JP5524030B2 - 密着はがき製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、三つ折りタイプの密着はがきを連続して作成する密着はがき製造装置に、関するものである。
三つ折りタイプの密着はがきには、郵便法の内国郵便約款により、種々の制約が設けられている。例えば、次の(a)〜(c)のような制約がある。なお、三つ折りタイプの密着はがきは、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造を有している。
(a)表面部及び裏面部は、本体部に対して、同一以下の大きさであること。
(b)全体の重量が所定値以下であること。
(c)本体部に記載された「郵便はがき」の文字が表面側から見えること。
ところで、従来では、三つ折りタイプの密着はがきを製造する際に、図20に示されるように、表面部110及び裏面部130の各縁部111、112を、部分A1、B1を残して切断していた。これは、本体部120の折り目102、103を切断しないためである。したがって、図21に示されるように、従来の三つ折りタイプの密着はがきは、上記(a)に違反していた。
そこで、特許文献1、2に示される密着はがきが、提案されている。
特開平10−129158号公報 特開平9−267966号公報
特許文献1に示された密着はがきでは、上記(a)を満たすために、表面部及び裏面部の各縁部を切断せず、また、上記(c)を満たすために、本体部の「郵便はがき」の文字が表面部の搬送孔から見えるようにしている。しかしながら、この密着はがきでは、上記(b)を満たすために、規定内に収まる紙質を予め選定しておく必要があり、また、印刷するインク等の重量も予め考慮しておく必要があり、作成するのが面倒であった。
特許文献2に示された密着はがきでは、上記(c)を満たすために、本体部の「郵便はがき」の文字が表面から見えるように表面部の幅寸法を小さくし、また、上記(a)を満たすために、裏面部の縁部を本体部の折り目と共に切断して、裏面部と本体部とを同じ大きさにしている。しかしながら、この密着はがきでは、表面部の幅寸法を小さくするためには、折り目となるミシン目の位置を予め考慮する必要があり、また、上記(b)を満たすために、裏面部の縁部の切断寸法を調整する必要があり、作成するのが面倒であった。
本発明は、郵便法の内国郵便約款の制約を満たすことのできる三つ折りタイプの密着はがきを、簡単に得ることができる、密着はがき製造装置、を提供することを目的としている。
本発明の第1態様は、
連続用紙を三つ折りし、それによって、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造の三つ折り連続用紙を作成する、折畳み部と、
三つ折り連続用紙を、両縁部の搬送孔を利用して搬送する、トラクタ搬送部と、
搬送されてきた三つ折り連続用紙の両縁部を除去する縁部除去部と、
両縁部が除去された三つ折り連続用紙を、所定長さ毎に裁断し、それによって、三つ折り用紙片を作成する、裁断部と、
三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部に対して表面部と裏面部とを接着させる、圧着部と、
を備え、密着はがきを連続して作成する、密着はがき製造装置において、
縁部除去部が、ハーフカット加工機であり、表面部の縁部のみと裏面部の縁部のみとを、本体部に面する位置で切断するようになっている、
ことを特徴とする密着はがき製造装置である。
上記第1態様においては、次の構成を採用するのが好ましい。
(A)ハーフカット加工機が、三つ折り連続用紙の搬送方向に対する直交方向の任意の位置に配置可能に、設けられている。
本発明の第2態様は、
連続用紙を三つ折りし、それによって、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造の三つ折り連続用紙を作成する、折畳み部と、
三つ折り連続用紙を、両縁部の搬送孔を利用して搬送する、トラクタ搬送部と、
搬送されてきた三つ折り連続用紙の両縁部を除去する縁部除去部と、
両縁部が除去された三つ折り連続用紙を、所定長さ毎に裁断し、それによって、三つ折り用紙片を作成する、裁断部と、
三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部に対して表面部と裏面部とを接着させる、圧着部と、
を備え、密着はがきを連続して作成する、密着はがき製造装置において、
