JP3644224B2 - 希ガス放電灯及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は希ガス放電灯及びその製造方法に関し、特にガラスバルブの内面にアパ−チャ部を有する発光層を形成すると共に、外周面に一対の帯状の外部電極を配置した希ガス放電灯において、希ガス放電灯に照射される外来光が乏しい環境下での始動特性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、図11〜図13に示す希ガス放電灯を提案した。同図において、1は例えばガラスバルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であって、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの1種又は2種以上の蛍光体を含む発光層2が形成されている。特に、この発光層2には所定の開口角を有するアパ−チャ部2aがほぼ全長に亘って形成されている。そして、外囲器1の封着構造はガラスバルブの端部にディスク状の封着ガラス板を封着して構成されているが、例えば単にガラスバルブを加熱しながら縮径加工し溶断して構成することもできる。尚、この外囲器1の内部空間には水銀などの金属蒸気を含まないキセノン(Xe),クリプトン(Kr),ネオン(Ne),ヘリウム(He)などの希ガスが単一又は混合して所定量封入されているが、キセノンを主成分とする希ガスの封入が望ましい。
【0003】
この外囲器1の外周面にはシ−ト構体3が密着するように巻回されている。このシ−ト構体3は、例えば外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有する絶縁性の透光性シ−ト4と、この透光性シ−ト4の一方の面に互いに所定の間隔だけ離隔配置して接着された不透光性の金属部材よりなる一対の帯状の外部電極5,6と、この外部電極5,6の端部から導出された端子51,61と、透光性シ−ト4の一方の面に付与された粘着ないし接着機能を有する接着層9とから構成されている。
【0004】
特に、シ−ト構体3の外囲器1への装着状態において、外部電極5,6の一端5a,6aの間には第1の開口部7が、外部電極5,6の他端5b,6bの間には第2の開口部8がそれぞれ形成されており、発光層2からの光は主としてアパ−チャ部2aから第1の開口部7を介して外部に放出される。そして、第2の開口部8において、透光性シ−ト4の一方の端部4aには他方の端部4bが重ね合わせた上で接着されている。このシ−ト構体3において、透光性シ−ト4は、例えばポリエチレンテレフタレ−ト(PET)樹脂が好適するが、ポリエステル樹脂など他の樹脂も利用できる。又、外部電極5,6は、例えばアルミニウム箔が好適するが、導電性に優れ、かつ不透光性の金属部材であれば、ニッケル,銀などのように他の金属部材も利用できる。さらに、接着層9としてはシリコ−ン系接着剤が好適するが、アクリル系接着剤など他の接着剤も使用できる。
【0005】
この希ガス放電灯Lは、例えば次のように製造される。まず、例えば青色領域,緑色領域,赤色領域にそれぞれ発光スペクトルを有する蛍光体を含む蛍光体塗布液をガラスバルブよりなる外囲器1の内面に塗布・乾燥し、焼成することにより発光層2が形成される。次に、図示しないスクレ−パを利用して発光層2の一部を強制的に所定の開口角を以て剥離・除去することにより、アパ−チャ部2aが形成される。次に、この外囲器1を密閉状に構成し、かつ内部空間にキセノンなどの希ガスを所定量封入する。
【0006】
次に、図12〜図13に示すように、透光性シ−ト4の所定部分に一対の外部電極5,6を離隔して配置すると共に、外部電極5,6の端部から端子51,61を導出し、かつ透光性シ−ト4及び外部電極5,6に接着層9を形成してシ−ト構体3を構成する。次に、図14に示すように、シ−ト構体3を展開した状態で例えば組み立てステ−ジ10に載置する。引き続き、外囲器1をシ−ト構体3の透光性シ−ト4の一端4aに、外囲器1の長手方向が外部電極5,6の長手方向に沿うように(平行となるように)位置させる。この状態で、外囲器1に従動ロ−ラ11,11を、外囲器1が透光性シ−ト4に若干押し付けられるように配置する。この状態で、ステ−ジ10を若干M方向に移動させた後、N方向に移動させる。これによって、シ−ト構体3は、図11に示すように、外囲器1の外周面に巻回される上、透光性シ−ト4の一端4aに他端4bが重ね合わされ、接着層9によって接着されて希ガス放電灯Lが完成する。
【0007】
