JP4503124B2 - プロッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプロッタ(プリンタ)、ペンプロッタなどのプロッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプロッタなどで、用紙の両面に印字作画を行う場合がある。この両面印字作画は、用紙の表面と裏面の同一の箇所に正確に印字作画を行うことが要求されている。例えば、一般に本などの製本を行う場合には、用紙に幾つかの画像を作画して、その用紙を折りたたんだり、重ねたりして、その厚くなった用紙の余白部分の4隅を裁断する。この裁断の基準のために、画像の4隅の近傍に所定の余白を存してトンボマークなどの位置マークを作画することが行われている。このトンボマークは、用紙の表側と裏側で正確に一致する必要がある。また、4色での印刷をする版下などの場合には、その四隅に描かれたトンボマークを使って、4色での印刷において、版下がずれないようにしている。この場合、トンボマークをきちっと合わせることで版下のずれを防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プロッタにおいて、用紙の表面に作画した後、用紙を裏返してプラテン上に用紙をセッティングし、用紙の裏面に、用紙の表面の作画位置と同一の位置に作画をすると、用紙の表面の画像と裏面の画像は左右対称となり、両面の画像位置が一致しない。従って、裏面にトンボマークを作画すると、表面のトンボマークと一致しないことになる。特開平4−14498号公報には、用紙のエッジをセンサで読み取る方式の両面印字制御方式が開示されているが、この方式で用紙の両面にトンボマークを作画すると、両面のトンボマークは完全に一致するが、この方式によると、両面の画像の作画基準となる座標軸上の原点が左右対称方向に変換されてしまう。そのため、用紙の表面の画像が例えば、用紙の右下から作画され、用紙の裏面の画像は、用紙の左下から作画されることになる。このような裏書き方式の需要はあるが、共通の座標軸原点から用紙の両面の作画を行い、しかも両面のトンボマークを一致させようとすると、上記方式は採用することができない。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、記録媒体に対して記録ヘッドをXY軸方向に相対移動し、記録ヘッドによって記録媒体に作画を行うプロッタにおいて、記録媒体を裏返した状態で記録媒体の表面に描いたマークの位置情報を検出するマーク検出手段を設けたものである。
また、本発明は、前記マーク検出手段を、記録媒体の下側から光を照射し、前記記録ヘッドを支持するキャリッジにセンサを設け、該センサによって記録媒体の裏面側から、記録媒体の表面側に描かれたマークを検出する構成としたものである。
また、本発明は、前記マーク検出手段を、光反射型のセンサを記録媒体の下側に配置し、記録媒体を裏返した状態で前記センサに対して記録媒体の表面側に描いた位置マークが通過するように記録媒体を移動し、記録媒体表面側のマークを検出する構成としたものである。
また、本発明は、記録媒体に対して記録ヘッドをXY軸方向に相対移動し、記録ヘッドによって記録媒体に作画を行うプロッタにおいて、記録媒体の裏面に、記録媒体の表面に描いた画像の位置と同一の位置に画像を作画する両面作画に際し、記録媒体を裏返した状態で、記録媒体の表面に描いた、画像に対して所定の位置関係を有するマークをセンサで読み取り、該マークを基準として用紙の裏面に画像を作画するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図3において、2はインクジェットプロッタ(プリンタ)から成るラスタプロッタであり、プラテン4及びその前後に配設された用紙ガイド6,8が機体に固設されている。
【0006】
プロッタ2の機体には、図3中、紙面垂直方向(X軸方向)に延びるレール10が架設され、該レール10にキャリッジ12がコロを介して移動可能に取り付けられている。前記キャリッジ12は、X軸駆動装置に連結している。前記キャリッジ12には、インクジェット型記録ヘッド14が取り付けられ、該ヘッド14の移動経路と前記プラテン4とは平行に対向している。
【0007】
