JP2965822B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2965822B2
JP2965822B2 JP19641793A JP19641793A JP2965822B2 JP 2965822 B2 JP2965822 B2 JP 2965822B2 JP 19641793 A JP19641793 A JP 19641793A JP 19641793 A JP19641793 A JP 19641793A JP 2965822 B2 JP2965822 B2 JP 2965822B2
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久夫 岡田
俊洋 柳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源回路に関し、特に
能動行列型液晶表示装置のデジタルデータドライバなど
の駆動回路に用いられる階調用電圧源回路や、共通電極
が交流駆動される表示装置の共通電極駆動回路に用いら
れる電源回路に関し、その中でも、特に、振動電圧駆動
方法を用いて階調補間表示を行う表示装置の駆動回路に
好適に用いられる電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像データ(以下、画像デー
タ)に基づく表示を行うアクティブマトリクス型液晶表
示装置(以下、表示装置)は、表示パネルと駆動回路と
を備えている。該表示パネルは、ガラス基板の上に複数
のデータライン、複数のゲートライン、マトリクス状に
配列された絵素電極、及び各絵素電極にそれぞれ接続さ
れているスイッチ素子が形成されている表示基板と、該
表示基板と対向配置され、ガラス基板の上に共通電極が
形成されている共通基板とを含んで構成される。これら
の表示基板と共通基板との間に液晶層を挟んで表示装置
が構成され、複数のゲートラインと複数のデータライン
とがガラス基板上に形成され、画像の表示を行う。駆動
回路は、該表示パネルの液晶層に駆動電圧を印加する。
前記駆動回路は、表示パネルに於ける各絵素毎に配置さ
れ、ゲートラインとデータラインとに接続されている複
数のスイッチ素子のいずれか一つを個別に選択するため
のゲート駆動回路と、選択されたスイッチ素子を介し
て、絵素電極に画像に対応した画像信号を供給するデー
タ駆動回路とを含んでいる。
【0003】図13は、従来技術の画像データが入力さ
れる駆動回路の前記データ駆動回路のブロック図であ
る。図13の構成は、単一のデータラインに画像信号を
出力するデータ駆動回路の一部分の構成を示している。
従って、前記データ駆動回路は、図13に示される構成
を、表示パネルのデータラインの数と同数だけ有してい
る。以下、説明を簡単にするために、画像データが3ビ
ット(D0,D1,D2)で構成されている場合を例示す
る。この場合、画像信号データは、0〜7の8つの値を
持ち、各絵素に与えられる信号電圧は、階調用電源回路
Pから出力される8レベルの階調電圧V0〜V7の中のい
ずれかとなる。
【0004】該データ駆動回路は、画像信号データの各
ビット(D0,D1,D2)毎に設けられ、サンプリング
動作用に用いられる第1段目のD型フリップフロップM
SMPと、ホールド動作用に用いられる第2段目のD型フ
リップフロップMHと、1個のデコーダDECと、それ
に8種の外部電源電圧V0〜V7とデータラインOnとの
間に各々設けられた複数のアナログスイッチASW0
ASW7とを含んで構成される。8種類の階調用電圧V0
〜V7と、前記デコーダDECからの制御信号S0〜S7
とが、複数のアナログスイッチASW0〜ASW7にそれ
ぞれ入力され、制御信号S0〜S7のレベルに対応して、
各アナログスイッチASW0〜ASW7から階調用電圧V
0〜V7が出力され、または遮断される。
【0005】このデータ駆動回路に於いて、例えば、画
像データの値が「3」の場合は、アナログスイッチAS
3が導通状態となり、階調電圧V3が出力となる。この
場合、階調電圧V3はアナログスイッチASW3を介して
データラインを駆動する。ここで、階調用電源回路P
は、駆動回路を構成するLSI(大規模集積回路)とは
別に構成され、各データライン毎の駆動回路に入力され
る。何故なら、実際の駆動回路において、図13の回路
が表示パネルのデータラインの数だけ存在していて、例
えば、VGA形の液晶表示装置の場合、データラインの
数は1920本に達する。ここで、階調用電源回路Pは、全
てのデータラインを同時に駆動する場合がある。その場
合、全データラインを同時に駆動するに必要な電流を十
分に供給できる階調用電源回路Pを、駆動回路の内部に
薄膜技術によって高集積度で製作することは困難であ
る。
【0006】また、上記従来技術のデータ駆動回路は、
構成が複雑且つ大型になるという課題を有している。こ
れは、デジタル画像信号が4ビットの場合、階調用電圧
として16種が必要であり、画像信号が6ビット、8ビ
ットと増大するに従い、階調用電圧として64種、25
6種と、その種類が増大するからである。言い替える
と、階調数と同数の階調用電圧が必要である。このた
め、このような多数の階調用電圧を作成する電源回路の
構成が複雑且つ大型になり、また、該電源回路と前記ア
ナログスイッチとの接続配線も複雑になる。
【0007】このため、前記従来技術のデータ駆動回路
は、画像信号が3ビットあるいは4ビットの場合に用い
られるのが限度であるのが実際であり、画像信号を多ビ
ット化した場合に、階調表示を行う駆動回路を構成する
ことが困難であるという課題を有している。
【0008】このような従来技術に対し、本願出願人
は、外部から与えられた複数の階調用電圧の間の階調を
補間する方法を発明し、特願平4ー129164、特開
平4ー136983、特開平4ー140787及び特開
平5−53534などを含む特許出願を行っている。
