JP2006068821A - カッティングプロッタ - Google Patents

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【課題】基準図形であるトンボの位置を検出する際に、その基準となる第1のトンボに対するペンブロックの手動或いはマニュアル操作での移動・位置づけを、操作者自らが目視しながら行うといった作業が必要でなく、自動的に行うことができるカッティングプロッタを提供する。
【解決手段】被切断媒体に対して相対的に2次元方向に移動してこれに付与された基準マークを検出する読取センサを、切断手段の動作原点より定められる基準点から、予め定められた軌跡により移動させて基準マークを検出するよう構成した。
【選択図】 図4

Description

本発明はカッティングフィルム等のシート状媒体を所望の形状に切断するカッティングプロッタに関するものである。
シート状媒体を所定の形状で切断する従来のこの種のカッティングプロッタとしては、シート状媒体の両端部分を駆動ローラと従動ローラ(ピンチローラ)とで挟持して、駆動ローラを正逆回転させることによりシート状媒体を第1の方向(X軸方向)に移動させるとともに、この第1の方向と直交する第2の方向(Y軸方向)に移動可能に設けられるキャリッジと、このキャリッジに設けられたシート状媒体に対して圧接離反するカッティングペンを移動させることにより、カッティングペンをシート状媒体に対して2次元方向に移動させるとともに選択的に圧接離反させて、所望の形状に切断する被切断媒体駆動型のカッティングプロッタや、平板状のテーブル上にシート状媒体を載置し、この載置テーブルに対して第1の方向に移動可能に設けられるYバーと、このYバーに摺動することにより第1の方向と直交する第2の方向に移動可能に設けられるキャリッジと、このキャリッジに載置テーブル上のシート状媒体に圧接離反するよう設けられたカッティングペンとを設け、Yバーおよびキャリッジを移動制御するとともにカッティングペンをシート状媒体に対して選択的に圧接離反させることにより、これを所望の形状に切断する所謂フラットベッド型のカッティングプロッタが知られている。
このカッティングプロッタは、予め図形,図柄等の印刷(記録)を施したシート状媒体用いて、これを箱体,容器等の展開図形状に切断することにより箱体,容器等の立体物を作成する、或いは衣服等の型紙、装飾用のステンシル或いはマスクパターン、年賀状等のグリーティングカード、ペーパークラフトなどといった紙製品を作成するといった用途にも用いられる。
特開2002−346982号公報
このカッティングプロッタにより、予めその表面上に図形等の印刷が施されたシート状媒体を用いてこれを切断し、箱体,容器等の立体物を組み立てるといった際には、この図形等の印刷部分が所定の位置に現れるようにしなければならず、このためにはカッティングプロッタのXY平面の座標軸とシート状媒体の記録の座標軸とを正確に合致させて切断する必要がある。このため、従来はシート状媒体表面上に記録を行う際にその座標軸を表示する基準図形(所謂トンボ)を形成するとともに、カッティングプロッタのペンブロック等にこの基準図形読取センサを設けておき、切断動作前にペンブロックを移動させて、このセンサにより基準図形を読み取らせてその座標軸を検出し、検出した座標軸に基づいて切断データを補正した上でカッティング動作を行うよう構成し、これによりシート状媒体の位置あわせ作業を容易にするとともにシート状媒体とカッティングプロッタの座標軸を正確に合致させるよう構成されている。
このカッティングプロッタにおけるトンボ読取方法としては、先ず使用者が上記基準図形読取センサが設けられたペンブロックの位置を目視により確認しながら、手動またはマニュアル操作によりこれを移動させて基準となる第1のトンボ付近(またはその直上)に位置づけ、この状態からペンブロックをシート状媒体に対して相対的に2次元方向に移動させるとともに、基準図形読取センサの出力を監視し、トンボを形成する一方の座標軸図形を検出した後に、直交する他方の座標軸を検出して、この第1のトンボの位置座標を算出する。各トンボの相対的な位置関係は、シート状媒体に形成された印刷データから予め既定値として保持されているので、上記検出した第1のトンボ位置から続く第2のトンボ位置付近へペンブロックを移動させ、その後第1のトンボの検出と同様に第2のトンボの検出を行う。同様に、第3(必要に応じて第4)の位置を検出し、これら検出した各トンボの位置座標に基づいて、カッティングプロッタによる切断すべきデータを補正し、この補正した切断データに基づいてカッティング動作を行うよう構成されている。
