JP2002300069A - 無線通信カード用収納ケース - Google Patents

無線通信カード用収納ケース

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JP2002300069A JP2001100498A JP2001100498A JP2002300069A JP 2002300069 A JP2002300069 A JP 2002300069A JP 2001100498 A JP2001100498 A JP 2001100498A JP 2001100498 A JP2001100498 A JP 2001100498A JP 2002300069 A JP2002300069 A JP 2002300069A
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藤雄 新井
Teruo Namiki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・携帯性に優れ、外部アンテナ使用時の
利便性が高い無線通信カード用収納ケースを提供する。 【解決手段】 無線通信カード用収納ケース1は、PC
カードモデム3と、外部アンテナ5と、これらPCカー
ドモデム3及び外部アンテナ5を相互に接続する接続ケ
ーブル7とを一体的に収納するケース本体9及び蓋体1
1とから成る。無線通信カード用収納ケース1には、ケ
ース本体9に回動自在に枢着された蓋体11を回動が規
制されるまで開放した後、該蓋体11が基台となるよう
に水平な台上に置くことで、ケース本体9内に収納され
た外部アンテナ5を使用時に略鉛直方向に保持可能とす
るアンテナ保持手段が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機能を内
蔵した無線通信カードと、無線通信用の外部アンテナ
と、これら無線通信カード及び外部アンテナを相互に接
続する接続ケーブルとを収納する無線通信カード用収納
ケースの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータや携帯
情報端末等を通信回線に接続してデータを送受信する場
合には、PCカードの内部にPHS(パーソナル・ハン
ディホン・システム)のような無線通信機能を内蔵した
無線通信カードが使用されている。例えば、図13に示
した無線通信カードであるPCカードモデム100は、
無線通信機能を内蔵した筐体部101と、この筐体部1
01の下端から突出したPCカード部102と、筐体部
101の上部に折り畳み自在に設けられたアンテナ10
3とからなり、パーソナルコンピュータ105に設けら
れたPCカードスロット104へPCカード部102を
挿入、接続して使用されている。
【0003】ところが、このようなPCカードモデム1
00を用いてデータを送受信する場合、使用状況によっ
ては電波状態が良くなく、良好な無線通信を行えないこ
とがある。そこで、図示しない外部アンテナと筐体部1
01とを接続ケーブルを介して接続して使用することも
行われている。そこで、使用者はPCカードモデム10
0と共に、外部アンテナや接続ケーブルをも持ち歩かね
ばならない。この際、ホコリ等が付着するのを防止する
ため、持ち歩き時にはこれらを収納ケースや収納袋等に
収納するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな外部アンテナや接続ケーブルを持ち歩いて使用する
場合には、収納ケースや収納袋等からPCカードモデム
100と共に外部アンテナや接続ケーブルを取り出した
後、この接続ケーブルを介して外部アンテナとPCカー
ドモデム100とを接続しなければならない。
【0005】又、上述の様な携帯用の外部アンテナとし
ては、アンテナ利得上、鉛直に近い角度(70〜90
度)に立てた状態で使用することが望ましい。そこで、
前記接続ケーブルをPCカードモデム100に接続した
後、例えば、アンテナスタンド等を用いて外部アンテナ
を更に鉛直に保持した状態にセッティングしなければな
らない。
【0006】また、使用後には、これらPCカードモデ
ム100と共に外部アンテナや接続ケーブルを収納ケー
