JP3633443B2 - ファイル用具 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はファイル用具に係り、更に詳しくは、複数個の綴じ具を背部材に並べて装着した際に、綴じ具相互間に無駄なスペースを形成することのないファイル用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、個々に独立した綴じ具を単一の背部材に複数個装着可能としたファイル用具が知られている。このファイル用具は、所定の表紙体内面に固定される板状をなす背部材に複数列の溝を設けておき、各溝に綴じ具をスライド操作で装着することにより、綴じ具毎に独立した書類の加除整理が可能に設けられている。また、綴じ具は、ベース部の両側に開閉可能に設けられた一対の綴じ板と、これら綴じ板間に延びる二本の綴じ軸と、これら綴じ軸の先端に引っ掛かって綴じ板の閉塞姿勢を保持する操作部とを備え、操作部を所定操作することにより綴じ板を開閉可能な構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなファイル用具にあっては、前記操作部が綴じ板の外面より突出した構成となる場合が多い。そのため、綴じ具を背部材に並べて装着するには、前記突出量に対応したスペースを設けなければ綴じ具が相互に干渉してしまうことになり、スペース的な無駄が生ずる不都合がある。この一方、前記スペースが少ないと、背部材に複数の綴じ具を装着した状態でファイル用具を持ち運ぶときに、隣接する綴じ具同士が擦れ合い、操作部及び綴じ板が損傷してしまうという不都合を生じる。
【0004】
ところで、前記綴じ板の閉塞姿勢を保持する構造としては、操作部を設けることなく綴じ板の綴じ軸に対応する位置に穴を設け、この穴に嵌合するように綴じ軸の先端を形成したものも存在する。
【0005】
しかしながら、前記保持構造にあっては、書類の脱落を防止するため、前記嵌合が固い状態となる傾向が強い。これにより、綴じ板の開閉操作を行うときに、強い外力を付与して各綴じ板を開放しなければならず、当該開閉操作が極めて煩雑且つ困難となる。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、複数の綴じ具を相互に隣接して配置したときに、無駄なスペースを設けることなく綴じ具相互の干渉を無くして綴じ板及び操作部の損傷を防止することができ、且つ、綴じ板の開閉操作も容易且つスムースに行うことができるファイル用具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、単一の背部材に着脱自在に設けられるとともに、相互に隣接して配置される複数の綴じ具を備えたファイル用具において、
前記綴じ具は、前記背部材の面に沿うベース部と、このベース部の幅方向両側に開閉可能に設けられた第1及び第2の綴じ板と、第1の綴じ板の内面側から第2の綴じ板側に延びる綴じ軸と、この綴じ軸の先端部に引っ掛かって前記各綴じ板を閉塞位置に保つ操作部とを含み、
前記操作部は、前記第2の綴じ板の面内でスライド移動可能に装着されるとともに、当該第2の綴じ板の外面と同一若しくは当該外面より落ち込んだ位置に設けられる、という構成を採っている。このような構成によれば、操作部が綴じ板の外面よりはみ出さない位置に設けられているため、複数の綴じ具を単一の背部材に並べて装着する際に、綴じ具相互間に無用なスペースを設けなくてもよくなり、また、綴じ板及び操作部が相互に擦れて傷付いてしまう虞を有効に回避することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明における第2の綴じ板の外面には凹状の段落ち領域が設けられ、この段落ち領域内に操作部が配置される、という構成も採用されている。このような構成を採れば、簡易な構造により操作部を第2の綴じ板に装着することができ、且つ、操作部の移動ストロークを自動的に決定して損壊の虞も回避することができる。
【0009】
また、前記操作部の外面には表面凹凸となる指当て面部が設けられ、この指当て面部の凸部先端は前記第2の綴じ板の外面よりはみ出さない高さに設けられる、という構成を採用するとよく、これにより、綴じ板の損傷を確実に防止することができるばかりでなく、操作部の操作性を向上して綴じ板の開放及びその規制をスムースに行うことが可能となる。
【0010】
更に、背部材には、当該背部材の内面から突出する複数の鈎状部が設けられている一方、前記ベース部には、前記鈎状部を貫通して引っ掛かり可能な穴が設けられ、この穴は、ベース部の略中央部と当該ベース部の片側に設けられる、という構成を併せて採用してもよい。このような構成では、背部材に綴じ具を装着する向きを常に同じ向き、すなわち、上下方向が逆向きとならないように装着することができる。
