JP3640269B2 - 筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法 - Google Patents

筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製中空体の開口縁部に筒状部材の基端部が埋込まれて一体化された筒状部材付き樹脂製中空体製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、開口部にねじ部品等のインサート部品を一体化したブロー成形品の製造方法としては、図8に示すように、分割金型102a,102bを型開きし、内周面にねじ部101aを有するとともに外周面に突出部101bおよびフランジ部101cを有するインサート部品101を吹込管104に支持させて配置し、ついで、押出機の押出ダイ103より熱可塑性樹脂からなる溶融したパリスン105を押出してパリスン105の下端部が前記インサート部品101を包囲するように配置したのち、型閉じを行なってパリスン105の下端部を押圧変形させることによりインサート部品101の外周面に溶着させ、吹込管104を介して圧縮空気等の加圧流体をパリスン105内へ導入して膨張させる方法が知られている(特開昭60−264223号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、インサート部品の外周面のみにブロー成形品を構成する樹脂層が溶着されているだけなので結合強度に限界があり、ブロー成形品を高温の雰囲気中で使用するとインサート部品と前記樹脂層との結合強度が劣化し、両者の熱膨張係数に差がある場合にはインサート部品が脱落するおそれがある。
【0004】
また、型閉じすることでパリスンを押圧変形させてインサート部品に溶着した際に発生したバリがインサート部品の外周面に付着し、インサート部品の外周面の形状精度が低下するという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、樹脂製中空体の開口縁部に埋込まれて一体化されたインサート部品である筒状部材の基端部の結合強度が大であり、しかも筒状部材の本体部の外周面にバリが付着しない筒状部材付き樹脂製中空体製造方法を実現することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法は、型閉じすることにより、開口縁部の外周面を含めた樹脂製中空体の外面を規制するキャビティと、前記キャビティの前記開口縁部の外周面を規制する部位の開口部内周面に形成されたエッジ状ピンチオフ部と、保持部材に保持された筒状部材を出し入れできる前記エッジ状ピンチオフ部から金型外面へ貫通する挿入穴を備えた分割形式の金型を用い、前記分割形式の金型を型開きし、型開きされた前記金型間に熱可塑性樹脂よりなる溶融したパリスンをその開放端が前記挿入穴内に達するように配置するとともに、前記パリスンの開放端より前記保持部材に保持された前記筒状部材を挿入してその本体部の一端から径方向外方へ拡大する基端部と前記本体部との境界部が前記エッジ状ピンチオフ部に対向するように位置決めし、ついで型閉じを行なうことで、前記エッジ状ピンチオフ部と前記筒状部材の外周面とで前記パリスンを挟圧して前記基端部の外面側および内面側へパリスンを流動させることによって前記基端部が埋込まれた前記開口縁部を形成したのち、前記パリスン内に加圧流体を導入して前記キャビティに沿って膨張させることを特徴とするものである。
【0007】
さらに、筒状部材の本体部の外周面をバリの付着を防止するためのカバー部材で囲んでパリスン内に挿入すると効果的である。
【0008】
【作用】
筒状部材の基端部が、熱可塑性樹脂よりブロー成形された樹脂製中空体の開口縁部を構成する樹脂層中に埋込まれているため、結合強度が大きくなる。また、筒状部材の本体部は前記樹脂製中空体の開口縁部より外方へ突出しているため、該本体部を他部材との結合部等に利用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
本発明によって製造された筒状部材付き樹脂製中空体の第1について説明する。
【0011】
図1に示すように、筒状部材付き樹脂製中空体1は、熱可塑性樹脂よりブロー成形することで製造されたものであって、円筒状の樹脂製中空体2の開口縁部2aを構成する樹脂層中に、円筒状の筒状部材3の本体部3aの一端から径方向外方へ拡大するテーパー状の基端部3bが埋込まれている。つまり、前記基端部3bの外面および内面を開口縁部2aを構成する樹脂層が包み込んだ状態で埋込まれており、開口縁部2aの肉厚は樹脂製中空体2の他の部分に比べて厚肉である。
【0012】
では、筒状部材3がその本体部3aの一端から径方向外方へ拡大するテーパー状の基端部3bを有し、該基端部3bが樹脂製中空体2の開口縁部2aを構成する樹脂層中に埋込まれているため、結合強度が大である。また、筒状部材3のバリが付着していない本体部3aは樹脂製中空体2の開口縁部2aより外方へ突出しているため、該本体部3aを他の部材との結合部等として利用することができる。
