JPH113684A - 希ガス放電灯 - Google Patents

希ガス放電灯

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JPH113684A
JPH113684A JP15113897A JP15113897A JPH113684A JP H113684 A JPH113684 A JP H113684A JP 15113897 A JP15113897 A JP 15113897A JP 15113897 A JP15113897 A JP 15113897A JP H113684 A JPH113684 A JP H113684A
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JP
Japan
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envelope
discharge lamp
rare gas
gas discharge
emitting layer
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JP15113897A
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Inventor
Satoshi Tamura
敏 田村
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成によって暗黒状態での始動
特性を容易に改善できる希ガス放電灯を提供すること。 【解決手段】 【特許請求の範囲】内面に発光層2Aを有する外囲器1
と、外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性
シ−ト4の一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の外
部電極5,6を互いに離隔して配置し、かつ外部電極
5,6の位置する側の透光性シ−ト面に接着層9を形成
してなるシ−ト構体3とを具備し、前記発光層2Aに蓄
光性蛍光体を、発光層に対して0.3〜3.0重量%の
範囲で混入し、かつ外囲器1の外周面にシ−ト構体3
を、外囲器1と透光性シ−ト4との間に外部電極5,6
が位置するように巻回した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は希ガス放電灯に関
し、特にガラスバルブの内面にアパ−チャ部を有する発
光層を形成すると共に、外周面に一対の帯状の外部電極
を配置した希ガス放電灯において、希ガス放電灯に照射
される外来光が乏しい環境下での始動特性の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、図8〜図10に示す
希ガス放電灯を提案した。同図において、1は例えばガ
ラスバルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であ
って、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体
などの1種又は2種以上の蛍光体を含む発光層2が形成
されている。特に、この発光層2には所定の開口角を有
するアパ−チャ部2aがほぼ全長に亘って形成されてい
る。そして、外囲器1の封着構造はガラスバルブの端部
にディスク状の封着ガラス板を封着して構成されている
が、例えば単にガラスバルブを加熱しながら縮径加工し
溶断して構成することもできる。尚、この外囲器1の密
閉空間には水銀などの金属蒸気を含まないキセノン(X
e),クリプトン(Kr),ネオン(Ne),ヘリウム
(He)などの希ガスが単一又は混合して所定量封入さ
れているが、キセノンを主成分とする希ガスの封入が望
ましい。
【0003】この外囲器1の外周面にはシ−ト構体3が
密着するように巻回されている。このシ−ト構体3は、
例えば外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有し、かつ
厚さが20〜100μmの範囲に設定された絶縁性の透
光性シ−ト4と、この透光性シ−ト4の一方の面に互い
に所定の間隔だけ離隔配置して接着された不透光性の金
属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,6と、この外
部電極5,6の端部から、それと電気的な接続関係を有
し、かつ導出端が透光性シ−ト4の端縁部分より突出す
るように導出された端子51,61と、透光性シ−ト4
の一方の面に付与された粘着ないし接着機能を有する接
着層9とから構成されている。
【0004】特に、このシ−ト構体3において、透光性
シ−ト4としてはポリエチレンテレフタレ−ト(PE
T)樹脂が好適するが、ポリエステル樹脂など他の樹脂
