JP3640588B2 - 切断装置および円形状マークの中心位置の検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材の切断装置および該シート材に印刷された円形状マークの中心位置の検出方法に関し、特に、シート材を、印刷した画像に対応させて正確に切断するための切断装置および円形状マークの中心位置の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、シート材に画像を印刷し、該印刷された画像に対応させた切断パターンでシート材を切断する場合、シート材には、切断パターンの基準となる画像とともに、切断パターンとは直接関係の無いマークも印刷される。このようなマークは、シート材を切断する手段の位置合わせに用いられる。具体的には、このようなマークの位置が検出され、当該マークの位置に応じて、切断する手段のシート材に対する基準位置を決定していた。
【0003】
従来では、特開平11−170195号公報に開示されるように、切断パターンの基準となるマークを、切断パターンの基準となる画像の印刷範囲外であって、シート材の端部に印刷させる場合もあった。
【0004】
しかしながら、上記のマークをシート材の端部に印刷させると、マークの印刷位置と画像の印刷範囲との位置関係によっては、シート材を切断する手段の位置合わせが十分に行なわれない場合があった。つまり、画像の印刷範囲がシート材の面積に対して著しく小さく、マークが印刷されたシート材の端部からの距離が印刷範囲に対して長い場合には、マークに基づいて、シート材を切断する手段の位置合わせを行なっても、当該手段の切断位置が画像に対して比較的大きな誤差を含むことがあった。つまり、このような場合にも、シート材を切断する手段の位置合わせを正確に行なうことができない、という問題が生じていた。
【0005】
また、従来では、上記のマークの位置の検出をより正確に検出することにより、シート材を、より正確に切断させることが望まれていた。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像が印刷されたシート材を当該画像に対応させて切断できる切断装置、および、切断手段の位置合わせのためにシート材に印刷されたマークの中心位置の検出方法であって、画像に対してずれることなくシート材を切断できる切断装置およびマークの中心位置の検出方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明にかかる切断装置は、画像情報に基づいて所定の領域に第1の画像を印刷され、前記所定の領域の外に第2の画像を印刷されたシート材を切断する切断装置であって、シート材を切断する切断手段と、切断情報に基づいて、前記切断手段によるシート材の切断態様を制御する切断制御手段と、前記第2の画像の前記シート材における配置と大きさを検出する検出手段をさらに含み、前記第2の画像は、前記所定の領域の一角の近傍に印刷される第1の円形状マークと、前記所定の領域の一角に対して一方側に隣接する角の近傍に印刷される第2の円形状マークと、前記所定の領域の一角に対して他方側に隣接する角の近傍に印刷される第3の円形状マークとを含み、前記検出手段は、前記第1の円形状マークの中心位置と、前記第2の円形状マークの中心位置を検出し、前記第1の円形状マークの中心位置と前記第2の円形状マークの中心位置の検出結果に基づいて、前記第3の円形状マークの中心位置を検出し、前記第1の円形状マークの中心位置、前記第2の円形状マークの中心位置、および、前記第3の円形状マークの中心位置に基づいて、前記第2の画像の前記シートにおける配置と大きさを検出し、前記切断制御手段は、第1の画像に対応する画像情報、および、前記検出手段によって検出された前記第2の画像の前記シート材における配置と大きさに基づいて、前記切断手段に前記第1の画像の印刷されたシート材を前記第1の画像に対応させて切断させるための切断情報を生成することを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によると、切断制御手段は、切断手段に、第1の画像に対応させてシート材を切断させる場合、検出手段によって検出されたシート材上の第2の画像の配置と大きさに基づいて、切断手段を制御する。なお、第2の画像には、第1の画像の印刷される所定の領域の近傍に印刷される、第1〜第3の円形状マークが含まれる。そして、検出手段は、第1〜第3の円形状マークの中心位置を検出することにより、第2の画像の配置と大きさを検出し、切断手段の制御に用いる。
【0009】
これにより、切断手段によって、当該シート材に印刷された所定の画像(第1の画像)に対応させてシート材を切断する場合、当該所定の画像(第1の画像)の近傍に印刷された位置決め用の画像(第2の画像)の配置と大きさに基づいて、当該切断手段を位置決めできる。このような場合、シート材を、印刷された画像に対してずれることなく、切断することができる。なお、第3の円形状マークの中心位置を、第1および第2の円形状マークの中心位置の検出結果に基づいて検出するため、第3の円形状マークの中心位置を迅速に検出することができる。
【0010】
請求項2に記載の本発明にかかる切断装置は、請求項1に記載の発明にかかる切断装置の構成に加えて、前記第2の画像は、前記第1の円形状マークと前記第2の円形状マークの間の所定位置に印刷された帯状マークをさらに含み、前記検出手段は、前記第1の円形状マークの中心位置と前記帯状マークの中心位置を検出し、前記第1の円形状マークの中心位置と前記帯状マークの中心位置の検出結果に基づいて、前記第2の円形状マークの中心位置を概算し、前記第2の円形状マークの中心位置の概算結果に基づいて、前記第2の円形状マークの中心位置を検出することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明による作用に加えて、第2の円形状マークの中心位置を、第1の円形状マークと帯状マークの位置情報に基づいた推測を元にして、検出できる。これにより、第2のマークの中心位置を、より早く検出できる。つまり、切断装置において、第2の画像の位置をより早く検出できるため、処理の高速化を図ることができる。