【0013】
次に、本発明に係る筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第1実施例について説明する。
【0014】
先ず、使用する分割形式の金型およびマンドレルについて説明する。
【0015】
図2ないし図4に示すように、分割形式の金型は一方の金型11と他方の金型12からなる。一方の金型11および他方の金型12は2分割されたものであって、型閉じすることにより、開口縁部2aの外周面を含めた樹脂製中空体2の外面を規制するキャビティ11a,12aと、位置決めされた筒状部材3の外周面との間でパリスン15の開放端側を挟圧するためのエッジ状ピンチオフ部11b,12bと、筒状部材3を保持した保持部材であるマンドレル13を出し入れできる挿入穴11c,12cを備え、挿入穴11c,12cの内周面にはエッジ状ピンチオフ部11b,12bから所定の間隔をおいてマンドレル13の外周面に当接する当接部11d,12dが突設されている。ここで、前記エッジ状ピンチオフ部11b,12bは、前記キャビティ11a,12aの前記開口縁部2aの外周面を規制する部位の開口部内周面に形成されている。
【0016】
なお、金型11,12はそれぞれ1個の部材からなるものでもよいが、図3および図4に示すように、硬度・耐摩耗性に優れた材料からなるエッジ状ピンチオフ部11b,12b、挿入穴11c、12cおよび当接部11d,12dを有する駒型11f,12fを一体化した金型11,12を用いると、耐久性が向上する。
【0017】
マンドレル13は、先端側(上端側)に筒状部材3の本体部3aを着脱自在に嵌挿できる小径部13aおよび環状溝13dを隔てて小径部13aを囲むカバー部材13bを有し、図示しない流体圧シリンダ等からなる直線駆動手段により図2に示す矢印方向および反矢印方向へ移動(上昇および下降)されるように構成されている。
【0018】
なお、マンドレル13の環状溝13dは筒状部材3の本体部3aの一端から径方向外方へ拡大するテーパー状の基端部3bがカバー部材13bの上端から突出する深さを有し、小径部13aはその先端部が保持された筒状部材3の基端部3bよりさらに上方へ突出するように構成されている。
【0019】
(1) 図2に示すように、上述した分割形式の金型11,12を型開きするとともに、金型11,12の下方部位へ下降されているマンドレル13の小径部13aとカバー部材13b間の環状溝13dに筒状部材3の本体部3aを嵌挿することで保持させておき、型開きした金型11,12間に、図示しない押出機の押出ヘッド14より熱可塑性樹脂からなる溶融したパリスン15を押出してその開放端15aが挿入穴11c,12c内に達するように配置する。
【0020】
(2) 上記(1)ののち、マンドレル13とともに筒状部材3を上昇させてパリスン15の開放端15aよりパリスン15内へ挿入し、筒状部材3の基端部3bと本体部3aとの境界部がエッジ状ピンチオフ部11b,12bに対向する位置に位置決めする(図3参照)。この場合、パリスン15と筒状部材3との間に間隙が生じるように両者の寸法を設定しておくことはいうまでもない。
【0021】
(3) 上記(2)ののち、金型11,12の型閉じを行ない、キャビティ11a,12aの図示上端側のピンチオフ部11e,12eによりパリスン15の図示上端側をピンチオフするとともに、エッジ状ピンチオフ部11b,12bとマンドレル13に支持された筒状部材3の外周面との間でパリスン15を挟圧する。
【0022】
この型閉じの進行にともなって、パリスン15がエッジ状ピンチオフ部11b,12bによって押圧変形されて基端部3bの開口縁部からその外面側および内面側へまわり込むように流動し、基端部3bのほぼ全体が埋込まれた肉厚の厚い開口縁部2aが形成されて行く。そして型閉じ完了時においては、エッジ状ピンチオフ部11bが筒状部材3の外周面に当接して開口縁部2aが形成されるとともに、マンドレル13と挿入穴11c,12cの間の空間部のバリ15bとに分離される。
【0023】
この場合、エッジ状ピンチオフ部11bと筒状部材3の当接部およびカバー部材13bの先端とエッジ状ピンチオフ部11bの下面の当接部に非常に薄いバリ(不図示)が残ることがあるが、これは後述する型開きを行なったときにエッジ状ピンチオフ部11b,12bの部位で自動的に切断される。
【0024】
(4) 上記(3)ののち、パリスン15内へマンドレル13に設けられた吹込孔13c等を介して加圧流体を導入してキャビティ11a,12aに沿って膨張させることにより、筒状部材付き樹脂製中空体1をブロー成形する。
【0025】
(5) 上記(4)ののち、金型中で冷却し、ついで、型開きを行なって筒状部材付き樹脂製中空体1を取り出し不要なバリを除去する。
【0026】
続いて、本発明によって製造される筒状部材付き樹脂製中空体の第2について説明する。
【0027】
