JP3637705B2 - 空気調和機の吹出構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は送風機の吹出口について、回転物(ファン)に対する安全性のためにフィンガードの取り付けが義務付けられた空気調和機の室内ユニットにおいて、フィンガードと風向制御翼との干渉により発生する風切音を低減させる空気調和機の吹出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内に据え付けられる空気調和機の室内機においては、回転物(ファン)に対する安全性のため、送風機の吹出側にファンガードを取付けなければならない場合がある。ファンガードの格子のピッチは規格で定められた試験指が容易に入らないことと定められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ファンガードを取付ける空気調和機の吹出構造の場合、ファンガードと風向制御翼との距離を十分にとるようにしていた。しかしながら、近年空気調和機の小型化が進み、室内ユニットの吹出口でファンガードと風向制御翼との距離が十分に確保しにくい構成と成らざるを得ず、例えばファンガードの風下側に風向制御翼を配置した場合、ファンガードの後流にできる渦と風向制御翼の前縁とが干渉し、又はファンガードの風上側に風向制御翼を配置した場合、風向制御翼の後流とファンガードとが干渉し、風切音が発生するという問題点があった。
【0004】
図11は上記のような問題点を抱えた空気調和機の吹出構造を示す模式図で、正面、側面の様子を示している。図11において、1はファンガードの外枠、2はフィンガードの外枠1内に形成されたフィンガードの格子、3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向に平行な図示しない支軸を中心に回動する。5はファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道、6はファンガード後流の影響範囲、11はファンガード後流である。
【0005】
風向制御翼3はその前縁の軌道5がファンガード後流の影響範囲6と重なるため、ファンガードの長手方向の格子2の後流で発生した渦は、風向制御翼3の前縁長の全てで干渉し、風切音を発生する。特に風向制御翼が回動可能な場合、干渉時と非干渉時との騒音差が大きく、空調運転中に連続的に回動させた場合などは変動音となり不快感の原因となる問題点があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ファンガードと風向制御板との距離が十分に確保できないような構造においても、気流の干渉を抑え、風切音の発生を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和機の吹出構造は、送風機の吹出側に設けられた前記送風機への異物浸入防止用のファンガードと、前記ファンガードの風上側又は風下側に設けられた単数以上の風向制御翼とを備え、前記ファンガードは前記風上側の風向制御翼の後縁又は前記風下側の風向制御翼の前縁と気流が干渉する範囲において異なる太さの格子を有するものである。
【0008】
また、この発明に係る他の空気調和機の吹出構造は、送風機の吹出側に設けられた前記送風機への異物浸入防止用のファンガードと、前記ファンガードの風上側又は風下側に設けられた単数以上の風向制御翼とを備え、前記ファンガードは前記風上側の風向制御翼の後縁又は前記風下側の風向制御翼の前縁と気流が干渉する範囲において他よりピッチの狭い格子を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、後述するこの発明の実施の形態1及び実施の形態2を含め、フィンガードと風向制御翼との干渉により発生する風切音を低減させる空気調和機の吹出構造についての参考例1乃至参考例8についても説明する。
参考例1.図1はこの発明の実施の形態に関連する参考例1における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の(a)の上面図、(c)は同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0010】
図1の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の縦桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0011】
4は(b)において格子2によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイント、5は(c)においてファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道、6は(c)においてファンガード後流の影響範囲、7は(c)において風向制御翼3の前縁とファンガード後流とが干渉する範囲である。8は回転物(ファン)で、ファンガード、との相対的な位置関係を示している。
【0012】
19は(d)において外枠1及び格子2から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。
【0013】
次に動作について説明する。図1(a)〜(c)において、ファンガードの格子2と風向制御翼3とは略直交する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の前縁と平行となる部材がなく、特にファンガード後流の影響範囲6内には平行な格子がない。このため、ファンガードの格子2の後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁との干渉ポイント4は図1(b)に示すように交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0014】
同様に図1(d)においてもファンガードの格子2と風向制御翼3とは略直交する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の後縁と平行となる部材がなく、特に風向制御翼3の後流の影響範囲17内には風向制御翼3の後縁と平行な格子がない。このため、風向制御翼3の後縁とその風下側に配設されたファンガードの格子2との干渉ポイントは図1(b)と同様、交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0015】
