JP2000208106A - 希ガス放電灯 - Google Patents

希ガス放電灯

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JP2000208106A
JP2000208106A JP871699A JP871699A JP2000208106A JP 2000208106 A JP2000208106 A JP 2000208106A JP 871699 A JP871699 A JP 871699A JP 871699 A JP871699 A JP 871699A JP 2000208106 A JP2000208106 A JP 2000208106A
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discharge lamp
rare gas
gas discharge
cap
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Satoshi Tamura
敏 田村
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NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外囲器の自己発熱状態が長時間に亘って継続し
ても、外囲器の不所望な発熱状態への発展,過大な電流
による点灯装置の焼損などを抑制できるのみならず、使
用環境にも影響されにくい希ガス放電灯を提供するこ
と。 【解決手段】内面に発光層を有する外囲器1Aと、外囲
器の外周面に、それのほぼ全長に亘って離隔して配置し
た金属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,6と、外
囲器の外周面に、外部電極が被覆されるように装着した
透光性で耐熱性・絶縁性を有する外装部材10と、外装
部材の端部に装着した絶縁性のキャップ11と、外囲器
及び外装部材の端面部分とキャップとによって形成され
た空間部11aに充填した封止部材12とを具備し、前
記外囲器を、150°Cにおける体積抵抗率が1×10
9 Ωcm以上で、かつ酸化珪素,酸化硼素を主成分とす
る鉛を含まないガラス部材にて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は希ガス放電灯に関
し、特にガラスバルブの内面にアパ−チャ部を有する発
光層を形成すると共に、外周面に一対の帯状の外部電極
を配置した希ガス放電灯の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、図19に示す希ガス
放電灯を提案した。同図において、1は例えばガラスバ
ルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であって、
その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの
1種又は2種以上の蛍光体を含む発光層2が形成されて
いる。特に、この発光層2には所定の開口角を有するア
パ−チャ部2aがほぼ全長に亘って形成されている。そ
して、外囲器1の封着構造はガラスバルブの端部にディ
スク状の封着ガラス板を封着して構成されているが、例
えば単にガラスバルブを加熱しながら縮径加工し溶断す
るいわゆるトップシ−ルによって構成することもでき
る。尚、この外囲器1の密閉空間には水銀などの金属蒸
気を含まないキセノンガスを主成分とする希ガスが所定
量封入されている。
【0003】この外囲器1の外周面にはそれのほぼ全長
に亘って金属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,6
が、互いに離隔し、かつ離隔部分に第1,第2の開口部
7,8が形成されるように配置されている。さらに、こ
の外囲器1の外周面には透光性で絶縁性に優れた筒状の
ガラス部材又はセラミック部材よりなる外装部材10
が、外部電極5,6が被覆されるように装着されてい
る。
【0004】このように構成された希ガス放電灯Lは、
例えば図20に示す点灯装置によって点灯される。この
点灯装置は、例えば周波数が30KHz,電圧が188
0V程度の高周波電圧を発生し、かつ出力波形がほぼ正
弦波である高周波電圧発生回路(例えばインバ−タ回
路)Hと、直流電源EBからインバ−タ回路Hへの電力
供給をコントロ−ルするトランジスタなどのスイッチン
グ素子Qと、スイッチング素子Qを駆動制御するための
駆動回路Pと、平滑用のコンデンサCとから構成されて
いる。インバ−タ回路Hは、例えば一次コイルTRa,
TRb、二次コイルTRc及び励磁コイルTRdを有す
る発振トランスTRと、一次コイルTRa,TRbの中
点とスイッチング素子Qとの間に接続されたチョ−クコ
イルCHと、一次コイルTRa,TRbに接続された第
1,第2のスイッチング素子(例えば第1,第2のトラ
ンジスタ)Qa,Qbと、第1,第2のトランジスタQ
a,Qbのベ−スと励磁コイルTRdとに接続された抵
抗Ra,Rbとから構成されている。そして、インバ−
タ回路Hの出力側(二次コイルTRc)には希ガス放電
灯Lの外部電極5,6が接続されている。
【0005】この点灯装置において、駆動回路Pからス
イッチング素子Qのベ−スに駆動信号を付与すると、ス
イッチング素子Qは適宜の間隔でオン,オフする。スイ
ッチング素子QがONの期間中、第1,第2のトランジ
スタQa,Qbは抵抗Ra,Rb及び発振トランスTR
との協同作用によって適時にオン,オフし、これによっ
て発振トランスTRの二次コイルTRcには上述の高周
波電圧が発生して希ガス放電灯Lの外部電極5,6に印
加される。これにより、この希ガス放電灯Lは、熱陰極
や冷陰極を用いた放電灯のように外囲器の長手方向に沿
った1つの放電路によって点灯するものとは異なり、外
部電極5,6の間(外囲器1の長手方向に対してほぼ直
角方向)に無数の放電路が形成されることによって縞状
の状態で点灯する。この状態において、希ガスの励起線
によって発光層2が励起されて発光し、光はアパ−チャ
部2aから第1の開口部7を介して外部に放出される。
【0006】特に、この希ガス放電灯Lには水銀が用い
られていないために、点灯後における光量の立ち上がり
が急峻であり、点灯と同時に光量がほぼ100%近くま
で達するという特徴を有している。このために、ファク
シミリ,イメ−ジスキャナ,複写機などのOA機器の原
稿読取用の光源として好適するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この希ガス
放電灯Lは、上述のように外部電極5,6に高周波電圧
を印加することによってガラスバルブを介して外部電極
間に放電が生起されて点灯されるのであるが、この際
に、ガラスバルブにも電流が流れ、この電流によってガ
ラスバルブが自己発熱して温度上昇し、温度上昇に伴う
ガラスバルブの抵抗値の低下によって過大な電流が流れ
る傾向にある。
【0008】例えば外囲器を構成するガラス部材にソ−
ダガラスを適用すると、ソ−ダガラスの150°Cにお
ける体積抵抗率は1×108 Ωcmのように小さいため
に、希ガス放電灯の点灯初期に、ガラスバルブに流れる
電流によってガラスバルブが異常発熱し、発光効率が低
下するのみならず、過大な電流によって点灯装置が焼損
したりする。
【0009】特に、外囲器を構成するガラス部材に鉛ガ
ラスを適用すると、点灯初期においては上述の問題を効
果的に解決できる。これは、鉛ガラスの150°Cにお
ける体積抵抗率が1×1011Ωcmであり、ソ−ダガラ
スに比較すると格段に大きくなっていることから、点灯
初期に鉛ガラスの自己発熱に基づく異常発熱への発展,
発光効率の低下,点灯装置の焼損などのトラブルを最小
限に止めることができるものである。
【0010】尚、本発明者は、ガラスバルブの異常発
熱,発光効率の低下,点灯装置の焼損などの防止にはガ
