JPH06237162A - 電圧出力回路並びに表示装置の共通電極駆動回路及び表示装置の信号配線駆動回路 - Google Patents

電圧出力回路並びに表示装置の共通電極駆動回路及び表示装置の信号配線駆動回路

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JPH06237162A
JPH06237162A JP5021532A JP2153293A JPH06237162A JP H06237162 A JPH06237162 A JP H06237162A JP 5021532 A JP5021532 A JP 5021532A JP 2153293 A JP2153293 A JP 2153293A JP H06237162 A JPH06237162 A JP H06237162A
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JP
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voltage
output
common electrode
circuit
drive circuit
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JP5021532A
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Toshihiro Yanagi
俊洋 柳
Hisao Okada
久夫 岡田
Tadatsugu Nishitani
忠継 西谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧変動に対して対応でき、表示品位の向上
を図れるようにする。 【構成】 直流電源Y、Zからの出力されたレベルの異
なる2つの電圧がスイッチSW1、SW2により交互に
選択して使用され、基準電圧を中心とした交流電圧が共
通電極に出力される。このとき、スイッチSW1、SW
2が一方の直流電源Y又はZからの出力を選択して共通
電極に与えると、他方の直流電源Z又はYからの出力が
共通電極に与えられない状態となる。よって、直流電源
Y、Zの片方からの電圧が共通電極駆動回路から出力さ
れる。このとき、その出力系から、出力側でない直流電
源側に設けたコンデンサCy又はCzがスイッチSW1
又はSW2によって切り離されているから、そのコンデ
ンサが出力の負荷となることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、矩形波が駆動用に用い
られる装置一般の駆動源として使用される電圧出力回
路、並びに表示装置に備わった共通電極を駆動するため
のものであり、上記電圧出力回路を備えた表示装置の共
通電極駆動回路、並びに表示装置に備わった信号配線を
駆動するためのものであり、上記電圧出力回路を備えた
表示装置の信号配線駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したアクティブマトリクス型の液晶
表示装置としては、対向配設された2つの基板の間に表
示媒体である液晶が挟持され、一方の基板の液晶側表面
には絵素電極、信号配線(データ配線)、走査配線(ゲ
ート配線)及びその他のものが複雑に配設され、他方の
基板の液晶側表面には共通電極が形成されている。この
共通電極と絵素電極との間では、表示に寄与する液晶容
量が構成される。
【0003】上記絵素電極には、信号配線を介して信号
配線駆動回路が接続されている。この信号配線駆動回路
は、外部から与えられた複数レベルの階調用電圧を選択
して、又は振動電圧法によって前記階調用電圧から作ら
れる補間電圧を絵素電極に出力し、これにより階調表示
を行わせる構成となっている(特願平4−129164
等参照)。
【0004】また、他方の基板に形成された共通電極
は、両基板の間に設けた共通電極転移抵抗を介して、前
記絵素電極が形成された一方の基板側に設けた端子に接
続されている。このように共通電極転移抵抗を設けるの
は、絵素電極が形成された一方の基板に設けられる駆動
回路と共通電極とを接続して共通電極をその駆動回路に
より駆動するためである。
【0005】上記共通電極に電圧を印加して駆動する共
通電極駆動回路としては、従来、図11に示す構成のも
のが知られている。この共通電極駆動回路は、共通電極
を交流駆動する場合の例である。この駆動回路は、演算
増幅器10と相補回路11とを備える。演算増幅器10
には一定電圧とPOL信号とが入力され、演算増幅器1
0からの出力信号は、POL信号の振幅及び2つの抵抗
の比により決定され、かつ、入力された一定電圧を中心
とした矩形波であり、相補回路11を介して共通電極に
出力される構成となっている。なお、相補回路11には
駆動電源として2電圧Vhigh、Vlowが印加され、相補
回路11は双方向の電流増幅器として動作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12は、図11に示
す共通電極駆動回路の出力波形を示したものである。な
お、図12は1ゲート配線毎に電圧の極性を反転する、
所謂ライン反転の場合の波形である。POL信号は高低
2レベルで切り替わる信号であり、POL信号が高レベ
ルのとき共通電極駆動回路は低い電圧を出力し、またP
