JP3635586B2 - 受験申込用紙処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、受験申込用紙をコンピュータ処理する受験申込用紙処理装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば大学側が受験者に対して受験票を発行するときには、以下のような処理を行っていた。
大学側は、入試要項書類(入学志願票、学校案内、入試要項、返信用封筒等)を、書店等に設置する。受験者は、入試要項書類を購入し、入学志願票に必要事項を記入する。入学志願票は、受験票、志願者データ入力票、受験料の入金関連帳票等から構成されている。受験者は、この入学志願票に、氏名、住所、志願学科等の必要事項を記入する。受験者は、入金関連帳票を使用して受験料の支払いを銀行等で行い、これに領収印を押してもらう。そして、受験者は、入学志願票を他の必要書類(内申書、推薦書等)とともに同封して、大学に送付する。
【0003】
大学側は、受験者より送付された受験票その他の志願書類に受験番号を付与し、受験者データを登録した上で、受験票を受験者に送付する。
受験番号を付与する方法としては、以下の2つの方法が一般的である。
第1に、ナンバリング器を利用する方法がある。
先ず、受験者より送付されてきた受験票その他の書類を、志望学部ごとに仕分けする。そして、大学側では、各学部ごとに学部番号を設定する。例えば、文学部であればA、経済学部であればB等である。次に、各志望学部別の入学志願票の受験票や志願者データ入力票に、受験番号を設定する。ここで、受験番号は、一般的には、学部を識別するための記号やコード等を1行目に配置した連続番号による。例えば、文学部であれば、A0001,A0002,A0003,・・と設定し、経済学部であれば、B0001,B0002,B0003,・・と設定する。この受験番号を付与にあたり、ナンバリング器を用いて、大学の担当者が、手作業により行う。
【0004】
また、第2に、コンピュータを利用する方法がある。コンピュータを利用する方法では、管理すべきデータを全てコンピュータに入力しておき、学部番号をキーとしてコンピュータ内でソートする。各学部ごとに連続番号で受験番号を設定後、プリンタ等で所定の出力用帳票に印字する。
そして、受験番号が付与されると、受験票を受験者に返送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術では、以下の課題があった。
第1の方法であるナンバリング器で受験番号を付与する方法では、手作業によるものであるため、作業効率が非常に悪かった。すなわち、受験番号を設定し印字するには、志望学部ごとに仕分け作業をする必要があった。
そして、この仕分け作業後に、各学部ごとに管理番号を設定し印字するため、工程がいくつかに別れ、作業が煩雑になるという問題があった。
また、第2の方法であるコンピュータを利用する方法では、コンピュータへの申込用紙の全件のデータの入力、各学部ごとのソート,受験番号の設定,プリンタによる出力等の複数の工程が必要となるが、受験申込の受付開始から受験票発送までの短期間に、これらの一連の作業を行わなければならないという問題があった。さらに、入力帳票である入学志願票と、受験番号が印字される帳票とが工程上別々のものになるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたものであって、受験申込用紙の受験番号の付与と、属性情報のデータ構築を効率よく行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、受験申込用紙の受験票となる部分に対し、志願学部その他の分類に従って受験番号を付与するとともに、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報のデータ構築を行う受験申込用紙処理装置であって、前記受験申込用紙に予め記録された志願学部情報その他の分類情報ごとの付与済みの最新の受験番号を記憶しておく記憶手段と、前記受験申込用紙の前記分類情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前記分類情報と対応する前記記憶手段に記憶された前記分類情報の前記受験番号を呼び出す呼び出し手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新して前記記憶手段に記憶する更新手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新した受験番号を前記受験票の所定位置に印字する印字手段と、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報を読み取る第2の読み取り手段と、前記分類情報及び前記受験番号と前記受験申込者の氏名とを対応させて記憶する第2の記憶手段とを備えることを特徴とする受験申込用紙処理装置である。
