JP2012101311A - トンボ検出プログラム、トンボ検出装置及びトンボ検出方法 - Google Patents

トンボ検出プログラム、トンボ検出装置及びトンボ検出方法 Download PDF

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弘義 大井
Junko Fukuoka
順子 福岡
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Abstract

【課題】 メディアをプラテンやフラットベッドに傾けて載せた場合でも、第1トンボの次の第2トンボの検出エラーを生じさせず、短時間でメディアの位置決めできること。
【解決手段】 位置マーク22は、第1トンボ11の中心点から所定距離の位置に設けられる。第1トンボ11〜第4トンボ及び位置マーク22と共にカット対象のオブジェクトをメディア40に印刷した後、メディア40をプロッタのフラットベッド上にセットする。光学センサによる位置マーク22の検出は、第1トンボ11の中心点からX軸方向に所定距離だけ移動し、第1トンボ11の中心点を中心として円弧状に走査して行う。トンボ検出部は、第1トンボ11の中心点と位置マーク22の中心点の位置情報から第2トンボが位置する方向を推測する。トンボ検出部は光学センサを第2トンボの方向に移動させ、第2トンボの検出を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、カッティングプロッタやプリンタのフラットベッド等にメディアを傾けて載せたときのメディアの位置決め補正を行うトンボ検出プログラム、トンボ検出装置及びトンボ検出方法に関するものである。
図16は、特許文献1に記載のカッティングプロッタにおけるメディアの位置決め補正方法を示す説明図である。従来のメディア90では、画像領域91の外側の右下に基準点92が、画像領域91の左下に第1補正点93および右上に第2補正点94が、クロップマークとして設けられる。また、基準点92の近傍であってX軸方向には黒帯95が設けられる。この黒帯95は、メディア90の幅方向を長手方向とする長方形である。
図示しない制御装置は、センサを走査して前記基準点92の中心位置を検出した後、X軸方向に移動して黒帯95の中心位置を検出する。そして、基準点92と黒帯95の中心位置から、第1補正点93の中心位置を推測し、その推測に基づいてセンサを移動させ、第1補正点93の中心位置を検出する。
特許3640588号公報
しかしながら、上記従来の技術では、メディア90をプラテン上に大きく傾けて載せた場合、基準点92からX軸方向にセンサを移動させても黒帯95を検出できないため、検出エラーが生じてしまうという問題点があった。また、黒帯95を検出するにはメディア90を正しく置き直すか或いはユーザがセンサを目視で移動させて黒帯95を検出させなければならないため、加工時間が長くなるという問題点があった。これは、フラットベッドタイプのカッティングプロッタやプリンタにおいても同様の問題が生じていた。
そこで、この発明の目的は、メディアをプラテンやフラットベッドに傾けて載せた場合でも検出エラーを生じさせず、短時間でメディアを位置決めできるようにする点にある。
本発明のトンボ検出プログラムは、コンピュータ102に、印刷又はカットの有効領域の周囲に当該有効領域を識別するための複数のトンボ11〜14が設けられたメディア40に対し、第1トンボ11の検出後、当該第1トンボ11を基準にして、前記第1トンボの周囲を弧状又は周状にセンサ56を走査させて、次に検出する第2トンボ12の位置する方向を指し示す指示マーク(位置マーク22、方向線80,81)を検出し、前記第1トンボ11及び前記指示マークを結ぶ延長線に沿って前記センサ56を走査させて、前記第2トンボ12を検出するトンボ検出手段として機能させることを特徴とする。