OL信号が低レベルのとき共通電極駆動回路は高い電圧
を出力する。したがって、POL信号が高レベルのとき
には、中心電圧に対して正の出力が与えられる絵素電極
と、負電圧が与えられる共通電極との間、つまり絵素が
正に充電されることとなり、POL信号が低レベルのと
きには逆になる。
【0007】このため、従来の共通電源駆動回路におい
ては、急激な電圧変動が生じるが、この急激な電圧変動
に対する電荷の吸収・供給の為に、十分な大きさのコン
デンサを用いて対処することは困難であった。その理由
を以下に説明する。
【0008】図11の共通電極駆動回路において、負荷
の電圧変動に対してコンデンサを用いて対処しようとし
た場合、駆動回路の出力端子から共通電極の入力端子ま
での間にコンデンサを設ける必要がある。この場合、設
けたコンデンサそのものが交流駆動を行っている共通電
源駆動回路の負荷となってしまう。
【0009】従って、交流の正負の交替時に、共通電極
駆動回路自身がコンデンサを充放電してやる必要が生
じ、これにより波形の鈍り、充放電のための電力消費等
の問題を起こしてしまう。よって、十分な容量のコンデ
ンサを使用して対処することは、事実上、不可能であっ
た。
【0010】かかる問題は、振動電圧駆動法によらない
従来の他の駆動方法においても存在するが、実用上の問
題となる迄には至らなかった。しかし、振動電圧駆動法
においては、データ配線の振動電圧によって共通電極に
電圧が誘起されてしまい、場合によっては実用上の問題
にまで至ることがある。
【0011】図13にデータ配線に振動電圧が出力され
ている時の共通電極の電圧変動の例を示す。図に示すよ
うに、共通電極に印加される電圧に、上記データ配線に
与えられる振動電圧により影響を受けて変動する現象が
起こる。この現象が生じると、結果的に絵素に充電され
る電圧に不均等が生じ、表示品位の劣化を起こすことに
なる。
【0012】なお、同様の問題は、信号配線駆動回路、
より具体的に言えば信号配線駆動回路の階調用電圧源に
も発生する。以下に、信号配線駆動回路の場合について
簡単に説明する。
【0013】図14は、信号配線駆動回路のうち、所謂
デジタルデータドライバと呼ばれる部分の1出力対応の
構成図である。これは、3ビットの表示データに対応し
て8つの階調表示を実現する場合の回路であり、出力保
持用記憶手段であるホールドフリップフロップMHに保
持されているデータの値に対応して、一定電圧V0〜V
7をそれぞれ発生する8つの階調用電圧源のうちのいず
れか1つを選択して出力し、信号配線を駆動する。例え
ば、データの値が3の場合には、アナログスイッチAS
W3が入の状態となり、階調用電圧源からの電圧V3が
出力となる。この場合、電圧V3を出力する階調用電圧
源はアナログスイッチASW3を介して信号配線を駆動
することになる。
【0014】なお、上記8つの階調用電圧源は、駆動回
路(ドライバ)を構成するLSIとは別に構成されてお
り、各階調用電圧源からの電圧V0〜V7は駆動回路に
入力されるので普通である。その理由は以下の通りであ
る。実際の駆動回路においては、図14の回路が表示装
置のデータ配線の数だけ存在しており、例えばVGA型
の場合には1920本にも達する。階調用電圧源は、最
大出力として全ての信号配線を同時に駆動する場合があ
り、その場合に必要な電流を十分に供給できる電圧源を
ドライバ内部に合理的に製作することが困難だからであ
る。
【0015】図15は、振動電圧駆動法に基づくデータ
ドライバの1出力当りの回路構成図である。本データド
ライバは、図14と同様の効果を得ることができる回路
であるが、外部からの供給が必要な階調用電圧源の数は
半分の4つに削減されている。このデータドライバにお
いては、V1、V3、V4、V6に対応する電圧は振動
電圧駆動法によって作製される。図16に、そのV1に
対応する出力波形を示す。即ち、1出力期間において、
V0とV2の間で複数回振動する電圧が出力され、表示
装置を構成する絵素と駆動回路との間において形成され
る低周波通過フィルタの作用により、絵素には振動電圧
の平均値としての直流電圧が加えられる。図9のデータ
ドライバにより得られる階調電圧の関係を表1に示す
(図14〜図16の説明内容は特願平4−129164
等参照)。
【0016】図17に振動電圧駆動法によって作製され
る複数の電圧うちの1つである電圧V0の波形例を、共
通電極における電圧波形(Vcom)と併せて示す。な
お、V0は破線で、Vcomは実線で示しており、破線
と実線とが接近している部分は表示の都合上少しずらし
ているが、実際は同一線上に重なっている。この図17
に示すように、電圧V0は極性が反対である共通電極に
おける電圧Vcomとほぼ同一時限で反転する矩形波で
あり、データの値が0の場合は、データ配線に与えられ
る電圧V0と共通電極に与えられるVcomとで絵素が
充電されることになる。
【0017】ところで、このような階調用電圧源として
は、従来の共通電極駆動回路の場合と同様に、図11の
ような回路が用いられていた。なお、図11の回路を共
通電極駆動回路として使用する場合と階調用電圧源とし
て使用する場合との違いは、本質的にはなく、階調用電
圧源の場合はそれぞれデータに対応した振幅の幅となる
ことと、後述する本発明の電圧出力回路を示す図1のP
OL信号に対する位相が、同相の場合と逆相の場合があ
ることだけである。
