JP3643775B2 - 排ガス処理設備 - Google Patents

排ガス処理設備 Download PDF

Info

Publication number
JP3643775B2
JP3643775B2 JP2001011333A JP2001011333A JP3643775B2 JP 3643775 B2 JP3643775 B2 JP 3643775B2 JP 2001011333 A JP2001011333 A JP 2001011333A JP 2001011333 A JP2001011333 A JP 2001011333A JP 3643775 B2 JP3643775 B2 JP 3643775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
combustion chamber
bag filter
temperature
secondary combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001011333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002213733A (ja
Inventor
健太郎 佐伯
彰 野間
敬太 井上
鉄雄 佐藤
佳正 川見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001011333A priority Critical patent/JP3643775B2/ja
Publication of JP2002213733A publication Critical patent/JP2002213733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643775B2 publication Critical patent/JP3643775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水汚泥、都市ごみ及び産業廃棄物等の焼却灰を溶融する灰溶融炉等で発生した排ガスを導いて処理する排ガス処理設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、下水汚泥、都市ごみ及び産業廃棄物等の焼却灰は、その資源化、減容化及び無害化を図るために、例えば、図3に示すようなプラズマアーク式灰溶融炉51によって溶融され、スラグとして取り出されている。
すなわち、このような灰溶融炉51を使用して炉本体52内で焼却灰を溶融するには、ごみ焼却炉から排出された焼却灰を乾式灰出装置よりスクリーン、灰コンベヤ、計量器及び灰供給コンベヤ等の前処理系を経て、灰供給ホッパ53から炉本体52内に投入し、投入された焼却灰をプラズマ電極54の高温プラズマで溶融する。この灰溶融炉51で生成された溶融スラグ55は、出滓口56から出滓樋57を通って排出され、排出コンベヤ58などを介してスラグ排出系に導かれ、種々の利用に供されている。
【0003】
また、灰溶融炉51の炉本体52内で発生した排ガス59は、図3に示すように、排ガスダクト60より二次燃焼室61を経て、下流側の減温塔62、バグフィルタ63、洗煙塔64及び煙突65などからなる排ガス処理設備に導かれるようになっている。なお、二次燃焼室61には、燃焼空気ファンより空気が送給され、バグフィルタ63は図外の溶融飛灰処理装置等に接続されている。
【0004】
ところで、上記二次燃焼室61から排出される排ガス59には、SOx(イオウ酸化物)が含まれており、減温塔62は、当該排ガス59を断熱冷却温度まで冷却すると共に、排ガス59中の煤塵、ハロゲン物質を除去する装置として構成されている。このため、減温塔62のハウジング62aは、耐食性及び耐磨耗性を有する材料によって形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の灰溶融炉51の排ガス処理設備では、SOxを含む排ガス59が二次燃焼室(雰囲気温度が800〜1000度)61の出口部から排出され、排ガスダクト60を経て減温塔62に導かれて断熱冷却され、当該減温塔62内で水分を含むことにより凝縮されてハウジング62aの内壁面に結露するので、減温塔62のハウジング62aが酸露点腐食され、錆びたり或いは損傷するという不具合を有していた。
また、灰溶融炉51の炉本体52で発生した排ガス59が二次燃焼室61、排ガスダクト60、減温塔62等を通過する際、排ガス59及び各設備の壁面の温度が300〜800℃の範囲にあると、排ガス59中のダストが排ガスダクト60の壁面や減温塔62のハウジング62aの壁面に付着成長したり、堆積したりしてアーチングを起こすため、排ガスダクト60や減温塔62などを閉塞することがある。その結果、排ガス処理設備を停止してダストの除去清掃を行ったり、最悪の場合には設備の交換をする必要があるので、生産性の低下や設備費の増大を招来するおそれがあった。
