JP3626148B2 - 陳列棚における商品仕切装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース入りのビデオカセットや書籍のような商品を店舗において横並びの列設状態にて展示し陳列するための陳列棚に関し、特に、このような陳列棚における商品仕切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来技術と本発明技術を結合した陳列棚を示しており、同図に基づいて、従来技術の部分を説明すると、陳列棚1は、商品2を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部3aと、商品2の背部に臨む背板部3bとを備えており、商品2の側面を支持する仕切板5を前記背板部3bに着脱自在に装着している。尚、棚板部3aと背板部3bは、相互に別体に構成される場合と、一体に構成される場合とがある。
【0003】
背板部3bには、縦方向に延びるスロット6が長手方向(商品の列設方向)に等間隔をあけて多数形成されており、該スロット6を介して仕切板5を背板部3bに着脱自在に装着せしめる。即ち、仕切板5は、商品の側面に沿わしめられる板状本体5aの上縁に連ねて後方に突出する舌片5bを備え、舌片5bの下縁に切込み状の係止溝5cを形成している。
【0004】
舌片5bは、スロット6に対して挿脱自在であり、スロット6に挿入した後、下方移動せしめることにより係止溝5cをスロット6の下端縁に係止するので、これにより抜止状に固定される。この状態から、上方に持ち上げることにより係止溝5cの係止を解くと、舌片5bをスロット6から抜取ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術によれば、仕切板5は、選択された任意のスロット6に装着することが可能であ。従って、棚板部の上に列設された商品群の端部に臨むスロット6を選択し、該スロット6に仕切板5を装着することにより、商品2の横倒れを防止できる。
【0006】
然しながら、上述のようにスロット6は、所定の間隔で設けられているため、列設された商品群の端部に臨むスロット6に仕切板5を装着したからといって、必ずしも仕切板5が商品2の側面にピタリと沿うとは限らず、仕切板5と商品2の側面との間に隙間を生じる場合がある。そして、このような隙間が生じると、商品が棚板部の上で遊動してしまうという問題がある。
【0007】
更に、ケース入りのビデオカセットや書籍のような商品は、販売促進のため、図1に示すピーアール商品2aのように、正面向きの姿勢で棚板部3aに載置することが望まれるが、従来の仕切板5は、このような正面向きの商品2aを好適に支持する機能を有しないため、別途、専用の支持具を必要とするという問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決した陳列棚における商品仕切装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、商品を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部と、商品の背部に臨む背板部とを備えた陳列棚において、棚板部から離間した上方位置で商品の側面を支持する支持板部を備えた仕切板の後板部を前記背板部に設けたガイド手段に着脱自在に装着して成る商品仕切装置であり、前記ガイド手段は、商品の列設方向に延びるスリットを形成すると共に、該スリットの幅を部分的に拡大せしめた孔部を形成し、スリットの背部に位置する上側及び下側の少なくとも一方にスリットと平行に延びる延長壁部を設けると共に、スリットに向かう凹凸を形成する係止歯群を該延長壁部に沿って設けており、前記仕切板は、商品の側面に沿う支持板部と、前記陳列棚の背板部に沿う後板部とを備えた断面ほぼT字形に構成されており、仕切板の後板部は、スリットに挿通せしめられ且つ該スリットに沿って摺動自在とされる案内リブを設け、該案内リブの突出端にスリットの幅を越える幅広状とされた抜止部を設けると共に、前記係止歯群に臨む係止突起を該抜止部の周縁に突設しており、係止突起を含む抜止部を前記孔部に対して挿脱自在に挿入すると共に、案内リブをスリットに挿通した状態で、仕切板に外力を与えないときは、案内リブがスリットと平行な姿勢とされ且つ係止突起を係止歯群に噛合せず、該案内リブをスリットに沿って移動自在とするが、仕切板に商品をもたれ掛けさせることにより案内リブをスリットの内部で該スリットに対して平行状態から非平行状態に偏位せしめたとき、係止突起が係止歯群に噛合することにより、案内リブがスリットに沿って移動することを阻止するように構成して成る点にある。