【0011】
なお、本明細書において、特に明示しない限り、「上」、「上部」若しくは「上端」とは、ファイル用具を縦置き姿勢としたときの上方側について用いられる一方、「下」、「下部」若しくは「下部」とは、同姿勢としたときの下方側について用いられる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1には、実施例に係るファイル用具の内側要部概略斜視図が示され、図2には、前記ファイル用具の概略分解斜視図が示されている。これらの図において、ファイル用具10は、これを起立姿勢したときの上下方向に沿って延びるとともに、短寸幅方向両側に表表紙12及び裏表紙13が取り付け可能に設けられた背部材11と、背部材11の内面側に装着される綴じ具15と、背部材11の上端側(図1中長手方向左端側)に回転可能に支持されたストッパ16とを備えて構成されている。なお、図示の状態では、綴じ具15が一個示されているが、本実施例では、同一の構造を備えた三個の綴じ具15が着脱自在に配置されるようになっている(図4参照)。
【0014】
前記背部材11は、特に限定されるものでないが、本実施例では、適宜な樹脂材を用いた一体成形品により構成されている。この背部材11は、図2ないし図4に示されるように、略長方形状の板状をなす背面部18と、この背面部18の短寸幅方向両側に設けられた一対の側面部19と、これら側面部19及び背面部18の下端すなわち図2中右端に連なって設けられた下面部20とを備えて構成され、前述したストッパ16と併せて綴じ具15の底側をすっぽり収めることができる箱状になっている。各側面部19の図3中上端側には、薄肉部22を介して片状の表紙保持体23,23がそれぞれ屈曲可能に連なっており、これら表紙保持体23,23の内面(図2中上面)には、表表紙12及び裏表紙13に設けられた穴12A,13Aを挿入可能な突起24が複数個設けられている。これにより、各穴12A,13Aに突起24をそれぞれ挿入した後、各突起24の先端を押し潰すことにより表表紙12及び裏表紙13が固定されるようになっている。
【0015】
前記背面部18の内面側には、当該内面領域を短寸方向に略三等分する位置に二つの仕切り壁26が設けられ、これら仕切り壁26及び各側面部19により、綴じ具15の底側を収容可能な三列に亘る収納スペースSを形成するようになっている。各収納スペースSの上下両側及び中央部には、図5及び図6に示されるように、背面部18の内面から突出する上側鈎状部27、下側鈎状部28及び中央鈎状部29がそれぞれ設けられている。また、背面部18の面内であって中央鈎状部29及び下側鈎状部28との間には、図2にも示されるように、直線状に延びる突条部31がそれぞれ設けられている。これら突条部31の略中間位置には、図2及び図7に示されるように、背面部18を貫通する平面視略円形の窓部32が設けられ、これにより、綴じ具15の装着の有無を外側から視認可能となっている。なお、背面部18の外面側には、平面視略長方形をなすように僅かに凹んだ領域を設けることによって図示しない適宜な見出し片を装着可能な見出し表示部33が形成されている。
【0016】
前記綴じ具15は、図3ないし図6及び図8に示されるように、背部材11の内面側に接して当該背部材11の上下方向に延びる細長い片状のベース部35と、このベース部35の短寸幅方向両端側から起立する方向に向けられた開閉動作可能な第1及び第2の綴じ板36,37と、第1の綴じ板36の二箇所内面部分に連なって第2の綴じ板37側に延びる二本の綴じ軸38と、これら綴じ軸38の先端部に引っ掛かって各綴じ板36,37を閉塞位置に保つ操作部39と、ベース部35と第1の綴じ板36との間に設けられた角度規制手段40とを備えて構成されている。ベース部35の面内には、前記上側鈎状部27及び中央鈎状部29が貫通する穴41が二箇所に形成され、これにより、綴じ具15を図5に示される位置にセットしたときに、各穴41に上側鈎状部27及び中央鈎状部29がそれぞれ引っ掛かるとともに、下側鈎状部28にベース部35の下端(図5中右端)が引っ掛かるようになっている。
【0017】