【0012】
請求項3に記載の本発明にかかる切断装置は、請求項1または請求項2に記載の発明にかかる切断装置の構成に加えて、シート材に画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段に、画像情報に基づいて前記第1の画像および前記第2の画像を印刷させる印刷制御手段とをさらに含むことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の本発明にかかる切断装置は、請求項3に記載の発明にかかる切断装置の構成に加えて、前記印刷手段は、シート材に対して所定の方向に従って画像を印刷し、前記第1の円形状マークおよび第2の円形状マークは、前記第1の画像よりも前記所定の方向の一方側に位置し、前記第3の円形状マークは、前記第1の画像よりも前記所定の方向の他方側に位置し、前記印刷制御手段は、前記印刷手段に、前記第2の画像を、前記第1の画像の印刷態様とは異なる印刷態様で印刷させ、かつ、前記第1の円形状マークと前記第2の円形状マークを印刷させ、かつ、前記第1の画像を印刷させた後に、前記第3の円形状マークを印刷させることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の発明による作用に加えて、切断手段の位置決め用のマーク(第1から第3の円形状マーク)を含む第2の画像を、第1の画像の印刷態様に影響されず、一定の印刷態様で印刷できる。また、第1の画像および第2の画像を印刷する際、印刷手段とシート材の相対位置の変更を、より効率よく行なうことができる。
【0015】
請求項5に記載の本発明にかかる切断装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明にかかる切断装置の構成に加えて、前記検出手段は、前記第1の円形状マーク、前記第2の円形状マークおよび前記第3の円形状マークの中の或る円形状マークについて、前記或る円形状マークの、前記第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置を検出し、前記第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記或る円形状マークの、前記第1の方向についての中心位置を概算し、前記概算された第1の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向に交わる第2の方向に延びる直線上にある、前記或る円形状マークの2つの端部の位置を検出し、前記第2の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記或る円形状マークの、前記第2の方向についての中心位置を概算し、前記概算された第1の方向についての中心位置と前記概算された第2の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向および前記第2の方向に延びる直線上にある、前記或る円形状マークの2つの端部の位置をそれぞれ検出することにより、前記或る円形状のマークの中心位置を検出することを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明によると、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明による作用に加えて、第1〜第3の円形状マークの中の少なくとも1つのマークの位置を、より正確に、検出することができる。これにより、切断手段の第1の画像に対する位置決めが、より正確に行なわれる。
【0017】
請求項6に記載の本発明にかかる円形状マークの中心位置の検出方法は、所定の領域に第1の画像を印刷されたシート材の、前記所定の領域の外に印刷された円形状マークの中心位置の検出方法であって、前記円形状マークの、第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置を検出する工程と、前記第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記円形状マークの、前記第1の方向についての中心位置を概算する工程と、前記概算された第1の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向に交わる第2の方向に延びる直線上にある、前記円形状マークの2つの端部の位置を検出する工程と、前記第2の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記円形状マークの、前記第2の方向についての中心位置を概算する工程と、前記概算された第1の方向についての中心位置と前記概算された第2の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向および前記第2の方向に延びる直線上にある、前記円形状マークの2つの端部の位置をそれぞれ検出することにより、前記円形状のマークの中心位置を検出する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明によると、円形状マークの第1および第2の方向についての中心位置が概算され、該概算された第1および第2の方向についての中心位置に基づいて、円形状マークの中心位置が検出される。
