JP3764941B2 - 帳票処理システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、帳票毎に帳票データを入力する入力処理装置と、複数帳票分のデータを一括して集中処理する集中処理装置とを備えた帳票処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に金融機関の支店窓口では、付帯物件付き為替(公共料金支払、税金支払、その他振り込み等)の業務処理を行い、付帯物件(領収書以外の残り券)を事務集中センタに送付するようにしている。この場合、支店用入力端末装置では付帯物件帳票(以下、単に帳票と称する)に表記されている帳票データをキー入力すると共に、帳票の合計枚数および合計金額を求めて送付書に記入し、この送付書を帳票の束の表紙として添付するようにしている。
一方、事務集中センタ側では、各支店から送付されて来た帳票の束を一括して処理するが、光学的文字読取装置(OCR)によって読み取り可能なものはOCRによって券面データをデータ化し、OCRによって処理できないデータは、オペレータによるキー入力によってデータ化し、その後、送付書に記入されている合計枚数と合計金額を参照して照合するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、事務集中センタ側において、ほとんどの帳票データは、OCRによって処理することができないため、帳票データを新めてキー入力する必要があると共に、合計枚数および合計金額を求める必要があり、支店側と同じ作業を事務集中センタ側でも行わなければならず、その合理化が望まれていると共に、データの改ざん等の検査も効率良く行うことができないという問題があった。
この発明の課題は、帳票データの重複入力等を避けて労力の軽減を図り得ると共に、データの改ざん等の検査も正確に実行できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の手段は次の通りである。
請求項1記載の発明は、帳票毎に帳票データを入力する入力処理装置と、複数帳票分のデータを一括して集中処理する集中処理装置とを備えた帳票処理システムにおいて、前記入力処理装置は、入力された帳票データに基づいて帳票毎に帳票レコードを生成するレコード生成手段と、このレコード生成手段によって生成された帳票レコード群を前記集中処理装置側へ外部供給する収集データとして記憶する収集データ記憶手段と、前記レコード生成手段によって生成された帳票レコードを帳票上の所定領域に印刷する印刷手段とを具備し、前記集中処理装置は、帳票上に予め印刷されている巻面データを読み取る第1の読取手段と、前記入力処理装置側で帳票上の所定領域に印刷された帳票レコードを読み取る第2の読取手段と、前記入力処理装置側から外部供給された帳票レコード群を収集データとして取り込む収集データ取込手段と、この取込手段によって取り込まれた収集データと前記第1および第2の読取手段によって読み取られた読み取りデータとをそれぞれ比較することによりデータの正当性を検査する検査手段とを具備するものである。
なお、前記入力処理装置は、生成された各帳票レコードに基づいて所定の合計データを算出すると共に、入力処理された帳票の束に添付される送付用紙に、前記算出された合計データを印刷し、前記集中処理装置は、前記送付用紙に印刷されている合計データを読み取ると共に、この合計データを参照することによってデータの正当性を検査するようにしてもよい。
また、前記入力処理装置側の印刷手段は、帳票レコードを視読不能なステルス印刷で出力するようにしてもよい。
更に、前記入力処理装置側の印刷手段によって帳票レコードが印刷される帳票上の所定領域は、帳票サイズにかかわらず、所定の基準点から所定位置にある領域であってもよい。
【0005】
請求項1記載の発明においては、帳票毎に帳票データを入力する入力処理装置は、入力された帳票データに基づいて帳票毎に帳票レコードを生成し、生成された帳票レコードを帳票上の所定領域に印刷すると共に、生成された各帳票レコードを記憶保持する。また、複数帳票分のデータを一括して集中処理する集中処理装置は、帳票上に予め印刷されている券面データを読み取ると共に、入力処理装置側で帳票上の所定領域に印刷された帳票レコードを読み取る他、入力処理装置側から外部供給された帳票レコード群を収集データとして取り込み、この収集データと前記読み取った券面データ、帳票レコードとを比較することによりデータの正当性を検査する。
