JP3642343B2 - 表示装置の駆動回路 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、平面型表示装置に関するもので、特にマトリクス型液晶表示装置の共通電極、並びに信号配線を駆動する表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示装置の内、特にアクティブマトリクス型液晶表示装置で従来の技術を説明する。
【0003】
図2は、典型的なアクティブマトリクス型液晶表示装置(以下、表示装置)110の1例のブロック図である。図2は、以下の従来技術の項目で参照されると共に、後述される実施例の項目に於いても共通に参照される。表示装置110は、表示部107と、表示部107を表示駆動する駆動回路108とを含んで構成される。図2に示される表示装置110の表示部107に於いて、対向配設された2つの基板100、101の間に表示媒体である液晶が封入され、一方の基板100の液晶側表面には、複数の絵素電極103がマトリクス状に配列されている。基板100上には、この複数の絵素電極103を駆動するためのスイッチング素子として、TFT(Thin Film Transistor)102が各絵素電極103毎に配置され、各TFT102の信号入力部には、相互に平行な複数の信号配線(データ配線)104がそれぞれ接続され、各TFT102の制御信号入力部には、相互に平行で信号配線104と交差する方向に延びる複数の走査配線(ゲート配線)105が配設されている。
【0004】
他方の基板101の液晶側表面には、図示しない共通電極が、例として基板101の前面に亘って、あるいは、絵素電極103の行方向に連なるグループ毎に形成されている。この共通電極101と前記絵素電極103との間で、液晶を誘電体として、表示に寄与する液晶容量が構成される。
【0005】
前記駆動回路108は、前記各信号配線104が接続されるソース駆動回路200、及び前記各走査配線105が接続されるゲート駆動回路300を含んで構成される。ソース駆動回路200は、信号配線104に表示駆動を行う駆動電圧を供給する。以下の説明では、映像信号がデジタル信号形式で与えられるデジタルソース駆動回路として説明する。
【0006】
図9は、従来技術のデジタルソース駆動回路200の構成を示すブロック図であり、図10は、図9のデジタルソース駆動回路200に於いて、図2の行方向に沿うi番目の信号配線104を駆動する信号配線駆動回路109の構成を示すブロック図である。デジタルソース駆動回路200の構成及び動作は、本願出願人によって特開平3−177890として出願されている。尚、以下に於いて、説明の簡単の為、映像信号データが2ビット(D0,D1)で構成されている場合を想定する。従来技術のデジタルソース駆動回路200としては、図9に示すような構成の駆動回路が用いられている。デジタルソース駆動回路200は、各信号配線104毎に設けられている複数の信号配線駆動回路109を含んで構成されている。
【0007】
信号配線駆動回路109は、映像信号データの各ビット(D0,D1)毎に設けられ、サンプリング動作用に用いられる第1段目のD型フリップフロップMSMP と、ホールド動作用に用いられる第2段目のD型フリップフロップMHと、1個 のデコーダDECと、各信号配線104毎に設けられ、4種の外部電源電圧V0 〜V3を前記各信号配線104に出力または遮断するそれぞれ複数のアナログス イッチASW0〜ASW3とを含んで構成される。アナログスイッチASW0〜A SW3に於いて、4種類の階調電圧V0〜V3と、前記デコーダDECからの制御 信号S0〜S3とが入力される。尚、デジタル映像信号データのサンプリングは、Dフリップフロップ以外にも種々のものを用いることができる。この信号配線駆動回路109に於いて、2ビットの映像信号データは0〜3の4種の値を持ち、各値に対応して、図2の階調電圧発生回路400から供給される階調電圧V0〜 V3のいずれか一つが選択されて、信号配線104に駆動電圧として出力される 。
【0008】
このデジタルソース駆動回路200は以下のように動作する。映像信号データ(D0,D1)は、第i番目の信号配線104に対応するサンプリングパルスTSMPiの立ち上がり時点で、サンプリングフリップフロップMSMPに取り込まれて、 そこで保持される。表示部107の1水平走査期間に対応する映像信号データのサンプリングが終了した時点で、出力パルスOEがホールドフリップフロップMHに与えられ、サンプリングフリップフロップMSMPに保持されていた映像信号データ(D0,D1)は、ホールドフリップフロップMHに取り込まれると共に、デ コーダDECに出力される。デコーダDECは、この2ビットの映像信号データ(D0,D1)をデコードし、その値(0〜3)に応じて、アナログスイッチASW0〜ASW3のいずれか1個を導通状態とし、4種の階調電圧V0〜V3のいずれかを、対応する信号配線104に駆動電圧として出力する。
【0009】
図11に階調電圧V0〜V3及び、前記共通電極に加えられる共通電極電圧Vcomの電圧波形例を示す。尚、階調電圧V0〜V3の値は、この順で絵素に印可され る電圧が高くなるものとする。即ち、階調電圧V0〜V3は、
【0010】
【数1】
|V0−Vcom|<|V1−Vcom|<|V2−Vcom|<|V3−Vcom| …(1)
を満足するように選ばれる。変形例として、この関係が逆の場合がある。図11に示されるように、各階調電圧V0〜V3及び共通電極電圧Vcomは、1出力期間 ごとに反転する極性反転信号POLと同期して電圧レベルがそれぞれ変化している。
【0011】
図12に共通電極電圧Vcomが印可される共通電極から見た階調電圧V0〜V3 を示す。一つの絵素に注目すると、その絵素が走査配線105を介したゲート駆動回路300によって選択されている場合、図12に示される電位差|V0−Vcom|、|V1−Vcom|、|V2−Vcom|、及び|V3−Vcom|のいずれかで、その絵素が充電されることになる。このようように共通電極を交流駆動することにより、絵素電極103と共通電極との間に所定の電圧を得るための信号配線104に印可する電圧の水平走査期間毎の振幅を小さくでき、デジタルソース駆動回路の動作電圧を下げることができる。
【0012】
図6の共通電極駆動回路500の構成例として、本願出願人によって出願番号3−211149号として出願されている図13に示す構成が可能である。この共通電極駆動回路500は、演算増幅OP1と相補型MOS(金属−酸化層−シリコン)構造のバッファ回路BUFとを備える。演算増幅器OP1の各入力端子 には一定電圧Vhighと極性反転信号POLとが入力され、演算増幅器OP1 の出力はバッファ回路BUFに接続されている。演算増幅器OP1はバッファ回路BUFの出力Voutをフィードバックすることにより、図14に示すように
、極性反転信号POLの反転増幅動作を行っている。
【0013】
尚、図13の回路を、共通電極駆動回路500として使う場合と図2の階調電圧発生回路400の各階調電圧を発生する電圧発生回路として使う場合との違いは本質的にはなく、電圧発生回路の場合は、それぞれデータに対応した振幅及び中心電圧になることと、極性反転信号POLに対する位相が、同相の場合と逆相の場合がある事だけである。
