JP2018151796A - プリントシステム、印刷指示装置およびプログラム - Google Patents

プリントシステム、印刷指示装置およびプログラム Download PDF

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洋彰 杉本
Hiroaki Sugimoto
洋彰 杉本
冨田 篤
Atsushi Tomita
篤 冨田
達児 岡田
Tatsuji Okada
達児 岡田
博 杉浦
Hiroshi Sugiura
博 杉浦
健一 駒場
Kenichi Komaba
健一 駒場
哲人 太田
Tetsuto Ota
哲人 太田
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Abstract

【課題】プルプリントシステムにおいて、印刷指示装置にてユーザによって付与された印刷指示に基づく印刷出力を比較的早期に開始することが可能な技術を提供する。【解決手段】プルプリントシステム1において、ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置50は、当該印刷指示を受け付けた場合において第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令とともに文書データ410を文書格納装置(たとえばMFP10a1)に送信する。一方、印刷指示を受け付けた場合において第1の条件が充足されるときには、第2の印刷指令とともに特定のMFP10(たとえば、10c1)に文書データ410を送信する。【選択図】図8

Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像形成装置を備えるプリントシステムおよびそれに関連する技術に関する。
コンピュータから送信したプリントデータに基づいて、直ちに画像形成装置に印刷出力を実行させるのではなく、ユーザが画像形成装置にログインした後に印刷出力させる技術が存在する。このような技術は、プルプリント技術(ないし認証プリント技術)と称される(特許文献1参照)。これによれば、ユーザがコンピュータの存在位置から画像形成装置の存在位置に移動した後に当該画像形成装置によって印刷出力が行われるので、画像形成装置の排紙トレイ等に出力された印刷出力物が他人に見られてしまうこと等を防止することが可能である。
また、プルプリントシステムの中には、複数のMFPで構成されるシステムが存在する。このようなシステムは、ユビキタスプリントシステムなどとも称される。具体的には、ユーザは、印刷指示装置(クライアントコンピュータ等)を操作して、印刷対象文書に関するデータ(プリントデータ)を文書格納装置(複数のMFPのうちの文書格納装置(あるいはサーバ)等)に送信する。換言すれば、ユーザのプルプリントジョブ(認証プリントジョブとも称する)に係るプリントデータが印刷指示装置から文書格納装置に送信され、当該プリントデータが文書格納装置に一旦格納(保存)される。この時点では、当該プリントデータに基づく印刷出力処理は未だ行われない。その後、ユーザが、複数のMFPの中から印刷出力を行わせたいMFP(印刷出力装置とも称する)を選択し、当該印刷出力装置の操作入力部等を用いたユーザ認証操作を経て、文書格納装置から印刷データが取得(プル)され印刷出力装置による印刷出力(プリント)が行われる。このようなシステムによれば、複数のMFPのいずれにおいても印刷対象文書を印刷出力することが可能である。
特開2007−200284号公報
ところで、上述のようなプルプリントシステム(ユビキタスプリントシステム等)は、事後的に任意のMFPでのプリントが可能となるように一旦文書格納装置に文書(詳細には文書データ等)が格納される場合のみならず、(プルプリント以外の)単純な通常のプリントが行われる場合(直ぐにプリントさせたい場合等)にも利用されることが多い。これは、ユーザは、プルプリント用のプリンタドライバと通常プリント用のプリンタドライバとの2つのドライバを使い分けることを煩わしく感じ、全ての印刷出力をプルプリント用のプリンタドライバのみで行うことが多い、との事情等に起因する。
しかしながら、このようにプルプリント用のプリンタドライバを用いて印刷指示が付与される場合には次のような問題が生じ得る。
具体的には、文書格納装置とは異なるMFP(印刷出力装置)にて印刷出力が行われる場合には、当該印刷出力装置は、ユーザのログイン後に、当該ユーザ向けの文書データを文書格納装置から取得することを要する。ただし、文書データを文書格納装置から印刷出力装置に送信するためには或る程度の時間を要する。そのため、当該ユーザは、直ぐにプリントをしたい場合であっても、文書データの転送完了を待つことを強いられる。
そこで、この発明は、プルプリントシステムにおいて、印刷指示装置にてユーザによって付与された印刷指示に基づく印刷出力を比較的早期に開始することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、プリントシステムであって、ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と、前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と、前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置と、を備え、前記印刷指示装置は、前記印刷指示を受け付けた場合において第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令と前記文書データとを前記文書格納装置に送信し、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記少なくとも1つの画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に第2の印刷指令と前記文書データとを送信することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係るプリントシステムにおいて、前記第2の印刷指令も、プルプリント指令であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係るプリントシステムにおいて、前記第2の印刷指令は、前記文書データに基づく印刷出力を前記ユーザのログインに応答して開始すべき旨のプリント指令であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3の発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データを送信することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、前記印刷指示を受け付けたことに応答して、前記文書格納装置に前記文書データを送信し、前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記特定の画像形成装置に前記文書データを送信することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データを送信することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4から請求項6のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、前記複数の画像形成装置のうち前記特定の画像形成装置以外の一の画像形成装置が前記ユーザによって印刷出力装置として選択される場合、当該一の画像形成装置は、前記ユーザのログイン後において前記文書格納装置から前記文書データを取得して当該文書データを用いて前記文書を印刷出力し、前記特定の画像形成装置が前記ユーザによって印刷出力装置として選択される場合、当該特定の画像形成装置は、前記ユーザのログイン後において前記特定の画像形成装置に既に格納されている前記文書データを用いて前記文書を印刷出力することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2または請求項3の発明に係るプリントシステムにおいて、前記特定の画像形成装置は、前記第1の条件のみならず第2の条件もが充足されるときには、前記文書データを前記文書格納装置に送信して格納させることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係るプリントシステムにおいて、前記第2の条件は、前記特定の画像形成装置において前記文書データが印刷出力されない状態で前記第2の印刷指令の受信時点から所定期間が経過したことを含むことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項4から請求項9のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記文書格納装置は、前記特定の画像形成装置内に格納された前記文書データに基づく印刷出力が実行された場合、前記文書格納装置にて格納されている前記文書データを削除することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項4から請求項9のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記特定の画像形成装置は、前記文書格納装置にて格納された前記文書データに基づく印刷出力が前記特定の画像形成装置以外の画像形成装置で実行された場合、前記特定の画像形成装置内に格納されている前記文書データを削除することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