ス等に収納しなければならず、面倒である。従って、上
述の如きPCカードモデム100を用いてデータを送受
信する為に、外部アンテナを持ち歩いて利用する場合に
は、利便性が低いという問題があった。即ち、本発明の
目的は上記課題を解消することに係り、小型・携帯性に
優れ、外部アンテナ使用時の利便性が高い無線通信カー
ド用収納ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、無
線通信機能を内蔵した無線通信カードと、無線通信用の
外部アンテナと、これら無線通信カード及び外部アンテ
ナを相互に接続する接続ケーブルとが収納されると共
に、前記外部アンテナをケース内に収納した状態で使用
可能とし、ケース内に収納された前記外部アンテナを使
用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段が
設けられていることを特徴とする無線通信カード用収納
ケースにより達成される。
【0008】上記構成によれば、携帯時には無線通信カ
ードと共に、無線通信用の外部アンテナ及び接続ケーブ
ルを無線通信カード用収納ケース内に一体的に収納し、
持ち歩くことができるので、携帯性に優れる。又、無線
通信カード及び外部アンテナを使用する際には、該外部
アンテナを前記収納ケースに収納したままの状態で接続
ケーブルを無線通信カードに接続すると共に、前記外部
アンテナを該収納ケースに設けたアンテナ保持手段によ
って略鉛直方向に保持できるので、良好なアンテナ利得
を確保することができる。
【0009】尚、好ましくは、前記無線通信カード用収
納ケースが、ケース本体と、このケース本体に回動自在
に枢着された蓋体とからなり、前記ケース本体又は蓋体
に前記外部アンテナを保持すると共に、前記アンテナ保
持手段が、これらケース本体及び蓋体を互いに略直交し
た開放角度に保持可能な係止構造により構成されてい
る。
【0010】この場合、収納ケースを構成するケース本
体又は蓋体に外部アンテナを保持し、ケース本体に回動
自在に枢着された蓋体を開放して、係止構造によってケ
ース本体と蓋体とを互いに略直交する角度に保持させ
る。そして、この状態でケース本体又は蓋体のうち前記
外部アンテナを保持していない方を基台として水平な台
上等に置けば、外部アンテナをアンテナ利得上好ましい
略鉛直な方向に容易に立設することができる。
【0011】更に、好ましくは前記アンテナ保持手段
が、ケース外面に設けられた吊り下げ用フックにより構
成されている。この場合、外部アンテナを収納ケースに
収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カードに
接続すると共に、該収納ケースのケース外面に設けた吊
り下げ用フックを例えば壁等に取付けられている引掛け
部等に引っ掛けることで、収納ケース内に収納された該
外部アンテナをアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に
容易に保持できる。
【0012】又、好ましくは前記アンテナ保持手段が、
ケース外面に設けられた吸盤部材により構成されてい
る。この場合、外部アンテナを収納ケースに収納したま
まの状態で接続ケーブルを無線通信カードに接続すると
共に、該収納ケースのケース外面に設けた吸盤部材を例
えば平滑な窓ガラス等に吸着させることで、収納ケース
内に収納された該外部アンテナをアンテナ利得上好まし
い略鉛直な方向に容易に保持できる。尚、吸盤部材は、
不使用時には取り外して収納ケース内部に収納するよう
に構成するのが好ましい。
【0013】更に好ましくは、前記無線通信カード用収
納ケースが、前記ケース本体と、前記蓋体と、前記ケー
ス本体又は蓋体の外側面に付設されると共に一端部が回
動自在に支持されて前記外部アンテナを収納するアンテ
ナケースとからなり、前記アンテナ保持手段が、前記ア
ンテナケースを前記ケース本体又は蓋体に対して略直交
した角度に保持可能な係止構造により構成されている
【0014】この場合、外部アンテナをアンテナケース
に収納したままの状態で接続ケーブルを無線通信カード
に接続すると共に、該アンテナケースをケース本体又は
蓋体に対して略直角になるまで回動させ、係止構造によ
って該アンテナケースをケース本体又は蓋体に対して略