【0019】
これにより、円形状マークの中心位置を、正確に検出することができる。したがって、円形状マークの中心位置を用いてシート材を切断する装置の位置決めを行なう場合、該位置決めを正確に行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態である切断装置について、図面を参照しつつ説明する。
【0021】
図1は、切断装置の斜視図である。
切断装置1は、主に、本体2から構成される。本体2は、幅方向に長い寸法を有する箱形状であり、スタンド10により支持されている。本体2の上面には、ユーザが切断装置1に対して種々の情報を入力するための操作パネル3が設けられている。
【0022】
また、本体2の下部には、シート材を載置するためのプラテン20が備えられ、本体2の前面には、透明な前面カバー21が備えられている。
【0023】
切断装置1は、シート材に後述するクロップマークを印刷し、かつ、該シート材を切断するものである。なお、切断装置1は、シート材に画像を印刷することもできる。そして、該シート材は、印刷または切断される場合、グリットロール7とピンチロール8との間に挟まれるようにセットされる(図2参照)。
【0024】
プラテン20の内部には、グリットロール7を回転駆動させることにより、グリットロール7とピンチロール8との間に挟まれたシート材を、本体2の奥に送り込んだり、本体2の前面に送り出したりする、自動送り機構が備えられている。なお、本体2の左上面には、ピンチロールレバー9が取付けられている。ピンチロールレバー9は、手前側,後方側のいずれかにセットされる。
【0025】
ピンチロールレバー9が手前側にセットされると、ピンチロール8が、グリットロール7に近づき、ピンチロール8とグリットロール7とによってシート材が保持される。この状態で、シート材は、自動送り機構によって搬送される。一方、ピンチロールレバー9が後方側にセットされると、ピンチロール8は、グリットロール7から離れるように移動する。この場合、シート材は、ピンチロール8とグリットロール7による保持が解除されるため、本体2に対して出し入れ自在の状態となる。
【0026】
本体2の奥には、本体2の左端から右端に伸びるレール6が備えられている。レール6には、カット部4とプリント部5が取付けられている。カット部4は、シート材を所定の形状に切断するカッタを含むものである。プリント部5は、シート材に画像を印刷するためのものである。カット部4およびプリント部5は、レール6に沿って、本体2の幅方向(水平方向)に移動できるように構成されている。
【0027】
シート材には、印刷の施される面上に、X軸と、該X軸に直交するY軸がある。シート材のX軸方向は、本体2の幅方向に対応する。そして、カット部4およびプリント部5は、上記のようにレール6に沿って移動することにより、シート材に対して、X軸方向に移動できる。また、自動送り機構によりシート材が送られることにより、カット部4およびプリント部5は、シート材に対して、Y軸方向に移動できる。
【0028】
次に、カット部4およびプリント部5の構造を、図2を参照しつつ説明する。カット部4およびプリント部5は、レール6の前面に位置し、直動レール30に移動可能に取付けられた可動ブロックに、取付けられている。
【0029】
カット部4とプリント部5とは、連結部材31により、連結されている。なお、連結部材31は、図示せぬ機構により、カット部4とプリント部5を連結させた状態、または、該連結を解除した状態をとることができる。本体2の複数箇所に、シート材100の下面に接するように、グリットロール7が備えられている。また、各グリットロール7の上には、該グリットロール7と共にシート材100を挟むためのピンチロール8が備えられている。
【0030】
切断装置1は、図示せぬ駆動部を備えている。駆動部が駆動することにより、駆動ワイヤ60が移動し、これに伴って、当該駆動ワイヤ60に取付けられているカット部4は、レール6に沿って、プラテン20の幅方向を移動する。プリント部5とカット部4とが連結されている状態では、駆動部が駆動することにより、プリント部5も、カット部4とともに、プラテン20の幅方向を移動する。
【0031】
連結部材31の連結状態を制御する機構は、図示せぬ制御回路に接続されている。そして、カット部4およびプリント部5の移動態様は、当該制御回路により、制御される。カット部4は、カバー47aを含むカバー用の部材に、その外郭を部分的に覆われている。また、カット部4の下部には、センサ(後述するセンサ48)を載置させるためのセンサ用ボード45が備えられている。
【0032】
図3は、センサ用ボード45に載置されたセンサ48を示すために、カット部4の外郭部分にある部材の図示を一部省略した、カッタ部4の正面図である。センサ用ボード45は、水平面を有し、該水平面には、センサ48が搭載されている。センサ48は、カッタ刃42より右方に位置し、投光器と受光器からなる。これにより、センサ48は、後述するように、クロップマーク(試験用のマーク)が印刷された場合、該マークの位置を、光学的に検出することができる。なお、センサ48は、配線49により、上記の制御回路に接続されている。これにより、センサ48の検出出力は、上記の制御回路に入力される。
【0033】
また、カット部4の左側部分には、カッタ41を取付けるためのホルダ43が備えられている。カッタ41は、その下端に、カッタ刃42を備えている。ホルダ43には、ホルダ支持体44が取付けられている。ホルダ支持体44は、カバー47a内に備えられた移動機構に接続されている。そして、該移動機構により、ホルダ支持体44は、上下方向に移動可能とされる。これにより、カッタ刃42も、上下方向に移動可能とされる。