【0008】
請求項2の発明は、受験申込用紙の受験票となる部分に対し、志願学部その他の分類に従って受験番号を付与するとともに、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報のデータ構築を行う受験申込用紙処理装置であって、前記受験申込用紙に予め記録された志願学部情報その他の分類情報ごとの付与予定の受験番号を記憶しておく記憶手段と、前記受験申込用紙の前記分類情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前記分類情報と対応する前記記憶手段に記憶された前記分類情報の前記受験番号を呼び出す呼び出し手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新して前記記憶手段に記憶する更新手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を前記受験票の所定位置に印字する印字手段と、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報を読み取る第2の読み取り手段と、前記分類情報及び前記受験番号と前記受験申込者の氏名とを対応させて記憶する第2の記憶手段とを備えることを特徴とする受験申込用紙処理装置である。
【0014】
【作用】
本発明においては、記憶手段には、それまでに処理した受験番号のうちの最新の受験番号が分類情報ごとに記憶される。読み取り手段により、受験申込用紙の分類情報が読み取られ、呼び出し手段により、その分類情報と対応する受験番号が記憶手段から呼び出される。そして、印字手段により、この受験番号を更新した受験番号が受験票に印字される。また、更新手段により、呼び出し手段により呼び出された受験番号が更新して記憶される。
また、記憶手段には、それまでに処理した受験番号の次の受験番号、すなわち次に付与予定の受験番号が分類情報ごとに記憶される。読み取り手段により、受験申込用紙の分類情報が読み取られ、呼び出し手段により、その分類情報と対応する受験番号が記憶手段から呼び出される。そして、印字手段により、この受験番号が受験票に印字される。また、更新手段により、呼び出し手段により呼び出された受験番号が更新して記憶される。
従って、受験票に対し、志願学部等ごとに受験番号を順次付与することができる。
さらに、第2の読み取り手段により、受験申込者の属性情報(住所,氏名等)が読み取られ、第2の記憶手段により、これらの内容が分類情報及び受験番号と対応づけられて記憶される。従って、受験申込者の管理を効率良く行うことができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施例について説明する。図1は、本発明による受験票発行装置(後述)で使用する入学志願票の一実施例の構成を示す図である。この入学志願票1は、受験票2、志願者データ入力票3、及び入金関連帳票4をミシン目等で裁断可能に連接したものである。受験票2は、受験者が大学を受験するときに用いられるものであり、大学側から受験番号が付与される帳票である。志願者データ入力票3は、受験者が自己の住所や氏名等を記入するための帳票である。入金関連帳票4は、受験料の銀行への振り込み依頼書となる帳票である。この入学志願票1の受験票2、志願者データ入力票3、及び入金関連帳票4には、整理番号(帳票のID番号となる連続番号)が印刷ナンバー器等にて事前に印刷されている。
【0016】
受験者は、入試要項(入学志願票1と、学校案内,入試要項,返信用封筒等を含むもの)を書店等で購入する。そして、受験者は、入学志願票1の受験票2、志願者データ入力票3、及び入金関連帳票4に、それぞれ所定事項を記入する。例えば、受験票2等には、志望学部コード欄が設けられており、受験者は、予め設定されたコードから希望する学部のコードを記入する(図2)。また、志願者データ入力票3には、志望学科、受験時の選択科目や、住所,氏名,出身高校名等を記入する。入金関連帳票4には、住所,氏名等を記入する。
受験者は、銀行等で、入金関連帳票4を使用して受験料を納入し、領収印をもらう(図3)。そして、受験者は、領収印が押された受験票2,志願者データ入金票3(図4)とともに、他の必要書類(内申書,推薦書等)を同封して大学に発送する。
【0017】
次に、大学側で行う処理について説明する。大学側では、受験者から送られてきた封筒を開封し、受験料の領収印を確認した上で、受験票2と志願者データ入力票3とを切り離し、それぞれの処理を行う。これらの処理は、図5に示す受験票発行装置10により行われる。受験票発行装置10は、CPUを含む制御部11と、OCR等の読み取り部12と、レーザプリンタ等の印字部13と、メモリ14と、データベース15とから構成されている。制御部11と、読み取り部12,印字部13,メモリ14,及びデータベース15とは、電気的に接続されている。制御部11は、読み取り部12,印字部13,メモリ14,及びデータベース15を制御する。