縁部除去部が、表面部の縁部と裏面部の縁部とに、搬送方向に沿ってミシン目を形成する、ミシン目形成機構と、表面部の縁部と裏面部の縁部とを、上記ミシン目に沿って引き千切る、切断機構と、を備えた加工機であり、
ミシン目形成機構が、表面部の縁部の本体部に面する位置に、及び、裏面部の縁部の本体部に面する位置に、ミシン目を形成するように設定されている、
ことを特徴とする密着はがき製造装置である。
上記第2態様においては、次の構成を採用するのが好ましい。
(B)ミシン目形成機構が、三つ折り連続用紙の搬送方向に対する直交方向の任意の位置に配置可能に、設けられている。
本発明の第3態様は、
連続用紙を三つ折りし、それによって、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造の三つ折り連続用紙を作成する、折畳み部と、
三つ折り連続用紙を、両縁部の搬送孔を利用して搬送する、トラクタ搬送部と、
搬送されてきた三つ折り連続用紙の両縁部を除去する縁部除去部と、
両縁部が除去された三つ折り連続用紙を、所定長さ毎に裁断し、それによって、三つ折り用紙片を作成する、裁断部と、
三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部に対して表面部と裏面部とを接着させる、圧着部と、
を備え、密着はがきを連続して作成する、密着はがき製造装置において、
三つ折り連続用紙には、予め、表面部の縁部の本体部に面する位置に、及び、裏面部の縁部の本体部に面する位置に、搬送方向に沿ってミシン目が形成されており、
縁部除去部が、表面部の縁部と裏面部の縁部とを、上記ミシン目に沿って引き千切る、切断機構、を備えた加工機である、
ことを特徴とする密着はがき製造装置である。
上記第3態様においては、次の構成を採用するのが好ましい。
(C)切断機構が、三つ折り連続用紙の搬送方向に対する直交方向の任意の位置に配置可能に、設けられている。
本発明の上記各態様によれば、上記制約(a)〜(c)を満たした密着はがきを、簡単且つ確実に得ることができる。
上記構成(A)によれば、回転刃を上記直交方向の任意の位置に設定できるので、切断位置を任意に設定することができ、したがって、印刷材料や紙質等が変わっても、上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
上記構成(B)によれば、ミシン目形成回転刃を上記直交方向の任意の位置に設定できるので、切断位置を任意に設定することができ、したがって、印刷材料や紙質等が変わっても、上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
上記構成(C)によれば、切断機構を上記直交方向の任意の位置に設定できるので、予め形成しているミシン目の位置に合うように、切断位置を任意に設定することができ、したがって、印刷材料や紙質等が変わっても、上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
本発明の第1実施形態の密着はがき製造装置の一部断面略側面図である。 出発材料である連続用紙の平面図である。 三つ折り連続用紙を下流側から見た斜視図である。 図3のIV矢視図である。 ハーフカット加工機の正面図である。 ハーフカット加工機の作動状態を示す正面図である。 ハーフカット加工機で処理された三つ折り連続用紙の正面略図である。 第1実施形態で得られた密着はがきの正面略図である。 第2実施形態の加工機の平面断面図である。 図9のX矢視図である。 図9のXI矢視図である。 図9のXII矢視図である。 図9のXIII矢視図である。 第2実施形態の加工機の作動状態を示す平面図である。 図14のXV矢視図である。 第3実施形態の加工機の平面断面図である。 図16のXVII矢視図である。 図16のXVIII矢視図である。 第3実施形態で用いる三つ折り連続用紙を下流側から見た斜視図である。 従来の、三つ折り連続用紙の切断状況を示す、正面略図である。 図21の切断により得られた従来の密着はがきの正面略図である。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の密着はがき製造装置の一部断面略側面図である。この製造装置10は、連続用紙から密着はがきを連続して作成するものである。図2は、出発材料である連続用紙100の平面図である。製造装置10は、連続用紙100を搬送する方向(矢印Y方向)の、上流側から下流側に向けて、用紙供給部1と、トラクタ搬送部2と、縁部除去部3と、裁断部4と、搬送部5と、圧着部6と、用紙受部7と、をこの順に備えている。