図6に示すように、本の筒状部材付き樹脂製中空体21は、熱可塑性樹脂よりブロー成形することで製造されたものであって、円筒状の樹脂製中空体22の開口縁部22aを構成する樹脂層中に、円筒状の本体部23aの一端側に径方向外方へ拡大するテーパー状の基端部23bを有するとともに他端側にフランジ部23cを有する筒状部材23の前記基端部23bが埋込まれており、前記開口縁部22aの近傍には環状溝22bが形成されている。つまり、前記基端部23bの外面および内面を開口縁部22aを構成する樹脂層が包み込んだ状態で埋込まれており、開口縁部22aの肉厚は樹脂製中空体22の他の部分に比べて厚肉に構成されている。
【0028】
も上述した筒状部材付き樹脂製中空体の第1と同様の効果に加えて、開口縁部22aの近傍に環状溝22bが形成されているため、成形時において筒状部材23の基端部23bの裏面側へまわり込む樹脂量が多くなって開口縁部22aの肉厚が増大する。
【0029】
次に、本発明に係る筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第2実施例について説明する。
【0030】
先ず、使用する分割形式の金型およびマンドレルについて説明する。
【0031】
図5および図7に示すように、分割形式の金型は一方の金型31と他方の金型32からなる。一方の金型31および他方の金型32は2分割されたものであって、型閉じすることにより、開口縁部22aの外周面を含めた樹脂製中空体22の外面を規制するキャビティ31a,32aと、位置決めされた筒状部材23の外周面との間でパリスン35の開放端側を挟圧するためのエッジ状ピンチオフ部31b,32bと、筒状部材23を保持した保持部材であるマンドレル33を出し入れできる挿入穴31c,32cを備え、挿入穴31c,32cの内周面にはエッジ状ピンチオフ部31b,32bから所定の間隔をおいてマンドレル33の外周面に当接する当接部31d,32dが突設されている。ここで、前記エッジ状ピンチオフ部31b,32bは、前記キャビティ31a,32aの前記開口縁部22aの外周面を規制する部位の開口部内周面に形成されている。
【0032】
マンドレル33は、先端側(上端側)に筒状部材23のフランジ部23c側を着脱自在に嵌挿できる小径部33aおよび環状溝33dを隔てて小径部33aを囲むカバー部材33bを有し、カバー部材33bの下方部位には前記当接部31d,32dの下面に当接する大径部33eが設けられている。
【0033】
なお、マンドレル33の環状溝33dは筒状部材23の基端部23bおよび本体部23aの一部がカバー部材33bの上端から突出する深さを有し、小径部33aはその先端部が保持された筒状部材23の基端部23bよりさらに上方へ突出する長さに構成されている。
【0034】
(1) 図5に示すように、上述した分割形式の金型31,32を型開きし、型開きした金型31,32間に、図示しない押出機の押出ヘッド34より熱可塑性樹脂からなる溶融したパリスン35を押出して開放端35aがエッジ状ピンチオフ部31b,32bと当接部31d,32dとの間に達するように配置する。一方、金型31,32の下方部位へ下降されているマンドレル33の小径部33aとカバー部材33b間の環状溝33dに筒状部材33のフランジ部23c側を嵌挿することで保持させておく。この場合、マンドレル33のカバー部材33bの先端より筒状部材23の本体部23aの一部が上方へ突出した状態になる。
【0035】
(2) 上記(1)ののち、マンドレル33とともに筒状部材23を上昇させてパリスン35の開放端35aよりパリスン35内へ挿入し、筒状部材23の基端部23bと本体部23aの境界部がピンチオフ部31b,32bに対向する位置に位置決めする(図7参照)。
【0036】
(3) 上記(2)ののち、金型31,32の型閉じを行ない、ピンチオフ部31e,32eによりパリスン35の図示上端側をピンチオフするとともに、エッジ状ピンチオフ部31b,32bと筒状部材23の外周面との間でパリスン35を挟圧する。
【0037】
この型閉じの進行にともなって、パリスン35が順次エッジ状ピンチオフ部31b,32bと溝形成用突出部31f,32fとにより押圧変形されて基端部23bの開口縁部からその外面側および内面側へまわり込むように流動し、基端部23bのほぼ全体が埋込まれた厚肉の開口縁部22aが形成されるとともに、環状溝22bが形成されて行く。そして、型閉じ完了時においては、エッジ状ピンチオフ部31b,32bが筒状部材23の外周面に当接して開口縁部22aが形成されるとともに環状溝22bが形成され、同時にマンドレル33と挿入穴31c,32cの間の空間部のバリ35bとに分離される。
【0038】
この場合、エッジ状ピンチオフ部31b,32bと筒状部材23の当接部に非常に薄いバリ(不図示)が残ることがあるが、これは後述する型開きを行なったときにエッジ状ピンチオフ部31b,32bの部位で自動的に切断される。
【0039】
(4) 上記(3)ののち、パリスン35内へマンドレル33に設けられた吹込孔33c等を介して加圧流体を導入してキャビティ31a,32aに沿って膨張させることにより、筒状部材付き樹脂製中空体21をブロー成形する。
【0040】
(5) 上記(4)ののち、金型中で冷却し、ついで、型開きを行なって筒状部材付き樹脂製中空体21を取り出し不要なバリを除去する。
【0041】