も利用できる。又、外部電極5,6としてはアルミニウ
ム箔が好適するが、導電性に優れ、かつ不透光性の金属
部材であれば、ニッケルなどのように他の金属部材も利
用できる。端子51,61としてはほぼ短冊状の銅が好
適するが、銀,ステンレス,Cu−Ni合金など他の金
属部材も利用できる。尚、端子51,61は外部電極
5,6と同一部材にて構成し、その端部から外方に向け
て延在させることもできる。さらに、接着層9としては
シリコ−ン系接着剤が好適するが、アクリル系接着剤な
ど他の接着剤も使用できる。
【0005】上述のシ−ト構体3は外囲器1の外周面
に、外部電極5,6が外囲器1と透光性シ−ト4との間
に位置するように装着されており、後述の第2の開口部
(8)において、透光性シ−ト4の一方の端部4aに他
方の端部4bを重ね合わせた上で接着されている。特
に、シ−ト構体3の外囲器1への装着状態において、外
部電極5,6の一端間には第1の開口部7が、外部電極
5,6の他端間には第2の開口部8がそれぞれ形成され
ており、発光層2からの光は主としてアパ−チャ部2a
を介して第1の開口部7から放出される。
【0006】この希ガス放電灯は、例えば次のように製
造される。まず、例えば青色領域,緑色領域,赤色領域
にそれぞれ発光スペクトルを有する蛍光体を含む蛍光体
塗布液をガラスバルブよりなる外囲器1の内面に塗布・
乾燥し、焼成することにより発光層2が形成される。次
に、図示しないスクレ−パを利用して発光層2の一部を
強制的に所定の開口角を以て剥離・除去することによ
り、アパ−チャ部2aが形成される。次に、この外囲器
1を密閉状に構成し、かつ内部空間にキセノンなどの希
ガスを所定量封入する。
【0007】次に、図9〜図10に示すように、透光性
シ−ト4の所定部分に一対の外部電極5,6を離隔して
配置すると共に、外部電極5,6の端部から端子51,
61を導出し、かつ透光性シ−ト4及び外部電極5,6
に接着層9を形成してシ−ト構体3を構成する。次に、
図11に示すように、シ−ト構体3を展開した状態で例
えば組み立てステ−ジ10に載置する。引き続き、外囲
器1をシ−ト構体3の透光性シ−ト4の一端4aに、外
囲器1の長手方向が外部電極5,6の長手方向に沿うよ
うに(平行となるように)位置させる。この状態で、外
囲器1に従動ロ−ラ11,11を、外囲器1が透光性シ
−ト4に若干押しつけるように配置する。この状態で、
ステ−ジ10を若干M方向に移動させた後、N方向に移
動させる。これによって、シ−ト構体3は、図8に示す
ように、外囲器1の外周面に巻回される上、透光性シ−
ト4の一端4aに他端4bが重ね合わされ、接着層9に
よって接着されて希ガス放電灯が完成する。
【0008】この希ガス放電灯は、外部電極5,6にイ
ンバ−タ回路から端子51,61を介して、例えば周波
数が30KHz,電圧が2500VO-P 程度の高周波高
電圧が印加されることによって点灯するものであり、光
はアパ−チャ部2aを介して第1の開口部7から放出さ
れる。特に、この希ガス放電灯には水銀が用いられてい
ないために、点灯後における光量の立ち上がりが急峻で
あり、点灯と同時に光量がほぼ100%近くまで達する
という特徴を有している。このために、ファクシミリ,
イメ−ジスキャナ,複写機などのOA機器における原稿
読取用の光源として好適するものであり、例えば原稿照
射装置に適用した場合には、原稿面照度を高めることが
でき、原稿の読み取り精度を向上させることができる。
【0009】又、希ガス放電灯の組み立てに上述の方法
を採用すれば、透光性シ−ト4の一方の面には、接着層
9が形成されているために、外囲器1をシ−ト構体3の
上で転動させるだけの単純動作によって、シ−ト構体3
を外囲器1の外周面に巻回し密着させることができ、そ
の上、外部電極5,6は透光性シ−ト4に予め所定の間
隔で配列されているために、作業能率を著しく改善でき
るのみならず、機械化が可能となり、量産性を高めるこ
とができるなどの優れた効果が期待できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、この希ガス放電灯が原稿照射装置に適用された場合
には、アパ−チャ部構造により発光層2の放射光の高密
度化が可能となることから、原稿面照度を高めることが
でき、原稿の読み取りを確実に行うことができるもので
ある。
【0011】しかしながら、近時、原稿照射装置はOA
機器の小形化に関連して密閉構造に構成されることがあ
り、このような場合、希ガス放電灯には外来光が照射さ
れることは殆んどなく、ほぼ暗黒状態におかれる。従っ
て、外来光の存在下では、周波数が30KHz,電圧が
2500VO-P 程度の高周波高電圧を端子51,61を
介して外部電極5,6に印加した場合には電圧印加後ほ
ぼ20〜300mS(ミリ秒)程度で点灯するものの、
かかる暗黒状態では点灯に1秒以上を要するのみなら
ず、その点灯時間のバラツキが大きくなる。このため
に、時には、OA機器の使用に支障が生ずることがあ