【0018】このような構成の回路を階調用電圧源、即
ち信号配線駆動回路として用いた場合、上述した共通電
極駆動回路で述べたことと同様の内容が内在することは
明らかである。これは、従来の図14のような構造の信
号配線駆動回路に使用する場合は、余り問題となるには
至らなかったが、図15のような振動電圧法を用いた信
号配線駆動回路に使用する場合には顕著化する。即ち、
1出力期間に対して相対的に高速に切り替えられる振動
電圧による電流変動を補償するための十分な大きさのコ
ンデンサを用いることができず、図13に示すような電
圧のゆれを生じ、場合によっては表示の劣化等の問題を
引き起こすこととなる。
【0019】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たものであり、急な電圧変動に対して対応できる電圧出
力回路、並びに表示品位の向上を図れる表示装置の共通
電極駆動回路、並びに表示品位の向上を図れる表示装置
の信号配線駆動回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧出力回路
は、レベルの異なる一定電圧をそれぞれ出力する2つの
直流電源と、該2つの直流電源から与えられる両出力電
圧を交互に選択して出力するスイッチ回路を備え、該ス
イッチ回路の選択出力により交流電圧を出力する手段
と、各直流電源と該スイッチ回路とを電気的に接続する
2つの配線のそれぞれに個別に、及び/又は該2つの配
線に掛け渡した状態に、設けられているコンデンサと、
を具備するので、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0021】本発明の表示装置の共通電極駆動回路は、
表示媒体を間に挟んで対向する2つの基板の一方に絵素
電極が形成され、他方の基板に該絵素電極との間で容量
を構成する共通電極が形成されている表示装置の該共通
電極を駆動する表示装置の共通電極駆動回路において、
レベルの異なる一定電圧をそれぞれ出力する2つの直流
電源と、該2つの直流電源から与えられる両出力電圧を
交互に選択して出力するスイッチ回路を備え、該スイッ
チ回路の選択出力により交流電圧を共通電極に出力する
手段と、各直流電源と該スイッチ回路とを電気的に接続
する2つの配線のそれぞれに個別に、及び/又は該2つ
の配線に掛け渡した状態に、設けられているコンデンサ
と、を具備するので、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0022】本発明の表示装置の信号配線駆動回路は、
表示媒体を間に挟んで対向する2つの基板の一方に絵素
電極及び信号配線が形成され、該絵素電極に該信号配線
を介して信号を与えるべく信号配線駆動回路が設けられ
た表示装置の信号配線駆動回路において、該信号配線に
与えるための電圧を供給する2以上の電圧供給源のそれ
ぞれが、レベルの異なる一定電圧をそれぞれ出力する2
つの直流電源と、該2以上の直流電源から与えられる両
出力電圧を交互に選択して出力するスイッチ回路を備
え、該スイッチ回路の選択出力により交流電圧を出力す
る手段と、各直流電源と該スイッチ回路とを電気的に接
続する2つの配線のそれぞれに個別に、及び/又は該2
つの配線に掛け渡した状態に、設けられているコンデン
サと、を具備する構成となっているので、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0023】また、本電圧出力回路、並びに表示装置の
共通電極駆動回路及び表示装置の信号配線駆動回路にお
いて、前記2つの直流電源にそれぞれ一定電位である2
種の制御電圧を入力し、該2つの直流電源の一方が該2
種の制御電圧の和の電圧を出力し、他方の直流電源が該
2種の制御電圧の差の電圧を出力するように構成しても
よい。
【0024】
【作用】本発明の電圧出力回路にあっては、2つの直流
電源からの出力されたレベルの異なる2つの電圧がスイ
ッチ回路により交互に選択して使用される。これによ
り、或る電圧を中心とした交流電圧が外部に出力され
る。このとき、スイッチ回路が一方の直流電源からの出
力を選択して外部に与えると、他方の直流電源からの出
力が外部に与えられない状態となる。よって一方の直流
電源からの電圧が電圧出力回路から出力される。
【0025】この場合において、各直流電源と該スイッ
チ回路とを電気的に接続する2つの配線のそれぞれに個
別にコンデンサの一端が設けられていると、一方の直流
電源側の出力系から、他方の直流電源側に設けたコンデ
ンサがスイッチ回路によって切り離されているから、そ
のコンデンサが出力系の負荷となることはない。また、
コンデンサは、スイッチ回路を介して、外部の、例えば
共通電極に振動電圧を原因として誘起される正又は負の
時限中における電圧変動を吸収することになる。更に、
予め充電されているコンデンサは、正から負へまたは負
から正へ充放電するときに起こる突入電流の電荷の一部
の供給源となる。
【0026】以上のことは、各直流電源と該スイッチ回
路とを電気的に接続する2つの配線に掛け渡した状態に
コンデンサが設けられている場合や、各直流電源と該ス
イッチ回路とを電気的に接続する2つの配線のそれぞれ
に個別に、かつ該2つの配線に掛け渡した状態にコンデ
ンサが設けられている場合もほぼ同様である。
【0027】更に、2つの直流電源にそれぞれ一定電位
である2種の制御電圧を入力し、該2つの直流電源の一