1の発明に係るプリントシステムにおいて、前記第2の印刷指令は、ユーザ認証を要さずに直ちに印刷を実行すべき旨のプリント指令であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記第1の条件は、前記印刷指示において印刷部数に関する設定内容がデフォルト値から別の値に変更されていること、を含むことを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項12のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記第1の条件は、前記印刷指示装置において前記印刷指示の付与後に無操作期間が一定期間以上継続したこと、を含むことを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1から請求項12のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、開閉式の表示部を有し、前記第1の条件は、前記印刷指示の付与後に前記印刷指示装置の前記表示部が所定程度以上閉じられたこと、を含むことを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1から請求項12のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記第1の条件は、前記印刷指示の付与後に前記印刷指示装置にてスクリーンセーバプログラムが動作を開始したこと、を含むことを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項1から請求項16のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、前記少なくとも1つの画像形成装置のうち前記ユーザの現在位置に最も近い画像形成装置を前記特定の画像形成装置として決定する決定手段、を有することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項1から請求項16のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、前記少なくとも1つの画像形成装置のうち、前記印刷指示の付与から印刷出力までの時間の平均値が最も小さい画像形成装置を、前記特定の画像形成装置として決定する決定手段、を有することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項1から請求項16のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記印刷指示装置は、前記少なくとも1つの画像形成装置のうち前記ユーザによる使用頻度が最も高い画像形成装置を前記特定の画像形成装置として決定する決定手段、を有することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項1から請求項19のいずれかの発明に係るプリントシステムにおいて、前記特定の画像形成装置は、前記文書データをラスタライズ処理後の印刷用データの形式で格納することを特徴とする。
請求項21の発明は、文書格納装置と少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置であって、ユーザからの印刷指示を受け付ける操作入力手段と、前記印刷指示を受け付けた場合において第1の条件が充足されるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて印刷指令を送出する指令制御手段と、を備え、前記指令制御手段は、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令と前記印刷指示に基づく文書データとを前記文書格納装置に送信し、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記少なくとも1つの画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に第2の印刷指令と前記文書データとを送信することを特徴とする。
請求項22の発明は、文書格納装置と少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置に内蔵されたコンピュータに、a)ユーザからの印刷指示を受け付けるステップと、b)前記印刷指示を受け付けた後において、第1の条件が充足されるか否かに関する判定結果に基づいて印刷指令を送出するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)は、b−1)前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令と前記印刷指示に基づく文書データとを前記文書格納装置に送信するステップと、b−2)前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記少なくとも1つの画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に第2の印刷指令と前記文書データとを送信するステップと、を有することを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項22の発明に係るプログラムにおいて、前記第2の印刷指令も、プルプリント指令であることを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項22の発明に係るプログラムにおいて、前記第2の印刷指令は、前記文書データに基づく印刷出力を前記ユーザのログインに応答して開始すべき旨のプリント指令であることを特徴とする。
請求項25の発明は、請求項23または請求項24の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb−2)において、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データが送信されることを特徴とする。
請求項26の発明は、請求項25の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb−2)は、b−2−1)前記印刷指示を受け付けたことに応答して、前記文書格納装置に前記文書データを送信するステップと、b−2−2)前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記特定の画像形成装置に前記文書データを送信するステップと、を有することを特徴とする。
請求項27の発明は、請求項25の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb−2)においては、前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データが送信されることを特徴とする。
請求項28の発明は、請求項23または請求項24の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb−2)においては、前記特定の画像形成装置に対して、第2の条件のMが充足されるときには前記文書データを前記文書格納装置に転送すべき旨の条件付き転送要求もが送信されることを特徴とする。
請求項29の発明は、請求項28の発明に係るプログラムにおいて、前記第2の条件は、前記特定の画像形成装置において前記文書データが印刷出力されない状態で前記第2の印刷指令の受信時点から所定期間が経過したことを含むことを特徴とする。
請求項30の発明は、請求項22の発明に係るプログラムにおいて、前記第2の印刷指令は、ユーザ認証を要さずに直ちに印刷を実行すべき旨のプリント指令であることを特徴とする。
請求項31の発明は、請求項22から請求項30のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb−2)は、前記少なくとも1つの画像形成装置の中から前記特定の画像形成装置を所定の基準に基づいて決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項1から請求項31に記載の発明によれば、第1の条件が充足される場合には、特定の画像形成装置に文書データが送信されるので、当該特定の画像形成装置がユーザによって印刷出力装置として選択され当該ユーザが当該特定の画像形成装置にログインしたときには、当該ユーザ向けの文書の印刷を比較的早期に開始することが可能である。
プリントシステムを示す図である。 MFPの機能ブロックを示す図である。 情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 ユビキタスプリントシステムの基本動作を示す概念図である。 ユビキタスプリントシステムの基本動作を示す概念図である。 文書リスト画面を示す図である。 第1実施形態の概略動作を示す概念図である。 所定条件が成立する場合において同一グループ内のMFPに文書データが送信される様子を示す概念図である。 同一グループ内のMFPにて印刷出力が行われる動作を示す概念図である。 所定条件が成立する場合において別グループ内のMFPに文書データが送信される様子を示す概念図である。 別グループ内のMFPにて印刷出力が行われる動作を示す概念図である。 印刷指示装置における動作を示すフローチャートである。 プリントシステムにおける動作を示すシーケンス図である。 プリンタドライバの設定画面を示す図である。 プリントシステムにおける別の動作を示すシーケンス図である。 変形例に係る動作を示すシーケンス図である。 別の変形例に係る動作を示すシーケンス図である。 更に別の変形例に係る動作を示す概念図である。 図18の変形例に係る動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態の概略動作を示す概念図である。 第2実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。 特定のMFP(送信先装置)における動作を示すフローチャートである。 比較例に係る動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係るプリントシステム1を示す図である。このプリントシステム1は、図1に示されるように、複数のMFP10(10a1,10b1,10c1,10d1,10a2,10b2,10c2,10d2,...)と情報処理装置(印刷指示装置)50とを備える。
