JP6962148B2 - 情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法、画像処理装置の制御方法、プログラムおよび情報配信システム - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法、画像処理装置の制御方法、プログラムおよび情報配信システム Download PDF

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Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置への管理対象情報の配信技術に関する。
画像処理装置にて利用され得る管理対象情報(たとえば、各種ジョブに関する設定画面データ)を当該画像処理装置へと配信する技術が存在する。
たとえば、特許文献1には、サーバ装置等の管理装置から画像処理装置へと常に全ての管理対象情報を配信すること、が示されている。
特開2011−41012号公報
しかしながら、常に全ての管理対象情報を画像処理装置へと配信することは、必ずしも効率的ではない。
そこで、本願発明は、管理対象情報を効率的に配信することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、情報処理装置であって、前記情報処理装置から配信される管理対象情報の配信先装置である画像処理装置にて実行される特定の動作の実行指令の前記画像処理装置への送信に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信して前記画像処理装置に格納させる通信手段と、を備え、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記画像処理装置における前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る情報処理装置において、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記推定実行動作として前記特定の動作に応じて予め定められた動作に関連付けられた管理対象情報であって前記指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る情報処理装置において、前記通信手段は、前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を前記画像処理装置から受信し、前記決定手段は、前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべきでない旨を決定し、前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記決定手段は、所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記画像処理装置が前記特定の動作の実行に起因して遷移するか否か、を前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して判定し、前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべきでない旨を決定し、前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る情報処理装置において、前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明に係る情報処理装置において、前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのページ数が所定数よりも多い場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記複数の管理対象情報を管理する管理装置とは異なる装置であるとともに、前記実行指令の送信元装置であり、前記決定手段は、前記情報処理装置から前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記配信情報を決定し、前記通信手段は、前記情報処理装置から前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記配信情報を前記管理装置から取得して前記画像処理装置に送信することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明に係る情報処理装置において、前記通信手段は、前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記画像処理装置の電源状態を取得し、前記決定手段は、前記画像処理装置の電源状態が通常状態である場合、前記実行指令を前記配信情報よりも先行して前記画像処理装置に送信すべき旨を決定し、前記画像処理装置の電源状態がスリープ状態である場合、前記配信情報を前記実行指令よりも先行して前記画像処理装置に送信すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記実行指令の送信元装置とは異なる装置であるとともに、前記複数の管理対象情報を管理する管理装置であり、前記通信手段は、前記送信元装置から前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記実行指令を前記送信元装置から前記画像処理装置へと送信する旨の指令送信通知を前記送信元装置から受信し、前記決定手段は、前記送信元装置からの前記指令送信通知に応答して、前記配信情報を決定し、前記通信手段は、前記指令送信通知に応答して、前記決定手段によって決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記指示ユーザの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記指示ユーザの所属グループの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項12の発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を備え、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、前記決定手段は、前記特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を判定し、前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項13の発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を備え、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、前記決定手段は、所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が遷移するか否か、を前記特定の動作の実行に際して判定し、前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13の発明に係る画像処理装置において、前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項13の発明に係る画像処理装置において、前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのページ数が所定数よりも多い場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする。
請求項16の発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を備え、前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項17の発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を備え、前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの所属グループの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項18の発明は、情報処理装置の制御方法であって、a)前記情報処理装置から配信される管理対象情報の配信先装置である画像処理装置にて実行される特定の動作の実行指令の前記画像処理装置への送信に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、b)前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信して前記画像処理装置に格納させるステップと、を備え、前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記画像処理装置における前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、前記配信情報として決定されることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項18の発明に係る制御方法を、前記情報処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。
請求項20の発明は、画像処理装置の制御方法であって、a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、を備え、前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、前記配信情報として決定され、前記ステップa)は、a−1)前記特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を判定するステップと、a−2)前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定するステップと、a−3)前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項21の発明は、画像処理装置の制御方法であって、a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、を備え、前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、前記配信情報として決定され、前記ステップa)は、a−1)所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が遷移するか否か、を前記特定の動作の実行に際して判定するステップと、a−2)前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定するステップと、a−3)前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項22の発明は、画像処理装置の制御方法であって、a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、を備え、前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの管理対象情報が、前記配信情報として決定されることを特徴とする。
請求項23の発明は、画像処理装置の制御方法であって、a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、を備え、前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの所属グループの管理対象情報が、前記配信情報として決定されることを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項20から請求項23のいずれかに係る制御方法を、前記画像処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。
