JP4268674B2 - 物品監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CDショップ等において商品の万引き等を防止するため商品ケースや商品そのものに固着して用いる自鳴式物品監視装置及び該自鳴式物品監視装置のタグ・ケースと外観が同形状のタグ・ケース内に収納可能な非自鳴式物品監視装置に関し、特に該物品監視装置に用いられる同調回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の物品監視装置としては、内部に電源を持たない受動型(非自鳴式)のペーパータグが知られている。このペーパータグは商品に付けられていて、無断で商品を持ち出そうとすると店の入り口等に設置された発信装置の側を通る時反応し、該発信装置に設けられた警報機が鳴ることにより盗難防止を行っている。このペーパータグは安価ではあるが、警報はゲートの方で鳴るため、複数の人間が同時に通過した場合はどの人間が商品を不正に持ち出そうとしているのか分からないため、現場を押さえるのに難しい欠点がある。
【0003】
また、強引にゲートを通過しようとする犯人に対し警報の発信箇所を確定できないため、遅れを取って逃げられてしまうという欠点もある。
【0004】
この欠点を改善したものとして、内部に電源を持ち、入り口の発信器からの電波を受信してタグ自体が警報を鳴らす自鳴式物品監視装置も知られている。
【0005】
上記非自鳴式ペーパータグは、現在58kHz、2.4GHz、8.2MHzの3周波数帯のものがある。また、上記自鳴式のものとしては、22KHz、37.5kHz、31.5kHz、8.2MHzのものが存在する。
【0006】
図4に上記8.2MHzのペーパータグ20の例を示す。
【0007】
図において、21は印刷された同調コイルである。なお、該ペーパータグ20の表面には、通常ダミーのバーコードが印刷されている。ペーパータグは店舗入り口のゲートに送信機を備え、ペーパータグの同調回路の存在により生じる電磁界の乱れを検知して警報を鳴らすものであるが、ゲートが鳴るため犯人を特定するためにはタグ自体が鳴動する自鳴式の方が優れている。
【0008】
自鳴式タグは前記受動式ペーパータグの使用周波数と同じ周波数を用いるならば前記ペーパータグ用の発信装置をそのまま用いることが可能となり、既に普及している前記受動式(非自鳴式)ペーパータグのシステムで両者を併用することが可能となるので便利である。すなわち、高価な自鳴式タグはサンプリング的に10個に1個程度混ぜておくだけでかなり盗難防止の効果が出てくるので、前記受動式(非自鳴式)ペーパータグと周波数が共用されれば、入り口等に設置される発信装置も共用できるので、より普及し易い。従って、上記自鳴式タグは前記ペーパータグが最も普及している使用周波数である58kHz、または8.2MHzで設計されることが好ましい。
【0009】
しかし、現状では前述の如く、自鳴式タグ・システムと非自鳴式タグ・システムはそれぞれ別の周波数を用いているため送信装置等が別に必要となり、上記ペーパータグと同じ周波数で使用して送信装置が兼用できる自鳴式タグの開発が望まれている。本出願人はこの観点からすでに上記8.2MHzで作動する自鳴式タグを開発し、提案している。
【0010】
この自鳴式物品監視装置は、例えばCDの場合、図1〜図3に示す如く合成樹脂からなる透明な商品ケース(クリアケース)1に、警報作動検出スイッチ6及びブザー17を具え、ロック機構を兼ねたタグ・ケース2をタグ挿入口4から挿入することにより、クリアケース1に商品(コンパクトディスクが収納されたカセット)8を収納してロックする。該ロック機構は同じ出願人によって先に提案されており(特開2000−357279号公報)、上記タグ・ケースは2段階となった該ロック機構の1段目でクリアケース1に着脱自在になっている。通常はクリアケースに取り付けられた状態で用いられ、2段目のロック機構のみを用いて商品のロックを行っている。
【0011】
前記ブザー17は、無線受信回路15及び検出スイッチ6によって動作が制御されており、ロックを解除しない状態でクリアケース1内にカセット8が存在しないとき、或いは、自鳴式物品監視装置がゲートを通過するときに鳴動するものである。販売店においては、CDを入れたカセット8を自鳴式物品監視装置のクリアケース1に収容して陳列し、客にコンパクトディスクを販売する際、店員はブザー17を鳴動しない状態に設定(ロック解除)した上でクリアケース1からカセット8を取り出し、料金と引き替えに客にコンパクトディスクを手渡している。なお、カセット8が取り出された自鳴式物品監視装置(上記クリアケース+タグ・ケース)は繰り返し使用される。