【0018】
図6は、受験票2の処理の一実施例を示すフローチャートである。
先ず、S101で、受験票(図7)に表示された志願学部コード及び整理番号を、読み取り部12により読み取る。なお、受験票2は、志願学部コード別に仕分けされておらず、複数のものが混在した状態である。
制御部11は、読み取り部12で読み取られたイメージデータをコードデータに変換し、志望学部コードが「A」であり、整理番号が「1234」であることを認識する。次のS102では、制御部11は、志望学部コードがAの最終受験番号をメモリ14に問い合わせる。このメモリ14には、図8に示すように、学部コードごとの最終受験番号が記憶されている。そして、制御部11は、学部コードがAの最終受験番号が「A0101」であることを認識する。次のS103では、制御部11は、受験番号を設定する。すなわち、最終受験番号に1を加えた番号(A0102)を、受験番号に設定する。そして、S104で、制御部11は、印字部13に、受験票2の受験番号欄に、この受験番号を印字させる(図9)。さらに、次のS105では、制御部11は、メモリ14内のデータを更新する。すなわち、学部コードがAの場合の最終受験番号を「A0102」に書き換える(図10)。また、制御部11は、S106で、データの構築を行う。図11に示すように、データベース15には、処理を行った学部コード、受験番号、及び整理番号が対応づけられて記憶されている。制御部11は、S103での受験番号の設定後、学部コードA、整理番号1234、受験番号A0102のデータをデータベース15に構築する。
受験番号が印字された受験票は、受験者に返送される。
【0019】
続いて、大学側は、志願者データ入力票3の処理を行う。図12は、志願者データ入力票3の処理の一実施例を示すフローチャートである。先ず、S201で、読み取り部12により、志願者データ入力票3(図13)の整理番号を読み取る。制御部11は、読み取った整理番号が「1234」であることを認識する。そして、次のS202で、制御部11は、データ内容を検索する。すなわち、制御部11は、図11に示したデータベース15から、整理番号が「1234」のデータを検索する。そして、S203で、制御部11は、整理番号が1234の受験番号は、A0102であることを認識する。次のS204では、制御部11は、志願者データ入力票3の受験番号欄に、この受験番号を印字部13により印字する(図14)。
また、制御部11は、S205で、データの構築を行う。ここでは、志願者データ入力票3に記入された受験者の宛名等を読み取り部12で読み取り、そのデータを図11のデータベース15に追加する。これにより、図15に示すようなデータベース15が構築される。
【0020】
以上の処理により、入学志願票1が送付されてきてから、受験票2の発行、データの構築等を、効率良く行うことができる。特に、従来行われていた志望学部ごとの手作業による仕分けを行う必要がなくなる。
【0021】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、均等の範囲内で以下のような種々の変形が可能である。
(1)実施例では、受験票2の発行処理を示したが、これに限らず、他の用途、例えば携帯電話の申込書の処理、受講経験の有無の判別等を含めた予備校の口座の申込書の処理等に適用することもできる。
(2)受験票2等に記録した整理番号を変えて、受験日の異なる場合の処理等を行うこともできる。
(3)メモリ14には、学部コードごとの最終受験番号、すなわち付与済みの最も新しい受験番号を記憶しておくようにしたが、未付与の(付与予定の)受験番号を記憶しておくようにしても良い。このときは、志望学部コードを読み取ってメモリ14に問い合わせたときの受験番号を、そのまま受験票2等に印字することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、受験票に対し、志願学部等ごとに仕分け等をしないで受験番号を効率良く付与することができる。これにより、学部別の仕分け、ナンバリング作業を削減して、受験票を迅速に発行することができる。
さらに、受験番号と宛名等の属性情報とを対応づけて、受験申込者の管理を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受験票発行装置で使用する入学志願票の一実施例の構成を示す図である。
【図2】希望する学部のコードを記入した入学志願票1を示す図である。
【図3】領収印が押された入学志願票1を示す図である。
【図4】大学に発送するときの受験票2及び志願者データ入力票3を示す図である。
【図5】本発明による受験票発行装置10の一実施例を示すブロック図である。