特開平11−170195号公報
従来のカッティングプロッタにおいては、上述の通り基準図形であるトンボの位置を検出する際に、その基準となる第1のトンボに対するペンブロックの手動或いはマニュアル操作での移動・位置づけを、操作者自らが目視しながら行うといった作業が必ず必要となっていた。これは特に上述のフラットベッド型のカッティングプロッタにおいて、切断開始点(またはその基準となる原点)が一定ではなく、切断すべきシート状媒体はテーブル上の任意の場所に載置可能であるため、切断動作を行う際にその開始点の設定を兼ねてシート状媒体上に形成された第1のトンボの位置を検出させるもので、これを自動的に検出するのは非常に困難なものとなっているとともに、これを行うためにはある程度の知識が必要となり、カッティングプロッタの操作に不慣れな者にとっては非常に煩雑な作業となり、カッティングプロッタによるシート状媒体の切断は誰もが手軽に行うことができないといった不具合が生じていた。
本願発明は、これらの不具合を解消するためになされたものである。
本発明のカッティングプロッタにおいては、被切断媒体に対して相対的に2次元方向に移動してこれに付与された基準マークを検出する読取センサを、切断手段の動作原点より定められる基準点から、予め定められた軌跡により移動させて基準マークを検出するよう構成した。
本発明のカッティングプロッタによれば、被切断媒体上に付与された基準マークを操作者の手を煩わせることなく自動で検出することが可能となる。
予め設定された切断手段の動作原点と、カッティングプロッタに付与された被切断媒体を支持する際の位置決め用マークの相対座標値(距離)から、カッティングプロッタ本体に支持されている被切断媒体の位置とこれに付与されている基準マークが含まれる領域を特定し、この領域において予め定められた軌跡で読取センサを移動させて基準マークを検出するよう構成した。
以下図面に基づいて、本発明のカッティングプロッタを説明する。
図1は本発明のカッティングプロッタの一例である被切断媒体駆動型カッティングプロッタの構成を示す図であり、図において1はカッティングプロッタ本体、2は駆動ローラ、3はピンチローラ、4はペンブロック、5はカッティングペン、6は被切断媒体である紙シート材である。
このカッティングプロッタは、被切断媒体であるシート材6の両端部分を、図示しない駆動モータの正逆方向の回転駆動力が伝達される駆動ローラ2と、この駆動ローラ2に押圧されるピンチローラ3とにより挟持して、駆動ローラ2の回転駆動により図のX軸方向に駆動するよう設けられている。ペンブロック4は、図示しない移動機構によりプロッタ本体1上を図のY軸方向に移動可能に設けられ、また、切断手段であるカッティングペン5を保持し、この保持したカッティングペン5をアクチュエータ(図示せず)により降下,上昇させることにより、被切断媒体6に圧接,離反するよう設けられている。
制御手段は、切断すべき形状のカットデータに基づいて、駆動ローラ2を駆動制御して被切断媒体6を図のX軸方向に移動させるとともに、ペンブロック4をY軸方向に移動させて、カッティングペン5を紙シート材6に対して相対的に2次元方向に移動させ、さらにカッティングペン5を選択的に紙シート材7に圧接,離反させることにより、これを所望の形状に切断するよう構成されている。
また、図1に示されるように、カッティングプロッタ本体1には、被切断媒体6を支持する際にその位置決めのためのX軸ガイドライン11およびY軸ガイドライン12が設けられている。
図2はこの媒体駆動型カッティングプロッタの構成を示す機能ブロック図であり、図において7は各種制御を行う制御部であり、コンピュータ等の上位装置から送信されるカットデータ或いは記録データに基づいて、カッティングペン5による切断データを作成する制御装置70、制御装置70から送信される切断データに基づいてX軸駆動制御手段72,Y軸駆動制御手段73およびZ軸駆動制御手段74を各々駆動制御する駆動制御部71により構成されている。X軸駆動制御手段72は、駆動ローラ2を正逆方向に回転駆動する駆動モータを、Y軸駆動制御手段73は、ペンブロック4をY軸方向に移動制御する駆動モータを、また、Z軸駆動制御手段74は、カッティングペン5を紙シート材6に圧接離反させるアクチュエータを、それぞれ駆動制御する。ペンブロック4には、基準マークを検出する基準マーク読取センサ8が設けられており、この基準マーク読取センサ8は反射型フォトセンサにより構成され、基準図形のX軸上およびY軸上の座標点を検出し、これらの基準マークデータを制御部70に送信する。
