JP3639567B2 - ベタ基礎の配筋方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベタ基礎工法に用いられるベタ基礎の配筋方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の配筋方法として、ワイヤメッシュからなる溶接金網を用いるものが普及しているが、この溶接金網を用いる継手は通常の重ね継手で、重ねるだけで結束もなしで施工されている。図6は前記の溶接金網が配置された例を示しており、配置に際しては一方の金網51の上に他方の金網55を一部重ね合わせて載せていく。この例では半目重ねを示しており、そのほかに側線重ね、1目重ねがある。
【0003】
ところで、前記従来の配筋方法は、溶接金網の配置に際して図6(A)に示すように重なり部において縦筋52,56及び横筋53,57が縦方向及び横方向にずれて乱れが起こりやすく、組みたて精度、見栄えが悪い。また、同(B)に示すように重なり合う部分の厚さが鉄筋径の4倍となり、ダブル配筋時には特に鉄筋のかぶり厚さの確保が難しく、その後の打設コンクリートの厚さにも影響する。さらに、建築基準法では鉄筋相互の空きは、▲1▼粗骨材の最大寸法の1.5倍、▲2▼25mm、▲3▼丸鋼の径及び異形鉄筋の径(呼び名の数値)の1.5倍、の値のうち最大のもの以上とする、との一般構造基準があるが、重なり合う部分が、コンクリート打設時にジャンカ(豆板)等の充填不良が起き易いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、前記のような従来の問題点を解決し、配置に際して縦方向及び横方向にずれることがなく、かぶりの確保も可能で、ジャンカ等の充填不良も起きないベタ基礎の配筋方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この発明は、所定間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に所定間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端が少なくとも横筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端と基端が突出することなく止着されている略方形の第1のメッシュ鉄筋と、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端が少なくとも横筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端が少なくとも縦筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されている略方形の第2のメッシュ鉄筋と、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端と基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端と基端が突出することなく止着されている略方形の第3のメッシュ鉄筋と、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端と基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端が少なくとも縦筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されている略方形の第4のメッシュ鉄筋と、をそれぞれ所定枚数用意し、ベタ基礎施工地盤の一方の角地に第1のメッシュ鉄筋の縦筋の基端と横筋の一端を角合わせして配置した後、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の一端側に次の第1のメッシュ鉄筋の縦筋の基端側を、対応する縦筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する横筋同士の間隔が横筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、以下同様にして第1のメッシュ鉄筋を縦方向に順次配置する一方、第1のメッシュ鉄筋の横筋の他端側に第2のメッシュ鉄筋の横筋の一端側を、対応する横筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する縦筋同士の間隔が縦筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、以下同様にして第2のメッシュ鉄筋を横方向に順次配置し、縦方向の最終列となったときに第1のメッシュ鉄筋の縦筋の一端側に第3のメッシュ鉄筋の縦筋の基端側を、対応する縦筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する横筋同士の間隔が横筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、かつ第3のメッシュ鉄筋の横筋の他端側に第4のメッシュ鉄筋の横筋の一端側を、対応する横筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する縦筋同士の間隔が縦筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、このようにしてメッシュ鉄筋を地盤全体に隙間なく配置することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1はベタ基礎の配筋方法を説明する斜視図、図2はベタ基礎の配筋方法で使用するメッシュ鉄筋の各種の例等を示す図面、図3は同上の配筋方法を説明する平面図、図4は図3のA部の拡大図、図5は図3のB部の拡大図である。
【0010】
