JP3326164B2 - 自鳴式物品監視装置 - Google Patents

自鳴式物品監視装置

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JP3326164B2
JP3326164B2 JP2000373777A JP2000373777A JP3326164B2 JP 3326164 B2 JP3326164 B2 JP 3326164B2 JP 2000373777 A JP2000373777 A JP 2000373777A JP 2000373777 A JP2000373777 A JP 2000373777A JP 3326164 B2 JP3326164 B2 JP 3326164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDショップ等
において商品の万引き等を防止するため商品に固着して
用いる自鳴式物品監視装置に関し、特にその電源スイッ
チ及び該電源装置に関連するロック構造のリリーサ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品監視装置としては、
内部に電源を持たない受動型のペーパータグが知られて
いる。このペーパータグは商品に付けられていて、無断
で商品を持ち出そうとすると店の入り口等に設置された
発信装置の側を通る時反応し、該発信装置に設けられた
警報機が鳴ることにより盗難防止を行っている。
【0003】しかし、このペーパータグは安価ではある
が、警報はゲートの方で鳴るため、複数の人間が同時に
通過した場合はどの人間が商品を不正に持ち出そうとし
ているのか分からないため、現場を押さえるのに難しい
欠点がある。また、強引にゲートを通過しようとする犯
人に対し警報の発信箇所を確定できないため、遅れを取
って逃げられてしまうという欠点もある。
【0004】また、この欠点を改善したものとして、特
開2000−90360号公報のように、内部に電源を
持ち、入り口の発信器からの電波を受信してタグ自体が
警報を鳴らす自鳴式物品監視装置が公知である。
【0005】この自鳴式物品監視装置は、例えばCDの
場合、図6に示す如く合成樹脂からなる透明ケース(ク
リアケース)1、警報作動検出スイッチ6及びブザー1
7を具え、クリアケース1に商品(コンパクトディスク
が収納されたカセット)8が収容されている。前記ブザ
ー17は、無線受信回路15及び検出スイッチ6によっ
て動作が制御されており、クリアケース1内にカセット
8が存在しないとき、或いは、自鳴式物品監視装置がゲ
ートを通過するときに鳴動するものである。
【0006】販売店においては、CDを入れたカセット
8を自鳴式物品監視装置のクリアケース1に収容して陳
列し、客にコンパクトディスクを販売する際、店員はブ
ザー12を鳴動しない状態に設定した上でクリアケース
1からカセット8を取り出し、料金と引き替えに客にコ
ンパクトディスクを手渡している。なお、カセット8が
取り出された自鳴式物品監視装置は繰り返し使用され
る。
【0007】上記自鳴式物品監視装置において、客が勝
手に自鳴式物品監視装置のクリアケース1からカセット
8を取り出すと、警報作動検出スイッチ6はクリアケー
ス1内にカセット8が存在しないことを検出してブザー
17へ鳴動指令を発し、ブザー17は該鳴動指令を受け
て鳴動する。これによって、店員は、クリアケース1か
らカセット8が不正に取り出されたことを知ることがで
きる。
【0008】また、客がカセット8を自鳴式物品監視装
置のクリアケース1に収容したまま無断で店外へ持ち出
そうとすると、自鳴式物品監視装置の受信回路15が入
口ゲート等に設けられている送信回路からの信号を受け
てブザー17へ鳴動指令を発し、ブザー17は該鳴動指
令を受けて鳴動する。これによって、店員はコンパクト
ディスクが不正に店外へ持ち出されようとしていること
を知ることができる。
【0009】自鳴式物品監視装置は持ち出そうとする商
品そのものが鳴動するので犯人を特定し易く、現場を押
さえるのに上記受動式ペーパータグより有効である。し
かし、ペーパータグは1個10〜20円であるのに対し
て、自鳴式のものは200〜300円と高価なため多く
用いることが困難である。ペーパータグとしてはバーコ
ードを印刷した紙の中にLCからなる同調回路が印刷さ
れているものが一般的であり、例えば8.2MHzの周
波数が用いられている。8.2MHzは上記LCを縦横
2〜3cmの大きさで作るのに適した周波数である。こ
の他58kHzで用いられるペーパータグも普及してい
る。58kHzで上記LC回路を作ろうとすると大きく
なりすぎて実用的でなく、この58kHzのペーパータ
グは特殊なコンデンサを用いている。一般的に周波数の
低い58kHzの方が性能は優れているが、汎用の上記
LC回路を使えるので、コスト的には8.2MHzの方
が安いという関係にある。
【0010】前記自鳴式タグは、現在22kHz、3
7.5kHz、31.5kHzのものが知られている。
自鳴式タグは前記受動式ペーパータグの使用周波数と同