【0006】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、灰溶融炉等で発生した排ガスに含まれるイオウ酸化物による減温塔などの酸露点腐食を防止すると共に、排ガス中のダストが排ガスダクト壁面に付着したり、減温塔等のハウジング底部に堆積するのを防ぐことにより、排ガスダクトや減温塔などの閉塞を防止することが可能な排ガス処理設備を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、排ガスダクト、二次燃焼室、減温塔及びバグフィルタをそれぞれ備え、溶融炉で発生した排ガスを前記排ガスダクトより前記二次燃焼室を経て、下流側の前記減温塔及び前記バグフィルタに導いて処理する排ガス処理設備において、前記減温塔に、前記二次燃焼室から排出された排ガスに冷却水を吹き付ける冷却手段を設けると共に、該冷却手段により冷却された排ガス中に空気を吹き込む空気供給手段を設け、さらに前記減温塔に、前記空気供給手段の下流側位置で水を吹き出す温度調整手段を設けている。
このように、減温塔内において、排ガスに冷却水を吹き付け、さらに冷却した排ガス中に空気を吹き込むのは、SOxを含む排ガスを冷却しかつ水分の希釈化を行うことにより、排ガスを減温塔内で結露領域から外すためである。そして、温度調整手段を設けるのは、減温塔の出口部から排出される排ガスの温度を容易に調整するためである。
【0009】
さらに、本発明において、前記二次燃焼室、前記減温塔及び前記バグフィルタのハウジングの底部には、ダストを抜き出す開閉バルブが設けられている。しかも、本発明において、前記二次燃焼室、前記減温塔及び前記バグフィルタのハウジングの底部下方には、抜き出したダストを搬送するダストコンベアが設置されている。そして、本発明において、前記ダストコンベアは、前記二次燃焼室から前記減温塔を経て前記バグフィルタまでつながって配置されている。このような位置構成の開閉バルブやダストコンベアを設けるのは、排ガス中のダストを排ガス処理設備の系外に円滑に排出するためである。
【0010】
また、本発明において、前記二次燃焼室、前記減温塔及び前記バグフィルタのハウジングの底部は、中央位置付近から内周壁へ向かって角度が60゜以上である上り傾斜の傾斜面に形成されている。さらに、本発明において、前記減温塔と前記バグフィルタとを連結する排ガスダクトは、角度が60゜以上の上り傾斜で、前記減温塔及び前記バグフィルタの側からそれぞれ延出させたダクト部を突き合せて形成されている。このような形状に各ハウジングの底部や排ガスダクトを形成するのは、これらの箇所にダストが溜まって詰まるのを防ぐためである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の実施形態に係る排ガス処理設備を示す概略図、図2は露点と排ガス中のSOx濃度との関係を示す線図である。
本発明の実施形態の排ガス処理設備は、図1に示す如く、排ガスの流れに沿って配置される排ガスダクト1,2,3、二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6をそれぞれ備えており、産業廃棄物等の焼却灰を溶融してスラグ7として取り出すプラズマアーク式灰溶融炉8において発生した排ガス9を導いて処理するものである。すなわち、この排ガス9は、上流側排ガスダクト1より二次燃焼室4を経て、中間排ガスダクト2及び減温塔5を通り、下流側排ガスダクト3よりバグフィルタ6に導かれて処理され、さらに図示しない下流側の洗煙塔や煙突などを介して大気中に放出されるようになっている。なお、排ガス9を再度燃焼する二次燃焼室4の出口部から排出される排ガス9中には、イオウ酸化物(SOx)が含まれている。
【0012】
上流側排ガスダクト1は、二次燃焼室4側へ向かって上り傾斜に配置されており、一端部がスラグ7を排出する下り傾斜の出滓樋10及び下方へ向かって延びるスラグ排出筒11と連通し、他端部が二次燃焼室4のハウジング12の下部側面と連通している。
また、中間排ガスダクト2は、排ガス9中のダストが途中で溜まらずに落下すべく、減温塔5へ向かって角度θが60゜以上の下り傾斜に配置されており、一端部が二次燃焼室4の出口部に位置するハウジング12の上部側面と連通し、他端部が減温塔5のハウジング13の上部側面と連通している。
さらに、下流側排ガスダクト3は、角度θが60゜以上の上り傾斜で、かつ減温塔5及びバグフィルタ6の側からそれぞれ延出させたダクト部3a,3bを突き合せて山形形状に形成されており、一端部が減温塔5のハウジング13の下部側面と連通し、他端部がバグフィルタ6のハウジング14の上部側面と連通している。ダクト部3a,3bを上り傾斜で配置したのは、排ガス9中のダストが途中で溜まらずに、減温塔5及びバグフィルタ6の側に向かってそれぞれ落下するようにするためである。