【0009】図3は、本願出願人が特開平5−5353
4などに於て提案している振動電圧駆動法に基づく、本
発明の基礎となる構成のデータ駆動回路3の1出力当り
のブロック図である。以下、図3〜図5を参照するが、
図3〜図5は後述する実施例に於いても参照される。
【0010】以下、画像データが3ビット(D0,D1
2)で構成されている場合を例示する。即ち、画像信
号データは、0〜7の8種類の値を有しており、各絵素
に与えられる信号電圧は、外部の電源回路Pから入力さ
れる外部階調用電圧V0,V2,V5,V7の4レベル及び
後述するように、前記各外部階調用電圧V0,V2
5,V7の内のいずれか一対の外部階調用電圧から作成
される該一対の外部階調用電圧の間の1つまたは複数の
階調電圧のいずれかとなる。
【0011】このデータ駆動回路は、画像データの各ビ
ット(D0,D1,D2)毎に設けられ、サンプリング動
作用に用いられる第1段目のD型フリップフロップM
SMPと、ホールド動作用に用いられる第2段目のD型フ
リップフロップMHと、選択制御回路SCOLと、4種
の外部電源電圧V0〜V7とデータラインOiとの間に各
々設けられたアナログスイッチASW0、ASW2、AS
5、ASW7とを含んで構成される。アナログスイッチ
ASW0〜ASW7に於いて、4種類の前記外部階調用電
圧V0,…,V7と、前記選択制御回路SCOLからの制
御信号S0,S2,S5,S7とが入力される。また、選択
制御回路SCOLには、予め定めるデューティー比を有
する信号t3が与えられている。
【0012】図3に示すデータ駆動回路は、8階調の階
調表示を実現できるという点に於て、図13に示したデ
ータ駆動回路と同様の効果を得る事ができる。一方、図
3のデータ駆動回路に於て、8階調の階調表示を実現す
るために、外部から供給が必要な外部階調用電圧数は、
第1の従来技術の半分の4つに削減されている。本デー
タ駆動回路3においては、階調電圧V1、V3、V4、
V6に対応する出力は、前記振動電圧駆動法によって作
成される。
【0013】図3のデータ駆動回路3に入力される画像
データと、データ駆動回路3から得られる階調電圧との
関係を下記表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】画像信号データの値が「1、2、5、7」
のいずれかの時に、前記外部から入力される外部階調用
電圧V0,…,V7のいずれか一つが、データラインOn
に出力される。画像信号データの値が「1、2、5、
7」以外の時には、前記外部階調用電圧V0,…,V7
いずれか一対の階調用電圧の間を振動する振動電圧がデ
ータラインOnに出力される。このようにして、4レベ
ルの外部階調用電圧から、8階調の表示レベルが得られ
る。
【0016】以下、振動電圧駆動法について説明する。
図4(1)に階調電圧V1に対応する出力波形を示し、
図4(2)に前記外部階調用電圧V0、V2の波形を示
す。即ち、例として1水平走査期間などの1出力期間に
おいて、外部階調用電圧V0、V2の間で、複数回振動
する振動電圧が出力されている。データ駆動回路と表示
パネルを構成する絵素との間の配線抵抗及び容量などに
よって低周波通過フィルタ(LPF)が構成され、前記
振動電圧が該低周波通過フィルタを通過することによ
り、絵素に前記振動電圧の平均値として階調電圧V1の
電圧が加えられる。
【0017】図5に外部階調用電圧V0、V7の波形例
を共通電極駆動信号Vcomの波形と同時に示す。な
お、図5は、1水平線横線毎に電圧の極性を反転するラ
イン反転の場合の波形であり、以下この場合について説
明する。このように、外部階調用電圧V0は、共通電極
駆動信号Vcomと極性が反対で、同一時点で交互に反
転する矩形波であり、画像データが「0」の場合は、階
調電圧V0と共通電極駆動信号Vcomとの間の電圧で
絵素毎の液晶層などの容量が充電される。
【0018】ところで、このような階調用電源回路Pや
共通電極駆動回路として、図14に示されるような電源
回路が用いられていた。以下、この電源回路が階調用電
源回路Pである場合を説明する。この電源回路は、演算
増幅器OP1を有しており、演算増幅器OP1の反転入
力端子に、制御信号POLが抵抗R1を介して入力され
る。演算増幅器OP1の非反転入力端子に、高電位VH
と低電位VLとの間に直列に接続された抵抗R2、R3
の間に於ける電位が接続される。演算増幅器OP1の出
力端は、トランジスタQ1、Q2の各ベースに共通に接
続される。
【0019】トランジスタQ1のコレクタは、高電位V
Hに接続され、エミッタは、相互に直列に接続された抵
抗R4、R5を介して、トランジスタQ2のエミッタに
接続される。トランジスタQ2のコレクタは低電位VL
に接続される。前記抵抗R4、R5の間に出力ラインが
接続され、前記階調用電圧Vi(i=0〜7)が前記ア
ナログスイッチSWiに出力される。前記階調用電圧V
iは、演算増幅器OP1の反転入力端子に負帰還入力さ
れる。
【0020】図14に示される電源回路が、前記共通電
極駆動回路として用いられる場合と階調用電源回路Pと
して用いられる場合とに於て、前記電源回路の構成に関
して本質的相違はない。前記電源回路が、共通電極駆動
回路として用いられる場合、電源回路からの出力は、一
定電位あるいは極性が反転する電圧である。電源回路が
階調用電源回路Pとして用いられる場合、階調用電源回
路Pから出力される階調用電圧Viは、それぞれ表示デ
ータに対応した振幅となる。また、前記電源回路が共通
電極回路に用いられる場合と比較し、階調用電源回路P
に用いられる場合、電源回路から出力される階調用電圧
Viの制御信号POLに対する位相が、同相の場合と逆
相の場合がある事が異なる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図14の電源回路が階
調用電源回路Pに用いられる場合も共通電極駆動回路に
