JP3613469B2 - 陳列棚における商品仕切装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース入りのビデオカセットや書籍のような商品を店舗において横並びの列設状態にて展示し陳列するための陳列棚に関し、特に、このような陳列棚における商品仕切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来技術と本発明技術を結合した陳列棚を示しており、同図に基づいて、従来技術の部分を説明すると、陳列棚1は、商品2を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部3と、商品2の背部に臨む背板部4とを備えており、商品2の側面を支持する仕切板5を前記背板部4に着脱自在に装着している。尚、棚板部3と背板部4は、相互に別体に構成される場合と、一体に構成される場合とがある。
【0003】
背板部4には、縦方向に延びるスロット6が長手方向(商品の列設方向)に等間隔をあけて多数形成されており、該スロット6を介して仕切板5を背板部4に着脱自在に装着せしめる。即ち、仕切板5は、商品の側面に沿わしめられる板状本体5aの上縁に連ねて後方に突出する舌片5bを備え、舌片5bの下縁に切込み状の係止溝5cを形成している。
【0004】
舌片5bは、スロット6に対して挿脱自在であり、スロット6に挿入した後、下方移動せしめることにより係止溝5cをスロット6の下端縁に係止するので、これにより抜止状に固定される。この状態から、上方に持ち上げることにより係止溝5cの係止を解くと、舌片5bをスロット6から抜取ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術によれば、仕切板5は、選択された任意のスロット6に装着することが可能であ。従って、棚板部の上に列設された商品群の端部に臨むスロット6を選択し、該スロット6に仕切板5を装着することにより、商品2の横倒れを防止できる。
【0006】
然しながら、上述のようにスロット6は、所定の間隔で設けられているため、列設された商品群の端部に臨むスロット6に仕切板5を装着したからといって、必ずしも仕切板5が商品2の側面にピタリと沿うとは限らず、仕切板5と商品2の側面との間に隙間を生じる場合がある。そして、このような隙間が生じると、商品が棚板部の上で遊動してしまうという問題がある。
【0007】
更に、ケース入りのビデオカセットや書籍のような商品は、販売促進のため、図1に示すピーアール商品2aのように、正面向きの姿勢で棚板部3に載置することが望まれるが、従来の仕切板5は、このような正面向きの商品2aを好適に支持する機能を有しないため、別途、専用の支持具を必要とするという問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決した陳列棚における商品仕切装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、商品を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部と、商品の背部に臨む背板部とを備えた陳列棚において、棚板部から離間した上方位置で商品の側面を支持する仕切板を前記背板部に着脱自在に装着して成る商品仕切装置であり、陳列棚の背板部は、商品の列設方向に延びるスリットを形成すると共に、該スリットの幅を部分的に拡大せしめた孔部を形成しており、仕切板は、商品の側面に沿う支持板部と、前記陳列棚の背板部に沿う後板部とを備えた断面ほぼT字形に構成されており、仕切板の後板部は、スリットに挿通せしめられ且つ該スリットに沿って摺動自在とされる案内突起を設けると共に、該案内突起の断面の対角線上に位置する上下面にテーパ面を形成し、更に、該案内突起の突出端に前記スリットに対して通過不能とされるが孔部に対して通過自在とされる抜止部を設けており、前記案内突起は、支持板部を横切って背板部の幅方向に延びるリブにより形成されており、仕切板に外力を与えないときは案内突起がスリットと平行な姿勢とされることにより該スリットに沿って移動自在とされるが、仕切板に商品をもたれ掛けさせることにより案内突起をスリットの内部で回動したとき、前記テーパ面をスリットの上下壁面に面接触せしめることにより、該案内突起がスリットに沿って移動することを阻止するように構成されて成る点にある。
