JP2002184419A - 燃料電池を搭載した車両の冷却装置 - Google Patents

燃料電池を搭載した車両の冷却装置

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JP2002184419A
JP2002184419A JP2000380272A JP2000380272A JP2002184419A JP 2002184419 A JP2002184419 A JP 2002184419A JP 2000380272 A JP2000380272 A JP 2000380272A JP 2000380272 A JP2000380272 A JP 2000380272A JP 2002184419 A JP2002184419 A JP 2002184419A
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cooling system
cooling
heat exchanger
heat
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Takayuki Arai
孝之 荒井
Hiroshi Miyakubo
博史 宮窪
Kazuo Sato
一穂 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
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Nissan Motor Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池を搭載した車両において、無駄な装
備を使用せずに熱交換器の冷却効率を高める。 【解決手段】 エネルギ源として燃料電池16を搭載し
た車両の冷却装置において、燃料電池16と冷却ファン
3付きラジエータ1との間で液冷媒を循環させる第1の
冷却系R1と、燃料電池16以外の部品と冷却ファン4
付きラジエータ2との間で液冷媒を循環させる第2の冷
却系R2と、燃料電池16の空気極16Aの発生する高
圧の排空気Oをラジエータ1、2の冷却風の一部として
利用するために、前記排空気Oをラジエータ1、2の上
流に導いてラジエータ1、2に向けて吹き出させる送風
管5、6と、燃料電池16で発生する純水Sを蓄えるチ
ャンバ17と、送風管5、6からラジエータ1、2へ向
けて吹き出される排空気Oにチャンバ17の純水Sを混
入させるジェットポンプ7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギ源として
燃料電池(固体高分子電解質型燃料電池など)を搭載し
た車両の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−238830号公報に、熱交
換器の上流に噴水管を配置し、ウォータポンプでタンク
から汲み上げた水を、噴水管から吹き出させて、熱交換
器を通過する冷却空気中に混入させ、冷却空気中の水分
の気化により周囲の熱を奪うことで、熱交換器の冷却性
能を向上させるようにした技術が開示されている。
【0003】また、特開平11−6434号公報に、エ
ンジンルーム内の高温部位にダイヤフラムを利用して水
(エアコンのドレン水)を噴霧して、水分の気化熱によ
り当該個所の温度を下げるようにした技術が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池搭
載車は、熱交換器で処理しなければならない放熱量が非
常に大きい上、熱交換器によって制御しなければならな
い液冷媒の温度上限値が非常に低いといった厳しい条件
が課せられている。特に外気温度が高ければ高いほど、
さらに厳しい条件が課せられる。そのため、エンジン搭
載車と比較して、熱交換器のさらなる高性能化が望まれ
ている。
【0005】この点、上記の従来技術はエンジン搭載車
を適用の対象とし、水の気化熱を利用して熱交換器やエ
ンジンルーム内の高温部位の温度を下げるものである
が、水を単体で対象個所に噴射するものであるため、ウ
ォータポンプやダイヤフラム等の水噴射のための特別な
駆動装置が必要であり、この技術をそのまま燃料電池搭
載車に適用すると、装備の無駄が多くなる事やエネルギ
効率が落ちるという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、燃料電池を
搭載した車両に特有の現象を利用することで、ウォータ
ポンプやダイヤフラム等の無駄な装備を使用せずに、熱
交換器の冷却効率を高められるようにした燃料電池を搭
載した車両の冷却装置を提供すると共に、燃料電池の運
転状態に相応して、良好なエネルギ効率で最適な冷却性
能を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上述