ラス部材の150°Cにおける体積抵抗率が1×109
Ωcm以上あればよいことを別の実験によって確認して
いる。
【0011】しかしながら、上述の希ガス放電灯Lは外
囲器1の外周面が外装部材10によって覆われているた
めに、熱放散性に劣り、熱が蓄積される傾向にある。従
って、点灯初期においても、鉛ガラスの自己発熱に基づ
いて不所望に温度上昇し、点灯時間の経過と共にガラス
バルブの抵抗値は徐々に低下するようになる。そして、
点灯初期から例えば100〜300時間程度も経過する
と、抵抗値の大幅な低下によって過大な電流が流れるよ
うになり、発熱が異常に進行して発光効率が低下した
り、図20に示す点灯装置が焼損したりするようにな
る。特に、点灯装置が高出力化されている場合には、こ
れらの傾向が一層顕著に現われる。
【0012】又、鉛ガラスはソ−ダガラスに比較して軟
化点が70〜80°C程度低いために、焼成工程におい
て、外囲器内面に形成された蛍光体塗布膜に含まれるバ
インダを十分に焼散させるべく焼成温度を高くすると、
発光層2を構成する蛍光体が鉛ガラスに融着され易くな
って発光効率が例えば10%程度も低下するようになる
のみならず、外囲器1が変形し易くなり、排気ヘッドへ
の装着性(密着性)が損なわれたり、装着時に破損し易
くなる。かといって、蛍光体の融着や外囲器の変形が生
じない程度にまで焼成温度を下げると、バインダの焼散
が不十分になり、希ガス放電灯の始動特性,発光特性が
損なわれるようになる。
【0013】又、鉛ガラスは、その製造の際に、有害物
質などの排出により環境の汚染が懸念されていることか
ら、近時、その使用を自粛する傾向にある。従って、希
ガス放電灯においても、鉛ガラスに代わるガラス部材が
求められている。
【0014】さらには、この希ガス放電灯Lは外囲器1
と外装部材10との間に若干の隙間が形成されていて
も、動作時には同隙間部分が高温に加熱されるために、
使用環境における湿度が少々高くても外部電極間での沿
面放電を抑制できる。しかしながら、非動作状態で湿度
の高い環境に放置した後に、外部電極5,6に高電圧を
印加して動作させると、外部電極間に沿面放電が惹起さ
れることがあり、希ガス放電灯としての機能を奏し得な
くなるという問題がある。
【0015】それ故に、本発明の目的は、外囲器の自己
発熱状態が長時間に亘って継続しても、外囲器の不所望
な発熱状態への発展,過大な電流による点灯装置の焼損
などを抑制できるのみならず、使用環境にも影響されに
くい希ガス放電灯を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、内面に1種又は2種以上の蛍
光体を含む発光層を有する直管状の外囲器と、外囲器の
外周面に、それのほぼ全長に亘って互いに離隔し、かつ
離隔部分に第1,第2の開口部が形成されるように位置
する金属部材よりなる帯状の一対の外部電極と、外囲器
の外周面に、外部電極が被覆されるように装着した透光
性で耐熱性・絶縁性を有する外装部材と、外装部材の端
部に装着した絶縁性のキャップと、外囲器及び外装部材
の端面とキャップとによって形成された空間部に充填し
た封止部材とを具備し、前記外囲器を、150°Cにお
ける体積抵抗率が1×109 Ωcm以上で、かつ酸化珪
素,酸化硼素を主成分とする鉛を含まないガラス部材に
て構成したことを特徴とする。
【0017】又、本発明の第2の発明は、内面に1種又
は2種以上の蛍光体を含む発光層を有する直管状の外囲
器と、外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性
シ−トの一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の外部
電極を互いに離隔し、かつ離隔部分に第1,第2の開口
部が形成されるように配置すると共に、外部電極の位置
する側の透光性シ−ト面に接着層を形成してなるシ−ト
構体と、外囲器より大きい外径を有する筒状のガラス部
材又はセラミック部材よりなる透光性の外装部材と、外
装部材の端部に装着した絶縁性のキャップと、外囲器及
び外装部材の端面とキャップとによって形成された空間
部に充填した封止部材とを具備し、前記外囲器を、15
0°Cにおける体積抵抗率が1×109 Ωcm以上で、
かつ酸化珪素,酸化硼素を主成分とする鉛を含まないガ
ラス部材にて構成すると共に、キャップ及び封止部材に
よる端部の封止処理に先立って、外囲器の外周面にシ−
ト構体を、外囲器と透光性シ−トとの間に外部電極が位
置するように巻回し、シ−ト構体上に外装部材を装着す
ることを特徴とする。
【0018】又、本発明の第3の発明は、前記発光層の
付着量を1cm2 当たり5〜30mgの範囲に設定した
ことを特徴とし、第4の発明は、前記第1の開口部にほ
ぼ対応する外囲器の内面部分に、発光層の形成されない
アパ−チャ部を形成したことを特徴とする。
【0019】又、本発明の第5の発明は、前記キャップ
を、柔軟性を有する筒状の樹脂部材にて構成したことを
特徴とし、第6の発明は、前記封止部材を熱可塑性樹脂
又は熱硬化性樹脂にて構成したことを特徴とし、第7の
発明は、前記封止部材がホットメルトであることを特徴
とする。
【0020】さらには、本発明の第8の発明は、前記外
部電極を備えた外囲器の外周面に熱収縮性樹脂よりなる
チュ−ブを装着した後、加熱処理することにより外囲器
の外周面にほぼ密着させることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる希ガス放電
灯の第1の実施例について図1〜図5を参照して説明す
る。尚、図19に示す先行技術と同一部分には同一参照
符号を付し、その詳細な説明は省略する。同図におい
て、この実施例の特徴部分は、外囲器1Aを、150°
Cにおける体積抵抗率が1×109 Ωcm以上で、かつ
酸化珪素,酸化硼素を主成分とする鉛を含まないガラス
部材にて構成したことと、この外囲器1Aの内面に1種
又は2種以上の蛍光体を含む発光層2Aを形成すると共
に、発光層2Aの付着量を1cm2 当たり5〜30mg
の範囲に設定したことと、外囲器1Aの外周面にシ−ト
構体3を、透光性シ−ト4と外囲器1Aとの間に外部電
極5,6が位置するように巻回すると共に、シ−ト構体
上に外囲器1Aより大きい外径を有する筒状のガラス部
材又はセラミック部材よりなる耐熱性・絶縁性を有する
外装部材10を装着したことと、外部電極5,6におけ
る第1の開口部7の開口角θ1 を第2の開口部8の開口
角θ2 より大きく設定すると共に、開口角θ1 を例えば
60〜120°の範囲に設定したこと、外装部材10の
端部に絶縁性のキャップ11を装着すると共に、外囲器
1A及び外装部材10の端面とキャップ11とによって
形成された空間部11aに封止部材12を充填したこと
である。尚、外部電極5,6における第1の開口部7に
ほぼ対応する外囲器1Aの内面部分には発光層2Aを形
成しないアパ−チャ部2aが形成されている。
【0022】この外囲器1Aの構成部材としては、上述
のように150°Cにおける体積抵抗率が1×109 Ω
cm以上であり、酸化珪素,酸化硼素を主成分とする鉛
を含まない硼珪酸ガラス系(以下、便宜的にBFKガラ
スと呼称する)が好適する。このBFKガラスは、例え
ば酸化珪素(SiO2 ),アルミナ(Al2 3 ),酸
化硼素(B2 3 ),酸化ナトリウム(Na2 0),酸
化カリウム(K2 0),酸化リチウム(Li2 0),酸
化チタン(TiO2 )などから構成されており、組成比
は例えば酸化珪素67.6%,アルミナ4%,酸化硼素
18%,酸化ナトリウム1%,酸化カリウム8%,酸化
リチウム1%,酸化チタン0.4%程度に設定されてい
るが、所望するガラス特性によっては上述の条件を満た
す範囲において組成比を適宜に変更することができる。
尚、このBFKガラスの軟化点はほぼ705°Cであ
り、150°Cにおける体積抵抗率はほぼ7.9×10
12Ωcmである。
【0023】又、この外囲器1Aの肉厚は、例えば0.