また、このプリントシステム1は、複数のグループ(ここでは2つのグループG1,G2)に分類される。換言すれば、プリントシステム1は、複数のサブシステム(ここでは2つのサブシステムG1,G2)を備える。たとえば、当該複数のグループ(サブシステム)は、或る会社内の複数の部署のそれぞれに対応して構成される。より詳細には、グループG1は、第1の部署に対応して構成され、グループG2は、第2の部署に対応して構成される。なお、プリントシステム1を構成する多数のMFP10(10a1,10b1,...)のそれぞれは、複数のグループのいずれかに属する。
当該複数のグループ(複数のサブシステム)のぞれぞれには、少なくとも1つのMFP10が設けられる。各MFPは、後述するように、プルプリントの対象文書を印刷出力する印刷出力装置として機能することが可能である。また、当該複数のグループ(複数のサブシステム)のぞれぞれには、文書データ(詳細には、プルプリントの対象文書(印刷待機文書)の文書データ)を自装置内に格納することが可能な文書格納装置STが設けられる。たとえば、各グループ内の複数のMFPのうちの1つのMFPが、印刷出力装置として機能するのみならず文書格納装置STとしても機能するように構成される。
ここでは、グループG1には、4台のMFP10(10a1,10b1,10c1,10d1)が設けられ、当該MFP10a1,10b1,10c1,10d1のうちのMFP10a1が、グループG1における文書格納装置STとして機能する。また、グループG2には、4台のMFP10(10a2,10b2,10c2,10d2)が設けられ、当該MFP10a2,10b2,10c2,10d2のうちのMFP10a2が、グループG2における文書格納装置STとして機能する。
なお、ここでは、グループ内の或るMFPが当該グループに関する文書格納装置STとしても機能する態様を例示するが、これに限定されず、MFPとは別の装置(たとえばサーバコンピュータ)が、各グループの文書格納装置STとして設けられても良い。
また、各グループG1,G2(各サブシステム)は、自グループ内のMFP10の装置情報(およびシステムにおけるツリー構成情報等)を管理する管理装置をそれぞれ有する。たとえば、自グループ内のいずれかのMFPが当該管理装置として機能する。当該管理装置は、自グループ内の他のMFP(印刷出力装置および文書格納装置)との間で、および他グループの各管理装置等との間で、装置情報(およびツリー構成情報)等を授受することによって、システム構成情報(グループ構成情報等)を管理する。
このプリントシステム1は、プルプリントシステムとして構成される。また、このプリントシステム1は、複数のMFPを備えており、上述したようなユビキタスプリントシステム(単にユビキタスシステムとも称する)でもある。
具体的には、ユーザ(U1等)は、クライアントコンピュータ等の情報処理装置50(印刷指示装置とも称する)を操作して、文書の印刷指示を付与する。印刷指示装置50は、ユーザから付与された印刷指示に基づいて、印刷対象文書に関する文書データ(プリントデータ)を文書格納装置ST(複数のMFPのうちの一のMFP(あるいはサーバ)等)に送信する。換言すれば、ユーザのプルプリントジョブ(認証プリントジョブとも称する)に係るプリントデータが印刷指示装置から文書格納装置STに送信され、当該プリントデータが文書格納装置STに一旦格納される。この時点では、当該プリントデータに基づく印刷出力処理は未だ行われない。その後、ユーザが、複数のMFPの中から印刷出力を行わせたいMFP(印刷出力装置とも称する)を選択し、当該印刷出力装置の操作入力部等を用いたユーザ認証操作(ログイン操作)を経て、文書格納装置STからプリントデータ(文書データ)が取得(プル)され印刷出力装置による印刷出力(プリント)が行われる。このようなシステムによれば、複数のMFPのいずれにおいても印刷対象文書を印刷出力することが可能である。当該プリントシステム1は、文書データを印刷出力させる装置に任意性が存在する(複数のMFPのうち当該一のMFP以外でも印刷出力させることが可能である)ことから、上述のように「ユビキタスプリントシステム」などとも称される。
また、各MFP10と印刷指示装置50とは、ネットワーク(通信ネットワーク)を介して互いに接続される。また、複数のMFP10も、ネットワーク(通信ネットワーク)を介して互いに接続される。当該ネットワークは、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、当該ネットワークに対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。たとえば、MFP10はネットワークに対して有線接続され、印刷指示装置50はネットワークに対して無線接続される。
<1−2.MFPの構成>
図2は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の機能ブロックを示す図である。なお、MFP10は、印刷出力装置あるいは画像形成装置とも称される。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ送信機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(印刷指示装置50、他のMFP10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
また、文書格納装置STとして機能するMFP10(ここではMFP10a1,10a2)の格納部5は、ユーザからの印刷指示に基づく文書データ(詳細には、プルプリントの対象文書(印刷待機文書)の文書データ)を一旦格納することが可能である。また、複数のMFP10のうち、文書格納装置STとしては機能せず特定のMFP(文書データの送信先装置(文書格納装置ST以外の送信先装置))(後述)として選択されたMFPも、当該文書データを一旦格納することが可能である。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13とユーザ認証部14と印刷制御部15と設定変更部17とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(印刷指示装置50、他のMFP10等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対するユーザからの操作入力の受付動作等を制御する制御部である。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等をタッチパネル25に表示する。たとえば、表示制御部13は、ユーザによる自装置の利用に際して、文書データのリスト(文書リスト)(詳細には、文書リスト画面250(図6等参照))をタッチパネル25に表示する。なお、ユーザは、文書リストを用いることによって、文書格納装置STに格納されている1または複数の印刷待機文書の中から1以上の印刷対象文書を指定(選択)することが可能である。
ユーザ認証部14は、ユーザ認証処理(ログイン処理)を実行する処理部である。
印刷制御部15は、印刷動作を制御する処理部である。たとえば、印刷制御部15は、印刷指示装置50を利用してユーザによって付与された印刷指示に基づく文書を、印刷出力部3を用いて印刷することが可能である。より詳細には、印刷制御部15は、当該文書の文書データを文書格納装置STから取得し、取得した当該文書データに基づいて当該文書を印刷出力することが可能である。また、印刷制御部15は、後述するように、自装置10の格納部5内に予め格納された文書データに基づいて当該文書を印刷出力することも可能である。
設定変更部17は、ユーザのログイン後において、プルプリントの印刷出力直前にてユーザからの印刷設定変更を受け付け、印刷設定変更処理を実行する処理部である。
<1−3.印刷指示装置50の構成>
図3は、印刷指示装置50の概略構成を示す機能ブロック図である。印刷指示装置50は、いわゆるパーソナルコンピュータ(たとえば、ノートパソコン(携帯型コンピュータ))等によって構成される。
印刷指示装置50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ(制御部)59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、印刷指示装置50は、所望の相手先(MFP10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、ハードディスクドライブ(HDD)および/または半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部55には、複数のグループに関する複数の文書格納装置STのうち、当該情報処理装置のユーザによるユビキタスプリントで利用される文書格納装置ST(文書データの格納先として予め設定された装置(格納先装置とも称する))の装置識別情報(たとえばIPアドレス)が格納(登録)されている。また、格納部55には文書格納装置STの装置識別情報のみならず、プリントシステム1内の複数のMFPの装置識別情報等も格納されている。
