JP3427758B2 - 携帯電話ホルダ - Google Patents

携帯電話ホルダ

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JP3427758B2
JP3427758B2 JP36184898A JP36184898A JP3427758B2 JP 3427758 B2 JP3427758 B2 JP 3427758B2 JP 36184898 A JP36184898 A JP 36184898A JP 36184898 A JP36184898 A JP 36184898A JP 3427758 B2 JP3427758 B2 JP 3427758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モバイル用パーソ
ナルコンピュータに携帯電話を保持させる場合等に好適
に使用される携帯電話ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯電話ホルダとして、
例えば、携帯電話の裏側に、先端側が大径となる段付ピ
ンを有した台座を両面テープ等を用いて貼着するととも
に、パーソナルコンピュータの液晶ディスプレイ装置に
おける枠部前面等に、上方に開放された切欠部を前壁に
有してなる筺形のマウント部材を貼着しておき、このマ
ウント部材の切欠部に前記段付ピンを係合させることに
よって、携帯電話を液晶ディスプレイ装置の枠部前面に
掛止させることができるようにしたものが知られてい
る。
【0003】また、他の携帯電話ホルダとして、例え
ば、液晶ディスプレイ装置の枠部に、上方に開放された
筺形をなす受ボックスを両面テープ等を用いて止着して
おき、その受ボックス内に携帯電話の下半部を挿入して
保持し得るようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものは、携帯電話に段付ピンを突設した台座を装着した
ままの状態で携帯することが必要となるため、携帯電話
を通常の態様で使用する際にその段付ピンが邪魔になる
という問題がある。また、モバイル用のパーソナルコン
ピュータの場合、液晶ディスプレイ装置部分を本体上に
折り畳んで携帯するようになっているため、マウント部
材を貼着する位置にも制約を受けるという問題もある。
【0005】一方、受ボックスを使用する後者のもの
は、かかる不具合はないものの、種々の携帯電話に対応
可能にしておくには、前記受ボックスを厚みのある嵩高
なものにすることが必要となる。そのため、受ボックス
をパーソナルコンピュータから取り外してバック等にし
まい込む際に、大きなスペースを要するという問題があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、パーソナルコンピュータ等に装備さ
れるベースに、挟持アームを回動可能に設け、この挟持
アームの回動端部と前記ベースとの間で携帯電話を挟持
し得るようにしたものであり、携帯電話の厚み寸法に対
応させて前記挟持アームの回動角度を適宜変更すること
によって、種々の携帯電話を無理なく保持することがで
きるようになっている。そして、携帯電話を挟持しない
際には、前記挟持アームをさらにベースに接近する位置
にまで回動させることによって、嵩を低くすることがで
きるようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】ベースと、このベースに回動可能
に設けられその回動端部と前記ベースとの間で携帯電話
を挟持する挟持アームとを具備してなるとともに、ベー
スの両側縁に前記挟持アームの回動端部を収めるための
切欠部を備えているものである。ここでベースは、パー
ソナルコンピュータ等の電子機器類におけるハウジング
等に一体に設けてもよく、あるいは、別体にして着脱可
能にしておくのもよい。このような構成によれば、挟持
アームの回動角度を適宜変更することによって、該挟持
アームの回動端部とベースとの距離を無段階に変更する
ことができるため、種々の厚みの携帯電話を無理なく確
実に保持することが可能になる。
【0008】携帯電話ホルダの具体的な実施形態として
は、ベースと、このベースをパーソナルコンピュータに
装着するための掛止部と、前記ベースの前面側に添接さ