2〜0.7mmの範囲に設定されており、この範囲では
一応の生産性,光特性などが得られる。しかしながら、
肉厚が0.4mm未満、特に0.2mm未満になると、
外囲器1Aの機械的な強度が極端に低下するために、量
産設備による生産工程でのガラス破損に伴う不良率が増
加するようになるし、逆に、肉厚が0.7mmを超える
と、縞状の放電状態が目視され、アパ−チャ部2aから
放出される光にチラツキが生ずるようになるのみなら
ず、希ガス放電灯にパワ−が十分に入らなくなって光出
力が低下するようになる。従って、外囲器1Aの肉厚は
上記範囲内に設定することが望ましい。
【0024】又、発光層2Aは、希ガス放電灯の用途に
よって、使用する蛍光体が1種のみにて構成されたり、
2種以上を混合して構成されたりする。例えば三波長域
発光形の場合には、例えば青色領域に発光スペクトルを
有するユ−ロピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシ
ウム蛍光体,緑色領域に発光スペクトルを有するセリウ
ム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体,赤色領域に
発光スペクトルを有するユ−ロピウム付活硼酸イットリ
ウム・ガドリウム蛍光体を混合してなる混合蛍光体にて
形成され、その付着量は1cm2 当たり5〜30mgの
範囲に設定されている。この範囲では所望の光出力が得
られるものの、その付着量が5mg未満になると、光出
力が低下してしまい原稿面照度が不足するようになる
し、逆に、30mgを超えると、均質な発光層の形成が
困難になる。従って、発光層2Aの付着量は上記範囲内
に設定することが望ましい。
【0025】又、上述のシ−ト構体3は、例えば図4〜
図5に示すように、外囲器1Aの全長とほぼ同程度の長
さを有する絶縁性の透光性シ−ト4と、この透光性シ−
ト4の一方の面に互いに所定の間隔だけ離隔・配置して
接着された金属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,
6と、この外部電極5,6の端部から、それと電気的な
接続関係を有し、かつ導出端が透光性シ−ト4の端縁部
分より突出するように導出された端子51,61と、透
光性シ−ト4の一方の面に付与された接着層9とから構
成されている。このシ−ト構体3において、透光性シ−
ト4は、例えば肉厚が20〜100μmの範囲に設定さ
れた絶縁性,透光性に優れた部材にて構成されており、
例えばポリエチレンテレフタレ−ト(PET)樹脂が好
適するが、ポリエステル樹脂など他の樹脂も利用でき
る。又、外部電極5,6は、例えば肉厚が10〜100
μmの範囲に設定された金属部材にて構成されており、
例えばアルミニウム箔が好適するが、他の金属部材など
も適用可能である。尚、透光性シ−ト4及び外部電極
5,6の厚さは用途などによっては上述の範囲から逸脱
して設定することも可能である。
【0026】このシ−ト構体3は外囲器1Aの外周面
に、外部電極5,6が外囲器1Aと透光性シ−ト4との
間に位置するように巻回され、接着層9によって接着さ
れてあり、その上には耐熱性・絶縁性に優れた透光性を
有する筒状のガラス部材又はセラミック部材よりなる外
装部材10が装着されている。この外装部材10として
は、例えばバリウムガラスなどが好適するが、他のガラ
ス部材も利用可能である。このバリウムガラスは、例え
ば珪酸、アルミナ、硼酸、カリウム,バリウム,カルシ
ウムの酸化物などから構成されており、それの軟化点は
ほぼ665°Cであり、150°Cにおける体積抵抗率
はほぼ1×1011Ωcmである。
【0027】上述の外装部材10の端部には絶縁性を有
する筒状のキャップ11が装着されている。このキャッ
プ11は、例えばポリカ−ボネイト樹脂のように柔軟性
を有する樹脂成形品が好適するが、ゴム材なども適用可
能である。尚、キャップ11には必ずしも柔軟性は必要
ないが、柔軟性の付与によって外装部材10の端部への
装着を容易に行なうことができる。しかも、キャップ1
1の装着に基づいて、外囲器1A及び外装部材10の端
面とキャップ11とによって形成された空間部11aに
は熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂よりなる封止部材12
が充填されている。これによって、外囲器1A,シ−ト
構体3,外装部材10の端部は水密的に封止される関係
で、仮に外囲器1Aと外装部材10との間に隙間が形成
されていても使用環境における湿気の侵入を確実に防止
できる。この封止部材12としては、例えばポリアミド
樹脂などのホットメルトなどが好適する。
【0028】さらに、外部電極5,6のそれぞれの離隔
部分には第1,第2の開口部7,8が形成されており、
それぞれの開口角θ1 ,θ2 はθ1 >θ2 の関係に設定
されている。第1の開口部7の開口角θ1 は60〜12
0°の範囲が、第2の開口部8の開口角θ2 は55°程
度がそれぞれ望ましい。しかしながら、第2の開口部8
は絶縁破壊しない程度に狭いことが望ましく、例えば最
低2mm程度の離隔距離を確保することが推奨される。
尚、上述のアパ−チャ部2aの開口角は第1の開口部7
の開口角θ1 とほぼ同程度に設定されている。
【0029】この希ガス放電灯DLは、例えば次のよう
に製造される。まず、例えば青色領域,緑色領域,赤色
領域にそれぞれ発光スペクトルを有する蛍光体を含む水
溶性の蛍光体塗布液をガラスバルブよりなる外囲器1A
の内面に塗布・乾燥し、焼成することにより発光層2A
が形成される。次に、図示しないスクレ−パを利用して
発光層2Aの一部を強制的に所定の開口角を以て剥離・
除去することにより、アパ−チャ部2aが形成される。
次に、この外囲器1Aを密閉状に構成し、かつ内部空間
にキセノンなどの希ガスを所定量封入する。
【0030】次に、図4〜図5に示すように、接着層9
を有する透光性シ−ト4の所定部分に接着層9を有する
一対の外部電極5,6を離隔して配置・接着すると共
に、外部電極5,6の端部から端子51,61を導出し
てシ−ト構体3を構成する。次に、図6に示すように、
シ−ト構体3を展開した状態で例えば組み立てステ−ジ
13に載置する。引き続き、外囲器1Aをシ−ト構体3
の透光性シ−ト4の一端4aに、外囲器1Aの長手方向
が外部電極5,6の長手方向に沿うように位置させる。
この状態で、外囲器1Aに従動ロ−ラ14,14を、外
囲器1Aが透光性シ−ト4に若干押しつけるように配置
する。この状態で、ステ−ジ13を若干M方向に移動さ
せた後、N方向に移動させる。これによって、シ−ト構
体3は外囲器1Aの外周面に巻回される上、透光性シ−
ト4の一端4aに他端4bが重ね合わされ、接着層9に
