JP2001134856A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP2001134856A
JP2001134856A JP31310399A JP31310399A JP2001134856A JP 2001134856 A JP2001134856 A JP 2001134856A JP 31310399 A JP31310399 A JP 31310399A JP 31310399 A JP31310399 A JP 31310399A JP 2001134856 A JP2001134856 A JP 2001134856A
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theft device
magnet
device main
lock
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JP31310399A
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English (en)
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尚敬 ▲高▼濱
Hisataka Takahama
Yoriaki Kuroda
頼明 黒田
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Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック解除用の磁石の磁力を従来に比して弱
めた盗難防止装置を提供する。 【解決手段】 ロック解除部2の本体部20の上面に開
口した挿入部20aの所定深さの両内側面に凹部20
c,20cを設け、該凹部20c,20c内に磁石20
d,20dを遊嵌する。凹部20c,20cには、その
開口から所定長さで補助凹部20c1,20c1が延設
されており、前記磁石20d,20dは該補助凹部20
c1,20c1の端面まで移動可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納した対象物が
離脱することを防止するロック機構を具備する盗難防止
装置本体と、前記ロック機構のロックを解除するロック
解除部とを備える盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD,CD−ROM,MD又はDVD等
のディスク又は該ディスクを内蔵したカートリッジをプ
ラスチック製の矩形のケースに収納した複数の商品を販
売又は賃貸する販売店又はレンタルショップでは、販売
又は賃貸に供すべく商品が陳列棚に陳列してある。これ
らの商品、即ち対象物が盗難されることを防止すべく、
対象物を収納し、これが不正に取り出されることがない
ようにロック機構を有した盗難防止装置本体と、販売又
は賃貸された商品の精算時に、該商品に取り付けられた
前記盗難防止装置本体のロック機構のロックを解除する
ために利用されるロック解除部とを備えた盗難防止装置
が開発されている。
【0003】盗難防止装置本体は、前記ロック機構が不
正に解除され、対象物が取り出された場合、又は店外に
不正に持ち出された場合に警報音を発するようになって
いる。
【0004】図15は、従来の盗難防止装置本体を示す
斜視図である。盗難防止装置本体1は、対象物の表紙及
び背表紙が見えるように対象物を収納する透明なプラス
チック製の収納部10と、該収納部10に嵌合されて対
象物の離脱を防止し、所定の周波数の電磁波信号である
盗難防止信号を受信した場合、又は対象物が不正に取り
出された場合に警報音を発するようになっている本体部
11とを備えている。
【0005】本体部11は前記盗難防止信号と異なる休
止信号を受信した場合には、その後に盗難防止信号を受
信したとき又は対象物が取り出されたときであっても、
警報音を発しない休止状態へ移行するようになってい
る。
【0006】図16は、盗難防止装置本体1のロック機
構1aを示す部分拡大断面図である。収納部10と本体
部11が嵌合されていない状態のときには、収納部10
には対象物を入出することができるだけの空間が開口し
ており、該開口から対象物を収納することができる。ま
た、対象物を収納部10に収納した後、図中矢符によっ
て示した方向に本体部11を進行させ、収納部10と本
体部11とを嵌合させたとき、前記空間は閉じられ、対