【図6】受験票2の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】読み取り部12により読み取られる受験票2を示す図である。
【図8】メモリ14内の、学部コードごとの最終受験番号が記憶されている様子を示す図である。
【図9】受験番号欄に受験番号が印字された受験票2を示す図である。
【図10】図8のメモリ14のデータが更新されたものを示す図である。
【図11】データベース15を示す図である。
【図12】志願者データ入力票3の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図13】読み取り部12により読み取られる志願者データ入力票3を示す図である。
【図14】受験番号が印字された志願者データ入力票3を示す図である。
【図15】データが追加されたデータベース15を示す図である。
【符号の説明】
10 受験票発行装置
11 制御部
12 読み取り部
13 印字部
14 メモリ
15 データベース
【産業上の利用分野】
この発明は、受験申込用紙をコンピュータ処理する受験申込用紙処理装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば大学側が受験者に対して受験票を発行するときには、以下のような処理を行っていた。
大学側は、入試要項書類(入学志願票、学校案内、入試要項、返信用封筒等)を、書店等に設置する。受験者は、入試要項書類を購入し、入学志願票に必要事項を記入する。入学志願票は、受験票、志願者データ入力票、受験料の入金関連帳票等から構成されている。受験者は、この入学志願票に、氏名、住所、志願学科等の必要事項を記入する。受験者は、入金関連帳票を使用して受験料の支払いを銀行等で行い、これに領収印を押してもらう。そして、受験者は、入学志願票を他の必要書類(内申書、推薦書等)とともに同封して、大学に送付する。
【0003】
大学側は、受験者より送付された受験票その他の志願書類に受験番号を付与し、受験者データを登録した上で、受験票を受験者に送付する。
受験番号を付与する方法としては、以下の2つの方法が一般的である。
第1に、ナンバリング器を利用する方法がある。
先ず、受験者より送付されてきた受験票その他の書類を、志望学部ごとに仕分けする。そして、大学側では、各学部ごとに学部番号を設定する。例えば、文学部であればA、経済学部であればB等である。次に、各志望学部別の入学志願票の受験票や志願者データ入力票に、受験番号を設定する。ここで、受験番号は、一般的には、学部を識別するための記号やコード等を1行目に配置した連続番号による。例えば、文学部であれば、A0001,A0002,A0003,・・と設定し、経済学部であれば、B0001,B0002,B0003,・・と設定する。この受験番号を付与にあたり、ナンバリング器を用いて、大学の担当者が、手作業により行う。
【0004】
また、第2に、コンピュータを利用する方法がある。コンピュータを利用する方法では、管理すべきデータを全てコンピュータに入力しておき、学部番号をキーとしてコンピュータ内でソートする。各学部ごとに連続番号で受験番号を設定後、プリンタ等で所定の出力用帳票に印字する。
そして、受験番号が付与されると、受験票を受験者に返送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術では、以下の課題があった。
第1の方法であるナンバリング器で受験番号を付与する方法では、手作業によるものであるため、作業効率が非常に悪かった。すなわち、受験番号を設定し印字するには、志望学部ごとに仕分け作業をする必要があった。
そして、この仕分け作業後に、各学部ごとに管理番号を設定し印字するため、工程がいくつかに別れ、作業が煩雑になるという問題があった。
また、第2の方法であるコンピュータを利用する方法では、コンピュータへの申込用紙の全件のデータの入力、各学部ごとのソート,受験番号の設定,プリンタによる出力等の複数の工程が必要となるが、受験申込の受付開始から受験票発送までの短期間に、これらの一連の作業を行わなければならないという問題があった。さらに、入力帳票である入学志願票と、受験番号が印字される帳票とが工程上別々のものになるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたものであって、受験申込用紙の受験番号の付与と、属性情報のデータ構築を効率よく行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、受験申込用紙の受験票となる部分に対し、志願学部その他の分類に従って受験番号を付与するとともに、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報のデータ構築を行う受験申込用紙処理装置であって、前記受験申込用紙