前記第2の綴じ板37には、図3、図4及び図8に示されるように、各綴じ軸38に対応する位置に開放部43がそれぞれ設けられている一方、第2の綴じ板37の外面側には、前記操作部39を収容可能な凹状の段落ち領域45が形成されている。操作部39は、一部が各開放部43内に位置するように部分的に陥没させた穴形成部47を備えており、この穴形成部47が開放部43の爪状部43Aに引っ掛かることにより操作部39が段落ち領域45内に装着されるとともに、第2の綴じ板37の面内で上下方向(図3中紙面直交方向)へのスライド移動を許容するようになっている。前記穴形成部47には、綴じ軸38の直径より若干大きな円形穴部48と、この円形穴部48に連なって形成されるとともに、綴じ軸38に形成された切欠38Aに引っ掛け可能な幅に設けられたスリット穴部49が形成され、これにより、操作部39を適宜スライドさせることにより、前記各綴じ板36,37の開閉動作の規制及びその解除を行えるようになっている。また、操作部39の外面中央領域には、表面凹凸となる指当て面部50が設けられており、この指当て面部50の凸部先端は第2の綴じ板37の外面よりはみ出さない高さに形成されている。なお、綴じ軸38の先端及び操作部39も、第2の綴じ板37の外面よりはみ出さない位置、すなわち、当該外面と同一若しくは落ち込んだ位置に設けられており、これにより、綴じ具15を並べて配置してもそれぞれ干渉することがないようになっている(図4参照)。
【0018】
前記角度規制手段40は、ベース部35の内面に設けられた起立片51と、この起立片51の先端上に位置するとともに、第1の綴じ板36に連なって第2の綴じ板37の内面側に延びる水平片52とにより構成されている。起立片51は、側面視略台形状に形成されるとともに、ベース部35の長手方向に沿う二箇所に設けられている。この一方、水平片52は、第1の綴じ板36の長手方向に沿って延びる形状に設けられ、これにより、綴じ具15を図3に示される装着位置にセットしたときに、ベース部35と各綴じ板36,37とによりなす角度を略直角に保つことができるようになっている。
【0019】
前記ストッパ16は、図5及び図9に示されるように、背面部18の上端側に設けられて当該上端に沿って延びるヒンジ部53と、このヒンジ部53の図5中上部側に連なって起立する起立面部54と、この起立面部54の上端縁に連なって下方すなわち綴じ具15側に向かって延びる水平面部56と、この水平面部56と背面部18との間に設けられた回転規制手段57とを備えて構成されている。ストッパ16は、図5中矢印R1及び矢印R2方向に回転可能に設けられ、これにより、水平面部56の内面側が背面部18の内面に対して接近及び離間可能となっている。
【0020】
前記回転規制手段57は、図9ないし図12に示されるように、前記起立面部54及び水平面部56の外面に沿って配置されてアングル状に形成されるとともに、ストッパ16の回転中心軸と略平行(図10中左右方向)にスライド移動可能に設けられたスライド部材58と、このスライド部材58の内面に連なるとともに、水平面部56の各長穴56Aを貫通し、背面部18の内面に向かって延びる先端鈎状の一対の第1のロック部60と、背面部18の内面から突出するとともに第1のロック部60の凹部60A内に受容されて相互に噛み合い可能な先端鈎状の第2のロック部61と、スライド部材58と水平面部56との間に設けられたスライド規制手段62と、各第1のロック部61に連なって水平面部56の内面に接する位置に設けられた抜け止め防止部63(図12参照)とを備えて構成されている。
【0021】
前記スライド規制手段62は、水平面部56の外面であって長穴56Aの図10中左右両側から僅かに突出する一対の凸部65と、スライド部材58の内面において第1のロック部60の基部隣接位置に設けられるととともに、各凸部65を受容可能な大きさにそれぞれ形成された凹状の受容部66とにより構成されている。これにより、図10及び図11に示された位置でスライド部材58のスライド移動を規制することができ、且つ、意図的な外力を付与することにより、前記スライド移動を許容するようになっている。また、スライド部材58の外面コーナー領域には、凹凸面により形成された指当て部68が設けられ、この指当て部68は、略直交する二方向に向けられ、すなわち、ファイル用具10を縦置き姿勢及び平置き姿勢の何れでも上向きの面が表われるように設けられている。
【0022】
なお、図5に示されるように、前記背部材11の一端部すなわち下面部20の高さh1及びストッパ16の起立面部54の高さh2は、綴じ板36,37の端部最大高さh3の約1/2以下に収まる高さに設定され、少なくとも綴じ込まれた書類Pの綴じ込み側端縁P1の位置に対応する高さ位置h4より低くくなるように設定されている。これにより、綴じ板36,37の上下幅より大きい書類をその上下部分を折り込んで綴じ込んだ場合、背部材11に綴じ具15を装着した状態で、前記折り込み部分を下面部20及び起立面部54に干渉することなく広げることが可能となる。
【0023】
次に、背部材11への綴じ具15の着脱方法並びに綴じ具15における書類Pの綴じ込み方法について説明する。
【0024】
