JP4531283B2 - 無線通信カード用収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機能を内蔵した無線通信カードと、無線通信用の外部アンテナと、これら無線通信カード及び外部アンテナを相互に接続する接続ケーブルとを収納する無線通信カード用収納ケースの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パーソナルコンピュータや携帯情報端末等を通信回線に接続してデータを送受信する場合には、PCカードの内部にPHS(パーソナル・ハンディホン・システム)のような無線通信機能を内蔵した無線通信カードが使用されている。
例えば、図13に示した無線通信カードであるPCカードモデム100は、無線通信機能を内蔵した筐体部101と、この筐体部101の下端から突出したPCカード部102と、筐体部101の上部に折り畳み自在に設けられたアンテナ103とからなり、パーソナルコンピュータ105に設けられたPCカードスロット104へPCカード部102を挿入、接続して使用されている。
【0003】
ところが、このようなPCカードモデム100を用いてデータを送受信する場合、使用状況によっては電波状態が良くなく、良好な無線通信を行えないことがある。そこで、図示しない外部アンテナと筐体部101とを接続ケーブルを介して接続して使用することも行われている。
そこで、使用者はPCカードモデム100と共に、外部アンテナや接続ケーブルをも持ち歩かねばならない。この際、ホコリ等が付着するのを防止するため、持ち歩き時にはこれらを収納ケースや収納袋等に収納するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような外部アンテナや接続ケーブルを持ち歩いて使用する場合には、収納ケースや収納袋等からPCカードモデム100と共に外部アンテナや接続ケーブルを取り出した後、この接続ケーブルを介して外部アンテナとPCカードモデム100とを接続しなければならない。
【0005】
又、上述の様な携帯用の外部アンテナとしては、アンテナ利得上、鉛直に近い角度(70〜90度)に立てた状態で使用することが望ましい。
そこで、前記接続ケーブルをPCカードモデム100に接続した後、例えば、アンテナスタンド等を用いて外部アンテナを更に鉛直に保持した状態にセッティングしなければならない。
【0006】
また、使用後には、これらPCカードモデム100と共に外部アンテナや接続ケーブルを収納ケース等に収納しなければならず、面倒である。
従って、上述の如きPCカードモデム100を用いてデータを送受信する為に、外部アンテナを持ち歩いて利用する場合には、利便性が低いという問題があった。
即ち、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、小型・携帯性に優れ、外部アンテナ使用時の利便性が高い無線通信カード用収納ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、無線通信機能を内蔵した無線通信カードと、無線通信用の外部アンテナと、これら無線通信カード及び外部アンテナを相互に接続する接続ケーブルとが収納されると共に、前記外部アンテナをケース内に収納した状態で使用可能とし、ケース内に収納された前記外部アンテナを使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段が設けられていることを特徴とする無線通信カード用収納ケースにより達成される。
【0008】
上記構成によれば、携帯時には無線通信カードと共に、無線通信用の外部アンテナ及び接続ケーブルを無線通信カード用収納ケース内に一体的に収納し、持ち歩くことができるので、携帯性に優れる。
又、無線通信カード及び外部アンテナを使用する際には、該外部アンテナを前記収納ケースに収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カードに接続すると共に、前記外部アンテナを該収納ケースに設けたアンテナ保持手段によって略鉛直方向に保持できるので、良好なアンテナ利得を確保することができる。
【0009】
尚、好ましくは、前記無線通信カード用収納ケースが、ケース本体と、このケース本体に回動自在に枢着された蓋体とからなり、前記ケース本体又は蓋体に前記外部アンテナを保持すると共に、前記アンテナ保持手段が、これらケース本体及び蓋体を互いに略直交した開放角度に保持可能な係止構造により構成されている。
