記印刷指示の送出先装置を指定する装置指定欄と、
前記装置指定欄にて前記文書格納装置が前記送出先装置として指定される場合、前記文書格納装置以外の少なくとも1つの装置に関する前記状態情報を表示する別装置情報表示欄と、
を有することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のプリントシステムにおいて、
前記取得手段は、前記文書格納装置を介して、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する前記状態情報を取得することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項3に記載のプリントシステムにおいて、
前記取得手段は、前記文書格納装置に対して第1の状態問合せを送信し、
前記文書格納装置は、前記第1の状態問合せに基づき前記少なくとも1つの画像形成装置に対して第2の状態問合せを送信し、前記第2の状態問合せに応答して前記少なくとも1つの画像形成装置から受信した応答情報を前記印刷指示装置に送信し、
前記取得手段は、前記文書格納装置から送信されてきた前記応答情報に基づき、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する前記状態情報を取得することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のプリントシステムにおいて、
前記取得手段は、印刷可否に関する前記状態情報の送信要求を前記少なくとも1つの画像形成装置に対して直接送信し、当該送信要求に応答して前記少なくとも1つの画像形成装置に対してから直接送信されてきた前記状態情報を取得することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうちの全ての装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、印刷不可状態を有する装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項8に記載のプリントシステムにおいて、
前記複数の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記複数の画像形成装置は、複数のグループに分類され、
前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、
前記ユーザの所属グループ以外のグループに属する画像形成装置については、印刷可否に関する前記状態情報を表示せず、
前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項10に記載のプリントシステムにおいて、
前記表示手段は、前記ユーザの所属グループ内の前記文書格納装置を除く前記ユーザの所属グループ内の全ての画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項10に記載のプリントシステムにおいて、
前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置であり且つ印刷不可状態を有する画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項10に記載のプリントシステムにおいて、
前記表示手段は、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の一部の画像形成装置であり且つ前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報を表示することを特徴とするプリントシステム。 - 請求項13に記載のプリントシステムにおいて、
前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とするプリントシステム。 - 請求項1から請求項14のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
前記文書格納装置も、画像形成装置であることを特徴とするプリントシステム。 - ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置であって、
前記文書格納装置への一時保存を伴う前記印刷指示に関する印刷指示操作が前記ユーザによって行われる際に、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態情報を取得する取得手段と、
前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態を前記状態情報に基づいて表示する表示手段と、
を有することを特徴とする印刷指示装置。 - ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置に内蔵されたコンピュータに、
a)前記文書格納装置への一時保存を伴う前記印刷指示に関する印刷指示操作が前記ユーザによって行われる際に、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態情報を取得するステップと、
b)前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態を前記状態情報に基づいて表示するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 請求項17に記載のプログラムにおいて、
前記ステップb)においては、前記少なくとも1つの画像形成装置の印刷可否に関する状態は、前記印刷指示操作に用いられる印刷指示画面にて表示され、
前記印刷指示画面は、
前記印刷指示の送出先装置を指定する装置指定欄と、
前記装置指定欄にて前記文書格納装置が前記送出先装置として指定される場合、前記文書格納装置以外の少なくとも1つの装置に関する前記状態情報を表示する別装置情報表示欄と、
を有することを特徴とするプログラム。 - 請求項17または請求項18に記載のプログラムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうちの全ての装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項17または請求項18に記載のプログラムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、印刷不可状態を有する装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項17または請求項18に記載のプログラムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置についてのみ、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項21に記載のプログラムにおいて、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とするプログラム。 - 請求項17または請求項18に記載のプログラムにおいて、
前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
前記複数の画像形成装置は、複数のグループに分類され、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、
前記ユーザの所属グループ以外のグループに属する画像形成装置については、印刷可否に関する前記状態情報は表示されず、
前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項23に記載のプログラムにおいて、
前記ステップb)においては、前記ユーザの所属グループ内の前記文書格納装置を除く前記ユーザの所属グループ内の全ての画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項23に記載のプログラムにおいて、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置であり且つ印刷不可状態を有する画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項23に記載のプログラムにおいて、
前記ステップb)においては、前記複数の画像形成装置のうち、前記ユーザの所属グループ内の一部の画像形成装置であり且つ前記ユーザによる使用頻度に基づいて決定された一部の画像形成装置について、印刷可否に関する前記状態情報が表示されることを特徴とするプログラム。 - 請求項26に記載のプログラムにおいて、
前記ステップb)においては、前記ユーザの所属グループ内の画像形成装置のうち前記ユーザによる使用回数が最も多い画像形成装置が、前記一部の画像形成装置として決定されることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017091358A JP2018190146A (ja) | 2017-05-01 | 2017-05-01 | プリントシステム、印刷指示装置およびプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11435967B2 (en) | 2020-09-03 | 2022-09-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, control method of image forming apparatus and image forming system |
US11487489B2 (en) | 2021-01-22 | 2022-11-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Print instruction device and print control method |
-
2017
- 2017-05-01 JP JP2017091358A patent/JP2018190146A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11847370B2 (en) | 2020-09-03 | 2023-12-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, control method of image forming apparatus and image forming system |
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