この希ガス放電灯Lは、例えば図15に示す点灯装置によって点灯される。この点灯装置は、例えば周波数が25KHz,電圧が2500VO-P 程度の高周波高電圧を発生し、かつ出力波形がほぼ正弦波であるインバ−タ回路Hと、インバ−タ回路Hへの直流電力の供給をコントロ−ルするスイッチング素子(例えばトランジスタ)Qと、平滑用のコンデンサCとから構成されている。そして、インバ−タ回路Hは、例えば一次コイルTRa,TRb、二次コイルTRc及び励磁コイルTRdを有する発振トランスTRと、一次コイルTRa,TRb間に接続された発振コンデンサCoと、一次コイルTRa,TRbの中点とスイッチング素子Qとの間に接続されたチョ−クコイルCHと、一次コイルTRa,TRbに接続された第1,第2のスイッチング素子(例えばトランジスタ)Qa,Qbと、第1,第2のスイッチング素子Qa,Qbのベ−スと励磁コイルTRdとの間に接続された抵抗Ra,Rbとから構成されている。そして、インバ−タ回路Hの出力側(二次コイルTRc)には希ガス放電灯Lの外部電極5,6が接続される。
【0008】
この点灯装置において、端子T1,T2間に例えば商用電源を全波整流した直流電源を接続した上で、端子T3に矩形波などの駆動信号を付与すると、スイッチング素子QがONとなり、第1,第2のスイッチング素子Qa,QbのON,OFFに関連する発振トランスTR,発振コンデンサCoなどとの協働作用に基づく発振動作により、発振トランスTRの二次コイルTRcには上述の高周波高電圧が発生し、希ガス放電灯Lの外部電極5,6に印加される。これにより、この希ガス放電灯Lは、熱陰極や冷陰極を用いた放電灯のように外囲器の長手方向に沿った1つの放電路によって点灯するものとは異なり、外部電極5,6の間(外囲器1の長手方向に対してほぼ直角方向)に無数の放電路が形成されることによって縞状の状態で点灯する。この状態において、希ガスの励起線によって発光層2が励起されて発光し、光はアパ−チャ部2aから第1の開口部7を介して外部に放出される。尚、希ガス放電灯Lの明るさは、端子T3に印加する駆動信号のONデュ−ティ比を適宜に設定することによって、変更できる。
【0009】
特に、この希ガス放電灯Lには水銀が用いられていないために、点灯後における光量の立ち上がりが急峻であり、点灯と同時に光量がほぼ100%近くまで達するという特徴を有している。このために、ファクシミリ,イメ−ジスキャナ,複写機などのOA機器における原稿読取用の光源として好適するものである。
【0010】
又、希ガス放電灯の組み立てに上述の方法を採用すれば、透光性シ−ト4の一方の面には接着層9が形成されているために、外囲器1をシ−ト構体3の上で転動させるだけの単純動作によって、シ−ト構体3を外囲器1の外周面に巻回し密着できるために、作業能率を著しく改善できるのみならず、機械化が可能となり、量産性を高めることができるなどの優れた効果が期待できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、この希ガス放電灯が原稿照射装置に適用された場合には、アパ−チャ部構造により発光層2の放射光の高密度化が可能となることから、例えば20000Lx程度の原稿面照度を得ることができ、原稿の読み取り性を改善することができるものである。
【0012】
しかしながら、近時、OA機器の高速化,読み取り精度の向上,信頼性の向上などの観点から、原稿面照度を30000〜40000Lxにまで高めることのできる高照度型の希ガス放電灯が求められている。この要求を満たすためには各種の改善が必要となる。例えば外囲器に封入する希ガスの封入圧力を高くしたり、図16に示すようなパルス状の高周波高電圧を発生する点灯装置(特開平9−199285号公報参照)を利用したりすることは、1つの有効な解決手段であると考えられる。
【0013】
前者の解決手段は、一般に、希ガス放電灯における希ガスの封入圧力と明るさとの間には相関関係があり、封入圧力を高くすると明るさが増加し、逆に、封入圧力を低くすると明るさが減少する傾向にあることが知られている。通常、例えば20000Lx程度の原稿面照度が求められる場合には、希ガス放電灯Lにおける希ガスの封入圧力は、例えば70Torr(トル)程度に設定されることから、それより高い100Torr以上の封入圧力に設定すれば、明るさも増加して原稿面照度の高照度化が可能となる。
【0014】
しかしながら、希ガスの封入圧力を上述のように高く設定した場合、図15に示すような点灯装置では希ガス放電灯Lの始動特性が損なわれるのみならず、点灯状態も不安定になって縞状の放電やチラツキが目視されるようになり、特に、ファクシミリ,イメ−ジスキャナなどの原稿読取用の光源としては読み取り精度,信頼性が損なわれるために、望ましくない。
【0015】