象物の離脱が防止される。
【0007】図16において、11cは矩形の孔を有す
る有磁性金属板からなるロックバネであり、一対の該ロ
ックバネ11c,11cが本体部11の両側部の収納部
10との嵌合部近傍に、本体部11の側面に対して平行
となるように片持ち支持された状態で夫々取り付けられ
ており、収納部10の両側部の本体部11との嵌合部近
傍には、該ロックバネ11c,11cに係合するよう
に、嵌合側端部に向かって漸次低くなるテーパ状をな
し、外側に突出した一対の突起部10e3,10e3が
設けられている。
【0008】図16に示す如く、本体部11を矢符によ
って示される進行方向へ進行させ、収納部10と嵌合さ
せたとき、ロックバネ11c,11cの先端部が突起部
10e3,10e3のテーパに沿って乗り上げ、これを
乗り越えてロックバネ11c,11cと突起部10e
3,10e3とが係合し、ロック状態となる。ロック状
態の場合には、収納部10から本体部11を取り外すべ
く前記矢符と反対の方向に本体部11に力を加えたとき
であっても、ロックバネ11c,11cと突起部10e
3,10e3との係合が外れることはなく、収納部10
と本体部11との嵌合は保たれる。これによって収納部
10に収納された対象物の離脱が防止される。
【0009】このような盗難防止装置本体1のロック機
構1aを解除し、対象物を取り出すために、以下に示す
ようなロック解除部2が従来使用されてきた。
【0010】図17は、従来のロック解除部2の構成を
示す正面部分断面図である。直方体形状をなす合成樹脂
製のロック解除部本体20の一面に、盗難防止装置本体
1の本体部11側が挿入できるように、平面断面形状が
矩形の凹部である挿入部20aが前記本体部11略全体
が挿入可能な程度の深さで開設してあり、該挿入部20
aの底面中央には、矩形の孔が開設してある。ロック解
除部本体20には、所定周波数の電磁波信号である休止
信号を発信する発信器及び該発信器を作動させるレバー
スイッチが内蔵されており、該レバースイッチから延設
したレバー20b10はレバースイッチに設けてあるバ
ネによって、適宜の傾斜角度になるように起頭され、前
記孔を貫通して前記挿入部20aに突出するようになっ
ている。レバー20b10が起頭している場合、レバー
スイッチの接点は開いており、前記発信器は動作しな
い。一方、レバー20b10が挿入部20aの内側から
押動されたとき、前記孔内に傾倒され、レバースイッチ
の接点が閉じ、発信器から前述した休止信号が発信され
る。
【0011】また、ロック解除部本体20の挿入部20
aの開口面から所定深さの位置の両内側面には、凹部2
0c,20cが設けてあり、該凹部20c,20cには
夫々磁石20d,20dが内嵌固定されている。該磁石
20d,20dは挿入部20aの両内側面から一面が夫
々露出されるようになっている。また、挿入部20aの
内側面と磁石20d,20dの露出面とは、凹凸が生じ
ないよう均一に揃えられている。
【0012】このようなロック解除部2の挿入部20a
に盗難防止装置本体1を本体部11側から挿入部20a
の底面に当接するまで挿入する。このとき、盗難防止装
置本体1のロック機構1aの近傍に前記磁石20d,2
0dが位置するようになっている。
【0013】本体部11が当接することによって、レバ
ー20b10が前述した孔内に傾倒され、発信器から休
止信号が発信される。該休止信号を盗難防止装置本体1
の受信部が受信し、本体部11が休止状態へ移行する。
【0014】また、磁石20d,20dの磁力によっ
て、盗難防止装置本体1のロックバネ11c,11cが
突起部10e3,10e3との係合が外れる程度に外側
へ引き寄せられる。この状態で盗難防止装置本体1をロ
ック解除部2から取り外すことによって、ロックバネ1
1c,11cと突起部10e3,10e3との係合が外
れ、ロック機構1aが解除状態となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の如き従
来の盗難防止装置では、合成樹脂製のロック解除部本体
20の挿入部20aの寸法を公差によって盗難防止装置
本体1よりも少し大きくしてある。このことによって、
盗難防止装置本体1が挿入されたときに、盗難防止装置
本体1の側面と挿入部20aの内側面との間に間隙が生
じ、従って、盗難防止装置本体1と磁石20dとの間に
も間隙が生じていた。磁石との距離が大きくなる程磁力
は小さくなり、強い磁力を有する磁石ほど高価であるの
で、前記間隙によって高価な磁石を利用しなければなら