よって接着される。次に、図2,図3に示すように、外
囲器1A(シ−ト構体3)の外周面に外装部材10を装
着すると共に、外装部材10の端部にキャップ11を装
着する。そして、外囲器1A及び外装部材10の端面と
キャップ11とによって形成された空間部11aに封止
部材12を充填することによって希ガス放電灯DLが完
成する。
【0031】この希ガス放電灯DLは、例えば図7に示
す点灯装置にて点灯される。この点灯装置において、駆
動回路Pからスイッチング素子Qのベ−スに駆動信号を
付与すると、スイッチング素子Qは適宜の間隔でオン,
オフする。スイッチング素子QがONの期間中、第1,
第2のトランジスタQa,Qbは抵抗Ra,Rb及び発
振トランスTRとの協同作用によって適時にオン,オフ
し、これによって発振トランスTRの二次コイルTRc
には高周波電圧が発生して希ガス放電灯DLの外部電極
5,6に印加される。これにより、この希ガス放電灯D
Lは、外部電極5,6の間に無数の放電路が形成される
ことによって縞状の状態で点灯する。この状態におい
て、希ガスの励起線によって発光層2Aが励起されて発
光し、光はアパ−チャ部2aから第1の開口部7を介し
て外部に放出される。尚、正常な点灯状態では縞状の放
電状態は目視できず、チラツキも生じない。
【0032】この実施例によれば、外囲器1Aは酸化珪
素,酸化硼素を主成分とする鉛を含まないBFKガラス
にて構成されており、その上、150°Cにおける体積
抵抗率が1×109 Ωcm以上に設定されているため
に、外装部材10によってシ−ト構体3及び外囲器1A
が被覆されているにも拘らず、点灯初期は勿論のこと、
点灯状態が長時間に亘って継続されても、外囲器自身の
自己発熱による異常発熱への発展を抑えることができ、
異常発熱に起因する体積抵抗率の低下も抑制できる。従
って、電流の不所望な増加を抑えることができ、図7に
示す点灯装置の焼損を確実に防止することができる。
【0033】特に、BFKガラスは先行技術の鉛ガラス
に比較して150°Cにおける体積抵抗率が7.9×1
12Ωcmと格段に大きいために、点灯初期における点
灯装置の入力電流が12%程度も少なくなるにも拘ら
ず、先行技術と同程度の明るさが得られる。これは自己
発熱による温度上昇が少ないために、発光層2Aの発光
効率の低下が抑制されたことに起因すると考えられる。
従って、この希ガス放電灯DLを図7に示す点灯装置に
組み合わせることによって、点灯装置の小形化,低コス
ト化を図ることが可能になる。
【0034】又、外囲器1Aを構成するBFKガラスに
は鉛が含まれていないために、それの製造の際に、有害
物質などの排出に起因する環境の汚染を防止できる。
【0035】又、外囲器1Aの軟化点は鉛ガラスの軟化
点より例えば80°C程度高いために、焼成工程におい
て、外囲器内面に形成された蛍光体塗布膜に含まれるバ
インダを十分に焼散させるべく焼成温度を高く設定して
も、発光層2Aを構成する蛍光体が外囲器1Aを構成す
るガラス部材に融着されることがなく、発光効率を改善
できるのみならず、焼成工程で外囲器1Aが殆んど変形
しないために、排気ヘッドへの装着性(密着性)が向上
し、それへの装着時の破損をも低減できる。
【0036】又、外装部材10の端部にはキャップ11
が装着され、その内部11aに封止部材12が充填され
ているために、外囲器1A及び外装部材10の端面は封
止部材12によって使用環境から水密的に封止される。
従って、外囲器1A及び外装部材10の端部において、
両者間に少々の隙間が形成されていても、外部電極間へ
の湿気の侵入を皆無にできる。このために、高湿度雰囲
気に非動作状態で放置された後に動作させても外部電極
間の沿面放電を確実に防止できる。
【0037】特に、キャップ11として柔軟性を有する
筒状の樹脂成形品を採用する場合には、その柔軟性を利
用してキャップ11の外装部材10への装着を容易に行
なうことができる上に、キャップ11の外装部材10へ
の装着状態において、外囲器1A及び外装部材10の端
面とキャップ11とによって空間部11aが形成される
ために、その空間部11aを上向きの状態に配置して封
止部材12を充填すれば、封止部材12の空間部11a
からの流出を防止でき、端部の封止処理を円滑に遂行す
ることができる。
【0038】又、発光層2Aの付着量が1cm2 当たり
5〜30mgに設定されており、しかも、第1,第2の
開口部7,8の開口角θ1 ,θ2 がθ1 >θ2 の関係に
設定され、かつ開口角θ1 が60〜120°の範囲に設
定されていることと相俟ってアパ−チャ部2aを介して
第1の開口部7から放出される光出力を効果的に改善で
きる。
【0039】特に、発光層2Aの付着量は通常の照明用
蛍光ランプに比較すると2〜10倍程度に設定されてお
り、通常の照明用蛍光ランプでは特性的に好ましいもの
ではないと考えられている量であるにも拘らず、希ガス
放電灯では光出力が有効に増加している。この原因につ
いては明らかではないが、外部電極5,6の間(外囲器
1Aの長手方向に対してほぼ直角方向)に無数の放電路
が形成されることによって縞状の状態で点灯する希ガス
放電灯に特有の現象と考えられる。
【0040】さらに、発光層2Aの付着量を5〜30m
g/cm2 の範囲に、第1の開口部7の開口角θ1 を6
0〜120°の範囲に設定すると共に、外部電極5,6
の外囲器側に光反射性を付与すれば、第1の開口部7か
ら放出される光出力を一層に増加させることができる。
この際、第2の開口部8の離隔長さを2mm程度に狭い
開口角(ほぼ29°に相当)に設定すれば、第2の開口
部8からの光の漏洩が抑制され、第1の開口部7から放
出される光出力の改善効果が期待できる。
【0041】図8は本発明の第2の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1〜図5に示す希ガス放電灯
と同じである。異なる点は、第1の開口部7に対応する
外囲器1Aの内面部分に形成されているアパ−チャ部2
aの開口角θ3 を第1の開口部7の開口角θ1 より大き
く設定したことである。このアパ−チャ部2aの開口角
θ3 は、例えば70〜130度の範囲に設定されている
が、用途,目的などに応じて適宜に変更できる。尚、第
1の開口部7の開口角θ1 と第2の開口部8の開口角θ
2 はθ1 >θ2 の関係に設定されている。
【0042】この実施例によれば、第1の実施例と同様
に外装部材10が装着されていても、外囲器1Aの異常
発熱,抵抗値の低下,電流の増加などを防止でき、点灯
装置の焼損を抑制できるという効果が得られる。その
上、外囲器1Aの外周面にシ−ト構体3を巻回する際
に、第1の開口部7とアパ−チャ部2aとのセンタ−が
