JPH1122952A - 調温塔 - Google Patents
調温塔Info
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- JPH1122952A JPH1122952A JP9176243A JP17624397A JPH1122952A JP H1122952 A JPH1122952 A JP H1122952A JP 9176243 A JP9176243 A JP 9176243A JP 17624397 A JP17624397 A JP 17624397A JP H1122952 A JPH1122952 A JP H1122952A
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- Japan
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- exhaust gas
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- air injection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダストおよび水滴がその内壁部に付着するの
を防止する調温塔を提供する。 【解決手段】 円筒状の塔本体２内の上部に水供給配管
３を介して設けられるとともに空気供給配管４が接続さ
れて排ガス冷却用の噴霧水を噴霧するための噴霧ノズル
５が設けられた調温塔１に、噴霧ノズル５の上方位置の
塔本体２内に排ガスの整流板体６を配置し、整流板体６
の下方位置における塔本体２の内壁面に沿って環状に空
気噴射用ダクト７を設け、空気噴射用ダクト７の下部側
に全周に亘って開口されたスリット７ａから塔本体２の
内壁に沿って下方向きに圧縮空気を噴射するエアーカー
テン方式に構成されることにより、ダストおよび水滴
が、噴射される空気に遮断されて内壁部に付着するのを
防止できる。
を防止する調温塔を提供する。 【解決手段】 円筒状の塔本体２内の上部に水供給配管
３を介して設けられるとともに空気供給配管４が接続さ
れて排ガス冷却用の噴霧水を噴霧するための噴霧ノズル
５が設けられた調温塔１に、噴霧ノズル５の上方位置の
塔本体２内に排ガスの整流板体６を配置し、整流板体６
の下方位置における塔本体２の内壁面に沿って環状に空
気噴射用ダクト７を設け、空気噴射用ダクト７の下部側
に全周に亘って開口されたスリット７ａから塔本体２の
内壁に沿って下方向きに圧縮空気を噴射するエアーカー
テン方式に構成されることにより、ダストおよび水滴
が、噴射される空気に遮断されて内壁部に付着するのを
防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉から排
出される排ガスの排出管路の途中に設けられて排ガスの
温度を下げる調温塔に関するものである。
出される排ガスの排出管路の途中に設けられて排ガスの
温度を下げる調温塔に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、ごみ焼却炉から排出される排ガス
の排出管路の途中には、排ガスの温度を下げるための調
温塔が設けられている。
の排出管路の途中には、排ガスの温度を下げるための調
温塔が設けられている。
【０００３】従来、調温塔３０は、図５に示すように、
円筒状に形成された塔本体３０ａの上部側方にボイラ出
口からの排ガスを導入する排ガス導入口３１を有し、上
記塔本体３０ａの下部側方には排ガスを集塵装置たとえ
ばバグフィルターへ導出する排ガス導出口３２を有して
いる。また、円筒状の塔本体３０ａの上部に、圧縮空気
により水を高速で噴霧する噴霧ノズル３３が複数個配置
されるとともに、中間部が排ガスの減温部とされてい
る。
円筒状に形成された塔本体３０ａの上部側方にボイラ出
口からの排ガスを導入する排ガス導入口３１を有し、上
記塔本体３０ａの下部側方には排ガスを集塵装置たとえ
ばバグフィルターへ導出する排ガス導出口３２を有して
いる。また、円筒状の塔本体３０ａの上部に、圧縮空気
により水を高速で噴霧する噴霧ノズル３３が複数個配置
されるとともに、中間部が排ガスの減温部とされてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の調