【0034】
なお、カット部4およびプリント部5を移動させる駆動用ワイヤ60が、カット部4に取付けられているため、プリント部5を用いてシート材に画像を印刷する場合、カット部4は、プリント部5とともに、シート材の上を移動する。この場合、ホルダ支持体44を上方に移動させ、カット刃42を上方に移動させることにより、カット刃42がシート材と接触しないようにされる。
【0035】
プリント部5は、その下部に、インクヘッド51,52を含む複数のインクヘッドが取付けられている。インクヘッド51,52は、その下部に、ノズル51a〜51c,52a〜52cを備えている。
【0036】
図2に示すように、切断装置1において、シート材100は、カッタ部4およびプリント部5の下方にセットされる。そして、シート材100は、インクヘッド51,52のノズル51a〜51c,52a〜52cからインクが噴出されることにより画像を印刷され、カッタ刃42により切断される。
【0037】
なお、上記した制御回路は、カッタ部4やプリント部5を、切断パターンや印刷パターンに従って移動させることにより、画像を印刷させたり、シート材を切断する。該制御回路とプリント部5は、配線55で接続されている。また、プリント部5の上部には、支持板54が取付けられている。支持板54の上端には、ガイドチューブ50の一端が固定され、このガイドチューブ50の他端は、本体2の左側壁側に延びた後、反転して戻り、本体2の略中央付近に設けられるレールガイド(図示略)に固定されている。ガイドチューブ50で接続されている。ガイドチューブ50には、インクヘッド51,52にインクを供給するためのチューブが納められている。なお、ガイドチューブ50は、本体21の幅方向に屈曲自在に、構成されている。
【0038】
ここで、図4〜図6を参照しつつ、切断装置1において、シート材へのクロップマークの印刷や、シート材の切断が行なわれる際に、上記の制御回路が実行する処理の内容を説明する。図4は、このとき実行される切断処理のフローチャートであり、図5および図6は、該切断処理のサブルーチンのフローチャートである。
【0039】
まず、図4を参照して、制御回路は、ステップS1(以下、「ステップ」を省略する)で、制御回路は、画像の印刷されるシートに、クロップマークを印刷させて、S2に進む。ここで、S1におけるクロップマークの印刷の態様について、図7を参照しつつ、説明する。
【0040】
シート110の、印刷が可能な領域(以下、「印刷可能領域」と呼ぶ)110a内には、画像を印刷される領域(以下、「画像領域」と呼ぶ)111が設定されている。画像領域111とは、画像が印刷されるためのデータが定義される領域である。また、矢印Xは、シート110のX軸であり、カット部5の移動方向に相当する。矢印Yは、シート110のY軸であり、自動送り機構によってシート110が本体2の外側に送出される方向に相当する。また、図7には、ピンチロール8がシート110に当接する位置を、破線で示している。
【0041】
図7では、画像領域111には、その全体に斜線が施されているが、画像領域111内には、インクを塗布する領域および/またはインクを塗布しない領域が設定されている。つまり、画像データは、画像領域111全体に対して定義されるが、実際には、画像領域111内には、全体に、または、部分的に、種々の画像が印刷される。なお、画像領域111の大きさは、所定のコマンド(たとえば「印刷可能領域指定コマンド」)により、定義される。つまり、印刷させる画像の大きさに応じて、画像領域111の大きさは、変更される。
【0042】
そして、S1では、該画像領域111の、右下の近傍に基準点113、左下の近傍に第1補正点114、そして、右上の近傍に第2補正点115が、クロップマークとして印刷されている。これらのクロップマークは、円形である。そして、基準点113は補助線111a,11bを、第1補正点114は補助線111c,111dを、第2補正点115は補助線111e,111fを、それぞれ接線としている。基準点113、第1補正点114、および、第2補正点115という各クロップマークには、図7では、斜線が施されているが、実際には、これらのクロップマークは、黒色でべた塗りされたものとして印刷される。
【0043】
なお、補助線111a〜111fは、基準点113、第1補正点114、および第2補正点115の位置を示すために図示したものであり、切断装置1は、実際にはこれらを印刷しない。また、補助線111a,111eは画像領域111の右端の延長線であり、補助線111b,111dは画像領域111の下端の延長線であり、補助線111cは画像領域111の左端の延長線であり、補助線111fは画像領域111の上端の延長線である。
【0044】
また、S1では、基準点113と第1補正点114との間に、クロップマークとして、黒帯116が印刷される。図7では、黒帯116には、斜線が施されているが、実際には、黒帯116は、黒色でべた塗りされたものとして印刷される。また、黒帯116は、シート110の幅方向を長手方向とする長方形であるが、形状はこれに限定されない。ただし、後述するように、センサ48によって、その位置を検出するため、基準点113や第1補正点114から、20mm程度は離れて印刷されること、つまり、基準点113および第1補正点との間に20mm程度の空白が存在するように、印刷されることが好ましい。
【0045】
黒帯116は、その一部が、基準点113のY軸についての存在領域(図7の縦方向について、基準点113の上端から下端まで)に含まれるように印刷されることが好ましい。後述するように、センサ48で、基準点113を検出した後、センサ48をX方向にのみ移動させて、黒帯116を検出できるからである。また、黒帯116は、その一部が、基準点113の中心のY軸についての位置(基準点113の中心の、図7の縦方向の位置)を含むように印刷されることが、さらに好ましい。