図3はプリンタ等により予め箱体の展開図ならびに図柄が印刷された被切断媒体である紙シート材6であり、図形(展開図),文字等の印刷と、この図形の外形とカッティングプロッタによるカットデータとを合致させるための基準マーク、すなわちトンボM1〜M4が記録されている。
次に、本発明のカッティングプロッタにより、紙シート材に記録された図形のアウトラインを切断する動作を説明する。
(1)被切断媒体支持
この媒体駆動型カッティングプロッタにより、紙シート材を所望の形状で切断する場合、操作者は先ず切断すべき紙シート材6をカッティングプロッタ本体1に支持させる。
このとき、図1に示されるとおり、紙シート材6のX軸側の用紙端をカッティングプロッタ本体1に設けられたX軸ガイドライン11に合わせて載置し、更にY軸側の端部(先端)をピンチローラ3に突き合わせる。ピンチローラ3は駆動ローラ2に押圧されているので、これにより紙シート材6のY軸側端部はカッティングプロッタのY軸と正確に一致する。この状態で、操作者はカッティングプロッタ本体1の横側に設けられたフィードノブを回すことにより駆動ローラ2およびこれに押圧されるピンチローラ3を回転させ、これにより紙シート材6を駆動ローラ2およびピンチローラ3により挟持させる。さらにフィードノブを回して紙シート材を搬送し、そのY軸側の端部をY軸ガイドライン12に合わせる。この状態で、紙シート材6のカッティングプロッタ本体への支持が完了する。
カッティングプロッタ本体1に設けられたX軸ガイドライン11およびY軸ガイドライン12は、切断手段であるカッテイングペン5(ペンブロック4)と被切断媒体6(駆動ローラ2)の移動方向、すなわち被切断媒体に対して切断手段が相対的に移動する2次元平面におけるXおよびY座標軸と合致しているので、このXおよびY軸ガイドライン11,12に合わせて被切断媒体である紙シート材6を支持することにより、紙シート材6を切断手段5が移動する2次元平面のXおよびY座標軸に合致させることができることとなる。
(2)初期動作
紙シート材6の支持が完了すると、次にカッティングペン5(ペンブロック4)を動作原点に復帰させる、すなわち初期動作を行う。この初期動作において、駆動制御装置71はY軸駆動制御手段73を駆動してペンブロック4を図のY軸方向へ移動させ、ペンブロック4の移動可能範囲に設けられた図示しない検知センサによりペンブロック4を検出した時点でこれを停止し、さらに反転させてペンブロック4を移動させるとともに、このときの移動量、すなわち駆動モータから出力されるパルス数をカウントすることによりペンブロック4を動作原点に位置づける。この状態で、カッティングプロッタは待機状態となる。
(3)基準マーク概略位置検出
次に、紙シート材6に予め記録された基準マークの概略位置を検出する。
本発明のカッティングプロッタにおいては、上記初期動作により設定したカッティングペン5の動作原点と、XおよびY軸ガイドラインにより設定される被切断媒体の支持位置、ならびに被切断媒体に施した記録データを基に被切断媒体上に記録されている基準マーク、所謂トンボの一つが記録されている領域を検出し、その後検出した領域における第1のトンボの精密位置を検出し、この検出した第1のトンボの位置ならびに被切断媒体上に記録される記録データより、第2および第3(第4)のトンボの位置を検出し、これら検出したトンボデータを用いて切断すべきカットデータを補正するよう構成されている。
図4および図5は、基準マーク概略位置検出動作を示す動作説明図ならびにそのフローチャートであり、この基準マーク概略位置検出動作においては、先ず制御装置70はX軸およびY軸駆動制御装置72,73を駆動制御して、基準マーク読取センサ8を読取開始点S(Xs,Ys)に位置付ける。(STEP1)
この開始点S(Xs,Ys)の位置は、被切断媒体6のX軸側およびY軸側の端部、すなわちXおよびY軸ガイドライン11,12のそれぞれの延長交点(図のO)と、第1のトンボM1との間の余白スペースに設定される。
被切断媒体6に記録を行うアプリケーションソフトにおいては、予めトンボM1乃至M4の位置、すなわち被切断媒体6の端部からの距離は常に固定値として保持され、且つトンボM1乃至M4の形状(長さα)も予め既定値として定められており、記録データおよび切断データはこれらトンボM1乃至M4に囲まれる領域内に行われるよう構成されている。また、第1のトンボM1とX,Y軸方向の用紙端部にはそれぞれ余白が設けられるよう設定されている。