直角に保持させる。そして、この状態で収納ケースを基
台として水平な台上等に置けば、アンテナケースに収納
した前記外部アンテナをアンテナ利得上好ましい略鉛直
な方向に容易に立設することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る無線通信カード用収納ケースを詳細
に説明する。本第1実施形態の無線通信カード用収納ケ
ース1は、図1乃至図3に示したように、無線通信カー
ドとしてのPCカードモデム3と、無線通信用の外部ア
ンテナ5と、これらPCカードモデム3及び外部アンテ
ナ5を相互に接続する接続ケーブル7とを一体的に収納
する合成樹脂製の収納ケースである。
【0016】そして、前記無線通信カード用収納ケース
1は、外部アンテナ5及び接続ケーブル7を所定位置に
収納する扁平な箱状のケース本体9と、このケース本体
9に回動自在に枢着されて前記PCカードモデム3を収
納する平板状の蓋体11とを有している。
【0017】前記ケース本体9は、図4を併せて参照す
るに、平板矩形状の天板13と、この天板13の長手方
向に沿った両側縁(図3中、左右両側縁)に垂設された
側壁15L,15Rと共に、長手方向前端縁(図2中、右
端縁)に垂設された前壁17を有している。又、前記天
板13の長手方向後端部(図2中、左端部)に垂設され
た後壁19は、後述する蓋体11に設けられているポケ
ット部71の上壁に先端が当接するので、ケース本体9
の約半分の高さとなっている。
【0018】前記両側壁15L,15Rの後端は、図4に
示したように、それぞれ後壁19より後方へ突出してお
り、その各内側面には、前記蓋体11を回動自在に枢着
するための円柱形状の回動軸用突起25が突設されてい
る。そして、対応する蓋体11の両側面には、前記回動
軸用突起25が嵌合する回動軸用凹部27(図7,8参
照)が凹設されている。なお、組立て時にこの回動軸用
突起25を前記回動軸用凹部27に嵌合させるのを容易
とするために、図7及び図8に示したように、蓋体11
の両側面には、外周縁から前記回動軸用凹部27に連通
する誘い込み用のテーパー溝29が設けられている。
【0019】そして、前記ケース本体9には、前述した
ように外部アンテナ5と、該外部アンテナ5をPCカー
ドモデム3に接続する接続ケーブル7が収納される。ま
た、前記接続ケーブル7の先端には、PCカードモデム
3における筐体部69のコネクタ部70に接続するため
のコネクタプラグ31が取付けられており、このコネク
タプラグ31もケース本体9に収納される。
【0020】前記外部アンテナ5は、図1に示したよう
に、略丸棒状の所謂スリーブアンテナであり、接続ケー
ブル7と接続される基端側の大径部35と、円錐状部3
7を介して先端側に延びる小径部33とを備えている。
また、前記外部アンテナ5の基端部には、接続部39を
介して前記接続ケーブル7が、外部アンテナ5の中心軸
線と直交する方向へ取付けられている。そして、前記外
部アンテナ5は、図4に示したように、前記ケース本体
9の側壁15Lに沿って収納されている。
【0021】又、前記外部アンテナ5の一端部である基
端部(図4中、下端部)には、図4に拡大して示したよ
うに、例えば半球状の嵌合凹部41が設けられており、
この嵌合凹部41にピボット嵌合して軸線直角方向への
移動を阻止すると共に中心軸線回りに回転可能に前記外
部アンテナ5を保持するための円錐形の嵌合突起43
が、前記ケース本体9の後壁19内面に突設されてい
る。
【0022】一方、前記嵌合突起43が外部アンテナ5
の嵌合凹部41に嵌合した状態で、該外部アンテナ5の
他端部である先端部(図4中、上端部)が位置する前記
天板13の内面には、弾性可撓片45が突設されてい
る。この弾性可撓片45は、外部アンテナ5の先端部を
基端部側に弾性付勢し、嵌合突起43に対する前記嵌合
凹部41の嵌合状態を保持する。
【0023】更に、前記嵌合突起43が外部アンテナ5
の嵌合凹部41に嵌合した状態で、該外部アンテナ5の
円錐状部37が位置する前記天板13の内面には、貫通
穴49が穿設されたアンテナ保持用リブ47が形成され
ている。この貫通穴49の内径は、前記外部アンテナ5
の小径部33よりも大きく、大径部35よりは小さくさ
れている。
【0024】そして、前記外部アンテナ5をケース本体
