JPH06105348B2 - 原板フィルム貼り込みシステムおよびそのシステムに用いるフィルムパンチ・カット装置 - Google Patents

原板フィルム貼り込みシステムおよびそのシステムに用いるフィルムパンチ・カット装置

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JPH06105348B2
JPH06105348B2 JP1054820A JP5482089A JPH06105348B2 JP H06105348 B2 JPH06105348 B2 JP H06105348B2 JP 1054820 A JP1054820 A JP 1054820A JP 5482089 A JP5482089 A JP 5482089A JP H06105348 B2 JPH06105348 B2 JP H06105348B2
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泰啓 佐藤
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、原板フィルムに位置決め用孔を開けるととも
に、所要の側辺部を切断したのち、所定のレイアウトに
従ってベースシート上に貼り込む原板フィルム貼り込み
システムおよびそのシステムに使用されるフィルムパン
チ・カット装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、ページ物印刷では、例えば、A4,A3などの規格サ
イズの複数枚(例えば、4枚,8枚など)の原板フィルム
をベースシート上に、ユーザーが指定するレイアムトに
従って貼り込んでいる。以下、このような原板フィルム
の貼り込み作業の手順を説明する。
レイアウト 第18図を参照する。同図は4ページ貼り込みの場合の各
ページのレイアウト説明図であり、同図(a)は刷本の
表面のレイアウト、同図(b)は裏面のレイアウト、同
図(c)は刷本を折り込んだ状態を示した斜視図であ
る。
第18図から明らかなように、原板フィルムのレイアウト
は、刷本を折り込んだときに各ページが正しい方向およ
び順序に並ぶように指定される。折り数や開き方向は各
ユーザーに応じて様々であるから、上記レイアウトも各
ユーザーごとに異なるのが通常である。貼り込み作業者
は、このような指定のレイアウトに基づき、各ページの
原板フィルムごとにベースフィルムへの貼り込み位置お
よび貼り込み方向を決定する。
原板フィルムのカット 刷本の各ページ間にはドブと呼ばれる数mm程度の隙間が
設定される場合がある。このような場合には、第19図に
示すように、ベースシートBSに貼り込まれた各ページの
原板フィルムOF1〜OF4の絵柄の間隔X1,Y1が、それぞれ
指定されたドブ寸法になるように、各原板フィルムの所
要の側辺部を手作業で切り落とす。第20図は原板フィル
ムOF1の切断個所の説明図であり、図中の斜辺領域は切
断される側辺部を示している。
なお、このドブが設定されない場合は、絵柄の間隔X1,Y
1は『0』として、原板フィルムの所要の側辺部で切断
される。
見当合わせ貼り込み 第20図に示したように、各原板フィルムの周辺部にはレ
ジスターマークと呼ばれる位置合わせ用のマークRM1〜R
M4が描かれており、これらのレジスターマークRM1〜RM4
と、透明なベースシートBS(あるいはベースシートの下
にセットされたレイアウト用紙)の基準マークとを目視
で位置合わせしながら、前記レイアウトにしたがって、
各原板フィルムをベースシート上に順に手作業で貼り込
んでいく。
モノクロ印刷の場合は一つの刷本を作成するのに上記作
業を一回、カラー物印刷の場合には上記作業を各色分解
フィルム(通常、黄色Y,マゼンタM,シアンC、墨BKの4
色)ごとに繰り返し行う。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述したような原板フィルムの貼り込み
作業には、次のような問題点がある。
第1に、原板フィルムの側辺部が切断されると、その側
辺部に描かれていたレジスターマーク(第20図中、斜辺
領域内のレジスターマークRM3,RM4)がなくなり、ベー
スシートへの貼り込み位置精度が悪くなるという問題点
がある。特に、第21図に示すような8ページ以上の貼り
込みの場合、中央部に配置される原板フィルムOF2,OF3,
OF6,OF7は、隣の原板フィルムの側辺に対向する3側辺
が切り落とされるので、残りの1側辺にあるレジスター
マークのみによって位置合わせをしなければならなくな
り、このような場合には位置精度が著しく悪くなる。
第2に、各原板フィルムの貼り付け方向は一定しないか
ら、原板フィルムカット作業において、作業者自身が各
ページの原板フィルムごとに、その貼り付け方向や貼り
付け位置を確認して正しいカット位置を決定した後、各
原板フィルムの所要の側辺部を切り落としているので、
切断作業の効率がたいへん悪く、ともすればカット位置
を誤ることもあった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
ものであって、原板フィルムの側辺部とともにレジスタ
ーマークが切り落とされても、その原板フィルムを精度
よく貼り込むことができる原板フィルム貼り込みシステ
ムを提供することを目的としている。
また、本発明の他の目的は、原板フィルムのレイアウト
に応じて原板フィルムの孔開け・切断加工を迅速かつ正
確に行うことができるフィルムパンチ・カット装置を提
供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上記目的を達成するために、次のような構成
をとる。
即ち、本発明に係る原板フィルム貼り込みシステムは、
原板フィルムの孔開け・切断加工に必要なパンチ・カッ