以下、図面により具体的に説明する。図1において1はベタ基礎施工地盤、この例では長方形状の区画を呈している。このベタ基礎施工地盤1に配筋するには各種の略方形のメッシュ鉄筋を1−1,2−1,3−1…と縦方向に配置するとともに、1−1に対して1−2,1−3,1−4…、2−1に対して2−2,2−3…、3−1に対して3−2…、と横方向に配置していくが、以下に配置するメッシュ鉄筋の種類と構成について説明する。
【0011】
図2(A)は第1のメッシュ鉄筋11で、等間隔で配置された複数の縦筋12と、該縦筋の上に等間隔で配置されて溶接された複数の横筋13からなり、縦筋12のそれぞれ一端が横筋13の3目ぶんほど突出し、縦筋12のそれぞれ基端、横筋13のそれぞれ一端及び基端は突出することなく止着された構成となっている。縦筋12の間隔は横筋13の間隔より若干大きくなっている。同(B)は第2のメッシュ鉄筋15で、第1のメッシュ鉄筋11の縦筋12と等間隔で配置された複数の縦筋16と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋11の横筋13と等間隔で配置されて溶接された複数の横筋17からなり、縦筋16のそれぞれ一端が横筋17の3目ぶんほど突出するとともに、横筋17のそれぞれ一端が縦筋16の2目半ぶんほど突出し、縦筋16及び横筋17のそれぞれ基端は突出することなく止着された構成となっている。同(C)はメッシュ鉄筋11及びメッシュ鉄筋15の側面図を示す。
【0012】
図2(D)は第3のメッシュ鉄筋21で、第1のメッシュ鉄筋11の縦筋12と等間隔で配置された複数の縦筋22と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋11の横筋13と等間隔で配置されて溶接された複数の横筋23からなり、縦筋22及び横筋23のそれぞれ一端及び基端は突出することなく止着された構成となっている。同(E)は第4のメッシュ鉄筋25で、第1のメッシュ鉄筋11の縦筋12と等間隔で配置された複数の縦筋26と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋11の横筋13と等間隔で配置されて溶接された複数の横筋27からなり、横筋27のそれぞれ一端が縦筋26の2目半ぶんほど突出し、横筋27のそれぞれ基端、縦筋26のそれぞれ一端及び基端は突出することなく止着された構成となっている。同(F)はメッシュ鉄筋21及びメッシュ鉄筋25の側面図を示す。
【0013】
前記のような4種類のメッシュ鉄筋を用いたベタ基礎の配筋方法について、図1及び図3〜5を参照して説明する。配筋に際しては、工場生産した第2のメッシュ鉄筋15を複数枚現場に運び用意する。第1,3,4のメッシュ鉄筋11,21,25も同様に工場生産して現場に運び込んでもよいが、多種類のものを生産し、かつ運搬する煩雑さを解消する意味で、この例では応用のきく第2のメッシュ鉄筋15のみを用意することとし、他の種類のものを使用するときは第2のメッシュ鉄筋15の縦筋又は/及び横筋の突出した部分を必要に応じてカットし、第2のメッシュ鉄筋15から第1,3,4のメッシュ鉄筋11,21,25を現場で作って用いるようにしている。
【0014】
しかして、まずベタ基礎施工地盤1にその一方の角地、図3では左上角地に基準となる第1のメッシュ鉄筋11を縦筋12の突出した一端が図で下向きとなるように配置する。第1のメッシュ鉄筋11を配置した後、前記したように該基準メッシュ鉄筋から次の第1のメッシュ鉄筋11を縦方向に順次、対応する縦筋12同士が接し、縦筋12の突出した一端が重なり部で一部重なり合うように配置するとともに、第2のメッシュ鉄筋15を横方向に順次、対応する横筋17同士が接し、横筋17の突出した一端が重なり部で一部重なり合うように配置していく。
【0015】
すなわち、基準メッシュ鉄筋11に対して第1のメッシュ鉄筋11を縦方向に配置する際には、重ね合わせる第1のメッシュ鉄筋11における縦筋12の突出しない側の端にある横筋13と、重ね合わせられる第1のメッシュ鉄筋11における縦筋11の突出した側の端にある横筋13との間隔が横筋の1目と等しい間隔となるようにするとともに、対応する縦筋12と縦筋12が接するように配置する。このようにして縦方向に必要数、配置する。
【0016】
また、基準メッシュ鉄筋11に対して第2のメッシュ鉄筋15を横方向に配置する際には、重ね合わせる第2のメッシュ鉄筋15における横筋17の突出した側の端にある縦筋16と、重ね合わせられる第1のメッシュ鉄筋11における第2のメッシュ鉄筋15側の端にある縦筋12との間隔が縦筋の1目と等しい間隔となるようにするとともに、対応する横筋17と横筋13が接するように配置する。次に、第2のメッシュ鉄筋15に対して第2のメッシュ鉄筋15を横方向に配置する際には、図4に示すように重ね合わせる第2のメッシュ鉄筋15における横筋17の突出した側の端にある縦筋16と、重ね合わせられる第2のメッシュ鉄筋15における横筋17の突出しない側の端にある縦筋16との間隔aが縦筋16の1目と等しい間隔となるようにするとともに、対応する横筋17と横筋17が接するように配置する。このようにして横方向に必要数、配置する。
【0017】
次に、2列目以降の任意の列において、第2のメッシュ鉄筋15に対して第2のメッシュ鉄筋15を横方向に配置する際に第2のメッシュ鉄筋15に対して第2のメッシュ鉄筋15を縦方向にも配置することとなるが、この際には、図5に示すように重ね合わせる第2のメッシュ鉄筋15における縦筋16の突出しない側の端にある横筋17と、重ね合わせられる第2のメッシュ鉄筋15における縦筋16の突出した側の端にある横筋17との間隔bが横筋の1目と等しい間隔となるようにするとともに、対応する縦筋16と縦筋16が接するように配置する。このようにして複数列にわたり必要数、配置する。
【0018】
