JP3640317B2 - テクスチャリング加工用組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は磁気ディスクにテクスチャリング条痕を付けるテクスチャリング加工用組成物に関し、特に磁気ディスクの表面に均一に条痕を形成することのできるテクスチャリング加工用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近益々増大する磁気ディスクの記録密度の要求を満たすために、磁気ディスク表面と磁気ヘッドとの距離は益々小さくなり、例えば0.1〜0.3μm程度になっている。このため磁気ディスクの表面はできるだけ平坦である必要があるが、磁気ディスクの平坦化に伴って磁気ヘッドが磁気ディスク表面に付着し磁気ディスクの回転を止めたり、磁気ディスクの静止後再駆動しなくなり(業界的にはそれを「磁気ヘッドの吸着」という)、ハードディスクドライブの始動が不能になるというトラブルも起こる。このような「磁気ヘッドの吸着」を防ぐために、通常磁気ディスクの下地層(磁性層の下層)にいわゆるテクスチャリング加工を施している。
【0003】
テクスチャリング加工とは、所定の粒径の砥粒が付着した研磨テープあるいは砥粒の懸濁液を磁気ディスクの下地層表面に摺接して、磁気ディスク下地層の表面に微小な条痕を形成することである。このとき、テクスチャリング条痕はいわゆる「磁気ヘッドの吸着」を防止するためにはある程度の大きさが必要であるが、浮上中の磁気ヘッドと衝突する程大きくてはいけないという要件を満たす必要がある。その上、テクスチャリング条痕は十分に均一でなければならない。
このような条痕を形成するためのテクスチャリング加工用組成物として、従来、ダイヤモンド砥粒やアルミナ砥粒を研削液に混合したスラリーが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
磁気ディスクの記録密度を向上させるには、磁気ディスクの下地層のテクスチャリング加工面の表面粗さを小さくし、磁気ヘッドの浮上高さを従来より小さくするとともに、テクスチャリング加工面の微小なバリ(砥粒による切削屑が加工表面から分離されずに残った突起物)も極力軽減する必要がある。従来のテクスチャリング加工用組成物ではバリが多く、浮上中の磁気ヘッドがこれらバリ等に衝突し、記録や読取りのエラーやCSS(Contact Start andStop)特性の悪化を来たし、磁気ディスクの性能向上の障害となっている。
本発明は、磁気ディスクの下地層(磁性層の下層)に対し、均質で、バリ発生をなくすかまたは極力軽減したテクスチャリング条痕を形成する組成物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の目的を達成すべく鋭意努力し、検討した結果、
[1] (A)平均粒径が0.1〜3μmのダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、アルミナおよび炭化ケイ素の中の少なくとも1種の微粒子または粉末と、
(B)一般式RO{(CHO} Hで表わされるアルキレングリコールモノアルキルエーテル〔式中、R1 は炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル基を示し、mは1〜3の整数、nは2または3の数を示す。〕および
(C)炭素数10〜22の脂肪酸またはそれらのナトリウム塩を組成物内に0.05〜10wt%含有することを特徴とする磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物を開発することによりその目的を達成した。
【0006】
まず、本発明に使用する微粒子または粉末について述べる。
アルミナまはた炭化ケイ素の微粒子または粉末とは、JIS R6111−1987に規定された人造研削材またはそれに準ずるものであって、JIS R6001−1987に規定されている粒度またはそれに準ずる粒度の研磨材、砥粒の粗粉および微粉をいい、更には焼結用のアルミナ粉末または炭化ケイ素粉末も本発明に含まれる。
本発明に使用するダイヤモンドの微粒子または粉末とは、天然または工業用合成のダイヤモンドであって、上記のJIS R6001−1987に準じる粒度のものやそれ以外に最大粒度が10μm以下で特殊な粒度分布を持っている微粒子または粉末でも本発明に使用できる。また、本発明に使用するCBNの微粒子または粉末とは、工業的に合成されたもので、粒度については上記のダイヤモンドの場合と同様なものをいう。
【0007】