トデータおよびベースシート上への貼り込みに必要な貼
り込みデータを作成するデータ作成部と、前記データ作
成部から伝送されたパンチ・カットデータに基づいて、
原板フィルムに位置決め用孔を開けるとともに、所要の
側辺部を切断加工するフィルムパンチ・カット装置と、
前記フィルムパンチ・カット装置から供給された原板フ
ィルムについて、位置決め用孔を基準とした位置決めを
行ったのち、前記データ作成部から伝送された貼り込み
データに基づいて、原板フィルムをベースシート上に貼
り込む原板フィルム貼り込み装置とを備えたものであ
る。
また、本発明に係るフィルムパンチ・カット装置は、原
板フィルムを水平に保持した状態で平面移動および回動
可能な原板フィルム移動手段と、原板フィルムのレジス
ターマークの位置に対応して配置され、前記原板フィル
ム移動手段に保持された原板フィルムのレジスターマー
クを検出するレジスターマーク検出手段と、前記レジス
ターマーク検出手段からの検出信号に基づき、前記原板
フィルム移動手段を制御して、前記保持された原板フィ
ルムを所定位置に位置決めする位置決め制御手段と、原
板フィルムに開けられる位置決め用孔のパンチ位置およ
び切断される側辺部のカット位置に関するデータを記憶
する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパンチ位置
データに基づき、前記位置決めされた原板フィルムをパ
ンチ位置に設定して位置決め用孔を開ける孔開け手段
と、前記記憶手段に記憶されたカット位置データに基づ
き、前記位置決めされた原板フィルムをカット位置に設
定して所要の側辺部を切り落とす切断手段とを備えたも
のである。
〈作用〉 本発明に係る原板フィルム貼り込みシステムの作用は次
の通りである。
データ作成部で作成されたパンチ・カットデータはフィ
ルムパンチ・カット装置に、貼り込みデータは原板フィ
ルム貼り込み装置にそれぞれ伝送される。フィルムパン
チ・カット装置は、伝送されたパンチ・カットデータに
基づき、各原板フィルムのレイアウトに応じた位置に位
置決め用孔を開けるとともに、所要の側辺部を切り落と
す。孔開け・切断加工された原板フィルムは、原板フィ
ルム貼り込み装置に供給される。原板フィルム貼り込み
装置は、貼り込みの前に、まず原板フィルムに開けられ
た位置決め用孔を基準とした位置決めを行い、その後、
データ作成部から伝送された貼り込みデータに基づいて
ベースシート上の所定の位置および方向に各原板フィル
ムを貼り付ける。
また、本発明に係るフィルムパンチ・カット装置の作用
は次の通りである。
原板フィルム移動手段は原板フィルムを水平状態に保持
し、この状態で原板フィルムのレジスターマークが、レ
ジスターマーク検出手段によって検出される。このレジ
スターマーク検出手段の検出信号は位置決め制御手段に
与えられる。位置決め制御手段は、前記検出信号に基づ
いて、原板フィルム移動手段を制御することにより、原
板フィルムに保持された原板フィルムを所定位置に位置
決めする。
一方、記憶手段には、各原板フィルムごとのパンチ位置
およびカット位置に関するデータが記憶されている。孔
開け手段は、前記記憶手段に記憶されたパンチ位置デー
タに基づいて、前記位置決めされた原板フィルムのパン
チ位置を設定したのち、原板フィルムに孔開け加工す
る。また、切断手段は、前記記憶手段に記憶されたカッ
ト位置データに基づいて、前記位置決めされた原板フィ
ルムのカット位置を設定したのち、原板フィルムの所定
の側辺部を切り落とす。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図は本発明の第1実施例に係る原板フィルム貼り込
みシステム全体の概略構成を示した斜視図である。
図中、符号100はデータ作成部であって、各原板フィル
ムについての孔開け・切断加工に必要なパンチ・カット
データおよび各原板フィルムのベースシートへの貼り込
みに必要な貼り込みデータを作成するものである。
データ作成部100は、マイクロコンピュータ101、データ
入力用のキーボード102およびデジタイザ103、CRT104な
どを含む。
符号200はフィルムパンチ・カット装置であって、デー
タ作成部100から伝送されたパンチ・カットデータに基
づいて、各原板フィルムの所定個所に位置決め用孔を開
けるとともに、所要の側辺部を切断加工するための装置
である。
符号300は原板フィルム貼り込み装置であって、フィル
ムパンチ・カット装置200から供給された各原板フィル
ムについて、位置決め用孔を基準とした原板フィルムの
位置決めを行ったのち、前記データ作成部100から伝送
された貼り込みデータに基づいて、各原板フィルムをベ
ースシートの所定位置に貼り込む。
次に、フィルムパンチ・カット装置200の構成を、第2
図ないし第7図を参照して説明する。
第2図に示すように、フィルムパンチ・カット装置200
には、原板フィルムが載置されるガラステーブル204が
あり、その上方には原板フィルムを水平に吸着保持した
状態で平面移動および回動可能な原板フィルム搬送機構
205が設けられている。
ガラステーブル204の下には、原板フィルム搬送機構205
に保持された原板フィルム(図示せず)のレジスターマ
ークを検出するための3個のレジスターマーク検出機構
206A,206B,206Cがそれぞれ設けられている。但し、第2
図ではレジスターマーク検出機構206Aのみが現れてい
る。
ガラステーブル204の奥側には、原板フィルム位置決め
用孔を開けるためのパンチ機構207と、原板フィルムの
側辺部を切り落とすためのカット機構208とが設けられ
ている。
なお、符号209はフィルムパンチ・カット装置200を操作
するための操作パネルである。
第3図は、フィルムパンチ・カット装置200の概略ブロ
ック図である。第2図に示した各機構部は入出力インタ