の課題を解決するために、電解質膜を、酸化剤極と燃料
極とにより挟んで構成され、前記酸化剤極側に酸化剤ガ
スが供給されるとともに、前記燃料極側に燃料ガスが供
給されて発電する燃料電池を搭載した車両の冷却装置に
おいて、前記燃料電池、前記燃料電池により駆動する駆
動手段又は前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス
供給手段を少なくとも含む発熱要素と、放熱用熱交換器
との間で冷媒を循環させることにより発熱要素の発生す
る熱を冷却する冷却系と、前記燃料電池から排出する高
圧の排酸化剤ガスの少なくとも一部を放熱用熱交換器の
冷却風として利用するために、前記排酸化剤ガスを放熱
用熱交換器の上流部に導いて放熱用熱交換器に向けて吹
き出す送風手段とを備える。
【0008】請求項2の発明は、前記燃料電池から排出
する燃料ガスに含まれる水分を蓄える貯水部と、前記送
風手段により前記放熱用熱交換器へ向けて吹き出す排酸
化剤ガスに前記貯水部の水分を混入させる水分混入手段
とを更に備える。
【0009】請求項3の発明は、前記冷却系は、前記燃
料電池を発熱要素とする第1の冷却系と、前記燃料電池
以外を発熱要素とする第2の冷却系とを有し、前記第1
の冷却系の放熱用熱交換器及び冷却ファンの組と、前記
第2の冷却系の放熱用熱交換器及び冷却ファンの組と
が、車両前部に横に並べて配置されている。
【0010】請求項4の発明は、前記冷却系は、前記燃
料電池を発熱要素とする第1の冷却系と、前記燃料電池
以外を発熱要素とする第2の冷却系とを有し、前記第1
の冷却系の冷却ファンと前記第2の冷却系の冷却ファン
とを個別に駆動制御する駆動制御手段を更に備える。
【0011】請求項5の発明は、前記水分混入手段は、
前記送風手段により循環される排酸化剤ガスの流れによ
り水分を吸い上げて排酸化剤ガス中に混入させるジェッ
トポンプよりなる。
【0012】請求項6の発明は、前記水分混入手段は前
記排水素ガス中に混入する水分量を調整し、前記送風手
段は前記放熱用熱交換器を通過する排酸化ガス量を調整
する。
【0013】請求項7の発明は、前記冷却系は、前記燃
料電池を発熱要素とする第1の冷却系と、前記燃料電池
以外を発熱要素とする第2の冷却系とを有し、前記第1
の冷却系の放熱用熱交換器に対して前記送風手段から吹
き付ける排酸化剤ガスの流量と前記第2の冷却系の放熱
用熱交換器に対して前記送風手段から吹き付ける排酸化
剤ガスの流量とを個別に制御する手段が設けられてい
る。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、燃料電池の発
生する比較的高圧の排酸化剤ガスを、送風手段を介して
放熱用熱交換器の上流側に導くことで熱交換器の冷却風
の少なくとも一部として利用するようにしているので、
熱交換器の通過酸化剤ガス量を増加させることができ、
熱交換器の冷却能力を高めることができる。特に、燃料
電池からの排酸化剤ガスは水分を含んでいるため、水分
の気化熱による冷却効果も期待できる。このように、燃
料電池に特有の発生物である比較的高圧の排酸化剤ガス
を有効利用するだけであるから、ウォータポンプなどの
無駄な装備が必要なく、低コストで熱交換器の高性能化
を図ることができる。
【0015】請求項2の発明によれば、水分を貯水部に
蓄えておき、その水を水分混入手段により、放熱用熱交
換器に吹き付ける排酸化剤ガス中に混入させるようにし
ているので、排酸化剤ガス中に含まれる水分の気化熱に
よって、熱交換器の冷却性能を向上させることができ
る。この場合、水を噴霧状あるいは液滴状にして放熱用
熱交換器に吹き付けるものの、原理としては排酸化剤ガ
スの流れに水滴を乗せるだけでよいから、ウォータポン
プやダイヤフラム等の水噴射のための特別な駆動装置は
必要でなく、無駄な装備を省略できる。
【0016】請求項3の発明によれば、燃料電池の冷却
系と燃料電池以外の冷却系の2つの冷却系を設け、両冷
却系の熱交換器と冷却ファンの組を車両前部に横に並べ
ているので、走行風による冷却作用を両冷却系の熱交換
器とも等しく受けることができ、従来のエンジン搭載車
両と類似の冷却システムとして簡素な構成にすることが
できる。
【0017】請求項4の発明によれば、燃料電池の冷却
系と燃料電池以外の部品の冷却系の2つの冷却系を設
け、両冷却系の冷却ファンを個別に駆動制御するように
しているので、低負荷運転から高負荷運転までの領域に
おけるさまざまな運転状況に対し、冷却ファンによる冷
却風量の最適化を図ることができて、熱管理が容易とな
る。
【0018】請求項5の発明によれば、排酸化剤ガスの
流れる送風手段にジェットポンプを装備することによ
り、特別な駆動源を使用せず、排酸化剤ガスの流体エネ
ルギだけで、水を噴霧状あるいは液滴状にして、放熱用
熱交換器に向けて吹き出す排酸化剤ガス中に混入させる
ことができる。従って、ウォータポンプ等の無駄な装備