図2に示されるように、連続用紙100は、所定の長さ寸法L1毎に形成された折り線101でジグザグに折り畳まれて積層されるようになっている。寸法L1は、はがきの長辺の寸法に設定されている。また、連続用紙100は、幅方向の2箇所に搬送方向に形成された折り線102、103で三つ折り(Z折り)できるようになっている。更に、連続用紙100は、両縁部111、112に、多数の搬送孔105を有している。搬送孔105は、長手方向(矢印Y方向)に一定間隔L2を置いて並んで形成されている。搬送孔105は、トラクタ搬送部2においてピン21が挿し込まれる孔である。
図3は、三つ折りされた連続用紙(すなわち三つ折り連続用紙)100を下流側から見た斜視図である。図4は、図3のIV矢視図である。三つ折り連続用紙100は、図3に示されるように、表面部110と本体部120と裏面部130とからなる三重構造を有している。三つ折り連続用紙100は、折り線102で山折りされ且つ折り線103で谷折りされており、表面部110が上方から本体部120に重なり、本体部120が上方から裏面部130に重なっている。
用紙供給部1は、収容部11及び折畳み部12を有している。収容部11は、折り線101でジグザグに折り畳まれた状態の連続用紙100を収容し、且つ、折畳み部12へ連続用紙100を供給するようになっている。折畳み部12は、連続用紙100を折り線102、103で三つ折りするようになっている。
トラクタ搬送部2は、左右一対のピンベルト22と、前後一対のローラ23、24と、を備えている。ピンベルト22は、無端環状の形態を有しており、ローラ23とローラ24とに掛け渡されており、ローラ24によって回転駆動されるようになっている。そして、ピンベルト22は、表面に多数のピン21を有している。ピン21は、搬送方向(矢印Y方向)に一定間隔L2(図2参照)を置いて並んで形成されている。これにより、トラクタ搬送部2は、ピン21を両縁部111、112の搬送孔105に挿し込んで、ピンベルト22を回転駆動することにより、三つ折り連続用紙100を搬送するようになっている。
縁部除去部3は、搬送されてきた三つ折り連続用紙100の両縁部111、112を、所定の位置X1、X2で切断して除去するようになっている。図3及び図4に示されるように、位置X1は、表面部110の、本体部120に面している部分に、位置している。すなわち、位置X1は、表面部110の、本体部120からはみ出した部分(図4のZ1部分)に、位置してはいない。また、位置X2は、裏面部130の、本体部120に面している部分に、位置している。すなわち、位置X2は、裏面部130の、本体部120からはみ出した部分(図4のZ2部分)に、位置してはいない。縁部除去部3の詳細は、後述する。
裁断部4は、上流側の上下一対の搬送ローラ41と下流側の上下一対の搬送ローラ42とからなっている。搬送ローラ42の回転速度は、搬送ローラ41の回転速度に比して、大きく設定されている。したがって、裁断部4は、両縁部111、112が除去された三つ折り連続用紙100が搬送ローラ41を通って搬送ローラ42に挟まれた時に、搬送ローラ42によって三つ折り連続用紙100を下流に向けて強く引っ張り、その結果、三つ折り連続用紙100を、搬送ローラ41と搬送ローラ42との間に位置している折り線101で引き千切るようになっている。すなわち、裁断部4は、両縁部111、112が除去された三つ折り連続用紙100を所定長さL1毎に裁断し、それによって、所定長さL1の三つ折り用紙片を作成するようになっている。
搬送部5は、上下一対の搬送ローラ51を搬送方向に3組有している。搬送部5は、裁断部4で得られた三つ折り用紙片を圧着部6へ送り込むようになっている。
圧着部6は、上下一対の加圧ローラ61を有している。加圧ローラ61は、三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部120に対して表面部110と裏面部130とを接着させるようになっている。三つ折り用紙片は、圧着部6を通過すると、密着はがきとなる。
用紙受部7は、圧着部6から送り出されて来た密着はがきを、立てた状態で、下流から上流に向けて順次積載する、スタッカ装置、からなっている。