前記綴じ具15の装着方法は、図5及び図6に示されるように、各穴41及びベース部35の下端に上側鈎状部27、下側鈎状部28及び中央鈎状部29を引っ掛けるように差し込む。この際、穴41をベース部35の中央部と上端側の二箇所に設けたから、操作部39を図4中左側にして装着しようとすると上側鈎状部27が邪魔になるため、書類P及び綴じ具15が上下逆向きとなることはない。この状態を保ったまま、水平面部56が背面部18に接近する方向すなわち図5中矢印R2方向にストッパ16を回転させる。そして、図9に示されるように、スライド部材58を強制的にスライドして各ロック部60,61を噛み合い状態とすることにより、前記回転を規制し、且つ、綴じ具15の取り外し方向すなわち図5中左方向の移動を規制して当該綴じ具15の装着状態を維持することとなる。
【0025】
この一方、綴じ具15を取り外す場合には、前述した装着方法と逆の操作を行えばよい。この際、ストッパ16は、図13に示される位置まで回転させればよいが、図12に示される位置まで回転させた場合にも何ら支障はない。
【0026】
また、綴じ具15に書類Pを綴じ込むときは、各綴じ板36,37を略平行となるようにし、操作部39を上方向(図2中左方向)にスライドさせることで、綴じ軸38の切欠部38Aをスリット穴部49に引っ掛けてロックでき、これによって、書類を綴じ込み状態に保つことができる。この一方、綴じ込みを解除するときは、綴じ軸38の位置に円形穴部48が位置するように操作部39をスライド操作すれば、各綴じ板36,37を開放させることができる。
【0027】
なお、綴じ具15の構造も種々のものが採用可能である他、当該綴じ具15の装着個数も限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、綴じ軸の先端部に引っ掛かって各綴じ板の閉塞姿勢を保つ操作部を第2の綴じ板の面内でスライド移動可能に設け、綴じ板の外面と同一若しくは当該外面より落ち込んだ位置に設けられているから、複数の綴じ具を単一の背部材に並べて装着したときに、綴じ具相互間に無用なスペースを設けなくてもよくなり、また、綴じ板と操作部とが擦れて損傷する虞を確実に防止することができる。
【0029】
また、第2の綴じ板の外面に操作部を収容する凹状の段落ち領域を設けた場合には、簡易な構造により操作部を第2の綴じ板に装着することができ、且つ、操作部の移動ストロークを自動的に決定して当該操作部を安定的に操作することが可能となる。
【0030】
更に、操作部の外面に表面凹凸となる指当て面部を設け、この指当て面部の凸部先端は第2の綴じ板の外面よりはみ出ない高さに設けたから、操作部を容易且つスムースにスライドさせることができ、且つ、綴じ板の損傷を有効に回避することが可能となる。
【0031】
また、背部材に設けられた鈎状部に引っ掛かる穴がベース部の略中央と一方の片側に設けれているから、綴じ具の装着向きを常に同じ向きとすることができ、これにより、複数の綴じ具を装着したときに、綴じ具によって上下逆向きとなることを確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るファイル用具を内面側から見た要部概略斜視図。
【図2】図1の概略分解斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う矢視断面図。
【図4】図1のB−B線に沿う矢視断面図。
【図5】図1のC−C線に沿う矢視断面図。
【図6】背部材から綴じ具を取り外した状態を示す図5と同様の断面図。
【図7】図1の底面図。
【図8】綴じ具の分解斜視図。
【図9】図1の要部拡大斜視図。
【図10】図1のD−D線に沿う矢視断面図。
【図11】回転規制手段を解除した状態を示す図10と同様の断面図。
【図12】ストッパを解除した状態を示す図9と同様の斜視図。
【図13】ストッパを解除した他の状態を示す図9と同様の斜視図。
【符号の説明】
10 ファイル用具
11 背部材
15 綴じ具
27 上側鈎状部
29 中央鈎状部
35 ベース部
36 第1の綴じ板
37 第2の綴じ板
38 綴じ軸
39 操作部
41 穴
45 段落ち領域
50 指当て部
【発明の属する技術分野】
