JP2008218403A - 放電ランプ、バックライトユニット、および液晶表示装置 - Google Patents

放電ランプ、バックライトユニット、および液晶表示装置 Download PDF

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年宏 寺田
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Abstract

【課題】ガラス容器外面に形成された導電膜に半田層を含まない放電ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】気密封止されたガラス容器12とガラス容器12の外面に形成された導電膜からなる外部電極14,16とを有する外部電極型蛍光ランプ10において、外部電極14,16を、アルミニウム粉末を主材料、銀粉末を副材料とする混合金属粉末とガラスフリットとを含み、ガラス容器12外面に塗布されたペーストの焼成体で構成することとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電ランプ、バックライトユニット、および液晶表示装置に関し、特に、ガラス容器外面に形成された導電膜の改良技術に関する。
放電空間を形成する管状のガラス容器内部に電極を有さず、ガラス容器外面に形成された導電膜を電極とする外部電極型放電ランプは、細径化に適している。このため、薄型化(小型化)が要求されるバックライトユニットの光源として好適である。
細径のガラス容器に用いられる材料として、従来、強度の点で優れているホウ珪酸ガラス(硬質ガラス)が使用されている。また、前記ガラス容器外周に金属テープを貼り付けて外部電極を構成している。
しかし、例えば外径が4mmといったように細いガラス容器に、金属テープを一様に密着させて貼着するのは困難である。これに対処するため、溶融半田にガラス容器端部部分を浸漬して(ディッピング)、ガラス容器表面に半田層を形成し、当該半田層で外部電極を構成することが考えられるが、スズと鉛を主成分とする一般的な半田はガラスに固着しにくく、当該半田で一様な外部電極を形成するのは困難である。
そこで、特許文献1には、スズを主成分とし、アンチモン、亜鉛等を添加した半田を用いて、ディッピングにより外部電極を形成する技術(以下、「第1技術」と言う。)が開示されている。
また、アンチモンは環境負荷物質であるため、これを用いずに外部電極を形成する技術(以下、「第2技術」と言う。)が特許文献2に開示されている。第2技術によれば、先ず、銀粉末とガラスフリットを含むペースト(以下、「Agペースト」と称する。)をガラス容器端部外周にコーティングし、これを焼成して銀被膜を形成する。次に、スズを主成分とし銀、銅が添加されてなる半田をディッピングによって前記銀被膜に重ねて半田層を形成し2層構造の外部電極が出来上がる。銀被膜に半田層を重ねるのは、銀被膜が露出していると、空気中の硫黄成分と反応して硫化銀を形成し、導電性が低下するからである。
特開2004−146351号公報 特開2007−26798号公報
ところで、現在、外部電極型放電ランプを構成するガラス容器に使用される材料は、上記したように強度面からホウ珪酸ガラスが主流であるが、コスト面から軟質ガラスを使用したいといった要請がある。
しかしながら、上記第1および第2のいずれの技術も、外部電極がその構成に半田層を含むため、軟質ガラスからなるガラス容器には向いていないといった問題がある。軟質ガラスは、熱膨張係数が大きいため、溶融半田に浸漬したとたん、急激な温度変化によって割れてしまうからである。
なお、上記した課題は、ガラス容器の両端部分外面に給電端子を有する冷陰極放電ランプにも共通する。当該冷陰極放電ランプは、ガラス容器の両端部分外面に形成された導電膜と、内部電極に接続されたリード線とが電気的に接続されてなるものであり、当該導電膜が給電端子として用いられる放電ランプである。
そこで、本発明は、導電膜に半田層を含まない放電ランプを提供することを目的とする。また、本発明は、そのような放電ランプを有するバックライトユニット、および当該バックライトユニットを備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
なお、導電膜に半田層を含まないこととすれば、半田工程を省略できるといった利点があることから、ホウ珪酸ガラス(硬質ガラス)からなるガラス容器を有する放電ランプにも有用である。
上記の目的を達成するため、本発明に係る放電ランプは、気密封止されたガラス容器と当該ガラス容器の外面に形成された導電膜とを有する放電ランプであって、アルミニウム粉末を主材料、銀粉末を副材料とする混合金属粉末、又はアルミニウムを主成分、銀を副成分とするアルミニウムと銀のアトマイズ合金粉とガラスフリットとを含み前記ガラス容器外面に塗布されたペーストの焼成体で、前記導電膜が構成されていることを特徴とする。
また、前記導電膜は、銀を6〜40[Wt%]の範囲で含むことを特徴とする。
さらに、前記ガラス容器が、軟質ガラスからなることを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るバックライトユニットは、光源として、上記放電ランプを有することを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面に配された上記バックライトユニットとを備えることを特徴とする。
本発明に係る放電ランプによれば、導電膜がペーストの焼成体で構成され、半田層を含まないので、ガラス容器の材料として軟質ガラスを用いることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る放電ランプについて、図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
図1は、放電ランプの一例として示す外部電極型蛍光ランプ10(以下、単に「蛍光ランプ10」と言う。)の概略構成を示す半断面図である。なお、図1を含む全ての図において、各構成部材間の縮尺は統一していない。
蛍光ランプ10は、ガラス管の両端が封着されてなるガラス容器12を有する。ガラス容器12の各部寸法の一例を示すと、全長L1は740mmで、外径は4.0mmで、内径は3.0mmである。
ガラス容器12は、鉛ガラス、鉛フリーガラス、ソーダライムガラスその他の軟質ガラスからなる。軟質ガラスは、酸化ナトリウム(NaO)を5[mol%]以上20[mol%]以下の範囲で含有するガラス材料である。軟質ガラスの熱膨張係数は、92〜102×10−7[K−1]の範囲である。本例では、鉛フリーガラス(NaO含有率5〜12[mol%])を用いている。その熱膨張係数は92.5×10−7[K−1]であり、また軟化点は680℃である。鉛フリーガラスを用いるのは、自然環境保護を考慮しているからである。ただ、鉛フリーガラスといえども、製造過程で不純物として鉛を含んでしまう場合がある。そこで、0.1[Wt%]以下といった不純物レベルで鉛を含有するガラスも鉛フリーガラスと定義することとする。
ガラス容器12の両端部外周には、第1外部電極14と第2外部電極16が形成されている。第1および第2外部電極14,16は、例えば幅W1=20mmで、ガラス容器12の全周に渡って形成されている。