次に制御装置70は、X軸およびY軸駆動制御装置72,73を駆動制御して、基準マーク読取センサ8を読取開始点S(Xs,Ys)からX座標軸方向に所定距離β(この所定距離βは上記トンボM1乃至M4の長さαよりも小さい値とする)離れた点a(Xs+β,Ys)に移動させる。(STEP2)
この点aから、基準マーク読取センサ8をY座標軸方向へ45度の角度をなす軌跡で移動するようX軸およびY軸駆動制御装置72,73を駆動制御するとともに、制御装置70は基準マーク読取センサ8の出力を監視して(STEP3)、被切断媒体6上に第1のトンボM1があるか否かを検出する。(STEP4)
このSTEP3における移動により基準マーク読取センサ8が開始点Sと同じX座標値の点b(Xs,Ys+β)に到達し、この間基準マーク読取センサ8の出力より第1のトンボM1が検出されない場合、STEP5に移行して、制御装置70はX軸およびY軸駆動制御装置72,73に対してSTEP2における座標軸方向の移動をX軸方向からY軸方向へ、またSTEP3における座標軸方向への移動軌跡をY座標軸方向からX座標軸方向へ45度の角度をなす方向へ、各々方向を転換するように設定し、STEP2へ復帰する。STEP2に復帰すると、制御装置70はX軸およびY軸駆動制御装置72,73を駆動制御して、基準マーク読取センサ8を点bからY座標軸方向に移動方向を転換し、所定距離β離れた点c(Xs,Ys+2β)に移動させ、STEP3に移行して、この点cから基準マーク読取センサ8をX座標軸方向へ45度の角度をなす軌跡で移動するようX軸およびY軸駆動制御装置72,73を駆動制御するとともに、基準マーク読取センサ8の出力を監視して、被切断媒体6上に第1のトンボM1があるか否かを検出する。(STEP4)
このSTEP3における移動により基準マーク読取センサ8が開始点Sと同じY座標値の点d(Xs,Ys+2β)に到達し、この間基準マーク読取センサ8の出力より第1のトンボM1が検出されない場合、STEP5に移行して、制御装置70はX軸およびY軸駆動制御装置72,73に対してSTEP2における座標軸方向の移動をY軸方向からX軸方向へ、またSTEP3における座標軸方向への移動軌跡をX座標軸方向からY座標軸方向へ45度の角度をなす方向へ、各々方向を転換するように設定し、STEP2へ復帰する。以降同様に、X(Y)座標軸方向への基準マーク読取センサの移動(STEP2),Y(X)座標軸方向へ45度の角度をなす軌跡での基準マーク読取センサの移動(STEP3),第1のトンボM1の検出(STEP4)を順次行う。
STEP4において被切断媒体6上の第1のトンボM1を検出した場合、図の例においては点iから点jへ移動する際に第1のトンボM1のX座標軸方向の座標点M1XとY座標軸方向の座標点M1Y上で基準マーク読取センサ8は「トンボあり」を出力し、これを検出すると制御装置70はSTEP6に移行してこの基準マーク概略位置検出動作を終了し、次の基準マーク精密位置検出動作へ移行する。
(4)基準マーク精密位置検出動作
基準マーク精密位置検出動作においては、上記基準マーク概略位置検出動作において検出した第1の基準マークであるトンボM1を示す座標点M1XおよびM1Yを用い、先ず、制御装置70はXおよびY軸駆動制御部72,73を制御して基準マーク読取センサ8を点M1X付近に位置づけ、更に図6(b)左図に示すように、所定量−Y方向にセンサ8を移動させた後、これを反転して+Y方向に移動させながらその出力を監視して基準図形M1のX軸標線の左側端部の座標を検出し、更に+Y方向に移動してX軸標線上を完全に通過した後、再度反転して−Y方向に移動させながらトンボM1のX軸標線右側端部の座標を検出する。制御装置70は、これら検出したトンボM1のX軸標線の両端座標の中間点Aの座標を算出し、これをトンボM1のX軸標線の中心線上の点として記録手段に格納する。
続いて制御装置70は、XおよびY軸駆動制御部72,73を制御して、基準マーク読取センサ8を上記基準マーク概略位置検出動作において検出した点M1Y付近に位置付け、更に図6(b)右図に示すように所定量−X方向にセンサ8を移動させた後、これを反転して+X方向に移動させながらその出力よりトンボM1のY軸標線の上側端部座標を検出し、更に+X方向に移動してY軸標線上を完全に通過した後、再度反転して−X方向に移動させながらトンボM1のY軸標線の下側端部の座標を検出する。制御装置70は、これら検出したトンボM1のY軸標線の両端座標の中間点Bの座標を算出し、これをトンボM1のY軸標線の中心線上の点として記憶手段に格納する。
