JPH09136498A - プロッタの用紙検出方法 - Google Patents

プロッタの用紙検出方法

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JPH09136498A
JPH09136498A JP32216495A JP32216495A JPH09136498A JP H09136498 A JPH09136498 A JP H09136498A JP 32216495 A JP32216495 A JP 32216495A JP 32216495 A JP32216495 A JP 32216495A JP H09136498 A JPH09136498 A JP H09136498A
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JP
Japan
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sheet
edge
paper
sensor
detection
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Application number
JP32216495A
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English (en)
Inventor
Yuji Yoshino
裕司 吉野
Akira Aoyanagi
晃 青柳
Hideo Uruma
秀朗 閠間
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09136498A publication Critical patent/JPH09136498A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙ごとの反射率の相違、センサの取付精度
や用紙支持面の平面精度等に左右されないで、正確に用
紙のエッジの位置を求めることができるようにする。 【解決手段】 用紙支持面2a上の用紙2のエッジを画
線ヘッド6に設けた光反射型のセンサ8で走査して、用
紙のニアエッジを検出した後、このニアエッジ近傍の用
紙面と用紙支持面の反射光量を検出し、この反射光量に
基づいて、用紙レベルと用紙支持面レベルを設定し、こ
れらのレベルの差のほぼ2/5をしきい値とする。次に
センサ8によって、検出済みの用紙4のエッジを所定の
細かいサンプリング周期で再度走査し、センサ8のサン
プリング値がしきい値を越えた位置を真の用紙のエッジ
位置として認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロッタにおける用
紙支持面上の用紙のエッジの位置を検出する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平3−143698号公報には用紙
を透過する光と用紙に反射する光を検出し、この比率を
基に、コントローラのメモリに格納したテーブルから用
紙の種類を示すデータを読みだすようにしたプロッタの
用紙種類検出方法が開示されている。実開昭61−14
3845号及び同61−143846号の明細書及び図
面には、用紙の反射率に応じてセンサ検出レベルを変更
し、正確な用紙検出を行うようにした記録装置が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プロッタにおいては図
板面と画線ヘッドを案内するレールとが正確に平行に設
定されていることが望ましいが通常、レールと図板面と
の平行精度には誤差がある。この精度誤差や、図板や、
レール自体の精度誤差、或はセンサの取付精度誤差など
によって、図板面に対する画線ヘッドの高さが、図板上
の位置によって変化してしまうことになる。従って図5
に示すように、図板2上のA点で用紙4と、図板2の光
の反射量即ちレベルを判定し、これに基づいて、固定的
な判定レベルを設定してしまうと、上記図板2とレール
の平行誤差等により、画線ヘッド6がB点に到達する前
に画線ヘッド6に取り付けられたセンサ8の光量検出値
が図6に示すように判定レベルを超えてしまい、正確な
用紙エッジの検出ができなくなるという問題点が存し
た。本発明は上記問題点を解決することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画線ヘッドに設けた光反射型のセンサに
よって用紙支持面上の用紙のエッジを走査し、該エッジ
の近傍位置を検出するニアエッジ検出ステップと、前記
ニアエッジ検出ステップで検出したエッジの近傍位置の
用紙面と用紙支持面の反射光量を検出し該反射光量に基
づいて用紙レベルと用紙支持面レベルを設定する基準レ
ベル設定ステップと、前記用紙レベルと用紙支持面レベ
ルに基づいてしきい値を設定するしきい値設定ステップ
と、前記ニアエッジ検出ステップで検出したエッジをセ
ンサによって再度所定の細かいサンプリング周期で走査
し該センサの検出値が前記しきい値を越えた位置を用紙
エッジとして認識する高精度エッジ検出ステップとを備
えたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1において2はプロ