さらに図1(e)においてもファンガードの格子2とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは略直交する関係にあり、図1(a)〜(d)の場合と同様にして、干渉ポイントは交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0016】
尚、図1においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合には、格子2を外枠1の左右の短辺を結ぶ複数の桟から構成すれば、同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記参考例と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0017】
参考例2.図2はこの発明の実施の形態に関連する参考例2における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となり、且つ風上側が左右方向、風下側が上下方向の風向制御を行うよう風上側と風下側との風向制御翼が直交する関係となる場合の(a)の上面図、(c)は風向制御翼がファンガードの(a)の側面図、(d)は風下側の風向制御翼とファンガードとの関係を示す(a)の側面図、(e)は風上側の風向制御翼とファンガードと関係を示す(a)の上面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0018】
図2の(a)〜(d)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺をこの長辺と90°以外の所定角度αを有して斜めに結ぶ複数の平行な縦桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、風下側の風向制御翼3は長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。また風上側の風向制御翼3は長手方向が外枠1の短辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0019】
4は(b)において格子2によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイントで、その他側面からの様子は図1(c)に示したファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道5、ファンガード後流の影響範囲6、風向制御翼3の前縁とファンガード後流とが干渉する範囲7と同一である。また、図示しないが回転物(ファン)と、ファンガードとの相対的な位置関係も図1(c)のようになっている。
【0020】
一方、ファンガードの風上側の風向制御翼3の後縁とファンガードとの干渉の様子は、水平方向、垂直方向の相違はあるものの、図1(d)に示すものと基本的な原理は変わらない。即ち、図1(d)において外枠1及び格子2から構成されるファンガード19、ファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道20、(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲17で示される様子を、垂直面方向に90度回転させた様子が図2のファンガードの風上側の風向制御翼3の後縁とファンガードとの干渉の様子である。
【0021】
次に動作について説明する。図2(a)〜(c)において、ファンガードの格子2と風下側の風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の前縁と平行となる部材がなく、特にファンガード後流の影響範囲6内には平行な格子がない。このため、ファンガードの格子2の後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁との干渉ポイント4は図2(b)に示すように交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0022】
同様に図2(a)(b)(d)においてもファンガードの格子2と風上側の風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の後縁と平行となる部材がなく、特に風向制御翼3の後流の影響範囲内には風向制御翼3の後縁と平行な格子がない。このため、風向制御翼3の後縁とその風下側に配設されたファンガードの格子2との干渉ポイントは図1(d)と同様、交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0023】
このように風向制御翼が複数の方向に配設されている場合に、各風向制御翼の長手方向のいずれとも平行とならないよう、各風向制御翼と所定の角度を有してファンガードの格子を形成することにより、いずれの風向制御翼もファンガードの格子との干渉ポイントを点にすることができ、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。一般には吹出方向を上下、左右に制御する風向制御翼が多いので、非水平方向、非垂直方向の格子とすれば達成される。
【0024】
尚、図2においては風下側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行に、風上側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行に形成されていたが、風下側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行で、風上側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であっても同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記参考例と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0025】