じ周波数を用いるならば前記ペーパータグ用の発信装置
をそのまま用いることが可能となり、既に普及している
前記受動式ペーパータグのシステムで両者を併用するこ
とが可能となる。すなわち、高価な自鳴式タグはサンプ
リング的に10個に1個程度混ぜておくだけでかなり盗
難防止の効果が出てくるので、前記受動式ペーパータグ
と周波数が共用されれば、入り口等に設置される発信装
置も共用できるので、より普及し易い。従って、上記自
鳴式タグは前記ペーパータグが最も普及している使用周
波数である58kHz、または8.2MHzで設計され
ることが好ましい。
【0011】ケースは50〜60円のものであり、大量
に使用する。しかし、上記ロック機構であって内部に自
鳴式のタグを内蔵したものは一個200〜300円もす
るので、例えば10ケースに1つといったようにサンプ
リング的にしか使用されない。その他のケースは、ロッ
ク機構が外観だけ上記自鳴式のタグを内蔵したものに似
ているが、自鳴式のタグを内蔵していないダミーであ
る。
【0012】図12に、この非自鳴式タグ(同調回路)
が収納されたダミー用のタグ・ケースの斜視図を示す。
図に見られるように、後述するタグ・ケースの内側に沿
う形でコイル61が複数回巻回される。図13は、該コ
イル61とコンデンサ62のみを取り出したものを示し
ている。コイル62は縦巻きとなっている。コイルは治
具の周りを巻き線機により巻かれ、ヒュージングにより
自己融着されて固められる。なお、該ダミー用のタグを
付けた非自鳴式物品監視装置は、当然のことながら前記
商品検出スイッチやブザーを有さないが、該不存在はロ
ック時外部からは見えないので分からない。
【0013】このように自鳴式タグを内蔵したロック機
構はコストが高いので再利用することが望ましい。しか
し、上記従来例のようにケースとロック機構が一体とな
っているものは、ケース部分が破損しただけでも、壊れ
ていないロック機構部分も含め、全体を廃棄しなければ
ならないので無駄である。
【0014】自鳴式物品監視装置における上記従来のロ
ック機構の欠点を改良し、ケースとロック機構を分離可
能とし、ケースのみ(あるいは、ロック機構のみ)が壊
れた場合、ロック機構をケースから取り外して壊れてい
ない部分を再利用可能としたロック機構を提案してい
る。(特願2000−108761号) 図1は、前記自鳴式物品監視装置の全体図を示す。
【0015】図1(a)の1はクリアケースであり、透
明なプラスチックでできていて、中にCD等を収納して
商品として店内に並べられる。図1(a)の2はロック
機構となるタグであって、上記クリアケース1のタグ挿
入口4から挿入されケース1に取り付けられる。なお、
5は報音口であって、内部にブザー等の警報装置が内蔵
されており、不正に商品をケースから取り出したり、ケ
ースに入れたまま黙って入口から出ようとするとブザー
が鳴動する。また、6は上記タグの上部に設けられた検
出スイッチであって、後述する如く上記ケースに商品を
収納してロックすると該検出スイッチは商品に押されて
OFFとなる。従って、上記のように商品を不正に取り
出すと該スイッチがONとなり、上記ブザーがなる仕組
みとなっている。図1(b)の3は上記タグのロックを
解除するためのリリーサを示し、商店の入口等に設けら
れる。
【0016】図2に示す如く、上記タグ(ロック機構)
はタグ挿入口から挿入され、図2(b)に示す如く、ケ
ース1に取り付けられる。図2(c)は、そのタグ挿入
部分の拡大図である。図に見られる如く、タグ2を押し
込むと、下端が最初9の位置にあったCD商品は、下端
が点線8の位置まで押し込められるので検出スイッチ6
は該CD商品の底に押されて入り状態(OFF状態)と
なる。商品セッティング時このスイッチ6が入り状態
(OFF)になった後、図示されない電源スイッチがO
Nとなるので、一旦ロックされた後にロックを解除をせ
ずに(電源をOFFにしないで)商品を抜き取ると上記
検出スイッチが働き、図示されない警報回路がONとな
って、ブザーが鳴る仕組みとなっている。
【0017】図3には、上記自鳴式物品監視装置の使用
状態を、図4には同じくロック解除動作を示す。図3
(a)に示す如く、CD商品はケース側面から図1
(a)の爪部7を避けて挿入される。CD商品挿入後、
図3(b)に示す如く、タグ(ロック機構)を下から押
すことによってロックされる。図3(c)に示す如く、
ロックされるとCDは前記ケース爪部7に妨げられて外
に取り出すことはできない。ロック解除は、図4(a)
に示す如く、ロック状態のケースをリリーサに上から挿
入する。そうすると、リリーサの左右側面に設けられた
強力な磁石9の作用により、タグ内のロックが解除さ
れ、CD商品を下方向に移動せしめ、図4(b)に示す
如く、前記爪部7を避けてCDを取り出すことができ
る。かくして、図4(c)に示す如く、ケースをフリー
にすることができる。
【0018】図5は、ケースが破損した場合に、タグと
ケースを分離する動作を示す。まず、リリーサは本体と
ベースに分離され(図5(a))、分離されたリリーサ
本体に破損したケースを挿入する(図5(b)〜