【0009】
本発明の好ましい実施形態によれば、ガイド手段は、陳列棚の背板部とは別体の部材により構成されており、ガイド手段を背板部に対して水平に取付ける固着手段を備えている。
【0010】
仕切板の支持板部は、該支持板部の前縁に設けたヒンジを介して開閉自在とされたフラップを設けており、該フラップは、閉鎖位置において支持板部の一側面とほぼ面一になるように格納され、開放位置において支持板部にほぼ直交するように展開され、該直交姿勢を保持可能とする保持手段を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0012】
図1に示すように、陳列棚1は、ケース入りのビデオカセット又はCD或いはDVD等のディスクや、書籍等の商品2を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部3aと、商品2の背部に臨む背板部3bとを備えている。この点は、従来技術について説明した上述の構成と同様である。
【0013】
本発明において、陳列棚1の背板部3bにガイド手段4が設けられ、商品2の側面を支持する仕切板6を該ガイド手段4に装着せしめる構成とされている。
【0014】
(仕切板の構成)
図1ないし図3に示すように、仕切板6は、棚板部3aの上に横並び状に列設された商品2の側面に沿う支持板部8と、背板部3bに沿う後板部9を備えており、合成樹脂により断面ほぼT字形に一体成形されている。
【0015】
図2に示すように、仕切板7の支持板部8は、前縁に設けた薄肉ヒンジ等のヒンジ10を介して開閉自在とされたフラップ11を設けており、該フラップ11は、閉止位置(図2参照)において支持板部8の一側面とほぼ面一になるように格納され、開放位置(図8参照)において支持板部8にほぼ直交するように展開され、該直交姿勢を保持可能とする保持手段12を備えている。
【0016】
図3に示すように、仕切板7の後板部9は、後面に陳列棚1の背板部3bに対向する案内リブ13を突設し、該案内突起リブの突出端に幅広板状の抜止部14を形成しており、該抜止部14の周縁の上面又は下面(図示実施形態では上面)から突出する係止突起15を設けている。
【0017】
案内リブ13は、後板部9の後面から突出する横一文字状のリブにより構成されており、図例の場合、案内リブ13の突出端の2個所に一対の抜止部14、14を設けているが、抜止部14は、1個所にのみ設けても良い。また、図例の場合、抜止部14の輪郭をほぼ円形ないし楕円形に形成しているが、その形状は問わない。尚、図3(B)に示すように、後板部9の後面と抜止部14の間には、スリット22の縁部を嵌合可能とする隙間Sが形成されている。即ち、隙間Sは、背板部3bの肉厚に相当する。
【0018】
図示の実施形態において、一対の抜止部14、14は、案内リブ13の両端近傍部に設けられ、従って、案内リブ13は、抜止部14、14を越えて後板部9の両側縁に向けて延びる延長リブ部13a、13aを備えている。これに対して、後板部9の両側縁には、延長リブ部13a、13aに向けて切欠部17、17が形成されており、これにより仕切板7の正面側から(支持板部8の前方から)切欠部17、17を介して延長リブ部13a、13aを視認可能となるように構成している。
【0019】
また、抜止部14の輪郭をほぼ円形又はほぼ楕円形に形成した図例の場合、抜止部14は、案内リブ13の突出端面とほぼ面一に位置する小径部14aと、前記隙間Sに臨む大径部14bと、小径部14aと大径部14bの間におけるテーパ部14cを備えたほぼ裁頭円錐形に形成されており、係止突起15は、小径部14aから大径部14bに至る抜止部14の全肉厚にわたり形成されている。
【0020】
(ガイド手段の構成)
本発明において、ガイド手段4は、陳列棚1の背板部3bと一体に形成しても良いが、図示実施形態の場合、別体に形成しており、図4に示すように、中空状に形成された横長のハウジング18に前面板部19を備えた構成のものとして合成樹脂により一体成形されており、背板部3bに対して水平に取付け可能な固着手段20を設けている。陳列棚1の背板部3bは、板金製とされ、図1に示すように、上縁部を背部側に折返状に折曲された水平頂部3cを形成しており、従って、ガイド手段4は、前面板部19の背面を背板部3bの前面に沿わしめられると共に、ハウジング18の下面を水平頂部3cに沿わしめられた状態で、固着手段20により固着される。図例の場合、固着手段20は、離型シートにより被覆された両面接着テープから構成され、図4(B)に示すように前面板部19の背面に設けられる他、ハウジング18の下面にも設けられているが、前面板部19の背面とハウジング18の下面との少なくとも一方に設ければ良い。
