JP3145230B2 - バックルの文字錠装置 - Google Patents

バックルの文字錠装置

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JP3145230B2
JP3145230B2 JP14820793A JP14820793A JP3145230B2 JP 3145230 B2 JP3145230 B2 JP 3145230B2 JP 14820793 A JP14820793 A JP 14820793A JP 14820793 A JP14820793 A JP 14820793A JP 3145230 B2 JP3145230 B2 JP 3145230B2
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渥司 小川
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株式会社バンガード
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鞄に締付けるベルトに設
けるバックルの文字錠装置であって、詳しくは文字合わ
せにより、ベルトの両側が施錠及び解錠ができるように
したバックルの文字錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種バックル装置においては、例
えば実開昭61−16010号、同61−29604
号、同62−73708号、同63−41206号、実
開平3−87410号等が刊行物として既に存在する。
前記の刊行物においては弾性的に付勢する係合部を有
し、この係合部が干す本体となって雌本体に挿入される
ようになっている。またこの雌本体内には挿入された前
記係合部と係止状態を可能にする突出部を設けている。
雌本体と雌本体との係止を解除するときは、外部から弾
力に抗して内側方向に係合部を移動させるようにしてい
る。このとき係合部を係止している突出部との関係が離
脱するように操作をおこなっている。
【0003】また殆どの解除操作方法においては、雄雌
本体の両側方向から操作するようになっているが、実開
平3−87410号においては雄雌本体の上方向から、
下方に向けて押圧する押圧解除片を押圧するように操作
する構造もある。また雄本体の係合部においては弾性的
に付勢する可撓性のアームの先端側に係止爪を形成して
いるのが殆どであるが、実開昭62−73708号のよ
うにループ状に形成し、かつ湾曲部を形成し、この部分
に一方の突出壁に係止するようにした構造も存在する。
また解除操作においては、雄雌本体の両側方向から操作
するようにした構造の場合、両側の操作部を同時に内側
に操作するか、あるいは何れか一方を先に
【0004】押圧操作したままの状態で、他方の操作部
を内側に操作するするようにしなければ、一方の突出部
に係止する他方の係合部を容易に離脱させることができ
ないようになっている。更に実開平3−87410号に
おいては、雌雄本体の連結を解除するときは、雌雄本体
の上方向から押圧解除片を押し込むような構造にしてい
るので、雌雄本体が全体的に縦幅が厚くなっている。ま
た雌雄本体の一側端には、開昭61−16010号、同
62−73708号、同63−41206号、実開平3
−87410号等に図示するようにベルトが図示されて
いるが、このベルトは可成り長目のベルトであって、大
型鞄を締付けできるように長くしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のバックル装置に
おいては、バックル装置がベルトの連結を可能にするだ
けの着脱装置になつているので、鍵または暗証番号を必
要とするような錠装置を設けていないので、盗まれると
いう欠点がある。またバックル装置に設けた文字錠にお
いては、係止爪を有する係止部材を軽く押さえながら、
文字盤を順次一定方向に1文字づつ回動させると、係止
爪の移動を阻止している阻止片が、文字盤に設けた切欠
部に落ち込み係止爪の係止が外され、妄りに解除される
という大きな欠点があった。本発明の目的は斯かる欠点
を除去するために、暗証番号により施錠を解錠できるよ
うにすると共に、探り操作による不正な解除を未然に防
止することができるバックルの文字錠装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は斯かる目的を達
成するために、鞄に締付け可能な長さを有するベルト
と、係止部と補強板を有する雄本体と、前記雄本体の係
止部を受容し、かつ係止部と係脱可能な第1回動部材
と、この第1回動部材に、回動可能に嵌装する第2回動
筒部材と、この第1回動部材と連動し小窓より外部に文
字の一部を臨ませる第1文字盤と、第2回動筒部材と連
動し小窓より外部に文字の一部を臨ませる第2文字盤と
を有する雌本体とから構成され、かつ前記雄本体の係止
部は補強板の両側に間隔を有する弾力性の腕杆に形成さ
れ、かつこの係止部を雌本体の側壁に穿設する切欠開口
部に係脱可能とし、かつ前記第1回動部材の第1周縁部
と第2回動筒部材の第2周縁部を垂直面において長さを
一致させ、かつ第1回動部材の切欠部と第2回動筒部材
の切欠部に係止部の内面に形成する突出片を進退可能に