温塔によると、ボイラ出口からの排ガス中には、有害ガ
ス（例えば、塩化水素ガス，亜硫酸ガスなど）やごみ焼
却に伴う飛灰などのダストが含まれており、このダスト
と、噴霧ノズルから噴霧された噴霧水のうち十分に蒸発
しなかった水滴とが、塔本体の内壁部へ付着すると、こ
の内壁部が腐食してしまうという問題がある。
温塔によると、ボイラ出口からの排ガス中には、有害ガ
ス（例えば、塩化水素ガス，亜硫酸ガスなど）やごみ焼
却に伴う飛灰などのダストが含まれており、このダスト
と、噴霧ノズルから噴霧された噴霧水のうち十分に蒸発
しなかった水滴とが、塔本体の内壁部へ付着すると、こ
の内壁部が腐食してしまうという問題がある。
【０００５】そこで、本発明はダストおよび水滴がその
内壁部に付着するのを防止する調温塔を提供することを
目的としたものである。
内壁部に付着するのを防止する調温塔を提供することを
目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項１記載の調温塔は、排ガスの温
度を下げるために排ガスの排出管路の途中に設けられ、
塔本体の上部に、水を噴霧する複数個の噴霧ノズルが配
置された調温塔であって、塔本体の上方で内壁面に沿っ
て環状の空気噴射ダクトを設け、この空気噴射ダクトか
ら上記内壁面に沿って下方向きに圧縮空気を噴射するよ
う構成したことを特徴とするものである。
ために、本発明の請求項１記載の調温塔は、排ガスの温
度を下げるために排ガスの排出管路の途中に設けられ、
塔本体の上部に、水を噴霧する複数個の噴霧ノズルが配
置された調温塔であって、塔本体の上方で内壁面に沿っ
て環状の空気噴射ダクトを設け、この空気噴射ダクトか
ら上記内壁面に沿って下方向きに圧縮空気を噴射するよ
う構成したことを特徴とするものである。
【０００７】また、本発明の請求項２記載の調温塔は、
上記請求項１記載の構成において、環状の空気噴射ダク
トの下部側に、全周に亘って開口された空気噴射用溝部
を形成したことを特徴とするものである。
上記請求項１記載の構成において、環状の空気噴射ダク
トの下部側に、全周に亘って開口された空気噴射用溝部
を形成したことを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明の請求項３記載の調温塔は、
上記請求項１記載の構成において、環状の空気噴射ダク
トの下部側に、全周に亘って複数の空気噴射用孔部を形
成したことを特徴とするものである。
上記請求項１記載の構成において、環状の空気噴射ダク
トの下部側に、全周に亘って複数の空気噴射用孔部を形
成したことを特徴とするものである。
【０００９】さらに、本発明の請求項４記載の調温塔
は、上記請求項１記載の構成において、環状の空気噴射
ダクトの下部側に、全周に亘って複数の空気噴射用スリ
ットを形成したことを特徴とするものである。
は、上記請求項１記載の構成において、環状の空気噴射
ダクトの下部側に、全周に亘って複数の空気噴射用スリ
ットを形成したことを特徴とするものである。
【００１０】上記各構成によると、噴射ノズルから塔本
体内に水を均一に噴霧することにより、水滴が排ガス中
に飛散して蒸発し、排ガスの温度を下げることができ
る。このとき空気噴射ダクトへ導入された圧縮空気は、
各空気噴射ダクトの下部側から塔本体の内壁面に沿って
下方向きに噴射されてエアーカーテンとなることによ
り、排ガス中に含まれた有害ガスやダストと、噴霧ノズ
ルから噴霧された水のうち十分に蒸発しなかった水滴と
はエアーカーテンに遮断されて塔本体の内壁面へ付着す
るのを防止することができる。
体内に水を均一に噴霧することにより、水滴が排ガス中
に飛散して蒸発し、排ガスの温度を下げることができ
る。このとき空気噴射ダクトへ導入された圧縮空気は、
各空気噴射ダクトの下部側から塔本体の内壁面に沿って
下方向きに噴射されてエアーカーテンとなることによ
り、排ガス中に含まれた有害ガスやダストと、噴霧ノズ
ルから噴霧された水のうち十分に蒸発しなかった水滴と
はエアーカーテンに遮断されて塔本体の内壁面へ付着す
るのを防止することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第１の実施の形
態における調温塔を、図に基づいて説明する。
態における調温塔を、図に基づいて説明する。