請求項25の発明は、情報配信システムであって、情報処理装置と、前記情報処理装置から配信される管理対象情報の配信先装置である画像処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、前記画像処理装置にて実行される特定の動作の実行指令の前記画像処理装置への送信に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信する通信手段と、を有し、前記画像処理装置は、前記配信情報を前記情報処理装置から受信する受信手段と、前記情報処理装置から受信された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を有し、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記画像処理装置における前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項26の発明は、情報配信システムであって、画像処理装置と、前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を有し、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、前記決定手段は、前記特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を判定し、前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項27の発明は、情報配信システムであって、画像処理装置と、前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を有し、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、前記決定手段は、所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が遷移するか否か、を前記特定の動作の実行に際して判定し、前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする。
請求項28の発明は、情報配信システムであって、画像処理装置と、前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を有し、前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項29の発明は、情報配信システムであって、画像処理装置と、前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、を有し、前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの所属グループの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする。
請求項1から請求項29に記載の発明によれば、複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち、画像処理装置における特定の動作の後に当該画像処理装置にて実行されると推定される推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、当該画像処理装置へと配信されるべき配信情報として決定される。したがって、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
特に、請求項3および請求項12に記載の発明によれば、画像処理装置において、特定の動作に係るジョブとは別のジョブが実行中である場合、画像処理装置における特定の動作の実行に際して、配信情報の受信処理および格納処理は当該画像処理装置にて実行されない。そのため、画像処理装置における配信情報の受信処理および格納処理が当該画像処理装置にて実行中のジョブに悪影響を及ぼすこと、が回避される。したがって、画像処理装置にて実行中のジョブへの影響を考慮しつつ、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
また特に、請求項4および請求項13に記載の発明によれば、画像処理装置における特定の動作の実行に起因して当該画像処理装置が高負荷状態に遷移する場合、画像処理装置における特定の動作の実行に際して、配信情報の受信処理および格納処理は当該画像処理装置にて実行されない。そのため、画像処理装置における配信情報の受信処理および格納処理が特定の動作の実行に悪影響を及ぼすこと、が回避される。したがって、画像処理装置における特定の動作の実行への影響を考慮しつつ、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
また特に、請求項8に記載の発明によれば、画像処理装置の電源状態がスリープ状態である場合、配信情報を特定の動作の実行指令よりも先行して当該画像処理装置に送信すべき旨が決定される。その結果、画像処理装置においては、スリープ状態から当該特定の動作を実行することが可能な状態へと遷移するまでの間に配信情報の格納処理を実行することができる。したがって、画像処理装置における管理対象情報の格納処理を効率的に実行することが可能である。
情報配信システムを示す図である。 画像処理装置(MFP)の機能ブロックを示す図である。 情報処理装置(プリントジョブの指示ユーザのコンピュータ)の概略構成を示す機能ブロック図である。 情報配信システムの概略動作を示す概念図である。 動作関連テーブルを示す図である。 推定動作規定テーブルを示す図である。 情報処理装置(コンピュータ)の動作を示すフローチャートである。 MFPの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の改変例(配信情報の送信順序に関する改変例)に係る情報処理装置(コンピュータ)の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の改変例(配信情報の送信条件に関する第1の改変例)に係る情報処理装置(コンピュータ)の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の改変例(配信情報の送信条件に関する第2の改変例)に係る情報処理装置(コンピュータ)の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報配信システムの概略動作を示す概念図である。 第2実施形態に係るMFPの機能ブロックを示す図である。 第2実施形態に係る推定動作規定テーブルを示す図である。 指示ユーザによる実行指示履歴を示す図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の改変例(配信情報の取得条件に関する第1の改変例)に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の改変例(配信情報の取得条件に関する第2の改変例)に係るMFPの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係る情報配信システム1を示す図である。図1に示すように、情報配信システム1は、複数のMFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10(10a〜10c)と管理サーバ90とコンピュータ50とを備える。
本システム1における各要素10,50,90は、それぞれ、ネットワーク108を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、当該ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、あるいは無線接続であってもよい。
管理サーバ90は、複数のMFP10とコンピュータ50とは別に設けられた外部装置(外部サーバ)である。管理サーバ90は、各MFP10において利用され得る複数の管理対象情報(複数の種類の管理対象情報)をユーザごとに管理する管理装置として機能する。また、管理サーバ90は、情報配信システム1における管理対象情報の配信元装置としても機能する。
管理対象情報としては、MFP10のタッチパネル25に表示され得る各種の操作画面(たとえば各種ジョブの設定画面)の画面データ、送信宛先情報、およびブックマーク情報(後述)などが例示される。
ここにおいて、この情報配信システム1では、ユーザは、MFP10のタッチパネル25(図1)に表示される操作画面(各種ジョブの設定画面)をカスタマイズ(変更)することが可能である。たとえば、ユーザは、コピージョブの設定画面(コピー設定画面)に所望のアイコン(コピージョブの特定の詳細設定に関する詳細設定画面の呼出ボタン等)を追加すること、および/または、各アイコンの配置位置を変更すること等が可能である。ユーザによってカスタマイズされたコピー設定画面の画面データ(コピー設定画面データ)は、カスタマイズを受け付けたMFP10から管理サーバ90へと送信されて、当該ユーザのユーザ識別情報と関連付けて当該管理サーバ90に格納(管理)される。
また、ユーザは、転送ジョブ(MFP10内のデータを他の装置へと転送するジョブ)における送信宛先情報(たとえば、転送先候補装置のIPアドレス)を登録することが可能である。ユーザによって登録された送信宛先情報は、登録操作を受け付けたMFP10から管理サーバ90へと送信されて、当該ユーザのユーザ識別情報と関連付けて当該管理サーバ90に格納(管理)される。
さらに、ユーザは、MFP10のウエブブラウザ機能を用いて各種ウエブサイトにアクセスする動作(ウエブアクセス動作)に際して、ブックマーク情報(たとえば、特定のアクセス先のURL(Uniform Resource Locator))を登録することが可能である。ユーザによって登録されたブックマーク情報は、登録操作を受け付けたMFP10から管理サーバ90へと送信されて、当該ユーザのユーザ識別情報と関連付けて当該管理サーバ90に格納(管理)される。
このような管理対象情報(各種ジョブの設定画面データ、送信宛先情報およびブックマーク情報等)が、管理サーバ90においてユーザごとに管理されている。
また、この情報配信システム1では、複数の管理対象情報(複数の種類の管理対象情報)が、コンピュータ50(各ユーザのコンピュータ50)において、各MFP10にて実行することが可能な複数の動作(複数の種類の動作)と関連付けて登録されている。
図5は、当該複数の動作と当該複数の動作のそれぞれの実行に際して利用される管理対象情報とを関連付けて登録する動作関連テーブル200(動作関連情報)を示す図である。
たとえば、当該動作関連テーブル200においては、各種ジョブ(ここではコピージョブおよびスキャンジョブ)の設定画面データが、当該各種ジョブの実行動作と関連付けて管理されている。具体的には、コピージョブの実行動作とコピー設定画面データ(コピージョブの設定画面の画面データ)とが関連付けて動作関連テーブル200に登録されている。同様に、スキャンジョブの実行動作とスキャン設定画面データ(スキャンジョブの設定画面の画面データ)とが関連付けて動作関連テーブル200に登録されている。なお、MFP10が、スキャンジョブにて生成されたスキャンデータを他の装置へと転送する機能(スキャン送信機能)を有する場合は、スキャン設定画面データのみならず、送信宛先情報もが、スキャンジョブの実行動作と関連付けられて動作関連テーブル200に登録されてもよい。
また、動作関連テーブル200においては、送信宛先情報が転送ジョブの実行動作と関連付けて登録されている。
さらに、動作関連テーブル200においては、ブックマーク情報がウエブアクセス動作と関連付けて登録されている。
このように、各種動作とその動作の利用に際して用いられる管理対象情報とが関連付けて動作関連テーブル200に登録されている。
<1−2.MFPの構成>
図2は、MFP10の機能ブロックを示す図である。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能、ボックス格納機能およびウエブブラウザ機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。なお、MFP10は、画像処理装置あるいは画像形成装置などとも称される。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータ(印刷対象データ)に基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(コンピュータ50および管理サーバ90等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。たとえば、受信部4bは、複数の管理対象情報のうち、MFP10に配信されるべき配信情報としてコンピュータ50にて決定された管理対象情報を当該コンピュータ50から受信する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部5は、コンピュータ50から受信された配信情報を格納する。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作ユーザからの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPU(Central Processing Unit)(マイクロプロセッサあるいはコンピュータプロセッサなどとも称される)および各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク108等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と判定部14とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(コンピュータ50等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、タッチパネル25に表示された操作画面に対する操作入力を受け付ける動作を制御する。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。