第1および第2外部電極14,16は、アルミニウムの粉末を主材料、銀の粉末を副材料とする混合金属粉末と、ガラスフリットとを含むペースト(以下、「Al−Agペースト」と称する。)の焼成体で構成された導電膜からなる。ガラスフリットには、リン酸系のものが用いられる。上記ペーストを焼成すると、混合金属粉末は、溶融し互いに結合してネットワーク状の膜体となる。ガラスフリットは、溶融して前記ネットワークの隙間に入り込むと共に、ガラス容器12表面の微細な凹部に浸入し、いわゆるアンカー効果によって、焼成体を強固にガラス容器12表面に固着させる役割を果たす。なお、ガラスフリットは、リン酸系のものに限らず、ビスマス系のものを用いても構わない。
当該Al−Agペーストは、前記混合金属粉末と、前記ガラスフリットと、分散剤としてのエチルセルロースと、溶剤としてのターピネオールとを混合したものである。
ペースト中に占める各材料の割合は、以下の通りである。平均粒径5[μm]のアルミニウム粉末が30[Wt%]以上、平均粒径3[μm]の銀粉末が5〜30[Wt%]、フリットガラスが15〜25[Wt%]で、残部が分散剤・溶剤等である。すなわち、ペーストに含有させる混合金属粉末として、アルミニウム粉末を主材料、銀粉末を副材料としたのである。なお、平均粒径については後述する。
ここで、アルミニウムを主材料に選択したのは、導電性および経済性の観点からである。
導電性の観点から、アルミニウム粉末が30[Wt%]未満であると、導電膜(第1および第2外部電極14,16)の抵抗値が1×10−3[Ω]を超え、蛍光ランプが点灯しにくくなるからである。
また、導電性と経済性を考慮した場合、金属材料としてアルミニウムのみを用いたいのであるが、そうすると、焼成不良が発生する。すなわち、アルミニウムのみであると、焼成の際、ペーストにアルミ酸化膜ができやすく、これが良好な焼成の妨げとなる。アルミ酸化膜を分解するには、焼成温度を750℃まで上げればよいが、軟質ガラスの軟化点はこれよりも低いためガラス容器が変形してしまう。
そこで、ペーストの構成材料として銀を加えることとしたのである。銀はアルミニウムよりも酸素と結合し易いので、銀を加えることにより、アルミニウムと酸素との結合を抑制できるからである。なお、酸化銀は150℃程度で分解されるので、銀の酸化膜が発生することはなく、焼成の妨げにはならない。
ここで、ペースト中に銀を5[Wt%]以上含ませることで、良好な焼成が実現できることが確認されている。換言すると、ペースト中の銀が5[Wt%]未満の場合、焼成不良が発生する。具体的には、ペースト中の銀が5[Wt%]未満の場合、ペースト膜表面に存するアルミニウムに酸化膜が発生するため、ペースト膜内部部分は、いわゆる生焼けになってしまう。その結果、ガラスフリットの溶融が不十分となり、上述したアンカー効果が発揮されなくなって、導電膜(焼成膜)のガラス容器12表面に対する固着力が不十分なものとなってしまう。
ただし、ペースト中に銀を30[Wt%]を超えて含ませると、[背景技術]で記載した第2技術の場合と同様、硫化銀の問題が発生する。
したがって、ペースト中に占める銀の割合は、5[Wt%]以上、30[Wt%]以下の範囲で設定することが好ましい。
また、銀とアルミニウムの平均粒径の適切な範囲を以下に示す。ここで、「平均粒径」とは、マイクロトラック粒度分析計で測定した累積グラフにおける50容積%での粒径をいう。
先ず、銀の適切な平均粒径の範囲は0.2〜10[μm]で、好ましくは1〜5[μm]である。平均粒径が0.2[μm]未満になると、導電膜(第1および第2外部電極14,16)が緻密にならないため、導電性が悪くなる。その結果、蛍光ランプが点灯しにくくなる。一方、平均粒径が10[μm]を超えると、焼成がしにくくなるため、焼成に要する時間が長くなる。その結果、生産性が低下するからである。
次に、アルミニウムの適切な平均粒径の範囲は0.5〜20[μm]で、好ましくは1.5〜10[μm]である。平均粒径が0.5[μm]未満になると、導電膜(第1および第2外部電極14,16)が緻密にならないため、導電性が悪くなる。その結果、蛍光ランプが点灯しにくくなる。一方、平均粒径が20[μm]を超えると、焼成がしにくくなるため、焼成に要する時間が長くなる。その結果、生産性が低下するからである。
続いて、ペースト中に占めるフリットガラスの割合を15〜25[Wt%]の範囲とした理由について説明する。15[Wt%]未満であると、上記アンカー効果が十分に得らないため、導電膜(焼成膜)のガラス容器12表面に対する固着力が不十分なものとなってしまうからであり、25[Wt%]を超えると、導電膜に必要な導電性が得られなくなるからである。
なお、ペースト中の分散剤と溶剤とは焼成の際に消散するので、焼成体(外部電極)は、アルミニウム、銀、ガラスでそのほとんどが構成されることとなる。ここで、外部電極(焼成体)に占めるアルミニウム、銀、およびガラスの割合は、アルミニウムが35[Wt%]以上で、銀が6〜40[Wt%]で、残部がガラス等である。
また、外部電極(焼成体)における金属成分だけに着目すると、アルミニウムが50[Wt%]以上で、銀が7〜50[Wt%]である。
第1外部電極14、第2外部電極16は、上記した構成から明らかなように、アンチモン(Sb)、鉛系ガラスフリット等の環境負荷物質を含まずに構成される。
また、焼成体であるため、軟質ガラスからなるガラス容器(後述するガラス管)が、いわゆる熱割れによって損傷する問題もない。後述するように焼成温度は約620℃と、溶融半田の一般的な温度250℃よりも高いのであるが、焼成の際は、一気に620℃まで加熱するのではなく、徐々に昇温させるため熱割れしないのである。
ガラス容器12内周面における、第1外部電極14と対向する部分、および第2外部電極16と対向する部分の少なくとも一部にはそれぞれ、第1保護膜18、第2保護膜20が形成されている。第1および第2保護膜18,20は金属酸化物粒子の集合体からなる。金属酸化物として、本例では、酸化イットリウム(Y)を用いている。なお、金属酸化物としては、これ以外に、例えば、アルミナ(Al)を用いることもできる。なお、保護膜は、図示例のように、外部電極と対向する部分だけではなく、ガラス容器12の略全長に渡って形成することとしても構わない(この場合、後述する蛍光体膜は、保護膜に重ねて形成される。)。保護膜18,20の役割については後述する。
ガラス容器12の管軸X方向(長手方向)、第1保護膜18と第2保護膜20の間には、蛍光体膜22が形成されている。蛍光体膜22は、青(B),緑(G),赤(R)の3種希土類蛍光体を含み、全体として白色発光する。本例では、青色蛍光体にユーロピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム[BaMg2Al1627:Eu2+] (略号:BAM−B)、緑色蛍光体にセリウム・テルビウム共付活リン酸ランタン[LaPO4:Ce3+,Tb3+] (略号:LAP)、赤色蛍光体にユーロピウム付活酸化イットリウム[Y23:Eu3+](略号:YOX)を用いている。
また、気密封止されたガラス容器12内には、所定量の水銀と所定圧の混合希ガスが封入されている。本例では、水銀が約2000μg、混合希ガスとして、約7kPa(20℃)のネオン・アルゴン混合ガス(Ne90%+Ar10%)が封入されている。
