JP3641591B2 - 燃料電池を搭載した車両の冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動源として燃料電池を用いた燃料電池車両を冷却する冷却装置に関し、特に、駆動系部品の冷却系と、燃料電池の冷却系と分離して構成した燃料電池を搭載した車両の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、燃料電池を駆動源とし、燃料電池での発電電力を利用して駆動モータを駆動する燃料電池車両が知られている。この燃料電池は、固体高分子電解質膜を酸化剤極と燃料極とにより挟んで構成されたスタック構造体が、セパレータを介して複数積層されてなり、燃料電池スタックと呼ばれている。
【0003】
従来の燃料電池車両としては、特開平11−350956号公報に開示されているように、車両の駆動用電動機に電力を供給する電源装置、及び電動機を車両停止後などに速やかに冷却することを目的とした冷却装置を備えているものが知られている。
【0004】
この燃料電池車両の冷却装置は、電源装置を冷却する第1水冷冷却系と、駆動用電動機を冷却する第2水冷冷却系と、これら第1水冷冷却系及び第2水冷冷却系に連通する中間リザーバタンクとを備える。この中間リザーバタンクは、第1水冷冷却系の冷却水が流入する第1リザーバタンクと、第2水冷冷却系の冷却水が流入する第2リザーバタンクとを一体化した構成となっており、内部の弁体により第1リザーバタンクと第2リザーバタンクとの間を連通又は遮断する。そして、この冷却装置は、中間リザーバタンク内の弁体を開閉制御することで、第1水冷冷却系の冷却水温度と、第2水冷冷却系の冷却水温度とを予め定められた水温とする。
【0005】
また、従来より、低圧コンプレッサと高圧コンプレッサとの間の加圧空気系統に分離型ヒートパイプ熱交換器を設置すると共に、DCモジュール系統の冷却媒体系に分離型ヒートパイプ熱交換器を設置し、各分離型ヒートパイプ熱交換器の間をヒートパイプ配管で接続し、空気供給系統及びDCモジュール系統から除去した廃熱を共通の発熱放散冷却器を介して大気中へ放散する燃料電池発電プラントが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃料電池を冷却する冷却装置では、内燃機関エンジン搭載自動車のラジエータを用いた冷却装置と比較して、ラジエータで放熱しなければならない廃熱量が非常に多く、且つ、車両を駆動する駆動系部品を冷却する冷却水温度の管理温度と燃料電池本体を冷却する冷却水温度の管理温度とが異なるために同じ熱交換器を利用した廃熱処理が困難であり、且つ、熱交換器により制御しなければならない冷却水の温度上限値が非常に低いという条件が課せられている。
【0007】
更に、内燃機関エンジン搭載車と同様に、外気温度が高いほど、燃料電池搭載車両の冷却システムにとって更に厳しい条件が課せられ、その結果、冷却システムを大型化せざるを得ないという問題点がある。
【0008】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、燃料電池の冷却系と駆動系部品の冷却系との間で放熱量の最適化を行うことができる燃料電池を搭載した車両の冷却装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、燃料電池と、この燃料電池の発電電力により駆動される駆動系部品とを備えた燃料電池を搭載した車両の冷却装置において、第1冷却水を循環する第1冷却水ポンプと、この第1冷却水ポンプにより第1冷却水が循環される第1熱交換器と、この第1熱交換器に空気を通過させる第1熱交換器冷却ファンとを有し、第1の設定温度以下に上記駆動系部品を冷却する第1冷却系と、上記第1冷却系と分割され、第2冷却水を循環する第2冷却水ポンプと、この第2冷却水ポンプにより第2冷却水が循環される第2熱交換器と、この第2熱交換器に空気を通過させる第2熱交換器冷却ファンとを有し、上記第1の設定温度より高い第2の設定温度以下に上記燃料電池を冷却する第2冷却系と、第1冷却水温度を検出する第1冷却水温度検出手段と、第2冷却水温度を検出する第2冷却水温度検出手段と、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて上記第1冷却系の冷却能力を制御する第1冷却能力制御手段と、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて上記第2冷却系の冷却能力を制御する第2冷却能力制御手段とを備える。
【0010】
請求項2に係る発明では、上記第1冷却能力制御手段は、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第1冷却水ポンプの吐出流量及び上記第1熱交換器冷却ファンの送風量に対する上記第1冷却系の冷却能力を判定して上記第1冷却水ポンプ及び上記第1熱交換器冷却ファンの駆動量を制御して、上記第1冷却系の冷却能力を制御し、上記第2冷却能力制御手段は、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第2冷却水ポンプの吐出流量及び上記第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する上記第2冷却系の冷却能力を判定して上記第2冷却水ポンプ及び上記第2熱交換器冷却ファンの駆動量を制御して、上記第2冷却系の冷却能力を制御する。
【0011】
請求項3に係る発明では、上記第1熱交換器及び第2熱交換器に取り込まれる外気温度を検出する外気温度検出手段を更に備え、上記第1冷却能力制御手段は、上記外気温度検出手段で検出された外気温度に基づいて上記第1冷却系の冷却能力を制御し、上記第2冷却能力制御手段は、上記外気温度検出手段で検出された外気温度に基づいて上記第2冷却系の冷却能力を制御する。
【0012】
請求項4に係る発明では、上記第1冷却系内で第1冷却水を循環させる流路及び上記第2冷却系内で第2冷却水を循環させる流路に設けられ、第1冷却水と第2冷却水との間で熱交換をする第3熱交換器と、上記第1冷却水の流路及び/又は上記第2冷却水の流路に設けられ、上記第3熱交換器を通過する流路と上記第3熱交換器を通過しない流路とで流路を切り替える流路切り替え手段とを更に備える。