【0012】
上記自鳴式物品監視装置において、客が勝手に自鳴式物品監視装置のクリアケース1からカセット8を取り出すと、警報作動検出スイッチ6はクリアケース1内にカセット8が存在しないことを検出してブザー17へ鳴動指令を発し、ブザー17は該鳴動指令を受けて鳴動する。これによって、店員は、クリアケース1からカセット8が不正に取り出されたことを知ることができる。
【0013】
また、前述の如く客がカセット8を自鳴式物品監視装置のクリアケース1に収納したまま無断で店外へ持ち出そうとすると、自鳴式物品監視装置の受信回路15が入口ゲート等に設けられている送信回路からの信号を受けてブザー17へ鳴動指令を発し、ブザー17は該鳴動指令を受けて鳴動する。これによって、店員はコンパクトディスクが不正に店外へ持ち出されようとしていることを知ることができる。
【0014】
また、図5に示す如く、単独でテープ等により商品に取り付けられて用いられる自鳴式物品監視用タグ22も存在する。これは同じ出願人の提案したもの(特開平11−153113号)であって、上記提案のケース内には、前記提案の受信回路を内蔵している。なお、図において、24は発光ダイオードである。
【0015】
図5の詳細な分解図を図6に示す。
【0016】
図6(a)は図5を底から見た図、図6(b)は上記タグケース内に収納されているプリント基板を外に取り出したところを、また図6(c)は上記図6(a)の底板を外したところを示している。
【0017】
38は図5の24に対応する前記発光ダイオードの表示窓である。図6において、25はプラスティック・ケースであり、図5に示す如く、外観が舟型をひっくり返した形状をしている。26は該ケース内に収納されるプリント基板、27はブザー、28は電池、29はプリント基板に設けられた長孔、30はスイッチ、31は雄型ロック部材、32は雌型ロック部材、33はロック・ピン、34は底板、35はスナップ・スイッチ、37は該スナップ・スイッチの動作片、36は底板に設けられた開孔である。上記自鳴式タグは、長さ9cm、幅2cm、の逆舟型をしており、該ケースの開孔36から突出したスナップ・スイッチの動作片37を商品に押し付けてテープ等で商品に固着されている。後述するように、上記動作片が押されている限り、ブザーは鳴らない。しかし、不正に上記タグが商品より外されると、上記動作片37がONとなり、ブザーが鳴動する。また、後述するようにロック解除を行わずに不正に商品を持って黙って入口から出ようとすると入り口にある発振装置の電波を受信してブザーが鳴動する。
【0018】
図7に、上記タグのロック機構の部分の拡大図を示す。さらに、図7の雄型ロック部材41の拡大斜視図を図8に示す。なお、図6は上記ロックが解除された状態を示し、図7はロック状態を示す。
【0019】
図7に見られる如く、雌型ロック部材32は、略コの字状の底部、雄型ロック部材41と係合する係合部49及び雄型ロック部材に対して逆ハの字状に開脚する開脚部50から成っていって、それらは前記プリント基板の孔に係合して固着するためのピン51と共にプラスティック素材で一体成形されている。該雌型ロック部材32は、前記舟型ケースの底部に貼り付けられてケースに固着されている。
【0020】
雄型ロック部材41は、図8に詳細斜視図を示すように、二つのくびれ部分をもち、一見バイオリンの胴部分と似たような形状をしている。上記形状のくびれ部分(凹部42,43)のロック側凹部43は雌型ロック部材と係合する係合用の直角部分48を有し、外側凹部42は解除キー44の円形突起53が填り込むように半円形の形状をしている。なお、33は該雄型ロック部材と一体に設けられているロック・ピンである。
【0021】
前記プリント基板には、自鳴式盗難防止用の前記機能を有する回路が組み込まれており、前記スイッチ35のon、または例えば8.2MHzの電波を受信することによってブザー27を鳴らすことができる。また、前記解除キー44の先端を前記舟型ケース1の後方のロック・ピン側正面に設けられた両サイドの孔55から挿入し、後述するように上記解除キーを奥まで押し込んで引っ張り、ロックを解除すると、前記雄型ロック部材の上面に設けられた突起46,47の作用によりスライド・スイッチ(電源スイッチ)の突起40(図7)がOFFとなるので、上記ブザーの鳴動回路への電源供給が断たれ、前記タグは取り外しても鳴動しない。
