JP3638759B2 - 五徳及びその製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンロ上に設置される五徳とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図10(a)に示すように、コンロ上に載置する環状の枠部35と、該枠部35上に設けられて被加熱物(鍋等)を載置する複数の爪部36とからなる五徳37が知られている。この種の五徳37は、爪部36と枠部35とが各別の鋼板で形成されており、環状に形成された枠部35の所定位置に各爪部36を連結して固定することにより形成されている。爪部36は、図10(b)に示すように、該爪部36の基部に備える嵌着片38を枠部35に形成されている挿通孔39に差し込んで、更にその嵌着片38をかしめ加工或いは溶接加工により枠部35に固定される。該爪部36は、通常、枠部35よりその肉厚が比較的厚い鋼板が使用され、これによって十分な剛性を得ている。
【0003】
しかし、この種の五徳37を構成するためには、枠部35と複数の爪部36とが各別の部材であるために、それぞれの部材に対して異なる複数の材料及び製造工程が必要であり、更に、枠部35に複数の爪部36を取り付けた後にかしめ加工或いは溶接加工が必要であるために製造効率が低く、そのため製造コストが高い不都合があった。
【0004】
また、特開昭54−34975号公報に見られる五徳40が知られている。該五徳40は、図11(a)に示すように、鋼板を環状に打ち抜いて板状の五徳素材を成形した後、図11(b)に示すように、該枠部41及び爪部42の内縁及び外縁を下方に折り曲げ、更に、爪部42に絞り工程を施して枠部41の上方に立ち上げることによって形成される。
【0005】
このように単一の鋼板により枠部41と爪部42とを一体に形成するので、部品点数が少ないことは言うまでもなく、その製造工程も比較的少なくてすむので、製造コストを低減することができる。
【0006】
しかし、上記公報の五徳40では、枠部41から爪部42を起立させる際に爪部42に絞り加工を施すために、爪部42の肉厚が薄く引き延ばされ、それによって爪部42の強度が他部に比べて低下する不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本発明は、部品点数を小とし、製造容易であって、高い耐荷重が得られると共にコストを削減することができる五徳とその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、コンロ上に載置する環状の枠部と、該枠部に固定されて被加熱物を支持する複数の爪部とからなる五徳において、前記枠部を形成する平板状の枠部形成部と、前記爪部を形成する平板状の爪部形成部とが交互に連設された平板環状の五徳素材を形成し、該五徳素材の前記爪部形成部の中央部を折目としてその両側を互いに重合する方向に所定角度に折り曲げると共に該爪部形成部を前記枠部形成部に対して起立させ、更に該爪部形成部の少なくとも基部同士を重合させて、上部に中空部を有する前記爪部を形成し、該爪部が起立形成されたことにより該爪部の基部を介して互いに連接して環状とされた前記枠部形成部の内縁部を下方に折り曲げて内縁折曲部を設け、該枠部形成部の外縁部を下方に折り曲げて外縁折曲部を設け、前記爪部の基部の下方位置において、互いに隣合う前記枠部の内縁折曲部同士を一体に連結する内縁連結部と、互いに隣合う前記枠部の外縁折曲部同士を一体に連結する外縁連結部とを設けて前記枠部を形成してなることを特徴とする。
【0009】
本発明の五徳は、前記爪部と前記枠部とが単一の部材である五徳素材によって形成されており、前記爪部が、爪部形成部を折り曲げることによって形成されていると共に、前記枠部が、枠部形成部の内縁部及び外縁部を下方に折り曲げることにより形成されている。このように、本発明によれば、平板環状の五徳素材を折り曲げるだけで、枠部に一体の爪部を有する五徳を形成することができるので、五徳を構成する部品点数が少なく、しかも容易に製造することができる。また、前記爪部は、五徳素材の爪部形成部の中央部を折目として所定角度に折り曲げられた後に基部同士が重合されることによって、その上部に中空部が形成されているので、該爪部の上縁が鋭利に形成されることがなく、爪部形成部を折り曲げた際の折目に生じる肉厚の極端な変化を防止して爪部に高い剛性を得ることができる。また、中空部によって爪部の上縁の幅が比較的広く形成されるので被加熱物(鍋等)を安定して載置することができる。