用いられる場合も、その問題点の本質は同様であるた
め、前記電源回路が共通電極駆動回路である場合に関し
て、その問題点を説明する。
【0022】従来の共通電源駆動回路では、負荷による
急激な電流及び電圧変動に対する電荷の吸収及び供給の
為に、適切な容量のコンデンサを用いて対処する事は困
難であった。その理由を以下に説明する。
【0023】図14に示される電源回路に於て、正また
は負の出力時限の期間内における負荷の電流及び電圧変
動に対して、コンデンサを用いて対処しようとした場
合、データ駆動回路の出力端子から表示パネルの共通電
極入力端子までの間のどこかにコンデンサを並列に接続
することになる。この場合、接続されたコンデンサが、
表示パネルに対して交流駆動を行っている共通電源駆動
回路の負荷となってしまう。従って、交流の正負の交替
時にデータ駆動回路が、該コンデンサを充放電してやる
必要が生じてしまう。この事は、画像データの信号の波
形の鈍り、充放電のための電力消費等の問題を発生させ
る。このため、前記急激な電流及び電圧変動に対する電
荷の吸収及び供給のために、十分に大きい容量のコンデ
ンサを使用する事は事実上、困難であった。
【0024】この問題は、前記振動電圧駆動法を行わな
い従来の駆動方法においても存在する問題ではあるが、
実用上大きな問題となる迄には至らなかった。しかるに
振動電圧駆動法においては、時として実用上の問題にま
で至ることがある。それは、主として、データラインに
於ける振動電圧によって、共通電極に電圧が誘起されて
しまい、前記正または負の出力時限の期間内における負
荷の急激な電圧変動が発生するからである。
【0025】図15に、データラインに振動電圧が出力
されている時の共通電極駆動信号Vcomの電圧変動の
例を示す。共通電極駆動信号Vcomに於て、レベルが
切り替わる各タイミングで信号波形が鈍っている。この
ように共通電極駆動信号の電圧が変動してしまうと、結
果的に絵素に充電される電圧に不均等が生じ、表示品位
の劣化をもたらす事になる。
【0026】本発明は、かかる問題点を解決する為に行
われたものであり、その第1の目的は、駆動回路の負荷
となることなく、必要十分な電荷蓄積能力を有する電荷
蓄積手段の使用を可能とし、その結果、急な電流及び電
圧変動に対して該変動を吸収することができる駆動回路
を提供する事である。
【0027】又、本発明の第2の目的は、階調用電源に
適用した場合に於て、振動電圧を原因とする電流及び電
圧変動に対して、該変動を吸収することができる電荷蓄
積能力を有する電荷蓄積手段の使用を可能とし、さらに
共通電極を介して誘起される電圧変動、又はその他の原
因による電圧の変動を吸収することができる電荷蓄積手
段を使用可能とすることができる電源回路を提供する事
にある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、交
流波形の電源信号を出力する電源であって、該電源信号
は該電源信号が第1レベル範囲にある第1期間と、該電
源信号が第2レベル範囲にある第2期間とを交互に有し
ている電源と、電源に接続された電源ラインと、該電源
ラインに接続され、該電源からの電源信号が供給される
負荷と、該電源と負荷との間の電源ラインに並列に接続
された複数の電荷蓄積手段と、該電源ラインと各電荷蓄
積手段との間にそれぞれ配置された複数のスイッチ手段
であって、該電源信号が第1期間であるとき、該複数の
電荷蓄積手段の一部を該電源に接続すると共に、該複数
の電荷蓄積手段の残余の部分を該電源から遮断し、該電
源信号が第2期間であるとき、該複数の電荷蓄積手段の
該残余の部分を該電源に接続すると共に、該複数の電荷
蓄積手段の該一部を該電源から遮断する複数のスイッチ
手段とを備えており、そのことにより、上記目的を達成
することができる。
【0029】本発明に於て、前記電源ラインに一対の電
荷蓄積手段が並列に接続されている場合がある。
【0030】本発明に於て、一対の電源と一対の電源ラ
インとが用いられる場合がある。
【0031】本発明に於て、前記複数のスイッチ手段
は、前記一対の電荷蓄積手段のいずれか一方と前記一対
の電源ラインとの間と、前記一対の電荷蓄積手段のいず
れか他方と前記一対の電源ラインとの間とにそれぞれ配
置されている場合がある。
【0032】本発明の電源回路は、それぞれ交流波形を
有し、相互にレベルが異なる複数の電源信号を出力する
電源であって、各電源信号は該電源信号が第1レベル範
囲にある第1期間と、該電源信号が第2レベル範囲にあ
る第2期間とを交互に有している電源と、該電源にそれ
ぞれ接続され、該複数の電源信号がそれぞれ供給される
複数の電源ラインと、各電源ラインに接続され、該電源
からの各電源信号がそれぞれ供給される複数の負荷と、
該電源と該複数の負荷との間の該複数の電源ラインの間
に接続され、第1電極及び第2電極を有する電荷蓄積手
段と、該複数の電源ラインと該電荷蓄積手段の第1電極
及び第2電極との間にそれぞれ配置される複数のスイッ
チ手段であって、該複数の電源信号のいずれか一つの電
源信号が第1期間であるとき、該第1電極を、該いずれ
か一つの電源信号が供給される電源ラインに接続すると
共に、該第2電極を、該いずれか一つの電源信号が供給
される電源ライン以外の電源ラインに接続し、該複数の
電源信号のいずれか一つの電源信号が第2期間であると
き、該第1電極を、該いずれか一つの電源信号が供給さ
れる電源ライン以外の電源ラインに接続すると共に、該
第2電極を、該いずれか一つの電源信号が供給される電
源ラインに接続する複数のスイッチ手段とを備えてお
り、そのことによって上記目的を達成することができ
る。
【0033】本発明に於て、一対の電源と一対の電源ラ
インとが用いられ、各電源ラインに一対の電荷蓄積手段
が並列に接続され、前記複数のスイッチ手段は、第1ス
イッチ素子、第2スイッチ素子、第3スイッチ素子及び
第4スイッチ素子とを備え、該第1スイッチ素子及び第