操作部56は、印刷指示装置50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。操作入力部56aは、たとえば、ユーザからの印刷指示等を受け付ける。
図3のコントローラ(制御部)59は、印刷指示装置50に内蔵され、印刷指示装置50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラム(プリンタドライバ等)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて印刷指示装置50にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされて印刷指示装置50にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ59は、当該プログラム等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と設定制御部65と判定部66と指令制御部67とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作等を制御する制御部である。入力制御部62は、たとえば、操作入力部56a等と協働して、ユーザからの印刷指示等を受け付ける。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における各種情報の表示動作を制御する処理部である。
設定制御部65は、ユーザからの設定変更指示に基づいて、印刷設定に関する各種の設定値を変更する処理部である。たとえば、設定制御部65は、プリンタドライバにて表示される設定画面を利用した利用設定変更指示に基づき、或る設定項目(「印刷部数」等)の設定値を、デフォルト値(「1」部)から別の値(「20」部)へと変更する。これにより、印刷指示に含まれる印刷設定内容が変更される。
判定部66は、ユーザからの印刷指示を受け付けた場合において第1の条件C1(後述)が充足されるか否かを判定する処理部である。
指令制御部67は、判定部66による判定結果に基づいて印刷指令を送出する処理部である。
具体的には、指令制御部67は、印刷指示を受け付けた場合において第1の条件C1が充足されないときには、プルプリント指令(ユビキタスプリント指令)である第1の印刷指令とともに当該印刷指示に基づく文書データをプリントシステムの文書格納装置に送信する。また、指令制御部67は、印刷指示を受け付けた場合において第1の条件C1が充足されるときには、特定のMFP10(文書格納装置ST以外の送信先装置として決定されたMFP)(10Pとも称する)に対して第2の印刷指令とともに文書データを送信する。条件C1および特定のMFP10(10P)については後述する。
<1−4.動作概要>
つぎに、このプリントシステム(ユビキタスプリントシステム)1における動作について説明する。
図4および図5は、ユビキタスプリントシステム1の基本動作を示す概念図である。また、図6は、グループG1内のMFP10(印刷出力装置)の操作パネル部6cにて表示される文書リスト画面250(251)を示す図である。ここでは、まず、プリントシステム1における通常のプルプリント動作(ユビキタスプリント動作)について説明する。
まず、ユーザ(ユーザU1)は、自身の情報処理装置(印刷指示装置)50を用いて所定の文書格納装置ST(格納先装置)(たとえば、グループG1のMFP10a1)に文書データ410を格納させる。
具体的には、ユーザU1は、印刷指示装置50において、プリンタドライバの操作画面を用いて文書データ410の格納指示を付与する。当該印刷指示装置50は、ユーザU1による当該格納指示に応答して、自装置50において文書データ410の格納先として予め設定された文書格納装置ST(格納先装置)に当該文書データ410を送信する。ここでは、MFP10a1が文書データ410の格納先装置として予め設定されており、文書データ410は、印刷指示装置50からMFP10a1に送信される(図4参照)。そして、文書格納装置10a1は、印刷指示装置50から受信された文書データ410を自装置10a1内に格納する(図4参照)。
その後、ユーザU1は、所望のMFP10(たとえばMFP10c1あるいはMFP10d1等)の載置場所へと移動し(図5参照)、当該MFP10にログインし、当該MFP10を用いて所望の文書データ410を印刷出力させる。
具体的には、ユーザU1のログイン後において、MFP10の操作パネル部にユーザU1向けの文書リスト(詳細には、文書リスト画面250(図6参照))が表示される。そして、ユーザU1は、文書リスト画面250内の文書リスト(ユーザU1向けの文書リスト)に列挙された1または複数の文書(文書格納装置Asに格納されている1または複数の印刷待機文書)の中からタッチ操作等によって印刷対象文書を指定する。より詳細には、所望の1つまたは複数の文書欄をタッチすることによって、タッチされた文書欄が反転表示されるとともに、当該タッチされた文書欄に対応する文書が印刷対象文書として選択(仮選択)される。そして、OKボタン442(あるいはスタートキー(ハードウエアキー等))が押下されることによって、印刷対象文書の指定(選択)が確定される。なお、全文書ボタン441が押下されることによれば、各文書欄に対するタッチ操作を伴わずとも全文書を指定することが可能である。
当該文書リストを用いて所望の文書がユーザU1によって指定(選択)されると、当該MFP10は、所望の文書に対応する文書データ410を文書格納装置STから受信して取得する。より詳細には、当該MFP10(10c1等)は、文書データの送信要求を文書格納装置ST(10a1)に対して送信し、当該送信要求に応答して当該文書格納装置STから送信されてきた文書データを受信する。そして、当該MFP10は、当該文書データ410に基づく印刷出力動作を実行する。
プリントシステム1においては、このような動作が行われる。これにより、ユーザU1は、所望の時期に且つ所望の場所で(複数のMFPのうちの所望のMFPから)受け取ることが可能である。なお、グループG1に属するユーザU1は、当該グループG1に属するMFPを印刷出力装置として利用することが可能であるとともに、別のグループG2に属するMFP(10b2,10c2等)をも印刷出力装置として利用することが可能である。このように、ユーザU1は、複数のグループのうちのいずれのグループに属するMFPからでも印刷出力物を受け取ることが可能である。
ところで、上述したように、文書格納装置とは異なるMFP(印刷出力装置)にて印刷出力が行われる場合には、当該印刷出力装置は、ユーザのログイン後に、当該ユーザ向けの文書データを文書格納装置から取得することを要する(図23も参照)。なお、図23は、比較例に係る動作を示す図である。図23においては、文書格納装置とは異なる印刷出力装置(たとえばMFP10)にユーザU1がログインした後、文書データの転送要求が印刷出力装置から文書格納装置に送信され、当該転送要求に応答して文書データが文書格納装置から印刷出力装置へとされる様子が示されている。この場合、文書格納装置から印刷出力装置への文書データの送信には或る程度の時間(比較的長い時間T9)を要する。そのため、当該ユーザは、直ぐにプリントをしたい場合であっても、文書データの転送完了を待つことを強いられる。
これに対して、この実施形態においては、次のような動作が行われる。
具体的には、印刷指示装置50は、印刷指示を受け付けた場合において第1の条件C1が充足されないときには、上述のような通常のプルプリント指令を送出する(図4参照)。具体的には、印刷指示装置50は、プルプリント指令(ユビキタスプリント指令)である第1の印刷指令とともに文書データを文書格納装置STに送信して当該文書データを文書格納装置STに格納させる。以後、上述のようなプルプリント動作が実行され得る(図5も参照)。
一方、印刷指示を受け付けた場合において第1の条件C1が充足されるときには、印刷指示装置50は、第2の印刷指令(ここではプルプリント指令)とともに複数のMFP10のうちの特定のMFP10(10P)に文書データを送信する(図7および図8参照参照)。当該MFP10Pとしては、ユーザU1によって利用される可能性が最も高いと判定されるMFP(たとえば、MFP10c1)が決定されればよい。なお、図8は、条件C1が成立する場合において同一グループG1内のMFP10P(10c1)に文書データが送信される様子を示す概念図であり、図9は、同一グループG1内のMFP10P(10c1)にて印刷出力が行われる動作を示す概念図である。
また、当該MFP10Pは、印刷指示装置50から受信した文書データ410を自装置10P内に格納しておく。
これによれば、その後、当該MFP10P(たとえば10c1)にユーザU1がログインした場合(図9参照)、当該MFP10Pは、文書データ410を既に格納しており、ユーザU1のログイン後に当該文書データ410を取得する動作を要しないので、比較的早期に印刷出力を行うことが可能である。このように、MFP10PがユーザU1によって印刷出力装置として選択され当該ユーザU1が当該MFP10Pにログインしたときには、印刷指示装置50にてユーザU1によって付与された印刷指示に基づく印刷出力を比較的早期に開始することが可能である。
第1の条件C1(ユーザU1が直ぐに印刷出力をしたい状況であるか否かを判定するための条件)および特定のMFP10(10P)については、後述する。