ーフェイスI/Oを介して制御手段としてのCPU201に接続
されている。RAM202には、データ作成部100から伝送さ
れたパンチ・カットデータなどが記憶され、ROM203には
本装置の動作シーケンスのプログラムが格納されてい
る。
以下、上述した各機構の具体的な構成を説明する。
第4図は原板フィルム搬送機構205を抜き出して示した
斜視図である。
符号210は、ガラステーブル204の奥側に架け渡された架
台であり、この架台210の両側にそれぞれ設けられた軸
受211によって螺軸212が支持されている。螺軸212には
横移動部材213が螺合されており、この横移動部材213の
下部が、架台210上に設けられたガイドレール214に摺動
自在に嵌め込まれている。螺軸212はパルスモータ215に
よってベルト駆動され、これにより横移動部材213がガ
イドレール214に沿ったX方向に駆動される。
横移動部材213には前方に突出した支持アーム216が取り
付けられており、この支持アーム216の上面にガイドレ
ール217がある。ガイドレール217には吸着ヘッドアーム
218が摺動自在に嵌め付けられている。支持アーム216の
側面には、ブラケット軸受219に支持された螺軸220があ
り、この螺軸220に縦移動部材221が螺合されている。縦
移動部材221と吸着ヘッドアーム218とは、L形金具222
によって連結されている。螺軸220はパルスモータ223に
よってベルト駆動され、これにより縦移動部材221に連
結された吸着ヘッドアーム218がガイドレール217に沿っ
たY方向に駆動される。
吸着ヘッドアーム218の先端部には、円筒状の吸着ヘッ
ドホルダ224が鉛直下方に向けて一体形成されており、
この吸着ヘッドホルダ224にロッド225が上下方向に摺動
自在に支持されている。ロッド225の下端には円板状の
吸着ヘッド226が取り付けられている。吸着ヘッド226
は、ガラステーブル204上に載置された原板フィルムを
水平状態に吸着保持するためのものである。図には現れ
ていないが、吸着ヘッド226の下面には、複数個の吸着
溝が刻設されており、この吸着溝がロッド225内に設け
られた吸気通路さらにはロッド225の上部に連結された
吸気管227を介して図外の真空装置に連通されている。
ロッド225の上部は、金具228を介してエアーシリンダ22
9に連結されており、このエアーシリンダ229を駆動する
ことによって、吸着ヘッド226を上下動するように構成
されている。また、ロッド225はギアボックス230などを
介してパルスモータ231によって回動駆動され、これに
より、吸着ヘッド226が所望の角度に設定される。
吸着ヘッドホルダ224の下部には、吸着ヘッド226に吸着
保持された原板フィルムのレジスターマークを検出する
際に使用される光源257が設けられている。
次に、第5図を参照してレジスターマーク検出機構206
A,206B,206Cの具体的な構成を説明する。
各レジスターマーク検出機構206A,206B,206Cは、それぞ
れ同様の構成であるから、ここではレジスターマーク検
出機構206Aについて説明する。
ガラステーブル204の下方に、これと平行に設けられた
ベース板があり(図示省略)、このベース板の上に、ガ
イドレール232が固設されている。このガイドレール232
にセンサ支持ブロック233が摺動自在に嵌め付けられて
いる。センサ支持ブロック233は、光学センサ234が鉛直
方向に向けて取り付けられている。センサ支持ブロック
233は、軸受け235に支持された螺軸236に螺合されてお
り、この螺軸236がパルスモータ237によってベルト駆動
されることにより、光学センサ234をガイドレール232上
(X方向)の任意の位置にセットできるようになってい
る。
なお、レジスターマーク検出機構206Bの光学センサ234
は、レジスターマーク検出機構206Aの光学センサ234と
同様にX方向に移動し、レジスターマーク検出機構206C
の光学センサ234はY方向に移動するように、各機構206
A,206B,206Cがそれぞれ配置されている。
次に、第6図および第7図を参照してパンチ機構207お
よびカット機構208の具体的な構成をそれぞれ説明す
る。但し、第6図では理解を容易にするためにパンチ機
構207とカット機構208とを前後方向に少し離して描いて
ある。
パンチ機構207において、符号238はダイスであり、ダイ
ス238の上面はガラステーブル204の上面とほぼ面一にな
っている。ダイス238とその上部のポンチガイド239との
間には、原板フィルムを挿通するための間隙がある。ポ
ンチガイド239には、孔開け用の2個のポンチ240がそれ
ぞれ保持されている。ポンチガイド239の両端部にそれ
ぞれ一体形成された軸受241に、カム軸242の両端が支持
されており、このカム軸242に前記ポンチ240と対向して
偏心カム243がそれぞれ嵌め付け固定されている。ポン
チ240の胴部には圧縮コイルバネ244が嵌装されており
(第7図参照)、この圧縮コイルバネ244によりポンチ2
40が上方に付勢されて、ポンチ240の頭部が偏心カム243
のカム面に当接されている。カム軸242はモータ245によ
って回転駆動され、これによってポンチ240が偏心カム2
43に押し下げられて原板フィルムは孔開け加工される。
カット機構208は次のように構成されている。
パンチ機構207の奥側には、原板フィルムを押さえ込む
ための押さえ板246が配設されており、この押さえ板246
の両端上部にそれぞれ連結されたエアーシリンダ247に
よって、押さえ板246が上下動するように構成されてい
る。
押さえ板246と並行してラック248とガイドレール249が
ベース板250に配設されており、このガイドレール249に
カッターホルダ251が摺動自在に嵌め付けられている。
カッターホルダ251の前面にはカッター軸252(第7図参