る。
【0012】この原因は、次のように考えられる。即
ち、一般に蛍光ランプは、始動に際し、初期電子が存在
しないと電離が円滑に行われないために、始動ができな
いか若しくは困難になる。通常、放電のきっかけとなる
初期電子としては、熱電子,光電子,高電界により放出
される電子及び自然界の宇宙線などがある。しかし、例
えば上述のOA機器のように外界から完全に遮断された
部所に希ガス放電灯が配置される場合には、希ガス放電
灯に自然界の宇宙線が届かなくなり、初期電子は期待で
きなくなる。従って、この種希ガス放電灯では始動特性
が不安定になり、点灯時間のバラツキも大きくなるとい
う問題がある。
【0013】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によって暗黒状態での始動特性を容易に改善でき
る希ガス放電灯を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、内面に発光層を有する外囲器
と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに
離隔して配置した金属部材よりなる帯状の一対の外部電
極とを具備し、前記発光層に蓄光性蛍光体を、発光層に
対して0.3〜5.0重量%の範囲で混入したことを特
徴とする。
【0015】又、本発明の第2の発明は、内面に発光層
を有する外囲器と、外囲器の外周面に、それのほぼ全長
に亘って互いに離隔して配置した金属部材よりなる帯状
の一対の外部電極と、外囲器の外周面に、外部電極が被
覆されるように装着した絶縁部材とを具備し、前記発光
層に蓄光性蛍光体を、発光層に対して0.3〜5.0重
量%の範囲で混入したことを特徴とし、第3の発明は、
前記絶縁部材を、透光性シ−ト又は熱収縮性樹脂よりな
る保護チュ−ブにて構成したことを特徴とする。
【0016】さらには、本発明の第4の発明は、内面に
発光層を有する外囲器と、外囲器の全長とほぼ同程度の
長さを有する透光性シ−トの一方の面に金属部材よりな
る帯状の一対の外部電極を互いに離隔して配置し、かつ
外部電極の位置する側の透光性シ−ト面に接着層を形成
してなるシ−ト構体とを具備し、前記発光層に蓄光性蛍
光体を、発光層に対して0.3〜5.0重量%の範囲で
混入し、かつ外囲器の外周面にシ−ト構体を、外囲器と
透光性シ−トとの間に外部電極が位置するように巻回し
たことを特徴とし、第5の発明は、前記発光層の付着量
を1cm2 当たり5〜30mgの範囲に設定したことを
特徴とし、第6の発明は、前記蓄光性蛍光体を、長残光
性を有する蛍光体にて構成したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる希ガス放電
灯の第1の実施例について図1を参照して説明する。
尚、図8〜図11に示す先行技術と同一部分には同一参
照符号を付し、その詳細な説明は省略する。同図におい
て、この実施例の特徴部分は、ガラスバルブなどよりな
る外囲器1の内面に1種又は2種以上の通常の蛍光体
と、長残光特性を有する蓄光性蛍光体とを含む発光層2
Aを形成すると共に、発光層2Aに占める蓄光性蛍光体
の割合を0.3〜5.0重量%の範囲、好ましくは0.
3〜3.0重量%に設定したことである。
【0018】この蓄光性蛍光体としては、例えば一般式
がMAl24 で表される化合物で、Mはカルシウム,
ストロンチウム,バリウムからなる群から選択された1
つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にした蛍光体
であり、付活剤としてはユ−ロピウム(Eu)が用いら
れる他、共付活剤としてジスプロシウム(Dy),ネオ
ジム(Nd)などが使用される。
【0019】具体的には、この蓄光性蛍光体としては、
例えば490nmに発光ピ−クを有するユ−ロピウム,
ジスプロシウム付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体
(Sr 4 Al1425:Eu/Dy)、520nmに発光
ピ−クを有するユ−ロピウム付活アルミン酸ストロンチ
ウム蛍光体(SrAl2 4 :Eu)、ユ−ロピウム,
ジスプロシウム付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体
(SrAl2 4 :Eu/Dy)、ユ−ロピウム,ネオ
ジム,イットリウム付活アルミン酸カルシウム蛍光体
(CaAl2 4 :Eu/Nd/Y)、ユ−ロピウム,
ネオジム付活アルミン酸バリウム蛍光体(BaAl2
4 :Eu/Nd)などのように長残光特性を有する蛍光
体が適用可能である。尚、これら蓄光性蛍光体は平均粒
径が例えば2〜12μmに設定されているが、12μm
以上の大きな粒径を選択することにより残光性を高める
ことも可能である。又、この他にはビスマス付活硫化カ
ルシウム蛍光体(CaS:Bi)、ビスマス付活硫化カ