れた携帯電話が落下するのを阻止する受止部と、前記ベ
ースに前後回動可能に設けられその回動端部と前記ベー
スとの間で携帯電話を挟持して該携帯電話の前傾を防止
する挟持アームとを具備してなり、掛止部、受止部、及
び挟持アームをベースの表面と略面一となる位置に収め
ることができるようにしているとともに、ベースの両側
縁に前記挟持アームの回動端部を収めるための切欠部を
備えているものを挙げることができる。
【0009】このような構成のものであれば、種々な携
帯電話を落下させることなく起立姿勢で保持することが
できるだけでなく、ベースをパーソナルコンピュータか
ら取り外した場合には、掛止部、受止部、及び挟持アー
ムをそれぞれベースの表面と略面一になる位置にまで折
り畳むことができ、コンパクト化を図ることが可能とな
る。
【0010】掛止部の具体的な実施形態としては、ベー
スの背面に回動可能に枢着した板状のものを挙げること
ができ、この場合には、前記ベースを、その背面に前記
掛止部を収納するための背面凹陥部を備えてなる板状の
ものにしておくのがよい。受止部の具体的な実施形態と
しては、ベースの下縁部に枢着された板状のものを挙げ
ることができ、この場合には、前記ベースを、その前面
に前記受止部を収めるための前面凹陥部を備えてなる板
状のものにしておくのがよい。
【0011】挟持アームの具体的な実施形態としては、
ベースの上縁に枢着された基端部と、この基端部の両端
からベースの側縁に沿って延出させたアーム本体と、こ
のアーム本体の先端部からベース中心方向に延出させた
回動端部とを備えたものを挙げることができ、この場合
には、ベースを、その両側縁に前記回動端部を収容する
ための切欠部を備えてなる板状のものにしておくのが望
ましい。
【0012】掛止部のさらに具体的な実施形態として
は、上縁部をベースに枢着されその内面がベースに添接
する折畳位置から内面がベースと略直交する使用位置と
の間で回動可能な回動板と、この回動板の内面側にスラ
イド及び回動可能に設けられ前記ベースとの間でパーソ
ナルコンピュータの液晶ディスプレイ装置部分を前後か
ら挟持する挟持片と、この挟持片の後方へのスライド動
作を制限するワンウエイクラッチとを具備してなるもの
を挙げることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例における携帯電話ホルダAは、図
1に示すように、モバイル用のパーソナルコンピュータ
Bにおける液晶ディスプレイ装置部分b1に装着して使
用されるものであり、ベース1と、このベース1に回動
可能に設けられその回動端部43と前記ベース1との間
で携帯電話Cを挟持する挟持アーム4とを具備してな
る。
【0014】詳述すれば、この携帯電話ホルダAは、図
2〜図6に示すように、合成樹脂製のベース1と、この
ベース1をパーソナルコンピュータBに装着するための
合成樹脂製の掛止部2と、前記ベース1の前面1a側に
添接された携帯電話Cが落下するのを阻止する合成樹脂
製の受止部3と、前記ベース1に前後回動可能に設けら
れその回動端部43と前記ベース1との間で携帯電話C
を挟持して該携帯電話Cの前傾を防止する合成樹脂製の
挟持アーム4とを具備してなり、掛止部2、受止部3、
及び挟持アーム4をベース1の表面と略面一となる位置
に収めることができるようにしている。
【0015】ベース1は、略長方形をなす平板状のもの
であり、上縁中央部に上方に開放された矩形切欠部11
を有するとともに、両側縁に前記挟持アーム4の回動端
部43を収めるための切欠部12を備えている。また、
ベース1の前面1a側の下部には、前記受止部3を収容
するための前面凹陥部13が形成してあるとともに、ベ
ース1の背面1b側の上半部には、前記掛止部2を収容
するための背面凹陥部14が形成してある。また、ベー
ス1の上縁には、背面1b側に開口部15aを有する上
軸受部15が形成してあるとともに、下縁には、背面1
b側に開口部16aを有する下軸受部16が形成してあ
り、さらに、前記矩形切欠部11内には、前記上軸受部
15の軸心と平行な軸心を有する軸部17が設けてあ
る。上、下軸受部15、16は、それぞれ開口部15
a、16aを備えた部分円筒体状のものであり、前記開
口部15a、16aの開口幅は、該上、下軸受部15、
16の内径寸法よりも若干小さく設定してある。
【0016】掛止部2は、ベース1の背面1bに回動可