が必要なく、低消費電力化を図ることができる。
【0019】請求項6の発明は、上記水分添加手段は排
酸化剤ガスに混入する水分量を調整すると共に、上記送
風手段は上記放熱用熱交換機に吹き付ける排酸化剤ガス
の量を制御するので、熱交換器表面上で気化潜熱を利用
することで熱交換性能を向上させると共に、熱交換器を
通過する酸化剤ガスの流量を増大させることが可能とな
り、熱交換器の性能を向上させることができる。
【0020】請求項7の発明によれば、燃料電池の冷却
系と燃料電池以外の冷却系の2つの冷却系を設け、両冷
却系の熱交換器への排酸化剤ガスの供給量を個別に制御
できるようにしているから、運転負荷条件に応じて冷却
性能を個別管理することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】図1は実施形態の冷却装置の系統図であ
る。この冷却装置は、第1の冷却系R1と第2の冷却系
R2の2つの冷却系を有しており、各冷却系R1、R2
では、それぞれ連続した経路を液冷媒が循環するように
なっている。
【0023】第1の冷却系R1の経路には、発熱要素と
しての固体高分子電解質型の燃料電池16と、放熱用熱
交換器としての第1のラジエータ1とが介装されてお
り、燃料電池16で発生した熱を第1のラジエータ1で
外気に放出するようになっている。
【0024】また、第2の冷却系R2の経路には、発熱
要素としての燃料電池以外の部品、即ち、パワーマネー
ジャ13、インバータ12、DC/DCコンバータ1
1、コンプレッサ10、空気クーラ9、水回収コンデン
サ8等が介装されると共に、放熱用熱交換器としての第
2のラジエータ2とが介装されており、パワーマネージ
ャ13、インバータ12、DC/DCコンバータ11、
コンプレッサ10、空気クーラ9、水回収コンデンサ8
で発生した熱を第2のラジエータ2で外気に放出するよ
うになっている。なお、第1のラジエータ1、第2のラ
ジエータ2の冷媒出口には、それぞれ冷媒温度を検出す
る温度センサ23、24が設けられている。
【0025】各ラジエータ1、2は、走行風を同じ条件
で受けられるように車両前部に横に並べて配置されてお
り、各ラジエータ1、2の背後には、図示しない制御装
置によって個別に駆動制御される冷却ファン3、4が配
置されている。
【0026】前記燃料電池16は、酸化剤として空気
(外気)を用い、燃料として水素ガスを用いるもので、
空気は、コンプレッサ10で圧縮して圧力を高めた後、
空気クーラ9で所定温度まで冷却し、更に加湿器15に
て所定の露点まで加湿した状態で、燃料電池16に供給
する。また、水素ガスは、水素ボンベ14から供給し、
加湿器15にて所定の露点まで加湿した状態で、燃料電
池16に供給する。その際、水素ガスは、燃料電池16
からの余剰水素ガスと合流させて加湿器15に送る。
【0027】燃料電池16の空気極16Aからは、比較
的高圧の排空気Oが出てくる。そこで、この冷却装置で
は、その排空気Oを各ラジエータ1、2の冷却風の一部
として利用するために、排空気Oを各ラジエータ1、2
の上流部に導く2系統の送風路F1、F2を設けてい
る。2系統の送風路F1、F2は、いずれもラジエータ
1、2の上流部に配置された各送風管5、6につながっ
ている。即ち、第1の送風路F1は空気流量調整弁21
を介して送風管5、6と直接つながっており、第2の送
風路F2は排空気Oの純水を回収するための前記水回収
コンデンサ8及びジェットポンプ7を介して送風管5、
6とつながっている。
【0028】各送風管5、6は、図2及び図3に示すよ
うに、ラジエータ1、2に向けて排空気Oを吹き出すこ
とができるように、ラジエータ1、2の上部または下部
に設置されている(図では下部に設置されている)。そ
して、各送風管5、6には、個別に吹出風量を調整する
ことができるように空気流量調整弁19、20が設けら
れている。
【0029】なお、送風路F1、F2の先端は排空気流
量調整弁26を介して水素燃焼器27に接続されてい
る。
【0030】燃料電池16からは、比較的高圧の排水素
Hと純水Sが排出される。そのため、燃料極16Bにつ
ながる送気路Gの途中には、純水を一時溜めておくため
の水位センサ22付きの密閉式ドレインチャンバ17が
設けられている。密閉式ドレインチャンバ17後の排水
素ガスHの送気路Gは、2つに分岐しており、一方の分
岐路G1が、水素ボンベ14から加湿器15へ入る水素
ガスの経路に合流し、他方の分岐路G2が、排水素流量
調整弁25を介して前記水素燃焼器27につながってい
る。
【0031】また、前記ジェットポンプ7には、密閉式
ドレインチャンバ17に溜まった純水を導入するための
純水配管Jが水流量調整弁18を介して接続されてお
り、第2の送風路F2内の排空気の流れにより純水を吸
い上げて排空気O中に混入させることができるようにな
っている。
【0032】次に図示しない制御装置の役割と共に冷却
装置の作用を説明する。