9に収納保持する際には、先ず、図4中下側から外部ア
ンテナ5の小径部33の先端をアンテナ保持用リブ47
の貫通穴に通し、該小径部33の先端を弾性可撓片45
に押し付けて撓ませる。次に、この状態で外部アンテナ
5の基端部に設けた嵌合凹部41をケース本体9の嵌合
突起43に嵌合させる。すると、前記弾性可撓片45の
復元力が、外部アンテナ5の嵌合凹部41をケース本体
9の嵌合突起43に押し付けて嵌合させるので、外部ア
ンテナ5は軸線回りに回転可能な状態で確実に保持され
る。
【0025】前記ケース本体9の天板13の内面には、
図1乃至図4に示したように、前記接続ケーブル7を所
定の位置に保持するためのケーブル保持ガイド51が一
体成形されている。このケーブル保持ガイド51は、長
円形状の内壁リブ53と、この内壁リブ53との間に接
続ケーブル7を挟み込むために一定間隔を保持して内壁
53と平行に設けられている外壁リブ55とから構成さ
れている。
【0026】また、図4を参照するに、前記接続ケーブ
ル7の先端に取付けられているコネクタプラグ31を固
定するためのコネクタプラグ保持部57が、前述した内
壁リブ53の内方に設けられている。このコネクタプラ
グ保持部57は、前記コネクタプラグ31の両側面に設
けられているロック解除用ツマミ部59,59に対応す
る位置に設けられている左右一対のプラグ保持壁61,
61と、コネクタプラグ31の前方への移動範囲を規制
する前規制壁63と、コネクタプラグ31の後方への移
動範囲を規制する後規制壁65,65とが、ケース本体
9の天板13内面に一体成形されて構成されている。
【0027】即ち、前記接続ケーブル7をケーブル保持
ガイド51の内部に収納すると共に、前記コネクタプラ
グ31を一対のプラグ保持壁61,61の間に挿入する
ことにより、該コネクタプラグ31のロック解除用ツマ
ミ部59,59が押圧付勢状態に挟持される。そこで、
コネクタプラグ31は、ロック解除用ツマミ部59,5
9の弾性復元力により一対のプラグ保持壁61,61の
間に確実に保持される。
【0028】前記PCカードモデム3は、無線通信機能
を内蔵した筐体部69と、この筐体部69の下端から突
出した平板状のPCカード部67と、筐体部69の上部
に折り畳み自在に設けられたアンテナ68とからなり、
背面に設けられたコネクタ部70に前記コネクタプラグ
31が接続される。そして、前記PCカード部67の先
端部を前記蓋体11に設けたポケット部71(図1参
照)に挿入することにより、蓋体11を閉じた際にケー
ス本体9のケーブル保持ガイド51およびコネクタプラ
グ保持部57の上に重なるようにして、PCカードモデ
ム3が無線通信カード用収納ケース1内に収納される。
【0029】即ち、PCカードモデム3の薄い平板状の
PCカード部67は、上述したケーブル保持ガイド51
及びコネクタプラグ保持部57に重ねて収納されてお
り、PCカード部67より厚いため突出する筐体部69
は、ケーブル保持ガイド51に干渉しない空間(図2
中、右側の空間)に収納されている。これにより、無線
通信カード用収納ケース1の厚さを最小とすることがで
きる。
【0030】また、筐体部69の幅はPCカード部67
に比して若干広くなっているが、該筐体部69は収納さ
れる外部アンテナ5の小径部33の横に位置するように
配置されており、前記無線通信カード用収納ケース1の
幅を最小とすることができる。従って、本第1実施形態
の無線通信カード用収納ケース1は、PCカードモデム
3と共に外部アンテナ5及び接続ケーブル7を一体的に
収納しているにもかかわらず、外形を小さくしてコンパ
クト化を図ることができ、容易に持ち歩くことができる
ので、携帯性に優れる。
【0031】そして、前記PCカードモデム3及び前記
外部アンテナ5を使用する際には、回動軸用突起25を
回動中心として蓋体11をケース本体9に対して回動さ
せて開放し、取り出したPCカードモデム3をパーソナ
ルコンピュータ105のPCカードスロットへ挿入、接
続する。次に、前記外部アンテナ5をケース本体9内に
収納したままの状態で接続ケーブル7を引出し、図5に
示したように、コネクタプラグ31をPCカードモデム
3のコネクタ部70に接続する。この時、前記外部アン
テナ5は、軸線回りに回転可能な状態でケース本体9に