【0010】
更に、本発明の五徳においては、前記内縁連結部と外縁連結部とを設けることで、互いに隣合って位置する枠部形成部同士が離反するのを防止することができ、これによって、爪部を介して枠部に荷重がかかっても枠部の変形が防止されて荷重に対する高い強度を得ることができる。
【0011】
また、本発明は、コンロ上に載置する環状の枠部と、該枠部に固定されて被加熱物を支持する複数の爪部とからなる五徳の製造方法において、前記枠部を形成する平板状の枠部形成部と、前記爪部を形成する平板状の爪部形成部とが交互に連設された平板環状の五徳素材を打ち抜き形成する打抜き工程と、前記五徳素材の前記爪部形成部の中央部を折目としてその両側を互いに重合する方向に所定角度に折り曲げると共に、該爪部形成部を前記枠部形成部に対して起立方向に折り曲げる爪部折曲げ工程と、該爪部折曲げ工程によって所定角度に折り曲げ形成された各爪部形成部の少なくとも基部を互いに重合し圧着させるヘミング加工を施して少なくとも上部が中空とされた爪部を形成すると共に、前記枠部形成部を該爪部の基部を介して互いに連接して環状に形成する爪部ヘミング加工工程と、環状に形成された前記枠部形成部の内縁部と外縁部とをそれぞれ下方に折り曲げて内縁折曲部と外縁折曲部とを形成する枠部絞り加工工程とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、爪部は、前記爪部折曲げ工程と前記爪部ヘミング加工工程とによって形成される。前記爪部折曲げ工程においては、先ず爪部形成部の中央部を折目としてその両側を互いに重合する方向に所定角度に折り曲げる。前記爪部ヘミング加工工程においては、爪部形成部の少なくとも基部を互いに重合し圧着させる。このように、爪部折曲げ工程では爪部形成部を完全に重合させずに、その後、爪部ヘミング加工工程により爪部形成部の少なくとも基部を圧着させることにより、該爪部の上部が完全に重合圧着されることなく、爪部の上部には、前記中空部を容易に形成することができる。しかも、爪部は、前記爪部折曲げ工程の折り曲げ加工と、前記爪部ヘミング加工工程の圧着加工とによって形成されるので、例えば、絞り加工によって爪部を形成した場合に比べて爪部の肉厚を略均一に形成することができ、耐圧強度の高い爪部を形成することができる。
【0013】
本発明の方法においては、互いに隣合う両枠部形成部の少なくとも一方の枠部形成部から内縁に沿って他方の枠部形成部に向かって突出する突片と、少なくとも一方の枠部形成部から外縁に沿って他方の枠部形成部に向かって突出する突片とを備える前記五徳素材が前記打抜き工程によって形成され、前記枠部絞り加工工程時又は該枠部絞り加工工程後に、前記爪部の基部の下方位置において、互いに隣合う前記枠部の内縁折曲部同士を前記突片を介して一体に連結して内縁連結部を形成する内縁連結工程と、互いに隣合う前記枠部の外縁折曲部同士を前記突片を介して一体に連結して外縁連結部を形成する外縁連結工程とを設けたことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、前記内縁連結工程と前記外縁連結工程とを設けることによって、前記爪部の基部の下方位置の内縁折曲部同士、外縁折曲部同士を前記突片を介して一体に連結する。前記突片は、予め前記打抜き工程によって形成しておくことにより、前記内縁連結工程と前記外縁連結工程とにおいては、該突片により容易に前記内縁連結部及び前記外縁連結部を形成することができる。
【0015】
また、本発明の方法においては、前記五徳素材の爪部形成部は互いに対向して一対となる偶数個設けられ、互いに対向する爪部形成部同士はその折目が一致するように配設されていれば、少なくとも、互いに対向する一対の爪部形成部に対して両折目を介して同時に前記爪部折曲げ工程を行うことができる。これにより、爪部の折り曲げ加工工数は爪部の数の半分となるので、爪部折曲げ工程を効率よく行うことができ、加工所要時間を短縮することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の五徳を示す斜視図、図2(a)及び(b)は本実施形態の五徳の一部の拡大図、図3は図2のIII −III 線断面図、図4(a)乃至(d)は五徳の製造工程を示す説明図、図5は図4(b)の工程において使用される金型の一例を示す説明図、図6乃至図9は連結部の他の例を示す説明図である、