若干ずれても、第1の開口部7から放出される光の光軸
のずれを緩和できる。このために、例えば原稿照射装置
に適用しても、十分に高い読み取り精度を得ることがで
きる。
【0043】図9は本発明の第3の実施例を示すもので
あって、基本的な構成は図1〜図5に示す希ガス放電灯
と同じである。異なる点は、透光性シ−ト4のそれぞれ
の端部4a,4bを外部電極5の上において重ね合わ
せ、この重ね合わせ部分を超音波溶着したことである。
【0044】この実施例によれば、第1の実施例と同様
の効果が得られる上に、重ね合わせ部分4a,4bの超
音波溶着が外部電極5の外側面において行われるため
に、外囲器内面の発光層2Aに作用する超音波振動が緩
和される。従って、第1,第2の実施例に比較すると、
発光層2Aの外囲器内面からの剥離を大幅に抑制でき、
光出力の改善が可能となる。
【0045】図10は本発明の第4の実施例を示すもの
であって、基本的な構成は図1〜図5に示す希ガス放電
灯と同じである。異なる点は、外囲器1Aの外周面に一
対の外部電極5,6を接着層を利用して貼着した後に、
外囲器1Aの外周面にPET樹脂などの透光性シ−ト4
Aを、外部電極5,6が被覆されるように巻回して接着
したことである。
【0046】この実施例によれば、第1の実施例と同様
の効果が得られる上に、外囲器1Aの外周面に透光性シ
−ト4Aを巻回するに先立って、外囲器1Aの外周面に
シリコ−ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成してお
けば、外部電極間の絶縁耐力を改善できる。
【0047】図11は本発明の第5の実施例を示すもの
であって、基本的な構成は図1〜図5に示す希ガス放電
灯と同じである。異なる点は、外囲器1Aの外周面に一
対の外部電極5,6を接着層を利用して貼着した後に、
外囲器1Aの外周面にPET樹脂などの熱収縮性樹脂よ
りなるチュ−ブ15を、外部電極5,6が被覆されるよ
うに装着し、熱収縮させたことである。尚、このチュ−
ブ15は、熱処理する前は外囲器1Aより大きな外径を
有しており、外囲器1Aに装着した後、例えば150〜
200°C程度に加熱し、収縮させることにより外囲器
1Aの外周面に密着される。
【0048】この実施例によれば、上述の各実施例に比
較すると、機械化,作業能率の点で劣るものの、チュ−
ブ15に接着層を使用しないために、端子の構成部材と
接着剤成分との反応による腐食がなく、長期間に亘って
安定した動作状態を維持できる上、チュ−ブ15に継目
がないために、製造過程における透光性シ−ト4の端部
の重ね合わせ部分の剥がれを完全に防止できる。
【0049】特に、外囲器1Aの外周面にチュ−ブ15
を装着するに先立って、外囲器1Aの外周面にシリコ−
ンワニスなどの透光性の絶縁被膜を形成しておけば、外
部電極間の絶縁耐力を一層高めることができる。
【0050】図12は本発明の第6の実施例を示すもの
であって、基本的な構成は図1〜図5に示す希ガス放電
灯と同じである。異なる点は、図2に示すシ−ト構体3
を省略し、外囲器1Aの外周面に外装部材10を、外部
電極5,6が被覆されるように装着すると共に、外囲器
1Aと外装部材10との間にシリコ−ン樹脂などの絶縁
部材16を介在させたことである。尚、絶縁部材16は
外装部材10の装着前に外囲器1Aの外周面に被着する
他、外装部材10の装着後に両者間の空間部に注入する
こともできる。
【0051】この実施例によれば、第1の実施例と同様
の効果が得られる上に、構造が上述の各実施例に比較し
てシンプル化されているために、生産性を高めることが
でき、コストも低減できる。
【0052】図13は本発明にかかる点灯装置の他の実
施例を示すものであって、主としてパルス状の高周波電
圧を発生する高周波電圧発生回路HAにて構成されてい
る。この高周波電圧発生回路HAは、例えば一次コイル
TRa,二次コイルTRcを有する出力トランスTRA
と、出力トランスTRAの一次コイルTRaに直列接続
された電界効果形トランジスタなどのスイッチング素子
QAを含む定電力化回路PSTとから構成されている。
この高周波電圧発生回路HAの入力側にはコンデンサC
A,直流電源EBが、出力側には希ガス放電灯DLがそ
れぞれ接続されており、希ガス放電灯DLの外部電極6
は接地されている。上述の定電力化回路PSTは、例え
ば出力トランスTRAの一次コイルTRaに直列接続し
たスイッチング素子QAと、スイッチング素子QAに直
列接続した抵抗R1 よりなる電流検出回路30と、電流
検出回路30に接続されたコンデンサC1 及び抵抗
2 ,R3 よりなる進相回路40と、オペアンプOP及
びヒステリシス用の抵抗R4 ,R5 よりなり、オペアン
プOPの非反転入力端子(+)に抵抗R4 を介して基準
電圧Vref が、反転入力端子(−)に進相回路40の出
力端が接続された比較回路50と、単安定マルチバイブ
レ−タM及びスイッチング素子QAのオフ時間設定用の
コンデンサC2 ,抵抗R6 よりなり、比較回路50にお
いて電流検出回路30にて検出した電流に対応する出力
電圧が基準電圧Vref より高くなった時に出力される信
号に基づいてスイッチング素子QAをオフ動作させた
後、コンデンサC2 ,抵抗R6 によって設定された一定
時間後にスイッチング素子QAをオン動作させる駆動信
号(ゲ−ト信号)を出力する駆動回路PAとから構成さ
れている。尚、駆動回路PAからスイッチング素子QA
のゲ−トにはほぼ方形波の駆動信号が付与される。
【0053】そして、高周波電圧発生回路HAの出力側
には希ガス放電灯DLが、その外部電極5,6にパルス
状の高周波電圧が印加されるように接続されており、外
部電極5,6のうち一方の外部電極6が接地されてい
る。特に、駆動回路PAからの駆動信号に基づくスイッ
チング素子QAのオフ期間は、出力トランスTRAの二
次コイルTRc側の実効インダクタンスと希ガス放電灯
DLが点灯した状態の実効静電容量とにより発生するラ
ンプ電流の自由振動の最初の1周期以内(t1 +t2
間内)、好ましくは自由振動の最初のピ−ク点からラン
プ電流の方向が反転する跳ね返り期間(t2 )の間に設
定されている。
【0054】このように構成された点灯装置は次のよう
に動作する。まず、高周波電圧発生回路HAの入力側に
直流電源EBを接続すると、コンデンサCAは充電され
る。この状態で、駆動回路PAからスイッチング素子Q
Aのゲ−トには図14(a)及び図15(b)に示すよ
うに方形波の駆動信号(スイッチング素子QAのゲ−ト
に浮遊容量を有するために立ち上がりが鈍った波形にな
る)が印加される結果、スイッチング素子QAはオン動
作する。このオン動作によって、コンデンサCA,直流