【0013】
請求項5に係る発明では、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第1冷却水ポンプ及び第2冷却水ポンプの吐出流量、及び上記第1熱交換器冷却ファン及び第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する冷却能力を判定して、第1冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御する第1流路切り替え制御手段と、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第1冷却水ポンプ及び第2冷却水ポンプの吐出流量、及び上記第1熱交換器冷却ファン及び第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する冷却能力を判定して、第2冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御する第2流路切り替え制御手段とを更に備える。
【0014】
請求項6に係る発明では、上記第1流路切り替え制御手段は、車両を起動するに際して、起動時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第1冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を昇温させ、上記第2流路切り替え制御手段は、車両を起動するに際して、起動時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第2冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を昇温させる。
【0015】
請求項7に係る発明では、上記第1流路切り替え制御手段は、車両を停止するに際して、停止時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第1冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を降温させ、上記第2流路切り替え制御手段は、車両を停止するに際して、停止時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第2冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を降温させる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、第1冷却水温度と、第2冷却水温度とに基づいて、第1冷却系の冷却能力と第2冷却系の冷却能力とを、相互の間で他の一方の状態を判断したうえで、それぞれ独立して制御するので、燃料電池の負荷などに応じた車両の走行パターンに応じて、第1熱交換器及び第2熱交換器での放熱量の最適化を行うことができる。また、燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、冷却ファン及び冷却水ポンプの消費電力を押さえることで、省燃費化を実現することができる。
【0017】
請求項2に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、請求項1と同様に、車両の走行パターンに応じて、第1熱交換器及び第2熱交換器での放熱量の最適化を行うことができ、更に冷却ファン及び冷却水ポンプの消費電力を押さえることで、省燃費化を実現することができる。
【0018】
請求項3に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、外気温度に基づいて第1冷却系の冷却能力と第2冷却系の冷却能力とを独立して制御するので、環境条件を含めて、第1冷却系及び第2冷却系を個々に独立して制御でき、第1熱交換器及び第2熱交換器での放熱量の最適化を行うことができる。
【0019】
請求項4に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、第1冷却水と第2冷却水との間で熱交換をする第3熱交換器と、第3熱交換器を通過する流路と第3熱交換器を通過しない流路とで流路を切り替える手段とを更に備えるので、第1冷却系と第2冷却系との間で熱量の移動をすることができ、放熱量の最適化を行うことができる。
【0020】
請求項5に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、第1冷却水ポンプ及び第2冷却水ポンプの吐出流量、及び上記第1熱交換器冷却ファン及び第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する冷却能力を判定して流路切り替えを制御して、第1冷却水と第2冷却水との間で熱交換をさせるので、第1冷却系と第2冷却系との間で熱量の移動をすることができ、放熱量の最適化を行うことができる。
【0021】
請求項6に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、車両を起動するに際しての流路切り替えを制御して燃料電池の温度を昇温させるので、燃料電池の昇温を速やかに行って車両の起動時間を短縮することができる。
【0022】
請求項7に係る燃料電池を搭載した車両の冷却装置によれば、車両を停止するに際しての流路切り替えを制御して燃料電池の温度を降温させるので、燃料電池システムの停止後に燃料電池の温度が所定値以上に昇温することを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
[燃料電池システムの冷却装置の構成]
図1に、本発明を適用した車両冷却装置の構成を示す。この車両冷却装置は、燃料電池スタック1、車両を構成する駆動系部品2を冷却するものである。
【0025】