ないという問題があった。
【0016】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、磁石にバネを取り付けることによって、挿入さ
れた盗難防止装置本体表面に磁石を押しつけて密着さ
せ、従来に比して磁力が弱く、安価な磁石を利用する盗
難防止装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
装置は、盗難を防止すべき対象物を収納可能としてあ
り、収納された対象物の離脱をロック状態とすることに
より防止し、磁界が与えられたときに前記ロック状態を
解除するロック手段(1a)を具備する盗難防止装置本
体(1)と、該盗難防止装置本体(1)を着脱すること
が可能な着脱部(20a)、及び該着脱部(20a)に
装着された前記盗難防止装置本体(1)の一部に磁界を
与える磁石(20d)を具備するロック解除部(2)と
を備える盗難防止装置において、前記ロック解除部
(2)は、前記磁石(20d)を前記着脱部(20a)
に装着された前記盗難防止装置本体(1)の一部に当接
させるように、前記磁石(20d)を所定範囲で移動す
べくなしてあることを特徴とする。
【0018】第2発明に係る盗難防止装置は、盗難を防
止すべき対象物を収納する収納部(10)、該収納部
(10)に嵌合し、前記収納部(10)に収納された対
象物の離脱を防止する嵌合部(11)、並びに前記収納
部(10)及び嵌合部(11)の嵌合をロックし、磁界
が与えられたときに該ロックを解除するロック手段(1
a)を具備する盗難防止装置本体(1)と、該盗難防止
装置本体(1)を挿入することが可能な挿入部(20
a)、及び該挿入部(20a)に挿入された盗難防止装
置本体(1)の一部に磁界を与える磁石(20d)を具
備するロック解除部(2)とを備える盗難防止装置にお
いて、前記盗難防止装置本体(1)は、前記収納部(1
0)に対象物が収納されているか否かを判定する収納判
定手段(11d1)、該収納判定手段(11d1)によ
って前記対象物が収納されていないと判定された場合に
警報を発する発報手段(11d2)、及び所定の休止信
号を受信したときに前記発報手段(11d2)の動作を
休止する動作休止手段(11d3)を具備し、前記ロッ
ク解除部(2)は、前記挿入部(20a)内に突出する
レバースイッチ(20b1)、該レバースイッチ(20
b1)が押動された場合に前記休止信号を発信させる手
段(20b2)、及び前記磁石(20d)を前記盗難防
止装置本体(1)の一部に当接させるため、前記磁石
(20d)が所定の移動方向に移動自在であるように前
記磁石(20d)を遊嵌する遊嵌部(20c)を具備す
ることを特徴とする。
【0019】第3発明に係る盗難防止装置は、第2発明
に係る盗難防止装置において、前記ロック解除部(2)
は、前記磁石(20d)に取り付けられ前記移動方向に
作用する圧縮バネ(20e)を具備することを特徴とす
る。
【0020】第1及び第2発明に係る盗難防止装置によ
る場合は、磁石を移動自在であるように遊嵌してあるか
ら、挿入部に盗難防止装置本体が挿入されたとき、磁石
が盗難防止装置本体のロック手段に含まれる磁性体製の
部品に磁力によって引き寄せられて移動して盗難防止装
置本体の表面に当接する。従って、従来に比して磁石と
ロック手段との距離が小さくなり、磁力が弱い磁石を利
用でき、製品コストを低減することが可能となる。
【0021】第3発明に係る盗難防止装置による場合
は、圧縮バネによって磁石を盗難防止装置本体に当接す
る方向に付勢するから、ロック解除部の挿入部に挿入さ
れた盗難防止装置本体表面に更に確実に磁石を当接させ
ることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述
する。図1は本発明に係る盗難防止装置の実施の形態1
の要部の構成を示す正面図である。盗難防止装置は、対
象物を収納し、該対象物が不正に取り出されないように
対象物の離脱を防止するロック機構1aを有し、対象物
が不正に取り出された場合、又は店外に不正に持ち出さ
れた場合に警報を発して盗難を防止する盗難防止装置本
体1と、盗難防止装置本体1のロック機構1aのロック
を解除するロック解除部2とを備えている。
【0023】図2は本発明に係る盗難防止装置の盗難防
止装置本体1を示す正面図である。図において、10は
対象物を収納するためのプラスチック製の収納部であ
る。対象物は、例えばCDケースのような四角形状の偏