前記レール10には、アーム(図示省略)を介して加圧ローラ16が回転自在に支承され、該加圧ローラ16は、機体に支承された駆動ローラ18にスプリングの弾力によって圧接している。前記駆動ローラ18は、Y軸駆動装置によって駆動されるモータに連結している。
【0008】
20は、所定の読取エリア即ち視野を有する光反射型のヘッド側センサであり、前記キャリッジ12に取り付けられている。ヘッド側センサ20は、用紙ガイド6上の用紙22に対して任意のXY位置に相対移動可能であり、その位置は、X軸駆動装置及びY軸駆動装置のデータとして示される。
【0009】
図5はヘッド側センサ20の動作を説明するための図で、その視野の中心点の位置座標はラスタプロッタのX軸駆動装置及びY軸駆動装置のデータとして示され、XA,YAである。センサ20は、視野内に2次元的に配列された光電変換素子を持っていても良いが、本実施形態では、図5の点線24,26で示すように、センサ20の視野の中心点位置からX軸方向及びY軸方向に配列された光電変換素子列を備えている。
【0010】
28は、用紙ガイド8の下側に取り付けられた光反射型の物体検出センサから成るリヤセンサであり、駆動ローラ18に対して、用紙搬送経路の上流側に位置している。前記リヤセンサ28は、用紙22の縁部の一点を検出するためのものであり、少なくとも単一の光電変換素子を備えている。
【0011】
前記リヤセンサ28の検出部は、用紙ガイド8に設けられた穴又は、透明部に対向し、該穴又は透明部を通じて用紙ガイド8上の用紙22を検出するように構成されている。前記用紙ガイド6の、ヘッド側センサ20のX軸方向の移動経路の下方部分は、ガラスなどの透明あるいは半透明体から成る光透過体により構成されている。用紙ガイド6の光透過部分の下方には、該光透過部分に対して平行に蛍光灯などの照明器具30が配置され、該照明器具30は機体に取り付けられている。
【0012】
前記照明器具30はコントローラに接続されている。前記キャリッジ12には、用紙22をX軸に沿って切断するためのカッター機構(図示省略)が搭載されている。ラスタプロッタ2のコントローラのメモリには、用紙サイズ検出プログラムソフト及び位置マーク検出作画プログラムソフトが格納されている。
【0013】
用紙ガイド6,8上に用紙22をセットする場合には、加圧ローラ16を上昇させた状態で、用紙22を加圧ローラ16と駆動ローラ18間に挿入し、用紙22の右側縁D(図4参照)を、用紙ガイド6,8の側部に設けた用紙セットフィン(図示省略)に合わせ、用紙22の右側縁Dをレール10の長手方向に対して直角な方向に合わせる。
【0014】
次に、加圧ローラ16を下降して、用紙22を駆動ローラ18と加圧ローラ16とで挟持し、用紙22のセットを完了する。
次に図1のフローチャートを参照して両面作画動作について説明する。
プロッタ2のコントローラは、プロッタ2が両面作画動作モードに入ると(ステップ1)、用紙がセットされているか否か判断する(ステップ2)。
【0015】
用紙がセットされていることを確認すると、キャリッジ12を図4中、右端の待機位置から左方向にレール10に沿って移動し、ヘッド側センサ20を、用紙22の右エッジDを通過させ、ヘッド側センサ20によって右エッジDを検出する。コントローラは、ヘッド側センサ20の用紙右エッジ検出信号に基づいて、用紙22の右エッジDの位置を認識し、メモリに記憶する(ステップ3)。
【0016】
次に、キャリッジ12の図4中、左方向の移動によって、ヘッド側センサ20を、用紙22の左エッジCを通過させ、ヘッド側センサ20の用紙左エッジC検出信号に基づいて、コントローラは、用紙22の左エッジCの位置を認識し、メモリに記憶する(ステップ4)。
【0017】
コントローラのCPUは、用紙サイズ検出プログラムソフトに基づき、前記用紙22の右エッジDと左エッジCの位置情報から用紙幅Pwを計算し、メモリに記憶する(ステップ5)。次に、ヘッド側センサ20を用紙22の中央に移動させた状態で、用紙22の先端エッジAが、ヘッド側センサ20の真下を通過するように、用紙22をY軸方向に移動し、ヘッド側センサ20で用紙22の先端エッジAを検出する(ステップ6)。
【0018】
次に、用紙22をY軸方向に移動し、リヤセンサ28で用紙22の後端エッジBを検出する(ステップ7)。コントローラは、用紙22の先端エッジAと後端エッジBの位置情報から用紙長Plを計算し、メモリに記憶する(ステップ8)。次に、コントローラは、上記の用紙サイズ情報に基づいて、用紙22の図2中、右下に原点42を設定する。更に、用紙22上の原点42を基準として、画像の作画開始点Dx,Dyを演算し(ステップ9)、この作画開始点Dx,Dyから作画を開始する(ステップ10)。