燃料電池スタック1は、固体高分子電解質膜を、酸化剤極と燃料極とを対にして設置した燃料電池構造体をセパレータで挟持し、さらに複数積層した構造である。燃料電池スタック1は、その酸化剤極に酸化剤ガスが供給されると共に、燃料極側に燃料ガスが供給されて発電をする。本発明を適用した燃料電池システムの燃料電池スタック1では、燃料ガスとして水素ガスを、酸化剤ガスとして酸素を含む空気を用いる。
【0026】
燃料電池スタック1は、空気が図示しないコンプレッサで圧縮されて供給され、必要に応じて加湿されて供給される。また、燃料電池スタック1は、水素ガスが図示しない水素貯蔵タンクや水素生成装置から供給され、必要に応じて加湿されて供給される。これにより、燃料電池スタック1は、起電力を得て、車両を構成する駆動モータを駆動する電力を生成し、このときに熱を発生する。したがって、燃料電池スタック1には、外部からスタック冷却水が供給される。燃料電池スタック1は、高効率で運転するために、スタック冷却水温度が80℃〜90℃で管理されることが望ましい。
【0027】
駆動系部品2は、燃料電池スタック1からの電力により駆動する車両用駆動モータ、パワーヘッド、パワーマネージャ、DC/DCコンバータ、空気コンプレッサ、空気冷却器や水回収用コンデンサ等が含まれ、主として半導体素子から構成されている。そのため、駆動系部品2は、燃料電池スタック1と比較して低温で管理される必要があり、駆動系冷却水が約65℃以下で管理されることが望ましい。
【0028】
本発明を適用した車両冷却装置では、燃料電池スタック1を冷却するためのスタック冷却系11と、駆動系部品2を冷却するための駆動系冷却系12とを有し、スタック冷却系11と駆動系冷却系12とを分割して構成し、スタック冷却系11及び駆動系冷却系12を構成する各部を制御する制御装置13を備えている。
【0029】
また、この車両冷却装置では、スタック冷却系11及び駆動系冷却系12から外気への放熱手段として、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22と、第1ラジエータ21に対応した第1冷却ファン23と、第2ラジエータ22に対応した第2冷却ファン24と、駆動系冷却系12内で駆動系冷却水を循環させる駆動系冷却水ポンプ25と、スタック冷却系11内でスタック冷却水を循環させるスタック冷却水ポンプ26とを備える。
【0030】
第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24、並びに駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26は、制御装置13からの制御信号により、その動作が制御される。
【0031】
更に、この車両冷却装置は、スタック冷却系11及び駆動系冷却系12を構成する双方の管と挿通し、燃料電池スタック1及び駆動系部品2からのスタック冷却水及び駆動系冷却水が供給されて、第2ラジエータ22及び第1ラジエータ21に供給する熱交換器27を備える。この熱交換器27は、燃料電池スタック1からのスタック冷却水と、駆動系部品2からの駆動系冷却水との間で熱交換をして、スタック冷却水を第2ラジエータ22に供給すると共に、駆動系冷却水を第1ラジエータ21に供給する。
【0032】
更にまた、この車両冷却装置は、燃料電池スタック1からのスタック冷却水を直接熱交換器27に供給すると共に、熱交換器27をバイパスして直接第2ラジエータ22に供給する循環通路切替弁28を備える。この循環通路切替弁28は、制御装置13からの制御信号に従って、開閉動作が制御され、スタック冷却水を熱交換器27に供給、又はバイパスして第2ラジエータ22に供給する。
【0033】
第2ラジエータ22及び第1ラジエータ21は、駆動系部品2及び燃料電池スタック1内で熱交換させることにより昇温された駆動系冷却水及びスタック冷却水の温度を下げるものである。この第2ラジエータ22及び第1ラジエータ21は、車両の前端部内に備えられ、外気を取り込み可能な構造を有し、ラジエータ1枚或いは2枚で1枚として構成されている。第2ラジエータ22及び第1ラジエータ21は、第2冷却ファン24及び第1冷却ファン23からの送風を受けて通過する駆動系冷却水及びスタック冷却水を冷却する構造を有している。第2ラジエータ22及び第1ラジエータ21は、外気が通過することで、外気とスタック冷却水及び駆動系冷却水との間で熱交換させる。
【0034】
駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26は、駆動系部品2及び燃料電池スタック1で発熱した熱量を第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22で冷却するために、駆動系冷却水及びスタック冷却水を吐出するものである。制御装置13は、駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26の回転数を制御することで、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22で必要な熱交換量が得られるように、停止状態から最大吐出流量までの間で無段階に制御する。
【0035】
更にまた、この車両冷却装置では、第1ラジエータ21と駆動系冷却水ポンプ25とを挿通する管に設けられた第1冷却水温度センサ31と、駆動系部品2と熱交換器27とを挿通する管に設けられた第2冷却水温度センサ32と、第2ラジエータ22とスタック冷却水ポンプ26とを挿通する管に設けられた第3冷却水温度センサ33と、燃料電池スタック1と循環通路切替弁28とを挿通する管に設けられた第4冷却水温度センサ34と、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22の外気取り込み面側に設けられた外気温度センサ35とを備える。これら第1冷却水温度センサ31、第2冷却水温度センサ32、第3冷却水温度センサ33、第4冷却水温度センサ34及び外気温度センサ35は、それぞれスタック冷却水、駆動系冷却水及び外気温度を検出し、検出したセンサ信号(T1〜T5)を制御装置13に出力する。
【0036】