したがって、帳票データの重複入力等を避けて労力の軽減を図り得ると共に、データの改ざん等の検査も正確に実行することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照してこの発明の一実施形態を説明する。図1はこの帳票処理システム全体の処理の流れを概念的に示した図で、金融機関側の窓口には支店用入力端末装置1が設置され、事務集中センタ側には集中処理装置2が設置されている。支店用入力端末装置1は付帯物件付き為替を処理する入金時に、帳票種別と金額をキーボードから入力すると共に、支払通知書(帳票)から領収書を切り離して支払通知書を保管し、領収書を顧客に返却する。この場合、入力された帳票データ(入力項目)と自動生成された生成項目とから成る帳票レコードが作成される。この帳票レコードは後述するバッチファイルに新規レコードとして追加挿入される他、帳票上の所定領域に視読不能なステルスコード(目に見えないインクで印字したバーコード,二次元コード等のデータコード)によって印刷出力される。また、処理当該日の締め処理時において、入力処理した帳票枚数および合計金額等をバッチカードに通常文字によって印刷出力させる。このバッチカードは帳票の束の表紙として添付される送付書である。また、締め処理時において、装置本体に対して着脱可能な可搬型記録媒体(ICカード)にはバッチファイルが書き込まれる。ここで、バッチカードを表紙とする帳票の束とICカードとは、事務集中センタ側へ送付される。なお、支店用入力端末装置1内のプリンタ部にはステルス印字ヘッド1a、通常印字ヘッド1bを有している。
【0007】
一方、事務集中センタ側において、集中処理装置2には読取装置3付きソータ装置4が連結されており、読取装置3のホッパー部3aにバッチカードを含む帳票の束がセットされると、読取装置3はその読取部内のOCRリードヘッド3b、ステルスコードリードヘッド3cによって読み取られたデータを集中処理装置2に供給する。ソータ装置4は読取装置3によって読み取られた帳票種別に基づいて帳票を分類仕分けするもので、仕分けされた帳票を分類別に保管する。集中処理装置2は読取装置3によって読み取られたデータと、支店側から供給されたICカード内のバッチファイルとを比較することによりデータの正当性を検査する。この場合、OCR読み取りデータとステルスコード読み取りデータをバッチファイルとのマッチングを検査することにより3重のチェックを行うようにしている。
【0008】
図2は支店用入力端末装置1の全体構成を示したブロック図である。
CPU11は各種プログラムにしたがってこの支店用入力端末装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装置12はオペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラム、データファイル、文字フォントデータ等が予め格納されている記憶媒体13やその駆動系を有している。この記憶媒体13は固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着可能なものであり、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、RAMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導体メモリによって構成されている。また、記憶媒体13内のプログラムやデータは、必要に応じてCPU11の制御により、RAM14にロードされる。更に、CPU11は通信回線等を介して他の機器側から送信されて来たプログラム、データを受信して記憶媒体13に格納したり、他の機器側に設けられている記憶媒体に格納されているプログラム、データを通信回線等を介して使用することもできる。また、CPU11にはその入出力周辺デバイスである入力装置15、表示装置16、ICカード接続部17、通常印字装置18、ステルスコード印字装置19がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU11はそれらの動作を制御する。通常印字装置18は通常印字ヘッド1bを有し、バッチカードへの印刷やバッチファイルを営業記録としてジャーナル出力する際に使用されるプリンタであり、ステルスコード印字装置19はステルス印字ヘッド1aを有し、帳票の所定領域にステルス印刷を行う際に使用されるプリンタである。ここで、ステルス印刷時には、紫外線に反応し、人間の目には視読不能な特殊インクを使用し、出力対象となる帳票レコードがバーコード,ニ次元コード等のデータコード形式で印刷される。
【0009】
