JPH0733288A - 可動物の停止位置制御装置 - Google Patents

可動物の停止位置制御装置

Info

Publication number
JPH0733288A
JPH0733288A JP17690493A JP17690493A JPH0733288A JP H0733288 A JPH0733288 A JP H0733288A JP 17690493 A JP17690493 A JP 17690493A JP 17690493 A JP17690493 A JP 17690493A JP H0733288 A JPH0733288 A JP H0733288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
position detector
movable object
stop
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17690493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2966239B2 (ja
Inventor
Terumi Kuwata
照巳 桑田
Minoru Takada
実 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5176904A priority Critical patent/JP2966239B2/ja
Publication of JPH0733288A publication Critical patent/JPH0733288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2966239B2 publication Critical patent/JP2966239B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出器の特性のばらつきや、ほこりなどによ
る感度の変動に関係なく可動物の停止位置を精度良く一
定にする可動物の停止位置制御装置を得る。 【構成】 可動物1に付ける位置検出子として、第1と
第2の位置検出子7、8を順次移動方向に沿って設ける
と共に、制御部5による演算結果を記憶する記憶部9を
備え、かつ、上記制御部5に、検出器3により上記第1
の位置検出子7の検出信号4が出力されるオン時間に基
づいて上記第2の位置検出子8を検出してから停止まで
の移動量を演算して上記記憶部9に書き込むと共に、上
記検出器3により第2の位置検出子8を検出したときに
上記記憶部9から上記移動量を読み出して第2の位置検
出子8の検出信号が出力されてから上記移動量移動させ
た後、上記可動物1を停止させる制御信号を上記駆動部
6に送出する制御シーケンスを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばプリンタ装置
におけるインクシート、用紙、または用紙保持装置等可
動物の停止位置の精度の向上を図るための可動物の停止
位置制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は例えば実開平4−67066号
および特開昭61−130065号公報に示されたもの
と同様な従来の可動物の停止位置制御装置を示すブロッ
ク図である。図において、1はプリンタ装置における可
動物、例えばインクシート、用紙、または用紙保持装置
等である。2は可動物1に付けられた位置検出子、3は
位置検出子2を検出する検出器で、内蔵する発光ダイオ
ードの発光を可動物1に照射し、そのとき位置検出子2
からの反射光の有無を内蔵するフォトトランジスタで検
出する。4は検出器3から出力される検出信号、5は検
出信号4を入力し、可動物1を制御するシーケンスを備
えた制御部、6は制御部5の出力信号に従い可動物1を
駆動する駆動部である。
【0003】次に、従来の位置検出装置の動作につい
て、制御部5の動作フローチャートを示す図18に沿っ
て説明する。まず、制御部5によって駆動部6を動作せ
しめることにより、可動物1が移動する(ステップS1
00)。次に、検出器3からの検出信号4が制御部5に
入力される(ステップS101)。ここで、位置検出子
2が検出器3の直近に無い場合には、制御部5は駆動部
6を動作し続ける。
【0004】駆動部6が動作し続け、やがて位置検出子
2が検出器3の直近に来ると、検出器3から位置検出子
2を検出した検出信号4が制御部5に入力される。駆動
部6によって可動物1が移動して、制御部5は位置検出
子2の端部を認識する。続いて、位置検出子2の任意の
位置、例えば中心と検出器3の中心が同一直線上に揃う
ように駆動部6を動作し続けた後に、制御部5は駆動部
6を停止する。ここでは、検出器3が位置検出子2を検
出した後も例えばTd時間可動物1を移動させている
(ステップS102,S103)。
【0005】さらに、図19及び図20に示す動作波形
を参照して説明すると、図19は検出器3の感度が大き
い場合、図20は検出器3の感度が小さい場合をそれぞ
れ示すもので、図19及び図20において、横軸は位置
検出子2の検出前後の時刻を示し、可動物1が等速度で
移動しているので時刻と移動距離は比例しているものと
する。また、縦軸は図の上から順に、検出器3の内部信
号、検出器3の出力信号で検出器内部にある任意の域値
によって二値化された検出信号4、及び制御部5から駆
動部6への駆動信号を示す。
【0006】ここでは、位置検出子2を検出しない時の
検出器3の内部信号は例えば0Vに近い値(以下Lレベ
ルとする)であり、逆に、位置検出子2を検出した時の
検出器3の内部信号は例えば5Vに近い値(以下Hレベ
ルとする)である。同様に、検出器3から出力される検
出信号4は位置検出子2を認識しないときのレベルをL
レベル、位置検出子2を認識するときのレベルをHレベ
ルとする。制御部5の駆動信号がLレベルの時に駆動部
6は動作せず、制御部5の駆動信号がHレベルの時に駆
動部6は動作するものとする。なお、LレベルとHレベ
ルを決めたが、実施例においては任意の値、任意のレベ
ルが考えられる。ここでは説明のための一例を挙げた。
【0007】図19を参照して検出器3の感度が大きい
場合を説明する。検出器3の感度が大きい場合、検出器
3の内部信号の立ち上がりが速くなり、検出時間は感度
が中くらいの場合よりも長くなる。また、位置検出子2
の中心から遠く離れた位置から検出器3は位置検出子2
を検出する。これは、例えば検出器3の検出光量が多い
ゆえにその検出光の照射範囲が広く検出器3から遠くの
位置検出子2を検出するという理由で説明できる。
【0008】図19において、位置検出子2が検出器3
に接近すると、検出器3の内部信号がLレベルからHレ
ベルに変化する。この変化は、検出器3の感度が大きい
ため急峻となる。この内部信号が所定の値を越えると、
検出信号4がLレベルからHレベルへ変化する。この変
化を制御部5は認識する。しかし、この時は、まだ位置
検出子2は検出器3の中心からかなり遠い位置にある。
これは、検出器3の感度が大きいために、位置検出子2
の端部が少しでも検出器3の検出領域にかかると検出器
3の内部検出信号の変化が急峻なためである。
【0009】それから、制御部5は任意の時間、例えば
時間Tdだけ駆動部6を動作した後、駆動信号をHレベ
ルからLレベルに変化して駆動部6を停止する。このT
dは、例えば検出器3の感度が大きい場合に、位置検出
子2の中心が検出器3の中心に到達するのに必要な時間
とする。従って、検出器3の感度が大きい場合は、図1
9で示すように、制御部5の駆動信号は時間軸上の位置
検出子2のマーク中心位置でLレベルになり、位置検出
子2の中心と検出器3の中心は一致して可動物1は停止
する。
【0010】次に、図20を参照して検出器3の感度が
小さい場合を説明する。この場合の時間Tdは、上記検
出器3の感度が大きい場合に、位置検出子2の中心と検
出子3の中心とが一致するように設定したものと同一で
ある。検出器3の感度が小さい場合には、位置検出子2
が検出器3に接近しても、検出器3の感度が小さいため
に、内部信号は図19に比べて立ち上がりがなだらかに
なる。検出器3は位置検出子2に対して、上記感度が大
きい場合と比べて位置検出子2が検出器3に接近してか
ら出力が変化する。これは、例えば検出器3の検出光量