そして、本実施形態では、縁部除去部3が、図5に示されるようなハーフカット加工機3Aである。図5に示される加工機3Aは、図4に示されるように、縁部111側に配置されて、縁部111を切断除去するものである。
図5に示されるように、加工機3Aは、縦ベース301に回転自在に支持された駆動軸302及び回転軸303と、駆動軸302に固定された駆動ローラ304と、回転軸303に固定された従動ローラ305と、駆動軸302にスプライン嵌合された対向ローラ308と、回転軸303にスプライン嵌合された回転刃306と、を備えている。回転刃306と対向ローラ308とは、上下に並んだ状態で、それぞれ、横アーム309を介して、縦ベース301に支持されている。駆動ローラ304と従動ローラ305とは、上下に並んだ状態で、縦ベース301と、回転刃306及び対向ローラ308と、の間に位置している。従動ローラ305は、駆動ローラ304に当接するように、設定されており、これにより、回転刃306と対向ローラ308との間の隙間300の寸法Hが、固定されている。すなわち、寸法Hは、従動ローラ305の直径寸法及び/又は回転刃306の直径寸法を選択することによって、任意の大きさに設定できる。
また、回転刃306は、回転軸303にスプライン嵌合されているので、回転軸303に沿って横方向(矢印X方向)に移動可能である。対向ローラ308は、駆動軸302にスプライン嵌合されているので、駆動軸302に沿って横方向に移動可能である。縦ベース301は、横ベース307に沿って横方向に移動可能に且つ横方向の任意の位置に固定可能に設けられている。なお、矢印X方向は、搬送方向である矢印Y方向に対して直交する方向である。これにより、図5において一点鎖線で示されるように、縦ベース301は、回転刃306及び対向ローラ308と一体に、横方向に移動可能である。したがって、加工機3Aひいては回転刃306は、矢印X方向の任意の位置に設定できるようになっている。すなわち、位置X1を任意の位置に設定できる。
加工機3Aは、モータ(図示せず)によって駆動軸302が回転すると、駆動ローラ304が回転し、それに伴って従動ローラ305及び回転軸303が回転し、回転刃306が回転する。ところで、隙間300には、図6に示されるように、位置X1を含む表面部110の縁部111と、当該縁部111に対向する本体部120の部分及び裏面部130の部分とが、挿入される。そして、寸法Hは、回転刃306が、表面部110だけを切断し、且つ、駆動ローラ304側に位置する本体部120及び裏面部130を切断しない、大きさに、設定されている。したがって、加工機3Aによれば、図6に示されるように、本体部120及び裏面部130が切断されない程度に、表面部110が位置X1にて回転刃306に接触し、これにより、図7に示されるように、表面部110のみが位置X1にて切断される。
加工機3Aは、縁部112側にも配置されている。縁部112側に配置された加工機3Aは、図5に示される加工機3Aに比して、上下左右が逆の構成を有している。この加工機3Aにおいては、隙間300に、位置X2を含む裏面部130の縁部112と、当該縁部112に対向する本体部120の部分及び表面部110の部分とが、挿入される。この加工機3Aにおいても、上記と同様に、寸法Hを任意の大きさに設定でき、また、位置X2を任意の位置に設定でき、更に、上記と同様に、作動して、図7に示されるように、裏面部130のみが位置X2にて切断される。
上記構成の製造装置10は、次のように作動する。
連続用紙100が、用紙供給部1の収容部11から、折畳み部12を経て、三つ折りの形態でトラクタ搬送部2に送られると、その三つ折り連続用紙100は、トラクタ搬送部2によって矢印Y方向へ搬送され、縁部除去部3へ至る。次に、三つ折り連続用紙100は、縁部除去部3を通過しながら、図7に示されるように、ハーフカット加工機3Aによって両縁部111、112が切断除去される。その際、除去される縁部111は、位置X1までの表面部110のみであり、また、除去される縁部112は、位置X2までの裏面部130のみである。次に、両縁部111、112が除去された三つ折り連続用紙100は、裁断部4に送られ、裁断部4において所定長さL1毎に裁断される。これにより、所定長さL1の三つ折り用紙片ができる。次に、三つ折り用紙片は、搬送部5を経て、圧着部6へ送られ、密着はがきとなる。図8は、得られた密着はがき100Aを示す。そして、圧着部6から送り出された密着はがき100Aは、用紙受部7に積載されていく。