3スイッチ素子は、前記第1電極と前記一対の電源ライ
ンのいずれか一方との間にそれぞれ配置され、該第2ス
イッチ素子及び第4スイッチ素子は、前記第2電極と前
記一対の電源ラインのいずれか他方との間にそれぞれ配
置され、該第1スイッチ素子及び第4スイッチ素子は連
動し、該第2スイッチ素子及び第3スイッチ素子は連動
している場合がある 本発明に於て、前記電源信号は、矩形波である場合があ
る。
【0034】
【作用】本発明の電源回路に於て、電源からの該電源信
号が第1レベル範囲にある第1期間であるとき、電源ラ
インと各電荷蓄積手段との間にそれぞれ接続された複数
のスイッチ手段は、複数の電荷蓄積手段の一部を電源に
接続すると共に、複数の電荷蓄積手段の残余の部分を該
電源から遮断する。一方、電源信号が第2レベル範囲に
ある第2期間であるとき、前記複数のスイッチ手段は複
数の電荷蓄積手段の前記残余の部分を電源に接続すると
共に、複数の電荷蓄積手段の前記一部を電源から遮断す
る。これにより、複数の電荷蓄積手段の前記一部が電源
に接続されるとき、常に前記第1レベルの電源信号が供
給される。また、複数の電荷蓄積手段の前記残余の部分
が電源に接続されるとき、常に前記第2レベルの電源信
号が供給される。
【0035】これにより、前記複数の電荷蓄積手段が、
第1レベルと第2レベルとの電源信号によって、前記第
1レベルと第2レベルとの間で、電荷の蓄積及び放出を
行うことがない。従って、前記複数の電荷蓄積手段が、
前記電源に対して負荷となる事態が防止される。これに
より、前記複数の電荷蓄積手段を、負荷の急激な電圧あ
るいは電流の変動を吸収するために用いる場合、前記変
動を十分に吸収できる任意の容量の電荷蓄積手段を用い
ることができ、電源回路の前記電圧あるいは電流の変動
の吸収能力を格段に向上することができる。
【0036】また、本発明の電源回路に於て、電源から
出力される電源信号のいずれか一つの電源信号が、第1
レベル範囲にある第1期間であるとき、複数のスイッチ
手段は、電荷蓄積手段の第1電極を、前記いずれか一つ
の電源信号が供給される電源ラインに接続すると共に、
電荷蓄積手段の第2電極を、前記いずれか一つの電源信
号が供給される電源ライン以外の電源ラインに接続す
る。
【0037】一方、電源から出力される複数の電源信号
のいずれか一つの電源信号が第2レベルである第2期間
であるとき、複数のスイッチ手段は、電荷蓄積手段の第
1電極を、前記いずれか一つの電源信号が供給される電
源ライン以外の電源ラインに接続すると共に、電荷蓄積
手段の第2電極を、前記いずれか一つの電源信号が供給
される電源ラインに接続する。これにより、電荷蓄積手
段の前記第1電極が電源ラインを介して電源に接続され
るとき、常に前記第1レベルの電源信号が供給される。
また、電荷蓄積手段の前記第2電極が電源ラインを介し
て電源に接続されるとき、常に前記第2レベルの電源信
号が供給される。
【0038】これにより、前記電荷蓄積手段が、第1レ
ベルと第2レベルとの電源信号によって、前記第1レベ
ルと第2レベルとの間で、電荷の蓄積及び放出を行うこ
とがない。従って、前記電荷蓄積手段が、前記電源に対
して負荷となる事態が防止される。これにより、前記電
荷蓄積手段を、負荷の急激な電圧あるいは電流の変動を
吸収するために用いる場合、前記変動を十分に吸収でき
る任意の容量の電荷蓄積手段を用いることができ、電源
回路の前記電圧あるいは電流の変動の吸収能力を格段に
向上することができる。
【0039】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。本
実施例に於て、マトリクス型の液晶表示装置を表示装置
の例にとって説明を行うが、本発明は他の種類の表示装
置にも適用可能である。
【0040】図1は本発明の1実施例に従うデータ駆動
回路に備えられる本発明の一実施例の電源回路P1の回
路図であり、図2は前記データ駆動回路が用いられるア
クティブマトリクス液晶表示装置(以下、表示装置)2
のブロック図であり、図3は本実施例のデータ駆動回路
3のブロック図である。本実施例は、図1に示される電
源回路P1の構成に特徴を有している。
【0041】図2に示すように、表示部5は、M行N列
に配列されたMxN個の絵素P(j,i)(j=1,2,・・・,M;i=
1,2,・・・,N)及び該絵素P(j,i)にそれぞれ接続されたス
イッチング素子T(j,i)(j=1,2,・・・,M;i=1,2,・・・,N)を
有する。データ駆動回路3及びゲート駆動回路4を含ん
で、表示部5を駆動するための駆動回路6が構成され
る。表示部5に於けるN本のデータラインOi(i=1,2,・
・・,N)は、それぞれ、該データ駆動回路3の出力端子S
(i)(i=1,2,・・・,N)と該スイッチング素子T(j,i)とを
個別に接続している。表示部5に於けるM本の走査ライ
ンLj(j=1,2,・・・,M)は、ゲート駆動回路4の出力端子
G(j)(j=1,2,・・・,M)と該スイッチング素子T(j,i)と
をそれぞれ接続している。
【0042】スイッチング素子T(j,i)として、薄膜ト
ランジスタ(TFT;thin film transistor)を使用す
ることができる。他のスイッチング素子を使用してもよ
い。以下では、スイッチング素子は薄膜トランジスタで
あるとして説明するので、上記の走査ラインLjをゲー
トラインLjと呼ぶ。
【0043】該ゲート駆動回路4の出力端子G(j)から
ゲートラインLjに、順次、特定の期間において、その
電圧レベルがハイレベルである電圧が出力される。以
下、該特定の期間を1水平走査期間jH(j=1,2,・・・,M)
という。また、変数j=1,2,・・・,Mに亘り、1水平期間jH
の長さをすべて加算した期間を1垂直走査期間と呼ぶ。
【0044】該出力端子G(j)からゲートラインLjに出
力されるゲート信号の電圧レベルがハイレベルであると