【0010】
この場合、収納ケースを構成するケース本体又は蓋体に外部アンテナを保持し、ケース本体に回動自在に枢着された蓋体を開放して、係止構造によってケース本体と蓋体とを互いに略直交する角度に保持させる。
そして、この状態でケース本体又は蓋体のうち前記外部アンテナを保持していない方を基台として水平な台上等に置けば、外部アンテナをアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に立設することができる。
【0011】
更に、好ましくは前記アンテナ保持手段が、ケース外面に設けられた吊り下げ用フックにより構成されている。
この場合、外部アンテナを収納ケースに収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カードに接続すると共に、該収納ケースのケース外面に設けた吊り下げ用フックを例えば壁等に取付けられている引掛け部等に引っ掛けることで、収納ケース内に収納された該外部アンテナをアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に保持できる。
【0012】
又、好ましくは前記アンテナ保持手段が、ケース外面に設けられた吸盤部材により構成されている。
この場合、外部アンテナを収納ケースに収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カードに接続すると共に、該収納ケースのケース外面に設けた吸盤部材を例えば平滑な窓ガラス等に吸着させることで、収納ケース内に収納された該外部アンテナをアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に保持できる。
尚、吸盤部材は、不使用時には取り外して収納ケース内部に収納するように構成するのが好ましい。
【0013】
更に好ましくは、前記無線通信カード用収納ケースが、前記ケース本体と、前記蓋体と、前記ケース本体又は蓋体の外側面に付設されると共に一端部が回動自在に支持されて前記外部アンテナを収納するアンテナケースとからなり、
前記アンテナ保持手段が、前記アンテナケースを前記ケース本体又は蓋体に対して略直交した角度に保持可能な係止構造により構成されている
【0014】
この場合、外部アンテナをアンテナケースに収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カードに接続すると共に、該アンテナケースをケース本体又は蓋体に対して略直角になるまで回動させ、係止構造によって該アンテナケースをケース本体又は蓋体に対して略直角に保持させる。
そして、この状態で収納ケースを基台として水平な台上等に置けば、アンテナケースに収納した前記外部アンテナをアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に立設することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る無線通信カード用収納ケースを詳細に説明する。
本第1実施形態の無線通信カード用収納ケース1は、図1乃至図3に示したように、無線通信カードとしてのPCカードモデム3と、無線通信用の外部アンテナ5と、これらPCカードモデム3及び外部アンテナ5を相互に接続する接続ケーブル7とを一体的に収納する合成樹脂製の収納ケースである。
【0016】
そして、前記無線通信カード用収納ケース1は、外部アンテナ5及び接続ケーブル7を所定位置に収納する扁平な箱状のケース本体9と、このケース本体9に回動自在に枢着されて前記PCカードモデム3を収納する平板状の蓋体11とを有している。
【0017】
前記ケース本体9は、図4を併せて参照するに、平板矩形状の天板13と、この天板13の長手方向に沿った両側縁(図3中、左右両側縁)に垂設された側壁15L,15Rと共に、長手方向前端縁(図2中、右端縁)に垂設された前壁17を有している。
又、前記天板13の長手方向後端部(図2中、左端部)に垂設された後壁19は、後述する蓋体11に設けられているポケット部71の上壁に先端が当接するので、ケース本体9の約半分の高さとなっている。
【0018】
前記両側壁15L,15Rの後端は、図4に示したように、それぞれ後壁19より後方へ突出しており、その各内側面には、前記蓋体11を回動自在に枢着するための円柱形状の回動軸用突起25が突設されている。そして、対応する蓋体11の両側面には、前記回動軸用突起25が嵌合する回動軸用凹部27(図7,8参照)が凹設されている。