【００１２】図１において、１はごみ焼却炉（図示せ
ず）から排出される排ガスの温度を下げるための調温塔
で、上部にごみ焼却炉のボイラ側における排ガスの排出
口に接続される排ガス導入口２ａが形成されるとともに
下部に集塵装置側に排ガスを導くための排ガス導出口２
ｂが形成された円筒状の塔本体２と、この塔本体２内の
上部に水供給配管３を介して設けられるとともに空気供
給配管４が接続されて排ガス冷却用の噴霧水を噴霧する
ための噴霧ノズル（二流体ノズルともいう）５と、この
噴霧ノズル５の上方位置の塔本体２内に配置された排ガ
スの整流板体（板が格子状に配置されたもの）６と、こ
の整流板体６の下方位置における塔本体２の内壁面に沿
って環状に設けられた空気噴射用ダクト７とから構成さ
れている。なお上記水供給配管３はポンプ（図示せず）
に，空気供給配管４は空気圧縮機８にそれぞれ接続され
ている。
ず）から排出される排ガスの温度を下げるための調温塔
で、上部にごみ焼却炉のボイラ側における排ガスの排出
口に接続される排ガス導入口２ａが形成されるとともに
下部に集塵装置側に排ガスを導くための排ガス導出口２
ｂが形成された円筒状の塔本体２と、この塔本体２内の
上部に水供給配管３を介して設けられるとともに空気供
給配管４が接続されて排ガス冷却用の噴霧水を噴霧する
ための噴霧ノズル（二流体ノズルともいう）５と、この
噴霧ノズル５の上方位置の塔本体２内に配置された排ガ
スの整流板体（板が格子状に配置されたもの）６と、こ
の整流板体６の下方位置における塔本体２の内壁面に沿
って環状に設けられた空気噴射用ダクト７とから構成さ
れている。なお上記水供給配管３はポンプ（図示せず）
に，空気供給配管４は空気圧縮機８にそれぞれ接続され
ている。
【００１３】上記空気噴射用ダクト７は、横断面矩形状
に形成されるとともにこの下面が円弧状に形成され、こ
の下面の下部側に全周に亘って細い幅でもって開口され
たスリット（空気噴射用溝部の一例）７ａが形成されて
いる。もちろん空気噴射用ダクト７は、送風ダクト９を
介して上記空気圧縮機８に接続され、上記スリット７ａ
から塔本体２の内壁に沿って下方向きに圧縮空気を噴射
するエアーカーテン方式に構成されている。
に形成されるとともにこの下面が円弧状に形成され、こ
の下面の下部側に全周に亘って細い幅でもって開口され
たスリット（空気噴射用溝部の一例）７ａが形成されて
いる。もちろん空気噴射用ダクト７は、送風ダクト９を
介して上記空気圧縮機８に接続され、上記スリット７ａ
から塔本体２の内壁に沿って下方向きに圧縮空気を噴射
するエアーカーテン方式に構成されている。
【００１４】上記構成によると、排ガス導入口２ａから
導入される排ガスは、整流板体６により塔本体２内で下
方向きに整流する。このときポンプおよび空気圧縮機８
を駆動させて噴霧水を噴霧ノズル５から塔本体２内の全
体に均一に噴霧することにより、水滴が排ガス中に飛散
して蒸発し、排ガスの温度を下げることができる。
導入される排ガスは、整流板体６により塔本体２内で下
方向きに整流する。このときポンプおよび空気圧縮機８
を駆動させて噴霧水を噴霧ノズル５から塔本体２内の全
体に均一に噴霧することにより、水滴が排ガス中に飛散
して蒸発し、排ガスの温度を下げることができる。
【００１５】一方、空気圧縮機８から送風ダクト９を介
して空気噴射用ダクト７へ導入された圧縮空気は、スリ
ット７ａから塔本体２の内壁に沿って下方向きに噴射さ
れてエアーカーテンとなることにより、排ガス中に含ま
れたダストと、噴霧ノズル５から噴霧された水のうち十
分に蒸発しなかった水滴とはエアーカーテンに遮断され
て塔本体２の内壁部へ付着するのを防止することができ
る。
して空気噴射用ダクト７へ導入された圧縮空気は、スリ
ット７ａから塔本体２の内壁に沿って下方向きに噴射さ
れてエアーカーテンとなることにより、排ガス中に含ま
れたダストと、噴霧ノズル５から噴霧された水のうち十
分に蒸発しなかった水滴とはエアーカーテンに遮断され
て塔本体２の内壁部へ付着するのを防止することができ
る。
【００１６】次に本発明の第２の実施の形態における調
温塔を図に基づいて説明する。なお、上記第１の実施の
形態と同一の部材には同一の符号を付して説明する。第
２の実施の形態における調温塔１０は、図２および図３
に示すように、上部にごみ焼却炉のボイラ側における排
ガスの排出口に接続される排ガス導入口１１ａが形成さ