【0014】
図2の階調電圧発生回路400に、例えば図15に示す構成の回路を用いる。階調電圧発生回路400は、演算増幅器OP2の出力を一方向性のトランジスタからなるバッファ回路BUFに接続し、片方向電流増幅回路として構成する。この時のタイミング図を図16に示す。
【0015】
信号配線駆動回路109の他の構成例として、本願出願人によって出願番号4−293528号として出願されている回路が挙げられる。この構成例として、図2のデジタルソース駆動回路200で各信号配線104に駆動信号を印加する信号配線駆動回路109として図17に示す回路を用いる。この信号配線駆動回路109は、図10に示す信号配線駆動回路109の構成と類似しており、映像信号データの各ビットD0、D1毎に設けられるサンプリング用のフリップフロップ1、各フリップフロップ1からのデータ信号をそれぞれ保持して出力する複数の保持用フリップフロップ2、及びデコーダ3を備えている。デコーダ3は、映像信号データの各値に対応して階調の数だけ設けられている複数のAND回路6の一つにハイレベルの信号を供給する。
【0016】
各AND回路6には、切り替え信号DISバー(以下、信号を表す記号、例としてDIS、に続けて表記バーを付す場合、信号DISバーは信号DISの反転信号と定める)が共通に入力されており、各AND回路6の出力は、複数のアナログスイッチ4に入力される。前記切り替え信号DISバーは、反転回路7を介して反転されアナログスイッチ8に入力される。各アナログスイッチ4に4種の階調電圧V0〜V3がそれぞれ入力され、アナログスイッチ8に電圧VDISが入力 される。各アナログスイッチ4、8の出力は共通に接続されて、対応する信号配線104に出力される。
【0017】
この従来技術の信号配線駆動回路109に於いて、複数段階の階調電圧V0〜 V3のうち、映像信号データによって指定された階調電圧を、各信号配線104 に例として水平走査期間毎に正負交互に印加する場合、正(又は負)の階調電圧を印加する期間の開始時に、一定期間だけ正(又は負)の該階調電圧の最高階調電圧以上(負の場合は最低電圧以下)の電圧を各信号配線に印加する事により、前記指定された階調電圧を得るには、該最高階調電圧以上の電圧(最低電圧以下の電圧)から放電(又は充電)のみを行えばよい。従って、各階調電圧を得るために、前記放電(または充電)のみを行う片方向性の電源によって、表示部107を駆動する事が可能となる。
【0018】
尚、充電手段の電源は、正の階調電圧の最高電圧値のものと兼用する事が可能であり、放電手段の電源は、負の階調電圧の最低電圧値のものと兼用する事が可能である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
図14は、図13に示す共通電極駆動回路500の出力波形を示した波形図である。尚、図14は1水平周期毎に共通電極に印加する電圧の極性を反転するライン反転駆動時の波形であり、以下同様である。極性反転信号POLは高低2レベルの間で切り替わる信号であり、演算増幅器OP1によって反転増幅を行っている。この場合、極性反転信号POLがハイレベルのとき共通電極駆動回路500は低い電圧Vlowを共通電極に出力し、また極性反転信号POLがローレベルのとき共通電極駆動回路500は高い電圧Vhighを共通電極に出力する。したがって、極性反転信号POLがハイレベルの時には、絵素電極103が正電位となるように絵素が充電されることとなり、極性反転信号POLがローレベルのときには絵素電極103が正電位となるように、絵素が充電されることになる。
【0020】
図15に示す階調電圧発生回路400の場合は、階調電圧発生回路400の各階調電圧の出力が、それぞれ映像信号データに対応した振幅及び中心電圧になることと、極性反転信号POLに対する位相が、同相の場合と逆相の場合がある事が、前記共通電極駆動回路500の回路動作との相違である。
【0021】
ところで、表示装置110の共通電極には、液晶層を挟む絵素電極103との間の容量性負荷や、信号配線との間の寄生容量などの容量性負荷などが存在する。共通電極の印加電圧が変化した場合や、共通電極への印加電圧の極性反転時に、これらの容量性負荷に充放電電流が流れる。
【0022】
図14の駆動波形では、特に、極性反転信号POLのレベル切り替わりタイミングである極性反転時に於いて、前記容量性負荷による充放電電流がラッシュ電流として流れ、しかもそのピーク電流が数100mAから数Aとなることが知られている。
【0023】
従来、共通電極駆動回路500は、このような表示部107の容量性負荷による充放電時のラッシュ電流を基本的に充足可能な能力を備える必要があった。このため、例えば図13の回路においては、演算増幅器OP1としてできるだけ高速動作が可能でかつ電流容量の大きなものを使用し、更にその後段の相補型トランジスタから構成されるバッファ回路BUFによる電流増幅機能で、かかる要求が満たされるように、回路を構成することが必要である。
【0024】
また、階調電圧発生回路400においても、同様の現象が発生する。このため、例えば図15の回路においては、演算増幅器OP2にはできるだけ高速動作が可能でかつ電流容量の大きなものを使用し、更にその後段の片方向性トランジスタから構成される片方向バッファ回路BUFによる電流増幅機能で、かかる要求が満たされるように、回路を構成する事が必要である。
【0025】
しかし、このような従来技術の回路構成は価格上昇を招き、更に本来表示部107の表示駆動に不必要な消費電力の増加を招いている。
【0026】
また、回路構成等によっては、このラッシュ電流が流れることにより、図14の駆動波形が歪み、表示品位の低下を招く場合もある。
【0027】
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、その目的の一つは、表示部を表示駆動する駆動電圧の正負の極性反転時に発生する、または駆動電圧が変化する事により発生する充放電電流であるラッシュ電流を補う事により、低消費電力の表示装置の駆動回路を提供することにある。本発明の目的の他の一つは、ラッシュ電流による駆動波形の歪みを小さくし高表示品位の表示装置の駆動回路を提供することにある。本発明の目的の更に他の一つは、駆動回路内に於いて電流増幅機能を有するバッファ回路を省略することにより駆動回路の低消費電力化を実現し、またこれにより回路構成が従来と較べて、小型化が可能となり、省スペースの表示装置の駆動回路を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置の駆動回路は、それぞれ容量を有する複数の絵素がマトリクス状に配列された表示部を予め定める周期で交流表示駆動する駆動信号を出力し、該駆動信号が出力される出力端子を有する駆動回路であって、
レベルの異なる少なくとも2つの電源電圧を発生すると共にラッシュ電流を供給する電源部と、
該周期を規定する周期信号が入力され、該2つの電源電圧間のレベルを有し、相互にレベルの異なる2つ以上の電圧からなり、該周期信号に同期する矩形波該駆動信号を発生する電圧発生部と、
該電圧発生部と該出力端子との間に接続され、該周期信号のレベル切り替わり時の前後の期間を含む一定期間で該電圧発生部からの該駆動信号を遮断する双方向性の第1スイッチ手段と、