が少ないゆえに、その検出光の照射範囲が狭く検出器か
ら近くの位置検出子を検出するという理由で説明でき
る。
【0011】上記検出器3の感度のばらつきは次の理由
が考えられる。光学的な検出器の場合、光ビームのスポ
ット口径のばらつきによるもの、検出器のビームの指向
性のばらつきによるもの、検出器に付着するほこりによ
る光量の低下によるもの、検出器の製造上の特性のばら
つきによるもの等が原因となる。
【0012】上記の理由により、検出器3の内部信号の
立ち上がりがなだらかになるため、内部信号が図19の
検出器3の感度が大きい場合より遅れてHレベルにな
り、検出信号4がHレベルになる。次に、制御部5が任
意の時間(例えばTd)だけ駆動部6を動作してから可
動物1を停止する。
【0013】ところが、検出器3の感度が小さい場合は
その内部信号の立ち上がりがなだらかな為、検出器3の
感度が大きい場合と比べて同じ位置に可動物1が移動し
ても検出信号がHレベルになる時間が遅れてしまうこと
により、位置検出子2は検出器3に接近しなければなら
ない。その結果、可動物1の停止位置が検出器3の感度
が大きい場合と比べて遅れてしまう。すなわち、図19
と比べて図20では、検出信号のHレベルになるタイミ
ングが遅れ、そのため、駆動信号がLレベルになるタイ
ミングもTx時間だけ遅れてしまう。ゆえに、位置検出
子2と検出器3の中心は、図20に示すように、位置検
出子2のマーク中心位置からずれてしまい、検出器3の
感度が大きい場合のように一致しなくなる。
【0014】また、インクシートの巻取りロールの様
に、インクシートを巻取るとロールの直径がだんだん太
くなってゆき、ロールの回転数が一定でも巻始めと巻終
りではインクシートの移動速度が異なってしまう。ゆえ
に、インクシートの巻取り量によって停止位置が変動し
てしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置検出装置は
以上のように構成されているので、検出器3の感度のば
らつきや、部品特性のばらつき、経年変化、ほこりなど
の汚れによる感度の低下、動作環境による感度の変動な
どによって検出器3の出力特性が変動すると、その検出
器3の感度の変動によって停止位置が変動してしまい、
従って、位置検出装置の停止精度が低くなるという問題
点があった。また、インクシートの巻取り量による移動
速度の変動により停止位置精度が低くなるという問題点
があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、検出器の特性のばらつきや、ほこ
りなどによる感度の変動に関係なく可動物の停止位置を
精度良く一定にすることができる可動物の停止位置制御
装置を得ることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る可動物の停止位置制御装置は、駆動部により所定の移
動方向に移動する可動物に付けられた位置検出子を検出
する検出器と、この検出器の検出信号に基づいて上記駆
動部を制御するシーケンスを備えた制御部とを備え、上
記可動物を所定の位置で停止制御する可動物の停止位置
制御装置において、上記可動物に付ける位置検出子とし
て、第1と第2の位置検出子を順次移動方向に沿って設
けると共に、上記制御部による演算結果を記憶する記憶
部を備え、かつ、上記制御部に、上記検出器により上記
第1の位置検出子の検出信号が出力されるオン時間に基
づいて上記第2の位置検出子を検出してから停止までの
移動量を演算して上記記憶部に書き込むと共に、上記検
出器により第2の位置検出子を検出したときに上記記憶
部から上記移動量を読み出して第2の位置検出子の検出
信号が出力されてから上記移動量移動させた後上記可動
物を停止させる制御信号を上記駆動部に送出する制御シ
ーケンスを備えたことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項2に係る可動物の停止位置制
御装置は、駆動部により所定の移動方向に移動する可動
物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、この検
出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシーケ
ンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の位置
で停止制御する可動物の停止位置制御装置において、上
記可動物に付ける位置検出子として、複数の位置検出子
を順次移動方向に沿って設けると共に、上記制御部によ
る演算結果を記憶する記憶部を備え、かつ、上記制御部
に、初期化制御シーケンスの後の最初に検出した位置検
出子を第1の位置検出子とし、それ以降に検出した位置
検出子を第2の位置検出子とみなし、上記検出器により
上記第1の位置検出子の検出信号が出力されるオン時間
に基づいて上記第2の位置検出子を検出してから停止ま
での移動量を演算して上記記憶部に書き込むと共に、上
記検出器により第2の位置検出子を検出したときに上記
記憶部から上記移動量を読み出して第2の位置検出子の
検出信号が出力されてから上記移動量移動させた後上記
可動物を停止させる制御信号を上記駆動部に送出する制
御シーケンスを備えたことを特徴とするものである。
【0019】また、請求項3に係る可動物の停止位置制
御装置は、駆動部により所定の移動方向に移動する可動
物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、この検
出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシーケ
ンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の位置
で停止制御する可動物の停止位置制御装置において、上
記可動物に付ける位置検出子として、複数の位置検出子
を順次移動方向に沿って設けると共に、上記制御部によ
る演算結果を記憶する記憶部を備え、かつ、上記制御部
に、上記駆動部を正転させて上記検出器により位置検出
子を検出終了するまで上記可動物を順送り制御すること
により、検出した位置検出子を第1の位置検出子として
上記検出器からその第1の位置検出子の検出信号が出力
されるオン時間に基づいて第1の位置検出子の検出以降
に検出される位置検出子を第2の位置検出子としてみな
し第2の位置検出子を検出してから停止までの移動量を
演算して上記記憶部に書き込む初期化動作シーケンス
と、上記第1の位置検出子の検出終了後上記駆動部を逆
転させて上記可動物を逆方向送りし上記第1の位置検出
子の検出以前の位置に上記可動物を戻した後、再び上記
駆動部を正転動作させて上記可動物を順送り制御するこ
とにより、上記検出器により第2の位置検出子を検出し
たときに上記記憶部から上記移動量を読み出して第2の
位置検出子の検出信号が出力されてから上記移動量移動
させた後上記可動物を停止させる制御信号を上記駆動部
に送出する制御シーケンスを備えたことを特徴とするも
のである。
【0020】また、請求項4に係る可動物の停止位置制
御装置は、駆動部により所定の移動方向に移動する可動
物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、この検
出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシーケ
ンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の位置
で停止制御する可動物の停止位置制御装置において、上
記可動物に付ける位置検出子として、第1と第2の位置
検出子を順次移動方向に沿って設け、第2の位置検出子
の検出方向の長さを第1の位置検出子の検出方向の長さ
以上とすると共に、上記制御部による演算結果を記憶す
る記憶部を備え、かつ、上記制御部に、上記検出器によ
り上記第1の位置検出子の検出信号が出力されるオン時
間に基づいて上記第2の位置検出子を検出してから停止
までの少なくとも第2の位置検出子の検出方向の長さ以
下の移動量を演算して上記記憶部に書き込むと共に、上
記検出器により第2の位置検出子を検出したときに上記
記憶部から上記移動量を読み出して第2の位置検出子の
検出信号が出力されてから上記移動量移動させた後上記
可動物を停止させる制御信号を上記駆動部に送出する制