図8に示されるように、得られた密着はがき100Aでは、表面部110は本体部120に比して領域XAだけ小さくなっており、裏面部130は本体部120に比して領域XBだけ小さくなっている。したがって、密着はがき100Aは、内国郵便約款に基づく上述の制約(a)を満たしている。また、密着はがき100Aでは、図示してはいないが、本体部120表面の領域XAの部分に「郵便はがき」の文字が記載されているので、「郵便はがき」の文字が表面側から見えるようになっている。したがって、密着はがき100Aは、内国郵便約款に基づく上述の制約(c)を満たしている。更に、表面部110の重量は領域XA分だけ小さくなっており、また、裏面部130の重量は領域XB分だけ小さくなっているので、その分だけ、表面部110及び裏面部130が軽くなっている。したがって、密着はがき100Aは、内国郵便約款に基づく上述の制約(b)を容易に満たすことができる。なお、領域XA、XBの大きさは、位置X1、X2を任意に設定することによって、任意に設定できるので、印刷材料や紙質等が変わっても、表面部110及び/又は裏面部130を、任意の重量分だけ確実に軽量化できる。したがって、密着はがき100Aは、内国郵便約款に基づく上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
以上のように、上記構成の製造装置10によれば、縁部除去部3としてハーフカット加工機3Aを用いているので、上記制約(a)〜(c)を満たした密着はがき100Aを、簡単且つ確実に得ることができる。
しかも、回転刃306を矢印X方向の任意の位置に設定できるので、位置X1、X2を任意に設定することができ、したがって、印刷材料や紙質等が変わっても、上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、第1実施形態に比して、縁部除去部3のみが異なっている。本実施形態の縁部除去部3は、図9〜図13に示されるように、ミシン目形成機構31と切断機構32とを備えた加工機3Bである。これらの図に示される加工機3Bは、縁部111側に配置されるものである。図9は、加工機3Bの平面断面図である。図10は、図9のX矢視図である。図11は、図9のXI矢視図である。図12は、図9のXII矢視図である。図13は、図9のXIII矢視図である。
ミシン目形成機構31は、ミシン目形成回転刃311と、回転刃311より僅かに小径であり且つ回転刃311と同軸で回転する、回転ロール体312と、回転刃311及び回転ロール体312に当接する回転ロール体313と、からなっている。回転刃311及び回転ロール体312は、搬送面20の上方に位置しており、回転ロール体313は、回転刃311の直下であって搬送面20の下方に位置している。
切断機構32は、ミシン目形成機構31の搬送方向下流側に配置されており、2組のローラ対32A、32Bからなっている。ローラ対32Aは、上ローラ321Aと下ローラ322Aとからなっている。ローラ対32Bは、上ローラ321Bと下ローラ322Bとからなっている。ローラ対32Aは、図13に示されるように、搬送方向下流側から見て、ローラ対32Bの右側に位置している。また、ローラ対32Aの、上ローラ321Aと下ローラ322Aとのニップ部は、搬送面20より少し下方に位置している。一方、ローラ対32Bの、上ローラ321Bと下ローラ322Bとのニップ部は、搬送面20と同じ高さに位置している。
両機構31、32は、ケーシング33内に設けられている。ケーシング33は、搬送面20により、上体331と下体332とに分割されている。搬送面20は、ミシン目形成機構31においては、回転刃311及び回転ロール体312と、回転ロール体313との、当接部を、搬送方向の上流から下流に向けて延びており、切断機構32においては、矢印X方向に分岐して2つの面となっており、一方の面20A(図10参照)は、下方に傾斜した後にローラ対32Aのニップ部を通っており、他方の面20B(図11参照)は、ローラ対32Bのニップ部を通って上方に傾斜している。
上体331と下体332とは、図13に示されるように、搬送方向下流側の側面33Aによって一体となって、ケーシング33を構成している。そして、ケーシング33は、上体331のネジ孔341に嵌挿した駆動軸(図示せず)を回転させることによって、ガイド孔342に挿通したガイド軸(図示せず)に沿って、矢印X方向に移動して所定の位置に配置できるようになっている。これにより、ミシン目形成機構31ひいては回転刃311は、矢印X方向の任意の位置に設定できるようになっている。したがって、ミシン目を形成する位置X1を、任意の位置に設定できる。