平なケースにディスクが収納されたものであり、表紙及
び背表紙には商品名、タイトル等が記載されている。収
納部10は、前記対象物の表紙面と略同寸法の長方形状
をなし、中央に孔が開設してあるプレート部10aと、
該プレート部10aの周縁部3辺にわたって、プレート
部10aの1面に直角をなすように設けたフレーム部1
0bと、該フレーム部10bの2つの角部に夫々前記プ
レート部10aと対向して配された板状の保持部10
c,10cとを備えている。
【0024】収納部10は、対象物を内嵌するように収
納することが可能であり、前記保持部10c,10cは
収納した前記対象物が離脱することを妨げる。
【0025】また、収納部10は、フレーム部10bの
コ字の開口側に1面が開口している箱型の本体部11を
外嵌することが可能とされており、盗難防止装置本体1
には、収納部10及び本体部11の離脱を制限して収納
部10内に収納された対象物が不正に取り出されること
を防止するロック機構1aが設けられている。
【0026】図3は、収納部10の正面図であり、図4
は、収納部10の側面図である。フレーム部10bの両
端部近傍の外周面の所定位置には、後述する本体部11
の脚部11a,11aが当接する当接部10d,10d
が夫々突設してある。該当接部10d,10dからフレ
ーム部10bの両端にわたる部分の厚さは、他の部分の
厚さより薄くして係止部10e,10eとされている。
該係止部10e,10eには、フレーム部10bの両端
に近い方から順に、側面視が矩形の第1突起部10e
1,10e1及び第2突起部10e2,10e2が、フ
レーム部10bの側面幅方向の中心線上に適宜の距離を
隔てて設けてある。第1突起部10e1,10e1は、
第2突起部10e2,10e2よりも大きく突出してお
り、また、該第1突起部10e1,10e1及び第2突
起部10e2,10e2は、フレーム部10bの端部に
向かって漸次低くなるテーパ状となっている。
【0027】図5は、本体部11の正面図であり、図6
は本体部11の側面図である。本体部11の開口部短辺
側の縁部からは、脚部11a,11aが延設してある。
該両脚部11a,11aの内側基端部近傍には、支持部
11b,11bが突設してある。そして前記収納部10
と嵌合した状態の本体部11の後退を制限すべく、有磁
性金属板からなる矩形のロックバネ11c,11cが前
記支持部11b,11bに片持ち支持されて、両脚部1
1a,11aの内面と平行に配されている。また、該ロ
ックバネ11c,11cは中央に矩形の孔が設けられて
いる。
【0028】図7は、ロック機構1aの解除状態を説明
する部分拡大断面図であり、図8は、ロック機構1aの
ロック状態を説明する部分拡大断面図である。図7にお
いて、ロックバネ11cの矩形の孔には収納部10の第
1突起部10e1だけが係合されている。この状態のと
きには、収納部10と本体部11との間には対象物を入
出できる大きさの空間が開口している。本体部11を収
納部10側へ進行させたとき、ロックバネ11cの先端
部が第2突起部10e2のテーパに沿って乗り上げ、こ
れを乗り越えてロックバネ11cと第2突起部10e2
とが係合し、ロック状態となる。このときには、前述し
た空間が閉じられ、対象物を入出することができないよ
うになっている。
【0029】また、図6において、本体部11の内側底
部中央は、直方体形状の第1回路部11dとなってい
る。対象物を収納した収納部10に本体部11を前記フ
レーム部のコ字の開口側から外嵌させたとき、対象物に
前記第1回路部11dが当接するようになっており、該
第1回路部11dの対象物に当接する面の略中央には矩
形の孔が開設してあって、この孔にはレバー11d10
が入出自在に突出している。
【0030】図9は第1回路部11dの構成を示すブロ
ック図である。前記レバー11d10は、第1回路部1
1dに内蔵されたレバースイッチ本体11d1から延設
されており、レバースイッチ本体11d1に設けてある
バネによって、適宜の傾斜角度になるように起頭されて
いる。レバースイッチ本体11d1は、レバー11d1
0が起頭されている場合にオン状態となり、レバー11
d10が孔内に没入された場合にオフ状態となるように
なっている。また、第1回路部11dはMPUを有する
演算部11d3を備え、該演算部11d3がレバースイ
ッチ本体11d1のオン/オフ状態を検出することがで
きるようになっている。
【0031】演算部11d3によってレバースイッチ本
体11d1がオフ状態であると検出された場合には警報