【0013】
上記減温塔5のハウジング13内の天井壁には、中間排ガスダクト2を介して二次燃焼室4から排出され、減温塔5の入口部5aから入ってくる排ガス9に噴霧状の冷却水15及び空気16を吹き込む冷却手段17が配設されている。したがって、この冷却手段17は、図示しない水及び空気供給源と連通している。
また、減温塔5のハウジング13の側壁であって、減温塔5の入口部5aの下流側には、冷却手段17により冷却された排ガス9中に空気18を吹き込む空気供給手段19が設けられており、該空気供給手段19によって、吹き込んだ空気18がSOxを含む排ガス9を冷却しながら水分の希釈化を行うように構成されている。このため、空気供給手段19は、図示しない空気供給源と連通し、ハウジング13の外周壁に沿って設けられる複数の空気吹込口20を有している。
しかも、減温塔5のハウジング13の側壁には、空気供給手段19の下流側位置で、かつ減温塔5の出口部5bの上流側位置で水21を吹き出す排ガス9の温度調整手段22が設けられており、該温度調整手段22は、図示しない空気供給源と連通し、ハウジング13の外周壁に沿って設けられる複数の水吹出口23を有している。
【0014】
一方、上記二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のハウジング12,13,14の底部には、排ガス9中のダストなどを抜き出すロータリバルブ(開閉バルブ)24がそれぞれ設けられている。さらに、二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のハウジング12,13,14の底部下方には、抜き出したダストなどを排ガス処理設備の系外に搬送するダストコンベア25が設置されており、このダストコンベア25は、所定の速度で矢印方向へ循環回転し、各ハウジング12,13,14の底部に沿い、二次燃焼室4から減温塔5を経てバグフィルタ6までつながって配置されている。
また、二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のハウジング12,13,14の底部は、中央位置付近から内周壁へ向かって角度θが60゜以上である上り傾斜の傾斜面(すり鉢状)に形成されており、ハウジング12,13,14の底部に落下したダストなどがロータリバルブ24へ向かって円滑に移動し、底部に溜まらないようになっている。
【0015】
このような灰溶融炉8の排ガス処理設備では、まず、焼却灰を灰溶融炉8の炉本体内に投入し、高温プラズマで加熱溶融してスラグを生成するに伴い、排ガス9が当該炉本体内で発生する。この発生した排ガス9は、出滓樋10及び上流側排ガスダクト1より二次燃焼室4を通り、中間排ガスダクト2を経て減温塔5のハウジング13内に導かれる。この排ガス9は、温度が1000℃以上でSOxを含んだ状態で、減温塔5の入口部5aに導入される。
【0016】
ハウジング13内の排ガス9は、まず、冷却手段17より吹き付けられた冷却水15及び空気16によって温度が1000℃から500℃程度に冷却される。次いで、冷却手段17の冷却水15及び空気16によって冷却された排ガス9が下流側へ向かって流れると、空気供給手段19の空気吹込口20より空気18が排ガス9中に吹き込まれ、排ガス9の温度が500℃から250℃程度に冷却されると共に、排ガス9中の水分が希釈化される。そして、空気供給手段19の空気18によって冷却及び希釈化された排ガス9が下流側へ向かって更に流れると、温度調整手段22の水吹出口23より水21が排ガス9中に吹き出され、排ガス9の温度が250℃から160℃程度に冷却されて温度調整がなされる。
【0017】
その後、温度調整された排ガス9は、減温塔5の出口部5bより排出され、下流側排ガスダクト3のダクト部3a,3bを通ってバグフィルタ6のハウジング14内に導かれ、濾過されてダストが分離捕集される。したがって、排ガス9は、SOxやダストが除去された状態で図示しない下流側の排ガス処理設備に導かれることになる。
なお、排ガスダクト2,3の下側壁面や、二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のハウジング12,13,14の底部に落下した排ガス9中のダストなどは、それぞれの傾斜面に沿って流れ、ロータリバルブ24に導かれて集められるから、各ロータリバルブ24を開放すれば、当該ダストなどはダストコンベア25上に落下して、排ガス処理設備の系外に搬出されることになる。
【0018】