【0022】
上記ロック機構を前記自鳴式物品監視用タグに用いた場合の動作は以下のとおりである。
【0023】
図6(b)において30は自鳴式警報回路の電源スイッチであり、上記ロック機構のロック時に該スイッチが入り、自鳴式警報回路がON状態となる。自鳴式警報回路がON状態となると、ブザー鳴動回路(発振回路)の入力を短絡している警報作動スイッチ35のON状態、もしくは上記回路に内蔵されている警報発生用電波の受信回路への電波入力によって作動し、警報が鳴る。前述の如く前記ロック機構の雄型ロック部材の上面には2つの突起46,47が設けられており(図8)、図7に見られる如く該突起は上記電源スイッチ(スライド・スイッチ)30の作動片40(図7)にロック時、またはロック解除時に当接するようになっている。かくして、ロック時に上記電源スイッチが投入され、またロック解除時に上記電源スイッチがOFFとなる。正常に商品が販売されるときは、店舗の入り口カウンタで、店員が上記解除キーにより上記自鳴式タグのロックを解除して商品から取り外し商品のみを客に引き渡すので、自鳴式タグが鳴動することはない。
【0024】
自鳴式物品監視装置は持ち出そうとする商品そのものが鳴動するので犯人を特定し易く、現場を押さえるのに上記受動式ペーパータグより有効である。しかし、ペーパータグは1個10〜20円であるのに対して、自鳴式のものは200〜300円と高価なため多く用いることが困難である。
【0025】
この場合、上記自鳴式物品監視装置の取りつけられていないケースには、上記自鳴式物品監視装置の取りつけられているケースとの見分けが付かないように外観上同じ自鳴式物品監視装置のタグ・ケースのみ(ダミー)が取り付けられている。このようなダミー・ケースの盗難防止は、従来、ペーパータグをケース側面に取り付けていて該ペーパータグの入口ゲートでの鳴動によって行っている。なお、上記ペーパ−タグは、表面にはダミーのバーコード(バーコード用紙と見せかけてある)を印刷し、内部にLCからなる同調回路が印刷された形でアンテナコイルとコンデンサーを内蔵するもの(図4)であり、上記と逆の意味で本物とダミーとの識別をさせないため、自鳴式物品監視装置の取りつけられているケースを含め、全ケースに貼り付けられている。
【0026】
上記ペーパータグとしては、例えば8.2MHzの周波数が用いられている。8.2MHzは上記LCを縦横5cmの大きさで作るのに適した周波数である。この他58kHzで用いられるペーパータグも普及しているが、58kHzで上記LC回路を作ろうとすると大きくなりすぎて実用的でなく、この58kHzのペーパータグは特殊なコンデンサを用いている。一般的に周波数の低い58kHzの方が性能は優れているが、汎用の上記LC回路を使えるので、コスト的には8.2MHzの方が安いという関係にある。
【0027】
しかし、上記8.2MHzにおけるペーパータグ(図4)は5cm四方の大きさがあり、ケース上面に貼ると音楽CD等の本体の表示を見難くする欠点がある。また、ケース本体は50〜60円のものであり、大量に使用する。しかし、上記ロック機構を兼ねたタグ・ケースで内部に自鳴式のタグを内蔵したものは一個200〜300円もするので、例えば10ケースに1つといったようにサンプリング的にしか使用されない。その他のタグ・ケースは、前述の如くロック機構が外観だけ上記自鳴式のタグを内蔵したものに似ているが、自鳴式のタグを内蔵していないダミーである。図5,図6で示されるような単独で用いられるタグも同様の使われ方をする。
【0028】
上記自鳴式タグにしろ、あるいは非自鳴式タグにしろ、送信機からの電波を受信するための同調回路を有している。該同調回路は、入口ゲート付近に置かれた上記送信機の8.2MHzの電波に同調し、自鳴式回路の場合は内蔵のブザーを鳴動し、また自鳴式、非自鳴式のいずれにおいても前記ペーパータグの場合と同様にゲートに設けられた受信機により同調回路の存在を検知してゲートをも鳴動させ得るものである。
【0029】
上記ダミー・タグの同調回路の例として、同じ出願人に提案されたものが図9〜図12に示される(特開2001−101535号公報)。
【0030】
図9に、上記提案の非自鳴式タグ(同調回路)が収納されたタグ・ケースの斜視図を示す。タグ・ケースの内側に沿う形でコイル61が複数回巻回される。図10は、該コイル61とコンデンサ62のみを取り出したものを示している。コイル62は図11の如く、縦巻きとなっている。