【0009】
本発明の好ましい実施形態は、スリットの幅SW1に対して案内突起の幅GW1がSW1>GW1となるクリアランスを形成している。そして、案内突起の断面の対角線上に位置する上下面にテーパ面が形成されており、商品のもたれ掛けにより仕切板に作用する外力で案内突起にモーメントを生じたとき、上下面のテーパ面がそれぞれスリットの上下壁面に接触するまで案内突起を回動せしめるように構成されている。
【0010】
仕切板の支持板部は、該支持板部の前縁に設けたヒンジを介して開閉自在とされたフラップを設けており、該フラップは、閉鎖位置において支持板部の一側面とほぼ面一になるように格納され、開放位置において支持板部にほぼ直交するように展開され、該直交姿勢を保持可能とする保持手段を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0012】
図1に示すように、陳列棚1は、ケース入りのビデオカセット又はCD或いはDVD等のディスクや、書籍等の商品2を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部3と、商品2の背部に臨む背板部4とを備えている。この点は、従来技術について説明した上述の構成と同様である。
【0013】
本発明において、陳列棚1の背板部4に装着されることにより商品2の側面を支持する仕切板6は、以下に説明するような構成を特徴としており、仕切板6を着脱自在に装着せしめるための背板部4は、以下に説明するような構成を特徴としている。
【0014】
図1ないし図3に示すように、仕切板6は、棚板部3の上に横並び状に列設された商品2の側面に沿う支持板部8と、背板部に沿う後板部9を備えており、合成樹脂により断面ほぼT字形に一体成形されている。
【0015】
図2に示すように、仕切板7の支持板部8は、前縁に設けた薄肉ヒンジ等のヒンジ10を介して開閉自在とされたフラップ11を設けており、該フラップ11は、閉止位置(図2参照)において支持板部8の一側面とほぼ面一になるように格納され、開放位置(図5参照)において支持板部8にほぼ直交するように展開され、該直交姿勢を保持可能とする保持手段12を備えている。
【0016】
図3に示すように、仕切板7の後板部9は、後面に陳列棚1の背板部4に対向する案内突起13を突設し、該案内突起13の突出端に幅広板状の抜止部14を形成している。案内突起13は、後板部9の後面から突出する横一文字状のリブにより構成されており、図例の場合、案内突起13の両端の2個所に位置する一対の抜止部14、14を設けているが、抜止部14は、1個所にのみ設けても良い。また、図例の場合、抜止部14の輪郭をほぼ円形ないし楕円形に形成しているが、その形状は問わない。尚、後板部9の後面と抜止部14の間には、スリット15の縁部を嵌合可能とする隙間Sが形成されている。即ち、隙間Sは、背板部4の肉厚に相当する。
【0017】
図1に示すように、陳列棚1の背板部4は、横向きの長手方向(商品2の列設方向)に延びるスリット15を形成しており、該スリット15は、部分的にスリット幅を拡大せしめた孔部16を形成している。スリット15と孔部16の関係は、仕切板7の抜止部14が孔部16に対して通過自在とされるが、該抜止部14がスリット15に対しては通過不能とされるような関係にある。
【0018】
即ち、図4(A)に示すように、スリット15の上下幅をSW1、孔部16の上下幅をSW2とし、案内突起13の上下幅をGW1、抜止部14の上下幅をGW2としたとき、SW1<SW2、GW1<GW2の関係の下において、GW1<SW1、GW2<SW2とされているので、案内突起13及び抜止部14をスリット15及び孔部16に対して挿脱自在に挿通せしめることができる。
【0019】
前述のように、案内突起13により形成された隙間Sは、背板部4の肉厚に相当せしめられ、該隙間Sにスリット15の縁部を嵌合自在としているので、図4(A)の左側に示すように、案内突起13及び抜止部14をスリット15及び孔部16に挿通せしめた後、図4(A)の右側に示すように、案内突起13をスリット15に沿って自由に移動せしめることができる。このため、スリット15の幅SW1に対して、案内突起13の幅GW1をSW1>GW1となるように構成することによりクリアランスを形成している。そして、抜止部14の幅GW2とスリット15の幅SW1をGW2>SW1に形成しているので、図4(A)の右側に示すように抜止部14を孔部16から外れた位置に移動せしめると、該抜止部14により案内突起13の抜止めが果たされる。尚、図示実施形態の場合、一対の抜止部14、14を設けているので、これに対応する一対の孔部16、16が形成されている。