該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが正極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の一方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第2スイッチ手段と、
該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが負極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の他方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第3スイッチ手段とを備え、
該ラッシュ電流を該電圧発生部とは異なる独立の該電源部で負担するようにしたものであり、そのことによって上記目的が達成される。
【0029】
本発明の表示装置の共通電極駆動回路は、表示媒体を挟んで対向する一対の基板の一方の基板に絵素電極が形成され、他方の基板に該絵素電極との間で容量を形成する共通電極が形成されている表示部の該共通電極を、予め定める周期で交流表示駆動する駆動信号を出力し、該駆動信号が出力される出力端子を有する表示装置の共通電極駆動回路であって、
レベルの異なる少なくとも2つの電源電圧を発生すると共にラッシュ電流を供給する電源部と、
該周期を規定する周期信号が入力され、該2つの電源電圧間のレベルを有し、相互にレベルの異なる2つ以上の電圧からなり、該周期信号に同期する矩形波該駆動信号を発生する電圧発生部と、
該電圧発生部と該出力端子との間に接続され、該周期信号のレベル切り替わり時の前後の期間を含む一定期間で該電圧発生部からの該駆動信号を遮断する双方向性の第1スイッチ手段と、
該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが正極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の一方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第2スイッチ手段と、
該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが負極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の他方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第3スイッチ手段とを備え、
該ラッシュ電流を該電圧発生部とは異なる独立の該電源部で負担するようにしたものであり、そのことによって上記目的が達成される。
【0030】
本発明の表示装置の駆動回路は、それぞれ容量を有する複数の絵素がマトリクス状に配列された表示部を予め定める周期で交流表示駆動する階調を有するデータ信号を出力し、外部から供給された複数レベルの階調電圧のいずれかを選択し出力することにより、表示階調に対応したレベルの電圧をデータ信号として絵素毎の容量に充電して階調表示を実現するデータ処理部と、該複数レベルの階調電圧を発生する階調電圧発生回路とを備える表示装置のデータ駆動回路であって、
該データ駆動回路は、該階調電圧が出力される出力端子と、
レベルの異なる少なくとも2つの電源電圧を発生すると共にラッシュ電流を供給する電源部と、
該周期を規定する周期信号が入力され、該2つの電源電圧間のレベルを有し、相互にレベルの異なる2つ以上の電圧からなり該周期信号に同期する矩形波該駆動信号を発生する電圧発生部と、
該電圧発生部と該出力端子との間に接続され、該周期信号のレベル切り替わり時の前後の期間を含む一定期間で該電圧発生部からの該駆動信号を遮断する双方向性の第1スイッチ手段と、
該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが正極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の一方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第2スイッチ手段と、
該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが負極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該期間で該一対の電源電圧の他方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第3スイッチ手段とを備え、
該ラッシュ電流を該電圧発生部とは異なる独立の該電源部で負担するようにしたものであり、そのことによって上記目的が達成される。
【0031】
本発明に於いて、前記電源部は、相互にレベルが異なる2つの電源電圧を出力する場合がある。
【0032】
本発明に於いて、前記第1スイッチ手段、第2スイッチ手段、及び第3スイッチ手段は、電界効果トランジスタで構成される場合がある。
【0033】
本発明に於いて、前記周期信号の反転期間は、表示部に於ける1水平走査期間に選ばれる場合がある。
【0034】
本発明に於いて、前記電源部から出力されるレベルの異なる複数の電源電圧の一つの電源電圧は、接地電位に選ばれる場合がある。
【0035】
【作用】
本発明によると、ある一定期間に容量性負荷を充放電する駆動回路において、正負の極性が反転する期間で、その駆動回路とその出力に接続された負荷とを、第1スイッチ手段で切り離し、別の電源と負荷とを、第2スイッチ手段及び第3スイッチ手段とを用いて一定期間接続し、極性の切り替わる時に流れるラッシュ電流の一部をこの任意の電源に負担させることにより上記駆動回路の負担を軽くすることができる。
【0036】
本発明は、表示部を表示駆動する駆動電圧の正負の極性反転時に発生する、または駆動電圧が変化する事により発生する充放電電流であるラッシュ電流を補う為、スイッチで電源に一定期間接続し、駆動回路からの電圧を選択する。
【0037】
これらの駆動回路を用いる事により、表示装置の駆動回路の省電力化を図ることができる。また、ラッシュ電流による駆動波形の歪みを小さくし高表示品位の表示装置を実現することができる。さらには、低消費電力化により回路構成素子を、従来と較べて小型にすることができ、駆動回路の省スペース化を図ることができる。
【0038】
【実施例】
本発明の実施例について以下に説明する。但し、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
【0039】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1のアクティブマトリクス型液晶表示装置(以下、表示装置)110の駆動回路に備えられる階調電圧発生回路20のブロック図であり、図2は、本実施例の駆動回路が用いられる表示装置110のブロック図であり、図3は本実施例の階調電圧発生回路20の動作を説明するタイムチャートである。図2に示される表示装置110の構成は、従来技術の項で図2を参照して説明されており、以下の実施例ではこの説明を援用する。また、本実施例に於いて、表示装置110の図2に示す駆動回路108は、図9及び図10を参照して前記従来技術の項に於いて説明された構成と同一の構成を有し、本実施例に於いて再度の説明は省略する。また、図1に示す本実施例の階調電圧発生回路20の構成、及びその回路動作は、図2に示される共通電極駆動回路500としても用いることができる。