図3(A)はRAM14内の特徴部分を示した図で、RAM14には各種のメモリ領域が割り当てられている。ワークメモリ14−1は処理途中の結果を一時記憶する作業域であり、入力された帳票データに基づいて生成された帳票レコードを記憶する。ここで、図3(B)はこのワークメモリ14−1内の帳票レコードを示したもので、「支店コード」、「担当者コード」、「帳票シリアルNo.」、「処理年月日」、「処理時分秒」、「帳票種別」、「金額」の各項目データから成る。ここで、帳票レコードを構成する各項目データのうち、「支店コード」、「担当者コード」、「帳票種別」、「金額」は、入力装置15から入力された入力項目であるが、その他の各項目は自動生成された生成項目である。この帳票レコードはステルス印刷されるが、その際、各項目データは図3(C)に示すような印字ファイルにしたがって印刷される。ここで、各フィールドデータは図3(C)に示す項目順およびその桁数分のデータ長で印刷される。バッチファイル14−2は帳票レコード群を記憶するもので、図4(A)に示すように、バッチヘッダ部とバッチレコード部とから成り、バッチヘッダ部にはバッチカードに印刷されるバッチレコードが格納され、バッチレコード部は帳票毎に生成された帳票レコード(バッチレコード)が格納される。図4(B)はバッチヘッダ部の構成を示し、このヘッダ部は「支店コード」、「バッチシリアルNo.」、「処理年月日」、「帳票枚数」、「合計金額」を記憶するもので、各フィールドデータは図4(B)に示す桁数分のデータ構成となっている。図4(C)はこのバッチヘッダ部内のデータがバッチカードに印刷される場合の印字フォーマットを示している。帳票枚数カウンタ14−3は入力処理された帳票枚数を計数し、また合計金額メモリ14−4は入力処理された帳票の合計金額を記憶する。
【0010】
図5は集中処理装置2の全体構成を示したブロック図である。集中処理装置2はCPU21を中核とするもので、CPU21は記憶装置22内のプログラムにしたがってこの集中処理装置2の全体動作を制御する。記憶装置22は記憶媒体23を有し、支店用入力端末装置1側の記憶装置12、記憶媒体13と基本的に同様であるため、その説明は省略する。CPU21にはその入出力装置として入力装置25、表示装置26、ICカード接続部27、OCR装置28、ステルスコード読取装置29がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU21はそれらの入出力動作を制御する。OCR装置28はOCRリードヘッド3bを有し、バッチカードに印刷されているデータを読み取ると共に、帳票としての支払通知書からOCR文字を読み取る。ここで、図10は帳票を例示したもので、その表面(券面)にOCRによって読み取られるOCR領域内に各種のOCR文字が印刷されているので、当該部分をサーチすることによってその読み取りを行う。なお、OCR領域内の2行目下桁部分における「55207」は金額データを表わし、また最下桁の「8」はチェックサムを示している。また、OCR装置28は帳票の全体形状、印刷フォーマット、支払先等を読み取ることによって帳票種別が総合的に判定される。ステルスコード読取装置29はステルスコードリードヘッド3cを有し、帳票上の所定領域に印刷されているステルスコードを光学的に読み取る。ここで、帳票の裏面において図10に示す位置には、ステルス印刷領域SAが設けられている。このステルス印刷領域SAはどのようなサイズ、形状の帳票であってもその裏面側の左下角度を基準として縦10cm、横10cmの所にステルス印刷領域SAの左下部が位置するように形成されたもので、その位置は帳票種別にかかわらず固定位置となっている。このステルス印刷領域SAからステルスコードを読み取る場合、ステルスコード読取装置29は紫外線を照射することによりステルス印刷領域SA上を走査してそのコード情報を読み取る通常の構成となっている。
【0011】
図6はRAM24内の特徴部分を示したもので、支店から送付された帳票の束を1束毎に処理する際に、NBレジスタにはバッチカードから読み取られた帳票枚数(バッチ枚数)がセットされ、NCレジスタには現時点までの帳票処理件数がセットされる。KBレジスタはバッチカードから読み取られた合計金額(バッチ金額)がセットされ、KCレジスタには現時点までに帳票処理された累計金額(処理金額)がセットされる。OCRメモリM1はOCR装置28によって読み取られたデータを一時記憶し、コードメモリM2はステルスコード読取装置29によって読み取られたデータを一時記憶するメモリである。フラグレジスタFRは帳票エラーフラグがセットされるもので、CPU21はICカード接続部27から取り込んだICカード内のバッチファイルとOCRメモリM1、コードメモリM2内の読み取りデータとを比較することによって帳票毎にデータの正当性を検査するが、その検査結果に応じてフラグレジスタFRに帳票エラーフラグがセットされる。CPU21はこのような帳票エラーのチェックの他、バッチエラーのチェックも行うが、その際、KBレジスタの値とNCレジスタの値との比較、KBレジスタの値とNCレジスタの値との比較を行うことによりバッチエラーチェックを行う。