能に枢着した板状のものであり、前記ベース1の背面1
bに設けた背面凹陥部14に収容し得るようになってい
る。すなわち、この掛止部2は、上縁部をベース1に枢
着されその内面がベース1に添接する図3及び図4に示
す折畳位置Pから図5に示す内面がベース1と略直交す
る使用位置Qとの間で回動可能な回動板21と、この回
動板21の内面側にスライド及び回動可能に設けられ前
記ベース1と協働してパーソナルコンピュータBの液晶
ディスプレイ装置部分b1を前後から挟持する挟持片2
2と、この挟持片22を挟持姿勢にまで回動させている
場合にだけ該挟持片22のベース1から離れる方向への
スライド動作を禁止するワンウエイクラッチ23とを具
備してなる。具体的に説明すれば、前記回動板21は、
上縁に軸受部211を有するとともに、両側縁部にレー
ル部212を有してなるもので、その軸受部211をベ
ース1に設けた軸部17の外周に回動可能に外嵌させて
いる。軸受部211は、内面側に開口部211aを有し
た部分筒状のもので、その開口部211aの開口幅は、
該軸受部211の内径及び前記軸部17の外径よりも若
干小さく設定してある。そのため、前記軸部17を開口
部211aを通して軸受部211内に嵌装する際には、
部材の一時的な弾性変形を利用するようにしている。軸
受部211の中央部には、外方端を前記開口部211a
に開放させて円周方向に伸びる円弧状切欠部211bが
設けてあるとともに、前記軸部17の外周には前記円弧
状切欠部211bに係合する突起17aが一体に突設し
てある。そして、この突起17aと前記円弧状切欠部2
11bの内方端とが当接することによって、前記回動板
21がベース1と略直交する使用位置Qに係止されるよ
うになっている。挟持片22は、基端部22aの両側縁
に短軸部221を有した舌片状のもので、それら短軸部
221を前記回動板21の両レール部212にスライド
可能にかつ回動可能に支持させている。挟持片22の基
端部22aには、挟持片22の背面側に突出する突起2
4が突設してあり、該挟持片22を回動板21に対して
略直交する図5に示すような挟持姿勢にまで回動させた
場合に、この突起24が回動板21の内面に当接して該
挟持片22の回動が係止されるようになっている。ワン
ウエイクラッチ23は、前記回動板21の内面に挟持片
22のスライド方向と直交する方向の突条231を多数
本平行に形成したもので、その突条231のいずれかに
前記突起24の先端縁24aが選択的に係合し得るよう
になっている。しかして、このワンウエイクラッチ23
によれば、挟持片22を挟持姿勢にまで回動させた場合
には、前記突起24の先端縁24aが前記突条231の
いずれかに係合するため、挟持片22を後方にスライド
させることが不可能になる。一方、挟持姿勢にある挟持
片22を前方にスライドさせようとすると、前記突起2
4が係合している突条231よりも前に位置する突条2
31を乗り越えるようにして、該挟持片22が若干角度
前方に回動しつつ移動することになるため、該挟持片2
2の前方へのスライドは可能となる。挟持片22を強制
的に前方に回動させた場合には、前記突起24が突条2
31から外れるため、該挟持片22の前後方向へのスラ
イドが自由になるのは勿論である。挟持姿勢において回
動板21から垂下する挟持片22は、その下端22bが
上端22cよりも若干ベース1に近づく方向に傾斜して
おり、使用時には、挟持片22の下端22bが主として
液晶ディスプレイ装置部分b1の背面に当接するように
してある。
【0017】受止部3は、ベース1の下縁部に枢着され
た板状のものであり、不使用時には、前記ベース1の前
面凹陥部13に収容し得るようになっている。具体的に
説明すれば、受止部3は、左右の側枠部分31と、これ
ら側枠部分31間に設けた底板部分32とを備えてなる
もので、両側枠部分31の基端内側面には短軸33が設
けてある。そして、この短軸33をベース1の下軸受部
16に嵌挿することによって、ベース1の下縁部に回動
可能に支持されている。なお、ベース1の下軸受部16
の外周には、前方に向かって漸次高くなる突条16bが
軸心と平行に設けてあり、底板部分32の内方端面32
aが前記突条16bに当接することによって、該受止部
3がベース1と略直交する使用位置Rに係止されるよう
になっている。また、受止部3の底板部分32には、携