上記構成の加工機3Bは、搬送されて来る三つ折り連続用紙100の縁部111側において、表面部110の縁部111がケーシング33の搬送面20を通り、且つ、本体部120及び裏面部130が下体332の上流側の下向き傾斜面33Bに沿って下向きに進むように、配置される。
そして、縁部111側に配置された加工機3Bにおいては、図14及び図14のXV矢視図である図15に示されるように、搬送されて来た三つ折り連続用紙100の縁部111が、ケーシング33の搬送面20を通りながら、ミシン目形成機構31において、回転刃311によってミシン目形成加工され、これにより、縁部111に、位置X1に沿ったミシン目が形成される。そして、その後に、縁部111は、切断機構32において、位置X1より外側の縁部111がローラ対32Bに挟まれて面20Bを通ると同時に、位置X1より内側の表面部110がローラ対32Aに挟まれて面20Aを通り、これにより、位置X1より外側の縁部111が、位置X1のミシン目で引き裂かれ、切断除去される。
なお、加工機3Bは、縁部112側にも配置される。縁部112側に配置される加工機3Bは、図9〜図13に示される加工機3Bに比して、上下左右が逆の構成を有している。縁部112側に配置される加工機3Bは、図15において一点鎖線で示されるように、搬送されて来る三つ折り連続用紙100の縁部112側において、裏面部130の縁部112がケーシング33の搬送面20を通り、且つ、表面部110及び本体部120が上体331の上流側の上向き傾斜面に沿って上向きに進むように、配置される。そして、縁部112側に配置された加工機3Bも、上記と同様に、作動し、これにより、位置X2より外側の縁部112が切断除去される。
本実施形態の製造装置10においても、縁部除去部3において、表面部110の位置X1までの縁部111のみ、及び、裏面部130の位置X2までの縁部112のみが、切断除去されるので、第1実施形態の場合と同様に、密着はがき100Aが得られる。そして、得られた密着はがき100Aは、第1実施形態の場合と同様に、上記制約(a)〜(c)を満たしている。
以上のように、上記構成の製造装置10によれば、縁部除去部3として加工機3Bを用いているので、上記制約(a)〜(c)を満たした密着はがき100Aを、簡単且つ確実に得ることができる。
しかも、回転刃311を矢印X方向の任意の位置に設定できるので、位置X1、X2を任意に設定することができ、したがって、印刷材料や紙質等が変わっても、上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、縁部除去部3として、図16〜図18に示される加工機3Cを用い、且つ、連続用紙100として、図19に示されるような位置X1、X2に予めミシン目109が形成されたものを用いており、その他は、第2実施形態と同じである。なお、図16〜図18に示される加工機3Cは、縁部111側に配置されるものである。図16は、加工機3Cの平面断面図である。図17は、図16のXVII矢視図である。図18は、図16のXVIII矢視図である。図19は、三つ折り連続用紙100を下流側から見た斜視図である。
加工機3Cは、第2実施形態の加工機3Bからミシン目形成機構31を取り除いた構成を、有している。すなわち、加工機3Cは、切断機構32のみを有している。
本実施形態の製造装置10においては、縁部除去部3に、予めミシン目109が形成された三つ折り連続用紙100が搬送されて来るので、切断機構32のみからなる加工機3Cによって、位置X1までの表面部110のみ、及び、位置X2までの裏面部130のみが、切断除去される。したがって、第1実施形態の場合と同様に、密着はがき100Aが得られる。そして、得られた密着はがき100Aは、第1実施形態の場合と同様に、上記制約(a)〜(c)を満たしている。
以上のように、上記構成の製造装置10によれば、縁部除去部3として加工機3Cを用い、且つ、連続用紙100に予めミシン目109が形成されているので、上記制約(a)〜(c)を満たした密着はがき100Aを、簡単且つ確実に得ることができる。
しかも、加工機3Cすなわち切断機構32を矢印X方向の任意の位置に設定できるので、任意に設定された位置X1、X2の位置に、ローラ対32Aとローラ対32Bとの境界を配置することができる。したがって、印刷材料や紙質等が変わっても、上述の制約(b)を確実に満たすことができる。