後者の解決手段は、希ガス放電灯Lにパルス状の高周波高電圧を印加するものであり、上述のように希ガスの封入圧力を高く設定しても、希ガス放電灯Lの始動特性は図15に示す点灯装置より改善できるし、高照度化も期待できる。
【0016】
図16に示す点灯装置において、インバ−タ回路HAは、一次コイルTRa,二次コイルTRcを有する発振トランスTRAと、発振トランスTRAの一次コイルTRaに直列接続されたトランジスタ,電界効果形トランジスタ(FET)などのスイッチング素子QAと、発振トランスTRAの一次コイルTRaとスイッチング素子QAとの直列回路にほぼ並列接続されたコンデンサCAとから構成されている。そして、インバ−タ回路HAの出力側(二次コイルTRc)には希ガス放電灯Lが、その外部電極5,6にパルス状の高周波高電圧が印加されるように接続されている。
【0017】
この点灯装置は次のように動作する。まず、端子T1,T2に商用電源から全波整流された直流電源を接続すると、コンデンサCAは充電される。この状態で、端子T3を介してスイッチング素子QAに駆動信号を印加すると、スイッチング素子QAは図17(a)に示すようにONとなると共に、コンデンサCAに充電されている電荷が発振トランスTRAの一次コイルTRaに放出される。次に、スイッチング素子QAがOFF状態になると、二次コイルTRcには図17(b)に示すようにパルス状の高周波高電圧が発生し、希ガス放電灯Lの外部電極5,6に印加されることによって、希ガス放電灯Lは点灯状態になる。従って、この点灯装置によれば、希ガス放電灯Lにおける希ガスの封入圧力を高く設定しても、一応の始動特性が得られるのみならず、高照度化も達成できる。
【0018】
しかしながら、近時、原稿照射装置はOA機器の小形化に関連して密閉構造に構成されることがあり、このような場合、希ガス放電灯Lには外来光が照射されることは殆んどなく、ほぼ暗黒状態におかれる。従って、外来光の存在下では、希ガスの封入圧力を高く設定した希ガス放電灯Lを図16に示す点灯装置に組み込み、例えば周波数が25KHz,電圧が2500VO-P 程度のパルス状の高周波高電圧を外部電極5,6に印加すれば、電圧印加後ほぼ1500〜2000mS(ミリ秒)程度以下で点灯するものの、かかる暗黒状態では点灯に5000〜6000mS以上を要するのみならず、中には全く点灯しないものが発生するなど、点灯時間のバラツキも極めて大きくなる。このために、時には、OA機器の使用に支障が生ずることがある。
【0019】
この原因は、次のように考えられる。即ち、一般に蛍光ランプは、始動に際し、初期電子が存在しないと電離が円滑に行われないために、始動ができないか若しくは困難になる。通常、放電のきっかけとなる初期電子としては、熱電子,光電子,高電界により放出される電子及び自然界の宇宙線などがある。しかし、例えば上述のOA機器のように外界から完全に遮断された部所に希ガス放電灯が配置される場合には、希ガス放電灯に自然界の宇宙線が届かなくなり、初期電子は期待できなくなる。従って、この種希ガス放電灯では始動特性が不安定になり、点灯時間のバラツキも大きくなるという問題がある。
【0020】
それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単な構成によって暗黒状態での始動特性を容易に改善できる希ガス放電灯及びその製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明は、上述の目的を達成するために、内面に蛍光体よりなる発光層を有する外囲器と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔して配置した金属部材よりなる一対の帯状の外部電極とを具備し、前記発光層にセシウムの酸化物を、蛍光体重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させたことを特徴とする。
【0022】
又、本発明の第2の発明は、内面に蛍光体よりなる発光層を有する外囲器と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔して配置した金属部材よりなる一対の帯状の外部電極と、外囲器の外周面に、外部電極が被覆されるように装着した透光性の絶縁部材とを具備し、前記発光層にセシウムの酸化物を、蛍光体重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させたことを特徴とし、第3の発明は、前記絶縁部材を、透光性シ−ト又は熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブにて構成したことを特徴とする。
【0023】