方が該2種の制御電圧の和の電圧を出力し、他方の直流
電源が該2種の制御電圧の差の電圧を出力するように構
成すると、一方の電圧+他方の電圧と、一方の電圧−他
方の電圧とが得られる。よって、一方の電圧を振幅の中
心とし、他方の電圧により振幅が決定された交流電圧を
外部に与えることが可能となる。
【0028】なお、上述した電圧出力回路の作用は、表
示装置の共通電極駆動回路及び表示装置の信号配線駆動
回路においても同様である。
【0029】
【実施例】先ず、本発明の基本原理を説明する。
【0030】図1に本発明に係る電圧出力回路の基本的
構成図を示す。この電圧出力回路は、高い電圧を作成す
る直流電源Yと、低い電圧を作成する直流電源Zとを有
し、直流電源Yからの高い電圧をスイッチSW1を介し
て出力し、直流電源Zからの低い電圧をスイッチSW2
を介して出力する。スイッチSW1、SW2は、それぞ
れ直流電源Y又はZを選択するためのものであり、スイ
ッチSW1は反転増幅器1によりPOL信号が反転され
た信号によりオン・オフ制御され、スイッチSW2はP
OL信号そのものによりオン・オフ制御される。よっ
て、スイッチSW1が入(on)のときはスイッチSW2
が切(off)となり、スイッチSW2が入のときはスイ
ッチSW1が切となる。なお、スイッチSW1、SW2
は、可能な限りオン時のインピーダンスが低い素子を用
いることが好ましい。
【0031】また、直流電源Yと直流電源Zとの出力側
には、それぞれコンデンサCy、Czの一端が接続され
ており、このコンデンサCy、Czにより直流電源Yと
直流電源Zとから出力される電圧は安定する。
【0032】次に、この電圧出力回路を共通電極に接続
した場合を例に挙げて、電圧出力回路の動作を図2のタ
イミング図に基づいて説明する。この場合において、P
OL信号は1水平時間H毎に反転する信号であり、PO
L信号が高(High)のときは絵素を正電圧に充電し、低
(Low)のときは絵素を負電圧に充電すると仮定する。
【0033】かかる仮定において、POL信号が低のと
きは、スイッチSW1を制御する信号は高であってスイ
ッチSW1は入となり、スイッチSW2を制御する信号
は低であってスイッチSW2は切となり、よって直流電
源Yからの電圧が、入状態のスイッチSW1を通して電
圧出力回路から出力される。このとき、その出力系から
コンデンサCzがスイッチSW2によって切り離されて
いるから、コンデンサCzが出力の負荷となることはな
い。
【0034】また、コンデンサCyは、この電圧出力回
路が接続される外部の負荷の電圧変動、例えば振動電圧
を原因として共通電極に誘起され、正の時限中、即ち絵
素にとっては負に充電される時限中における電圧変動
を、入のスイッチSW1を介して吸収することになる。
更に、充電されているコンデンサは、正・負の切り替え
る際、共通電極を正から負へまたは負から正へ充放電す
るときの突入電流の電荷の一部の供給源ともなる。
【0035】一方、POL信号が高のときは逆に、スイ
ッチSW2を制御する信号は高であってスイッチSW2
は入となり、スイッチSW1を制御する信号は低であっ
てスイッチSW1は切となり、よって直流電源Zからの
電圧が、入状態のスイッチSW2を通して電圧出力回路
から出力される。このとき、その出力系から、コンデン
サCyがスイッチSW1によって切り離されているか
ら、コンデンサCyが出力の負荷となることはない。ま
た、コンデンサCzは、この電圧出力回路が接続される
外部の負荷の電圧変動、例えば振動電圧を原因として共
通電極に誘起され、負の時限中、即ち絵素にとっては正
に充電される時限中における電圧変動を吸収することに
なる。更に、充電されているコンデンサは、正・負の切
り替える際、共通電極を正から負へまたは負から正へ充
放電するときの突入電流の電荷の一部の供給源ともな
る。
【0036】このようにコンデンサCy、Czは、それ
ぞれ直流電源Y、Zにのみ接続されており、正・負に切
り替え時にコンデンサCy、Czが、電圧出力回路が出
力する際の負荷となることはないので、負荷の電圧変動
に対応するのに必要な最適な容量のものを使用すること
ができる。
【0037】また、コンデンサを設ける形態としては、
上記の場合に限定するものではない。例えば、1つのコ
ンデンサが、その一方の端子を直流電源YとスイッチS
W1との間の配線に、他方の端子を直流電源Zとスイッ
チSW2との間の配線に接続した状態に配置されるよう
にしてもよい。或は、図1に示すように2つの直流電源
YとZとに各別にコンデンサCy、Czを設けると共
に、更にもう1つのコンデンサを、一方の端子を直流電
源Yに設けられた上記配線に、他方の端子を直流電源Z
に設けられた配線に接続して設けるようにしてもよい。
【0038】後者の場合には、コンデンサCy、Cz
と、もう1つのコンデンサとの2種類のコンデンサが存
在するので、例えばコンデンサCy、Czを正又は負の
時限中における電圧変動を吸収する為に使用し、もう1
つのコンデンサを充放電の際に起こる突入電流の電荷の
一部の供給源として使用することができる。つまり、各
コンデンサの値を適宜選択することにより、使用目的に
対応するようにコンデンサを使用することができる。よ
って、この場合には、特に、正負の切り替え時に共通電
極(外部の負荷)の充放電のために流れる突入電流の電
荷を、より効率よく蓄えることができるという利点があ