判定部14は、各種の判定動作を実行する処理部である。
なお、ここでは、主にコントローラ9のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行されているが、これに限定されず、MFP10(詳細には、コントローラ9の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部11、入力制御部12、表示制御部13および判定部14(図2)等の全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<1−3.コンピュータ50の構成>
図3は、コンピュータ50の概略構成を示す機能ブロック図である。
コンピュータ50は、他の装置(管理サーバ90およびMFP10等)との間でのネットワーク通信が可能な情報入出力端末装置(情報処理装置)である。この情報配信システム1においては、各ユーザは、自身のコンピュータ50を有する。ここでは、コンピュータ50として、いわゆるパーソナルコンピュータを例示する。ただし、これに限定されず、コンピュータ50は、タブレット型端末あるいはスマートフォンなどであってもよい。
コンピュータ50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ(制御部)59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、コンピュータ50は、所望の相手先(管理サーバ90およびMFP10等)との間で各種データの授受を行うことが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、ハードディスクドライブ(HDD)および/または半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
操作部56は、コンピュータ50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。
図3のコントローラ(制御部)59は、コンピュータ50に内蔵され、コンピュータ50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラム(プリンタドライバ等)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてコンピュータ50にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク108等を経由してダウンロードされてコンピュータ50にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ59は、当該プログラム等の実行により、通信制御部41と決定部42とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部41は、通信部54等と協働して、他の装置との通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部41は、通信部54等と協働して、決定部42によって決定された配信情報の送信要求を管理サーバ90に送信して当該配信情報を管理サーバ90から取得(受信)する。また、通信制御部41は、通信部54等と協働して、管理サーバ90から取得された配信情報をMFP10(プリントジョブの送信先装置)に送信(転送)する。コンピュータ50は、管理対象情報(決定された配信情報)をMFP10(コンピュータ50から配信される管理対象情報の配信先装置)に転送(配信)する転送装置である、とも称される。
決定部42は、管理サーバ90にて管理されている複数の管理対象情報のうち、プリントジョブ(印刷実行指令)の送信先のMFP10に配信されるべき配信情報を決定する決定処理(配信情報決定処理)等を実行する処理部である。
なお、ここでは、主にコントローラ59のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行されているが、これに限定されず、コンピュータ50(詳細には、コントローラ59の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部41および決定部42(図3)等の全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<1−4.動作>
図4は、情報配信システム1の概略動作を示す概念図である。
コンピュータ50は、ユーザ(たとえばユーザU1)によるプリントジョブの実行指示を受け付けると、当該プリントジョブ(プリントジョブデータ)の送信先装置(たとえばMFP10a)への当該プリントジョブの送信に際して、次のような動作を実行する。
具体的には、コンピュータ50は、管理サーバ90にて管理されている複数の管理対象情報のうち、MFP10aにおけるプリントジョブの実行動作の後に当該MFP10aにて実行されると推定される推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であってプリントジョブの指示ユーザU1に関する管理対象情報を、当該MFP10aへと配信されるべき配信情報として決定する。そして、コンピュータ50は、決定された配信情報を管理サーバ90から取得し、取得された配信情報とユーザU1によるプリントジョブ(プリントジョブデータ)とをMFP10aへと送信する。
その後、MFP10aは、コンピュータ50から受信されたプリントジョブ(プリントジョブデータに基づくプリントジョブ)を実行するとともに、コンピュータ50から受信された配信情報を自装置10aに格納する。
<推定実行動作について>
このような情報配信システム1の動作の詳細について説明する前に、「推定実行動作」について説明する。
推定実行動作は、MFP10における特定の動作の後に当該MFP10にて実行されると推定される動作である。換言すれば、推定実行動作は、MFP10における特定の動作の後に当該MFP10にて当該特定の動作の指示ユーザからの指示に応じて実行される可能性が一定程度よりも高い動作(高確率実行動作とも称される)である。
具体的には、コンピュータ50からMFP10への実行指令に応じて当該MFP10にて実行される特定の動作の後に当該MFP10にて当該特定の動作の指示ユーザによってどのような動作が実行されるか、が予め推定され、動作ごとの推定実行動作が推定動作規定テーブル300に予め登録される。図6は、各種動作に応じた推定実行動作を規定する推定動作規定テーブル300(推定動作規定情報)を示す図である。当該推定動作規定テーブル300は、コンピュータ50に格納されている。
ここでは、図6に示されるように、通常プリントジョブ(PCプリントジョブ)に関する推定実行動作として、コピージョブの実行動作とスキャンジョブの実行動作とが推定動作規定テーブル300に登録されている。なお、通常プリントジョブは、後述する保存プリントジョブにて実行される「格納ジョブ」を伴うものではなく、プリントジョブデータの受信に応答して印刷出力動作を(直ちに)開始するプリントジョブである。
ここにおいて、ユーザは、自身の近傍に存在するMFP10へのプリントジョブの実行指示を付与することが多く、プリントジョブの指示ユーザが当該プリントジョブの送信先のMFP10(自身の近傍のMFP10)を利用する可能性は一定程度よりも高い。また、MFP10において、コピージョブおよびスキャンジョブは、所定程度よりも高い頻度で実行される。なお、コピージョブおよびスキャンジョブは、MFP10において所定程度よりも高い頻度で実行される高頻度実行動作である、とも称される。
これらの点を考慮すると、当該指示ユーザは、プリントジョブの実行後に、当該プリントジョブの送信先のMFP10においてコピージョブあるいはスキャンジョブ(プリントジョブ以外の特定ジョブ)の実行指示を付与する可能性が一定程度よりも高い。換言すれば、MFP10における通常プリントジョブの実行後に当該MFP10にて当該指示ユーザからの指示に応じてコピージョブあるいはスキャンジョブが実行されること、が推定される。このような観点から、推定動作規定テーブル300(図6)においては、コピージョブの実行動作とスキャンジョブの実行動作とが、通常プリントジョブの実行動作に関する推定実行動作として登録される。
また、図6に示されるように、ここでは、保存プリントジョブに関する推定実行動作として、コピージョブの実行動作とスキャンジョブとに加えて、転送ジョブの実行動作もが推定動作規定テーブル300に登録されている。
保存プリントジョブ(プルプリントジョブとも称される)は、当該保存プリントジョブの送信先のMFP10の操作部にて印刷開始指示を受け付けるまで印刷対象データ(印刷対象ファイル)を当該MFP10に格納しておく「格納ジョブ」を伴うプリントジョブである。当該保存プリントジョブの実行指示がコンピュータ50にて付与された場合、MFP10においては、当該格納ジョブによって印刷対象ファイルが当該MFP10に格納された後、当該保存プリントジョブの指示ユーザからの印刷開始指示(MFP10の操作部を用いた印刷開始指示)に応じて当該印刷対象ファイルの印刷出力動作が実行される。
保存プリントジョブの実行指示が付与された場合、当該保存プリントジョブの送信先のMFP10において、保存プリントジョブにて当該MFP10に格納された印刷対象ファイルが、当該保存プリントジョブの指示ユーザからの指示に応じて他の装置に転送されることもある。そのため、保存プリントジョブの実行指示が付与された場合、当該保存プリントジョブの指示ユーザによるコピージョブの利用可能性およびスキャンジョブの利用可能性のみならず、当該指示ユーザによる転送ジョブの利用可能性もが一定程度よりも高い。換言すれば、MFP10における保存プリントジョブの実行後に当該MFP10にて当該指示ユーザからの指示に応じてコピージョブ、スキャンジョブあるいは転送ジョブが実行されること、が推定される。このような観点から、推定動作規定テーブル300(図6)においては、コピージョブの実行動作およびスキャンジョブの実行動作のみならず、転送ジョブの実行動作もが、保存プリントジョブに関する推定実行動作として登録される。
このように、コンピュータ50においては、各種の動作ごとに推定実行動作が予め登録されている。
<情報配信システム1の詳細動作について>
さて、本システム1の詳細動作について、以下に説明する。
まず、コンピュータ50は、ログイン画面(不図示)においてユーザ(ここではユーザU1)によるユーザ識別情報(ユーザID等)およびパスワードの入力操作を受け付け、ログイン処理を実行する。
その後、コンピュータ50は、複数のMFP10のうちユーザU1(コンピュータ50のログインユーザ)によって指定されたMFP10のプリンタドライバを起動し、ユーザU1の所望の印刷対象データに関するプリントジョブの設定操作を受け付ける。ここでは、複数のMFP10a〜10cのうちMFP10aが、プリントジョブ(プリントジョブデータ(印刷実行指令および印刷対象データ))の送信先装置としてユーザU1によって指定される。そして、コンピュータ50は、MFP10a向けのプリントジョブ(ここでは通常プリントジョブ)の設定操作を受け付ける。
図7は、コンピュータ50の動作(管理対象情報の配信に関する動作)を示すフローチャートである。コンピュータ50は、プリンタドライバ(いずれかのMFP10のプリンタドライバ)の起動に応答して、図7の動作を開始する。
具体的には、コンピュータ50は、プリントジョブの実行開始指示(たとえば、プリントジョブの設定画面(不図示)内の「印刷開始」ボタンの押下操作)を受け付ける(ステップS11)(図4も参照)と、処理をステップS11からステップS12へと進める。
ステップS12においては、コンピュータ50は、複数のMFP10のうち、管理対象情報の配信先装置を決定するとともに、複数の管理対象情報のうち、プリントジョブの送信先装置(管理対象情報の配信先装置)へと配信されるべき配信情報を決定する。
具体的には、まず、コンピュータ50は、複数のMFP10のうち、プリントジョブの送信先装置(ここではMFP10a)を、管理対象情報の配信先装置として決定する。換言すれば、複数のMFP10のうち、プリントジョブの後に当該プリントジョブの指示ユーザU1によって利用される可能性が一定程度よりも高いMFP10が、管理対象情報の配信先装置として決定される。
そして、コンピュータ50は、管理対象情報の配信先装置として決定されたMFP10(ここではMFP10a)へと配信されるべき配信情報を決定する。
具体的には、コンピュータ50は、複数の管理対象情報のうち、プリントジョブの実行動作に関する推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって当該プリントジョブの実行指示を付与した指示ユーザU1の管理対象情報を、配信情報として決定する(図4も参照)。