【0046】
このように、本実施の形態において、各クロップマークを、画像領域111の外に印刷することにより、該クロップマークを画像領域111内の画像とともに印刷する場合でも、クロップマークと、当該画像とは異なる印刷モードで、印刷することができる。これにより、クロップマークを、常に一定の印刷モードで、印刷させることができる。
【0047】
上記の各クロップマークは、画像領域111内の画像を印刷するときに、印刷することもできる。なお、この際、まず、基準点113,第1補正点114および黒帯116を印刷した後、画像領域111内の画像を印刷し、最後に、第2補正点115を印刷することが好ましい。このような順序で印刷することにより、画像領域111内の画像を印刷した後、基準点113や第2補正点115等の残りの画像を印刷する場合と比較して、シート110を、図7の矢印Y方向に、つまり、所定の方向に、効率良く移動させることができる。
【0048】
また、後述するように、本実施の形態では、基準点113,第1補正点114,および,第2補正点115の位置を検出することにより、シート110に対するカッタ41の位置決めを行なう。そして、これらの点は、画像領域111の近傍に(それぞれ、画像領域の各端部の、2本の延長線を接線とするように)印刷される。これにより、切断装置1では、画像領域111内の画像に対して、よりずれることなく、シート110を切断することができる。
【0049】
なお、本実施の形態では、基準点113,第1補正点114,および,第2補正点115の位置を検出することにより、これらの3点を頂点として含む長方形の配置および大きさを検出し、該検出された長方形の配置および大きさに基づいて、画像領域111の大きさが検出されている。
【0050】
再び、図4を参照して、クロップマークの印刷の後、制御回路は、S2で、基準点113の中心位置を検出し、S3に進む。ここで、図5および図8を参照しつつ、基準点113の中心位置の検出について説明する。図5は、基準点の中心位置を検出する処理を示す、サブルーチンのフローチャートである。図8には、基準点113とともに、A〜Fの6本の矢印が記載されている。これらの矢印は、センサ48の、シート110に対する移動方向を示すものである。
【0051】
まず、制御回路は、S201で、基準点113の右端の位置を検出し、S202に進む。基準点113の位置は、センサ48を移動させ、該センサ48により光学的に、検出される。また、右端の位置とは、X軸方向(センサ48のスキャン方向)についての右端の位置を意味する。なお、S201では、図8の矢印Aで示すように、Y軸方向について任意の位置で、基準点113に向けて、左方へ、センサ48を移動させる。
【0052】
次に、制御回路は、S202で、基準点113の左端の位置を検出し、S203に進む。なお、左端の位置とは、X軸方向についての左端の位置を意味する。また、S202では、S201でセンサ48を基準点113の左側に移動させた後、図8の矢印Bで示すように、基準点113に向けて、右方へ、センサ48を移動させる。なお、S202では、センサ48の、シート110のY軸上の位置は、S201と同じである。
【0053】
次に、制御回路は、S203で、S201およびS202の検出結果に基づいて、基準点113の、スキャン方向の中心位置を算出し、S204に進む。ここで、スキャン方向とは、センサ48のスキャン方向を意味し、具体的には、シート110のX軸方向を意味する。
【0054】
次に、制御回路は、S204で、基準点113の上端の位置を検出し、S205に進む。なお、上端の位置とは、シート110のY軸方向についての上端の位置を意味する。また、S204では、S203で基準点113のスキャン方向の中心位置にまでセンサ48を移動させた後、自動送り機構で、センサ48が基準点113の上端を通り過ぎるまでシート110を送出し、さらに、シート110を巻戻す。これにより、センサ48は、基準点113に対して、図8の矢印Cで示すように、基準点113の上端から下方に移動する。
【0055】
次に、制御回路は、S205で、基準点113の下端の位置を検出し、S206に進む。なお、下端の位置とは、Y軸方向についての下端の位置を意味する。また、S205では、自動送り機構で、センサ48が、基準点113よりも下方に位置するようにシート110を巻戻した後、センサ48が基準点113の下端を通り過ぎるまでシート110を送出す。これにより、センサ48は、基準点113に対して、図8の矢印Dで示すように、基準点113の下端から上方に移動する。
【0056】
次に、制御回路は、S206で、S204およびS205の検出結果に基づいて、基準点113の、フィード方向の中心位置を算出し、S207に進む。ここで、フィード方向とは、自動送り機構によるシート110の送出し方向または巻戻し方向を意味し、具体的には、シート110のY軸方向を意味する。
【0057】
次に、制御回路は、S207で、S203およびS206の検出結果に基づいて、基準点113の中心位置を算出し、S208に進む。ここで、中心位置とは、シート110のX軸方向およびY軸方向についての中心位置を意味し、X−Y平面の座標として、算出される。
【0058】
次に、制御回路は、S208で、基準点113の、スキャン方向についての、右端および左端の位置を検出する処理を行ない、S209に進む。なお、S208の処理内容は、基本的には、S201とS202で実行した処理内容と同じである。つまり、まず、センサ48を、基準点113よりも右方に移動させた後、左方に移動させて基準点113の右端の位置を検出し、さらに、基準点113よりも左方に移動させた後、右方に移動させて基準点113の左端の位置を検出する。ただし、S208では、自動送り機構により、センサ48が、基準点113の、S206で算出したY軸方向の位置に対向するように、シート110を搬送する。これにより、S208では、基準点113の右端を検出する際には、センサ48は、図8の矢印Eで示すように移動し、左端を検出する際には、センサ48は、図8の矢印Fで示すように移動する。