に予め記録された志願学部情報その他の分類情報ごとの付与済みの最新の受験番号を記憶しておく記憶手段と、前記受験申込用紙の前記分類情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前記分類情報と対応する前記記憶手段に記憶された前記分類情報の前記受験番号を呼び出す呼び出し手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新して前記記憶手段に記憶する更新手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新した受験番号を前記受験票の所定位置に印字する印字手段と、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報を読み取る第2の読み取り手段と、前記分類情報及び前記受験番号と前記受験申込者の氏名とを対応させて記憶する第2の記憶手段とを備えることを特徴とする受験申込用紙処理装置である。
【0008】
請求項2の発明は、受験申込用紙の受験票となる部分に対し、志願学部その他の分類に従って受験番号を付与するとともに、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報のデータ構築を行う受験申込用紙処理装置であって、前記受験申込用紙に予め記録された志願学部情報その他の分類情報ごとの付与予定の受験番号を記憶しておく記憶手段と、前記受験申込用紙の前記分類情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前記分類情報と対応する前記記憶手段に記憶された前記分類情報の前記受験番号を呼び出す呼び出し手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新して前記記憶手段に記憶する更新手段と、前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を前記受験票の所定位置に印字する印字手段と、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報を読み取る第2の読み取り手段と、前記分類情報及び前記受験番号と前記受験申込者の氏名とを対応させて記憶する第2の記憶手段とを備えることを特徴とする受験申込用紙処理装置である。
【0014】
【作用】
本発明においては、記憶手段には、それまでに処理した受験番号のうちの最新の受験番号が分類情報ごとに記憶される。読み取り手段により、受験申込用紙の分類情報が読み取られ、呼び出し手段により、その分類情報と対応する受験番号が記憶手段から呼び出される。そして、印字手段により、この受験番号を更新した受験番号が受験票に印字される。また、更新手段により、呼び出し手段により呼び出された受験番号が更新して記憶される。
また、記憶手段には、それまでに処理した受験番号の次の受験番号、すなわち次に付与予定の受験番号が分類情報ごとに記憶される。読み取り手段により、受験申込用紙の分類情報が読み取られ、呼び出し手段により、その分類情報と対応する受験番号が記憶手段から呼び出される。そして、印字手段により、この受験番号が受験票に印字される。また、更新手段により、呼び出し手段により呼び出された受験番号が更新して記憶される。
従って、受験票に対し、志願学部等ごとに受験番号を順次付与することができる。
さらに、第2の読み取り手段により、受験申込者の属性情報(住所,氏名等)が読み取られ、第2の記憶手段により、これらの内容が分類情報及び受験番号と対応づけられて記憶される。従って、受験申込者の管理を効率良く行うことができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施例について説明する。図1は、本発明による受験票発行装置(後述)で使用する入学志願票の一実施例の構成を示す図である。この入学志願票1は、受験票2、志願者データ入力票3、及び入金関連帳票4をミシン目等で裁断可能に連接したものである。受験票2は、受験者が大学を受験するときに用いられるものであり、大学側から受験番号が付与される帳票である。志願者データ入力票3は、受験者が自己の住所や氏名等を記入するための帳票である。入金関連帳票4は、受験料の銀行への振り込み依頼書となる帳票である。この入学志願票1の受験票2、志願者データ入力票3、及び入金関連帳票4には、整理番号(帳票のID番号となる連続番号)が印刷ナンバー器等にて事前に印刷されている。
【0016】
受験者は、入試要項(入学志願票1と、学校案内,入試要項,返信用封筒等を含むもの)を書店等で購入する。そして、受験者は、入学志願票1の受験票2、志願者データ入力票3、及び入金関連帳票4に、それぞれ所定事項を記入する。例えば、受験票2等には、志望学部コード欄が設けられており、受験者は、予め設定されたコードから希望する学部のコードを記入する(図2)。また、志願者データ入力票3には、志望学科、受験時の選択科目や、住所,氏名,出身高校名等を記入する。入金関連帳票4には、住所,氏名等を記入する。