上記の構成からなる蛍光ランプ10において、図外のインバータによって第1および第2外部電極14,16に高周波電圧が印加されると、ガラス容器12内の気密封止空間(放電空間)に放電現象が生じて紫外線が放出され、当該紫外線が蛍光体膜22によって可視光に変換されてガラス容器12外へ放出される。前記インバータとして、例えば、最大印加電圧2.5kV、動作周波数60kHzのものを用いることができる。上記放電は誘電体バリア放電である。すなわち、第1および第2外部電極14,16に高周波・高電圧の交流電圧を印加すると、誘電体であるガラス容器12において、第1および第2外部電極の直下のガラスに誘電分極が生じ、その部分の内壁が電極として作用する。これにより、ガラス容器12内に高電圧が導入されて、ガラス容器12内に誘電体バリア放電が生じるのである。このように、誘電体バリア放電とは、放電空間が誘電体(ガラス容器12)に囲まれていて、プラズマに電極が直接さらされない放電である。
電極(外部電極)はプラズマに直接さらされないものの、主として外部電極の配置領域に対応するガラス容器の内周部分は、水銀イオン、ネオンイオン、およびアルゴンイオンの衝撃を受ける。このため、当該衝撃からガラス容器を保護する目的で、上記保護膜18,20が設けられている。
続いて、蛍光ランプ10の製造方法について、図2,図3,図4,および図5を参照しながら説明する。
先ず、図2に示すように、管軸に対して垂直に切った断面が円形状であって、全長776[mm]のガラス管30の両端部部分を除くガラス管30内周面に保護膜18,20および蛍光体膜22が形成されてなるものを準備する(工程A)。両端部部分を除いて各種の膜18,20,22を形成するのは、両端部部分にガラス以外の異物があると後述する封着に悪影響を及ぼすからである。
次に、ガラス管30の一端部(下端部)をいわゆるドロップシール法によって封着する(工程B,C)。先ず、ガラス管30の一端部から、金属棒32を挿入した後、金属棒32の先端付近のガラス管30を外周からバーナー34,36で加熱する。このとき、ガラス管30は、その管軸周りに回転させると共に、金属棒32を下方へと移動させる(工程B)。金属棒32の外径はガラス管30の内径に近接させているため、先ず、加熱されたガラス管30部分が軟化して、金属棒32に付着する。金属棒32に引っ張られる形で、軟化さらには溶融したガラス管30部分が伸びて、やがてちぎれる。継続して、ガラス管30下端部を加熱すると溶融したガラスが表面張力によって半球状に丸まって封着される(工程C)。この最初に封着された部分を第1封着部37と称することとする。なお、この第1封着工程(工程B,C)は、ガラス管30内外共に大気圧下でなされる。
続いて、ガラス管30の第1封着部37側端部部分外周に第1外部電極14を形成する(工程D)。先ず、ガラス管30の外周に公知のスクリーン印刷によって、上記Al−Agペーストを塗布する。
スクリーン印刷によるAl−Agペーストの塗布工程を、図3を参照しながら簡単に説明する。
スクリーン202が張られた枠204内にAl−Agペースト206を入れる(工程D−1)。
一対のゴム製のヘラ208A,208Bを有するスキージ208に対し、枠204を矢印Aの向きに往動させ、ヘラ208AでAl−Agペースト206をスクリーン202における版膜の無い部分202A(以下、「孔部202A」と言う。)に充塞する(工程D−2、D−3)。
次に、回転自在に支持されたガラス管30の外周面にスクリーン202を相対的に押し付けた状態で枠204を矢印Bの向きに復動させ、ヘラ208BでAl−Agペースト206をスクリーン202(孔部202A)から押し出して、ガラス管30の外周面に転写する(工程D−4)。このとき、ガラス管30は、スクリーン202に従動して、矢印Cの向きに回転しながら、その外周面にAl−Agペースト206が、所定の厚みで塗布されることとなる。所定の厚みは、約40〜110[μm]の範囲で設定される。
次に、Al−Agペーストの塗布されたガラス管30を焼成炉(不図示)に投入して焼成する。当該焼成工程では、室温から数十分かけて約620℃まで昇温し、当該約620℃で数分間保持した後、また、数十分かけて室温まで冷却する。これにより、平均厚みが20〜80[μm]の範囲の第1外部電極14が形成される。
従来、例えば上記第2技術において、焼成による外部電極の形成は、ガラス管30の両端が封着された後、すなわち、ガラス管30の真空引き工程(排気工程)よりも後になされていた。しかしながら、真空引き後に、上記Al−Agペーストを用いて焼成したところ、当該ペーストを塗布したガラス管部分が内向きにへこんでしまうことが判明した。これは、従来のAgペーストでは生じない現象であり(上記第2技術)、Al−Agペーストを用いることにより何らかの原因で、当該ペーストの塗布されたガラス管部分が過熱され、ガラス管内が負圧になっている関係上、大気圧で押されて局部的にへこむものと考えられる。そこで、後述するように、第2外部電極16も含め、実施の形態では、真空引き工程(排気工程)の前に、両外部電極18,20を形成することとしたのである。
工程Dが終わると、図4に示すように、第1封着部37を上向きにして、未封着の下端部から、鉛フリーガラスからなるビード38を挿入する(工程E)。ビード38は中空円柱状をしており、全長2.0[mm]、外径2.7[mm]、内径1.05[mm]である。ビード38は、金属からなる挿入棒40の上端面に載置され、当該挿入棒40をガラス管30内へと進入させることによって挿入される。挿入棒40は、ガラス管30の内径よりも細い細径部42とガラス管30の外径よりも太い太径部44を有している。細径部42の先端面にビード34が載置された挿入棒40は、太径部44の上端面44Aが、ガラス管30の下端に当接するまで進入される。当接した状態で、ビード38は、その上端(挿入方向先端)が保護膜20から所定距離の位置に位置決めされることとなる。
ビード38がガラス管30内へ挿入され、位置決めされた状態で、ビード38の仮止めを行う(工程F)。仮止めとは、ビード38が位置するガラス管30の外周部分をバーナー46,48で加熱して、ビード38の外周の一部または全周をガラス管30内周面に固着することをいう。ビード38の全周が固着されたとしても、ガラス管30の管軸方向の通気性はビード38の中空部38Aによって維持される。
次に、第2外部電極16を形成する(工程G)。第2外部電極16の形成方法は、第1外部電極14(工程D)の場合と同様なので、その説明については、省略する。なお、第1外部電極14は、先に説明したタイミング(工程D)ではなく、この工程Gにおいて、第2外部電極16と同時に形成することとしても構わない。
工程Gが終了すると、ガラス管30の上下を反転させて、水銀ペレット50の投入と希ガスの充填および上端部の仮封着を行う。先ず、ガラス管30の上端から水銀ペレット50を投入する。水銀ペレット50は、チタン−タンタル−鉄の焼結体に水銀を含浸させたものである。続いて、ガラス管30内の排気とガラス管30内への希ガスの充填を行う。具体的には、図示しない給排気装置のヘッドをガラス管30の上端部に装着し、先ず、ガラス管30内を排気して真空にした後、ガラス管30の内圧が約7[kPa]になるまで希ガスを充填する。希ガスが充填されると、その状態のまま、ガラス管30の上端部部分をバーナー52,54で加熱して仮封着する(工程H)。ガラス管30内は、負圧(6.8[kPa])になっているので、バーナー52,54で加熱され軟化または溶融したガラス管30部分は、大気圧に押されて収縮し閉合されて封着されることとなる。
