JP3635212B2 - ロック機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロック機構及びその解除機構に関し、特に商品の万引き等を防止するため商品に固着させて用いる自鳴式物品監視用タグに用いるのに好適なロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロック機構及びその解除方法については、数多くの機構が知られている。しかし、簡単な構造で、安価に作れて、しかも壊れにくく、解除用のキーが簡単な構造のプラスチック製でできたものは少ない。
【0003】
自鳴式物品監視用タグのロック機構としては、従来特開平7−272139号公報、特開平7−129866号公報、特開平7−65253号公報といったものが公知である。しかし、いずれも構造が複雑で製造が面倒だったり、操作が複雑だったり、また故障し易く、壊れ易かったり、製造コストが高かったりして、簡単な構造で、安価に作れて、しかも壊れにくく、信頼性の高いロック機構は少なかった。
【0004】
この物品監視用タグとしては、内部に電源を持たない受動型のペーパータグが知られている。このペーパータグは商品に付けられていて、無断で商品を持ち出そうとすると店の入り口等に設置された発信装置の側を通る時反応し、該発信装置に設けられた警報機が鳴ることにより盗難防止を行っている。
【0005】
しかし、このペーパータグは安価ではあるが、警報はゲートの方だけで鳴るため、複数の人間が同時に通過した場合はどの人間が商品を不正に持ち出そうとしているのか分からないので、現場を押さえるのに難しい欠点がある。また、強引にゲートを通過しようとする犯人に対し警報の発信箇所を確定できないため、遅れを取って逃げられてしまうという欠点もある。
【0006】
この欠点を改善したものとして、本願発明のような内部に電源を持ち、入り口の発信器からの電波を受信してタグ自体が警報を鳴らす自鳴式物品監視用タグも知られている。この自鳴式物品監視用タグは、例えば特開平8−44963号公報にも見られるように、警報作動検出スイッチ及びブザーを具え、該ブザーは、無線受信回路及び検出スイッチによって動作が制御されており、タグが外されたとき、或いは上記タグがゲートを通過するときに鳴動するものである。
【0007】
販売店においては上記自鳴式物品監視用タグを商品に取り付けて陳列し、客に商品を販売する際、店員はロックを解除しブザーを鳴動しない状態に設定した上で、料金と引き替えに客に商品を手渡している。上記のように、客が勝手に上記タグを商品から引き離すと、警報作動検出スイッチはブザーへ鳴動指令を発し、ブザーは鳴動する。これによって、店員はタグが不正に取り外されたことを知ることができる。
【0008】
また、客が商品にタグを付けたまま無断で店外へ持ち出そうとすると、上記自鳴式物品監視用タグ内の受信回路が入口ゲート等に設けられている送信回路からの信号を受けてブザーへ鳴動指令を発し、ブザーは該鳴動指令を受けて鳴動する。これによって、店員は商品が不正に店外へ持ち出されようとしていることを知ることができる。
【0009】
自鳴式物品監視用タグは持ち出そうとする商品そのもの(商品と一体化されているタグ)が鳴動するので犯人を特定し易く、現場を押さえるのに上記受動式ペーパータグより有効である。しかし、ペーパータグは1個10〜20円であるのに対して、自鳴式のものは200〜300円と高価なため多く用いることが困難である。ペーパータグとしてはダミーとなるバーコードを印刷した紙の中にLCからなる同調回路が印刷されているものが一般的であり、例えば8.2MHzの周波数が用いられている。8.2MHzは上記LCを縦横2〜3cmの大きさで作るのに適した周波数である。この他58kHzで用いられるペーパータグも普及している。58kHzで上記LC回路を作ろうとすると大きくなりすぎて実用的でなく、この58kHzのペーパータグは特殊なコンデンサを用いている。一般的に周波数の低い58kHzの方が性能は優れているが、汎用の上記LC回路を使えるので、コスト的には8.2MHzの方が安いという関係にある。
