JP3636232B2 - 機能選択が可能な集積回路およびその機能選択方法 - Google Patents

機能選択が可能な集積回路およびその機能選択方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は機能選択が可能な集積回路およびその機能選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
集積回路(IC)には、外部に取り付けられた機能選択端子から設定されるレベルによって種々の機能を選択できるようにしたものが知られている。このような機能選択が可能な集積回路は、内部に機能選択回路を含み、この機能選択回路に入力する信号(入力レベル)が論理“H”レベルであるか論理“L”レベルであるかによって、集積回路の機能を選択することができる。
【0003】
図2を参照して、従来の機能選択が可能な集積回路およびその機能選択方法について説明する。図2に示されるように、従来の機能選択が可能な集積回路20は、集積回路20の外部に取り付けられた一つの機能選択端子21と、集積回路20の内部に設けられた機能選択回路22とを有する。機能選択端子21は、直接、機能選択回路22の入力端子22aに接続されている。
【0004】
次に、図2を参照して、従来の機能選択方法について説明する。機能選択端子21より、論理“H”レベルおよび論理“L”レベルの一つを設定レベルVs として集積回路20に入力する。この例では、機能選択端子21を接地端子に接続することにより、論理“L”レベルが設定レベルVs として集積回路20に入力し、機能選択端子21を電源電圧Vcc(例えば、Vcc=5V)の電源端子23に接続することにより、論理“H”レベルが設定レベルVs として集積回路20に入力する。この設定レベルVs は、直接、入力レベルVinとして機能選択回路22に供給される。機能選択回路22は、入力レベルVinが論理“L”レベルのときは、集積回路20を通常の動作モードで動作させ、入力レベルVinが論理“H”レベルのときは、集積回路20を所定の機能を実現する機能モードで動作させる。
【0005】
このように、従来の機能選択方法では、機能選択端子21で設定された2値の設定レベルVs が、直接、機能選択回路22の入力レベルVinとして供給されている。このような構成により、集積回路20を、通常モード或いは機能モードで動作させることができる。すなわち、従来の機能選択方法では、1つの機能選択端子21に1つの機能を割り付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の機能選択方法では、機能選択が可能な集積回路は、その選択可能な機能の数に比例した数の機能選択端子が必要となる。そのため、集積回路の端子数が増加し、集積回路が高価になるという問題がある。
【0007】
したがって、本発明の課題は、上述した従来の問題点に鑑み、1つの機能選択端子で2つの機能を選択可能な集積回路およびその機能選択方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の課題は、機能選択端子の数を削減した安価な、機能選択が可能な集積回路およびその機能選択方法を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の課題は、より多くの機能を追加できる、機能選択が可能な集積回路およびその機能選択方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、機能選択が可能な集積回路の機能を選択する方法において、集積回路の外部に設けられた一つの機能選択端子より、論理“L”レベル、論理“H”レベル、およびこれら論理“L”レベルと論理“H”レベルの中間のレベルを示す論理“M”レベルの中の一つを設定レベルとして集積回路に入力するステップと、設定レベルと、論理“L”レベルと論理“M”レベルとの間の第1の閾値レベルとを比較して、第1の機能選択用入力レベルを第1の機能選択回路へ供給するステップと、設定レベルと、論理“M”レベルと論理“H”レベルとの間の第2の閾値レベルとを比較して、第2の機能選択用入力レベルを第2の機能選択回路へ供給するステップとを含む機能選択が可能な集積回路の機能選択方法が得られる。
【0011】
また、本発明によれば、機能選択が可能な集積回路において、集積回路の外部に取り付けられ、論理“L”レベル、論理“H”レベル、およびこれら論理“L”レベルと論理“H”レベルの中間のレベルを示す論理“M”レベルの中の一つを設定レベルとして集積回路に入力するための機能選択端子と、論理“L”レベルと論理“M”レベルとの間の第1の閾値レベルを発生する第1の閾値レベル発生手段と、論理“M”レベルと論理“H”レベルとの間の第2の閾値レベルを発生する第2の閾値レベル発生手段と、設定レベルと第1の閾値レベルとを比較して、第1の機能選択用入力レベルを出力する第1の比較器と、設定レベルと第2の閾値レベルとを比較して、第2の機能選択用入力レベルを出力する第2の比較器と、第1の機能選択用入力レベルを入力する第1の機能選択回路と、第2の機能選択用入力レベルを入力する第2の機能選択回路とを有することを特徴とする機能選択が可能な集積回路が得られる。