たとえば、通常プリントジョブの実行指示が受け付けられた場合、コンピュータ50は、まず、推定動作規定テーブル300(図6)に基づいて、複数の動作のうち、プリントジョブに関する推定実行動作として予め定められた動作(ここでは、コピージョブの実行動作およびスキャンジョブの実行動作)を特定する。そして、コンピュータ50は、動作関連テーブル200(図5)に基づいて、複数の管理対象情報のうち、当該推定実行動作(コピージョブの実行動作およびスキャンジョブの実行動作)に関連付けられた管理対象情報(コピー設定画面データおよびスキャン設定画面データ)を、MFP10aへの配信情報として決定する。換言すれば、複数の種類の管理対象情報のうち、当該推定実行動作に関連付けられた種類の管理対象情報が、MFP10aへと配信されるべき配信情報の種類として決定される。
さらに、コンピュータ50は、管理サーバ90にてユーザごとに管理される管理対象情報(複数のユーザの管理対象情報)のうち、プリントジョブの指示ユーザU1の管理対象情報を、配信情報として決定する。具体的には、コンピュータ50は、複数の種類の管理対象情報の中から決定された種類の配信情報に関してユーザごとに管理される管理対象情報(複数のユーザの管理対象情報)のうち、ユーザU1の管理対象情報を、MFP10aへと配信されるべき配信情報として決定する。ここでは、ユーザU1のコピー設定画面データとユーザU1のスキャン設定画面データとが、MFP10aへの配信情報として決定される。
なお、保存プリントジョブの実行指示が受け付けられた場合は、複数の管理対象情報のうち、保存プリントジョブの実行動作に関する推定実行動作に関連付けられた管理対象情報(ユーザU1の管理対象情報)が、配信情報として決定される。具体的には、複数の管理対象情報のうち、ユーザU1のコピー設定画面データとユーザU1のスキャン設定画面データとユーザU1用の送信宛先情報(転送ジョブの実行動作に関連付けられた送信宛先情報)とが、MFP10aへの配信情報として決定される。
以下では、通常プリントジョブの実行指示が受け付けられたものとして、説明を続ける。
配信情報が決定されると、処理はステップS12からステップS13へと進む。
ステップS13においては、コンピュータ50は、決定された配信情報(ここでは、ユーザU1のコピー設定画面データおよびユーザU1のスキャン設定画面データ)を管理サーバ90から取得する(図4も参照)。
具体的には、コンピュータ50は、決定された配信情報の送信要求およびユーザU1のユーザ識別情報を管理サーバ90に送信する。そして、管理サーバ90は、当該ユーザ識別情報に基づいてユーザU1を特定し、複数の管理対象情報のうち、配信情報として決定された管理対象情報であってユーザU1の管理対象情報をコンピュータ50に送信する。これにより、コンピュータ50は、ユーザU1のコピー設定画面データとユーザU1のスキャン設定画面データとを管理サーバ90から取得する(ステップS13)。
なお、決定された配信情報が常に取得されるのではなく、決定された配信情報の更新日時(タイムスタンプ)が管理サーバ90とMFP10aとの双方にコンピュータ50から問い合わせられ、管理サーバ90内の配信情報と同じ配信情報(同じ更新日時の配信情報)がMFP10a内に格納されていないことを条件に、配信情報が取得されてもよい。
決定された配信情報(ここでは、ユーザU1のコピー設定画面データおよびユーザU1のスキャン設定画面データ)が管理サーバ90から取得される(ステップS13)と、コンピュータ50は、取得された配信情報とプリントジョブ(プリントジョブデータ)とをMFP10aに送信する(ステップS16)(図4も参照)。なお、ここでは、プリントジョブと配信情報とが、プリントジョブ、配信情報の順で逐次的にMFP10aへと送信される。
そして、MFP10aにおいては、プリントジョブ(プリントジョブデータ)がコンピュータ50から受信され、当該プリントジョブ(プリントジョブデータ)の後に配信情報がコンピュータ50から受信される。また、MFP10aにおいては、当該プリントジョブ(プリントジョブデータに基づくプリントジョブ)が実行されるとともに、当該配信情報の格納処理(更新処理)が実行される。
このように、コンピュータ50からMFP10aへのプリントジョブ(印刷実行指令)の送信に際して、複数の管理対象情報のうち当該プリントジョブの実行後に当該MFP10aにて実行されると推定される推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって指示ユーザU1の管理対象情報が、当該MFP10aへの配信情報として決定される(ステップS12)。そして、決定された配信情報が、管理サーバ90から取得されてMFP10aへと配信(転送)される(ステップS13,S14)。
なお、その後、MFP10aにおいては、図8のような動作が実行される。図8は、MFP10(ここではMFP10a)の動作を示すフローチャートである。
具体的には、MFP10aは、ログイン画面(不図示)においてユーザ(たとえばユーザU1)によるユーザ識別情報およびパスワードの入力操作を受け付ける。そして、MFP10aは、当該入力操作に応じてユーザU1のログインを受け付ける(ステップS31)と、処理をステップS31からステップS32へと進め、入力されたユーザ識別情報に基づいてログインユーザ(U1)を特定する。
その後、MFP10aは、或る動作(ジョブ)の利用開始指示を受け付ける(ステップS33)。たとえば、ログイン後のトップメニュー画面(不図示)においてコピージョブの設定画面への遷移指示が受け付けられると、MFP10aは、コピージョブ(コピージョブの実行動作)の利用開始指示を受け付ける。そして、処理はステップS33からステップS34へと進む。
ステップS34においては、MFP10aは、コピージョブにて利用される管理対象情報であってログインユーザ(U1)用の管理対象情報(ここでは、ユーザU1のコピー設定画面データ)が自装置10a内に存在するか否か、を判定する。
たとえば、ユーザU1のコピー設定画面データはMFP10aに格納されている場合、ログインユーザ用の管理対象情報が自装置内に存在する旨がステップS34にて判定される。ここでは、上述のようにしてユーザU1によるプリントジョブとともにMFP10aへと送信(配信)されたユーザU1のコピー設定画面データがMFP10aに格納されており、ログインユーザ用の管理対象情報が自装置内に存在する旨がステップS34にて判定される。そして、処理はステップS34からステップS35へと進み、MFP10aは、自装置10aに格納されているユーザU1のコピー設定画面データに基づいて、ユーザU1用のコピー設定画面をタッチパネル25に表示する。
一方、仮にユーザU1がMFP10aへのプリントジョブの実行指示を一度も付与したことが無い場合等には、ユーザU1のコピー設定画面データはMFP10aに格納されておらず、ログインユーザ用の管理対象情報が自装置内に存在しない旨がステップS34にて判定される。そして、処理はステップS34からステップS36へと進む。
ステップS36においては、MFP10aは、ログインユーザU1用の管理対象情報(ここでは、ユーザU1のコピー設定画面データ)を管理サーバ90から取得する。具体的には、MFP10aは、ログインユーザU1用の管理対象情報(コピー設定画面データ)の送信要求を管理サーバ90に送信し、当該管理対象情報を管理サーバ90から受信して取得する。そして、MFP10aは、取得されたユーザU1のコピー設定画面データに基づいてコピー設定画面を表示する。なお、ここでは、ログインユーザ用の管理対象情報がMFP10に格納されていない場合、管理サーバ90からの取得処理が実行されているが、これに限定されず、ログインユーザ用の管理対象情報がMFP10に格納されていない場合、当該取得処理に代えて、共通画面(デフォルト画面)の表示処理が実行されてもよい。
<1−5.第1実施形態の効果>
以上のように、第1実施形態では、複数の管理対象情報のうち、MFP10aにおける特定の動作(たとえば、プリントジョブの実行動作)の後に当該MFP10aにて実行されると推定される推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって当該特定の動作の指示ユーザU1に関する管理対象情報が、当該MFP10aへと配信されるべき配信情報として決定される(ステップS12)。そして、MFP10aへのプリントジョブ(印刷実行指令)の送信に際して、決定された配信情報が当該MFP10aへと配信されて(ステップS13)MFP10aに格納される。換言すれば、全ての管理対象情報(全てのユーザに関する全ての種類の管理対象情報)が当該MFP10aに常に配信されるのではなく、複数の管理対象情報のうち、MFP10aにおけるプリントジョブの実行後に当該MFP10aにて指示ユーザU1によって利用される可能性が一定程度よりも高い管理対象情報が、当該MFP10aに配信される。その結果、全ての管理対象情報がMFP10aへと常に配信される場合と比較して、MFP10aへと配信される管理対象情報のデータ量が低減され得る。したがって、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
また、情報配信システム1内の複数のMFP10(ここではMFP10a〜10c)の全てに対して管理対象情報が一斉に配信されるのではなく、複数のMFP10のうち、プリントジョブの送信先装置(たとえばMFP10a)に対して管理対象情報が配信される。具体的には、たとえばユーザU1がMFP10aに対するプリントジョブの実行指示を付与した場合、当該ユーザU1による当該MFP10aの利用可能性は、ユーザU1による他のMFP10b,10cの利用可能性よりも高い。このようなMFP10(プリントジョブの指示ユーザによって利用される可能性が一定程度よりも高いMFP10(ここではMFP10a))に対して、管理対象情報が配信される。そのため、全てのMFP10に対して管理対象情報が一斉に配信される場合と比較して、管理サーバ90における負荷集中が抑制され得る。このような観点においても、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
ここにおいて、管理サーバ90における負荷集中を抑制する技術として、MFP10本体にユーザがログインしたタイミングで当該MFP10がログインユーザの管理対象情報を管理サーバ90から取得すること(比較例に係る技術とも称する)、が考えられる。ただし、この比較例に係る技術では、ログインユーザの管理対象情報が管理サーバ90から取得されるまで、ログインユーザは当該管理対象情報に関する操作を開始することができない(待機することを要する)。その結果、ユーザの作業効率が低下する。
これに対して、上記第1実施形態では、MFP10aへのユーザU1によるプリントジョブの送信に際して、当該プリントジョブの後に実行されると推定される動作(プリントジョブ以外の特定ジョブ(ここでは、コピージョブおよびスキャンジョブ))に関連付けられた管理対象情報が、コンピュータ50から当該MFP10aに配信されて格納される。換言すれば、MFP10aにおいてプリントジョブの後にユーザU1による指示に応じて実行される可能性が一定程度よりも高い特定ジョブ(コピージョブあるいはスキャンジョブ)にて利用される管理対象情報が、その利用に先立って(事前に)MFP10aに配信されて格納される。その結果、プリントジョブの送信後にユーザU1がMFP10aにログインして当該特定ジョブの設定操作等を開始する際には、当該特定ジョブに関するユーザU1の管理対象情報はMFP10a内に既に格納されている。そのため、ログインユーザU1は、当該管理対象情報に関する操作を直ちに開始することができる。換言すれば、ログインユーザU1は、上記比較例に係る技術のように自身の管理対象情報の取得を待機することを要しない。したがって、ユーザの作業効率の低下を抑制しつつ、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
<1−6.第1実施形態の改変例>
<配信情報の送信順序に関する改変例>
なお、上記第1実施形態において、さらに、プリントジョブの送信先のMFP10(10a)の電源状態に応じて、配信情報とプリントジョブとの送信順序が決定されてもよい。
図9は、この改変例に係るコンピュータ50の動作を示すフローチャートである。この改変例では、図7のステップS14に代えて、ステップS41〜S43の処理が実行される。なお、図9のステップS11〜S13の処理は、図7のステップS11〜S13の処理と同様である。
具体的には、ステップS13の後において、コンピュータ50は、プリントジョブの送信先装置(ここではMFP10a)の電源状態(電力状態)を当該送信先装置(MFP10a)に対して問い合わせて取得する(ステップS41)。MFP10aは、コンピュータ50からの問合せに応答して、自装置10aの電源状態を当該コンピュータ50に送信する。なお、MFP10がスリープ状態を有する場合であっても、当該MFP10の通信部4(図2)への通電(給電)は維持されており、通信部4は、MFP10のスリープ中において、電源状態の問合せの受信処理および問合せ結果の送信処理(MFP10のCPUによる動作を伴わない通信処理)を実行することが可能である。