【0010】
前記自鳴式タグは、現在22kHz、37.5kHz、31.5kHzのものが知られている。自鳴式タグは前記受動式ペーパータグの使用周波数と同じ周波数を用いるならば前記ペーパータグ用の発信装置をそのまま用いることが可能となり、既に普及している前記受動式ペーパータグのシステムで両者を併用することが可能となる。
【0011】
すなわち、高価な自鳴式タグはサンプリング的に10個に1個程度混ぜておくだけでかなり盗難防止の効果が出てくるので、前記受動式ペーパータグと周波数が共用されれば、入り口等に設置される発信装置も共用できるので、より普及し易い。従って、上記自鳴式タグは前記ペーパータグが最も普及している使用周波数である58kHz、または8.2MHzで設計されることが好ましい。
【0012】
このような自鳴式タグのロック機構の例として、従来CDケースと組み合わせた特開平9−328184号公報や特開平11−11566号公報のものも知られている。該従来例は、CDケースが出し入れ可能な開口部を背面に有した収納容器本体と、該収納容器本体の上端部にCDケースの取り出しを制限する押し釦式のロック機構を備え、該ロック機構は、左右に配設された板バネにより突出状態を保持されるロック部材を備えたものである。前記ロック機構は、上下動するロック部材の両側面に突起を形成されており、また、前記板バネは、一枚のバネ材(磁性材)をU字状に折り曲げて形成されている。ロック機構の施錠は、ロック機構の頂部から上に突出した釦部を指で押し込むことにより行う。釦部が押し込まれると、ロック部材の両側に配設された板バネは、両側の係合段部に係合し、ロック部材を下降した状態で維持する。このようにして、ロック部材が容器内の隙間に突出し施錠される。
【0013】
ロック部材は、両側を板バネで係止されているので、ロックが外れることもない。また、解錠する場合には、ロック機構の両側面に強力な磁石を有した解錠具を当て、板バネを側面方向へ引き寄せる。解錠具は、ロック機構をそのまま収納できる凹部を有しており、凹部の両端に強力な磁石を有している。板バネの両先端が両側に引き寄せられると、ロック部材は係合段部との係合が解除され上昇する事ができる。ロック部材が上昇すると、CDケースが隙間を自由に移動する事ができ、CDケースを任意に取り出す事ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ロックを特に治具等を用いずに手動でできると共に、ロック状態になったものを解除する場合、プラスチック製の簡単な板状キーでロック解除ができる小型・軽量で、安価なロック機構を提供することを目的とする。
【0015】
また、上記ロック機構は、特に、無断で商品を持ち出そうとすると店の入り口等に設置された発信装置の側を通る時反応し、該発信装置に設けられた警報機が鳴ると共にそれ自身も鳴動し、またタグ自体を商品から取り外しても鳴動することにより盗難防止を行っている自鳴式物品監視用タグに用いるのに適した小型・軽量のロック機構を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明のロック機構は、逆ハの字状の開脚部及び該開脚部に連なるロック係合部を有し、一体成形されていて上記開脚部が弾性を有する雌型ロック部材、先端に上記逆ハの字状の開脚部に対応して滑り込む斜面を有し、該斜面に連なるロック係合部を設けた断面板状の雄型ロック部材、及び脚部間の距離が略前記雄型ロック部材の横幅に相当し、脚部の内側に突起を設けた2脚型フォーク形状の解除キーからなるロック機構において、上記雄型ロック部材を上記雌型ロック部材の開脚部に押し込むことにより両者のロック係合部を係合させロックさせると共に、上記2脚型フォーク形状の解除キーの脚部を上記雄型ロック部材を挟むようにして押し込むことにより解除キーの脚部の先端部を前記雌型ロック部材の開脚部間に挿入し、前記解除キーの脚部の内側の突起が前記雄型ロック部材に当接して前記解除キーの脚部及びこれに当接する前記雌型ロック部材の開脚部が外方向に押し広げられることより、前記ロック係合部の係合を解除することを特徴とする。