き、該スイッチング素子T(j,i)はオン状態となる。該
スイッチング素子T(j,i)がオン状態のとき、該絵素P
(j,i)はデータ駆動回路3の出力端子S(i)からデータラ
インOiに出力される電圧に応じて充電される。該充電
された電圧の電圧レベルは、該1垂直期間中、一定の電
圧レベルに保たれ、該電圧レベルの電圧が該絵素P(j,
i)に印加される。
【0045】図3は、本発明の基礎となる構成のデータ
駆動回路3の内部構成を示すブロック図である。以下、
画像データが3ビット(D0,D1,D2)で構成されて
いる場合を例示する。即ち、画像信号データは、0〜7
の8種類の値を有しており、各絵素に与えられる信号電
圧は、外部の電源回路P1から入力される外部階調用電
圧V0,V2,V5,V7の4レベル及び後述するように、
前記各外部階調用電圧V0,V2,V5,V7の内のいずれ
か一対の外部階調用電圧から作成される該一対の外部階
調用電圧の間の1つまたは複数の階調電圧のいずれかと
なる。
【0046】このデータ駆動回路3は、画像データの各
ビット(D0,D1,D2)毎に設けられ、サンプリング
動作用に用いられる第1段目のD型フリップフロップM
SMPと、ホールド動作用に用いられる第2段目のD型フ
リップフロップMHと、選択制御回路SCOLと、4種
の外部電源電圧V0〜V7とデータラインOiとの間に各
々設けられたアナログスイッチASW0、ASW2、AS
5、ASW7とを含んで構成される。アナログスイッチ
ASW0〜ASW7に於いて、4種類の前記外部階調用電
圧V0,…,V7と、前記選択制御回路SCOLからの制
御信号S0,S2,S5,S7とが入力される。また、選択
制御回路SCOLには、予め定めるデューティー比を有
する信号t3が与えられている。
【0047】一方、図3のデータ駆動回路3に於て、8
階調の階調表示を実現するために、外部から供給が必要
な外部階調用電圧数は、第1の従来技術の半分の4つに
削減されている。本データ駆動回路3においては、階調
電圧V1、V3、V4、V6に対応する出力は、前記振
動電圧駆動法によって作成される。
【0048】図3のデータ駆動回路3に入力される画像
データと、データ駆動回路3から得られる階調電圧との
関係は、前記表1に示されている。
【0049】画像信号データの値が「1、2、5、7」
のいずれかの時に、前記外部から入力される外部階調用
電圧V0,…,V7のいずれか一つが、データラインOn
に出力される。画像信号データの値が「1、2、5、
7」以外の時には、前記外部階調用電圧V0,…,V7
いずれか一対の階調用電圧の間を振動する振動電圧がデ
ータラインOnに出力される。このようにして、4レベ
ルの外部階調用電圧から、8階調の表示レベルが得られ
る。
【0050】以下、振動電圧駆動法について説明する。
図4(1)に階調電圧V1に対応する出力波形を示し、
図4(2)に前記外部階調用電圧V0、V2の波形を示
す。即ち、例として1水平走査期間などの1出力期間に
おいて、外部階調用電圧V0、V2の間で、複数回振動
する振動電圧が出力されている。データ駆動回路と表示
パネルを構成する絵素との間の配線抵抗及び容量などに
よって低周波通過フィルタ(LPF)が構成される。従
って、前記振動電圧が該低周波通過フィルタを通過する
ことにより、絵素に前記振動電圧の平均値として階調電
圧V1の電圧が加えられる。
【0051】図5に外部階調用電圧V0、V7の波形例
を共通電極駆動信号Vcomの波形と同時に示す。な
お、図5は、1水平線横線毎に電圧の極性を反転するラ
イン反転の場合の波形であり、以下この場合について説
明する。このように、外部階調用電圧V0は、共通電極
駆動信号Vcomと極性が反対で、同一時点で交互に反
転する矩形波であり、画像データが「0」の場合は、階
調電圧V0と共通電極駆動信号Vcomとの間の電圧で
絵素毎の液晶層などの容量が充電される。
【0052】以下の説明に於いて、図1を参照する。図
1の電源回路P1において、電源7は、矩形波又はそれ
に準じた波形を出力し、例として図14に示した電源回
路Pと同一の構成を有していてもよい。電源7からの出
力は、スイッチSW1、SW2の各入力端子にそれぞれ
入力され、各スイッチSW1、SW2の出力端子は、そ
れぞれコンデンサC1、C2をそれぞれ介して所定の基
準電位Vcnsに接続されている。スイッチSW1は、
制御信号POLによって導通/遮断状態が切り替えら
れ、スイッチSW2は、制御信号POLが反転回路8に
よって反転された反転信号/POL(以下、記号/は反
転を表す)によって導通/遮断状態が切り替えられる。
各スイッチSW1、SW2は、それぞれ正、負の一方の
時限でのみ、相補的に導通/遮断状態が切り替えられ
る。
【0053】図6は、前記制御信号POLのタイムチャ
ートである。図6の制御信号POLの波形に基づいて、
図1の電源回路P1の動作を説明する。ここで、制御信
号POLは正負の時限を示す信号である。制御信号PO
Lがハイレベルの時、絵素が正電圧で充電される時限を
表し、ローレベルの時は絵素が負電圧で充電される時限
を表す。又、電源7は、この制御信号POLに従って、
出力される電圧のレベルを正レベルと負レベルとの間で
切り替える。
【0054】図1において、制御信号POLがハイレベ
ルの時、スイッチSW1はオン状態となり、コンデンサ
C1は電源7に接続され、その時限中の負荷の電流変動
に対応して、電荷を吸収/供給するように作用する。
又、その期間、スイッチSW2はオフ状態となり、コン
デンサC2は電源7から切り離されている。このため、
コンデンサC2は、電源7の負荷に成らない。
【0055】制御信号POLがローレベルの時、前記の
説明と逆の作用となる。スイッチSW1はオフ状態とな
り、コンデンサC1は電源7から切り離されている。ス
イッチSW2は、電源7に接続され、その時限中の負荷
の電流変動に対応して、電荷を吸収/供給するように作