【0019】
作画が開始されると、用紙22は、駆動ローラ18の間欠回転により、図3中、左方向即ち順搬送Y軸方向に送られる。一方、記録ヘッド14は、レール10に沿って用紙22を横切る方向即ちX軸方向に往復移動し、記録ヘッド14のノズルから吐出されるインク滴により、用紙22の表面22aに画像32が作画される。
【0020】
用紙22の表面22aへの作画において、ホストコンピュータからの画像データに基づく画像32の他に、用紙22の右下に設定した原点42を基準として、画像32の四隅から所定の余白を存した位置に位置マーク34,36,38,40が描かれる(ステップ11)。
【0021】
ここで原点42とは、具体的には、センサ20の中心点と用紙22の一点42が一致したとき、コントローラのXYカウンターの値を0,0にリセットした状態の一点42の位置のことであり、この原点位置からキャリッジ12がレール10に沿って移動すると、Xカウンターのカウント値は0からその移動方向及び移動量に応じて増減し、用紙22が図3中、左右方向に搬送されると、Yカウンターの値は0からその移動方向及び移動量に応じて増減する。
【0022】
これらの位置マーク34,36,38,40の原点42からの位置データは、予めコントローラのメモリに格納されている。位置マーク34,36,38,40の作図が完了したところで、用紙32に対する表書を終了する(ステップ12)。
【0023】
次に操作者は、ラスタプロッタ2から用紙22を一旦取り外し、用紙22を左右に裏返して、再度ラスタプロッタ2にセットする。コントローラは、用紙22がセットされたことを確認すると(ステップ13)、ヘッド側センサ20で用紙の右エッジを検出し(ステップ15)、これらの検出信号に基づいて用紙幅の計算を行う(ステップ16)。
【0024】
次に、コントローラは、ヘッド側センサ20で用紙22の先端を検出し(ステップ17)、しかる後にリヤセンサ28で用紙22の後端を検出し(ステップ18)、これらの検出信号に基づいて、用紙長の計算を行う(ステップ19)。また、コントローラは、用紙サイズ情報に基づいて、用紙22の右下に原点44を設定する。
【0025】
次に、コントローラは、原点44を基準として、位置マーク読み取り動作に移行する(ステップ20)。コントローラは、照明器具30をオンとして、用紙22に下側から光りを照射し、用紙22の表面側の位置マーク34,36,38,40を鮮明に用紙22の裏面に映し出し、ヘッド側センサ20によって位置マークの検出が容易に行えるようにする。
【0026】
コントローラは、用紙サイズ情報と位置マーク34,36の位置データとから、用紙22をY軸方向に駆動して、位置マーク34,36を、ヘッド側センサ20の中心の移動経路のほぼ真下に移動させる。位置マーク34,36の中心点の、原点42を基準とするY座標値と、裏返した用紙22の、図2(B)中、右下に設定した原点44を基準とする位置マーク34,36の中心点のY座標値は、用紙22を裏返し、用紙のセットをやり直しているため、若干誤差がある。
【0027】
しかしながら、ヘッド側センサ20の検出エリアの面積はこの誤差を考慮して、位置マーク34,36が、Y軸方向に、ヘッド側センサ20の視野から外れないサイズに設定されている。キャリッジ12を待機位置から用紙22を横切る方向に移動し、ヘッド側センサ20を、用紙22の裏面22bに映っている位置マーク36,34の像の真上に順次移動して、位置マーク36,34の位置を、原点44を基準として検出する。
【0028】
図5は、ヘッド側センサ20が位置マーク36の像を視野に入れた状態を示している。コントローラは、位置マーク36がセンサ20の視野に入ったことを検知すると、キャリッジ12を一時停止し、位置マーク36を読み取る。位置マーク36の像の中心点と、センサ20の中心点との間にΔXAとΔYAの距離がある場合、センサ36の中心の位置のXY座標値をXA,YAとすると、位置マーク36の読み取り位置のXY座標値は、(XA−ΔXA),(YA+ΔYA)となる。
【0029】