制御装置13は、第2冷却ファン24及び第1冷却ファン23に制御信号を出力することで、第2冷却ファン24及び第1冷却ファン23の回転数を制御し、第2ラジエータ22及び第1ラジエータ21での熱交換を促進させる。ただし、車両の走行時は車速風により第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24での駆動力が軽減される。制御装置13は、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22で必要な熱交換量が得られるように、無段階に第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24の回転数を制御する。
【0037】
また、制御装置13は、駆動系部品2及び燃料電池スタック1の駆動系冷却水及びスタック冷却水を、第2冷却水温度センサ32及び第4冷却水温度センサ34により検出される冷却水温度T2、T4がそれぞれ所定温度範囲となるように、駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26での吐出流量を制御する。
【0038】
制御装置13は、駆動系部品2の発熱量と、燃料電池スタック1の発熱量から、第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24、並びに駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26での消費電力が最小となるように制御する。
【0039】
更に、制御装置13は、駆動系部品2及び燃料電池スタック1の出力要求を行っている外部装置からの出力要求値、第1冷却水温度センサ31と第2冷却水温度センサ32、及び第3冷却水温度センサ33と第4冷却水温度センサ34からのセンサ信号、第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24の回転数、並びに、駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26での吐出流量とから駆動系部品2及び燃料電池スタック1の発熱量を算出する。そして、制御装置13は、予め内部に格納しておいた熱容量データマップを参照して、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22で要求される発熱量を演算して判定し、第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24、並びに駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26の駆動量を制御する。
【0040】
上記熱容量データマップとは、図2(a)及び図2(b)に示すように、駆動系冷却系12とスタック冷却系11とで別個に保持しており、図2(c)に示すように、駆動系冷却系12及びスタック冷却系11を組み合わせて使用したときのラジエータを通過する流量、冷却ファンによる風量と、ラジエータでの放熱量との関係である。すなわち、熱容量データマップとは、スタック冷却系11での冷却能力(図2(a))、駆動系冷却系12での冷却能力(図2(b))、車両冷却装置全体での冷却能力(図2(c))を示す。
【0041】
[駆動系冷却系の冷却動作]
図3に、制御装置13により駆動系冷却系12を動作させるときのフローチャートを示す。図3の処理を行うに際して、制御装置13は、駆動系冷却系12の冷却能力を制御する冷却能力制御手段として機能する。
【0042】
図3によれば、先ず、ステップS1において、制御装置13は、第2冷却水温度センサ32からのセンサ信号を検出し、駆動系冷却水温度T2が予め設定した温度T2maxより大きいか否かの判定をする。駆動系冷却水温度T2が予め設定した温度T2maxより大きいと判定したときにはステップS2に処理を進め、大きくないと判定したときにはステップS3に処理を進める。
【0043】
ステップS2において、制御装置13は、吐出流量を増加させるように駆動系冷却水ポンプ25の回転数PR1を増加させる制御してステップS4に処理を進める。一方ステップS3において、制御装置13は、吐出流量を減少させるように駆動系冷却水ポンプ25の回転数PR1を減少させる制御をしてステップS4に処理を進める。
【0044】
ステップS4において、制御装置13は、冷却水温度センサ31,32のセンサ信号を検出して駆動系冷却水温度T1,T2を読み込み、次のステップS5において、検出した駆動系冷却水温度T1,T2と駆動系冷却水ポンプ25の吐出流量とから熱流量Q1を算出して、ステップS6に処理を進める。すなわち、制御装置13は、駆動系部品2で発熱している熱量を算出する。
【0045】
ステップS6において、制御装置13は、算出した熱流量Q1と、図2(a)での第1ラジエータ21の放熱量R1との比較をし、熱流量Q1が放熱量R1より大きいときにはステップS7に処理を進め、大きくないときにはステップS8に処理を進める。
【0046】
ステップS7において、制御装置13は、駆動系部品2での発熱量が現在の駆動系冷却系12の冷却能力より大きいと判定して、回転数FR1を増加させるように第1冷却ファン23を制御してステップS9に処理を進める。これにより、制御装置13は、駆動系冷却系12での冷却能力を増加させることで、駆動系冷却水の温度を所定の温度とする。
【0047】
一方ステップS8において、制御装置13は、駆動系部品2での発熱量が現在の駆動系冷却系12の冷却能力より小さいと判定して、駆動系冷却系12での消費電力を最小にするために、回転数FR1を減少させるように第1冷却ファン23を制御してステップS9に処理を進める。
【0048】
ステップS9において、制御装置13は、駆動系冷却水ポンプ25の回転数PR1と予め設定した駆動系冷却水ポンプ25の最大回転数PR1maxとの大小比較をすると共に、第1冷却ファン23の回転数FR1と予め設定した第1冷却ファン23の最大回転数FR1maxとの大小比較をする。そして、制御装置13は、回転数PR1が最大回転数PR1maxより大きく、且つ、回転数FR1が回転数FR1maxより大きいと判定したときには駆動系冷却系12の制御処理を終了して通常動作に戻り、大きくないと判定したときには再度ステップS1〜ステップS8までの処理を行うために処理をステップS1に戻す。