【0020】
図4に示すように、案内突起13は、断面の対角線上に位置する上下面にテーパ面17a、17bを形成している。このようなテーパ面は、案内突起13の断面に関して描かれる一対の対角線のうち、何れか一方の対角線上に形成しても良いが、図示実施形態の場合、両方の対角線上に位置して形成しており、従って、一方の対角線上に位置するテーパ面17a、17bと、他方の対角線上に位置するテーパ面18a、18bが形成されている。
【0021】
このため、仕切板7をスリット15に沿って移動せしめ、支持板部8により商品2の側面を支持せしめた状態で、前記クリアランスを介して、商品2のもたれかけ等により支持板部8に作用する外力により案内突起13にモーメントを生じたとき、案内突起13を前記クリアランスを介して回動せしめると共に、それ以上に、上下のテーパ面がそれぞれスリット15の上下壁面15a、15bに接触するまで回動せしめるように構成されている。
【0022】
即ち、スリット15の内部において案内突起13がガタツキ等を生じないようにするためには、案内突起13とスリット15の間のクリアランスを大きく形成することができない。そして、クリアランスが小さいと、前述のような外力により案内突起13にモーメントが生じた場合でも、案内突起13を必要十分に回動せしめることがでない。換言すると、案内突起13が十分に回動せず、スリット15とほぼ平行な姿勢を維持するときは、支持板部8に商品2をもたれかけさせたときに生じる外力の大部分がスリット15と平行な方向の力として作用するため、案内突起13がスリット15に沿って容易に摺動し、支持板部8を商品2から離間してしまうという問題がある。これに対して、案内突起13にテーパ面17a、17b(18a、18b)を設けた本発明の構成によれば、図4(B)に示すように、支持板部8が反時計針方向F1の外力を受けたときは、テーパ面17aをスリットの上壁面15aに接触すると共にテーパ面17bをスリットの下壁面15bに接触するまで、案内突起13を十分に回動せしめることができる。反対に、図4(C)に示すように、支持部8が時計針方向F2の外力を受けたときは、テーパ面18aをスリットの上壁面15aに接触すると共にテーパ面18bをスリットの下壁面15bに接触するまで、案内突起13を十分に回動せしめることができる。従って、このように案内突起13を十分に回動せしめることにより支持板部8を垂直姿勢から傾斜姿勢へと姿勢変更させることができ、これにより、支持板部8に商品2をもたれかけさせたときに生じる外力は、スリット15と平行な方向に作用する分力の他に、案内突起13をスリット15の上下壁面15a、15bに圧接せしめる方向に作用する分力を生じるので、案内突起13がスリット15に沿って自由に移動することを阻止できる。このため、案内突起13は、スリット15の内部で停止状態を保持せしめられ、仕切板7の支持板部8を商品2の側面から離間せしめるようなことはない。尚、商品2のもたれかけ等による外力から解放すると、案内突起13はスリット15と平行な姿勢に戻るので、クリアランスを介してスリット15に沿って円滑に摺動せしめることができる。
【0023】
図1に示す実施形態において、背板部4には、孔部16を備えたスリット15の複数本が上下に間隔をあけて平行に形成されている。図例の場合、2本のスリット15、15が設けられ、その間に、従来技術として説明した仕切板5を装着せしめるためのスロット6が設けられているが、3本以上のスリット15を設けても良い。
【0024】
従って、上下のスリット15、15を選択することにより、棚板部3に載置した商品2に対して、仕切板7を上下位置をずらせた状態で装着することが可能になる。
【0025】
そして、このように上下位置を選択しながら、図1に示すように、正面向きの姿勢で棚板部3に載置されたピーアール商品2aを仕切板7により背部から好適に支持せしめることができる。
【0026】