(c))。ベース(後述するタグ・ストッパー)が無い
ためタグを指で押さえながらクリアケースだけを引き上
げると、ケースにタグを取り付けるロック機構も解除さ
れるため、タグはケースと分離される(図5(d))。
最後に、下に残っているタグを取り出せばよい(図5
(e))。
【0019】次に、上記提案の自鳴式物品監視装置の具
体的構造・動作について説明する。図6は、上記自鳴式
物品監視装置の詳細図を示す。図6において、1は前記
図1と同じくクリアケース1であり、商品(CD等)1
8を収納する。自鳴式タグ2はクリアケース1に装着し
て商品18をロックする部材である。ロック機構13は
後述するようにU字型のスプリングを用いた固定手段で
あり、商品検出スイッチ6は商品の取り出しを検知する
マイクロスイッチである。無線受信回路15は店舗入り
口に設置されるゲートの無線信号を受信する。電源スイ
ッチ16はロック機構13によりON/OFFするスラ
イドスイッチである。警報ブザー17は異常を報知する
ためのブザーである。図7は上記タグが押し込められ、
ロック状態になっているところを示す。
【0020】図8は、上記提案のロック機構の詳細とそ
の動作を説明する図である。図8(a)はロック状態を
示す。図に示す如く、ロック突起22にロックスプリン
グ20が係止していることにより、ロックスプリングは
下段の溝25(同図(c)参照)にはまり込み、自鳴タ
グ19は下方向へ移動できないようにロックされてい
る。図8(b)は、該ロック機構をリリーサ(解除装
置)に挿入したときの状態を示す図である。リリーサ
(解除装置)にロック機構を挿入すると、リリーサの左
右側面に設けられた強力な磁石の作用により、図8
(b)示されるように上記ロックスプリング20が左右
に吸着されて開き、ロック突起を乗り越えることにより
自鳴タグ19は上下方向へ自由に移動できるようにな
る。すなわち、タグのロック機構が解除される。図8
は、リリーサが図4に示す如く、リリーサ本体とベース
(図5(a)参照)が組み合わされている状態を示し、
この場合ベースの上部がタグストッパー24となるの
で、タグの移動はタグストーッパーに当接するまでとな
る。図4(c)は、通常のロック解除状態を示す。この
時、タグは下方に移動し、ロックスプリング20は、上
段の溝26(同図(a)参照)にはまり込んだ状態とな
っていて、ロック・スプリングはケースの固定されてい
るので、タグはクリアケースに取り付けられた状態を維
持している。クリアケースやタグが壊れたりして、クリ
アケースとタグを分離する場合は、前記図5に示す如
く、リリーサ本体のみで上記ロック解除動作を行うと、
図8のタグストッパー24が無い状態でロックが解除さ
れるので、上記のようにロックスプリング20が抜け止
め突起21も乗り越え、上段の溝26にはまり込んだ状
態をも更にロック解除可能となる。かくして、ロック・
スプリングと前記タグの係合が解かれ、タグ2をクリア
ケースからも分離することができ、タグの交換が可能と
なる。
【0021】図9には、電源スイッチ16がスライドス
イッチの場合のON/OFF動作を示す。タグ2をクリ
アケースに取り付けるときは、該電源スイッチ16がO
FFの状態で取り付け、商品をケースに装着する時、検
出スイッチ6がOFFとなってから電源スイッチ16が
ONになる。従って、タグの取り付けから商品の装着ま
でブザーが鳴ることはなく、電源スイッチ16はロック
後にONとなる。その動作は以下のとおりである。
【0022】図9(a)は初期状態を示し、クリアケー
ス1のロック機構は解除状態である。同図(b)はロッ
ク状態を示し、タグ2を上方に押し込みロックさせる
と、電源スイッチ36はクリアケース1に当たることに
よりON状態となる。図9(c)はリリーサへの挿入時
を示し、この状態ではクリアケースがロック状態なので
電源スイッチはON状態にある。タグが下方に移動して
ロックが解除されると、同図(d)に示す如く、リリー
サのタグストッパー24に設けられた爪27に電源スイ
ッチが押されてOFFとなる。同図(e)は(a)と同
じ初期状態である。商品検出スイッチは商品と接した状
態でOFFとなり、商品と離れるとONになる。従っ
て、リリーサでロックを解除すると、上記のように電源
スイッチがOFFとなるのでブザーがなることはない
が、リリーサでロックを解除しない状態で商品を取り出
すとブザーが鳴る。また、同様にリリーサでロックを解
除しない状態でゲートを通過しようとすると、前記無線
受信回路がゲートの送信電波を受信してブザーを鳴動さ
せる。かくして、不正に商品を持ち出すと、ケース自体
が鳴動することにより、ペーパー式より確実に盗難が防
止できる。また、上記無線受信回路の使用周波数をペー
パー式タグの使用周波数と同じにしておけば、ペーパー
式タグのシステムをそのまま用いることが可能となる。
【0023】前記特開2000−90360号公報は、
電源スイッチとしてスライドスイッチを用い、店の入り
口カウンタでリリーサを用いて上記電源スイッチを解除
するとき、図9に示されるようにタグストッパーの爪2
7で該スライドスイッチを押し込んで電源OFFとして
いる。