本発明はファイル用具に係り、更に詳しくは、複数個の綴じ具を背部材に並べて装着した際に、綴じ具相互間に無駄なスペースを形成することのないファイル用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、個々に独立した綴じ具を単一の背部材に複数個装着可能としたファイル用具が知られている。このファイル用具は、所定の表紙体内面に固定される板状をなす背部材に複数列の溝を設けておき、各溝に綴じ具をスライド操作で装着することにより、綴じ具毎に独立した書類の加除整理が可能に設けられている。また、綴じ具は、ベース部の両側に開閉可能に設けられた一対の綴じ板と、これら綴じ板間に延びる二本の綴じ軸と、これら綴じ軸の先端に引っ掛かって綴じ板の閉塞姿勢を保持する操作部とを備え、操作部を所定操作することにより綴じ板を開閉可能な構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなファイル用具にあっては、前記操作部が綴じ板の外面より突出した構成となる場合が多い。そのため、綴じ具を背部材に並べて装着するには、前記突出量に対応したスペースを設けなければ綴じ具が相互に干渉してしまうことになり、スペース的な無駄が生ずる不都合がある。この一方、前記スペースが少ないと、背部材に複数の綴じ具を装着した状態でファイル用具を持ち運ぶときに、隣接する綴じ具同士が擦れ合い、操作部及び綴じ板が損傷してしまうという不都合を生じる。
【0004】
ところで、前記綴じ板の閉塞姿勢を保持する構造としては、操作部を設けることなく綴じ板の綴じ軸に対応する位置に穴を設け、この穴に嵌合するように綴じ軸の先端を形成したものも存在する。
【0005】
しかしながら、前記保持構造にあっては、書類の脱落を防止するため、前記嵌合が固い状態となる傾向が強い。これにより、綴じ板の開閉操作を行うときに、強い外力を付与して各綴じ板を開放しなければならず、当該開閉操作が極めて煩雑且つ困難となる。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、複数の綴じ具を相互に隣接して配置したときに、無駄なスペースを設けることなく綴じ具相互の干渉を無くして綴じ板及び操作部の損傷を防止することができ、且つ、綴じ板の開閉操作も容易且つスムースに行うことができるファイル用具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、単一の背部材に着脱自在に設けられるとともに、相互に隣接して配置される複数の綴じ具を備えたファイル用具において、
前記綴じ具は、前記背部材の面に沿うベース部と、このベース部の幅方向両側に開閉可能に設けられた第1及び第2の綴じ板と、第1の綴じ板の内面側から第2の綴じ板側に延びる綴じ軸と、この綴じ軸の先端部に引っ掛かって前記各綴じ板を閉塞位置に保つ操作部とを含み、
前記操作部は、前記第2の綴じ板の面内でスライド移動可能に装着されるとともに、当該第2の綴じ板の外面と同一若しくは当該外面より落ち込んだ位置に設けられる、という構成を採っている。このような構成によれば、操作部が綴じ板の外面よりはみ出さない位置に設けられているため、複数の綴じ具を単一の背部材に並べて装着する際に、綴じ具相互間に無用なスペースを設けなくてもよくなり、また、綴じ板及び操作部が相互に擦れて傷付いてしまう虞を有効に回避することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明における第2の綴じ板の外面には凹状の段落ち領域が設けられ、この段落ち領域内に操作部が配置される、という構成も採用されている。このような構成を採れば、簡易な構造により操作部を第2の綴じ板に装着することができ、且つ、操作部の移動ストロークを自動的に決定して損壊の虞も回避することができる。
【0009】
また、前記操作部の外面には表面凹凸となる指当て面部が設けられ、この指当て面部の凸部先端は前記第2の綴じ板の外面よりはみ出さない高さに設けられる、という構成を採用するとよく、これにより、綴じ板の損傷を確実に防止することができるばかりでなく、操作部の操作性を向上して綴じ板の開放及びその規制をスムースに行うことが可能となる。
【0010】
更に、背部材には、当該背部材の内面から突出する複数の鈎状部が設けられている一方、前記ベース部には、前記鈎状部を貫通して引っ掛かり可能な穴が設けられ、この穴は、ベース部の略中央部と当該ベース部の片側に設けられる、という構成を併せて採用してもよい。このような構成では、背部材に綴じ具を装着する向きを常に同じ向き、すなわち、上下方向が逆向きとならないように装着することができる。
【0011】
なお、本明細書において、特に明示しない限り、「上」、「上部」若しくは「上端」とは、ファイル用具を縦置き姿勢としたときの上方側について用いられる一方、「下」、「下部」若しくは「下部」とは、同姿勢としたときの下方側について用いられる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1には、実施例に係るファイル用具の内側要部概略斜視図が示され、図2には、前記ファイル用具の概略分解斜視図が示されている。これらの図において、ファイル用具10は、これを起立姿勢したときの上下方向に沿って延びるとともに、短寸幅方向両側に表表紙12及び裏表紙13が取り付け可能に設けられた背部材11と、背部材11の内面側に装着される綴じ具15と、背部材11の上端側(図1中長手方向左端側)に回転可能に支持されたストッパ16とを備えて構成されている。なお、図示の状態では、綴じ具15が一個示されているが、本実施例では、同一の構造を備えた三個の綴じ具15が着脱自在に配置されるようになっている(図4参照)。