【0017】
さらに、該雄型ロック部材には、さらに上記ロック係合部に連なる凹部を設け、前記ロック解除時に前記解除キーの脚部の内側の突起が上記雄型ロック部材の凹部に填り込むことにより、前記解除キーを引き抜くとき前記雄型ロック部材も一体と成って引き出されることを特徴とする。
【0018】
また、前記雄型ロック部材の上面に突起が設けられており、該突起との係合によりスイッチのON−OFFを行うことを特徴とする。
さらに、前記雄型ロック部材の後方に該ロック部材と一体になったロック・ピンが設けられ、該ロック・ピンが前記ロック機構を取り付けたケースの後方外側に突出しており、該ロック・ピンの両サイドに前記解除キーの脚部挿入用の孔が設けられていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明のロック機構が用いられる自鳴式物品監視用タグの全体図を示す。1はプラスティック・ケースであり、3は該ケース内に収納されるプリント基板、4はブザー、5は電池、6はプリント基板に設けられた長孔、7はスイッチ、8は雄型ロック部材、9は雌型ロック部材、10はロック・ピン、11は上蓋、12はスナップ・スイッチ、14は該スナップ・スイッチの動作片、13は上蓋に設けられた開孔である。上記自鳴式タグは、長さ9cm、幅2cm、の舟型をしており、該ケースから突出したスナップ・スイッチの動作片14を商品に押し付けてテープ等で商品に固着されている。後述するように、上記動作片が押されている限り、ブザーは鳴らない。しかし、不正に上記タグが商品より外されると、上記動作片14がONとなり、ブザーが鳴動する。また、後述するロック解除を行わずに不正に商品をもって黙って入口から出ようとすると入り口にある発振装置の電波を受信してブザーが鳴動する。
【0020】
図2,図3に、上記タグのロック機構の部分の拡大図を示す。
図2,図3に見られる如く、雌型ロック部材9は、略コの字状の底部、雄型ロック部材と係合する係合部15及び雄型ロック部材に対して逆ハの字状に開脚する開脚部17から成っていって、それらは前記プリント基板の孔に係合して固着するためのピン33,34と共にプラスティック素材で一体成形されている。該雌型ロック部材は、前記舟型ケースの底部に貼り付けられてケースに固着されている。
【0021】
雄型ロック部材8は、図5に詳細斜視図を示すように、二つのくびれ部分をもち、一見バイオリンの胴部分と似たような形状をしている。図5において、同図(a)は上から見た図であり、同図(b)は裏から見た斜視図である。上記形状のくびれ部分(凹部26,28)のロック側凹部28は雌型ロック部材と係合する係合用の直角部分16を有し、外側凹部26は後述する解除キー2の円形突起21が填り込むように半円形の形状をしている。該雄型ロック部材の裏面には、前記舟型ケースの底に設けられたガイド溝31(図2)に嵌合する長尺状の突起35が設けられている。なお、36は該雄型ロック部材と一体に設けられているロック・ピンである。
【0022】
前記プリント基板には、自鳴式盗難防止用の前記機能を有する回路が組み込まれており、前記スイッチ12または例えば8.2MHzの電波を受信することによってブザー4を鳴らすことができる。また、前記解除キー2の先端20を前記舟型ケース1の後方のロック・ピン側正面に設けられた両サイドの孔10’から挿入し、後述するように上記解除キーを奥まで押し込んで引っ張り、ロックを解除すると、前記雄型ロック部材の上面に設けられた突起29,30の作用によりスライド・スイッチ(電源スイッチ)の突起19(図3)がOFFとなるので、上記ブザーの鳴動回路への電源供給が断たれ、前記タグは取り外しても鳴動しない。
【0023】