検出した第1トンボを基準にして、その周囲を弧状又は周状にセンサを走査させれば、メディアを傾けてセットした場合のように、第1トンボに対する前記第2トンボや指示マークの方向が不確かなときでも、前記指示マークを検出することで、第2トンボの方向を特定できるので、第2トンボを検出することができる。また、第1トンボからの指示マークの位置(座標)がカッティングデータから予め分かる場合には、その位置から決まる第1トンボからの距離を半径とする円周上に、第2トンボ又は指示マークが存在するので、第1トンボから所定距離の範囲を弧状又は周状にセンシングすることによって、指示マークを確実に検出できる。そのため、従来のように、オペレータにシートを置き直す等の手間を掛けさせずに済む。なお、弧状とは、曲線の一部又は全部を示し、円弧のみならず、複数の直線を円弧に疑似した形状や、半径が非同一の形状や、螺旋軌跡や、閉じた曲線も含まれる。周状は、第1トンボを囲む閉じた曲線(折れ線)であればよく、特に円周も含まれる。コンピュータには、汎用コンピュータのみならず、カッティングプロッタやプリンタに内蔵されたコンピュータも含まれる。
また、本発明のトンボ検出プログラムは、上記発明において、前記指示マークを、前記第1トンボの近傍に離間させて又は前記第1トンボに連続して形成し、前記第1トンボの中心点等の基準点と結ぶ線分により前記第2トンボの方向を指し示す位置マークとし、前記トンボ検出部は、前記第1トンボの基準点を検出後、当該基準点を基準として弧状又は周状にセンサを走査させて前記位置マークを検出することを特徴とする。
第1トンボと位置マークとの検出関係から第2トンボの方向を判断することができる。
また、本発明のトンボ検出プログラムは、上記発明において、前記指示マークが、前記第1トンボの近傍に離間させて形成されている場合に、その離間距離が予め設定されているときは、設定されている離間距離を曲率半径とし、弧状又は周状にセンサを走査させて前記位置マークを検出することを特徴とする。
即ち、予め設定された離間距離を曲率半径としてセンサを弧状又は周状に走査させることで、効率よく位置マークを検出できる。
また、本発明のトンボ検出プログラムは、上記発明において、前記指示マークを、第1トンボ及び第2トンボを結ぶ方向線とし、前記トンボ検出部は、前記第1トンボの基準点を検出後、当該基準点を中心とし、弧状又は周状にセンサを走査させて前記位置マークを検出することを特徴とする。
方向線の指し示す方向から第2トンボの方向を判断することができる。なお、方向線は、直線が好ましいが、波線等であってもよく、その太さも限定されず、帯状も含む。また、この方向線は、第1トンボに連続して形成された直線状の位置マークを第2トンボに接続した状態であって、上記位置マークの一形態である。
また、本発明のトンボ検出装置は、上記トンボ検出プログラムにより機能するコンピュータが含まれることを特徴とする。
このコンピュータは、カッティングプロッタやプリンタ等の装置に組み込まれるコントローラでも良いし、当該コントローラとは別体の汎用コンピュータでも良い。
本発明のトンボ検出方法は、印刷又はカットの有効領域の周囲に当該有効領域を識別するための複数のトンボ11〜14が設けられたメディア40に対し、第1トンボ11の検出後、当該第1トンボ11を基準にして、前記第1トンボの周囲を弧状又は周状にセンサ56を走査させて、次に検出する第2トンボ12の位置する方向を指し示す指示マーク(位置マーク22、方向線80,81)を検出し、前記第1トンボ11及び前記指示マークを結ぶ延長線に沿って前記センサ56を走査させて、前記第2トンボ12を検出するトンボ検出ステップを含むことを特徴とする。
この発明の実施の形態1に係るカッティング装置を示す構成図である。 このカッティング装置を示す構成図である。 表示部への画面表示例を示す説明図である。 オブジェクト、トンボ及び位置マークを印刷したメディアの例を示す説明図である。 位置マークの検出方法を示す説明図である。 フラットベッドに対するメディアの載置状態の例を示す平面図である。 光学センサによるトンボの検出順序を示す説明図である。 この発明の実施の形態2にかかるカッティング装置による位置マークの検出方法を示す説明図である。 位置マークの変形例を示す説明図である。 位置マークの別の変形例を示す説明図である。 位置マークの別の変形例を示す説明図である。 図11に示した位置マークを示す一部拡大図である。 この発明の実施の形態3にかかるカッティング装置による位置マークの検出方法を示す説明図である。 補助位置マークの検出方法を示す説明図である。 補助位置マークの検出方法を示す説明図である。 