【0014】
前記背部材11は、特に限定されるものでないが、本実施例では、適宜な樹脂材を用いた一体成形品により構成されている。この背部材11は、図2ないし図4に示されるように、略長方形状の板状をなす背面部18と、この背面部18の短寸幅方向両側に設けられた一対の側面部19と、これら側面部19及び背面部18の下端すなわち図2中右端に連なって設けられた下面部20とを備えて構成され、前述したストッパ16と併せて綴じ具15の底側をすっぽり収めることができる箱状になっている。各側面部19の図3中上端側には、薄肉部22を介して片状の表紙保持体23,23がそれぞれ屈曲可能に連なっており、これら表紙保持体23,23の内面(図2中上面)には、表表紙12及び裏表紙13に設けられた穴12A,13Aを挿入可能な突起24が複数個設けられている。これにより、各穴12A,13Aに突起24をそれぞれ挿入した後、各突起24の先端を押し潰すことにより表表紙12及び裏表紙13が固定されるようになっている。
【0015】
前記背面部18の内面側には、当該内面領域を短寸方向に略三等分する位置に二つの仕切り壁26が設けられ、これら仕切り壁26及び各側面部19により、綴じ具15の底側を収容可能な三列に亘る収納スペースSを形成するようになっている。各収納スペースSの上下両側及び中央部には、図5及び図6に示されるように、背面部18の内面から突出する上側鈎状部27、下側鈎状部28及び中央鈎状部29がそれぞれ設けられている。また、背面部18の面内であって中央鈎状部29及び下側鈎状部28との間には、図2にも示されるように、直線状に延びる突条部31がそれぞれ設けられている。これら突条部31の略中間位置には、図2及び図7に示されるように、背面部18を貫通する平面視略円形の窓部32が設けられ、これにより、綴じ具15の装着の有無を外側から視認可能となっている。なお、背面部18の外面側には、平面視略長方形をなすように僅かに凹んだ領域を設けることによって図示しない適宜な見出し片を装着可能な見出し表示部33が形成されている。
【0016】
前記綴じ具15は、図3ないし図6及び図8に示されるように、背部材11の内面側に接して当該背部材11の上下方向に延びる細長い片状のベース部35と、このベース部35の短寸幅方向両端側から起立する方向に向けられた開閉動作可能な第1及び第2の綴じ板36,37と、第1の綴じ板36の二箇所内面部分に連なって第2の綴じ板37側に延びる二本の綴じ軸38と、これら綴じ軸38の先端部に引っ掛かって各綴じ板36,37を閉塞位置に保つ操作部39と、ベース部35と第1の綴じ板36との間に設けられた角度規制手段40とを備えて構成されている。ベース部35の面内には、前記上側鈎状部27及び中央鈎状部29が貫通する穴41が二箇所に形成され、これにより、綴じ具15を図5に示される位置にセットしたときに、各穴41に上側鈎状部27及び中央鈎状部29がそれぞれ引っ掛かるとともに、下側鈎状部28にベース部35の下端(図5中右端)が引っ掛かるようになっている。
【0017】
前記第2の綴じ板37には、図3、図4及び図8に示されるように、各綴じ軸38に対応する位置に開放部43がそれぞれ設けられている一方、第2の綴じ板37の外面側には、前記操作部39を収容可能な凹状の段落ち領域45が形成されている。操作部39は、一部が各開放部43内に位置するように部分的に陥没させた穴形成部47を備えており、この穴形成部47が開放部43の爪状部43Aに引っ掛かることにより操作部39が段落ち領域45内に装着されるとともに、第2の綴じ板37の面内で上下方向(図3中紙面直交方向)へのスライド移動を許容するようになっている。前記穴形成部47には、綴じ軸38の直径より若干大きな円形穴部48と、この円形穴部48に連なって形成されるとともに、綴じ軸38に形成された切欠38Aに引っ掛け可能な幅に設けられたスリット穴部49が形成され、これにより、操作部39を適宜スライドさせることにより、前記各綴じ板36,37の開閉動作の規制及びその解除を行えるようになっている。また、操作部39の外面中央領域には、表面凹凸となる指当て面部50が設けられており、この指当て面部50の凸部先端は第2の綴じ板37の外面よりはみ出さない高さに形成されている。なお、綴じ軸38の先端及び操作部39も、第2の綴じ板37の外面よりはみ出さない位置、すなわち、当該外面と同一若しくは落ち込んだ位置に設けられており、これにより、綴じ具15を並べて配置してもそれぞれ干渉することがないようになっている(図4参照)。