【0040】
図1の階調電圧発生回路20は、本実施例の表示装置110の駆動回路107に備えられる。階調電圧発生回路20は、駆動回路21と、駆動回路21の出力端と階調電圧発生回路20の出力端子24との間に直列に接続されるスイッチSW1とを備える。また、階調電圧発生回路20は、制御回路22と、制御回路22の2つの出力S2、S3によってオン/オフ(導通/遮断)状態が制御されるスイッチSW2、SW3を備える。各スイッチSW2、SW3は、前記駆動回路21と出力端子24との間の出力ライン25に並列に接続される。スイッチSW2は、電源回路23から出力される2種の電源電圧Vh、Vg(Vh≧Vg)の内、電源電圧Vhを前記出力ライン25に供給/遮断する。スイッチSW3は、電源回路23から出力される電源電圧Vgを、前記出力ライン25に供給/遮断する。
【0041】
図2のコントロール回路600から出力される極性反転信号POLは、例として階調電圧発生回路20に備えられる信号発生回路2に入力され、信号発生回路2は、極性反転信号POLを出力すると共に、極性反転信号POLに基づいて後述する制御信号DISを発生する。信号発生回路2からの極性反転信号POLは、駆動回路21に入力され、駆動回路21は、信号VAを出力する。駆動回路21の出力する信号VAは、スイッチSW1を介して出力端子24から出力Voutとして出力され、電源電圧VhはスイッチSW2を介して、また電源電圧VgはスイッチSW3を介して出力Voutとして、後述するように選択的に出力される。
【0042】
駆動回路21には、図2に示す表示部107に印加される駆動信号の基準となる波形を有する基準信号SVが与えられるか、もしくは極性反転信号POLが与えられる。極性反転信号POLは、例として前記表示部107に於ける水平走査期間毎に極性が反転する信号である。制御回路22には、制御信号DISが入力され、この制御信号DISは、前記スイッチSW1に供給され、スイッチSW1のオン/オフ状態を制御する。制御信号DISに基づいて制御回路22に於いて前記制御信号S2、S3が作成される。
【0043】
前記制御信号DISは、図3(2)に示されるように、極性反転信号POLと同一周期Hを有し、極性反転信号POLの図3(1)に示すレベル反転タイミングを含む期間L1でローレベルとなり、残余の期間L2でハイレベルとなる。また、前記制御信号S2、S3は、図3(3)及び同図(4)に示されるように、極性反転信号POLの周期Hの2倍の周期2Hをそれぞれ有し、極性反転信号POLの図3(1)に示すレベル反転タイミングを含む期間L3、L5でそれぞれハイレベルとなり、残余の期間L4、L6でそれぞれローレベルとなる。又、制御信号S2、S3は、極性反転信号POLのレベル反転タイミング毎に交互にハイレベルとなる。
【0044】
即ち、スイッチSW1がオンの時はスイッチSW2、SW3がオフとなり、スイッチSW1がオフの時はスイッチSW2か、スイッチSW3のどちらかが交互にオンとなる様に制御される。
【0045】
以下に、本実施例の階調電圧発生回路20の動作を、図2に基づいて説明する。図2に示すように、前記表示部107に印加される駆動電圧の基準電圧SVとして極性反転信号POLを入力した場合について説明する。極性反転信号POLは、ライン反転駆動動作時には、1水平走査期間H毎にレベルが反転する信号であり、極性反転信号POLがハイレベルの時は、駆動回路21は電圧VA1を出力VAとして出力し、極性反転信号POLがローレベルの時は、駆動回路21は電圧VA2を出力VAとして出力する。これにより、駆動回路21は、電圧VA1及び電圧VA2(VA1≧VA2)の間で振動する矩形波を発生している。ここで、出力電圧VA1、VA2の位相はそれぞれ反転していても良い。
【0046】
本実施例の階調電圧発生回路20の場合、階調電圧発生回路20の出力端子24から前記表示部107に入力され、表示部107の各絵素毎の容量に充電される電圧の極性が負から正に切り替わるタイミングでは、図3(2)に示すように、スイッチSW1がオフして、駆動回路21と出力端子24とは相互に遮断される。このとき、スイッチSW2がオンとなり、出力端子24にはスイッチSW2を介して、電源回路23の電源電圧Vhが接続される。このとき、スイッチSW3はオフであり、電源回路23の電源電圧Vgは、出力端子24と遮断される。
【0047】
また、表示部107の各絵素毎の容量に充電される電圧の極性が正から負に切り替わるタイミングでは、スイッチSW1がオフして、駆動回路21と出力端子24とは遮断される。このとき、スイッチSW3がオンされ、電源回路23からの電源電圧Vgが出力端子24に接続される。また、このときスイッチSW2はオフされ、電源回路23の電源電圧Vhは出力端子24と遮断される。
【0048】
以上のような構成と動作とを有する本実施例の階調電圧発生回路20に於いて、極性反転信号POLの極性が正と負との間で切り替わるタイミングで、図2及び図9に示される信号駆動回路109の信号配線104、及びアナログスイッチSWを介して流れるラッシュ電流は、電源回路23から供給される。具体的には、階調電圧発生回路20からの出力Voutが、負極性から正極性に変化するとき、スイッチSW2がオンし、スイッチSW3がオフする。これにより、表示部107に於ける前記容量に流入するラッシュ電流は、電源回路23の電源電圧Vhから供給される。一方、階調電圧発生回路20からの出力Voutが、正極性から負極性に変化するとき、スイッチSW3がオンし、スイッチSW2がオフする。これにより、表示部107に於ける前記容量に流入するラッシュ電流は、電源回路23の電源電圧Vgから供給される。これにより、ラッシュ電流は電源回路23から供給され、駆動回路21を流れるラッシュ電流を低減或は解消できる。
【0049】
以上の説明から明らかなように、本実施例の階調電圧発生回路20によれば、前記極性反転信号POLの極性が反転するタイミングで信号配線104に流れるラッシュ電流や、表示部107への印加電圧が変化する事に発生する充放電ラッシュ電流を、電源回路23が負担するようにした。これにより、駆動回路21が負担するラッシュ電流を大幅に抑制し、或は解消することが可能となり、低消費電力の駆動回路108を実現できる。更に、従来、ラッシュ電流により、信号配線104に階調電圧発生回路20から供給される電圧波形が歪み、表示品位の低下を招いていたが、本実施例はラッシュ電流を駆動回路21と異なる独立の電源回路23で負担するようにしたので、前記表示品位の低下を防ぐことができる。更に、従来技術に於いて、相補型トランジスタ等で構成する電流増幅機能を実現できるバッファ回路が必要なくなるのでコスト削減の効果が得られる更に、従来、バッファ回路を構成するトランジスタで消費されていた電力も不要になり、消費電力は更にその分削減される。更に、本実施例の階調電圧発生回路20自体、従来技術に於いて用いられたバッファ回路を省略することが出来たので、バッファ回路に於ける電力消費を解消でき、階調信号電圧発生回路20は省電力回路となる。また、前記バッファ回路の省略により回路構成の簡略化が実現され、回路基板の小型化を図ることができる。更に、表示装置の薄型化が可能になる。