図5に進み、仮封着に続いて、水銀ペレット50をガラス管30の周囲に配された高周波発振コイル(不図示)によって誘導加熱して水銀を前記焼結体から追い出す。追い出された水銀は、ガラス管30において温度が低い放電空間となる領域(ビード38と第1封着部14との間の空間)へ移動する(工程J)。
工程Jが終了すると、ガラス管30の上下を反転させ、水銀ペレット50をガラス管30内で落下させてビード38から遠ざける。この姿勢で、ガラス管30の第2封着を行う(工程K−1〜3)。ガラス管30を管軸周りに回転させながら、ビード38の下端部近傍のガラス管30部分をその外周からバーナー58,60で加熱する(工程K−1)。ガラス管30内は負圧なので、加熱され軟化したガラス管30部分は大気圧に押されてくびれていく(工程K−2)。さらに加熱を続けると、加熱されたガラス管30部分とビード38は溶融し、溶融したガラス管30の一部がビード38の中空部38Aへ吸い込まれると共に、中空部38Aが収縮する。そして、溶融したガラス管30部分と溶融したビード38とが一体となって封着がなされ、両端部が封着されてなるガラス容器12が完成する(工程K−3)と同時に、蛍光ランプ10が完成する。
次に、本発明に係る放電ランプを冷陰極蛍光ランプに適用した実施の形態について、図6および図7を参照しながら説明する。
<実施の形態2>
図6は、実施の形態に係る冷陰極蛍光ランプ300(以下、単に「蛍光ランプ300」と言う。)の一部を切り欠いた斜視図であり、図7は端部部分の縦断面図である。
蛍光ランプ300は、円形断面を有するガラス管の両端部がリード線302で気密封止されてなる管状をしたガラス容器304を有する。ガラス容器304は、蛍光ランプ10(図1)と同様、軟質ガラスからなり、寸法の一例を示すと、全長は730mm、外径は4mm、内径は3mmである。
ガラス容器304の内部には、約1200μgの水銀(不図示)と、アルゴン(Ar)ガスとネオン(Ne)ガスといった複数種の希ガスからなる混合ガス(不図示)が封入されている。
また、ガラス容器304内面には、蛍光体膜306が形成されている。蛍光体膜306は、蛍光ランプ10(図1)と同様の蛍光体で構成される。
リード線302は、タングステンからなる内部リード線302Aとニッケルからなる外部リード線302Bの継線である。ガラス管は、内部リード線302A部分で気密封止されている。内部リード線302A、外部リード線302Bは、共に円形断面を有している。内部リード線302Aの線径は0.8mm、全長は3mmで、外部リード線302Bの線径は0.6mm、全長は1mmである。
ガラス容器304の端部に支持された内部リード線302Aのガラス容器304内部側端部には、電極308がレーザ溶接等によって接合されている。電極308は、有底筒状をしたいわゆるホロー型電極であり、ニオブ棒を加工したものである。電極308として、ホロー型の電極を採用したのは、ランプ点灯中の放電によって生じる電極におけるスパッタリングの抑制に有効であるからである(詳細は、特開2002−289138号公報等を参照。)。
また、ガラス容器304の端部外面には、平均厚み50[μm]の給電端子310が形成されている。ここで、「平均厚み」は、ガラス容器304の外面の内、円筒形状が安定している外周面部分のおける厚みの平均をいう。給電端子310とリード線302(外部リード線302B)とは接合され、電気的に接続されている。給電端子310は、蛍光ランプ10の第1および第2外部電極14,16(図1)の場合と同じ成分からなる焼成体で構成された導電膜からなる。
両給電端子310を介して給電することにより、両電極308間で放電が生じる。
なお、蛍光ランプ300においては、導電膜を形成するための、ガラス容器304外面へのAl−Agペーストの塗布は、例えば、刷毛塗りによってなされる。あるいは、ガラス容器304の外周面(ストレート部分)への塗布は、上記したスクリーン印刷(図3)によって行い、ガラス管304の端面への塗布は、刷毛塗りによって行うこととしても構わない。
<実施の形態3>
実施の形態3に係る冷陰極蛍光ランプは、実施の形態2に係る冷陰極蛍光ランプ300に対し、さらに、ガラス容器304の両端部に金属スリーブを嵌着し、当該金属スリーブを給電端子として用いるものである。
金属スリーブを設ける主な目的は、以下の通りである。すなわち、近年のバックライトユニットの高輝度化に伴って、冷陰極蛍光ランプに流す電流も増大している。電流が増大すると、電極の発熱量も大きくなる。そして、過熱状態になると、電極におけるスパッタリングが増大したり、ガラス容器のリード線を封着している部分にクラックが入ったりといった問題が生じる。そこで、熱伝導性の良い材料からなる金属スリーブを設け、後述するソケット108(図13)を介して適度に熱を逃がし、過熱状態になるのを防止するためである。
(実施の形態3−1)
図8(a)は、実施の形態3−1に係る冷陰極蛍光ランプ402(以下、単に「蛍光ランプ402」と言う。)の端部部分の縦断面図である。なお、図8において、実施の形態2に係る蛍光ランプ300と実質的に同じ構成部分には図7におけるのと同じ符号を付して、その詳細な説明については省略する。なお、符号は異なるが、図8に示す焼成体膜410は、図7における給電端子310と同じ導電膜である。実施の形態3−1では、後述する金属スリーブが給電端子となるため、名称とその符号を変更したものである。
蛍光ランプ402は、図9に示すような金属スリーブ404を有している。金属スリーブ404は、図8(a)に示すように、ガラス容器304に焼成体膜410を介して嵌着されている。金属スリーブ404の材質は、熱伝導性の観点から、銅や42アロイ(Fe−Ni42合金)が好ましいがこの他、モリブデン、タングステン、コバール等を用いても構わない。
金属スリーブ404は、金属帯材を「C」字断面になるように丸めたものであり、嵌着前の内径がガラス容器304の外径よりも小さくなっている。金属スリーブ404は、ガラス容器304に嵌着されると、径方向外方へ弾性変形し、その復元力で焼成体膜410に密着して、ガラス容器304に保持される。
金属スリーブ404は、単に嵌着しただけであると、ガラス容器304に対しその管軸方向に移動してしまうおそれがある。そこで、金属スリーブ404の両端部に半田合金を溶着させて、これを金属スリーブ404の移動止めストッパーとしている。
図8(a)におけるA部とB部の拡大図を、図8(b)と図8(c)にそれぞれ示す。
図8(b)に示すように、金属スリーブ404に一端部に半田合金が溶着されてなる半田合金部406が形成されている。一方、図8(c)に示すように、金属スリーブ404の他端部にも半田合金が溶着されてなる半田合金部408が形成されている。金属スリーブ404は、ガラス容器304の円筒形状の安定したストレート部から少し突出して設けられており、半田合金部408は、ガラス容器304の径方向における、金属スリーブ404と焼成体膜410の間隙を埋めるように設けられている。
半田合金部406,408は、ビスマスが30〜70[Wt%]の範囲で含まれ、銅が0.01〜2[Wt%]の範囲で添加され、残部が錫からなる低融点半田で構成される。ここで、低融点半田とは、250[℃]以下の融点をもつ半田のことである。低融点半田を用いたのは、ガラス容器に軟質ガラスを用いた場合の熱割れを回避するためである。