又、本発明の第4の発明は、内面に蛍光体よりなる発光層を有する外囲器と、外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シ−トの一方の面に金属部材よりなる一対の帯状の外部電極を互いに離隔して配置し、かつ外部電極の位置する側の透光性シ−ト面に接着層を形成してなるシ−ト構体とを具備し、前記発光層にセシウムの酸化物を、蛍光体重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させ、かつ外囲器の外周面にシ−ト構体を、外囲器と透光性シ−トとの間に外部電極が位置するように巻回したことを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明の第の発明は、少なくともセシウム化合物と蛍光体とを含む蛍光体塗布液を外囲器の内面に塗布し乾燥することによって塗布膜を形成する工程と、塗布膜の形成された外囲器を加熱することによって発光層を形成する焼成工程と、外囲器の内部空間に希ガスを封入する工程と、外囲器の外周面に、一対の帯状の外部電極を配置する工程とを含み、前記焼成工程においてセシウム化合物をセシウムの酸化物に変換することを特徴とし、第の発明は、前記セシウム化合物が酢酸セシウムであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる希ガス放電灯の第1の実施例について図1〜図2を参照して説明する。尚、図11〜図14に示す先行技術と同一部分には同一参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。同図において、この実施例の特徴部分は、外囲器1の内面に形成された発光層2Aにセシウム(Cs)の酸化物を分散して含有させたことであり、さらに詳しくは、発光層2Aにセシウムの酸化物を、蛍光体の全重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させたことである。
【0026】
このように発光層2Aにセシウムの酸化物を分散して存在させることによって、希ガス放電灯の設置環境下の照度が仮に0.01Lx以下のほぼ暗黒状態であっても、セシウムの酸化物の含有量が0.2〜5.0重量%の範囲に設定されている場合には、外部電極5,6に高周波高電圧を印加後、ほぼ2000mS以下の時間で確実に点灯させることができる上、点灯時間のバラツキも小さくできる。しかしながら、セシウムの酸化物の含有量が0.2重量%未満になると、点灯時間が3000mSを超えるようになるのみならず、点灯時間のバラツキも大きくなる。逆に、セシウムの酸化物の含有量が5.0重量%を超えると、短時間で点灯するものの、照度の低下が大きくなって高照度化の達成が難しくなる。従って、セシウムの酸化物の含有量は上記範囲内に設定することが望ましい。
【0027】
この発光層2Aは、例えば次のように形成される。まず、酢酸セシウムなどのセシウム化合物と蛍光体とバインダと溶剤とを混合してなる蛍光体塗布液を外囲器1の内面に塗布し乾燥することによって塗布膜を形成する。次に、塗布膜の形成された外囲器1を例えば450〜550°C程度の温度で焼成することによって、発光層2Aが形成される。この際に、バインダは除去されると共に、セシウム化合物はセシウムの酸化物に化学変化され、発光層2Aに分散して含有されることになる。その後、発光層2Aにアパ−チャ部2aを形成し、外囲器1の内部空間にキセノンガスなどの希ガスを例えば80Torr以上、好ましくは100〜150Torr封入すると共に、外囲器1の外周面に、一対の帯状の外部電極5,6を配置することによって、希ガス放電灯DLが製造される。
【0028】
特に、この発光層2Aは、希ガス放電灯の用途によっては、1種のみの蛍光体にて構成したり、或いは2種以上を混合して構成したりされる。例えば三波長域発光形の希ガス放電灯の場合には、例えば青色領域に発光スペクトルを有するユ−ロピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム蛍光体,緑色領域に発光スペクトルを有するセリウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体,赤色領域に発光スペクトルを有するユ−ロピウム付活酸化イットリウム蛍光体を混合してなる混合蛍光体にて発光層が形成されている。この発光層2Aの付着量は1cm2 当たり5〜30mgの範囲に設定されている。この範囲内では所望の光出力が得られるものの、その付着量が5mg未満になると、光出力の低下に伴って原稿面照度が不足するようになるし、逆に、30mgを超えると、均質な発光層の形成が困難になる。従って、発光層2Aの付着量は上記範囲内に設定することが望ましい。