用する。このため、コンデンサC1は、電源7の負荷に
成らない。
【0056】このように、本実施例の電源回路P1に於
て、コンデンサC1、C2が、電源7から供給される電
位に一旦充電された後、電源回路3からの出力の正レベ
ルと負レベルとの間の切り替え時に、これらのコンデン
サC1、C2の充放電は行われない。これらのコンデン
サC1、C2が矩形波状の電源電圧を出力している電源
7の負荷となる事はない。従って、負荷による急激な電
流及び電圧変動を十分に吸収することができる程度の大
きな容量を有するコンデンサC1、C2を選択すること
ができる。
【0057】尚、本実施例に於いて、コンデンサC1、
C2を目的の電位に充電する処理は、電源回路P1の動
作開始時の最初の一回のみとして説明したが、変形例と
して、複数の正又は負の時限に亘ってコンデンサC1、
C2を充電し、前記複数の時限に亘る期間によって、コ
ンデンサC1、C2の電位を漸近的に目的の電位に収束
させるようにしてもよい。
【0058】図7に本発明の第2の実施例の電源回路P
2の構成を示す。本実施例は、前記第1の実施例の構成
に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本
実施例の特徴は、前記スイッチSW1、SW2としてF
ET(電界効果トランジスタ)を用いたことであり、ま
た、制御信号POL及びその反転信号が、共にレベルシ
フト回路9を介して、FETであるスイッチSW1、S
W2のゲートに入力されている。FETは電流が流れる
方向に関して双方向性であり、且つオン抵抗がきわめて
小さいので、本実施例のスイッチSW1、SW2として
用いるのに適している。前記レベルシフト回路9は、論
理レベルで与えられる制御信号POL及びその反転信号
をFETの制御に適した信号レベルに変換する回路であ
る。レベルシフト回路9は、使用されるFETの特性に
よっては不要である。
【0059】このような構成例の電源回路P2によって
も、前記実施例の効果と同様な効果を達成することがで
きる。
【0060】図8に本発明の第3の実施例の電源回路P
3の構成を示す。本実施例は、前記第1実施例の構成に
類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実
施例の特徴は、階調用電源回路9と共通電極駆動回路1
0とを設け、階調用電源回路9と共通電極駆動回路10
との間に、スイッチSW11、コンデンサC1、及びス
イッチSW12の直列回路を接続し、また、スイッチS
W21、コンデンサC2、及びスイッチSW22の直列
回路を接続したことである。
【0061】前記図2に示した表示部5は、結局、共通
電極駆動回路10からの共通電圧Vcomとデータ駆動
回路3を介した外部階調用電圧との間を振動する駆動電
圧で駆動される。従って、階調電圧Vn(n=0、2、
5、7)と共通電圧Vcomとを相互に独立した回路で
作成する場合と比較し、構成が簡略化されると共に、こ
れらの各信号が相互に同期する精度を格段に向上するこ
とができる。
【0062】本実施例に於いて、前記第1実施例の効果
と同様な効果を達成することができる。更に本実施例に
於いて、電源回路P3の構成を簡略化できるという独自
の効果を達成することができる。
【0063】図9に本発明の第4実施例の電源回路P4
の一部分の構成を示す。本実施例は、前記第1実施例の
構成に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付
す。本実施例の特徴は、前記外部階調用電圧V0、V2
をそれぞれ出力する一対の階調用電源回路11、12を
設け、階調用電源回路11、12の間に、スイッチSW
11、コンデンサC1、及びスイッチSW12の直列回
路を接続し、またスイッチSW21、コンデンサC2、
及びスイッチSW22の直列回路を接続したことであ
る。前述した振動電圧駆動法に用いられる振動電圧は、
一対の外部階調用電圧間で作成される。
【0064】従って、前記表1に示される階調電圧V
1、V3、V4、V6を作成するに必要な一対の外部階
調用電圧V0、V2;V2、V5;V5、V7の間に、
図9に示される電源回路P4と等価な構成の電源回路を
設けるようにしてもよい。本実施例の電源回路P4は、
前記外部階調用電圧の対V0、V2;V2、V5;V
5、V7の内の一対の外部階調用電圧V0、V2に対応
する回路である。
【0065】このような実施例によっても、前述した各
実施例で述べた効果と同一の効果を達成することができ
る。
【0066】尚、以上の各実施例の基本的な動作は、電
源回路から出力される出力電圧の正レベルと負レベルと
の間の切り替わりと同時に、コンデンサC1、C2の電
源回路への導通・遮断の制御を行う事である。実際の応
用において、遮断は切り替わりの直前に行い、導通は切
り替わりの後、適当な時間経過後に行うことが望まし
い。前記適当な時間とは、切り替わりの後、適当な時間
後に行う事が望ましい。前記適当な時間とは、電源回路
から出力された出力電圧のレベルの切り替わり直後の過
渡期がほぼ終了した後を指す。
【0067】図10は、本発明の第5実施例の電源回路
P5の構成を示すブロック図である。電源回路P5は、
図1に示した電源回路P1に於いて、各スイッチSW
1、SW2のスイッチング動作を、制御信号SON1、
SON2により個別に制御するようにしたブロック図で
ある。図11(1)〜同図(3)に、制御信号SON
1、SON2、及び制御信号POLとの関係を示す。制
御信号POLは図6の制御信号POLと同一の信号であ
る。制御信号POLの立ち上がりタイミング、及び立ち
下がりタイミングに同期して、電源回路P5から出力さ
れる出力電圧の極性が、正負の間で反転する。
【0068】制御信号SON1、SON2は、制御信号
POLに基づいて信号発生回路13で作成され、それぞ
れハイレベルの期間でスイッチSW1、SW2がオン状
態になり、コンデンサC1、C2が電源7に接続され