【0031】
図12は、前記単独で用いられる自鳴式タグ・ケースのダミーとなる前記提案の他の実施例となるタグ・ケースを示す。図において、63がコイル、64はコンデンサであり、両者で非自鳴式タグの同調回路を形成する。コイル63は、図10と同じく縦一列の縦巻きが用いられる。
【0032】
65はダミーのボード、67はブザーの形状をしたスポンジである。なお、ロックピン68等のロック機構や発光ダイオード等は、外観上本物との区別を付けさせないため同じものを備えている。なお、自鳴式タグ(本物)の方は、同様の同調回路と共に、図6に示されるように8.2MHzの受信回路基板がタグ・ケース内に収納されているものである。
【0033】
しかし、上記提案のコイルの構造では、以下の欠点があることが判明した。
(1)上記提案のコイルは空心コイルであり、Qが低いため電波の吸収能力が小さく、ゲートを十分鳴動させることができない。すなわち、ゲートを鳴らすための距離はせいぜい70〜80cmなので、通常のゲート幅1.5〜2mに十分対応できない。
(2)前記提案のコイルは細いコイルを縦巻きに多重に巻いているが、該構造は製作が容易でない。
【0034】
これを改良したものとして、同じ出願人は上記同調回路として、3〜12mmφの太さで10〜40mmの長さのフェライト・コアに0.4mm〜1.0mmφの太さのコイルを所定回数巻いたものを用いることを提案している(特開2002−83377号公報)。
【0035】
しかし、上記提案のフェライト・バー・アンテナも感度の点で十分なものといえず、ゲート等の誤動作を起こしやすいとか反応が遅いという欠点があった。
【0036】
【特許文献1】
特開2001−101535号公報
【特許文献2】
特開2002−83377号公報
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、商品の万引き等を防止するため商品ケースや商品そのものに固着して用いる自鳴式物品監視装置及び該自鳴式物品監視装置のタグ・ケースと外観が同形状のタグ・ケース内に収納可能な非自鳴式物品監視装置に用いられる同調回路の改良に関し、ゲートを鳴らすのに十分な感度を有する、改善されたコイル構造を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】
この発明は、商品を収納するケース、該ケースに取り付けられ収納時商品をケースにロックするためのタグ・ケース、及び前記タグ・ケース内に設けられたフェライト・バー・アンテナコイルと該コイルに接続されたコンデンサからなる7.2〜9.2MHzの同調回路を有する物品監視装置において、
上記フェライトが鉄、ニッケル、、銅、亜鉛、その他の成分からなり、各質量%が少なくとも鉄(Fe)61.8±10.0%、ニッケル(Ni)13.8±2.0%、銅(Cu)9.2±3.0%、亜鉛(Zn)14.6±3.0%であることを特徴とする。
【0039】
さらに、前記フェライト・バー・アンテナコイルのインダクタンスが7.5μH±10%であり、フェライト・コアの直径が5〜9mm、長さが35mm以下、また前記コイルが線径0.6±0.1mmのピッチ巻きであることを特徴とする。
【0040】
さらに、前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有し、前記コイルが該7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路のアンテナを形成していることを特徴とする。
【0041】
さらに、前記物品監視装置が、タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有する物品監視装置と外観が同じ形状を有し、かつ前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有せず、前記同調回路のみを有するダミー・タグであることを特徴とする。
【0042】
あるいは、この発明は、商品に取り付けられ、取り外すと鳴動する自鳴式タグを内蔵したタグ・ケース内に、フェライト・バー・アンテナコイルと該コイルに接続されたコンデンサからなる7.5〜9MHzの同調回路を設けた物品監視装置において、