配設することにより、前記第1回動部材の切欠部と第2
回動筒部材の切欠部の何れか一方が、係止部の突出片に
位置しても、何れか一方の第1回動部材の第1周縁部、
または第2回動筒部材の第2周縁部が係止部の突出片を
第1回動部材の切欠部、または第2回動部材の切欠部に
没入させることを阻止し、不正な探り操作による解除を
防止することにある。
【0007】
【作用】本発明は、係止部に形成する突出部を雄本体の
側壁に穿設する切欠開口部に係脱可能すると共に、また
第1回動部材の第1周縁部と第2回動筒部材の第2周縁
部を垂直面で一致させ、かつ第1回動部材の切欠部と第
2回動筒部材の切欠部に係止部の内面に形成する突出片
を進退可能に配設するようにしているので、前記第1回
動部材の切欠部と第2回動筒部材の切欠部の何れか一方
が、係止部の突出片に位置しても、何れか一方の第1回
動部材の第1周縁部、または第2回動筒部材の第2周縁
部が係止部の突出片を第1回動部材の切欠部、または第
2回動部材の切欠部に没入させることを阻止する。した
がって不正な探り操作による解除を不可能にするので盗
難を未然に防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明におけるバックルの文字錠装置
Aについて、実施例を図面に基づき説明する。図は本発
明におけるバツクルの文字錠装置本体Aの一実施例であ
って、図1は雄本体Bを雌本体A’に合体しベルトVの
一部を破断した平面図、図2は図1に図示する雌本体
A’の上壁の一部を破断した平面図、図3は雄本体Bと
雌本体A’の一部を切欠し要部を図示した側面図、図4
は図3の分解斜視図を表わしている。
【0009】本発明のバツクルの文字錠装置Aは、鞄に
締付け可能な長さを有するベルトVと、係止部10と補
強板20を有する雄本体Bと、前記雄本体Bの係止部1
0を受容し、また係止部10と係脱可能な第1回動部材
30と、この第1回動部材30に、回動可能に嵌装する
第2回動筒部材40と、この第1回動部材30と連動し
小窓1より外部に文字2の一部を臨ませる第1文字盤3
1と、第2回動筒部材40と連動し小窓1より外部に文
字2の一部を臨ませる第2文字盤41とを有する雌本体
A’とを設けるようにしている。
【0010】また前記雄本体Bの係止部10およびは係
止部10係止爪10’は補強板20の両側に間隔を有す
る弾力性の腕杆21に形成している。またこの係止部1
0を雌本体A’の側壁に穿設する切欠開口部3に係脱可
能にしている。また前記第1回動部材30の第1周縁部
32と第2回動筒部材40の第2周縁部42を垂直面に
おいて長さを一致させることにより、第1回動部材30
の切欠部33と第2回動筒部材40の切欠部43の何れ
か一方が、係止部10の突出片11に位置しても、何れ
か一方の第1周縁部32、または第2周縁部42が係止
部10の突出片11を第1回動部材30の切欠部33、
または第2回動筒部材40の切欠部43に没入させるこ
とを阻止し、不正な探り操作による解除を防止すること
ができるようにしている。
【0011】さらに詳しく説明すると、雌本体A’は壁
面に第1文字盤31と、第2文字盤41の文字2を臨ま
せる小窓1を上面に形成し、かつ雄本体Bを挿脱する開
口部1aを側面に形成している。またこの雌本体A’の
内部は案内片4を形成しているので、雄本体Bを雌本体
A’の開口部1aに挿脱するとき、雄本体Bの補強板2
0が案内片4に沿うように案内される。また雄本体Bを
挿脱する開口部1aから係止部10が挿入されるとき、
この係止部10の先端の傾斜面10’を開口部1aの内
縁に当接させながら押し込みすると滑動するので、係止
部10の腕杆21は内側に撓みながら雌本体A’の中に
進入させることができるようにしている。
【0012】このように雄本体Bが雌本体A’の開口部
1aに挿入されるときは、解除番号によって解除の状態
になっている。つまり第1回動部材30の切欠部33と
第2回動筒部材40の切欠部43が一致している状態で
あるから、この切欠部33、43に係止部10の突出片
11は進入することが可能であり、また係止部10は進
入した瞬間に雌本体A’の切欠開口部3に進入し係止状
態となり、雌本体A’から雄本体Bを抜き取ることがで
きない。したがってこのような係止状態において、第1
文字盤31と、第2文字盤41をそれぞれ適宜回動させ
ておけば、第1回動部材30の切欠部33と第2回動筒
部材40の切欠部43が係止部10の突出片11との位
置が外れるので、係止部10を指(不図示)で雌本体
A’内に押込むことができない、つまり施錠されている
状態である。
【0013】このように施錠されているときは、第1周
縁部32およびは第2周縁部42が垂直面において長さ
を一致させているので、係止部10の突出片11を第1
回動部材30の切欠部33、または第2回動筒部材40
の切欠部43に没入させることができない。したがっ
て、不正な探り操作による解除を防止することができる
ようにしている。また解錠するには第1文字盤31と、
第2文字盤41の文字2をそれぞれ暗証文字にあわせて
小窓1に位置させれば、第1回動部材30の切欠部33
と第2回動筒部材40の切欠部43とが一致するように
嵌装している。このとき係止部10の突出片11と対向
する位置にあるので、この係止部10を指で雌本体A’
