JP3634065B2 - 連続用紙処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左紙片または右紙片の一方の紙片の幅方向を他の二紙片より小さく形成してなる連続する三紙片を、三つ折りして重ね合わせ、単位長に切断したうえ、剥離可能な感圧性接着剤を設けた重ね合わせ面を加圧して接着する連続用紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、連続する三紙片を、三つ折りして重ね合わせ、単位長に切断したうえ、剥離可能な感圧性接着剤を設けた重ね合わせ面を加圧して接着する処理装置は知られている。しかし、従来のこの種装置では、三紙片の大きさが同一の場合と、左紙片または右紙片の一方の紙片の幅方向を他の二紙片より小さく形成した場合とで、特に異なることなく、上下一対の圧着ローラを適宜対用いて重ね合わせ面を圧着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、三紙片が重なり合う重ね合わせ面の接着には支障はないが、一紙片の幅方向を小さく形成して、二紙片だけが重なり合う重ね合わせ面が存在する場合には、この重ね合わせ部分と三紙片が重なり合う重ね合わせ部分との厚さが異なるので段差を生じ、前記二紙片だけが重なり合う重ね合わせ面には所定の圧が加わらないことになる。したがって、前記二紙片だけが重なり合う重ね合わせ面を確実に接着できないという不都合を生じていた。本発明はこの不都合を解消した連続用紙処理装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明の請求項1に記載した連続用紙処理装置は、左紙片、中紙片、右紙片の重ね合わせ用紙片を折り用ミシン目を介して連接し、左紙片または右紙片の一方の紙片の折り用ミシン目とは反対側には移送孔を等間隔に透設したマージナル部を設け、このマージナル部を設けない右紙片または左紙片は他の二紙片より幅方向を小さく形成し、これら三紙片の三つ折りして重ね合わせる重ね合わせ面の少なくとも一面側には剥離可能な感圧性接着剤を設けてなる連続用紙の処理装置であって、連続用紙を三つ折りする折り畳み部と、三つ折りされた連続用紙をマージナル部の移送孔を利用して所定方向に移送するトラクタ移送部と、連続用紙のマージナル部を切断するマージナルスリット部と、連続用紙を所定の単位長に切断する切断部と、単位長に切断した三つ折り状用紙の三紙片の重なり部分に圧をかけて対応する重ね合わせ面を接着する第1圧着部と、重ね合わせ面を接着した三つ折り状用紙を移送しながら三つ折り状用紙の一縁部を所定位置に揃える位置決め部と、位置決めされた三つ折り状用紙の二紙片のみの重なり部分に圧をかけて対応する重ね合わせ面を接着する第2圧着部とを、備えたことを特徴とする。
【0005】
また、本発明の請求項2に記載した連続用紙処理装置は、上述の請求項1に記載した位置決め部を、三つ折り状用紙の移送径路の一側に沿って伸びるガイドと、三つ折り状用紙の一縁部が前記ガイドに案内されるよう三つ折り状用紙を移送する移送方向に対して斜めに伸びる移送ベルトと、この移送ベルトに対接するよう配置した任意方向に回転可能な複数の移送回転体とから構成したことを特徴とする。
【0006】
さらに、本発明の請求項3に記載した連続用紙処理装置は、上述の請求項1の第2圧着部に続いて、三つ折り状用紙の二紙片のみの重なり部分における折り用ミシン目の内側をスリットする第2スリット部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1は装置全体を概略的に示す側面図、図2は位置決め部と第2圧着部との概略的な拡大平面図、図3は処理対象である口座振替通知葉書を作成するための連続葉書用紙の表面側を示す概略的な平面図、図4は同じく裏面側を示す概略的な平面図、図5は重ね合わせ状態を示す概略的な断面図、図6は作成した口座振替通知葉書を示す概略的な斜視図、図7は重ね合わせ接着面を剥離した口座振替通知葉書を示す概略的な斜視図である。
【0008】