る。本実施例に於いて、スイッチSW1、SW2の遮断
は、制御信号POLがハイレベルからローレベルへの切
り替わるタイミングよりも期間T1だけ早いタイミング
で行い、スイッチSW1、SW2の導通は、制御信号P
OLがローレベルからハイレベルへ切り替わるタイミン
グから、期間L1経過後に行う。前記期間L1は、電源
7から出力された出力電圧のレベルの切り替わり直後の
過渡期がほぼ終了し、該出力電圧のレベルが安定した状
態となるまでの期間である。
【0069】前記信号発生回路13に於いて、制御信号
SON1の立ち上がりタイミングは、制御信号POLの
立ち上がりタイミングから、前記期間L1を経過したタ
イミングに選ばれる。制御信号SON1の立ち下がりタ
イミングは、制御信号POLの立ち上がりタイミングか
ら、期間L2を経過したタイミングに選ばれる。この期
間L2は、制御信号POLの立ち上がり期間H1より
も、予め定める期間T1だけ短い期間に選ばれる。
【0070】制御信号SON2の立ち上がりタイミング
は、制御信号POLの立ち下がりタイミングから、前記
期間L1と等しいかあるいは期間L1程度の期間L3を
経過したタイミングに選ばれる。制御信号SON2の立
ち下がりタイミングは、制御信号POLの立ち上がりタ
イミングから、期間L4を経過したタイミングに選ばれ
る。この期間L4は、制御信号POLの立ち下がり期間
H2よりも、前記期間T1だけ短い期間に選ばれる。ま
た、前記期間H2は、期間H1と等しいか、あるいは期
間H1程度の期間に選ばれる。
【0071】このような実施例に於いても、前記各実施
例の効果と同様な効果を達成でき、更に、制御信号SO
N1、SON2を前述のように定めることにより、前記
表示装置2に於ける表示品位を格段に向上することがで
きる。
【0072】図12は、本発明の第6の実施例の電源回
路P6のブロック図である。本実施例は、図8に示す第
3実施例の電源回路P3の構成に類似し、対応する部分
には、同一の参照符号を付す。本実施例の特徴は、階調
用電源9に出力ラインにスイッチSW1、SW3の各入
力端子を共通に接続し、共通電極駆動回路10の出力ラ
インにスイッチSW2、SW4の各出力端子を共通に接
続する。スイッチSW1、SW3の各出力端子は、スイ
ッチSW2、SW4の各入力端子がそれぞれ接続され、
スイッチSW1、SW3の各出力端子の間にコンデンサ
Cを接続する。また、本実施例に於いて、スイッチSW
1、SW4のオン/オフ動作を制御する制御信号とし
て、図10と同様の制御信号CON1が用いられ、スイ
ッチSW2、SW3の制御信号として、制御信号CON
2が用いられている。
【0073】本実施例に於いて、制御信号CON1がハ
イレベルで制御信号CON2がローレベルのとき、スイ
ッチSW1、SW4がオン状態、スイッチSW2、SW
3がオフ状態となり、コンデンサCのスイッチSW1側
の電極CLは、階調用電源回路9に接続され、コンデン
サCのスイッチSW3側の電極CRは、共通電極駆動回
路10側に接続される。制御信号CON1がハイレベル
の時限は正の時限であるから、階調用電源回路9は共通
電極駆動回路10に対して正の電圧を出力している。コ
ンデンサCの電極CLは正、他方の電極CRは負の極性
が与えられる。また、制御信号CON1がローレベルで
制御信号CON2がハイレベルの時、スイッチSW1、
SW4がオフ状態、スイッチSW2、SW3がオン状態
となり、コンデンサCの電極CLは共通電極駆動回路1
0側に接続され、他方側の電極CRは階調用電源回路9
側に接続される。制御信号CON2がハイレベルの時限
は負の時限であるから、階調用電源回路9は共通電極駆
動回路10に対して負の電圧となっている。
【0074】従って、前記制御信号CON1がハイレベ
ルで制御信号CON2がローレベルのときと同様に、前
記コンデンサCの電極CLは正の極性となり、電極CR
は負の極性となる。
【0075】従って、本実施例に於いても、コンデンサ
Cは、前記正の時限及び負の時限のいずれに於いても、
階調用電源回路9及び共通電極駆動回路10負荷の急激
な電流あるいは電圧の変動に対して、電荷を十分に以上
のように、前記各実施例に於いて、矩形波等の交流電圧
を出力している電源回路の負荷となる事がなく、正時限
及び負時限の時限中における電流変化を吸収する十分大
きな容量の電荷蓄積手段が使用可能となり、正負それぞ
れの時限中における電圧変動を極小化した電源が実現可
能となった。このことによって、特に振動電圧駆動法を
用いた表示装置の表示品位を大きく向上させる。もちろ
ん、本発明は、振動電圧駆動法等による階調補間を行わ
ない、図1のような構成のデータ駆動回路を使用した表
示パネルの従来技術の駆動回路に実施可能である。この
場合、例えばシャドーイング等の発生を抑制し、表示品
位の向上に大きな効果を達成する事ができる。
【0076】尚、本発明に於いて、電源7、階調用電源
回路9、及び共通電極駆動回路10の内部回路の回路構
成に関しては何等限定するものではない。各回路7、
9、10は例えば図14のような回路構成でも良いし、
他の構成でもよい。他の構成としては、例えば本願出願
人の前述した先願に開示されている構成でもよい。ある
いは、本願の図13に示されている従来の駆動回路に用
いてもよい。この場合、シャドーイング等の発生を抑制
するという大きな効果を上げる事ができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の電源回路によって、電荷蓄積手
段が、矩形波等の交流波形を有する電源信号を出力して
いる電源の負荷となる事がなくなる。これにより、第1
期間及び第2期間のそれぞれの期間中における電圧ある
いは電流変化を吸収するに十分大きな電荷蓄積能力を有
する電荷蓄積手段が使用可能となる。これにより、第1
期間及び第2期間それぞれの期間中における電流及び電
圧変動を極小化した電源回路を実現可能とする。これは