御シーケンスを備えたことを特徴とする可動物の停止位
置制御装置。
【0021】さらに、請求項5に係る可動物の停止位置
制御装置は、駆動部により所定の移動方向に移動する可
動物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、この
検出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシー
ケンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の位
置で停止制御する可動物の停止位置制御装置において、
上記可動物に付ける位置検出子として、第1と第2の位
置検出子を順次移動方向に沿って設け、第1の位置検出
子と第2の複数の位置検出子との間隔を第1の位置検出
子の検出方向の長さ以上とすると共に、上記制御部によ
る演算結果を記憶する記憶部を備え、かつ、上記制御部
に、上記検出器により上記第1の位置検出子の検出信号
が出力されるオン時間に基づいて上記第2の位置検出子
を検出してから停止までの移動量を演算して上記記憶部
に書き込むと共に、上記検出器により第2の位置検出子
を検出したときに上記記憶部から上記移動量を読み出し
て第2の位置検出子の検出信号が出力されてから上記移
動量移動させた後上記可動物を停止させる制御信号を上
記駆動部に送出する制御シーケンスを備えたことを特徴
とするものである。
【0022】
【作用】この発明の請求項1に係る可動物の停止位置制
御装置においては、可動物に付ける位置検出子として、
第1と第2の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、
制御部により、検出器から可動物に付けられた第1の位
置検出子の検出信号が出力されるオン時間に基づいて第
2の位置検出子を検出してから停止までの移動量が演算
されて記憶部に書き込まれ、上記検出器により第2の位
置検出子を検出したときに、上記記憶部から上記移動量
を読み出して第2の位置検出子の検出信号が出力されて
から上記移動量移動させた後、上記可動物を停止させる
制御信号を駆動部に送出することにより、検出器の感度
に合わせて可動物の停止を調節して検出器の感度に関係
なく可動物の停止位置を一定とする制御を行う。
【0023】また、請求項2に係る可動物の停止位置制
御装置においては、可動物に付ける位置検出子として、
複数の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、制御部
により、初期化制御シーケンスの後の最初に検出した位
置検出子を第1の位置検出子とし、それ以降に検出した
位置検出子を第2の位置検出子とみなし、検出器から上
記第1の位置検出子の検出信号が出力されるオン時間に
基づいて上記第2の位置検出子を検出してから停止まで
の移動量を演算して記憶部に書き込むと共に、上記検出
器により第2の位置検出子を検出したときに上記記憶部
から上記移動量を読み出して第2の位置検出子の検出信
号が出力されてから上記移動量移動させた後、上記可動
物を停止させる制御信号を駆動部に送出することによ
り、第1と第2の位置検出子を1体1対応させて設ける
ことなく、検出器の感度に合わせて可動物の停止を調節
して検出器の感度に関係なく可動物の停止位置を一定と
する制御を行う。
【0024】また、請求項3に係る可動物の停止位置制
御装置においては、可動物に付ける位置検出子として、
複数の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、制御部
により、駆動部を正転させて検出器により位置検出子を
検出終了するまで上記可動物を順送り制御することによ
り、検出した位置検出子を第1の位置検出子として上記
検出器からその第1の位置検出子の検出信号が出力され
るオン時間に基づいて第1の位置検出子の検出以降に検
出される位置検出子を第2の位置検出子としてみなし第
2の位置検出子を検出してから停止までの移動量を演算
して記憶部に書き込む初期化動作シーケンスを動作さ
せ、上記第1の位置検出子の検出終了後上記駆動部を逆
転させて上記可動物を逆方向送りし上記第1の位置検出
子の検出以前の位置に上記可動物を戻した後、再び上記
駆動部を正転動作させて上記可動物を順送り制御するこ
とにより、上記検出器により第2の位置検出子を検出し
たときに上記記憶部から上記移動量を読み出して第2の
位置検出子の検出信号が出力されてから上記移動量移動
させた後、上記可動物を停止させる制御信号を上記駆動
部に送出する制御シーケンスを動作させることにより、
位置検出子が1つの場合であっても可動物を逆転させる
制御によって、検出器の感度に合わせて可動物の停止を
調節して検出器の感度に関係なく可動物の停止位置を一
定に制御する。
【0025】また、請求項4に係る可動物の停止位置制
御装置においては、可動物に付ける位置検出子として、
第1と第2の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、
第2の位置検出子の検出方向の長さを第1の位置検出子
の検出方向の長さ以上とし、制御部により、検出器から
上記第1の位置検出子の検出信号が出力されるオン時間
に基づいて上記第2の位置検出子を検出してから停止ま
での少なくとも第2の位置検出子の検出方向の長さ以下
の移動量を演算して記憶部に書き込むと共に、上記検出
器により第2の位置検出子を検出したときに上記記憶部
から上記移動量を読み出して第2の位置検出子の検出信
号が出力されてから上記移動量移動させた後、上記可動
物を停止させる制御信号を駆動部に送出することによ
り、第1の位置検出子を第2の位置検出子と誤検出する
不具合を防止して検出器の感度が低下しても確実に第2
の位置検出子を検出し、検出器の感度に合わせて可動物
の停止を調節して検出器の感度に関係なく可動物の停止
位置を一定に制御する。
【0026】さらに、請求項5に係る可動物の停止位置
制御装置においては、可動物に付ける位置検出子とし
て、第1と第2の位置検出子を順次移動方向に沿って設
け、第1の位置検出子と第2の複数の位置検出子との間
隔を第1の位置検出子の検出方向の長さ以上とし、制御
部により、検出器から上記第1の位置検出子の検出信号
が出力されるオン時間に基づいて上記第2の位置検出子
を検出してから停止までの移動量を演算して記憶部に書
き込むと共に、上記検出器により第2の位置検出子を検
出したときに上記記憶部から上記移動量を読み出して第
2の位置検出子の検出信号が出力されてから上記移動量
移動させた後、上記可動物を停止させる制御信号を駆動
部に送出することにより、第1と第2の位置検出子を1
つの第1の位置検出子であると誤検出する不具合を防止
して、検出器の感度に合わせて可動物の停止を調節して
検出器の感度に関係なく可動物の停止位置を一定に制御
する。
【0027】
【実施例】 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係る可動物の停
止位置制御装置を示すブロック図である。図において、
図17に示す従来例と同一符号は同一部分を示し、1は
プリンタ装置における可動物を示し、例えばインクシー
ト、用紙、または用紙保持装置等の可動物である。3は
可動部1に付けられた位置検出子を検出する検出器で、
内蔵する発光ダイオードの発光を可動物1に照射し、そ
のとき位置検出子からの反射光の有無を内蔵するフォト
トランジスタで検出する。4は検出器3から出力される
検出信号、5は検出信号4を入力して可動物1を制御す
るシーケンスを備えた制御部、6は制御部5の出力信号
に従い可動物1を駆動する駆動部である。
【0028】また、新たな符号として、7と8は、図2
に示すように、順次可動部1の移動方向に沿って該可動
物1に所定間隔毎に付けられた第1と第2の位置検出
子、9は制御部5の演算結果を記憶する記憶部、10は
制御部5から記憶部9への第1の位置検出子7に対応す
るデータの書き込み信号、11は記憶部9から制御部5
への第1の位置検出子7に対応するデータの読み出し信
号である。
【0029】図2は上記第1の位置検出子7と第2の位
置検出子8の配置例を示すもので、ここでは、可動物1
として、3色のインクシートを例にとり、図示移動向に
沿って移動する。図中、黄色、赤色、青色はインクの色
を示し、各色の端部で停止す制御すべく、各色の終端位