受験者は、銀行等で、入金関連帳票4を使用して受験料を納入し、領収印をもらう(図3)。そして、受験者は、領収印が押された受験票2,志願者データ入金票3(図4)とともに、他の必要書類(内申書,推薦書等)を同封して大学に発送する。
【0017】
次に、大学側で行う処理について説明する。大学側では、受験者から送られてきた封筒を開封し、受験料の領収印を確認した上で、受験票2と志願者データ入力票3とを切り離し、それぞれの処理を行う。これらの処理は、図5に示す受験票発行装置10により行われる。受験票発行装置10は、CPUを含む制御部11と、OCR等の読み取り部12と、レーザプリンタ等の印字部13と、メモリ14と、データベース15とから構成されている。制御部11と、読み取り部12,印字部13,メモリ14,及びデータベース15とは、電気的に接続されている。制御部11は、読み取り部12,印字部13,メモリ14,及びデータベース15を制御する。
【0018】
図6は、受験票2の処理の一実施例を示すフローチャートである。
先ず、S101で、受験票(図7)に表示された志願学部コード及び整理番号を、読み取り部12により読み取る。なお、受験票2は、志願学部コード別に仕分けされておらず、複数のものが混在した状態である。
制御部11は、読み取り部12で読み取られたイメージデータをコードデータに変換し、志望学部コードが「A」であり、整理番号が「1234」であることを認識する。次のS102では、制御部11は、志望学部コードがAの最終受験番号をメモリ14に問い合わせる。このメモリ14には、図8に示すように、学部コードごとの最終受験番号が記憶されている。そして、制御部11は、学部コードがAの最終受験番号が「A0101」であることを認識する。次のS103では、制御部11は、受験番号を設定する。すなわち、最終受験番号に1を加えた番号(A0102)を、受験番号に設定する。そして、S104で、制御部11は、印字部13に、受験票2の受験番号欄に、この受験番号を印字させる(図9)。さらに、次のS105では、制御部11は、メモリ14内のデータを更新する。すなわち、学部コードがAの場合の最終受験番号を「A0102」に書き換える(図10)。また、制御部11は、S106で、データの構築を行う。図11に示すように、データベース15には、処理を行った学部コード、受験番号、及び整理番号が対応づけられて記憶されている。制御部11は、S103での受験番号の設定後、学部コードA、整理番号1234、受験番号A0102のデータをデータベース15に構築する。
受験番号が印字された受験票は、受験者に返送される。
【0019】
続いて、大学側は、志願者データ入力票3の処理を行う。図12は、志願者データ入力票3の処理の一実施例を示すフローチャートである。先ず、S201で、読み取り部12により、志願者データ入力票3(図13)の整理番号を読み取る。制御部11は、読み取った整理番号が「1234」であることを認識する。そして、次のS202で、制御部11は、データ内容を検索する。すなわち、制御部11は、図11に示したデータベース15から、整理番号が「1234」のデータを検索する。そして、S203で、制御部11は、整理番号が1234の受験番号は、A0102であることを認識する。次のS204では、制御部11は、志願者データ入力票3の受験番号欄に、この受験番号を印字部13により印字する(図14)。
また、制御部11は、S205で、データの構築を行う。ここでは、志願者データ入力票3に記入された受験者の宛名等を読み取り部12で読み取り、そのデータを図11のデータベース15に追加する。これにより、図15に示すようなデータベース15が構築される。
【0020】
以上の処理により、入学志願票1が送付されてきてから、受験票2の発行、データの構築等を、効率良く行うことができる。特に、従来行われていた志望学部ごとの手作業による仕分けを行う必要がなくなる。
【0021】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、均等の範囲内で以下のような種々の変形が可能である。
(1)実施例では、受験票2の発行処理を示したが、これに限らず、他の用途、例えば携帯電話の申込書の処理、受講経験の有無の判別等を含めた予備校の口座の申込書の処理等に適用することもできる。
(2)受験票2等に記録した整理番号を変えて、受験日の異なる場合の処理等を行うこともできる。