特許文献1に記載のカッティングプロッタにおけるメディアの位置決め補正方法を示す説明図である。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係るカッティング装置を示す構成図である。図2は、このカッティング装置の構成要素を示す構成図である。このカッティング装置100は、カッティングプロッタ101と、このカッティングプロッタ101に接続したコンピュータ102とを有する。このカッティングプロッタ101は、カッティングヘッド41をX軸方向に駆動するX軸駆動機構42と、Y軸方向に駆動するY軸駆動機構43と、カッティングヘッド41のZ軸方向の昇降動作及びZ軸を中心とした回転動作を行うカッター駆動機構44と、これらを制御するコントローラ45とを有する。カッティングヘッド41には、後述するトンボTP(クロップマーク)を光学的に検出する光学センサ56が設けられている。この光学センサ56は、発光素子と受光素子とを組み合わせた光学式センサ等で構成される。符合57はフラットベッドを示す。
本発明を適用できるカッティングプロッタ101には、カッティングヘッド41がX‐Y方向に移動制御されるフラットベッド型の前記カッティングプロッタの他、カッティングヘッドが一軸方向に駆動制御され、これに直交する軸方向ではローラによりメディアが駆動制御されるフリクション型のカッティングプロッタが含まれるがこれに限定されない。
前記コンピュータ102は、カッティングプロッタ101とUSBケーブルやRS−232C等の専用ケーブル、ネットワーク、無線近距離通信により接続される。なお、コンピュータ102は、インターネット空間で構築されるリソース形態を取るものであっても良い。また、コンピュータ102は、カッティングプロッタ101と一体化したものであっても良い。このコンピュータ102には、メディアに印刷する絵、文字等のオブジェクトを作図するための作図プログラムと、メディア40に印刷したオブジェクト10をカットするためのカッティングデータを生成するカッティングプログラムとが格納されている。カッティングプログラムは、作図プログラムに対する拡張機能として組み込まれる。また、コンピュータ102には、液晶表示パネル等の表示部4が接続されている。
図2に示すように、コントローラ45は、駆動機構42,43,44を制御する駆動制御部50と、コンピュータ102からのデータを受信するデータ受信部51と、受信したカッティングデータを記憶するデータ記憶部52と、所定の軌跡で光学センサ56を移動させてトンボ11〜14及び位置マーク22の検出を行うトンボ検出部53と、トンボ及び位置マークに基づいてメディア40の傾きを取得し、当該傾きに基づいてカッティングデータを補正するカッティングデータ補正部54とを有する。
図3は、表示部への画面表示例を示す説明図である。図4は、オブジェクト、トンボ及び位置マークを印刷したメディアの例を示す説明図である。図5は、位置マークの検出方法を示す説明図である。図6は、フラットベッドに対するメディアの載置状態の例を示す平面図である。
このカッティング装置100では、図4に示すように、カッティングデータを生成するカッティングプログラムにより、カット対象であるオブジェクト10の周囲のカット枠20の四隅に第1トンボ11、第2トンボ12、第3トンボ13及び第4トンボ14が印刷される。光学センサ56は、最初に第1トンボ11を検出し、2番目に第2トンボ12を、3番目に第3トンボ13を、4番目に第4トンボ14を検出する。前記カット枠20は、カッティングデータ上にデータとして存在するが、表示部4に表示するか否かは任意である。ユーザは、図3に示すように、表示部4の画面に表示されるトンボ作成のためのウインドウに設けた「位置マークを付与する」項目21にチェックを入れることで、データ上に位置マーク22を付与できる。位置マーク22は、図4に示すように、丸形状であり前記第1トンボ11〜第4トンボ14より小さい。
位置マーク22は、例えば、第1トンボ11の中心点と第2トンボ12の中心点とを結ぶ線23(以下「基準線」という)上であって第1トンボ11の中心点から所定距離30mmの位置に離間して設けられる。弧状又は周状の走査の曲率半径は、第1トンボ11の中心点から位置マーク22の中心点までの離間距離を基準とした距離となる。なお、基準線23は、必ずしもデータとして存在する必要はない。位置マーク22は、必ずしも、基準線23上に設けなくとも良い。なお、この位置マーク22は、丸形状でなくても良い。例えば、線状、三角形状、四角形状であっても良い。