なお、組立て時にこの回動軸用突起25を前記回動軸用凹部27に嵌合させるのを容易とするために、図7及び図8に示したように、蓋体11の両側面には、外周縁から前記回動軸用凹部27に連通する誘い込み用のテーパー溝29が設けられている。
【0019】
そして、前記ケース本体9には、前述したように外部アンテナ5と、該外部アンテナ5をPCカードモデム3に接続する接続ケーブル7が収納される。また、前記接続ケーブル7の先端には、PCカードモデム3における筐体部69のコネクタ部70に接続するためのコネクタプラグ31が取付けられており、このコネクタプラグ31もケース本体9に収納される。
【0020】
前記外部アンテナ5は、図1に示したように、略丸棒状の所謂スリーブアンテナであり、接続ケーブル7と接続される基端側の大径部35と、円錐状部37を介して先端側に延びる小径部33とを備えている。また、前記外部アンテナ5の基端部には、接続部39を介して前記接続ケーブル7が、外部アンテナ5の中心軸線と直交する方向へ取付けられている。
そして、前記外部アンテナ5は、図4に示したように、前記ケース本体9の側壁15Lに沿って収納されている。
【0021】
又、前記外部アンテナ5の一端部である基端部(図4中、下端部)には、図4に拡大して示したように、例えば半球状の嵌合凹部41が設けられており、この嵌合凹部41にピボット嵌合して軸線直角方向への移動を阻止すると共に中心軸線回りに回転可能に前記外部アンテナ5を保持するための円錐形の嵌合突起43が、前記ケース本体9の後壁19内面に突設されている。
【0022】
一方、前記嵌合突起43が外部アンテナ5の嵌合凹部41に嵌合した状態で、該外部アンテナ5の他端部である先端部(図4中、上端部)が位置する前記天板13の内面には、弾性可撓片45が突設されている。この弾性可撓片45は、外部アンテナ5の先端部を基端部側に弾性付勢し、嵌合突起43に対する前記嵌合凹部41の嵌合状態を保持する。
【0023】
更に、前記嵌合突起43が外部アンテナ5の嵌合凹部41に嵌合した状態で、該外部アンテナ5の円錐状部37が位置する前記天板13の内面には、貫通穴49が穿設されたアンテナ保持用リブ47が形成されている。この貫通穴49の内径は、前記外部アンテナ5の小径部33よりも大きく、大径部35よりは小さくされている。
【0024】
そして、前記外部アンテナ5をケース本体9に収納保持する際には、先ず、図4中下側から外部アンテナ5の小径部33の先端をアンテナ保持用リブ47の貫通穴に通し、該小径部33の先端を弾性可撓片45に押し付けて撓ませる。
次に、この状態で外部アンテナ5の基端部に設けた嵌合凹部41をケース本体9の嵌合突起43に嵌合させる。すると、前記弾性可撓片45の復元力が、外部アンテナ5の嵌合凹部41をケース本体9の嵌合突起43に押し付けて嵌合させるので、外部アンテナ5は軸線回りに回転可能な状態で確実に保持される。
【0025】
前記ケース本体9の天板13の内面には、図1乃至図4に示したように、前記接続ケーブル7を所定の位置に保持するためのケーブル保持ガイド51が一体成形されている。このケーブル保持ガイド51は、長円形状の内壁リブ53と、この内壁リブ53との間に接続ケーブル7を挟み込むために一定間隔を保持して内壁53と平行に設けられている外壁リブ55とから構成されている。
【0026】
また、図4を参照するに、前記接続ケーブル7の先端に取付けられているコネクタプラグ31を固定するためのコネクタプラグ保持部57が、前述した内壁リブ53の内方に設けられている。
このコネクタプラグ保持部57は、前記コネクタプラグ31の両側面に設けられているロック解除用ツマミ部59,59に対応する位置に設けられている左右一対のプラグ保持壁61,61と、コネクタプラグ31の前方への移動範囲を規制する前規制壁63と、コネクタプラグ31の後方への移動範囲を規制する後規制壁65,65とが、ケース本体9の天板13内面に一体成形されて構成されている。
【0027】
即ち、前記接続ケーブル7をケーブル保持ガイド51の内部に収納すると共に、前記コネクタプラグ31を一対のプラグ保持壁61,61の間に挿入することにより、該コネクタプラグ31のロック解除用ツマミ部59,59が押圧付勢状態に挟持される。そこで、コネクタプラグ31は、ロック解除用ツマミ部59,59の弾性復元力により一対のプラグ保持壁61,61の間に確実に保持される。