【0024】しかし、この電源OFF動作は、タグスト
ッパーの爪とスライドスイッチのレバーの位置が正確に
合わないと、電源をOFFできなかったり、あるいは逆
に過度に押し込んでスライドスイッチのレバーを壊した
りする故障が生じる欠点があった。
【0025】また、図18に示す如く、単独でテープ等
により商品に取り付けられて用いられる自鳴式物品監視
用タグ82も存在する。これは同じ出願人の提案したも
の(特願平11−153113号)であって、上記提案
のケース内には、前記提案の受信回路を内蔵している。
なお、図において、84は発光ダイオードである。
【0026】図18の詳細な分解図を図19に示す。図
19(a)は図18を底から見た図、図19(b)は上
記タグケース内に収納されているプリント基板を外に取
り出したところを、また図19(c)は上記図19
(a)の底板を外したところを示している。98は図1
8の84に対応する前記発光ダイオードの表示窓であ
る。図19において、85はプラスティック・ケースで
あり、図18に示す如く、外観が舟型をひっくり返した
形状をしている。86は該ケース内に収納されるプリン
ト基板、87はブザー、88は電池、89はプリント基
板に設けられた長孔、90はスイッチ、91は雄型ロッ
ク部材、92は雌型ロック部材、93はロック・ピン、
94は底板、95はスナップ・スイッチ、97は該スナ
ップ・スイッチの動作片、96は底板に設けられた開孔
である。上記自鳴式タグは、長さ約9cm、幅2. 5c
m、の逆舟型をしており、該ケースの開孔96から突出
したスナップ・スイッチの動作片97を商品に押し付け
てテープ等で商品に固着されている。後述するように、
上記動作片が押されている限り、ブザーは鳴らない。し
かし、不正に上記タグが商品より外されると、上記動作
片97がONとなり、ブザーが鳴動する。また、後述す
るようにロック解除を行わずに不正に商品を持って黙っ
て入口から出ようとすると入り口にある発振装置の電波
を受信してブザーが鳴動する。
【0027】図20に、上記タグのロック機構の部分の
拡大図を示す。さらに、図20の雄型ロック部材101
の拡大斜視図を図21に示す。なお、図19は上記ロッ
クが解除された状態を示し、図20はロック状態を示
す。図20に見られる如く、雌型ロック部材92は、略
コの字状の底部、雄型ロック部材101と係合する係合
部109及び雄型ロック部材に対して逆ハの字状に開脚
する開脚部110から成っていって、それらは前記プリ
ント基板の孔に係合して固着するためのピン111と共
にプラスティック素材で一体成形されている。該雌型ロ
ック部材92は、前記舟型ケースの底部に貼り付けられ
てケースに固着されている。
【0028】雄型ロック部材101は、図21に詳細斜
視図を示すように、二つのくびれ部分をもち、一見バイ
オリンの胴部分と似たような形状をしている。上記形状
のくびれ部分(凹部102,103)のロック側凹部1
03は雌型ロック部材と係合する係合用の直角部分10
8を有し、外側凹部102は解除キー104の円形突起
113が填り込むように半円形の形状をしている。な
お、93は該雄型ロック部材と一体に設けられているロ
ック・ピンである。
【0029】前記プリント基板には、自鳴式盗難防止用
の前記機能を有する回路が組み込まれており、前記スイ
ッチ95のON、または例えば8.2MHzの電波を受
信することによってブザー87を鳴らすことができる。
また、前記解除キー104の先端を前記舟型ケースの後
方のロック・ピン側正面に設けられた両サイドの孔11
5から挿入し、後述するように上記解除キーを奥まで押
し込んで引っ張り、ロックを解除すると、前記雄型ロッ
ク部材の上面に設けられた突起106,107の作用に
よりスライド・スイッチ(電源スイッチ)の突起100
(図20)がOFFとなるので、上記ブザーの鳴動回路
への電源供給が断たれ、前記タグは取り外しても鳴動し
ない。
【0030】上記ロック機構を前記自鳴式物品監視用タ
グに用いた場合の動作は以下のとおりである。図19
(b)において90は自鳴式警報回路の電源スイッチで
あり、上記ロック機構のロック時に該スイッチが入り、
自鳴式警報回路がON状態となる。自鳴式警報回路がO
N状態となると、ブザー鳴動回路(発振回路)の入力を
短絡している警報作動スイッチ95のON状態、もしく
は上記回路に内蔵されている警報発生用電波の受信回路
への電波入力によって作動し、警報が鳴る。前述の如く
前記ロック機構の雄型ロック部材の上面には2つの突起
106,107が設けられており(図21)、図20に
見られる如く該突起は上記電源スイッチ(スライド・ス
イッチ)90の作動片100(図20)にロック時、ま
たはロック解除時に当接するようになっている。かくし
て、ロック時に上記電源スイッチが投入され、またロッ
ク解除時に上記電源スイッチがOFFとなる。正常に商
品が販売されるときは、店舗の入り口カウンタで、店員
が上記解除キーにより上記自鳴式タグのロックを解除し
て商品から取り外し商品のみを客に引き渡すので、自鳴
式タグが鳴動することはない。
【0031】しかし、この電源ON−OFF動作も、ロ