本発明に使用する上記の微粒子または粉末の好ましい粒度は、最大粒径として5μm以下が好ましく、より好ましくは4μm以下である。5μmを越えると形成されるテクスチャリング条痕が大きすぎ、表面粗さが大きくなりすぎたり、またスクラッチ(磁気ディスク表面にテクスチャリング加工により生じた線状の深い溝で、他の条痕に比べて幅および深さが際だっているもの。)が発生し易くなり好ましくない。
【0008】
また、平均粒径としては0.1〜3μmが好ましい。3μmを越えるとテクスチャリング加工により形成される条痕は大きすぎ、またスクラッチが発生し易くなり、0.1μm未満であると切削力が低下し、形成される条痕も小さすぎ「磁気ヘッドの吸着」防止が不十分となり好ましくない。
【0009】
ダイヤモンド、CBN、アルミナおよび炭化ケイ素の中の少なくとも1種の微粒子または粉末の本発明であるテクスチャリング加工用組成物内での含有量は0.1〜5wt%が好ましく、より好ましくは0.2〜1wt%である。0.1wt%未満ではテクスチャリング加工能率の低下とテクスチャリング条痕の不均一化をもたらし、また5wt%を越えてもテクスチャリング加工能率の更なる向上は認められず経済的でないので5wt%を越えると好ましくない。
上記の微粒子または粉末を混合して使用する場合も上記の含有量の範囲が好ましい。
【0010】
次に、一般式R1 O{(CH2n O}m Hで表わされるアルキレングリコールモノアルキルエーテル〔式中、R1 は炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル基を示し、mは1〜3の整数、nは2または3の数を示す。〕について述べる。
本発明におけるアルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、具体的には、
エチレングリコールモノメチルエーテル(CH3 OCH2 CH2 OH)、
エチレングリコールモノエチルエーテル(C25 OCH2 CH2 OH)、
エチレングリコールモノブチルエーテル(C49 OCH2 CH2 OH)、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル(CH3(OCH2CH22OH)、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(C25(OCH2CH22OH)、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル(C49(OCH2CH22OH)、
プロピレングリコールモノメチルエーテル(CH3OCH2CH2CH2OH)、
プロピレングリコールモノエチルエーテル(C25OCH2CH2CH2OH)、
プロピレングリコールモノブチルエーテル(C49OCH2CH2CH2OH)、
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(CH3(OCH2CH2CH2)2OH)、
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル(C25(OCH2CH2CH2)2OH)、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル(CH3(OCH2CH2CH2)3OH)、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル(C25(OCH2CH2CH23OH)、
トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(CH3(OCH2CH2CH2)3OH)
等が挙げられる。
【0011】
本発明のテクスチャリング加工用組成物で特に水を含有しない場合や水に希釈せず使用する場合、アルキレングリコールモノアルキルエーテルのうち、引火点の高いジエチレングリコールモノメチル(またはエチル、ブチル)エーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルが好ましく、また労働安全衛生法第57条で健康障害を生ずるおそれのある化合物でその名称等の表示が義務付けられているエチレングリコールモノメチル(またはエチル、ブチル)エーテルは好ましくない。
また、これらのアルキレングリコールモノアルキルエーテルのテクスチャリング加工用組成物内での含有量は、90〜99.8wt%が好ましい。
【0012】
次に、本発明に使用する脂肪酸またはそれらの金属塩について記す。脂肪酸としては、炭素数10〜22の飽和またはモノ、ジおよびトリ不飽和脂肪酸をいい、ナトリウム塩(以下「金属塩」という。)としては上記の飽和または不飽和脂肪酸の金属塩をいう。