【0049】
これにより、制御装置13では、駆動系冷却水の温度が所定温度以下になるまで、ステップS1〜ステップS8までの処理を繰り返し行って、駆動系冷却系12の冷却能力を制御する。
【0050】
[スタック冷却系の冷却動作]
図4に、制御装置13によりスタック冷却系11を動作させるときのフローチャートを示す。図4の処理を行うに際して、制御装置13は、スタック冷却系11の冷却能力を制御する冷却能力制御手段として機能する。
【0051】
図4によれば、先ず、ステップS11において、制御装置13は、第4冷却水温度センサ34からのセンサ信号を検出し、スタック冷却水温度T4が予め設定した温度T4maxより大きいか否かの判定をする。スタック冷却水温度T4が予め設定した温度T4maxより大きいと判定したときにはステップS12に処理を進め、大きくないと判定したときにはステップS13に処理を進める。
【0052】
ステップS12において、制御装置13は、吐出流量を増加させるようにスタック冷却水ポンプ26の回転数PR2を増加させる制御してステップS14に処理を進める。一方ステップS13において、制御装置13は、吐出流量を減少させるようにスタック冷却水ポンプ26の回転数PR2を減少させる制御をしてステップS14に処理を進める。
【0053】
ステップS14において、制御装置13は、冷却水温度センサ33,34のセンサ信号を検出してスタック冷却水温度T3,T4を読み込み、次のステップS15において、検出したスタック冷却水温度T3,T4とスタック冷却水ポンプ26の吐出流量とから熱流量Q2を算出して、ステップS16に処理を進める。すなわち、制御装置13は、燃料電池スタック1で発熱している熱量を算出する。
【0054】
ステップS16において、制御装置13は、算出した熱流量Q2と、図2(b)での第2ラジエータ22の放熱量R2との比較をし、熱流量Q2が放熱量R2より大きいときにはステップS17に処理を進め、大きくないときにはステップS18に処理を進める。
【0055】
ステップS17において、制御装置13は、燃料電池スタック1での発熱量が現在のスタック冷却系11の冷却能力より大きいと判定して、回転数FR2を増加させるように第2冷却ファン24を制御してステップS19に処理を進める。これにより、制御装置13は、スタック冷却系11での冷却能力を増加させることで、スタック冷却水の温度が所定の温度とする。
【0056】
一方ステップS18において、制御装置13は、燃料電池スタック1での発熱量が現在のスタック冷却系11の冷却能力より小さいと判定して、スタック冷却系11での消費電力を最小にするために、回転数FR2を減少させるように第2冷却ファン24を制御してステップS19に処理を進める。
【0057】
ステップS19において、制御装置13は、スタック冷却水ポンプ26の回転数PR2と予め設定したスタック冷却水ポンプ26の最大回転数PR2maxとの大小比較をすると共に、第2冷却ファン24の回転数FR2と予め設定した第2冷却ファン24の最大回転数FR2maxとの大小比較をする。そして、制御装置13は、回転数PR2が最大回転数PR2maxより大きく、且つ、回転数FR2が回転数FR2maxより大きいと判定したときにはスタック冷却系11の制御処理を終了して通常動作に戻り、大きくないと判定したときには再度ステップS11〜ステップS18までの処理を行うために処理をステップS11に戻す。
【0058】
これにより、制御装置13では、スタック冷却水の温度が所定温度以下になるまで、ステップS11〜ステップS18までの処理を繰り返し行って、スタック冷却系11の冷却能力を制御する。
【0059】
[流路切り替え動作]
以下に説明する図5〜図7の流路切り替え動作を行うに際して、制御装置13は、スタック冷却水の流路を熱交換流路L1とバイパス流路L2との間で切り替え制御する流路切り替え制御手段として機能する。
【0060】
「起動時」
図5に、車両冷却装置の起動時における流路切り替え動作を行うときのフローチャートを示す。
【0061】
例えば車両運転者がイグニッションスイッチを操作して車両を起動するとステップS21から処理を開始し、制御装置13は、第2冷却水温度センサ32及び第4冷却水温度センサ34からのセンサ信号を読み込んで、駆動系冷却水温度T2及びスタック冷却水温度T4を検出してステップS22に処理を進める。
【0062】
ステップS22において、制御装置13は、ステップS21で検出した駆動系冷却水温度T2とスタック冷却水温度T4との比較をして駆動系冷却水温度T2がスタック冷却水温度T4よりも高く、且つ、スタック冷却水温度T4と予め設定した駆動系冷却水温度の最高温度T2maxとの比較をしてスタック冷却水温度T4が最高温度T2maxよりも低いと判定したときにはステップS23に処理を進め、大きくないと判定したときにはステップS24に処理を進める。
【0063】
ステップS23において、制御装置13は、循環通路切替弁28を制御することで、スタック冷却水を循環通路切替弁28を介して熱交換器27に導く。これにより、スタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換をさせて、燃料電池スタック1の昇温を早めることができる。
【0064】
一方、ステップS24において、制御装置13は、熱交換器27を通過させずにバイパス流路L2によりスタック冷却水を第2ラジエータ22に導く。
【0065】
このような流路切り替え動作を行う車両冷却装置では、循環通路切替弁28を制御することにより熱交換器27にスタック冷却水を通過させ、駆動系部品2で発熱した熱量をスタック冷却水に移して速やかに昇温させることができ、起動時に燃料電池スタック1が高効率で運転する領域までスタック冷却水を速やかに昇温させる必要性に対応することができる。
【0066】
また、この車両冷却装置では、制御装置13によりステップS22での判定を行うことで、スタック冷却水の温度が所定温度以上となればバイパス流路L2を通過させることができる。
【0067】
「停止時」
図6に、車両冷却装置の停止時における流路切り替え動作を行うときのフローチャートを示す。
【0068】