ック部材の上面の2つの突起106,107とスライド
スイッチのレバーの位置が正確に合わないと、電源をO
N−OFF動作ができなかったり、あるいは逆に過度に
押し込んでスライドスイッチのレバーを壊したりする故
障が生じる欠点があった。
【0032】図10,図11には、前記図2,図3の自
鳴式物品監視装置に用いられる改良された前記ロック解
除用リリーサ装置を示す。(特願2000−10876
1号参照。) 前述の如く、該リリーサ装置には図10の33,34に
示されるような前記ロックスプリングを左右に吸着して
ロックを解除させるための強力な磁石がリリーサ本体の
図10の38,39の場所に埋め込まれている。該磁石
はネオジュームを用いたものであって、磁気カード等の
磁気記録体を近づけると内部磁気記録が壊れる怖れがあ
るほど強力なものである。
【0033】従って、この実施例では前記自鳴式物品監
視装置をDVD等にも用いるため該リリーサに磁気シー
ルドを施したものである。図5に示されるリリーサはベ
ース29の上にリリーサ本体28を填め込む構造となっ
ていたが、この実施例は図10に示される如く、リリー
サ全体を磁気シールドカバー31で覆うため、タグスト
ッパー36がリリーサ本体の下側溝40の部分にネジ止
めされる構造となっている。なお、該タグストッパー
は、前記ベースのタグストッパーと同様の動作を行う。
磁気シールド材は6mmの鉄板からなる左右のサイドプ
レート32及びそれをさらに覆う2mmの鉄板からなる
カバー31からなっている。リリーサ本体の左右側面に
サイドプレート32を取り付け、その上からカバー31
を被せることにより図11(a)の如く組み立てられ、
また下側の溝40内にストッパー36を取り付けてリリ
ーサ全体が使用状態となる。なお、上記カバー31の上
面にはクリアケース挿入用の開口41が設けられてい
る。
【0034】しかし、上記提案のものは、上記磁気シー
ルド用の箱蓋状カバー31の側面稜線50,51,5
2,53に隙間が空いている構造であった。これは、該
箱蓋状カバー31は一枚の鉄板から作られ、プレスで打
ち抜かれた該鉄板から直角に側面54,55,56,5
7を折り曲げて側面の上記両面(例えば、54,55)
を隙間(例えば、51)を介して合わせているためであ
る。しかし、該側面の隙間は前記強力磁石の磁気漏洩を
生じせしめ、特にDVD等への悪影響が懸念されてい
る。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、自鳴式物
品監視装置における上記電源スイッチの改良に関し、前
記タグストッパーの爪を必要としないロック構造を実現
し、併せて従来のロック機構の解除装置を改良し、該解
除装置をより完全に磁気シールドして外部への悪影響を
無くした該ロック解除用リリーサ装置を提供することを
目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明の自鳴式物品監
視装置は、商品を収納するケースと、2段階のロック構
造を有し、該2段階のロック構造がロックバーに設けら
れた2段のロック用の溝と、該溝に嵌合されてロックさ
れ、外部磁石により解除されるU字型のロックスプリン
グからなり、該ロック構造の1段目の溝でケースに取り
付けられ、2段目の溝で商品をケース内にロックするロ
ック機構を有する自鳴式物品監視装置において、前記自
鳴式物品監視装置には前記ロック時にケース内側面に押
されてオンとなり、該自鳴式物品監視装置の電源をオン
にする電源スイッチが設けられており、上記スイッチが
前記ロック解除時ケース内側面押し圧力が解除されてオ
フとなる自動復帰型スイッチであることを特徴とする。
【0037】また、テープ等により商品に取り付けら
れ、上記取り付け時に商品に圧着されてオンとなる商品
検知スイッチと、警報回路のセット時ロック機構により
オンとなり、外部解除キーによるロック解除操作により
オフとなる上記警報回路の電源スイッチが設けられてい
る自鳴式物品監視用タグにおいて、上記電源スイッチが
前記セット時上記ロック機構に押されてオンとなり、ロ
ック解除時該ロック機構の押し圧力が解除されてオフと
なる自動復帰型スイッチであることを特徴とする。
【0038】また、この発明は、商品を収納するケース
に用いられ、ロック構造がロックバーに設けられたロッ
ク用の溝と該溝に嵌合されてロックされ外部磁石により
該嵌合が解除されるU字型のロックスプリングからな
り、該ロック構造で上記収納された商品をケース内にロ
ックするロック機構を有する前記自鳴式物品監視装置の
上記ロックを解除するリリーサ装置であって、該リリー
サ装置が、中央部に上記ロック解除時上記ケースを挿入
する長孔を有し、該長孔内部左右に上記ロック解除用外
部磁石を有するリリーサ本体と、該リリーサ本体外部を
覆う箱蓋状の磁気シールド部材からなり、該磁気シール
ド部材が該箱蓋状の上部に上記ケース挿入用の開口を有
し側面は隙間のない形状とすることにより、上記磁石の
外部への磁気の漏洩を防止したことを特徴とする。
【0039】さらに、商品を収納するケースに用いら
れ、2段階のロック構造を有し、該2段階のロック構造