[検出方法]
第1トンボ11〜第4トンボ14及び位置マーク22と共に前記オブジェクト10をメディア40に印刷した後、当該メディア40をカッティングプロッタ101のフラットベッド57上にセットする。光学センサ56による位置マーク22の検出は、図5に示すように、第1トンボ11の中心点からX軸方向に前記離間距離だけ移動し、その位置から第1トンボ11の中心点を中心として弧状又は周状に走査して行う。図5(a)は、位置マークが第1トンボの中心点からX軸方向に位置している例を示す。この場合、光学センサ56を第1トンボ11の中心点からX軸方向に離間距離だけ移動させることで(図中移動軌跡を実線で示す。以下、同図において同じ。)、位置マーク22を検出できる。なお、トンボの検出には、トンボの有無のみならず、トンボの中心点を検出することも含むものとする。
図5(b)は、位置マークが、第1トンボの中心点を中心としてX軸方向から反時計回りに30度傾いた方向に位置している例を示す。具体的には、図6に示すように、基準線23がX軸方向に対して30度傾いた状態で前記メディア40がフラットベッド57に載置されている場合の例を示す。この場合、図5(b)に示すように、光学センサ56をX軸方向に離間距離だけ移動させ、続いて第1トンボ11の中心点を中心として弧状又は周状の軌跡を描いて移動させ、位置マーク22を検出する。
図5(c)は、位置マークが、第1トンボの中心点を中心としてX軸方向から時計回りに30度傾いた方向に位置している例を示す。X軸方向の左側(図中上側)を弧状に走査しても位置マークが検出できない場合、所定位置で折り返してX軸方向の右側(図中下側)を弧状に走査し、位置マーク22を検出する。なお、X軸方向の左側(図中上側)を弧状に走査しても位置マークが検出できない場合であっても、周状に走査させれば位置マーク22を検出できる。
トンボ検出部53は、第1トンボ11の中心点と位置マーク22の中心点の位置情報から第2トンボ12が位置する方向を推測する。即ち、トンボ検出部53は、第1トンボ11の中心点と位置マーク22の中心点を結ぶ基準線23を、実際にフラットベッド57に載せたメディア40の第1トンボ11及び位置マーク22の位置情報から取得する。そして、取得した基準線23が、第1トンボ11の中心点を中心としてX軸方向に対して何度傾いているかを計算する。
図7は、光学センサによるトンボの検出順序を示す説明図であり、基準線23がX軸方向に対して30度傾いている例を示す。カッティングデータ補正部54は、前記計算した傾きによりオブジェクト10のカッティングデータを補正する。トンボ検出部53は、補正されたカッティングデータに基づいて第2トンボ12から第4トンボ14までの検出を行う。まず、第1トンボ11の中心点からX軸方向に対して30度の方向に光学センサ56を移動させ、第2トンボ12を検出する。第2トンボ12の検出後、第2トンボ12の中心点からX軸方向に対して120度の方向に光学センサ56を移動させ、第3トンボを検出する。続いて、第3トンボ13の中心点からX軸方向に対して210度の方向に光学センサ56を移動させ、第4トンボを検出する。
カッティングデータ補正部54は、第1トンボ11から第4トンボ14までの検出を終えた後、その検出結果に基づいてオブジェクト10のカッティングデータの位置決め補正を行う。駆動制御部50は、前記駆動機構42,43,44を制御してオブジェクト10をカットする。
以上、この発明のカッティング装置100によれば、メディア40をフラットベッド57上に傾けた状態で載せても、トンボの検出エラーを生じさせず、全てのトンボを確実に検出できるので、短時間でメディア40の位置決め補正ができる。また、メディア40をセットし直すことなくオブジェクト10をカットできる。