例えば車両運転者がイグニッションスイッチを操作して車両を停止するとステップS31から処理を開始し、制御装置13は、第2冷却水温度センサ32及び第4冷却水温度センサ34からのセンサ信号を読み込んで、駆動系冷却水温度T2及びスタック冷却水温度T4を検出してステップS32に処理を進める。
【0069】
ステップS32において、制御装置13は、駆動系冷却水温度T2とスタック冷却水温度T4との比較をして駆動系冷却水温度T2がスタック冷却水温度T4よりも低く、且つ、スタック冷却水温度T4と予め設定した駆動系冷却水温度の最高温度T2maxとの比較をしてスタック冷却水温度T4が最高温度T2maxよりも高いと判定したときにはステップS33に処理を進め、高くないと判定したときにはステップS34に処理を進める。
【0070】
ステップS33において、制御装置13は、循環通路切替弁28を制御することで、スタック冷却水を循環通路切替弁28を介して熱交換器27に導く。これにより、スタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換をさせて、スタック冷却水の温度を速やかに所定温度以下とする。
【0071】
一方、ステップS34において、制御装置13は、熱交換器27を通過させずにバイパス流路L2によりスタック冷却水を第2ラジエータ22に導く。
【0072】
ここで、燃料電池スタック1は一旦温度が上昇して、燃料電池スタック1本体がスタック冷却水の管理上限温度まで上昇してしまうと、その総熱量は非常に大きくなる。そのため、燃料システムの停止時に、速やかにスタック冷却水ポンプ26及び第2冷却ファン24の動作を停止すると、燃料電池スタック1が停止時に持っている熱量により、燃料電池スタック1内部で急速な温度上昇が発生し、燃料電池スタック1の保証温度を超える場合が予想される。
【0073】
これに対し、図6に示す動作を行う車両冷却装置によれば、車両停止時に循環通路切替弁28を制御することでスタック冷却水を熱交換器27に通過させてスタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換を行い、更に、第1冷却ファン23、駆動系冷却水ポンプ25、第2冷却ファン24及びスタック冷却水ポンプ26を動作させるので、スタック冷却水を速やかに所定温度以下まで降温させることができ、燃料電池スタック1を保証温度以上とすることなく、安全に停止させることができる。
【0074】
「起動時、停止時以外」
図7に、車両冷却装置の起動時及び停止時外における流路切り替え動作を行うときのフローチャートを示す。
【0075】
車両が走行している時や定常状態のときなど、起動時及び停止時以外のとき、制御装置13は、ステップS41において、第2冷却水温度センサ32、第4冷却水温度センサ34及び外気温度センサ35からのセンサ信号を読み込んで、駆動系冷却水温度T2、スタック冷却水温度T4及び外気温度T5を検出してステップS42に処理を進める。
【0076】
ステップS42において、制御装置13は、現在の駆動系冷却水ポンプ25、スタック冷却水ポンプ26、第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24の制御値を読み出すことで、駆動系冷却水ポンプ回転数PR1、スタック冷却水ポンプ回転数PR2、第1冷却ファン回転数FR1、第2冷却ファン回転数FR2を読み出して、ステップS43及びステップS44に処理を進める。
【0077】
ステップS43では、上述の図3に示す処理を行って、駆動系冷却系12を用いた駆動系部品2の冷却を行うと共に、ステップS44では、上述の図4に示す処理を行って、スタック冷却系11を用いた燃料電池スタック1の冷却を行って、ステップS45に処理を進める。
【0078】
ステップS45では、制御装置13は、駆動系冷却水ポンプ回転数PR1が予め設定した駆動系冷却水ポンプ25の最大回転数PR1maxより低く、且つ第1冷却ファン回転数FR1が予め設定した第1冷却ファン23の最大回転数FR1maxより低い場合、或いはスタック冷却水ポンプ回転数PR2が予め設定したスタック冷却水ポンプ26の最大回転数PR2maxより低く、且つ第2冷却ファン回転数FR2が予め設定した第2冷却ファン24の最大回転数FR2maxより低い場合には、現在のスタック冷却系11及び駆動系冷却系12の冷却能力で駆動系部品2及び燃料電池スタック1が冷却可能と判定して、ステップS41に処理を戻す。一方、そうでない場合には、熱交換器27によりスタック冷却系11と駆動系冷却系12との間で熱量を交換するために、ステップS46に処理を進める。
【0079】
ステップS46において、制御装置13は、駆動系冷却水温度T1,T2と駆動系冷却水ポンプ25の流量とに基づいて駆動系冷却系12の熱流量Q1、スタック冷却水温度T3,T4とスタック冷却水ポンプ26の流量とに基づいてスタック冷却系11の熱流量Q2を演算する。更に、制御装置13は、外気温度T5、駆動系冷却水温度T2、第1冷却ファン23の回転数、駆動系冷却水ポンプ25の流量とに基づいて駆動系冷却系12の冷却能力C1を算出すると共に、外気温度T5、スタック冷却水温度T4、第2冷却ファン24の回転数、スタック冷却水ポンプ26の流量とに基づいてスタック冷却系11の冷却能力C2を演算する。
【0080】
次のステップS47において、制御装置13は、冷却能力C1が熱流量Q1より小さく、且つ冷却能力C2が熱流量Q2より大きい場合、或いは冷却能力C1が熱流量Q1より大きく、且つ冷却能力C2が熱流量Q2より小さい場合には、スタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換器27による熱交換を行うためにステップS48に処理を進め、そうでない場合にはステップS49に処理を進める。すなわち、いずれかの冷却系で冷却能力より熱量が大きいときには、スタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換を行う。
【0081】
ステップS48では、制御装置13は、循環通路切替弁28を制御して、スタック冷却水を熱交換器27に導いてスタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換を行い、ステップS49では、スタック冷却水をバイパス流路L2に導いて、ステップS50に処理を進める。