まず、処理の対象となる連続用紙について説明する。図3及び図4に示すように、口座振替通知葉書31(図6参照)を作成するための連続葉書用紙1は、折り用ミシン目2,3を境として、幅方向が葉書大より小さい左紙片4と、幅方向が葉書大よりも若干大きい中紙片5及び右紙片6を連接してなる。また、前記右紙片6の前記折り用ミシン目3とは反対側の側端部には切り用ミシン目7を境にして等間隔に移送孔8を穿設したマージナル部9を設けている。そして、この連続葉書用紙1は、単位用紙10がマージナル部9の延びる方向に切り用ミシン目11を介して多数連接された連続状態にある。
【0009】
図5で理解できるように、連続葉書用紙1の表裏面(なお、本明細書では、マージナル部9が右側に位置した図3状態を表面側、左側に位置した図4状態を裏面側という)には、全面的に、通常では接着せず所定の圧を加えると接着可能となり、接着後に剥離可能で、印字あるいは印刷が可能な感圧性接着剤12を塗布している。この感圧性接着剤12としては、印字、印刷が可能であり、感圧性で一旦接着すると再剥離不能な非剥離性の接着剤基剤に、この接着剤基剤に対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合してなるものが好適である。
【0010】
上述した接着剤基剤としては、従来用いられている通常の感圧性接着剤でよいが、特に挙げれば、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。
【0011】
一方、微粒状充てん剤としては、接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。また、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上する。シリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうるとともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しやすいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点がある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタで、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合でも、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤がシリコーンオイルにより接着しなくなることもない。
【0012】
上述した微粒状充てん剤の配合割合によって、感圧性接着剤12による接着面の剥離強度を調整する。また、微粒状充てん剤の配合割合による調整に加えて、感圧性接着剤12を網点状に塗布したり、塗布厚を調整したり、あるいは地紋印刷を施して調整を行うと、剥離強度の調整はより容易となる。感圧性接着剤12の具体例としては、天然ゴム100重量部に対し、スチレン2重量部とメタクリル酸10重量部とをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスに、テルペン樹脂系粘着付与剤5重量部に対し、平均粒径5μmのシリカゲル20重量部を添加したものを加えてなるものが好適である。
【0013】
そして、図3に示すように、左紙片4の表面側は宛名情報13をあらかじめ印字した折り重ねた時の表出面であり、中紙片5と右紙片6の表面側は互いに折り重ねられる重ね合わせ面で、各種の案内情報や通知情報14,15をあらかじめ印字している。また、前記左紙片4の表面側には、剥離端となる折り用ミシン目2とは反対側端部に、矢印と「ここからゆっくりはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示16をあらかじめ印刷している。
【0014】
一方、図4に示すように、右紙片6の裏面側は差出人情報17をあらかじめ印刷した折り重ねた時の表出面である。また、左紙片4と中紙片5の裏面側は互いに折り重ねられる重ね合わせ面で、左紙片4の重ね合わせ面には次回口座振替の通知情報18をあらかじめ印字し、中紙片5の重ね合わせ面は領収証となって、口座振替日及び領収金額からなる領収情報19をあらかじめ印字している。前記中紙片5が葉書本体となるもので、その裏面側の折り用ミシン目3に沿った端部には「郵便はがき」という葉書表示20をあらかじめ印刷するとともに、剥離端となる前記折り用ミシン目3端部側に、矢印と「ここからゆっくりはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示21をあらかじめ印刷している。