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2にかかるカッティング装置による位置マークの検出方法を示す説明図である。トンボ検出部53は、光学センサ56を第1トンボ11の中心点からX軸方向に所定距離移動させ、左右に弧状の軌跡を描くように走査を行う。例えば、光学センサ56は第1トンボ11の中心点からX軸方向に15mm移動し、進行方向左側に30度の弧状の軌跡をもって走査を行う。次に、弧の半径を5mm大きくし、進行方向右側に60度弧状に走査する。同様に、弧の半径を5mm大きくし、進行方向左側に60度弧状に走査を行う。この走査を位置マーク22が検出されるまで数回行う。この結果、光学センサ56は、位置マーク22をするまで全体として略扇状の走査を行うことになる。
図8(a)は、位置マークが第1トンボの中心点からX軸方向に位置している例を示す。この場合、光学センサ56を第1トンボ11の中心点からX軸方向に所定距離だけ移動させ、上記のように弧状に走査することで(図中移動軌跡を実線で示す。以下、同図において同じ。)、位置マーク22を検出できる。
図8(b)は、位置マークが、第1トンボの中心点を中心としてX軸方向から30度傾いた方向に位置している例を示す。この場合、光学センサ56をX軸方向に所定距離だけ移動させ、上記のように弧状に走査することで位置マーク22を検出する。なお、前記弧の回転角度は、検出範囲や走査に要する時間等を考慮すると、5度以上60度以下とするのが好ましく、10度以上45度以下とするのがより好ましい。位置マーク22の検出が終了したら、前記基準線23が、第1トンボ11の中心点を中心としてX軸方向から何度傾いているかを計算する。カッティングデータ補正部54は、前記計算した傾きによりオブジェクト10のカッティングデータを補正する。トンボ検出部53は、補正されたカッティングデータに基づいて第2トンボ12から第4トンボ14までの検出を行う。
このようにしても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる他、位置マーク22を付与する位置の自由度が上がる。また、異なるカッティングプログラムにより印刷した位置マークでも検出可能になる。
なお、上記実施の形態1及び2において、前記位置マーク22は、第1トンボ11から離間して形成したが、第1トンボ11から連続的に形成しても良い。例えば、図9に示すように、第1トンボ11から線状の位置マーク(方向線)70を延出させた形状であっても良い。第1トンボ11の中心点15から基準線23に重なる方向線70を付与する。方向線70は、線状又は帯状であって一定の長さ及び幅を有する。例えば、方向線70は、第1トンボ11から延出し、例えば30mmの長さを有する。
トンボ検出部53は、光学センサ56を第1トンボ11の中心点からX軸方向マイナス3度で短い距離移動させる。移動距離は、例えば5mmである。その後、進行方向左側に所定角度で弧状に走査を行う。光学センサ56は、図9に示すように、弧状軌跡の方向線70の下端71及び上端72を検出し、その中央を当該方向線70のY軸方向の中心点73とし、第1トンボ11の中心点15と当該方向線70の中心点73とを結ぶ線74上に第2トンボ12が存在すると判断する。トンボ検出部53は、当該線74に沿って光学センサ56を移動させ、第2トンボ12の検出を行う。
次に、図10に示すように、位置マーク80は、第1トンボ11の中心点15と第2トンボ12の中心点121とを結ぶ基準線23上に設けた直線形状の方向線としても良い(以下「方向線80」と称す)。この方向線80の検出方法は、上記位置マーク70の検出方法と同じである。このようにすれば、第1トンボ11から離れた位置で方向線80を検出することで、より高い精度で第2トンボ12の位置を推測できる。一方、第1トンボ11に近い位置で方向線80を検出することで、短時間で第2トンボ12の位置を推測できる。
また、図11に示すように、第1トンボ11の下端から基準線23に平行に方向線81を延出させ第2トンボ12の下端に接続させても良い。方向線81を第1トンボ11の下端から延出させた場合、図12に示すように、トンボ検出部53は、光学センサ56を第1トンボ11の中心点15からY軸方向に所定距離移動させ、第1トンボ11の下端85を検出する。なお、当該所定距離は、カッティングデータから得られた第1トンボ11の大きさに関する情報と検出した中心点15との関係から求めればよい。