置に第2の位置検出子8を設ける一方、第1の位置検出
子7をそれよりも移動方向前方に設けている。
【0030】次に、このような構成でなる可動物の停止
位置制御装置の動作について説明する。制御部5による
位置合わせ動作を、図3に示すフローチャートに従って
動作する。まず、制御部5により駆動部6を動作(正転
動作)せしめることにより可動物1が移動する。移動に
伴って、検出器3からの検出信号4が制御部5に入力さ
れる。制御部5は可動物1を移動し続け、やがて、第1
の位置検出子7は検出器3の検出範囲を通り過ぎる。こ
のとき、制御部5は、第1の位置検出子7を検出してい
る時間、すなわち、検出信号4のオン時間Tw を測定す
る(ステップS10〜S12)。
【0031】ここで、第1の位置検出子7を検出してい
る検出信号4のオン時間Tw は、第1の位置検出子7の
検出器3を横切る方向の長さと、第1の位置検出子7の
検出されるときの信号の立ち上がり特性と、立ち下がり
特性の総和に比例する。立ち上がり特性と立ち下がり特
性は検出器3の感度に相関が有る。従って、検出器3の
特性とオン時間Tw は比例し、検出器3の感度が大きい
ときにオン時間Tw は長くなり、検出器3の感度が小さ
いときにオン時間Tw は短くなるという関係がある。
【0032】第1の位置検出子7を検出しなくなった
ら、制御部5は上記第1の位置検出子7の検出信号4の
オン時間Tw から次の演算を行う。すなわち、上記検出
信号4のオン時間Tw に基づいて第2の位置検出子8の
端部を検出器3で検出してから停止するまでの移動時間
を算出する。この移動時間をTs とする。例えばTs は Ts =Tw /2 ・・・(1) という演算を行う(ステップS13、S14)。
【0033】これは、第1の位置検出子7と第2の位置
検出子8の移動方向の検出幅が等しい場合に、第2の位
置検出子8の検出幅中心で可動物1を停止せしめる演算
である。すなわち、第1の位置検出子7で検出幅を求
め、第2の位置検出子8の検出幅の半分の位置で停止す
ることで、第2の位置検出子8の中心で可動物1を停止
しようとするものである。
【0034】次に、制御部5は算出した移動時間Ts
を、第1の位置検出子7に対応するデータの書き込み信
号10によって記憶部9へ書き込む。第2の位置検出子
8が検出器3の直近に無い場合は、制御部5は駆動部6
を動作し続ける。駆動部6が動作し続け、可動物1が移
動してやがて第2の位置検出子8が検出器3の直近に来
ると、検出器3から第2の位置検出子8を検出した検出
信号4が制御部5に入力される。制御部5は第2の位置
検出子8の端部を認識する。
【0035】ここで、制御部5は記憶部9から第1の位
置検出子7に対応するデータの読み出し信号11によっ
て算出した移動時間Ts を読み出す。制御部5は、この
移動時間Ts の後、駆動部6を停止させて可動物1の移
動を停止させる。その結果、制御部5は、第2の位置検
出子8の任意の位置、例えば第2の位置検出子8の中心
と検出器3の中心が同一直線上に並ぶように駆動部6を
動作し続けた後に駆動部6を停止することにより位置合
わせを完了する(ステップS15〜S17)。
【0036】次に、上述した動作を図4と図5に示す検
出器3の感度特性を参照して説明する。図4は検出器3
の感度が大きい場合、図5は検出器3の感度が小さい場
合をそれぞれ示すもので、図において、横軸は位置検出
子7及び8の検出前後の時刻を示し、可動物1が等速度
で移動しているので時刻と移動距離は比例しているもの
とする。また、縦軸は図の上から順に、検出器3の内部
信号、検出器3の出力信号で検出器内部にある任意の域
値によって二値化された検出信号4、及び制御部5から
駆動部6への駆動信号を示す。
【0037】まず、検出器3の感度が大きい場合を図4
を参照して説明する。図4において、第1の位置検出子
7が検出器3に接近すると、検出器3の内部信号がLレ
ベルからHレベルに変化する。この変化は検出器3の感
度が大きいため急峻となる。この内部信号が所定の値を
越えると、検出信号4がLレベルからHレベルへ変化す
る。この変化を制御部5は認識する。駆動部6は可動部
1を送り続け、次に検出信号4がHレベルからLレベル
へ変化する。この変化も制御部5は認識する。
【0038】検出器3の感度が大きい場合の検出信号4
のHレベルのオン時間をTw(big)とする。立ち上がり
と立ち下がりとも変化が急峻であり、かつ位置検出子7
を遠くから検出する為に、検出信号4のオン時間Tw(b
ig)は長い。ここで、制御部5は、オン時間Tw(big)
から第2の検出子8を検出器3で検出して停止するまで
の可動物1の移動時間Ts(big)を、前述した(1)式と
同様にして Ts(big)=Tw(big)/2 ・・・(2) となる演算で求める。
【0039】次に、第2の位置検出子8が検出器3に接
近すると、検出器3の内部信号が再びLレベルからHレ
ベルに変化する。この変化を制御部5が認識する。制御
部5は、オン時間Tw(big)より算出した移動時間Ts
(big)の間、駆動部6を動作してから停止する。この
場合は、オン時間Tw(big)が長いので移動時間Ts(b
ig)も長くなる。したがって、内部信号がHレベルに変
化して十分な時間駆動し、第2の位置検出子8の中心と
検出器3の中心が並んで可動物1は停止する。
【0040】次に、検出器3の感度が小さい場合を図5
を参照して説明する。検出器3の感度が小さい場合に
は、第1の位置検出子7が検出器3に接近しても、内部
信号は検出器3の感度が小さい場合に比べて立ち上がり
がなだらかになる。理由は既に説明した通りである。
【0041】検出器3の内部信号の立ち上がりがなだら
かになるため、内部信号が検出器3の感度が小さい場合
より遅れてHレベルになり、検出信号4がHレベルにな
る。駆動部6は可動部1を送り続ける。内部信号がHレ
ベルからLレベルになると、検出信号4もHレベルから
Lレベルに変化し、制御部5は、検出信号4がHレベル
であった時間を計測する。
【0042】ここ,で、計測したオン時間をTw(smal
l)とする。検出器3の内部信号の立ち上がりと立ち下
がりがなだらかなために、検出器3の感度が小さい場合
の検出信号4のオン時間Tw(small)は、検出器3の感
度が大きい場合の検出信号4のオン時間Tw(big)に比
べて短くなる。この場合の移動から停止までの時間をT
s(small)とすると、(1)式より Ts(small)=Tw(small)/2 ・・・(3) となる。
【0043】次に、第2の位置検出子8を検出すると、
制御部5が上記オン時間Tw(small)から算出した移動
時間Ts(small)の間、駆動部6を動作してから停止す
る。上気温時間Tw(small)が短いので移動時間Ts(s
mall)も短くなるが、検出器3の感度が低いために検出
信号の立ち上がりが遅れている。そのため、可動物1は
検出器3の感度が大きい場合と同様に第2の位置検出子
8の中心で停止する。
【0044】図4と図5で示す様に、検出器3の感度に
よって内部信号の立ち上がり特性と立ち下がり特性及び
検出信号4がHレベルとなるオン時間の幅が異なる場合
でも、検出信号4に基づいて検出器3の感度に関係無く
駆動部6の停止を制御できる。例えば、この場合の演算
では、検出信号4の中心を演算にて求めており、位置検
出子8のマーク中心に停止する例である。
【0045】このように、上記実施例1に係る可動物の
停止位置制御装置では、第1の位置検出子7を検出する
検出器3から送出される検出信号4のオン時間に基づい
て、第2の位置検出子8を検出した後、駆動部6を停止
するまでの時間を演算するようにしたので、検出器3の
感度に左右されずに正確な停止位置決めを行うことがで
きる。また、可動物1がインクシートの場合に、巻取り
ロールの直径の変化による可動物1の移動速度の変化が
原因となって停止位置が変化してしまうことを防ぐこと
ができる。
【0046】実施例2.次に、図6は実施例2に係る可
動物の停止位置制御装置を示すブロック図である。図に
おいて、図1に示す実施例1と同一符号は同一部分を示
す。1はプリンタ装置における可動物を示し、例えばイ
ンクシート、用紙、または用紙保持装置等の可動物であ
る。3は可動部1に付けられた位置検出子を検出する検
出器で、内蔵する発光ダイオードの発光を可動物1に照
射し、そのとき位置検出子からの反射光の有無を内蔵す
るフォトトランジスタで検出する。4は検出器3から出