参考例3.図3はこの発明の実施の形態に関連する参考例3における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の(a)の上面図、(c)は同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0026】
図3の(a)〜(d)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺をこの長辺と90°以外の複数の所定角度を有して斜めに結び、且つ前記所定角度の異なるもの同士が交差するそれぞれ複数の平行な縦桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0027】
4は(b)において格子2によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイントで、その他側面からの様子は図1(c)に示したファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道5、ファンガード後流の影響範囲6、風向制御翼3の前縁とファンガード後流とが干渉する範囲7と同一である。また、図示しないが回転物(ファン)と、ファンガードとの相対的な位置関係も図1(c)のようになっている。
【0028】
一方、ファンガードの風上側の風向制御翼3の後縁とファンガードとの干渉の様子は、図1(d)に示すものと基本的に変わらない。即ち、図1(d)において外枠1及び格子2から構成されるファンガード19、ファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道20、(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲17で示される様子が図3(d)のファンガードの風上側の風向制御翼3の後縁とファンガードとの干渉の様子としてあてはまる。
【0029】
次に動作について説明する。図3(a)〜(c)において、ファンガードの格子2と風下側の各風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の前縁と平行となる部材がなく、特にファンガード後流の影響範囲6内には平行な格子がない。このため、ファンガードの格子2の後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁との干渉ポイント4は図3(b)に示すように交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0030】
同様に図3(a)(d)においてもファンガードの格子2と風上側の風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の後縁と平行となる部材がなく、特に風向制御翼3の後流の影響範囲内には風向制御翼3の後縁と平行な格子がない。このため、風向制御翼3の後縁とその風下側に配設されたファンガードの格子2との干渉ポイントは図1(d)と同様、交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0031】
さらに図3(e)においてもファンガードの格子2とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは略直交する関係にあり、図3(a)〜(d)の場合と同様にして、干渉ポイントは交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。このように格子を外枠と複数の角度を有し互いに交差するよう形成することによりファンガードと風向制御翼との干渉ポイントを減らし、風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減されるとともに、ファンガードの格子の目をより細かくできるから、より小さな異物の浸入も防止できる。また、格子が互いに交差することにより試験指の浸入に対しファンガードの強度が向上する。
【0032】
尚、図3においては風上側及び風下側の風向制御翼3が平行で、外枠1の長辺方向に平行に形成されていたが、短辺方向に平行でもよい。さらに参考例2のように風下側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行に、風上側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行にして風向制御翼に複数の方向をもたせて形成してもよい。この場合も各格子の方向と各風向制御翼の方向とを一致させず、所定角度を与えれば参考例2と同様な作用効果を奏する。
【0033】
参考例4.図4はこの発明の実施の形態に関連する参考例4における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の(a)の上面図、(c)は同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0034】
図4の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の左右の短辺を外枠の長辺と平行に結ぶ複数の横桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0035】
4は(b)において後述する斜行格子9によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイント、5は(c)においてファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道、6は(c)においてファンガード後流の影響範囲、7は(c)において風向制御翼3の前縁とファンガード後流とが干渉する範囲である。9はファンガード後流の影響範囲6に属するファンガードの部分に影響範囲6の外側上下の格子2を斜めに結んで形成された斜行格子である。
【0036】
19は(d)において外枠1及び格子2から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。尚、本参考例では影響範囲6と干渉する範囲17とは合致するように風下側、風上側の風向制御翼3が配置されているので、斜行格子9が形成される範囲は最小限に抑えられる。