本発明の密着はがき製造装置は、内国郵便約款による制約を満たした密着はがきを、簡単且つ確実に得ることができるので、産業上の利用価値が大である。
2 トラクタ搬送部 3 縁部除去部 3A ハーフカット加工機 3B、3C 加工機 306 回転刃 311 ミシン目形成回転刃 4 裁断部 6 圧着部 10 密着はがき製造装置 100 連続用紙 110 表面部 120 本体部 130 裏面部 109 ミシン目 111、112 縁部

Claims (6)

  1. 連続用紙を三つ折りし、それによって、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造の三つ折り連続用紙を作成する、折畳み部と、
    三つ折り連続用紙を、両縁部の搬送孔を利用して搬送する、トラクタ搬送部と、
    搬送されてきた三つ折り連続用紙の両縁部を除去する縁部除去部と、
    両縁部が除去された三つ折り連続用紙を、所定長さ毎に裁断し、それによって、三つ折り用紙片を作成する、裁断部と、
    三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部に対して表面部と裏面部とを接着させる、圧着部と、
    を備え、密着はがきを連続して作成する、密着はがき製造装置において、
    縁部除去部が、ハーフカット加工機であり、表面部の縁部のみと裏面部の縁部のみとを、本体部に面する位置で切断するようになっている、
    ことを特徴とする密着はがき製造装置。
  2. ハーフカット加工機が、三つ折り連続用紙の搬送方向に対する直交方向の任意の位置に配置可能に、設けられている、
    請求項1記載の密着はがき製造装置。
  3. 連続用紙を三つ折りし、それによって、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造の三つ折り連続用紙を作成する、折畳み部と、
    三つ折り連続用紙を、両縁部の搬送孔を利用して搬送する、トラクタ搬送部と、
    搬送されてきた三つ折り連続用紙の両縁部を除去する縁部除去部と、
    両縁部が除去された三つ折り連続用紙を、所定長さ毎に裁断し、それによって、三つ折り用紙片を作成する、裁断部と、
    三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部に対して表面部と裏面部とを接着させる、圧着部と、
    を備え、密着はがきを連続して作成する、密着はがき製造装置において、
    縁部除去部が、表面部の縁部と裏面部の縁部とに、搬送方向に沿ってミシン目を形成する、ミシン目形成機構と、表面部の縁部と裏面部の縁部とを、上記ミシン目に沿って引き千切る、切断機構と、を備えた加工機であり、
    ミシン目形成機構が、表面部の縁部の本体部に面する位置に、及び、裏面部の縁部の本体部に面する位置に、ミシン目を形成するように設定されている、
    ことを特徴とする密着はがき製造装置。
  4. ミシン目形成機構が、三つ折り連続用紙の搬送方向に対する直交方向の任意の位置に配置可能に、設けられている、
    請求項3記載の密着はがき製造装置。
  5. 連続用紙を三つ折りし、それによって、表面部と本体部と裏面部とからなる三重構造の三つ折り連続用紙を作成する、折畳み部と、
    三つ折り連続用紙を、両縁部の搬送孔を利用して搬送する、トラクタ搬送部と、
    搬送されてきた三つ折り連続用紙の両縁部を除去する縁部除去部と、
    両縁部が除去された三つ折り連続用紙を、所定長さ毎に裁断し、それによって、三つ折り用紙片を作成する、裁断部と、
    三つ折り用紙片を搬送しながら加圧して、本体部に対して表面部と裏面部とを接着させる、圧着部と、
    を備え、密着はがきを連続して作成する、密着はがき製造装置において、
    三つ折り連続用紙には、予め、表面部の縁部の本体部に面する位置に、及び、裏面部の縁部の本体部に面する位置に、搬送方向に沿ってミシン目が形成されており、
    縁部除去部が、表面部の縁部と裏面部の縁部とを、上記ミシン目に沿って引き千切る、切断機構、を備えた加工機である、
    ことを特徴とする密着はがき製造装置。
  6. 切断機構が、三つ折り連続用紙の搬送方向に対する直交方向の任意の位置に配置可能に、設けられている、
    請求項5記載の密着はがき製造装置。
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