本発明の実施形態に係る排ガス処理設備では、これを構成する減温塔5に、二次燃焼室4から出たSOxを含む排ガス9を1000℃から500℃程度に冷却する冷却手段17と、この冷却手段17によって冷却された排ガス9を500℃から250℃程度に冷却し、かつ水分の希釈化を行う空気供給手段19と、このの空気供給手段19によって冷却及び希釈化された排ガス9を250℃から160℃程度に冷却して温度調整する温度調整手段22とが設けられているため、排ガス9が減温塔5のハウジング13の内壁面に結露せず、これによって減温塔5のハウジング13が酸露点腐食することを防止できる。
この結果は、横軸をSOx濃度、縦軸を温度で示した図2に表れており、同図中における曲線はある水分量の露点であり、曲線の右下領域が結露する領域である。そこで、減温塔5の出口部5bでの排ガス9を計測すると、その計測値は、SOx濃度が19ppm、温度が160℃、水分量が4wt%であり、図2において符号×にて示されている。したがって、本実施形態の減温塔5を通過した排ガス9は、結露する領域から外れていることが分かる。
【0019】
また、本実施形態の排ガス処理設備では、二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のハウジング12,13,14の底部にロータリバルブ24が設けられていると共に、ハウジング12,13,14の底部下方に二次燃焼室4から減温塔5及びバグフィルタ6までつながったダストコンベア25が設置されているため、各ハウジング12,13,14の底部に溜まったダストなどを低コストで、確実にかつ効率的に系外へ搬出することができる。
しかも、二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のハウジング12,13,14の底部は、中央位置付近から内周壁へ向かって角度θが60゜以上である上り傾斜の傾斜面に形成され、中間排ガスダクト2は減温塔5へ向かって角度θが60゜以上である下り傾斜に配置されていると共に、下流側排ガスダクト3は角度θが60゜以上の上り傾斜で、かつ減温塔5及びバグフィルタ6の側からそれぞれ延出させたダクト部3a,3bを突き合せて山形形状に形成されているため、ハウジング12,13,14の底部や排ガスダクト2,3の下側壁面に落下したダストなどが傾斜面に沿って円滑に移動することになり、これらの箇所にダストなどが溜まずに落下し、アーチングの発生を無くして、これらの箇所の閉塞を防止することができる。
【0020】
以上、本発明の実施形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態では、空気供給手段19の下流側に温度調整手段22を設けたが、適用機種の設備によっては必ずしも設けなくとも良い。また、既述の実施形態では、1本のダストコンベア25を二次燃焼室4から減温塔5を経てバグフィルタ6までつなげて配置しているが、減温塔5のみに設置したり、或いはこれら二次燃焼室4、減温塔5及びバグフィルタ6のすべてにそれぞれダストコンベアを設置しても良い。
【0021】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係る排ガス処理設備は、排ガスダクト、二次燃焼室、減温塔及びバグフィルタをそれぞれ備え、溶融炉で発生した排ガスを前記排ガスダクトより前記二次燃焼室を経て、下流側の前記減温塔及び前記バグフィルタに導いて処理するものであり、前記減温塔に、前記二次燃焼室から排出された排ガスに冷却水を吹き付ける冷却手段を設けると共に、該冷却手段により冷却された排ガス中に空気を吹き込む空気供給手段を設け、さらに前記減温塔に、前記空気供給手段の下流側位置で水を吹き出す温度調整手段を設けているので、SOxを含む排ガスを減温塔内で効果的に冷却して水分の希釈化を行うことが可能となり、これにより、減温塔のハウジングが酸露点腐食したりするのを防止でき、処理設備の耐久性向上を図ることができる。しかも、温度調整手段によって、減温塔の出口部から排出される排ガスの温度調整を容易に行うことができる。
【0022】
さらに、本発明の排ガス処理設備において、二次燃焼室、減温塔及びバグフィルタのハウジングの底部にダストを抜き出す開閉バルブを設けたり、二次燃焼室、減温塔及びバグフィルタのハウジングの底部下方に抜き出したダストを搬送するダストコンベアを設置したり、しかも、ダストコンベアを、二次燃焼室から減温塔を経てバグフィルタまでつながって配置した場合には、安価な設備費用で排ガス中のダストなどを系外に迅速かつ確実に搬出することができる。