そして、コンピュータ50は、当該MFP10aの電源状態に基づいて、配信情報とプリントジョブとの送信順序を決定する(ステップS42)。
ここにおいて、スリープ状態(通常状態での消費電力よりも小さい消費電力で動作する電力状態)を有するMFP10にてプリントジョブが受信されると、当該MFP10は、スリープ状態から通常状態(プリントジョブを実行することが可能な状態)への復帰処理(定着部のウォームアップ処理等)を実行する。そして、MFP10は、通常状態への復帰完了に応答して、受信されたプリントジョブの実行動作を開始する。
また、通常状態(プリントジョブを実行することが可能な状態)を有するMFP10においてプリントジョブが受信されると、当該MFP10は、(他のジョブの実行中でないことを条件として、)受信されたプリントジョブの実行動作を直ちに開始する。
これらの点を考慮して、プリントジョブ(印刷実行指令)の送信時におけるMFP10aの電源状態に応じて、配信情報とプリントジョブとの送信順序が決定される。
たとえば、プリントジョブの送信に際してMFP10aがスリープ状態を有する場合、スリープ状態からプリントジョブの実行可能状態(通常状態)へと遷移するまでの間に(ウォームアップ処理中に)当該MFP10aにて配信情報の格納処理が実行されるように、配信情報とプリントジョブとの送信順序が決定される。具体的には、MFP10aの電源状態がスリープ状態である場合、コンピュータ50は、配信情報をプリントジョブよりも先行してMFP10aに送信すべき旨をステップS42にて決定する。
そして、処理はステップS42からステップS43へと進み、コンピュータ50は、決定された送信順序に従って、まずは配信情報をMFP10aに送信し、配信情報の送信後にプリントジョブをMFP10aに送信する。
その後、MFP10aにおいては、配信情報の受信に応答してスリープ状態から通常状態への復帰処理が開始され、復帰処理の実行中(スリープ状態からプリントジョブの実行可能状態への移行中)に、コンピュータ50から受信された配信情報の格納処理が実行される。そして、当該復帰処理の完了(通常状態への復帰)に応答して、MFP10aは、配信情報の受信後にコンピュータ50から受信されたプリントジョブを実行する。
一方、プリントジョブの送信に際してMFP10aが通常状態を有する場合、当該プリントジョブがMFP10aにてより早期に開始される(より早期に完了する)ように、配信情報とプリントジョブとの送信順序が決定される。具体的には、MFP10aの電源状態が通常状態である場合、コンピュータ50は、プリントジョブを配信情報よりも先行してMFP10aに送信すべき旨をステップS42にて決定する。
そして、処理はステップS42からステップS43へと進み、コンピュータ50は、決定された送信順序に従って、まずはプリントジョブをMFP10aに送信し、プリントジョブの送信後に配信情報をMFP10aに送信する。
その後、MFP10aにおいては、プリントジョブの受信に応答して当該プリントジョブの実行が開始されるとともに、当該プリントジョブの受信後にコンピュータ50から受信された配信情報の格納処理が実行される。
このように、プリントジョブの送信先のMFP10の電源状態(プリントジョブの送信時における電源状態)に応じて、配信情報とプリントジョブ(印刷実行指令)との送信順序が決定されてもよい。
これによれば、プリントジョブの送信先のMFP10がスリープ状態を有する場合、配信情報をプリントジョブ(印刷実行指令)よりも先行して当該MFP10aに送信すべき旨が決定される(ステップS42)。その結果、当該MFP10aにおいては、スリープ状態からプリントジョブの実行可能状態へと遷移するまでの間に(ウォームアップ処理中に)配信情報の格納処理を実行することができる。したがって、プリントジョブの送信先のMFP10(10a)における管理対象情報の格納処理を効率的に実行することが可能である。
<配信情報の送信条件に関する第1の改変例>
また、上記第1実施形態等において、さらに、プリントジョブの送信先装置(たとえばMFP10a)におけるジョブの実行状況に応じて、決定された配信情報(管理サーバ90から取得された配信情報)の送信許否(転送許否)が判定されてもよい。
図10は、この改変例に係るコンピュータ50の動作を示すフローチャートを示す図である。図10に示されるように、この改変例では、図7のステップS11〜S14の処理に加えて、ステップS51〜S54の処理が実行される。
具体的には、ステップS12にて決定された配信情報が管理サーバ90から取得される(ステップS13)と、処理はステップS51へと進み、コンピュータ50は、プリントジョブの送信先装置(ここではMFP10a)がジョブ(当該プリントジョブとは別のジョブ)の実行中であるか否か、を判定する。より具体的には、コンピュータ50は、MFP10aへのプリントジョブの送信に際して、当該MFP10aにおけるジョブの実行状況を当該MFP10aに対して問い合わせて取得(受信)する。そして、当該MFP10aが他のジョブの実行中であるか否か、が判定される。
たとえば、MFP10aが他のジョブの実行中である旨がステップS51にて判定される場合、処理はステップS51からステップS53へと進み、コンピュータ50は、プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨を決定する。そして、処理はステップS53からステップS54へと進む。
ステップS54においては、コンピュータ50は、決定された配信情報(管理サーバ90から取得された配信情報)をMFP10aへと送信(配信)せず、プリントジョブ(のみ)をMFP10aに送信する。そして、MFP10aにおいては、配信情報の受信処理および格納処理は実行されず、たとえばMFP10aにて実行中のジョブの完了後に、コンピュータ50から受信されたプリントジョブが実行される。
一方、MFP10aがジョブの実行中でない旨がステップS51にて判定される場合、処理はステップS51からステップS52へと進み、コンピュータ50は、プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべき旨を決定する。そして、処理はステップS14へと進み、上記第1実施形態と同様に、プリントジョブと配信情報とがMFP10aに送信される。なお、MFP10aにおいてジョブが存在しない場合のみならず、MFP10aにおいて一時停止中のジョブが存在する場合においても、MFP10aがジョブの実行中でない旨が判定されるものとする。
このように、プリントジョブの送信時におけるMFP10a(プリントジョブの送信先装置)におけるジョブの実行状況に応じて、配信情報の送信許否が決定されてもよい。
これによれば、プリントジョブの送信に際してMFP10aが別のジョブの実行中である旨が判定される場合、当該プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨が決定される(ステップS53)。その結果、別のジョブの実行中において配信情報の受信処理および格納処理がMFP10aにて実行されず、当該MFP10aにおける当該受信処理および格納処理がMFP10aにて実行中のジョブに悪影響を及ぼすこと、が回避される。たとえば、配信情報の受信処理および格納処理の実行に起因するMFP10aのCPUの負荷増大によってMFP10aにおけるジョブ(実行中のジョブ)の処理速度が低下すること、が回避される。したがって、MFP10(10a)にて実行中のジョブへの影響を考慮しつつ、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
なお、ここでは、管理サーバ90からの配信情報の取得処理(ステップS13)の後において、MFP10におけるジョブの実行状況の判定処理(ステップS51)が実行されているが、これに限定されない。たとえば、配信情報の取得処理(ステップS13)の前(ステップS11とステップS12との間、あるいはステップS12とステップS13との間)において、MFP10におけるジョブの実行状況の判定処理(ステップS51)が実行されてもよい。
また、ここでは、プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨がステップS53にて決定された場合、配信情報がMFP10aに送信されることなく図10の動作が終了しているが、これに限定されない。たとえば、プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨がステップS53にて決定された場合、プリントジョブの送信(ステップS54)後にMFP10aにおけるジョブの実行状況が再判定され、MFP10aにて実行中のジョブが存在しない旨が判定されたことに応じて、配信情報がMFP10aへと送信されてもよい。
<配信情報の送信条件に関する第2の改変例>
また、上記第1実施形態等において、さらに、コンピュータ50からのプリントジョブの実行に起因してMFP10a(当該プリントジョブの送信先装置)が高負荷状態(所定程度よりも高い負荷状態)へと遷移するか否かに応じて、当該MFP10aへの配信情報の送信許否(転送許否)が判定されてもよい。
図11は、この改変例に係るコンピュータ50の動作を示すフローチャートである。図11に示されるように、この改変例では、図7のステップS11〜S14の処理に加えて、ステップS61,S62〜S64の処理が実行される。
具体的には、決定された配信情報が管理サーバ90から取得される(ステップS13)と、処理はステップS61へと進み、コンピュータ50は、プリントジョブに係る印刷対象データのデータ量に基づいて、プリントジョブの実行に起因してMFP10aが高負荷状態に遷移するか否か、を判定する。
たとえば、印刷対象データのデータ量が所定値(所定量)よりも大きい場合、コンピュータ50は、プリントジョブの実行に起因してMFP10aが高負荷状態へと遷移する旨をステップS61にて判定する。そして、処理はステップS61からステップS63へと進み、コンピュータ50は、配信情報をMFP10aへと送信すべきでない旨を決定する。この場合、配信情報はコンピュータ50からMFP10aへと送信(配信)されず、プリントジョブ(のみ)がMFP10aに送信される(ステップS64)。
一方、印刷対象データのデータ量が所定値よりも小さい場合、コンピュータ50は、(コンピュータ50からのプリントジョブが実行されたとしても)MFP10aは高負荷状態へと遷移しない旨をステップS61にて判定する。そして、処理はステップS61からステップS62へと進み、コンピュータ50は、配信情報をMFP10aへと送信すべき旨を決定する。この場合、上記第1実施形態と同様に、プリントジョブと配信情報とがコンピュータ50からMFP10aへと送信される(ステップS14)。
このように、コンピュータ50からのプリントジョブの実行に起因してMFP10a(プリントジョブの送信先装置)が高負荷状態へと遷移するか否かに応じて、決定された配信情報の送信許否が決定されてもよい。
これによれば、MFP10aにおけるプリントジョブの実行動作に起因してMFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定される場合、配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨が決定される(ステップS63)。その結果、MFP10aにおけるプリントジョブの実行に際して配信情報の受信処理および格納処理が当該MFP10aにて実行されず、当該MFP10aにおける当該受信処理および格納処理が当該プリントジョブの実行に悪影響を及ぼすこと、が回避される。たとえば、配信情報の受信処理および格納処理の実行に起因するMFP10aのCPUの負荷増大によってMFP10aにおけるプリントジョブ(コンピュータ50からのプリントジョブ)の処理速度が低下すること、が回避される。したがって、MFP10(10a)における特定の動作(ここではプリントジョブの実行動作)への影響を考慮しつつ、管理対象情報を効率的に配信することが可能である。
なお、ここでは、印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合に、プリントジョブの実行に起因してMFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定されている(ステップS61)が、これに限定されない。たとえば、印刷対象データのページ数が所定数よりも多い場合に、プリントジョブの実行に起因してMFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定されてもよい。
また、ここでは、プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨がステップS63にて決定された場合、配信情報がMFP10aに送信されることなく図11の動作が終了しているが、これに限定されない。たとえば、プリントジョブの送信に際して配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨がステップS63にて決定された場合、当該プリントジョブの実行が完了したか否かが判定され、当該プリントジョブの実行が完了した旨がMFP10aからの完了通知等に基づき判定されたことに応じて、配信情報がMFP10aへと送信されてもよい。