また、この実施形態では、条件C1が充足される場合、印刷指示装置50は、文書データ410をMFP10P(たとえば10c1)に送信して格納させるのみならず、当該文書データ410を文書格納装置ST(たとえば10a1)にも送信して格納させる(図7および図8参照)。換言すれば、第1の条件が充足される場合には、文書データ410は、文書格納装置STとMFP10Pとの双方に送信され且つ当該双方に格納される。
これによれば、特定のMFP10P(文書データの転送先装置)(たとえば10c1)以外のMFP(たとえばMFP10d1)にユーザがログインした場合でも、プルプリントを行うこと自体は可能である。なお、この場合、上述のように、当該MFP(MFP10d1等)は、文書格納装置ST(MFP10a1等)に格納された文書データ410を当該文書格納装置STから取得するために、若干時間を要する。
<1−5.動作詳細>
<印刷指示装置50における動作>
図12は、印刷指示装置50における動作を示すフローチャートである。図12においては、印刷指示装置50がユーザU1からの印刷指示を受け付けた後の動作が示されている。また、図13は、プリントシステム1における動作(詳細には、条件C1が成立する場合の動作)を示すシーケンス図である。図13においては、ユーザU1がMFP10Pにログインする場合の動作も示されている。
印刷指示の受け付け後のステップS11においては、印刷指示装置50は、所定の文書格納装置ST(たとえば、MFP10a1)に対して文書データ410を送信する(図8および図13も参照)。文書格納装置STは、当該文書データ410を一旦格納しておく。このように、印刷指示装置50は、印刷指示を受け付けたことに応答して、文書格納装置STに文書データ410を送信して格納させる。換言すれば、この実施形態では、条件C1(ステップS12参照)の成立の有無にかかわらず、印刷指示装置50は、文書データ410を文書格納装置STに送信して格納させる。
次のステップS12においては、条件C1の充足性が判定される。
ここで、条件C1は、ユーザが直ぐに印刷出力をさせたい状況であるか否かを判定するための条件である。
条件C1としては、たとえば、印刷指示(印刷指示装置50のプリンタドライバを用いた印刷指示)において印刷部数に関する設定内容がデフォルト値(「1」部)から別の値(「20」部)に変更されていること(サブ条件C11とも称する)、が例示される。図14(特に、その右側部分参照)においては、プリンタドライバの設定画面において、印刷部数に関する設定内容が「20部」に変更されている様子が示されている。
ここにおいて、プリントシステム1においては、印刷部数に関する設定は、2つの時点で行われ得る。1つは、印刷指示装置50における設定時点(プリンタドライバの設定画面(図14参照)を用いた設定時点)である。また、他の1つは、印刷出力装置10における設定時点(ログイン後の当該印刷出力装置10の操作パネル部6cに表示される文書リスト画面250(図6参照)を用いた設定時点)である。なお、図6の文書リスト画面250内の各詳細ボタン420を押下することによって、対応する文書の印刷部数の設定等を行うことが可能である。
印刷部数に関する設定が後者(印刷出力装置へのログイン後の設定時点)ではなく前者(印刷指示装置50のプリンタドライバを用いた印刷指示時点)の時点で敢えて行われている場合、ユーザは「予め印刷指示装置50にて設定操作を済ませておき印刷出力装置10に移動した後には直ぐに印刷出力を行わせたい」と考えている可能性が高い。そのような事情に鑑み、サブ条件C11(印刷指示において印刷部数に関する設定内容がデフォルト値から別の値に変更されていること)が成立する場合には、条件C1が成立する旨が判定されればよい。
また、条件C1としては、印刷指示装置50において印刷指示の付与後に無操作期間が一定期間以上継続したこと(サブ条件C12とも称する)、がさらに例示される。
ユーザU1は印刷指示装置50で印刷指示を行った後、直ぐに印刷出力装置10の載置場所に移動している場合には、印刷指示装置50において印刷指示の付与後に無操作期間が一定期間以上継続する可能性が高い。逆に言えば、印刷指示装置50において印刷指示の付与後に無操作期間が一定期間以上継続している場合(マウスおよび/またはキーボード等による操作が一定期間に亘って付与されない場合)には、ユーザU1が印刷指示装置50の載置場所から印刷出力装置10への移動を既に開始している可能性が高い。そのような事情に鑑み、サブ条件C12が成立する場合には、条件C1が成立する旨が判定されればよい。
さらに、条件C1としては、開閉式(回動開閉式)の表示部を有する印刷指示装置(ノートパソコン等)50において、印刷指示の付与後に当該表示部(液晶パネルを有する開閉可能なカバー部分等)が(開かれた状態(使用状態)から)所定程度(所定角度)以上(たとえば、60度以上)閉じられたこと(サブ条件C13とも称する)、がさらに例示される。印刷指示装置50の表示部が印刷指示の付与後に所定角度以上閉じられた場合にも、上記と同様にユーザU1は印刷指示装置50の前には存在せず印刷指示装置50の載置場所から印刷出力装置10への移動を既に開始している可能性が高い。そのような事情に鑑み、サブ条件C13が成立する場合には、条件C1が成立する旨が判定されればよい。
また、条件C1としては、印刷指示の付与後に印刷指示装置50にてスクリーンセーバプログラムが動作を開始したこと(サブ条件C14とも称する)、がさらに例示される。印刷指示の付与後に印刷指示装置50のスクリーンセーバプログラムが動作を開始した場合にも、上記と同様にユーザU1は印刷指示装置50の前には存在せず印刷指示装置50の載置場所から印刷出力装置10への移動を既に開始している可能性が高い。そのような事情に鑑み、サブ条件C14が成立する場合には、条件C1が成立する旨が判定されればよい。
ここでは、複数のサブ条件C11〜C14のいずれかが成立した場合には、条件C1が成立した旨が判定されるものとする。複数のサブ条件C11〜C14がいずれも成立しない場合には、条件C1が成立しない旨が判定されるものとする。なお、これに限定されず、これらのサブ条件のうちの任意の1つ、2つ、あるいは3つの条件のみが考慮されてもよい。また、その他のサブ条件が考慮されてもよい。
条件C1が成立した旨が判定される場合には、ステップS12からステップS21に進む。一方、条件C1が成立しない旨が判定される場合には、ステップS12からステップS21(およびS22)には進まず、ステップS11の処理のみで図12の処理を終了する。
次に、ステップS21,S22の処理について説明する。
まず、ステップS21においては、印刷指示装置50は、複数のMFP10の中から特定のMFP10(10P)を所定の基準に基づいて決定する。つぎに、ステップS22において、印刷指示装置50は、第2の印刷指令とともに文書データ410を当該MFP10Pに送信し、当該文書データ410を当該MFP10P内に格納させる(図8および図13も参照)。
詳細には、ステップS21においては、たとえば、印刷指示装置50は、複数のMFP10のうちユーザの現在位置に最も近い画像形成装置を特定のMFP10(10P)として決定する。具体的には、印刷指示装置50は、その格納部において複数のMFP10の各位置情報を格納している。また、印刷指示装置50は、自装置50の現在位置の位置情報を取得することが可能である。たとえば、印刷指示装置50は、短距離無線通信(たとえば、ブルートゥース(登録商標)通信)等を用いて各MFP10と通信することによって、各MFP10との距離(ひいては、印刷指示装置50の位置情報)を取得することが可能である。そして、印刷指示装置50は、複数のMFP10のうち、印刷指示装置50の現在位置(換言すれば、ユーザU1の現在位置)に最も近い位置に存在するMFP10(たとえば、MFP10c1)を決定し、当該MFP10を特定のMFP10P(文書データ410のもう1つの送信先装置)として決定する。
そして、ステップS22において、印刷指示装置50は、第2の印刷指令(ここでは、プルプリント指令)とともに文書データ410を当該MFP10P(たとえば、MFP10c1)に送信し、当該文書データ410を当該MFP10P内に格納させる(図8および図13も参照)。
このように、印刷指示装置50は、第1の条件C1の充足を判定したことに応答して、特定のMFP10(10P)に文書データを送信する。換言すれば、印刷指示装置50は、文書格納装置STのみならずMFP10Pにも文書データ410を送信して格納させる。
<格納後の動作(印刷出力動作等)>
その後、ユーザU1が実際に当該特定のMFP10(10P)(たとえば、MFP10c1)の載置場所に移動し、当該MFP10Pにログインする場合(換言すれば、MFP10PがユーザU1によって印刷出力装置として選択される場合)には、次のような動作が行われる。具体的には、当該MFP10Pは、ユーザU1のログイン後においてMFP10P内に既に格納されている文書データ410を用いて文書を印刷出力する(図9および図13も参照)。上述したように、当該MFP10Pには、既に文書データ410が格納されているので、文書格納装置STから文書データ410を取得することを要しない。そのため、比較的早い時点から印刷動作が開始され得る。図13(特にその下側部分)においては、ユーザU1がMFP10Pにログインした場合の動作が示されている。より詳細には、ユーザU1のログイン後の印刷出力が、ユーザU1のログイン時点から比較的短い時間T1が経過した時点で開始されることが示されている。
なお、特定のMFP10P(文書格納装置ST以外の送信先装置)とユーザU1が利用したいMFP(利用希望MFP)とが合致するように、当該MFP10PがステップS22にて適切に決定されることが好ましい。これによれば、ユーザU1は非常に高い利便性を得ることができる。