ルシウム・ストロンチウム蛍光体(CaSrS:B
i)、銅付活硫化亜鉛蛍光体(ZnS:Cu)、銅付活
硫化亜鉛・カドミウム蛍光体(ZnCdS:Cu)など
の蓄光性蛍光体も適用可能である。
【0020】これら蓄光性蛍光体を含む発光層2Aを希
ガス放電灯に適用することによって、蓄光性蛍光体の残
光による光電子(初期電子)が存在することにより、希
ガス放電灯の設置環境下の照度が仮に0.01Lx以下
のほぼ暗黒状態であっても、発光層2Aに占める蓄光性
蛍光体の割合が0.3〜5.0重量%の範囲、好ましく
は0.3〜3.0重量%の範囲に設定されている場合に
は、外部電極5,6に高周波高電圧を印加後、ほぼ30
0mS以下の短時間で確実に点灯させることができる
上、点灯に要する点灯時間のバラツキも小さくできる。
しかしながら、発光層2Aに占める蓄光性蛍光体の割合
が0.3重量%未満になると、蓄光性蛍光体からの残光
が少なくなって短時間での点灯が難しくなるのみなら
ず、点灯時間のバラツキも大きくなる。逆に、その混入
割合が5.0重量%を超えると、原稿面照度が著しく低
下する上、原稿照射装置に適用した場合には読み取り精
度,信頼性が損なわれ、再生品位が保証できなくなる。
従って、発光層2Aに占める蓄光性蛍光体の割合は上記
範囲内に設定することが望ましい。
【0021】又、発光層2Aの主たる蛍光体は、希ガス
放電灯の用途によっては、1種のみを使用したり、或い
は2種以上を混合して使用したりされる。例えば三波長
域発光形の希ガス放電灯の場合には、例えば青色領域に
発光スペクトルを有するユ−ロピウム付活アルミン酸バ
リウム・マグネシウム蛍光体,緑色領域に発光スペクト
ルを有するセリウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍
光体,赤色領域に発光スペクトルを有するユ−ロピウム
付活硼酸イットリウム・ガドリウム蛍光体を混合してな
る混合蛍光体にて発光層が形成されている。この発光層
には上述の蓄光性蛍光体が混入・分散されており、その
付着量は1cm2 当たり5〜30mgの範囲に設定され
ている。この範囲では所望の光出力が得られるものの、
その付着量が5mg未満になると、光出力の低下に伴っ
て原稿面照度が不足するようになるし、逆に、30mg
を超えると、均質な発光層の形成が困難になる。従っ
て、発光層2Aの付着量は上記範囲内に設定することが
望ましい。
【0022】上述の外囲器1の構成部材としては、誘電
率が大きく、かつ気密性が確実に保持でき、透光性を有
する材料であれば適用が可能であるが、例えばガラスの
中でも比較的に誘電率の大きい鉛ガラスなどが好適する
ものである。これの肉厚は例えば0.2〜0.7mmの
範囲、好ましくは0.4〜0.6mmの範囲に設定され
ており、この範囲では一応の生産性,光特性が得られ
る。しかしながら、肉厚が0.4mm未満、特に0.2
mm未満になると、外囲器1の機械的な強度が極端に低
下するために、量産設備による生産工程でのガラス破損
に伴う不良率が増加するようになるし、逆に、肉厚が
0.6mm、特に0.7mmを超えると、縞状の放電状
態が目視され、アパ−チャ部2aから放出される光にチ
ラツキが生ずるようになるのみならず、希ガス放電灯に
パワ−が十分に入りにくくなって光出力が低下するよう
になる。従って、外囲器1の肉厚は上記範囲内に設定す
ることが望ましい。
【0023】さらに、外部電極5,6のそれぞれの離隔
部分には第1,第2の開口部7,8が形成されており、
それぞれの開口角θ1 ,θ2 はθ1 >θ2 の関係に設定
されている。第1の開口部7の開口角θ1 は60〜12
0°の範囲が、第2の開口部8の開口角θ2 は55°程
度がそれぞれ望ましい。しかしながら、第2の開口部8
は絶縁破壊しない程度に狭いことが望ましく、例えば最
低2mm程度の離隔距離を確保することが推奨される。
尚、上述のアパ−チャ部2aの開口角は第1の開口部7
の開口角θ1 とほぼ同程度に設定されている。
【0024】この実施例によれば、発光層2Aに占める
蓄光性蛍光体の混入割合が0.3〜5.0重量%の範囲
に設定されているために、仮に外来光が遮断された環境
下に適用されても、希ガス放電灯の消灯後に、発光層2
Aに分散されている蓄光性蛍光体が呈する残光によって
外囲器内に光電子が僅かに存在する。このために、消灯
後、かなり長い時間(例えば15時間程度)を経過して
から、外部電極5,6に高周波高電圧を印加してもほぼ
300mS以下で確実に点灯させることができるし、点
灯時間のバラツキも小さくできる。特に、その範囲の上
限を3.0重量%に設定すれば、原稿面の読み取り性を
さらに向上できる。
【0025】又、発光層2Aの付着量が1cm2 当たり
5〜30mgに設定されており、しかも、第1,第2の
開口部7,8の開口角θ1 ,θ2 がθ1 >θ2 の関係に
設定され、かつ開口角θ1 が60〜120度の範囲に設