本発明のロック機構のロック動作及びロック解除動作は以下のとおりである。図2は上記ロック機構のロック解除状態を、図3は上記ロック機構のロック状態を示す。前述の如く、上記ロックは雄型ロック部材の係合部16が雌型ロック部材の係合部15に係合することによってなされる。図4は、上記図3のロック状態の解除動作を順を追って図示したものである。従って、ロック動作の場合は、図4において下から順に上へ動作を続けることにより行われる。
【0024】
図4(a)において、解除キー2の先端20を前記舟型ケース1の後方のロック・ピン側正面に設けられた両サイドの孔10’(図1(d))から挿入し、該解除キーを奥まで徐々に押し込む。解除キー2は、図2に示されるように、2脚のフォーク状の形状をしており、その脚部20の両方の内側には適当な位置に半円状の突起21が設けられている。
【0025】
図4(a)は、上記解除キー2を挿入し、上記は半円形の内側突起21が前記雄型ロック部材の角部25に当接した状態を示している。図4(a)の状態からさらに解除キーを押し込むと、該半円形の突起が雄型ロック部材の角部25に乗り上げることにより、図4(b)に示されるように上記解除キーの先端部20が外側に開く。この時丁度、解除キーの先端20が前記雌型ロック部材の逆ハの字状に開いている先端脚部17の内側に当接し、該先端脚部17を両側外方向に押し開く。この先端脚部17が外方向に開く動作によって、図4(b)に示すように前記雄型ロック部材の係合部16と雌型ロック部材の係合部15の係合が外れる。該ロックを外す動作の後、さらに前記解除キーを押し込んでいくと、図4(c)に示されるように、前記解除キーの半円形の内側突起21が雄型ロック部材8の上記角部よりさらに内側に進み、上記解除キーの半円形の内側突起と大きさの同じ半円形の凹部26にすっぽりと填り込む。この填り込み動作が完了すると、解除キーはこれ以上先に進むことはできなくなる。
【0026】
図4(c)の状態から今度は逆に解除キーを引き抜いていくと、上記填り込みの動作により雄型ロック部材8は解除キーと一体化されているので、解除キーと一緒に右方向に引き抜かれていく。図2に戻って、この移動動作は雄型ロック部材の端面37が前記ケースの内部に設けられた2条の梁38,38’に当接するまで行われる。梁38,38’に当接すると、弾条体となっている解除キーの先端部20の内側突起21が前記雄型ロック部材の凹部26から抜けだし、その後は解除キーのみ図2に示されるように外方向に分離されて引き出される。
【0027】
上記ロック解除とは逆にロックする場合は簡単で、図2において雄型ロック部材と一体になってケース後方の外方向に延在しているロック・ピン10を手で押し込むことにより行われる。勿論、該ロックを前記ロック解除と逆の動作で解除キーを用いて行うこともできるが、この場合解除キーを引き抜くときロックも解除されてしまうので注意が必要である。
【0028】
上記ロック機構を前記自鳴式物品監視用タグに用いた場合の動作は以下のとおりである。
図1(b)において7は自鳴式警報回路の電源スイッチであり、上記ロック機構のロック時に該スイッチが入り、自鳴式警報回路がON状態となる。自鳴式警報回路がON状態となると、ブザー鳴動回路(発振回路)の入力を短絡している警報作動スイッチ12のON状態、もしくは上記回路に内蔵されている警報発生用電波の受信回路への電波入力によって作動し、警報が鳴る。なお、上記自鳴式警報回路の一例が同じ出願人によって特願平10−331798号として既に提案されている。
【0029】
前記ロック機構の雄型ロック部材の上面には2つの突起29,30が設けられており(図5)、図2,図3に見られる如く該突起は上記電源スイッチ(スライド・スイッチ)7の作動片19にロック時、またはロック解除時に当接するようになっている。かくして、ロック時に上記電源スイッチが投入され、またロック解除時に上記電源スイッチがOFFとなる。正常に商品が販売されるときは、店舗の入り口カウンタで、店員が上記解除キーにより上記自鳴式タグのロックを解除して商品から取り外し商品のみを客に引き渡すので、自鳴式タグが鳴動することはない。
【0030】