力される検出信号、5は検出信号4を入力して可動物1
を制御するシーケンスを備えた制御部、6は制御部5の
出力信号に従い可動物1を駆動する駆動部である。
【0047】また、7と8は、図7に示すように、順次
可動部1の移動方向に沿って該可動物1に付けられた第
1と第2の位置検出子、9は制御部5の演算結果を記憶
する記憶部、10は制御部5から記憶部9への第1の位
置検出子7に対応するデータの書き込み信号、11は記
憶部9から制御部5への第1の位置検出子7に対応する
データの読み出し信号である。
【0048】図7は実施例2に係る上記第1の位置検出
子7と第2の位置検出子8の配置例を示すもので、ここ
では、3色のインクシートを例にとり、図示移動方向に
沿って、順次黄色、赤色、青色が繰り返えされる配列と
なったいる。図7において、可動物1はインクシート
で、図示移動方向に沿って移動する。黄色の頭出しのた
めに第1の位置検出子7と第2の位置検出子8が移動方
向前方位置に相当する黄色の上側(青色の下側)に設け
られ、赤色、青色の頭出しのために第2の位置検出子8
が赤色、青色の上側(黄色、赤色の下側)にそれぞれ設
けられている。
【0049】次に、このような構成でなる可動物の停止
位置制御装置の動作について説明する。制御部5は、図
8に示すメインルーチンに従って制御を行う。一枚の印
画において、まず給紙動作を行う(ステップS20)。
次に後述する図9にその詳細を示す第1の位置合わせと
いうサブルーチンを実行し黄色の頭出し動作を行う(ス
テップS21)。そして、第1の位置合わせ後、黄色の
印画を行う(ステップS22)。
【0050】このようにして黄色の印画を行った後、次
に後述する図10にその詳細を示す第2の位置合わせと
いうサブルーチンを実行し赤色の頭出し動作を行う(ス
テップS23)。そして、第2の位置合わせ後、赤色の
印画を行う(ステップS24)。以下、青色も赤色と同
様にして第2の位置合わせのサブルーチンで色の頭出し
を行った後に青色の印画を行う(ステップS25、S2
6)。このようにして、インクシート1の3色の印画を
行った後は排紙制御を行って終了する(ステップS2
7)。尚、この説明では、3色の場合を説明するが、4
色以上でも同様の処理を繰り返して行うものとする。
【0051】次に、制御部5による第1の位置合わせ動
作を図9に示すフローチャートに従って説明する。ま
ず、実施例1と同様に、制御部5により駆動部6を動作
せしめてから検出器3により第1の位置検出子7を検出
している時間、すなわち検出信号4のオン時間を計測
し、そのオン時間に基づいて第2の位置検出子8を検出
して可動物を停止するまでの移動時間を算出する(ステ
ップS30〜S34)。
【0052】そして、制御部5は、算出した移動時間
を、第1の位置検出子7に対応するデータの書き込み信
号10によって記憶部9へ書き込む。駆動部6は可動物
1を移動し続けて次に第2の位置検出子8を検出する。
ここで、制御部5は、記憶部9から第1の位置検出子に
対応するデータの読み出し信号11によって上記算出し
た移動時間を読み出し、このデータに基づいて可動物1
を移動して駆動部6を停止する(ステップS35〜S3
9)。このようにして、前述した黄色の頭出し動作を行
い、第1の位置合わせ後は、黄色の印画を行う。
【0053】次に、赤色の印画を行うべく、第2の位置
合わせ動作について図10に示すフローチャートに従っ
て説明する。まず、駆動部6を正転し可動物1を移動す
る。この第2の位置合わせ、つまり2回目と3回目の位
置検出には第2の位置検出子8のみを使用する。従っ
て、第2の位置検出子8を検出するまで待ち、検出した
ならば記憶部9から第1の位置検出子7に対応するデー
タの読み出し信号11によって上記算出した移動時間を
読み出し、制御部5はこのデータに基づいて可動物1を
移動させた後、駆動部6を停止する(ステップS40〜
S44)。このようにして、前述した赤色の頭出し動作
を行い、第2の位置合わせ後は、赤色の印画を行う。
【0054】また、青色についても、同様にして、第2
の位置検出子8を検出したならば記憶部9から第1の位
置検出子7に対応するデータの読み出し信号11によっ
て上記算出した移動時間を読み出し、制御部5はこのデ
ータに基づいて可動物1を移動させた後、駆動部6を停
止することにより、青色の頭出し動作を行い、第2の位
置合わせ後は、青色の印画を行う。
【0055】上述したように、実施例2では、記憶部9
に、第1の位置検出子7に対応するデータの読み出し信
号11によって、第2の位置検出子8を検出した後、移
動停止するまでの移動時間を記憶しておくことにより、
第1の位置検出子と第2の位置検出子が必ずしも1対1
で対応して設けなくても、また、第2の位置検出子を設
けなくてもよく、実施例1と同様の効果を奏する。
【0056】すなわち、上記実施例2によれば、制御部
5に、初期化制御シーケンスの後の最初に検出した位置
検出子を第1の位置検出子とし、それ以降に検出した位
置検出子を第2の位置検出子として、上記第1の位置検
出子を検出している検出信号のオン時間に基づいて第2
の位置検出子を検出した後に停止制御するまでの移動時
間を記憶部に予め記憶させて、第2の位置検出子を検出
した際には、上記記憶部から上記移動時間を読み出して
停止制御する制御シーケンスを備えることにより、第1
の位置検出子と第2の位置検出子が必ずしも1対1で対
応して設けることなく実施例1と同様の効果を奏する。
【0057】実施例3.次に、図11は実施例3に係る
位置検出子を説明する図、図12は実施例3における位
置合わせの初期化動作シーケンスを示す図、図13は実
施例3における位置合わせ動作を示すシーケンス図であ
る。図11において、位置検出子としては、従来例と同
様に一種類の位置検出子2を可動物1の移動方向に沿っ
て設ける。ここでは、3色のインクシートの場合を説明
する。また、構成は図6に示す実施例2の場合と同様で
あるが、制御部5による制御シーケンスが異なる。
【0058】次に、実施例3に係る動作について説明す
る。例えばプリンタ本体の電源をオンした時に図12の
位置合わせ初期化動作を行う。この位置合わせ初期化動
作は、まず、駆動部6をオンし正転動作し可動物1を移
動する(ステップS50)。位置検出子2を検出し、位
置検出子2を検出し終えるまでの時間、すなわち、位置
検出子2を検出している検出信号4のオン時間を計測す
る(ステップS51、S52)。
【0059】制御部5は、上記オン時間に基づいて停止
までの移動時間を演算し、記憶部9に演算結果を書き込
むシーケンスは実施例2と同様である(ステップS53
〜S55)。次に、駆動部6を逆転して可動物1を巻き
戻す。このとき、位置検出子2を検出し、次に検出しな
くなるまで駆動部6を逆転したのち停止する(ステップ
S56〜S59)。以上の初期化動作を行う。
【0060】上述した初期化動作を経た後に行われる位
置合わせ動作を図13に示すフローチャートにしたがっ
て説明する。図13において、駆動部6を正転し位置検
出子2を検出するまで待つ(ステップS60、S6
1)。位置検出子2を検出すると、記憶部9から位置検
出子2に対応するデータの読み出し信号11によって算
出結果、つまり移動時間を読み出す。制御部5はこのデ
ータに基づいて可動物1を移動して停止する(ステップ
S62〜S64)。
【0061】以上のように、実施例3では、初期化動作
によって、可動物1を順方向送りして位置検出子2を検
出している検出信号4のオン時間を計測し、そのオン時
間に基づいて停止までの移動時間を演算し、記憶部9に
演算結果を書き込み、その後、駆動部6を逆転して可動
物1を逆方向送りして巻き戻し、初期位置に戻して停止
させることにより、初期化動作を終了し、この初期化動
作を経た後に、上記移動時間に基づいて通常の位置合わ
せ動作を行うようにしたので、位置検出子が一つの場合
であっても、実施例1と同様の効果を奏する。
【0062】実施例4.上述した実施例1から3では、
可動物1が、プリンタ装置のインクシートの例で説明し
たが、図14に示すプリンタ装置の用紙保持装置であっ
てもよく、この用紙保持装置の停止位置検出に適用して
も同様の効果を奏する。
【0063】図14において、10は図示移動方向に沿
って移動する用紙保持のクランパ装置であり、実施例1
の可動物1に相当する。また、光反射型センサー30は
実施例1の検出器3に、第1の位置検出子7、第2の位