【0015】
なお、連続葉書用紙1に各情報13,14,15,18,19をプリンタで印字する段階では、左紙片4側にもマージナル部が設けられており、この左紙片4側のマージナル部は印字後に切断除去されて、図3及び図4に示すように、右紙片6側のマージナル部9のみが存在する状態となる。
【0016】
続いて、連続用紙処理装置について説明する。図1に示すように、所定状態で供給された連続葉書用紙1を各折り用ミシン目2,3でジグザグ状に三つ折りする折り畳み部41は、従来公知の構成であり、例えば実開昭52−17614号公報、実公平4−27898号公報、特開平7−291526号公報等で開示されている構成を適宜採用すればよい。一例を挙げると、機体42に取り付けたU型テンションバーと、連続葉書用紙1の一方の折り用ミシン目2に当接するガイド杆と、他方の折り用ミシン目3を挟み込む絞りガイドと、この絞りガイドに向けて連続葉書用紙1を押さえ付ける用紙押さえと、前記U型テンションバーに所定角度を有して設けられた支持バーとから構成する。
【0017】
折り畳み部41にはノズル(図示せず)を配置し、連続葉書用紙1を、ジグザグ状に三つ折りする際、圧を加えて接着する強接着可能な感圧性接着剤23を前記ノズルから噴射し、右紙片6表面側における切り用ミシン目7側の側端部のA1部分に、線状に塗布する。なお、このA1部分と重なり合うべき中紙片5の表面側の折り用ミシン目2に沿った側端部のA2部分に感圧性接着剤23を塗布してもよい。この強接着可能な感圧性接着剤23としては、一旦接着すると接着面を損傷しなければ剥離不能な感圧性接着剤を使用する。そして、ノズルの感圧性接着剤23噴射動作は、エンコーダ(図示せず)からの用紙送り量検出信号に基づいて制御し、各切り用ミシン目11にかからないように行う。なお、前記感圧性接着剤23をあらかじめ塗布しておいてもよい。
【0018】
折り畳み部41による折り重ねは、連続葉書用紙1の各重ね合わせ面が対接して、図5に示すように、宛名情報13と差出人情報17及び葉書表示20を表出する一方、案内情報14,15、通知情報18、領収情報19を隠蔽して外部からは視認不能な状態となるように、各折り用ミシン目2,3でジグザグ状に三つ折りする。
【0019】
そして、ジグザグ状に三つ折りした連続葉書用紙1を、ガイド板43を介してトラクタ移送部たるトラクタ装置44に導き、トラクタ装置44の移送ピンにマージナル部9の移送孔8を係合して、いわゆる片送りし、図1上右方向に移送するよう構成している。このトラクタ装置44の移送方向端には、連続葉書用紙1のマージナル部9を切断するマージナルスリット部たるスリッタ45を設け、このスリッタ45によって、マージナル部9を折り用ミシン目2の外側にある切り用ミシン目7(図5に示すP2の位置)で切断除去し、切断したマージナル部9は落下して、マージナル収納箱46内に収納されるよう構成している。
【0020】
マージナル部9を切断除去した連続葉書用紙1を、各切り用ミシン目11において所定の単位長さに切断する切断部は、いわゆるバースタ装置で構成され、上下一対の搬入ローラ47と、上下一対の低速ローラ48と、上下一対の高速ローラ49と、低速ローラ48と高速ローラ49との間に配置された各切り用ミシン目11に当接する回転カッタ50と上下一対の搬出ローラ51とからなる。前記低速ローラ48と前記高速ローラ49との移送速度差によって、連続葉書用紙1にテンションを与え、切り用ミシン目11に回転カッタ50を当接して、切り用ミシン目11を破断するものである。
【0021】
搬出ローラ51に続いて搬送ベルト52とライダーローラ53を設け、さらに、切断した三つ折り状の単位用紙10に感圧性接着剤12,23の接着条件である圧をかけて、三紙片4,5,6が重なり合う重ね合わせ面を接着する第1圧着部を設けている。この第1圧着部は、三つ折り状の単位用紙10の移送方向に所定間隔をおいて配置した、上下二対の圧着ローラ54,55と各圧着ローラ54,55に続いて設けた、各上下一対の搬送ローラ56,57とから構成する。
【0022】