【0018】
前記角度規制手段40は、ベース部35の内面に設けられた起立片51と、この起立片51の先端上に位置するとともに、第1の綴じ板36に連なって第2の綴じ板37の内面側に延びる水平片52とにより構成されている。起立片51は、側面視略台形状に形成されるとともに、ベース部35の長手方向に沿う二箇所に設けられている。この一方、水平片52は、第1の綴じ板36の長手方向に沿って延びる形状に設けられ、これにより、綴じ具15を図3に示される装着位置にセットしたときに、ベース部35と各綴じ板36,37とによりなす角度を略直角に保つことができるようになっている。
【0019】
前記ストッパ16は、図5及び図9に示されるように、背面部18の上端側に設けられて当該上端に沿って延びるヒンジ部53と、このヒンジ部53の図5中上部側に連なって起立する起立面部54と、この起立面部54の上端縁に連なって下方すなわち綴じ具15側に向かって延びる水平面部56と、この水平面部56と背面部18との間に設けられた回転規制手段57とを備えて構成されている。ストッパ16は、図5中矢印R1及び矢印R2方向に回転可能に設けられ、これにより、水平面部56の内面側が背面部18の内面に対して接近及び離間可能となっている。
【0020】
前記回転規制手段57は、図9ないし図12に示されるように、前記起立面部54及び水平面部56の外面に沿って配置されてアングル状に形成されるとともに、ストッパ16の回転中心軸と略平行(図10中左右方向)にスライド移動可能に設けられたスライド部材58と、このスライド部材58の内面に連なるとともに、水平面部56の各長穴56Aを貫通し、背面部18の内面に向かって延びる先端鈎状の一対の第1のロック部60と、背面部18の内面から突出するとともに第1のロック部60の凹部60A内に受容されて相互に噛み合い可能な先端鈎状の第2のロック部61と、スライド部材58と水平面部56との間に設けられたスライド規制手段62と、各第1のロック部61に連なって水平面部56の内面に接する位置に設けられた抜け止め防止部63(図12参照)とを備えて構成されている。
【0021】
前記スライド規制手段62は、水平面部56の外面であって長穴56Aの図10中左右両側から僅かに突出する一対の凸部65と、スライド部材58の内面において第1のロック部60の基部隣接位置に設けられるととともに、各凸部65を受容可能な大きさにそれぞれ形成された凹状の受容部66とにより構成されている。これにより、図10及び図11に示された位置でスライド部材58のスライド移動を規制することができ、且つ、意図的な外力を付与することにより、前記スライド移動を許容するようになっている。また、スライド部材58の外面コーナー領域には、凹凸面により形成された指当て部68が設けられ、この指当て部68は、略直交する二方向に向けられ、すなわち、ファイル用具10を縦置き姿勢及び平置き姿勢の何れでも上向きの面が表われるように設けられている。
【0022】
なお、図5に示されるように、前記背部材11の一端部すなわち下面部20の高さh1及びストッパ16の起立面部54の高さh2は、綴じ板36,37の端部最大高さh3の約1/2以下に収まる高さに設定され、少なくとも綴じ込まれた書類Pの綴じ込み側端縁P1の位置に対応する高さ位置h4より低くくなるように設定されている。これにより、綴じ板36,37の上下幅より大きい書類をその上下部分を折り込んで綴じ込んだ場合、背部材11に綴じ具15を装着した状態で、前記折り込み部分を下面部20及び起立面部54に干渉することなく広げることが可能となる。
【0023】
次に、背部材11への綴じ具15の着脱方法並びに綴じ具15における書類Pの綴じ込み方法について説明する。
【0024】
前記綴じ具15の装着方法は、図5及び図6に示されるように、各穴41及びベース部35の下端に上側鈎状部27、下側鈎状部28及び中央鈎状部29を引っ掛けるように差し込む。この際、穴41をベース部35の中央部と上端側の二箇所に設けたから、操作部39を図4中左側にして装着しようとすると上側鈎状部27が邪魔になるため、書類P及び綴じ具15が上下逆向きとなることはない。この状態を保ったまま、水平面部56が背面部18に接近する方向すなわち図5中矢印R2方向にストッパ16を回転させる。そして、図9に示されるように、スライド部材58を強制的にスライドして各ロック部60,61を噛み合い状態とすることにより、前記回転を規制し、且つ、綴じ具15の取り外し方向すなわち図5中左方向の移動を規制して当該綴じ具15の装着状態を維持することとなる。
【0025】
この一方、綴じ具15を取り外す場合には、前述した装着方法と逆の操作を行えばよい。この際、ストッパ16は、図13に示される位置まで回転させればよいが、図12に示される位置まで回転させた場合にも何ら支障はない。