保持されているので、接続ケーブル7を所望の方向へ引
き出すことができる。
【0032】更に、蓋体11をケース本体9に対して2
70度以上回動させた後、ケース本体9の後壁19を蓋
体11の外側面に当接させて回動を規制する本第1実施
形態の係止構造によって、図6に示すように、ケース本
体9と蓋体11とを互いに略直交する開放角度に保持さ
せる。即ち、前記ケース本体9に対する蓋体11の回動
中心である回動軸用突起25の位置や、前記ケース本体
9の後壁19が蓋体11の外側面に当接する当接位置を
適宜設定することで、ケース本体9及び蓋体11の開放
角度が決定される。
【0033】尚、本第1実施形態においては、ケース本
体9の後壁19を蓋体11の外側面に当接させて回動を
規制する係止構造としたが、例えばケース本体9の両側
面と蓋体11の両側面との間にそれぞれ嵌合突起と嵌合
凹部を設け、これら嵌合突起と嵌合凹部を嵌合させるこ
とで、ケース本体9と蓋体11とを互いに略直交する開
放角度に保持させることもできる。
【0034】そして、図6に示したように、前記蓋体1
1が基台となるように前記無線通信カード用収納ケース
1を水平な台上75に置くことで、ケース本体9内に収
納したままの状態の外部アンテナ5が、台上75に対し
て保持角度θに保持される。なお、前記外部アンテナ5
の利得上、前記保持角度θは70度以上が好ましい。但
し、保持角度θが90度に近い場合や、90度を超えた
場合には、ケース本体9が倒れるおそれがでてくるの
で、90度よりも小さな角度とする。
【0035】更に、前記ケース本体9内に収納された外
部アンテナ5は、図9に示したように、ケース本体9に
設けられている嵌合突起43と、アンテナ保持用リブ4
7の貫通穴49との位置関係を適宜設定することによ
り、中心軸線のアンテナ先端側がケース本体9の天板1
3内面に対して傾斜角度αを有するように保持されてい
る。そこで、前記ケース本体9内に収納された外部アン
テナ5は、図6に示したように、台上75に対する保持
角度θが、ケース本体9と蓋体11との開放角度よりも
傾斜角度α分だけ鉛直に近い角度に立てられる。
【0036】又、図6に示したように、蓋体11を基台
としてケース本体9が略鉛直な方向に立設されている
際、該ケース本体9に外力Fが作用した場合には、ケー
ス本体9の後壁19が蓋体11の外側面に当接する当接
位置を支点Aとして、回動軸用突起25に矢印B方向の
力が作用する。そこで、図7及び図8に示したように、
前記蓋体11の両側面の外周縁から前記回動軸用凹部2
7に連通する誘い込み用のテーパー溝29を上記矢印B
方向と一致する方向に形成することで、過度の外力Fが
作用した場合に回動軸用突起25が回動軸用凹部27か
ら外れ易くなり、該回動軸用突起25の破損を防止する
ことができる。
【0037】従って、本第1実施形態の無線通信カード
用収納ケース1によれば、ケース本体9に回動自在に枢
着された蓋体11を回動が規制されるまで開放した後、
該蓋体11が基台となるように水平な台上75に置くこ
とで、前記ケース本体9内に収納された外部アンテナ5
を使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手
段が構成されている。そこで、アンテナスタンド等を別
途用いることなく、前記外部アンテナ5をアンテナ利得
上好ましい略鉛直な方向に容易に立設することができ
る。
【0038】尚、本発明の無線通信カード用収納ケース
に係るアンテナ保持手段は、ケース本体9に回動自在に
枢着された蓋体11の外側面に該ケース本体9の後壁1
9を当接させて回動を規制する係止構造により構成され
た上記第1実施形態におけるアンテナ保持手段に限定さ
れるものではない。
【0039】例えば、図10に示した本発明の第2実施
形態に係る無線通信カード用収納ケース81によれば、
ケース内に収納された外部アンテナ5を使用時に略鉛直
方向に保持可能とするアンテナ保持手段が、ケース外面
であるケース本体9の前壁17に設けられた吊り下げ用
フック77により構成されている。
【0040】そこで、外部アンテナ5をケース本体9に
収納したままの状態で接続ケーブル7を図示しないPC
カードモデムに接続すると共に、前記吊り下げ用フック
77を例えば壁79等に取付けられている引掛け部82