なお、この発明は、上記自鳴式タグのロック機構のみならず、広く簡易型のロック機構としていろんな分野に応用が可能である。この場合、雄型ロック部材の凹部26の位置や形状、解除キーの突起21の位置や形状、解除キーの脚20の間隔、解除キーの先端部20の長さ、雄型及び雌型ロック部材の係合部16,15の位置等をそれぞれ異なるものを用意し、それらを組み合わせることにより、多数の種類のロック機構を揃えることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のロック機構は、小型・軽量で、確実なロックを可能とする優れた機構である。解除キーも板状のプラスティック製のものでよく、安価で使いやすいものである。また、この発明のロック機構は、部品点数は2つのみで、解除キーを合わせても3点にすぎず、その形状も簡単で作り易いものである。また、この発明のロック機構は、プラスティックの弾性を利用して簡単な形状・構造で巧みにロックを行わせており、解除動作もスムーズである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロック機構が用いられる自鳴式物品監視用タグの全体図である。
【図2】上記自鳴式物品監視用タグのロック機構の部分の拡大図である。
【図3】上記自鳴式物品監視用タグのロック機構の部分の拡大図である。
【図4】上記ロック機構のロックの解除動作を順を追って図示したものである。
【図5】上記ロック雄部材の詳細斜視図である。
【符号の説明】
1 プラスティック・ケース
2 解除キー
3 プリント基板
4 ブザー
5 電池
6 長孔
7 スイッチ
8 雄型ロック部材
9 雌型ロック部材
10 ロック・ピン
11 上蓋
12 スナップ・スイッチ
14 スナップ・スイッチの動作片
15,16 係合部
17 脚部
19 スイッチの動作片
20 先端部
21 突起
25 雄型ロック部材
26 凹部
29,30 突起
31 ガイド溝
35 長尺状の突起
38 梁
Claims (4)
- 逆ハの字状の開脚部及び該開脚部に連なるロック係合部を有し、一体成形されていて上記開脚部が弾性を有する雌型ロック部材、先端に上記逆ハの字状の開脚部に対応して滑り込む斜面を有し、該斜面に連なるロック係合部を設けた断面板状の雄型ロック部材、及び脚部間の距離が略前記雄型ロック部材の横幅に相当し、脚部の内側に突起を設けた2脚型フォーク形状の解除キーからなるロック機構において、
上記雄型ロック部材を上記雌型ロック部材の開脚部に押し込むことにより両者のロック係合部を係合させロックさせると共に、上記2脚型フォーク形状の解除キーの脚部を上記雄型ロック部材を挟むようにして押し込むことにより解除キーの脚部の先端部を前記雌型ロック部材の開脚部間に挿入し、前記解除キーの脚部の内側の突起が前記雄型ロック部材に当接して前記解除キーの脚部及びこれに当接する前記雌型ロック部材の開脚部が外方向に押し広げられることより、前記ロック係合部の係合を解除することを特徴とするロック機構。 - 該雄型ロック部材には、さらに上記ロック係合部に連なる凹部を設け、前記ロック解除時に前記解除キーの脚部の内側の突起が上記雄型ロック部材の凹部に填り込むことにより、前記解除キーを引き抜くとき前記雄型ロック部材も一体と成って引き出されることを特徴とする前記請求項1記載のロック機構。
- 前記雄型ロック部材の上面に突起が設けられており、該突起との係合によりスイッチのON−OFFを行うことを特徴とする前記請求項1または2記載の自鳴式タグ用ロック機構。
- 前記雄型ロック部材の後方に該ロック部材と一体になったロック・ピンが設けられ、該ロック・ピンが前記ロック機構を取り付けたケースの後方外側に突出しており、該ロック・ピンの両サイドに前記解除キーの脚部挿入用の孔が設けられていることを特徴とする前記請求項1〜3の内、いずれか1項記載の自鳴式タグ用ロック機構。
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