【0037】
次に動作について説明する。図4(a)〜(c)において、ファンガードの斜行格子9と風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1並びに影響範囲6及び干渉する範囲17以外に形成された格子2を除いて風向制御翼3の前縁と平行となる部材がなく、特にファンガード後流の影響範囲6内には平行な格子がない。このため、ファンガードの格子2の後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁との干渉ポイント4は図4(b)に示すように交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0038】
同様に図4(d)においてもファンガードの斜行格子9と風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1並びに影響範囲6及び干渉する範囲17以外に形成された格子2を除いて風向制御翼3の後縁と平行となる部材がなく、特に風向制御翼3の後流の影響範囲17内には風向制御翼3の後縁と平行な格子がない。このため、風向制御翼3の後縁とその風下側に配設されたファンガードの格子2との干渉ポイントは図4(b)と同様、交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0039】
さらに図4(e)においてもファンガードの斜行格子9とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、図4(a)〜(d)の場合と同様にして、干渉ポイントは交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。しかも、本参考例によれば、風向制御翼3との干渉を低減するための斜行格子9は影響範囲6及び干渉する範囲17にしか形成されていないので、その他の領域のファンガードはファンガードとしての機能或はその他の要求に最も適した任意の格子形状とすることができ、機能性と風切音の低減との作用効果を同時に得ることができる。
【0040】
尚、図4においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合であってもよく、特に本参考例のように斜行格子とすれば、参考例2及び3と同様な作用効果を奏する。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記参考例と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0041】
参考例5.図5はこの発明の実施の形態に関連する参考例5における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の(a)の上面図、(c)は同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0042】
図5の(a)〜(d)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1をこの長辺と90°以外の鋭角を有して斜めに結ぶ複数の平行な縦桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0043】
4は(b)において格子2によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイントで、その他側面からの様子は図1(c)に示したファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道5、ファンガード後流の影響範囲6、風向制御翼3の前縁とファンガード後流とが干渉する範囲7と同一である。また、図示しないが回転物(ファン)と、ファンガードとの相対的な位置関係も図1(c)のようになっている。
【0044】
一方、ファンガードの風上側の風向制御翼3の後縁とファンガードとの干渉の様子は、図1(d)に示すものと基本的に変わらない。即ち、図1(d)において外枠1及び格子2から構成されるファンガード19、ファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道20、(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲17で示される様子が図5(d)のファンガードの風上側の風向制御翼3の後縁とファンガードとの干渉の様子としてあてはまる。
【0045】
次に動作について説明する。図5(a)〜(c)において、ファンガードの格子2と風下側の各風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の前縁と平行となる部材がなく、特にファンガード後流の影響範囲6内には平行な格子がない。このため、ファンガードの格子2の後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁との干渉ポイント4は図5(b)に示すように交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0046】
同様に図5(a)(d)においてもファンガードの格子2と風上側の風向制御翼3とは所定の角度を有して交差する関係にあり、ファンガードは外枠1を除いて風向制御翼3の後縁と平行となる部材がなく、特に風向制御翼3の後流の影響範囲内には風向制御翼3の後縁と平行な格子がない。このため、風向制御翼3の後縁とその風下側に配設されたファンガードの格子2との干渉ポイントは図1(d)と同様、交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。
【0047】
さらに図5(e)においてもファンガードの格子2とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは略直交する関係にあり、図5(a)〜(d)の場合と同様にして、干渉ポイントは交点となる僅かな範囲でしかない。この結果、干渉による風切音の発生箇所が少なくなり、風切音が低減される。このように、風切音の発生の低減をする上においては、最も干渉部が長く騒音の発生に対して影響を与える風向制御翼に対して格子を平行にしない構成とすれば、風向制御翼一つ当たりとしては最も大きな騒音低減効果が得られる。これは例えば参考例2のように異なる方向に風向制御翼を配設した場合には、このような選択が有効であり、干渉部分が短く騒音発生の影響の少ない風向制御翼と格子との平行関係を考慮しなくても大きな騒音低減効果が得られる。