【0033】通常、制御装置は、各冷却系R1、R2の
冷媒温度が所定値以下となるように冷却ファン3、4を
駆動制御している。ところが、冷却負荷が大きい場合に
は、冷却ファン3、4を最大風量に設定しても、温度セ
ンサ23、24の検出値が所定値まで下がらないことが
ある。そのようなときに、燃料電池16の排空気Oをラ
ジエータ1、2の冷却風の一部として利用するモードを
実行する。
【0034】例えば、2つのラジエータ1、2のどちら
の冷媒温度も高い場合は、両冷却系R1、R2の冷却フ
ァン3、4を制御して、冷却ファン3、4による通過空
気流量を調整すると同時に、空気流量調整バルブ19、
20の開度を調節して、両方のラジエータ1、2に排空
気Oを吹き付けるモードを実行する。
【0035】また、2つのラジエータ1、2のどちらか
一方の冷媒温度だけが高い場合は、冷媒温度の高い方の
冷却系R1(またはR2)の冷却ファン3(または4)
を制御して、冷却ファン3(または4)による通過空気
流量を調整すると同時に、対応する空気流量調整バルブ
19(または20)の開度を調節して、片方のラジエー
タ1(または2)にだけ排空気Oを吹き付けるモードを
実行する。
【0036】燃料電池16の発生する排空気Oをラジエ
ータ1、2の冷却風の一部として利用する場合の作動モ
ードしては、2つの作動モードが用意されている。
【0037】第1の作動モードは、密閉式ドレインチャ
ンバ17に設置された水位センサ22によって、純水の
貯留量が所定のしきい値より低いことが検出された場合
に、制御装置によって選択される。
【0038】この作動モードでは、水流量調整バルブ1
8が閉じられ、空気流量調整バルブ21が全開されるこ
とにより、燃料電池16から排出される液滴の純水と、
水分を多く含んだ排空気Oとが、直接、第1の送風路F
1を経由して送風管5、6に導かれ、ラジエータ1、2
に向かって吹き付けられる。この場合、水回収用コンデ
ンサ8及びジェットポンプ7を通過する第2の送風路F
2は、第1の送風路F1よりも圧力損失が高いため、ほ
ぼ排空気Oの全量が第1の送風路F1を経由して送風管
5、6に流れ込み、ラジエータ1、2に向かって吹き付
けられる。それにより、ラジエータ1,2の通過空気量
が増加し、併せて、排空気Oに含まれる水分の気化によ
り周囲から熱が奪われることで、ラジエータ1、2の冷
却能力がアップする。
【0039】また、第2の作動モードは、密閉式ドレイ
ンチャンバ17に設置された水位センサ22によって、
純水の貯留量が所定のしきい値より高いことが検出され
た場合に、制御装置によって選択される。
【0040】この作動モードでは、空気流量調整弁21
が全閉とされることで、排空気Oが第2の送風路F2上
の水回収用コンデンサ8及びジェットポンプ7を経由し
て送風管5、6に流れ込み、ラジエータ1、2に向かっ
て吹き付けられる。この場合は、水流量調整弁18が開
かれることにより、ジェットポンプ7により排空気中に
純水が混入・拡散される。また、水流量調整弁18の開
度が調整されることにより混入・拡散される純水の量が
調整される。
【0041】従って、そのような純水が混入・拡散され
た排空気Oがラジエータ1、2に向かって吹き付けられ
ることにより、ラジエータ1、2の通過空気量が増加す
ると共に、水分の気化により周囲から熱が奪われること
で、ラジエータ1、2の冷却能力がアップする。
【0042】なお、温度センサ23、24の検出値が高
い場合には、燃料電池16及び駆動系部品の出力を制限
することで発熱を抑制する制御も同時に行われる。
【0043】また、温度センサ23、24の検出値が所
定のしきい値を超えない場合は、排空気流量調整弁26
が全開にされ、さらに排水素流量調整弁25により排水
素流量が調整されることで、排水素燃焼器27により余
剰水素が燃焼させられて大気に放出される。また、冬場
においては、通常車両に搭載されている外気温センサの
信号に基づいて、排水素燃焼器27を利用して余剰水素
が燃焼させられて大気に放出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の冷却装置の系統図である。
【図2】同冷却装置のラジエータ周辺の正面図である。
【図3】同冷却装置のラジエータ周辺の側面図である。
【符号の説明】