炭素数10〜22の飽和またはモノ、ジおよびトリ不飽和脂肪酸としては、具体的には、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。これらのうち、テクスチャリング加工後の洗浄性の良さからすると、特に液体のものがよく、不飽和脂肪酸等がより望ましく、飽和脂肪酸のうちでは炭素数が低いもの程好ましい。
【0013】
本発明には、上記の脂肪酸またはそれらの金属塩を単独または混合して使用するが、炭素数10〜22以外の脂肪酸、金属塩を混合して使用してもよいが、本発明の目的を十分に達成させるためには炭素数10〜22のものを主に使用する必要がある。
脂肪酸または金属塩のテクスチャリング加工用組成物内での含有量は0.1〜5wt%が好ましい。0.1wt%未満では加工後のバリを十分に抑えるには難点があり、5wt%を越えてもそれ程効果が向上し難くなり、また本発明の組成物として均一分散系にすることが難しくなったり、後述するように更に水を混合する場合には溶解性にも問題がでてくるため好ましくない。
【0014】
本発明のテクスチャリング加工用組成物は、上記の成分の他に、水、界面活性剤、防食剤、防腐剤、分散剤、消泡剤等を含有してもよい。これらのうち、水以外のものは概ね5wt%以下の添加量である。
【0015】
本発明のテクスチャリング加工用組成物に水を添加する場合もあるが、添加し水を含有させる理由は本発明のテクスチャリング加工用組成物としては、ダイヤモンド、CBN、アルミナ、炭化ケイ素の微粒子または粉末を除いた成分は、本発明の目的達成には均一な溶液状態またはエマルジョン状態になっていることが望ましいため、例えばラウリン酸Naのような脂肪酸金属塩を本発明の一成分とする場合、水を添加した方がかえって均一溶液状態になることがあるからであり、その他に水を添加する理由としては、本発明のテクスチャリング加工用組成物としての引火性低下や安全性向上等やコスト低下のためである。
【0016】
本発明のテクスチャリング加工用組成物は、上記のように最初から水を含有していてもよいが、該組成物を使用する際に水に希釈して使用する場合もある。水の添加量は特に限定するものではないが、水を含有した本発明の組成物の場合でも
(A)ダイヤモンド、CBN、アルミナおよび炭化ケイ素の中の少なくとも1種の微粒子または粉末の当該組成物内での含有量は0.1〜5wt%が好ましく、また
(C)炭素数10〜22の脂肪酸またはそれらの金属塩のうち少なくとも1種の当該組成物内での含有量は0.1〜5wt%が好ましい。
よって、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの当該組成物内での含有量は90〜99.8wt%より低下することとなる。
【0017】
本発明の目的を十分に達成するためには本発明のテクスチャリング加工用組成物は、ダイヤモンド、CBN、アルミナ、炭化ケイ素の微粒子または粉末を除いた成分は均一な溶液になっていることが望ましく、少なくてもエマルジョン状態になっていることが好ましいため、界面活性材を添加し均一溶液化またはエマルジョン化することが望ましい。
【0018】
本発明のテクスチャリング加工用組成物は、磁気ディスクの下地層に対して均質で、バリ発生をなくすかまたは極力軽減したテクスチャリング条痕を形成するのに効果があり、特に磁気ディスクの下地層がNi−Pメッキの場合に最も優れており、ダイヤモンド、CBN、アルミナ、炭化ケイ素の微粒子または粉末である砥粒等により磁気ディスクの下地層であるNi−Pを切削し、その切削屑が磁気ディスク基板よりテクスチャリング条痕の溝から分離しないで残っている切削屑のめくれや堆積物等からなる突起物であるバリの発生をなくすかまたは極力抑えることに本発明の組成物は効果がある。
【0019】
次にテクスチャリング加工方法について概説するが、本発明はこれに限定されるものではない。
磁気ディスクはAl合金製等の基板にはNi−Pメッキ等からなる下地層を形成させた後、ガラス等の基板には直接下地層となる基板の上面をテクスチャリング加工し、その上に磁性層を形成させたものである。
メッキ法により形成した下地層は、テクスチャリング加工前に鏡面研磨(ポリッシング)を施し、好ましくは表面粗さ(Rmax)を0.05μm以下にする。
【0020】
図1に示すように、ポリッシングした下地層11の表面に、摺接用パッド(フェルト)2を貼付した治具3を押圧し、磁気ディスク1を回転させながら、摺接用パッド2の上流側に設けたスラリー供給装置4からテクスチャリング加工用組成物5を下地層11上に供給する。
【0021】
摺接用パッドとしては、ナイロン等の可撓性繊維からなる植毛パットや、ポリウレタンの発泡パッド等を使用することができる。摺接用パッド2を下地層11に押圧する圧力は、10〜50kPa 程度が好ましい。