次に制御装置70は、上記基準マーク概略位置検出動作において検出したM1XおよびM1Yの座標値と、コンピュータ等の上位装置により作成された被切断媒体6上に記録された記録データとから、第2のトンボM2の概略位置を算出し、その近傍へ読取センサ8を移動させた後、トンボM2の精密位置検出を行う。すなわち、トンボM2のX軸標線に対してセンサ8を+Y方向に移動させた後、これを反転させて−Y方向に移動させて左右両端部の座標を検出してその中心線上の点Cの座標を算出し、また、Y軸標線に対してセンサ8を+X方向に移動させた後、これを反転させて−X方向に移動させ、上下側端部の座標を検出してその中心線上の点Dの座標を算出する。
この2つの標準図形であるトンボM1,M2におけるそれぞれのX軸,Y軸標線の中心線上の点A〜Dの座標を用いて、制御装置70は各々のトンボM1,M2における基準点であるX軸,Y軸標線の交点P1,P2(図6(a))を算出する。すなわち、上記算出した2つの点BおよびDを通る直線に対して、点Aから垂線をおろしたその交点がトンボM1における基準点P1となり、同様に点B,Dを通る直線に対して点Cから垂線をおろし、その交点P2の座標をトンボM2における基準点とし、これらの座標値を記憶手段に格納する。また、同様の手順によりトンボM3,M4の基準点P3,P4を算出し、制御装置70はその座標値を格納,保持する。
これら算出した基準点P1〜P4の座標値に基づいて、制御装置70はコンピュータ等の上位装置から送信されるカットデータを補正するとともに、この補正したカットデータに基づいて、X軸駆動制御手段72ならびにY軸駆動制御手段73を駆動制御して、紙シート材6をX軸方向に移動させるとともに、ペンブロック4をY軸方向に移動させることにより、ペンブロック4を図3に一点鎖線により示される切断すべき箱体の外形に応じた軌跡で移動させ、同時にZ軸駆動制御手段74を駆動制御してカッティングペン5を選択的に下降させて紙シート材6に圧接し、これを切断する。
以上のように構成することにより、本願発明によれば予め施された記録に対して、その外形などを正確に合致させてこれを切断することが可能となるとともに、その基準マークであるトンボの読取動作を自動化することが可能となる。
本発明のカッティングプロッタの構成を示す図である。 本発明のカッティングプロッタの構成を示すブロック図である。 本発明のカッティングプロッタにより切断を行う紙シート材を示す図である。 本発明のカッティングプロッタによる基準図形検出動作を示す図である。 本発明のカッティングプロッタの画像データを示す図である。 本発明のカッティングプロッタの切断動作を示す図である。
符号の説明
1 カッティングプロッタ本体
2 駆動ローラ
3 ピンチローラ
4 ペンブロック
5 カッティングペン
6 紙シート材
7 制御部
8 基準マーク読取センサ

Claims (3)

  1. カットデータに基づいて切断手段を被切断媒体に対して相対的に2次元方向に移動させるとともに、これを選択的に圧接,離反させて所望の形状に切断するカッティングプロッタにおいて、
    上記被切断媒体に対して相対的に2次元方向に移動し、被切断媒体上に付与された基準マークを検出する読取センサを有し、
    当該読取センサを上記切断手段の動作原点より定められる基準点から、予め定められた軌跡により上記被切断媒体に対して相対的に2次元方向に移動させるとともに、読取センサの出力より上記被切断媒体上に付与された基準マークを検出することを特徴とするカッティングプロッタ。
  2. 上記予め定められた軌跡として、読取センサを上記切断手段が被切断媒体に対して相対的に移動する2次元平面におけるXおよびY座標軸の一方の座標軸方向から他方の座標軸方向へ各々の座標軸に対して角度をなす軌跡により移動させ、続いて前記移動軌跡に対して平行かつ所定距離だけ離れた軌跡により移動させ、以降順次直前の移動軌跡から所定距離だけ離れた軌跡により当該読取センサを移動させることを特徴とする請求項1記載のカッティングプロッタ。
  3. 上記読取センサを、2次元平面のXおよびY座標軸の一方の座標軸方向から他方の座標軸方向へ各々の座標軸に対して角度をなす軌跡により移動させ、続いて前記移動軌跡に対して所定距離だけ離れ平行かつ移動方向を反転させた軌跡により移動させ、以降順次直前の移動軌跡から所定距離だけ離れた平行かつ移動方向を反転させた軌跡により読取センサを移動させるとともに、読取センサの出力より上記被切断媒体上に付与された基準マークを検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載のカッティングプロッタ。
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