また、本発明の排ガス処理設備において、二次燃焼室、減温塔及びバグフィルタのハウジングの底部を中央位置付近から内周壁へ向かって角度が60゜以上である上り傾斜の傾斜面に形成したり、減温塔とバグフィルタとを連結する排ガスダクトを、角度が60゜以上の上り傾斜で、減温塔及びバグフィルタの側からそれぞれ延出させたダクト部を突き合せて形成した場合には、排ガス中のダクトを円滑に落下させ、これらの箇所にダストが溜まって詰まるのを避けることが可能となり、排ガスダクトや減温塔等の閉塞を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る溶融炉の排ガス処理設備を示す概略図である。
【図2】露点と排ガス中のSOx濃度との関係を示す線図である。
【図3】従来の溶融炉の排ガス処理設備を示す概略図である。
【符号の説明】
1,2,3 排ガスダクト
4 二次燃焼室
5 減温塔
6 バグフィルタ
8 溶融炉
9 排ガス
12,13,14 ハウジング
15 冷却水
16 空気
17 冷却手段
18 空気
19 空気供給手段
20 空気吹込口
21 水
22 温度調整手段
23 水吹出口
24 ロータリバルブ(開閉バルブ)
25 ダストコンベア

Claims (6)

  1. 排ガスダクト、二次燃焼室、減温塔及びバグフィルタをそれぞれ備え、溶融炉で発生した排ガスを前記排ガスダクトより前記二次燃焼室を経て、下流側の前記減温塔及び前記バグフィルタに導いて処理する排ガス処理設備において、前記減温塔に、前記二次燃焼室から排出された排ガスに冷却水を吹き付ける冷却手段を設けると共に、該冷却手段により冷却された排ガス中に空気を吹き込む空気供給手段を設け、さらに前記減温塔に、前記空気供給手段の下流側位置で水を吹き出す温度調整手段を設けたことを特徴とする排ガス処理設備。
  2. 前記二次燃焼室、前記減温塔及び前記バグフィルタのハウジングの底部には、ダストを抜き出す開閉バルブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理設備。
  3. 前記二次燃焼室、前記減温塔及び前記バグフィルタのハウジングの底部下方には、抜き出したダストを搬送するダストコンベアが設置されていることを特徴とする請求項に記載の排ガス処理設備。
  4. 前記ダストコンベアは、前記二次燃焼室から前記減温塔を経て前記バグフィルタまでつながって配置されていることを特徴とする請求項に記載の排ガス処理設備。
  5. 前記二次燃焼室、前記減温塔及び前記バグフィルタのハウジングの底部は、中央位置付近から内周壁へ向かって角度が60°以上である上り傾斜の傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の排ガス処理設備。
  6. 前記減温塔と前記バグフィルタとを連結する排ガスダクトは、角度が60°以上の上り傾斜で、前記減温塔及び前記バグフィルタの側からそれぞれ延出させたダクト部を突き合せて形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の排ガス処理設備。
JP2001011333A 2001-01-19 2001-01-19 排ガス処理設備 Expired - Lifetime JP3643775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011333A JP3643775B2 (ja) 2001-01-19 2001-01-19 排ガス処理設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011333A JP3643775B2 (ja) 2001-01-19 2001-01-19 排ガス処理設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002213733A JP2002213733A (ja) 2002-07-31
JP3643775B2 true JP3643775B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=18878480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001011333A Expired - Lifetime JP3643775B2 (ja) 2001-01-19 2001-01-19 排ガス処理設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3643775B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236460A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Taiyo Nippon Sanso Corp 排ガス処理装置
JP6948065B2 (ja) * 2018-01-18 2021-10-13 株式会社環健スーパーテクノ 煙突