【0048】
また、格子2を外枠1の長辺と大きな角度を有することなくすると、外枠1の長辺と平行な風向制御翼3の前縁又は後縁と格子2との成す角度も小さくなり、格子2と風向制御翼3との干渉ポイントを減らし、風切音の発生箇所が少なくできる。即ち、ファンガードと干渉する風向制御翼の中で最も長手方向に前縁又は後縁を有する風向制御翼に対して平行な格子を持たず角度を有するようにすれば、干渉ポイントによる点としての交差に留めることができるとともに、全体として干渉ポイントを減らすことができることになる。
【0049】
尚、図5においては風上側及び風下側の風向制御翼3が平行で、外枠1の長辺方向に平行に形成されていたが、短辺方向に平行でもよい。この場合は格子2は短辺と鋭角を有する。さらに参考例2のように風下側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行に、風上側の風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行にして風向制御翼に複数の方向をもたせて形成してもよい。この場合も各格子の方向と各風向制御翼の方向とを一致させず、所定角度を与えれば参考例2と同様な作用効果を奏する。そして、ファンガードと干渉するものの中で最も長手方向に前縁又は後縁を有する風向制御翼が格子と平行にならない鋭角を有するようにすればよい。
【0050】
参考例6.図6はこの発明の実施の形態に関連する参考例6における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の(a)の上面図、(c)は同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0051】
図6の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の縦桟及び外枠1の左右の短辺を結ぶ複数の横桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0052】
5は(c)においてファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道である。10は外枠1内でファンガードを構成する異形断面格子で、断面円形状の格子2に比し偏平な断面形状となっている。12は(b)において格子2のうち縦桟によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイント、11は(c)において異形断面格子10よって発生するファンガード後流、13は異形断面格子10と風向制御翼3との空気流の干渉帯である。このように風向制御翼3とファンガードとが干渉する領域においては格子2ではなく異形断面格子10が形成されている。
【0053】
19は(d)において外枠1、格子2及び異形断面格子10から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。尚、本参考例では(e)においてファンガード後流の影響範囲と干渉する範囲17とは合致するように風下側、風上側の風向制御翼3が配置されているので、異形断面格子10が形成される範囲は最小限に抑えられる。
【0054】
次に動作について説明する。図6(a)〜(c)において、ファンガードの異形断面格子10と風向制御翼3とは略平行な関係にある。このような異形断面により異形断面格子10と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、格子の後流にできる強い渦の位置を変えることができ、発生する風切音の音質を変化させ聴感上きにならない低い音に変えることや音自体の力を下げることができ、或は渦位置を風向制御翼と干渉しない手前の位置に変えることができ、風切音が低減される。後者の場合、ファンガードの抵抗による風量の低下を減らす効果もある。異形断面としては偏平断面の他、三角形、菱形などでもよく、向きは空気の流れに対して抵抗になる方向でも抵抗を少なくする方向でもよい。
【0055】
同様に図6(d)においてもファンガードの異形断面格子10と風向制御翼3とは略平行な関係にある。この場合にも異形断面により異形断面格子10と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、風切音が低減される。さらに図6(e)においてもファンガードの異形断面格子10とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは略平行な関係にあり、図6(a)〜(d)の場合と同様にして、異形断面により異形断面格子10と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、風切音が低減される。
【0056】
尚、図6においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合には、異形断面格子10を外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の桟として構成すれば、同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記参考例と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0057】
実施の形態1.図7はこの発明の実施の形態1における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は風下側に風向制御翼を位置させた場合の同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0058】
図7の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の縦桟及び外枠1の左右の短辺を結ぶ複数の横桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0059】