【0029】
又、外囲器1の外周面には外部電極5,6が、それぞれの端部5a,6a及び5b,6bの間に第1の開口部7及び第2の開口部8が形成されるように配置されている。特に、外部電極5の端部5b側には、例えば周期性を有する三角状の異形部5Aが形成されており、外部電極5の端部5a及び外部電極6の端部6a,6bはストレ−ト状に構成されている。尚、この異形部5Aは三角状の他、矩形状,半円状などとすることもできる。
【0030】
例えば外囲器1に鉛ガラスを適用する場合には、それの肉厚は、例えば0.2〜0.7mmの範囲、好ましくは0.4〜0.6mmの範囲に設定される。しかしながら、肉厚が0.4mm未満、特に0.2mm未満になると、外囲器1の機械的な強度が極端に低下するために、量産設備による生産工程でのガラス破損に伴う不良率が増加するようになるし、逆に、肉厚が0.6mm、特に0.7mmを超えると、縞状の放電状態が目視され、アパ−チャ部2aから放出される光にチラツキが生ずるようになるのみならず、希ガス放電灯にパワ−が十分に入りにくくなる。従って、外囲器1の肉厚は上記範囲内に設定することが望ましい。しかしながら、上述のように外部電極5,6の適宜の端部に異形部を形成すれば、外囲器1の肉厚範囲を厚い側に拡大することが可能となる。
【0031】
さらに、外部電極5,6のそれぞれの離隔部分には第1,第2の開口部7,8が形成されており、それぞれの開口角θ1 ,θ2 はθ1 >θ2 の関係に設定されている。第1の開口部7の開口角θ1 は60〜120°の範囲が、第2の開口部8の開口角θ2 は55°程度がそれぞれ望ましい。しかしながら、第2の開口部8は絶縁破壊しない程度に狭いことが望ましく、例えば最低2mm程度の離隔距離を確保することが推奨される。尚、上述のアパ−チャ部2aの開口角は第1の開口部7の開口角θ1 とほぼ同程度に設定されている。
【0032】
このように構成された希ガス放電灯DLは、例えば図3に示す点灯装置に組み込まれ、異形部5Aの形成された外部電極5を接地した上で点灯される。この点灯装置は、基本的には図16に示すものと同じであり、外部電極の一方を接地する点が異なっている。従って、この実施例によれば、発光層2Aにはセシウムの酸化物が0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有されているために、仮に外来光が遮断された環境下に適用されても、消灯後、かなり長い時間(例えば24時間程度)を経過してから、外部電極5,6にパルス状の高周波高電圧を印加してもほぼ2000mS以下で確実に点灯させることができるし、点灯時間のバラツキも小さくできる。
【0033】
又、外囲器1の内部空間には希ガスが80Torr以上の圧力で封入されており、しかも、外部電極5,6にはパルス状の高周波高電圧が印加されることと相俟って第1の開口部7から放出される光出力を効果的に改善できる。従って、例えばOA機器の原稿照射装置に適用した場合には、原稿面照度の高照度化が可能となり、読み取り精度,信頼性を向上できる。尚、その上、発光層2Aの付着量を1cm2 当たり5〜30mgに設定すれば、上述の構成と相俟って光出力の一層の改善が可能となる。
【0034】
特に、発光層2Aの付着量は通常の照明用蛍光ランプに比較すると2〜10倍程度に設定されており、通常の照明用蛍光ランプでは特性的に好ましいものではないと考えられている量であるにも拘らず、希ガス放電灯では光出力が有効に増加している。この原因については明らかではないが、外部電極5,6の間(外囲器1の長手方向に対してほぼ直角方向)に無数の放電路が形成されることによって縞状の状態で点灯する希ガス放電灯に特有の現象と考えられる。
【0035】
図4は本発明の第2の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯DLと同じである。異なる点は、外部電極5の端部5bを端部5aと同様にストレ−ト状に構成したことと、第1の開口部7に対応する外囲器1の内面部分に形成されているアパ−チャ部2aの開口角θ3 を第1の開口部7の開口角θ1 より大きく設定したことである。このアパ−チャ部2aの開口角θ3 は、例えば70〜130度の範囲に設定されているが、用途,目的などに応じて適宜に変更できる。尚、開口部7,8の開口角θ1 ,θ2 はθ1 >θ2 の関係に設定されている。
【0036】
この実施例によれば、第1の実施例と同様に外来光の乏しい環境下においても確実に希ガス放電灯を始動させることができる。その上に、外囲器1の外周面にシ−ト構体3を巻回する際に、第1の開口部7とアパ−チャ部2aとのセンタ−が若干ずれても、第1の開口部7から放出される光の光軸のずれを緩和できる。このために、例えば原稿照射装置に適用しても、十分に高い読み取り精度を得ることができる。