さらに、配信情報の送信条件に関する上記第1の改変例と第2の改変例とが組み合わされてもよい。具体的には、MFP10aへのプリントジョブの送信に際して、当該MFP10aが他のジョブの実行中であるか否かが判定される(ステップS51)とともに、当該プリントジョブの実行に起因して当該MFP10aが高負荷状態へと遷移するか否かもが判定される(ステップS61)。そして、たとえば、MFP10aが他のジョブの実行中である旨が判定される場合は、配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨が決定される(ステップS53)。また、MFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定される場合も、配信情報をMFP10aに送信すべきでない旨が決定される(ステップS63)。これに対して、MFP10aが他のジョブの実行中ではない旨が判定され且つMFP10aが高負荷状態へと遷移しない旨が判定される場合に、配信情報をMFP10aに送信すべき旨が決定される。
<第1実施形態に関するその他の改変例>
さらに、上記第1実施形態等では、プリントジョブの実行指示が受け付けられた後(配信情報の決定処理(ステップS12)の直後)において、配信情報の取得処理(ステップS13)が実行されているが、これに限定されない。
たとえば、プリントジョブの実行指示が受け付けられる(ステップS11)前の所定のタイミングにおいて(事前に)、配信情報の取得処理(ステップS13)が実行されてもよい。具体的には、コンピュータ50は、当該所定のタイミングにおいて、自装置50のユーザ(たとえばユーザU1)の全ての管理対象情報を管理サーバ90から取得する。そして、コンピュータ50は、プリントジョブの実行指示(ステップS11)に応答して配信情報の決定処理(ステップS12)を実行した後、管理サーバ90から予め取得されたユーザU1の全ての管理対象情報のうち、ステップS12にて決定された配信情報を抽出(取得)してMFP10aへと送信する(ステップS14)。なお、当該所定のタイミングとしては、プリントジョブの送信先装置(ここではMFP10a)のプリンタドライバの起動指示の付与時点、あるいは、プリントジョブの設定画面の表示開始時点等が例示される。
また、上記第1実施形態では、プリントジョブの実行指示を受け付けたコンピュータ50において、当該プリントジョブの送信先装置(たとえばMFP10a)へと配信されるべき配信情報が決定されている(ステップS12)が、これに限定されない。たとえば、管理サーバ90において、当該配信情報が決定されてもよい。なお、管理サーバ90が、配信情報の決定処理を実行する決定部等を有するとともに、動作関連テーブル200(図5)と推定動作規定テーブル300(図6)とを有するものとする。
具体的には、コンピュータ50は、MFP10aへのプリントジョブの送信に際して、プリントジョブ(印刷実行指令)を自装置50からMFP10aへと送信する旨の指令送信通知を管理サーバ90へと送信する。管理サーバ90は、当該指令送信通知をコンピュータ50から受信し、当該指令送信通知の受信に応答して、複数の管理対象情報のうち、プリントジョブ(たとえば通常プリントジョブ)に関する推定実行動作に関連付けられた管理対象情報を、当該プリントジョブの送信先装置(MFP10a)へと配信されるべき配信情報として決定する。そして、管理サーバ90は、決定された配信情報を直接的に(コンピュータ50を介さずに)当該MFP10aに送信(配信)する。
このように、管理サーバ90によって配信情報が決定されてもよい。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、コンピュータ50が、MFP10(プリントジョブの送信先装置)へと配信されるべき配信情報を決定している(ステップS12(図7))。
これに対して、この第2実施形態では、MFP10自身が、自装置10へと配信されるべき配信情報を決定する。
この第2実施形態では、配信情報の決定処理を実行する決定部15(図13)が、MFP10に設けられている。なお、図13は、第2実施形態に係るMFP10の機能ブロックを示す図である。
また、図12は、第2実施形態に係る情報配信システム1の概略動作を示す概念図である。ここでは、第1実施形態と同様に、ユーザU1のコンピュータ50からMFP10aに対してプリントジョブ(ここでは通常プリントジョブ)が送信される状況を想定する。
具体的には、まず、コンピュータ50は、ユーザ(ここではユーザU1)による印刷開始指示に応じて、プリントジョブをMFP10aに送信する。
MFP10aにおいては、プリントジョブが受信される(図12も参照)と、図16の動作が開始される。図16は、MFP10の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、MFP10aにて図16のフローチャートの各処理が実行される態様が例示されるが、他のMFP10(MFP10b,10c)においても、同様の動作が実行され得る。
具体的には、MFP10aは、コンピュータ50から受信されたプリントジョブの実行を開始する(ステップS21)とともに、処理をステップS21からステップS22へと進める。
ステップS22においては、MFP10aは、自装置10aにおけるプリントジョブの実行に際して(プリントジョブの受信直後において)、管理サーバ90にて管理される複数の管理対象情報のうち、自装置10aへと配信されるべき配信情報を決定する。なお、図16のステップS22(配信情報の決定処理)の処理内容は、図7のステップS22の処理内容(第1実施形態参照)と同様である。
具体的には、MFP10aは、動作関連テーブル200(図5)と推定動作規定テーブル310(図14)とに基づいて、複数の管理対象情報のうち、プリントジョブ(通常プリントジョブ)の実行動作に関する推定実行動作に関連付けられた管理対象情報(指示ユーザU1の管理対象情報)を、配信情報として決定する(図12も参照)。ここでは、ユーザU1のコピー設定画面データとユーザU1のスキャン設定画面データとが、MFP10aへの配信情報として決定される。
なお、図14は、第2実施形態に係る推定動作規定テーブル310を示す図である。図14に示されるように、この第2実施形態では、コピージョブの実行動作に関する推定実行動作およびスキャンジョブの実行動作に関する推定実行動作もが推定動作規定テーブル310に登録されている。この点に関しては、後述する。
MFP10aへの配信情報がステップS22にて決定されると、処理はステップS23へと進む。
ステップS23においては、MFP10aは、決定された配信情報(ここではユーザU1のコピー設定画面データおよびユーザU1のスキャン設定画面データ)の送信要求を管理サーバ90に送信して当該配信情報を管理サーバ90から取得する(図12も参照)。
そして、MFP10aは、管理サーバ90から取得(配信)された配信情報(ユーザU1のコピー設定画面データおよびユーザU1のスキャン設定画面データ)を自装置10aに格納する(ステップS24)(図12も参照)。
このように、MFP10aは、自装置10aにおける特定の動作(ここではプリントジョブの実行動作)に際して、複数の管理対象情報のうち、当該プリントジョブの後に自装置10aにて実行されると推定される推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって当該プリントジョブの指示ユーザU1に関する管理対象情報を、自装置10aへと配信されるべき配信情報として決定する(ステップS22)。そして、MFP10aは、自装置10aにおける特定の動作に際して、決定された配信情報を管理サーバ90から取得して自装置10aに格納する(ステップS23,S24)。
なお、ここでは、MFP10aにてプリントジョブ(コンピュータ50からの実行指令に基づくジョブ)が実行されているが、MFP10の操作部を用いた実行指示に基づく動作(コピージョブ、スキャンジョブ等)が実行される場合においても、同様にして、配信情報の決定処理等(ステップS22〜S24)が実行される。
ここにおいて、ユーザは、自身の近傍に存在するMFP10においてコピージョブの実行指示を付与することが多く、或るMFP10にてコピージョブの実行指示を付与した指示ユーザが当該或るMFP10(自身の近傍のMFP10)を再び利用する可能性は一定程度よりも高い。また、上述したように、MFP10において、スキャンジョブ(およびコピージョブ)は、所定程度よりも高い頻度で実行される。
これらの点を考慮すると、当該指示ユーザは、或るMFP10でのコピージョブの実行後に、当該或るMFP10にてスキャンジョブ(コピージョブ以外の特定ジョブ)の実行指示を付与する可能性が一定程度よりも高い。換言すれば、MFP10におけるコピージョブの実行後に当該MFP10にて当該コピージョブの指示ユーザからの実行指示に応じてスキャンジョブが実行されること、が推定される。このような観点から、第2実施形態に係る推定動作規定テーブル310(図14)においては、スキャンジョブの実行動作が、コピージョブの実行動作に関する推定実行動作として登録される。なお、コピージョブにて利用されるコピー設定画面データは、今回のコピージョブの設定画面への遷移指示等に応じてMFP10に既に格納されている。そのため、コピー設定画面データをコピージョブの実行動作に際して再度取得すること、は必ずしも要しない。この点を考慮して、ここでは、コピージョブ以外のジョブの実行動作が、コピージョブに関する推定実行動作として推定動作規定テーブル310に登録される。
スキャンジョブについても同様である。具体的には、MFP10におけるスキャンジョブの実行後にコピージョブが当該MFP10にて実行されること、が推定され、コピージョブの実行動作が、スキャンジョブの実行動作に関する推定実行動作として推定動作規定テーブル310(図14)に登録される。
さて、たとえばコピージョブの実行指示がMFP10aのログインユーザによって付与された(ステップS21)場合、複数の管理対象情報のうち、コピージョブに関する推定実行動作に関連付けられた管理対象情報(ログインユーザの管理対象情報)が、配信情報として決定される(ステップS22)。具体的には、複数の管理対象情報のうち、スキャンジョブの実行動作に関連付けられたスキャン設定画面データ(ログインユーザU1のスキャン設定画面データ)が、配信情報として決定される。そして、決定された配信情報が管理サーバ90から取得されてMFP10aに格納される(ステップS23,S24)。
なお、ここでは、コピージョブの実行指示が付与された(ステップS21)直後において、配信情報の決定処理等(ステップS22〜S24)が実行されているが、これに限定されない。たとえば、コピージョブの実行指示が付与される直前(たとえば設定操作中)において、配信情報の決定処理等(ステップS22〜S24)が実行されてもよい。
<第2実施形態の改変例>
<配信情報の決定処理に関する改変例>
なお、上記第2実施形態においては、推定動作規定テーブル310(図14)に基づいて、推定実行動作が特定(決定)されているが、これに限定されない。
たとえば、特定の動作(たとえば、プリントジョブの実行動作)の指示ユーザによる実行指示の付与履歴に基づいて、推定実行動作が特定(決定)されてもよい。
具体的には、ユーザによる実行指示の付与履歴を有する動作は、当該ユーザによってその実行指示が再び付与される可能性が比較的(実行指示の付与履歴を有しない動作よりも)高い。
この改変例では、このような動作(指示ユーザによる実行指示の付与履歴を有する動作)に関連付けられた管理対象情報が、MFP10へと配信されるべき配信情報として決定される。逆に言えば、指示ユーザによる実行指示の付与履歴を有しない動作(指示ユーザによる実行指示が付与される可能性が比較的低い動作)に関連付けられた管理対象情報は、当該配信情報として決定されない。
具体的には、コンピュータ50からプリントジョブ(ユーザU1によって付与されたプリントジョブ)が受信された場合、図16のステップS22においては、MFP10(10a)は、複数の動作のうち、指示ユーザU1による実行指示の付与履歴を有する動作を、プリントジョブに関する推定実行動作として決定する。
たとえば、コピージョブの実行動作とウエブアクセス動作とが、ユーザU1による実行指示の付与履歴を有する(図15参照)場合、MFP10aは、複数の動作のうち、コピージョブの実行動作とウエブアクセス動作とを推定実行動作として決定する。
そして、MFP10aは、複数の管理対象情報のうち、当該推定実行動作として決定された動作に関連付けられた管理対象情報であってユーザU1の管理対象情報を、配信情報として決定する。ここでは、複数の管理対象情報のうち、コピージョブの実行動作に関連付けられた管理対象情報(ユーザU1のスキャン設定画面データ)とウエブアクセス動作に関連付けられた管理対象情報(ユーザU1用のブックマーク情報)とが、配信情報として決定される(ステップS22)。
このように、特定の動作の指示ユーザによる実行指示の付与履歴を有する動作に関連付けられた管理対象情報が、配信情報として決定されてもよい。
<配信情報の取得条件に関する第1の改変例>