れるとともに下部に集塵装置側に排ガスを導くための排
ガス導出口１１ｂが形成された円筒状の塔本体１１と、
この塔本体１１内の上部に水供給配管３を介して設けら
れるとともに空気供給配管４が接続されて排ガス冷却用
の噴霧水を噴霧するための噴霧ノズル５と、この噴霧ノ
ズル５の上方位置の塔本体１１内に配置された排ガスの
整流板体６と、この整流板体６の下方位置における塔本
体１１の内壁面に沿って環状に設けられた空気噴射用ダ
クト１２とから構成されている。なお上記水供給配管３
はポンプ（図示せず）に，空気供給配管４は空気圧縮機
８にそれぞれ接続されている。
温塔を図に基づいて説明する。なお、上記第１の実施の
形態と同一の部材には同一の符号を付して説明する。第
２の実施の形態における調温塔１０は、図２および図３
に示すように、上部にごみ焼却炉のボイラ側における排
ガスの排出口に接続される排ガス導入口１１ａが形成さ
れるとともに下部に集塵装置側に排ガスを導くための排
ガス導出口１１ｂが形成された円筒状の塔本体１１と、
この塔本体１１内の上部に水供給配管３を介して設けら
れるとともに空気供給配管４が接続されて排ガス冷却用
の噴霧水を噴霧するための噴霧ノズル５と、この噴霧ノ
ズル５の上方位置の塔本体１１内に配置された排ガスの
整流板体６と、この整流板体６の下方位置における塔本
体１１の内壁面に沿って環状に設けられた空気噴射用ダ
クト１２とから構成されている。なお上記水供給配管３
はポンプ（図示せず）に，空気供給配管４は空気圧縮機
８にそれぞれ接続されている。
【００１７】上記空気噴射用ダクト１２は、塔本体１１
の内壁面に沿って環状に形成されるとともに、その断面
が円形に形成されている（具体的にはパイプが使用され
る）。またこの噴射用ダクト１２の下部側に全周に亘っ
て複数の空気噴射用孔部１２ａが形成されている。もち
ろん空気噴射用ダクト１２は、空気供給配管１３を介し
て上記空気圧縮機８に接続され、上記空気噴射用孔部１
２ａから塔本体１１の内壁に沿って下方向きに圧縮空気
を噴射するエアーカーテン方式に構成されている。
の内壁面に沿って環状に形成されるとともに、その断面
が円形に形成されている（具体的にはパイプが使用され
る）。またこの噴射用ダクト１２の下部側に全周に亘っ
て複数の空気噴射用孔部１２ａが形成されている。もち
ろん空気噴射用ダクト１２は、空気供給配管１３を介し
て上記空気圧縮機８に接続され、上記空気噴射用孔部１
２ａから塔本体１１の内壁に沿って下方向きに圧縮空気
を噴射するエアーカーテン方式に構成されている。
【００１８】上記構成によると、排ガス導入口１１ａか
ら導入される排ガスは、整流板体６により塔本体１１内
で下方向きに整流する。またポンプおよび空気圧縮機８
を駆動させて噴霧水を噴霧ノズルから塔本体内の全体に
均一に噴霧することにより、水滴が排ガス中に飛散して
蒸発し、排ガスの温度を下げることができる。
ら導入される排ガスは、整流板体６により塔本体１１内
で下方向きに整流する。またポンプおよび空気圧縮機８
を駆動させて噴霧水を噴霧ノズルから塔本体内の全体に
均一に噴霧することにより、水滴が排ガス中に飛散して
蒸発し、排ガスの温度を下げることができる。
【００１９】一方、空気圧縮機８から空気供給用配管１
３を介して空気噴射用ダクト１２へ導入された圧縮空気
は、空気噴射用孔部１２ａから塔本体１１の内壁に沿っ
て下方向きに噴射されてエアーカーテンとなることによ
り、排ガス中に含まれたダストと、噴霧ノズル５から噴
霧された水のうち十分に蒸発しなかった水滴とはエアー
カーテンに遮断されて塔本体１１の内壁部へ付着するの
を防止することができる。
３を介して空気噴射用ダクト１２へ導入された圧縮空気
は、空気噴射用孔部１２ａから塔本体１１の内壁に沿っ
て下方向きに噴射されてエアーカーテンとなることによ
り、排ガス中に含まれたダストと、噴霧ノズル５から噴
霧された水のうち十分に蒸発しなかった水滴とはエアー
カーテンに遮断されて塔本体１１の内壁部へ付着するの
を防止することができる。
【００２０】次に本発明の第３の実施の形態における調
温塔を図に基づいて説明する。なお、上記各実施の形態
と同一の部材には同一の符号を付して説明する。第３の
実施の形態における調温塔１４は、図４および図２に示
すように、整流板体６の下方位置における塔本体１１の
内壁面に沿って環状に空気噴射用ダクト１５が設けら