る。なお、コンデンサCy、Czおよびもう1つのコン
デンサの使用目的は、上記とは逆にしてもよい。
【0039】(実施例1)次に、本発明の実施例につい
て説明する。
【0040】図3は、本実施例に係る共通電極駆動回路
を示すブロック図である。この共通電極駆動回路は、演
算増幅器OP1と、演算増幅器OP2とを有し、両演算
増幅器OP1、OP2の非反転入力端子(+)には、高
電圧Vhighと低電圧Vlowとの抵抗による分圧が与えら
れる。また、両演算増幅器OP1、OP2の反転入力端
子(−)には、それぞれの演算増幅器OP1、OP2か
らの出力信号が与えられる。
【0041】演算増幅器OP1の出力電圧Vyはスイッ
チSW1へ与えられ、演算増幅器OP2の出力電圧Vz
はスイッチSW2へ与えられる。スイッチSW1又はS
W2は共に、電界効果型トランジスタ(FET)を用い
て形成されている。スイッチSW1のゲートには、反転
増幅器1によりPOL信号の極性が反転され、更にレベ
ル変換回路2を経た信号が入力される。スイッチSW1
は、その入力信号によりオン・オフ制御され、オンのと
きに演算増幅器OP1から与えられる電圧信号Vyを出
力する。もう一方のスイッチSW2のゲートには、PO
L信号がレベル変換回路2を経た信号が入力される。
【0042】スイッチSW2は、その入力信号によりオ
ン・オフ制御され、オンのときに演算増幅器OP2から
与えられる電圧信号Vzを出力する。なお、レベル変換
回路2は、論理レベルで与えられるPOL信号及びその
反転信号をFETの制御に適したレベルに変換する回路
である。
【0043】よって、スイッチSW1が入(ON)のとき
はスイッチSW2が切(OFF)となり、スイッチSW2
が入のときはスイッチSW1が切となる。なお、スイッ
チSW1、SW2は、可能な限りオン時のインピーダン
スが低い素子を用いることが好ましい。
【0044】上述した演算増幅器OP1とOP2との出
力側には、それぞれコンデンサCy、Czが設けられて
おり、このコンデンサCy、Czにより演算増幅器OP
1と演算増幅器OP2とから出力される電圧Vy、Vz
は安定する。コンデンサCy、Czは、先述したコンデ
ンサに対応するものである。
【0045】次に、この共通電極駆動回路の動作を、図
4のタイミング図に基づいて説明する。この場合におい
て、POL信号は1水平時間H毎に反転する信号であ
り、POL信号が高(High)のときは絵素を正電圧に充
電し、低(Low)のときは絵素を負電圧に充電すると仮
定する。
【0046】かかる仮定の際、POL信号が低のとき
は、スイッチSW1を制御する信号は高であってスイッ
チSW1は入となり、スイッチSW2を制御する信号は
低であってスイッチSW2は切となる。よって、演算増
幅器op1からの電圧Vyが、入状態のスイッチSW1
を通して共通電極駆動回路から出力される。このとき、
その出力系からコンデンサCzがSW2によって切り離
されているから、コンデンサCzが出力の負荷となるこ
とはない。また、予め充電されているコンデンサCy
は、スイッチSW1を介することにより、正・負の切り
替える際、共通電極を正から負へまたは負から正へ充放
電するときに起こる突入電流の電荷の一部の供給源とも
なる。更に、コンデンサCyは、振動電圧を原因として
共通電極に誘起される、正又は負の時限中における電圧
変動を、入のスイッチSW1を介して吸収することにな
る。
【0047】一方、POL信号が高のときは逆に、スイ
ッチSW2を制御する信号は高であってスイッチSW2
は入となり、スイッチSW1を制御する信号は低であっ
てスイッチSW1は切となり、よって演算増幅器OP2
からの電圧Vzが、入状態のスイッチSW2を通して共
通電極駆動回路から出力される。このとき、その出力系
から、コンデンサCyがスイッチSW1によって切り離
されているから、コンデンサCyが出力の負荷となるこ
とはない。また、予め充電されているコンデンサCz
は、スイッチSW2を介することにより、正・負の切り
替える際、共通電極を正から負へまたは負から正へ充放
電するときの突入電流の電荷の一部の供給源ともなる。
更に、コンデンサCzは、振動電圧を原因として共通電
極に誘起される、正又は負の時限中における電圧変動
を、入のスイッチSW2を介して吸収することになる。
【0048】このようにコンデンサCy、Czは、それ
ぞれ直流電源Y、Zにのみ接続されており、正・負に切
り替え時にコンデンサCy、Czが、共通電極駆動回路
が出力する際の負荷となることはないので、負荷の電圧
変動に対応するのに必要な最適な容量のものを使用する
ことができる。
【0049】したがって、本実施例によって駆動した場
合には、負荷の電圧変動に対してコンデンサCy、Cz
が変動を補償するように働くから、図4に示すように、
信号配線駆動回路から絵素電極へ印加される電圧に余り
影響を受けず、電圧変動が押さえられた波形を得ること
ができ、よって表示品位の劣化を防止することが可能と
なる。
【0050】なお、本実施例においては、スイッチSW
1、SW2にはFETを用いている。FETは双方向性
であり、且つ、オン抵抗がきわめて小さいので、本発明
のスイッチ回路として用いるのに適している。また、論
理レベルで与えられるPOL信号及びその反転信号をレ
ベル変換回路2によりFETの制御に適したレベルに変
換しているが、このレベル変換回路2は、使用するFE
Tの特性によっては不要である。本発明のスイッチ回路