照)の基部が回転自在に支持されており、このカッター
軸252の先端に原板フィルムの側辺部を切り落とすため
の回転刃253が取り付けられている。カッター軸252の胴
部には、ラック248に噛み合うピニオンギヤ254が設けら
れている。カッターホルダ251の上部にはモータ255が取
り付けられており、このモータ255の出力軸に取り付け
られた駆動ギヤ256と、前記ピニオンギヤ254とが噛み合
っている。モータ255が回転駆動されると、回転刃253が
ガイドレール249に沿ったX方向に転動し、これにより
原板フィルムの側辺部が切り落とされるようになってい
る。切り落とされた原板フィルムの側辺部は、ダイス23
8とベース板250との隙間から下方に排出される。
次に第8図を参照して原板フィルム貼り込み装置300の
構成を説明する。但し、同図ではカバーが取り外された
状態が示されている。
符号301は、フィルムパンチ・カット装置200で孔開け・
切断加工された原板フィルムを載置して位置決めするた
めの原板フィルムセット台である。この原板フィルムセ
ット台301には、原板フィルム位置決め用の2本のピン3
02が立設されている。
303は、原板フィルムが貼り込まれるベースシートを供
給するベースシート供給部である。このベースシート供
給部303にある位置決めピン304によって、複数枚のベー
スシートが積層された状態で位置決めされている。
ベースシート供給部303の上部に、原板フィルムが貼り
込まれたベースシートを排出するためのベースシート排
出部305があり、このベースシート排出部305は鎖線で示
した位置にまで回動駆動されるように構成されている。
306は、ベースシートに原板フィルムを貼り込むための
貼り込みテーブルである。この貼り込みテーブル306に
はベースシート供給部303から供給されたベースシート
を位置決めするための位置決めピン307がある。テーブ
ル表面には、ベースシートを保持するための図示しない
吸着溝が形成されている。
308は、2本のガイドレール309に摺動自在に架け渡され
た架台である。架台308の一端は螺軸310に螺合されてお
り、この螺軸310がパルスモータ311によって回転駆動さ
れることにより、架台308がガイドレール309に沿うX方
向に駆動される。
架台308の上面には、前記ガイドレール309と直交するY
方向に2本のガイドレール312が並設されており、この
ガイドレール312に貼り込みヘッドホルダ313の基部が摺
動自在に嵌め付けられている。貼り込みヘッドホルダ31
3は、螺軸314に螺合されており、この螺軸314がパルス
モータ315で回転駆動されることによって、貼り込みヘ
ッドホルダ313がX方向に駆動される。
貼り込みヘッドホルダ313の先端部には、上下動可能な
ロッド316が鉛直下方に向けて設けられており、このロ
ッド316の下端に貼り込みヘッド317が取り付けられてい
る。貼り込みヘッド317の下面には、図には現れていな
い吸着溝が形成されており、この吸着溝を図外の真空装
置に連通させることによって、原板フィルムを吸着保持
するように構成されている。
なお、図では貼り込みヘッド317および原板フィルムセ
ット台301は、小サイズ原板用の大きさになっている
が、貼り込まれる原板フィルムのサイズよりも大きな貼
り込みヘッド317を用いるのが好ましい。また、原板フ
ィルムのサイズが複数種である場合、貼り込みヘッド31
7に設けられた吸着溝の吸着ゾーンを、原板フィルムの
サイズに応じて、図示しない手段によって切り換えるよ
うにする。
また、ロッド316の上端はギアボックス318を介してパル
スモータ319に連結されており、このパルスモータ319を
駆動することによって、貼り込みヘッド317を所要の角
度に設定できるようになっている。
320は、架台308に取り付けられた上下動可能なベースシ
ートキャリアであり、その下部にはベースシートを吸着
保持するための図示しない吸着機構などが設けられてい
る。
321は、両面粘着テープを一定寸法に裁断して原板フィ
ルムの裏面に貼り付けるための粘着テープ貼り付け部で
ある。
次に、本実施例の動作を説明する。
〔1〕まず、データ作成部100によるデータの作成につ
いて説明する。
(1)レイアウトデータの作成 データ作成部100のマイクロコンピュータ101には、複数
種類のレイアウト条件が、それぞれに対応したジョブ番
号を付して予め登録されている。オペレータがキーボー
ド102を操作してジョブ番号を指定することにより、所
望のレイアウト条件がマイクロコンピュータ101内の記
憶部から読み出される。勿論、必要なレイアウト条件を
キーボード102またはデジタイザ103のメニュシートなど
から直接入力して、それを使用するようにしてもよい。
例えば、キーボード102から『JOB NO 100』と入力され
たとき、このジョブ番号に応じたレイアウト条件(この
例では、4ページ貼り込みのレイアウト条件)が読み出
されて、CRT104に第9図に示すようなレイアウト表示が
行われる。図中、XPS,YPSはベースシートサイズ、Xは
ベースシートのピンピッチ、YFはくわえ寸法、X1,Y1は
ドブ寸法、XS,YSは原板フィルムサイズである。この
他、レイアウト条件として、各ページの原板フィルムの
ベースシート上の位置とその方向、X,Y方向の原板フィ
ルムの貼り込み面積(XP,YP)、貼り込みの繰り返し回
数(例えば、カラー印刷の場合には、Y,M,C,BKの4回)
などが設定されている。
なお、表示画面において、各ページの区別を付けるため
に、例えば、第9図に示したように、A,B,C,Dのような
符号を表示されており、また、天地逆に貼り込みされる
ページ(同図のC,D)については、その表示を逆転させ
て、オペレータに注意を喚起するようにしている。