内に押込むようにすると、係止部10の突出片11は切
欠部33、43に進入できるから、係止部10は雌本体
A’の切欠開口部3より離脱を可能
【0014】にしている。つまり解錠の状態であり、こ
のままの状態において雄本体Bを雌本体A’から引き抜
くことができるようにしている。また第1文字盤31
と、第2文字盤41の文字2は例えば数字もしくはアル
ファベットを刻印するものであってもよい。また前記施
錠による係止状態をさらに頑丈にする場合は、弾力性の
腕杆21に形成している係止爪10”を、第1回動部材
30に形成する傾斜面30’に滑動させながら、第1回
動部材30の縁部30”に係止させるようにすることも
できる。
【0015】またこのような係止状態を解除するには、
第1回動部材30の解錠番号を解錠位置に合わせたと
き、第1回動部材30に形成する傾斜面30’が、前記
した係止爪10’の位置にあるようにしている。したが
って、第1回動部材30と第2回動筒部材40の切欠部
33、43が一致し、解錠番号が小窓1に臨んでいれ
ば、係止部10を外部から指で押し込みながら、雌本体
A’を雄本体Bから引抜きが可能であるから、このよう
な引抜きと同時に係止爪10”は傾斜面30’を滑動す
ることになるので、雄本体Bの抜取りができる。このよ
うな手段を組合わさなくても、前記特許請求の範囲内に
おいて不正な探り操作は防止できる。
【発明の効果】本発明は以上の如く、鞄に締付け可能な
長さを有するベルトと、鞄に締付け可能な長さを有する
ベルトと、係止部と補強板を有する雄本体と、前記雄本
体の係止部を受容し、かつ係止部と係脱可能な第1回動
部材と、この第1回動部材に、回動可能に嵌装する第2
回動筒部材と、この第1回動部材と連動し小窓より外部
に文字の一部を臨ませる第1文字盤と、第2回動筒部材
と連動し小窓より外部に文字の一部を臨ませる第2文字
盤とを有する雌本体とから構成され、かつ前記雄本体の
係止部は補強板の両側に間隔を有する弾力性の腕杆に形
成され、かつこの係止部を雌本体の側壁に穿設する切欠
開口部に係脱可能とし、かつ前記第1回動部材の第1周
縁部と第2回動筒部材の第2周縁部を垂直面で一致さ
せ、かつ第1回動部材の切欠部と第2回動筒部材の切欠
部に係止部の内面に形成する突出片を進退可能に配設す
ることにより、前記第1回動部材の切欠部と第2回動筒
部材の切欠部の何れか一方が、係止部の突出片に位置し
ても、何れか一方の第1回動部材の第1周縁部、または
第2回動筒部材の第2周縁部が係止部の突出片を第1回
動部材の切欠部、または第2回動部材の切欠部に没入さ
せることを阻止し、不正な探り操作による解除を防止す
ることができるので、盗難を未然に防止することができ
る。しかも部品の点数も少ないので組み付けが容易であ
り、廉価に製造できるなど実用性に優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明におけるバツクルの文字錠装置本体の一実施
例である。
【図1】本発明の雄本体を雌本体に装着した平面図
【図2】本発明の雌本体の上壁面の一部を切欠した平面
【図3】本発明の雄本体と雌本体を切欠し要部の位置関
係を図示した側面図
【符号の説明】
A…文字錠装置本体 A’…雌本体 B…雄本体 V…ベルト 1…小窓 1a…開口部 2…文字 3…切欠開口部 4…案内片 10…係止部 10’…傾斜面 10”…係止爪 11…突出片 20…補強板 21…腕杆 30…第1回動部材 30’…傾斜面 30”…縁部 31…第1文字盤 32…第1周縁部 33…切欠部 40…第2回動筒部材 41…第2文字盤 42…第2周縁部 43…切欠部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞄に締付け可能な長さを有するベルトと、
    係止部と補強板を有する雄本体と、前記雄本体の係止部
    を受容し、かつ係止部と係脱可能な第1回動部材と、こ
    の第1回動部材に、回動可能に嵌装する第2回動筒部材
    と、この第1回動部材と連動し小窓より外部に文字の一
    部を臨ませる第1文字盤と、第2回動筒部材と連動し小
    窓より外部に文字の一部を臨ませる第2文字盤とを有す
    る雌本体とから構成され、かつ前記雄本体の係止部は補
    強板の両側に間隔を有する弾力性の腕杆に形成され、か
    つこの係止部を雌本体の側壁に穿設する切欠開口部に係
    脱可能とし、かつ前記第1回動部材の第1周縁部と第2
    回動筒部材の第2周縁部を垂直面において長さを一致さ
    せ、かつ第1回動部材の切欠部と第2回動筒部材の切欠
    部に係止部の内面に形成する突出片を進退可能に配設す
    ることにより、前記第1回動部材の切欠部と第2回動筒
    部材の切欠部の何れか一方が、係止部の突出片に位置し
    ても、何れか一方の第1回動部材の第1周縁部、または
    第2回動筒部材の第2周縁部が係止部の突出片を第1回
    動部材の切欠部、または第2回動部材の切欠部に没入さ
    せることを阻止し、不正な探り操作による解除を防止す
    ることを特徴とするバックルの文字錠装置。
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