また、当該MFP10P(印刷出力装置)での印刷出力が終了すると、当該MFP10P(印刷出力装置)は、自装置10内に格納されていた文書データ410を削除するとともに、文書格納装置STに対して文書データ410(文書格納装置STにて重複して格納されている文書データ410)の削除指令を送信する(図13参照)。文書格納装置STは、当該削除指令に応じて、自装置ST内の文書データ410を削除する。これによって、重複して格納されていた文書データ410(MFP10Pでの印刷出力に応じて不要になった文書データ410)が削除される。このように、文書格納装置STは、MFP10P(印刷出力装置)内に格納されていた文書データ410に基づく印刷出力が実行された場合、文書格納装置STにて(重複して)格納されている文書データ410を削除する。
一方、特定のMFP10(10P)以外の或るMFP10Q(たとえばMFP10d1)が、ユーザU1によって印刷出力装置として実際には選択される場合には、図15に示すような動作が実行される。なお、図15も(図13と同様に)、プリントシステム1における動作(詳細には、条件C1が成立する場合の動作)を示すシーケンス図である。ただし、図15においては、ユーザU1がMFP10Qにログインした場合の動作が示されている。
具体的には、まず、当該MFP10Qは、ユーザU1のログイン後において文書格納装置STから文書データ410を取得し、当該文書データ410を用いて文書を印刷出力する。詳細には、当該或るMF10P(たとえばMFP10d1)は、文書データの転送要求を文書格納装置STに送信し、当該転送要求に応答して送信されてくる文書データ410を受信する。そして、当該MFP10Qは、受信した文書データ410に基づいて印刷出力を行う。この場合、或る程度の時間を要するものの、ユビキタスプリント自体を実行することは可能である。
また、当該MFP10Q(たとえばMFP10d1)(MFP10P(MFP10c1等)とは異なる印刷出力装置)での印刷出力が終了すると、当該MFP10Qは、自装置10内に格納されていた文書データ410を削除するとともに、文書格納装置STに対して印刷完了通知を送信する。文書格納装置STは、当該印刷完了通知を受信すると、MFP10Pにも格納されていた文書データ410を削除すべく、MFP10Pに対して文書データ410(MFP10Pにて重複して格納されている文書データ410)の削除指令を送信する(図15参照)。なお、ここでは、文書格納装置STは、文書データ410の重複格納先装置(MFP10P)(詳細には、その装置識別情報)を印刷指示装置50から知得しているものとする。また、MFP10Pは、当該削除指令に応じて、自装置内の文書データ410を削除する。これによって、重複して格納されていた文書データ410(MFP10P内の文書データ410))が削除される。換言すれば、MFP10Q(たとえばMFP10d1)での印刷出力に応じて不要になった文書データ410が削除される。このように、MFP10Pは、文書格納装置STにて格納されていた文書データ410に基づく印刷出力が複数のMFP10のいずれか(MFP10P以外のMFP)によって実行された場合、MFP10P内に(重複して)格納されている文書データ410を削除する。
なお、ここでは、MFP10Pにて重複して格納されていた文書データ410が、文書格納装置STからの削除指令に基づいて削除されているが、これに限定されない。たとえば、図16に示すように、或るMFP10Q(たとえばMFP10d1)からMFP10P(たとえばMFP10c1)へと削除指令が直接的に送信されてもよい。この場合には、当該MFP10Qは、文書格納装置STから文書データ410を受信する際に、当該文書データ410が重複して格納されている装置(重複格納先装置)の情報(MFP10Pの情報(IPアドレス等))をも受信しておき、当該情報を利用して重複格納先装置(MFP10P)へと削除指令を送出すればよい。
あるいは、文書格納装置ST(またはMFP10Q)が重複格納先装置(MFP10P)の装置識別情報を知得していない場合には、文書格納装置ST(またはMFP10Q)がプリントシステム1内の複数のMFP10に対して、文書データ410と同じデータ(ユーザU1向けのプルプリント用データ)を削除すべき旨の削除指令を一斉に送信してもよい。当該削除指令を受信した各MFP10は、文書データ410と同じデータを有する旨を判定する場合、当該データを削除すればよい。データの同一性は、データファイルのファイル名およびタイムスタンプ等に基づいて判定されればよい。
また、ここでは、特定のMFP10(10P)として、ユーザU1の所属グループG1と同一のグループ内のMFP10c1等が決定される場合について主に例示しているが、これに限定されない。
たとえば、図10および図11に示すように、ユーザU1の所属グループG1とは異なるグループG2内のMFP(10b2等)が、特定のMFP10P(文書データ410の送信先装置(文書格納装置ST以外の送信先装置))として決定される(ステップS21)とともに、上記と同様の動作(ステップS22およびそれ以後の動作)が実行されてもよい。なお、図10は、条件C1が成立する場合において別グループG2内のMFP10P(10b2)に文書データが送信される様子を示す概念図であり、図11は、別グループG2内のMFP10P(10b2)にて印刷出力が行われる動作を示す概念図である。
より詳細には、会議の直前等において他グループG2のMFP(たとえば、MFP10b2)の付近にユーザU1が存在する状態で当該ユーザU1が印刷指示装置50を操作して文書(会議用資料等)の印刷指示を付与する状況等が想定される。この状況において、当該ユーザU1の現在位置(印刷指示装置50の現在位置)に最も近い当該MFP10b2が特定のMFP10(10P)として決定されることによれば、ユーザU1は、会議用資料を当該MFP10b2を用いて非常に迅速に印刷出力させることが可能である。
<特定のMFP(10P)の決定手法に関する変形例>
なお、上記第1実施形態等においては、ステップS21において、複数のMFP10のうちユーザの現在位置に最も近い画像形成装置が特定のMFP10(10P)として決定される態様について例示しているが、本発明は、これに限定されない。
たとえば、印刷指示装置50は、複数のMFP10のうち、印刷指示の付与から印刷出力までの期間(印刷出力待機時間とも称する)の平均値が最も短い画像形成装置を、MFP10Pとして決定してもよい。より具体的には、印刷指示装置50は、複数のMFP10のそれぞれの印刷履歴情報を定期的に各MFP10から取得する。複数のMFP10のそれぞれに関する当該印刷履歴情報には、各MFP10での複数の印刷出力(プルプリント等)における、印刷指示の付与から印刷出力までの時間(印刷出力待機時間)(およびその平均値)が記録されている。印刷指示装置50は、当該印刷履歴情報に基づき、複数のMFP10のうち、その印刷出力待機時間の平均値が最も短い(小さい)MFPをMFP10P(文書データ410の送信先装置)として決定するようにしてもよい。
あるいは、印刷指示装置50は、複数のMFP10のうち、ユーザU1による使用頻度が最も高いMFP10を特定のMFP10(10P)として決定してもよい。より具体的には、印刷指示装置50は、複数のMFP10のそれぞれの印刷履歴情報を定期的に各MFP10から取得する。当該印刷履歴情報には、複数のMFP10のそれぞれにおける各ユーザの使用頻度(使用回数等)が記録されている。印刷指示装置50は、当該印刷履歴情報に基づき、複数のMFP10のうち、ユーザU1による使用頻度(所定期間内における使用回数等)が最も大きいMFPをMFP10P(文書データ410の送信先装置)として決定するようにしてもよい。
<第1実施形態等に関するその他の変形例>
上記第1実施形態等においては、図12および図13等に示されるように、まず、文書格納装置STに文書データ410が送信され、その後、条件C1の充足が判定されると、MFP10Pにも文書データ410が送信されているが、これに限定されない。
たとえば、図17に示されるように、印刷指示装置50は、ユーザU1からの印刷指示を受け付け且つ第1の条件C1の充足を判定したことに応答して、文書格納装置STとMFP10Pとの双方に文書データ410を送信して格納させるようにしてもよい。端的に言えば、条件C1の成立判定後に、文書格納装置STとMFP10Pとの双方にほぼ同時に送信するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態等においては、図7等に示されるように、条件C1が成立する場合、印刷指示装置50が文書格納装置STとMFP10Pとの双方に文書データ410を直接的に送信しているが、これに限定されない。
たとえば、図18および図19に示されるように、印刷指示装置50は、文書格納装置STを介して文書データ410をMFP10Pへと間接的に送信するようにしてもよい。具体的には、条件C1が成立すると、印刷指示装置50は、文書データ410と当該文書データ410をMFP10Pに転送すべき旨の転送指令とを文書格納装置STに送信する。そして、文書格納装置STは、受信した文書データ410を自装置ST内に格納するとともに、当該転送指令に応答して、文書データ410(コピーデータ)をMFP10Pに転送するようにしてもよい。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態においては、第1の条件C1が成立する場合、常に文書格納装置STにも文書データ410が送信されているが、本発明はこれに限定されず、文書格納装置STには必ずしも常に送信されなくてもよい。具体的には、第1の条件C1が充足される場合、文書データ410は、まず特定のMFP(10P)に送信されるようにしてもよい。そして、第2の条件C2がさらに充足される場合にのみ、文書データ410が文書格納装置STにも送信されるようにしてもよい。第2実施形態では、このような態様について説明する。