【0026】
また、綴じ具15に書類Pを綴じ込むときは、各綴じ板36,37を略平行となるようにし、操作部39を上方向(図2中左方向)にスライドさせることで、綴じ軸38の切欠部38Aをスリット穴部49に引っ掛けてロックでき、これによって、書類を綴じ込み状態に保つことができる。この一方、綴じ込みを解除するときは、綴じ軸38の位置に円形穴部48が位置するように操作部39をスライド操作すれば、各綴じ板36,37を開放させることができる。
【0027】
なお、綴じ具15の構造も種々のものが採用可能である他、当該綴じ具15の装着個数も限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、綴じ軸の先端部に引っ掛かって各綴じ板の閉塞姿勢を保つ操作部を第2の綴じ板の面内でスライド移動可能に設け、綴じ板の外面と同一若しくは当該外面より落ち込んだ位置に設けられているから、複数の綴じ具を単一の背部材に並べて装着したときに、綴じ具相互間に無用なスペースを設けなくてもよくなり、また、綴じ板と操作部とが擦れて損傷する虞を確実に防止することができる。
【0029】
また、第2の綴じ板の外面に操作部を収容する凹状の段落ち領域を設けた場合には、簡易な構造により操作部を第2の綴じ板に装着することができ、且つ、操作部の移動ストロークを自動的に決定して当該操作部を安定的に操作することが可能となる。
【0030】
更に、操作部の外面に表面凹凸となる指当て面部を設け、この指当て面部の凸部先端は第2の綴じ板の外面よりはみ出ない高さに設けたから、操作部を容易且つスムースにスライドさせることができ、且つ、綴じ板の損傷を有効に回避することが可能となる。
【0031】
また、背部材に設けられた鈎状部に引っ掛かる穴がベース部の略中央と一方の片側に設けれているから、綴じ具の装着向きを常に同じ向きとすることができ、これにより、複数の綴じ具を装着したときに、綴じ具によって上下逆向きとなることを確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るファイル用具を内面側から見た要部概略斜視図。
【図2】図1の概略分解斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う矢視断面図。
【図4】図1のB−B線に沿う矢視断面図。
【図5】図1のC−C線に沿う矢視断面図。
【図6】背部材から綴じ具を取り外した状態を示す図5と同様の断面図。
【図7】図1の底面図。
【図8】綴じ具の分解斜視図。
【図9】図1の要部拡大斜視図。
【図10】図1のD−D線に沿う矢視断面図。
【図11】回転規制手段を解除した状態を示す図10と同様の断面図。
【図12】ストッパを解除した状態を示す図9と同様の斜視図。
【図13】ストッパを解除した他の状態を示す図9と同様の斜視図。
【符号の説明】
10 ファイル用具
11 背部材
15 綴じ具
27 上側鈎状部
29 中央鈎状部
35 ベース部
36 第1の綴じ板
37 第2の綴じ板
38 綴じ軸
39 操作部
41 穴
45 段落ち領域
50 指当て部
Claims (4)
- 単一の背部材に着脱自在に設けられるとともに、相互に隣接して配置される複数の綴じ具を備えたファイル用具において、
前記綴じ具は、前記背部材の面に沿うベース部と、このベース部の幅方向両側に開閉可能に設けられた第1及び第2の綴じ板と、第1の綴じ板の内面側から第2の綴じ板側に延びる綴じ軸と、この綴じ軸の先端部に引っ掛かって前記各綴じ板を閉塞位置に保つ操作部とを含み、
前記操作部は、前記第2の綴じ板の面内でスライド移動可能に装着されるとともに、当該第2の綴じ板の外面と同一若しくは当該外面より落ち込んだ位置に設けられていることを特徴とするファイル用具。 - 前記第2の綴じ板の外面には凹状の段落ち領域が設けられ、この段落ち領域内に操作部が配置されることを特徴とする請求項1記載のファイル用具。
- 前記操作部の外面には表面凹凸となる指当て面部が設けられ、この指当て面部の凸部先端は前記第2の綴じ板の外面よりはみ出さない高さに設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のファイル用具。
- 前記背部材には、当該背部材の内面から突出する複数の鈎状部が設けられている一方、前記ベース部には、前記鈎状部を貫通して引っ掛かり可能な穴が設けられ、この穴は、ベース部の略中央部と当該ベース部の片側に設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のファイル用具。
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