(2)原板フィルムデータの作成 次に、各原板フィルムA,B,C,Dのデータをデジタイザ103
によって入力する。
原板フィルムデータとしては、第10図に示すように、レ
ジスターマークの位置、貼り込み用のテープ貼り付け位
置(図中、斜線領域)、位置決め用孔の位置がある。レ
ジスターマークの位置は、位置決め用孔が開けられる側
辺部にあるレジスターマーク(第10図では、RM2)以外
の3個のレジスターマーク(例えば、RM1,RM3,RM4)の
中心位置が指定される。各原板フィルムについて共通な
位置決め用孔の孔径、ピッチ、絵柄からの距離は予め定
められているので、位置決め用孔の位置は、天、地、
左、右(この例では、地)によって指定される。
各原板フィルムA,B,C,Dのデータには、それぞれ個別の
ジョブ番号(例えば、原板フィルムAであれば、『JOB
NO 100-A』)が付される。
4色貼り込みの場合、各色の原板フィルムが同一サイズ
であれば、例えばY版の原板フィルムデータを入力すれ
ばよい。
(3)データの合成 原板フィルムデータが入力されると、そのデータに基づ
きマイクロコンピュータ101は、第11図に示すように、
各原板フィルムのレジスターマークRM、貼り付けテープ
T、位置決め用孔Hを、レイアウト画面に合成して表示
させる。
(4)データの伝送 原板フィルムの孔開け・切断加工および貼り込みに必要
なデータがそろうと、データ作成部100からフィルムパ
ンチ・カット装置200および原板フィルム貼り込み装置3
00に所要のデータが伝送される。
フィルムパンチ・カット装置200には各原板フィルムの
パンチ・カットデータとして、レジスターマーク位置、
位置決め用孔の位置および側辺部の切断位置が、ジョブ
番号を付して伝送される。
原板フィルム貼り込み装置300には貼り込みデータとし
て、ベースシートサイズ、ベースシートの位置決め孔位
置、貼り込み繰り返し数の他、原板フィルムの貼り込み
位置、テープ貼り付け位置のような各原板フィルムの固
有のデータがジョブ番号を付して伝送される。
〔2〕次に、フィルムパンチ・カット装置200の動作を
説明する。
(1)原板フィルムデータの読み出し データ作成部100からフィルムパンチ・カット装置200に
伝送されたパンチ・カットデータは、RAM202に記憶され
る。オペレータは、孔開け・切断加工しようとしている
原板フィルムのジョブ番号(例えば、『JOB NO 100-
A』)を、操作パネル209によって指定する。これによ
り、その原板フィルムのパンチ・カットデータがRAM202
から読み出される。
(2)センサーの移動 オペレータによって操作パネル209にスタートボタンが
押されると、第5図に示したレジスターマーク検出機構
206A,206B,206Cの各パルスモータ237が、読み出された
レジスターマーク位置データに基づき駆動されて、各光
学センサ234がレジスターマークと同じ位置関係にセッ
トされる。
(3)原板フィルムのセット 孔開け・切断加工される最初の原板フィルムが、ガラス
テーブル204の予め定められた位置(スタート位置)に
オペレータによって載置される。
(4)原板フィルムの吸着 スタートボタンが再度押されると、原板フィルム搬送機
構205のパルスモータ215,223が駆動されて、吸着ヘッド
226が原板フィルムの載置されているスタート位置へ移
動する。続いてエアーシリンダ229が駆動されて吸着ヘ
ッド226が下降し、スタート位置の原板フィルムが吸着
される。原板フィルムが吸着されると、エアーシリンダ
229が復帰駆動されることにより、吸着ヘッド226が原板
フィルムを吸着保持したまま上昇する。
(5)原板フィルムを位置決めエリアへ移動 パルスモータ215,223を駆動することにより、吸着ヘッ
ド226に吸着された原板フィルムを、レジスターマーク
検出機構206A,206B,206Cがセットされた位置決めエリア
(原板フィルムのレジスターマークとレジスターマーク
検出機構206A,206B,206Cの各光学センサ234の位置が概
ね合う位置)にまで移動させる。
(6)原板フィルムの位置決め 原板フィルムが位置決めエリアにまで移動されると、吸
着ヘッド226が下降され、原板フィルムのレジスターマ
ークと、レジスターマーク検出機構206A,206B,206Cの各
光学センサ234の中心とが一致するように、原板フィル
ム搬送機構205のパルスモータ215,223,231が駆動され
て、原板フィルムのX,Y,θ(回転角度)の位置決めが行
われる。このとき、原板フィルム搬送機構205の光源257
がそれぞれ点灯し、各光学センサ234に対して位置決め
に必要な光量を与える。
原板フィルムのレジスターマークの検出や位置決め方法
については種々提案されている(例えば、特開昭55-331
45号公報、特開昭55-33146号公報、特開昭62-206403号
公報)。
本実施例では、例えば、第12図に示すように、各光学セ
ンサ234は直交配置された二つの光センサ234A,234Bでそ
れぞれ構成されている。光センサ234A,234Bの各検出信
号はそれぞれデジタル信号に変換されたのち、第3図に
示したCPU201に与えられる。CPU201は、各検出信号の差
分に応じてパルスモータ215,223,231を駆動することに
よって原板フィルムの位置合わせを行う。例えば、第13
図(a),(b)に示すようにレジスターマークRMが左
または右にずれている場合には原板フィルムが右または
左方向に駆動され、レジスターマークRMが第13図(c)
に示す位置になるように制御される。
(7)原板フィルムのパンチ位置設定 原板フィルムの位置決めが終わると、吸着ヘッド226を
上昇させ、RAM202から読み出されたパンチ位置データに
基づいて、吸着ヘッド226を90度単位で回転駆動させ
て、原板フィルムの孔開け側辺部をガラステーブル204
の奥方向に向けてセットする(第14図(a)参照)。そ