上記フェライトが鉄、ニッケル、、銅、亜鉛、その他の成分からなり、各質量%が少なくとも鉄(Fe)61.8±10.0%、ニッケル(Ni)13.8±2.0%、銅(Cu)9.2±3.0%、亜鉛(Zn)14.6±3.0%であることを特徴とする。
【0043】
さらに、前記フェライト・バー・アンテナコイルのインダクタンスが7.5μH±10%であり、フェライト・コアの直径が5〜9mm、長さが35mm以下、また前記コイルが線径0.6±0.1mmのピッチ巻きであることを特徴とする。
【0044】
さらに、前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有し、前記コイルが該7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路のアンテナを形成していることを特徴とする。
【0045】
さらに、商品に取り付けられ、取り外すと鳴動する7.5〜9MHzの自鳴式タグを内蔵したタグ・ケース内にアンテナコイルと該コイルに接続されたコンデンサからなる7.5〜9の同調回路を設けた物品監視装置と外観が同じ形状を有し、かつ前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有せず、前記同調回路のみを有するダミー・タグであることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
この発明は、同じ出願人による従来提案のフェライト・アンテナ・コイルの改良に係わるものであって、その基本構造は同じなので、まずその従来提案のフェライト・アンテナ・コイル(特開2002‐83377号公報)について説明する。
【0047】
このフェライト・アンテナ・コイルの同調回路の用いられる自鳴式物品監視装置あるいは該自鳴式物品監視装置のダミー装置は、図1や図9に示される従来のものと同じ構造のものであって、該装置のタグ・ケース内に収納される。
【0048】
このフェライト・アンテナ・コイルは、図9や図12の従来の同調回路のコイルを改良したものであって、図13に示される如くフェライト・コア71に導線72を必要回数だけ巻回したものである。73はコンデンサーであって、導線72に両端74、74’を半田付けされている。該構造は、すでに中波ラジオやFMラジオの受信アンテナとしてよく知られている。フェライト・コアを用いることによりQの大きい同調特性の優れたコイルを実現することができる。上記構造を採用することにより、長さ5〜10cm、幅2〜3cmという限られたタグ・ケース空間に収納可能で、従来の図9や図13の空心コイルのものでは実現できなかったゲートを鳴らすのに十分な感度を有する受動式タグを実現することができた。繰り返しになるが、該同調回路は従来の受動式ペーパータグがケース前面に貼られて一部商品が見えなくなるという欠点を無くし、自鳴式タグの場合ロックケース内に収納可能であり、また、自鳴式タグ内蔵のタグ・ケースと外観見分けの付かない同様の形状のダミー・タグにも同様にして適用可能な点で従来のペーパータグと一線を画するものである。
【0049】
上記図13のフェライト・コアに導線を巻回したコイルは、ダミー・タグとして用いる場合は、図示されないが図9または図13のタグ・ケースに容易に収納することができる。また、自鳴式タグのアンテナとして用いる場合の例が、図14に示される。図において、79はプリント基板であり、8.2MHzの受信回路が該プリント回路上に設けられている。前記フェライトを用いたコイルは、該プリント基板の切り欠け部80に収納され、端部77,78を半田付けされる。図示されないが、両端77,78間には別途コンデンサーも取り付けられる。該プリント基板は、図9に示されるようなタグ・ケース内に収納され、図2の無線受信回路として図1のロック兼用のタグ・ケース2内に収納される。該自鳴式タグの同調回路もタグ自体の電波受信アンテナとして働くと共に、該同調回路の電波吸収作用によりゲート側が該同調回路の存在を検知するので、通常の受動式ペーパー・タグと同じ動作原理によりゲート側を鳴動させることができる。商品に単独で貼り付けられる自鳴式タグの場合も同様で、図示を省略しているが図6に示されるプリント基板26の代わりに図14と類似の構造のプリント基板が用いられる。
【0050】
この提案は、上記の如くフェライト・コアを用いることにより小型で、かつQの高い同調回路が実現でき、これが上記小型のタグ・ケースに収納可能である点に最大の特徴がある。すなわち、従来の受動式タグにおいて、フェライト・コアを用いたものは存在しなかった。この発明は、該フェライト・コアを用いた同調回路を採用することにより、自鳴式タグの同調回路やダミー・タグの同調回路でゲート側をも十分鳴動させることができる実用性の高いタグを実現できたのである。