【0037】
図5は本発明の第3の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯DLと同じである。異なる点は、透光性シ−ト4のそれぞれの端部4a,4bを外部電極5の上において重ね合わせ、この重ね合わせ部分を超音波溶着したことである。尚、この重ね合わせ部分は外部電極6の上に位置させることもできる。
【0038】
この実施例によれば、第1の実施例と同様に外来光の乏しい環境下においても確実に希ガス放電灯を始動させることができる。その上に、透光性シ−ト4の重ね合わせ部分4a,4bの超音波溶着が外部電極5の外面側において行われるために、外囲器内面の発光層2Aに作用する超音波振動が緩和される。従って、第1,第2の実施例に比較すると、発光層2Aの外囲器内面からの剥離を抑制でき、光出力の改善が可能となる。
【0039】
図6は本発明の第4の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外囲器1の外周面に一対の外部電極5,6を接着層を利用して貼着した後に、一方の面に接着層を有するPET樹脂などの透光性シ−ト4Aを外囲器1の外周面に、外部電極5,6が被覆されるように巻回して接着したことである。
【0040】
この実施例によれば、第1の実施例と同様に外来光の乏しい環境下においても確実に希ガス放電灯を点灯させることができる。その上、外囲器1の外周面に透光性シ−ト4Aを巻回するに先立って、外囲器1の外周面にシリコ−ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成しておけば、外部電極間の絶縁耐力を改善できるし、透光性シ−ト4Aへの孔あきも抑制できる。
【0041】
図7は本発明の第5の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外囲器1の外周面に一対の外部電極5,6を接着層を利用して貼着した後に、外囲器1の外周面にPET樹脂などの熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ12を、外部電極5,6が被覆されるように装着し、熱収縮させたことである。尚、この保護チュ−ブ12は外囲器1に装着した後、例えば150〜200°C程度に加熱し、収縮させることにより外囲器1の外周面に密着される。
【0042】
この実施例によれば、上述の各実施例に比較すると、機械化,作業能率の点で劣るものの、保護チュ−ブ12に接着層を使用しないために、どのような材料の端子を使用しても、端子の構成部材と接着剤成分との反応による腐食がなく、長期間に亘って安定した動作状態を維持できる上、保護チュ−ブ12に継目がないために、上述の実施例のように透光性シ−ト4の端部の重ね合わせ部分の剥がれを完全に防止できる。
【0043】
特に、外囲器1の外周面に保護チュ−ブ12を装着するに先立って、外囲器1の外周面にシリコ−ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成しておけば、外部電極間の絶縁耐力を一層高めることができる。
【0044】
図8は本発明の第6の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、シ−ト構体3の外周面にPET樹脂などの熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ12を装着した後に、熱収縮させたことである。尚、この保護チュ−ブ12は外囲器1(シ−ト構体3)に装着した後、例えば150〜200°C程度に加熱し、収縮させることにより透光性シ−ト4の外周面に密着される。
【0045】
この実施例によれば、希ガス放電灯の適用部所における環境条件が厳しい,安全基準が高いなどの場合には、例えば耐熱性,絶縁性などに優れ、かつ透光性を有する保護チュ−ブ12にてシ−ト構体3を被覆することによって、より高品位の製品を提供できる。
【0046】
特に、この実施例の構造は、図4,図5,図6,図7に示す実施例にも適用することができる。
【0047】
図9は本発明の第7の実施例を示すものであって、外囲器1を展開した状態を示しており、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じである。異なる点は、外部電極5,6の端部5b,6bに周期性を有する三角状の異形部5A,6Aを形成することと、異形部5A,6Aの先端部5Aa,6Aaが、異形部ピッチの20%以内において対向するように配置したことである。尚、異形部は三角状の他、台形を含む矩形状,楕円を含む半円状などにすることもできる。