定されていることと相俟ってアパ−チャ部2aを介して
第1の開口部7から放出される光出力を効果的に改善で
きる。従って、例えばOA機器の原稿照射装置に適用し
た場合には、原稿面照度を高めることができることか
ら、十分の読み取り品位を確保できる。
【0026】特に、発光層2Aの付着量は通常の照明用
蛍光ランプに比較すると2〜10倍程度に設定されてお
り、通常の照明用蛍光ランプでは特性的に好ましいもの
ではないと考えられている量であるにも拘らず、希ガス
放電灯では光出力が有効に増加している。この原因につ
いては明らかではないが、外部電極5,6の間(外囲器
1の長手方向に対してほぼ直角方向)に無数の放電路が
形成されることによって縞状の状態で点灯する希ガス放
電灯に特有の現象と考えられる。
【0027】又、発光層の付着量を5〜30mg/cm
2 の範囲に、第1の開口部7の開口角θ1 を60〜12
0度の範囲に設定すると共に、外部電極5,6の外囲器
側に光反射性を付与すれば、第1の開口部7から放出さ
れる光出力を一層に増加させることができる。この際、
第2の開口部8の離隔長さを2mm程度の狭い開口角に
設定すれば、第2の開口部8からの光の漏洩が抑制さ
れ、第1の開口部7から放出される光出力の改善効果が
期待できる。
【0028】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じ
である。異なる点は、第1の開口部7に対応する外囲器
1の内面部分に形成されているアパ−チャ部2aの開口
角θ3 を第1の開口部7の開口角θ1 より大きく設定し
たことである。このアパ−チャ部2aの開口角θ3 は例
えば70〜130度の範囲に設定されているが、用途,
目的などに応じて適宜に変更できる。尚、第1の開口部
7の開口角θ1 と第2の開口部8の開口角θ2はθ1
θ2 の関係に設定されている。
【0029】この実施例によれば、外囲器1の外周面に
シ−ト構体3を巻回する際に、第1の開口部7とアパ−
チャ部2aとのセンタ−が若干ずれても、第1の開口部
7から放出される光の光軸のずれを緩和できる。このた
めに、例えば原稿照射装置に適用しても、十分に高い読
み取り精度を得ることができる。
【0030】図3は本発明の第3の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じ
である。異なる点は、透光性シ−ト4のそれぞれの端部
4a,4bを外部電極5の上において重ね合わせ、この
重ね合わせ部分を超音波溶着したことである。
【0031】この実施例によれば、重ね合わせ部分4
a,4bの超音波溶着が外部電極5の外側面において行
われるために、外囲器内面の発光層2Aに作用する超音
波振動が緩和される。従って、第1,第2の実施例に比
較すると、発光層2Aの外囲器内面からの剥離を大幅に
抑制でき、光出力の改善が可能となる。
【0032】図4は本発明の第4の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じ
である。異なる点は、外囲器1の外周面に一対の外部電
極5,6を接着層を利用して貼着した後に、一方の面に
接着層を有するPET樹脂などの透光性シ−ト4Aを外
囲器1の外周面に、外部電極5,6が被覆されるように
巻回して接着したことである。
【0033】この実施例によれば、外囲器1の外周面に
透光性シ−ト4Aを巻回するに先立って、外囲器1の外
周面にシリコ−ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成
しておけば、外部電極間の絶縁耐力を改善できる。
【0034】図5は本発明の第5の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じ
である。異なる点は、外囲器1の外周面に一対の外部電
極5,6を接着層を利用して貼着した後に、外囲器1の
外周面にPET樹脂などの熱収縮性樹脂よりなる保護チ
ュ−ブ12を、外部電極5,6が被覆されるように装着
し、熱収縮させたことである。尚、この保護チュ−ブ1
2は外囲器1に装着した後、例えば150〜200°C
程度に加熱し、収縮させることにより外囲器1の外周面
に密着される。
【0035】この実施例によれば、上述の各実施例に比
較すると、機械化,作業能率の点で劣るものの、保護チ
ュ−ブ12に接着層を使用しないために、どのような材
料の端子を使用しても、端子の構成部材と接着剤成分と
の反応による腐食がなく、長期間に亘って安定した動作
状態を維持できる上、保護チュ−ブ12に継目がないた
めに、上述の実施例のように透光性シ−ト4の端部の重
ね合わせ部分の剥がれを完全に防止できる。
【0036】特に、外囲器1の外周面に保護チュ−ブ1
2を装着するに先立って、外囲器1の外周面にシリコ−
ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成しておけば、外