がロックバーに設けられた2段のロック用の溝と、該溝
に嵌合されてロックされ、外部磁石により解除されるU
字型のロックスプリングからなり、該ロック構造の1段
目の溝でケースに取り付けられ、2段目の溝で商品をケ
ース内にロックするロック機構を有する前記自鳴式物品
監視装置の、上記ロックを解除するリリーサであって、
前記リリーサ本体が、リリーサ本体と別体であって、該
リリーサ本体と組み合わせて用いるベースを有し、前記
2段目のロックを解除して商品を取り出す時は両者を組
み合わせて用いると共に、前記リリーサ本体を単独で用
いることにより前記1段目のロックを解除して前記ロッ
ク機構をケースから分離できることを特徴とする。
【0040】また、前記箱蓋状の磁気シールド部材が、
一枚の鉄板を折り曲げて箱蓋状に形成し該折り曲げ後の
側面稜線部を溶接したもの、もしくは一枚の鉄板を絞り
加工して箱蓋状に形成したものであり、箱蓋状の磁気シ
ールド部材の側面稜線部に隙間のない形状としたことを
特徴とする。
【0041】また、前記自鳴式物品監視装置は、内部に
自鳴式回路を有さず非自鳴式タグ(同調回路)のみが収
納されたダミー用のタグをも含み、前記リリーサは、こ
のようなダミータグをも対象とするものであることを特
徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】図14,図15には、この発明の
改良された電源スイッチが示される。該スイッチは、図
14に示される如く、自動復帰型のバネを内蔵する小型
検出スイッチであり、図14のAの方向に押したとき作
動子(レバー)60は筐体中に押し込まれ、内部の接触
子によりスイッチオンとするタイプである。上記作動子
へのA方向の押し圧力が無くなると内部の復帰バネによ
り元のオフ状態に自動復帰する。上記作動子への押し圧
力は、縦、横、斜めのいずれからでも可能なように作動
子の形状が工夫されているので、多少押し圧点がずれて
も動作が安定している。上記自動復帰型スイッチは、図
15に示されるように従来と同じようにタグ64の側面
に設けられる。タグ64が矢印Bの方向に押し込められ
ると、商品66がロックされ、同時にケース65の下部
側面63が該スイッチの作動子60をタグ内部に押し込
める作用をし、電源スイッチがオンとなる。ロックが解
除され、タグが下降すると図15(a)に示されるよう
に、再び電源スイッチは自動復帰してオフとなる。すな
わち、前記従来のスライドスイッチの時のようにタグス
トッパーの爪(図9の27)が不要となる。同時に上記
スライドスイッチの解除動作の位置合わせによる不具合
(誤動作や破壊)がなくなるので、タグの信頼性が増
し、寿命が延びる効果がある。
【0043】図22,図23は、同様に図14の自動復
帰型スイッチを図18,図19に示される商品張り付け
型の自鳴式物品監視タグに用いた場合の実施例を示す。
従来の上記電源スイッチは、図20に示されるようにス
ライドスイッチの操作子100がロック機構の雄型ロッ
ク部材の上面に設けられた突起106,107に押され
てスライド・スイッチ(電源スイッチ)のON−OFF
動作がなされていたが、この自動復帰型スイッチの場合
は、上記ロック機構の雄型ロック部材の上面に設けられ
た突起121は図23に示されるように角柱状であっ
て、ロック時前記電源スイッチ120の作動子124が
該角柱状突起の側面123に押されて図22(b)に示
されるようにONとなる。なお、図22(a)はロック
解除の状態であり、上記突起121の押し圧力が解除さ
れ、前記自動復帰型電源スイッチは内部バネによりOF
F状態に自動復帰する。この場合も電源スイッチが自動
復帰型であるので、従来のスライドスイッチの時のよう
な電源スイッチOFFのための復帰用の突起(図21の
107)が不要となる。
【0044】図16,図17には、この発明の自鳴式物
品監視装置に用いられる前記ロック解除用リリーサ装置
の前記シールド部材31(図10)の改良された実施例
を示す。この発明のリリーサ装置も該シールド部材31
以外の部材は、図10記載と同じものを使用する。前述
の如く、該リリーサには図10の33,34に示される
ような前記ロックスプリングを左右に吸着してロックを
解除させるための強力な磁石がリリーサ本体の図10の
38,39の場所に埋め込まれている。該磁石はネオジ
ュームを用いたものであって、磁気カード等の磁気記録
体を近づけると内部磁気記録が壊れる怖れがあるほど強
力なものである。
【0045】従って、この図10の実施例では前記自鳴
式物品監視装置をDVD等にも用いるため該リリーサに
磁気シールドを施したものである。前述の如く、磁気シ
ールド材は6mmの鉄板からなる左右のサイドプレート
32及びそれをさらに覆う2mmの鉄板からなるカバー
31からなっている。リリーサ本体の左右側面にサイド
プレート32を取り付け、その上からカバー31を被せ
ることにより図11(a)の如く組み立てられ、また下
側の溝40内にストッパーを取り付けてリリーサ全体が
使用状態となる。なお、上記カバー31の上面にはクリ
アケース挿入用の開口41が設けられている。