れ、その断面は円形に形成されている（具体的にはパイ
プが使用される）。またこの噴射用ダクト１５の下部側
に全周に亘って複数の空気噴射用スリット１５ａが形成
されている。もちろん空気噴射用ダクト１５は、空気供
給配管１３を介して上記空気圧縮機８に接続され、上記
空気噴射用スリット１５ａから塔本体１１の内壁面に沿
って下方向きに圧縮空気を噴射するエアーカーテン方式
に構成されている。この調温塔１４は空気噴射用ダクト
１５以外は、上記第２の実施の形態における調温塔１０
（図２参照）と同一の構成となっている。
温塔を図に基づいて説明する。なお、上記各実施の形態
と同一の部材には同一の符号を付して説明する。第３の
実施の形態における調温塔１４は、図４および図２に示
すように、整流板体６の下方位置における塔本体１１の
内壁面に沿って環状に空気噴射用ダクト１５が設けら
れ、その断面は円形に形成されている（具体的にはパイ
プが使用される）。またこの噴射用ダクト１５の下部側
に全周に亘って複数の空気噴射用スリット１５ａが形成
されている。もちろん空気噴射用ダクト１５は、空気供
給配管１３を介して上記空気圧縮機８に接続され、上記
空気噴射用スリット１５ａから塔本体１１の内壁面に沿
って下方向きに圧縮空気を噴射するエアーカーテン方式
に構成されている。この調温塔１４は空気噴射用ダクト
１５以外は、上記第２の実施の形態における調温塔１０
（図２参照）と同一の構成となっている。
【００２１】上記構成によると、上記第２の実施の形態
における調温塔１０と同様に、ダストと、噴霧ノズル５
から噴霧された噴霧水のうち十分に蒸発しなかった水滴
とはエアーカーテンに遮断されて塔本体１１の内壁部へ
付着するのを防止することができる。
における調温塔１０と同様に、ダストと、噴霧ノズル５
から噴霧された噴霧水のうち十分に蒸発しなかった水滴
とはエアーカーテンに遮断されて塔本体１１の内壁部へ
付着するのを防止することができる。
【００２２】なお上記各実施の形態においては、噴霧ノ
ズル５と空気噴射用ダクトの圧縮空気の供給源すなわち
空気圧縮機８を同一にしているが、それぞれ独立させて
設けてもよい。
ズル５と空気噴射用ダクトの圧縮空気の供給源すなわち
空気圧縮機８を同一にしているが、それぞれ独立させて
設けてもよい。
【００２３】
【発明の効果】上記本発明の調温塔によると、排ガス中
のダストと未蒸発の水滴とが、内壁面に沿って噴射され
る空気により遮断されるため、これらダストと未蒸発の
水滴とは塔本体の内壁部へ付着するのを防止することが
できることから、内壁部の腐食防止を図ることができ、
また従来オーバーホール時において行っていたダストの
払い落とし作業の軽減化を図ることができる。
のダストと未蒸発の水滴とが、内壁面に沿って噴射され
る空気により遮断されるため、これらダストと未蒸発の
水滴とは塔本体の内壁部へ付着するのを防止することが
できることから、内壁部の腐食防止を図ることができ、
また従来オーバーホール時において行っていたダストの
払い落とし作業の軽減化を図ることができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態における調温塔の全
体断面図である。
体断面図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態における調温塔の全
体断面図である。
体断面図である。
【図３】図２における要部水平断面図である。
【図４】本発明の第３の実施の形態における調温塔の要
部水平断面図である。
部水平断面図である。
【図５】従来例における調温塔の全体断面図である。
１ 調温塔 ２ 塔本体 ５ 噴霧ノズル ７ 空気噴射用ダクト ７ａ スリット １０ 調温塔 １１ 塔本体 １２ 空気噴射用ダクト １２ａ 空気噴射用孔部 １４ 調温塔 １５ 空気噴射用ダクト １５ａ 空気噴射用スリット
Claims (4)
- 【請求項１】 排ガスの温度を下げるために排ガスの排
出管路の途中に設けられ、塔本体の上部に、水を噴霧す
る複数個の噴霧ノズルが配置された調温塔であって、塔
本体の上方で内壁面に沿って環状の空気噴射ダクトを設
け、この空気噴射ダクトから上記内壁面に沿って下方向
きに圧縮空気を噴射するよう構成したことを特徴とする
調温塔。 - 【請求項２】 環状の空気噴射ダクトの下部側に、全周
に亘って開口された空気噴射用溝部を形成したことを特