【0059】
次に、制御回路は、S209で、S208の検出結果に基づいて、基準点113のスキャン方向の中心位置を算出し、S210に進む。この算出結果は、基本的にはS203の算出結果と同じとなるが、異なる場合もある。
【0060】
次に、制御回路は、S210で、基準点113の、フィード方向についての、上端および下端の位置を検出する処理を行ない、S211に進む。なお、S210の処理内容は、基本的には、S204とS205で実行した処理内容と同じである。つまり、まず、センサ48を、S209で算出したスキャン方向の中央位置に移動させる。そして、自動送り機構により、センサ48がシート110の基準点113より上方の部分と対向するようにシート110を送出した後、シート110を巻戻して、基準点113の上端の位置を検出する。この場合、センサ48は、基準点113に対して、図8の矢印Cで示すように移動する。その後、自動送り機構により、センサ48がシート110の基準点113より下方の部分と対向するようにシート110を巻戻した後、シート110を送出して、基準点113の下端の位置を検出する。この場合、センサ48は、基準点113に対して、図8の矢印Dで示すように移動する。
【0061】
次に、制御回路は、S211で、S210の検出結果に基づいて、基準点113のフィード方向の中心位置を算出し、S212に進む。この算出結果は、基本的にはS206の算出結果と同じとなるが、異なる場合もある。
【0062】
次に、制御回路は、S212で、S209およびS211の検出結果に基づいて、基準点113の中心位置を算出し、リターンする。
【0063】
以上、図5および図8を用いて説明した、基準点の中心位置の検出処理により、基準点113の中心位置が、X−Y平面の座標として求められる。なお、この座標の原点は、たとえば、シート110の、最も右下にある点とすることができる。なお、図5および図8を用いて説明した処理内容では、S201〜S207において、基準点113の中心位置が検出された後、S208〜S212において、S201〜S207の検出結果を用い、再度、基準点113の中心位置が検出されている。これは、より正確に、基準点113の中心位置を検出するためである。このため、S208〜S212の処理は、省略されてもよい。
【0064】
再び、図4を参照して、S2で、基準点113の中心位置を検出した後、制御回路は、S3で、黒帯116の中心位置を検出する。ここで、黒帯116の中心位置の検出を、図6および図9を参照しつつ、説明する。
【0065】
図6は、黒帯の中心位置を検出する処理を示す、サブルーチンのフローチャートである。図9には、黒帯116,基準点113とともに、K〜Mの3本の矢印が記載されている。これらの矢印は、センサ48の、シート110に対する移動方向を示すものである。また、図9に記載された矢印X,矢印Yは、それぞれ、図7と同じ内容を意味する。
【0066】
まず、制御回路は、S301で、フィード方向についての、黒帯116の上端の位置を検出し、S302に進む。ここで、フィード方向とは、自動送り機構によるシート110の送出し方向または巻戻し方向を意味し、具体的には、シート110のY軸方向を意味する。
【0067】
S301の処理が実行される際、センサ48は、S2(図4参照)で検出した基準点113の中心位置と、基準点113と黒帯116の印刷場所の位置関係に基づいて、黒帯116の存在するY軸方向の位置にセンサ48を移動させるよう、自動送り機構を駆動する。そして、センサ48を、スキャン方向に移動させ(図9の矢印K参照)、黒帯116と対向するように、センサ48の移動を停止させる。
【0068】
なお、S301の処理が実行される際の上記事項を実行する場合、黒帯116が、Y軸方向について、基準点113の中心の位置を含むように印刷されていれば、基準点113の中心位置の検出の後、そのまま、センサ48をスキャン方向に移動させるだけでよい。
【0069】
そして、センサ48が、シート110の、黒帯116よりも下方に対向するように自動送り機構がシート110を巻戻した後、シート110が送出される。これにより、センサ48は、黒帯116に対して、矢印Lのように黒帯116の下端から上方に向けて移動する。これにより、黒帯116の下端の、フィード方向についての位置が検出される。
【0070】
次に、制御回路は、S302で、フィード方向についての、黒帯116の上端の位置を検出し、S303に進む。上端の位置の検出は、センサ48を、黒帯116に対して、矢印Mに示すように、黒帯116の上端を通過するように移動させることにより、行なわれる。
【0071】
次に、制御回路は、S303で、S301とS302の検出結果に基づいて、黒帯116の、フィード方向の中心位置を算出し、リターンする。
【0072】
再度、図4を参照して、制御回路は、S3で、黒帯116のフィード方向の中心位置を算出した後、S4で、第1補正点114の中心位置を検出し、S5に進む。第1補正点114の中心位置の検出は、図5および図8を用いて説明した基準点113の中心位置の検出態様と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0073】
なお、本実施の形態では、S2で基準点113の中心位置を検出し、S3で黒帯116のフィード方向の中心位置を検出している。
【0074】