【0048】
この実施例の外部電極の構造は第1の実施例から第6の実施例にまで適用することもできる。
【0049】
尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約されることなく、例えば発光層を構成する蛍光体としては、セリウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体,ユ−ロピウム付活酸化イットリウム蛍光体などの他に、セリウム・テルビウム付活アルミン酸マグネシウム蛍光体(MgAl1119:Ce,Tb),セリウム・テルビウム付活イットリウム・シリケ−ト蛍光体(Y2 SiO5 :Ce,Tb),ユ−ロピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム蛍光体(BaMg2 Al1627:Eu)なども使用できる。発光層におけるアパ−チャ部を省略し、シ−ト構体の外囲器への巻回作業性を改善することも可能である。又、透光性シ−トの端部の重ね合わせ部分は接着,超音波溶着の他に、熱溶着や接着と溶着を併用したりして結合することもできる。又、希ガスの封入圧力は80〜150Torrの範囲に制約されることなく、封入圧力の低い希ガス放電灯にも適用できる。特に、外部電極の形態において、「帯状」とは全体としての形態が帯状であることを意味し、上述のように端部に異形部を有するものは勿論のこと、端部でない部分に孔などが存在したり、編目状になっているものなども含まれるものとする。さらに、点灯装置との組合せ状態において、外部電極の一方の接地は省略することもできる。
【0050】
【実施例】
次に、実験例について説明する。まず、酢酸セシウムの10%水溶液とセリウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体とポリエチレンオキサイド(水溶性バインダ)と水(溶剤)とを混合してなる蛍光体塗布液を、外径が8mm,肉厚が0.5mm,長さが360mmの鉛ガラスよりなる外囲器の内面に塗布し、焼成して発光層を形成する。この状態において、発光層にはセシウムの酸化物が分散して含有されている。次に、スクレ−パを用いて発光層の一部を強制的に剥がすことによって開口角75度のアパ−チャ部を形成する。特に、発光層の付着量を15mg/cm2 一定にすると共に、焼成後における蛍光体の全重量に対するセシウムの酸化物の含有量を図10に示すように0〜6.0重量%の範囲で変化させた。以下、図11〜図14に示す先行技術と同様の方法にて希ガス放電灯を製造した。尚、キセノンガスの封入圧力は120Torrに設定すると共に、一対の外部電極には幅が8mmのアルミニウム箔を用い、第2の開口部を形成する外部電極の一方の端部にのみピッチが4mmで頂点の高さが1.5mmの三角状の異形部を形成し、対向する他方の端部はストレ−ト状に形成した。
【0051】
この希ガス放電灯を図3に示す点灯装置に組み込むと共に、これらを、その周辺の照度が0.01Lx以下の暗黒状態に24時間放置した後に、一対の外部電極間に周波数が25KHz,電圧が2500V0-P のパルス状の高周波高電圧を印加し、完全に点灯するまでの時間(点灯時間)及び正常点灯下において希ガス放電灯より8mm離隔した原稿面の照度を測定したところ、図10に示す結果が得られた。
【0052】
同図から明らかなように、希ガス放電灯の点灯時間は、セシウムの酸化物の含有量が多くなるほど暗黒状態での点灯時間が短くなる傾向を示しており、それの含有量が0.2重量%以上の範囲において2000mS以下で点灯している。一方、照度は、セシウムの酸化物の含有量が増加するほど低下する傾向にあり、それの含有量が5.0重量%を超えると、高照度化の目安となる30000Lxより低下するようになる。これはセシウムの酸化物が発光に寄与しないためと考えられる。従って、発光層に対するセシウムの酸化物の含有量は、完全に点灯するまでの時間及び照度の両評価項目から0.2〜5.0重量%の範囲に設定することが望ましい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、発光層にはセシウムの酸化物が0.2〜5.0重量%の範囲にて分散して含有されているために、仮に外来光が遮断された環境下に適用されても、消灯後、かなり長い時間を経過してから、外部電極間に高周波高電圧を印加してもほぼ2000mS以下で確実に点灯させることができるし、点灯時間のバラツキも小さくできる。
【0054】