帯電話Cの下端に接続されるケーブルc1やコネクタc
2との干渉を防ぐための凹欠窓34が形成してある。
【0018】挟持アーム4は、ベース1の上縁に枢着さ
れた基端部41と、この基端部41の両端からベース1
の側縁に沿って延出させたアーム本体42と、このアー
ム本体42の先端部42aからベース中心方向に延出さ
せた回動端部43とを備えたものである。そして、不使
用時には、回動端部43がベース1の切欠部12に遊嵌
するようになっている。具体的に説明すれば、基端部4
1は、下半部がベース1の矩形切欠部11に嵌合する中
央ブロック部分411と、この中央ブロック部分411
の上端部両側面からベース1の上縁に沿わせて外側方に
延出させた左右の梁部分412と、中央ブロック部分4
11の下端部両側面から梁部分412に平行に延出させ
た軸413とを備えてなるもので、前記軸413をベー
ス1の上軸受部15に支持させている。アーム本体42
は、基端部41の内側面に前記梁部分412及び軸41
3の先端を一体化させてなる桿状のもので、その先端部
42aは、ベース1の切欠部12に対応する位置にまで
延出させてある。そして、このアーム本体42の先端部
42aの内側面に、前記回動端部43を一体に突設して
いる。回動端部43は、内方端面及び背面側に開放され
た凹溝431を有してなる円柱状のもので、その凹溝4
31に、ベース1の切欠部12内に設けた係止突起18
が係合するようになっており、この係止突起18と凹溝
431の内側面との当接により該挟持アーム4が図2及
び図4に示す収容位置Sに係止されるようになってい
る。挟持アーム4とベース1との間には、摺動抵抗が発
生するように寸法設定がなされており、挟持アーム4が
小さな外力により回動することがないようにしてある。
なお、要すれば、挟持アーム4とベース1との間に、該
挟持アーム4を収納位置Sその他必要な位置でクリック
ストップさせ得るような構成にしてもよい。具体的に
は、例えば、挟持アーム4の内側面とベース1の外側面
との間に、相互に弾接する突起等を設けたり、前記凹溝
431と係止突起18とを弾性係合させるように構成す
ることにより、挟持アーム4を収納位置Sにクリックス
トップさせることが可能となる。その他、軸413の外
周面と軸受部15の内周面との間に凹凸要素を設ける
等、種々の方策が考えられる。
【0019】次いで、この携帯電話ホルダAの使用方法
を説明する。図2に示すように、掛止部2と、受止部3
と、挟持アーム4とを全てベース1の表面と面一となる
位置に収めてある場合には、該携帯電話ホルダ全体A
が、1枚のPCカードと同様な寸法、及び、体裁をなす
ようになっている。この携帯電話ホルダAを使用する場
合には、例えば、図5に示すように、掛止部2の回動板
21をベース1と略直交する使用位置Qにまで回動させ
るとともに、該回動板21から垂下する挟持片22を十
分に後退させておき、その掛止部2をパーソナルコンピ
ュータBの液晶ディスプレイ装置部分b1の上縁部に掛
止させる。しかる後に、挟持片22を前方にスライドさ
せて該挟持片22とベース1とで前記液晶ディスプレイ
装置部分b1を前後から挟持する。この状態において
は、前記挟持片22がワンウエイクラッチ23の作用に
より後方へのスライドを禁止されるため、安定した挟持
状態を維持することができる。また、ベース1の前面1
a側において、受止部3を前方に回動させ、ベース1と
略直交する使用位置Rに係止させるとともに、挟持アー
ム4を前方に回動させて該挟持アーム4の回動端部43
とベース1との間に隙間を形成する。この状態で、前記
回動端部43とベース1との間に携帯電話Cを挿入し、
その下端を受止部3上に載置する。その後、必要に応じ
て、挟持アーム4を携帯電話C方向に回動させ、携帯電
話Cを安定に保持させる。携帯電話Cの下端にコネクタ
c2を介して接続されているケーブルc1は、受止部3
の凹欠窓34を通して下方に導き、パーソナルコンピュ
ータBの本体に接続する。
【0020】このようにすれば、携帯電話Cを、アンテ
ナが常に起立した状態で保持することができ、モバイル
用パーソナルコンピュータBを用いたテレワークを良好
な状態で行うことが可能となる。また、このような態様
で携帯電話Cを保持しておけば、携帯電話Cの受信状況
を観察しながらデータアクセスを行うことができるとい
う効果も得られる。