ブザー11d2がオフされ、レバースイッチ本体11d
1がオン状態であると検出された場合には警報ブザー1
1d2が動作せしめられる。
【0032】また、第1回路部11dには電磁波信号を
受信する受信部11d4が備えられており、該受信部1
1d4が所定周波数の電磁波信号である盗難防止信号を
受信したと前記演算部11d3によって判断された場合
には、警報ブザー11d2が動作せしめられ、盗難防止
信号とは異なる周波数の休止信号を受信したと判断され
た場合には、前記警報ブザー11d2が休止状態とされ
る。警報ブザー11d2が休止状態となったときには、
前記受信部11d4が盗難防止信号を受信したとき、又
は前記レバースイッチ本体11d1がオン状態のときで
あっても警報ブザー11d2が動作しないようになって
いる。
【0033】図10は、本発明に係る盗難防止装置の実
施の形態1のロック解除部2の構成を示す正面部分断面
図であり、図11は、その平面断面図である。直方体形
状をなす合成樹脂製のロック解除部本体20の上面に、
盗難防止装置本体1の本体部11側が挿入できるよう
に、平面断面形状が矩形の凹部である挿入部20aが前
記本体部11略全体が挿入可能な程度の深さで設けてあ
り、該挿入部20aの底面中央には、矩形の孔20a1
が開設してある。また、ロック解除部本体20の挿入部
20aの奥には第2回路部20bが内蔵されている。図
12は第2回路部20bの構成を示すブロック図であ
る。第2回路部20bは、所定周波数の電磁波信号であ
る休止信号を発信する発信器20b2及び該発信器20
b2を動作させるレバースイッチ本体20b1を備えて
おり、該レバースイッチ本体20b1から延設したレバ
ー20b10はレバースイッチ本体20b1に設けてあ
るバネによって、適宜の傾斜角度になるように起頭さ
れ、前記孔20a1を貫通して前記挿入部20aに所定
量突出するようになっている。レバー20b10が起頭
している場合、レバースイッチ本体20b1の接点は開
いており、前記発信器20b2は動作しない。一方、レ
バー20b10が挿入部20aの内側から押動されたと
き、前記孔20a1内に傾倒され、レバースイッチ本体
20b1の接点が閉じ、発信器20b2から前述した休
止信号が発信される。
【0034】また、ロック解除部本体20の挿入部20
aの短辺側の両壁面20a2,20a2の所定深さの位
置には、側断面視正方形の直方体の凹部20c,20c
が夫々設けられている。該凹部20c,20cはその幅
方向中央線が挿入部20aの幅方向中央線と同じであ
り、幅(前記正方形の一辺の長さ)が挿入部20aの幅
よりも大きく、内側面から挿入部20aの外部側の所定
位置までの部分に設けられている。また、該凹部20
c,20cは、その開口部から挿入部20aの長辺側の
両壁面の所定位置まで補助凹部20c1,20c1が夫
々段差無く延設されている。
【0035】凹部20c,20cには、前記正方形と略
同寸の正方形の一面を有し、厚さが凹部20c,20c
の奥行きよりも短寸の磁石20d,20dが夫々内嵌さ
れている。磁石20d,20dが凹部20c,20cの
内部で厚さ方向に移動自在であるように、磁石20d,
20dと凹部20c,20cとの間には若干の隙間が設
けられている。このことによって、磁石20d,20d
は、凹部20c,20cの奥面に当接する位置から、補
助凹部20c1,20c1の端面に当接する位置までの
範囲で移動することができる。
【0036】このようなロック解除部2の挿入部20a
に盗難防止装置本体1を本体部11側から挿入部20a
の底面に当接するまで挿入する。このとき、本体部11
のロック機構1aに含まれるロックバネ11c,11c
に磁力によって磁石20d,20dが引き寄せられ、盗
難防止装置本体1のロック機構1aの近傍に磁石20
d,20dが位置した状態で、盗難防止装置本体1の両
側面と磁石20d,20dとが密着せしめられる。
【0037】本体部11の底部とレバー20b10とが
当接することによって、レバー20b10が前述した孔
20a1内に没入され、レバースイッチ本体20b1が
オンとなって発信器20b2から休止信号が発信され
る。該休止信号を盗難防止装置本体1の受信部11d4
が受信し、警報ブザー11d2が休止状態へ移行する。
【0038】また、磁石20d,20dの磁力によっ
て、盗難防止装置本体1のロックバネ11c,11cが
第2突起部10e2,10e2との係合が外れる程度に
外側へ引き寄せられる。この状態で盗難防止装置本体1