テクスチャリング加工において、磁気ディスク1の回転速度は50〜200rpm とするのが好ましい。この範囲より遅いと加工速度が低下し、また速いと内外部での加工むらができる。摺接用ッド2は静止していてもよいが、必要に応じて磁気ディスク1と同方向に1〜10rpm の速度で回転させてもよい。このようにして図2に示すようなテクスチャリング条痕Gが形成される(ただし、図中条痕Gは説明のため誇張して描いている)。
【0022】
このようなテクスチャリング加工により形成される条痕は、一般に0.1〜5μmの幅および0.01〜0.1μmの深さを有する。幅が0.1μm未満であると磁気ヘッドの吸着防止作用が不十分であり、また5μmを越えると磁気ヘッドとの摩擦力が大きくなり過ぎる。
通常テクスチャリング条痕が不均一になり、スクラッチのような極めて大きな凹部やバリのような凸部ができると、表面粗さのパラメータである最大高さ(Rmax)と平均粗さ(Ra)との比が大きくなる。一方、表面粗さが均一になると、Raが同じでもRmaxが小さくなる。従って、条痕の均一性をRmax/Raの比で現わした場合、10以下であるのが好ましい。
【0023】
図1に示す例では、テクスチャリング条痕は磁気ディスクの回転方向に(同心円状に)形成される。回転方向の条痕は、磁気ヘッドの相対的移動方向と平行であるので、磁気ヘッドの障害になることはない。また、環状の各条痕が所定の角度(例えば15°)で交差するように規則的に形成することもできる。いずれにしても、磁気ヘッドが安定して飛行できるようにすることが重要である。
テクスチャリング加工した下地層11上に磁性層を形成する。磁性層はメッキ法、スパッタリング法、蒸着法等により薄く(一般に0.05〜0.15μm)形成するので、磁性層の表面にはテクスチャリング条痕とほとんど同じ条痕が現われる。磁性層の上に更に形成する保護層は、カーボン等の潤滑性の良好な材料をスパッタリング法等で薄く(一般に0.01〜0.03μm)形成したものである。従って、保護層の表面にもテクスチャリング条痕とほぼ同じ条痕が現われる。
【0024】
【実施例】
本発明を以下の実施例により詳細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。また、以下の実施例ではアルキレングリコールモノアルキルエーテルの代表的なものとしてジエチレングリコールモノブチルエーテルについて記載したが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜3
3.5インチ磁気ディスク用アルミニウム基板12にNi−Pメッキを施して厚さ10μmの下地層11を形成したものを概略、図1に示すような装置(テクスチャリングマシン(ストラスバーク社製モデル6DE−DC−SP−1))に取り付け、120rpm の速度で回転させた。
【0025】
スラリー供給装置4から、表1に示す組成で混合した実施例1〜3のテクスチャリング加工用組成物を磁気ディスク1の下地層11上にスプレー状に供給した。噴霧時間は0.3秒でその間組成物を1.5cc使用し、9.7秒間隔を開け、同量の組成物をまた0.3秒間噴霧することを繰返した。
この状態で直径44mmのナイロン製植毛パッド2を貼付した治具3を磁気ディスク1と同方向に5rpm の速度で回転させながら、磁気ディスク1に30kPa の圧力で押し当て、1分間テクスチャリング加工を実施した。
【0026】
加工の完了後、磁気ディスク1を洗浄・乾燥し、重量減(加工前の重量−加工後の重量)からテクスチャリング加工速度を求めた。また、テクスチャリング条痕の均一さおよびバリの有無は、微分干渉顕微鏡(オリンパス光学工業(株)製BHMJL−33MD、倍率500倍)および暗視野顕微鏡(オリンパス光学工業(株)製BHMJL−33MD、倍率500倍)観察により判定し、1視野あたり直径0.5μm以上で高さ0.1μm以上のバリの個数で評価した。その結果を表1に示す。また、加工面の表面粗さ(最大高さRmaxおよび中心線平均粗さRa)は、タリステップおよびタリデータ2000(いずれもランクテーラーホブソン社製)により測定し、Rmax/Raの比を用いて、テクスチャリング条痕の均一性を評価した。結果を表1に示す。
【0027】
CSS特性を評価するために、テクスチャリング加工した下地層11の上に、直流スパッタ装置で厚さ100nmのCr層、厚さ40nmのCo−12Cr−2Ta磁性層および厚さ25nmのカーボン保護層を成膜し、最後に潤滑剤を2nmの厚さに塗布した。このようにして得られた磁気ディスクをアルティックヘッド使用のハードディスクドライブ(磁気ヘッド荷重:5g)に組み込み、パーフロロポリエーテル潤滑剤を用いて、静止位置から3600rpm の回転速度まで加速した後停止し、再度上記速度まで回転させるサイクル(CSSサイクル)を繰り返し、CSSサイクル回数と摩擦係数μとの関係を調べた。結果を表1に示す。