【0051】
本発明は、上記従来提案のフェライト・アンテナ・コイルの感度をさらに良くした工夫に関するものであって、以下に詳細に説明する。
【0052】
本発明は、まず、フェライト・コアの組成に特徴がある。以下に述べる如く、従来のフェライト・コアで作ったフェライト・アンテナ・コイルのQは平均110前後であったが、鋭意工夫の結果、最終的に完成した本発明のフェライト・アンテナ・コイルのQは平均340前後とその選択性が飛躍的に向上した。このことにより、本発明のフェライト・アンテナ・コイルは、非常に反応がよくなり、また、比較的電界強度が落ちる、ゲートの中間領域でも全く誤動作を行わない非常に信頼性の向上した盗難防止タグが実現できた。
【0053】
以下、比較例、実施例の順に、試作・実験結果を述べる。
【0054】
(比較例1)
まず、従来の組成のフェライト・コアを用いた場合の例を示す。
【0055】
図15は、これら比較例及び実施例のフェライト・アンテナ・コイルの外観図である。図中、81は銅線83を円筒状のフェライト・コア82に巻いたフェライト・アンテナ・コイルであり、Aはコイル全体の外径、Bは、コアの長さ、Cは引き出し線の長さ、Dは絶縁皮膜の部分、Eは、コイルの始端と終端間の距離である。コイルは、ほぼ線径の間隔を空けるピッチ巻きで巻かれている。
【0056】
従来のフェライト・コアを用いた比較例1の場合、A≦9.3mm、B=32±1mm,C=14±1mm、D≦1.0、E=23±1である。また、用いたコイルの線径は1.2mmであった。
【0057】
この時のフェライト・コアの組成の測定結果を図16に示す。また、このコイルの電気的特性を図17,図18に示す。
【0058】
図17,図18に見られる如く、インダクタンスL=7.5μH±10%において、8MHzにおけるQの値は平均110位である。
【0059】
このフェライト・アンテナ・コイルを用いて前記盗難防止タグを作ったら、ゲートは鳴動するが、Qが小さいためゲートの中間部分の電波の電界強度の低い部分での動作が不安定であった。特に、フェライト・アンテナ・コイルはコイルの縦方向(図15のa方向)には指向性があるが、横方向(図15のb方向)には指向性がないため、上記盗難防止タグを上記b方向をゲートの方向に向けてゲートを通過すると、ゲートが鳴動しなかったり、鳴動するが直ぐにはならず動作が遅れる等の誤動作が生じた。
【0060】
(実施例1)
上記比較例1の改善を試みたものが、この実施例1である。実施例1の場合、A≦8.4mm、B=32±1mm、C=14±1mm、D≦1.0、E=23±1である。また、用いたコイルの線径は0.8mmであった。
【0061】
この時のフェライト・コアの組成の測定結果を図19に示す。また、このコイルの電気的特性を図20,図21に示す。
【0062】
図20,図21に見られる如く、インダクタンスL=7.5μH±10%において、8MHzにおけるQの値は平均190位であり、前記比較例1よりQの値が改善されている。
【0063】
(実施例2)
上記実施例1の改善を試みたものが、この実施例2である。実施例2の場合、A≦10.5mm、B=32±1mm、C=14±1mm、D≦1.0、E=23±1である。また、用いたコイルの線径は0.8mmであった。
【0064】
この時のフェライト・コアの組成の測定結果を図22に示す。また、このコイルの電気的特性を図23,図24に示す。
【0065】
図23,図24に見られる如く、インダクタンスL=7.5μH±10%において、約8MHzにおけるQの値は平均230位であり、前記実施例1よりQの値が改善されている。
【0066】
(実施例3)
上記実施例2のさらに改善を試みたものが、この実施例3である。実施例3の場合、A≦10.0mm、B=32±1mm、C=14±1mm、D≦1.0、E=21±1である。また、用いたコイルの線径は0.8mmであった。
【0067】
この時のフェライト・コアの組成の測定結果を図25に示す。また、このコイルの電気的特性を図26,図27に示す。
【0068】
図26,図27に見られる如く、インダクタンスL=7.5μH±10%において、約8MHzにおけるQの値は平均340位であり、前記実施例1、2よりQの値がさらに改善されている。このQ値は、比較例1(従来のフェライト)と比較すると驚異的に高いことが分かる。