特に、希ガスの封入圧力を例えば80Torr以上に設定すれば、明るさを改善でき、OA機器の原稿照射装置に適用した場合には原稿面照度の高照度化が可能となり、読み取り精度,信頼性を向上できる。
【0055】
又、発光層の付着量を1cm2 当たり5〜30mgの範囲に設定すれば、上述の構成と相俟って光出力の一層の改善が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の外囲器及び外部電極部分の展開図。
【図3】図1に示す希ガス放電灯を組み込んだ点灯装置の電気回路図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す縦断面図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す縦断面図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す縦断面図。
【図7】本発明の第5の実施例を示す縦断面図。
【図8】本発明の第6の実施例を示す縦断面図。
【図9】本発明の第7の実施例を示す外囲器及び外部電極部分の展開図。
【図10】セシウムの酸化物の含有量と暗黒下での点灯時間及び正常点灯時の照度との関係を示す図。
【図11】先行技術にかかる希ガス放電灯の縦断面図。
【図12】先行技術にかかるシ−ト構体の展開図。
【図13】図12のX−X断面図。
【図14】先行技術にかかる希ガス放電灯の製造方法を説明するための縦断面図。
【図15】先行技術にかかる希ガス放電灯の点灯装置の電気回路図。
【図16】先行技術にかかる希ガス放電灯の他の点灯装置の電気回路図。
【図17】図16の動作を説明するための図であって、同図(a)はスイッチング素子の動作タイミング図、同図(b)はインバ−タ回路の二次電圧波形図。
【符号の説明】
DL 希ガス放電灯
HA インバ−タ回路(点灯装置)
1 外囲器
2A 発光層
2a アパ−チャ部
3 シ−ト構体
4,4A 透光性シ−ト(絶縁部材)
4a,4b 端部
5,6 外部電極
5A,6A 異形部
7 第1の開口部
8 第2の開口部
9 接着層
12 保護チュ−ブ(絶縁部材)

Claims (6)

  1. 内面に蛍光体よりなる発光層を有する外囲器と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔して配置した金属部材よりなる一対の帯状の外部電極とを具備し、前記発光層にセシウムの酸化物を、蛍光体重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させたことを特徴とする希ガス放電灯。
  2. 内面に蛍光体よりなる発光層を有する外囲器と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔して配置した金属部材よりなる一対の帯状の外部電極と、外囲器の外周面に、外部電極が被覆されるように装着した透光性の絶縁部材とを具備し、前記発光層にセシウムの酸化物を、蛍光体重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させたことを特徴とする希ガス放電灯。
  3. 前記絶縁部材を、透光性シ−ト又は熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブにて構成したことを特徴とする請求項2に記載の希ガス放電灯。
  4. 内面に蛍光体よりなる発光層を有する外囲器と、外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シ−トの一方の面に金属部材よりなる一対の帯状の外部電極を互いに離隔して配置し、かつ外部電極の位置する側の透光性シ−ト面に接着層を形成してなるシ−ト構体とを具備し、前記発光層にセシウムの酸化物を、蛍光体重量に対し0.2〜5.0重量%の範囲で分散して含有させ、かつ外囲器の外周面にシ−ト構体を、外囲器と透光性シ−トとの間に外部電極が位置するように巻回したことを特徴とする希ガス放電灯。
  5. 少なくともセシウム化合物と蛍光体とを含む蛍光体塗布液を外囲器の内面に塗布し乾燥することによって塗布膜を形成する工程と、塗布膜の形成された外囲器を加熱することによって発光層を形成する焼成工程と、外囲器の内部空間に希ガスを封入する工程と、外囲器の外周面に、一対の帯状の外部電極を配置する工程とを含み、前記焼成工程においてセシウム化合物をセシウムの酸化物に変換することを特徴とする希ガス放電灯の製造方法。
  6. 前記セシウム化合物が酢酸セシウムであることを特徴とする請求項に記載の希ガス放電灯の製造方法。
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