をロック解除部2から取り外すことによって、ロックバ
ネ11c,11cと第2突起部10e2,10e2との
係合が外れ、ロックバネ11c,11cと第1突起部1
0e1,10e1との係合は外れないため、ロック機構
1aが解除状態となる。
【0039】従って、磁石20d,20dを盗難防止装
置本体1の両側面に密着させることができ、従来に比し
て磁力が弱い磁石を用いても良好にロック解除を行うこ
とが可能となる。
【0040】実施の形態2 図13は、本発明に係る盗難防止装置の実施の形態2の
ロック解除部2の構成を示す正面部分断面図であり、図
14は、その平面断面図である。
【0041】凹部20c,20cの奥面と磁石20d,
20dとの間には、圧縮バネ20e,20eが配されて
おり、前記磁石20d,20dを挿入部20aの内側へ
付勢するようになっている。磁石20d,20dは、圧
縮バネ20e,20eに付勢されることにより、凹部2
0c,20cから補助凹部20c1,20c1まで移動
せしめられ、補助凹部20c1,20c1の端面に当接
することにより、これより挿入部20aの内側への移動
を制限される。また、磁石20d,20dは、夫々の対
向する面に含まれる各稜部を丸く面取りされている。そ
の他、実施の形態1と同様の部分については同符号を付
し、説明を省略する。
【0042】このようなロック解除部2の挿入部20a
に盗難防止装置本体1を本体部11側から挿入部20a
の底面に当接するまで挿入したとき、本体部11の底部
短辺側の両角部と、磁石20d,20dの面取りされた
稜部とが当接し、磁石20d,20dの稜部が滑ること
によって圧縮バネ20e,20eの付勢に抗して磁石2
0d,20dが外側へ押動せしめられる。そして、盗難
防止装置本体1のロック機構1aの近傍に磁石20d,
20dが位置した状態で、盗難防止装置本体1の両側面
と磁石20d,20dとが密着せしめられる。
【0043】従って、圧縮バネ20e,20eによって
磁石20d,20dが挿入部20aの内側へ付勢される
ため、更に確実に挿入部20aに挿入された盗難防止装
置本体1の表面に磁石20d,20dを当接させること
が可能となる。
【0044】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構造に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く第1及び第2発明に係
る盗難防止装置による場合は、所定範囲で磁石を移動す
ることができるようにしてあるため、挿入部に挿入され
た盗難防止装置本体のロック手段が有する有磁性材製の
部品に磁石が引き寄せられ、盗難防止装置本体の表面に
当接することによって、従来に比してロック手段と磁石
との距離を低減し、磁力が弱い磁石を利用でき、製品コ
ストを低減することが可能となる。
【0046】第3発明に係る盗難防止装置による場合
は、圧縮バネによって磁石を盗難防止装置本体に当接す
る方向へ付勢するため、更に確実に磁石と盗難防止装置
本体とを当接させることが可能となる等、本発明は優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る盗難防止装置の実施の形態1の
要部の構成を示す正面図である。
【図2】 本発明に係る盗難防止装置の盗難防止装置本
体を示す正面図である。
【図3】 収納部の正面図である。
【図4】 収納部の側面図である。
【図5】 本体部の正面図である。
【図6】 本体部の側面図である。
【図7】 ロック機構の解除状態を説明する部分拡大断
面図である。
【図8】 ロック機構のロック状態を説明する部分拡大
断面図である。
【図9】 第1回路部の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明に係る盗難防止装置の実施の形態1
のロック解除部の構成を示す正面部分断面図である。
【図11】 本発明に係る盗難防止装置の実施の形態1
のロック解除部の構成を示す平面断面図である。
【図12】 第2回路部の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】 本発明に係る盗難防止装置の実施の形態2
のロック解除部の構成を示す正面部分断面図である。
【図14】 本発明に係る盗難防止装置の実施の形態2
のロック解除部の構成を示す平面断面図である。
【図15】 従来の盗難防止装置本体を示す斜視図であ
る。
【図16】 盗難防止装置本体のロック機構を示す部分
拡大断面図である。