【0082】
ステップS50において、制御装置13は、再度駆動系冷却水温度T2、スタック冷却水温度T4及び外気温度T5を読み込んで、ステップS51に処理を進める。
【0083】
ステップS51において、制御装置13は、再度駆動系冷却水ポンプ回転数PR1、スタック冷却水ポンプ回転数PR2、第1冷却ファン回転数FR1及び第2冷却ファン回転数FR2を読み込んで、ステップS52に処理を進める。
【0084】
ステップS52において、制御装置13は、上述のステップS46と同様に、駆動系冷却系12の冷却能力C1、スタック冷却系11の冷却能力C2、駆動系冷却系12の熱流量Q1、スタック冷却系11の熱流量Q2を算出して、ステップS53に処理を進める。
【0085】
ステップS53において、制御装置13は、ステップS52で算出した冷却能力、熱流量を用いて、冷却能力C1が熱流量Q1より大きく、且つ冷却能力C2が熱流量Q2より大きいか否かを判定する。制御装置13は、冷却能力C1が熱流量Q1より大きく、且つ冷却能力C2が熱流量Q2より大きいと判定したときにはステップS41に処理を戻し、そうでない場合にはステップS54に処理を進める。
【0086】
ステップS54において、制御装置13は、冷却能力C1が熱流量Q1より小さく、且つ冷却能力C2が熱流量Q2よりも小さいと判定した場合には、熱交換器27により熱交換を行っても冷却できないと判定してステップS55に処理を進め、燃料電池スタック1の発電量を低下させて処理を終了する。一方、そうでない場合には、再度ステップS47に処理を戻して、ステップS47〜ステップS54までの処理を行う。
【0087】
このような動作をする車両冷却装置では、ステップS47でいずれかの冷却系で冷却能力より熱量が大きいと判定したときにはスタック冷却水と駆動系冷却水との間で熱交換を行うことにより、スタック冷却系11から駆動系冷却系12、或いは駆動系冷却系12からスタック冷却系11に熱量を移動させることができる。したがって、この車両冷却装置では、環境条件や運転条件に拘わらず、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22の熱交換能力を最大限に生かすことができる。
【0088】
更に、通常の車両では、搭載可能なラジエータの大きさには限界があり、環境条件(環境温度)も変化するため、予め設定されたラジエータの大きさ、冷却水ポンプの吐出流量、冷却ファンの送風量によりラジエータの放熱量が制限されてしまう。これに対し、本発明を適用した車両冷却装置では、外気温度T5に基づいて循環通路切替弁28を制御してスタック冷却系11と駆動系冷却系12との間で熱交換を行うことにより第1ラジエータ21と第2ラジエータ22の放熱量の最適な配分を行うことができ、環境条件や運転条件、走行パターンによってラジエータの熱交換能力を最大限に生かし、例えばいずれか一方の冷却系の冷却能力不足によって車両走行性能が制限されることを防止することができる。
【0089】
更にまた、この車両冷却装置によれば、第1ラジエータ21及び第2ラジエータ22での放熱量の最適化を行うので、駆動系冷却水ポンプ25及びスタック冷却水ポンプ26、第1冷却ファン23及び第2冷却ファン24の消費電力を抑制することが可能となり、車両の省燃費化を実現することができる。
【0090】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0091】
例えば1つの冷却系で単数、あるいは3個以上の冷却水温度センサが適用される場合や、冷却水温度に代えて、その中の1つがラジエタ周囲温度を検知する方法なども考えられる。
【0092】
また、本例では、スタック冷却系11に循環通路切替弁28が設けられている場合について説明したが、駆動系冷却系12を構成する挿通管にのみ設けられていても良く、更にはスタック冷却系11及び駆動系冷却系12の双方の挿通管に設けられていても良い。このとき、流路切り替え動作時において、制御装置13は、駆動系冷却系12及び/又はスタック冷却系11に設けられた循環通路切替弁を制御することで、上述と同様の効果を発揮させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両冷却装置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は駆動系冷却水の流量及び風速に対する第1ラジエータの放熱量を示し、(b)はスタック冷却水の流量及び風速に対する第2ラジエータの放熱量を示し、(c)は車両冷却装置におけるラジエータを通過する流量及び風速に対する放熱量を示す。
【図3】駆動系冷却系の冷却動作を行うときの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】スタック冷却系の冷却動作を行うときの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】車両の起動時における流路切り替え動作を行うときの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】車両の停止時における流路切り替え動作を行うときの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】車両の起動時、停止時外における流路切り替え動作を行うときの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
2 駆動系部品
11 スタック冷却系
12 駆動系冷却系
13 制御装置
21 第1ラジエータ
22 第2ラジエータ
23 第1冷却ファン
24 第2冷却ファン
25 駆動系冷却水ポンプ
26 スタック冷却水ポンプ
27 熱交換器
28 循環通路切替弁
31 第1冷却水温度センサ
32 第2冷却水温度センサ
33 第3冷却水温度センサ
34 第4冷却水温度センサ
35 外気温度センサ
Claims (7)
- 燃料電池と、この燃料電池の発電電力により駆動される駆動系部品とを備えた燃料電池を搭載した車両の冷却装置において、