【0012】
次に、帳票処理システムの動作を図7〜図9に示すフローチャートにしたがって説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、CPU11(21)が読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体13(23)に記憶されており、その内容にしたがった動作を行う。
図7は支店用入力端末装置1の動作を示したフローチャートである。先ず、支店窓口で一日の業務開始時あるいは担当者交替時において、付帯物件付き為替を処理する際に、支店コードおよび担当者コードを入力装置15からキー入力すると、入力された支店・担当者コードはワークメモリ14−1にセットされるが(ステップA1)、そのデータは締め処理あるいは担当者交替があるまで保持される。この状態において、顧客から提出された帳票の記入内容を確認し、帳票種別および金額データをキー入力してワークメモリ14−1に格納しておく(ステップA2)。このように帳票データが入力項目としてワークメモリ14−1にセットされると、CPU11はその他の必要項目を自動生成する。すなわち、CPU11は帳票を識別するための固有No.(帳票シリアルNo.)を自動生成してワークメモリ14−1にセットすると共に(ステップA3)、計時機能によって得られた現在の年月日、時分秒を読み出し、これを処理年月日、処理時分秒としてワークメモリ14−1にセットする(ステップA4)。
【0013】
このようにしてワークメモリ14−1内に1レコード分の帳票レコードが作成されると、この帳票レコードを新規なバッチレコードとしてバッチファイル14−2に追加挿入する(ステップA5)。そして、このバッチレコードをステルスコード印字装置19に送り、帳票用紙の裏面所定領域、つまり、図10に示すように帳票の種別にかかわらず、固定的に決められてステルス印刷領域SAにステルスコードの形態で印刷出力させる(ステップA6)。この場合、図3(C)に示すステルス印字フォーマットにしたがって印刷される。そして、帳票枚数カウンタ14−3の値に「1」を開始する枚数更新処理が行われるが(ステップA7)、最初は帳票枚数カウンタ14−3の値は「0」にクリアされているので、その値は「1」となる。次に、合計金額メモリ14−4の値に今回の入力金額を加算して合計金額を更新する処理が行われるが(ステップA8)、最初は合計金額メモリ14−4の値は「0」にクリアされているので、その値は今回の入力金額となる。このようにして1帳票分の処理が終ると、業務終了が指示されたかを調べ(ステップA9)、終了が指示されるまでステップA2に戻り、1帳票毎に上述の動作が繰り返される結果、帳票毎に作成された帳票レコードはバッチファイル14−2に追加挿入されると共に帳票枚数カウンタ14−3、合計金額メモリ14−4の更新が行われ、しかも各帳票には帳票レコードがステルスコードによって印刷される。
そして、終了指示があると、締め処理が行われる(ステップA10〜A12)。すなわち、バッチヘッドレコードが生成されてバッチファイル14−2内のヘッダ部に格納される(ステップA10)。この場合、バッチヘッダレコードの各項目データとしてワークメモリ14−1から支店コードを読み取り、またバッチシリアルNo.および処理年月日を生成し、更に帳票枚数カウンタ14−3、合計金額メモリ14−4から帳票枚数、合計金額を読み取ってバッチヘッダレコードを作成し、バッチファイル14−2内のヘッダ部に格納する。そして、作成したバッチヘッダレコードを通常印字装置18に送り、通常文字にてバッチカードに印刷すると共に(ステップA11)、ICカード接続部17に装着されているICカード内にバッチファイル14−2の内容を全て書き込む(ステップA12)、このようにして入力処理された各帳票を束ねてその表紙としてバッチカードを添付し、ICカードと共に事務集中センタへ送付される。
【0014】
図8、図9は集中処理装置2の動作を示したフローチャートである。先ず、内部データの初期化処理が行われ、MBレジスタ、NCレジスタおよびKBレジスタ、KCレジスタの値をそれぞれ「0」とする(ステップB1)。この状態において、読取装置3のホッパー部3aに帳票の束がセットされると、帳票は1枚づつ読取装置3内部に自動搬送されて読み取り動作が行われる(ステップB2)。そして、この読み取り結果に応じて帳票有無を調べる(ステップB3)。すなわち、バッチカードを含めて1束分の帳票を全て処理し終ったか否かを調べ、終了していなければ帳票有りと判断されてステップB4に進み、バッチカードか否かを調べる。最初は、バッチカードであるから、NBレジスタの値とNCレジスタの値とを比較して両者が一致するかを調べるが(ステップB5)、いま、NBレジスタ、NCレジスタの値はデータの初期化によってクリアされているので、両者の一致が検出される。すると、ステップB6に進み、バッチカードから読取装置3によって読み取られた帳票枚数、合計金額を対応するNBレジスタ、KBレジスタに転送すると共に、NCレジスタ、KCレジスタをクリアしたのち、ステップA2に戻る。ここで、NCレジスタ、KCレジスタをクリアするのは、複数枚のバッチカードが添付されることもあるため、2枚目のバッチカードがOCR読み取りされた段階で、ステップB5ではNBレジスタ、NCレジスタの値の不一致が検出される。この場合、バッチエラーとなってその旨が報知される。