【0069】
実際、実施例1〜3のフェライト・アンテナ・コイルを用いて前記盗難防止タグを作ったら、前記比較例1の場合に生じた動作不安定の現象は起きなかった。特に、実施例3,4のものは、動作安定度が高く、ゲートの中間部分の電波の電界強度の低い部分での動作も安定であり、しかも上記盗難防止タグをフェライト・アンテナ・コイルのコイルの横方向(図15のb方向)をゲートの方向に向けてゲートを通過しても、ゲートは直ぐ反応し、上記タグの信頼性向上は明かであった。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、従来の欠点である(1)従来提案のコイルはQが低いため電波の吸収能力が小さく、ゲートを十分鳴動させることができない、すなわち、ゲートを鳴らすための距離はせいぜい70〜80cmなので、通常のゲート幅1.5〜2mに十分対応できない、あるいは、ゲートを鳴動させることはできるが反応が悪く、暫く経ってから鳴動するとか、ゲートの中間部分の電波の弱い所では誤動作を起こすとか、アンテナ・コイルをゲートに横向きに向けて通過すると誤動作を起こすとといった、従来のアンテナ・コイルの欠点が本発明のフェライト・アンテナ・コイルを用いるとすべて解消される。
【0071】
(2)従来提案のコイルは細いコイルを縦巻きに多重に巻いているものは該構造は製作が容易でなく、また、従来のフェライト・アンテナ・コイルは感度が十分でないが、この発明のフェライト・アンテナ・コイルは、感度が非常にいいので多少の製造誤差も吸収し易く、製造が容易である。特に、商品の万引き等を防止するため商品ケースや商品そのものに固着して用いる自鳴式物品監視装置及び該自鳴式物品監視装置のタグ・ケースと外観が同形状のタグ・ケース内に収納可能な非自鳴式物品監視装置において、ゲートを鳴らすのに非常に良好な感度を有する改善されたコイル構造を提供することができるという顕著な効果がある。
【0072】
また、(3)スペック同調周波数への調整は、同調コンデンサを粗調整用と微調整用のものを並列にして、これらを適宜選択して粗調整行い、その後コイルを伸縮させて微調整を行うことにより、調整工程も簡便で生産性の高いものである。
【0073】
これらにより、上記タグの商品価値を高め、マーケットのニーズに応えるタグが提供できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の対象となる物品監視装置の全体図を示す図である。
【図2】この発明の対象となる物品監視装置におけるクリアケースへの自鳴式タグの取り付けの詳細を示す図である。
【図3】上記物品監視装置におけるクリアケースへの商品の収納動作を示す側面図である。
【図4】従来のペーパータグの構造を示す図である。
【図5】この発明の他の実施例の対象となる、単独で用いられる自鳴式物品監視装置の外観斜視図である。
【図6】上記単独で用いられる自鳴式物品監視装置の内部分解図である。
【図7】上記単独で用いられる自鳴式物品監視装置のロック機構の詳細図である。
【図8】上記ロック機構の雄型ロック部材を示す図である。
【図9】この発明の非自鳴式タグの実施例の斜視図である。
【図10】図9の非自鳴式タグのコイルの拡大図である。
【図11】図9の非自鳴式タグのコイルの形状を説明する斜視図である。
【図12】単独で用いられる非自鳴式物品監視装置の従来例の斜視図である。
【図13】この発明の同調回路の実施例を示す図である。
【図14】この発明の同調回路を自鳴式タグのアンテナとして用いる例を示す図である。
【図15】この発明の比較例及び実施例のフェライト・アンテナ・コイルの外観図である。
【図16】比較例(従来例)のフェライトの組成を示す図である。
【図17】比較例の測定結果を示す図である。
【図18】比較例の詳細な測定結果を示す図である。
【図19】実施例1のフェライトの組成を示す図である。
【図20】実施例1の測定結果を示す図である。
【図21】実施例1の詳細な測定結果を示す図である。
【図22】実施例2のフェライトの組成を示す図である。
【図23】実施例2の測定結果を示す図である。
【図24】実施例2の詳細な測定結果を示す図である。
【図25】実施例3のフェライトの組成を示す図である。
【図26】実施例3の測定結果を示す図である。
【図27】実施例3の詳細な測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1 クリアケース