置検出子8は実施例1と同様に対応する。
【0064】プリンタ装置では、例えば給紙時にはこの
クランパ装置10を停止し、クランパを開き、用紙を供
給し、クランパを閉じる。この時に、用紙を確実にクラ
ンプするために、クランパ装置10の停止位置精度とし
て、例えば1mm以下の停止位置精度が要求される。用紙
保持装置の停止位置精度が良くなければ、給紙不良、排
紙不良、印画の色ずれ等の原因となり、プリンタの信頼
性を損なうものである。また、排紙時に用紙の大小や固
さによってクランパ装置が微妙に傾き、停止位置が用紙
によって不安定となるが、前述した実施例をプリンタ装
置の用紙保持装置にてきようすることにより、これらの
不都合を解消できる。
【0065】実施例5.また、図15に示す様に、可動
物1として、プリンタで使用する印画用紙に、第1の位
置検出子7、第2の位置検出子8を設けても実施例1と
同様の効果を奏する。この場合、位置検出子は印刷され
たマーク等の検出可能な物であり、光を吸収して反射し
ない場合でも同様である。
【0066】実施例6.次に、図16は実施例6に係る
第1の位置検出子7と第2の位置検出子8との関係を説
明した図である。図16において、第1の位置検出子7
の検出器3を横切る方向の長さL1と、第2の位置検出
子8の検出器3を横切る方向の長さL2は等しいか、ま
たは長さL2の方が長さL1よりも長い場合を実施例と
する。
【0067】これは、検出器3の感度が低下した場合
に、長さL2が長さL1よりも短いと、第2の位置検出
子8を検出器3で検出できなくなり、次の第1の位置検
出子7を第2の位置検出子8と誤検出してしまうという
不具合を防止するとともに、検出器3の感度が低下して
も確実に第2の位置検出子8を検出するために必要であ
る。
【0068】特に、長さL1とL2が等しい場合には、
第1の位置検出子7の検出特性と第2の位置検出子8の
検出特性が等しくなるので、第1の位置検出子7の検出
信号のオン時間の1/2で、第2の位置検出子8を停止
すれば、第2の位置検出子8の中央で停止することがで
きる。故に、制御する演算が簡単になり、装置が安価に
得ることができる。また、あらかじめ位置検出子の長さ
を決めておくことにより、不必要な検出を防ぎ、検出時
の雑音防止等を行うことができる。
【0069】また、図16に示す様に、第1の位置検出
子7と第2の位置検出子8との間の間隔をDとすると、
第1の位置検出子7の検出器3を横切る方向の長さL1
と間隔Dは等しい長さか、または間隔Dが長さL1より
も長い場合を実施例とする。
【0070】これは、検出器3の感度が低下しても確実
に第1の位置検出子7の後端を検出するために必要であ
る。間隔Dが短いと第1の位置検出子7と第2の位置検
出子8を一つの第1の位置検出子であると誤検出してし
まうという不具合を防止するためである。
【0071】また、上記各実施例では、プリンタ装置に
ついて説明したが、他の装置であってもよく、さらに、
インクシートの位置決めについて説明したが、他の可動
物、例えば用紙、用紙保持装置等であっても同様の効果
を奏する。
【0072】また、上記各実施例では、可動物の移動量
の検出を等速度移動のため時間で検出した例であるが、
時間以外の手段で移動量を検出してもよく、その場合
は、等速度移動で無くても良いことは言うまでもない。
また、第1の位置検出子の検出から第2の位置検出子を
検出して停止までの間が等速度であれば良く、第1の位
置検出子毎に異なる速度であってもなんら問題無い。
(1) 式で示した演算は一例であり、他の係数であっても
よく、他の定数項があっても良く、さらに、他の演算式
であってもなんら問題無い。
【0073】以上のように、上述した各実施例によれ
ば、検出器3の出力の変動による可動物1の停止位置決
めの精度を向上せしめることができ、停止位置制御装置
が安価に得られる。
【0074】また、インクシートロールの巻取りの様に
可動物の移動速度が変化する場合の停止位置精度を向上
せしめることができ、停止位置制御装置が安価に得られ
る。
【0075】また、位置検出子の数の増加を抑えたり、
またはまったく増やすことなく停止位置決めの精度の向
上せしめることができ、可動物は位置検出子の数が増え
ないので安価に得ることができる。
【0076】また、第1の位置検出子7と第2の位置検
出子8の長さを上記関係に保つことにより、雑音などに
よる誤検出を防ぎ、検出精度を向上せしめる。
【0077】さらに、移動量の検出に時間管理を用いる
ことにより移動量の検出装置を省略でき、安価な停止位
置制御装置が得られる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、可動物に付ける位置検出子として、第1と第2の
位置検出子を順次移動方向に沿って設け、制御部によ
り、検出器から可動物に付けられた第1の位置検出子の
検出信号が出力されるオン時間に基づいて第2の位置検
出子を検出してから停止までの移動量を演算して記憶部
に書き込み、上記検出器により第2の位置検出子を検出
したときに、上記記憶部から上記移動量を読み出して第
2の位置検出子の検出信号が出力されてから上記移動量
移動させた後、上記可動物を停止させる制御信号を駆動
部に送出するようにしたので、検出器の感度に合わせて
可動物の停止を調節して検出器の感度に関係なく可動物
の停止位置を一定に制御することができるという効果を
奏する。
【0079】また、請求項2に係る可動物の停止位置制
御装置によれば、可動物に付ける位置検出子として、複
数の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、制御部に
より、初期化制御シーケンスの後の最初に検出した位置
検出子を第1の位置検出子とし、それ以降に検出した位
置検出子を第2の位置検出子とみなし、検出器から上記
第1の位置検出子の検出信号が出力されるオン時間に基
づいて上記第2の位置検出子を検出してから停止までの
移動量を演算して記憶部に書き込むと共に、上記検出器
により第2の位置検出子を検出したときに上記記憶部か
ら上記移動量を読み出して第2の位置検出子の検出信号
が出力されてから上記移動量移動させた後、上記可動物
を停止させる制御信号を駆動部に送出するようにしたの
で、第1と第2の位置検出子を1体1対応させて設ける
ことなく、検出器の感度に合わせて可動物の停止を調節
して検出器の感度に関係なく可動物の停止位置を一定に
制御することができるという効果を奏する。
【0080】また、請求項3に係る可動物の停止位置制
御装置によれば、可動物に付ける位置検出子として、複
数の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、制御部に
より、駆動部を正転させて検出器により位置検出子を検
出終了するまで上記可動物を順送り制御することによ
り、検出した位置検出子を第1の位置検出子として上記
検出器からその第1の位置検出子の検出信号が出力され
るオン時間に基づいて第1の位置検出子の検出以降に検
出される位置検出子を第2の位置検出子としてみなし第
2の位置検出子を検出してから停止までの移動量を演算
して記憶部に書き込む初期化動作シーケンスを動作さ
せ、上記第1の位置検出子の検出終了後上記駆動部を逆
転させて上記可動物を逆方向送りし上記第1の位置検出
子の検出以前の位置に上記可動物を戻した後、再び上記
駆動部を正転動作させて上記可動物を順送り制御するこ
とにより、上記検出器により第2の位置検出子を検出し
たときに上記記憶部から上記移動量を読み出して第2の
位置検出子の検出信号が出力されてから上記移動量移動
させた後、上記可動物を停止させる制御信号を上記駆動
部に送出する制御シーケンスを動作させるようにしたの
で、位置検出子が1つの場合であっても可動物を逆転さ
せる制御によって、検出器の感度に合わせて可動物の停
止を調節して検出器の感度に関係なく可動物の停止位置
を一定に制御することができるという効果を奏する。
【0081】また、請求項4に係る可動物の停止位置制
御装置によれば、第2の位置検出子の検出方向の長さを
第1の位置検出子の検出方向の長さ以上とし、制御部に
より、検出器から上記第1の位置検出子の検出信号が出
力されるオン時間に基づいて演算される移動量を少なく
とも第2の位置検出子の検出方向の長さ以下としたの
で、第1の位置検出子を第2の位置検出子と誤検出する
不具合を防止して検出器の感度が低下しても確実に第2