部電極間の絶縁耐力を一層高めることができる。
【0037】図6は本発明の第6の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1に示す希ガス放電灯と同じ
である。異なる点は、シ−ト構体3の外周面にPET樹
脂などの熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ12を装着
した後に、熱収縮させたことである。尚、この保護チュ
−ブ12は外囲器1(シ−ト構体3)に装着した後、例
えば150〜200°C程度に加熱し、収縮させること
により透光性シ−ト4の外周面に密着される。
【0038】この実施例によれば、希ガス放電灯の適用
部所における環境条件が厳しい,安全基準が高いなどの
場合には、例えば耐熱性,絶縁性などに優れ、かつ透光
性を有する保護チュ−ブ12にてシ−ト構体3を被覆す
ることによって、より高品位の製品を提供できる。
【0039】特に、この実施例の構造は、図2,図3,
図4,図5に示す実施例にも適用することができる。
【0040】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えば発光層には複数の蓄光性蛍光体
を混入・分散させることもできる。この発光層を構成す
る主たる蛍光体としては、セリウム・テルビウム付活リ
ン酸ランタン蛍光体(LaPO4 :Ce,Tb),ユ−
ロピウム付活硼酸イットリウム・ガドリウム蛍光体など
の他に、錫付活リン酸ストロンチウム・マグネシウム蛍
光体((SrMg)3(PO4 2 :Sn),ユ−ロピ
ウム付活リンバナジン酸イットリウム蛍光体(Y(P
V)O4 :Eu),ユ−ロピウム付活硼リン酸ストロン
チウム蛍光体(2SrO・(P2 7 ・B2 3 ):E
u)などのリン酸塩蛍光体,硼酸塩蛍光体の他、例えば
セリウム・テルビウム付活アルミン酸マグネシウム蛍光
体(MgAl1119:Ce,Tb),セリウム・テルビ
ウム付活イットリウム・シリケ−ト蛍光体(Y2 SiO
5 :Ce,Tb),ユ−ロピウム付活アルミン酸バリウ
ム・マグネシウム蛍光体(BaMg2 Al1627:E
u),ユ−ロピウム付活酸化イットリウム蛍光体(Y2
3 :Eu)なども使用できる。又、発光層におけるア
パ−チャ部を省略し、シ−ト構体の外囲器への巻回作業
性を改善することも可能である。又、透光性シ−トの端
部の重ね合わせ部分は単に接着の他に、熱溶着したり,
超音波溶着したり,接着と溶着を併用したりすることも
できる。さらには、放出光のチラツキを改善するため
に、第1,第2の開口部を形成する外部電極の適宜の側
縁部に三角状,楕円を含む半円状,台形を含む矩形状な
どの異形部を周期性を有するように形成することもでき
る。
【0041】
【実施例】次に、第1の実験例について説明する。ま
ず、イエロ−グリ−ンの発光色を有するセリウム・テル
ビウム付活イットリウム・シリケ−ト蛍光体(Y2 Si
5:Ce,Tb)と、ユ−ロピウム,ジスプロシウム
付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体(Sr4 Al14
25:Eu/Dy)とを含む蛍光体塗布液を外径が8m
m,肉厚が0.5mm,長さが360mmの鉛ガラスよ
りなる外囲器の内面に塗布し、焼成して発光層を形成す
る。次に、スクレ−パを用いて発光層の一部を強制的に
剥がすことによって開口角75度のアパ−チャ部を形成
する。尚、発光層に占めるイットリウム・シリケ−ト蛍
光体の付着量を15mg/cm2 一定とすると共に、発
光層に占める蓄光性蛍光体の割合を、図7に示すよう
に、0〜6.0重量%の範囲で変化させた。以下、図8
〜図11に示す先行技術と同様の方法にて希ガス放電灯
を製造した。尚、第1の開口部の開口角θ1 は75度
に、第2の開口部の開口角θ2 は55度にそれぞれ設定
した。
【0042】この希ガス放電灯を点灯回路に組み込み、
端子を介して一対の外部電極間に周波数が30KHz,
電圧が2500V0-P の高周波高電圧を印加し、外囲器
から8mm離隔した原稿照射面の照度及び原稿の読み取
り性の良否についてを評価したところ、図7に示す結果
が得られた。又、この希ガス放電灯を照度が0.01L
x以下の暗黒状態に50時間放置した後に、外部電極間
に上記高周波高電圧を印加して300mS以下で点灯す
るか否かについて評価したところ、図7に示す結果が得
られた。尚、同図において、暗黒始動の良否の評価項目
では、○は300mS以下で確実に点灯したことを、×
は点灯に300mS以上を要するのみならず、点灯時間
のバラツキが大きくなることを示している。又、読み取
り性の良否の評価項目では、○は良好であることを、△
は若干低下するも実用上は支障ないことを、×は良くな
いことを示している。
【0043】同図から明らかなように、原稿面照度につ
いては、蓄光性蛍光体の混入量が3.0重量%までは十
分の原稿面照度が得られているが、5.0重量%では実