電源EBから出力トランスTRAの一次コイルTRa,
スイッチング素子QA,電流検出回路30には、図14
(b)に示すように、ほぼ直線的に増加する一次電流
(ドレイン電流Ip)が流れ、出力トランスTRAには
電磁エネルギ−が蓄積されると同時に、電流検出回路3
0に抵抗R1 とドレイン電流Ipとによる電圧降下(出
力電圧)が生じる。この出力電圧は進相回路40を介し
て比較回路50におけるオペアンプOPの反転入力端子
(−)に印加される。このオペアンプOPの非反転入力
端子(+)にはドレイン電流Ipが予め設定された値に
対応する電圧(Ip・R1 )が基準電圧Vref として印
加されており、電流検出回路30の出力電圧はこの基準
電圧Vref と比較される。電流検出回路30の出力電圧
が時間の経過と共に高くなり、基準電圧Vref より高く
なると、オペアンプOPの出力側にはハイレベルからロ
−レベルに変化する信号が出力される。この出力信号は
駆動回路PAの単安定マルチバイブレ−タMに入力され
る。これによって、単安定マルチバイブレ−タMの出力
側はハイレベルからロ−レベルに反転するために、スイ
ッチング素子QAのゲ−トにはゲ−ト信号が付与されな
くなり、スイッチング素子QAはオフ状態になる。
【0055】次に、スイッチング素子QAがオフ状態に
なると、出力トランスTRAの一次コイルTRaに蓄積
された電磁エネルギ−の作用に基づき、二次コイルTR
cには一次コイルTRaと二次コイルTRcとの卷線比
によるパルス状の高周波電圧が発生し、希ガス放電灯D
Lの外部電極5,6に印加されることによって、外部電
極間には放電が生起され、希ガス放電灯DLは点灯状態
になり、図14(c)及び図15(a)に示すように繰
り返し周期におけるそれぞれの1周期(T)の前半部分
の期間t1 でランプ電流Ibが流れると共に、希ガス放
電灯DLがコンデンサを形成する関係で同放電灯に電荷
が蓄積される。ランプ電流Ibが0になると、希ガス放
電灯DLに蓄積された電荷がランプ電流Ibとして跳ね
返り期間t2 に、期間t1 の方向とは逆方向に流れるよ
うになる。
【0056】一方、スイッチング素子QAがオフ状態に
反転した後、駆動回路PAはコンデンサC2 と抵抗R6
によって設定される一定時間後に、スイッチング素子Q
Aに再びゲ−ト信号が付与される。この時間が上述の跳
ね返り期間t2 の前半に設定されていることから、この
タイミングでスイッチング素子QAはオン動作し、図1
5(a)において斜線で示すランプ電流Ibjが、期間
2 に流れるランプ電流に重畳されて流れる。尚、スイ
ッチング素子QAへの駆動信号の付与タイミングが跳ね
返り期間t2 より遅れると、ランプ電流Ibは図15
(a)において点線で示すような減衰振動となり、斜線
で示すランプ電流Ibjは流れなくなる。このようにラ
ンプ電流Ibjの重畳によって、希ガス放電灯DLは図
14(d)及び図15(c)に示すように発光(φ)
し、ランプ電流Ibjの増加に対応して明るさφも図1
5(c)において斜線(φj)で示すように増加され
る。尚、スイッチング素子QAへの駆動信号の付与タイ
ミングは跳ね返り期間t2 の早い時期ほど、点灯装置へ
の入力をことさらに増やさなくても斜線で示すランプ電
流Ibjを効果的に増加させることができる。
【0057】この点灯装置において、定電力化回路PS
Tによる高周波電圧発生回路HAの入力側の電力の定電
力化は、基本的にはスイッチング素子QAのオン動作時
に流れるドレイン電流Ipが予め設定された値に達する
毎に、スイッチング素子QAをオフ動作することによっ
て行われる。ここで、出力トランスTRAの一次コイル
TRaのインダクタンスをLp、ドレイン電流をIp、
スイッチング周波数をfとすると、入力側の電力Pは
P=0.5Lp・Ip2 ・f なる式で表される。この
電力Pは出力トランスTRAの一次コイルTRaのイン
ダクタンスLpがほぼ一定であることから、ドレイン電
流Ip,スイッチング周波数fに依存することになる。
従って、この定電力化回路PSTでは、例えば直流電源
EBの電圧VINが変動し、ドレイン電流が変化しても入
力側の電力Pはほぼ一定となるように制御される。
【0058】この実施例によれば、高周波電圧発生回路
HAには出力トランスTRAの一次コイルTRaに直列
接続されたスイッチング素子QAを含む定電力化回路P
STが組み込まれているために、高周波電圧発生回路H
Aの入力側の電力を直流電源の電圧変動に影響されるこ
となくほぼ一定に制御できる。従って、希ガス放電灯D
Lの光量を安定化できる。
【0059】又、希ガス放電灯DLの点灯状態におい
て、スイッチング素子QAのオフ期間は出力トランスT
RAの二次コイルTRc側の実効インダクタンスと希ガ
ス放電灯DLが点灯した状態の実効静電容量とにより発
生するランプ電流の自由振動の最初の1周期以内に設定
されており、しかも、その長さは駆動回路PAのコンデ
ンサC2 ,抵抗R6 によって一定に設定されているため
に、スイッチング素子QAのオフ期間(オフ状態になっ
てから再びオン状態になるまでの時期)を常に一定にで
きる。従って、ランプ電流の増加による明るさ(光量)
の増加する時期が一定となり、変動の少ない安定した明
るさが得られる。
【0060】特に、スイッチング素子QAのオフ期間
を、ランプ電流の方向が反転する跳ね返り期間t2 に設
定すれば、高周波電圧発生回路HAの入力電流をことさ
らに増加させなくても、跳ね返り期間t2 に流れるラン
プ電流をIbj分だけ増加させることができ、これに伴
って、明るさ(光量)φもφj分だけ増加させることが
できる。従って、希ガス放電灯DLの光量を増加できる
のみならず、点灯装置の効率も高めることができ、例え
ばOA機器における原稿の送り速度の高速化にも対応が
可能となる。
【0061】さらには、電流検出回路30と比較回路5
0におけるオペアンプOPの反転入力端子との間にはコ
ンデンサC1 及び抵抗R2 ,R3 を含む進相回路40が
接続されているために、駆動回路PAなどの回路内で信
号遅延が生じても、スイッチング素子QAを適切なタイ
ミングにてオフ動作させることができ、望ましい定電力
化機能を奏することが可能になる。
【0062】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えば外囲器の構成部材としては体積
抵抗率が1×109 Ωcm以上であり、体積抵抗率の経
時変化が少なく、その上に鉛が含まれていなければ、B
FKガラス以外のガラス部材も適用可能である。又、発
光層におけるアパ−チャ部を省略し、シ−ト構体の外囲
器への巻回作業性を改善することも可能である。又、キ
ャップはその内部形態が外装部材に装着可能であればよ