の位置検出子を検出し、検出器の感度に合わせて可動物
の停止を調節して検出器の感度に関係なく可動物の停止
位置を一定に制御することができるという効果を奏す
る。
【0082】さらに、請求項5に係る可動物の停止位置
制御装置によれば、第1の位置検出子と第2の複数の位
置検出子との間隔を第1の位置検出子の検出方向の長さ
以上としたので、第1と第2の位置検出子を1つの第1
の位置検出子であると誤検出する不具合を防止して、検
出器の感度に合わせて可動物の停止を調節して検出器の
感度に関係なく可動物の停止位置を一定に制御すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る可動物の停止位置制
御装置を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施例1の位置検出子の説明図であ
る。
【図3】この発明の実施例1に係る動作シーケンス図で
ある。
【図4】この発明の実施例1の検出器の感度が大きい場
合の動作波形図である。
【図5】この発明の実施例1の検出器の感度が小さい場
合の動作波形図である。
【図6】この発明の実施例2に係る可動物の停止位置制
御装置を示すブロック構成図である。
【図7】この発明の実施例2の位置検出子の説明図であ
る。
【図8】この発明の実施例2に係るメインルーチンの動
作シーケンス図である。
【図9】この発明の実施例2に係る第1の位置合わせサ
ブルーチンの動作シーケンス図である。
【図10】この発明の実施例2に係る第2の位置合わせ
サブルーチンの動作シーケンス図である。
【図11】この発明の実施例3の位置検出子の説明図で
ある。
【図12】この発明の実施例3に係る初期化動作シーケ
ンス図である。
【図13】この発明の実施例3に係る位置合わせ動作シ
ーケンス図である。
【図14】この発明の実施例4に係る可動物の停止位置
制御装置の説明図である。
【図15】この発明の実施例5に係る可動物の停止位置
制御装置の説明図である。
【図16】この発明の実施例6に係る位置検出子の説明
図である。
【図17】従来の可動物の停止位置制御装置を示すブロ
ック構成図である。
【図18】従来例に係る可動物の停止位置制御装置の動
作シーケンス図である。
【図19】従来例の検出器の感度が大きい場合の動作波
形図である。
【図20】従来例の検出器の感度が小さい場合の動作波
形図である。
【符号の説明】
1 可動物 3 検出器 4 検出信号 5 制御部 6 駆動部 7 第1の位置検出子 8 第2の位置検出子 9 記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部により所定の移動方向に移動する
    可動物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、こ
    の検出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシ
    ーケンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の
    位置で停止制御する可動物の停止位置制御装置におい
    て、上記可動物に付ける位置検出子として、第1と第2
    の位置検出子を順次移動方向に沿って設けると共に、上
    記制御部による演算結果を記憶する記憶部を備え、か
    つ、上記制御部に、上記検出器により上記第1の位置検
    出子の検出信号が出力されるオン時間に基づいて上記第
    2の位置検出子を検出してから停止までの移動量を演算
    して上記記憶部に書き込むと共に、上記検出器により第
    2の位置検出子を検出したときに上記記憶部から上記移
    動量を読み出して第2の位置検出子の検出信号が出力さ
    れてから上記移動量移動させた後上記可動物を停止させ
    る制御信号を上記駆動部に送出する制御シーケンスを備
    えたことを特徴とする可動物の停止位置制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動部により所定の移動方向に移動する
    可動物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、こ
    の検出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシ
    ーケンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の
    位置で停止制御する可動物の停止位置制御装置におい
    て、上記可動物に付ける位置検出子として、複数の位置
    検出子を順次移動方向に沿って設けると共に、上記制御
    部による演算結果を記憶する記憶部を備え、かつ、上記
    制御部に、初期化制御シーケンスの後の最初に検出した
    位置検出子を第1の位置検出子とし、それ以降に検出し
    た位置検出子を第2の位置検出子とみなし、上記検出器
    により上記第1の位置検出子の検出信号が出力されるオ
    ン時間に基づいて上記第2の位置検出子を検出してから
    停止までの移動量を演算して上記記憶部に書き込むと共
    に、上記検出器により第2の位置検出子を検出したとき
    に上記記憶部から上記移動量を読み出して第2の位置検
    出子の検出信号が出力されてから上記移動量移動させた
    後上記可動物を停止させる制御信号を上記駆動部に送出
    する制御シーケンスを備えたことを特徴とする可動物の
    停止位置制御装置。
  3. 【請求項3】 駆動部により所定の移動方向に移動する
    可動物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、こ
    の検出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシ
    ーケンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の
    位置で停止制御する可動物の停止位置制御装置におい
    て、上記可動物に付ける位置検出子として、複数の位置
    検出子を順次移動方向に沿って設けると共に、上記制御
    部による演算結果を記憶する記憶部を備え、かつ、上記
    制御部に、上記駆動部を正転させて上記検出器により位
    置検出子を検出終了するまで上記可動物を順送り制御す
    ることにより、検出した位置検出子を第1の位置検出子
    として上記検出器からその第1の位置検出子の検出信号
    が出力されるオン時間に基づいて第1の位置検出子の検
    出以降に検出される位置検出子を第2の位置検出子とし
    てみなし第2の位置検出子を検出してから停止までの移
    動量を演算して上記記憶部に書き込む初期化動作シーケ
    ンスと、上記第1の位置検出子の検出終了後上記駆動部
    を逆転させて上記可動物を逆方向送りし上記第1の位置
    検出子の検出以前の位置に上記可動物を戻した後、再び
    上記駆動部を正転動作させて上記可動物を順送り制御す
    ることにより、上記検出器により第2の位置検出子を検
    出したときに上記記憶部から上記移動量を読み出して第
    2の位置検出子の検出信号が出力されてから上記移動量
    移動させた後上記可動物を停止させる制御信号を上記駆
    動部に送出する制御シーケンスを備えたことを特徴とす
    る可動物の停止位置制御装置。
  4. 【請求項4】 駆動部により所定の移動方向に移動する
    可動物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、こ
    の検出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシ
    ーケンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の
    位置で停止制御する可動物の停止位置制御装置におい
    て、上記可動物に付ける位置検出子として、第1と第2
    の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、第2の位置