には、上記スイッチSW1、SW2の他の種数のスイッ
チを使用することができる。
【0051】又、本実施例においては、直流電源X、Y
を演算増幅器を用いて作製してある。この演算増幅器は
直流電圧源として作動し、従来の回路のように演算増幅
器自身が直接交流電圧(矩形波)源となることはない。
このため、使用する演算増幅器の立ち上がり特性(スル
ーレート)を考慮する必要は余りない。従って、スルー
レートは小さくとも電流容量は十分に大きな演算増幅器
を使用することができる。また、正負に切り替えるとき
に、共通電極を正負に充放電するのに必要な電荷の一部
をコンデンサに受け持たせることも可能となるから、正
負の切り替えるときに流れる大きな突入電流を流すため
のトランジスタは原則的に不要となり、コストの低廉化
が図れる。これが本実施例において、電流増幅のための
トランジスタを設けていない理由である。もちろん、共
通電極駆動回路の特性によっては、電流増幅用のトラン
ジスタを設けることは差し支えない。
【0052】(実施例2)図5は、本発明の他の実施例
に係る共通電極駆動回路を示すブロック図である。この
共通電極駆動回路においては、演算増幅器op1、op
2のそれぞれの出力側にコンデンサCy、Czを設け、
加えて、演算増幅器op1の出力側と演算増幅器op2
の出力側との間にもコンデンサCyzを設けている。
【0053】このようにコンデンサCy、Cz及びCy
zを設けた場合には、コンデンサCy、Czにより、振
動電圧等を原因として電圧が正の時又は負の時において
起こる電圧変動を防止する目的を達成でき、更に、正負
の切り替え時に共通電極の充放電のために流れる突入電
流の電荷をコンデンサCyzに供給することが可能とな
り、電力消費を低減できることとなる。なお、このよう
に、別々の目的に応じてコンデンサを設けた場合には、
両方の目的に合わせて決定されるコンデンサの定数が大
きく異なる場合に有効である。
【0054】本実施例2では、3つのコンデンサCy、
Cz及びCyzを設けたが、そのうちの2つのコンデン
サCy、Czを省略し、コンデンサCyzのみを設ける
ようにしてもよい。この場合の動作内容は、基本原理の
箇所で説明してあるので省略する。
【0055】(実施例3)図6は、本発明の更に他の実
施例に係る共通電極駆動回路を示すブロック図である。
本実施例は、共通電極に与える交流の出力電圧Vout
の振幅と、振幅の中心とを独立させて制御を行えるよう
にする場合を示している。
【0056】図6に示す共通電極駆動回路は外部から制
御信号Sac,Sdcがそれぞれ与えられる直流電源Y
と直流電極Zとを有する。直流電源Y,Zの出力Vy,
Vzは制御信号Sac,Sdcにより制御される。図7
は図6の回路の動作例を示したものである。制御信号S
acにより、直流電源Y,Zの出力Vy,Vzの電位差
Vppを制御し、制御信号Sdcにより、出力Vy,V
zの中心電圧Vdcを制御している。よってVy,Vz
をスイッチSW1,SW2により切り替えることにより
出力される出力電圧Voutの振幅と振幅の中心を、制
御信号Sac,Sdcにより制御できる事になる。
【0057】この制御信号Sac,Sdcを電圧により
制御した実施例を図8に示す。演算増幅器OPaの非反
転入力端子(+)には制御電圧Vac,Vdcが各々抵
抗R1,R2を介して入力され、演算増幅器OPaの出
力を抵抗R3,R4により分圧したものが反転入力端子
(−)に入力される。よって、演算増幅器OPaは非反
転加算回路を構成する。したがって、電圧Vyは下記1
式にて表される。
【0058】
【数1】
【0059】一方、演算増幅器OPbの非反転入力端子
(+)には制御電圧Vdcが抵抗R7,R8により分圧
されており、反転入力端子(−)には制御電圧Vacが
抵抗R5を介して入力されている。また演算増幅器OP
bの出力と反転入力端子(−)は抵抗R6によって接続
されている。よって演算増幅器OPbは減算回路を構成
し、電圧Vzは下記2式によって表される。
【0060】
【数2】
【0061】ここで、演算増幅器OPaの周りに設けた
4つの抵抗の抵抗値がR1=R2=R3=R4であり、
また演算増幅器OPbの周りに設けた4つの抵抗の抵抗
値がR5=R6=R7=R8であるとすると、非反転加
算回路として機能する演算増幅器OPaの出力電圧力V
yは下記3式にて表され、減算回路として機能する演算
増幅器OPbの出力電圧Vzは下記4式にて表れる。
【0062】 Vy=Vdc+Vac ・・・・(3) Vz=Vdc−Vac ・・・・(4) したがって、出力電圧VyとVzとは、図9に示すよう
になる。
【0063】このような電圧を出力する演算増幅器OP
aとOPbは、スイッチSW1とSW2の切り替えによ
り共通電極への出力が制御されているので、スイッチS
W1とSW2とを交互にオン・オフとすることにより、
共通電極へ出力される出力電圧Voutは、図10に示
すように、振幅が制御電圧Vac×2であり、振幅の中
心が制御電圧Vdcである矩形波の交流電圧となる。こ
のため、制御電圧Vacにより振幅を調整でき、制御電
圧Vdcにより振幅の中心を調整できることとなる。
【0064】ところで、このような構成とするのは、以
下の理由による。即ち、図1や図3、図5に示すような
共通電極駆動回路の場合には、各直流電源Y、Z又は演
算増幅器OP1、OP2から出力される電圧は、振幅お
よび振幅の中心が異なっており、振幅を決定した後に振