【0046】この従来提案のものは、磁気シールド用の
箱蓋状カバー31の側面稜線50,51,52,53
(図10参照)に隙間が空いている構造であった。これ
は、該箱蓋状カバー31は一枚の鉄板から作られ、プレ
スで打ち抜かれた該鉄板から直角に側面54,55,5
6,57を折り曲げて側面の上記両面を稜線で合わせて
いるためである。しかし、該側面の隙間は、前記強力磁
石の磁気漏洩を生じせしめ、特にDVD等への悪影響が
懸念されていた。
【0047】この発明の上記箱蓋状の磁気シールド部材
70は、一枚の鉄板を折り曲げて箱蓋状に形成されたも
のであって、図16に示されるように該折り曲げ後の側
面稜線部(図16の71〜74)を溶接して隙間のない
形状とした。該溶接部分は、研磨され表面仕上げがなさ
れる。該加工の結果、前記稜線のシールド部材の側面隙
間からの漏洩磁束を無くすことができ、磁気シールドが
より完全なものとなったので、DVD等への悪影響を排
除できた。また、上記箱蓋状の磁気シールド部材70
は、一枚の鉄板から絞り加工により形成してもよい。こ
の場合も、側面稜線部(図16の71〜74)が隙間の
ない形状となり、シールド効果がよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動復
帰型小型スイッチを用いると、従来のスライドスイッチ
の時のようにタグストッパーの爪(図9の27)が不要
となる。同時に従来の上記スライドスイッチの解除動作
の位置ずれによる誤動作や破壊がなくなるので、タグの
信頼性が増し、装置の寿命が延びる効果がある。
【0049】また、商品張り付け型タグに用いた場合
も、スライドスイッチの操作子と係合突起との間の位置
ずれによる誤動作や破壊がなくなるので信頼性が向上す
る効果がある。
【0050】また、該電源スイッチのON−OFFに関
連するこの発明の自鳴式物品監視装置のリリーサ装置
は、従来提案のリリーサに改良を加え、その磁気シール
ド部材の側面からの漏洩磁束を無くしたので、DVD等
も安心して使えるようになった。また、磁気漏洩がなく
なった分だけ内部での磁石の解除力が強化される効果も
生じた。
【0051】上記磁気シールド部材は、特に「2段階の
ロック構造を有し、該2段階のロック構造がロックバー
に設けられた2段のロック用の溝と、該溝に嵌合されて
ロックされ、外部磁石により解除されるU字型のロック
スプリングからなり、該ロック構造の1段目の溝でケー
スに取り付けられ、2段目の溝で商品をケース内にロッ
クするロック機構を有する自鳴式物品監視装置」の、上
記ロックを解除するリリーサ装置に用いると、前記「リ
リーサ本体が、リリーサ本体と別体であって、該リリー
サ本体と組み合わせて用いるベースまたはタグ・ストッ
パーを有し、前記2段目のロックを解除して商品を取り
出す時は両者を組み合わせて用いると共に、前記リリー
サ本体を単独で用いることにより前記1段目のロックを
解除して前記ロック機構をケースから分離できる構造」
の自鳴式物品監視装置用のロック解除装置として、構造
が簡単で、丈夫な、また磁気漏洩の少ない解除装置が実
現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自鳴式物品監視装置の全体図である。
【図2】従来の自鳴式物品監視装置におけるクリアケー
スへの自鳴式タグの取り付け動作を示す図である。
【図3】従来の自鳴式物品監視装置におけるクリアケー
スへの商品の収納動作を示す図である。
【図4】従来の自鳴式物品監視装置におけるクリアケー
スへの商品の取り外し動作を示す図である。
【図5】従来の自鳴式物品監視装置におけるクリアケー
スからの自鳴式タグの取り外し動作を示す図である。
【図6】従来の自鳴式物品監視装置の詳細図である。
【図7】図6においてタグが押し込められ、ロック状態
になっているところを示す図である。
【図8】従来のタグのロック機構を示す図である。
【図9】従来のタグの電源スイッチのON/OFF動作
を示す図である。
【図10】従来の自鳴式物品監視装置に用いられるロッ
ク解除リリーサ装置の実施例を示す図である。
【図11】上記ロック解除リリーサ装置の実施例の組立
図である。
【図12】ダミー用タグの構造を示す図である。
【図13】ダミー用タグの同調回路の説明図である。
【図14】この発明に用いられる電源スイッチの外観図
である。
【図15】この発明に用いられる電源スイッチの動作図
である。
【図16】この発明の磁気シールド部材の外観図であ
る。
【図17】この発明の自鳴式物品監視装置のリリーサ装
置の組立外観図である。
【図18】従来の商品張り付け型自鳴式物品監視タグの
外観図である。
【図19】図18の自鳴式物品監視タグの分解図であ
る。
【図20】上記図19のタグのロック機構の詳細を示す
図である。
【図21】上記図19のタグのロック機構の雄型ロック
部材を示す図である。
【図22】この発明の自動復帰型電源スイッチの取り付
け構造を示す図である。
【図23】この発明の自動復帰型電源スイッチを用いた
場合におけるタグのロック機構の雄型ロック部材の構造
を示す図である。
【符号の説明】