本発明において使用される熱可塑性樹脂は、耐熱性に勝れる非晶性樹脂やそのブレンド物、例えば、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、非晶性ポリアミド、ABS樹脂、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリエーテルイミドである。また、非晶性樹脂のブレンド物としてはABS樹脂とポリカーボネートとのブレンド物、ポリサルフォンとABS樹脂のブレンド物等が好ましい。
【0042】
また、筒状部材は、熱可塑性樹脂製、金属製、熱硬化性樹脂製またはセラミック製とすることができる。
【0043】
さらに、筒状部材および樹脂製中空体は、上記各実施例で示した円筒状に限らず、4角形等の多角形とすることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
【0045】
筒状部材の基端部が樹脂製中空体における開口縁部内に埋込まれているため、両者の結合強度が大きくなるとともに、高温の雰囲気中で使用しても筒状部材が脱落することがない。また、筒状部材の本体部のほぼ全体が前記開口縁部より外方へ突出しているため、ブロー成形時におけるパーティングラインが発生したり、バリが付着することがなく、予め筒状部材の本体部の寸法精度を高精度に仕上げておくことにより、筒状部材の高精度な本体部を他部材との接続部として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって製造される筒状部材付き樹脂製中空体の第1の主要部を示し、(a)は部分斜視図、(b)は部分断面図である。
【図2】 本発明に係る筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第1実施例における一工程を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第1実施例における一工程を示す金型主要部の断面図である。
【図4】 筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第1実施例における、ブロー成形完了時の金型主要部の断面図である。
【図5】 筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第2実施例における一工程を示す説明図である。
【図6】 本発明によって製造される筒状部材付き樹脂製中空体の第2の主要部を示す部分断面図である。
【図7】 本発明に係る筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法の第2実施例におけるブロー成形完了時の金型主要部の断面図である。
【図8】 従来の口部にねじ部品をインサートしたブロー成形品の製造方法における一工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1,21 筒状部材付き樹脂製中空体
2,22 樹脂製中空体
2a,22a 開口縁部
3,23 筒状部材
3a,23a 本体部
3b,23b 基端部
11,31 一方の金型
11a,12a,31a,32a キャビティ
11b,12b,31b,32b エッジ状ピンチオフ部
11c,12c,31c,32c 挿入穴
11d,12d,31d,32d 当接部
11e,12e,31e,32e ピンチオフ部
11f,12f 駒型
13d,33d 環状溝
31f,32f 溝形成用突出部

Claims (2)

  1. 型閉じすることにより、開口縁部の外周面を含めた樹脂製中空体の外面を規制するキャビティと、前記キャビティの前記開口縁部の外周面を規制する部位の開口部内周面に形成されたエッジ状ピンチオフ部と、保持部材に保持された筒状部材を出し入れできる前記エッジ状ピンチオフ部から金型外面へ貫通する挿入穴を備えた分割形式の金型を用い、
    前記分割形式の金型を型開きし、型開きされた前記金型間に熱可塑性樹脂よりなる溶融したパリスンをその開放端が前記挿入穴内に達するように配置するとともに、前記パリスンの開放端より前記保持部材に保持された前記筒状部材を挿入してその本体部の一端から径方向外方へ拡大する基端部と前記本体部との境界部が前記エッジ状ピンチオフ部に対向するように位置決めし、ついで型閉じを行なうことで、前記エッジ状ピンチオフ部と前記筒状部材の外周面とで前記パリスンを挟圧して前記基端部の外面側および内面側へパリスンを流動させることによって前記基端部が埋込まれた前記開口縁部を形成したのち、前記パリスン内に加圧流体を導入して前記キャビティに沿って膨張させることを特徴とする筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法。
  2. 筒状部材の本体部の外周面をバリの付着を防止するためのカバー部材で囲んでパリスン内に挿入することを特徴とする請求項記載の筒状部材付き樹脂製中空体の製造方法。
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