【0021】テレワークが終了した場合には、前記携帯
電話Cを上方へ抜き取るとともに、ベース1をパーソナ
ルコンピュータBから離脱させる。そして、前述と逆の
操作により、掛止部2、受止部3、及び挟持アーム4を
収納位置に折り畳めば、該携帯電話ホルダA全体がPC
カード状のものとなり、携帯時に嵩張ることがなくな
る。しかも、このような構成によれば、携帯電話C側に
ピン等が残留することがないため、携帯電話Cの使用に
も支障をきたすおそれもない。
【0022】また、掛止部2を前述したような構成にし
ておけば、ベース1をパーソナルコンピュータBに容易
に保持させることができる上に、不使用時にはコンパク
トに折り畳むことが可能となる。特に、掛止部2を、回
動板21と、挟持片22と、ワンウエイクラッチ23と
を備えたものにしておけば、ベース1と挟持片22とに
よってパーソナルコンピュータBの液晶ディスプレイ装
置部分b1等を隙間無く挟持することが可能になるた
め、がたつきのない確実な保持が可能となる。
【0023】さらに、受止部3を前述のような構成にし
ておけば、起立させた携帯電話Cを安全に保持すること
ができる上に、不使用時にはコンパクトに折り畳むこと
が可能となる。なお、本発明の構成は、上述した実施例
に限定されず、例えば、請求項1に係る発明には、ベー
スを各種機器類のハンジング等に一体化したようなもの
も含まれる。
【0024】その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で、種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ベースに挟持アームを
設け、その挟持アームの回動端部とベースとの間で携帯
電話を挟持するようにしているとともに、ベースの両側
縁に前記挟持アームの回動端部を収めるための切欠部を
備えているため、挟持アームの回動位置を変更すること
によって種々の厚み寸法を有する携帯電話をそれぞれ安
定した状態で保持することができる。しかも、不使用時
には前記挟持アームをベースに接近する方向に回動させ
退避させておくことができるため、コンパクト化を図る
ことができる。
【0026】また、前記構成に加えてベースに掛止部及
び受止部を設けておき、このベースをパーソナルコンピ
ュータに着脱可能に装着し得るようにしておけば、携帯
電話を起立姿勢でパーソナルコンピュータに保持させる
ことができ、効率のよいテレワークを行うことが可能と
なる。そして、前記掛止部、受止部、及び挟持アームを
ベースの表面と略面一になる位置にまで折り畳むことが
できるようにしておけば、取り外して携帯する際にも嵩
張らない。しかも、このような構成によれば、携帯電話
側にピン等が残留することがないため、携帯電話の使用
にも支障をきたすおそれもない。
【0027】また、掛止部を前述したような構成にして
おけば、ベースをパーソナルコンピュータに容易に保持
させることができる上に、不使用時にはコンパクトに折
り畳むことが可能となる。特に、掛止部を、回動板と、
挟持片と、ワンウエイクラッチとを備えたものにしてお
けば、ベースと挟持片とによってパーソナルコンピュー
タの液晶ディスプレイ装置部分等を隙間無く挟持するこ
とが可能になるため、がたつきのない確実な保持が可能
となる。
【0028】さらに、受止部を前述のような構成にして
おけば、起立させた携帯電話を安全に保持することがで
きる上に、不使用時にはコンパクトに折り畳むことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における一使用状態を示す斜
視図。
【図2】同携帯電話ホルダを示す前方斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】同後方斜視図。
【図5】同側面図。
【図6】同要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…ベース 1a…前面 1b…背面 12…切欠部 13…前面凹陥部 14…背面凹陥部 2…掛止部 21…回動板 22…挟持片 23…ワンウエイクラッチ 3…受止部 4…挟持アーム 41…基端部 42…アーム本体 42a…先端部 43…回動端部 A…携帯電話ホルダ B…パーソナルコンピュータ b1…液晶ディスプレイ装置部分 C…携帯電話 P…折畳位置 Q…使用位置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、このベースに回動可能に設けら