また、上記第2実施形態等において、さらに、MFP10(10a)におけるジョブの実行状況に応じて、配信情報の取得許否が判定されてもよい。
図17は、この改変例に係るMFP10(10a)の動作を示すフローチャートを示す図である。図17に示されるように、この改変例では、図16のステップS21〜S24の処理に加えて、ステップS71〜S73の処理が実行される。
具体的には、特定の動作(たとえばプリントジョブの実行動作)がMFP10aにて行われる(ステップS21)と、処理はステップS21からステップS71へと進み、MFP10aは、自装置10aがジョブ(当該プリントジョブとは別のジョブ)の実行中であるか否か、を判定する。
たとえば、MFP10aが他のジョブの実行中である旨がステップS71にて判定される場合、処理はステップS71からステップS73へと進み、MFP10aは、プリントジョブの実行に際して配信情報を管理サーバ90から取得すべきでない旨を決定する。この場合、配信情報は管理サーバ90から取得されず、図17の動作は終了する。
一方、MFP10aが他のジョブの実行中でない旨がステップS71にて判定される場合、処理はステップS71からステップS72へと進み、MFP10aは、プリントジョブの送信に際して配信情報を管理サーバ90から取得すべき旨を決定する。そして、処理はステップS22以降へと進む。なお、ステップS22以降の処理は、上記第2実施形態(図16)と同様である。
このように、特定の動作の実行時のMFP10(10a)におけるジョブの実行状況に応じて、配信情報の取得許否が決定されてもよい。
なお、ここでは、特定の動作の実行に際して配信情報を取得すべきでない旨がステップS73にて決定された場合、配信情報が管理サーバ90から取得されることなく図17の動作が終了しているが、これに限定されない。たとえば、特定の動作の実行に際して配信情報を取得すべきでない旨がステップS73にて決定された場合、MFP10aにおけるジョブの実行状況が再判定され、MFP10aにて実行中のジョブが存在しない旨が判定されたことに応じて、配信情報が管理サーバ90から取得されてもよい。
<配信情報の取得条件に関する第2の改変例>
また、上記第2実施形態等において、さらに、MFP10(10a)における特定の動作の実行に起因して当該MFP10(10a)が高負荷状態へと遷移するか否かに応じて、配信情報の取得許否が判定されてもよい。
図18は、この改変例に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。図18に示されるように、この改変例では、図16のステップS21〜S24の処理に加えて、ステップS81〜S83の処理が実行される。
具体的には、特定の動作(プリントジョブの実行動作)がMFP10aにて行われる(ステップS21)と、処理はステップS21からステップS81へと進み、MFP10aは、プリントジョブに係る印刷対象データのデータ量に基づいて、当該プリントジョブの実行動作に起因して自装置10aが高負荷状態に遷移するか否か、を判定する。
たとえば、印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合、MFP10aは、プリントジョブの実行に起因して自装置10aが高負荷状態へと遷移する旨をステップS81にて判定する。そして、処理はステップS81からステップS83へと進み、MFP10aは、配信情報を取得すべきでない旨を決定する。この場合、配信情報は管理サーバ90から取得されず、図18の動作は終了する。
一方、印刷対象データのデータ量が所定値よりも小さい場合、MFP10aは、(プリントジョブが実行されたとしても)自装置10aは高負荷状態へと遷移しない旨をステップS81にて判定する。そして、処理はステップS81からステップS82へと進み、MFP10aは、配信情報を取得すべき旨を決定し(ステップS82)、処理をステップS22以降へと進める。なお、ステップS22以降の処理は、上記第2実施形態(図16)と同様である。
このように、特定の動作の実行に起因してMFP10(10a)が高負荷状態へと遷移するか否かに応じて、配信情報の取得許否が決定されてもよい。
なお、ここでは、印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合に、プリントジョブの実行に起因してMFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定されている(ステップS81)が、これに限定されない。たとえば、印刷対象データのページ数が所定数よりも多い場合に、プリントジョブの実行に起因してMFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定されてもよい。
また、ここでは、特定の動作の実行に際して配信情報を取得すべきでない旨がステップS83にて決定された場合、配信情報が管理サーバ90から取得されることなく図18の動作が終了しているが、これに限定されない。たとえば、特定の動作の実行に際して配信情報を取得すべきでない旨がステップS83にて決定された場合、当該特定の動作(プリントジョブ等)の実行が完了したか否かが判定され、当該特定の動作の実行が完了した旨が判定されたことに応じて、配信情報が管理サーバ90から取得されてもよい。
また、配信情報の取得条件に関する上記第1の改変例と第2の改変例とが組み合わされてもよい。具体的には、MFP10aにおける特定の動作(ここではプリントジョブ)の実行に際して、当該MFP10aが他のジョブの実行中であるか否かが判定される(ステップS71)とともに、当該プリントジョブの実行に起因して当該MFP10aが高負荷状態へと遷移するか否かもが判定される(ステップS81)ようにしてもよい。そして、MFP10aが他のジョブの実行中である旨が判定される場合は、配信情報を取得すべきでない旨が決定される(ステップS73)。また、MFP10aが高負荷状態へと遷移する旨が判定される場合も、配信情報を取得すべきでない旨が決定される(ステップS83)。これに対して、MFP10aが他のジョブの実行中ではない旨が判定され且つMFP10aが高負荷状態へと遷移しない旨が判定される場合に、配信情報を取得すべき旨が決定される。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態等においては、管理サーバ90において、複数の管理対象情報がユーザごとに管理されているが、これに限定されず、複数の管理対象情報がグループごとに管理されていてもよい。なお、「グループ」としては、企業内における部署あるいは企業等において実施されるプロジェクトのプロジェクトチームなどが例示される。
具体的には、ステップS12(あるいはステップS22)においては、複数の管理対象情報のうち、特定の動作に関する推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって当該特定の動作の指示ユーザの所属グループ(所属部署あるいは参加プロジェクトチーム等)に関連付けられた管理対象情報が、配信情報として決定されてもよい。なお、指示ユーザの所属グループは、コンピュータ50(あるいはMFP10)へのログインに際して入力されたグループ識別情報(グループID等)に基づき特定されてもよい。また、指示ユーザが複数のグループに属する場合は、当該指示ユーザの複数の所属グループのそれぞれの管理対象情報が配信情報として決定されてもよい。
このように、複数の管理対象情報が、グループごとに管理されていてもよい。
1 情報配信システム
10,10a〜10c MFP(画像処理装置)
50 コンピュータ
90 管理サーバ
200 動作関連テーブル
300,310 推定動作規定テーブル

Claims (29)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置から配信される管理対象情報の配信先装置である画像処理装置にて実行される特定の動作の実行指令の前記画像処理装置への送信に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信して前記画像処理装置に格納させる通信手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記画像処理装置における前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記推定実行動作として前記特定の動作に応じて予め定められた動作に関連付けられた管理対象情報であって前記指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記通信手段は、前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を前記画像処理装置から受信し、
    前記決定手段は、
    前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべきでない旨を決定し、
    前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべき旨を決定することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記決定手段は、
    所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記画像処理装置が前記特定の動作の実行に起因して遷移するか否か、を前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して判定し、
    前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべきでない旨を決定し、
    前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記実行指令の送信に際して前記配信情報を前記画像処理装置に送信すべき旨を決定することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、
    前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、
    前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのページ数が所定数よりも多い場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記情報処理装置は、前記複数の管理対象情報を管理する管理装置とは異なる装置であるとともに、前記実行指令の送信元装置であり、
    前記決定手段は、前記情報処理装置から前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記配信情報を決定し、
    前記通信手段は、前記情報処理装置から前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記配信情報を前記管理装置から取得して前記画像処理装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記通信手段は、前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記画像処理装置の電源状態を取得し、
    前記決定手段は、
    前記画像処理装置の電源状態が通常状態である場合、前記実行指令を前記配信情報よりも先行して前記画像処理装置に送信すべき旨を決定し、
    前記画像処理装置の電源状態がスリープ状態である場合、前記配信情報を前記実行指令よりも先行して前記画像処理装置に送信すべき旨を決定することを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記情報処理装置は、前記実行指令の送信元装置とは異なる装置であるとともに、前記複数の管理対象情報を管理する管理装置であり、
    前記通信手段は、前記送信元装置から前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記実行指令を前記送信元装置から前記画像処理装置へと送信する旨の指令送信通知を前記送信元装置から受信し、
    前記決定手段は、前記送信元装置からの前記指令送信通知に応答して、前記配信情報を決定し、
    前記通信手段は、前記指令送信通知に応答して、前記決定手段によって決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記指示ユーザの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記指示ユーザの所属グループの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報処理装置。
  12. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、
    前記決定手段は、
    前記特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を判定し、