に引っ掛けることで、無線通信カード用収納ケース81
内に収納された該外部アンテナ5をアンテナ利得上好ま
しい略鉛直な方向に容易に保持できる。
【0041】尚、前記ケース本体9において外部アンテ
ナ5が収納されているのと反対側の側壁15Rに、接続
ケーブル7を引出す為の切欠き83を設けることによ
り、蓋体11を閉じた状態で接続ケーブル7を無線通信
カード用収納ケース81から引き出して使用することが
できる。
【0042】又、図11に示した本発明の第3実施形態
に係る無線通信カード用収納ケース88によれば、前記
アンテナ保持手段が、ケース外面であるケース本体9の
天板13外面に設けられる吸盤部材85により構成され
る。この場合、外部アンテナ5をケース本体9に収納し
たままの状態で接続ケーブル7を図示しないPCカード
モデムに接続すると共に、該ケース本体9の天板13外
面に設けた吸盤部材85を例えば平滑な窓ガラス等に吸
着させることで、無線通信カード用収納ケース88内に
収納された該外部アンテナ5をアンテナ利得上好ましい
略鉛直な方向に容易に保持できる。
【0043】尚、前記吸盤部材85は、不使用時にはケ
ース本体9の天板13に設けた取付け部87に内面から
装着されてケース本体9の内部に収容保持されると共
に、使用時には取り外して前記取付け部87に外面から
装着できるように構成されている。
【0044】更に、図12に示した本発明の第4実施形
態に係る無線通信カード用収納ケース93は、ケース本
体9の側面に付設されると共に、一端部が回動自在に支
持されて前記外部アンテナ5を収納するアンテナケース
91を備えている。そして、前記アンテナケース91
は、ケース本体9に対して略直交した角度に保持可能な
係止構造(回動枢軸部の摩擦抵抗等)を備えることで、
該アンテナケース91内に収納された前記外部アンテナ
5を使用時に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持
手段を構成している。
【0045】即ち、前記外部アンテナ5をアンテナケー
ス91に収納したままの状態で接続ケーブル7を図示し
ないPCカードモデムに接続すると共に、前記アンテナ
ケース91をケース本体9に対して略直角になるまで回
動させ、前記係止構造によって該アンテナケース91を
ケース本体9に対して略直角に保持させる。そして、こ
の状態でケース本体9を基台として水平な台上等に置け
ば、アンテナケース91に収納した前記外部アンテナ5
をアンテナ利得上好ましい略鉛直な方向に容易に立設す
ることができる。なお、アンテナケースと外部アンテナ
は、一体に形成してもよい。
【0046】尚、本発明の無線通信カード用収納ケース
に係る無線通信カード、外部アンテナ及び接続ケーブル
の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうること
は云うまでない。例えば、上記実施形態においては、無
線通信機能を内蔵した無線通信カードとして所謂PCカ
ードモデムを用いたが、無線LANカード等の他の無線
通信カードにも応用できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】上述した如き本発明の無線通信カード用
収納ケースによれば、携帯時には無線通信カードと共
に、無線通信用の外部アンテナ及び接続ケーブルを無線
通信カード用収納ケース内に一体的に収納し、持ち歩く
ことができるので、携帯性に優れる。又、無線通信カー
ド及び外部アンテナを使用する際には、該外部アンテナ
を前記収納ケースに収納したままの状態で接続ケーブル
を無線通信カードに接続すると共に、前記外部アンテナ
を該収納ケースに設けたアンテナ保持手段によって略鉛
直方向に保持できるので、良好なアンテナ利得を確保す
ることができる。又、収納ケースから取り出す必要がな
く、且つ、容易に略鉛直方向に保持できるため、外部ア
ンテナ使用時のセッティングを容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線通信カード用
収納ケースの全体斜視図である。
【図2】図1に示した無線通信カード用収納ケースの一
部破断正面図である。
【図3】図1に示した無線通信カード用収納ケースの一
部破断側面図である。