徴とする請求項１記載の調温塔。 - 【請求項３】 環状の空気噴射ダクトの下部側に、全周
に亘って複数の空気噴射用孔部を形成したことを特徴と
する請求項１記載の調温塔。 - 【請求項４】 環状の空気噴射ダクトの下部側に、全周
に亘って複数の空気噴射用スリットを形成したことを特
徴とする請求項１記載の調温塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176243A JPH1122952A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 調温塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176243A JPH1122952A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 調温塔 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122952A true JPH1122952A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16010157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9176243A Pending JPH1122952A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 調温塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1122952A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002213733A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理設備 |
| JP2002219323A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ガス減温塔 |
| KR100446364B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2004-09-01 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 온도 제어 장치 및 고온 배기가스의 온도 제어 방법 |
| JP2006234260A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Hitachi Zosen Corp | 排ガスダクトにおける内面保護構造 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP9176243A patent/JPH1122952A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100446364B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2004-09-01 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 온도 제어 장치 및 고온 배기가스의 온도 제어 방법 |
| JP2002213733A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理設備 |
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| JP2006234260A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Hitachi Zosen Corp | 排ガスダクトにおける内面保護構造 |
| JP4556058B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2010-10-06 | 日立造船株式会社 | 排ガスダクトにおける内面保護構造 |
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