1 クリアケース 2 タグ 3 リリーサ 4 タグ挿入口 5 放音口 6 検出スイッチ 7 爪部 9 磁石 13 ロック機構 16 電源スイッチ 17 警報ブザー 18 商品 21 抜け止め突起 22 ロック突起 24 タグ・ストッパー 25,26 溝 27 爪 31 カバー 32 サイドプレート 60 スイッチ 61 コイル 62 コンデンサ 70 シールド部材 120 スイッチ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を収納するケースと、2段階のロッ
    ク構造を有し、該2段階のロック構造がロックバーに設
    けられた2段のロック用の溝と、該溝に嵌合されてロッ
    クされ、外部磁石により解除されるU字型のロックスプ
    リングからなり、該ロック構造の1段目の溝でケースに
    取り付けられ、2段目の溝で商品をケース内にロックす
    るロック機構を有する自鳴式物品監視装置において、 前記自鳴式物品監視装置には前記ロック時にケース内側
    面に押されてオンとなり、該自鳴式物品監視装置の電源
    をオンにする電源スイッチが設けられており、上記スイ
    ッチが前記ロック解除時ケース内側面押し圧力が解除さ
    れてオフとなる自動復帰型スイッチであることを特徴と
    する自鳴式物品監視装置。
  2. 【請求項2】 テープ等により商品に取り付けられ、上
    記取り付け時に商品に圧着されてオンとなる商品検知ス
    イッチと、警報回路のセット時ロック機構によりオンと
    なり、外部解除キーによるロック解除操作によりオフと
    なる上記警報回路の電源スイッチが設けられている自鳴
    式物品監視用タグにおいて、 上記電源スイッチが前記セット時上記ロック機構に押さ
    れてオンとなり、ロック解除時該ロック機構の押し圧力
    が解除されてオフとなる自動復帰型スイッチであること
    を特徴とする自鳴式物品監視装置。
  3. 【請求項3】 商品を収納するケースに用いられ、ロッ
    ク構造がロックバーに設けられたロック用の溝と該溝に
    嵌合されてロックされ外部磁石により該嵌合が解除され
    るU字型のロックスプリングからなり、該ロック構造で
    上記収納された商品をケース内にロックするロック機構
    を有する自鳴式物品監視装置の、上記ロックを解除する
    リリーサ装置であって、 該リリーサ装置が、中央部に上記ロック解除時上記ケー
    スを挿入する長孔を有し、該長孔内部左右に上記ロック
    解除用外部磁石を有するリリーサ本体と、該リリーサ本
    体外部を覆う箱蓋状の磁気シールド部材からなり、該磁
    気シールド部材が該箱蓋状の上部に上記ケース挿入用の
    開口を有し側面は隙間のない形状とすることにより、上
    記磁石の外部への磁気の漏洩を防止したことを特徴とす
    る前記自鳴式物品監視装置用のリリーサ装置。
  4. 【請求項4】 商品を収納するケースに用いられ、2段
    階のロック構造を有し、該2段階のロック構造がロック
    バーに設けられた2段のロック用の溝と、該溝に嵌合さ
    れてロックされ、外部磁石により解除されるU字型のロ
    ックスプリングからなり、該ロック構造の1段目の溝で
    ケースに取り付けられ、2段目の溝で商品をケース内に
    ロックするロック機構を有する自鳴式物品監視装置の、
    上記ロックを解除するリリーサであって、 前記リリーサ本体が、リリーサ本体と別体であって、該
    リリーサ本体と組み合わせて用いるベースを有し、前記
    2段目のロックを解除して商品を取り出す時は両者を組
    み合わせて用いると共に、前記リリーサ本体を単独で用
    いることにより前記1段目のロックを解除して前記ロッ
    ク機構をケースから分離できることを特徴とする前記請
    求項3記載の自鳴式物品監視装置用のリリーサ装置。
  5. 【請求項5】 前記箱蓋状の磁気シールド部材が、一枚
    の鉄板を折り曲げて箱蓋状に形成し該折り曲げ後の側面
    稜線部を溶接したもの、もしくは一枚の鉄板を絞り加工
    して箱蓋状に形成したものであり、箱蓋状の磁気シール
    ド部材の側面稜線部に隙間のない形状としたことを特徴
    とする前記請求項3または4記載の自鳴式物品監視装置
    用のリリーサ装置。
  6. 【請求項6】 前記自鳴式物品監視装置が、内部に自鳴
    式回路を有さず、非自鳴式タグ(同調回路)のみが収納
    されたダミー用のタグをも含むことを特徴とする前記請
    求項1または2記載の自鳴式物品監視装置。
  7. 【請求項7】 前記自鳴式物品監視装置が、内部に自鳴
    式回路を有さず、非自鳴式タグ(同調回路)のみが収納
    されたダミー用のタグをも含むことを特徴とする前記請
    求項3〜5の内、いずれか1項記載の自鳴式物品監視装
    置のリリーサ装置。
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