これにより、S4における第1補正点114の中心位置の検出では、基準点113と第1補正点114のフィード方向の中心位置から、第1補正点114のフィード方向の中心位置を推測することができる。そして、該推測に基づいて、センサ48を移動させることができる。これにより、より早く、そして、より容易に、第1補正点114の中心位置を検出することができる。
【0075】
次に、制御回路は、S5で、第2補正点115の中心位置を検出し、S6に進む。第2補正点115の中心位置は、基準点113および第1補正点114の中心位置の検出結果に基づいて、検出される。この検出態様を、図10を参照しつつ、具体的に説明する。図10を参照して、まず、基準点113と第1補正点114の中心位置から、補助線118の式を算出する。なお、補助線118は、基準点113および第1補正点114の、Y軸方向の中心を通る線である。次に、補助線119の式を算出する。なお、補助線119は、基準点113の中心を通り、補助線118に垂直な線である。そして、第2補助点115の中心位置が、基準点113から、補助線119の延長線上にあるとの推測のもとに、第2補助点115を検出する。
【0076】
実際の第2補正点115の中心位置の検出は、上記のような推測のもとに行なわれるが、センサ48により第2補正点115の一部分が検出されてからは、図5および図8を用いて説明した基準点113の中心位置の検出態様と同様に行なわれる。
【0077】
次に、制御回路は、S6で、基準点113と第1補正点114とのスキャン方向の距離、基準点113と第2補正点115とのフィード方向の距離、および、シート110の傾きを算出し、S7に進む。
【0078】
ここで、シート110の傾きは、たとえば、基準点113と第1補正点114の中心座標からベクトルを求め、該ベクトルの向きと、切断装置1において基準とされる直線の向きとを比較することにより、求めることができる。また、向きを比較されるのは、基準点113と第2補正点115の中心座標から求められるベクトルであってもよい。
【0079】
そして、制御回路は、S7で、S6で算出した距離および傾きから、シート110の切断に対する補正値(補正データ)を作成し、設定して、S8に進む。
【0080】
そして、制御回路は、S8で、画像領域111に対する画像データに上記の補正データを加えたデータに基づいて、カット部4を駆動することにより、シート110の切断を実行し、処理を終了する。
【0081】
以上説明した本実施の形態では、基準点113により第1の円形状マークが構成され、第1補正点114により第2の円形状マークが構成され、第2補正点115により第3の円形状マークが構成され、黒帯116により帯状マークが構成されている。
【0082】
また、基準点113、第1補正点114および第2補正点115により、第2の画像が構成されている。なお、図7に示したように、基準点113、第1補正点114および第2補正点115が画像領域111の近傍に印刷されることにより、画像領域111内の画像に対して、より正確に、カッタ41の位置決めができる。なお、本実施の形態において、カッタ41の位置決めとは、具体的には、図4のS7において、より正確な補正値を設定することができることを意味する。そして、これにより、切断装置1は、画像領域111内の画像に対して、ずれを生じることなく、シート110を切断できる。
【0083】
また、基準点113、第1補正点114および第2補正点115が画像領域111の近傍に印刷されることにより、シート110の、スキャン方向においても、複数の画像領域を形成することができる。このことを、図11を参照して、具体的に説明する。
【0084】
シート120に対して、図7のシート110と同様に、センサ48のスキャン方向である矢印X、自動送り機構によるシート120の送出し方向である矢印Yが設定されている。
【0085】
シート120の矢印X方向には、2つの画像領域121,126が形成されている。そして、画像領域121,126の右下には、基準点123,127が印刷されている。また、画像領域121,126の左下には、第1補正点124,128が印刷されている。また、画像領域121,126の右上には、第2補正点125,129が印刷されている。さらに、基準点123と第1補正点124の間には黒帯126が印刷され、基準点127と第1補正点128の間には黒帯130が印刷されている。
【0086】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である切断装置の斜視図である。
【図2】 図1の切断装置の、カッタ部およびプリント部付近の正面図である。
【図3】 図2のカッタ部の、カバーを一部省略したときの正面図である。
【図4】 図1の切断装置の制御回路が実行する、切断処理のフローチャートである。
【図5】 図4の切断処理の、サブルーチンのフローチャートである。
【図6】 図4の切断処理の、サブルーチンのフローチャートである。
【図7】 クロップマークが印刷されたシートを模式的に示す図である。
【図8】 基準点の中心位置の検出を説明するための図である。
【図9】 黒帯のフィード方向の中心位置の検出を説明するための図である。
【図10】 第2補正点の検出態様を説明するための図である。
【図11】 シートのスキャン方向に、複数の画像領域が形成された状態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 切断装置、4 カット部、5 プリント部、41 カッタ、42 カッタ刃、48 センサ、100 シート材、110 シート、110a 印刷可能領域、111 画像領域、113,123,127 基準点、114,124,128 第1補正点、115,125,129 第2補正点、116,126,130 黒帯。
Claims (6)