次に、トンボ検出部53は、光学センサ56をX軸方向に所定距離移動させ、その位置で弧状又は周状に走査させ、方向線81の下端82を検出させる。そして、第1トンボ11の下端85と方向線81の下端82とを結ぶ線86に平行かつ所定距離(例えば第1トンボ11の一辺の長さの半分)離れた線87を取得し、この線87上に第2トンボ12が存在すると判断する。続いて、トンボ検出部53は、方向線81の長手方向に光学センサ56を移動させ、第2トンボ12の検出を行う。かかる構成であれば、第1トンボ11の上端側にオブジェクト10の作図領域がある場合に、当該作図領域を広くとることができる。なお、方向線81の検出後、第2トンボ12の方向が特定できた場合、第1トンボ11の中心点15の位置を通る基準線23上まで光学センサ56を移動させた後、光学センサ56を第2トンボ12の方向へ移動させて、第2トンボ12の検出を行うようにするのが好ましい。
(実施の形態3)
図13は、この発明の実施の形態3にかかるカッティング装置による位置マークの検出方法を示す説明図である。第1トンボ11と位置マーク22との間に基準線23と重なる又は平行する補助位置マーク60を付与する。補助位置マーク60は、線状又は帯状であって一定の長さ及び幅を有する。例えば、補助位置マーク60は、第1トンボ11から延出し、例えば10mmの長さを有する。図13の例では、補助位置マーク60は基準線23上に付与される。
トンボ検出部53は、光学センサ56を第1トンボ11の中心点からX軸方向マイナス3度で短い距離移動させる。移動距離は、例えば5mmである。その後、進行方向左側に所定角度で弧状に走査を行う。光学センサ56は、図14に示すように、弧状又は周状軌跡の補助位置マーク60の下端61及び上端62を検出し、その中央を当該補助位置マーク60のY軸方向の中心点63とし、第1トンボ11の中心点15と当該補助位置マーク60の中心点63とを結ぶ線64上に位置マーク22が存在すると判断する。トンボ検出部53は、補助位置マーク60の長手方向に光学センサ56を移動させ、位置マーク22の検出を行う。位置マーク22の検出後の手順は、上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
また、光学センサ56に補助位置マーク60を異なる半径で弧状又は周状に走査させ、それぞれの半径の弧状又は周状走査において補助位置マーク60の中心点を検出し、この検出した中心点を結ぶ線を取得するようにしても良い(図示省略)。そして、当該線に平行かつ所定距離(例えば第1トンボ11の一辺の長さの半分)離れた線を取得し、この線上に位置マーク22が存在すると判断する。
図15は、第1トンボと位置マークとの距離を大きくした場合の例を示す。オブジェクト10の大きさが数mになる場合、第1トンボ11と第2トンボ12との距離が長くなるので、第2トンボ12の位置推測精度が高くないと第2トンボ12の検出に時間がかかる。また、第1トンボ11と第2トンボ12との距離によっては検出エラーとなる可能性がある。このため、第1トンボ11と位置マーク22との距離を大きくして推定精度を向上させる必要があるところ、位置マーク22が第1トンボ11から離れてしまうと、当該位置マーク22自体を検出するのに手間がかかる。そこで、補助位置マーク60を第1トンボに付与することで位置マーク22の位置を推測して効率的に位置マーク22を検出すれば、大きなオブジェクト10のカットに対応できる。
以上、補助位置マーク60を用いることで、位置マーク22の位置推測が可能になり、当該位置マーク22の検出時間を短くできる。特に、位置マーク22の付与位置が不明なとき、第1トンボ11から位置マーク22を離したとき、の位置マーク22の検出に有効である。
なお、上記実施の形態1〜3では、位置マーク22は丸トンボであったが、四角トンボや鍵トンボであっても良い。また、検出する対象として第1トンボ11〜第4トンボ14を挙げたが、第1トンボ11〜第4トンボ14のうち、2個以上を検出するようにしても良い。例えば、第1トンボ11、第2トンボ12及び第4トンボ14のみを検出するようにしても良い。
(変形例)