当該低融点半田はクリームの形態のものを用いる。この低融点クリーム半田を、図8に示す部位に刷毛塗り等した後、リフロー炉に投入し、投入前の室温から約270[℃]まで加熱し溶融させて、金属スリーブ404に溶着させる。
金属スリーブ404の両端に溶着した半田合金部406,408は、金属スリーブ404のガラス容器304の管軸方向へ移動を規制するストッパーとして機能する。
(実施の形態3−2)
実施の形態3−1では、金属スリーブ404の両端部に半田合金部406,408を設けて、金属スリーブ404の移動止めにしたが、実施の形態3−2では、金属スリーブ404内面の略全面と焼成体膜410との間に半田合金の溶着層を形成することとした。
図10(a)に、実施の形態3−2に係る冷陰極蛍光ランプ412(以下、単に「蛍光ランプ412」と言う。)の端部部分の縦断面図を、図10(b)に、図10(a)におけるC・C線断面図をそれぞれ示す。なお、図10において、実施の形態3−1に係る蛍光ランプ402と実質的に同じ構成部分には図8におけるのと同じ符号を付して、その詳細な説明については省略する。
蛍光ランプ412は、金属スリーブ404と焼成体膜410との間に半田合金層414を有している。半田合金層414は、半田合金の溶着層であり、実施の形態3−1と同じ低融点半田で構成される。
当該低融点半田はシート形態のものを用いる。この低融点半田シートをガラス容器304に巻きつけた後、金属スリーブ404を嵌着する。そして、実施の形態3−1と同様、リフロー炉に投入し、投入前の室温から約270[℃]まで加熱し溶融させて、金属スリーブ404に溶着させる。
焼成体膜410の主成分がアルミニウムであるため、当該低融点半田は焼成体膜410との溶着性が悪い。しかし、溶融した低融点半田が焼成体膜410表面の微細な凹凸に入り込んだ形で固化して半田合金層414となるため、半田合金層414は金属スリーブ404がガラス容器304の管軸方向へ移動を規制するストッパーとして機能する。
(実施の形態3−3)
実施の形態3−1,3−2の金属スリーブ404は、横断面が「C」字状をしているため、ガラス容器304の全周を覆っていないが、実施の形態3−3では、金属スリーブをガラス容器304の全周を覆うものとした。
図11(a)に、実施の形態3−3に係る冷陰極蛍光ランプ416(以下、単に「蛍光ランプ416」と言う。)の端部部分の縦断面図を、図11(b)に、図11(a)におけるD・D線断面図をそれぞれ示す。なお、図11において、実施の形態3−1に係る蛍光ランプ402と実質的に同じ構成部分には図8におけるのと同じ符号を付して、その詳細な説明については省略する。
図11(b)に示すように、実施の形態3−3の金属スリーブ418は、ガラス容器304の周方向、両端部の一部が重なり合っていて、ガラス容器304を全周に渡り完全に覆っている。このように、全周を覆うことで、さらに放熱性が改善されることとなる。
金属スリーブ418内周の略全面には、半田合金層420が形成されている。
半田合金層420は、実施の形態3−2と同様、低融点半田シートをもちいて形成することができる。この場合は、嵌着前の金属スリーブ418の内周面に低融点半田シートを貼着しておき、金属スリーブ418を半田シートごとガラス容器304に嵌着する。そして、実施の形態3−1,3−2と同様、リフロー炉に投入し、半田シートを、投入前の室温から約270[℃]まで加熱し溶融させて、金属スリーブ418に溶着させる。
なお、半田合金層420が、金属スリーブ418のガラス容器304の管軸方向へ移動を規制するストッパーとして機能することは、実施の形態3−2と同様である。
(変形例1)
図12(a)に、実施の形態3−3の変形例1に係る冷陰極蛍光ランプ422(以下、単に「蛍光ランプ422」と言う。)の端部部分の縦断面図を示す。
蛍光ランプ422は、金属スリーブ424をガラス容器304の端部よりも突出させ、突出部分の内側を半田合金層426で充填させた点が、蛍光ランプ416(図11)と異なっている。
このようにすることで、ガラス容器304の端部からの放熱性が改善されることとなる。
なお、変形例1の場合は、低融点半田シートのみでは金属スリーブ424端部内側を半田合金層426で埋め尽くせないため、不足部分は、前記した低融点クリーム半田で補うこととしている。
なお、金属スリーブ424の横断面形状は、図11(b)に示す実施の形態3−3の金属スリーブ418の横断面形状と同じである。
(変形例2)
図12(b)に、実施の形態3−3の変形例2に係る冷陰極蛍光ランプ428(以下、単に「蛍光ランプ428」と言う。)の端部部分の縦断面図を示す。
変形例1の蛍光ランプ422では、半田合金層426の端面を平坦面にしたのに対し(図7(a)参照)、変形例2の蛍光ランプ428は、半田合金層430の端面を凹面状にした点が変形例1と個と異なっている。
このように、凹面状とすることにより、放熱面積が増大することとなるため、空気を介しての放熱性が改善されることとなる。
<実施の形態4>
図13に、実施の形態に係るバックライトユニット100の分解斜視図を示す。図13に示すように、バックライトユニット100は、直下方式であり、一つの面が開口した扁平な直方体状の筐体102と、この筐体102の内部に収納された複数の蛍光ランプ10と、筐体102の開口を覆う光学シート類104とを備えている。バックライトユニット100は、液晶パネル(図示せず)の背面に配置され、後述する液晶表示装置120(図14参照)における光源装置として用いられる。
筐体102は、例えばポリエチレンレンテレフタレート(PET)樹脂製であって、その内面に銀やアルミニウムなどの金属が蒸着されて反射面106が形成されている。なお、筐体102の材料としては、樹脂以外の材料、例えば、アルミニウムや冷間圧延材(例えばSPCC)等の金属材料により構成しても良い。また、内面の反射面106として金属蒸着膜以外に、例えばポリエチレンレンテレフタレート(PET)樹脂に炭酸カルシウム、二酸化チタン(TiO)等を添加することにより反射率を高めた反射シートを筐体102に貼付して構成してもよい。
筐体102の内部には、蛍光ランプ10、1組のソケット108および1組のカバー110が配置されている。
1組のソケット108は、筐体102の長手方向に間隔を空け、略平行に配されている。
ソケット108は、例えばリン青銅等の銅合金製の板材(帯材)を加工したものであって、蛍光ランプ10の外部電極14(16)が嵌め込まれる一対の挟持片108Aと、これら隣り合う挟持片108A同士を下端縁で電気的に連結する連結片108Bと、が筐体102の短手方向に連続したものからなる。一対の挟持片108Aに蛍光ランプ10の外部電極14(16)を嵌め込めば、一対の挟持片108Aによって蛍光ランプ10が保持されるとともに、一対の挟持片108Aと外部電極部14(16)とが電気的に接続される。そして、一対のソケット108に取り付けられた蛍光ランプ10には、バックライトユニット100の点灯回路124(図14参照)からソケット108を介して電力が供給される。
カバー110は、一対の挟持片108Aとこれに隣接する一対の挟持片108Aとの間の絶縁性を確保するためのものである。