幅の中心を調整しようとすると振幅も変化し、逆に振幅
の中心を決定した後に振幅を調整しようとしたりすると
振幅の中心も変化して、その結果、絵素に印加される電
圧が不均一となって表示品位の劣化が招来されることと
なる。これに対して、図8に示す回路による場合には、
制御電圧Vacが変化しても振幅の中心が変動せず、制
御電圧Vdcが変化しても振幅が変動しない。即ち、振
幅を変えずに振幅の中心を変化させたり、振幅の中心を
変えずに振幅を変化させたりすることが可能となり、表
示品位の劣化を抑制することができる。
【0065】なお、図8の回路機能の場合には、制御信
号として電圧を用いているが、振幅、振幅の中心の制御
は電圧による場合だけでなく、回路内にD/A変換器な
どを内臓させ、ロジック信号により制御する方式などを
採ることも可能である。
【0066】なお、図8に示す実施例では、演算増幅器
と抵抗とを組み合わせてなる非反転加算回路により一方
の直流電源を、演算増幅器と抵抗とを組み合わせてなる
減算回路により他方の直流電源を構成するようにしてい
るが、本発明はこれに限らず、2つの直流電流として他
の構成からなる回路を使用することが可能である。
【0067】以上説明したように、実施例1の共通電極
駆動回路は、基本原理で説明した電圧出力回路の出力端
子を共通電極に接続したものと等価である。したがっ
て、本発明の電圧出力回路は上記実施例1、2、3で説
明したような回路構成とすることができることはもちろ
んである。その場合、出力端子を接続する外部の装置に
応じて適当な回路構成を選択使用すればよい。また、本
発明の電圧出力回路を適用できる外部の装置としては、
共通電極駆動回路に限らず、矩形波による駆動を必要と
する如何なる装置にも適用できる。その1つとして図1
4と図15に示したような信号配線駆動回路の階調用電
圧源が該当する。この場合、本発明の信号配線駆動回路
においても、上記実施例1、2、3で説明したような回
路構成とすることができることはもちろんである。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、直流電源とスイッチ回路との間に設けたコンデン
サが、外部負荷や共通電極の電圧変動に対して変動を補
償するように働くから、振動電圧を原因として共通電極
などに誘起される正又は負の時限中における電圧変動を
押さえることができ、例えばアクティブマトリクス型液
晶表示装置などの表示品位を向上できる。また、正負の
切り替え時に共通電極などの負荷の充放電のために流れ
る突入電流の電荷を蓄えることが可能となり、電力消費
を低減できる。
【0069】更に、2種の制御電圧の和の電圧と2種の
制御電圧の差の電圧とを出力させると、一方の制御電圧
を振幅の中心とし、他方の制御電圧により振幅が決定さ
れた交流電圧を共通電極や信号配線などに与えることが
可能となり、絵素などに印加する電圧を均一にでき、表
示品位の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の共通電極駆動回路の基
本的構成を示すブロック図。
【図2】図1の共通電極駆動回路に入力される信号と出
力される電圧波形を示す図。
【図3】本実施例に係る表示装置の共通電極駆動回路を
示すブロック図。
【図4】図3の表示装置の共通電極駆動回路に入力され
る信号と出力される電圧波形を示す図。
【図5】本発明の他の実施例に係る表示装置の共通電極
駆動回路を示すブロック図。
【図6】本発明の更に他の実施例にかかる表示装置の共
通電極駆動回路を示すブロック図。
【図7】図6の表示装置の共通電極駆動回路の出力電圧
Voutを示す図。
【図8】本発明の更に他の実施例にかかる表示装置の共
通電極駆動回路を示すブロック図。
【図9】図8の表示装置の共通電極駆動回路に備わった
2つの直流電源の出力を説明するための図。
【図10】図8の表示装置の共通電極駆動回路に入力さ
れる信号と出力される電圧波形を示す図。
【図11】従来の表示装置の共通電極駆動回路を示すブ
ロック図。
【図12】図11の表示装置の共通電極駆動回路に入力
される信号と出力予定の電圧波形を示す図。
【図13】図11の表示装置の共通電極駆動回路から実
際に出力される電圧の波形を示す図。
【図14】本発明が適用される表示装置の信号配線駆動
回路を示すブロック図。
【図15】本発明が適用される他の表示装置の信号配線
駆動回路を示すブロック図。
【図16】図15の表示装置の信号配線駆動回路から出
力される電圧V1の出力波形図。
【図17】図15の表示装置の信号配線駆動回路により
作製される電圧V0の波形と、共通電極における電圧波
形(Vcom)を示す図。
【符号の説明】
Y 直流電源 Z 直流電源 SW1 スイッチ SW2 スイッチ Cy コンデンサ Cz コンデンサ Cyz コンデンサ 1 反転増幅器 2 レベル変換回路 OP1 演算増幅器 OP2 演算増幅器 OPa 演算増幅器 OPb 演算増幅器 R1 抵抗 R2 抵抗 R3 抵抗 R4 抵抗 R5 抵抗 R6 抵抗 R7 抵抗 R8 抵抗 D0、D1、D2 画像信号データ TSMPn サンプリングパルス MSMP サンプリングフリップフロップ MH ホールドフリップフロップ SCOL 選択制御回路 V0〜V7 階調用電圧 ASW0〜ASW7 アナログスイッチ DEC デコーダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レベルの異なる一定電圧をそれぞれ出力