して、吸着ヘッド226をパンチ機構207側に移動させて、
原板フィルムの孔開け側辺部をパンチ機構207にセット
する。
(8)原板フィルムの孔開け加工 原板フィルムがセットされると、パンチ機構207のモー
タ245が一回転駆動されることにより、ポンチ240が偏心
カム243によって押し下げられて原板フィルムの所定位
置に位置決め用孔が開けられる(第14図(b)参照)。
(9)原板フィルムのカット位置設定 孔開け加工が終わると、吸着ヘッド226を少し上昇さ
せ、RAM202から読み出されたカット位置データに基づい
て、吸着ヘッド226を90度単位で回転駆動させて、原板
フィルムの切断位置を奥側に設定した後、原板フィルム
をカット機構208に移動させる。
(10)原板フィルムの切断加工 原板フィルムがカット機構208に移動すると、エアーシ
リンダ247が駆動されて押さえ板246が下降し、原板フィ
ルムが固定される。続いて、モータ255が駆動されるこ
とにより、原板フィルムの所定の側辺部が回転刃253に
よって切り落とされる(第14図(c)参照)。
切断個所が複数個ある場合には、上述の(9)および
(10)の動作が繰り返されて、所要の側辺部が切り落と
される(第14図(d)参照)。
(11)加工済み原板フィルムの排出 原板フィルムの孔開け・切断加工が終わると、押さえ板
246が上昇する。続いて吸着ヘッド226が上昇して、原板
フィルム搬送機構205がX,Y駆動されることにより、加工
済みの原板フィルムがガラステーブル204上の所定位置
にまで搬送されて、その位置に原板フィルムが載置され
る。
〔3〕次に、孔開け・切断加工された原板フィルムの貼
り込み動作を説明する。
(1)原板フィルムデータの呼び出し データ作成部100から原板フィルム貼り込み装置300に伝
送された貼り込みデータは、フィルムパンチ・カット装
置200と同様に装置内のRAM(図示せず)に記憶される。
貼り込みされる原板フィルムのジョブ番号がオペレータ
によって指定されることにより、その原板フィルムの貼
り込みデータが前記RAMから読み出される。
(2)原板フィルムの位置決め フィルムパンチ・カット装置200によって、孔開け・切
断加工された各原板フィルムは、オペレータによって、
原板フィルム貼り込み装置300の原板フィルムセット台3
01にセットされる。このとき、原板フィルムの位置決め
用孔を原板フィルムセット台301の位置決めピン302に挿
通させることによって、原板フィルムが位置決めされ
る。
(3)ベースシートのセッティング ベースシートをベースシート供給部303から取り出す際
には、ベースシート排出部305は上昇している。架台338
がベースシート供給部306へ移動して、ベースシートキ
ャリア320が下降し、ベースシートを吸着する。ベース
シートを吸着するとベースシートキャリア320が上昇し
たのち、架台308が貼り込みテーブル306側に移動し、ベ
ースシートの位置決め用孔が貼り込みテーブル306の位
置決めピン307に挿通するように、ベースシートが貼り
込みテーブル306に載置される。ベースシートが載置さ
れると、貼り込みテーブル306の吸着機構が作動して、
ベースシートが保持される。
(4)原板フィルムへの粘着テープ貼り付け 貼り込みヘッド317が原板フィルムセット台301上に移動
する。続いて貼り込みヘッド317が下降して、位置決め
された原板フィルムを吸着する。原板フィルムが吸着さ
れると貼り込みヘッド317が上昇して、その原板フィル
ムを粘着テープ貼り付け部321に搬送する。そして、前
記RAMから読み出されたテープ貼り付け位置データに基
づいて貼り込みヘッド317が90単位で回転駆動されるこ
とによって、原板フィルムのテープ貼り付け位置が設定
される。続いて粘着テープ貼り付け部321が駆動され
て、原板フィルムの所定の側辺部に両面粘着テープが貼
り付けられる。
(5)原板フィルムの貼り込み 粘着テープが貼り付けられた原板フィルムは、RAMから
読み出された貼り込み位置データに基づいて、貼り込み
テーブル306上の所定の位置にまで移動される。そし
て、原板フィルムの貼り込み方向に応じて、貼り込みヘ
ッド317が90度単位で回転駆動されて所定の貼り込み方
向にセットされる。続いて貼り込みヘッド317が下降し
て、その位置に原板フィルムが貼り込まれる。
以上の動作が繰り返し行われることによって、全ページ
の原板フィルムがベースシートに貼り込まれる。
(6)ベースシートの排出 全ての原板フィルムの貼り込みが終了すると、貼り込み
テーブル306の吸着が解除され、原板フィルムが貼り込
まれたベースシートがベースシートキャリア320で吸着
保持されて、ベースシート排出部305側に搬送される。
このとき、ベースシート排出部305が下降しており、搬
送されたベースシートがベースシート排出部305に収容
される。
4色貼り込みの場合、次のベースシートがベースシート
供給部303から貼り込みテーブル306に搬送されて、上述
と同様の原板フィルムの貼り込みが行われる。
第2実施例 第15図は、本発明の第2実施例に係る原板フィルム貼り
込みシステム全体の概略構成を示した斜視図である。同
図において、第1図〜第8図に示した符号と同一符号で
示した部分は、第1実施例の各部と同一、もしくは相等
する部分を示しているため、ここでの詳細な説明は省略
する。
本実施例は、第1実施例とは異なる次のような特徴を備
えている。
即ち、本実施例のデータ作成部100は、原板フィルムの
孔開け・切断可能に必要なパンチ・カットデータ、およ
びベースシート上への貼り込みに必要な貼り込みデータ
を入力する手段として、第1実施例のキーボード102や
デジタイザ103に代えて、CRT104に映し出された絵文字
(アイコン)を指定するマウス105を備えている。
また、フィルムパンチ・カット装置200において、レジ