【0012】
上記機能選択が可能な集積回路において、第1および第2の閾値レベル発生手段が、電源電圧を分圧する1つの抵抗分圧手段で構成されることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による機能選択が可能な集積回路10は、集積回路10の外部に取り付けられた機能選択端子11と、閾値レベル設定用の抵抗分圧回路12と、第1および第2の比較器13および14と、第1および第2の機能選択回路15および16とを有する。
【0015】
機能選択端子11は、論理“L”レベル、論理“H”レベル、およびこれら論理“L”レベルと論理“H”レベルの中間のレベルを示す論理“M”レベルの中の一つを設定レベルVs として集積回路10に入力するためものである。本例において、機能選択端子11を接地端子に接続することにより、論理“L”レベルが設定レベルVs として集積回路10に入力し、機能選択端子11を電源電圧Vcc(例えば、Vcc=5V)の電源端子17に接続することにより、論理“H”レベルが設定レベルVs として集積回路10に入力し、機能選択端子11をオープンにする(すなわち、接地端子と電源端子17のいずれにも接続しない状態にする)ことにより、論理“M”レベルが設定レベルVs として集積回路10に入力する。したがって、設定レベルVs は接地電圧(論理“L”レベル)、電源電圧(論理“H”レベル)、および中間電圧(論理“M”レベル)のいずれかをとる。接地電圧は0V、電源電圧Vccは5Vであり、中間電圧は0.8〜4.2Vの範囲の電圧である。
【0016】
抵抗分圧回路12は、電源端子17と接地端子との間に直列に接続された3個の抵抗R1 ,R2 ,およびR3 から構成されている。抵抗分圧回路12は、論理“L”レベルと論理“M”レベルとの間の第1の閾値レベルVth1 と、論理“M”レベルと論理“H”レベルとの間の第2の閾値レベルVth2 とを発生する。本例では、第1の閾値レベルVth1 は0.8Vに等しく、第2の閾値レベルVth2 は4.2Vに等しい。
【0017】
第1の比較器13は機能選択端子11と抵抗分圧回路12とに接続されている。第1の比較器13は、設定レベルVs と第1の閾値レベルVth1 とを比較して、第1の機能選択用入力レベルVin1 を出力する。設定レベルVs が第1の閾値レベルVth1 より低いとき、第1の比較器13は第1の機能選択用入力レベルVin1 として論理“L”レベル(0V)を出力する。設定レベルVs が第1の閾値レベルVth1 より高いとき、第1の比較器13は第1の機能選択用入力レベルVin1 として論理“H”レベル(5V)を出力する。
【0018】
同様に、第2の比較器14は機能選択端子11と抵抗分圧回路12とに接続されている。第2の比較器14は、設定レベルVs と第2の閾値レベルVth2 とを比較して、第2の機能選択用入力レベルVin2 を出力する。設定レベルVs が第2の閾値レベルVth2 より低いとき、第2の比較器14は第2の機能選択用入力レベルVin2 として論理“L”レベルを出力する。設定レベルVs が第2の閾値レベルVth2 より高いとき、第2の比較器14は第2の機能選択用入力レベルVin2 として論理“H”レベルを出力する。
【0019】
第1の機能選択回路15は、第1の機能選択用入力レベルVin1 を入力する第1の入力端子15aを有する。同様に、第2の機能選択回路16は、第2の機能選択用入力レベルVin2 を入力する第2の入力端子16aを有する。
【0020】
次に、図1を参照して、本実施形態の機能選択方法について説明する。最初に、機能選択端子11を接地することにより、設定レベルとして論理“L”レベルを集積回路10に入力した場合の動作について説明する。この場合、第1および第2の比較器13および14は、第1および第2の機能選択用入力レベルVin1 およびVin2 として両方とも論理“L”レベルを出力する。第1および第2の機能選択回路15および16には共に論理“L”レベルが入力するので、集積回路10は通常の動作モードで動作する。
【0021】
機能選択端子11をオープンにして、設定レベルとして論理“M”レベルを集積回路10に入力したとする。この場合、第1の比較器13は第1の機能選択用入力レベルVin1 として論理“H”レベルを出力し、第2の比較器14は第2の機能選択用入力レベルVin2 として論理“L”レベルを出力する。第1の機能選択回路15にのみ論理“H”レベルが入力するので、集積回路10は第1の機能を実現する第1の機能モードで動作する。