【0028】
前記PCカードモデム3は、無線通信機能を内蔵した筐体部69と、この筐体部69の下端から突出した平板状のPCカード部67と、筐体部69の上部に折り畳み自在に設けられたアンテナ68とからなり、背面に設けられたコネクタ部70に前記コネクタプラグ31が接続される。
そして、前記PCカード部67の先端部を前記蓋体11に設けたポケット部71(図1参照)に挿入することにより、蓋体11を閉じた際にケース本体9のケーブル保持ガイド51およびコネクタプラグ保持部57の上に重なるようにして、PCカードモデム3が無線通信カード用収納ケース1内に収納される。
【0029】
即ち、PCカードモデム3の薄い平板状のPCカード部67は、上述したケーブル保持ガイド51及びコネクタプラグ保持部57に重ねて収納されており、PCカード部67より厚いため突出する筐体部69は、ケーブル保持ガイド51に干渉しない空間(図2中、右側の空間)に収納されている。これにより、無線通信カード用収納ケース1の厚さを最小とすることができる。
【0030】
また、筐体部69の幅はPCカード部67に比して若干広くなっているが、該筐体部69は収納される外部アンテナ5の小径部33の横に位置するように配置されており、前記無線通信カード用収納ケース1の幅を最小とすることができる。
従って、本第1実施形態の無線通信カード用収納ケース1は、PCカードモデム3と共に外部アンテナ5及び接続ケーブル7を一体的に収納しているにもかかわらず、外形を小さくしてコンパクト化を図ることができ、容易に持ち歩くことができるので、携帯性に優れる。
【0031】
そして、前記PCカードモデム3及び前記外部アンテナ5を使用する際には、回動軸用突起25を回動中心として蓋体11をケース本体9に対して回動させて開放し、取り出したPCカードモデム3をパーソナルコンピュータ105のPCカードスロットへ挿入、接続する。
次に、前記外部アンテナ5をケース本体9内に収納したままの状態で接続ケーブル7を引出し、図5に示したように、コネクタプラグ31をPCカードモデム3のコネクタ部70に接続する。
この時、前記外部アンテナ5は、軸線回りに回転可能な状態でケース本体9に保持されているので、接続ケーブル7を所望の方向へ引き出すことができる。
【0032】
更に、蓋体11をケース本体9に対して270度以上回動させた後、ケース本体9の後壁19を蓋体11の外側面に当接させて回動を規制する本第1実施形態の係止構造によって、図6に示すように、ケース本体9と蓋体11とを互いに略直交する開放角度に保持させる。
即ち、前記ケース本体9に対する蓋体11の回動中心である回動軸用突起25の位置や、前記ケース本体9の後壁19が蓋体11の外側面に当接する当接位置を適宜設定することで、ケース本体9及び蓋体11の開放角度が決定される。
【0033】
尚、本第1実施形態においては、ケース本体9の後壁19を蓋体11の外側面に当接させて回動を規制する係止構造としたが、例えばケース本体9の両側面と蓋体11の両側面との間にそれぞれ嵌合突起と嵌合凹部を設け、これら嵌合突起と嵌合凹部を嵌合させることで、ケース本体9と蓋体11とを互いに略直交する開放角度に保持させることもできる。
【0034】
そして、図6に示したように、前記蓋体11が基台となるように前記無線通信カード用収納ケース1を水平な台上75に置くことで、ケース本体9内に収納したままの状態の外部アンテナ5が、台上75に対して保持角度θに保持される。
なお、前記外部アンテナ5の利得上、前記保持角度θは70度以上が好ましい。但し、保持角度θが90度に近い場合や、90度を超えた場合には、ケース本体9が倒れるおそれがでてくるので、90度よりも小さな角度とする。
【0035】
更に、前記ケース本体9内に収納された外部アンテナ5は、図9に示したように、ケース本体9に設けられている嵌合突起43と、アンテナ保持用リブ47の貫通穴49との位置関係を適宜設定することにより、中心軸線のアンテナ先端側がケース本体9の天板13内面に対して傾斜角度αを有するように保持されている。
そこで、前記ケース本体9内に収納された外部アンテナ5は、図6に示したように、台上75に対する保持角度θが、ケース本体9と蓋体11との開放角度よりも傾斜角度α分だけ鉛直に近い角度に立てられる。
【0036】
又、図6に示したように、蓋体11を基台としてケース本体9が略鉛直な方向に立設されている際、該ケース本体9に外力Fが作用した場合には、ケース本体9の後壁19が蓋体11の外側面に当接する当接位置を支点Aとして、回動軸用突起25に矢印B方向の力が作用する。