【0021】
ガイド手段4は、所定の長さに形成されており、図1に示すように、陳列棚1が長尺である場合は、複数本のガイド手段4、4を相互に接合状態で継ぎ合わせることにより直線状に連設される。
【0022】
ガイド手段4の前面板部19には、ハウジング18に臨む位置において、横向きの長手方向(商品2の列設方向)に延びるスリット22が形成されており、該スリット22は、部分的にスリット幅を拡大せしめた孔部23を形成している。スリット22と孔部23の関係は、仕切板7における係止突起15を含む抜止部14が孔部23に対して通過自在とされるが、該抜止部14がスリット22に対しては通過不能とされるような関係にある。
【0023】
即ち、図7(A)に示すように、スリット22の上下幅をSW1、孔部23の上下幅をSW2とし、案内リブ13の上下幅をGW1、係止突起15を含む抜止部14の上下幅をGW2としたとき、SW1<SW2、GW1<GW2の関係の下において、GW1<SW1、GW2<SW2とされているので、案内リブ13及び係止突起15付きの抜止部14をスリット22及び孔部23に対して挿脱自在に挿通せしめることができる。
【0024】
ガイド手段4は、図5及び図7(A)に示すように、スリット22の背部に位置する上側及び下側に該スリット22と平行に延びる延長壁部24、25を形成しており、図示実施形態の場合、上側の延長壁部24に沿って、スリット22に向かう凹凸を形成する係止歯群26を設けている。図例の場合、延長壁部24、25は、ハウジング18の上下壁により構成されているが、スリット22を挟んで上下に分割された前面板部19により構成しても良く、その場合、前面板部19の背面に係止歯群26を設けることができる。また、図示実施形態は、抜止部14の上側に突設した係止突起15に対応して、上側の延長壁部24に係止歯群26を設けた構成としているが、係止突起15を抜止部14の下側に突設すると共に、下側の延長壁部25に係止歯群26を設けるように構成しても良い。
【0025】
図6にはガイド手段4の一方の端面だけを示しているが、ガイド手段4の両端面において、前面板部19の端縁には、スリット22の一部を含んで切欠部27が形成されており、該切欠部27に連通するスリット22の開口部に臨む爪片28がハウジング18から折損自在に突設されている。従って、後述するように、仕切板7は、案内リブ13及び抜止部14を介してガイド手段4のスリット22に沿って摺動自在であるが、仕切板7がガイド手段4の端部に到達すると、案内リブ13の延長リブ部13aが爪片28に当接し、爪片28がストッパーとして機能するので、案内リブ13がスリット22から抜け出ることにより仕切板7がガイド手段4から脱落することを防止する。
【0026】
この点に関して、上述のように複数本のガイド手段4、4を連設せしめた取付状態において、連設されたガイド手段4、4のスリット22、22に対して仕切板7を相互に乗り入れ自在となるように摺動せしめる必要があるときは、爪片28を折損除去すれば良い。爪片28は、例えば、ドライバー工具等の治具により簡単に折損せしめることができる。爪片28が折損除去すると、連設されたガイド手段4、4のスリット22、22は、切欠部27を介して相互に連通されるので、隣接するスリット22、22の相互間にわたり仕切板7を摺動することが可能となる。
【0027】
(仕切板とガイド手段の関係)
前述のように、案内リブ13により形成された隙間Sは、背板部3bの肉厚に相当せしめられ、該隙間Sにスリット22の縁部を嵌合自在としているので、図7(A)の左側に示すように、案内リブ13及び抜止部14をスリット22及び孔部23に挿通せしめた後、図7(A)の右側に示すように、案内リブ13をスリット15に沿って自由に移動せしめることができる。尚、抜止部14は、小径部14aに向かうテーパ部14cを形成しているので孔部23に挿入し易く、しかも、案内リブ13と抜止部14、14をスリット22及び孔部23に対して挿入するに際しては、仕切板7の正面側から切欠部17を介して延長リブ部13aを視認することができるので、目視しながら案内リブ13及び抜止部14、14をスリット22及び孔部23に位置決めすることが容易である。