    れその回動端部と前記ベースとの間で携帯電話を挟持す
    る挟持アームとを具備してなるとともに、 ベースの両側縁に前記挟持アームの回動端部を収めるた
    めの切欠部を備えている ことを特徴とする携帯電話ホル
    ダ。
  2. 【請求項2】ベースと、このベースをパーソナルコンピ
    ュータに装着するための掛止部と、前記ベースの前面側
    に添接された携帯電話が落下するのを阻止する受止部
    と、前記ベースに前後回動可能に設けられその回動端部
    と前記ベースとの間で携帯電話を挟持して該携帯電話の
    前傾を防止する挟持アームとを具備してなり、掛止部、
    受止部、及び挟持アームをベースの表面と略面一となる
    位置に収めることができるようにしているとともに、 ベースの両側縁に前記挟持アームの回動端部を収めるた
    めの切欠部を備えている ことを特徴とする携帯電話ホル
    ダ。
  3. 【請求項3】掛止部が、ベースの背面に回動可能に枢着
    した板状のものであり、前記ベースの背面に前記掛止部
    を収納するための背面凹陥部を備えてなる板状のもので
    ある請求項2記載の携帯電話ホルダ。
  4. 【請求項4】受止部が、ベースの下縁部に枢着された板
    状のものであり、前記ベースが、前面に前記受止部を収
    めるための前面凹陥部を備えてなる板状のものである請
    求項2、又は3記載の携帯電話ホルダ。
  5. 【請求項5】ベースと、このベースに回動可能に設けら
    れその回動端部と前記ベースとの間で携帯電話を挟持す
    る挟持アームとを具備してなるとともに、 挟持アームが、ベースの上縁に枢着された基端部と、こ
    の基端部の両端からベースの側縁に沿って延出させたア
    ーム本体と、このアーム本体の先端部からベース中心方
    向に延出させた回動端部とを備えたものであり、ベース
    が、その両側縁に前記回動端部を収めるための切欠部を
    備えてなる板状のものである携帯電話ホルダ。
  6. 【請求項6】ベースと、このベースをパーソナルコンピ
    ュータに装着するための掛止部と、前記ベースの前面側
    に添接された携帯電話が落下するのを阻止する受止部
    と、前記ベースに前後回動可能に設けられその回動端部
    と前記ベースとの 間で携帯電話を挟持して該携帯電話の
    前傾を防止する挟持アームとを具備してなり、掛止部、
    受止部、及び挟持アームをベースの表面と略面一となる
    位置に収めることができるようにしているとともに、 挟持アームが、ベースの上縁に枢着された基端部と、こ
    の基端部の両端からベースの側縁に沿って延出させたア
    ーム本体と、このアーム本体の先端部からベース中心方
    向に延出させた回動端部とを備えたものであり、ベース
    が、その両側縁に前記回動端部を収めるための切欠部を
    備えてなる板状のものである携帯電話ホルダ。
  7. 【請求項7】ベースと、このベースをパーソナルコンピ
    ュータに装着するための掛止部と、前記ベースの前面側
    に添接された携帯電話が落下するのを阻止する受止部
    と、前記ベースに前後回動可能に設けられその回動端部
    と前記ベースとの間で携帯電話を挟持して該携帯電話の
    前傾を防止する挟持アームとを具備してなり、掛止部、
    受止部、及び挟持アームをベースの表面と略面一となる
    位置に収めることができるようにしているとともに、 掛止部が、上縁部をベースに枢支されその内面がベース
    に添接する折畳位置から内面がベースと略直交する使用
    位置との間で回動可能な回動板と、この回動板の内面側
    にスライド及び回動可能に設けられ前記ベースと協働し
    てパーソナルコンピュータの液晶ディスプレイ装置部分
    を前後から挟持する挟持片と、この挟持片の後方へのス
    ライド動作を制限するワンウエイクラッチとを具備して
    なるものである携帯電話ホルダ。
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