そして、図3で最下段である最終列となったときに第3のメッシュ鉄筋21を第1のメッシュ鉄筋11に対して前記と同様な手順で配置するとともに、第4のメッシュ鉄筋25を第3のメッシュ鉄筋21に対して配置する。その配置に際しては、第2のメッシュ鉄筋15を第1のメッシュ鉄筋11に対して配置する場合とほぼ同様であり、重ね合わせる第4のメッシュ鉄筋25における横筋27の突出した側の端にある縦筋26と、重ね合わせられる第3のメッシュ鉄筋21における第4のメッシュ鉄筋25側の端にある縦筋22との間隔が縦筋26の1目と等しい間隔となるようにするとともに、対応する横筋27と横筋23が接するように配置する。最終列がいずれのメッシュ鉄筋21,25でも対応することができない場合もあり得るが、そのようなときは縦筋又は横筋の1本ものからなる生材を用いることもある。そして、第4のメッシュ鉄筋25を第2のメッシュ鉄筋15と同様に順次必要数横方向に配置すると、ベタ基礎施工地盤1は地盤全体がメッシュ鉄筋11,15,21,25で隙間なく配置されて、図3に示すようにその全てがメッシュ鉄筋で覆われた状態となる。
【0019】
前記のようにして配置されたメッシュ鉄筋11,15,21,25においては、重なり合う縦筋と縦筋、横筋と横筋が接するので、重なり部において縦筋及び横筋が縦方向及び横方向にずれることがない。重なり合う部分の厚さも図4(B)から明らかのように鉄筋径の2倍となり、従来の半分程度になる。そのため、鉄筋相互の空きも十分にとれ、コンクリート打設時におけるジャンカ等の充填不良が起きにくいものとなる。
【0020】
そして、前記のようにメッシュ鉄筋が地盤全体に隙間なく配置された後、ベタ基礎工法においてはその上からコンクリートを打設して、ベタ基礎を構築することになる。
【0021】
前記の実施の形態においては、左上角地を基準として、縦方向及び横方向にメッシュ鉄筋を順次配置したが、基準としては右下角地としてもよく、またメッシュ鉄筋の配置はいろいろな順で行うことが可能であり、配置順は任意である。
【0022】
前記のように実施の形態では4種類のメッシュ鉄筋11,15,21,25を用いて、地盤1にメッシュ鉄筋を配置する例を示したが、これはあくまでも好ましい一例である。また、メッシュ鉄筋として示した4種類の構成も、その縦筋及び横筋の個数や目の間隔、突出長さなどは、必ずしもこのようなものに限定されるものではなく、実施に際してはその具体的な寸法等は適宜に変更することが可能である。
【0023】
【発明の効果】
この発明によれば、所定間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に所定間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端が少なくとも横筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端と基端が突出することなく止着されている略方形の第1のメッシュ鉄筋と、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端が少なくとも横筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端が少なくとも縦筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されている略方形の第2のメッシュ鉄筋と、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端と基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端と基端が突出することなく止着されている略方形の第3のメッシュ鉄筋と、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋からなり、縦筋の一端と基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端が少なくとも縦筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されている略方形の第4のメッシュ鉄筋と、をそれぞれ所定枚数用意し、ベタ基礎施工地盤の一方の角地に第1のメッシュ鉄筋の縦筋の基端と横筋の一端を角合わせして配置した後、第1のメッシュ鉄筋の縦筋の一端側に次の第1のメッシュ鉄筋の縦筋の基端側を、対応する縦筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する横筋同士の間隔が横筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、以下同様にして第1のメッシュ鉄筋を縦方向に順次配置する一方、第1のメッシュ鉄筋の横筋の他端側に第2のメッシュ鉄筋の横筋の一端側を、対応する横筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する縦筋同士の間隔が縦筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、以下同様にして第2のメッシュ鉄筋を横方向に順次配置し、縦方向の最終列となったときに第1のメッシュ鉄筋の縦筋の一端側に第3のメッシュ鉄筋の縦筋の基端側を、対応する縦筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する横筋同士の間隔が横筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、かつ第3のメッシュ鉄筋の横筋の他端側に第4のメッシュ鉄筋の横筋の一端側を、対応する横筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する縦筋同士の間隔が縦筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、このようにしてメッシュ鉄筋を地盤全体に隙間なく配置するので、互いに接する縦筋と縦筋、横筋と横筋によってしっかりと継がれ、従来のように配置に際して縦方向及び横方向にずれることがないので、継ぎ手部として確実な縦筋と横筋の配置を可能とすることができる。また、重なり合う部分の厚さも鉄筋径の2倍ですみ、従来のように複雑に鉄筋が交差しなくなるため、ダブル配筋時でも鉄筋のかぶりの確保が可能であり、打設コンクリートの厚さを最小限に止めることができる。さらに、重なり合う部分における鉄筋相互の空きが十分にとれ、コンクリート打設時にジャンカ等の充填不良が起きにくく、品質も向上する。さらにまた、施工も簡便であるとともに、配筋後の縦筋及び横筋が直線的となり、平面的な見栄えもよいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す、ベタ基礎の配筋方法を説明する斜視図である。