そこで、図7及び図8に示したように、前記蓋体11の両側面の外周縁から前記回動軸用凹部27に連通する誘い込み用のテーパー溝29を上記矢印B方向と一致する方向に形成することで、過度の外力Fが作用した場合に回動軸用突起25が回動軸用凹部27から外れ易くなり、該回動軸用突起25の破損を防止することができる。
【0037】
従って、本第1実施形態の無線通信カード用収納ケース1によれば、ケース本体9に回動自在に枢着された蓋体11を回動が規制されるまで開放した後、該蓋体11が基台となるように水平な台上75に置くことで、前記ケース本体9内に収納された外部アンテナ5を使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段が構成されている。そこで、アンテナスタンド等を別途用いることなく、前記外部アンテナ5をアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に立設することができる。
【0038】
尚、本発明の無線通信カード用収納ケースに係るアンテナ保持手段は、ケース本体9に回動自在に枢着された蓋体11の外側面に該ケース本体9の後壁19を当接させて回動を規制する係止構造により構成された上記第1実施形態におけるアンテナ保持手段に限定されるものではない。
【0039】
例えば、図10に示した本発明の第2実施形態に係る無線通信カード用収納ケース81によれば、ケース内に収納された外部アンテナ5を使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段が、ケース外面であるケース本体9の前壁17に設けられた吊り下げ用フック77により構成されている。
【0040】
そこで、外部アンテナ5をケース本体9に収納したままの状態で接続ケーブル7を図示しないPCカードモデムに接続すると共に、前記吊り下げ用フック77を例えば壁79等に取付けられている引掛け部82に引っ掛けることで、無線通信カード用収納ケース81内に収納された該外部アンテナ5をアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に保持できる。
【0041】
尚、前記ケース本体9において外部アンテナ5が収納されているのと反対側の側壁15Rに、接続ケーブル7を引出す為の切欠き83を設けることにより、蓋体11を閉じた状態で接続ケーブル7を無線通信カード用収納ケース81から引き出して使用することができる。
【0042】
又、図11に示した本発明の第3実施形態に係る無線通信カード用収納ケース88によれば、前記アンテナ保持手段が、ケース外面であるケース本体9の天板13外面に設けられる吸盤部材85により構成される。
この場合、外部アンテナ5をケース本体9に収納したままの状態で接続ケーブル7を図示しないPCカードモデムに接続すると共に、該ケース本体9の天板13外面に設けた吸盤部材85を例えば平滑な窓ガラス等に吸着させることで、無線通信カード用収納ケース88内に収納された該外部アンテナ5をアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に保持できる。
【0043】
尚、前記吸盤部材85は、不使用時にはケース本体9の天板13に設けた取付け部87に内面から装着されてケース本体9の内部に収容保持されると共に、使用時には取り外して前記取付け部87に外面から装着できるように構成されている。
【0044】
更に、図12に示した本発明の第4実施形態に係る無線通信カード用収納ケース93は、ケース本体9の側面に付設されると共に、一端部が回動自在に支持されて前記外部アンテナ5を収納するアンテナケース91を備えている。
そして、前記アンテナケース91は、ケース本体9に対して略直交した角度に保持可能な係止構造(回動枢軸部の摩擦抵抗等)を備えることで、該アンテナケース91内に収納された前記外部アンテナ5を使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段を構成している。
【0045】
即ち、前記外部アンテナ5をアンテナケース91に収納したままの状態で接続ケーブル7を図示しないPCカードモデムに接続すると共に、前記アンテナケース91をケース本体9に対して略直角になるまで回動させ、前記係止構造によって該アンテナケース91をケース本体9に対して略直角に保持させる。