【0022】
機能選択端子11を電源端子17に接続して、設定レベルとして論理“H”レベルを集積回路10に入力したとする。この場合、第1および第2の比較器13および14は、第1および第2の機能選択用入力レベルVin1 およびVin2 として両方とも論理“H”レベルを出力する。第1および第2の機能選択回路15および16の両方に論理“H”レベルが入力するので、集積回路10は第2の機能を実現する第2の機能モードで動作する。
【0023】
このように、本発明の機能選択方法では、機能選択端子11で設定された3値の設定レベルを入力しているので、集積回路10を、通常モード、第1の機能モード、或いは第2の機能モードで動作させることができる。すなわち、本発明の機能選択方法では、1つの機能選択端子に2つの機能を割り付けている。
【0024】
したがって、本発明の機能選択方法では、機能選択が可能な集積回路は、その選択可能な機能の数の半分の数の機能選択端子があれば良い。たとえば、集積回路の機能の数が6であれば、機能選択端子の数は3で済む。そのため、集積回路の端子数を削減でき、集積回路を安価にできる。これにより、端子数を増やすことなく、より多くの機能を集積回路に追加することができる。
【0025】
本発明は上述した実施形態に限定せず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が可能なのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、機能選択端子から3値の設定レベルを入力しているので、1つの機能選択端子に2つの機能を割り付けることができる。したがって、機能選択端子の数を機能の数の半分まで減らすことができる。これにより、集積回路の端子数を削減でき、集積回路を安価に提供できる。また、端子数を増やすことなく、より多くの機能を集積回路に追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による機能選択が可能な集積回路の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の機能選択が可能な集積回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 集積回路
11 機能選択端子
12 抵抗分圧回路
13,14 比較器
15,16 機能選択回路
17 電源端子
20 集積回路
21 機能選択端子
22 機能選択回路
23 電源端子

Claims (3)

  1. 機能選択が可能な集積回路の機能を選択する方法において、
    前記集積回路の外部に設けられた一つの機能選択端子より、論理“L”レベル、論理“H”レベル、およびこれら論理“L”レベルと論理“H”レベルの中間のレベルを示す論理“M”レベルの中の一つを設定レベルとして前記集積回路に入力するステップと、
    前記設定レベルと、前記論理“L”レベルと前記論理“M”レベルとの間の第1の閾値レベルとを比較して、第1の機能選択用入力レベルを第1の機能選択回路へ供給するステップと、
    前記設定レベルと、前記論理“M”レベルと前記論理“H”レベルとの間の第2の閾値レベルとを比較して、第2の機能選択用入力レベルを第2の機能選択回路へ供給するステップと
    を含む機能選択が可能な集積回路の機能選択方法。
  2. 機能選択が可能な集積回路において、
    前記集積回路の外部に取り付けられ、論理“L”レベル、論理“H”レベル、およびこれら論理“L”レベルと論理“H”レベルの中間のレベルを示す論理“M”レベルの中の一つを設定レベルとして前記集積回路に入力するための機能選択端子と、
    前記論理“L”レベルと前記論理“M”レベルとの間の第1の閾値レベルを発生する第1の閾値レベル発生手段と、
    前記論理“M”レベルと前記論理“H”レベルとの間の第2の閾値レベルを発生する第2の閾値レベル発生手段と、
    前記設定レベルと前記第1の閾値レベルとを比較して、第1の機能選択用入力レベルを出力する第1の比較器と、
    前記設定レベルと前記第2の閾値レベルとを比較して、第2の機能選択用入力レベルを出力する第2の比較器と、
    前記第1の機能選択用入力レベルを入力する第1の機能選択回路と、
    前記第2の機能選択用入力レベルを入力する第2の機能選択回路と
    を有することを特徴とする機能選択が可能な集積回路。
  3. 前記第1および第2の閾値レベル発生手段が、電源電圧を分圧する1つの抵抗分圧手段で構成されている、請求項2記載の機能選択が可能な集積回路。
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