第1冷却水を循環する第1冷却水ポンプと、この第1冷却水ポンプにより第1冷却水が循環される第1熱交換器と、この第1熱交換器に空気を通過させる第1熱交換器冷却ファンとを有し、第1の設定温度以下に上記駆動系部品を冷却する第1冷却系と、
上記第1冷却系と分割され、第2冷却水を循環する第2冷却水ポンプと、この第2冷却水ポンプにより第2冷却水が循環される第2熱交換器と、この第2熱交換器に空気を通過させる第2熱交換器冷却ファンとを有し、上記第1の設定温度より高い第2の設定温度以下に上記燃料電池を冷却する第2冷却系と、
第1冷却水温度を検出する第1冷却水温度検出手段と、
第2冷却水温度を検出する第2冷却水温度検出手段と、
上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて上記第1冷却系の冷却能力を制御する第1冷却能力制御手段と、
上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて上記第2冷却系の冷却能力を制御する第2冷却能力制御手段と
を備えることを特徴とする燃料電池を搭載した車両の冷却装置。 - 上記第1冷却能力制御手段は、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第1冷却水ポンプの吐出流量及び上記第1熱交換器冷却ファンの送風量に対する上記第1冷却系の冷却能力を判定して上記第1冷却水ポンプ及び上記第1熱交換器冷却ファンの駆動量を制御して、上記第1冷却系の冷却能力を制御し、
上記第2冷却能力制御手段は、上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第2冷却水ポンプの吐出流量及び上記第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する上記第2冷却系の冷却能力を判定して上記第2冷却水ポンプ及び上記第2熱交換器冷却ファンの駆動量を制御して、上記第2冷却系の冷却能力を制御すること
を特徴とする請求項1記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装置。 - 上記第1熱交換器及び第2熱交換器に取り込まれる外気温度を検出する外気温度検出手段を更に備え、
上記第1冷却能力制御手段は、上記外気温度検出手段で検出された外気温度に基づいて上記第1冷却系の冷却能力を制御し、
上記第2冷却能力制御手段は、上記外気温度検出手段で検出された外気温度に基づいて上記第2冷却系の冷却能力を制御すること
を特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装置。 - 上記第1冷却系内で第1冷却水を循環させる流路及び上記第2冷却系内で第2冷却水を循環させる流路に設けられ、第1冷却水と第2冷却水との間で熱交換をする第3熱交換器と、
上記第1冷却水の流路及び/又は上記第2冷却水の流路に設けられ、上記第3熱交換器を通過する流路と上記第3熱交換器を通過しない流路とで流路を切り替える流路切り替え手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装置。 - 上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第1冷却水ポンプ及び第2冷却水ポンプの吐出流量、及び上記第1熱交換器冷却ファン及び第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する冷却能力を判定して、第1冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御する第1流路切り替え制御手段と、
上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度と、上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度とに基づいて、上記第1冷却水ポンプ及び第2冷却水ポンプの吐出流量、及び上記第1熱交換器冷却ファン及び第2熱交換器冷却ファンの送風量に対する冷却能力を判定して、第2冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御する第2流路切り替え制御手段と
を更に備えることを特徴とする請求項4記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装置。 - 上記第1流路切り替え制御手段は、車両を起動するに際して、起動時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第1冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を昇温させ、
上記第2流路切り替え制御手段は、車両を起動するに際して、起動時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第2冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を昇温させること
を特徴とする請求項5記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装置。 - 上記第1流路切り替え制御手段は、車両を停止するに際して、停止時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第1冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を降温させ、
上記第2流路切り替え制御手段は、車両を停止するに際して、停止時の上記第1冷却水温度検出手段で検出した第1冷却水温度及び上記第2冷却水温度検出手段で検出した第2冷却水温度に基づいて第2冷却水の流路に設けられた上記流路切り替え手段を制御して、上記燃料電池の温度を降温させること
を特徴とする請求項5記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装置。
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