【0028】
なお、20000回までのCSSサイクルに耐えられたものについては、20000回サイクル終了時の摩擦係数μの値で表示し、ヘッドが破損したものについては破損時のCSSサイクルの回数で表示した。実施例1〜3の場合、20000回まで耐えたので摩擦係数値として表1に表示する。
【0029】
実施例4〜8
純水に表1に示すダイヤモンド粉末、ジエチレングリコールモノブチルエーテルおよびそれぞれの脂肪酸を入れ超音波分散させて実施例4〜8のテクスチャリング加工用組成物を造った。
表1に示した3種の添加量をトータルし、100より引いた値が水の含有量( wt%)である。
テクスチャリング加工用組成物がエマルジョン状態でなく、ダイヤモンド粉末を除いた成分を均一な溶液にするために必要な最低限の添加量のジエチレングリコールモノブチルエーテルを混合した。
実施例4〜8の組成物をそれぞれ実施例1〜3と同様にテクスチャリング試験をし、同様な評価等を行なった。その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
Figure 0003640317
【0031】
実施例9〜13
脂肪酸をそれぞれのナトリウム塩に代えた以外は実施例4〜8と同様にテクスチャリング加工用組成物を造り、テクスチャリング試験を行なった。その結果を表2に示す。
【0032】
実施例14〜19
脂肪酸としてオレイン酸を使用し、表2に示すようにその含有量を0.05〜10wt%の範囲としたこと以外は実施例5〜8と同様にして組成物を造り、テクスチャリング試験を行なった。CSS特性の評価はせず、その他の結果を表2に示す。
実施例14〜19のジエチレングリコールモノブチルエーテルの添加量は、ダイヤモンド粉末を除いた成分が均一な溶液となるために必要な最低限のものとした。
【0033】
【表2】
Figure 0003640317
【0034】
表2から分かるようにオレイン酸の添加量は、0.05wt%では、バリを抑える効果がもう一歩であり、0.1wt%から効果が顕著に現われ、0.5wt%以上で効果が大きくなり、また5wt%を越えると除去速度が低下するとともに、オイレン酸を純水に均一に混合させるために必要なジエチレングリコールモノブチルエーテルの添加量も増加するため、オレイン酸の場合適した添加量は、0.5〜5wt%であることになる。
脂肪酸や脂肪酸金属塩によってそれらの好ましい添加量は異なり、また均一混合状態にする際のアルキレングリコールモノアルキルエーテルの混合量も異なってくる。
【0035】
実施例20〜33
表3に示すようにダイヤモンド粉末の粒度や添加量を変えたもの並びに溶融アルミナおよび炭化ケイ素粉末を含有するテクスチャリング加工用組成物を実施例4〜8に準じて造り、実施例1〜3と同様のテクスチャリング試験を行ない、表3に示す結果を得た。
【0036】
【表3】
Figure 0003640317
【0037】
比較例1
純水に実施例1で使用したダイヤモンド粉末を0.4wt%入れ超音波分散させた組成物を造り、実施例1と同様のテクスチャリング試験を行なった。その結果を表4に示す。
表4より分かるように表面粗さも実施例に比べ数段劣り、テクスチャリング条痕の均一性を示すRmax/Raの値も倍で劣っていることを示している。
バリの個数も多く、またCSSサイクル試験でも20000回のテストに耐えられず8000回でヘッドが破損してしまった。
【0038】
比較例2
純水に実施例20で使用した溶融アルミナ粉末を0.4wt%入れ超音波分散し、比較例2の組成物を造り、実施例1と同様のテクスチャリング試験を行なった。その結果を表4に示す。
【0039】
比較例3〜4
脂肪酸または金属塩を含有せず、実施例1に使用したダイヤモンド粉末0.4wt%含有し、表4に示すように純水とジエチレングリコールモノブチルエーテルとを混合した比較例3とジエチレングリコールモノブチルエーテルのみを混合した比較例4の組成物を造り、実施例1と同様のテクスチャリング試験を行なった。その結果を表4に示す。
【0040】
【表4】
Figure 0003640317
【0041】
【発明の効果】
本発明で初めてテクスチャリング加工用組成物として
(1)バリの発生が皆無かまたは極めて少ない。
(2)小さな表面粗さで、テクスチャリング条痕が均一である。
(3)著しく良好なCSS特性を発揮し、記録エラーを低減し、記録密度の向上が達成できる。
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明等のテクスチャリング加工用組成物を用いて磁気ディスクに対し、テクスチャリング加工をする様子を示す概略斜視図である。