    前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、
    前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする画像処理装置。
  13. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、
    前記決定手段は、
    所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が遷移するか否か、を前記特定の動作の実行に際して判定し、
    前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、
    前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項13に記載の画像処理装置において、
    前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、
    前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのデータ量が所定値よりも大きい場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項13に記載の画像処理装置において、
    前記特定の動作は、プリントジョブの実行動作であり、
    前記決定手段は、前記プリントジョブに係る印刷対象データのページ数が所定数よりも多い場合、前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移する旨を判定することを特徴とする画像処理装置。
  16. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を備え、
    前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする画像処理装置。
  17. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を備え、
    前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの所属グループの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする画像処理装置。
  18. 情報処理装置の制御方法であって、
    a)前記情報処理装置から配信される管理対象情報の配信先装置である画像処理装置にて実行される特定の動作の実行指令の前記画像処理装置への送信に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、
    b)前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信して前記画像処理装置に格納させるステップと、
    を備え、
    前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記画像処理装置における前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、前記配信情報として決定されることを特徴とする、情報処理装置の制御方法。
  19. 請求項18に記載の制御方法を、前記情報処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
  20. 画像処理装置の制御方法であって、
    a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、
    b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、
    c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、
    を備え、
    前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、前記配信情報として決定され、
    前記ステップa)は、
    a−1)前記特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を判定するステップと、
    a−2)前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定するステップと、
    a−3)前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定するステップと、
    を備えることを特徴とする、画像処理装置の制御方法。
  21. 画像処理装置の制御方法であって、
    a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、
    b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、
    c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、
    を備え、
    前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報が、前記配信情報として決定され、
    前記ステップa)は、
    a−1)所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が遷移するか否か、を前記特定の動作の実行に際して判定するステップと、
    a−2)前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定するステップと、
    a−3)前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定するステップと、
    を備えることを特徴とする、画像処理装置の制御方法。
  22. 画像処理装置の制御方法であって、
    a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、
    b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、
    c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、
    を備え、
    前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、
    前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの管理対象情報が、前記配信情報として決定されることを特徴とする、画像処理装置の制御方法。
  23. 画像処理装置の制御方法であって、
    a)前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定するステップと、
    b)前記特定の動作の実行に際して、前記ステップa)にて決定された前記配信情報の送信要求を管理対象情報の配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得するステップと、
    c)前記ステップb)にて取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納するステップと、
    を備え、
    前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、
    前記ステップa)においては、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの所属グループの管理対象情報が、前記配信情報として決定されることを特徴とする、画像処理装置の制御方法。
  24. 請求項20から請求項23のいずれかに記載の制御方法を、前記画像処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
  25. 情報配信システムであって、
    情報処理装置と、
    前記情報処理装置から配信される管理対象情報の配信先装置である画像処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記画像処理装置にて実行される特定の動作の実行指令の前記画像処理装置への送信に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記画像処理装置への前記実行指令の送信に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報を前記画像処理装置に送信する通信手段と、
    を有し、
    前記画像処理装置は、
    前記配信情報を前記情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記情報処理装置から受信された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記画像処理装置における前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報配信システム。
  26. 情報配信システムであって、
    画像処理装置と、
    前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、
    前記決定手段は、
    前記特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置におけるジョブの実行状況を判定し、
    前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中である旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、
    前記画像処理装置が前記特定の動作に係るジョブとは別のジョブの実行中でない旨が判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする情報配信システム。
  27. 情報配信システムであって、
    画像処理装置と、
    前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザに関する管理対象情報を、前記配信情報として決定し、
    前記決定手段は、
    所定程度よりも高い負荷状態である高負荷状態へと前記特定の動作の実行に起因して前記画像処理装置が遷移するか否か、を前記特定の動作の実行に際して判定し、
    前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移すると判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべきでない旨を決定し、
    前記画像処理装置が前記高負荷状態へと遷移しないと判定される場合、前記特定の動作の実行に際して前記配信情報を取得すべき旨を決定することを特徴とする情報配信システム。
  28. 情報配信システムであって、
    画像処理装置と、
    前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を有し、
    前記複数の管理対象情報は、ユーザごとに管理されており、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報配信システム。
  29. 情報配信システムであって、
    画像処理装置と、
    前記画像処理装置へと配信される管理対象情報の配信元装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置における特定の動作の実行に際して、前記画像処理装置にて実行することが可能な複数の動作のそれぞれと関連付けて管理される複数の管理対象情報のうち前記画像処理装置へと配信されるべき配信情報を決定する決定手段と、
    前記特定の動作の実行に際して、前記決定手段によって決定された前記配信情報の送信要求を前記配信元装置に対して送信して前記配信情報を前記配信元装置から取得する通信手段と、
    取得された前記配信情報を前記画像処理装置に格納する格納手段と、
    を有し、
    前記複数の管理対象情報は、グループごとに管理されており、
    前記決定手段は、前記複数の管理対象情報のうち、前記特定の動作の後に前記画像処理装置にて実行されると推定される動作である推定実行動作に関連付けられた管理対象情報であって前記特定の動作の実行指示を付与した指示ユーザの所属グループの管理対象情報を、前記配信情報として決定することを特徴とする情報配信システム。
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