特に振動電圧法を用いた場合の表示品位を大きく向上さ
せる。もちろん、本発明は、振動電圧法等による階調補
間を行わない、従来の駆動回路に用いても例えばシャド
ーイング等の発生を抑制し、表示品位の向上に関して大
きな効果を上げる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電源回路P1のブロック
図である。
【図2】本実施例に従う表示装置2のブロック図であ
る。
【図3】本発明の基礎となる構成のデータ駆動回路3の
ブロック図である。
【図4】振動電圧駆動法による出力電圧の波形を示す波
形図である。
【図5】画像データ信号と共通電極駆動信号との関係を
示す波形図である。
【図6】制御信号POLの波形図である。
【図7】本発明の第2実施例の電源回路P2のブロック
図である。
【図8】本発明の第3実施例の電源回路P3のブロック
図である。
【図9】本発明の第4実施例の電源回路P4のブロック
図である。
【図10】本発明の第5実施例の電源回路P5のブロッ
ク図である。
【図11】制御信号POL、SON1、SON2を示す
タイムチャートである。
【図12】本発明の第6実施例の電源回路P6のブロッ
ク図である。
【図13】従来技術のデータ駆動回路のブロック図であ
る。
【図14】従来技術の電源回路Pの回路図である。
【図15】従来技術の問題点を示す波形図である。
【符号の説明】
2 表示装置 3 データ駆動回路 5 表示部 6 駆動回路 7 電源 9、11、12 階調用電源回路 10 共通電極駆動回路 13 信号発生回路 P1〜P6 電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/133 G09G 3/18 H02M 3/07

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流波形の電源信号を出力する電源であっ
    て、該電源信号は該電源信号が第1レベル範囲にある第
    1期間と、該電源信号が第2レベル範囲にある第2期間
    とを交互に有している電源と、 電源に接続された電源ラインと、 該電源ラインに接続され、該電源からの電源信号が供給
    される負荷と、 該電源と負荷との間の電源ラインに並列に接続された複
    数の電荷蓄積手段と、 該電源ラインと各電荷蓄積手段との間にそれぞれ配置さ
    れた複数のスイッチ手段であって、該電源信号が第1期
    間であるとき、該複数の電荷蓄積手段の一部を該電源に
    接続すると共に、該複数の電荷蓄積手段の残余の部分を
    該電源から遮断し、該電源信号が第2期間であるとき、
    該複数の電荷蓄積手段の該残余の部分を該電源に接続す
    ると共に、該複数の電荷蓄積手段の該一部を該電源から
    遮断する複数のスイッチ手段とを備える電源回路。
  2. 【請求項2】前記電源ラインに一対の電荷蓄積手段が並
    列に接続されている請求項1に記載の電源回路。
  3. 【請求項3】一対の電源と一対の電源ラインとが用いら
    れる請求項2に記載の電源回路。
  4. 【請求項4】前記複数のスイッチ手段は、前記一対の電
    荷蓄積手段のいずれか一方と前記一対の電源ラインとの
    間と、前記一対の電荷蓄積手段のいずれか他方と前記一
    対の電源ラインとの間とにそれぞれ配置されている請求
    項3に記載の電源回路。
  5. 【請求項5】それぞれ交流波形を有し、相互にレベルが
    異なる複数の電源信号を出力する電源であって、各電源
    信号は該電源信号が第1レベル範囲にある第1期間と、
    該電源信号が第2レベル範囲にある第2期間とを交互に
    有している電源と、 該電源にそれぞれ接続され、該複数の電源信号がそれぞ
    れ供給される複数の電源ラインと、 各電源ラインに接続され、該電源からの各電源信号がそ
    れぞれ供給される複数の負荷と、 該電源と該複数の負荷との間の該複数の電源ラインの間
    に接続され、第1電極及び第2電極を有する電荷蓄積手
    段と、 該複数の電源ラインと該電荷蓄積手段の第1電極及び第
    2電極との間にそれぞれ配置される複数のスイッチ手段
    であって、該複数の電源信号のいずれか一つの電源信号
    が第1期間であるとき、該第1電極を、該いずれか一つ
    の電源信号が供給される電源ラインに接続すると共に、
    該第2電極を、該いずれか一つの電源信号が供給される
    電源ライン以外の電源ラインに接続し、該複数の電源信
    号のいずれか一つの電源信号が第2期間であるとき、該
    第1電極を、該いずれか一つの電源信号が供給される電
    源ライン以外の電源ラインに接続すると共に、該第2電
    極を、該いずれか一つの電源信号が供給される電源ライ
    ンに接続する複数のスイッチ手段とを備える電源回路。
  6. 【請求項6】一対の電源と一対の電源ラインとが用いら
    れ、 各電源ラインに一対の電荷蓄積手段が並列に接続され、 前記複数のスイッチ手段は、第1スイッチ素子、第2ス
    イッチ素子、第3スイッチ素子及び第4スイッチ素子と
    を備え、 該第1スイッチ素子及び第3スイッチ素子は、前記第1
    電極と前記一対の電源ラインのいずれか一方との間にそ
    れぞれ配置され、該第2スイッチ素子及び第4スイッチ
    素子は、前記第2電極と前記一対の電源ラインのいずれ
    か他方との間にそれぞれ配置され、 該第1スイッチ素子及び第4スイッチ素子が連動し、該
    第2スイッチ素子及び第3スイッチ素子が連動している
    請求項5に記載の電源回路。
  7. 【請求項7】前記電源信号は、矩形波である請求項1ま
    たは5のいずれかに記載の電源回路。
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