【図2】ベタ基礎の配筋方法で使用するメッシュ鉄筋の各例等を示す図面で、(A)は第1のメッシュ鉄筋の平面図、(B)は第2のメッシュ鉄筋の平面図、(C)は(A),(B)のメッシュ鉄筋の側面図、(D)は第3のメッシュ鉄筋の平面図、(E)は第4のメッシュ鉄筋の平面図、(F)は(D),(E)のメッシュ鉄筋の側面図である。
【図3】同上の配筋方法を説明する平面図である。
【図4】(A)は図3のA部の拡大図、(B)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図5】図3のB部の拡大図である。
【図6】(A)は従来の溶接金網の配置例を示す、重なり部付近の平面図、(B)は(A)のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ベタ基礎施工地盤 11 第1のメッシュ鉄筋
12 縦筋 13 横筋
15 第2のメッシュ鉄筋 16 縦筋
17 横筋 21 第3のメッシュ鉄筋
22 縦筋 23 横筋
25 第4のメッシュ鉄筋 26 縦筋
27 横筋
Claims (1)
- 所定間隔で配置された複数の縦筋(12)と、該縦筋の上に所定間隔で配置されて溶接された複数の横筋(13)からなり、縦筋の一端が少なくとも横筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端と基端が突出することなく止着されている略方形の第1のメッシュ鉄筋(11)と、
第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋(16)と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋(11)の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋(17)からなり、縦筋の一端が少なくとも横筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端が少なくとも縦筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されている略方形の第2のメッシュ鉄筋(15)と、
第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋(22)と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋(11)の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋(23)からなり、縦筋の一端と基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端と基端が突出することなく止着されている略方形の第3のメッシュ鉄筋(21)と、
第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の間隔と等しい間隔で配置された複数の縦筋(26)と、該縦筋の上に第1のメッシュ鉄筋(11)の横筋の間隔と等しい間隔で配置されて溶接された複数の横筋(27)からなり、縦筋の一端と基端が突出することなく止着されているとともに、横筋の一端が少なくとも縦筋の間隔以上の長さ突出し、基端が突出することなく止着されている略方形の第4のメッシュ鉄筋(25)と、
をそれぞれ所定枚数用意し、
ベタ基礎施工地盤の一方の角地に第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の基端と横筋の一端を角合わせして配置した後、第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の一端側に次の第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の基端側を、対応する縦筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する横筋同士の間隔が横筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、以下同様にして第1のメッシュ鉄筋(11)を縦方向に順次配置する一方、
第1のメッシュ鉄筋(11)の横筋の他端側に第2のメッシュ鉄筋(15)の横筋の一端側を、対応する横筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する縦筋同士の間隔が縦筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、以下同様にして第2のメッシュ鉄筋(15)を横方向に順次配置し、
縦方向の最終列となったときに第1のメッシュ鉄筋(11)の縦筋の一端側に第3のメッシュ鉄筋(21)の縦筋の基端側を、対応する縦筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する横筋同士の間隔が横筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、
かつ第3のメッシュ鉄筋(21)の横筋の他端側に第4のメッシュ鉄筋(25)の横筋の一端側を、対応する横筋同士が接し、両鉄筋間において隣接する縦筋同士の間隔が縦筋の間隔と等しい間隔となって一部重なり合うように配置し、
このようにしてメッシュ鉄筋を地盤全体に隙間なく配置することを特徴とするベタ基礎の配筋方法。
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