スターマークを検出するための三つの光学センサ260A,2
60B,260Cが、ライトテーブル262の上方に設けられてX
方向に動く可動ベース261に取り付けられている。ただ
し、光学センサ260Cは、可動ベース261の奥側に設置さ
れているため、図には現れていない。光学センサ260A,2
60BはX方向にそれぞれ独立して動くように構成され、
光学センサ260CはY方向に動くように構成されている。
ライトテーブル262は、第1実施例の光源257の代わりに
設けられたものであり、このライトテーブル262に原板
フィルムが載置され、その透過光を前記光学センサ260
A,260B,260Cで受光することによって、原板フィルムの
レジスターマークを検出するようになっている。
パンチ機構207およびカット機構208は、装置手前側に設
けられており、具体的な構成は第1実施例と同様になっ
ている。
264は、原板フィルムを保管するための整理棚であり、
この整理棚264の下部に原板カセット265が収納されてい
る。この原板カッセト265は、第1実施例で説明した原
板フィルム貼り込み装置300の原板フィルムセット台301
に代えて設けられている。原板カセット265には、原板
フィルムを位置決めするための複数本のピン266が立設
されている。
330は、原板フィルム貼り込み装置300に設けられた、原
板カセット取り付け部である。
次に、本実施例の動作を説明する。
基本的な動作は、第1実施例と同様であるから、ここで
は第1実施例と相違する点についてのみ説明する。
〔1〕データ作成部100によるデータの作成 上述したように、本実施例では、第15図に示したマウス
105を操作し、ジョブ番号を指定することにより、所望
のレイアウト条件がマイクロコンピュータ101から読み
出される。もちろん、第1実施例と同様に、必要なレイ
アウト条件をマウス105から直接入力してもよい。マウ
ス105からの入力に基づき、CRT104に第9図において説
明したのと同様のレイアウト表示が行われる。
第10図に示した原板フィルムのデータ、即ち、レジスタ
ーマーク位置、貼り込み用のテープの貼り付け位置、位
置決め用孔の位置も、マウス105によって入力される。
ただし、本実施例においては、レジスターマークの位置
として、第10図のレジスターマークRM1とRM3との距離、
およびRM2とRM4との距離がそれぞれ入力される。貼り込
み用テープの貼り付け位置は、先の指定によりCRT104の
画面上に表示されている原板サイズXS,YSと、レジスタ
ーマーク位置との位置関係を考慮して、マウス105によ
って適宜に指定される。
位置決め用孔の位置は、第1実施例と同様の方法により
マウス105により指定される。なお、この位置決め用孔
の位置指定は、先に作成したレイアウトデータに基づ
き、自動的に設定するように構成してもよい。例えば、
第16図に示すような8ページ分のレイアウトの場合、位
置決め孔の位置を天および地に自動的に決定することが
できる。また、第17図に示すような4ページ分のレイア
ウトの場合、位置決め孔の位置を天地(同図(a)参
照)、または左右(同図(b)参照)のどちらかに自動
的に決定するか、あるいはオペレータによって選択させ
るようにしてもよい。
〔2〕フィルムパンチ・カット装置200の動作 データ作成部100から与えられたレジスターマーク位置
データに基づき、第1実施例と同様に各光学センサ260
A,260B,260Cの位置関係が初期セットされる。次に、ラ
イトテーブル262上の所定位置に原板フィルムが載置さ
れ、スタートさせると可動ベース261と原板フィルム搬
送機構263とが一体となってライトテーブル262上に移動
する。移動が完了すると、原板フィルム搬送機構263の
吸着ヘッドが下降して、原板フィルムを吸着する。そし
て、第13図において説明したように、光学センサ260A,2
60B,260Cによって原板フィルムのレジスターマーク部分
が検出される。Y方向およびθ方向については、原板フ
ィルム搬送機構263が駆動されることによって原板フィ
ルムの位置ズレが修正される。一方、X方向について
は、光学センサ260A,260Bが駆動されることによって、
X方向の相対的な位置合わせが行われる。このようにし
て原板フィルムの位置合わせが終わると、原板フィルム
搬送機構263によって原板フィルムがパンチ機構207、カ
ット機構208に搬送されて、第1実施例と同様に孔開け
・切断加工処理が施される。
孔開け・切断加工された原板フィルムは、オペレータに
よって、その位置決め用孔が原板カセット265のピン266
に挿通されることによって、順次、原板カセット265に
位置決め収納される。
〔3〕原板フィルム貼り込み装置300の動作 原板フィルムがセットされた原板カセット265は、その
まま原板フィルム貼り込み装置300に供給されて、原板
カセット取り付け部330にセットされる。以下、原板カ
セット取り付け部330から原板フィルムが貼り込みヘッ
ドによって取り出されて、第1実施例と同様にベースシ
ートの指定された位置に順に貼り込まれる。
なお、本発明は次のように種々変形実施することができ
る。
例えば、実施例に係るフィルムパンチ・カット装置200
は、原板フィルムに孔開け加工した後、側辺部を切断す
るように構成したが、先に側辺部を切断し、その後、孔
開け加工するように構成してもよい。
また、実施例ではフィルムパンチ・カット装置200およ
び原板フィルム貼り込み装置300への原板フィルムのセ
ッティングをオペレータが行うように構成したが、原板
フィルムセッティング機構を設けて自動的に行うように
構成してもよい。
さらに、原板フィルムの大きさに応じて、位置決め孔の
位置やピッチを適宜に変更するようにしてもよい。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明に係る原板フィ