5は(c)においてファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道である。14は外枠1内でファンガードを構成する異径格子で、本実施の形態の場合、断面円形状の格子2に比し径がより大きくなっている。11は(c)において格子2及び異径格子14よって発生するファンガード後流である。このように風向制御翼3とファンガードとが干渉する領域においては格子2ではなく異径格子14が形成されている。
【0060】
19は(d)において外枠1、格子2及び異径格子14から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。尚、本実施の形態では(e)においてファンガード後流の影響範囲と干渉する範囲17とは合致するように風下側、風上側の風向制御翼3が配置されているので、異径格子14が形成される範囲は最小限に抑えられる。
【0061】
次に動作について説明する。図7(a)〜(c)において、ファンガードの異径格子14と風向制御翼3とは略平行な関係にある。このような異径断面により異径格子14と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、格子の後流にできる強い渦の位置を変えることができ、発生する風切音の音質を変化させ聴感上きにならない低い音に変えることや音自体の力を下げることができ、或は渦位置を風向制御翼と干渉しない手前の位置に変えることができ、風切音が低減される。異径断面としては径を格子2の径より大きくする他、小さくしてもよい。また、例えば格子2の表面に植毛などを施すことにより見掛け上の径を異ならせても上記実施の形態の場合と同様な作用効果を奏する。また、一つの格子において部分的に径を変える構成としてもよい。
【0062】
この構成は、長、短辺の格子が直交しているため、スポット溶接を用いて製造する場合、溶接箇所の低減が図れ、安価に製造することができる。また、同径の材料を溶接し、必要箇所だけ植毛により太くした場合は、固体の後流よりも渦が乱れ、渦と風向制御翼との干渉による風切音がさらに低下する効果が得られる。また、異径材の溶接は同径材の溶接より容易ではないが、植毛工程を必要としないため、安価に製造できる。
【0063】
同様に図7(d)においてもファンガードの異径格子14と風向制御翼3とは略平行な関係にある。この場合にも異径格子14と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、風切音が低減される。さらに図7(e)においてもファンガードの異径格子14とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは略平行な関係にあり、図7(a)〜(d)の場合と同様にして、異径格子14と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、風切音が低減される。
【0064】
尚、図7においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合には、異径格子14を外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の桟として構成すれば、同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記実施の形態と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0065】
参考例7.図8はこの発明の実施の形態に関連する参考例7における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0066】
図8の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の縦桟及び外枠1の左右の短辺を結ぶ複数の横桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0067】
5は(c)においてファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道である。16は外枠1内でファンガードを構成する矩形状の板状格子で、断面円形状の格子2に比し偏平な断面形状となっている。11は(c)において格子2及び板状格子16よって発生するファンガード後流である。このように風向制御翼3とファンガードとが干渉する領域においては格子2ではなく板状格子16が形成されている。
【0068】
19は(d)において外枠1、格子2及び異形断面格子10から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。尚、本参考例では(e)においてファンガード後流の影響範囲と干渉する範囲17とは合致するように風下側、風上側の風向制御翼3が配置されているので、板状格子16が形成される範囲は最小限に抑えられる。
【0069】
次に動作について説明する。図8(a)〜(c)において、ファンガードの板状格子16と風向制御翼3とは略平行な関係にある。このような異形断面により板状格子16と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、格子の後流にできる強い渦の位置を変えることができ、発生する風切音の音質を変化させ聴感上きにならない低い音に変えることや音自体の力を下げることができ、或は渦位置を風向制御翼と干渉しない手前の位置に変えることができ、風切音が低減される。板状形状の向きは空気の流れに対して抵抗になる方向でも抵抗を少なくする方向でもよい。この構成も実施の形態1の場合と同様、長、短辺の格子が直交しているため、スポット溶接を用いて製造する場合、溶接箇所の低減が図れ、安価に製造することができる。
【0070】
同様に図8(d)においてもファンガードの板状格子16と風向制御翼3とは略平行な関係にある。この場合にも異形断面により板状格子16と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、風切音が低減される。さらに図8(e)においてもファンガードの板状格子16とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは略平行な関係にあり、図8(a)〜(d)の場合と同様にして、異形断面により板状格子16と風向制御翼3との干渉関係が通常の格子2と風向制御翼3との場合の関係と変わり、風切音が低減される。