同じ要領で、隣の位置マーク34の、原点44を基準とする位置を検出し、更に、用紙22を駆動して、上記した要領により、位置マーク40,38の像の位置を検出し、それぞれの検出位置データをメモリに格納する(ステップ20)。次に、コントローラは、読み取った位置マーク36,34の線分データから、コントローラの、原点44を基準とするX座標軸の角度補正を行い、線分36,34に対して、作画のための原点44を基準とするX座標軸を平行とする(ステップ21)。
【0030】
次に、コントローラは、原点44を基準として、作画スタート点Dx’,Dy’を演算する(ステップ22)。
この作画スタート点Dx’,Dy’と原点44との位置関係は、用紙22表面の作画スタート点Dx,Dyと原点42との位置関係と同一である。
【0031】
次に、コントローラは作画をスタートし(ステップ23)、用紙22の裏面に、用紙表面に作図された位置マーク36,34,40,38の上に位置マークを重ね書きする(ステップ24)とともに、該位置マークとの間に所定の余白を存して画像46を作画し、裏書きを終了する(ステップ25)。
【0032】
上記実施形態は、ラスタプロッタに本願発明を応用したものであるが、本発明は、ラスタプロッタに特に限定されるものではなく、用紙駆動型のペンプロッタ、あるいは、フラットベット型のペンプロッタ等に用いることができる。
図7はフラットベット型のペンプロッタ52を示し、用紙載置板54の四隅の光透過部分の下方に、用紙の一方の面の画像を他方の面に鮮明に映し出すための照明器具56が配設されている。
【0033】
前記照明器具56は、用紙載置板54上の用紙58に描かれたトンボマーク60の丁度真下に位置するように配設されている。ペンプロッタ52の機体の両側縁62,64に沿って平行移動可能なレール66には、キャリッジが移動可能に取り付けられ、該キャリッジに、ペン70を保持する記録ヘッド68と、光反射型のヘッド側センサ72が設けられている。
【0034】
このヘッド側センサ72は、第1の実施形態のヘッド側センサ20と同じ構造のものである。
上記した構成において、用紙載置板54上にセッティングした用紙58に画像とトンボマーク60を作画した後、用紙58を左右方向に裏返し、再び、用紙58を載置板54上にセッティングする。
【0035】
用紙58の縁部をヘッド側センサ72で検出した後、用紙58の表面側のトンボマーク60を用紙58の裏面側から、ヘッド側センサ72で読み取り、この読み取ったトンボマークの位置情報に基づいて、用紙58の裏面に画像を作画する。この作画は、レール66を機体の両側縁62,64に沿って平行移動させ、且つ、記録ヘッド68をレール66に沿って往復動させ、且つ、ペン70を用紙58に対して昇降させることにより行われる。
【0036】
図8は、用紙駆動型のペンプロッタ74を示し、プラテン76の両側の光透過部分の下方に照明器具78が配設される。前記照明器具78は、記録ヘッド80の移動経路の真下に位置し、且つ、プラテン76上の用紙82に描かれた4つのトンボマーク84の移動経路の真下に位置するように配設されている。
【0037】
プラテン76上に架設されたレール86には、キャリッジが移動可能に取り付けられ、該キャリッジに、ペン86を保持する記録ヘッド80と、光反射型のヘッド側センサ86が設けられている。該センサ86は、第1の実施形態のヘッド側センサ20と同一の構成のものである。
【0038】
プラテン76上の用紙82は、駆動ローラと加圧ローラとで挟持され、作画時、駆動ローラの正逆回転によって、プラテン76上を前後方向に駆動されるように構成されている。
上記した構成において、プラテン76上にセッティングした用紙82を、駆動ローラの回転によって、プラテン76上を前後方向に送る一方、記録ヘッド80をレール86に沿って左右方向に送り、且つ、ペン86を昇降して、用紙82の表側に画像とトンボマーク84を作画する。
【0039】
用紙82の表側の作図が終了すると、オペレータは、加圧ローラを上昇させ、用紙82をプラテン76の上から外し、用紙82をプラテン82を左右方向に裏返し、加圧ローラを下降させて用紙82を再度プラテン76上にセッティングする。次に、用紙82のエッジの検出を行った後、用紙82の表面側のトンボマーク84をヘッド側センサ86で読み取り、この読み取ったトンボマークの位置情報に基づいて、用紙82の裏面に画像を作画する。
【0040】