ッタの機体に固定された図板であり、これの用紙支持面
2aに用紙4が公知の吸気装置などの固定手段によって
脱着可能に固定配置されている。前記図板2上には、こ
れに対して平行な平面内で任意のXY方向に移動可能
に、公知の支持手段により画線ヘッド6が支持されてい
る。
【0006】前記画線ヘッド6は、ペン10を保持し、
該ヘッド6に光反射型の光学式物体検出センサ8が図板
2面に対向して配設されている。前記センサ8は、図板
2の用紙支持面2aに向けて所定の角度で光線12を照
射する投光部8a(LED)と、反射光を受けて光の反
射量を電気信号に変換する受光部8bとから構成されて
いる。前記画線ヘッド6は、コントローラによって制御
されるXY駆動装置(図示省略)に連結している。画線
ヘッド6にはペン昇降駆動装置(図示省略)が内蔵さ
れ、該昇降駆動装置は、前記コントローラに接続してい
る。
【0007】前記画線ヘッド6はコントローラの制御に
よって図板2上を、CADからの作画情報に基づいてX
Y方向に制御されるとともに、ペン10がアップダウン
制御され、図板2上の用紙4に所定の図形あるいは文字
が作画される。前記センサ8の受光部8bの出力端は、
前記コントローラに接続され、該センサ8の検出信号が
コントローラにサンプリング入力されるように構成され
ている。前記コントローラの記憶装置には、用紙検出プ
ログラムが格納されている。
【0008】尚、本発明は、特定の構成のプロッタに限
定されるものでなく、用紙をX方向に駆動する用紙駆動
型プロッタや、図1に示す平型のプロッタやその他のタ
イプのプロッタに適用することができるものである。プ
ロッタのコントローラは作図に先立って、まず、外乱光
のチェックを行う。これは、画線ヘッド6の停止の状態
でセンサ8の投光部8aの発光をオフとし、受光部8b
で外乱光を検出する。プロッタのコントローラは、以後
のセンサ8による光の検出には、外乱光の光量を差し引
いた値を利用する。次にコントローラは、光検出信号を
処理する電子回路部の検出ゲインの切換を行う。
【0009】コントローラは、画線ヘッド6の駆動部を
制御して、図2に示すように、図板2上のどのサイズの
用紙4,4,をも横切れるライン14又は16又は18
に沿ってセンサ8を移動し、このセンサ8の出力をサン
プリングする。コントローラはサンプリング中の最大値
(用紙レベル)により、電子回路部のゲインを適正なゲ
インに切換える。例えば、光の反射量の大きいコート紙
等を使用する場合などのようにセンサ8の検出値の最大
値が規定値よりも大きいときは、電子回路部のゲインを
nGAINとする。
【0010】又、光の反射量の小さいトレーシングペー
パー等を使用する場合などのように、センサ8の検出値
の最大値が規定値以下のときは、電子回路部のゲインを
sGAINに切換える。このようにコントローラは、光
検出(サンプリング)のレンジを変更し、飽和による検
出不良を防止する。次にコントローラは、図板2上の用
紙4の角付近の何れか1ヵ所で、用紙4のエッジの近傍
(ニアエッジ)を検出する。このニアエッジの検出方法
は、光学式、メカ式等何れの方法でも良い。光学式ニア
エッジの検出方法の一例を以下に説明する。
【0011】プロッタが用紙検出モードに移行すると、
コントローラは、まず、画線ヘッド6を図板2面の作図
原点0側に移動し、図1の実線で示す如く、用紙の無い
用紙支持面2a上でセンサ8を作動させ、光の反射量Z
を求め記憶する。この用紙支持面2a上の用紙の無い位
置は、作図原点0を基準として、コントローラは容易に
認識することができる。次に、コントローラは、画線ヘ
ッド6を用紙4上に移動し、用紙4上でセンサ8を作動
し、光の反射量Pを求め記憶する。
【0012】次にコントローラは、上記反射量P,Zの
値に基づいて、(P−Z)を演算し、この値を判断レベ
ルRとして記憶する(ステップ3)。上記判断レベルR
は、用紙の種類によっては負の値に変化することもあ
る。次に、コントローラは用紙(縁)検出を開始する。
この検出動作は、一定周期でセンサ8を作動させながら
センサ8の受光部8bの反射量を監視する。
【0013】画線ヘッド4の移動速度は一定に設定さ
れ、センサ8は、用紙4の外から内側に移動し用紙4の
縁を横切る。コントローラは、前記判断レベルRの値と
センサ8の出力である光の反射量Sとを比較し、反射量
Sと判断レベルRの値が近く(あるいはほぼ等しく)な
ったときの、画線線ヘッド6の位置(即ちセンサ8の位
置)を用紙4のエッジの位置として認識する。用紙のエ
ッジの検出は、少なくとも1ヵ所は必要であるが、必要
に応じて複数箇所を実施する必要がある。
【0014】通常の、用紙エッジ検出であれば、上記ニ
アエッジの検出で用紙のエッジ検出を終了しても構わな
いが、用紙の表裏の作図位置を一致させる裏書き作図の
ように、正確な用紙位置のデータを必要とする場合に
は、以下に述べる詳細なエッジ検出動作が必要である。
【0015】(1)用紙のニアエッジを認識してから画
線ヘッド6が完全に停止するには、若干の距離(約10
mm)が必要である。そのため、ニアエッジ検出終了後
の画線ヘッド6のセンサ8は図3中、符号20で示す位
置に停止している。コントローラは、ニアエッジを再確
認するために、センサ8の出力をサンプリングしなが
ら、画線ヘッド6の駆動部を制御して、センサ8を、そ