この第2実施形態では、第1の条件C1が成立する場合、図20および図21に示すように、印刷指示装置50は、まずMFP10Pに文書データ410を条件付き転送要求とともに送信する。当該条件付き転送要求は、第2の条件C2もが充足されるときには文書データ410を文書格納装置STに転送(送信)すべき旨の転送要求である。当該MFP10Pは、第2の条件C2が充足されるときには、当該条件付き転送要求に従って、文書データ410(コピーデータ)を文書格納装置STに転送(送信)して格納させる。なお、MFP10Pは、文書データ410を格納した状態を維持する。
ここでは、第2の条件C2として、「特定のMFP10(10P)において文書データ410に基づく印刷出力が行われない状態で印刷指示装置50による第2の印刷指令(ステップS22)の受信時点から所定期間が経過したこと」を例示する。
図22は、当該MFP10Pにおける動作を示すフローチャートである。図22に示されるように、MFP10Pは、条件C1の成立に応じて印刷指示装置50から文書データ410を受信する(ステップS31)と、ステップS32に進む。
ステップS32では、MFP10Pは、文書データ410の自装置内での格納期間が所定期間(たとえば、3分)を経過したか否かを判定する。当該格納期間が未だ所定期間に到達していない場合には、ステップS33に進む。ステップS33では、ユーザU1がログインしているか否かが判定される。ユーザU1がログインしていない場合には、ステップS32に戻る。ユーザU1が未だログインしていない間(文書データ410に基づく印刷出力が未だ開始されていない間)は、ステップS32,S33の待機ループ処理が行われる。
このような待機ループ処理において、当該格納期間が所定期間に到達した旨が判定される(換言すれば、第2の条件C2が充足された旨が判定される)と、ステップS32からステップS40に進む。
ステップS40において、MFP10Pは、自装置内に格納されていた文書データ410(詳細にはそのコピーデータ)を文書格納装置STに送信する(図20および図21も参照)。その結果、文書データ410は、MFP10Pと文書格納装置STとの双方に格納される。なお、ステップS40の処理は、当該格納期間が所定期間に到達した後、1回のみ行われればよい。
以後、ユーザU1は、複数のMFP10のうちのいずれかを用いて印刷出力を行う。特に、MFP10Pを用いて印刷出力が行われる場合(ステップS34参照)には、第1実施形態と同様に、比較的早期に印刷出力が開始される。具体的には、ユーザU1が、MFP10Pにログインし(ステップS34)、文書リストから出力対象の文書(文書データ410に対応する文書)を選択し、当該文書の印刷をMFP10Pに指示すると、当該MFP10Pは、自装置内の文書データ410を利用して印刷出力を開始する。
また、印刷出力が完了した後においては、2つの装置ST、10Pに重複して格納された2つの文書データ410のうち印刷出力に使用されたなかった文書データ410は、第1実施形態等と同様に、文書格納装置STあるいはMFP10Pによって削除されればよい。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態等においては、文書格納装置STの他にさらに複数のMFP10を有するプリントシステムに本発明が適用される態様が示されているが、これに限定されない。詳細には、2台のMFP10で構成されるプリントシステムであって、2台のMFP10うちの1台のMFP10が文書格納装置STとしても機能するプリントシステム等に対して本発明が適用されてもよい。
また、上記各実施形態等においては、画像形成装置としてMFPを例示したが、これに限定されず、画像形成装置は単機能プリンタ等であってもよい。
また、上記各実施形態等において、ステップS22(図12)の直後に、印刷指示装置50は、文書データ410の送信先装置10Pの情報(MFP10P(10c1等)に送信した旨の情報)を表示部56bに表示するようにしてもよい。当該態様は、サブ条件C11(印刷部数の設定変更が行われた旨の条件)が成立する場合等に特に有用である。これによれば、ユーザU1は、MFP10P(10c1等)に文書データ410が送信されたことを知得し、当該MFP10Pを文書の印刷出力装置として優先的に選択することを検討することが可能である。
また、上記各実施形態等において、文書格納装置STあるいは特定のMFP10(10P)等に格納される文書データ410は、ラスタライズ処理後の印刷用データの形式で格納されてもよい。より詳細には、各装置(ST,10P)は、PDL(Page Description Language)で記述されたデータを印刷指示装置50から文書データ410として受信すると、当該PDL形式のデータに対してラスタライズ処理を直ちに実行し、ラスタライズ処理が施されたデータ(ラスタライズ処理後の印刷用データ)を文書データ410として格納してもよい。ラスタライズ処理後の印刷用データを予め格納しておくことによれば、ユーザU1のログイン後にラスタライズ処理を開始する場合に比べて、印刷出力を比較的早期に終了することが可能である。
また、上記各実施形態等においては、第1の印刷指令のみならず第2の印刷指令も、プルプリント指令(文書リストの表示を伴うプルプリント指令)である場合が例示されているが、これに限定されない。
具体的には、条件C1が成立している場合に送信される第2の印刷指令は、文書データに基づく印刷出力をユーザのログインに応答して(直ちに)開始すべき旨のプリント指令(文書リストの表示を伴わないプルプリント指令)であってもよい。より詳細には、MFP10Pに設けられた認証部にIDカード(非接触式認証カード等)をタッチした(近接させた)時点でログインが完了(IDカード認証が完了)し、その直後に(文書リストを表示することなく、)当該ログインが認められたユーザU1の印刷出力が自動的に開始されるようにしてもよい。なお、このような印刷出力は、「タッチアンドゴー」プリントなどとも称される。
あるいは、条件C1が成立している場合に送信される第2の印刷指令は、ユーザ認証を要さずに直ちに印刷を実行すべき旨のプリント指令であってもよい。より詳細には、印刷指示装置50は、直ちに通常のプリント出力(非プルプリント出力)を実行すべき旨の指令を第2の印刷指令としてMFP10Pに通知するようにしてもよい。これによれば、条件C1が成立している場合には、ユーザU1のログインを待つことなく直ちにMFP10Pにて印刷出力が行われ得る。したがって、MFP10Pは、印刷指示装置50にてユーザU1によって付与された印刷指示に基づく印刷出力を比較的早期に開始することが可能である。
1 プリントシステム
10 MFP
50 情報処理装置(印刷指示装置)
410 文書データ
G1,G2 グループ(サブシステム)
ST,10a1 文書格納装置

Claims (31)

  1. プリントシステムであって、
    ユーザからの印刷指示を受け付ける印刷指示装置と、
    前記印刷指示に基づく文書データを一旦格納することが可能な文書格納装置と、
    前記文書データに基づいて文書を印刷することが可能な少なくとも1つの画像形成装置と、
    を備え、
    前記印刷指示装置は、
    前記印刷指示を受け付けた場合において第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令と前記文書データとを前記文書格納装置に送信し、
    前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記少なくとも1つの画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に第2の印刷指令と前記文書データとを送信することを特徴とするプリントシステム。
  2. 請求項1に記載のプリントシステムにおいて、
    前記第2の印刷指令も、プルプリント指令であることを特徴とするプリントシステム。
  3. 請求項1に記載のプリントシステムにおいて、
    前記第2の印刷指令は、前記文書データに基づく印刷出力を前記ユーザのログインに応答して開始すべき旨のプリント指令であることを特徴とするプリントシステム。
  4. 請求項2または請求項3に記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データを送信することを特徴とするプリントシステム。
  5. 請求項4に記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、
    前記印刷指示を受け付けたことに応答して、前記文書格納装置に前記文書データを送信し、
    前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記特定の画像形成装置に前記文書データを送信することを特徴とするプリントシステム。
  6. 請求項4に記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データを送信することを特徴とするプリントシステム。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記少なくとも1つの画像形成装置は、複数の画像形成装置を有し、
    前記複数の画像形成装置のうち前記特定の画像形成装置以外の一の画像形成装置が前記ユーザによって印刷出力装置として選択される場合、当該一の画像形成装置は、前記ユーザのログイン後において前記文書格納装置から前記文書データを取得して当該文書データを用いて前記文書を印刷出力し、
    前記特定の画像形成装置が前記ユーザによって印刷出力装置として選択される場合、当該特定の画像形成装置は、前記ユーザのログイン後において前記特定の画像形成装置に既に格納されている前記文書データを用いて前記文書を印刷出力することを特徴とするプリントシステム。
