JP3883797B2 - ロール紙用ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はロール紙用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
ティシュペーパーやあぶらとり紙等の携帯使用する紙の場合、例えば可撓性を有する袋状のケースに切溝状の取出口を形成し、多数の紙片を折り畳んで収納し、一枚取り出すと次の紙の端部が取出口より突出する如く構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のものでは多数の紙片を収納しているためその大きさが常時限定される。また、ケースも可撓性合成樹脂等の簡易なものであるため、壊れ易く耐久性に乏しい。また、その収納量も一枚の紙片の大きさに限度があるため一般にあまり多くは出来ない。
【0004】
本発明はこの様な点を考慮してなされたもので、必要に応じて大きさの異なる紙片を取り出すことができ、携帯に便利で、収納紙を使い切った後の交換も可能で長持ちし、使い勝手も良い優れたロール紙用ケースを提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明のケースは上記課題を解決するため、摘部4上面より収納筒5を立設した上端開口の有底筒状をなすとともに、内部にロール紙13の収納室Rを有し、且つ、収納筒外周面に縦設した帯状凹部9にペーパー取出用の切溝10を縦設してなるケース本体2と、収納筒5の外周に回動が可能に周壁14を嵌合させた下端開口の有頂筒状をなすとともに、周壁14に縦設した切溝開放用の窓孔19に連続する部分の周壁14を、側縁部を自由端として内外方向揺動可能な切溝閉塞用の弾性板部20に画成した蓋体3とを備え、収納室R内に収納したロール紙13の端部を切溝10から引き出すとともに、凹部9部分の収納筒5と弾性板部20との間を通し、弾性板部20内面に縦突設した切断歯22により切断する如く構成したことを特徴とするロール紙用ケースとして構成した。
【0006】
また、請求項2発明のケースは、上記収納筒5内周及び外周に、それぞれ帯状の内部調整凹部11b 及び外部調整凹部11a を縦設してなる請求項1記載のロール紙用ケースとして構成した。
【0007】
また、請求項3発明のケースは、上記蓋体周壁14の収納筒5に対する回動が、切溝10の開状態から閉状態への所定幅の回動である請求項1記載のロール紙用ケースとして構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図面は本発明の一実施例を示し、本実施例に於いて、ロール紙用ケース1は、ケース本体2と、蓋体3とを備えている。
【0010】
ケース本体2は合成樹脂により形成されたもので、摘部4上面より収納筒5を立設した上端開口の有底筒状をなしている。摘部4は、ケース本体2を蓋体3に対して相対的に回動させる際に掴む部分で、図示例では、下方へ突出する如く湾曲した底壁6外周縁より周壁7を立設した円筒状をなし、内部に平面視十字状の支持板8を一体に掛け渡しており、支持板8の上面を収納するロール紙の端面に当接させる如く構成している。
【0011】
収納筒5は摘部周壁7上端面の内側縁より上方に立設しており、内部にロール紙の収納室Rを有するとともに、外周面に縦設した帯状凹部9部分にペーパー取出用の切溝10を縦設している。凹部9は、蓋体3の後述する弾性板部との間に隙間を設けてペーパーを挿通させるために設けた縦長帯状をなしている。切溝10は、収納室R内のロール紙の一端を引き出すためのもので、従ってペーパー端部が通過できる丈を備え、その幅もペーパー端部が通過できる程度の細幅に形成すると良い。
【0012】
本実施例に於ける収納筒5は、収納室R内のロール紙及び収納筒5外周の蓋体の円滑な回動及び収納筒5のひけ等の形成不良防止を目的として、上記凹部9の他に、収納筒5内外面に調整凹部11を設けている。調整凹部11は、凹部9一側端に隣接する幅狭な非凹部12(12a )及び該非凹部と対向位置の非凹部12b との間約180 °の範囲に設けた外部調整凹部11a と、非凹部12b と凹部9の他側端に隣接する非凹部12d との間の約90°の範囲に設けた内部調整凹部11b とを有し、外部調整凹部11a の中間部には非凹部12c を、内部調整凹部11b の中間部には非凹部12e をそれぞれ備えている。従って図4に示す如く、収納されるロール紙13は約270 °の範囲の収納筒5内周面と1箇所の非凹部12e により円滑な回動を案内され、また、蓋体3の周壁14は、約90°の収納筒5外周面と、適当幅離隔した2箇所の非凹部12a ,12c により円滑な回動を案内される如く構成している。
【0013】
蓋体3も合成樹脂により形成されたもので、収納筒5の外周に回動が可能に周壁14を嵌合させた下端開口の有頂筒状をなしている。図示例では、収納筒5外周に回動可能に嵌合させた円筒状周壁14上端縁よりドーム状の頂壁15を延設している。また、頂壁15裏面中央からは平面視十字状の支持板8を垂設し、支持板8の下面を収納ロール紙の上端面に係止させる如く構成している。従って、本実施例於ける収納室Rは、収納筒5と、ケース本体の支持板8上端面と、蓋体の支持板8下端面とで画成されている。支持板8は摘部4の支持板8と相違して、その外側縁は周壁14とは連結しておらず、周壁14との間に隙間を設けて垂設しており、各支持板8外側端下部に突設した係合突起17を、ケース本体2の収納筒5内周上端部に突設した係止突条18と係合させて抜け出し防止を図っている。この係合突起17と係止突条18とは部分的に係合状態、非係合状態となり、非係合状態で蓋体を取り外し可能に構成している。