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945885B2 (ja) * 1980-04-11 1984-11-09 新日本製鐵株式会社 廃棄物溶融炉の燃焼装置
JPS60133214A (ja) * 1983-12-21 1985-07-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd 石炭灰の処理方法
JPH06241429A (ja) * 1993-02-18 1994-08-30 Hitachi Zosen Corp ごみ焼却炉
JP2763245B2 (ja) * 1993-03-17 1998-06-11 日本碍子株式会社 緊急時用排ガス逃し装置
JPH08200646A (ja) * 1995-01-31 1996-08-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ごみ焼却炉飛灰空気輸送装置
JPH10165734A (ja) * 1996-12-16 1998-06-23 Hitachi Ltd 灰粒子の捕集装置
JPH1122952A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Hitachi Zosen Corp 調温塔
JPH11173538A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Hitachi Zosen Corp 灰溶融施設における排ガス冷却方法
JP2002058948A (ja) * 2000-08-24 2002-02-26 Kawasaki Steel Corp スプレー異常検知方法及びバックアップ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002213733A (ja) 2002-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010095028A (ko) 고온 배기가스용 온도 제어 장치 및 온도 제어 방법
SU1103784A3 (ru) Способ селективной очистки гор чего газа
EP0743286A2 (en) Method of melting treatment of incineration fly ash
JP2009202142A (ja) ダスト除去装置
JP3643775B2 (ja) 排ガス処理設備
EP0389311B1 (en) Combustion apparatus
CN105013272A (zh) 一种熔炼炉除尘设备
CN109929962A (zh) 用于炼钢转炉煤气的耐高温超净除尘设备及除尘方法
KR101507723B1 (ko) 흄 처리장치
JP3643766B2 (ja) 排ガスダクトの閉塞防止装置
JP5641865B2 (ja) 廃棄物処理設備における排ガス処理装置のダスト気流搬送装置
JP3688944B2 (ja) 焼却飛灰溶融処理用酸素バーナ
US20150246361A1 (en) Method and device for separating fine-grained fractions from the cinders of a waste incineration plant
JP3595485B2 (ja) 溶融炉の排ガス処理装置および排ガス処理方法
US5865130A (en) Self-cleaning thermal oxidizer
JP2002031326A (ja) 燃焼炉の排煙処理装置
JP3905635B2 (ja) 灰溶融炉
RU2816389C1 (ru) Способ очистки отходящих газов от печей спекания глиноземного производства
CN219347338U (zh) 一种水泥窑热生料脱氯系统
RU2062949C1 (ru) Установка для переработки твердых бытовых и промышленных отходов
JP4197289B2 (ja) 灰処理設備
CN109513283A (zh) 用于玻璃窑炉烟气除尘过滤装置和过滤方法
CN211936195U (zh) 一种离心式降尘除雾器
JP3465745B2 (ja) ダスト堆積防止方法およびその装置
JPH0625006B2 (ja) セメント製造プロセスで用いられる除塵装置を備えたクリンカー冷却器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3643775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term