用性はあるものの、照度が低下しており、6.0重量%
では極端に低下していることがわかる。又、暗黒始動に
ついては、蓄光性蛍光体の混入量が0.3重量%以上で
は300mS以下で確実に点灯しているが、その混入量
が0.3重量%未満では300mS以下での点灯が難し
くなっている。さらに、読み取り性の良否については、
蓄光性蛍光体の混入量が3.0重量%までは良好であ
り、5.0重量%では若干低下するものの、一応実用に
供し得るものである。しかし、6.0重量%以上になる
と、蓄光性蛍光体の残光強度が大きくなって読み取り精
度が損なわれることがわかる。従って、発光層に占める
蓄光性蛍光体の割合はそれぞれの評価項目の評価結果に
基づいて0.3〜5.0重量%、好ましくは0.3〜
3.0重量%の範囲に設定することが望ましい。
【0044】次に、第2の実験例について説明する。第
1の実験例(図7)において、発光層の付着量を15m
gに、発光層に占める蓄光性蛍光体の混入割合を1.0
重量%に、外部電極の幅(周方向の長さ)を8mmにそ
れぞれ固定し、外部電極における第1の開口部の開口角
θ1 を50〜105度の範囲で変化させた希ガス放電灯
を製造した。
【0045】この希ガス放電灯を点灯回路に組み込み、
周波数が30KHz,電圧が2500V0-P の高周波高
電圧を外部電極間に印加し、外囲器から8mm離隔した
原稿照射面の照度の良否、外部電極間(第2の開口部
間)での絶縁破壊の有無を観察したところ、原稿面照度
の良否については、第1の開口部の開口角θ1 が65〜
105度の範囲では十分の原稿面照度が得られている
が、開口角θ1 が60度では若干照度が低下しており、
開口角θ1 が55度以下では大幅に低下している。これ
は、外部電極の幅が固定されているために、開口角θ1
が小さくなると第2の開口部の開口角θ2 が相対的に大
きくなって、第2の開口部から光が漏れるようになり、
従って、第1の開口部からの光量が減少するためと考え
られる。又、第1の開口部の開口角θ1 が90度以下の
範囲では外部電極の第2の開口部間での絶縁破壊は認め
られなかったが、開口角θ1 が95度及び100度では
僅かであるものの、絶縁破壊が認められ、開口角θ1
105度では絶縁破壊の頻度が頻繁であり、高品位レベ
ルの維持が困難になる。尚、開口角θ1 が100度及び
105度の時の第2の開口部の離隔長さはそれぞれ2.
1mm及び1.7mmであった。従って、外部電極の幅
が一定化されている場合には、第1の開口部の開口角θ
1 はそれぞれの評価項目の評価結果に基づいて、60〜
100度の範囲に設定することが望ましく、第2の開口
部の離隔長さはほぼ2mm以上に設定することが望まし
いものである。
【0046】次に、第3の実験例について説明する。第
2の実験例において、外部電極における第2の開口部の
離隔長さを2mmにそれぞれ固定し、第1の開口部の開
口角θ1 を50〜140度の範囲で変化させた希ガス放
電灯を製造した。尚、外部電極の幅は、開口角θ1 が大
きくなるほど狭くなり、開口角θ1 が小さくなるほど広
くなっている。
【0047】この希ガス放電灯を点灯回路に組み込み、
周波数が30KHz,電圧が2500V0-P の高周波高
電圧を外部電極間に印加し、外囲器から8mm離隔した
原稿照射面の照度の良否を観察したところ、原稿面照度
の良否については、第1の開口部の開口角θ1 が70〜
100度の範囲では十分の原稿面照度が得られている
が、開口角θ1 が60度及び110〜120度では若干
照度が低下しており、開口角θ1 が50度及び130〜
140度では大幅に低下している。特に、開口角θ1
130〜140度において原稿面照度が大幅に低下して
いるのは、外部電極の幅が狭くなったために、十分のパ
ワ−が入らなくなったものと考えられ、開口角θ1 が1
10〜120度で原稿面照度が若干低下しているのも同
様の原因によるものと考えられる。従って、外部電極に
おける第2の開口部の離隔長さが一定化されている場合
には、第1の開口部の開口角θ1 は60〜120度の範
囲に設定することが望ましい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発光層に
占める蓄光性蛍光体の混入割合が0.3〜5.0重量
%、好ましくは0.3〜3.0重量%の範囲に設定され
ているために、仮に外来光が遮断された環境下に適用さ
れても、希ガス放電灯の消灯後に、発光層に分散されて
いる蓄光性蛍光体が呈する残光によって外囲器内に光電
子が僅かに存在する。このために、消灯後、かなり長い
時間を経過してから、外部電極間に高周波高電圧を印加
してもほぼ300mS以下で確実に点灯させることがで
き、点灯時間のバラツキも小さくできるし、原稿面の読
み取り性も実用に供し得る十分なレベルが確保できる。
【0049】又、発光層の付着量は1cm2 当たり5〜
30mgに設定されているために、蓄光性蛍光体を0.