【図2】テクスチャリング加工した磁気ディスクを概略的に示す半径方向断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク
11 下地層
12 基板
2 テクスチャリング加工用パッド
3 パッド支持用治具
4 テクスチャリング加工用組成物供給装置
5 テクスチャリング加工用組成物

Claims (8)

  1. (A)平均粒径が0.1〜3μmのダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、アルミナおよび炭化ケイ素の中の少なくとも1種の微粒子または粉末と、
    (B)一般式RO{(CH)nO}m Hで表わされるアルキレングリコールモノアルキルエーテル〔式中、R1 は炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル基を示し、mは1〜3の整数、nは2または3の数を示す。〕および
    (C)炭素数10〜22の脂肪酸またはそれらのナトリウム塩を組成物内に0.05〜10wt%含有することを特徴とする磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  2. 微粉末または粉末の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物ないでの含有量が、0.1wt%〜5wt%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  3. アルキレングリコールモノアルキルエーテルが、エチレングリコールモノメチルエーテル(CHOCHCHOH)、エチレングリコールモノエチルエーテル(COCHCHOH)、エチレングリコールモノブチルエーテル(COCHCHOH)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(CH(OCHCHOH)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(C(OCHCHOH)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(C(OCHCHOH)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(CHOCHCHCHOH)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(COCHCHCHOH)、プロピレングリコールモノブチルエーテル(COCHCHCHOH)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(CH(OCHCHCHOH)、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル(C(OCHCHCHOH)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(CH(OCHCHCHOH)、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(C(OCHCHCHOH)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(CH(OCHCHCHOH)であることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  4. アルキレングリコールモノアルキルエーテルのテクスチャリング加工用組成物ないでの含有量が、90〜99.8wt%の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  5. 脂肪酸が、炭素数10〜22の飽和またはモノ、ジ、およびトリ不飽和脂肪酸であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  6. 炭素数10〜22の飽和またはモノ、ジ、トリ不飽和脂肪酸が、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  7. 脂肪酸またはナトリウム塩のテクスチャリング加工用組成物内での含有量が、0.1wt%〜5wt%の範囲内であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物が、さらに、水、界面活性剤、防食剤、分散剤、消泡剤からなる群から選ばれたいずれか1種以上を含有することを特徴とする磁気ディスクのテクスチャリング加工用組成物。
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