重ね合わせ面を接着した三つ折り状の単位用紙10を移送しながら、その一縁部を所定位置に揃える位置決め部は、図2で理解できるように、移送径路の一側に沿って伸びるガイド板58と、前記単位用紙10の一縁部が前記ガイド板58に案内されるよう、その移送方向に対して横にずらして移送するために斜めに伸びる移送ベルト59と、この移送ベルト59と所定間隔をおいて対向するよう設けた支持板60の透孔61内に配置され、前記移送ベルト59に対接するとともに、任意方向に回転可能な複数の移送回転体たる回転ボール62とからなる。
【0023】
重ね合わせ面を接着し位置決めされた三つ折り状の単位用紙10の二紙片5,6の重なり部分に圧をかけ、対応する重ね合わせ面を接着する第2圧着部は、ガイド板58の終端に対応して配置した上下一対の圧着コロ63a,63bからなる。上方の圧着コロ63aは、回転軸64に沿ってスライド可能に支持されており、両側から位置決めリング65,66で挟持するようにして位置決めするものである。なお、前記回転軸64には、移送用のゴムコロ67が複数取付けられている。
【0024】
第2圧着部に続いて、各重ね合わせ面が確実に接着した三つ折り状の単位用紙10を、二紙片5,6の重なり部分における折り用ミシン目3の内側P1(図5参照)でスリットする第2スリット部たるスリッタ68を設けている。さらに、前記折り用ミシン目3の内側P1(図5参照)でスリットして作成した口座振替通知葉書31を上下複数対の移送コロ69,70で移送し、スタッカ部71に順次堆積するよう構成している。
【0025】
次に、上述のように構成した連続用紙処理装置で連続葉書用紙1から口座振替通知葉書31を作成する動作について説明する。まず、表裏面にあらかじめ必要な情報13,14,15,16,17,18,19,20,21を印字あるいは印刷した連続用紙1を図示していない供給装置により所定方向に移送し、折り畳み部41を通過させ、図5に示すように、左紙片4の表面側と右紙片6の裏面側が表出するようにジグザグ状に三つ折りして、宛名情報13、差出人情報17、剥離開始端指示表示16及び葉書表示20を表出する一方、案内情報14,15、通知情報18、領収情報19及び剥離開始端指示表示21を隠蔽して外部からは視認不能な状態となる。
【0026】
続いて、三つ折りした連続葉書用紙1を、ガイド板43を介してトラクタ装置44に導き、トラクタ装置44の移送ピンにマージナル部9の移送孔8を係合する。ここで、トラクタ装置44を回転駆動すると、連続葉書用紙1は図1上右方向に移送され、折り畳み部41で連続的にジグザグ状に三つ折りされたうえ、トラクタ装置44に達することになる。そして、移送しながら不要となったマージナル部9をスリッタ45で切断除去し、マージナル収納部46内に落下収納する。
【0027】
マージナル部9を切断除去した連続葉書用紙1はさらに移送され、低速ローラ48と高速ローラ49との移送速度差によって連続葉書用紙1にテンションを与え、切り用ミシン目11に移送速度と同期して回転する回転カッタ50を当接して、葉書大の単位用紙10毎に切断する。
【0028】
さらに、搬送ベルト52で移送された三つ折り状の単位用紙10は、各圧着ローラ54,55によって、感圧性接着剤12,23の接着条件である所定の圧が加えられ、三紙片4,5,6の重なり合った重ね合わせ面部分が接着される。ここで、二紙片5,6のみが重なり合った重ね合わせ面部分には、段差があるため前記各圧着ローラ54,55の圧力は加わらないので、この二紙片5,6のみが重なり合った重ね合わせ面部分は、非接着状態のままとなる。
【0029】
次いで、三紙片4,5,6の重なり合った重ね合わせ面部分が接着された三つ折り状の単片用紙10は、回転ボール62と移送ベルト59によって、一縁部がガイド板58に規制されるまで横にずれて移送され、その後前記ガイド板58に沿ってさらに移送される。そして、二紙片5,6のみが重なり合った重ね合わせ面部分は、上下一対の圧着コロ63a,63bに対応して移送されることにより、この二紙片5,6のみが重なり合った重ね合わせ面部分に、前記圧着コロ63a,63bによって感圧性接着剤12,23の接着条件である所定の圧が加えられ、前記重ね合わせ面部分は接着する。
【0030】