く、外部形態は筒状以外に構成することもできる。又、
封止部材はホットメルトが推奨されるが、シリコン樹
脂,エポキシ樹脂などのように熱硬化性樹脂なども利用
できる。さらに、外部電極の形態において、帯状とは全
体としての形態が帯状であることを意味し、側縁部に三
角状などの異形部が存在したり、或いは側縁部でない部
分に異形部,孔などが存在したりするものも含まれるも
のとする。
【0063】
【実施例】次に、第1の実験例について説明する。ま
ず、青色領域に発光スペクトルを有するユ−ロピウム付
活アルミン酸バリウム・マグネシウム蛍光体,緑色領域
に発光スペクトルを有するセリウム・テルビウム付活リ
ン酸ランタン蛍光体,赤色領域に発光スペクトルを有す
るユ−ロピウム付活硼酸イットリウム・ガドリウム蛍光
体をそれぞれ65,15,20重量%の割合で混合して
なる水溶性の蛍光体塗布液を外径が8mm,肉厚が0.
5mm,長さが360mmのBFKガラスよりなる外囲
器の内面に塗布し発光層を形成する。次に、スクレ−パ
を用いて発光層の一部を強制的に剥がすことによって開
口角75°のアパ−チャ部を形成する。尚、発光層の1
cm2 当たりの付着量は15mgである。次に、図4〜
図6に示す方法にてシ−ト構体を外囲器の外周面に巻回
すると共に、シ−ト構体上に外径が10mm,肉厚が
0.5mm,長さが360mmのバリウムガラスを装着
する。次に、バリウムガラスの端部に外径が11.5m
m,肉厚が0.5mm,長さが20mmのポリカ−ボネ
イト樹脂よりなる筒状のキャップを装着し、キャップ内
にポリアミド樹脂よりなるホットメルトを充填して希ガ
ス放電灯を製造した。尚、第1の開口部の開口角θ1
75°に、第2の開口部の開口角θ2 は55°にそれぞ
れ設定した。
【0064】この希ガス放電灯を図7に示す点灯回路に
組み込み、インバ−タ回路の出力電圧(周波数は30K
Hz)を1880Vに設定し、点灯初期及び300時間
点灯後の入力電流及び照度の変化を測定したところ、図
16〜図17に示す結果が得られた。尚、先行技術とし
てはキャップ及び封止部材による封止処理を除いて本発
明と同一構成とし、外囲器を構成するガラス部材のみを
鉛ガラスとした。
【0065】同図から明らかなように、本発明品の入力
電流は点灯初期では525mAであり、300時間経過
後では600mAに増加しているものの、これは先行技
術品の初期値に相当している。特に、本発明品は80〜
100時間以降における入力電流が飽和しており、増加
していないものの、先行技術品では時間経過と共に増加
している。本発明品は、300時間経過した段階では点
灯回路に全く異常は生じていない。しかしながら、先行
技術品では300時間経過した段階で780mAに増加
しており、点灯回路が過負荷状態にあり、好ましくない
状態になっている。一方、照度は同様の値を示してお
り、本発明品では少ない入力電流でも先行技術品と同様
の照度となっている。
【0066】又、これらの希ガス放電灯を相対湿度が9
0%,温度が30°Cの環境に20時間放置した後に、
上述の点灯条件で点灯させたところ、本発明品では正常
に点灯し、外部電極間での沿面放電は全く発生しなかっ
た。しかしながら、先行技術品では高電圧の印加後ない
し点灯後に外部電極間に沿面放電を惹起したりするもの
が認められた。
【0067】次に、第2の実験例について説明する。第
1の実験例において、発光層の付着量を3〜35mgの
範囲で変化させた希ガス放電灯を製造し、第1の実験例
と同一条件で点灯させ、原稿照射面の照度の適否及び発
光層の形成性(塗布の容易性)を評価したところ、図1
8に示す結果が得られた。尚、同図において、原稿面照
度の評価項目では、○は原稿面照度として適切であるこ
とを、△はやや不十分であることを、×は不適切である
ことを示している。又、塗布の容易性の評価項目では、
○は容易であることを、△は若干困難であるも実用上は
支障ないことを、×は困難であることを示している。
【0068】同図から明らかなように、発光層の付着量
が10〜30mgの範囲では原稿面照度として適切であ
るが、5mgと35mgでは実用性はあるものの、やや
不十分であり、3mgでは不適切であることがわかる。
一方、発光層の付着量が25mg以下では良好な発光層
が形成できるが、付着量が30mgでは実用上は支障な
いものの、塗布が若干困難になり、付着量が35mgで
は塗布が難しくなり、均質な発光層が形成できなくな
る。従って、発光層の付着量は、両評価項目の評価結果
に基づいて、5〜30mgの範囲に設定することが望ま
しい。
【0069】又、焼成温度(作業温度)を700°Cに
設定し、焼成工程における蛍光体のガラス部材への融着
による発光効率及び外囲器の形態への影響について観察
したところ、発光効率の低下は殆んど認められなかった
し、外囲器の変形もなく、排気ヘッドへの装着に伴う破
損不良の発生率も0.5%以下に抑えることができた。
尚、同一仕様で外囲器のガラス部材を鉛ガラスとした先
行技術では蛍光体の鉛ガラスへの融着によって発光効率
の低下が認められ、変形に伴う不良発生率も3〜5%で
あった。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外装部材
の端部にはキャップが装着され、その内部空間には封止
部材が充填されているために、外囲器及び外装部材の端
面部分が封止部材によって使用環境から水密的に封止さ
れる。従って、外囲器及び外装部材の端部において、外
装部材の外囲器への装着性を向上させる目的で両者間に
少々の隙間が形成されていても、外部電極間への湿気の
侵入を皆無にできる。このために、高湿度雰囲気に非動
作状態で放置された後に動作させても外部電極間での沿
面放電を確実に防止できる。
【0071】又、キャップに適度の柔軟性を付与すれ
ば、キャップを外装部材に容易に装着することができ、
自動生産設備による生産が可能になる。
【0072】さらには、外囲器は酸化珪素,酸化硼素を
主成分とする鉛を含まないガラス部材にて構成されてお
り、その上、150°Cにおける体積抵抗率が1×10
9 Ωcm以上に設定されているために、仮に外装部材に
よって外囲器が被覆されていたり,高入力化されていた
りしても、点灯初期は勿論のこと、点灯状態が長時間に
亘って継続されても、外囲器自身の自己発熱による異常
発熱への発展を抑えることが可能となり、異常発熱に起
因する体積抵抗率の低下も抑制できる。従って、電流の
不所望な増加を抑えることができ、点灯装置の焼損を確
実に防止することができる。
【0073】特に、酸化珪素,酸化硼素を主成分とする
鉛を含まない硼珪酸ガラス系のガラス部材は先行技術の
鉛ガラスに比較して150°Cにおける体積抵抗率が大