そして、挿入状態において、スリット22の幅SW1に対して、案内リブ13の幅GW1をSW1>GW1となるように構成することによりクリアランスが形成されている。そこで、抜止部14の幅GW2とスリット22の幅SW1がGW2>SW1に形成されているので、図7(A)の右側に示すように抜止部14を孔部23から外れた位置に移動せしめると、該抜止部14により案内リブ13の抜止めが果たされる。ところで、図7(A)は、理解を容易ならしめるため、便宜上、案内リブ13をスリット22の幅方向中心に位置せしめた状態を図示しているが、実際には、仕切板7の自重により案内リブ13の下面がスリット22の下壁面22bに接した状態で摺動する。従って、スリット22の上壁面22aの上方に位置する係止突起15と係止歯群26は、相互に噛合することなく離れた状態にあり、前述のような摺動による移動を好適に行わしめる。
【0028】
仕切板7をスリット22に沿って移動せしめ、支持板部8により商品2の側面を支持せしめた状態において、前記クリアランスを介して、商品2のもたれかけ等により支持板部8に作用する外力により、案内リブ13には、モーメントが生じる。従って、このようなモーメントにより、案内リブ13は、前記クリアランスを介して回動せしめられ、上昇方向に回動された抜止部14の係止突起15を係止歯群26に係止する。
【0029】
即ち、図4(B)に示すように、支持板部8が反時計針方向F1の外力を受けたときは、スリット22の内部におけるクリアランスを介して、案内リブ13が同方向に回動せしめられ、一方(図示右側)の抜止部14を上昇せしめるので、該抜止部14の係止突起13が係止歯群26に係止する。反対に、図4(C)に示すように、支持部8が時計針方向F2の外力を受けたときは、案内リブ13が同方向に回動せしめられ、他方(図示左側)の抜止部14を上昇せしめるので、該抜止部14の係止突起13が係止歯群26に係止する。これにより案内リブ13がスリット22に沿って自由に移動することを阻止する。このため、案内リブ13は、スリット22の内部で停止状態を保持せしめられ、仕切板7の支持板部8を商品2の側面から離間せしめるようなことはない。尚、商品2のもたれかけ等による外力から解放すると、案内リブ13はスリット22と平行な姿勢に戻るので、クリアランスを介してスリット22に沿って円滑に摺動せしめることができる。
【0030】
(仕切板の多目的機能)
仕切板7は、商品2の仕切機能の他、図1に示すように、正面向きの姿勢で棚板部3aに載置されたピーアール商品2aを仕切板7により背部から好適に支持する機能を兼備している。
【0031】
仕切板7によりピーアール商品2aの背部を支持せしめる場合、開放されたフラップ11が支持板部8に対してほぼ直交するように展開せしめられ、該フラップ11のほぼ全面によりピーアール商品2aの背面を支持することができる。
【0032】
図8に示すように、支持板部8の前縁8aは、ピーアール商品2aの起立後傾角度を規定するように、棚板部3aの上面とほぼ平行な下縁8bに対して、角度θ(θ<90度)で傾斜せしめられており、該前縁8aに沿ってヒンジ10を設けることにより、展開されたフラップ11が角度θにより規定された面に沿うように構成している。
【0033】
フラップ11は、ヒンジ10を介して同行回動せしめられる補助片部29を一体に備えており、該補助片部29に折曲ヒンジ30を介して折曲自在な保持手段12を延設している。保持手段12を展開した状態で、フラップ11並びに補助片部29及び保持手段12は、同一平面を構成する板状に形成されると共に、ヒンジ10を介して支持板部8の側面に向けて閉鎖せしめたとき、ほぼ面一に格納せしめるための凹部31が支持板部8の側面に凹設されている。
【0034】
フラップ11の先端縁11a(ヒンジ10の反対側に位置する端縁)には、一対の係止爪32、32が設けられており、図9(A)に示すように、支持板部8には、該係止爪32、32を着脱自在に係止せしめる保持爪33、33が設けられている。従って、フラップ11を凹部31に押し込むと、係止爪32が保持爪33にスナップ形式で嵌着される。
【0035】
一対の保持爪33、33の間に位置する部分と、保持手段12に覆われる部分には、それぞれ指入れ孔34a、34bが支持板部8に貫通して形成されており、指入れ孔34aは、図9(B)に示すように、フラップ11を凹部31に格納した状態で、先端縁11aが指入れ孔34aの少なくとも一部分を被うように構成している。従って、ユーザが指入れ孔34a、34bに指先等を挿入することによりフラップ11を押すと、前述のように嵌着された係止爪32と保持爪33の係止が解除され、ヒンジ10を介してフラップ11を開放せしめることができる。