    する2つの直流電源と、 該2つの直流電源から与えられる両出力電圧を交互に選
    択して出力するスイッチ回路を備え、該スイッチ回路の
    選択出力により交流電圧を出力する手段と、 各直流電源と該スイッチ回路とを電気的に接続する2つ
    の配線のそれぞれに個別に、及び/又は該2つの配線に
    掛け渡した状態に、設けられているコンデンサと、 を具備する電圧出力回路。
  2. 【請求項2】 前記2つの直流電源にそれぞれ一定電位
    である2種の制御電圧が入力され、該2つの直流電源の
    一方が該2種の制御電圧の和の電圧を出力し、他方の直
    流電源が該2種の制御電圧の差の電圧を出力する請求項
    1に記載の電圧出力回路。
  3. 【請求項3】 表示媒体を間に挟んで対向する2つの基
    板の一方に絵素電極が形成され、他方の基板に該絵素電
    極との間で容量を構成する共通電極が形成されている表
    示装置の該共通電極を駆動する表示装置の共通電極駆動
    回路において、 レベルの異なる一定電圧をそれぞれ出力する2つの直流
    電源と、 該2つの直流電源から与えられる両出力電圧を交互に選
    択して出力するスイッチ回路を備え、該スイッチ回路の
    選択出力により交流電圧を共通電極に出力する手段と、 各直流電源と該スイッチ回路とを電気的に接続する2つ
    の配線のそれぞれに個別に、及び/又は該2つの配線に
    掛け渡した状態に、設けられているコンデンサと、 を具備する表示装置の共通電極駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記2つの直流電源にそれぞれ一定電位
    である2種の制御電圧が入力され、該2つの直流電源の
    一方が該2種の制御電圧の和の電圧を出力し、他方の直
    流電源が該2種の制御電圧の差の電圧を出力する請求項
    3に記載の表示装置の共通電極駆動回路。
  5. 【請求項5】 表示媒体を間に挟んで対向する2つの基
    板の一方に絵素電極及び信号配線が形成され、該絵素電
    極に該信号配線を介して信号を与えるべく信号配線駆動
    回路が設けられた表示装置の信号配線駆動回路におい
    て、 該信号配線に与えるための電圧を供給する2以上の電圧
    供給源のそれぞれが、 レベルの異なる一定電圧をそれぞれ出力する2つの直流
    電源と、 該2以上の直流電源から与えられる両出力電圧を交互に
    選択して出力するスイッチ回路を備え、該スイッチ回路
    の選択出力により交流電圧を出力する手段と、 各直流電源と該スイッチ回路とを電気的に接続する2つ
    の配線のそれぞれに個別に、及び/又は該2つの配線に
    掛け渡した状態に、設けられているコンデンサと、 を具備する構成となっている表示装置の信号配線駆動回
    路。
  6. 【請求項6】 前記2つの直流電源にそれぞれ一定電位
    である2種の制御電圧が入力され、該2つの直流電源の
    一方が該2種の制御電圧の和の電圧を出力し、他方の直
    流電源が該2種の制御電圧の差の電圧を出力する請求項
    5に記載の表示装置の信号配線駆動回路。
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DE69434493T DE69434493T2 (de) 1993-02-09 1994-02-09 Spannungserzeugungsschaltung, Steuerungsschaltung für gemeinsame Elektrode, Steuerungsschaltung für Signalleitung und Grauskala-Spannungserzeugungsschaltung für Anzeigevorrichtungen
KR97065767A KR0139970B1 (en) 1993-02-09 1997-11-29 Voltage generating circuit, and common electrode drive circuit, signal line drive circuit and gray scale voltage gnerating circuit for display devices
KR1019970065766A KR0175230B1 (en) 1993-02-09 1997-11-29 Voltage generating circuit and common electrode drive circuit signal line drive circuit and gray-scale yoltage gen...
US09/234,446 US6310616B1 (en) 1993-02-09 1999-01-21 Voltage generating circuit, and common electrode drive circuit signal line drive circuit and gray-scale voltage generating circuit for display device
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