【0050】
(実施例2)
図4は、本発明の実施例2の表示装置110の駆動回路108に備えられる共通電極駆動回路30のブロック図である。本実施例は、前記実施例1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施例に於いて、表示装置110の図2に示す駆動回路108は、図9及び図10を参照して前記従来技術の項に於いて説明された構成と同一の構成を有し、本実施例に於いて再度の説明は省略する。本実施例の共通電極駆動回路30の回路動作は、前記図3を参照して説明した実施例1の回路動作と類似し、本実施例の説明に於て図3を併せて参照する。
【0051】
本実施例では、実施例1の駆動回路21を、演算増幅器OP3を用いて実現させている。演算増幅器OP3の反転入力端子には、抵抗R1を介して前記基準信号SV或は極性反転信号POLが入力される。演算増幅器OP3の非反転入力端子には、両端が高電圧の電源電圧Vhighと、低電位の電源電圧Vlowとにそれぞれ接続された可変抵抗RVからの電圧Vrが入力される。また、演算増幅器OP3には、電源電圧Vhigh、Vlowがそれぞれ供給される。演算増幅器OP3の出力は、FET(電界効果トランジスタ)で構成される双方向性のスイッチSW1のソースに接続されると共に、演算増幅器OP3の反転入力端子に抵抗R2を介して負帰還接続される。スイッチSW1のドレインは出力Voutに接続される。スイッチSW1のゲートには、前記制御信号DISが入力される。
【0052】
また、前記実施例1のスイッチSW2、SW3もFETから構成される。スイッチSW2、SW3の各ドレインは、共通に出力Voutに接続される。スイッチSW2のソースには、電源回路23から出力される高電位の電源電圧Vhが供給され、スイッチSW3のソースには、電源回路23から出力される低電位の電源電圧Vgが供給される。
【0053】
上記構成の共通電極駆動回路30の回路動作を以下に説明する。共通電極駆動回路30の演算増幅器OP3に入力されている極性反転信号POLの極性の反転タイミングで、図3(2)に示す制御信号DISによって、スイッチSW1はオフされ、スイッチSW1により演算増幅器OP3の出力VAは、共通電極駆動回路30の出力Voutと遮断される。このとき、制御信号DISに基づいて制御回路22で作成される制御信号S2、S3によって、図3(3)及び同図(4)に示されるように、スイッチSW2によって電源電圧Vhは出力Voutとなる。或は、スイッチSW3により電源電圧Vgは出力Voutとなる。
【0054】
本実施例に於て、駆動回路21の出力電圧VAが、極性反転信号POLの極性の異なる各期間で充放電され、かつ駆動回路21から出力されている電圧VAの電圧レベルの最低電圧値が、電源電圧Vg(例として、接地電位GND)以上の場合は、電源電圧Vhを出力する電源回路23aに単純なレギュレータを用い、電源電圧Vgを出力する電源回路23bとして接地電位GNDを接続することによって、前記電源電位Vh、Vgを出力する電源回路をそれぞれ用いる必要がなく、駆動回路108全体の小型化、及び省電力化を実現できる。
【0055】
何故なら、前記実施例1の場合、極性反転信号POLの極性反転タイミングで、表示部107の絵素毎の容量の充放電の際に発生するラッシュ電流を、電源電圧Vhまたは電源電圧Vgを出力する電源回路23が負担して、駆動回路21の代わりにラッシュ電流の大半を供給することにより、駆動回路21が負担するラッシュ電流が低減され、或は解消されるからである。
【0056】
また駆動回路21から出力されている電圧VAの電圧レベルの最低電圧値が、前述したように接地電位GND以上の場合、出力Voutを電源電圧Vgを出力する電源回路23bの代わりに、表示装置110に設けられる接地配線等を介して接地電位GNDに接続する。これにより、前記極性反転信号POLの極性の切り替わるタイミングで、前記信号配線104等を介して共通電極駆動回路30を流れるラッシュ電流は、オン状態のスイッチSW3によって出力Voutに接続されている接地電位GNDから供給される。
【0057】
このような構成及び回路動作を有する本実施例の共通電極駆動回路30によって、前記実施例1で説明した効果と同様な効果を達成することができる。
【0058】
本実施例に於て、スイッチSW1、SW2、SW3にFETを用いている。FETは双方向性であり、且つ、オン抵抗がきわめて小さいので、本実施例の共通電極駆動回路30の前記スイッチ回路として用いると、共通電極駆動回路30の消費電力を、更に削減することができる。
【0059】
本発明のスイッチ回路は、本実施例に於て、FETとして説明されたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、他の種類のスイッチを使用することもできる。また、図4に示される本実施例の回路構成は、共通電極駆動回路30として説明されたが、図4に示される回路構成は、図1に示される階調電圧発生回路20として、用いられてもよい。この場合にも、本実施例に於て前述した回路動作を達成することができ、前述した効果と同様な効果を達成することができる。
【0060】
(実施例3)
図5は、本発明の駆動回路の実施例3に係る階調電圧発生回路40のブロック図であり、図6は、本実施例の階調電圧発生回路40の動作を説明するタイミングチャートである。以下の説明では、図5に示される回路構成を、図2に示される階調電圧発生回路として説明するが、図5に示される回路構成は、図2に示される共通電極駆動回路として用いることが出来る。その際の回路動作は、後述する本実施例の回路動作と同一である。
【0061】
本実施例は、前記実施例2に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施例に於いて、表示装置110の図2に示す駆動回路108は、図9及び図10を参照して前記従来技術の項に於いて説明された構成と同一の構成を有し、本実施例に於いて再度の説明は省略する。本実施例の階調電圧発生回路40の回路動作は、図6を参照して説明される。
【0062】
本実施例では、実施例1の駆動回路21を、演算増幅器OP4を用いて実現させている。演算増幅器OP4の非反転入力端子には、前記基準信号SV或は極性反転信号POLが入力される。演算増幅器OP4の非反転入力端子には、演算増幅器OP4の出力が等電位で接続される。また、演算増幅器OP4には、電源電圧Vhigh、Vlowがそれぞれ供給される。演算増幅器OP4の出力は、FET(電界効果トランジスタ)で構成される双方向性のスイッチSW1のソースに接続される。スイッチSW1のドレインは出力Voutに接続される。スイッチSW1のゲートには、前記制御信号DISが入力される。
【0063】