仕切板7によりピーアール商品2aの背部を支持せしめる場合、開放されたフラップ11が支持板部8に対してほぼ直交するように展開せしめられ、該フラップ11のほぼ全面によりピーアール商品2aの背面を支持することができる。
【0027】
図5に示すように、支持板部8の前縁8aは、ピーアール商品2aの起立後傾角度を規定するように、棚板部3の上面とほぼ平行な下縁8bに対して、角度θ(θ<90度)で傾斜せしめられており、該前縁8aに沿ってヒンジ10を設けることにより、展開されたフラップ11が角度θにより規定された面に沿うように構成している。
【0028】
フラップ11は、ヒンジ10を介して同行回動せしめられる補助片部19を一体に備えており、該補助片部19に折曲ヒンジ20を介して折曲自在な保持手段12を延設している。保持手段12を展開した状態で、フラップ11並びに補助片部19及び保持手段12は、同一平面を構成する板状に形成されると共に、ヒンジ10を介して支持板部8の側面に向けて閉鎖せしめたとき、ほぼ面一に格納せしめるための凹部21が支持板部8の側面に凹設されている。
【0029】
フラップ11の先端縁11a(ヒンジ10の反対側に位置する端縁)には、一対の係止爪22、22が設けられており、図6(A)に示すように、支持板部8には、該係止爪22、22を着脱自在に係止せしめる保持爪23、23が設けられている。従って、フラップ11を凹部21に押し込むと、係止爪22が保持爪23にスナップ形式で嵌着される。
【0030】
一対の保持爪23、23の間に位置して、指入れ孔24が支持板部8に貫通して形成されており、図6(B)に示すように、フラップ11を凹部21に格納した状態で、先端縁11aが指入れ孔24の少なくとも一部分を被うように構成している。従って、ユーザが指入れ孔24に指先等を挿入することによりフラップ11を押すと、前述のように嵌着された係止爪22と保持爪23の係止が解除され、ヒンジ10を介してフラップ11を開放せしめることができる。
【0031】
補助片部19には、貫通する窓孔25が開設されると共に、窓孔25の縁部に臨んで突出する係止爪26を形成せしめており、図6(C)に示すように、支持板部8には、該係止爪26を着脱自在に係止せしめる保持爪27が凹部21から隆起するように形成されている。従って、補助片部19を凹部21に押し込むと、窓孔25が隆起した保持爪27を受け入れると共に、係止爪26が保持爪27にスナップ形式で嵌着される。
【0032】
補助片部19から同一板状に延設された保持手段12は、折曲ヒンジ20により山折方向にのみ回動自在であり、従って、谷折方向には回動しないので、補助片部19と共に凹部21に格納され保持される。保持手段12の先端縁には、断面ほぼL形の係止爪28が設けられている。そこで、図6(D)に示すように、ヒンジ10を介して、フラップ11と共に補助片部19を支持板部8に直交する開放位置まで回動し展開せしめた状態で、保持手段12を折曲ヒンジ20により山折方向に回動せしめると、係止爪28が保持爪27に係止せしめられ、保持手段12の展開方向の回動を阻止する。従って、これにより、フラップ11及び補助片部19は、支持板部8に直交する開放姿勢のまま保持される。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、仕切板7における抜止部14と、背板部4におけるスリット15の孔部16により、仕切板7を背板部4に対して着脱自在に装着することができ、しかも、仕切板7の案内突起13をスリット15に沿って自由に移動せしめ、無段階の位置で停止せしめることができるので、常に仕切板7の支持板部8を商品2の側面にピタリと沿わしめることが可能になる。そして、支持板部8に商品2をもたれ掛けさせたときは、テーパ面17a、17b(18a、18b)をスリット15の上下壁面15a、15bに接触させることにより、案内突起12の移動を阻止するので、支持板部8により商品2の側面を支持できるという効果がある。
【0034】
この際、請求項2に記載の本発明によれば、仕切板7が商品2からの外力等を受けたとき、案内突起13は、モーメントにより、クリアランスを介して微回動する以上に、上下面のテーパ面17a、17b(18a、18b)をスリット15の上下壁面15a、15bに接触するまで必要十分に回動せしめられるように構成されているので、スリット15に沿って自由に移動することを阻止され、その結果、仕切板7の支持板部8が商品2の側面から離間されることはなく、商品2の側面を好適に支持するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る陳列棚と仕切板を示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施形態に係る仕切板を示しており、フラップを格納した状態を正面側から示す斜視図である。