きいために、点灯初期における点灯装置の入力電流が少
なくなるにも拘らず、先行技術と同程度の明るさが得ら
れる。従って、希ガス放電灯低コスト化を図ることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】図1の要部断面図。
【図4】図2に示すシ−ト構体の展開図。
【図5】図4のY−Y断面図。
【図6】図2に示す希ガス放電灯の製造方法を説明する
ための縦断面図。
【図7】図1〜図3に示す希ガス放電灯の点灯装置の電
気回路図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す縦断面図。
【図9】本発明の第3の実施例を示す縦断面図。
【図10】本発明の第4の実施例を示す縦断面図。
【図11】本発明の第5の実施例を示す縦断面図。
【図12】本発明の第6の実施例を示す縦断面図。
【図13】希ガス放電灯の点灯装置の他の実施例を示す
電気回路図。
【図14】図13の動作説明図であって、同図(a)は
ゲ−ト信号の波形図、同図(b)はスイッチング素子に
流れるドレイン電流の波形図、同図(c)はランプ電流
の波形図、同図(d)は発光波形図。
【図15】ランプ電流とスイッチング素子の駆動タイミ
ングとの関係を示す拡大図であって、同図(a)はラン
プ電流の波形図、同図(b)はゲ−ト信号の波形図、同
図(c)は発光波形図。
【図16】外囲器を構成するガラス部材の材質に対する
入力電流及び照度の経時変化の状態を示す図。
【図17】入力電流の経時変化の状態を示す図。
【図18】発光層の付着量と原稿面照度及び蛍光体塗布
液の塗布の容易性との関係を示す図。
【図19】先行技術にかかる希ガス放電灯の縦断面図。
【図20】図19に示す希ガス放電灯の点灯装置の電気
回路図。
【符号の説明】
1A 外囲器 2A 発光層 2a アパ−チャ部 3 シ−ト構体 4,4A 透光性シ−ト(絶縁部材) 4a,4b 端部 5,6 外部電極 7 第1の開口部 8 第2の開口部 9 接着層 10 外装部材 11 キャップ 11a 空間部 12 封止部材 15 熱収縮性樹脂チュ−ブ 16 絶縁部材 DL 希ガス放電灯

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に1種又は2種以上の蛍光体を含む
    発光層を有する直管状の外囲器と、外囲器の外周面に、
    それのほぼ全長に亘って互いに離隔し、かつ離隔部分に
    第1,第2の開口部が形成されるように位置する金属部
    材よりなる帯状の一対の外部電極と、外囲器の外周面
    に、外部電極が被覆されるように装着した透光性で耐熱
    性・絶縁性を有する外装部材と、外装部材の端部に装着
    した絶縁性のキャップと、外囲器及び外装部材の端面と
    キャップとによって形成された空間部に充填した封止部
    材とを具備し、前記外囲器を、150°Cにおける体積
    抵抗率が1×109 Ωcm以上で、かつ酸化珪素,酸化
    硼素を主成分とする鉛を含まないガラス部材にて構成し
    たことを特徴とする希ガス放電灯。
  2. 【請求項2】 内面に1種又は2種以上の蛍光体を含む
    発光層を有する直管状の外囲器と、外囲器の全長とほぼ
    同程度の長さを有する透光性シ−トの一方の面に金属部
    材よりなる帯状の一対の外部電極を互いに離隔し、かつ
    離隔部分に第1,第2の開口部が形成されるように配置
    すると共に、外部電極の位置する側の透光性シ−ト面に
    接着層を形成してなるシ−ト構体と、外囲器より大きい
    外径を有する筒状のガラス部材又はセラミック部材より
    なる透光性の外装部材と、外装部材の端部に装着した絶
    縁性のキャップと、外囲器及び外装部材の端面とキャッ
    プとによって形成された空間部に充填した封止部材とを
    具備し、前記外囲器を、150°Cにおける体積抵抗率
    が1×109 Ωcm以上で、かつ酸化珪素,酸化硼素を
    主成分とする鉛を含まないガラス部材にて構成すると共
    に、キャップ及び封止部材による端部の封止処理に先立
    って、外囲器の外周面にシ−ト構体を、外囲器と透光性
    シ−トとの間に外部電極が位置するように巻回し、シ−
    ト構体上に外装部材を装着することを特徴とする希ガス
    放電灯。
  3. 【請求項3】 前記発光層の付着量を1cm2 当たり5
    〜30mgの範囲に設定したことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の希ガス放電灯。
  4. 【請求項4】 前記第1の開口部にほぼ対応する外囲器
    の内面部分に、発光層の形成されないアパ−チャ部を形
    成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の希ガス
    放電灯。
  5. 【請求項5】 前記キャップを、柔軟性を有する筒状の
    樹脂部材にて構成したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の希ガス放電灯。
  6. 【請求項6】 前記封止部材を熱可塑性樹脂又は熱硬化
    性樹脂にて構成したことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の希ガス放電灯。
  7. 【請求項7】 前記封止部材がホットメルトであること
    を特徴とする請求項1又は2又は6に記載の希ガス放電
    灯。
  8. 【請求項8】 前記外部電極を備えた外囲器の外周面に
    熱収縮性樹脂よりなるチュ−ブを装着した後、加熱処理
    することにより外囲器の外周面にほぼ密着させることを
    特徴とする請求項1に記載の希ガス放電灯。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030086055A (ko) * 2002-05-03 2003-11-07 주식회사 네오비트로 냉음극 형광램프용 유리관
KR100447237B1 (ko) * 2002-03-25 2004-09-04 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치의 백 라이트 전극 절연 방법
JP2008021546A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Harison Toshiba Lighting Corp 誘電体バリア放電ランプ

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