また、本実施例のスイッチSW2、SW3もFETから構成される。スイッチSW2、SW3の各ドレインは、共通に出力Voutに接続される。スイッチSW2のソースには、電源回路23から出力される高電位の電源電圧Vhが供給され、スイッチSW3のソースには、電源回路23から出力される低電位の電源電圧Vgが供給される。スイッチSW2、SW3の各ゲートには、制御回路22からの制御信号S2、S3がそれぞれ入力される。
【0064】
上記構成の階調電圧発生回路40の回路動作を以下に説明する。
【0065】
図5に示す構成の階調電圧発生回路40に於て、図6(1)に示されるように、水平走査期間毎に極性が反転する極性反転信号POLが駆動回路21の演算増幅器OP4の非反転入力端子に入力される。演算増幅器OP4は、その出力が反転入力端子に等電位で接続されているので、演算増幅器OP4の出力は図6(5)に示されるように定電位VAとなる。図6(1)に示される極性反転信号POLの極性反転タイミングで、演算増幅器PO4の出力VAは、スイッチSW1によって階調電圧発生回路40の出力Voutと切り離され、代わりにスイッチSW2によって、階調電圧発生回路40の出力Voutは、電源回路23から出力される高電位の電源電圧Vhに接続される。或は、前記出力Voutは、電源回路23から出力される低電位の電源電圧Vgに、スイッチSW3によって接続される。
【0066】
次に、極性反転信号POLの極性反転タイミングで、スイッチSW1がオンし、演算増幅器OP4の出力VAが階調電圧発生回路40の出力Voutとなる。このとき、スイッチSW2、SW3はオフされ、出力Voutは、電源回路23から遮断される。次に、極性反転信号POLの極性反転タイミングで、演算増幅器PO4の出力VAは、スイッチSW1によって階調電圧発生回路40の出力Voutと切り離され、代わりにスイッチSW2によって、階調電圧発生回路40の出力Voutは、電源回路23から出力される低電位の電源電圧Vgに接続される。或は、前記出力Voutは、電源回路23から出力される高電位の電源電圧Vhに、スイッチSW3によって接続される。
【0067】
本実施例に於て、駆動回路21の出力電圧VAが、極性反転信号POLの極性の異なる各期間で充放電され、かつ駆動回路21から出力されている電圧VAの電圧レベルの最低電圧値が、電源電圧Vg(例として、接地電位GND)以上の場合は、電源電圧Vhを出力する電源回路23aに単純なレギュレータを用い、電源電圧Vgを出力する電源回路23bとして接地電位GNDを接続することによって、前記電源電位Vh、Vgを出力する電源回路をそれぞれ用いる必要がなく、駆動回路108全体の小型化、及び省電力化を実現できる。
【0068】
何故なら、前記実施例1の場合、極性反転信号POLの極性反転タイミングで、表示部107の絵素毎の容量の充放電の際に発生するラッシュ電流を、電源電圧Vhまたは電源電圧Vgを出力する電源回路23が負担して、駆動回路21の代わりにラッシュ電流の大半を供給することにより、駆動回路21が負担するラッシュ電流が低減され、或は解消されるからである。
【0069】
また駆動回路21から出力されている電圧VAの電圧レベルの最低電圧値が、前述したように接地電位GND以上の場合、出力Voutを電源電圧Vgを出力する電源回路23bの代わりに、表示装置110に設けられる接地配線等を介して接地電位GNDに接続する。これにより、前記極性反転信号POLの極性の切り替わるタイミングで、前記信号配線104等を介して階調電圧発生回路40を流れるラッシュ電流は、オン状態のスイッチSW3によって出力Voutに接続されている接地電位GNDから供給される。
【0070】
このような構成及び回路動作を有する本実施例の階調電圧発生回路40によって、前記実施例1で説明した効果と同様な効果を達成することができる。
【0071】
本実施例に於て、スイッチSW1、SW2、SW3にFETを用いている。FETは双方向性であり、且つ、オン抵抗がきわめて小さいので、本実施例の階調電圧発生回路40の前記スイッチ回路として用いると、階調電圧発生回路40の消費電力を、更に削減することができる。
【0072】
本発明のスイッチ回路は、本実施例に於て、FETとして説明されたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、他の種類のスイッチを使用することもできる。また、図5に示される本実施例の回路構成は、階調電圧発生回路40として説明されたが、図5に示される回路構成は、図2に示される共通電圧駆動回路20として用いられることができる。この場合にも、本実施例に於て前述した回路動作を達成することができ、前述した本実施例の効果と同様な効果を達成することができる。
【0073】
(実施例4)
図7は、本発明の駆動回路の実施例4に係る図2に示されるデジタルソース駆動回路(以下、ソース駆動回路)50に各信号配線104毎に備えられる信号配線駆動回路60のブロック図であり、図6は本実施例の信号配線駆動回路60の動作を説明するタイミングチャートである。本実施例は、前記実施例1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施例に於いて、表示装置110の図2に示す階調電圧発生回路400は、前記実施例1及び実施例3の構成例のいずれかの回路構成を用いてもよく、或は従来技術の項で説明された周知の回路構成であってもよい。図2に示される共通電極駆動回路500は、前記実施例2の構成例を用いてもよく、或は従来技術の項で説明された周知の回路構成であってもよい。
【0074】
図7に示される信号配線駆動回路60の構成は、図2の行方向に沿うi番目の信号配線104を駆動する構成であり、図2に示されるソース駆動回路50には、各信号配線104毎に図7に示される信号配線駆動回路60が設けられる。尚、以下に於いて、説明の簡単の為、映像信号データが2ビット(D0、D1)で構成されている場合を想定する。
【0075】
本実施例の特徴は、本発明の駆動回路を図2に示されるデジタルソース駆動回路50の中に組み込んだことである。信号配線駆動回路60は、映像信号データの各ビットD0、D1毎に設けられ、サンプリング動作用に用いられる第1段目のD型フリップフロップMSMPと、ホールド動作用に用いられる第2段目のD型フ リップフロップMHと、1個のデコーダDECと、各信号配線104毎に設けら れ、4種の外部電源電圧V0〜V3を前記各信号配線104に出力または遮断するそれぞれ複数のアナログスイッチASW0〜ASW3とを含んで構成される。
【0076】
アナログスイッチASW0〜ASW3に於いて、4種類の階調電圧V0〜V3と、前記デコーダDECからの制御信号S0〜S3とが入力される。尚、デジタル映像信号データのサンプリングは、Dフリップフロップ以外にも種々のものを用いることができる。前記階調電圧V0〜V3は、階調電圧発生回路400から出力され、各階調電圧V0〜V3毎に、中心電圧Vm、電源電圧VA+及び電源電圧VA−を有する。中心電圧Vm、電源電圧VA+及び電源電圧VA−は、各階調電圧V0〜V3毎に相互に電圧レベルが異なっている。
【0077】
本実施例に於て、デジタルソース駆動回路50の中に、サンプリングパルスTSMPi、出力制御パルスOEiに加え、信号DIShバー、DISlバーを入力する。ここで、信号DIShバーは、階調電圧VA+の出力開始時から一定期間だけアクティブと成るローアクティブな信号であり、一方、信号DISlバーは、上記VA−の階調電圧の出力開始時から、一定期間だけアクティブとなるローアクティブな信号である。