    検出子の検出方向の長さを第1の位置検出子の検出方向
    の長さ以上とすると共に、上記制御部による演算結果を
    記憶する記憶部を備え、かつ、上記制御部に、上記検出
    器により上記第1の位置検出子の検出信号が出力される
    オン時間に基づいて上記第2の位置検出子を検出してか
    ら停止までの少なくとも第2の位置検出子の検出方向の
    長さ以下の移動量を演算して上記記憶部に書き込むと共
    に、上記検出器により第2の位置検出子を検出したとき
    に上記記憶部から上記移動量を読み出して第2の位置検
    出子の検出信号が出力されてから上記移動量移動させた
    後上記可動物を停止させる制御信号を上記駆動部に送出
    する制御シーケンスを備えたことを特徴とする可動物の
    停止位置制御装置。
  5. 【請求項5】 駆動部により所定の移動方向に移動する
    可動物に付けられた位置検出子を検出する検出器と、こ
    の検出器の検出信号に基づいて上記駆動部を制御するシ
    ーケンスを備えた制御部とを備え、上記可動物を所定の
    位置で停止制御する可動物の停止位置制御装置におい
    て、上記可動物に付ける位置検出子として、第1と第2
    の位置検出子を順次移動方向に沿って設け、第1の位置
    検出子と第2の複数の位置検出子との間隔を第1の位置
    検出子の検出方向の長さ以上とすると共に、上記制御部
    による演算結果を記憶する記憶部を備え、かつ、上記制
    御部に、上記検出器により上記第1の位置検出子の検出
    信号が出力されるオン時間に基づいて上記第2の位置検
    出子を検出してから停止までの移動量を演算して上記記
    憶部に書き込むと共に、上記検出器により第2の位置検
    出子を検出したときに上記記憶部から上記移動量を読み
    出して第2の位置検出子の検出信号が出力されてから上
    記移動量移動させた後上記可動物を停止させる制御信号
    を上記駆動部に送出する制御シーケンスを備えたことを
    特徴とする可動物の停止位置制御装置。
JP5176904A 1993-07-16 1993-07-16 可動物の停止位置制御装置 Expired - Lifetime JP2966239B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176904A JP2966239B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 可動物の停止位置制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176904A JP2966239B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 可動物の停止位置制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0733288A true JPH0733288A (ja) 1995-02-03
JP2966239B2 JP2966239B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=16021792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5176904A Expired - Lifetime JP2966239B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 可動物の停止位置制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2966239B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180310A (ja) * 2010-02-27 2011-09-15 Ricoh Co Ltd マーク検出方法
CN102910468A (zh) * 2012-11-06 2013-02-06 广州广电运通金融电子股份有限公司 薄片类介质处理系统及其检测薄片类介质实时位置的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180310A (ja) * 2010-02-27 2011-09-15 Ricoh Co Ltd マーク検出方法
CN102910468A (zh) * 2012-11-06 2013-02-06 广州广电运通金融电子股份有限公司 薄片类介质处理系统及其检测薄片类介质实时位置的方法
US9428358B2 (en) 2012-11-06 2016-08-30 Grg Banking Equipment Co., Ltd. Flaky medium processing system and method for detecting real-time position of flaky medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP2966239B2 (ja) 1999-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4135086A (en) Automatic record player of linear tracking pickup arm type
JP3822824B2 (ja) 媒体検知方法および装置ならびに印字装置
JP4110907B2 (ja) 記録装置、記録方法、プログラム、およびコンピュータシステム
JP4149867B2 (ja) プリンタ、その制御方法
US6371593B1 (en) Error detection and correction for printer positioning logic
JP2966239B2 (ja) 可動物の停止位置制御装置
JP3876734B2 (ja) 印刷シートの判別装置、印刷装置、コンピュータプログラム、コンピュータシステム、及び、印刷シートの判別方法
US6779868B2 (en) Printer with a calibration position positioned within a printing range
JP2717138B2 (ja) センサによる設定方法
KR950020474A (ko) 광학적 정보기록 재생장치에 있어서의 트랙시크방법 및 장치
EP0510651B1 (en) Information recording/reproduction apparatus
JPH04247981A (ja) プリンタの記録用紙長検出方法
US6483655B1 (en) Magnetic-tape library system and method for controlling positioning of accessor to magnetic-tape drive
US7188348B2 (en) Optical disc drive apparatus and method
JPH0814625B2 (ja) 紙葉体検出装置
US6726383B2 (en) Color printer with a single sensor for detecting ink ribbon position
JPS61175069A (ja) 出力装置
JP2531059B2 (ja) 磁気テ−プ走行方法
US6919912B2 (en) Method of registering the position of a ribbon moving at a constant angular velocity and detecting the amount of the ribbon used in a photo printer
JP2007055187A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP2005059425A (ja) インクジェット記録装置
JPH08273245A (ja) リールテーブルの回転速度検出装置
JP2004059179A (ja) 検出装置、記録装置及び記録媒体の検出方法
JP2788905B2 (ja) 用紙検出装置
JPH03138254A (ja) 紙葉体検出装置