また、上記実施の形態では、位置マークを検出して第1トンボ11及び当該位置マークの位置情報から第2トンボ12の方向を検出していたが、第1トンボ11と第2トンボ12との距離が小さい場合には、位置マーク22を省略し、前記光学センサ56を弧状又は周状に走査させて第2トンボを直接検出するようにしても良い(図示省略)。具体的には、上記実施の形態1及び2の「位置マーク22」を「第2トンボ12」に置き換えた形になる。このように、第1トンボ11を基準として弧状又は周状の走査を行うことで、第2トンボ12を確実に検出できるようになる。このとき、第1トンボ11と第2トンボ12との離間距離が既知であれば、当該離間距離を弧半径として走査すれば効率的に第2トンボ12を検出できる。
以上、トンボ検出プログラムが、カッティング装置に搭載された場合を例に説明したが、インクジェットプリンタ等に搭載された場合も同様である。インクジェットプリンタの場合、例えば、トンボが印刷された台紙上に載せられた小物表面に印刷するような場合がある。この場合、台紙上の印刷の有効領域内に正確に載せられた小物は、台紙に印刷されたトンボを基準として印刷することができる。その際、トンボ検出処理を含む印刷処理は、上述したカッティングプロッタのカッティング処理を印刷に置き換えれば、他の処理は同様である。
100 カッティング装置
101 カッティングプロッタ
102 コンピュータ
10 オブジェクト
11〜14 トンボ
22 位置マーク(指示マーク)
40 メディア
53 トンボ検出部
54 カッティングデータ補正部
55 コントローラ
56 光学センサ
70,80,81…方向線(指示マーク)、

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    印刷又はカットの有効領域の周囲に当該有効領域を識別するための複数のトンボが設けられたメディアに対し、第1トンボの検出後、当該第1トンボを基準にして、前記第1トンボの周囲を弧状又は周状にセンサを走査させて、次に検出する第2トンボの位置する方向を指し示す指示マークを検出し、前記第1トンボ及び前記指示マークを結ぶ延長線に沿って前記センサを走査させて、前記第2トンボを検出するトンボ検出手段として
    機能させることを特徴とするトンボ検出プログラム。
  2. 前記指示マークを、前記第1トンボの近傍に離間させて又は前記第1トンボに連続して形成し、前記第1トンボの中心点等の基準点と結ぶ線分により前記第2トンボの方向を指し示す位置マークとし、
    前記トンボ検出部は、前記第1トンボの基準点を検出後、当該基準点を基準として弧状又は周状にセンサを走査させて前記位置マークを検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトンボ検出プログラム。
  3. 更に、前記指示マークが、前記第1トンボの近傍に離間させて形成されている場合に、その離間距離が予め設定されているときは、設定されている離間距離を曲率半径とし、弧状又は周状にセンサを走査させて前記位置マークを検出する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンボ検出プログラム。
  4. 前記指示マークを、第1トンボ及び第2トンボを結ぶ方向線とし、
    前記トンボ検出部は、前記第1トンボの基準点を検出後、当該基準点を中心とし、弧状又は周状にセンサを走査させて前記位置マークを検出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のトンボ検出プログラム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載のトンボ検出プログラムにより機能するコンピュータが含まれる
    ことを特徴とするトンボ検出装置。
  6. 印刷又はカットの有効領域の周囲に当該有効領域を識別するための複数のトンボが設けられたメディアに対し、第1トンボの検出後、当該第1トンボを基準にして、前記第1トンボの周囲を弧状又は周状にセンサを走査させて、次に検出する第2トンボの位置する方向を指し示す指示マークを検出し、前記第1トンボ及び前記指示マークを結ぶ延長線に沿って前記センサを走査させて、前記第2トンボを検出するトンボ検出ステップ、
    を含むことを特徴とするトンボ検出方法。
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