図1に示すように、本実施形態の五徳1は、環状の枠部2と複数の爪部3とを備え、図示しないコンロ上に鍋等の被加熱物を載置するものである。
【0017】
前記枠部2及び爪部3は、単一の鋼板を折り曲げることによって形成されている。該枠部2は、内縁側全周を下方に折り曲げることによって形成された内縁折曲部4と、外縁側全周を下方に折り曲げることによって形成された外縁折曲部5とを備えている。前記爪部3は、図2及び図3に示すように、該枠部2から上方に起立する基部6と、該基部6の上端部から枠部2の中央に向かって延出する延出部7とを備えている。該延出部7はその内部を中空とする中空部8が形成されている。該延出部7は、前記中空部8によって上縁の厚みが基部6よりも大とされており、該延出部7の上縁が鋭利に形成されることがなく、その上縁の幅が比較的広く形成されるので鍋等の被加熱物を安定して載置することができる。更に、該延出部7は、その上縁が先端に向かって次第に下方に湾曲する円弧状に形成されている。これによって、例えば、鍋等の被加熱物において鍋底が大略半球状に膨出するものであっても、それを安定して載置することができる。
【0018】
また、図2(a)に示すように、前記内縁折曲部4は、爪部3の基部6の下方位置において内縁連結部9によって連結されており、図2(b)に示すように、前記外縁折曲部5は、爪部3の基部6の下方位置において外縁連結部10によって連結されている。図2(a)及び(b)には内縁連結部9と外縁連結部10の一例が示されている。内縁連結部9は、図2(a)に示すように、爪部3の基部6の下方位置において互いに隣合う一対の内縁折曲部4のうち一方の内縁折曲部4から周方向に突出する突片11を介して他方の内縁折曲部4にスポット溶接されることにより連結状態に形成されており、同じように、外縁連結部10は、図2(b)に示すように、爪部3の基部6の下方位置において互いに隣合う一対の外縁折曲部5のうち一方の外縁折曲部5から周方向に突出する突片12を介して他方の外縁折曲部5にスポット溶接されることにより連結状態に形成されている。これによれば、爪部3に鍋等の被加熱物を載置した場合にその荷重が爪部3を介して枠部2にかかっても、爪部3の基部6及びその下方位置において互いに隣合う一対の内縁折曲部4や外縁折曲部5が荷重によって押し広げられることが防止され、荷重に対する高い強度を得ることができる。
【0019】
次に、五徳1の製造方法を説明する。先ず、単一の鋼板を打ち抜いて図4(a)に平面示する五徳素材13を形成する打抜き工程を行う。該五徳素材13は、複数の枠部形成部14と複数の爪部形成部15とを備えて平板環状に形成されている。爪部形成部15は、図4(a)に示すように、中央に向かって延びる延出部形成部16と、該延出部形成部16の両側から枠部形成部14に一体に連設された基部形成部17とからなる。爪部形成部15は、五徳素材13の直径方向に延びる延出部形成部16の中央線(図中仮想線a)を介して左右対称に形成されている。該中央線(図中仮想線a)は、爪部形成部15を重合方向に折り曲げるときに折目とされる。また、爪部形成部15の基部形成部17と、枠部形成部14との境界線(図中仮想線b)は、基部形成部17を起立させるときの折目とされる。爪部形成部15は偶数個(本実施形態では6個)形成されており、各枠部形成部14間に介在されて互いに一対ずつ対向する。
【0020】
また、枠部形成部14の内縁の一側と外縁の一側とには、隣接する他方の枠部形成部14に向かって突出する突片11,12が形成される。該突片11,12は、詳しくは後述するが、前記内縁連結部9及び外縁連結部10(図2参照)を形成するものである。
【0021】
次いで、図4(b)に示すように、打抜き工程によって形成された前記五徳素材13の爪部形成部15を折り曲げると共に起立させる爪部折曲げ工程が行われる。該爪部折曲げ工程は、延出部形成部16の前記図2(a)に示した中央線(図中仮想線a)を折目として爪部形成部15を重合する方向に所定角度(本実施形態では角度30°)に折り曲げると共に、爪部形成部15の基部形成部17と枠部形成部14との前記図2(a)に示した境界線(図中仮想線b)を折目として爪部形成部15を枠部形成部14から起立させる。
【0022】