【0071】
尚、図8においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合には、板状格子16を外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の桟として構成すれば、同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記参考例と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0072】
参考例8.図9はこの発明の実施の形態に関連する参考例8における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の部分拡大図、(c)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0073】
図9の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の縦桟及び外枠1の左右の短辺を結ぶ複数の横桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0074】
4は(b)において後述する蛇行格子15によって発生するファンガード後流とファンガードの風下側に配設された風向制御翼3との干渉ポイント、15は外枠1内でファンガードを構成する蛇行格子で、断面円形状の格子2と同様な断面形状であるが、全体としては上下に湾曲した曲線を描いている。18は(c)(e)においてファンガードの蛇行格子15とファンガードの風下側の風向制御翼3との干渉領域である。このように風向制御翼3とファンガードとが干渉する領域においては格子2ではなく蛇行格子15が形成されている。
【0075】
19は(d)において外枠1、格子2及び蛇行格子15から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。尚、本参考例では(e)においてファンガード後流の干渉領域18と干渉する範囲17とは略合致するように風下側、風上側の風向制御翼3が配置されているので、蛇行格子15が形成される範囲は最小限に抑えられる。
【0076】
次に動作について説明する。図9(a)〜(c)において、ファンガードの蛇行格子15と風向制御翼3とは非平行な関係にある。このため、風向制御翼3とファンガードの蛇行格子15とは点で交差する関係となり、干渉領域が減るから、風切音が低減される。また、溶接により製造する場合、同径材料の溶接で格子を組むから容易に製造することができる。
【0077】
同様に図9(d)においてもファンガードの蛇行格子15と風向制御翼3とは非平行な関係にある。この場合にも、風向制御翼3とファンガードの蛇行格子15とは点で交差する関係となり、干渉領域が減るから、風切音が低減される。さらに図9(e)においてもファンガードの蛇行格子15とその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは非平行な関係にあり、図9(a)〜(d)の場合と同様にして、蛇行格子15と風向制御翼3とは点で交差する関係となり、干渉領域が減るから、風切音が低減される。
【0078】
尚、図9においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合には、蛇行格子15を外枠1の上下の長辺を結ぶ複数の桟として構成すれば、同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記参考例と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0079】
実施の形態2.図10はこの発明の実施の形態2における空気調和機の吹出構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は風向制御翼がファンガードの風下側となる場合の同(a)の側面図、(d)は風向制御翼がファンガードの風上側となる場合の(a)の側面図、(e)は風向制御翼がファンガードの風上側及び風下側となる場合の(a)の側面図である。ここで、図示しない空気調和機のその他の構成は従来公知のものと変わらない。
【0080】
図10の(a)〜(e)において、1はファンガードの外枠で空気調和機の室内ユニットにおける送風機から吹出口に至る風路に嵌装され、その構造は従来公知のものと変わらない。2は外枠1内にてファンガードを構成する格子で、外枠1の左右の短辺を外枠の長辺と平行に結ぶ複数の横桟からなる。3はファンガードの風上側又は風下側に配設された風向制御翼で、長手方向が外枠1の長辺方向と平行で、この長手方向に貫通する図示しない支軸を中心に回動する。
【0081】
5は(c)においてファンガードの風下側に配設された風向制御翼3の前縁の軌道、2aはファンガード後流の影響範囲に属するファンガードの部分に形成されたピッチの異なる格子で、ファンガード交流の影響範囲外に属する格子2とピッチを変えてある。格子2aそのものの材質や形状は他の格子2と変わらない。
【0082】
19は(d)において外枠1及び格子2から構成されるファンガード、20は(d)においてファンガードの風上側に配設された風向制御翼3の後縁の軌道、17は(d)において風向制御翼3の後縁とファンガードとが干渉する範囲である。尚、本実施の形態では(e)においてファンガード後流の影響範囲と干渉する範囲17とは略合致するように風下側、風上側の風向制御翼3が配置されているので、ピッチの異なる格子2aが形成される範囲は最小限に抑えられる。
【0083】
次に動作について説明する。図10(a)〜(c)において、ファンガードの格子2と風向制御翼3とはファンガード後流の影響範囲に形成されたピッチの異なる格子2aとにより格子の後流にできる強い渦の位置を変えることができ、発生する風切音の音質を変化させ聴感上きにならない低い音に変えることや音自体の力を下げることができ、或は渦位置を風向制御翼と干渉しない手前の位置に変えることができ、風切音が低減される。
【0084】