上記した実施形態のヘッド側センサ20,70,86は、いずれもある範囲の視野を有するものであるが、図6に示すよに、視野が点状の、単一の光電素子から成る光反射型のセンサを用いることができる。この場合、トンボマーク92の検出は、ヘッド側センサ90をX軸に沿って図6中、左方向に移動させて、トンボマーク92の縦線部分を横切り、次に、ヘッド側センサ90をY軸に沿って用紙に対して下方向に相対移動させ、トンボマーク92の横線部分を横切ることにより、トンボマーク92の中心点のXY座標値を検出することができる。
【0041】
図9は他の実施形態を示し、プラテン4の下側に左右一対の、所定の範囲の読み取りエリアを有する光反射型センサ48(他方は図示省略)を配設し、用紙22を裏返してプラテン4上にセットし用紙22をY軸方向に搬送し、プラテン4上に設けた穴(図示省略)を通じて、用紙22の表面に描かれた位置マークを検出できるようにしても良い。
【0042】
この実施形態において、キャリッジ12に設けたセンサ50は、用紙エッジ検出用である。そのため、センサ50は、検出エリアの広くないセンサを用いることができる。
上記実施形態は、いずれも、用紙のトンボマークを検出するものであるが、図10に示すように、用紙駆動形ペンプロッタ、あるいは、ロール紙供給巻き取り機構を備えたフラットベット型ペンプロッタで長尺作画をするとき、各フレームの画像A,B,Cを正確につなぐため、各フレームの境界に、つなぎ作画の目安となるマーク94を付すことが従来行われている(特開昭57−74199号公報参照)。
【0043】
本発明は、このような長尺作画を用紙の両面に行う場合に応用することができる。用紙96の表側に長尺作画を行った後、用紙96の裏側に長尺作画をするとき、用紙96の表側のマーク94をペンプロッタのヘッド側センサで検出することで、用紙96の裏側への長尺作画における、各フレーム毎の用紙の搬送量を用紙96の表側のつなぎマーク94を基準として行うことができ、これにより、用紙96の裏側に正確に長尺作画を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したので、用紙の表面と裏面の所定の位置に画像を正確に作画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】プロッタの側面図である。
【図4】本発明の説明図である。
【図5】センサの説明図である。
【図6】センサの説明図である。
【図7】フラットベット型ペンプロッタの外観図である。
【図8】用紙駆動型ペンプロッタの外観図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示すプロッタの側面図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ラスタプロッタ
4 プラテン
6 用紙ガイド
8 用紙ガイド
10 レール
12 キャリッジ
14 記録ヘッド
16 加圧ローラ
18 駆動ローラ
20 ヘッド側センサ
22 用紙
24 光電変換素子列
26 光電変換素子列
28 リヤセンサ
30 照明器具
32 画像
34 位置マーク
36 位置マーク
38 位置マーク
40 位置マーク
42 原点
44 原点
46 画像
48 センサ
50 センサ
52 ペンプロッタ
54 用紙載置板
56 照明器具
58 用紙
60 トンボマーク
62 側縁
64 側縁
66 レール
68 記録ヘッド
70 ペン
72 ヘッド側センサ
74 ペンプロッタ
76 プラテン
78 照明器具
80 記録ヘッド
82 用紙
84 トンボマーク
86 ヘッド側センサ
88 光電素子
90 センサ
92 トンボマーク
94 つなぎマーク
96 用紙
Claims (1)
- 記録媒体に対して記録ヘッドをXY軸方向に相対移動し、記録ヘッドによって記録媒体に作画を行うプロッタにおいて、プロッタは、用紙に対して記録ヘッドをXY軸方向に相対移動し、記録ヘッドによって用紙に作画を行い、用紙の裏面に、用紙の表面に描いた画像の位置と同一の位置に画像を作画する両面作画を行う場合、用紙を裏返した状態で、用紙の下側から光を照射し、用紙の表面に描いた位置マークをセンサで読み取り、この用紙表面の位置マークを基準として、用紙裏面に、用紙表面の画像の作画位置と同一の位置に画像を作画することを特徴とするプロッタ。
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