【図17】 従来のロック解除部の構成を示す正面部分
断面図である。
【符号の説明】
1 盗難防止装置本体 1a ロック機構 10 収納部 10e 係止部 10e1 第1突起部 10e2 第2突起部 11 本体部 11c ロックバネ 11d1 レバースイッチ本体 11d2 警報ブザー 11d3 演算部 11d4 受信部 2 ロック解除部 20 ロック解除部本体 20a 挿入部 20b1 レバースイッチ本体 20b2 発信器 20c 凹部 20d 磁石 20e 圧縮バネ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA03 AA09 AA16 BB21 BB31 CC33 DD21 DD83 DD87 EE01 FF02 FF17 FF26 GG09 GG13 GG43 GG51 GG57 GG61 GG71 HH03 HH13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難を防止すべき対象物を収納可能とし
    てあり、収納された対象物の離脱をロック状態とするこ
    とにより防止し、磁界が与えられたときに前記ロック状
    態を解除するロック手段(1a)を具備する盗難防止装
    置本体(1)と、該盗難防止装置本体(1)を着脱する
    ことが可能な着脱部(20a)、及び該着脱部(20
    a)に装着された前記盗難防止装置本体(1)の一部に
    磁界を与える磁石(20d)を具備するロック解除部
    (2)とを備える盗難防止装置において、前記ロック解
    除部(2)は、前記磁石(20d)を前記着脱部(20
    a)に装着された前記盗難防止装置本体(1)の一部に
    当接させるように、前記磁石(20d)を所定範囲で移
    動すべくなしてあることを特徴とする盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 盗難を防止すべき対象物を収納する収納
    部(10)、該収納部(10)に嵌合し、前記収納部
    (10)に収納された対象物の離脱を防止する嵌合部
    (11)、並びに前記収納部(10)及び嵌合部(1
    1)の嵌合をロックし、磁界が与えられたときに該ロッ
    クを解除するロック手段(1a)を具備する盗難防止装
    置本体(1)と、該盗難防止装置本体(1)を挿入する
    ことが可能な挿入部(20a)、及び該挿入部(20
    a)に挿入された盗難防止装置本体(1)の一部に磁界
    を与える磁石(20d)を具備するロック解除部(2)
    とを備える盗難防止装置において、前記盗難防止装置本
    体(1)は、前記収納部(10)に対象物が収納されて
    いるか否かを判定する収納判定手段(11d1)、該収
    納判定手段(11d1)によって前記対象物が収納され
    ていないと判定された場合に警報を発する発報手段(1
    1d2)、及び所定の休止信号を受信したときに前記発
    報手段(11d2)の動作を休止する動作休止手段(1
    1d3)を具備し、前記ロック解除部(2)は、前記挿
    入部(20a)内に突出するレバースイッチ(20b
    1)、該レバースイッチ(20b1)が押動された場合
    に前記休止信号を発信させる手段(20b2)、及び前
    記磁石(20d)を前記盗難防止装置本体(1)の一部
    に当接させるため、前記磁石(20d)が所定の移動方
    向に移動自在であるように前記磁石(20d)を遊嵌す
    る遊嵌部(20c)を具備することを特徴とする盗難防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック解除部(2)は、前記磁石
    (20d)に取り付けられ前記移動方向に作用する圧縮
    バネ(20e)を具備する請求項2記載の盗難防止装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202877A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Sanei:Kk 商品展示ケース及び解錠装置
JP2012117363A (ja) * 2012-01-17 2012-06-21 Sanei:Kk 商品展示ケース及び解錠装置

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