【0036】
補助片部29には、貫通する窓孔35が開設されると共に、窓孔35の縁部に臨んで突出する係止爪36を形成せしめており、図9(C)に示すように、支持板部8には、該係止爪36を着脱自在に係止せしめる保持爪37が凹部31から隆起するように形成されている。従って、補助片部29を凹部31に押し込むと、窓孔35が隆起した保持爪37を受け入れると共に、係止爪36が保持爪37にスナップ形式で嵌着される。
【0037】
補助片部29から同一板状に延設された保持手段12は、折曲ヒンジ30により山折方向にのみ回動自在であり、従って、谷折方向には回動しないので、補助片部29と共に凹部31に格納され保持される。保持手段12の先端縁には、断面ほぼL形の係止爪38が設けられている。そこで、図9(D)に示すように、ヒンジ10を介して、フラップ11と共に補助片部29を支持板部8に直交する開放位置まで回動し展開せしめた状態で、保持手段12を折曲ヒンジ30により山折方向に回動せしめると、係止爪38が保持爪37に係止せしめられ、保持手段12の展開方向の回動を阻止する。従って、これにより、フラップ11及び補助片部29は、支持板部8に直交する開放姿勢のまま保持される。
【0038】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、仕切板7における抜止部14と、背板部3bに設けたガイド手段4におけるスリット22の孔部23により、仕切板7をガイド手段4に対して着脱自在に装着することができ、しかも、仕切板7の案内リブ13をスリット22に沿って自由に移動せしめ、無段階の位置で停止せしめることができるので、常に仕切板7の支持板部8を商品2の側面にピタリと沿わしめることが可能になるという効果がある。
【0039】
そして、スリット22の背部に位置する上側及び下側の少なくとも一方に形成した延長壁部24にスリット22に向かう凹凸を形成する係止歯群26を設け、仕切板7の抜止部14に係止歯群26に向けて臨む係止突起15を設けた構成であるから、仕切板7が商品2からの外力等を受けることにより発生するモーメントを介して、案内リブ13がスリット22に対して平行状態から非平行状態に偏位せしめられたとき、係止突起15を係止歯群26に噛合せしめ、これにより案内リブ13がスリット22に沿って自由に移動することを阻止するので、その結果、仕切板7の支持板部8が商品2の側面から離間されることはなく、商品2の側面を好適に支持するという効果を奏する。この際、係止歯群26は、スリット22の長手方向に向けて、隣接する係止歯の間隔を密とした状態で連続的に列設しておけば、案内リブ13をスリット22に沿って移動せしめた任意の位置において、ほとんど無段階に係止突起15を係止歯群26に噛合せしめることができるという利点がある。
【0040】
また、請求項2に記載の本発明によれば、ガイド手段4を陳列棚1の背板部3bと別の別体部材により構成し、ガイド手段4を背板部3bに対して水平に取付ける固着手段20を備えた構成であるから、板金製とされた従来の陳列棚1や店舗に既設されている陳列棚1における背板部3bに対して、ガイド手段4を後付けにより取付けることにより、本発明を容易に実施することができるという効果がある。
【0041】
更に、請求項3に記載の本発明によれば、フラップ11を開放することにより支持板部8にほぼ直交するように展開せしめ、該直交姿勢を保持手段12により保持できる構成であるから、仕切板7は、横並び状に列設される商品2を仕切るという機能の他に、正面向きの姿勢で展示されるピーアール商品2aを背面から支持するという機能を兼備し、同一構成とした仕切板7により必要に応じて二つの機能を使い分けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る陳列棚と仕切板を示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施形態に係る仕切板を示しており、フラップを格納した状態を正面側から示す斜視図である。
【図3】本発明の1実施形態に係る仕切板を示しており、(A)フラップを格納した状態を背面側から示す斜視図、(B)は案内リブと抜止部を部分的に示す拡大斜視図である。
【図4】本発明の1実施形態に係る仕切板とガイド手段を示しており、(A)は正面側から示す斜視図、(B)は背面側から示す斜視図である。
【図5】本発明の1実施形態に係る仕切板の係止突起付き抜止部とガイド手段の係止歯群を一部破断して示す斜視図である。