ルムの貼り込みシステムによれば、データ作成部から伝
送されたパンチ・カットデータに基づいて、原板フィル
ムの孔開け・切断加工を行い、原板フィルムの貼り込み
の際には、原板フィルムの位置決め孔を基準として原板
フィルムの位置決めを行っているので、原板フィルムの
レジスターマークが側辺部とともに切り落とされていて
も、原板フィルムをベースシートに精度よく貼り込むこ
とができる。
さらに、本発明に係るフィルムパンチ・カット装置は、
原板フィルムの側辺部を切断する前に、原板フィルムの
レジスターマークを検出して位置決めを行い、その後、
記憶手段に格納されているデータに基づいて、原板フィ
ルムの孔開け・切断加工位置を設定して、孔開け・切断
加工しているので、オペレータの判断によって孔開け・
切断位置を決定して加工する従来例と比較して、原板フ
ィルムの孔開け・切断加工を正確かつ迅速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14図は本発明の第1実施例の説明図であ
り、第1図は原板フィルム貼り込みシステム全体の概略
斜視図、第2図はフィルムパンチ・カット装置の全体斜
視図、第3図はフィルムパンチ・カット装置の概略ブロ
ック図、第4図は原板フィルム搬送機構の斜視図、第5
図はレジスターマーク検出機構の斜視図、第6図はパン
チ機構およびカット機構の斜視図、第7図はパンチ機構
およびカット機構の一部破断側面図、第8図は原板フィ
ルム貼り込み装置の全体斜視図、第9図はデータ作成部
のCRTに表示される原板フィルムのレイアウト画面の説
明図、第10図はデータ作成部に入力される原板フィルム
データの説明図、第11図はデータ作成部のCRTに表示さ
れる合成画面の説明図、第12図はレジスターマーク検出
機構の光学センサの説明図、第13図はレジスターマーク
検出動作の説明図、第14図は原板フィルムの孔開け・切
断加工の順序を示した説明図である。 第15図ないし第17図は本発明の第2実施例の説明図であ
り、第15図は原板フィルム貼り込みシステム全体の概略
斜視図、第16図は8ページ物印刷における位置決め用孔
の設定位置の説明図、第17図は4ページ物印刷における
位置決め用孔の設定位置の説明図である。 第18図ないし第21図は従来例に係り、第18図はページ物
印刷の折り加工の説明図、第19図は各ページ間に設定さ
れるドブの説明図、第20図は原板フィルムの側辺部切断
位置の説明図、第21図は従来例の問題点の説明に供する
8ページ物印刷における原板フィルムのレイアウト図で
ある。 100……データ作成部 200……フィルムパンチ・カット装置 202……RAM 205……原板フィルム搬送機構 206A〜206C……レジスターマーク検出機構 207……パンチ機構 208……カット機構 226……吸着ヘッドホルダ 300……原板フィルム貼り込み装置 301……原板フィルムセット台 306……貼り込みテーブル 317……貼り込みヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 正次 京都府京都市南区久世築山町465番地の1 大日本スクリーン製造株式会社久世工場 内 (72)発明者 三井 利洋 京都府京都市下京区中堂寺坊城町12番地の 2 大日本スクリーン製造株式会社五条事 業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原板フィルムに位置決め用孔を開けるとと
    もに、所要の側辺部を切断したのち、所定のレイアウト
    に従ってベースシート上に貼り込む原板フィルム貼り込
    みシステムであって、 原板フィルムの孔開け・切断加工に必要なパンチ・カッ
    トデータおよびベースシート上への貼り込みに必要な貼
    り込みデータを作成するデータ作成部と、 前記データ作成部から伝送されたパンチ・カットデータ
    に基づいて、原板フィルムに位置決め用孔を開けるとと
    もに、所要の側辺部を切断加工するフィルムパンチ・カ
    ット装置と、 前記フィルムパンチ・カット装置から供給された原板フ
    ィルムについて、位置決め用孔を基準とした位置決めを
    行ったのち、前記データ作成装置から伝送された貼り込
    みデータに基づいて、原板フィルムをベースシート上に
    貼り込む原板フィルム貼り込み装置と を備えたことを特徴とする原板フィルム貼り込みシステ
    ム。
  2. 【請求項2】原板フィルムを水平に保持した状態で平面
    移動および回動可能な原板フィルム移動手段と、 原板フィルムのレジスターマークの位置に対応して配置
    され、前記原板フィルム移動手段に保持された原板フィ
    ルムのレジスターマークを検出するレジスターマーク検
    出手段と、 前記レジスターマーク検出手段からの検出信号に基づ
    き、前記原板フィルム移動手段を制御して、前記保持さ
    れた原板フィルムを所定位置に位置決めする位置決め制
    御手段と、 原板フィルムに開けられる位置決め用孔のパンチ位置お
    よび切断される側辺部のカット位置に関するデータを記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたパンチ位置データに基づき、
    前記位置決めされた原板フィルムをパンチ位置に設定し
    て位置決め用孔を開ける孔開け手段と、 前記記憶手段に記憶されたカット位置データに基づき、
    前記位置決めされた原板フィルムをカット位置に設定し
    て所要の側辺部を切り落とす切断手段と を備えたことを特徴とする原板フィルム貼り込みシステ
    ム用フィルムパンチ・カット装置。
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