3〜5.0重量%の範囲で混入しても、十分の光出力が
得られる。従って、例えばOA機器の原稿照射装置に適
用した場合でも、十分の読み取り性が得られる原稿面照
度を得ることができ、十分の読み取り品位を維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す縦断面図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す縦断面図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す縦断面図。
【図5】本発明の第5の実施例を示す縦断面図。
【図6】本発明の第6の実施例を示す縦断面図。
【図7】発光層に占める蓄光性蛍光体の割合に対する原
稿面照度、暗黒始動の良否及び読み取り性の良否の関係
を示す図。
【図8】先行技術にかかる希ガス放電灯の縦断面図。
【図9】先行技術にかかるシ−ト構体の展開図。
【図10】図9のX−X断面図。
【図11】先行技術にかかる希ガス放電灯の製造方法を
説明するための縦断面図。
【符号の説明】
1 外囲器 2A 発光層 2a アパ−チャ部 3 シ−ト構体 4,4A 透光性シ−ト(絶縁部材) 4a,4b 端部 5,6 外部電極 51,61 端子 7 第1の開口部 8 第2の開口部 9 接着層 12 保護チュ−ブ(絶縁部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に発光層を有する外囲器と、外囲器
    の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔して配
    置した金属部材よりなる帯状の一対の外部電極とを具備
    し、前記発光層に蓄光性蛍光体を、発光層に対して0.
    3〜5.0重量%の範囲で混入したことを特徴とする希
    ガス放電灯。
  2. 【請求項2】 内面に発光層を有する外囲器と、外囲器
    の外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔して配
    置した金属部材よりなる帯状の一対の外部電極と、外囲
    器の外周面に、外部電極が被覆されるように装着した絶
    縁部材とを具備し、前記発光層に蓄光性蛍光体を、発光
    層に対して0.3〜5.0重量%の範囲で混入したこと
    を特徴とする希ガス放電灯。
  3. 【請求項3】 前記絶縁部材を、透光性シ−ト又は熱収
    縮性樹脂よりなる保護チュ−ブにて構成したことを特徴
    とする請求項2記載の希ガス放電灯。
  4. 【請求項4】 内面に発光層を有する外囲器と、外囲器
    の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シ−トの一方
    の面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を互いに
    離隔して配置し、かつ外部電極の位置する側の透光性シ
    −ト面に接着層を形成してなるシ−ト構体とを具備し、
    前記発光層に蓄光性蛍光体を、発光層に対して0.3〜
    5.0重量%の範囲で混入し、かつ外囲器の外周面にシ
    −ト構体を、外囲器と透光性シ−トとの間に外部電極が
    位置するように巻回したことを特徴とする希ガス放電
    灯。
  5. 【請求項5】 前記発光層の付着量を1cm2 当たり5
    〜30mgの範囲に設定したことを特徴とする請求項
    1,2,4のいずれかに記載の希ガス放電灯。
  6. 【請求項6】 前記蓄光性蛍光体を、長残光性を有する
    蛍光体にて構成したことを特徴とする請求項1,2,4
    のいずれかに記載の希ガス放電灯。
JP15113897A 1997-06-09 1997-06-09 希ガス放電灯 Withdrawn JPH113684A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9377100B2 (en) 2012-07-06 2016-06-28 Kongsberg Automotive Ab Shifter assembly

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