【0014】
また、蓋体3の周壁14は窓孔19及び弾性板部20を備えている。窓孔19は、切溝開放用に縦設したもので、切溝10が開放される位置,大きさを有していれば良い。図示例では、収納筒5の凹部9と比較して若干短い横幅の正面視縦長矩形状の窓孔19を周壁14下端縁より設けている。
【0015】
弾性板部20は、窓孔19側方に連続する部分の周壁14を、側縁部を自由端として内外方向揺動可能に画成した切溝閉塞用のもので、図示例では、窓孔19の上縁と同位置に水平に切欠21を形成することにより円弧板状の弾性板部20を画成しており、窓孔19と同様に、収納筒5の凹部9よりやや短い横幅で形成されている。また、弾性板部20の内面には切断歯22を突設している。切断歯22は図示例の如き刀歯状のものであっても、図示しないが鋸歯状のものであってもその形態は種々採用できる。また、その先端縁はペーパー端部が挿通できる程度に凹部9の奥壁表面と若干隙間をあけておくと良い。
【0016】
また、蓋体周壁14の収納筒5に対する回動を、切溝10の開状態から閉状態への所定幅の回動とすると良い。本実施例では、図4に示す如く、蓋体周壁14内面の弾性板部20基端部に係合突条23を縦設し、切溝10に隣接する非凹部12a と、外部調整凹部11a の中間の非凹部12c とにそれぞれ係合可能に形成し、図4(a) の状態から図4(b) の状態までの所定幅の回動が可能に構成しており、この際、切溝10が閉塞状態から開放状態と成る如く構成している。また、図4(a) の閉蓋状態及び図4(b) の開蓋状態では係合突起17と係止突条18とが係合状態であり、その中間の蓋体回動状態で両者が非係合となり蓋体を取り外すことができる如く構成している。
【0017】
この様に構成したロール紙用ケース1は、図4(a) に示す如く、携帯時等の不使用時には切溝10閉塞状態で、収納室R内に収納したロール紙13の端部を切溝10から引き出し、凹部9奥壁と弾性板部20との間に挟んだ状態で維持することができる。また、使用する際には、図4(b) に示す如く、ケース本体2に対して蓋体3を回動させて切溝10を開放し、必要長さのペーパー端部13a を引き出した後、図4(c) に示す如く、再び蓋体3を回動させて凹部9奥壁と弾性板部20との間にペーパー端部13a を挟み、突出した部分のペーパー端部13a を切断歯22により切断して使用する。この際、弾性板部20を中心側に押圧してペーパー端部13a を挟持固定し切断を行う。収納したロール紙13がなくなった際には、蓋体3を外して新たなロール紙を補充する。
【0018】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明のロール紙用ケースは、既述構成としたことにより、使用に当たっては、必要に応じた量のロール紙を使用でき、また、持ち運びに便利で、耐久性に優れ、更に、紙が無くなった場合には容易に補充できるものである。また、切断の際には凹部内でペーパーを押さえた状態で切断歯による切断を行えるため、ロール紙の余分な引き出しを防止できるものである。また、ペーパーを押さえてもロール部分には接触しないので、ロールが変形する等の不都合はない。
【0019】
また、収納筒内周及び外周に、それぞれ帯状の内部調整凹部及び外部調整凹部を縦設してなるものにあっては、収納筒の内外径差が大きくても蓋体周壁及びロール紙の回動の際の収納筒との当接面積を少なくでき、より円滑な回動を行えるものであり、しかもひけ等の形成不良を引き起こす不都合もない。
【0020】
また、蓋体周壁の収納筒に対する回動を、切溝の開状態から閉状態への所定幅の回動としたものにあっては、余分な蓋体の回動を防止し、切断歯が収納筒外面に乗り上げる等の不都合を防止でき、より使い勝手が良くなる利点を兼ね備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例の縦断面図である。
【図3】同実施例の斜視図である。
【図4】同実施例の作用を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…ケース本体,3…蓋体,4…摘部,5…収納筒,9…凹部,10…切溝,
11a …外部調整凹部,11b …内部調整凹部,13…ロール紙,14…周壁,
19…窓孔,20…弾性板部,22…切断歯,R…収納室
Claims (3)
- 摘部4上面より収納筒5を立設した上端開口の有底筒状をなすとともに、内部にロール紙13の収納室Rを有し、且つ、収納筒外周面に縦設した帯状凹部9にペーパー取出用の切溝10を縦設してなるケース本体2と、収納筒5の外周に回動が可能に周壁14を嵌合させた下端開口の有頂筒状をなすとともに、周壁14に縦設した切溝開放用の窓孔19に連続する部分の周壁14を、側縁部を自由端として内外方向揺動可能な切溝閉塞用の弾性板部20に画成した蓋体3とを備え、収納室R内に収納したロール紙13の端部を切溝10から引き出すとともに、凹部9部分の収納筒5と弾性板部20との間を通し、弾性板部20内面に縦突設した切断歯22により切断する如く構成したことを特徴とするロール紙用ケース
- 上記収納筒5内周及び外周に、それぞれ帯状の内部調整凹部11b 及び外部調整凹部11a を縦設してなる請求項1記載のロール紙用ケース。
- 上記蓋体周壁14の収納筒5に対する回動が、切溝10の開状態から閉状態への所定幅の回動である請求項1記載のロール紙用ケース。
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