- 画像情報に基づいて所定の領域に第1の画像を印刷され、前記所定の領域の外に第2の画像を印刷されたシート材を切断する切断装置であって、
シート材を切断する切断手段と、
切断情報に基づいて、前記切断手段によるシート材の切断態様を制御する切断制御手段と、
前記第2の画像の前記シート材における配置と大きさを検出する検出手段をさらに含み、
前記第2の画像は、
前記所定の領域の一角の近傍に印刷される第1の円形状マークと、
前記所定の領域の一角に対して一方側に隣接する角の近傍に印刷される第2の円形状マークと、
前記所定の領域の一角に対して他方側に隣接する角の近傍に印刷される第3の円形状マークとを含み、
前記検出手段は、
前記第1の円形状マークの中心位置と、前記第2の円形状マークの中心位置を検出し、
前記第1の円形状マークの中心位置と前記第2の円形状マークの中心位置の検出結果に基づいて、前記第3の円形状マークの中心位置を検出し、
前記第1の円形状マークの中心位置、前記第2の円形状マークの中心位置、および、前記第3の円形状マークの中心位置に基づいて、前記第2の画像の前記シートにおける配置と大きさを検出し、
前記切断制御手段は、
第1の画像に対応する画像情報、および、前記検出手段によって検出された前記第2の画像の前記シート材における配置と大きさに基づいて、前記切断手段に前記第1の画像の印刷されたシート材を前記第1の画像に対応させて切断させるための切断情報を生成する、切断装置。 - 前記第2の画像は、前記第1の円形状マークと前記第2の円形状マークの間の所定位置に印刷された帯状マークをさらに含み、
前記検出手段は、
前記第1の円形状マークの中心位置と前記帯状マークの中心位置を検出し、
前記第1の円形状マークの中心位置と前記帯状マークの中心位置の検出結果に基づいて、前記第2の円形状マークの中心位置を概算し、
前記第2の円形状マークの中心位置の概算結果に基づいて、前記第2の円形状マークの中心位置を検出する、請求項1に記載の切断装置。 - シート材に画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段に、画像情報に基づいて前記第1の画像および前記第2の画像を印刷させる印刷制御手段とをさらに含む、請求項1または請求項2に記載の切断装置。 - 前記印刷手段は、シート材に対して、所定の方向に従って画像を印刷し、
前記第1の円形状マークおよび第2の円形状マークは、前記第1の画像よりも前記所定の方向の一方側に位置し、
前記第3の円形状マークは、前記第1の画像よりも前記所定の方向の他方側に位置し、
前記印刷制御手段は、前記印刷手段に、
前記第2の画像を、前記第1の画像の印刷態様とは異なる印刷態様で印刷させ、かつ、
前記第1の円形状マークと前記第2の円形状マークを印刷させ、かつ、前記第1の画像を印刷させた後に、前記第3の円形状マークを印刷させる、請求項3に記載の切断装置。 - 前記検出手段は、前記第1の円形状マーク、前記第2の円形状マークおよび前記第3の円形状マークの中の或る円形状マークについて、
前記或る円形状マークの、前記第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置を検出し、
前記第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記或る円形状マークの、前記第1の方向についての中心位置を概算し、
前記概算された第1の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向に交わる第2の方向に延びる直線上にある、前記或る円形状マークの2つの端部の位置を検出し、
前記第2の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記或る円形状マークの、前記第2の方向についての中心位置を概算し、
前記概算された第1の方向についての中心位置と前記概算された第2の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向および前記第2の方向に延びる直線上にある、前記或る円形状マークの2つの端部の位置をそれぞれ検出することにより、前記或る円形状のマークの中心位置を検出する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の切断装置。 - 所定の領域に第1の画像を印刷されたシート材の、前記所定の領域の外に印刷された円形状マークの中心位置の検出方法であって、
前記円形状マークの、第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置を検出する工程と、
前記第1の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記円形状マークの、前記第1の方向についての中心位置を概算する工程と、
前記概算された第1の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向に交わる第2の方向に延びる直線上にある、前記円形状マークの2つの端部の位置を検出する工程と、
前記第2の方向に延びる直線上にある2つの端部の位置の検出結果に基づいて、前記円形状マークの、前記第2の方向についての中心位置を概算する工程と、
前記概算された第1の方向についての中心位置と前記概算された第2の方向についての中心位置を通り、前記第1の方向および前記第2の方向に延びる直線上にある、前記円形状マークの2つの端部の位置をそれぞれ検出することにより、前記円形状のマークの中心位置を検出する工程とを含む、円形状マークの中心位置の検出方法。
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