光学シート類104は、例えば、拡散板112、拡散シート114およびレンズシート116により構成されている。拡散板112は、例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂製の板状体であって、筐体102の開口部を塞ぐように配置されている。拡散シート114は、例えばポリエステル樹脂製である。レンズシート116は、例えばアクリル系樹脂とポリエステル樹脂の貼り合せである。これらの光学シート類104は、それぞれ拡散板112に順次重ね合わせるようにして配置されている。
図14に、実施の形態に係る液晶表示装置120の概要を示す。液晶表示装置120は、例えば、32[inch]液晶テレビであり、図14に示すように、液晶パネル等を含む液晶画面ユニット122と液晶画面ユニット122の背面に配されたバックライトユニット100と点灯回路124とを備える。
液晶画面ユニット122は、公知のものであって、液晶パネル(カラーフィルター基板、液晶、TFT基板等)(図示せず)、駆動モジュール等(図示せず)を備え、外部からの画像信号に基づいてカラー画像を形成する。
点灯回路124は、バックライトユニット100内部の蛍光ランプ10(図13)を点灯させる。そして、蛍光ランプ10は、点灯周波数40[kHz]〜100[kHz]、ランプ電流3.0[mA]〜25[mA]で動作される。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下の形態とすることも可能である。
(1)上記実施の形態では、ガラス容器の材料として軟質ガラスを用いたが、これに限らず、ホウ珪酸ガラスその他の硬質ガラスを用いることとしても構わない。
硬質ガラスを用いた場合、従来の上記した第1技術、第2技術によって金属テープ以外で外部電極を形成することは、既に実現されている。
しかし、第1技術によれば外部電極は環境負荷物質を含むが、実施の形態の技術によればこれを含まず、第2技術によれば焼成とディッピングの2工程が必要となるところ、実施の形態の技術によれば、焼成の1工程のみで済むことから、硬質ガラスを用いた場合にもその利点は大きい。
(2)ガラス容器の材料に軟質ガラスを用いた場合には、暗黒始動性が改善できる。すなわち、軟質ガラスは、既述したように酸化ナトリウム(NaO)に代表されるアルカリ金属酸化物を多く含み、例えば、酸化ナトリウムの場合はナトリウム(Na)成分が時間の経過とともにガラスバルブ内面に溶出する。ナトリウムは電気陰性度が低いため、ガラスバルブ内側端部に溶出したナトリウムが、暗黒始動性の向上に寄与するものと思われるからである。
特に、外部電極型蛍光ランプでは、ガラスバルブ材料におけるアルカリ金属酸化物の含有率は、3[mol%]以上20[mol%]以下が好ましい。
例えば、アルカリ金属酸化物が酸化ナトリウムの場合、その含有率は、5[mol%]以上20[mol%]以下が好ましい。5[mol%]未満であると暗黒始動時間が1秒を超える確率が高くなり(換言すると、5[mol%]以上であれば暗黒始動時間が1秒以内になる確率が高くなる)、20[mol%]を超えると、長時間の使用によりガラスバルブが黒化(茶褐色化)や白色化して輝度の低下を招いたり、ガラスバルブの強度が低下したりするなどの問題が生じるからである。
また、自然環境保護を考慮した場合、鉛フリーガラスを用いるのが好ましい。ただ、鉛フリーガラスといえども、製造過程で不純物として鉛を含んでしまう場合がある。そこで、0.1wt%以下といった不純物レベルで鉛を含有するガラスも鉛フリーガラスと定義することとする。
(3)また、ガラスの熱膨張係数を調節することにより、冷陰極蛍光ランプのリード線等の封着部材との封着強度を高めることができる。例えば、封着部材がタングステン(W)製の場合には、36×10−7[K−1]〜45×10−7[K−1]とすることが好ましい。この場合、ガラス中のアルカリ金属成分およびアルカリ土類金属成分の合計を4[mol%]〜10[mol%]とすることでガラスの熱膨張係数を上記の範囲とすることができる。
また、封着部材がコバール(Kovar)製、モリブデン(Mo)製の場合には45×10−7[K−1]〜56×10−7[K−1]とすることが好ましい。この場合、ガラス中のアルカリ金属成分およびアルカリ土類金属成分の合計を7[mol%]〜14[mol%]とすることでガラスの熱膨張係数を上記の範囲とすることができる。
また、封着部材がジュメット製の場合には94×10−7[K−1]近傍とすることが好ましい。この場合、ガラス中のアルカリ金属成分およびアルカリ土類金属成分の合計を20[mol%]〜30[mol%]とすることでガラスの熱膨張係数を上記の範囲とすることができる。
また、ガラスに遷移金属の酸化物をその種類によって所定量をドープすることにより254[nm]や313[nm]の紫外線を吸収することができる。具体的には、例えば酸化チタン(TiO)の場合は、組成比率0.05[mol%]以上ドープすることにより254[nm]の紫外線を吸収し、組成比率2[mol%]以上ドープすることにより313[nm]の紫外線を吸収することができる。ただし、酸化チタンを組成比率5.0[mol%]より多くドープした場合には、ガラスが失透してしまうため、組成比率0.05[mol%]以上5.0[mol%]以下の範囲でドープすることが好ましい。
また、酸化セリウム(CeO)の場合は、組成比率0.05[mol%]以上ドープすることにより254[nm]の紫外線を吸収することができる。ただし、酸化セリウムを組成比率0.5[mol%]より多くドープした場合には、ガラスが着色してしまうため、酸化セリウムを組成比率0.05[mol%]以上0.5[mol%]以下の範囲でドープすることが好ましい。なお、酸化セリウムに加えて酸化スズ(SnO)をドープすることにより、酸化セリウムによるガラスの着色を抑えることができるため、酸化セリウムを組成比率5.0[mol%]以下までドープすることができる。この場合、酸化セリウムを組成比率0.5[mol%]以上ドープすれば313[nm]の紫外線を吸収することができる。ただし、この場合においても酸化セリウムを組成比率が5.0[mol%]より多くドープした場合には、ガラスが失透してしまう。
また、酸化亜鉛(ZnO)の場合は、組成比率2.0[mol%]以上ドープすることにより254[nm]の紫外線を吸収することができる。ただし、酸化亜鉛を組成比率10[mol%]より多くドープした場合、ガラスの熱膨張係数が大きくなり、封着部材がタングステン(W)製である場合に、封着部材の熱膨張係数(約44×10−7[K−1])とガラスの熱膨張係数に差異が生じ、封着が困難となるため、酸化亜鉛を2.0[mol%]以上10[mol%]以下の範囲でドープすることが好ましい。ただし、封着部材がコバール(Koval)製やモリブデン(Mo)製の場合には、封着部材の熱膨張係数(約51×10−7[K−1])がタングステン製の場合よりも大きくなるため、酸化亜鉛を組成比率14[mol%]以下までドープすることができる。さらに、酸化亜鉛を組成比率20[mol%]より多くドープした場合、ガラスが失透してしまうおそれがあるため、酸化亜鉛を2.0[mol%]以上20[mol%]以下の範囲でドープすることが好ましい。
また、酸化鉄(Fe)の場合は、組成比率0.01[mol%]以上ドープすることにより254[nm]の紫外線を吸収することができる。ただし、酸化鉄を組成比率2.0[mol%]より多くドープした場合には、ガラスが着色してしまうため、酸化鉄を組成比率0.01[mol%]以上2.0[mol%]以下の範囲でドープすることが好ましい。