(3)メモリ14には、学部コードごとの最終受験番号、すなわち付与済みの最も新しい受験番号を記憶しておくようにしたが、未付与の(付与予定の)受験番号を記憶しておくようにしても良い。このときは、志望学部コードを読み取ってメモリ14に問い合わせたときの受験番号を、そのまま受験票2等に印字することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、受験票に対し、志願学部等ごとに仕分け等をしないで受験番号を効率良く付与することができる。これにより、学部別の仕分け、ナンバリング作業を削減して、受験票を迅速に発行することができる。
さらに、受験番号と宛名等の属性情報とを対応づけて、受験申込者の管理を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受験票発行装置で使用する入学志願票の一実施例の構成を示す図である。
【図2】希望する学部のコードを記入した入学志願票1を示す図である。
【図3】領収印が押された入学志願票1を示す図である。
【図4】大学に発送するときの受験票2及び志願者データ入力票3を示す図である。
【図5】本発明による受験票発行装置10の一実施例を示すブロック図である。
【図6】受験票2の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】読み取り部12により読み取られる受験票2を示す図である。
【図8】メモリ14内の、学部コードごとの最終受験番号が記憶されている様子を示す図である。
【図9】受験番号欄に受験番号が印字された受験票2を示す図である。
【図10】図8のメモリ14のデータが更新されたものを示す図である。
【図11】データベース15を示す図である。
【図12】志願者データ入力票3の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図13】読み取り部12により読み取られる志願者データ入力票3を示す図である。
【図14】受験番号が印字された志願者データ入力票3を示す図である。
【図15】データが追加されたデータベース15を示す図である。
【符号の説明】
10 受験票発行装置
11 制御部
12 読み取り部
13 印字部
14 メモリ
15 データベース
Claims (2)
- 受験申込用紙の受験票となる部分に対し、志願学部その他の分類に従って受験番号を付与するとともに、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報のデータ構築を行う受験申込用紙処理装置であって、
前記受験申込用紙に予め記録された志願学部情報その他の分類情報ごとの付与済みの最新の受験番号を記憶しておく記憶手段と、
前記受験申込用紙の前記分類情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた前記分類情報と対応する前記記憶手段に記憶された前記分類情報の前記受験番号を呼び出す呼び出し手段と、
前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新して前記記憶手段に記憶する更新手段と、
前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新した受験番号を前記受験票の所定位置に印字する印字手段と、
前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報を読み取る第2の読み取り手段と、
前記分類情報及び前記受験番号と前記受験申込者の氏名とを対応させて記憶する第2の記憶手段と
を備えることを特徴とする受験申込用紙処理装置。 - 受験申込用紙の受験票となる部分に対し、志願学部その他の分類に従って受験番号を付与するとともに、前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報のデータ構築を行う受験申込用紙処理装置であって、
前記受験申込用紙に予め記録された志願学部情報その他の分類情報ごとの付与予定の受験番号を記憶しておく記憶手段と、
前記受験申込用紙の前記分類情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた前記分類情報と対応する前記記憶手段に記憶された前記分類情報の前記受験番号を呼び出す呼び出し手段と、
前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を更新して前記記憶手段に記憶する更新手段と、
前記呼び出し手段により呼び出された前記受験番号を前記受験票の所定位置に印字する印字手段と、
前記受験申込用紙に記録された受験申込者の氏名その他の属性情報を読み取る第2の読み取り手段と、
前記分類情報及び前記受験番号と前記受験申込者の氏名とを対応させて記憶する第2の記憶手段と
を備えることを特徴とする受験申込用紙処理装置。
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-
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