【0015】
一方、ステップB4でバッチカードではなく通常の帳票をOCR読み取りした場合には、図9のステップB10に進み、その読み取りデータをOCRメモリM1にセットする。そして、ステルスコード読取装置29を起動させて帳票裏面のステルス印刷領域SAからステルスコードを読み取らせ、この読み取りデータをコードメモリM2にセットすると共に(ステップB11)、このステルスコードの中から帳票シリアルNo.を抽出する(ステップB12)。この帳票シリアルNo.をキーとしてICカード内のバッチファイルを検索し、該当するバッチレコードを読み出す(ステップB13)。そして、ICカードから読み出したバッチレコードとコードメモリM2内のステルスコードとの全桁を比較する(ステップB14)。すなわち、図3(C)で示したように各フィルード毎にその桁数が決められているので、1レコード分の総桁数および各フィールド毎の桁数に基づいてバッチレコードとステルスコードとを比較し、両者の不一致が検出された場合にはフラグレジスタFRに帳票エラーフラグをセットする(ステップB15)。次に、ステルスコードの中から帳票種別および金額を抽出し(ステップB16)、OCRメモリM1内の帳票種別、金額と比較する(ステップB17)。この結果、両者の不一致が検出された場合にはフラグレジスタFRに帳票エラーフラグをセットする(ステップB18)。その後、NCレジスタに「1」を加算してその値を更新する処理を行うと共に(ステップB19)、KCレジスタにステルス金額を加算してKCレジスタの値を更新しておく(ステップB20)。そして、集計レコードを作成し(ステップB21)、その帳票種別に応じてソータ装置4に分類仕分けを指示する(ステップB22)。このようにして1帳票分の処理が終ると、図8のステップB2に戻り、次の帳票を読取装置3によって読み取り、以下、1帳票毎に上述の動作を繰り返す。
【0016】
この結果、ステップB3で帳票なしが検出されると、KBレジスタの値とKCレジスタの値とを比較すると共に(ステップB7)、NBレジスタの値とNCレジスタの値とを比較する(ステップB8)。ここで、KBレジスタ、NBレジスタにはバッチカードから読み取った合計金額(バッチ金額)と帳票枚数(バッチ枚数)がセットされ、KCレジスタ、KBレジスタには帳票毎に累計処理された処理金額、処理枚数がセットされているので、一束分の帳票を処理した段階で通常は両者の一致が検出されるが(ステップB7、B8)、いずれかの不一致が検出された場合にはバッチエラーとなってエラー終了となる。また、ステップB7、B8で両者の一致が検出された場合において、フラグレジスタFRに帳票エラーフラグがセットされている場合には(ステップB9)、帳票エラーとなるが、エラーフラグがセットされていなければ、正常終了となる。
【0017】
以上のようにこの帳票処理システムにおいて、帳票毎に帳票データを入力する支店用入力端末装置1は、入力された帳票データに基づいて帳票毎に帳票レコードを生成し、生成された帳票レコードを帳票上の裏面固定領域にステルスコードによって印刷すると共にバッチファイル14−2に格納する。そして、処理該当日の締め処理時において、バッチカードを発行し、処理された帳票の束にバッチカードを表紙として添付し、バッチファイル14−2が記憶されているICカードと共に事務集中センタ側へ送付すると、集中処理装置2側においては、帳票毎にその券面データを読み取ると共に、帳票からステルスコードを読み取る。この場合、集中処理装置2はOCR読み取りデータとステルス文字読み取りデータとICカードにて供給されたバッチファイルとのマッチングを検査することによって3重のチェックを行う。このように事務集中センタ側では支店側で入力した帳票データを新めて入力する必要はなく、帳票データの重複入力等を避けて労力の軽減を図り得ると共に、データの改ざん等の検査も正確に実行することが可能となり、システム全体の合理性、信頼性を飛躍的に向上させることが可能となる。また、ステルス文字を印刷するために帳票が発行元に返っても他の金融機関での処理帳票と何んら変わることなく帳票を使用することができる。また、帳票の固定領域にステルス印刷を行うために帳票サイズ等が異なる異種帳票であってもステルス印刷のデータを容易に読み取ることができ、異種帳票の認識が不要となり、装置の単純化を図ることができる。