2 タグ・ケース
4 タグ挿入口
5 放音口
6 検出スイッチ
7 爪部
8 商品
13 ロック機構
16 電源スイッチ
17 警報ブザー
18 商品
20 ペーパータグ
21 コイル
22 タグケース
24 発光ダイオード
25 タグケース
26 プリント基板
27 ブザー
28 電池
29 開孔
30 スイッチ
31 雄型ロック部材
32 雌型ロック部材
33 ロックピン
35 スイッチ
44 解除キー
61 コイル
62 コンデンサ
63 コイル
64 コンデンサ
71 フェライト・コア
72 コイル
73 コンデンサ
75 フェライト・コア
76 コイル
79 基板

Claims (6)

  1. 商品を収納するケース、該ケースに取り付けられ収納時商品をケースにロックするためのタグ・ケース、及び前記タグ・ケース内に設けられたフェライト・バー・アンテナコイルと該コイルに接続されたコンデンサからなる7.2〜9.2MHzの同調回路を有する物品監視装置において、
    上記フェライトが鉄、ニッケル、銅、亜鉛、その他の成分からなり、各質量%が少なくとも鉄(Fe)55.43〜61.80%、ニッケル(Ni)13.28〜14.67%、銅(Cu)8.35〜11.93%、亜鉛(Zn)14.62〜17.48%であって、かつ、上記各質量の合計が100%以下である成分の組み合わせであると共に、
    前記フェライト・バー・アンテナコイルのインダクタンスが7.5μH±10%であり、フェライト・コアの直径が8.4〜10.5mm、長さが32±1mm、また前記コイルが線径0.8mmのピッチ巻きであって、8MHzにおける前記同調回路のQが190〜350であることを特徴とする物品監視装置。
  2. 前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有し、前記コイルが該7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路のアンテナを形成していることを特徴とする前記請求項1記載の物品監視装置。
  3. 前記物品監視装置が、タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有する物品監視装置と外観が同じ形状を有し、かつ前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有せず、前記同調回路のみを有するダミー・タグであることを特徴とする前記請求項1記載の物品監視装置。
  4. 商品に取り付けられ、取り外すと鳴動する自鳴式タグを内蔵したタグ・ケース内に、フェライト・バー・アンテナコイルと該コイルに接続されたコンデンサからなる7.5〜9MHzの同調回路を設けた物品監視装置において、
    上記フェライトが鉄、ニッケル、銅、亜鉛、その他の成分からなり、各質量%が少なくとも鉄(Fe)55.43〜61.80%、ニッケル(Ni)13.28〜14.67%、銅(Cu)8.35〜11.93%、亜鉛(Zn)14.62〜17.48%であって、かつ、上記各質量の合計が100%以下である成分の組み合わせであると共に、
    前記フェライト・バー・アンテナコイルのインダクタンスが7.5μH±10%であり、フェライト・コアの直径が8.4〜10.5mm、長さが32±1mm、また前記コイルが線径0.8mmのピッチ巻きであって、8MHzにおける前記同調回路のQが190〜350であることを特徴とする物品監視装置。
  5. 前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有し、前記コイルが該7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路のアンテナを形成していることを特徴とする前記請求項4記載の物品監視装置。
  6. 商品に取り付けられ、取り外すと鳴動する7.5〜9MHzの自鳴式タグを内蔵したタグ・ケース内にアンテナコイルと該コイルに接続されたコンデンサからなる7.5〜9の同調回路を設けた物品監視装置と外観が同じ形状を有し、かつ前記タグ・ケース内に7.5〜9MHzの自鳴式タグ回路を有せず、前記同調回路のみを有するダミー・タグであることを特徴とする前記請求項4記載の物品監視装置。
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