また、ガラス中の水分含有量を示す赤外線透過率係数は、0.3以上1.2以下の範囲、特に0.4以上0.8以下の範囲となるように調整することが好ましい。赤外線透過率係数が1.2以下であれば、外部電極蛍光ランプ(EEFL)や長尺の冷陰極蛍光ランプ等の高電圧印加ランプに適用可能な低い誘電正接を得やすくなり、0.8以下であれば誘電正接が十分に小さくなって、さらに高電圧印加ランプに適用可能となる。
なお、赤外線透過率係数(X)は下式で表すことができる。
X=(log(a/b))/t
a:3840[cm−1]付近の極小点の透過率[%]
b:3560[cm−1]付近の極小点の透過率[%]
t:ガラスの厚み
(4)蛍光体膜を構成する蛍光体も上記のものに限らない。以下に記すように、種々の観点から適宜選択し得るものである。
(i)紫外線吸収について
例えば、近年、液晶カラーテレビの大型化に伴って、バックライトユニットの開口を塞ぐ拡散板に寸法安定性の良いポリカーボネートが使用されるようになっている。このポリカーボネートは、水銀が発する313(nm)の波長の紫外線により劣化しやすい。このような場合には、波長313(nm)の紫外線を吸収する蛍光体を利用すると良い。なお、313(nm)の紫外線を吸収する蛍光体としては、以下のものがある。
(a)青色
ユーロピウム・マンガン共付活アルミン酸バリウム・ストロンチウム・マグネシウム[Ba1−x−ySrEuMg1−zMnAl1017]又は[Ba1−x−ySrEuMg2−zMnAl1627
ここで、x,y,zはそれぞれ0≦x≦0.4、 0.07≦y≦0.25、 0≦z<0.1なる条件を満たす数であるであることが好ましい。
このような蛍光体としては、例えば、ユーロピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム[BaMgAl1627:Eu2+]、[BaMgAl1017:Eu2+] (略号:BAM−B)や、ユーロピウム付活アルミン酸バリウム・ストロンチウム・マグネシウム[(Ba,Sr)MgAl1627:Eu2+]、[(Ba,Sr)MgAl1017:Eu2+](略号:SBAM−B)等がある。
(b)緑色
・マンガン不活マグネシウムガレート[MgGa:Mn2+](略号:MGM)
・マンガン付活アルミン酸セリウム・マグネシウム・亜鉛[Ce(Mg,Zn)Al1119:Mn2+](略号:CMZ)
・テルビウム付活アルミン酸セリウム・マグネシウム[CeMgAl1119:Tb3+](略号:CAT)
・ユーロピウム・マンガン共付活アルミン酸バリウム・ストロンチウム・マグネシウム[Ba1−x−ySrEuMg1−zMnAl1017]又は[Ba1−x−ySrEuMg2−zMnAl1627
ここで、x,y,zはそれぞれ0≦x≦0.4、 0.07≦y≦0.25、 0.1≦z≦0.6なる条件を満たす数であり、zは0.4≦x≦0.5であることが好ましい。
このような蛍光体としては、例えば、ユーロピウム・マンガン共付活アルミン酸バリウム・マグネシウム[BaMgAl1627:Eu2+,Mn2+]、[BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+](略号:BAM−G)や、ユーロピウム・マンガン共付活アルミン酸バリウム・ストロンチウム・マグネシウム[(Ba,Sr)MgAl1627:Eu2+,Mn2+]、[(Ba,Sr)MgAl1017:Eu2+,Mn2+](略号:SBAM−G)等がある。
(c)赤色
・ユーロピウム付活リン・バナジン酸イットリウム[Y(P,V)O:Eu3+](略号:YPV)
・ユーロピウム付活バナジン酸イットリウム[YVO:Eu3+](略号:YVO)
・ユーロピウム付活イットリウムオキシサルファイド[YS:Eu3+](略号:YOS)
マンガン付活フッ化ゲルマン酸マグネシウム[3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn4+](略号:MFG)
・ジスプロシウム付活バナジン酸イットリウム[YVO:Dy3+](赤と緑の2成分発光蛍光体であり、略号:YDS)
なお、一種類の発光色に対して、異なる化合物の蛍光体を混合して用いても良い。例えば、青色にBAM−B(313nmを吸収する。)のみ、緑色にLAP(313nmを吸収しない。)とBAM−G(313nmを吸収する。)、赤色にYOX(313nmを吸収しない。)とYVO(313nmを吸収する。)の蛍光体を用いても良い。このような場合は、前述のように波長313(nm)を吸収する蛍光体が、総重量組成比率で50%より大きくなるように調整することで、紫外線がガラス管外に漏れ出ることをほとんど防止できる。したがって、313[nm]の紫外線を吸収する蛍光体を蛍光体層32に含む場合には、上記のバックライトユニットの開口を塞ぐポリカーボネート(PC)からなる拡散板等の紫外線による劣化が抑制され、バックライトユニットとしての特性を長時間維持することができる。
ここで、「313(nm)の紫外線を吸収する」とは、254(nm)付近の励起波長スペクトル(励起波長スペクトルとは、蛍光体を波長変化させながら励起発光させ、励起波長と発光強度をプロットしたものである。)の強度を100(%)としたときに、313(nm)の励起波長スペクトルの強度が80(%)以上のものと定義する。すなわち、313(nm)の紫外線を吸収する蛍光体とは、313(nm)の紫外線を吸収して可視光に変換できる蛍光体である。
(ii)高色再現について
液晶カラーテレビで代表される液晶表示装置では、近年における高画質化の一環としてなされる高色再現化に伴い、当該液晶表示装置のバックライトユニットの光源として用いられる冷陰極蛍光ランプや外部電極蛍光ランプにおいて、再現可能な色度範囲の拡大化の要請がある。
このような要請に対して、例えば、以下の蛍光体を用いることで、実施の形態での蛍光体を用いる場合よりも、色度範囲の拡大を図ることができる。具体的には、CIE1931色度図において、高色再現用の当該蛍光体の色度座標値が、実施の形態で使用した3つの蛍光体の色度座標値を結んでできる三角形を含んで色再現範囲を広げる座標に位置する。
(a)青色
・ユーロピウム付活ストロンチウム・クロロアパタイト[Sr10(POCl:Eu2+](略号:SCA)、色度座標:x=0.151、y=0.065
上記以外に、ユーロピウム付活ストロンチウム・カルシウム・バリウム・クロロアパタイト[(Sr,Ca,Ba)10(POCl:Eu2+](略号:SBCA)も使用でき、上記波長313(nm)の紫外線も吸収できるSBAM−Bも高色再現用に使用できる。
(b)緑色
・BAM−G、色度座標:x=0.139、y=0.574
・CMZ、色度座標:x=0.164、y=0.722
・CAT、色度座標:x=0.267、y=0.663
なお、これらは上述したように、波長313(nm)の紫外線も吸収でき、また、ここで説明した3つの蛍光体粒子以外にも、MGMも高色再現用に使用することもできる。
(c)赤色
・YOS、色度座標:x=0.651、y=0.344
・YPV、色度座標:x=0.658、y=0.333
・MFG、色度座標:x=0.711、y=0.287
なお、これらは上述したように、波長313(nm)の紫外線も吸収でき、また、ここで説明した3つの蛍光体粒子以外にも、YVO、YDSも高色再現用に使用することもできる。