【図6】本発明の1実施形態に係る仕切板の案内リブとガイド手段の爪片を一部破断して示す斜視図である。
【図7】本発明の1実施形態に係る仕切板の作用を示しており、(A)は抜止部及び案内リブを孔部及びスリットに挿入した状態と、案内リブをスリットに沿って移動せしめた状態を、それぞれ示す断面図、(B)は案内リブに反時計針方向のモーメントが作用したときの状態を示す断面図、(C)は案内リブに時計針方向のモーメントが作用したときの状態を示す断面図である。
【図8】本発明の1実施形態に係る仕切板を示しており、フラップを開放した状態を正面側から示す斜視図である。
【図9】本発明の1実施形態に係る仕切板の各断面を示しており、(A)は図2のA−A線断面図、(B)は図2のB−B線断面図、(C)は図2のC−C線断面図、(D)は保持手段の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 陳列棚
2 商品
2a ピーアール商品
3a 棚板部
3b 背板部
4 ガイド手段
7 仕切板
8 支持板部
9 後板部
10 ヒンジ
11 フラップ
12 保持手段
13 案内リブ
13a 延長リブ部
14 抜止部
15 係止突起
17 切欠部
18 ハウジング
19 前面板部
20 固着手段
22 スリット
23 孔部
24、25 延長壁部
26 係止歯群
27 切欠部
28 爪片

Claims (3)

  1. 商品2を横並びの列設状態にて載置せしめる棚板部(3a)と、商品の背部に臨む背板部(3b)とを備えた陳列棚において、棚板部 (3a) から離間した上方位置で商品の側面を支持する支持板部(8)を備えた仕切板(7)の後板部(9)を前記背板部(3b)に設けたガイド手段(4)に着脱自在に装着して成る商品仕切装置であり、
    前記ガイド手段(4)は、商品の列設方向に延びるスリット(22)を形成すると共に、該スリットの幅を部分的に拡大せしめた孔部(23)を形成し、スリットの背部に位置する上側及び下側の少なくとも一方にスリットと平行に延びる延長壁部(24)を設けると共に、スリットに向かう凹凸を形成する係止歯群(26)を該延長壁部(24)に沿って設けており、
    前記仕切板 (7) は、商品の側面に沿う支持板部 (8) と、前記陳列棚の背板部 (3b) に沿う後板部 (9) とを備えた断面ほぼT字形に構成されており、仕切板(7)の後板部(9)は、スリットに挿通せしめられ且つ該スリットに沿って摺動自在とされる案内リブ(13)を設け、該案内リブの突出端にスリットの幅を越える幅広状とされた抜止部(14)を設けると共に、前記係止歯群(26)に臨む係止突起(15)を該抜止部(14)の周縁に突設しており、
    係止突起(15)を含む抜止部(14)を前記孔部(23)に対して挿脱自在に挿入すると共に、案内リブ(13)をスリット(22)に挿通した状態で、仕切板 (7) に外力を与えないときは、案内リブ (13) がスリット (22) と平行な姿勢とされ且つ係止突起 (15) を係止歯群 (26) に噛合せず、該案内リブ (13) をスリット (22) に沿って移動自在とするが、仕切板 (7) に商品をもたれ掛けさせることにより案内リブ (13) をスリット (22) の内部で該スリット(22)に対して平行状態から非平行状態に偏位せしめたとき、係止突起(15)が係止歯群(26)に噛合することにより、案内リブ (13) がスリット (22) に沿って移動することを阻止するように構成して成ることを特徴とする陳列棚における商品仕切装置。
  2. ガイド手段(4)が陳列棚の背板部(3b)とは別体の部材により構成されており、ガイド手段を背板部に対して水平に取付ける固着手段(20)を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚における商品仕切装置。
  3. 仕切板(7)の支持板部(8)は、該支持板部の前縁(8a)に設けたヒンジ(10)を介して開閉自在とされたフラップ(11)を設けており、該フラップ(11)は、閉鎖位置において支持板部(8)の一側面とほぼ面一になるように格納され、開放位置において支持板部(8)にほぼ直交するように展開され、該直交姿勢を保持可能とする保持手段(12)を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の陳列棚における商品仕切装置。
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