【0078】
前記デコーダDECの各出力Y0〜Y3は、AND回路61、62、63、64の各一方入力端子にそれぞれ接続され、AND回路61、62、63、64の各他方入力端子には、AND回路65の出力が共通に接続される。AND回路65には、信号DIShバー、DISlバーがそれぞれ入力される。信号DIShバー、DISlバーは、反転回路66、67でそれぞれレベルが反転されて、アナログスイッチ68、69にそれぞれ入力され、アナログスイッチ68、69のスイッチング状態をオン状態とオフ状態との間で切り替える。アナログスイッチ68、69には、電源回路23から出力される電源電圧VDISH、VDISLがそれぞれ供給され、アナログスイッチ68、69の出力は、共通に信号配線104に接続される。
【0079】
以下に、本実施例の信号配線駆動回路60の動作を説明する。本実施例の信号配線駆動回路60の出力Siは、階調電圧発生回路400からの電源電圧VA+が信号配線104に印加される期間T1の開始時に、一旦、電源回路23から出力される任意の別の電源電圧VDISHとなり、次に映像信号データD0、D1の値に応じて、前記実施例1で説明したデコーダDEC及びアナログスイッチASW0〜ASW3のスイッチング動作と同様な回路動作によって、階調電圧発生回路400から出力される電源電圧VA+が選択され、信号配線10への出力Siとなる。
【0080】
一方、本実施例の信号配線駆動回路60の出力Siは、電圧VA−が信号配線104に印加される期間T2の開始時に、一旦、電源回路23から出力される任意の別の電圧VDISLとなり、次に映像信号データD0、D1の値に応じて、前記実施例1で説明したデコーダDEC及びアナログスイッチASW0〜ASW3のスイッチング動作と同様な回路動作によって、階調電圧発生回路400から出力される電源電圧VA−となる。
【0081】
以下、図面を参照して、本実施例を詳述する。図7の信号配線駆動回路60では、信号の極性の反転タイミング、例として、図8に於いて、制御信号DISHバー、DISLバーのいずれかがハイレベルからローレベルに切り替わってアクティブ(L)に成ると、AND回路65は遮断され、AND回路65のローレベルの出力によって、各AND回路61〜64は全て遮断され、全てローレベルの信号を出力する。従って、各アナログスイッチASW0〜ASW3は全て遮断される。これにより、信号配線104への出力Siは、階調電圧発生回路400から出力される電源電圧V0、V1、V2、V3と切り離される。
【0082】
このとき、それぞれローレベルの制御信号DISHバー、DISLバーは、反転回路66、67で反転されてハイレベルとなり、アナログスイッチ68、69を導通する。これにより、信号配線104への出力Siは、電源回路23から出力される電源電圧VDIHS、VDISLのいずれかに、かつ水平走査期間毎に電源電圧VDIHS、VDISLに交互に接続される。
【0083】
一方、図8に於いて、制御信号DISHバー、DISLバーの双方がローレベルからハイレベルに切り替わってノンアクティブ(H)に成ると、AND回路65は導通され、AND回路65のハイレベルの出力によって、各AND回路61〜64は全て導通され、デコーダDECからの信号を出力する。従って、各アナログスイッチASW0〜ASW3は、デコーダDECからの信号によって駆動される。これにより、信号配線104への出力Siは、階調電圧発生回路400から出力される電源電圧V0、V1、V2、V3のいずれかが、映像信号データD0、D1に対応して選択され、出力Siとして信号配線104に供給される。
【0084】
このとき、それぞれハイレベルの制御信号DISHバー、DISLバーは、反転回路66、67で反転されてローレベルとなり、アナログスイッチ68、69を全て遮断する。これにより、信号配線104への出力Siは、電源回路23から出力される電源電圧VDIHS、VDISLと切り離される。
【0085】
これにより、制御信号DISHバー、DISLバーの極性反転タイミングで、図2に示される表示部107に於ける容量に起因する充放電のために発生するラッシュ電流を、電源電圧VDISHまたは電圧電源VDISLを発生する電源回路23が、階調電圧発生回路400の代わりに、その大半を供給することにより、階調電圧発生回路400が負担するラッシュ電流を低減することができる。また、階調電圧V0〜V3の最低電圧値が、接地電位(GND)以上の場合は、電源回路23からの電源電圧VDISLの代わりに、図7に示されるアナログスイッチ69に接地電位(GND)を接続することによって、階調電圧発生回路400を備える信号配線駆動回路60の全体の省電力化及び小型化が実現できる。
【0086】
以上のように、本実施例の信号配線駆動回路60によって、前記各実施例で述べた効果と同様の効果を達成することができるに加え、図7に示される信号配線駆動回路60の省電力化及び小型化を図ることが出来る。
【0087】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の駆動回路によれば、ある一定期間に容量性負荷を充放電する駆動回路において、正負の極性が反転する期間で、その駆動回路とその出力に接続された負荷とを、第1スイッチ手段で切り離し、別の電源と負荷とを、第2スイッチ手段及び第3スイッチ手段とを用いて一定期間接続し、極性の切り替わる時に流れるラッシュ電流の一部をこの任意の電源に負担させることにより上記駆動回路の負担を軽くすることができる。
【0088】
本発明は、表示部を表示駆動する駆動電圧の正負の極性反転時に発生する、または駆動電圧が変化する事により発生する充放電電流であるラッシュ電流を補う為、スイッチで電源に一定期間接続し、駆動回路からの電圧を選択する。
【0089】
これらの駆動回路を用いる事により、表示装置の駆動回路の省電力化を図ることができる。また、ラッシュ電流による駆動波形の歪みを小さくし高表示品位の表示装置を実現することができる。さらには、低消費電力化により回路構成素子を、従来と較べて小型にすることができ、駆動回路の省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の階調電圧発生回路20のブロック図である。
【図2】本発明の基礎となる構成の表示装置110のブロック図である。
【図3】 本実施例の階調電圧発生回路20のタイミングチャートである。
【図4】 本発明の実施例2に係る表示装置の共通電極回路30を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施例3に係る表示装置の階調電圧発生回路40を示すブロック図である。
【図6】 本実施例の階調電圧発生回路40のタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施例4の信号配線駆動回路60のブロック図である。
【図8】本実施例の信号配線駆動回路60のタイミングチャートである。
【図9】従来の表示装置のソース駆動回路200のブロック図である。
【図10】従来の信号配線駆動回路109のブロック図である。