該爪部折曲げ工程では、例えば、図5(a)に示すように、爪部形成部15の折り曲げ加工形状に対応するダイ18とパンチ19とにより、所謂突き曲げ加工が行われる。ダイ18及びパンチ19には、図5(b)に示すように、延出部形成部16をその折目に沿って折り曲げつつ湾曲させる湾曲成形部20を備えており、これによって、前述した延出部7(図2参照)の湾曲形状を一挙動の突き曲げで成形することができる。
【0023】
また、該爪部折曲げ工程においては、互いに対向する一対の爪部形成部15に対して同時に突き曲げ加工が行われる。こうすることにより、各爪部形成部15を各別に折り曲げる場合に比べて半分の工数で各爪部形成部15を折り曲げることができ、作業効率を向上させることができる。
【0024】
続いて、図4(c)に示すように、爪部折曲げ工程によって所定角度に折り曲げ形成された各爪部形成部15の一対の基部形成部17を互いに重合し圧着させる爪部ヘミング加工工程が行われる。これにより、爪部3が形成されその基部6を介して各枠部形成部14が互いに隣接して隙間無く環状に配列される。
【0025】
しかも、爪部ヘミング加工工程が行われるときには、前記爪部折曲げ工程において爪部形成部15が所定角度に折り曲げられている。こうすることによって、爪部形成部15を完全に重合されることなく爪部形成部15の少なくとも基部形成部17が圧着され、図3に示すように、爪部3の上部に前記図3示の中空部8を容易に形成することができる。
【0026】
このように、爪部3は、前記爪部折曲げ工程の折り曲げ加工と、前記爪部ヘミング加工工程の圧着加工とによって形成されるので、例えば、絞り加工によって爪部3を形成した場合に比べて爪部3の肉厚を略均一に形成することができ、耐圧強度の高い爪部3を形成することができる。
【0027】
続いて、図4(d)に示すように、環状に形成された前記枠部形成部14の内縁部と外縁部とに内縁折曲部4と外縁折曲部5と形成する枠部絞り加工工程が行われる。該枠部絞り加工工程においては、図示しない金型によって、前記枠部形成部14の内縁部全周及び外縁部全周にプレス絞り成形を行う。そして、前記五徳素材13において枠部形成部14に形成されていた突片11が、内縁折曲部4が形成されるときに隣接する他の枠部形成部14の内縁折曲部4に重合され、同じように、外縁折曲部5が形成されるときに隣接する他の枠部形成部14の外縁折曲部5に突片12が重合される。この重合部分には、スポット溶接を施して連結する内縁連結工程と、外縁連結工程とが行われる。これによって、図2(a)及び(b)に示すように、爪部3の基部6の下方位置において内縁連結部9及び外縁連結部10によって内縁折曲部4及び外縁折曲部5がそれぞれ連結され、これによって、互いに隣接する内縁折曲部4同士や外縁折曲部5同士が離反する方向に広がることが防止され、荷重に対する高い強度を得ることができる。
【0028】
その後、全体にホーロー処理が施されることにより図1に示す五徳1が完成される。
【0029】
なお、本実施形態においては、図2(a)及び(b)に示すように、スポット溶接による内縁連結部9及び外縁連結部10の連結構造を示したが、内縁連結部9及び外縁連結部10はスポット溶接による連結に限るものではない。即ち、内縁連結部9及び外縁連結部10は、図6乃至図9に示すような各種の連結構造であってもよい。図6乃至図9は、それぞれ(a)において内縁連結部9の説明的斜視図を示すと共に、それぞれ(b)において内縁連結部9の説明的断面図を示し、外縁連結部10は内縁連結部9と同様の構造であるので図示及び説明は省略する。各連結構造について説明すれば、図6(a)及び(b)に示すように、互いに隣接する内縁折曲部4のうち一方に突片21を形成すると共に、他方に該突片21が挿通される挿通孔22を形成し、突片21を挿通孔22に挿通させた後に、突片21の先端をかしめ加工により挿通孔22に突片21を掛止する。
【0030】
また、図7(a)及び(b)に示すように、互いに隣接する内縁折曲部4の両方に突片23,24を形成すると共に、両突片23,24に互いに掛合する切欠25,26を形成し、両突片23,24を切欠25,26を介して連結する。
【0031】
また、図8(a)及び(b)に示すように、互いに隣接する内縁折曲部4の両方に突片27,28を形成し、両突片27,28を互いに巻き込む形状にかしめ加工を施して連結する。
【0032】