さらに続いて、各重ね合わせ面が確実に接着した三つ折り状の単位用紙10は、スリッタ68によって二紙片5,6の重なり部分における折り用ミシン目3の内側のP1(図5参照)でスリットされ、口座振替通知葉書31となって、スタッカ部71に順次堆積されていく。この口座振替通知葉書31は、通常の葉書と同様に使用できる一方、各剥離開始端指示表示16,21にしたがって、左紙片4を中紙片5から、中紙片5を右紙片6から順次剥離すると、前記左紙片4と前記中紙片5は折り用ミシン目2で連接され、また前記中紙片5と前記右紙片6とは感圧性接着剤23によって折り用ミシン目2側が剥離困難に強接着されているので、前記各紙片4,5,6が分離することなく、図7に示すように冊子状に見開くことができる。
【0031】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、折り畳み部は連続葉書用紙1をジグザグ状に三つ折りするほか、同一面側の中紙片5に向けて、左紙片4及び右紙片6を順次折り重ねて巻き込むように三つ折りするものでもよい。また、強接着可能な感圧性接着剤23を設けない場合には、第2スリット部は設ける必要はなく、この場合には、剥離後の状態は冊子状ではなく単に一枚のシート状となる。さらに、処理対象が口座振替通知葉書31を作成するための連続葉書用紙1に限らないことはもちろんである。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、本発明によれば、厚さが異なる部分で段差を生ずる三つ折りした重ね合わせ用紙を、全ての重ね合わせ部分において確実に圧着することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体を概略的に示す側面図。
【図2】位置決め部と第2圧着部との概略的な拡大平面図。
【図3】処理対象である口座振替通知葉書を作成するための連続葉書用紙の表面側を示す概略的な平面図。
【図4】同じく裏面側を示す概略的な平面図。
【図5】重ね合わせ状態を示す概略的な断面図。
【図6】作成した口座振替通知葉書を示す概略的な斜視図。
【図7】重ね合わせ接着面を剥離した口座振替通知葉書を示す概略的な斜視図。
【符号の説明】
1 連続葉書用紙
2,3 折り用ミシン目
4 左紙片
5 中紙片
6 右紙片
8 移送孔
9 マージナル部
12,23 感圧性接着剤
31 口座振替通知葉書
41 折り畳み部
42 機体
44 トラクタ装置
45,68 スリッタ
48 低速ローラ
49 高速ローラ
50 回転カッタ
54,55 圧着ローラ
58 ガイド板
59 移送ベルト
62 回転ボール
63a,63b 圧着コロ
71 スタッカ部

Claims (3)

  1. 左紙片、中紙片、右紙片の重ね合わせ用紙片を折り用ミシン目を介して連接し、左紙片または右紙片の一方の紙片の折り用ミシン目とは反対側には移送孔を等間隔に透設したマージナル部を設け、このマージナル部を設けない右紙片または左紙片は他の二紙片より幅方向を小さく形成し、これら三紙片を三つ折りして重ね合わせる重ね合わせ面の少なくとも一面側には剥離可能な感圧性接着剤を設けてなる連続用紙の処理装置であって、連続用紙を三つ折りする折り畳み部と、三つ折りされた連続用紙をマージナル部の移送孔を利用して所定方向に移送するトラクタ移送部と、連続用紙のマージナル部を切断するマージナルスリット部と、連続用紙を所定の単位長に切断する切断部と、単位長に切断した三つ折り状用紙の三紙片の重なり部分に圧をかけて対応する重ね合わせ面を接着する第1圧着部と、重ね合わせ面を接着した三つ折り状用紙を移送しながら用紙の一縁部を所定位置に揃える位置決め部と、位置決めされた三つ折り状用紙の二紙片のみの重なり部分に圧をかけて対応する重ね合わせ面を接着する第2圧着部とを、備えたことを特徴とする連続用紙処理装置。
  2. 位置決め部は、三つ折り状用紙の移送径路の一側に沿って伸びるガイドと、三つ折り状用紙の一縁部が前記ガイドに案内されるよう三つ折り状用紙を移送する移送方向に対して斜めに伸びる移送ベルトと、この移送ベルトに対接するよう配置した任意方向に回転可能な複数の移送回転体とからなることを特徴とする請求項1記載の連続用紙処理装置。
  3. 第2圧着部に続いて、三つ折り状用紙の二紙片のみの重なり部分における折り用ミシン目の内側をスリットする第2スリット部を設けたことを特徴とする請求項1記載の連続用紙処理装置。
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