【図4】図1に示したケース本体に収納された外部アン
テナ及び接続ケーブルの収納状態を示す平面図である。
【図5】図1に示した無線通信カード用収納ケースの使
用状態を示す斜視図である。
【図6】図5に示した無線通信カード用収納ケースの正
面図である。
【図7】図1に示した蓋体がケース本体に対して回動自
在に枢着される回動軸用凹部の拡大斜視図である。
【図8】図1に示した蓋体がケース本体に対して回動自
在に枢着される部分の拡大断面図である。
【図9】図1に示した無線通信カード用収納ケースの縦
断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る無線通信カード
用収納ケースの全体斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る無線通信カード
用収納ケースの分解斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る無線通信カード
用収納ケースの全体斜視図である。
【図13】無線通信カードの使用状態を示す要部斜視図
である。
【符号の説明】
1 無線通信カード用収納ケース 3 PCカードモデム(無線通信カード) 5 外部アンテナ 7 接続ケーブル 9 ケース本体 11 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南木 照男 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K011 AA01 AA06 JA12 KA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信機能を内蔵した無線通信カード
    と、無線通信用の外部アンテナと、これら無線通信カー
    ド及び外部アンテナを相互に接続する接続ケーブルとが
    収納されると共に、 前記外部アンテナをケース内に収納した状態で使用可能
    とし、ケース内に収納された前記外部アンテナを使用時
    に略鉛直方向に保持可能とするアンテナ保持手段が設け
    られていることを特徴とする無線通信カード用収納ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記無線通信カード用収納ケースが、ケ
    ース本体と、このケース本体に回動自在に枢着された蓋
    体とからなり、前記ケース本体又は蓋体に前記外部アン
    テナを保持すると共に、 前記アンテナ保持手段が、これらケース本体及び蓋体を
    互いに略直交した開放角度に保持可能な係止構造により
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信カード用収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ保持手段が、ケース外面に
    設けられた吊り下げ用フックにより構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信カード用収納ケ
    ース。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ保持手段が、ケース外面に
    設けられた吸盤部材により構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の無線通信カード用収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記無線通信カード用収納ケースが、前
    記ケース本体と、前記蓋体と、前記ケース本体又は蓋体
    の外側面に付設されると共に一端部が回動自在に支持さ
    れて前記外部アンテナを収納するアンテナケースとから
    なり、 前記アンテナ保持手段が、前記アンテナケースを前記ケ
    ース本体又は蓋体に対して略直交した角度に保持可能な
    係止構造により構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信カード用収納ケース。
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