また、図9(a)及び(b)に示すように、互いに隣接する内縁折曲部4のうち一方に突片29を形成すると共に、該突片29に突起30を絞り成形しておく。他方の内縁折曲部4には、該突片29の突起30が挿着される挿着孔31を形成しておく。そして、突片29の突起30を挿着孔31に挿着させた後に、突起30を押しつぶして両内縁折曲部4を連結する。以上のような各連結構造であっても、互いに隣接する内縁折曲部4同士(外縁折曲部5同士も同様に)が離反する方向に広がることが防止され、荷重に対する高い強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の五徳を示す斜視図。
【図2】本実施形態の五徳の一部の拡大図。
【図3】図2(a)のIII −III 線断面図。
【図4】五徳の製造工程を示す説明図。
【図5】図4(b)の工程において使用される金型の一例を示す説明図。
【図6】内縁連結部の他の例を示す説明図。
【図7】内縁連結部の他の例を示す説明図。
【図8】内縁連結部の他の例を示す説明図。
【図9】内縁連結部の他の例を示す説明図。
【図10】従来の五徳を示す説明図。
【図11】従来の五徳を示す説明図。
【符号の説明】
1…五徳、2…枠部、3…爪部、4…内縁折曲部、5…外縁折曲部、8…中空部、9…内縁連結部、10…外縁連結部、11,12…突片、13…五徳素材、14…枠部形成部、15…爪部形成部。

Claims (4)

  1. コンロ上に載置する環状の枠部と、該枠部に固定されて被加熱物を支持する複数の爪部とからなる五徳において、
    前記枠部を形成する平板状の枠部形成部と、前記爪部を形成する平板状の爪部形成部とが交互に連設された平板環状の五徳素材を形成し、
    該五徳素材の前記爪部形成部の中央部を折目としてその両側を互いに重合する方向に所定角度に折り曲げると共に該爪部形成部を前記枠部形成部に対して起立させ、更に該爪部形成部の少なくとも基部同士を重合させて、上部に中空部を有する前記爪部を形成し、
    該爪部が起立形成されたことにより該爪部の基部を介して互いに連接して環状とされた前記枠部形成部の内縁部を下方に折り曲げて内縁折曲部を設け、該枠部形成部の外縁部を下方に折り曲げて外縁折曲部を設け、前記爪部の基部の下方位置において、互いに隣合う前記枠部の内縁折曲部同士を一体に連結する内縁連結部と、互いに隣合う前記枠部の外縁折曲部同士を一体に連結する外縁連結部とを設けて前記枠部を形成してなることを特徴とする五徳。
  2. コンロ上に載置する環状の枠部と、該枠部に固定されて被加熱物を支持する複数の爪部とからなる五徳の製造方法において、
    前記枠部を形成する平板状の枠部形成部と、前記爪部を形成する平板状の爪部形成部とが交互に連設された平板環状の五徳素材を打ち抜き形成する打抜き工程と、
    前記五徳素材の前記爪部形成部の中央部を折目としてその両側を互いに重合する方向に所定角度に折り曲げると共に、該爪部形成部を前記枠部形成部に対して起立方向に折り曲げる爪部折曲げ工程と、
    該爪部折曲げ工程によって所定角度に折り曲げ形成された各爪部形成部の少なくとも基部を互いに重合し圧着させるヘミング加工を施して少なくとも上部が中空とされた爪部を形成すると共に、前記枠部形成部を該爪部の基部を介して互いに連接して環状に形成する爪部ヘミング加工工程と、
    環状に形成された前記枠部形成部の内縁部と外縁部とをそれぞれ下方に折り曲げて内縁折曲部と外縁折曲部とを形成する枠部絞り加工工程とを備えることを特徴とする五徳の製造方法。
  3. 互いに隣合う両枠部形成部の少なくとも一方の枠部形成部から内縁に沿って他方の枠部形成部に向かって突出する突片と、少なくとも一方の枠部形成部から外縁に沿って他方の枠部形成部に向かって突出する突片とを備える前記五徳素材が前記打抜き工程によって形成され、
    前記枠部絞り加工工程時又は該枠部絞り加工工程後に、前記爪部の基部の下方位置において、互いに隣合う前記枠部の内縁折曲部同士を前記突片を介して一体に連結して内縁連結部を形成する内縁連結工程と、互いに隣合う前記枠部の外縁折曲部同士を前記突片を介して一体に連結して外縁連結部を形成する外縁連結工程とを設けたことを特徴とする請求項2記載の五徳の製造方法。
  4. 前記五徳素材の爪部形成部は互いに対向して一対となる偶数個設けられ、互いに対向する爪部形成部同士はその折目が一致するように配設され、
    少なくとも、互いに対向する一対の爪部形成部に対して両折目を介して同時に前記爪部折曲げ工程が行われることを特徴とする請求項2又は3記載の五徳の製造方法。
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