  8. 請求項2または請求項3に記載のプリントシステムにおいて、
    前記特定の画像形成装置は、前記第1の条件のみならず第2の条件もが充足されるときには、前記文書データを前記文書格納装置に送信して格納させることを特徴とするプリントシステム。
  9. 請求項8に記載のプリントシステムにおいて、
    前記第2の条件は、前記特定の画像形成装置において前記文書データに基づく印刷出力が行われない状態で前記第2の印刷指令の受信時点から所定期間が経過したことを含むことを特徴とするプリントシステム。
  10. 請求項4から請求項9のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記文書格納装置は、前記特定の画像形成装置内に格納された前記文書データに基づく印刷出力が実行された場合、前記文書格納装置にて格納されている前記文書データを削除することを特徴とするプリントシステム。
  11. 請求項4から請求項9のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記特定の画像形成装置は、前記文書格納装置にて格納された前記文書データに基づく印刷出力が前記特定の画像形成装置以外の画像形成装置で実行された場合、前記特定の画像形成装置内に格納されている前記文書データを削除することを特徴とするプリントシステム。
  12. 請求項1に記載のプリントシステムにおいて、
    前記第2の印刷指令は、ユーザ認証を要さずに直ちに印刷を実行すべき旨のプリント指令であることを特徴とするプリントシステム。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記第1の条件は、前記印刷指示において印刷部数に関する設定内容がデフォルト値から別の値に変更されていること、を含むことを特徴とするプリントシステム。
  14. 請求項1から請求項12のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記第1の条件は、前記印刷指示装置において前記印刷指示の付与後に無操作期間が一定期間以上継続したこと、を含むことを特徴とするプリントシステム。
  15. 請求項1から請求項12のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、開閉式の表示部を有し、
    前記第1の条件は、前記印刷指示の付与後に前記印刷指示装置の前記表示部が所定程度以上閉じられたこと、を含むことを特徴とするプリントシステム。
  16. 請求項1から請求項12のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記第1の条件は、前記印刷指示の付与後に前記印刷指示装置にてスクリーンセーバプログラムが動作を開始したこと、を含むことを特徴とするプリントシステム。
  17. 請求項1から請求項16のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、
    前記少なくとも1つの画像形成装置のうち前記ユーザの現在位置に最も近い画像形成装置を前記特定の画像形成装置として決定する決定手段、
    を有することを特徴とするプリントシステム。
  18. 請求項1から請求項16のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、
    前記少なくとも1つの画像形成装置のうち、前記印刷指示の付与から印刷出力までの時間の平均値が最も小さい画像形成装置を、前記特定の画像形成装置として決定する決定手段、
    を有することを特徴とするプリントシステム。
  19. 請求項1から請求項16のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記印刷指示装置は、
    前記少なくとも1つの画像形成装置のうち前記ユーザによる使用頻度が最も高い画像形成装置を前記特定の画像形成装置として決定する決定手段、
    を有することを特徴とするプリントシステム。
  20. 請求項1から請求項19のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、
    前記特定の画像形成装置は、前記文書データをラスタライズ処理後の印刷用データの形式で格納することを特徴とするプリントシステム。
  21. 文書格納装置と少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置であって、
    ユーザからの印刷指示を受け付ける操作入力手段と、
    前記印刷指示を受け付けた場合において第1の条件が充足されるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて印刷指令を送出する指令制御手段と、
    を備え、
    前記指令制御手段は、
    前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令と前記印刷指示に基づく文書データとを前記文書格納装置に送信し、
    前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記少なくとも1つの画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に第2の印刷指令と前記文書データとを送信することを特徴とする印刷指示装置。
  22. 文書格納装置と少なくとも1つの画像形成装置とを備えるプリントシステムにおける印刷指示装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)ユーザからの印刷指示を受け付けるステップと、
    b)前記印刷指示を受け付けた後において、第1の条件が充足されるか否かに関する判定結果に基づいて印刷指令を送出するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されないときには、プルプリント指令である第1の印刷指令と前記印刷指示に基づく文書データとを前記文書格納装置に送信するステップと、
    b−2)前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記少なくとも1つの画像形成装置のうちの特定の画像形成装置に第2の印刷指令と前記文書データとを送信するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  23. 請求項22に記載のプログラムにおいて、
    前記第2の印刷指令も、プルプリント指令であることを特徴とするプログラム。
  24. 請求項22に記載のプログラムにおいて、
    前記第2の印刷指令は、前記文書データに基づく印刷出力を前記ユーザのログインに応答して開始すべき旨のプリント指令であることを特徴とするプログラム。
  25. 請求項23または請求項24に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb−2)において、前記印刷指示を受け付けた場合において前記第1の条件が充足されるときには、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データが送信されることを特徴とするプログラム。
  26. 請求項25に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb−2)は、
    b−2−1)前記印刷指示を受け付けたことに応答して、前記文書格納装置に前記文書データを送信するステップと、
    b−2−2)前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記特定の画像形成装置に前記文書データを送信するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  27. 請求項25に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb−2)においては、前記印刷指示を受け付け且つ前記第1の条件の充足を判定したことに応答して、前記文書格納装置と前記特定の画像形成装置との双方に前記文書データが送信されることを特徴とするプログラム。
  28. 請求項23または請求項24に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb−2)においては、前記特定の画像形成装置に対して、第2の条件のMが充足されるときには前記文書データを前記文書格納装置に転送すべき旨の条件付き転送要求もが送信されることを特徴とするプログラム。
  29. 請求項28に記載のプログラムにおいて、
    前記第2の条件は、前記特定の画像形成装置において前記文書データが印刷出力されない状態で前記第2の印刷指令の受信時点から所定期間が経過したことを含むことを特徴とするプログラム。
  30. 請求項22に記載のプログラムにおいて、
    前記第2の印刷指令は、ユーザ認証を要さずに直ちに印刷を実行すべき旨のプリント指令であることを特徴とするプログラム。
  31. 請求項22から請求項30のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb−2)は、
    前記少なくとも1つの画像形成装置の中から前記特定の画像形成装置を所定の基準に基づいて決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
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