また、溶接により製造する場合、同径材料の溶接で格子を組むことができるから、特殊な形状、特殊な寸法の材料を手配する必要がなく、安価且つ容易に製造することができる。同様に図10(d)においてもファンガードの格子2と風向制御翼3とは風向制御翼の後流と干渉する範囲17に形成されたピッチの異なる格子2aとにより格子の後流に発生する渦位置が変化するため、干渉が低減され、風切音が低減される。
【0085】
さらに図10(e)においてもファンガードのピッチの異なる格子2aとその風上側及び風下側双方の風向制御翼3とは、図10(a)〜(d)の場合と同様にして、格子の後流に発生する渦位置が変化するため、干渉が低減され、風切音が低減される。しかも、本実施の形態によれば、風向制御翼3との干渉を低減するためのピッチの異なる格子2aはファンガード後流の影響範囲及び干渉する範囲17にしか形成されていないので、その他の領域のファンガードはファンガードとしての機能或はその他の要求に最も適した格子形状とすることができ、機能性と風切音の低減との作用効果を同時に得ることができる。
【0086】
また、格子2とピッチの異なる格子2aとは材質、形状は同一のものを使用できるから、大量生産によるコスト低減が期待でき、しかもピッチの調節によって後流の渦位置を容易に調節することができる。尚、図10においては風向制御翼3がファンガードの外枠1の長辺方向に平行であったが、風向制御翼3がファンガードの外枠1の短辺方向に平行である場合には、格子のピッチを外枠1の上下の長辺を結ぶ方向で異ならせれば、同様の効果が得られる。また、吹出口の大きさや性能等に応じて風向制御翼3が単数であっても複数であっても上記実施の形態と同様な作用により同様な効果を奏する。
【0087】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、送風機の吹出側に設けられた前記送風機への異物浸入防止用のファンガードと、前記ファンガードの風上側又は風下側に設けられた単数以上の風向制御翼とを備え、前記ファンガードは前記風上側の風向制御翼の後縁又は前記風下側の風向制御翼の前縁と気流が干渉する範囲において異なる太さの格子を有するので、ファンガードの格子の後流にできる強い渦の発生位置を変えることができるから、風切音の発生を音質を変化させ聴感上気にならない低い音に変えることや、音自体の強さを下げることができ、或は渦位置を風向制御翼と干渉しない位置に変え留めることができるから、風切音を低減することができる効果が得られる。特にファンガードを長、短辺の格子を直交して形成し、スポット溶接を用いて製造する場合、溶接箇所の低減が図れ、安価に製造することができる。
【0088】
また、この発明によれば、送風機の吹出側に設けられた前記送風機への異物浸入防止用のファンガードと、前記ファンガードの風上側又は風下側に設けられた単数以上の風向制御翼とを備え、前記ファンガードは前記風上側の風向制御翼の後縁又は前記風下側の風向制御翼の前縁と気流が干渉する範囲において他よりピッチの狭い格子を有するので、ファンガードの格子の後流にできる強い渦の発生位置を変えることができるから、風切音の発生を音質を変化させ聴感上気にならない低い音に変えることや、音自体の強さを下げることができ、或は渦位置を風向制御翼と干渉しない位置に変え留めることができるから、風切音を低減することができる効果が得られる。また、溶接により製造する場合、同径材料の溶接で製造することができるため、容易に製造できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に関連する参考例1における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図2】 この発明の実施の形態に関連する参考例2における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態に関連する参考例3における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態に関連する参考例4における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態に関連する参考例5における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図6】 この発明の実施の形態に関連する参考例6における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図8】 この発明の実施の形態に関連する参考例7における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図9】 この発明の実施の形態に関連する参考例8における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【図11】 従来の空気調和機の吹出構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ファンガードの外枠
2 格子
3 風向制御翼
4 干渉ポイント
5 風向制御翼前縁の軌道
6 ファンガード後流の影響範囲
7 風向制御翼前縁とファンガード後流が干渉する範囲
8 回転物(ファン)
10 異形断面格子
11 ファンガード後流
12 格子との干渉ポイント
13 干渉帯
14 異径格子
15 蛇行格子
16 板状格子
19 ファンガード
20 風向制御翼後縁の軌跡
Claims (2)
- 送風機の吹出側に設けられた前記送風機への異物浸入防止用のファンガードと、前記ファンガードの風上側又は風下側に設けられた単数以上の風向制御翼とを備え、前記ファンガードは前記風上側の風向制御翼の後縁又は前記風下側の風向制御翼の前縁と気流が干渉する範囲において異なる太さの格子を有することを特徴とする空気調和機の吹出構造。
- 送風機の吹出側に設けられた前記送風機への異物浸入防止用のファンガードと、前記ファンガードの風上側又は風下側に設けられた単数以上の風向制御翼とを備え、前記ファンガードは前記風上側の風向制御翼の後縁又は前記風下側の風向制御翼の前縁と気流が干渉する範囲において他よりピッチの狭い格子を有することを特徴とする空気調和機の吹出構造。
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