また、上記で示した色度座標値は各々の蛍光体の粉体のみで測定した代表値であり、測定方法(測定原理)等に起因して、各蛍光体の粉体が示す色度座標値は、上掲した値と若干異なる場合があり得る。参考として上記実施の形態1の各蛍光体の粉体の色度座標値は、YOX(x=0.644、y=0.353)、LAP(x=0.351、y=0.585)、BAM−B(x=0.148、y=0,056)で構成されている。
さらに、赤、緑、青の各色を発光させるために用いる蛍光体は各波長につき1種類に限らず、複数種類を組み合わせて用いることとしても良い。
ここで、上記の高色再現用の蛍光体粒子を用いて蛍光体層を形成した場合について説明する。ここでの評価は、CIE1931色度図内においてNTSC規格の3原色の色度座標値を結ぶNTSC三角形(NTSCtriangle)の面積を基準とした、高色再現用の蛍光体を用いた場合の3つの色度座標値を結んできる三角形の面積の比(以下、NTSC比という。)で行なう。
例えば、青色としてBAM−B、緑色としてBAM−G、赤色としてYVOを用いると(例1)NTSC比が92(%)となり、また、青色としてSCA、緑色としてBAM−G、赤色としてYVOを用いると(例2)NTSC比が100(%)となり、また、青色としてSCA、緑色としてBAM−G、赤色としてYOXを用いると(例3)、NTSC比が95(%)となり、例1及び2に比べて輝度を10(%)向上させることができる。
なお、ここでの評価に用いた色度座標値は、ランプ等が組み込まれた液晶表示装置とした状態で測定したものである。
(5)実施の形態では、ランプ形状を直管状とした(図1,図6)。しかしながら、本発明は、「U」字状、「コ」字状、あるいは、「L」字状をしたランプにも適用可能である。また、ガラス容器の横断面も円形に限らず、楕円形その他の扁平形状をしていても構わない。
(6)上記実施の形態では、本発明を蛍光ランプ(外部電極型蛍光ランプ、冷陰極蛍光ランプ)に適用した例を用いて説明したが、本発明は、蛍光ランプに限らず、紫外線ランプ(外部電極型紫外線ランプ、冷陰極紫外線ランプ)に適用することも可能である。すなわち、上記実施の形態に係る蛍光ランプの構成から蛍光体膜を除去し(蛍光体膜を形成しないこととし)、紫外線ランプとして構成したものに適用しても構わない。紫外線ランプは、紫外線を被照射物に照射し、当該被照射物の殺菌等に用いられる。
(7)また、本発明は外部電極型放電ランプや冷陰極放電ランプに限らず、他の電極形式の放電ランプにも適用可能である。要は、気密封止されたガラス容器の外面に導電膜が形成され、当該導電膜を介して給電するような構成とした放電ランプであれば構わないのである。
(8)上記実施の形態では、バックライトユニットの光源として蛍光ランプ10(図1)を用いたが、蛍光ランプ300(図6,図7)、蛍光ランプ402(図8)、蛍光ランプ412(図10)、蛍光ランプ416(図11)、蛍光ランプ422(図12(a))、蛍光ランプ428(図12(b))を用いても構わない。
(9)外部電極14,16、焼成体膜410を構成する導電膜を形成するためのペーストには、アルミニウム粉末と銀粉末とを含む混合金属粉末を用いたが、これに限らず、アルミニウムを主成分、銀を副成分とするアルミニウムと銀のアトマイズ合金粉を用いても構わない。アトマイズ合金粉を用いる場合の、アルミニウム成分と銀成分のペースト中に占める重量%[Wt%]の範囲は、混合金属粉末を用いる場合の上記した重量%の範囲と同じである。すなわち、アルミニウム成分が30[Wt%]以上、銀成分が5〜30[Wt%]、フリットガラスが15〜25[Wt%]で、残部が分散剤・溶剤等である。
したがって、当然のことながら、外部電極(焼成体)、焼成体膜に占めるアルミニウム、銀、およびガラスの割合も、混合金属粉末を用いた場合と同様、アルミニウムが35[Wt%]以上で、銀が6〜40[Wt%]で、残部がガラス等である。
また、外部電極(焼成体)、焼成体膜における金属成分だけに着目した場合も、混合金属粉末を用いた場合と同様、アルミニウムが50[Wt%]以上で、銀が7〜50[Wt%]である。
本発明は、例えば、軟質ガラスをガラス容器の材料に用いる外部電極型蛍光ランプに好適に利用可能である。
実施の形態1に係る外部電極型蛍光ランプの概略構成を示す半断面図である。 上記外部電極型蛍光ランプの製造工程の一部を示す図である。 上記外部電極型蛍光ランプの製造工程の一部を示す図である。 上記外部電極型蛍光ランプの製造工程の一部を示す図である。 上記外部電極型蛍光ランプの製造工程の一部を示す図である。 実施の形態2に係る冷陰極蛍光ランプの概略構成を示す一部切欠き斜視図である。 上記冷陰極蛍光ランプの端部部分の縦断面図である。 (a)は、実施の形態3−1に係る冷陰極蛍光ランプの端部部分の縦断面図、(b)は、(a)におけるA部拡大図、(c)は、(a)におけるB部拡大図を、それぞれ示している。 実施の形態3−1に係る冷陰極蛍光ランプを構成する金属スリーブの斜視図である。 (a)は、実施の形態3−2に係る冷陰極蛍光ランプの端部部分の縦断面図であり、(b)は、(a)におけるC・C線断面図である。 (a)は、実施の形態3−3に係る冷陰極蛍光ランプの端部部分の縦断面図であり、(b)は、(a)におけるD・D線断面図である。 (a)は、実施の形態3−3の変形例1に係る冷陰極蛍光ランプの端部部分の縦断面図であり、(b)は、同変形例2に係る冷陰極蛍光ランプの端部部分の縦断面図である。 実施の形態に係るバックライトユニットの構成を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る液晶表示装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 外部電極型蛍光ランプ
12,304 ガラス容器
14 第1外部電極
16 第2外部電極
100 バックライトユニット
120 液晶表示装置
300,402,412,416,422,428 冷陰極蛍光ランプ
310 給電端子
410 焼成体膜

Claims (5)

  1. 気密封止されたガラス容器と当該ガラス容器の外面に形成された導電膜とを有する放電ランプであって、
    アルミニウム粉末を主材料、銀粉末を副材料とする混合金属粉末、又はアルミニウムを主成分、銀を副成分とするアルミニウムと銀のアトマイズ合金粉とガラスフリットとを含み前記ガラス容器外面に塗布されたペーストの焼成体で、前記導電膜が構成されていることを特徴とする放電ランプ。
  2. 前記導電膜は、銀を6〜40[Wt%]の範囲で含むことを特徴とする請求項1記載の放電ランプ。
  3. 前記ガラス容器が、軟質ガラスからなることを特徴とする請求項1または2に記載の放電ランプ。
  4. 光源として、請求項1〜3のいずれか1項に記載の放電ランプを有することを特徴とするバックライトユニット。
  5. 液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの背面に配された請求項4に記載のバックライトユニットと、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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