の停止位置20から、ライン22に沿って図板2上へ移
動させ、しかる後位置24で停止させる。
【0016】この停止位置24は、用紙4のニアエッジ
から3mm程度の距離が望ましい。3mm以内である
と、用紙エッジの影響を受けて誤検出の原因となる。逆
にニアエッジから余り離れると、図板2の精度誤差等に
よる影響を受け、誤検出の原因となる。ニアエッジが再
検出できないような場合には、エラー処理となる。この
場合、コントローラは、操作パネル表示や警告音等でエ
ラーの警告をする。
【0017】(2)次にコントローラは画線ヘッド6を
−Y方向に移動させ、センサ8の検出ポイントをライン
26に沿って移動させて、センサ8の出力をサンプリン
グし、サンプリング検出値の平均値を用紙支持面レベル
として認識する。例えば、コントローラは2mm間隔で
10回のサンプリングを行い、その平均値を求め記憶す
る。
【0018】(3)次にコントローラは、画線ヘッド6
を−X方向に移動させ、センサ8をライン28に沿って
移動させて、センサ8を用紙4上の位置30へ戻す。こ
の時の、センサ8の停止位置30は、用紙4のニアエッ
ジから3mm程度の距離が望ましい。
【0019】(4)次にコントローラは、画線ヘッド6
を+Y方向に移動させ、センサ8をライン32に沿って
位置34まで移動させる。このときセンサ8の出力を例
えば、2mm間隔で10回のサンプリングを行い、その
平均値を用紙レベルとして認識する。
【0020】(5)次にコントローラは、上記2,4で
算出した用紙支持面レベルと用紙レベルの差を求め、そ
の2/5の値を「しきい値」と決定し、メモリに記憶す
る。上記2/5の値は、実験により求めた最短値である
から、機構の変更等により変更される値である。
【0021】(6)次にコントローラは、細かい周期で
センサ8の出力をサンプリングしながら、センサ8を位
置34からライン22に沿って図板2面方向(+X方
向)に進ませ、サンプリング値がしきい値を越えたとき
の画線ヘッド6の位置を用紙エッジとして決定する。こ
の時のサンプリング周期は「0,01mm」程度が望ま
しい。
【0022】(5)コントローラは、同様の要領で用紙
の他の角の近傍のエッジの検出を実施する。上記プロセ
ス1乃至5で、用紙エッジの精度検出動作を完了する。
尚、用紙エッジの検出に際し、ニアエッジの位置が検出
の中心位置となるように、図4のようにセンサ8の走査
軌跡を示すラインL1,L2,L3,L4,L5,L6
がMを描くような検出動作をさせると更に有効的な検出
を実施することができる。図5では、ラインL6におけ
るエッジの検出は、ニアエッジの検出と同様にセンサ8
の図板面側から用紙4側に向けた走査によって行ってい
る。
【0023】
【効果】本発明は上述の如く構成したので、用紙の各エ
ッジの正確な座標位置を検出でき、正確なアライメント
調整が行え、裏書き作図の場合に表裏図形位置を一致さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロッタの概略側面図である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
2 図板 4 用紙 6 画線ヘッド 8 センサ 8a 投光部 8b 受光部 10 ペン 12 光線 14 ライン 16 ライン 18 ライン 20 位置 22 ライン 24 位置 26 ライン 28 ライン 30 位置 32 ライン 34 位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画線ヘッドに設けた光反射型のセンサに
    よって用紙支持面上の用紙のエッジを走査し、該エッジ
    の近傍位置を検出するニアエッジ検出ステップと、前記
    ニアエッジ検出ステップで検出したエッジの近傍位置の
    用紙面と用紙支持面の反射光量を検出し該反射光量に基
    づいて用紙レベルと用紙支持面レベルを設定する基準レ
    ベル設定ステップと、前記用紙レベルと用紙支持面レベ
    ルに基づいてしきい値を設定するしきい値設定ステップ
    と、前記ニアエッジ検出ステップで検出したエッジをセ
    ンサによって再度所定の細かいサンプリング周期で走査
    し該センサの検出値が前記しきい値を越えた位置を用紙
    エッジとして認識する高精度エッジ検出ステップとを備
    えたプロッタの用紙検出方法。
  2. 【請求項2】 前記しきい値を前記用紙支持面レベルと
    用紙レベルの差のほぼ2/5としたことを特徴とする請
    求項1に記載のプロッタの用紙検出方法。
JP32216495A 1995-11-16 1995-11-16 プロッタの用紙検出方法 Pending JPH09136498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199189A (ja) * 1999-11-12 2001-07-24 Mutoh Ind Ltd プロッタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199189A (ja) * 1999-11-12 2001-07-24 Mutoh Ind Ltd プロッタ

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