【図3】本発明の1実施形態に係る仕切板を示しており、フラップを格納した状態を背面側から示す斜視図である。
【図4】本発明の1実施形態に係る仕切板の作用を示しており、(A)は抜止部及び案内突起を孔部及びスリットに挿入した状態と、案内突起をスリットに沿って移動せしめた状態を、それぞれ示す断面図、(B)は案内突起に反時計針方向のモーメントが作用したときの状態を示す断面図、(C)は案内突起に時計針方向のモーメントが作用したときの状態を示す断面図である。
【図5】本発明の1実施形態に係る仕切板を示しており、フラップを開放した状態を正面側から示す斜視図である。
【図6】本発明の1実施形態に係る仕切板の各断面を示しており、(A)は図2のA−A線断面図、(B)は図2のB−B線断面図、(C)は図2のC−C線断面図、(D)は保持手段の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 陳列棚
2 商品
2a ピーアール商品
3 棚板部
4 背板部
7 仕切板
8 支持板部
9 後板部
10 ヒンジ
11 フラップ
12 保持手段
13 案内突起
14 抜止部
15 スリット
16 孔部
17a、17b、18a、18b テーパ面
19 補助板部
20 折曲ヒンジ
21 凹部
Claims (2)
- 商品を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部(3)と、商品の背部に臨む背板部(4)とを備えた陳列棚において、棚板部 (3) から離間した上方位置で商品の側面を支持する仕切板(7)を前記背板部(4)に着脱自在に装着して成る商品仕切装置であり、陳列棚の背板部(4)は、商品の列設方向に延びるスリット(15)を形成すると共に、該スリット(15)の幅を部分的に拡大せしめた孔部(16)を形成しており、仕切板(7)は、商品の側面に沿う支持板部(8)と、前記陳列棚の背板部(4)に沿う後板部(9)とを備えた断面ほぼT字形に構成されており、仕切板(7)の後板部(9)は、スリット(15)に挿通せしめられ且つ該スリット(15)に沿って摺動自在とされる案内突起(13)を設けると共に、該案内突起 (13) の断面の対角線上に位置する上下面にテーパ面 (17a 、 17b)(18a 、 18b) を形成し、更に、該案内突起(13)の突出端に前記スリット(15)に対して通過不能とされるが孔部(16)に対して通過自在とされる抜止部(14)を設けており、
前記案内突起 (13) は、支持板部 (8) を横切って背板部 (4) の幅方向に延びるリブにより形成されており、仕切板 (7) に外力を与えないときは案内突起 (13) がスリット (15) と平行な姿勢とされることにより該スリット (15) に沿って移動自在とされるが、仕切板 (7) に商品をもたれ掛けさせることにより案内突起 (13) をスリット (15) の内部で回動したとき、前記テーパ面 (17a 、 17b)(18a 、 18b) をスリット (15) の上下壁面 (15a)(15b) に面接触せしめることにより、該案内突起 (12) がスリット (15) に沿って移動することを阻止するように構成されて成ることを特徴とする陳列棚における商品仕切装置。 - スリット(15)の幅SW1に対して案内突起(13)の幅GW1がSW1>GW1となるクリアランスを形成しており、前記案内突起(13)の断面の対角線上に位置する上下面にテーパ面(17a、17b)(18a、18b)が形成され、商品のもたれ掛けにより仕切板(7)に作用する外力で案内突起(13)にモーメントを生じたとき、上下面のテーパ面がそれぞれスリットの上下壁面(15a)(15b)に接触するまで案内突起(13)を回動せしめるように構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚における商品仕切装置。
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