R1 第1の冷却系 R2 第2の冷却系 F1 第1の送風路 F2 第2の送風路 1 第1のラジエータ 2 第2のラジエータ 3 第1の冷却ファン 4 第2の冷却ファン 5,6 送風管(送風路) 16 燃料電池 17 密閉式ドレンチャンバ(貯水部) 19,20 空気流量調整弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/04 H01M 8/04 G 8/10 8/10 H05K 7/20 H05K 7/20 M H J // B60L 11/18 B60L 11/18 G (72)発明者 宮窪 博史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 佐藤 一穂 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3L044 AA01 AA04 BA06 CA03 CA12 CA14 DA01 DD03 EA04 FA03 FA04 HA01 JA01 5E322 AA05 AA10 AB10 BA05 BB03 BB04 BB07 BB10 EA10 FA01 5H026 AA06 5H027 AA06 BC19 CC02 KK46 MM03 5H115 PA08 PC06 PG04 PI18 PI29 PI30 SE10 TO05 UI29 UI30 UI36 UI40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜を、酸化剤極と燃料極とにより
    挟んで構成され、前記酸化剤極側に酸化剤ガスが供給さ
    れるとともに、前記燃料極側に燃料ガスが供給されて発
    電する燃料電池を搭載した車両の冷却装置において、 前記燃料電池、前記燃料電池により駆動する駆動手段又
    は前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段
    を少なくとも含む発熱要素と、放熱用熱交換器との間で
    冷媒を循環させることにより発熱要素の発生する熱を冷
    却する冷却系と、 前記燃料電池から排出する高圧の排酸化剤ガスの少なく
    とも一部を放熱用熱交換器の冷却風として利用するため
    に、前記排酸化剤ガスを放熱用熱交換器の上流部に導い
    て放熱用熱交換器に向けて吹き出す送風手段とを備える
    ことを特徴とする燃料電池を搭載した車両の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料電池から排出する燃料ガスに含
    まれる水分を蓄える貯水部と、 前記送風手段により前記放熱用熱交換器へ向けて吹き出
    す排酸化剤ガスに前記貯水部の水分を混入させる水分混
    入手段とを更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    燃料電池を搭載した車両の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却系は、前記燃料電池を発熱要素
    とする第1の冷却系と、前記燃料電池以外を発熱要素と
    する第2の冷却系とを有し、 前記第1の冷却系の放熱用熱交換器及び冷却ファンの組
    と、前記第2の冷却系の放熱用熱交換器及び冷却ファン
    の組とが、車両前部に横に並べて配置されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池を搭載した
    車両の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却系は、前記燃料電池を発熱要素
    とする第1の冷却系と、前記燃料電池以外を発熱要素と
    する第2の冷却系とを有し、 前記第1の冷却系の冷却ファンと前記第2の冷却系の冷
    却ファンとを個別に駆動制御する駆動制御手段を更に備
    えることを特徴とする請求項3記載の燃料電池を搭載し
    た車両の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記水分混入手段は、前記送風手段によ
    り循環される排酸化剤ガスの流れにより水分を吸い上げ
    て排酸化剤ガス中に混入させるジェットポンプよりなる
    ことを特徴とする請求項2記載の燃料電池を搭載した車
    両の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記水分混入手段は前記排水素ガス中に
    混入する水分量を調整し、前記送風手段は前記放熱用熱
    交換器を通過する排酸化ガス量を調整することを特徴と
    する請求項2記載の燃料電池を搭載した車両の冷却装
    置。
  7. 【請求項7】 前記冷却系は、前記燃料電池を発熱要素
    とする第1の冷却系と、前記燃料電池以外を発熱要素と
    する第2の冷却系とを有し、 前記第1の冷却系の放熱用熱交換器に対して前記送風手
    段から吹き付ける排酸化剤ガスの流量と前記第2の冷却
    系の放熱用熱交換器に対して前記送風手段から吹き付け
    る排酸化剤ガスの流量とを個別に制御する手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池を搭
    載した車両の冷却装置。
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