【0018】
なお、上述した一実施形態においては、ステルス印刷を帳票の裏面に印刷したが、視読不能なデータ印刷のため帳票の表面に印刷するようにしてもよく、また、帳票レコードの印刷はステルス印刷に限らず、通常印刷であってもよい。また、支店から事務集中センタ側へICカードを介してバッチファイルを転送するようにしたが、フロッピーディスク等の可搬型記録媒体を用いて転送するようにしてもよく、更に、通信回線を介して転送するようにしてもよい。更に帳票処理システムとして金融機関の支店と事務集中センタ間におけるシステムを例示したが、勿論、他のシステムにも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、帳票データの重複入力等を避けて労力の軽減を図り得ると共に、データの改ざん等の検査も正確に実行することができるので、システム全体の合理性、信頼性を飛躍的に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帳票処理システムにおける全体的な処理の流れを概念的に説明するための図。
【図2】支店用入力端末装置1の全体構成を示したブロック図。
【図3】(A)はRAM14内の特徴部分を示した図、(B)はワークメモリ14−1にセットされる帳票レコードを示した図、(C)はステルス印字フォーマットを示した図。
【図4】(A)はバッチファイル14−2の構成を示した図、(B)はバッチファイル14−2のヘッダ部の構成を示した図、(C)はバッチカード印字フォーマットを示した図。
【図5】集中処理装置2の全体構成を示したブロック図。
【図6】RAM24内の特徴部分を示した図。
【図7】支店用入力端末装置1側の動作を示したフローチャート。
【図8】集中処理装置2側の動作を示したフローチャート。
【図9】図8に続く集中処理装置2側の動作を示したフローチャート。
【図10】帳票の表裏を例示した図。
【符号の説明】
1 支店用入力端末装置
2 集中処理装置
3 読取装置
11、21 CPU
12、22 記憶装置
13、23 記憶媒体
14、24 RAM
14−1 ワークメモリ
14−2 バッチファイル
14−3 帳票枚数カウンタ
14−4 合計金額メモリ
15、25 入力装置
17、27 ICカード接続部
18 通常印字装置
19 ステルスコード印字装置
28 OCR装置
29 ステルスコード読取装置

Claims (4)

  1. 帳票毎に帳票データを入力する入力処理装置と、複数帳票分のデータを一括して集中処理する集中処理装置とを備えた帳票処理システムにおいて、
    前記入力処理装置は、入力された帳票データに基づいて帳票毎に帳票レコードを生成するレコード生成手段と、
    このレコード生成手段によって生成された帳票レコード群を前記集中処理装置側へ外部供給する収集データとして記憶する収集データ記憶手段と、
    前記レコード生成手段によって生成された帳票レコードを帳票上の所定領域に印刷する印刷手段とを具備し、
    前記集中処理装置は、帳票上に予め印刷されている券面データを読み取る第1の読取手段と、
    前記入力処理装置側で帳票上の所定領域に印刷された帳票レコードを読み取る第2の読取手段と、
    前記入力処理装置側から外部供給された帳票レコード群を収集データとして取り込む収集データ取込手段と、
    この取込手段によって取り込まれた収集データと前記第1および第2の読取手段によって読み取られた読み取りデータとをそれぞれ比較することによりデータの正当性を検査する検査手段とを具備したことを特徴とする帳票処理システム。
  2. 前記入力処理装置は、生成された各帳票レコードに基づいて所定の合計データを算出すると共に、入力処理された帳票の束に添付される送付用紙に、前記算出された合計データを印刷し、
    前記集中処理装置は、前記送付用紙に印刷されている合計データを読み取ると共に、この合計データを参照することによってデータの正当性を検査するようにしたことを特徴とする請求項1記載の帳票処理システム。
  3. 前記入力処理装置側の印刷手段は、帳票レコードを視読不能なステルス印刷で出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載の帳票処理システム。
  4. 前記入力処理装置側の印刷手段によって帳票レコードが印刷される帳票上の所定領域は、帳票サイズにかかわらず、所定の基準点から所定位置にある領域であることを特徴とする請求項1記載の帳票処理システム。
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