【図11】従来の回路におけるタイミングチャートである。
【図12】共通電極電位から見た各階調電圧波形を示すタイミングチャートである。
【図13】従来の表示装置の階調電圧発生回路例を示すブロック図である。
【図14】図13の回路におけるタイミングチャートである。
【図15】従来の表示装置の階調電圧駆動回路400を示すブロック図である。
【図16】図15の回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図17】信号配線駆動回路109の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 階調電圧発生回路
21 駆動回路
22 制御回路
23 電源回路
24 出力端子
25 出力ライン
104 信号配線
105 走査配線
107 表示部
108 駆動回路
110 表示装置
300 ゲート駆動回路
500 共通電極駆動回路
600 コントロール回路
DIS 制御信号
POL 極性反転信号
SW1、SW2、SW3 スイッチ
VA 信号
Vout 出力
Vh、Vg 電源電圧

Claims (7)

  1. それぞれ容量を有する複数の絵素がマトリクス状に配列された表示部を予め定める周期で交流表示駆動する駆動信号を出力し、該駆動信号が出力される出力端子を有する駆動回路であって、
    レベルの異なる少なくとも2つの電源電圧を発生すると共にラッシュ電流を供給する電源部と、
    該周期を規定する周期信号が入力され、該2つの電源電圧間のレベルを有し、相互にレベルの異なる2つ以上の電圧からなり、該周期信号に同期する矩形波該駆動信号を発生する電圧発生部と、
    該電圧発生部と該出力端子との間に接続され、該周期信号のレベル切り替わり時の前後の期間を含む一定期間で該電圧発生部からの該駆動信号を遮断する双方向性の第1スイッチ手段と、
    該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが正極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の一方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第2スイッチ手段と、
    該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが負極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の他方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第3スイッチ手段と
    を備え、該ラッシュ電流を該電圧発生部とは異なる独立の該電源部で負担するようにした表示装置の駆動回路。
  2. 表示媒体を挟んで対向する一対の基板の一方の基板に絵素電極が形成され、他方の基板に該絵素電極との間で容量を形成する共通電極が形成されている表示部の該共通電極を、予め定める周期で交流表示駆動する駆動信号を出力し、該駆動信号が出力される出力端子を有する表示装置の共通電極駆動回路であって、
    レベルの異なる少なくとも2つの電源電圧を発生すると共にラッシュ電流を供給する電源部と、
    該周期を規定する周期信号が入力され、該2つの電源電圧間のレベルを有し、相互にレベルの異なる2つ以上の電圧からなり、該周期信号に同期する矩形波該駆動信号を発生する電圧発生部と、
    該電圧発生部と該出力端子との間に接続され、該周期信号のレベル切り替わり時の前後の期間を含む一定期間で該電圧発生部からの該駆動信号を遮断する双方向性の第1スイッチ手段と、
    該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが正極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の一方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第2スイッチ手段と、
    該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが負極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の他方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第3スイッチ手段と
    を備え、該ラッシュ電流を該電圧発生部とは異なる独立の該電源部で負担するようにした表示装置の駆動回路。
  3. それぞれ容量を有する複数の絵素がマトリクス状に配列された表示部を予め定める周期で交流表示駆動する階調を有するデータ信号を出力し、外部から供給された複数レベルの階調電圧のいずれかを選択し出力することにより、表示階調に対応したレベルの電圧をデータ信号として絵素毎の容量に充電して階調表示を実現するデータ処理部と、該複数レベルの階調電圧を発生する階調電圧発生回路とを備える表示装置のデータ駆動回路であって、
    該データ駆動回路は、該階調電圧が出力される出力端子と、
    レベルの異なる少なくとも2つの電源電圧を発生すると共にラッシュ電流を供給する電源部と、
    該周期を規定する周期信号が入力され、該2つの電源電圧間のレベルを有し、相互にレベルの異なる2つ以上の電圧からなり該周期信号に同期する矩形波該駆動信号を発生する電圧発生部と、
    該電圧発生部と該出力端子との間に接続され、該周期信号のレベル切り替わり時の前後の期間を含む一定期間で該電圧発生部からの該駆動信号を遮断する双方向性の第1スイッチ手段と、
    該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが正極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該一対の電源電圧の一方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第2スイッチ手段と、
    該出力端子に接続され、該期間において該周期信号のレベルが負極性に切り替わる時の前後の期間を含む一定期間に、該期間で該一対の電源電圧の他方の電源電圧を該出力端子に出力する双方向性の第3スイッチ手段と
    を備え、該ラッシュ電流を該電圧発生部とは異なる独立の該電源部で負担するようにした表示装置の駆動回路。
  4. 前記電源部は、相互にレベルが異なる2つの電源電圧を出力する請求項1〜3の何れかに記載の表示装置の駆動回路。
  5. 前記第1スイッチ手段、第2スイッチ手段、及び第3スイッチ手段は、電界効果トランジスタで構成される請求項1〜3の何れかに記載の表示装置の駆動回路。
  6. 前記周期信号の反転期間は、表示部に於ける1水平走査期間に選ばれる請求項1〜3の何れかに記載の表示装置の駆動回路。
  7. 前記電源部から出力されるレベルの異なる複数の電源電圧の一つの電源電圧は、接地電位に選ばれる請求項1〜3の何れかに記載の表示装置の駆動回路。
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