そして、この状態でケース本体9を基台として水平な台上等に置けば、アンテナケース91に収納した前記外部アンテナ5をアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に立設することができる。なお、アンテナケースと外部アンテナは、一体に形成してもよい。
【0046】
尚、本発明の無線通信カード用収納ケースに係る無線通信カード、外部アンテナ及び接続ケーブルの構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでない。
例えば、上記実施形態においては、無線通信機能を内蔵した無線通信カードとして所謂PCカードモデムを用いたが、無線LANカード等の他の無線通信カードにも応用できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】
上述した如き本発明の無線通信カード用収納ケースによれば、携帯時には無線通信カードと共に、無線通信用の外部アンテナ及び接続ケーブルを無線通信カード用収納ケース内に一体的に収納し、持ち歩くことができるので、携帯性に優れる。
又、無線通信カード及び外部アンテナを使用する際には、該外部アンテナを前記収納ケースに収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カードに接続すると共に、前記外部アンテナを該収納ケースに設けたアンテナ保持手段によって略鉛直方向に保持できるので、良好なアンテナ利得を確保することができる。
又、収納ケースから取り出す必要がなく、且つ、容易に略鉛直方向に保持できるため、外部アンテナ使用時のセッティングを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線通信カード用収納ケースの全体斜視図である。
【図2】図1に示した無線通信カード用収納ケースの一部破断正面図である。
【図3】図1に示した無線通信カード用収納ケースの一部破断側面図である。
【図4】図1に示したケース本体に収納された外部アンテナ及び接続ケーブルの収納状態を示す平面図である。
【図5】図1に示した無線通信カード用収納ケースの使用状態を示す斜視図である。
【図6】図5に示した無線通信カード用収納ケースの正面図である。
【図7】図1に示した蓋体がケース本体に対して回動自在に枢着される回動軸用凹部の拡大斜視図である。
【図8】図1に示した蓋体がケース本体に対して回動自在に枢着される部分の拡大断面図である。
【図9】図1に示した無線通信カード用収納ケースの縦断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る無線通信カード用収納ケースの全体斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る無線通信カード用収納ケースの分解斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る無線通信カード用収納ケースの全体斜視図である。
【図13】無線通信カードの使用状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 無線通信カード用収納ケース
3 PCカードモデム(無線通信カード)
5 外部アンテナ
7 接続ケーブル
9 ケース本体
11 蓋体

Claims (1)

  1. 無線通信機能を内蔵した無線通信カードと、
    無線通信用の外部アンテナと
    前記無線通信カード及び前記外部アンテナを相互に接続する接続ケーブルと
    前記無線通信カードと前記外部アンテナと前記接続ケーブルとを収納するケース本体と、
    前記ケース本体の蓋体と、
    前記外部アンテナを前記ケース本体内に収納した状態で使用可能とし、前記ケース本体内に収納された前記外部アンテナを使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段と、
    前記ケース本体又は前記蓋体の外側面に付設されると共に一端部が回動自在に支持されて前記外部アンテナを収納するアンテナケースと、を備え、
    前記アンテナ保持手段が、前記アンテナケースを前記ケース本体又は前記蓋体に対して略直交した角度に保持可能な係止構造により構成されていることを特徴とする無線通信カード用収納ケース。
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